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あさきゆめみし 第百帖

1 :愛蔵版名無しさん :2021/01/10(日) 14:14:28.04 ID:IgFphU6B0.net
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※ワッチョイ有効化に必須の『!extend:checked:vvvvv:1000:512』が
行頭に2行書いてあるか送信前にご確認を

いづれの御時にか、駄スレ、良スレあまたさぶらひたまひけるなかに、
いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふスレありけり。

語りませう。

この板は全年齢対板なのでエロ話がしたい人はpink板へ
ここは漫画あさきスレなので専門的な史実ネタや原文ネタはほどほどに
史実ネタは日本史板へ、原文ネタは古文・漢文板へ

あさきゆめみしに描かれていない人物及び竹河の巻ならびに
後世に執筆された雲隠六帖について語りたいお方は下記のスレへ
紫式部、源氏物語スレ 二帖
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1578572479/

まったり雅に平和に語り合いましょう

次スレは>>980なる方が立てる定めなりにけり桜人

前スレ
あさきゆめみし 第九十九帖
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/rcomic/1600788419/
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:: EXT was configured

2 :愛蔵版名無しさん :2021/01/10(日) 14:15:16.78 ID:IgFphU6B0.net
あさきゆめみし 書籍(括弧内の数字は初刷発行年)
KC mimi(1980-1987 1989-1993) 【全13巻】
豪華愛蔵版(1987-1992)       【全7巻】
保存版(1993)            【全7巻】
第1巻 星の章
第2巻 花の章
第3巻 炎の章
第4巻 月の章
第5巻 風の章
第6巻 水の章
第7巻 霧の章
《KC mimi 第1巻から第10巻まで収録》
漫画文庫(2001)           【全7巻】
カラー絵巻を一部併録
完全版(2008)            【全10巻】
連載時カラーで描かれた扉絵見開きを再現
電子書籍版もあり配信中
完全版ハードカバー(2017)      【全10巻】
《宇治十帖(KC mimi 第11巻から第13巻)含む全話収録》

3 :愛蔵版名無しさん :2021/01/10(日) 14:15:50.29 ID:IgFphU6B0.net
イラスト集
源氏物語 あさきゆめみし画集          (1984)
大和源氏 あさきゆめみし絵巻 上巻・下巻    (1994)
大和源氏 あさきゆめみし絵巻 新装版 上巻・下巻(2016)

4 :愛蔵版名無しさん :2021/01/10(日) 14:16:42.54 ID:IgFphU6B0.net
表紙の人物
単行本
1巻:空蝉 夕顔 六条の御息所
  藤壺の宮 桐壺の更衣(後ろ向きの女性)
  紫の君 源氏の君
2巻:源氏の君
3巻:紫の君 源氏の君
4巻:明石の君 源氏の君
5巻:藤壺の宮 源氏の君
6巻:玉鬘
7巻:雲居の雁 夕霧
8巻:柏木
9巻:女三の宮
10巻:紫の上 源氏の君
  (新装版)紫の上
11巻:薫の君
12巻:中の君
13巻:浮舟 匂の宮

11巻初刷以降に重版された1巻から10巻は11巻と同一の装幀に変更しました

完全版
1巻:源氏の君
2巻:葵の上 六条の御息所
3巻:朧月夜 源氏の君
4巻:空蝉
5巻:紫の上 源氏の君
6巻:雲居の雁 夕霧
7巻:女三の宮
8巻:源氏の君
9巻:大君
10巻:浮舟 匂の宮

5 :愛蔵版名無しさん :2021/01/10(日) 14:17:40.76 ID:IgFphU6B0.net
《名台詞集》
わたしはねなにをしても許される身なんです
……より多く愛した者が負けなのです
生涯一度として心から愛されたことのない后だったのだもの
今度生まれてくるならもっときれいに生まれたい……
いったい なぜわたしはこんなむなしい恋のとりことなってしまったのか
わたくしが琵琶の撥で招いたら月が雲から顔をだしましたよ
こんな人の世の苦しい恋の淵に身を沈めようとは
こんなわたくしを愛してくださったあなたに涙しか残してゆけない……

……あなたが天女なら……
わたしは月読だ……

愛が勇気を与えてくれたから……
その愛をあなたにのこしましょう

あなたはこの世の中に生きて
最上の喜びと最上の哀しみを味わうために生まれてこられた

そんな美しいかたが花を散らせてしまうのを見るのは……
悲しゅうこざいます

わたくしは二度と目ざめることのない
あの夢の中にはいっていきます

やっと実るのだわたしたちの幼かった恋は……
春に遅れて咲くこの藤の花のように……

自分は人とはちがうのだと思ってきた……
その思いあがりがいまははずがしい

6 :愛蔵版名無しさん :2021/01/10(日) 14:18:17.80 ID:IgFphU6B0.net
見つけた
わたしがさがしていたもの……
身をこがすような恋……

愛にことばなどいらないのだ
愛したら……
だたやさしくほほえむだけでいい……

あなたの悲しみを……
あなたの涙を……
けっしてむだにはいたしますまい……!

