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長靴半ズボンU

1 :大人の名無しさん:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN 0.net
長靴半ズボン
が落ちてしまいました。
復活させたいと思います。
前スレからまともなレスを拾って生きたいと思います。
復元作業の途中でも、建設的なレスなら大歓迎です。
新規スレッド作成時の都合上、
生活/30代 から 馴れ合い/夢・独り言 に移ります。

615 :夢見る名無しさん:2015/05/22(金) 19:48:50.92 ID:F8PFeJait
>>611
Jが言った。

男の子も女の子も、半ズボンやスカートに、ハイソックスを履くと脚が長く見えてかっこいいわ。
長靴も不思議だよね。長靴を履くと脚の線がきれいに見えるのよ。短い長靴でもそうなんだけど、長い長靴だと本当に脚の線がかっこよく見えるのはなぜかしら。
短い半ズボンや短いスカートにハイソックス、そしてハイソックスが少し見える長い長靴を履いた男の子や女の子が元気に遊んでいるのを見ると、本当にうれしくなるの。

616 :夢見る名無しさん:2015/05/22(金) 19:57:07.00 ID:F8PFeJait
C子が言った。

私は一番長くてかっこいい長靴を履いた女の子になりたいの。
男の子には私より長い長靴は履いてほしくないの。
でも、男の子にも長くてかっこいい長靴を履いてほしいの。
うちの学校、一年中長ズボン禁止でしょ。だからうれしいの。風邪引いたって言って長ズボンで来る子がいると、仕方ないとは思うけど、うれしくいないわ。
女の子は、短いスカート、ハイソックス、長靴!
男の子は、半ズボン、ハイソックス、長靴!

617 :夢見る名無しさん:2015/05/29(金) 19:42:02.00 ID:uj4dWULmy
>>616
B斗の母が言った。

X県は、特にY市は半ズボンだからありがたいわ。B斗が入学する時は、真冬でも半ズボンなんてと思ったけど、おかげでB斗もみんなも丈夫になったわ。
それに長靴ってのはいいわね。雨や雪の日は、B斗には長靴を履かせることにしているの。学校もB斗が寄ったところのお宅も汚さないで住むからね。
だから、長靴はもっと長いほうがいいよね。膝の下くらいまで。
その上で、思い切り元気に遊んでほしいわ。

M代もK子も言った。

さんせえええええええ!!

J「もう遅くなりましたから失礼します。A樹君、K子ちゃん、いいでしょ。」
K子「おばさん、本当に遅くまでありがとうございます。ご馳走様でした。じゃあ、A樹、帰るわよ。ちゃんとご挨拶なさい。」
A樹「はあい。」「本当にありがとうございました。失礼します。」

B斗の母が言った。

A樹君もB斗君ももう少し大きくなったら、大人用長靴が履けるね。楽しみだね。」

A樹B斗「早く大きくなりたいな。」
J「好き嫌いしちゃだめよ。外で元気に遊んでね。」
A樹B斗「はあい。ぼくたち、外で遊ぶの、大好きです。」

A樹、K子、C子、Jはそれぞれの長靴を履いて、B斗の母に一礼して岐路についた。
B斗とB斗の母は、4人の、それぞれ違いはあるが、、半ズボンやスカートとハイソックス・長靴に包まれた、美しい脚線を眺めていた。

618 :夢見る名無しさん:2015/05/29(金) 19:59:14.97 ID:uj4dWULmy
B斗君宅の訪問を勝手に終わらせちゃったとしたら、ごめんなさい。
勝手ついでになってしまいますが、Jの設定について。

Jが教育実習で担当したのは、道徳と算数と体育と音楽。

これは時代設定が昭和だと思うので、いわゆる「国籍条項」がまだ今より厳しくあると思います。
Jが公立の小学校の教員採用試験に合格して採用されるのは難しいと思います。
帰化して日本国籍を取得しても、当時の教育委員会ならどの都道府県や市町村もびびったり、敵意むき出しの差別をすると思います。

Jのことですから、日本語力は完璧にするとは思いますが、当時の時代精神を考えると、どうしてもそんな心配をしてしまいます。

ということで、東京のインターナショナルな志向を持つ、私立小に採用されるということにしましょうか。
もちろん、その私立小の制服は一年中、男の子は短い半ズボン、女の子は短いスカートです。

その上で、M代とK子の進路も考えて見ましょう。
X県は田舎です。田舎の県はコネがないと採用は難しいという噂も聞きますし。
あっ、これは聞き逃してください。

勝手なお願いばかりですみません。
もちろん、雄大な構想がおありなら、私の戯言はぶっちぎって話を進めてください。

619 :夢見る名無しさん:2015/05/30(土) 19:21:43.43 ID:QtcdNMEpt
>>617
4人はB斗宅から帰る途中こんな会話があった。
M代「B斗くん、私たちが玄関で長靴履いているのを見ていたらアソコを膨らませてたよ」
J「本当?」
A樹「お姉ちゃん達が長い長靴を履いている処がセクシーに見えたんだよ
ハイソックスに染み付いた長靴の匂いも気にしているんだよ、きっと」
J「A樹君もそうなの?」
A樹「長靴フェチってそういうものなんだよ好奇心が強いのだよ」
J「お姉ちゃんも『男の子のように』の靴がゴム長靴だったから激しい振り付けで、長い間長靴履いていたから後長靴を脱ぐのが大変
で、脱いだらハイソックスが強烈にゴム臭かったから…」
M代「A樹の足もゴム臭いよ、でも女の子っていい匂いがするイメージがあるから足臭かったらギャップに興奮するんじゃない?
私も経験あるわ、ある長靴フェチの男子に長靴の匂いを嗅がれた事もあるわ」
A樹「セクシーなハイソックスがゴム臭いと興奮しちゃうよ」
M代「コラッまたそんな事言って、お姉ちゃん家帰ってから足の匂いを嗅がせてあげる、A樹のアソコも大きくしてやろうか?」
A樹「お姉ちゃんのは姉弟だから興奮しないよ、他人だから興奮するのだよ」
M代「A樹の長靴の中に香水を付けてあげるよ、長靴履いた事がバレるよ〜」
A樹「お姉ちゃん、それはやめて〜」
M代「A樹も時々足臭いから〜」

620 :夢見る名無しさん:2015/05/31(日) 21:01:48.19 ID:mO6VzBpsH
C子「Jお姉ちゃん、何故長靴を履くと足が臭くなるの?」
J「長靴は雨水などから足を守る為、靴に隙間がなく空気が入りにくくなっているの
だから水溜まりの中に入っても足が濡れないの
しかしその代わり長い間長靴を履いていると足が汗をかいて蒸れてしまって水虫の原因になったり、ゴムの匂いが靴下に移るんだよ
長靴を脱いだ時足の匂いを嗅いでごらん、結構臭くなっている時があるから」
M代「その匂いで興奮する男の子もいるってことだよ」
C子「そうなんだ」
A樹「長靴からハイソックスがはみ出していると特に興奮するね」
M代「せっかくハイソックス履いてお洒落してキメているのに濡らしたら台無しよ、濡らさないのもお洒落の一つだよ」
J「M代ちゃんの言う通りだわ」

621 :夢見る名無しさん:2015/06/01(月) 20:28:23.92 ID:splSafbCy
A樹「Jお姉ちゃん、Jお姉ちゃんがテレビで『男のコのように』を歌っている姿を見て、
僕もJお姉ちゃんが履いている長い黒長靴を履きたくなったよ、何て格好いいんだって思ったよ」
J「A樹君、ありがとうそう言ってくれてお姉ちゃんうれしいよ、これには色々事務所内で意見が出てね
長靴履かせるからハイソックスはいらないとか、長靴をやめたらとかあったのね
一度テレビ番組でハイソックスを履かずに長靴だけ履いて出演したら、後日Jちゃんは白いハイソックスを履いてなかった、Jちゃんはハイソックスが似合うのにって言われちゃった
よく見ているんだね、みんな。でも安心しちゃった私のハイソックス姿、たとえ長靴を履いていてハイソックスは一部分しか見えなかったとしてもJちゃんはハイソックスを履いて欲しいって要望があるんだね。凄い興奮しちゃったよ」
C子「私もハイソックスと長靴だ〜い好き」
A樹「あの時のお姉ちゃん格好良かったよ」
J「ありがとう、何か自信わいて来ちゃったんだねあの時」

622 :夢見る名無しさん:2015/06/03(水) 20:00:07.66 ID:eT1ZFPPlf
>>621
A樹が言った。
ぼく、半ズボンに長靴って好きなんだ。ほんとは晴れでも履きたいんだ。だって、かっこいいもん。
半ズボンにハイソックスは履くと、脚が長く、かっこよく見えるでしょ。それに長靴を履くと、もっともっとかっこいいと思うんだ。
スーパーマンのようなヒーローになったような気がするんだ。強くて勇気があって正義の見方って感じなんだ。
ヒーローの長靴って、あっ、ブーツか。って、ぼくたちの長靴より、長いでしょ。そう、お姉ちゃんやお姉ちゃんの長靴のように。
ぼくたちは、一年中半ズボンでがんばっているでしょ。ハイソックスも履いているね。でも、長靴は毎日は履けないから残念なんだ。
特に半ズボンに長靴のとき、ぼくは、強くて勇気があって、何が正しいかをしっかりと考えて勇気を持って行動したいと思うんだ。バスに乗ったときも、老人に席を譲るんだ。
そりゃ、長靴を履かない時だって相するつもりだけど、長い長靴を履けば、もっともっといいと思うんだ。
Jお姉ちゃんが履いているような長靴を履きたいよ。それが無理なら、長い大人用長靴を早く履きたいよ。

623 :夢見る名無しさん:2015/06/03(水) 20:04:23.05 ID:eT1ZFPPlf
>>622

ただ今、この話で盛り上がっておりますが、>>482以前のような、この話とは関係ないレスでも、「長靴半ズボン」に関するレスなら歓迎いたします。

624 :夢見る名無しさん:2015/06/04(木) 20:40:06.00 ID:phfOT2ljc
>>622
Jは言った
お姉ちゃんにとってハイソックスは脚を長く美しく見せるアイテムだと思っているの
そのハイソックス、特に白いハイソックスだと雨が降ると泥跳ねが目立って格好悪くなっちゃう。ハイソックスを泥跳ねから守る為に長めの長靴を履くんだ。
すると鏡に映った自分が格好よく見えたり、水溜まりの中を気にせず歩けるのよ
朝、家を出る前必ずテレビの天気予報を確認するの、ちょっとでも雨が降りそうだったら傘とレインコートと長靴を用意して、長靴を履いて出かける事にしているの
そのほうが安心ね。長靴が私の足を守ってくれる。
ハイソックスが蒸れて臭くなっても、お客さん家の玄関で靴を脱いだ時床を濡らすよりよっぽどいいよ。
足元が気持ち悪くなくて快適だし堂々と動く事ができる。お姉ちゃんも長靴大好きだよ。

625 :夢見る名無しさん:2015/06/09(火) 19:39:17.09 ID:TRS/ep4Ys
>>612 - >>614
JIMという人の板にもココにも両方レスされたのですね。
JIMという人の板に打てばココにも反映されるかと思ってやってみたのですが、そんなことはありませんでしたね。

それにしても、JIMという奴はどうしようもない外道です。
ひろゆきさんとの間に何があったかはわかりませんが(われわれにはまったく関係ないことは明らか)、血のバケツなんてものまで持ち出して、板をめちゃめちゃにしてしまいました。
関係ない人たちを巻き込まないでください、と言いたいですね。

JIMという外道に苦しめられていたとき、ネットを検索すると、「JIMさんに英文メールで謝るといい。」という情報もありました。
どうしても復活させたいので、本気でJIMに英文で謝ろうかとも思いました。
そうしているうちに、ひろゆきさんが復活してくれました。本当にありがとうございます。
JIMという野郎に謝らなくて本当によかった、と思いました。

JIMの板に、scの入ったメアドを打つと、エラーになるんですね。なんと言う外道なんでしょう。

626 :夢見る名無しさん:2015/06/09(火) 19:27:10.36 0.net
復活しましたか?

627 :夢見る名無しさん:2015/06/09(火) 20:00:41.03 ID:TRS/ep4Ys
>>624の続編でも、その他の話題でも、このスレ、ますます盛り上がってほしいです。

628 :夢見る名無しさん:2015/06/13(土) 13:30:51.52 ID:6ea0I0N2X
JIMの板kanaeなんとかかんとかにレスすると、この板にも反映されるのですね。

JIMとひろゆきさんとどちらが正しいかは私にはわかりません。
でも、血のバケツを持ち出してきて、ユーザーにまで被害を及ぼしていい権利があるのでしょうか。

ともかく、ひろゆきさんの板がよみがえったのです。ひろゆきさんやスタッフの方々には感謝の言葉もございません。
ありがとうございます。

629 :夢見る名無しさん:2015/06/13(土) 14:24:07.05 ID:6ea0I0N2X
>>624
C子が言った。
「J先生、○○小学校の『生活のきまり』って知ってる?
特別な事情がない限りは一年中半ズボン!女子は短いスカートもいい!
雨の日や雪の日や地面がぬかるんでいるときは、長靴をはかなきゃいけないんだよ!」
Jが言った。
「うん、私も読んだわ。みんな真冬でも半ズボンや短いスカートでがんばっているわね。」
Cが言った。
「それなのに、雨の日にJ先生が長靴を履いてきたの見て、J先生をばかにした奴がいたでしょ!許せないわ!あいつら長靴も履いてないんだから!」
Jが言った。
「あの時はありがとうね。うれしかったわ。C子ちゃnもA樹君もB斗君もほんとうにありがとう。」
M代が言った。
「その『生活のきまり』、私が小学生のときから変わっていないね。担任のA先生、今は教務主任になっていらっしゃるね、おっしゃってたわ。
長靴を履かないで来ると、学校の廊下や教室の床を汚しちゃうでしょ。汚いし、掃除当番の人が困るでしょ。そしてその前に、誰かが滑って転んで御覧なさい。危ないでしょ。って。
私、感動したわ。
ここは田舎でしょ。雨が上がって晴れても、雪がやんで融けだしても、道路はぬかるむわ。だから、長靴を履くことはエチケットだと思うわ。」
Jが言った。
「私もそう思うわ。M代ちゃん、A先生に教えてもらったの?私、A先生、尊敬しているの。」
M代が言った。
「はい。A先生のおかげで学校が楽しくなって、勉強も好きになったの。でも、中学3年のころからいろんなことがつまらなくなって、田舎もいやになって、アイドルになろうなんて、K子と考えちゃったんだ。」
A樹が言った。
「そのころの姉ちゃん、ケバかったし、よく母ちゃんに怒られてたね。」
M代が言った。
「もおっ! でも、Jさんに会って目が覚めたんだ。私、A先生のような、Jさんのような教師を目指すっ!でも、この偏差値じゃ無理…… でも、がんばるっ!」
Jが言った。
「大丈夫よ。M代ちゃん、がんばり屋だから。そうそう、日本の学校で感心したことがあるの。」
M代が尋ねた。
「どんなことですか?」

