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◇◆◇◆有閑倶楽部を妄想で語ろう45◇◆◇◆

546 :名無し草:2019/01/16(水) 08:34:59.99
御大のような大御所が、不良とお嬢様という超ベタな王道パターンを一番ありと言うのを聞く度に、たぶん今後の内部恋愛について何も考えてないんだなと感じたよ
聞かれるから答えるけど、まあこんな感じならありかもね〜程度に聞こえる

自分がおばさんになってしまったせいか、不良とお嬢様?その時一瞬はいいだろうけど、後になって合わないことに気付くか、染まって周囲が離れていくかで後悔することになるわよ!やめなさい!と、そういったパターンを見る度に思えて来るようになってしまったわよ
魅録と野梨子は所属してる階級が同じだから問題ないけどね

547 :名無し草:2019/08/11(日) 22:27:46.39
暑さに負けそうな6人

清四郎  心頭滅却すれば火もまた涼し 素振りでもしますか と、道着を着て素振りする
魅録      暑いときは飛ばすのが一番  とバイクで高速を走る
美童      暑さには逆らわないよ  とクーラーの効いた部屋で彼女に電話する
野梨子  暑い時には熱いお茶が一番ですわ  と絽の着物をきて抹茶を立てる
悠里      父ちゃん、暑い!南極へ行こう  と南極で犬ぞり遊びに興じる
可憐      こんなに暑くちゃメイクが崩れちゃうわ  と言いながら、崩れない化粧を研究する

548 :名無し草:2019/08/29(木) 18:58:14.38
もう誰も居なくなってしまったのか…

549 :名無し草:2019/09/01(日) 02:43:25.92
いるよ〜

550 :名無し草:2019/09/07(土) 02:24:27.21
過去ログのスレの中で「6人が学校の先生だったら」
という、ネタで書きたいと思います。
カプなし萌えなし小ネタ、短編のような物です。
悠理の1人称は「あたし」にしますので、
苦手な方はスルーお願いします。

551 :名無し草:2019/09/07(土) 02:25:11.22
今日も昼休み保健室は、大人気の先生のたまり場…
保健室の黄桜可憐先生
英語の美童グランマニエ先生
古典の白鹿野梨子先生
数学の松竹梅魅録先生
化学の菊正宗清四郎先生
体育の剣菱悠理先生
皆様、男女共に大人気ですが、昼休みは余程のケガか病気でないと、
化学の菊正宗先生の新薬実験になってしまうという都市伝説があり、
基本のんびり出来る場所になってるようです。
(この6人は高校大学時代からの仲良し6人組ですから)
そんなある日

お昼ご飯の後のデザート段階にて…
ここ最近お菓子作りに目覚めた清四郎が、何時もの様に用意した時、
「そう言えば悠理は元素記号はしってますよね」
「はぁ?」
と顔中に?マークをつけて首をかしげる悠理
「突然どうしたんですの?」
と野梨子もびっくりした様子。
「いえ、そろそろ中間考査ですから問題を作るのにどれくらいが、
最低レベルか知りたくて…」
「いや流石にそれ位は知ってるだろ〜」
「っていうか、悠理レベルに合わせたら皆高得点取っちゃうよ」
「それより、悠理以下の問題児っているの?」
皆で盛り上がってると、
「あたしだって元素記号位知ってるわい!」
とビックリな発言をするではないですか!

