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【コラム】「それでも自民党に投票する」 家賃3ヶ月滞納、主食はもやし、妻からも見放された34歳男性派遣社員の人生

1 :餡子先生 ★@\(^o^)/:2017/07/14(金) 15:52:12.27 ID:CAP_USER9.net
現代の日本は、非正規雇用の拡大により、所得格差が急速に広がっている。そこにあるのは、
いったん貧困のワナに陥ると抜け出すことが困難な「貧困強制社会」である。本連載では「ボクらの貧困」、
つまり男性の貧困の個別ケースにフォーカスしてリポートしていく。
今回は派遣専門の介護職員として働く、サトシさん(34歳)のケースに迫る。

サトシさんとは自宅近くのファミリーレストランで会った。見せてくれた貯金通帳の残高は「0円」。今年に入ってからは
日々の食費にも事欠く状態で、「主食」はモヤシと賞味期限切れ間近で値引きされた豆腐だという。スーパーの試食品コーナーを回ったり、
100円ショップでそろえた釣り具で、近くの海で魚をとったりすることもある。ここ数日は、自販機の下に落ちていた
100円で買ったパスタを塩ゆでにして腹を満たしている。
水道代を節約するために、用を足すときは最寄り駅に隣接した商業施設内のトイレを、シャワーは派遣先の介護施設に設置された
浴室を使う。そこまでして切り詰めても、現在、アパートの家賃は3カ月滞納しており、立ち退きを迫られている状態である。
「ガスはしょっちゅう止められます。水道は最後まで止められないんですが、以前、止められたときは、警察が(安否確認のために)自宅までやってきました」
なぜこのような状況になったのか?


ちょうどこの頃、小泉政権によって製造業派遣が解禁。身ひとつで夜行バスに乗り、
東京・新宿に着いたサトシさんは程なく工場派遣の仕事に就いた。派遣労働の規制緩和については、
不安定雇用を増やすだけだとの批判もあったが、彼は、このときが人生でいちばん楽しかったという。
「収入は(手取りで)15万円ほどでしたが、安定していましたから、仕事仲間と飲みに行く余裕もありました。
3年後には正社員になれるという話もあったので、“そのときまでみんなで頑張ろう”と励まし合ったりして
。フィリピン人や日系ブラジル人の同僚が“帰国したら商売を始めるんだ”“家族のために家を建てる”と夢を語るのを聞くのも好きでした」


そして、幸せは一瞬で暗転した。娘が生まれた直後、リーマンショックに襲われたのだ。
サトシさんは最悪のタイミングで派遣切りに遭った。やむなく介護の仕事に就いたものの、うつ病が再発。
妻の両親からは連日のように責められ、ついには彼女からも「安定した生活がしたい」と離婚を切り出された。
条件は、養育費はなし、その代わり、今後、子どもにはいっさい会わないこと。
両親からは「娘と孫は責任をもって面倒を見る。孫が大きくなったら、君は死んだと説明するから」と告げられた。

ここで少し政治の話をしたい。私は、リーマンショックで使い捨てにされ、いまだに人生を立て直せずにいる
彼が今の政治に何を望むのか知りたいと思い、選挙には行くのかと尋ねた。
すると、彼は「必ず行きます。自民党に投票します。以前は維新の党に入れたこともあります」という。
工場派遣を解禁した結果、大量の派遣切りを生み出したのは自民党政権ではないのかと問いかけると、
彼はこう答えた。「派遣という働き方を選んだのは僕自身ですから。それに、自民党は子どものための政策に力を入れているように感じます。
娘のためにも、未来志向の政治を応援したい」。
自分たちに煮え湯を飲ませたかのようにも見える政治に文句を言うわけでもなく、、変わらず支え続ける――。
私には理解できないが、実際には、飽きるほどに見かける光景でもある。
http://toyokeizai.net/articles/-/180022?page=2

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