あなたさまのおっしゃるのはうわべだけのいつくしみ……
世間体をつくろうだけのおやさしさ……
わたくしへの愛などではありません……!

桜よ
いまは喪の色に咲け
あの人はもういないのだ
わたしの永遠の恋人は……

わたしたちは
……またいつか出会うことがあるのだろうか……
いつか……
男と女の垣根をこえた
御仏の御弟子として……

その日こそ
わたくしたちは夢の浮き橋を渡り……
静かに手をとりあうことができるだろう

7 :愛蔵版名無しさん :2021/01/10(日) 14:19:43.90 ID:IgFphU6B0.net
わたくしは母を知りません
はかなげで少女のようで……
すきとおるように美しい人だったといいます
愛だけによって生き
その生命を断ったのもまた愛であった……と

あなたのお気持ちはよくわかる
わたしを責めておいでなのも
だが わたしはだれよりもあなたを失うのがおそろしいのだ
あなたに見放されるのがつらいのだ……

……ああ……
あなた……
ひとりぼっちの……
かわいそうなあなた……

あなたがわたくしを愛したから
わたくしは生きてきたのに……
あなたこそがわたくしの人生
わたくしのすべてだったのに……

つぎの世に生まれたら……
わたしはべつの生き方を望むかしら……
それともやっぱり
もう一度
あなたのような人に出会って……
……いつまでも愛されて……
……そばにいたいと……

8 :愛蔵版名無しさん :2021/01/10(日) 14:20:13.36 ID:IgFphU6B0.net
「あさきゆめみし」以外の大和和紀先生の作品
「はいからさんが通る」「ヨコハマ物語」などを
語るスレッドは少女漫画板にあります

大和和紀作品について語りましょう(9)
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/gcomic/1493254873/

9 :愛蔵版名無しさん :2021/01/13(水) 17:04:29.11 ID:KbJAN7IV0.net
新スレ乙です

平安時代の服装だと真冬は寒くないのかなーと思ったりだけど、シルク100%の装束を重ね着してたら結構あったかいのかな

けど暖房って火鉢くらいしかなさそうだし底冷えしそうだね
そんな真冬に、女三宮降嫁の夜に女房達から締め出されて廊下で凍えてたのは源氏。。

10 :愛蔵版名無しさん :2021/01/13(水) 17:46:09.68 ID:jczPm61d0.net
そなたの「あれ」を、貸してはくれまいか…

11 :愛蔵版名無しさん :2021/01/13(水) 19:44:01.75 ID:Usmtssww0.net
平安時代ってすごく暖かかったはず

12 :愛蔵版名無しさん :2021/01/13(水) 20:18:20.53 ID:+Z3VAZvl0.net
>>10
もしや黒貂の毛皮?
あれはわたくしと源氏の君との思い出の品ですのに…

13 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 02:00:28.11 ID:6nnvYAaV0.net
>>11
そうなん?
人間の世紀って、氷河期の一部って聞いたことがあるけど

14 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 08:38:05.99 ID:wTr7JAyz0.net
スレ落ちてた?

15 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 09:42:19.25 ID:wTr7JAyz0.net
ちょっとテスト

16 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 12:35:34.98 ID:LGqi4K0Q0.net
末摘花の乳姉妹である侍従が、
よその屋敷に掛け持ちのアルバイトをしている設定をカットしないでほしかった。

お姫様の生活力の無さと、召使いだって生活がかかってるんです!というのがよく分かる話だから。

17 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 13:09:46.35 ID:WLLkBlEw0.net
>>16
そうだったんだね、確かに末摘花の屋敷だけでは給料も払えてなさそうだし
文字通り食べていくために婿を見つけないといけない状況だったんだよね

18 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 15:40:57.27 ID:mGmsDwb6d.net
>>16
おば様の所に行く前に?
可愛いから下男に言い寄られたり主人のお手付きになったりしなかったのかな

