足利ヨシテル様ファンクラブ94本目

( ´∀｀)ノ７７７７さん

ドウセツ…どこですかドウセツ…
…あぁ、そこにいたのですねドウセツ…
ウフフ…目も見えず、耳も遠くなった私ですが、あなたの『音』だけはしっかり聞こえますよ…
あなたと出会い、過ごした８０年、本当に素晴らしい日々でしたね…
あなたと行く先々では、いつもあなたがお姉さん、私が妹と間違われていましたね。
いつからでしょうか、私がお母さん、ドウセツが娘と思われるようになったのは。
いつまでも若く美しいあなたに嫉妬したように振る舞っていましたが、本当は少し嬉しかったのですよ。
だって、おばあちゃんになるまで一緒にいられたのですから。
素敵な思い出をありがとう、ドウセツ…
…え？
…そうね、これからもよろしくね、私のドウセツ…

━━翌日、主の亡骸を包み込むように抱きしめるカラクリを、使用人は発見した。
使用人は不思議に思った。そのカラクリは数日前にはピクリとも動かず、その機能を停止していたからだ。
再び動かなくなったカラクリの腕の中で主は少女のような微笑みを浮かべていた。

ドウセツ「という戦国乙女最終章はどうでしょうか？」

ソウリンちゃん「寂しすぎるー！！！」