「最初に出したラーメン屋が名乗ってる!」
皆一斉に「それは元祖でしょ」
と脱力半分、納得半分状態でした。

552 :名無し草:2019/09/07(土) 02:25:48.71
やっぱり…」
ある意味予想を裏切らない悠理の言葉に皆様納得。
「すいへいりーべーぼくのふね…って習っただろうが」
「そうそう、そんなのあったよね〜(でも正直、水素、ヘリウム、リチウム位しか出てこないけど)」
「それより清四郎早くデザート出してくれないと昼休み終わっちゃうわよ!」
「そうですね。悠理は全く解って無いようですから食べながら、
取りあえずは、ぼくのふね。まで声出しで確かめるように」
と、清四郎は皆様のデザートを用意しながら元素表を渡した。
「えぇ〜何であたしだけ今更勉強しなきゃいけないんだよ!」
と切れ気味でしたが、
「じゃあデザートは無しで…今日は頑張ってオペラつくってみたんですがねぇ」
(何だか清四郎の様子が変ですわ…悠理のバカは今に始まったことじゃありませんのに)
少し不審げな野梨子でしたが、昼休み終了の時間も迫ってるので特に追求せず、
悠理はオペラの魅力に逆らえず、元素表とにらめっこしながら、
「すいは、水素へーは、ヘリウム…」
真面目に取り組みつつ皆様の3倍位の量を摂取しました。
そして昼休みが終わるとき清四郎は悠理に確認
「すいへーりーべーぼくのふね。覚えましたか?」
「あぁ、水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウム、ホウ素、炭素、窒素、酸素
、フッ素、ネオンだろ」
「素晴らしいですよ、悠理もやれば出来るじゃないですか!」
と嬉しそうに午後の授業に皆様行きました

553 :名無し草:2019/09/07(土) 02:26:21.43
次の日の昼休み

「そう言えば、悠理は元素記号きちんと覚えてますか?」
「はぁ?それってメシに何か関係あんの?」


「やっぱりねぇ、そんな記憶力があれば学生時代もっとましな成績
だったでしょ」
「っていうか、何で清四郎はあんなに元素記号にこだわってんの?」
「清四郎の考えてる事なんて、ろくでも無い事だから考えるだけ無駄ですわよ」
「あんなに熱血な清四郎は初めてみるぜ」
皆様コソコソと言ってましたが、
うなだれる清四郎…
(やはりバカにつける薬は無いのですね…夏休み時間が許す限りに作ったというのに)
そう、清四郎はバカに効く薬を作って、昨日の悠理のオペラにタップリ入れてたので

554 :名無し草:2019/09/07(土) 02:30:09.41
>>553
最後の行は、入れてたので、で止まってますが
正しくは「入れてたのでした。」です

555 :名無し草:2019/09/12(木) 01:07:07.01
高校時代の話です。
野梨子視点になります。
カプ、萌えはありません
短編か中編位になると思います。
悠理の1人称は、あたしにしてます。
以上で苦手な方はスルーお願いします。

556 :野梨子の憂鬱 1:2019/09/12(木) 01:08:55.89
9月も中旬を過ぎ、残暑も続く今日この頃、
野梨子はいつも沈んでいるようだ。

何時もの帰り道
「はぁ〜」
最近やけに野梨子はため息をついている。
「どうしました野梨子?最近様子が変ですね?」
「えっ!そ、そんな事ありませんわよ」
「何だか暗い顔で、ため息を吐く事が多いですが、どこか調子でも悪いのですか?」
「いえ、まだまだ暑い日が続いているので、少し疲れてるのかもしれませんわね」
「そうですね、最近は天気もおかしくて………季節の変わり目も………」
どことなく、上の空の野梨子。
「野梨子?大丈夫ですか?」
「あ、えぇ天気もおかしいですわよね…」
「ふぅ。季節の変わり目は体調も崩しやすいですから、栄養のある物を
ちゃんと食べて、ゆっくり睡眠を取るんですよ」
等々話ながら家に着く直前、
「明日から体育祭に向けての用意も始まりますからね、今日はゆっくり休んでください」
「えぇ、大丈夫ですわ」
「では、明日」
と、二人で言いつつ背中を向けた野梨子の顔は歪んでいた…

557 :野梨子の憂鬱 2:2019/09/12(木) 01:10:10.08
四郎と別れて部屋に入ってから、正に記憶が走馬灯の様に走って行った…


中学3年になってから、今ならば楽しいクラスだったのに、
初めの頃は苦しかった…
清四郎は自分の世界を広げ、私はいつまでも、このまま朽ちて行ってしまうのかと思うほどに…