630 :夢見る名無しさん:2015/06/13(土) 14:38:36.24 ID:6ea0I0N2X
Jが答えた。
「日本の学校では生徒が自分たちの学校の掃除をするでしょ。香港では専門の業者がするの。宗主国のイギリスでもそうなの。」
A樹が目を輝かせて言った。
「いいなあ。香港やイギリスでは掃除しなくていいのっ?」
Jがまじめな表情で言った。
「A樹君、自分たちが使って勉強したり遊んだりしたところを自分たちでしっかり掃除することで、自分たちの学校を大切にしなきゃ、という気持ちになるでしょ。
その気持ちが周りの人に伝わるのよ。香港では自分の金儲けのことしか考えない人が多いの。日本にはないいいところもあるけどね。それはまた違う日に。イギリスは景気悪くて活気ないし。
日本がこれほど平和で発展しているのはそういうところに原因があるのよ。」
M代「A樹、わかった。」
A樹「はい。だから、掃除当番の人が困らないように、外が汚れているときは長靴をはかなきゃいけないんだね。」
M代「よくわかっているじゃん。」

M代とA樹は自宅近くの交差点でJを別れ、帰宅した。
Jは、スカートにハイソックスに赤のロングな長靴を履いたM代と、半ズボンにハイソックスに黒の最も長い学童長靴を履いたA樹の後姿を見送った。

631 :夢見る名無しさん:2015/06/15(月) 19:34:59.30 ID:DX6E4tTwz
>>619
A樹達がB斗、K子の家を去ったあとB斗とK子はこんな会話があった
K子「B斗、さっきJ先生とM代が玄関で長靴を履いているときアソコがだんだん大きくなったよね、お姉ちゃん分かってたよ」
B斗「(顔を赤くして恥ずかしながら)ばれたか、Jお姉ちゃんやM代お姉ちゃんのセクシーなハイソックスの足がゴム臭い長靴の中に入って行くのを見たらつい…」
K子「お姉ちゃん恥ずかしかったよ、明日M代に合ったら何て説明しようかしら」
B斗「お姉ちゃんもいけないんだよ僕がまだ幼い時に…」
K子「何したっけ?」
B斗「お姉ちゃんが小学生の時に自慢のピンクレディの黄色い長靴を履いて、
それも白いハイソックスの脚を長靴からはみ出して、
ハイソックスの脚が太く、長靴の筒との間に隙間がなくパツンパツンになっていたのを見た事があるの」
K子「(顔を赤くして)それで」
B斗「玄関で長靴脱いだ瞬間僕に長靴のゴム臭いハイソックスの足の匂いを嗅がせたんだよ、あれからアソコが反応しやすくなったんだよ」
K子「お姉ちゃん結構B斗にイタズラしてたもんね、可愛かったから」
B斗「それからだよ長靴を履いた女性に反応しだしたのは、お姉ちゃんがいけないんだよ」
K子「そのハイソックス履いた足で電気アンマもしてたよね」
B斗「お姉ちゃん、お母さんに叱られていたよ弟に何するんだって」
K子「そんな事もあったよねぇ、またしようか?」
B斗「やめてよ〜(笑)」
K子「でもB斗のハイソックスの足、結構臭かったわよ、長靴の中に香水を付けるよ〜」
B斗「恥ずかしいからやめて〜」
みんなの前ではおしとやかな一面を持つK子でも、B斗と二人きりの時はお茶目な姿を見せたのである。

632 :夢見る名無しさん:2015/06/17(水) 17:40:36.81 ID:sKAVFAaDx
>>629
M代がA樹に言った
M代「さっきC子ちゃんの言ってた『生活のきまり』なんだけどさ、例えば卒業式とか入学式などの大事な式典があるよね、
その時雨天だったり積雪など道が悪い時は長靴を履いて登校する、靴はビニール袋などに入れて持参する事。知ってた?」
A樹「知ってたよ、徹底しているんだね」
M代「式典そのものは体育館で行うけど足元が汚れない配慮をするために長靴を履いて登校するんだよ」
A樹「そうなんだ、雨天時の卒業式や入学式は経験ないな」
M代「お姉ちゃんはあるよ、卒業生を見送る時在校生が校門まで列をなして見送るんだけどお姉ちゃん達は長靴ではなく持参した運動靴を履いたけど、
卒業生の大半が男子は制服半ズボン、女子は制服スカート、白いハイソックス、長靴だったわ、
中にはね、大人用の長靴を履いた卒業生もいたわ、だけど大事な式典で長靴を履いているって笑ったり非難される事もなかったわ、長靴を履くのは仕方ない事だから
だからA樹も小学校卒業するとき雨が降ったら長靴を履いて行くんだよ、分かった」
A樹「うん、お姉ちゃん」

633 :夢見る名無しさん:2015/06/18(木) 20:12:05.46 ID:Xqs/ZRp/q
>>630
JはC子を家まで送り届けるために連れ立って歩いていた。
J「C子ちゃんもA樹君もB斗君も偉いわね。『生活の決まり』を守ってしっかりと長靴を履いているんだから。」
C子「ありがとうございます。長靴を馬鹿にする奴とか、長靴をはきたがらない奴とかいるけど、何考えているんだって言いたいよ。バカみたい!」
J「C子ちゃん、言葉が汚くなっているわよ。」
C子「ごめんなさい。でも、自分だけカッコつけて、長靴履かないで、学校をびしょびしょにするなんて、考えられません。滑って転んだ子もいたんですよ。」
J「だから、『生活の決まり』でも長靴を履くように書いてあるのね。」
C子「長靴が臭いって言う人もいるんだけど、足を泥やなんかでびしょびしょにする方がもっと臭いよ。」
J「そのとおりだわ。」
C子「私、長靴が好きなの。できれば毎日履いていたいの。運動靴と同じに運動できる長靴が欲しいな。J先生のその長靴でスポーツもできる?」
J「そこまではいかないわ。この長靴、前にも言ったように(>>594)特注で作ってもらったの。『男のコのように』を歌うとき、半ズボンに長靴ということになったの。
  リハーサルの時は、小学生の男の子のような学童長靴っていう長靴に一番似ている、黒の紳士用長靴だったの。でも、それだと激しい動きで踊るたびに脱げちゃうの。
  だから、特注で作ってもらったの。ブーツにしようかって話にもなったけど、子供らしさが欲しいってことでそうなったの。もちろん、せっかく作ってもらうんだから、長さと形にはこだわったわ。
  私の足のサイズよりほんの少し大きくしてもらったけど、それはオドイーターを入れるためよ。足や長靴が臭くなったらいけないじゃないの。
  というわけで足にぴったりだし、結構自由に走り回れるわ。ハイヒールなんかより何百倍も動きやすいわ。変な靴よりいいかもしれないわ。」

634 :ラバーマン:2015/06/19(金) 11:28:43.00 0.net
是非復活して欲しいですね。
梅雨に入り、レインブーツの登場回数が増える今日この頃です。
283さん、
白がベストと言う意味は白のショーパンに合わせるならと言う
事ですよ。白ショーパンに黒の長靴はどうかと、、
モノトーンなら1枚のトップスやボトムスの中に黒、白が混在
するのは問題ないですね。
まぁ〜今年はブルーとホワイトが流行色のようなので、ブルー
に合わせてパンツは薄いブルーとかもかなり際立ちますね。

635 :夢見る名無しさん:2015/06/22(月) 13:54:57.37 ID:FbkEt2sLf
http://plaza.rakuten.co.jp/totty0705/

636 :夢見る名無しさん:2015/06/23(火) 21:19:05.14 ID:0TmKi54lB
>>631
B斗が興奮する姿を見たK子はそんなB斗をいとおしく思えた。
ならばもっとB斗が興奮するためにある事を考えた。
それはJが『男のコのように』を歌った時に近いファッションをして、B斗と接してみる事にした。
今まではミニスカートが多かったが、B斗の履いている激短半ズボンよりも短い半ズボンを履いてみる事にした。
K子はおしとやかで、お嬢様みたいな女子高生だ。そんな格好するわけない、M代はおてんばなのでイメージがぴったりくる。
でも弟をびっくりさせるため挑戦してみる事にした。
髪はセミロングだが、ミッキーマウスがプリントしてある白いTシャツ、水色デニムのB斗より短い半ズボン、白いハイソックスといういでたち。背はB斗よりも高いので白いハイソックスの脚が長々と見える。
可愛らしい男の子みたいなK子になった。
その姿でB斗の前に現れた「B斗、お姉ちゃん半ズボン履いてみたけど似合う?」
B斗はびっくりして
「お姉ちゃん…僕と似た服装している…どうしたの?」
K子「B斗をびっくりさせようと思って…次の休みに近所の河原でキャッチボールしようか?」
B斗「お姉ちゃん勉強いいの?」
K子「お姉ちゃんでなくお兄ちゃんになってあげる」
B斗「えっそんな、こんな可愛いお兄ちゃん興奮しちゃうよ」
といいながらB斗は股間に手を押さえた。
K子「アソコ大きくしたな、河原だからボールを川に落としたらいけないから長靴履いていこうね」
B斗「うん」
K子「お姉ちゃんも楽しみにしてる、もう遅いからお風呂入って寝るんだよ」

637 :夢見る名無しさん:2015/06/24(水) 20:11:31.72 ID:0zH6HJUyf
翌日、M代とK子が学校で会話した。
M代「K子、昨日私達が帰る時にさ…B斗君が…」
K子「(あの事かな)何の事?」
M代「言いにくいけど、B斗君…アソコ大きくなってたよ」
K子「(バレてた〜)ごめん、姉として謝るよ」
M代「いいの、いいのうちのA樹もある事だから…
B斗君、欲求不満じゃない?一緒に遊んであげたら?」
K子「あれからね、休日にキャッチボールしようと約束したんだ、心配してくれてありがとう」
M代「J先生も心配してたわよ」
K子「うちのお父さんとB斗がよくキャッチボールしていたけど、最近お父さん仕事で忙しいのよ、だから私がキャッチボールしようと言ったのよ」
M代「勉強の方、大丈夫?」
K子「大丈夫よ、A樹君は?」
M代「今度の休日にショッピングに付き合う事になったよ。」
K子「それもいい事ね、弟のために頑張ろうね」
M代「うん」

638 :夢見る名無しさん:2015/06/24(水) 20:12:39.51 ID:0zH6HJUyf
翌日、M代とK子が学校で会話した。
M代「K子、昨日私達が帰る時にさ…B斗君が…」
K子「(あの事かな)何の事?」
M代「言いにくいけど、B斗君…アソコ大きくなってたよ」
K子「(バレてた〜)ごめん、姉として謝るよ」
M代「いいの、いいのうちのA樹もある事だから…
B斗君、欲求不満じゃない?一緒に遊んであげたら?」
K子「あれからね、休日にキャッチボールしようと約束したんだ、心配してくれてありがとう」
M代「J先生も心配してたわよ」
K子「うちのお父さんとB斗がよくキャッチボールしていたけど、最近お父さん仕事で忙しいのよ、だから私がキャッチボールしようと言ったのよ」
M代「勉強の方、大丈夫?」
K子「大丈夫よ、A樹君は?」
M代「今度の休日にショッピングに付き合う事になったよ。」
K子「それもいい事ね、弟のために頑張ろうね」
M代「うん」

639 :夢見る名無しさん:2015/06/24(水) 20:15:02.73 ID:0zH6HJUyf
>>637>>638
すみません、ダブりました。

640 :夢見る名無しさん:2015/06/25(木) 19:25:33.90 ID:V1M7uAaRJ
>>637>>638
次の休日の前日は土砂降りの雨だった。A樹、B斗、C子、Jが長靴で登校したことは言うまでもない。ほとんどの子供たちが長靴だった。高学年も例外ではない。長靴半ズボン少年、長靴スカート少女で小学校付近は溢れた。
A樹、B斗、C子、Jはうれしくてしかたなかった。あまりかっこいい脚線でない少年も少女も、この日ばかりは脚線が美しく見えた。どうしようもなくかっこ悪い脚線の少年少女も、例外ではなかった。
下校時にも雨はやまなかった。日没近くになってやっとやんだ。休日の朝、アスファルト部分は何とか乾いたが、土の部分はぬかるんでいた。草もぬれていた。そして、強烈な太陽が昇ってきた。空は雨後天晴の青さ、美しさだった。

B斗とK子の喜びは言うまでもない。思い切り外で遊べるし、長靴を履く理由もある。
B斗とK子はほとんどお揃いといっていいほどの服装になった。上半身、半ズボン、ハイソックスまではほとんど同じだ。違いは長靴だけ。B斗は黒の一番長い学童長靴、K子は白の長い長靴。
B斗とK子はY市を流れる大河Z川の支流のT川の河原へ行った。そこは特に整備されてもいなくて、あまり人が来ないところでもあった。ぬかるみや濡れた草もあって、その日は長靴でなければ進めなかった。

B斗とK子はキャッチボールを始めた。
おしとやかなK子ではあったが、中学時代はソフトボール部にいた。ピッチャーではないが、ボールを投げたり取ったり打ったりすることには慣れていた。
ソフトボールなどの経験がないとキャッチボールすらままならないスポーツ少女もいる。でも、ソフトボールの経験があるので、K子の腕前はまったく確かだ。
まだ小学校3年生のB斗より遥かに玉も飛ぶし、コントロールも、身のこなしもいい。
姉弟でキャッチボールというのはあまりないのかもしれない。強引にやったとしたら、姉は弟にまったくついていけないことが多いかもしれない。弟が小学校中学年以下で何とか釣り合いが取れることもあるかもしれない。
でも、K子はぜんぜん違った。

641 :夢見る名無しさん:2015/06/25(木) 19:49:40.10 ID:V1M7uAaRJ
K子はB斗のために手加減をしなければいけないと思った。距離を遠くするとB斗の玉が届かないこともわかった。
B斗もA樹をはじめとする同学年の友達とキャッチボールをするけれど、姉のK子ほど強い玉を投げられる子はいなかった。
普段おしとやかに見える姉のK子の強さを知った気がした。
K子は高校3年生だ。体力は大人の女性と何も変わらない。いやそれ以上だろう。でも、その自分より大きい体格からくるものとは別の強さを知った気がした。

いつの間にか、K子によるB斗に対する指導という形になった。K子の口調も部活の調子になった。
B斗は素直に従った。B斗の動きがだんだんと合理的になってきた。

K子はうれしくなった。
始めたときは不恰好だったB斗の動きが美しいものになってきたからだ。
玉を受けるときの微妙な動作も美しく合理的なものになった。長靴ハイソックス半ズボンの脚線も美しくなっていくように思えた。

B斗もうれしかった。今日の姉は強くかっこいいだけでなく美しいのだ。
B斗はK子のことを美しい少女だと思っている。それはしとやかな美しさだった。その日は姉の意外な一面を見た気がした。

B斗の体力はK子についていけなかった。B斗はコントロールを失って暴投してしまい、玉は川べりの草むらに入った。
B斗は玉を取りにいこうとした。K子は「危ないからやめようね。玉は買ってあげるよ。」と言った。B斗は「いいよ。まだ玉はあるから。」と言った。

昼近くになったので、B斗とK子は家に帰った。
ワンバウンドのボールもあったし、キャッチボールに必要なフットワークもあったので、二人の服装は、長靴だけでなく、ハイソックス、半ズボン、シャツ、そして生脚、生腕、顔も泥まみれになった。
二人とも母親に怒られた。二人ともシャワーを浴びるように命ぜられた。
午後、K子は受験勉強に励んだ。B斗は疲れてしまってうとうととしてしまった。

642 :夢見る名無しさん:2015/06/25(木) 20:08:34.07 ID:V1M7uAaRJ
一方、A樹は姉のM代と一緒にY市最大の(唯一の)ショッピングセンターに行った。
A樹とM代はほとんどお揃いといっていいほどの服装になった。上半身、半ズボン、ハイソックスまではほとんど同じだ。違いは長靴だけ。A樹は黒の一番長い学童長靴、M代は赤の長い長靴。