19 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 16:10:27.29 ID:LGqi4K0Q0.net
漫画ではモブ顔ではなく可愛く描かれてたけど、原典には侍従の容姿は記述されてなかったような。
まあ端役だし、源氏物語で外見が事細かに説明されているのは末摘花ぐらいだけど。

原典ではよそで働いているとチロッと記述されてるだけで、
どんなふうに働いていたのかまで深くは書かれてないよ。
説明不足でごめん。

20 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 16:19:03.82 ID:wTr7JAyz0.net
よそでも働いていて、大弍の北の方が連れて行きたがるくらいだから、侍従は気が利く良い女房だったんだろうね

21 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 16:28:44.38 ID:VpWZjjI90.net
スレチかもしれないけど、当時の給与ってどう払ってたんだろう
女房達はどう受け取ってたのかとふと気になった

22 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 16:31:35.31 ID:C8/PPn7cr.net
>>20
斎院の所でアルバイトしてたらしいから、かなり才覚あるいい女だったんだと思うよ、侍従。

23 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 17:13:35.48 ID:iNmnZOtC0.net
侍従は結婚する前に主人の末摘花に相談しなかったんかい!ってのと
何でギリギリまで結婚してるの黙ってたの?ってのはある

24 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 17:45:39.12 ID:wTr7JAyz0.net
>>23
末摘花は源氏に忘れられてるのに、自分は幸せになってるなんて言いにくかったんでしょ

25 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 18:16:54.75 ID:+yUVSAef0.net
結婚したと報告されると主人としてお祝いあげないわけにはいかないし
食べるのにも困ってる末摘花にそんな余裕も無いから侍従は気を遣って報告しなかったのかもね

26 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 19:37:02.09 ID:IM5nCVTb0.net
あの時代、恋人(愛人)と結婚の境目って曖昧なところがあるから、すごく正式な結婚でも
したのでない限り、主人に話して公になんてしないと思う

というか、男女の関係を何らかの形で公にする=結婚、みたいなとこあるし

27 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 22:13:48.68 ID:oUYszSb20.net
>>25
零落していても宮家の姫らしく、自分の髪で作ったかもじと
香り高い薫衣香を風情ある箱に入れて侍従に贈ったという
この部分を書き添えたくなりました

28 :愛蔵版名無しさん :2021/01/14(木) 23:36:58.57 ID:zDi0mfc2M.net
>>27
さすが零落してても宮家の姫だよね。

29 :愛蔵版名無しさん :2021/01/15(金) 07:21:44.02 ID:Rx+dRW450.net
>>27
そこ好きだわ。お互い思いやりがあって良い主従関係だよね

源氏に再会後に他家に仕えて離れていた人も戻ってきてたけど、原典ではそれに加えて末摘花の穏やかなところが新しい主人よりも良いと思い直したと書かれてた

30 :愛蔵版名無しさん :2021/01/15(金) 08:22:18.13 ID:qSFfYLa20.net
自分の髪で作ったかもじって何に使うんだろう
侍従はまだ若いからカツラは必要ないだろうし…売って儲けるため?

31 :愛蔵版名無しさん :2021/01/15(金) 08:30:24.17 ID:4Nq31AvE0.net
平安時代は髪が豊か=美人の条件でもあったから
年を取ってきて髪が薄くなってきたら、かもじを入れて見映えを良くしたんだよ
現代のレディースアートネイチャーみたいな感じ

32 :愛蔵版名無しさん :2021/01/16(土) 05:27:59.23 ID:Fnj1DAK90.net
>>12
黒貂ってもしかしてロシアンセーブルかしら

33 :愛蔵版名無しさん :2021/01/16(土) 09:49:45.85 ID:edJyL8Gm0.net
>>32
そうだね
当時は渤海から輸入品が来てて、大宰府がそういった品を扱ってたみたいね

34 :愛蔵版名無しさん :2021/01/16(土) 17:01:36.25 ID:Q6GtfjsP0.net
>>33
貴重品だったろうねえ、毛皮って
妹も寒いかもとは考えもせずに借りパクしていった兄君が超天然だったw

35 :愛蔵版名無しさん :2021/01/16(土) 20:15:28.63 ID:ofwZpXrp0.net
>>34
高価な毛皮を所有してたくらいだから末摘花家も昔は裕福な宮家だったんだろうね
でも毛皮って源氏物語の時代にはもう時代遅れの古びた風俗として見られなくなっていた衣装らしい
(奈良時代や平安初期ならアリだったかも)
しかも本来は男が着るもので姫君が着るようなものじゃなかったから
末摘花が毛皮を着てたのは二重の意味でおかしかったんだよね