でも、可憐が誘ってくれたディスコ!
清四郎は「面白そう〜」なんて言ってたけど、
私には何も分からず、取り敢えず服装は本屋で研究したけど、
何だか恥ずかしくて、でも皆が受け入れてくれて。
あの悠理とも仲良くなれたなんて!
そこで宝石を手に入れた…
何て素敵な事だったんだろう、自分の視野の狭さに少しガッカリしながら、
とても楽しかった。

高校になってからは、皆の憩いの場として生徒会役員になり、生徒会室で過ごす日々。
楽しくて毎日が、あっという間に過ぎていった…


しかし…
宝石とは、こんなにも重い物なのか…
辛い時が来るとは…

558 :野梨子の憂鬱 3:2019/09/12(木) 01:11:24.67
夏休み明けの生徒会室で、突然悠理が言い出したのだ。
「今年の体育祭は、生徒会役員の活躍を校内新聞で出したいので、生徒会役員は、
出る種目について自由に決めて下さい。って言ってたからな〜」

「「「「「はい?」」」」」

余りにも省略しすぎなのでは?って言うか、
活躍と出る種目決めて良いが繋がらないんじゃない?

結局、皆で聞いたところ、

・今回の校内新聞では生徒会役員の頑張りが見たい
・1人1人ちゃんと活躍してね
・皆様平等に記事書きたいので

と、言う事らしいが、結局写真部と結託してピン写真で記事書きたい
が本音だと思う…

今まで友達が無く、私の運動神経を知ってる人は、無難な「玉入れ」
で参加してきたのに…
一応一人1種目出れば良かったのに…

何でそうなるんですの?←心の声
何とかこの状況を変えたいと思ってたら。

「はぁ?私は私の美貌で記事になるでしょう〜」

そんな問題じゃないじゃないですの←心の声

「僕は足も速いから100メートル走の時にでも、格好良く載せてくれたら良いよ〜」
何だか、論点ずれてません?という続きで…

559 :野梨子の憂鬱 4:2019/09/12(木) 01:12:28.37
清四郎が
「フムしかし活躍ですからねぇ…
可憐と野梨子は厳しいのではないですか」

流石、清四郎!その通りですわよ!
と思ったら…

「じゃあ1種目だけ、得点関係なしでって条件はどう?
それだったら、今まで団体でしか出れなかった子もでれるし!
で、その人数出したら1種目位無くても時間的にも良いんじゃない!」
「フム…それはいい考えかもしれませんねぇ」

あぁ…清四郎にも心の声は通じませんのね…
悠理もそんな所は頭の回転速いのですね…

可憐は
「じゃあ私,応援合戦のチアリーダーするわ!
得点関係なしなら別に良いわよね」
とニッコリ…
しかも「野梨子も一緒にする〜」
なんてとんでもない事言い出しますし…

「バニーしたんだったらチアも一緒か」
「でも、チアはミニスカ、見せパンだからねぇ」
「それより、ダンス歴のある可憐ならまだしも、野梨子はどうでしょう…
かなりの、運動量ですから着いて行けないかと…」

男性陣は言いたい放題ですが、返す言葉もないことが悔しいですわ。

それに応援合戦は何時もの事ですから、何とでもなるでしょうが、
結局私はどんな競技になるんですの…

560 :野梨子の憂鬱 5:2019/09/12(木) 01:13:40.00
結局…
魅録と悠理でパソコンとかいう物で調べた結果、
「障害物競走〜」


聞いた瞬間に脱力しましたわ…
どんな競技かはわかりませんが、「障害物」
が、あるんですわよね…

周りでは、
「平均台の高さは10p位の方が野梨子には良いんじゃね」
「網はあまり重いものだと,出て来れない事になるかもしれませんね」
「袋はいっその事,あたしの家で用意するから、足痛いとかはさせねーよ」

ダメですのねもう…
可憐と美童が「頑張ってね!もう僕(私)には出来る事無いから」
という生暖かい視線の元、あの体育祭は決行されたのですわ。

そう…
逆さてるてる坊主と黒てるてる坊主を交互に窓ビッシリに敷き詰めたのに…
ウンザリする程の晴天…


取り敢えず、足痛くない袋以前に,ボロボロになった高校1年の体育祭…
無駄に、大好評だった校内新聞…


その時はそれで終わったと思ったのに…
考えたら高校生活が1年で終わるわけないのに…


つづく(2年の時の体育祭の回想になります)

561 :名無し草:2019/09/12(木) 01:26:52.97
久々の作品アップ、ありがとうございます!