ショッピングセンターは自転車で行く距離である。自転車で行くことにした。
途中、未舗装道路や未舗装のT川の土手を通るので、長靴を履くことにした。
距離的には舗装された県道を通るのが近いけれど、自動車が危ない、ということでその道にした。
母親からも県道を通らないようにと言っていた。A樹とM代の返事の声が明るかったのは言うまでもない。

土手では自転車の車輪が泥水を巻き上げていた。下手にスピードを出すと自分たちがびしょ濡れになってしまう。
A樹をM代は慎重に自転車を漕いだ。冒険みたいで楽しかった。
A樹は長靴の縁が太ももの裏に当たる官職がたまらなかった。M代もである。
自転車はA樹が先になったり、M代が先になったりした。より危なそうなところはM代、そうではないところはA樹が先に進んだ。

A樹は姉のM代の脚線の回転を見た。姉の力強さと美しさを改めて発見した。それを演出しているのは、スカート、ハイソックス、長靴だと改めて認識した。
M代も弟のA樹の脚線の回転を見た。愛らしい脚線である。でも、長く力強くそして美しくなっている。半ズボン、ハイソックス、長靴に支えられて、強く美しくなっていくのだと思った。

643 :夢見る名無しさん:2015/06/25(木) 20:32:20.50 ID:V1M7uAaRJ
ショッピングセンターに着いた。
長靴の大人、長靴半ズボン少年、長靴スカート少女は多いわけではなかったけど、結構いた。
A樹とM代が特に目立つというほどでもなかった。
A樹もM代も大人たちの視線を感じた。二人とも、A樹にもM代にも注がれていた、と感じた。
A樹の愛らしく美しい脚線、B代の長く美しい脚線、美しさに違いはあるけれど、若さに溢れている。
晩秋初夏の太陽でこんがりと焼けた美しいきめの肌だ。卑猥な視線を投げかける大人も少しはいた。
これが冬なら半ズボンでがんばっていることを褒める大人もいる。

このショッピングセンターは、教育実習に来る前のJがコンサートをした所だ。A樹にとっては思い出の場所だ。
A樹はそこでテレビで見ただけのJに直接会って話をしたのだ。
JはW田A子のようにどんな日本人も知っている歌手ではない。大人のうち半数強は知らないと思われる。
Jの教育実習はまったくばれていない。

Jがコンサートを行った屋上会場は、催し物がまったくなく、入点許可証をもらった業者が植木や雑貨などをぼちぼちと売っていた。
Jの曲ではないが似たようBGMに乗ってA樹は踊りだした。全然混んでいなかったので、M代も何も言わなかった。A樹も自然と踊りをやめた。

A樹とM代は階を下りて、靴売り場に長靴を見に行った。
A樹の履いている長靴と同型のもあった。それが一番長かった。それ以上に長くて格好のいい長靴はなかった。
大人用長靴にはもっと長いのもあった。どれもいまひとつだったが、長さには結構満足できる長靴もあった。
A樹はいつかそんな長靴を履きたいと思った。

M代も自分の履いている長靴と同型の長靴があるのをも見た。ここで買ったのだ。一番高い。
M代はもっとかっこいい長靴にあこがれ続けた。

644 :夢見る名無しさん:2015/06/25(木) 20:43:55.83 ID:V1M7uAaRJ
A樹とM代はレコード売り場に行った。Jの曲を見るためだ。
新しいレコードは入っていなかった。持っていないレコードはあったけど、B斗やC子の持っているレコードとあわせれば、気に入ったJの曲はほとんどカバーしていた。
小遣いにも限りがあるからレコードは何も買わなかった。

書籍売り場では、M代は参考書を買った。A樹は漫画を買った。

A樹とM代は昼食としてお好み焼きとフランクフルトを食べて、自転車に乗って帰った。
帰りの道も行きと同様、楽しかった。土手も乾きだしたので、行きよりもスピードを出せた。

M代は家に帰ると、すぐに受験勉強を始めた。
A樹は漫画を読んだり、長靴を履いて外に出たりした。結構疲れたので、近くで引き返した。
姉と一緒に出かけたのは本当に久しぶりだった。そして楽しかった。

645 :夢見る名無しさん:2015/06/27(土) 11:49:59.86 ID:/IiGiRIlQ
>>640->>644さん、
姉弟愛を感じる内容ですね。私にはなかなか真似出来ません。
私の場合M代ちゃん、K子ちゃん、Jちゃんに対する下心を持った文章を考えてしまいます。
もっと弟思いの姉の姿を考えた文章を作りたいです。

646 :夢見る名無しさん:2015/06/29(月) 17:34:57.01 ID:nh/jsbV4G
>>645
ありがとうございます。
もったいないほどのお褒めをいただき、恐縮しております。

A樹君とM代ちゃんの話で言い足りないところがあったので追加します。
このままですと、B斗訓とK子ちゃんの話に比べて元気がないですね。

さっそく訂正ですが、
>>643 
>晩秋初夏の太陽でこんがりと焼けた美しいきめの肌だ。卑猥な視線を投げかける大人も少しはいた。
とありますが、「晩春初夏」の間違いでした。
失礼しました。

では、続けます。

647 :夢見る名無しさん:2015/06/29(月) 18:03:08.65 ID:nh/jsbV4G
>>643
>ショッピングセンターに着いた。
>長靴の大人、長靴半ズボン少年、長靴スカート少女は多いわけではなかったけど、結構いた。
>A樹とM代が特に目立つというほどでもなかった。
>A樹もM代も大人たちの視線を感じた。二人とも、A樹にもM代にも注がれていた、と感じた。
>A樹の愛らしく美しい脚線、B代の長く美しい脚線、美しさに違いはあるけれど、若さに溢れている。
>晩春初夏の太陽でこんがりと焼けた美しいきめの肌だ。卑猥な視線を投げかける大人も少しはいた。
>これが冬なら半ズボンでがんばっていることを褒める大人もいる。

「ああーーっ、半ズボンに長靴履いてる女がいる!」
A樹より少し年長の小4か小5くらいに見える少年たちがM代を指差した。
少年たちは半ズボンではあるが、長靴は履いていない。ハイソックスを履いている者もいるし、履いていないものもいる。4,5人くらいだった。
「あいつ、長靴履いてるー!」

イントネーションから、県庁所在地X市の中心部の少年たちだとわかった。
X市とY市は隣接している。それはX市が近隣の町村を合併したからだ。
X市とY市の方言の違いは、X県と隣のQ県のX県に近い地域の人間にしかわからない。
A樹とM代にはすぐわかった。
X市の小学校も一年中半ズボンだが、荒天時の長靴着用はあまり言われていないようだ。
X市はY市よりも温暖なのに、高学年になるほど、理屈をつけて、冬ばかりでなく夏も長ズボンを履くのも出てきている。
X市はY市を田舎だと思って馬鹿にしているところがある。

「他人の服装にとやかく言わないでもらいたいわ。」
M代は少年たちをキリリとにらんだ。A樹もにらんだ。
少年たちは何も言えなかった。
A樹とM代は堂々とエスカレーターに乗って屋上に向かった。

648 :夢見る名無しさん:2015/06/29(月) 18:36:24.50 ID:nh/jsbV4G
>>644
>A樹とM代は昼食としてお好み焼きとフランクフルトを食べて、自転車に乗って帰った。
>帰りの道も行きと同様、楽しかった。土手も乾きだしたので、行きよりもスピードを出せた。

M代は初めから、その日はショッピングセンターからは、昼食を食べたらすぐに帰るつもりだった。
自転車ではかなり時間がかかるし、午後は受験勉強をする予定だったからだ。

同時に、M代は自分の長靴半ズボンハイソックスの脚線を中心に卑猥な視線が向けられていることを察した。
卑猥な視線の主は、若い男も中年男も老人の男もいた。
中には、M代には興味を示さず、A樹にその視線を向ける男もいた。
M代は自分とA樹を守るためにもすぐ帰らねばと思った。

M代は怪しい視線やその主を巧みに交わし、駐輪場に来た。怪しい男はついてこなかった。
M代は、上半身の筋力を除けば、体力はタダのオヤジより勝っていた。上半身の筋力でも下手なオヤジには勝っているかもしれない。
M代もK子と同じく、中学からソフトボール部で鍛えに鍛えた。中学も高校もものすごく厳しい部活だった。
身のこなしとすばやさは並みのオヤジの及ぶところではない。

A樹も体力をつけてきた。M代にしっかりとついていくことができた。
A樹はB斗と同じで、よくC子と遊ぶ。C子は決して乱暴な少女ではないし、礼儀正しくやさしさもあるが、遊びのとき、スポーツのときは別人のように激しい。
C子はA樹やB斗より身長が低いし、低いほうから数えたほうが早い。でも、筋肉のバネが全然違う。
太ってはいないし、ムキムキの筋肉でもないし、性的に早熟というわけでもない。小3の女の子らしい体形だ。よく見ないと筋肉の発達がわからない。
そんなC子にA樹やB斗は全く勝てなかった。A樹やB斗は一人きりで、あるいは二人で、泣いたことが何度かある。
それでも、C子と遊ぶのは楽しかった。C子と遊ぶと、そのたびに自分が強くなるような気がした。というより、強くなった。でも、C子はそれ以上に強くなった。
C子は勝つたびに、負けたA樹やB斗の健闘をほめてくれたし、前より強くなったこともほめてくれた。

649 :夢見る名無しさん:2015/06/29(月) 19:12:49.87 ID:nh/jsbV4G
「A樹、帰るよ。早く帰りたいからしっかりついてきてね。悪い人が私たちをつけている気がするわ。特にT川の土手は急いでね。助けてくれる人がいないから。」
「うん。」
そんな話になるとうきうきと猥談っぽぅ楽しむA樹だったが、このときは違った。A樹も姉に対する卑猥な視線に気づいたようだ。そして、自分に対する卑猥な視線も。

T川の土手は、朝よりも乾いていた。だから、朝よりスピードを出すことができた。
でも、未舗装道路である。でこぼこもあるし、まだ水溜りもある。M代もA樹も長靴を泥だらけにしながら、道を急いだ。半ズボンにもハイソックスにも上半身にも泥がかかった。

650 :夢見る名無しさん:2015/06/29(月) 19:14:23.80 ID:nh/jsbV4G
後ろから、ショッピングセンターでM代に卑猥な視線を浴びせた男が自転車で追いかけてきた。いかにも、偶然通る道が同じようなふりをしていたが、下心が見え見えに感じられた。
その男はM代とA樹を発見したのが遅れたため、自転車置き場からの出発も遅れたようだ。
男はいかにも急ぐように自転車のスピードを上げた。
M代はさらにスピードを上げた。A樹がついてこられるか心配したが、心配無用だった。A樹はしっかりついてきた。
不摂生な生活をしていると見られるその男は、なかなか追いつけなかった。舗装道路なら、曲がりなりにも成人男子の体力で二人に追いつけるとは思うが、水溜りの散在するでこぼこ道にその男は対応できなかったようだ。
少しずつ追いついてはいくが、その男の満足できるものではなかった。
K橋が見えてきた。K橋を渡ると大字Kに入る。M代が生まれるころにY市と合併した。このあたりの中心集落である。
「K橋を渡るよ。A樹!」
A樹は息が苦しくなり始めて返事ができなかったが、K子と一緒に曲がった。
舗装道路になったので、スピードが楽に上がった。大字Kには地元の人が歩いている。
剣道との交差点に出た。信号がある。M代とA樹は歩行者用信号が点滅する前に渡りきった。
例の男も交差点に突っ込んできた。キイイイイイイー、青信号になった県道の車が急ブレーキをかけた。
「バカヤロー!!!」運転手は、キモ男を怒鳴った。車はそのまま進み、後続車も続々と続いた。
県道の信号は長い。キモ男は取り残され、地元の人の冷たい視線にさらされた。

651 :夢見る名無しさん:2015/06/29(月) 19:16:00.12 ID:nh/jsbV4G
M代とA樹は家に着いた。キモ男を完全に巻くことができた。尾行のないことを確認して、M代とA樹は家に入った。
M代は受験勉強に取り掛かった。A樹は疲れて眠ってしまった。
M代は母親に頼んで、警察に届け出た。
しばらくしてであるが、そのキモ男は別件の痴漢事件で逮捕された。
M代は、危機管理のため、半ズボンに長靴というのは人前ではやめにした。

いろいろ前の話と矛盾が出てきたかもしれませんが、アバウトということで。

652 :夢見る名無しさん:2015/07/02(木) 17:19:43.69 ID:VU8FlKGJh
休日が終わってM代は学校でK子にショッピングセンターでの出来事を話した。
K子「M代もA樹君も無事で良かったわね。世の中には訳の解らない変態がいるから、
でもそのキモ男長靴フェチだったりして・・・・」
その後K子はM代にこんな話を打ち明けた。

うちのB斗は長靴脱いだら足が臭いってこないだ言ったじゃない、
M代やJ先生が長靴を履く時アソコが大きくなったので注意したわ。すると
「お姉ちゃんがいけないんだ!」って言われて理由を聞いたら幼いころお姉ちゃんが長靴の臭いの染み込んだ
白いハイソックスの足を僕に嗅がせた(>>631)からだって、
B斗を長靴フェチにしてしまった責任を感じているわ。

653 :夢見る名無しさん:2015/07/02(木) 17:36:48.12 ID:VU8FlKGJh
実はB斗が生まれる前、私は両親の秘め事を見ちゃったの。
私が夜トイレへ行くときにパパとママが外へ出ようとしたのね、ママの姿見てびっくりしちゃった。
胸の強調したノースリーブのシャツにミニスカートに黒い少し透けたハイソックス、晴れているのに赤いゴム長靴を履いていたの。
パパが「これからママと散歩に行って来る」と言い残してから1時間以上経ってから戻って来たの。
パパがママの長靴を脱がせて
「Y美子、今日のお前の黒いハイソックスはより一段と長靴のゴムの臭いがするぞ、こんなセクシーな長い脚、素敵だ。俺はとても興奮してアソコから汁が出そうだ、もう我慢出来ない・・・」
と再びママに長靴を履かせておんぶして寝室に行ったわ。
その後ままの喘ぎ声が聞こえてきたわ。

今思えば夫婦の営みだと思うの。パパもママも長靴フェチかも知れないわ。
そんなパパとママの血が私とB斗に流れている。

654 :夢見る名無しさん:2015/07/02(木) 17:56:03.87 ID:VU8FlKGJh
私も長靴のニオイ大好きだし興奮しちゃうの。自分でもよく足のニオイを嗅ぐしB斗にも嗅がせた事あるし、長靴臭いハイソックスの足をB斗のアソコめがけて電気アンマもしちゃった。B斗も結構そういう気があるみたい。
姉弟で時々長靴脱いだ後のハイソックスのニオイを嗅ぎあっている位だから
B斗にはお姉ちゃんの足や長靴で興奮してもいいけど他人の女性はだめよ、性犯罪に繋がるからって話しているよ

M代が言った
実はA樹がJ先生の長靴のニオイを二人で嗅いだ(>>593)と言っていたよ。
でもJ先生にとって可愛い弟のような存在だから許してもらえたけどね、
K子、B斗君の性癖を理解できるお姉さんになってあげてね。

