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菜々「はっ…はっ…はっ……とうとうやってしまいました………あ、歩夢さんの……タオル…っ」

545 :名無しで叶える物語:2021/11/08(月) 00:41:45.01 ID:oCj0xS0A.net
 悠久にも思える時間の後、歩夢さんはゆっくりと、語りかけるかのように話し始めた。

歩夢「……私ね、せつ菜ちゃんが私のタオルを嗅いでた時、すごくびっくりしたんだけど」

歩夢「それと同時にね、ちょっとかわいいなって思っちゃったの」

歩夢「いつもはかっこいいせつ菜ちゃんが、私の匂いを嗅ぐためにあんなに必死になって」

歩夢「体の匂いを嗅がせるのだって、結構恥ずかしかったけど、せつ菜ちゃんが喜んでくれてるのがうれしくて」

歩夢「私も、せつ菜ちゃんのこと、好きになっちゃったみたい」

歩夢「だから、私もせつ菜ちゃんと付き合いたいな」

 そう言った歩夢さんの笑顔は、この世のどんな物よりも美しかった。

せつ菜「歩夢さん!」

せつ菜「すきっ……大好きです!」

 愛おしい彼女の胸に飛び込み、胸いっぱいの気持ちを叫ぶ。

歩夢「私も大好き!」


 終わり

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