続きを楽しみに待ってます!!!

562 :野梨子の憂鬱 6:2019/09/12(木) 04:13:36.75
>>560の続き
昔聞いたことがある。
女性とは懲りないものであると…
元は,出産の痛みは凄まじいものらしいが、終わってしまえば、
ケロッと忘れるという…
何故なら「もう2度とこんな痛い思いしたくない!」と思ってしまえば、
種の存続に係わるかららしい…


何故そんな事を思いついたかと言うと…
2年生の夏休み皆で遊んで、何も考えなく新学期を迎えて言われたのが、
「今年の体育祭の競技何にしよっか〜」
という悠理の言葉からでした…

正直、去年のことはスッパリ忘れてたし、今年の事なんて考えてもみませんでしたわ…
取り敢えず、
「去年頑張ったんですから、今年はもう何もしなくてよろしいんでなくて」
やんわりと言った物の、
「何言ってんだよ〜去年すっげぇ好評だったらしいから、
今年もヨロシクって言われてるよ!」


あぁ何がどう好評だったというのか…
別に私の姿で好評だったとは言わないですけど
(何せボロボロ、最後辺りは記憶も定かではありませんでしたし)

ここは、ある意味正攻法で、私には無理!と納得してもらいましょう。
「悠理…」
「あぁ?どうした?」

563 :野梨子の憂鬱 7:2019/09/12(木) 04:14:56.90
「悠理は外国…せめてアメリカでもいいですわ。
急に話す事が出来ますかしら?」
「えぇ〜そんなの無理無理!まだ宇宙に行って宇宙人との会話の方が出来るよ」

あぁ…何故ここで宇宙人が出てきますの?
私の聞き方が悪かったのかしら…
もう話を戻そうにも宇宙まで行ってる友人は聞く耳持たずですのね…
私としては、無理な物は無理という事を伝えたかっただけなのに、
そんな「これは無理でもこれは大丈夫」
みたいな夢物語でも、あんなにハッキリ言われたら私には何も言えませんわ…


「でぇ、去年の障害物は体力的にきつそうな人も多かったから今年は何かまた考えよう!」
乗り気満々の悠理…
「今年も、チアリーダーで皆、悩殺しちゃうわよ!」
しかも可憐もやる気満々
(うわぁ、かなり死語満載だけどやる気あるからいいんだよね)
(やる気があれば何でも良いですよ)
(せめて、悩殺は誰か突っ込んでやれよ)


取り敢えず、ウダウダしつつも急に悠理が
「そうだ!障害が無ければいいんだ!」
と、何を今更?と思ったら
「パン食い競争にしよーぜ!」

「「「「「あぁ!」」」」」

「それ、お前がたべたいだけだろう!」
「大体いくら得点無し競技でも100個くらいはいるのよ!
しかも時間的に午後の、お昼後はきついだろうし、朝っぱらからそんなに
用意してもらうのなんて、どこに頼むのよ!」

564 :野梨子の憂鬱 8:2019/09/12(木) 04:17:00.77
「あぁ〜あたしの所でパンの100個や200個用意できるわい!」
何故か悠理は必死…
「お前がパン食いたいだけなんじゃないのか〜」
「あんたパンだったら何時でもたべれるでしょうが!」
「相変わらず、頭の中は食べ物だけですか」
「何にしても、悠理はいろんな種目に出るのですからパンは食べられませんわよ」
皆、悠理が食べたいと思って言いたい放題。
そこに、庇うとか、そんな事は全く思ってないうえに、
まず「パン食い競争」が想像つかなかった美童、
「パンってトーストの事?それともピザみたいなの?
どこからが競争なの?焼く所から?」