36 :愛蔵版名無しさん :2021/01/16(土) 21:04:14.56 ID:ke7FHQHO0.net
痩せてて寒さがより堪えるんだよ…

37 :愛蔵版名無しさん :2021/01/16(土) 21:10:32.56 ID:edJyL8Gm0.net
暖房器具は火鉢か温石くらいしかないしね…

38 :愛蔵版名無しさん :2021/01/17(日) 00:50:06.84 ID:c26t1UDo0.net
しかも寝殿造って夏はよくても冬はかなり寒そうだし…

39 :愛蔵版名無しさん :2021/01/17(日) 00:54:39.24 ID:HB+Tg7440.net
末詰花ってもしかして現代だったら美人だったのかな?

すごく痩せてて背が高い
顔は青白くて鼻が長高い
おでこが広くてフェイスラインはキュッとシャープ
ロシアンセーブルを着たお嬢様

もしかして白人系美人?
白人って鼻が高いというより長いんだよね
よく鼻の先赤らかがってたりするし

40 :愛蔵版名無しさん :2021/01/17(日) 00:58:03.04 ID:HB+Tg7440.net
当時の美人って丸顔ぶんむくれの細いキツネ目のわし鼻だからねえ
グリコ森永事件の男のモンタージュみたいな目でしょ?

41 :愛蔵版名無しさん :2021/01/17(日) 01:10:39.68 ID:xMjctrpp0.net
ザブングルの加藤みたいな感じかな

42 :愛蔵版名無しさん :2021/01/17(日) 02:14:20.18 ID:HB+Tg7440.net
勝手にイメージ@末詰花

https://jp.123rf.com/photo_47266701_%E6%AF%9B%E7%9A%AE%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%92%E7%9D%80%E3%81%A6%E5%86%AC%E7%BE%8E%E4%BA%BA.html

https://www.pinterest.fr/pin/856739529100592614/

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12153492297

43 :愛蔵版名無しさん :2021/01/17(日) 08:14:28.76 ID:xMjctrpp0.net
>末詰花
すえつむはな、で打つと私のスマホは一発で「末摘花」と変換されるんだけど
もしかして「すえつめはな」って打ってるの?

44 :愛蔵版名無しさん :2021/01/17(日) 11:53:22.09 ID:08IxNYaL0.net
変換といえば、スマホだとどうしても弘徽殿とか承香殿とか出てこなくてイライラする

45 :愛蔵版名無しさん :2021/01/17(日) 12:56:55.88 ID:xMjctrpp0.net
>>44
ここで弘徽殿の話題で盛り上がってた時にイライラしたから、単語登録したw

46 :愛蔵版名無しさん :2021/01/17(日) 16:00:34.00 ID:c26t1UDo0.net
>>44
「女御」も「入内」も私のスマホじゃ出てこないのでめんどくさい

47 :愛蔵版名無しさん :2021/01/17(日) 20:49:12.48 ID:Pb9DuZa90.net
>>42
現代の価値観では彫りの深い(外国人だし)美人さんだね
雪の朝に初めて末摘花の顔を見た源氏の反応ときたら…何ともあからさまだったよね

48 :愛蔵版名無しさん :2021/01/17(日) 21:09:44.42 ID:kTt6Kh9jr.net
>>45
弘徽殿を単語登録wwwやりますね!!
私はコピペです

49 :愛蔵版名無しさん :2021/01/21(木) 10:54:32.74 ID:WtGxAlZq0.net
ウィキペディアの後宮のページを読んでいたら
「白鳳期の皇族である長屋王の館跡からも、後宮のような跡地が見つかっている。」とあったんだけど、
これが事実だとしたら、天皇や将軍の大奥以外に、個人で後宮を持つことがあったというわけで、
源氏の六条院も特別珍しいわけじゃなかったんだね。

勿論、それを維持できるほどの権力があればの話だけど。

50 :愛蔵版名無しさん :2021/01/21(木) 11:15:58.40 ID:R+F8QlKL0.net
>>49
六条院は源氏の権力財力を誇示する夢の宮殿だったろうね、こういう事ができる俺ってすごい最高!的な

しかし女三宮の降嫁と柏木とのアレコレを経て、外側の栄華はそのままに内部崩壊していく描写が残酷だったわ

51 :愛蔵版名無しさん :2021/01/21(木) 12:45:13.28 ID:r5rcYwTL0.net
どちらかというと、長屋王の件は、長屋王が天皇に迫るほどの権力を持っていて
聖武天皇の後は長屋王の血統に皇位が移りそうになっていたことの表れだと思う

