侑「シェイクスピアのハムレットってどんな話なの？」　しずく「一言で言えば悲劇のお話ですね」花丸「その通りずら」

名無しで叶える物語

侑「悲劇？」

しずく「主人公の父は国王様だったんですが死んでしまうんです、
そしてその弟が母と再婚して国王になり主人公の新たな父として成り代わるんです」

しずく「しかし元々の国王の父の亡霊が現れてあれは事故死ではなく他殺、
それも弟に殺されたという事を打ち明け復讐をして欲しいと囁くんです」

しずく「父の事が大好きで尊敬していた主人公は怒り嘆き復讐を決心します」

侑「そこからどうして悲劇になるの」

花丸「主人公の復讐はただ現国王である新たな父を殺して終わりだったら良かったんずら、
でも主人公は亡霊が実は悪魔で私を騙そうとしているのでは？殺すタイミングをどうするか？など余計な駆け引きや無駄とも思える行為をやり続けるずら」

花丸「そして結果的に新たな父は死ぬんだけど、
余計な画策のせいで愛する人、母、友、そして自分すらも死んじゃうんずら」

花丸「亡霊の話を聞いて断るか、あっさりと現国王に復讐をすれば良かったのに、
良かれと思った行為が悉く裏目に出て最悪の選択となり大切な人がどんどん死んでしまう、それがハムレットというお話ずら」

侑（…これ面白いの？）

侑「シェイクスピアのハムレットってどんな話なの？」 しずく「一言で言えば悲劇のお話ですね」花丸「その通りずら」

侑「シェイクスピアのハムレットってどんな話なの？」　しずく「一言で言えば悲劇のお話ですね」花丸「その通りずら」