民進党・小西ひろゆき「稲田防衛相は存在自体が憲法違反」

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「安倍首相の存在自体が違憲無効」などTwitter上での発言が物議を醸している（関連記事参照）民進党の小西ひろゆき参議院議員が、5月11日にとうとう国会でも稲田防衛相に対し「存在自体が憲法違反」と語っていました（画像は参議院より）。

「稲田防衛相は存在自体が憲法違反」

小西議員は5月11日の参議院外交防衛委員会において、稲田防衛相が過去に政調会長だった際に「9条2項、もう既に現実には全く合わなくなっている9条2項をこのままにしておくことこそが、私は立憲主義を空洞化するものであると考えます」と語っていたとしてこれを問題視し、「防衛大臣としてもこの考え方なのか」「なぜ当時そう考えたのか」と追及。

稲田防衛相は「政府の一員であるため差し控えたい」としながらも「長い文章の一部だ」「違憲の疑いが指摘されていたため放置していいのかという問題意識の元だった」などと説明していましたが、小西議員は納得せず、憲法尊重義務の観点から自民党政調会長という重責にある立場でこうした発言をした人物が防衛大臣をやっているのは許されないと指摘、「考え方、存在自体がまさにこれ憲法違反ですよ」と糾弾していました。

この発言に対してはすぐにヤジが飛びますが小西議員は再び「憲法尊重義務に違反する考え方だ」として「防衛大臣にふさわしくない」との見方を示したものの、発言後には委員長から「不適切な発言があったのではないかという疑義があった」として理事会で協議の上適切な対応をすると伝えられていました。

小西ひろゆき議員の発言

小西「私はですね、端的に、憲法の今の9条2項が現実に合わなくて且つ立憲主義を空洞化するなどという発言を過去に自民党の政調会長というですね、政治家としての重責にある立場で仰った方が、防衛大臣をやっていること自体が、私は許されない、あなたのお考え方、存在自体がまさにこれ憲法違反ですよ憲法尊重義務があるわけですから。あなたは防衛大臣にふさわしくないと私は考えますが如何ですか（議場が騒然となる。小西議員これに呼応して大きな声で）憲法尊重義務を我々国会議員は有しますから、（強い声で）閣僚も有しますから、憲法尊重義務に違反するお考えをお持ちの方は、当然憲法違反を冒しているわけでございますよこれに自民党からヤジが飛ぶことが意外なんですけど防衛大臣はこうしたお考え、9条2項に対してのお考えのあなたは、防衛大臣にふさわしくないとお考えになりませんか」

委員長「お待ち下さい。只今の小西君の質問の中で不適切な発言があったのではないかという疑義がございましたのでこれは後刻理事会にて協議をし適切な対応をしたいと思います」