「あー!もう、お前はどうせ出ないから気にするな!」

堂々と言い張った悠理だけど、今度は周りから無駄にパンの種類で揉める…

「甘いパンは勘弁だなぁ」
「僕も甘いのは、あまり…」
「いっその事カレーパンとかどうかしら〜」
「「あっ!それいいな(ですね)」

………

「お前らだってパン食い競争にはでないだろ!
ここは野梨子が食べたいパンを選ぶべきだ!」

確かにその通り
でも悠理は本当にパンは、よろしいのかしら

565 :野梨子の憂鬱 9:2019/09/12(木) 04:18:45.70
よくよく聞いたら、朝1番に3重箱。
昼には5重箱が来ると聞いたら、ある意味納得…
「だから野梨子が食べたいパンを用意するよ!
その方がやる気も、起きるだろ!」
「では、クリームパンが1番ですわ!」
というと、
「任せとけ!朝一搾りたてクリーム入れるように言っとくな!」

悠理は本当に私の事を考えてくれているんだと思うと
嬉しくなりました…


ルールを聞くまでは…
何をおいてもパンは手を使ってはならない…
(一応お嬢様学校ですからビニールに入ったパンを、
口で持ってのゴール)
パンの位置は、女子高生平均身長約155センチくらいと考え(これは有閑の世界観です)
プラス5センチの高さにパンが有ると…
まぁ身長差もそこそこ考慮して、ちょっと低め、ちょっと高めは作るとの話。
まぁ5pなら、何とかなると思ってた私は子供だったのでしょう…


当日


嫌な感じはしたのです。
流石に横6人10番までの身長なんてどうしようもない事ですから…
そして私は3番目でしたが前の2組を見た段階で既に逃げたい気持ちいっぱいでした。

566 :野梨子の憂鬱 10:2019/09/12(木) 04:25:03.02
何故か普通に背伸びでも届きそうな人が
「あーん、届かな〜い」
とか,訳のわからない事をしてるのです。
足も長く身長としても、貴方は2つ右隣で十分でしょ!
という方が、低い方に行って、
本当に背も低く一生懸命な方が、
届きそうにない所を必死で頑張る…
何なのですかこれは!
私と一緒に走る方を見る…
6人中2人は160p位はありそう…
右側の少し高めのに行ってくれるかしら…
あと4人は私より少し高め程度かしら…
何にせよ、パンの所に1番に着けば好きな所へ、行ける…
とにかく!1番低い所を目指さなければ…
そう…これは囲碁の1つ戦略を間違わなければいけるはず!
(ここで囲碁使われたら、囲碁もビックリしそうだけど)


そして…
「よーい!どん!」
私は走る戦略を立てた、あの低いパンに…
しかし…足の長さ…そして基礎体力?に負け何故か、残りは高い位置のパン…

567 :野梨子の憂鬱 11:2019/09/12(木) 04:26:06.85
(ここからは、ちょっと野梨子の心の声で野蛮な雰囲気が入ります)

結局、足の長い背の高い2人が1番に着いてしまったのですが。
何ですの?そこのパンは160pそこそこでしてよ!
何が「いや〜ん取れない〜」
爪先立ちさえも必要なさそうな所で…
こちらは(多分)160p位の人用で、パンの位置は165p位はありますのよ…
私は153p…12p!12pジャンプ!しかも手は使えづ…
そんなに可愛く見せたいのですね…
えぇ、私は可愛く見られたいとも思いませんし、こんなにピョンピョンしてるのを、
また校内新聞に出されるのなんて、まっぴら御免ですからね…
それならば、私が一役買って差し上げますわ!
あなたの、可愛らしさに!


変な所で改行、申し訳ありません
エラーが出てしまい中途半端になりました。

つづく

568 :名無し草:2019/09/18(水) 02:00:48.18
この、野梨子 なんか可愛いですね〜^_^

続きが待ち遠しいです!

569 :野梨子の憂鬱 12:2019/09/20(金) 17:48:11.80
野梨子は考えていた。
この「パン食い競争」のルールはただ1つ、
「手でパンを持ってはダメ!パンは口でくわえてゴール!」
あら?2つになってるかしら?
まぁ悠理の考えた事だし、何にしろ、この2つでゴールすればいい…
逆に言えば、そこの過程は何も言及されてないのですわ(ウフ

そう、別に1つのパンに1人とは言われてないんですもの!


