【共謀罪】「共謀罪」民進が対案提出へ　ハイジャック対策強化

青いガチョウ ★＠＼(^o^)／

「共謀罪」民進が対案提出へ　ハイジャック対策強化
2017/5/2 19:31配信
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS02H4N_S7A500C1PP8000/

民進党は犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の構成要件を改め「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案の対案を大型連休明けにも提出する。法案の廃案を主張する一方、テロ対策としてハイジャック防止に向けた水際対策を強化する。民進党は２日、衆院法務委員長の解任決議案を提出。政府・与党への対決姿勢を強めている。

　民進党が提出の調整に入ったのは、航空保安に関する国の責任を明確にする航空保安法案。空港の保安検査員の確保や教育訓練にかかる費用について国の補助を手厚くするのが柱だ。政府は法整備の理由としてテロ対策を前面に掲げている。民進党は「本当に必要なテロ対策を個別に整備すればいい」と反発する。

　もう１つの案は、人身売買や組織的詐欺について予備罪を新設する内容だ。多国間で組織犯罪の捜査情報を共有できる国際組織犯罪防止条約（ＴＯＣ条約）の締結を見据えた。

　民進党はこれまで新たにテロ等準備罪を新設しなくてもＴＯＣ条約に加盟できると訴えてきたが、政府は必要だと主張。議論は平行線だった。対案は条約加盟には最小限の予備罪で対応できると強調する。

　民進党は「憲法で保障された内心の自由を侵害する」などとして法案の廃案を目指してきた。対案は法案への反対の世論が広がらない中で、そもそも法案が不要との立場を維持しつつ、政府案の課題を浮き彫りにする狙いがある。

　民進党は大型連休明けにも党内手続きを終え、来週中にも衆院への提出をめざす。

　民進党は法案審議でも抵抗する構えだ。２日には衆院法務委の鈴木淳司委員長（自民党）の委員会運営が強硬だとして解任決議案を提出した。同日に予定されていた審議は中断した。

　政府・与党は大型連休の谷間にも審議時間を上積みする方針だったが、与野党の対立が深まった。政府・与党が描く今月中旬の衆院通過は微妙だ。

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