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曜「嫌っ....!ルビィちゃんやめてっ...!」ルビィ「嫌ビィ!絶対孕ませるビィ!」

1 :名無しで叶える物語(こんにゃく):2020/02/19(水) 10:51:48 ID:uZWwH4Ld.net
遥か昔の、遠い異国の、夢だった。
その国は深い渓谷の底にあった。
南北は高い山脈に挟まれており、東西には清らかな小川が流れていた。
川の上流には土堤が盛られている。流れを堰き止めて溜め池を作っていた。
透明度の高い美しい池だった。

国の中央……小川のほとりには古城がたたずんでいた。
主を失ったその城は、すでに荒れ果てた廃墟と化している。
ボロボロに裂けた真紅の暗幕が、窓の至るところからはみ出していた。
春先の風に吹かれて、暗幕は寂しげに揺らめいていた。

ふいに、赤黒い影がその異国を覆った。
影の正体は、ぬるぬるとした巨大なモノノケであった。
モノノケは天から舞い降りてきて、峡谷の谷に向かって滑り落ちていった。
麓へと達したその化け物は、古城の門を巧みにこじ開け、城の中へと潜り込んだ。
モノノケは傍若無人に振る舞い、真紅の暗幕をもてあそんでいた。

その刹那、春雷が窓辺を襲った。
それでもモノノケはひるまない。
暗幕を撫でる。なぞる。根元からそれを切り裂いて、幕の上を這いずりまわった。
そして、モノノケは呪文を唱えた。
すると、溜め池の土堤が決壊し、大量の水が怒涛のごとく押し寄せてきた。

大洪水の襲来である。
たちまち国中が水浸しになってしまった。
自責の念に駆られたのだろうか、モノノケは城の中にきれいな宝玉を残して去っていった。
宝玉は、ほのかな酸味を帯びた甘い匂いを放っていた。

2 :名無しで叶える物語:2020/02/19(水) 10:57:30.19 ID:f+RUTkLI.net
ほのかだけ読んだ

3 :名無しで叶える物語:2020/02/19(水) 11:00:49.89 ID:srL7iOol.net
語尾ビィすき

4 :名無しで叶える物語:2020/02/19(水) 11:19:31.26 ID:BU3e9S7G.net
(*^ ᴗ ^*)ゞ 定期にしよーそろー

5 :名無しで叶える物語:2020/02/19(水) 11:31:20.54 ID:MxzVyBvb.net
曜×ルビいい

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