前田日明vs安生洋二

お前名無しだろ

不意打ち、これは卑怯の前の問題だと思う。
不意打ちを磨いている技がやばい。
意識の打ち、不意打ちの素早さ。お前、不意打ちするなやという場合、相手は正面では負けるから不意打ちをかける。
正々堂々で勝てるなら、そういうことはしない。
ここが超難しい。
たとえば、手にスパンをもっていて、作業中、相手がイラとする事を言って、
無意識にスパナで相手をどつく。相手は、相手が意識せずに、スパナをふりおろすので、
まったく構えることができない。ムカツクと同時にスパナが振り下ろされる場合。
それは不意打ちスパナである。言い合いをしていて、スパナをもつ手首に筋肉が浮んできたら、
それは意識のスパナである。
つまり、愛情をこめて、目を見て、近づいてきて、いきなり、スパナだったら、それも不意打ち。
どの程度のレベルの不意打ちかということである。不意打ちされて、不意打ちされたなと相手に思われる
不意打ちはかわいい不意打ちである。多分、前田は、今度、安生に不意打ちをしてやろうとしかけたとき、
自分自身で制御できなくなる可能性があるので、安生に不意打ちをするなと言ったんだと思われる。
不意打ちの不意打ちがこわい相手には、絶対に、不意打ちをしないことである。意識のある打ちをしますと言って、
怨恨をのこさない叩き方が、入門の打ち方である。前田は、話がわかる男だから、不意打ちのお礼をしにいかないけれど、
不意打ちをされたら、お前が先に不意打ちしたんだろうと言われたら、そうすれば、またオレが不意打ちをすると言えばいいだけである。
そうすれば、リング上では、もり上るだろう。