52 :愛蔵版名無しさん :2021/01/21(木) 15:21:37.11 ID:p1axDP5jr.net
>>50
ほんこれ。
そして、源氏の栄華の象徴である六条院の崩壊の元凶が、
寵姫を寝取り、好きな姫の入内を妨げた兄、朱雀院の娘、ていうのが皮肉よね。

53 :愛蔵版名無しさん :2021/01/21(木) 17:50:31.81 ID:p1axDP5jr.net
>>49 天皇や将軍の大奥以外に、個人で後宮を持つことがあったというわけで、
源氏の六条院も特別珍しいわけじゃなかったんだね。

持てるなら持っても良かっただろうけど、天皇や重臣たちに睨まれるだろうね。
やっぱり、桐壺帝の第二皇子の光源氏だから許されたことだと思うな。

54 :愛蔵版名無しさん :2021/01/21(木) 19:15:12.94 ID:QmKW6m/D0.net
普通に複数の妻を持つなんてよくあることだったけど、複数の妻を一つの屋敷に集める
=妻側が自分の屋敷すら持っていない貧乏女ばかり、ということが珍しかったのでは

55 :愛蔵版名無しさん :2021/01/21(木) 20:56:20.04 ID:GGiGFKrr0.net
>>49
長屋王の正妻吉備内親王は元明天皇の娘で、吉備の名が記された木簡も
邸跡地から発掘されたこともあって、同居説があり、長屋王単独の邸とはいい難い面はあるかと
源氏物語ならさしずめ御息所の六条邸に転がり込んだ源氏が
同居しながら更に敷地を拡張させた状態に近くて、多分生霊出放題

>>54
二条院で余生を過ごせる女性達にとっては厚遇してくれる源氏は有り難い存在だと思う

56 :愛蔵版名無しさん :2021/01/21(木) 20:57:34.56 ID:VblD6e2Z0.net
六条院の妻たちって正妻の女三宮以外は案外ショボいよね

57 :愛蔵版名無しさん :2021/01/21(木) 21:04:34.69 ID:HdYwHZI80.net
>>56
源氏がバックの強い妻を持ってこなかったものね
紫は高貴な血筋だけど実家と断絶状態、花散里は女御を出すような身分高い家柄だけど父親亡き後は後ろ盾もないし、明石は実家は資産家だけど無位無官だし

ある種そういう女性を選んでたような気もする
義父とかからごちゃごちゃ言われたくないからね

58 :愛蔵版名無しさん :2021/01/21(木) 21:17:09.24 ID:HdYwHZI80.net
>>57
補足、葵以外にはバックの強い妻を持ってこなかった、です

59 :愛蔵版名無しさん :2021/01/21(木) 21:19:06.98 ID:9xjYkGzy0.net
六条の父は草葉の陰で泣いている

60 :愛蔵版名無しさん :2021/01/21(木) 22:55:59.48 ID:zt8AHSIl0.net
悪霊と化した六条を見ると前坊も泣きそう

61 :愛蔵版名無しさん :2021/01/22(金) 01:59:43.60 ID:SV3DIrMQd.net
>>60
むしろ他の男に行ってくれてホッとしてるかもw

62 :愛蔵版名無しさん :2021/01/22(金) 10:03:54.01 ID:t8TvkBom0.net
六条父「我が邸が源氏の君に乗っ取られて我が娘は悪霊に…(泣)」

前坊「わたしがもっと長生きできていたら妻はあのようにならずに済んだであろうに」

63 :愛蔵版名無しさん :2021/01/22(金) 10:10:41.69 ID:3QyBVNRD0.net
>>57
日本は一夫一妻多妾制であって本来、本邸に住んで妻を名乗れるのは正室だけなのよね
源氏には葵という正室がいて本来なら葵と本邸で同居して
その他大勢の側室妾たちは日陰の身の上で正室葵の了承の上で源氏の情けを受ける立場
紫も花散里も末摘花も空蝉も六条院の女たちは明石を除けば皆葵存命中に源氏と出会っており
左大臣家が怒らない範囲での遊びしか許されなかったからでしょ
源氏の場合は早くに葵が死んだから「それなら再婚を」と言われたけど
葵死後も左大臣家からの庇護は続いたし嫡男の夕霧もいるので
左大臣存命中には新たな名家の婿に収まる必要性がなかったんでしょう
藤壺存命中はいつの日か迎え取ることを夢見て正室の座を開けておいた説もある
女三宮と再婚したのは左大臣や藤壺の死後

