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長靴半ズボンU

850 :夢見る名無しさん:2016/01/14(木) 20:12:04.99 ID:sfOTiAEXX
弁当を食べた後の自由時間は、A樹もB斗もC子もできたての遊具で遊ぶことにした。
フィールドアスレチックに結構似ていた。
誰も競争はしなかったが、C子の身体能力はやはり光っていた。
C子はA樹やB斗よりも早く登ったり移動したりすることができた。
A樹とB斗はC子のスカートの中の白いパンツ、白のハイソックス、赤の長靴にはさまれた大腿の後部を見せ付けられながら鎖梯子のようなものを登り続けるしかなかった。
それもだんだんと遠ざかっていった。
雲梯を大規模にしたような遊具に来た。
C子はリズミカルにしかも力強くすばやく渡り切った。
渡り切ることのできる子はそんなに多くはなかった。
A樹もB斗も途中で力尽きてしまった。
B斗の方が少し前にいたが、A樹も同様で、もう体をゆすって推進力を出すことができなかった。
ただぶら下がっているだけだった。下までは結構な高さがある。A樹もB斗も飛び降りたくはなかった。
でも、腕の力がなくなっていた。覚悟を決めてというより、力尽きて手を離してしまった。
まずB斗、次にA樹が落ちた。B斗もA樹も芝生の斜面を転がり落ちていった。
転がりがとまったとき、A樹はB斗の長靴、B斗はA樹の長靴にキスをしてしまった。
A樹もB斗も起き上がろうとしたため、ますます深くキスをすることになった。
泥も少し口に入ったが、黒の長靴のゴムの味をしっかり味わったような気がした。
A樹もB斗も黒の長靴を買ってもらったとき、長靴に口をつけて母親にしかられたことがある。
自分以外の長靴に口をつけたのはこのときが初めてである。

A樹もB斗もすぐに遊具の遊びに復活した。雲梯はあきらめたが、次の遊具から復活した。
C子からは大きく離された。
C子は途中の遊具で、A樹とB斗を待っていた。
C子「大丈夫?」A樹&B斗「大丈夫、平気。」
その後の遊具は難易度が低く、A樹とB斗とC子はほとんど同時にゴールした。

遠足が終わり、校庭で解散した。
A樹とB斗はそれぞれ、帰り道、一人になり、誰も見ていないところで、泣いた。

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