● グラスワンダー205 ～夢うつつ～ ●

こんな名無しでは、どうしようもないよ。

キレがあるということは加速度（単位時間あたりの速度の変化率）が
大きいということで、それが最も顕著に表れるのは
スプリント戦のスタート後からトップスピードに乗るまでの間

もちろん加速度を大きくするには瞬発力（＝瞬時に発揮できる筋肉の力）が必要で、
それが最もあるのはスプリンターという事になるし（だから筋肉量が多い）、
現役馬で一番キレや瞬発力があるのはモズスーパーフレアで間違いないだろう

ところがいくら瞬発力とキレがあっても持続力がなければ
中長距離はおろか、1200戦でも早々に失速するから
トータルの能力としてピクシーには勝てないだけ

ちなみにレース後半のキレの場合、どんなに落差があっても
せいぜい時速55ｋｍ→65ｋｍに変化で、
それが行われる時間が短時間であればあるほど確かにキレ＝加速度は大きくなるが
一瞬だけキレたところで、そのスピードが持続しなけば何の意味もない
強い馬というのはある程度のキレを含みつつ持続力が相当に長けているのだ