2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

長靴半ズボンU

705 :夢見る名無しさん:2015/08/25(火) 18:23:23.96 ID:MAlm8E874
4年生のN祭だった。
A樹B斗C子も参加した。男の子が多数だったが、女の子も結構参加していた。

長靴半ズボン少年、長靴スカート少女が続々と集まってきた。
男の子は社務所の入り口あたり、女の子は奥のほうの部屋で着替えた。
ふんどしは、男の子にはおじさんたち、女の子にはおばさんたちが手伝ってくれた。
A樹もB斗もC子も土間にずらりと並んだ長靴にたまらなくなった。
男の子たちは一度ふフリチンになるのだけれど、ハイソックスだけは残ることになった。

着替えが済むと子どもたちは学年別に並んだ。
ストーブが焚いてある部屋から出ると寒かったが、巨大なたき火があったのですぐ暑くなった。
神主の祝詞は小4のA樹たちにも意味がよくわかった。
ところどころ子どもには難しい言葉が使われてはいたが、子どもたちのたくましい成長を通した世界の発展、子どもたちの安全と祈っているのだと分かった。
大人たちが自分たちの安全に気を使っていることはよく伝わった。
だからこそ緊張した。しっかりとがんばらないと怪我をすると。

それほど大きくない神輿がいくつか示された。低学年、中学年、高学年と別れて担ぐのだ。
A樹B斗C子は同じ神輿を担いだ。
階段を下るときは緊張した。大人たちも注意深く見守った。

げ〜ん〜き〜を〜だ〜し〜て〜 わっしょい!

全国どこにでもある平凡な掛け声で元気よく駆け回った。
商店や民家でで木遣り歌はこの地方独特のものだった。
A樹たちにとって、鉢巻と法被とふんどしと長靴に覆われた子どもたちの体を見る大人たちの視線は心地よかった。

非常に楽しく、寒さも忘れ、体もほてり、元気が出てきた。

階段を上り、本殿に戻り、もらったものや神輿を決められた場所に納めた。
そして、階段を上る競走だ。
まずは子どもたちは全員下に降りる。そして学年別に競走するのだ。

総レス数 1039
1025 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★