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「まるで戦前戦中だ」 気に入らぬ者は飛ばして異論封じる…官僚も辟易する菅首相の強権ぶり [クロ★]

1 :クロ ★:2020/10/27(火) 08:04:52.98 ID:CAP_USER9.net
 日本学術会議が推薦した候補6人を任命しなかった問題や、故・中曽根康弘元首相の葬儀に際して教育現場に弔意表明を求めた問題など、早くも菅政権の強権的な面が見え始めた。菅首相のこうした手法は、官房長官時代からのもののようだ。AERA 2020年11月2日号では、菅首相の政治姿勢に迫った。

*  *  *
 戦前の言論統制を彷彿とさせるような問答無用路線を突っ走る菅首相は官房長官時代から、自身に異論を唱える官僚を冷遇してきた。自ら導入を推進したふるさと納税の拡充を巡り、懸念を進言した総務省の担当局長を通常ではあり得ない自治大学校長に異動させたことはよく知られている。ジャーナリストの青木理氏が言う。

「ある官僚は、初対面の菅氏から『俺は官僚を動かすのは人事だと思っている』と機先を制されて驚き、実際その後に人事権を振りかざして気に入らない官僚を飛ばしまくるので辟易したそうです」

 たたき上げの剛腕で知られ、総務大臣(当時は自治大臣)、官房長官と歴任した閣僚ポストも似通っていた故・野中広務氏との共通点もあるのではと問いかけた青木氏に対し、この官僚は真顔でこう答えたという。

「人の痛みに真摯に寄り添う本物の政治家だった野中さんに対して失礼ですよ。野中さんの人道的モチベーションを取り払って剛腕だけ残したのが菅さん。おじいさんの岸信介さんから知性を取り除いたら安倍晋三さんになるのと似ています」

 横浜市で権勢を振るった故・小此木彦三郎元建設大臣に秘書として仕え、横浜市議から衆院議員にステップアップした菅首相は、官房長官時代は忠臣としてスキャンダルまみれの安倍首相のトラブル処理に尽力した。それは権力の階段を上るためにこなす作業であり、政治的なモチベーションなど必要なかったのだろう。それと同じ「理由なき忠誠」を、部下にも強いているのかもしれない。

■新自由主義信奉も懸念

 そして菅首相は、安倍政権時代には表舞台から消えていた元総務大臣でパソナ会長の竹中平蔵氏や、英国出身の元金融アナリスト、デービッド・アトキンソン氏をブレーンとして重用、各方面から疑問が投げかけられている。

「いずれも経済は市場原理に任せるというアングロサクソン型資本主義の新自由主義者。この時代に競争原理を持ち出して手抜きしようというのだから、経済はガタガタになりますよ」

 政治評論家の森田實さん(88)は懸念し、こう続けた。

「学術会議に関しては6人の任命拒否を撤回するしか生きる道はない。憲法違反する内閣は総辞職しなければなりませんから。戦前に京都帝大や東京帝大から追放された学者たちは戦後みなリーダーになった。非常に重要な人物をパージしていたわけです。それと似たことをやり始めたのが安倍首相・杉田和博官房副長官体制で、菅内閣がそれを踏襲して最悪の状況に向かっている。中曽根さんの合同葬について国が大学や教育委員会に弔意を示せなんて、教育の中立性の破壊もいいところでしょう」

 また、菅氏は記者として政治部畑を歩んだ共同通信社論説副委員長だった柿崎明二氏(59)を首相補佐官に招き入れた。これについて、同社の記者だった青木氏はこう言う。

「権力を監視する側の立場から直接政権の中枢に飛び込んだことに、メディア不信を増幅させかねない懸念はあります。しかし所掌が政策評価と検証担当であり、本人が『俺が言えば菅さんは耳の痛い話でも聞いてくれる』と自己分析しているので、まずはお手並み拝見というところですね」

 強大な権力を手にした元忠臣を、暴走させてはならない。(編集部・大平誠)

※AERA 2020年11月2日号より抜粋
https://dot.asahi.com/aera/2020102600007.html

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