漏洩電磁波盗撮技術TEMPEST(テンペスト)

>>106 つづき
要約と結論

　私たちは相対論的領域で薄い磁化プラズマレンズ内を伝播する高強度レーザーパルスのスポットサイズ進化の解析式を
導出しました。結果は、Wminとｆがプラズマレンズの厚さと正規化されたレーザーパワーP/Pcにどのように依存するかを
示しています。明らかに、磁場はプラズマ密度を変更し、非線形効果を強めます。このような状況で、左回りの円偏光
ビームの自己集束は外部磁場を増加させることによって強化されますが、右回りの円偏光ビームではこの特性は減少します。
分析調査は、左回りの円偏光の場合に関して、外部磁場の増加によるレーザービームの焦点距離の増加と最小スポットサイズ
の減少を予測しています。最終的な結論として、プラズマレンズに外部磁場をかけることにより、強い左円偏光レーザー
ビームを長い焦点距離に集中させることができます。