韓国ウォンが世界で為替レート検索数2位…その背景は『イカゲーム』？

菜々しさん

動画配信大手「ネットフリックス」オリジナル韓国ドラマシリーズ『イカゲーム』が世界的に人気を集める中、韓国ウォンの為替レート検索数も急増していることが分かった。

【写真】イ・ジョンジェ＆パク・ヘスら、信頼できる俳優たち＝『イカゲーム』

　米国ニュースチャンネル「フォックス・ビジネス」は6日（現地時間）、『イカゲーム』の人気が韓国ウォンを世界で2番目に検索数の多い通貨に押し上げたと報じた。

　同メディアは、検索エンジン「グーグル」で検索されるほとんどの通貨はウォンとのレート換算が可能になっており、ウォンを別の通貨に換算する方法も多く検索されていると説明した。

　ファッション雑誌『ハーパーズバザー』の編集長、オミッド・スコビ氏も5日、ツイッターに「『イカゲーム』が大きな人気を集めたことで、韓国ウォンは同ドラマが配信されて以降、世界で2番目に検索された通貨となった。反対にウォンを現地通貨に換算する方法も人気検索ワードとなっている。（人気が）どの程度なのかが想像できるだろう」と書き込んだ。

　これは、全世界の視聴者たちが『イカゲーム』に出てくる優勝賞金456億ウォンについて、ドルなど各国通貨でいくらになるのか検索したためとみられる。456億ウォンを各国通貨に換算すると、およそ3834万ドル、3318万ユーロ、43億円、2億4743万中国元などとなる。

　『イカゲーム』は、命懸けでサバイバルゲームに挑む参加者たちのストーリーを描いた作品で、「綱引き」「型抜き」などのゲームが登場する。ネットフリックスがサービスを提供する83か国・地域でいずれも1位に立つという新記録を達成し、ネットフリックス史上最高のヒット作『ブリジャートン家』を抜いて1位になるとの見方も出ている。