K子
分かったわ、だけどA樹君も長靴大好きなんだね

M代
A樹も長靴が大好きなのよ、私達姉としてお互い似た悩みがあるんだね。
でも今は勉強、勉強

この話をしてからM代とK子の絆がより強くなったと互いに感じた。

655 :夢見る名無しさん:2015/07/04(土) 18:18:40.04 ID:7U8TlEK3a
Jの教育実習は順調に進んで言った。
音楽の授業では、Jはありきたりの授業ではなく、子供たちのためにも工夫した授業を行った。
教科書に載っている歌を歌うのだが、ただ歌うのではなく、踊りながら歌うことにした。音楽室の机といすを片付けるのに時間がかかったが、子供たちのノリは非常によかった。
振り付けは、踊りの苦手な子供でも簡単に踊れるように単純なものにした。
さすがJである。どうすれば最小限の動作で効果的になるかを職業柄知悉していた。
子供たちが習得するのに時間はかからなかった。単純で、曲のイメージに合っていたからだ。
室内であったので、長靴は履くことはなかった。
男の子は半ズボンにハイソックス、女の子は短いスカートにハイソックスだった。
そんな姿で歌い踊る子供たちの姿を見たかったのはJかもしれない。
Jは子供たちを美しくいとおしいものに感じざるを得なかった。

当時の小3の音楽の教科書にどんな曲が載っているか、ぜんぜん調べていないので、曲名は書きませんでした。調べるだけの勤勉さに欠けているのが私ですので。
ごめんなさい。

656 :夢見る名無しさん:2015/07/04(土) 18:35:20.95 ID:7U8TlEK3a
算数の授業で、プリントを使った復習をすることになった。プリントは教科書会社が用意したものだった。
雨が降り、アジサイが咲いている通学路と思しき道を、傘を差しランドセルを背負った小3くらいの子供たちが楽しげに歩いているイラストがあった。
計算問題には何の関係もない。この時期にふさわしいイラストとして載っているのだろう。
描かれている子供たちは、男の子は半ズボンに黒の長靴、女の子は短いスカートにいろいろな色の長靴、ほとんど全員がハイソックスちらりだった。

A樹B斗C子は内心大喜びした。小学生は、男の子は半ズボン、女の子は短いスカート、そして雨の日などは長靴を履くことが正しいのだと保証されたと思えたからだ。

A樹B斗C子は計算に身が入らなくなった。
描かれている女の子の中にC子に似ている女の子がいた。A樹に似てる男の子もいた。B斗に似ている男の子もいた。
ただ自分たちよりも賢そうな顔をしているのはちょっと気に入らなかった。でも、教科書などに出てくるとそうなるんだと納得もした。
それよりも、長靴ハイソックス半ズボン、長靴ハイソックススカートの正しさ、かっこよさが認められたといううれしさがたまらなかった。

657 :夢見る名無しさん:2015/07/04(土) 18:48:00.20 ID:7U8TlEK3a
長靴は実際のものよりも長く描かれていた。
絵のタッチは、いわさきちひろ風で、輪郭のない薄い色合いの水彩画だった。
等身のバランスは小3の子供たちとしてリアルだった。
絵のサイズは小さいし、少しのにじみもあるので、長靴の長さも不自然に感じられなかった。
学童長靴が持つ、紳士長靴と同じ筒の縁取りの描写はまったく無視されていた。

道徳の授業については、ネタが思いつけません。省略させていただきます。
ただ、順調に成功したということで。
トラブルなどが起きると、Jの教育実習が世間やマスコミにかぎつけられそうなので。
Jの道徳の授業でいい案がある方は、レスしていただければ幸いです。

体育につきましてはしばらくお待ちください。

もちろん、この話題以外でネタがおありなら、どんどん話を進めてください。

658 :夢見る名無しさん:2015/07/05(日) 21:58:49.00 ID:aHshiSfjW
>>652->>654
やっと携帯で書き込みができるようになりました。
前文はネット喫茶のパソコンで作成しました。

道徳の授業は自由課題になった。そこでA樹がM代と先日ショッピングセンターに遊びに行った際の出来事について
@X市の小学生に姉の長靴半ズボン姿をバカにされたこと
AA樹の長靴姿もバカにされたこと
B色んな男の人からジロジロ見られた事
C自転車で追っかけられたこと
についてJを交えて語り合う事になった。
正しい雨の日の服装について語り合う事になった。
J「A樹君姉弟は何も悪い事はしていない、お姉さんの言う通り他人の服装にとやかく言われる必要はないよね」
B斗「こんな目で見られたら半ズボンや長靴がはけなくなる」
J「そうね、でもみんなの服装みて先生感心しているの、半ズボンやミニスカートにハイソックスで頑張っている。偉いなって思っているわ」
C子「先生もハイソックスだよね」
J「うん、普段わね。でもTPOに合わせてストッキングを履く事もあるわ」
生徒Z「TPOて何ですか?」
J「その場に応じた服装って事かな?特に大事な式典とかあるじゃない、相手に不快な印象を与えない服装って事よ」
生徒Y「今の僕たちはどうですか?」
J「先生は普通だと思っているわ」
生徒X「先生もハイソックスが好きですか?」
J「大好きよストッキングと比べ伝線しないし」
生徒W「雨の日の長靴は必要ですよね」
J「そうね、長靴の方が快適だからね、それを変な目で見る人がいるからやっかいなのよ、みんな、自信持って長靴はいてね」
C子「J先生も長靴履いてる。先生からお手本をみせているから偉いと思うわ」
J「ありがとう、先生雨が降っても必ず長靴を履くわだから皆も長靴はいてね」
全員「はい」
J「その事で変な人が近づいてきたら周りの大人に助けを求めるのよ」
全員「はい」


道徳はこんな感じで良いでしょうか?他に思い付く事がありましたらお願いします。

659 :夢見る名無しさん:2015/07/06(月) 19:27:50.65 ID:N8eojXBG9
>>658
ありがとうございます。
思いもつyきませんでした。完璧です。

道徳の授業の中で、A樹君姉弟の休日での出来事をどのように題材として取り上げたら不自然でないかに腐心したのですが、見事ですね。

体育についても、いい案がありましたらどうぞ。
音楽、数学につきましてもどうぞ。

皆様のお知恵を拝借したいと存じます。

>>1 にあるとおり、この話に全然関係なくても、「長靴半ズボン」に関係することでしたらレスをお待ちしております。

660 :ラバーマン:2015/07/06(月) 20:23:56.23 0.net
復活しそうになりましたが、やはりしませんね、、残念です。
長梅雨になりそうな今年はやはりレインブーツはマストアイテムです。
AIGLE社のヴェルニをゲットしようか迷っています。
おかげ様で半ズボン(ショーパン)は数枚入手しましたぁ〜。
ヴィーンテージデニムの股下7pのWranglerは1960年後期から70年に
かけてのいい色落ちしてるモノ。
そして、LEVISの505は柔らかく、股下を7pにカスタマイズしてもらい
ご機嫌な一着です。スムースな穿き心地で最高!です。是非トライして
みて下さい。それからアディダスはトレフォイル柄が全体に鏤められた
モノでカラーはベージュこれまた股下10pにカスタマイズしてもらい、
欠かせないアイテムになっています。
残すところ、ラバー製のレインブーツをAIGLEにするかHUNTERにする
かの選択になりました。
今年はきっと8月になってもあまり暑い日が続きそうにないので秋口から
の台風シーズンを見越して早急にゲットしますね。

661 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 17:32:18.81 ID:IohYV/TPG
>>655->>659
体育の授業では短距離のリレーをやることになった。
その日は雨が降ったので、長靴を履いてきた子が多かった。A規B斗C子はもちろんである。
午前中は雨が降っていた。雨がやまなければ保健になる予定だった。昼前から雨は上がり晴れわかった。子供たちは喜んだ。
男の子は半袖半ズボンの体育服、女の子は半袖体育服にブルマの上に体育用のスカート、半袖は白に首と袖口に黒の2本ずつのライン、半ズボン、ブルマ、スカートは黒。
子供たちは3分の2から4分の3くらいが長靴を履いていた。男の子は黒、女の子は赤が一番多く、ピンク、白、紺と続いた。

Jは、白の半袖ポロシャツ、紺のキュロット、そしてあの紺の長い長靴である。白のハイソックスがちらりとのぞいている。
キュロットは短く半ズボンのように見える。
指導教員は、白の半袖ポロシャツ、白の長ズボン、黒の紳士用長靴である。

クラスは49名、1名欠席で48名だった。
Jはあらかじめ計画したとおり、走力が均等になるように6名ずつの8チームにした。
当初の計画と少し違えたのは、長靴の子と短靴の子も均等になるようにした。
小学生のことでもあり、男女のことは何も考えなかったが、男女も大体均等になった。
チームの中での走る順番は機械的に名簿番号順とした。

4チームずつのレースとして、他の4チームは計測や着順判定や決勝テープ持ちなどをすることになった。
上位2チームずつ4チームでの上位決勝戦の決勝、下位2チームずつ4チームでの下位決定戦の決勝がある。
レースは4回、子供たちは2回走ることになる。

入念な準備体操、走りの練習、入念な整理体操、表彰を行うとちょうどよい時間になる。

662 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 17:53:29.06 ID:IohYV/TPG
A樹B斗C子はそれぞれ別チームとなった。
ただ、割り振りの結果、A樹もB斗もC子も同じ第3走になった。

予選ではA樹のチームとC子のチームが同じレースになった。B斗のチームは別のレースである。

A樹は2位でバトンを受け取った。C子は最下位の4位でバトンを受け取った。
A樹と1位の男の子との距離はそんなに変わらなかった。
C子の走りはすごかった。C子は身長は低いほうだが、筋肉のバネがぜんぜん違った。一歩の歩幅も脚の回転もぜんぜん違った。
C子は3位の女の子を抜かし、中継点の少し前でA樹を抜かした。
C子のチームは2位、A樹のチームは3位となった。

アンカーまでに多少の順位の入れ替わりはあったが、結果として、C子のチームは1位、A樹のチームは3位となった。
C子のチームは上位決定戦、A樹のチームは対決定戦に進出した。

C子は2位で中継したが、チームが1位になったのはC子の活躍に多くを負っていた。

B斗は1人を抜き、1人に抜かされ、2位で中継した。
B斗のチームは2位となり、上位決定戦に進出した。

663 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 18:06:53.48 ID:IohYV/TPG
B斗は、長靴半ズボンや長靴スカートで走る子供たちを見て、その躍動感に感激した。
思い切り走るときにできる長靴の皺にたまらない魅力を感じた。
筋肉の動きとも違う、ブーツでは絶対に出せないし、ハイソックスとも違う独特な動きだ。

A樹とC子との競走は特に注目した。
C子が勝つことはわかっていた。もちろんC子も応援したい。でも、自分と同じような体格で同じような運動能力の男の子であるA樹を応援することは、自分を応援することのように思えたからだ。

A樹の走り方はB斗の走り方でもあった。もっと脚を上げてもっと歩幅を大きくしなければいけないことはわかっている。でも、それだけの筋肉がA樹にもB斗にもないこともわかっている。
少し遅れてバトンを受け取ったC子はぜんぜん違っていた。A樹やB斗より身長は低いし、脚も短いが歩幅がぜんぜん違った。脚の回転の速さや力強さも違った。
A樹の長靴にも皺が入った。C子の長靴にも皺が入った。皺の入り方はよくわからないが何かが違っていた。
A樹は追いつかれ追い越された。
B斗はたまらなくなった。

664 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 18:27:28.84 ID:IohYV/TPG
下位決定戦でも上位決定戦でも、走順は2つ繰り上がる。第1走は第3走、アンカー第6そうは第2走となる。
よって、A樹もB斗もC子も第5走となる。アンカーのひとつ前だ。

下位決定戦が始まった。
A樹は、2位でバトンを受け継ぎ、1人を抜かし1人に抜かされた、2位でアンカーにつないだ。アンカーは後続チームのアンカーに抜かされそうになったけれど、2位でゴールした。
A樹のチームは8チーム中6位となった。

B斗はA樹の走りを見ていた。予選と特に変わったことはなかった。A樹は決して手抜きをした消化試合をやっているわけではなかった。
一人でもいいから抜きたい、少しでもいいから自分のチームを勝たせたい、という真剣な気持ちは伝わってきた。
予選での疲れが出ているわけでもなかった。むしろ、体が温まって、予選よりいい走りができていると思った。計測したとしたら絶対タイムは上がっていると思った。

しかも、長靴半ズボンで全力疾走している。そんな機会はそんなにはない。本当にすばらしい光景だ。

でも、B斗は何か物足りなかった。それは一緒にC子が走っていなかったからだ。
一生懸命がんばっているA樹が一生懸命がんばっているC子に負けるという場面、これはたまらない。
ある意味、目を背けていたい、見たくない光景でもある。A樹はB斗なのである。
でも、見てみたいのだ。本当にぞくぞくする。股間を意識せざるを得ないのだ。

665 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 18:43:24.08 ID:IohYV/TPG
上位決定戦が始まった。
B斗は3位でバトンを受け継いだ。C子は最下位4位でバトンを受け継いだ。
3位と4位の差はあまりなく、半ばあたりでB斗はC子に追いつかれ、追い越された。その後も差はどんどん開いた。
C子はもう一人を追い抜き、2位でアンカーにバトンを渡した。B斗は最下位4位でバトンをアンカーに渡した。
アンカー同士の差はいろいろと変化したが、アンカーの順位は結果として変わらなかった。

8チーム中、C子のチームは2位、B斗のチームは4位、A樹のチームは6位となった。

A樹はB斗とC子との競走は特に注目した。
C子が勝つことはわかっていた。もちろんC子も応援したい。でも、自分と同じような体格で同じような運動能力の男の子であるB斗を応援することは、自分を応援することのように思えたからだ。

B斗の走り方はA樹の走り方でもあった。もっと脚を上げてもっと歩幅を大きくしなければいけないことはわかっている。でも、それだけの筋肉がA樹にもB斗にもないこともわかっている。
少し遅れてバトンを受け取ったC子はぜんぜん違っていた。A樹やB斗より身長は低いし、脚も短いが歩幅がぜんぜん違った。脚の回転の速さや力強さも違った。
B斗の長靴にも皺が入った。C子の長靴にも皺が入った。皺の入り方はよくわからないが何かが違っていた。
B斗は追いつかれ追い越された。
A樹はたまらなくなった。股間を司式せざるを得ないのだ。

666 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 19:01:29.06 ID:IohYV/TPG
>>665
ミスでした。>司式 ではありません。”意識”です。ごめんなさい。

子供たちからJも一緒に走ろうという声が上がった。指導教員は、子供たちのリクエストに答えるように、Jに目で促した。
子供たちの中から、このクラスで足が速い順に6人でチームを作り、そのチーム対J一人で競走するという要望が上がった。
Jは思ったより快く承知した。
子供たちの歓心を買おうという打算的な様子ではなかった。どうでもいいという投げやりな様子でもなかった。
要するに、自信があるという様子だった。

選ばれた6人は男の子4人、女の子2人だった。A樹とB斗は入っていなかったが、C子は入っていた。

レースが始まった。指導教員がスタートを切った。
Jは外のコースを走った。
結果はJの圧勝だった。600Mなので完全な全力疾走ではなかったが、短距離の走り方だった。
半ズボンのような短い紺のキュロットに紺の長い長靴、Jのスタイルの良さ、そしてJのフォームの美しさに子供たちは息を飲んだ。
Jが完全な全力疾走でないことも、Jのフォームの美しさを際立たせた。
Jが走るたび、長靴に皺がなんともいえない様子で出来たり消えたりした。

