【岐阜】労働力確保が最重要　「県成長・雇用戦略」改定案

曙光 ★＠＼(^o^)／

県は二十八日、産業政策の基本方針「県成長・雇用戦略」の改定案をまとめた。二〇二〇年度を目標年とし、産業人材の確保対策など八つの重要プロジェクトを提示。労働力人口を一五年度比で一・三万人増の百九万人にするなど、さまざまな数値目標も掲げた。

　現行の「県成長・雇用戦略」は二〇一四年三月に策定した。企業誘致促進や県産品の販売拡大などを主軸とした八つの重要プロジェクトを打ち出し、施策に取り組んできた。

　一方で、この三年間に人手不足が深刻化。人材の確保と育成が急務になったほか、一六年公表の国の成長戦略で、インターネットに家電や機器などあらゆるものをつなぐＩｏＴによる「第四次産業革命の実現」が盛り込まれ、県が戦略の見直しを進めていた。

　改定案の重要プロジェクトは、新たに加えた産業人材の確保対策、第四次産業革命の推進のほか、
県産品の海外展開▽航空宇宙産業の製造品出荷額倍増▽成長産業分野の振興▽観光産業の基幹産業化▽企業誘致促進▽企業技術力強化－の八つ。子育て中の女性や高齢者など多様な人材の活用や、県内企業のＩｏＴ設備導入に向けた支援などに取り組む。　

　二〇年度（年）の数値目標＝表参照＝はほかに、アジア、北米、西欧向けの県産品輸出額を一四年度比千四百九十七億円増の六千億円にする▽観光入り込み客数を一五年比二百四十万人増の四千六百万人にする－など。

　この日は県庁で、各業界の代表者らでつくる意見交換会が開かれた。県側が改定案を提示すると、委員からは「業種ごとに適した人材の育成や確保対策が必要だ」などの意見が出た。

　古田肇知事は「人材確保を最重要の課題とし、ご意見を参考に各論を深めていきたい」と話した。県は改定案に意見を反映させ、三月中に「県成長・雇用戦略二〇一七」として発表する。

　（小倉貞俊）

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20170301/CK2017030102000032.html

【岐阜】労働力確保が最重要 「県成長・雇用戦略」改定案

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