【安倍首相】信頼回復へ緊張感持って取り組む

クロ ★

財務省が「廃棄した」と説明してきた森友学園との交渉記録が見つかるなど、公文書をめぐる問題が相次いでいることについて、安倍総理大臣は、総理大臣官邸で記者団に対し、国民の信頼回復に向け、緊張感を持って取り組む考えを強調しました。

この中で、安倍総理大臣は「重要法案の確実な成立を目指して、残りの国会会期、全力であたっていきたい。国民の信頼を回復すべく、緊張感を持って取り組んでいく」と述べました。

また、２３日、国会に提出された財務省と森友学園側との交渉記録に関連して、記者団が「夫人の昭恵氏が関与していたのではないか」と質問したのに対し、安倍総理大臣は「その件については、今まで何回も国会などで答弁してきたとおりだ」と述べ、昭恵氏の関与を重ねて否定しました。

自民岸田政調会長「大変深刻な事態」

自民党の岸田政務調査会長は記者会見で、「政府や政治の信頼が問われており、大変深刻な事態だ。まずは、しっかりと反省すべきことは反省し、実態を明らかにし、再発防止について考え、責任を果たしていくことを積み重ね、信頼回復に努めなければならない」と述べました。

野田総務相「しっかりと猛省を」

野田総務大臣は参議院総務委員会で、「文書の廃棄、書き換えは絶対にあってはならない。しっかりと猛省してもらい、真相究明をしたうえで出直していただかなければならない」と述べました。

また、組織のトップとしての責任の取り方について問われたのに対し、「速やかに辞めることで、ことが解決する場合もあると思うが、不祥事が起きた場合は、次に起きないような再発防止策を確認してから、身の置きどころは決めていかなければならないと思う」と述べました。

NHKニュース
5月24日 14時50分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180524/k10011450701000.html