その頃、生徒たちの観客席では…
(有閑倶楽部の皆で見守ってた状態)
「あーあれ、かなり野梨子切れてるんじゃね」
「確かに、背中に凄まじい怒りの炎しょってるわね」
「あの背の高い女って何で、いつまでもパン取らねーんだ?」
「女心ってやつだよ。そこら辺きづいてあげなきゃ」
「しかし、野梨子と一緒の走者だったのは、気の毒かもしれませんね」
ある意味、有閑倶楽部の皆は分かっていた…
野梨子は切れると、凄まじく肝が据わり、そしてそれを誰も止められない事を…

570 :野梨子の憂鬱 13:2019/09/20(金) 17:50:16.18
ズザザァー

素晴らしいボディアタックで野梨子は、1番低いパンの所にいる、
女生徒にぶつかっていった…

野梨子の声
オホホ〜
これで、「なんていう事を!」って感じで泣き崩れれば可愛さアップですわ!
殿方は、こんな「悲劇のヒロイン」が大好きなはずですもの!
(かなりの偏見入っています)
私は、意地悪な女で十分ですから、思う存分殿方に好かれる様に頑張ってくださいな!


その女生徒も、流石にボディアタックをくらうとは思わなかったようで、
「何するのよ!」
と、折角の機会を壊しそうでしたから、私は最後まで悪役をする為に、
「何か?私はあのパンが欲しいのですけど、何か問題が?」
冷ややかな眼差しで、伝えると…
「は、白鹿様!いえ何でも…」

何ですの?
そんなに、恐ろし気に見られるとは思いませんでしたが、
まぁ結果的に良かったのかしら…

571 :野梨子の憂鬱 14:2019/09/20(金) 17:51:00.46
それにしても、パン食い競争…
ただ身長差ではないという事が分かりましたわ。
身長+5pだと思ったら、その上,頭から口までの距離がありますのね…


まぁ何とかゴールまで行けましたけど…

結局その年の校内新聞では「ボディアタック白鹿様」という、
訳の分からない事を書かれてましたわ…

取りあえず、雨乞いの為に買った「まじない本」のあじさいは効かなかったという事ですわね…
(次の年の回想に続く)


続く

572 :野梨子の憂鬱 15:2019/09/20(金) 20:04:01.10
(突然、現在)
「野梨子さん、お食事の用意が出来ましたわよ」
と、母様の声に、ハッとして、
「今、参りますわ」
と言いつつ、夕食へ…
「野梨子さん、どうしたの?まだ暑い日が、続くから、
もっと、あっさりした物がよかったかしら…」
心配な母様…
違うのです!食事は関係ないのです!と大声で言えたならば…

「ふう、まだ少し暑さも残ってる様で、今日はこれ位で良いですわ」
と、食欲の無いのは暑さのせいにして、自室に戻り…

去年の屈辱を、思い出したくも無いのに、思い出してしまいましたわ…

573 :野梨子の憂鬱 16:2019/09/20(金) 20:04:34.00
去年、生徒会室にて…
そう、あれは私が職員室に用があって少し遅れていった時の事、
生徒会室には他の皆様集まって、その年の体育祭の話をしてた様ですが、
ドアノブに手をかけて、しばらく止まっていましたわ…

「なぁ、今年はどうする?」
と、悠理が言えば、
「ウーン、結構難しいよなぁ〜体育祭で、体力的な物を考えなくていい競技か…」
魅録も思案気。

ハッキリ言っていい迷惑ですわ!
もう私の事は放っておいてくださいませ!

心の中で精一杯、怒鳴っていた物の…

「じゃあ、借り物競争とかどう?」
突然、美童が言い出し、
「あっ!それが、あったか!」
5人全員一致の様な空気…

もう、逃げられない、意を決してドアを開ける…



続く

574 :名無し草:2019/10/06(日) 00:13:36.99
続きを待ってます!

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