環境分野に注目するノーベル賞　科学的な成果、環境規制に発展

1 ：菜々しさん ：2021/10/05(火) 22:06:38.33 ID:dF70YdsD0.net

今年のノーベル物理学賞は、気候変動の予測に取り組んだ米国プリンストン大学の気象学者、真鍋淑郎氏（90）ら3人が受けることが決まった。

　近年、地球環境問題が深刻化し、ノーベル賞も地球温暖化など環境分野に注目している。ノーベル賞の創設者アルフレッド・ノーベルも「人類に最も大きな貢献をした人」に賞を贈るよう遺言していた。

　環境分野に与えられた初めてのノーベル賞は1995年の化学賞と言われる。オランダのパウル・クルッツェン博士は1970年、地球上の生き物を有害な紫外線から守る「オゾン層」が、窒素酸化物で破壊される可能性を唱えた。さらに、米国のシャーウッド・ローランド博士とマリオ・モリナ博士が74年、冷媒などに使われるフロンでも破壊されることを指摘した。

　こうした科学的な成果をもとにフロン規制が進み、87年、国際的にフロンを規制する「モントリオール議定書」が採択された。ノーベル化学賞が出た際は、科学的な成果だけでなく、社会的な貢献も加味して受賞が決まったとされた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3bbe5f9ed0836510a3b088dafd1ae7cff35892df