64 :愛蔵版名無しさん :2021/01/22(金) 16:11:08.56 ID:O1U7oT2K0.net
平安時代の結婚制度って、そこまでがっちりしたもんではないと思うなあ
一夫一妻多妾で、正妻以外は全員妾なのであれば、藤原師輔の正妻が藤原盛子である以上
盛子の生前に師輔の妻になっている勤子内親王も雅子内親王も師輔の妾だったと?
んなわきゃ〜ない

意外と正妻は何人もいたりするもんだよ

65 :愛蔵版名無しさん :2021/01/22(金) 17:22:31.10 ID:3QyBVNRD0.net
>>64
藤原盛子は死後に外孫が天皇になったので従一位貰って
師輔の妻の中で一番身分が高くなっただけで
生前は明石みたいな扱いじゃないの
盛子が生きてた頃にはまだ娘の安子も皇子を産んでおらず中宮にもなっていなかった
公の妻は内親王妻だっただろうけど勤子、雅子内親王には子がおらず立場は逆転した

66 :愛蔵版名無しさん :2021/01/22(金) 17:48:26.70 ID:O1U7oT2K0.net
正妻かどうかって、そもそも産んだ子が嫡子として扱われるかどうか、産んだ母が公的に
その母として扱われて子が育つか…みたいなところで変わるんだよ
明石の場合は姫はもっと身分が高い妻の養女にされてしまったけれど、盛子の場合は
所生の子らは盛子の子のまま師輔の嫡子として扱われて、長女の安子は親王妃になってる

ちなみに雅子内親王は男3人女1人の4人も子供を産んでる
一人目二人目は盛子が生きているうちに生まれてる

なお、師輔が一人目の勤子内親王と密通して妻にしたのは930年、盛子の娘安子が3つ位の時か。
勤子内親王が938年に死んで、直後に雅子内親王が妻になり、939年にはもう雅子内親王が
師輔の息子を産んでる。
盛子はは943年に死。

盛子の生前に盛子が妾扱いされてたとすると、安子たちが妾の子に過ぎないことになってしまうし、
かといって、安子たちを内親王の養子にしてるわけでもなし
所生の子たちを嫡子扱いするために盛子を正妻扱いしていたようなものだったろうけれど
盛子が妾扱いじゃなかったのは確かなことだよ

67 :愛蔵版名無しさん :2021/01/22(金) 17:52:31.26 ID:O1U7oT2K0.net
なお、勤子内親王を妻にしたあとも、師輔は盛子に子供を生ませてたりする

先に雅子内親王を妻にして、もっと早く、盛子が産んだ子たちと同じぐらいの年で
内親王所生の子供がたくさん生まれてたら別だったかも知れないけれど

なるべく早く男女の子供をたくさん産んでくれれば、その子達を有効な手駒とするために
男はその妻を正妻扱いにせざるを得なかったみたいなとこもあるだろうね

藤原兼家も内親王の妻を持ってたけど、そちらはほんとに子供もいなかったのもあって
全く影が薄い

68 :愛蔵版名無しさん :2021/01/22(金) 18:01:28.28 ID:O1U7oT2K0.net
あと物語でいうと、宇津保物語だと、主人公の父の藤原兼雅には后腹の女三の宮という妻がいたが
兼雅が主人公の母である清原俊蔭の娘と同居するようになって以降は、兼雅の第一の妻・北の方は
清原俊蔭の娘である…として扱われてる
(兼雅が清原俊蔭女と同居する屋敷を本拠にして皇女を住まわせた屋敷に行かなくなってしまったため)

だからといって女三の宮が妾として扱われたというのとも違うんだよね

ある程度公的な扱いのある妻はみんな妻。
その中で、もろもろの要素を総合して一番に扱われてるのが「第一の妻」で、それを正妻と
後の世で呼ぶ…みたいなもんだと思う。

藤原道長の第二の北の方、源明子が、必ずしも「妾」であったわけではないし。

69 :愛蔵版名無しさん :2021/01/22(金) 19:26:43.71 ID:2tR6z3NK0.net
あの…
ここ、あさきスレなのでほどほどによろしく

70 :愛蔵版名無しさん :2021/01/22(金) 20:36:09.71 ID:SV3DIrMQd.net
西欧の男女平等的な考え方をベースに中国の後宮を真似て、一時期「日本も一夫一妻多妾制だ」って説が国文学の分野で一時期流行ったんだよ
でもその当時日本には儒教もキリスト教も来てなかった
多妻制説が再び強くなった