A樹もB斗もC子もたまらなかった。

667 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 19:16:08.81 ID:IohYV/TPG
入念な整理体操が終わった。
表彰も終わった。

Jの講評になった。

今日のみんなはすばらしかったわ。
みんな最後まで全力でがんばっていたわね。先生、うれしいわ。
優勝したチームの人、準優勝のチームの人、3位のチームの人、おめでとう。本当によくがんばったわね。
表彰されなかった人、残念だったわね。でも、みんながすばらしいと先生、思っているの。
途中で順位がぐるぐると変わるの、見ていて面白かったわ。
追い抜かした人、がんばったわね。チームの順位をあげてくれたよね。
追い抜かれた人もものすごくがんばったと思うわ。追い抜かれても、少しでも差を縮めて追い抜こうとがんばったでしょ。
だから、次の人がまた順位を上げるのを助けたことになるでしょ。そこであきらめたら、何もかも終わりだよね。
あきらめた人は一人もいなかったわ。
今日学んだことは、一生の宝物よ。

日本の子供は恵まれているよ。私の故郷、香港は土地が狭くて、学校に広い運動場がなかなか用意できないの。
体育よかスポーツとかは、専門とする人だけがやるという感じなの。
みんなが思い切り体を動かしてスポーツするの見ると、うれしくなっちゃうわ。
この環境を生かして、心も体も健康な人になってください。

Jの言葉は子供たちに滲みた。指導教員も大きくうなづいていた。

668 :夢見る名無しさん:2015/07/11(土) 19:46:15.32 ID:IohYV/TPG
体育は6時間目だった。
着替えをして掃除、帰りの会と続いた。
A樹とB斗は、下校時間まで校庭で遊ぶ気に慣れなかった。A樹とB斗はそれぞれ別々に一人で帰った。

A樹は白地に黒と赤の横じまのポロシャツに黒の半ズボンに白のハイソックスに黒の長靴に黒のランドセル、
B斗は水色で襟が白のラガーシャツに黒の半ズボンに白のハイソックスに黒の長靴に黒のランドセル、
A樹は神社の裏、B斗は廃材置き場の裏に向かった。
C子に負けた悔しさのためだ。A樹もB斗も泣くのを我慢していた。
C子という女の子にリレーで負けて泣いているところを他の子供たちに見られたくない。通行人にも見られたくない。
C子には絶対見られたくない。Jにも見られたくない。
A樹とB斗二人で泣こうかとも思ったけど、どう声をかけていいかわからなかった。だから、一人出来た。

A樹は立ったままで、神社の裏の太い杉の幹にもたれて泣いた。
B斗はしゃがんで泣いた。

泣きながら、C子に負けていく場面、C子が走っている場面、Jのねぎらいの言葉が浮かんできた。
Jの言うことは正論である。A樹やB斗の心にもすんなり滲みこんできたし、うれしかった。
でも、だからといって悔しさがなくなるわけではないのだ。

A樹もB斗も、C子の肉体、脚線、ハイソックス、長靴を想像した。たまらなかった。
Jの肉体、脚線、ハイソックス、長靴も想像した。たまらなかった。
A樹はB斗の姉K子、B斗はA樹の姉M夜の肉体、脚線、ハイソックス、長靴を想像した。たまらなかった。
そして、A樹はB斗と自分自身、B斗はA樹と自分自身の肉体、脚線、ハイソックス、長靴を想像した。
そして、C子、J、A樹はK子、B斗はM代と自分、A樹はB斗、B斗はA樹を重ね合わせて想像した。
たまらなかった。

心行くまで泣き終わると、一番近い公園を見つけ、顔を洗って家に帰った。
体育で泥のついた長靴を脱いだ。この長靴でC子に負けたのだ。たまらなくなった。

>>655さん、勝手に体育の話を作ってしまいました。

669 :夢見る名無しさん:2015/07/12(日) 12:21:26.92 ID:uCcx0ZiK/
>>668さん、
算数、体育、道徳、音楽以外に私としては図画工作の授業ネタも考えていますがどうですか?

670 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 20:35:34.57 ID:JxvqkFsGa
>>669
どうぞどうぞ。
>>657さんに無断で体育のネタを入れてしまった私が言うのもなんですが、>>657さんもオッケーしてくれると思います。

体育のネタについて続編を。
重ね重ね失礼します。

A機とB斗が股間を意識する時。

半ズボンに長靴を履く時。特にハイソックスを履いている時。
生脚でもハイソックスの上からでも、長靴のふちが当たる時。
長靴のゴムの質感を長靴の中の足や下腿が感じる時。
長靴を履いているときずっとではないが、長靴を履いたり脱いだりする時と、自分は今長靴を履いているなと意識する時。
C子がスカートに長靴を履いている時。特にハイソックスもはいている時。
スポーツや肉体を使った遊びでC子に負けた時。

よって、長靴半ズボンで、長靴スカートのC子に負けた時は本当にたまらない。

また、A樹はB斗、B斗はA樹が長靴半ズボンで長靴スカートのC子に負けるのを見た時も股間を意識した。

A樹もB斗も泣きながら股間を意識したのは言うまでもなかった。

671 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 21:04:10.29 ID:JxvqkFsGa
「おはよう。」「おはよう。」「おはよう。」
翌日、何事もなかったかのようにA樹もB斗もC子も登校して明るく挨拶した。
この日はすっかり晴れていたので、残念ながら誰も長靴を履いて来なかった。
C子が言った。
「A樹、B斗、どうして昨日帰ったの?帰りの会の後、みんなでJ先生と外で遊んだんだよ。」
A樹が答えた。
「おなかいたくなっちゃったんだ。前の日、ジュース飲みすぎたみたい。」
C子「急に暑くなったもんね。気をつけてね。」A樹「うん。」
B斗が言った。
「ぼく、宿題ができてなかったんだ。あの数学の問題、あじさいの絵のついていたプリント、J先生から早く出せって言われてるんだ。」
C子「まだやってなかったの?J先生、困っちゃうじゃない?」B斗「お姉ちゃんに教えてもらってやっとできたんだ。」
C子「K子お姉ちゃんも困っちゃうんじゃない?自分でやりなさいよ。」B斗「はい、はい。」
A樹が言った。
「何して遊んだの?」
C子「鬼ごっこよ。J先生、本当に足速いんだから。一歩で進む距離がすごいの。一歩で仲良し花壇の灰から端まで飛んじゃうんだよ。」
A樹B斗「すげええ!」
A樹が言った。
「あんなにジュース飲まなきゃよかった。」
B斗が言った。
「宿題ができないで遊べないなんてつまんないな。宿題がなくならないかなあ?」

そんな会話をしているうちにチャイムが鳴って、朝の会のために、指導教員とJがやって来た。

A樹の腹痛の話はウソである。ジュースは結構飲んだが腹が痛くなるほどではなかった。
B斗の宿題はウソではない。確かに帰ってきてから姉のK子に手伝ってもらってやった。でも、遊ばずに帰った理由は違う。
A樹もB斗もC子も帰りの会が終わってから下校時刻までよく運動場で遊ぶのだ。

低学年までは、C子に負けたとき、悔しさ、場合によっては痛さで泣いたこともあるA樹とB斗だったが、
3年生になってからはC子の前では泣いたことがない。

リレーでC子に負けて泣いたことは誰にもばれたくはない。

672 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 21:12:19.53 ID:JxvqkFsGa
B斗が数学の宿題がなかなかできなかったのは、>>656
>算数の授業で、プリントを使った復習をすることになった。プリントは教科書会社が用意したものだった。
>雨が降り、アジサイが咲いている通学路と思しき道を、傘を差しランドセルを背負った小3くらいの子供たちが楽しげに歩いているイラストがあった。
>計算問題には何の関係もない。この時期にふさわしいイラストとして載っているのだろう。
>描かれている子供たちは、男の子は半ズボンに黒の長靴、女の子は短いスカートにいろいろな色の長靴、ほとんど全員がハイソックスちらりだった。

>A樹B斗C子は内心大喜びした。小学生は、男の子は半ズボン、女の子は短いスカート、そして雨の日などは長靴を履くことが正しいのだと保証されたと思えたからだ。

>A樹B斗C子は計算に身が入らなくなった。
>描かれている女の子の中にC子に似ている女の子がいた。A樹に似てる男の子もいた。B斗に似ている男の子もいた。
>ただ自分たちよりも賢そうな顔をしているのはちょっと気に入らなかった。でも、教科書などに出てくるとそうなるんだと納得もした。
>それよりも、長靴ハイソックス半ズボン、長靴ハイソックススカートの正しさ、かっこよさが認められたといううれしさがたまらなかった。
のためだった。

C子に似た長靴スカート少女、B斗自身やA樹に似た長靴半ズボン少年がたまらなかったからだ。
B斗は計算問題より股間を意識せざるを得なかったのだ。

673 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 21:30:24.92 ID:JxvqkFsGa
一方、C子は、
朝雨が降ったやんで6時間目に体育があり帰りの会の後Jを遊んだ日、
(A樹とB斗は帰って泣いていた日)、
家に帰ってから、Jの走る姿を思い浮かべていた。
自分はJに似ているところがあるかもしれない、と思った。
Jは身長が低いほうだ。非常に細いというわけでもない。顔の作りも似ている。目の辺りも似ているといえる。
自分はいつになったらJのようになれるのか?
リレーでは負けた。まったく歯が立たなかった。
それはJが若い大人であり、足の長さも体力もぜんぜん違うから理の当然であった。
自分はいつJに追いつけるか。C子自身足は速い。スポーツ万能だ。このまま成長すればJと同じくらい足が速くなれるとは思えた。
知力は?当然のことながら現時点ではまったく問題にならない。
C子も成長すれば今より知識も豊富になり、知力の発達するだろう。でも、Jに追いつけるのか?
Jは香港から出てきて、短期間のうちに日本語を身につけた。異郷に地で活躍している。地味でアマチュアに近い形だけど歌手でも活躍している。
Jは歌手は引退して小学校教師として日本で身を立てたいと言っていた。
Jの授業はベテランの教師とそん色ないほどうまい。歌手としてのちゃらちゃらしたところはなく、心から尊敬できる。
そんなJにいつになったら追いつけるのか?本当に追いつくことができるのか?
能力の分野だけではない。女としての魅力、果たして自分が性的に成熟しても、追いつくことができるのか?
単に性的な魅力ではない、人格としての魅力、そこまで考えると、C子は実が震えるような厳粛さを感じた。

とりあえずはJのあの走り、もっと力強く高く遠くに足が出て、美しい回転になるあの走りをマスターしたいと思った。

674 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 21:46:23.70 ID:JxvqkFsGa
翌日、C子はクラスメイトが誰もいないのを見計らって、Jに相談した。上級生や下級生や先生たちは少しいたが気にならなかった。

J先生、私、足が速くなりたいんです。J先生のように走りたいんです。昨日見てわかったんです。J先生が早いのはフォームがいいからだって。だから、教えてください。

どうしたの?C子ちゃん、足速いじゃない?スポーツ万能だし。

今のままでは満足できないんです。J先生のようにかっこよく走りたいんです。昨日真似したけど、ぜんぜんうまくいかなくて。

じゃあ、いいわ。私もうまく教えられないかもしれないけど。帰りの会の後、運動場で。

はい。J先生、ありがとうございます。

C子はJから走り方を教わった。
Jの指導によってC子のフォームはどんどんよくなっていった。でも、一定以上は進まなかった。

C子ちゃん、もうやめましょう。この練習はもっと大きくなって体ができてからじゃないと、体を壊してしまうわ。
少なくとも高学年になってから少しずつはじめるのがいいわ。
今は、思い切り遊べばいいのよ。早寝早起き、好き嫌いせずよく食べて、外で元気に遊ぶのが一番よ。
ただ、今先生が教えた走り方のコツは覚えておいてね。これで速かったC子ちゃんの足がもっと速くなったよ。

わかりました。J先生、本当にありがとうございます。

このときはJもC子も長靴は履いていなかった。運動靴にハイソックスだった。

675 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 21:56:46.43 ID:JxvqkFsGa
Jが指導教員の指導を受けるため校舎に入ってしばらくして、A樹とB斗、そしてほかの子供たちも出てきた。晴れていたため誰も長靴は履いていない。半ズボンやスカートにハイソックスだった。
その日は、A樹やB斗がC子に負かされるという場面はなかった。下校時間になって、子供たちは帰宅した。

A樹は昨日の長靴を洗うことになった。
B斗も昨日の長靴を洗うことになった。
C子も昨日の長靴を洗うことになった。

A樹もB斗もC子も洗う前に長靴を履いてみた。そして、外に出て走り回った。洗い終わってからも長靴を履いた。
A樹もB斗も股間を意識した。
C子も股間を意識した。

676 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 22:09:11.60 ID:JxvqkFsGa
その翌日のことだった。
A樹とB斗もJに走り方を教えてもらおうかと考えていた。
ただ、そのことを言うと、C子に負けてことを気にしているとJに思われる恐れがあった。
A樹もB斗もC子と走って、後ろから追い抜かされて負けたのだ。Jもそれを見ているはずだ。

A樹もB斗もC子がJに走り方を教えてもらったのをちらりと見ている。自分たちが同じことをしてもらっても何もおかしくはない。
A樹はB斗に相談した。C子に負けたことは何も言わずに、Jの走りがかっこよかったことから話を起こした。
B斗は乗ってきた。話はまとまり、Jに相談に行った。
Jは快く引き受けてくれた。

Jの指導によってA樹もB斗も格段にフォームがよくなった。でも、筋肉の発達がC子に及ばないため、C子ほどいいフォームにはなれなかった。

A樹君、B斗君、もうやめましょう。この練習はもっと大きくなって体ができてからじゃないと、体を壊してしまうわ。
少なくとも高学年になってから少しずつはじめるのがいいわ。
今は、思い切り遊べばいいのよ。早寝早起き、好き嫌いせずよく食べて、外で元気に遊ぶのが一番よ。
ただ、今先生が教えた走り方のコツは覚えておいてね。A樹君もB斗君も足が速くなったよ。

J先生、ありがとうございます。来年の運動会が楽しみです。

このとき、JもA樹もB斗も長靴は履いていなかった。運動靴にハイソックスだった。

677 :夢見る名無しさん:2015/07/14(火) 22:15:23.78 ID:JxvqkFsGa
JもA樹B斗C子と同じ日に長靴を洗った。前日は忙しくて帰りが遅かったからだ。
JもA樹もB斗もC子も長靴を洗った翌日に長靴をしまった。それまで長靴をじっくり眺めることができた。

>>669さん、お待たせしました。
図画工作のネタ、お待ちいたしております。
>>657さん、勝手に仕切ってすみません。

678 :夢見る名無しさん:2015/07/17(金) 08:06:24.62 ID:F/wd1e7kP
図工の授業になった。
Jは「今から大好きな人と遊んでいる絵を描いて下さい、今度日曜参観日に掲示するのでそれまでに完成させて下さい」と言った。
A樹は>>642のM代とショッピングセンターへ遊びに行った時の絵を描いた。
A樹とM代が同じ服装をして、手を繋いでいる。M代のデニムの半ズボン、白いハイソックス、赤い長めの長靴が印象的だ。
またA樹の半ズボン、白いハイソックス、黒い長めの学童長靴も印象的だ。


