民進党・櫻井充「いらない！出て行けよ！」への批判収まらず「懲罰にすべき言動」「人間性疑われる」「お詫び会見を」

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7月25日の参議院予算委員会で、山本担当大臣に対し「出て行け！」などと発言していた民進党の桜井充議員への批判が収まりを見せていません（画像は櫻井議員の公式サイトより）。

桜井議員が答弁に立った山本大臣に「総理に聞いてる。いらない！出て行け！！出て行けよ！！」「時間の無駄だから出てくんなよ！！！」などと怒鳴りつけていたことに対してはあまりに酷い態度だとして非難が殺到していますが、その後暴言以外にも問題が浮上していることから炎上が続いている形です。

まず桜井議員は山本大臣への発言の中でこう述べていました。

桜井「えーいま山本大臣！看過ならぬ言葉おっしゃいましたからね。（大きな声で）そんな小さなことってどういうことだよ！！（指を差して）ゆったよ今！！（指を差しながら）そんな小さなことは総理が答弁することじゃない、我々が調べたきたことに対してそういう失礼なこと言うのは（また指を差して）おかしなことじゃないか！！」

ところが、山本大臣は「小さなこと」とは言っておらずこう語っていたのです。

山本「そういう細かいことを総理にお尋ねしても無理だと思います。それは私が担当してるわけでありまして、私に聞いて頂ければと思います。」

この誤認を7月27日にブログで取り上げた鈴木宗男氏は「懲罰にすべき言動」と指摘しています。

鈴木「『小さいこと』とは言っていない。事務的な細かいことなので担当の私からと言っているのだ。言ってもいないことに大きな声で、しかも「出ていけ」はないだろう。この点、与党の理事もしっかり真意を国民に知らせるべきである。懲罰にすべき言動ではないか。勘違いをもとに、さもさもの様に正義感ぶる態度に政治家としてのレベルを考えさせられる。」

また問題の質疑において加計学園が作成していたパンフレットを桜井議員が取り上げ「加計ありき」と結びつけていた点に対しては加計学園側が「明らかな事実誤認があり、学園の名誉を著しく毀損する」と抗議コメントを出していると産経ニュースが伝えています。

山本大臣への「出ていけ」発言に留まらず問題が発生している桜井議員に対し、7月30日には民進党を離党した長島昭久衆議院議員もTwitterで「お詫び会見ぐらいはすべきでは」と苦言を呈しています。これは鈴木宗男氏のブログを取り上げた記事に対する言及。

長島「これは同感です。自分で呼んでおいて「出て来るな！」は、ないでしょう。厳しい追及も大事だし、質疑に夢中になって興奮することもあるかもしれないが、あの暴言はいただけない。お詫び会見ぐらいはすべきでは。そうしないと、国会審議の秩序は保たれないし、熟議など夢のまた夢です。」

自民党の和田政宗参議院議員も7月28日、ブログで「人間性が疑われる」と呆れた様子を見せていました。

和田「予算委員会で、閣僚に怒鳴りながら「いらない！出ていけ！」とか「時間のムダだから出てくんなよ！」などと暴言を吐いた野党議員がいましたが、人間性が疑われるばかりか、こうしたパフォーマンスをすれば注目されると思っているのでしょう。」

桜井議員は自身のメールマガジンを掲載した7月27日のFacebook投稿において民進党の現状に触れていますが、その中では「解党か解党的出直しを行う必要がある」と指摘しています。

自分に甘く他人に厳しいと言われブーメランと揶揄され続けてきた民進党が本当に危機的な状況から脱するつもりがあるかどうかは桜井議員の言動に対する党内の動きがうってつけの試金石となりそうですが、果たして民進党が変わることは出来るのでしょうか。