71 :愛蔵版名無しさん :2021/01/22(金) 20:42:00.60 ID:OMm1pZ1U0.net
平安期よりももっと昔になると、たくさんの妻がいる=情の深い良い男 という捉え方をされてたらしい
たくさんの女性を愛することができる度量の広さを言ってると思うけど
源氏は貧困の不安があるような女君の面倒もちゃんと見たからそっちの考えに近いのかも

72 :愛蔵版名無しさん :2021/01/22(金) 21:00:03.69 ID:O1U7oT2K0.net
まあつまり、紫の上が妾扱いってわけでもないし、花散里とかも妾だったわけじゃないよねと

73 :愛蔵版名無しさん :2021/01/22(金) 23:53:58.40 ID:bpynncMlr.net
権利者やお金持ちは妻が何人もいて当たり前、てことなんでしょ。日本が一夫一妻制度になったのって第二次世界大戦後アメリカ式(キリスト教式?)になってからで、それまではお金持ちや権力者は本妻の他にお妾さんいる人多かった。

74 :愛蔵版名無しさん :2021/01/23(土) 01:25:12.40 ID:2M/m733Pd.net
それ違うw

75 :愛蔵版名無しさん :2021/01/23(土) 02:36:44.57 ID:M265WeXn0.net
妾は酷すぎるw
紫たちは正妻ではない妻の一人くらいじゃね

76 :愛蔵版名無しさん :2021/01/23(土) 16:10:07.52 ID:jrNxUhhOr.net
話が変わってすみませんが、宮の御方って真木柱と前夫の宮さまの姫よね。
終わりのほうで、明石中宮の女一の宮に出仕してたのはどうしてだろ?

77 :愛蔵版名無しさん :2021/01/23(土) 18:24:52.47 ID:Scip0gXI0.net
違う。
別の式部卿宮の姫君。

78 :愛蔵版名無しさん :2021/01/23(土) 18:57:21.12 ID:4JTW64IR0.net
源氏の弟の一人で、式部卿宮をなさっていた宮様(紫の父とは別人)の姫君が、宇治編の最後の方で明石中宮に女房として引き取られたって描写があったね
名目は女房としてだけど、そういうケースだと実務はあまりやらないのかな
親に早くに死別した姫は大変だね

79 :愛蔵版名無しさん :2021/01/23(土) 21:10:48.38 ID:WddpLiyx0.net
>>78
身分の高い姫が家の事情で女房になる時は主人の姫のお話相手になる
末摘花の叔母も女房として連れて行こうとしたけど何もできない姫なのは分かってて目的は娘の箔付けだった

80 :愛蔵版名無しさん :2021/01/23(土) 21:20:58.86 ID:F1+/pTo50.net
>>78
>実務はあまりやらないのかな

女一宮の話し相手みたいな立場らしいよ
父親さえ亡くならなければ入内して東宮妃にもなれた姫だったから教養はバッチリあるだろうし
でももともとは后がねとして育てられた姫が女房仕えするんだから周囲も気の毒がってたよ

81 :愛蔵版名無しさん :2021/01/23(土) 21:41:37.09 ID:4JTW64IR0.net
>>79
>>80
なるほど、そうなんだね
仕える先の姫と遜色ない程に身分高い姫が(名目上)女房になる場合ってそうしてたんだ

明石中宮は今上の中宮で国母だから、皇族で困った境遇に陥ってる姫がいるのを知って、国母の役目として引き取ったのかなと思った

道長姉の東三条女院も、政変で失脚した源左大臣の姫君を庇護してたような(その姫はその後道長と結婚)

82 :愛蔵版名無しさん :2021/01/23(土) 22:27:50.87 ID:WddpLiyx0.net
>>81
たしか紫式部の同僚にも、主人の彰子のイトコくらいの近い身分の姫君が女房として入ってたはず
わりとよくある事だったんだろうね

83 :愛蔵版名無しさん :2021/01/23(土) 23:16:00.81 ID:jrNxUhhOr.net
>>79
宮姫が娘の女房なんてすごい箔付けだよね。
ただ、末摘花のあの叔母は、受領と結婚した自分を蔑んでた常陸宮への意趣返しで末摘花を連れて行きたかったみたいだけどね。

84 :愛蔵版名無しさん :2021/01/23(土) 23:17:15.72 ID:jrNxUhhOr.net
>>77
そうでした。宮の君、でしたね。

85 :愛蔵版名無しさん :2021/01/23(土) 23:22:06.87 ID:jrNxUhhOr.net
>>78
原作では、女一の宮の元に出仕した宮の君が自分に直接に返答するのを見て(聞いて?)、薫が、東宮妃候補で、自分や匂宮の妃になってたかもしれなかったくらいの人なのに気の毒な、て思うんだよね。