B斗も姉のK子と遊んでいる絵を描いた。
K子が小学6年位で、B斗が今の姿、まるでK子が6年後の未来へタイムスリップした絵だ。
二人で砂場で遊んでいる。K子は黄色いTシャツにサスペンダーのついた襞のある赤いミニスカート
白いハイソックス、ピンクレディーのシール付きの黄色い長靴だった。
B斗は偶然にもA樹とほぼ同じ服装で白黒のラガーシャツ、青いデニムの半ズボン、白いハイソックス、黒い長めの学童長靴だった。
B斗はよほど姉のK子の黄色い長靴に欲情していると思われる。

679 :夢見る名無しさん:2015/07/17(金) 08:08:47.73 ID:ZfqjosnfE
C子も絵を描いた。水色のワンピースに白いハイソックス、赤い長めの長靴。
そして隣に手を繋いだ背の高い女性がいる。服装はC子と同じだ。
Jである。まるでJとC子が姉妹にみえる絵をC子が描いたのだ。

他の児童達は両親とか友達とかはたまた飼っているペットの絵を描いていたが、
A樹B斗C子の絵はハイソックスと長靴、姉という共通点がある。
しかしC子の場合Jを描いたのだ。

680 :夢見る名無しさん:2015/07/17(金) 08:12:43.82 ID:IA+nc9OBa
絵を見ればその子供の心理状態が分かるとJは大学教授やこの小学校の教務主任から教わった。
JはA樹B斗C子の絵をよく観察した。
A樹の絵は道徳の授業でA樹がM代とショッピングセンターへ遊びに行った事を取り上げたので、
A樹と一緒にいる女の子はM代だと分かった。
小学3年生の描く絵はJには理解が難しかったので、B斗とC子の絵は本人に聞いてみる事にした。

J「B斗君と一緒に遊んでいる女の子は誰?」
B斗「うちのお姉ちゃんだよ」
J「お姉ちゃんこんなに幼かったっけ?」
B斗「小学生の頃のお姉ちゃんだよ、ピンクレディーの黄色い長靴が可愛くて描いてみたんだよ、
あの頃はよく遊んでくれたよ」
J「黄色い長靴が印象に残っているのかな?」
B斗「お姉ちゃんのハイソックスの脚が太くて長靴履いたらパツンパツンになって長靴脱いだ後のハイソックス履いた足の臭い匂いをいたずらで嗅がされたんだよ」
J「まあ、そうだったのいけないお姉ちゃんだね」
B斗「でもそれからハイソックスや長靴の魅力に取り付かれたんだよ」
J「それで以前、先生の長靴の匂いも嗅いでいたんだね」
C子「先生、私の絵もみてくれる?」
J「可愛い絵だね、C子ちゃんの隣にいる女の子はひょっとして…」
C子「J先生だよ」
J「ありがとう、先生描いてくれたんだ、とても嬉しいわ」

681 :夢見る名無しさん:2015/07/17(金) 08:17:00.60 ID:726mM20FI
JはC子の絵を見て、C子は私のそばにずっといたいのだなと思った。
やはりお姉さんのいるA樹やB斗がうらやましいと思ったのだろう。

生徒達の絵は後ろにある掲示板に飾ることになった。そしてJはこう言った。
「次の日曜参観日にお父さん、お母さんに来てもらいたい、またお兄さんやお姉さんのいる子も出来たら参観日に来てもらいたいです」
JはM代とK子にも弟の描いた絵を見てもらいたい、そう思った。

682 :夢見る名無しさん:2015/08/03(月) 17:54:51.82 ID:wT3/llbZk
>>657です。
夏風邪でぶっ倒れていて、その後圏外に出張していて、すみません。
>>678 - >>681さん、すばらしいお話をありがとうございます。
図画工作でこんな展開があったのかと、感服しております。
>>678 - >>681さんは心理学の知識もお有りなのですね。
今後の展開も楽しみです。

683 :夢見る名無しさん:2015/08/03(月) 18:06:57.13 ID:wT3/llbZk
>>660
>復活しそうになりましたが、やはりしませんね、、残念です。
>長梅雨になりそうな今年はやはりレインブーツはマストアイテムです。
>AIGLE社のヴェルニをゲットしようか迷っています。
>おかげ様で半ズボン(ショーパン)は数枚入手しましたぁ〜。
>ヴィーンテージデニムの股下7pのWranglerは1960年後期から70年に
> かけてのいい色落ちしてるモノ。
>そして、LEVISの505は柔らかく、股下を7pにカスタマイズしてもらい
> ご機嫌な一着です。スムースな穿き心地で最高!です。是非トライして
> みて下さい。それからアディダスはトレフォイル柄が全体に鏤められた
> モノでカラーはベージュこれまた股下10pにカスタマイズしてもらい、
> 欠かせないアイテムになっています。
> 残すところ、ラバー製のレインブーツをAIGLEにするかHUNTERにする
> かの選択になりました。
> 今年はきっと8月になってもあまり暑い日が続きそうにないので秋口から
> の台風シーズンを見越して早急にゲットしますね。

>ヴィーンテージデニムの股下7pのWranglerは1960年後期から70年に
> かけてのいい色落ちしてるモノ。

いいですね。股下3cmの激短半ズボンならもっといいですね。

> 残すところ、ラバー製のレインブーツをAIGLEにするかHUNTERにする
> かの選択になりました。

ラバー製。これは必要条件ですね。ちなみに私はHUNTER派です。

>>660さんはJIMの主宰するkanae板にレスされたのですか?
こちらも盛り上がっていますので、遊びに来て下さい。

684 :夢見る名無しさん:2015/08/07(金) 19:17:50.72 ID:bEmo2BNAD
>>681
続きがあると拝察します。楽しみにしております。
J先生の教育実習が終わってからの話を先行して作ってしまおうと思います。
勝手にすみません。

4年生の梅雨晴れの日の体育の授業だった。

その日は雨が降ったので、長靴を履いてきた子が多かった。A規B斗C子はもちろんである。
午前中は雨が降っていた。雨がやまなければ保健になる予定だった。昼前から雨は上がり晴れわかった。子供たちは喜んだ。
男の子は半袖半ズボンの体育服、女の子は半袖体育服にブルマの上に体育用のスカート、半袖は白に首と袖口に黒の2本ずつのライン、半ズボン、ブルマ、スカートは黒。
子供たちは3分の2から4分の3くらいが長靴を履いていた。男の子は黒、女の子は赤が一番多く、ピンク、白、紺と続いた。

A樹B斗C子はもちろん長靴だった。
種目はドッジボールだった。
4チームに分かれ、A樹もB斗もC子も別のチームになった。

A樹のチームとC子のチームの対戦となった。
子供たちが激しく動くたびに、長靴がパタパタと鳴った。A樹もC子も胸が弾んだ。
C子の動きは長靴にまったく左右されず、弾むようだった。

C子の強烈な球が飛んできた。低く、A樹の長靴をめがけて飛んできた。
A樹はジャンプしてよけようとした。しかし、A樹の反射神経やジャンプ力より、C子の球のスピードの方が上だった。
ボン! C子の球はA樹の長靴に当たり、ゴムの鈍い音がした。
A樹は走りながら外野に出た。涙が頬を伝うのを感じた。

A樹は急いで半袖の袖で顔をぬぐって、何事もなかったように外野についた。
A樹は涙腺だけでなく、股間も気になっていた。

685 :夢見る名無しさん:2015/08/07(金) 19:33:12.45 ID:bEmo2BNAD
4年生の秋の雨上がりの日の体育の授業だった。

その日は雨が降ったので、長靴を履いてきた子が多かった。A規B斗C子はもちろんである。
午前中は雨が降っていた。雨がやまなければ保健になる予定だった。昼前から雨は上がり晴れわかった。子供たちは喜んだ。
男の子は半袖半ズボンの体育服、女の子は半袖体育服にブルマの上に体育用のスカート、半袖は白に首と袖口に黒の2本ずつのライン、半ズボン、ブルマ、スカートは黒。
子供たちは3分の2から4分の3くらいが長靴を履いていた。男の子は黒、女の子は赤が一番多く、ピンク、白、紺と続いた。

A樹B斗C子はもちろん長靴だった。
種目はドッジボールだった。
4チームに分かれ、A樹もB斗もC子も別のチームになった。

B斗のチームとC子のチームの対戦となった。
子供たちが激しく動くたびに、長靴がパタパタと鳴った。B斗もC子も胸が弾んだ。
C子の筋肉は長靴のゴムよりも強い弾力の感じられる弾むような動きだった。

B斗は相手チームのパスをカットしようと結構危険な動きをしていたため、狙われる隙ができた。
そんなB斗めがけて、C子の強烈な球が飛んできた。それほど低くはなかった。
B斗は体を「く」の字にしてよけようとした。でも、C子の球の方が速かった。
パイーーーーン! 球はB斗の太ももに当たった。B斗の太ももが赤くなった。

B斗は少し足を引きずりながら外野に出た。
泣きたいほどの痛さではなかった。でも、涙が頬を伝うのを感じた。
B斗は半袖の袖で顔をぬぐって、何事もなかったかのように外野についた。
B斗は太ももと涙腺だけでなく、股間も気になった。

686 :夢見る名無しさん:2015/08/07(金) 20:00:11.04 ID:bEmo2BNAD
5年生の梅雨晴れの日の体育の授業だった。

その日は雨が降ったので、長靴を履いてきた子が多かった。A規B斗C子はもちろんである。
午前中は雨が降っていた。雨がやまなければ保健になる予定だった。昼前から雨は上がり晴れわかった。子供たちは喜んだ。
男の子は半袖半ズボンの体育服、女の子は半袖体育服にブルマの上に体育用のスカート、半袖は白に首と袖口に黒の2本ずつのライン、半ズボン、ブルマ、スカートは黒。
子供たちは3分の2から4分の3くらいが長靴を履いていた。男の子は黒、女の子は赤が一番多く、ピンク、白、紺と続いた。

A樹B斗C子はもちろん長靴だった。
種目はドッジボールだった。
4チームに分かれ、A樹もB斗もC子も別のチームになった。

A樹のチームとC子のチームの対戦となった。
A樹のチームにはなぜか身長の低い子たちで揃った。その中でA樹が一番身長が高いので、A樹がジャンパーになった。
C子のチームではC子はやはり身長が低いが、そのジャンプ力を買われてジャンパーとなった。

ジャンプ対決。C子は身長の差をゴムのような筋肉で補ってA樹に圧勝した。

A樹もC子は相手チームのパスをカットしようとして結構危険な動きをしていたため、狙われる隙ができた。
C子のパスをA樹はカットした。A樹は助走して勢いをつけてセンターラインまで出て、C子を狙った。かなり低い位置ではあった。
C子は姿勢を低くして、A樹の球を受けた。C子は助走して勢いをつけてセンターラインまで出て、A樹を狙った。
強烈な球だった。A樹は腹部で受けたが、そのまま「く」の字となり、跪き、正座の用ようになり、尻が地面についた。
しばらくボールを抱えていたが、ボールはポロリと落ちた。

A樹は苦しがっていた。
A樹はC子と先生に抱えられ、保健室に行った。

687 :夢見る名無しさん:2015/08/07(金) 20:13:44.04 ID:bEmo2BNAD
5年生の秋の雨上がりの日の体育の授業だった。

その日は雨が降ったので、長靴を履いてきた子が多かった。A規B斗C子はもちろんである。
午前中は雨が降っていた。雨がやまなければ保健になる予定だった。昼前から雨は上がり晴れわかった。子供たちは喜んだ。
男の子は半袖半ズボンの体育服、女の子は半袖体育服にブルマの上に体育用のスカート、半袖は白に首と袖口に黒の2本ずつのライン、半ズボン、ブルマ、スカートは黒。
子供たちは3分の2から4分の3くらいが長靴を履いていた。男の子は黒、女の子は赤が一番多く、ピンク、白、紺と続いた。

A樹B斗C子はもちろん長靴だった。
種目はドッジボールだった。
4チームに分かれ、A樹もB斗もC子も別のチームになった。

B斗のチームとC子のチームの対戦となった。
B斗のチームにはなぜか体育が苦手な子が多かった。その中でB斗が一番運動能力があるので、A樹がジャンパーになった。
C子のチームではC子はやはり身長が低いが、そのジャンプ力を買われてジャンパーとなった。

ジャンプ対決。C子は身長の差をゴムのような筋肉で補ってB斗に圧勝した。

B斗もC子は相手チームのパスをカットしようとして結構危険な動きをしていたため、狙われる隙ができた。
C子のチームの外野からのパスを、B斗はジャンプしてカットしようとした。C子はジャンプして受けようとした。センターライン上の攻防である。
B斗の身長よりC子のジャンプ力が勝った。球はC子がキャッチした。

B斗は大至急後ずさりでセンターラインから離れようとした。
C子の強烈な球がB斗の顔面にヒットした。
パーーーーン! ボールはB斗の顔面に当たって空高く舞い上がり、落ちてバウンドした。
B斗は尻餅をついて倒れた。B斗は鼻血を出した。

B斗はC子と先生に抱えられ、保健室に行った。

688 :夢見る名無しさん:2015/08/07(金) 20:28:41.33 ID:bEmo2BNAD
>>687
また、J先生の教育実習の時間に戻ります。A樹君B斗君C子ちゃんが3年生です。

教育実習を通じてJは教師になりたいという気持ちをますます強めていった。
片手間的にやっている芸能界からはきっぱり引退する決意を固めた。

日本の公立校の採用試験に合格する見込みはまるでなかった。
日本国籍は取っていない。
日本国籍を取ったところで、当局が評価してくれないことは、日本社会のホンネを見れば明らかだった。

Jは自分が就職すべき小学校を考えた。
そして、ひとつひらめいた。以外に自分の身近にあった。

689 :夢見る名無しさん:2015/08/07(金) 20:33:40.69 ID:bEmo2BNAD
Jは自分の進路について、香港の両親に手紙を書くことにした。

自分は芸能界を引退する、F大学教育学部卒業後は、日本の小学校で教師になる。
その小学校にはまだ採用されてはいないけれど、がんばって採用されるように努力しているところだ。
今、日本のX県Y市の小学校で、充実した教育実習をやっている、と。

690 :夢見る名無しさん:2015/08/07(金) 20:40:44.22 ID:bEmo2BNAD
両親からの返事は、

芸能界をやめたことはいいことだ。
できれば、香港に帰ってきてほしい。
でも、J自身で決めたことなのだから、親としては反対しない。
自分たちも、本当は香港を飛び出て世界で活躍したいが、北京語だけは何とかなったが、英語など外国語がものにならない、
でも、Jは香港で英語を楽々とマスターした、そればかりか日本では日本語もマスターした。
広い世界で羽ばたいてほしい。

とのことだった。

Jが教師を務める小学校、腹案があります。お楽しみに。

勝手に進めて申し訳ありません。どうしても書きたかったので。


という内容だった。

691 :夢見る名無しさん:2015/08/08(土) 22:02:00.56 ID:qJtO8nRPV
>>681
A樹とB斗は放課後それぞれの家に戻り、「日曜参観日のお知らせ」を家族に見せた。

