■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
藤子・F・不二雄総合スレ129 つ129るった
- 289 :愛蔵版名無しさん (ワッチョイ 114b-gQqU):2016/08/29(月) 03:10:08.23 ID:???0.net
- >>288
まあこの作品については誘拐の固定概念と言うか
作中で言われる「常識」あってこそ楽しめるもんだと思うよ
まず常識がなければ非常識を楽しむのは難しいかもな
当時の誘拐の常識では
@誘拐してから身代金を要求するのが順序
A誘拐は身代金目的
B誘拐されるのは主に子供
・抵抗や自力脱出が困難
・助ける為なら親は金を惜しまない
警察はこの事件が@の常識に当てはまらない事に困惑しながらも
兎星人の求めに応じて張り込みなんかの常識的な対応を取る
親もAの常識沿って権利書や借金してまで金を用意した
しかし兎星人がまーちゃん宛に脅迫状を渡したにも拘わらず
皆はBの常識に捕らわれて誘拐される対象がまーちゃんだと思い込む
ところが兎星人にとっての常識であるヒョンヒョロの価値を知らなかったために
Bの常識が覆されてまーちゃん以外が皆誘拐されてしまう
自分の常識は他人の非常識
そういう常識と非常識の曖昧さを楽しむ話だと思うよ
SF短編集全体を通してセンセのテーマは「常識への挑戦」だと個人的に思ってる
総レス数 1000
227 KB
新着レスの表示
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★