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長靴半ズボンU

573 :夢見る名無しさん:2015/04/18(土) 15:47:43.14 ID:YLENjNCmU
「君、名前は?」「○○A樹です。」
「お嬢ちゃん、名前は?」「○○C子です。」
「ごめんください。」呼び鈴を押して老人が声をかけると、A樹の母親が出てきた。
「私、○○町の**です。先ほど公園を通りかかりましたら、この子たちが肉弾をして遊んでおりました。
 A樹君が鼻血を出して、転んだときに肘もすりむきまして、応急にちょっとした手当てをして、お宅まで連れて参りました。
 おうちで手当てをしたほうがよろしいでしょうと。」
「これは本当にありがとうございます。A樹、この方にお礼をしなさい。」
「ありがとうございます。」
「いや、この女の子、C子ちゃんというんですね、本当に強いですね。
 C子ちゃんの手のひらがA樹君の顔面に当たりまして。」
C子がA樹の母親に一礼して、
「おばさん、ごめんなさい。A樹君に怪我させちゃって、私、つい、夢中になっちゃって……」
というと、A樹の母親は
「気にしないで、C子ちゃんは何も悪くないわ。A樹よりもC子ちゃんの方が強かっただけなのだから。」
とにこやかに言った。
C子は申し訳なさと誇らしさのため、顔を赤くし、スカートハイソックス長靴の生脚をもじもじとさせた。
A樹は恥ずかしさのため、顔を赤くしてうつむいた。
「A樹君も強いですね。鼻血を出しても、肘をすりむいても、私の下手な手当ての最中も、まったく泣きませんでしたし。
 A樹君は勇気のある子です。他の男の子が怖がっているときに一人で立ち向かっていったんですからね。
 真冬でも長靴に半ズボンに絆創膏ってのは男の子の勲章ですね。」
A樹は赤くなった顔を上げて、恥ずかしさと誇らしさのために、半ズボンハイソックス長靴の生脚をもじもじとさせた。
老人は応急手当のとき、A樹の肘に絆創膏を貼っていた。
A樹の母親は救急セットを出してきて、A樹の手当てをした。


 

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