A樹の家ではこんな会話があった。
A樹「日曜日に授業参観日に来てもらいたいと先生から連絡があったよ。J先生からお姉ちゃんにも来てもらいたいって」
M代「受験勉強あるけど、J先生がそういうなら参加してみようかな?K子も参加するのかな?」
A樹「B斗が今頃K子お姉ちゃんに話していると思うよ」
M代「授業の内容は?」
A樹「まだ分からないけど、教室には図工の時間に描いた絵を飾っているよ」
A樹母「M代も将来教員目指すなら授業参観に行く事は勉強になるわよ」
M代「そうだね、A樹はどんな絵を描いたの?」
A樹「お姉ちゃんと長靴履いてショッピングセンターに遊びに行った時の絵をかいたよ」
M代「やだ、何か恥ずかしいわ、でも他の子の絵も見て見たいわ」
A樹「じゃあ、参加してくれるんだね」
M代「かわいい弟の為だから参加するわ」
A樹「やったーありがとう」

692 :夢見る名無しさん:2015/08/08(土) 23:43:11.50 ID:sLUML6szr
>>691
B斗の家でもこんな会話があった。
K子「授業参観に兄姉が参加するって珍しいわね。」
B斗「日曜日って事もあるけどJ先生の希望みたいだよ」
K子「どんな授業するの?」
B斗「それはまだ分からないけど、こないだの図工の授業の時絵を描いたんだ、それを見て欲しいって」
K子「M代も行くのかしら?」
B斗「A樹が説得してると思うよ」
B斗母「K子、折角だから参加しなさい、将来先生になるんでしょ?J先生の授業も見て勉強したら」
K子「はぁい」

693 :夢見る名無しさん:2015/08/18(火) 19:05:56.34 ID:qUaY//fYx
>>691 >>692
続きを心待ちにしています。

>>686 >>687 に付け足します。

>>686
A樹は長靴を脱がされ保健室に入れられた。
C子も長靴を脱いで保健室に入った。
「すみません。5年○組の○○A樹です。体育でドッジボールをやっていたら、この女の子の球がお腹に当たって苦しがっているんです。」体育教師が言った。
「先生は授業に戻ってください。」養護教諭が言った。
「では、よろしくお願いします。C子、養護の先生がいいとおっしゃるまでA樹についていなさい。」
「はい。」
養護教諭はA樹をベンチベッドに座らせた。
「A樹君、痛い?」養護教諭の問いかけにA樹は息を荒げるしかなかった。
養護教諭は毛布を持ち出してきてA樹に着せ、体を温めてさすった。
A樹の緊張がほぐれてきたようだ。「だ、大丈夫です。」A樹はか細い声で答えた。
か細い声だったので、女の子であるC子が答えたのかと迷ったくらいだった
A樹、大丈夫?」C子がそのときのA樹よりは力強い声で問いかけた。優しい声だった。
「うん、僕は大丈夫だよ。心配しないで。先生、体育の授業に戻ってもいいですか?」A樹は元気を取り戻した。
「そうね。あと5分したらいいわよ。」「ありがとうございます。」
「C子、僕は大丈夫だよ。またドッジやろうよ。」「よかったわ。」

694 :夢見る名無しさん:2015/08/18(火) 19:24:02.99 ID:qUaY//fYx
「C子ちゃん、A樹君が元気になってよかったわね。」「はい。」
「それにしてもC子ちゃん、女の子だし、体も小さいのに強いわね。そんなに強い球が投げられるなんて。」
C子は目が輝き、無意識に胸を張った。一方、A樹は目を伏せ、下を向いた。
「それにしても二人とも、脚が臭いわね。長靴のゴムの匂いも混じっている。」
A樹もC子も目を伏せた。
「でも、いいわ。長靴を履いていたおかげで、ハイソックスの白が汚れていないわよ。」
「地面が濡れているときは長靴を履くのがエチケットね。」
「二人ともきれいな脚だね。長さはA樹君の方が長いかな。A樹君、C子ちゃんのこと、怒ってる?」
養護教諭の質問にA樹は、
「いいえ、C子の法が僕より強かったというだけです。今度は負けないようにがんばります。」
「A樹君、立派だわ。子供のころは、女の子の方が発育が早いことがあるけど、よくあることだわ。」
「A樹君も早寝早起きして好き嫌いせずしっかり食べて、外で思い切り遊んでね。そうすればもっと強くなれるよ。脚を見てわかったの。」
「それじゃあ、二人とも授業に戻りなさい。」
「はあい。」
A樹とC子はそれぞれ長靴を履いて運動場に走っていった。

695 :夢見る名無しさん:2015/08/18(火) 19:36:53.73 ID:qUaY//fYx
A樹を馬鹿にする子どもはいなかった。
C子の強さは誰もが知っていることだ。
ある意味、A樹の勇敢さをうらやむとともに、C子にやられるのが自分でなくてよかったという安堵感を皆が持っていた。

ドッジボールはすぐに終わった。授業の終わりも近づいたため、整理体操に入った。
整理体操が終わると挨拶をして、教室に戻った。

A樹のお腹はしばらくは少し痛んだが、帰りのころには完全に治っていた。
下校時間までは、体育の続きのようにドッジボールをした。
A樹は長靴半ズボン、C子は長靴スカートだった。

A樹とC子は同じチームになったことも敵のチームになったこともあった。
敵のチームになったとき、A樹はC子の球に当たらなかった。あまり冒険せず、確実に生き残ることを選んだ。
C子の球に当たらなかったことはA樹にとって少し誇らしかった。
でも、満足ではなかった。これではまだC子に負けたままだ。C子に球を当てることはできなかったのだ。

下校時刻になって下校した。
A樹は股間を意識した。悔しさがこみ上げてきた。A樹は誰も見ていないところに行き、かなり長い時間、泣いた。

696 :夢見る名無しさん:2015/08/18(火) 19:42:37.94 ID:qUaY//fYx
>>687
への付け足しはしばらく省略します。
B斗君の場合もA樹君と同じパターンになりそうですし、パソコンの調子が悪いので。

気が向いたら書くかもしれません。
皆さんの中で、書きたい方がいらっしゃったら書いても結構です。

教育実習が終わってしまってからのエピソードを先行させてしまいました。
>>691 >>692 の続き、心待ちにいたしております。

697 :夢見る名無しさん:2015/08/20(木) 18:26:20.10 ID:Yia+utH6x
..687
B斗は体育教師の持っていたハンカチで鼻血と押さえてもらい、体育教師とC子に抱えられるようにして保健室に向かった。
B斗の長靴にも鼻血が落ちた。

A樹もB斗の介抱に加わったため、A樹の長靴にもB斗の鼻血が落ちた。
A樹は敢えてB斗の鼻血を落とさなかった。
一昨年の冬には、肉弾でC子の突きを顔面に決められ、A樹が鼻血を出したのだ。
その時、A樹の長靴に鼻血が付いたかどうかはA樹も覚えていない。そのときの長靴はもう小さくなって、今はもっと大きい長靴を履いている。

A樹にとってB斗はA樹なのである。
顔立ちは少し違っているが、身長も体重も体型も身体能力もほとんど同じなのである。
C子より身長も高いし、体重も上回るとは思うが、筋肉の発達はC子が上だ。
C子の筋肉はムキムキではなく、ぱっと目にはC子がA樹やB斗より強そうには見えない。
でも、少し動き出してみると、筋肉のバネがぜんぜん違うことがわかる。
A樹もB斗も貧弱に見えてしまう。
もちろん、5年生の男の子としてA樹もB斗も貧弱には見えない。比較の問題だ。

698 :夢見る名無しさん:2015/08/20(木) 18:45:02.51 ID:Yia+utH6x
A樹はC子と遊ぶのが好きだ。
何をやっても勝てないことはよくわかっている。
それでもC子に挑戦していく自分というのはゾクゾクとするほどうれしかった。
特に、A樹が長靴半ズボン、C子が長靴スカートの時が一番うれしかった。

A樹はB斗と遊ぶのが好きだった。B斗とC子と遊ぶのはもっと好きだった。
A樹はB斗が自分と同じようにC子に挑戦して負ける、そんな姿も好きだった。
B斗がC子に負ける姿は、A樹がC子に「負ける姿でもあったからだ。
B斗が自分より勇敢にC子に挑戦するのはうれしかったし、ねたましくもあった。
そんな時は、B斗よりも勇敢にC子に挑戦することを誓い、後日実行した。

B斗も同じである。B斗にとってA樹はB斗なのである。

A樹は子どもたちと校庭に残り、体育教師の指示通りドッジボールを続けた。
A樹はいつもより活躍できた。でも、さびしかった。B斗とC子にこそ見ていてほしかった。

699 :夢見る名無しさん:2015/08/20(木) 19:04:50.18 ID:Yia+utH6x
B斗は長靴を脱がされ保健室に入れられた。
C子も長靴を脱いで保健室に入った。
「すみません。5年○組の○○B斗です。体育でドッジボールをやっていたら、この女の子の球が顔に当たって鼻血が出たんです。」体育教師が言った。
「先生は授業に戻ってください。」養護教諭が言った。
「では、よろしくお願いします。C子、養護の先生がいいとおっしゃるまでB斗についていなさい。」
「はい。」

養護教諭はB斗を洗面で顔面を洗わせ、ベンチベッドに座らせた。
タオルでB斗の顔を拭くと、手早く鼻血の処置をし、B斗に鼻を押さえてしばらく静かに座っているように指示した。

「C子ちゃんだっけ? 1学期も来たわね。また、ドッジボールで男の子に球を当てたの?」
「はい。」C子は顔を赤くしてうつむいた。
「この前は違う男の子だったね。C子ちゃんの球がみぞおちに当たってくる苦しがっていたね。C子ちゃんの球ってそんなに強いの?」
「はい、C子の球はものすごく強いです。」B斗が答えた。
「僕もいつかはC子の球を取れるようになりたいです。」Bとが続けた。
「そうね、そうやって正々堂々とルールを守って思い切りぶつかり合って、二人とも強くなってね。」
「はい。」B斗とC子が答えた。

700 :夢見る名無しさん:2015/08/20(木) 19:22:31.71 ID:Yia+utH6x
「それにしても、二人とも足が臭いわね。長靴のゴムの臭いと汗をかいた足の臭いが交じり合ってるわ。」
「だから長靴は嫌だという人もいます。でも…」C子がいうや否や、
「でも、長靴を履いているから二人ともハイソックスが汚れなかったわ。上が少し汚れているけど、履いてなかったら全部が汚れちゃうわ。雨が降っていなくてもこんな日は履かなくちゃね。」
「『生活の決まり』にも書いてあるよ。雨や雪の日や道路が濡れている時は長靴を履くようにと。」鼻血が止まりだしたB斗が言った。
「そのとおりだわ。二人ともきれいな足をしているわね。C子ちゃんの脚、いい筋肉だわ。スポーツ万能でしょ。」
C子は誇らしさで顔を赤くして目を輝かせた。B斗は恥ずかしさで顔を赤くして目を伏せた。すべてはC子に該当して自分には該当しないことだ。
「B斗君、B斗君もいい脚をしているわ。C子ちゃんより長いね。」
B斗は引き続き顔を赤くして目を伏せていた。確かにC子より脚は長い、身長は高い、でも、C子に負け続けている、C子に対してそのことで勝っていることは、自分の弱さをますます言い訳できなくさせるだけだ。
「小学生のときは女の子の方が男の子より発達が早いこともあるの。今日、C子ちゃんに当てられた事だってなんでもないことなのよ。」
「先生、どうすればC子のように強くなれますか?」Bとが聞いた。

701 :夢見る名無しさん:2015/08/20(木) 19:38:44.85 ID:Yia+utH6x
「早寝早起きして、好き嫌いせず食べて、外で思い切り遊ぶことね。」
「それだけでいいのですか?」B斗がまた聞いた。
「それだけよ。B斗君、少し筋肉が出てきているわ。6年生になると、もっと脚も長くなって、筋肉の発達して、かっこよくなるよ。」
「はい。」B斗の目が初めて輝いた。

「どうやら鼻血も止まったみたいだね。二人とももう運動場に戻ってもいいよ。」
「はい。」と二人が返事するよりも前にチャイムが鳴った。チャイムが鳴り終わるころに、体育教師が保健室にやってきた。」
「先生、手当ては終わりました。この子ももう教室に帰してもいいですよ。」
「本当にありがとうございます。B斗、大丈夫か?」
「はい。」Bとは明るく答えた。
「よかった。先生、本当にありがとうございました。先生のおかげで助かりました。」

「先生、体育で子どもたちが怪我をしないようにもっと気をつけてください。C子ちゃんはずば抜けているわけだし、ハンディなどでもつけて…」
養護教諭の言葉に、体育教師以上にC子はばつが悪そうに下を向いた。
「やめてください。」B斗が言った。
「僕たちは強いC子と思い切り勝負することが好きなんです。強いC子に勝てるように強くなりたいんです。」B斗はそう言うと顔を赤くしてまた目を伏せた。

702 :夢見る名無しさん:2015/08/20(木) 20:03:29.26 ID:Yia+utH6x
「ごめんなさい。勝手なこと言って。でも、今回のことは、C子の方が僕よりも強かったということだけですから。」
B斗はますます顔を赤くさせて、ハイソックスの脚もじもじとさせた。C子も顔を赤くして、ハイソックスの脚をもじもじとさせた。

「安全のことは私にお任せください。安全な環境の中で子どもたちが思い切り運動して、どの子にも強くたくましく育ってほしいと思っています。」
「わかりました。どうかよろしくお願いします。」
体育教師と養護教諭の会話が終わった。

「よし、B斗、C子、いったん長靴を履いて外に出て、上履きに履き替えて、着替えをして次の授業に出なさい。」
「はい。」体育教師の指示に従い、B斗とC子は長靴を履いて校舎に向かった。

「本当にありがとうございました。」
「いえいえ。本当にいい子達ですね。」
「はい。子どもはたくましいですね。」
「二人とも、いい脚をしてますね。半ズボン、短いスカート、ハイソックス、長靴を履くと、感動するくらい美しいですね。」
「私もそう思います。」
「1学期にC子ちゃんの球をお腹に当てられた子、何て名前でしかか?」
「○○A樹です。」
「A樹君もB斗君も中学生になればC子ちゃんより強くなっちゃいますね。」
「いやあ、微妙だと思います。C子がまったく運動せず、A樹やB斗が鍛えればもしかしたら、ですかね。」
「A樹君、B斗君、かわいそうですね。」
「いえいえ、強くなろうとしてお互いにがんばることに意義があるんですよ。」
「そうですね。」

「B斗、大丈夫? ごめんね。」
「大丈夫。気にしないで。正々堂々のスポーツなんだから。C子の方が僕より強かった、それだけだよ。気にしないで。」

校舎の入り口までは短い距離だったが、B斗もC子も長靴をしっかり履いた。
靴箱でまた長靴を脱ぐことと鳴った。
長靴のゴムの臭い、泥の臭い、砂の臭い、男の子の臭い、女の子の臭い、B斗もC子もたまらなくなった。

703 :夢見る名無しさん:2015/08/20(木) 20:18:32.89 ID:Yia+utH6x
下校時間まで、B斗もC子もA樹も校庭で遊んだ。
長靴半ズボン、長靴スカートで遊べる日はそんなに多くはない。

下校時間になった。B斗は長靴半ズボンにランドセルを背負って帰り道を急いだ。
一日のことを思い出すと、悔しさのため涙がこみ上げてきた。と同時に股間も意識した。
B斗は誰にも見られない場所を探した。
やっと見つけて泣き出した。

長靴半ズボンで長靴スカートのC子にドッジボールで顔面に当てられて鼻血を出した。
そのことについて、養護教諭からいろいろとコメントをもらった。
そして長靴半ズボンで、悔しさのため泣いている。

