新テニスの王子様Golden age327

入雲は氷華がジュニアテニス界から姿をくらます前から同地区にいる氷華を一方的にライバル視しており氷華を倒すことを目標にテニスをしていた
入雲は5強には敵わないながらも元より全国でも指折りのプレイヤーであり地区レベルで言えばもてはやされるレベルだがそんな入雲が影に埋もれてしまっていたのは同地区に美怜氷華の存在があったからである

入雲は秀才であり何でも上位に食い込めるが一番を味わった経験が少ないため初めは注目を独り占めする氷華に対する嫉妬心だったがテニスにおいて同地区にいながら自分に衝撃を与えた氷華を倒しそのジレンマを乗り越えようとした

それ故自分の前から姿を消した氷華に対して芽吹同様並々ならぬ思いはあったが再び日本ジュニアテニス界に姿を表した氷華と地区大会で対戦し勝利するも勝利した喜びよりも本来のテニスを失った氷華に対する失念だけが残り
夜月は再び当時の強さを取り戻した氷華と決着をつけるべく氷華は以前は夜月に興味もなかったがブランクのある今の自分にとって等身大でいい競い相手として氷華と夜月は初めてライバルとして対等に協力しながら切磋琢磨することとなる

関東大会決勝、S1で氷華と夜月は地区大会以来ぶりに再び相まみえるが氷華の今の実力は知れ渡ってり桜乱戦で芽吹との直接対決を避けた氷華は既に昔の影もないと誰しも思われていたなか
夜月との試合の中で氷華はテニスの楽しさを自分のテニスを取り戻す
夜月の手によってテニスを楽しむこと自体への懺悔の気持ちから開放された氷華はありのままの自分で夜月と本気の勝負もするも一歩届かず夜月は初めて本当の氷華に勝利することになる

また逢魔学園での音無沙羅戦では元より活発な子で誰よりもテニスにひたむきであったが沙羅がテニスを始めるきっかけとなった母親と死別したためテニスたいしなんの信念もなくただ母親に対する未練だけで惰性でラケットを振るうだけの沙羅に勝つことへの気迫を見せつけることで沙羅の中に眠っていた本音も引き出す
色々と物語のキーパーソンとなる人物