「法相答弁はもうひとつのオウム事件」発言が話題の民進党・階猛「モノが言える社会は本当に有難い」

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5月9日の衆議院本会議での発言がいくつも話題になっている民進党の階猛議員が、5月12日の法務委員会で質疑に立った際、その冒頭で金田法相や法務省の官僚に対し皮肉を交えた厳しい批判を展開していました（画像は衆議院より）。

「モノが言える社会は有り難い」

階議員は9日の衆議院本会議で金田法相の答弁を「オウム返し」と呼び「オウム事件に端を発したようなこの法案でありますが、大臣ももうひとつのオウム事件を起こしていると言わざるを得ません」と発言、議場を騒然とさせた上その後演説した自民党議員から撤回と謝罪を求められていたほか、安倍首相の読売新聞熟読して発言を「読売新聞は民間の一商業新聞であり国民の多くはその内容を容易には知り得ない」から憲法違反だとの見解を示したり、また法務委員会で自民党議員からのヤジに激昂し肩を小突いた問題を取り上げ類似の発言を過去に自らも行っていたと明かすと「ブーメランという批判は全く的外れ」と主張するなどいくつもの点から話題になっています（それぞれ関連記事参照）。

これらを念頭に置いているのかどうか定かではないものの階議員は5月12日の衆議院法務委員会で質疑に立つと本会議場で1時間余り演説したことを振り返り、原稿として用意していたのが半分で「残りの半分は自分の言葉で色んな思いを伝えさせて頂きました」と述懐。そして「モノが言える社会というのはですね、本当に有り難いものだということも改めて実感しました」としみじみ語っていました。

続けて、こうした自らの発言と対比させる形で金田法相の答弁について厳しく批判、自身の言葉で答弁するよう求めます。金田法相は「誠心誠意、誠実に答弁を重ねているつもり」「その為の努力も一生懸命やっているつもり」と理解を求めていましたが、階議員は官僚の力に頼らず自分の言葉で答えるよう再び要求すると今度は官僚への皮肉を述べ始めます。

法務省の官僚がマスクをしていると指摘した階議員は花粉症の時期でもインフルエンザの時期でもないだろうに何故マスクをしているのか、と疑問を呈すと「口の動きを画面に撮られたくないのではないか」と皮肉を含めた推測をした上で「そこまでして後ろから入れ知恵をしてもらうというのも大臣として残念なことだなぁ」と再びの金田法相批判。

一通り饒舌にこれらを語った階議員はその後質疑に入っていましたが、本会議での発言には批判的な声も少なくないだけに、「モノが言える社会というのは有り難い」は話題になりそうです。

以下ソース