うれしい、という気持ちとはちょっと違った、でも、かけがえのない時間だと思った。

やがて泣いても涙が出て来なくなった。誰にも見つからないように公園に行って水道で顔を洗った。

帰り道、B斗は股間をますます意識した。

キーボードが不調でうまく打てませんでした。見苦しい点はご容赦を。
691 692
教育実習関係の続き、お待ちしております。

704 :夢見る名無しさん:2015/08/25(火) 17:53:28.43 ID:MAlm8E874
X県Y市のA樹たちの住む地区の神社では正月2日に古くから続く伝統的な祭りがある。
かつては旧暦だったけれど、今では新暦でやっている。N祭という。

子どもたちが裸に白のふんどしを締め、小若の薄青の法被を羽織り、白の鉢巻をして、長靴を履いて神社本殿に整列する。
着替えは神社の社務所だ。かつては長い藁沓だったが、いつの間にかゴム長靴になった。
X県は県庁所在地のX市は温暖ということになっているが、内陸に入ったY市は夏暑く冬寒い、ちょっとした積雪地帯だ。
大人も子どもも長い長靴を履いている。

まずは神社本殿前でお浄め、次に神輿を担いで階段を下り、街中を練り歩き、商店や民家の前で木遣りのような歌を歌い、みかんやお菓子のようなものをもらう。
本殿に戻ると、もらったものや神輿を決められた場所に戻し、もう一度階段を下りる。そして、学年別に階段を上る競走をする。
競走が終わると、学年別に相撲を取る。

その前後、大人たちの行うさまざまな神事があるが、子どもたちが主役の神事だ。

昔は男の子だけが参加することを許されていたが、女の子も参加できる。
女の子は、ブルマに半袖の体育服の上にふんどし、法被、鉢巻、長靴だ。

705 :夢見る名無しさん:2015/08/25(火) 18:23:23.96 ID:MAlm8E874
4年生のN祭だった。
A樹B斗C子も参加した。男の子が多数だったが、女の子も結構参加していた。

長靴半ズボン少年、長靴スカート少女が続々と集まってきた。
男の子は社務所の入り口あたり、女の子は奥のほうの部屋で着替えた。
ふんどしは、男の子にはおじさんたち、女の子にはおばさんたちが手伝ってくれた。
A樹もB斗もC子も土間にずらりと並んだ長靴にたまらなくなった。
男の子たちは一度ふフリチンになるのだけれど、ハイソックスだけは残ることになった。

着替えが済むと子どもたちは学年別に並んだ。
ストーブが焚いてある部屋から出ると寒かったが、巨大なたき火があったのですぐ暑くなった。
神主の祝詞は小4のA樹たちにも意味がよくわかった。
ところどころ子どもには難しい言葉が使われてはいたが、子どもたちのたくましい成長を通した世界の発展、子どもたちの安全と祈っているのだと分かった。
大人たちが自分たちの安全に気を使っていることはよく伝わった。
だからこそ緊張した。しっかりとがんばらないと怪我をすると。

それほど大きくない神輿がいくつか示された。低学年、中学年、高学年と別れて担ぐのだ。
A樹B斗C子は同じ神輿を担いだ。
階段を下るときは緊張した。大人たちも注意深く見守った。

げ〜ん〜き〜を〜だ〜し〜て〜 わっしょい!

全国どこにでもある平凡な掛け声で元気よく駆け回った。
商店や民家でで木遣り歌はこの地方独特のものだった。
A樹たちにとって、鉢巻と法被とふんどしと長靴に覆われた子どもたちの体を見る大人たちの視線は心地よかった。

非常に楽しく、寒さも忘れ、体もほてり、元気が出てきた。

階段を上り、本殿に戻り、もらったものや神輿を決められた場所に納めた。
そして、階段を上る競走だ。
まずは子どもたちは全員下に降りる。そして学年別に競走するのだ。

706 :夢見る名無しさん:2015/08/25(火) 18:40:20.55 ID:MAlm8E874
4年生の番になった。
子どもたちの間に緊張が走った。太鼓の音が鋭く響いた。スタートだ。
太鼓の音が、ドンドンドンドンと早いリズムで鳴らされた。

早くもC子がA樹やB斗の前を行った。C子は2,3人の男の子とトップを争っていた。
A樹もB斗も全然ついていけなくなった。半分くらいでA樹とB斗のペースが落ちてきて、C子に話されていった。
鉢巻に止められて少しずつ揺れるC子の髪、C子の法被の後ろ姿、ブルマを履いたC子のお尻、
長靴から少し見えるハイソックス、その上の短いけれどもよく伸びたバネのように駆けていくC子の脚線、
息が苦しくなったA樹とB斗の視界のなかでどんどん小さくなっていった。

C子は3位だったようだ。少し滑ったらしい。
A樹もB斗も階段のはるか下に取り残されたので、ゴール地点は死角になっていて見えなかったのだ。

707 :夢見る名無しさん:2015/08/25(火) 19:13:34.55 ID:MAlm8E874
そして相撲が始まった。
鉢巻は取り、法被は脱いで、ふんどしに長靴の裸で行う。
学年別の勝ち抜き戦である。

A樹とB斗は1回戦にやっとのことで勝った。C子は圧勝した。
2回戦、B斗はそこで負けた。
A樹はC子と対戦することになった。

はっけよい、のこった!

A樹は今度こそC子に負けたくなかった。
A樹は自分より背の低いC子よりも低い姿勢で相四つになれた。
C子を寄せて吊り出そうと作戦を立てた。

C子に動きがあった。A樹はチャンスだと思った。でも、パワーもスピードもC子が上だった。
A樹は振り回されるような下手投げで土俵に這わされた。
A樹はひざをすりむいた。それでも、痛さをこらえて一礼して足を引きずりながら土俵を下りた。
C子が勝ち名乗りを受けていた。

708 :夢見る名無しさん:2015/08/25(火) 19:14:16.96 ID:MAlm8E874
係員がA樹を社務所内の救護コーナーに連れて行ってくれた。

傷口を水で洗い、絆創膏をしてくれた。
B斗がA樹の着替えを持ってきてくれた。
A樹はふんどしを外されて一瞬、ハイソックスに長靴だけのフリチンになり、長靴を脱いで土間から板の間に上がり、
白のブリーフに白の下シャツを着て、白と黒の横縞のラガーシャツに黒の半ズボンを履き、もう一度長靴を履いて土間に降りた。

「真冬でも半ズボンで感心だねえ。寒くないかい?」
「寒いけど、遊んでいるうちに暑くなってしまいます。」
「元気だねえ。半ズボンに長靴を履くと強そうに見えるよ。」
「長靴に半ズボンに絆創膏って、男の子の勲章だね。」
「女の子に負けて悔しくないかい?」
「く、悔しいです。」
「そうか。長靴半ズボンで雪の中でも元気に遊んでいれば強くなれるぞ。」
「あの女の子にも勝てるぞ。」
「はい。」
「ボク、泣くなよ。」
「絶対に泣きません。」

そうこうしているうちにすべての子ども相撲が終わった。
最後のお祓いを受けて子どもたちが続々と着替えに来た。

709 :夢見る名無しさん:2015/08/25(火) 19:37:57.39 ID:MAlm8E874
大人たちが主役の祭りは続くが、A樹はもう帰りたくなった。
C子に投げられて擦りむいた膝は歩くとやはり痛い。

A樹は終わってから気づいたのだが、4年生の部の子ども相撲はC子が優勝した。
A樹がとぼとぼと神社を後にしようとすると、長靴で走る足音が聞こえてきた。
音でわかる。C子だ。
いつもならすぐ振り返るのだが、その日はそんな気になれなかった。
A樹はC子に肩をたたかれた。

「A樹、怪我は大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。それより優勝おめでとう。」
「ありがとう。ごめんね。」
「いいよ。気にしなくて。僕よりもC子のほうが強かっただけなんだから。」
「A樹も強かったよ。あのまま負けちゃうんじゃないかと焦って、かっとなっちゃったんだ。」
「やっぱ、C子は強いよ。僕もC子のように強くなりたいよ。」
「A樹、来年も出る?」
「もちろん! 来年は負けないよ。」
「私だって負けないわ。お互いに頑張りましょう。」
「うん。」
「それじゃあね。」
「じゃあね。」

A樹とC子はそれぞれ別れた。

角を二つくらい曲がり、C子に見られない確信を持つと、A樹は急に立ち止まった。
電柱があった。電柱にはN祭の子ども相撲の募集のことが書いてあるポスターが貼ってあった。

A樹は電柱に向かって仕切りをした。長靴の縁が裏腿に当たった。
しばらく電柱をにらんでから、A樹は電柱に突進し、電柱に張り手のような鉄砲を打った。
鉄砲と打っているうちに涙で目が曇ってきた。
そして電柱と相撲を取るように電柱を抱きしめて力を入れた。
力尽きるとA樹は電柱に寄りかかって泣き出してしまった。

710 :夢見る名無しさん:2015/08/25(火) 19:45:09.76 ID:MAlm8E874
今回も、教育実習が終わってしまってからの話にしてしまいました。

話の展開に少しくらいの矛盾が出ても気にしないで行きましょう。

>>691 >>692 の続き、お待ちしております。

711 :夢見る名無しさん:2015/08/28(金) 17:10:41.52 ID:PdyNLJsMV
5年生のN祭だった。
A樹B斗C子も参加した。男の子が多数だったが、女の子も結構参加していた。

長靴半ズボン少年、長靴スカート少女が続々と集まってきた。
男の子は社務所の入り口あたり、女の子は奥のほうの部屋で着替えた。
ふんどしは、男の子にはおじさんたち、女の子にはおばさんたちが手伝ってくれた。
A樹もB斗もC子も土間にずらりと並んだ長靴にたまらなくなった。
男の子たちは一度ふフリチンになるのだけれど、ハイソックスだけは残ることになった。

着替えが済むと子どもたちは学年別に並んだ。昨年は4年の列だったが、今年は5年の列だ。
ストーブが焚いてある部屋から出ると寒かったが、巨大なたき火があったのですぐ暑くなった。
祝詞は昨年とほとんど同じだった。小5でもまだよくわからなかった。
でも、子どもたちのたくましい成長を通した世界の発展、子どもたちの安全と祈っているのだということは分かった。
だからこそ緊張した。しっかりとがんばらないと怪我をすると。

それほど大きくない神輿がいくつか示された。低学年、中学年、高学年と別れて担ぐのだ。
A樹B斗C子は同じ神輿を担いだ。
階段を下るときは緊張した。大人たちも注意深く見守った。

げ〜ん〜き〜を〜だ〜し〜て〜 わっしょい!

全国どこにでもある平凡な掛け声で元気よく駆け回った。
商店や民家でで木遣り歌はこの地方独特のものだった。
A樹たちにとって、鉢巻と法被とふんどしと長靴に覆われた子どもたちの体を見る大人たちの視線は心地よかった。

非常に楽しく、寒さも忘れ、体もほてり、元気が出てきた。

階段を上り、本殿に戻り、もらったものや神輿を決められた場所に納めた。
そして、階段を上る競走だ。
まずは子どもたちは全員下に降りる。そして学年別に競走するのだ。

712 :夢見る名無しさん:2015/08/28(金) 17:19:39.65 ID:PdyNLJsMV
5年生の番になった。
A樹もB斗も今年こそはC子に勝ちたかった。
もちろん、勝てる見込みはなかった。でも、負ければ悔しいことはわかっている。
そんな緊張感とふんどしに長靴の子どもたちを見て、心臓だけでなく、股間も意識してしまった。
子どもたちの間に緊張が走った。太鼓の音が鋭く響いた。スタートだ。
太鼓の音が、ドンドンドンドンと早いリズムで鳴らされた。

早くもC子がA樹やB斗の前を行った。C子は2,3人の男の子とトップを争っていた。
A樹もB斗も全然ついていけなくなった。半分くらいでA樹とB斗のペースが落ちてきて、C子に話されていった。
鉢巻に止められて少しずつ揺れるC子の髪、C子の法被の後ろ姿、ブルマを履いたC子のお尻、
長靴から少し見えるハイソックス、その上の短いけれどもよく伸びたバネのように駆けていくC子の脚線、
息が苦しくなったA樹とB斗の視界のなかでどんどん小さくなっていった。
そのペースは昨年よりは速いような気がする。
A樹もB斗もC子が自分たちから遠いところに言ってしまうような気がしてきた。
そして、永久に追いつけないような気もしてきた。

C子は2位だったようだ。昨年も優勝した男の子がまた優勝した。
A樹もB斗も階段のはるか下に取り残されたので、ゴール地点は死角になっていて見えなかったのだ。

713 :夢見る名無しさん:2015/08/28(金) 17:30:56.51 ID:PdyNLJsMV
そして相撲が始まった。
鉢巻は取り、法被は脱いで、ふんどしに長靴の裸で行う。
学年別の勝ち抜き戦である。

A樹とB斗は1回戦にやっとのことで勝った。C子は圧勝した。
2回戦、A樹はそこで負けた。
B斗はC子と対戦することになった。

はっけよい、のこった!

B斗は今度こそC子に負けたくなかった。
立ち合い、スピードもC子が上だった。C子のほうが低く当たれた。B斗は早くも不利になった。
それでもB斗はがんばった。投げと打ち合うようにB斗とC子は土俵際までもつれ込んだ。

土俵際、C子のほうが投げを打てる形になっていた。
B斗はこらえた。

の〜こった!の〜こった!

パワーもC子が上だった。B斗は力尽きて投げ飛ばされて、土俵下に転落してしまった。
A樹は尻と太腿の裏をすりむいた。それでも、痛さをこらえて一礼して足を引きずりながら土俵を下りた。
C子が勝ち名乗りを受けていた。

714 :夢見る名無しさん:2015/08/28(金) 17:49:11.39 ID:PdyNLJsMV
係員がB斗を社務所内の救護コーナーに連れて行ってくれた。

「この男の子、子供相撲で投げ飛ばされて怪我したんだ。すぐに手当てしてやってくれ。」
「こりゃ、激しいね。誰に投げ飛ばされたんだ?」
「○○さんちのC子ちゃんだ。」
「女の子か?」
「女の子が男の子を投げ飛ばしたんか?」
「○○さんちのC子ちゃんって、去年優勝した、ちっちゃいけど強い女の子だね。」
「そうそう!」

尻もすりむいているので、まずはふんどしを外され、ハイソックスに長靴だけのフリチンになった。
そして、長靴とハイソックスを脱がされ、尻から太腿の裏にかけて傷口を水で洗い、ガーゼを当て、絆創膏で止められた。
A樹がB斗の着替えを持ってきてくれた。
B斗は丸っきりのフリチンのまま、土間から板の間に上がり、
白のブリーフに白の下シャツを着て、白と黒の横縞のラガーシャツに黒の半ズボンを履き、もう一度長靴を履いて土間に降りた。

「真冬でも半ズボンで感心だねえ。寒くないかい?」
「寒いけど、遊んでいるうちに暑くなってしまいます。」
「元気だねえ。半ズボンに長靴を履くと強そうに見えるよ。」
「長靴に半ズボンに絆創膏って、男の子の勲章だね。」
「女の子に負けて悔しくないかい?」
「く、悔しいです。」
「そうか。長靴半ズボンで雪の中でも元気に遊んでいれば強くなれるぞ。」
「あの女の子にも勝てるぞ。」
「はい。」
「ボク、泣くなよ。」
「絶対に泣きません。」

そうこうしているうちにすべての子ども相撲が終わった。
最後のお祓いを受けて子どもたちが続々と着替えに来た。

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