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長靴半ズボンその3

431 :夢見る名無しさん:2017/06/23(金) 18:09:21.02 ID:eLA6/aNbd
「A樹君。」その日の帰り道、E彦はA樹に声をかけた。
E彦は水色を基調とするシャツにグレーを基調とするのセーターに紺の半ズボンに白のハイソックスに黒の大人用長靴ランドセル、A樹はグレーを基調とするスタジャンに紺のデニ半に白のハイソックスに黒の大人用長靴にランドセルだった。

「A樹君、体育の時間、ぼくの服を保健室に運んでくれてありがとう。」「ぼくとB斗が保健室に運ばれたときはE彦君がぼくたちの服を運んでくれたから。」
A樹とE彦は小2のとき同じクラスだっただけでそれほど親しくないので、お互いに「君」付けになった、

「E彦君、今日の肉弾ではすごかったね。C子を相手によくがんばったね。みんなE彦君の勇気に感動してたよ。ねえ、もう大丈夫なの?」
「うん、もう平気さ。今日ぼくががんばったのはA樹君を見習いたかったからだよ。」「えっ?」
「3年生の冬、H公園でやった肉弾、覚えてる?みんな○○さん(C子のこと)から逃げようとしていたのにA樹君がC子に立ち向かっていったんだ。そうしたら、○○さんの張り手でA樹君が鼻血を出してしまったんだ。」
「ああ、あのときのことだね。やっぱりよく覚えているよ。」
「そのとき、ぼくは怖くて何もできずに震えてA樹君の傍に立っていただけなんだ。」

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