86 :愛蔵版名無しさん :2021/01/24(日) 01:27:38.11 ID:YH6Iu6iQ0.net
父親が亡くなって継母にひどい結婚話を進められてそれを助ける形で明石中宮が引き取った姫なんだよね
宮中で女房仕えしていればそのうちいい人と結婚できるかな
父親亡くして後見ないから大貴族の正妻は難しいかもしれないけど

87 :愛蔵版名無しさん :2021/01/24(日) 01:50:08.80 ID:7V4d6B+ir.net
>>86 父親亡くして後見ないから大貴族の正妻は難しいかもしれないけど

原作で、薫が同じようなこと言ってたはず。

88 :愛蔵版名無しさん :2021/01/24(日) 01:53:25.75 ID:7V4d6B+ir.net
>>82
浮舟の母親も、大君や中君の母親のいとことかだったはず。

89 :愛蔵版名無しさん :2021/01/24(日) 10:29:26.59 ID:H8b+E/qyd.net
八の宮本当にクズだな

90 :愛蔵版名無しさん :2021/01/24(日) 11:21:42.97 ID:6DkkhJEG0.net
八の宮、悪い人ではないけど逃げすぎだと思う
現実から逃げて俗世から逃げて、娘2人の将来のこととか真剣に取り組まずに逃げて死んじゃった

ごちゃごちゃ言わずに薫に託したらよかったのに、ってそれじゃ物語にならないか

91 :愛蔵版名無しさん :2021/01/24(日) 17:27:43.39 ID:7V4d6B+ir.net
>>90
良くも悪くも世間知らずなんでしょ。

92 :愛蔵版名無しさん :2021/01/24(日) 21:46:47.71 ID:wfUngFS+0.net
浮舟への扱いについてはやっぱり悪人だなあと
当時は身分高い人のお手付きで孕んだ子としてはよくあることなのかもしれないけど
主人公が地方て生まれた娘ちゃんと引き取ってるから尚更比較してしまうのかな
頭中将だって頭痛めてた近江ちゃんのことも追い出そうとはしなかったのに

93 :愛蔵版名無しさん :2021/01/24(日) 22:20:48.23 ID:pKDmpq670.net
>>92
ぶっちゃけお金が無かったからだと思う
金銭的な余裕があれば認知しないまでも面倒はみる

94 :愛蔵版名無しさん :2021/01/24(日) 23:34:56.76 ID:3U6KW0CS0.net
でも女房として仕えてたのを母子ともに追い出したわけで…(だよね?)
そのまま女房として仕えて浮舟は女嬬にするという方法は無かったのかな?
金銭的な余裕は無くても、女房を雇えないほどではなかったわけだし

95 :愛蔵版名無しさん :2021/01/25(月) 00:17:34.87 ID:GFSa2pKzr.net
>>94
浮舟の母親は、八の宮の態度に失望して、自ら身を引いたんじゃなかったっけ?で、名より実を取る、てかんじで常陸介と結婚したんだと。
末摘花の叔母(受領の北の方)と似たような立場だけど、浮舟の母親のほうが人間的には良さそうだよね。

96 :愛蔵版名無しさん :2021/01/25(月) 07:49:51.58 ID:JvXTXM0Ga.net
玉鬘への大夫の監の求婚で歌が読み返せずに帰るところ
大和和紀のギャグセンスは相変わらず凄いな!と思ってたら紫式部のギャグだったことを知って驚いたわ

97 :愛蔵版名無しさん :2021/01/25(月) 08:35:08.26 ID:BuxZmVPi0.net
髭黒でいいなら大夫監でも良かったんじゃん

98 :愛蔵版名無しさん :2021/01/25(月) 08:52:25.95 ID:P2Stfvwx0.net
>>97
地位と権力と金の面で大違い

99 :愛蔵版名無しさん :2021/01/25(月) 09:45:30.31 ID:9rmH32xH0.net
髭黒は武骨ではあっても無教養ではないでしょ

100 :愛蔵版名無しさん :2021/01/25(月) 09:51:31.87 ID:EalDj5s80.net
せめて離れてても娘にたまに手紙送るくらいは…

と思ったがこの時代だと文使いに長旅をさせるのは旅費かかるし、
人に託すにしてもそんなに交流のある知り合いいないし
遠方に手紙送るのも八宮の境遇だと難しいのかな

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