【菅首相】“国際競争に打ち勝つ産業創出”秋に向け具体化を指示 [クロ★]

クロ ★

政府の成長戦略会議が開かれ、菅総理大臣は、今後策定する経済対策を念頭に、電動車用の蓄電池の国内生産を進めることや、非正規の労働者が求人の多い職場に円滑に移動できる仕組みづくりなどについて、秋に向けて具体化するよう指示しました。

成長戦略会議には、菅総理大臣のほか、西村経済再生担当大臣や梶山経済産業大臣らが出席しました。

この中で、菅総理大臣は「今後の成長の原動力を作るため、投資やイノベーションを促し、厳しい国際競争に打ち勝つ産業を創出する。新型コロナの中で利益を伸ばす業種も多くあるが、深刻な影響を受けている業種については、事業の継続や再構築を支援し、非正規やフリーランスの雇用をしっかり守る」と述べました。

そのうえで、
▽2035年までに国内の乗用車の新車販売をすべて電動車にする目標の実現に向けて、電動車用の蓄電池の国内生産や充電設備の整備を進めるほか、
▽フリーランスとして働く人を保護するための法整備や、
▽非正規の労働者が求人の多い職場に円滑に移動できる仕組みづくりなどに取り組む考えを示しました。

そして、菅総理大臣は、今後、経済対策を策定することを念頭に、秋に向けて具体化するよう指示しました。

西村経済再生相「決定を年末から秋に前倒し」

西村経済再生担当大臣は記者会見で「例年は、年末に詳細な方針を決定していたが、ことしは、新型コロナへの対応がある上、デジタル化やグリーンなど、世界が大きく変動している中で、決定を年末から秋に前倒しして政策の具体化の加速を図ることにした。今後、経済対策の議論になれば、当然、その中で取り上げるものも多く含まれると理解している」と述べました。

NHKニュース
2021年9月2日 17時14分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210902/k10013239411000.html