【安保】維新・寺田氏「国民の声を無視し、国会が多数決を行うのは民主主義ではない」

シャチ ★＠＼(^o^)／

河北新報 9月20日(日)10時19分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150920-00000005-khks-soci
安全保障関連法が19日未明、参院で可決され、成立した。法案に反対した東北の野党議員は「憲法違反の法案であり、
成立は民主主義の否定だ」などと激しく抗議。賛成した与党議員らは「日本の平和や安全を守るために必要な法律」と主張し、
引き続き国民に理解を求める姿勢を示した。

　「憲法違反という根本的な問題を抱えた法案だ」。民主党の桜井充氏（宮城選挙区）は、
多くの憲法学者らが法案の違憲性を指摘した点を問題視する。「憲法は権力者を縛るものなのに、
最高権力者である首相が自らルールを破り、民主主義を破壊している」と痛烈に批判した。

　同党の増子輝彦氏（福島選挙区）も「立憲主義に反し、法的安定性も無視している。
審議時間も全く不十分だ」と憤った。

　維新の党の寺田典城氏（比例）は、前日の参院本会議で首相問責決議案の賛成討論に立ち
「国民の声を無視し、国会が多数決を行うのは民主主義ではない」と厳しく指摘した。

　一方、賛成した与党議員らは、国民の理解が深まっていない現状を踏まえ、安保法制の必要性を訴え続ける構えだ。

　法案を審議した参院特別委員会の委員を務めた自民党の愛知治郎氏（宮城選挙区）は
「政府答弁が変遷し、結果として国民に不安を与えた面もある」と振り返り、
「法律を運用する際に『戦争法案』ではないと丁寧に証明していく」と強調した。

　同党の大沼瑞穂氏（山形選挙区）も「審議は尽くされたが、
国民の理解は十分に得られたとは言えない」とコメントし、引き続き説明に努める考えを示した。

　次世代の党の中野正志氏（比例）は、同党など野党3党が運用時の国会関与の強化などで与党と合意した点を強調。
「われわれが賛成したことで、民主党などが言う『強行採決』との批判は当たらない」と述べた。