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長靴半ズボンその3

1 :夢見る名無しさん:2016/09/24(土) 17:17:27.34 ID:QMv8V5+VY
長靴半ズボン 長靴半ズボンU に続く3スレ

528 :夢見る名無しさん:2017/11/28(火) 18:09:59.57 ID:KPqDO5YLP
N子のチームで一人休んだため、N子は長めに走ることになった。N子やN子のチームには不利である。
S木君やT中君のチームにはそんなことはなかった。

駅伝リレーが始まった。
順位の入れ替わりが若干あって、アンカーになると、S木君が1位、T中君が2位、N子が3位であった。

S木君が走るたび、T中君が走るたび、長靴にしわが寄り、日光を反射する。S木君もT中君も結構快調に走っていた。
二人の男の子よりももっと後ろのスタートラインでN子がバトンを受け取った。N子が走り出した。
二人の男の子との差はかなりついている。

529 :夢見る名無しさん:2017/11/28(火) 18:15:42.47 ID:KPqDO5YLP
それでも、差は少しずつ狭まりだした。
S子の長靴にもしわが寄り、日光を反射した。

S子の走りはぜんぜん違った。
二人の男の子より身長が低く脚も短いけれど、脚の伸びがはるかに長く、回転もはるかに速かった。
二人の男の子は息が苦しくなってきており、あごが上に上がりだしたり傾きだしたりしていた。
N子が二人の男の子に追いついてくるとフォームの差は歴然だった。

530 :夢見る名無しさん:2017/11/28(火) 18:24:44.13 ID:KPqDO5YLP
あと3分の1くらいの距離でゴールになるころ、N子はT中君を抜いた。
T中君も抜かれまいとスピードを上げたが、まったく食い下がれなかった。
T中君は、肉弾でN子の太ももに挟まれてヘッドロックされたときのことを思い出した。
あの時は失神してしまった。あの時と同じ苦しさだ。今にも失神してしまいそうな気持ちだった。

あと4分の1くらいの距離でゴールになるころ、N子はS木君を抜いた。
S木君も抜かれまいとスピードを上げたが、まったく食い下がれなかった。
S木君も、肉弾でN子の腕でヘッドロックされたときのことを思い出した。
あの時は失神してしまった。あの時と同じ苦しさだ。今にも失神してしまいそうな気持ちだ。

531 :夢見る名無しさん:2017/11/28(火) 18:42:38.23 ID:KPqDO5YLP
ゴールまで二人の男の子とN子との差は広がるばかりであった。

N子は1位でゴールした。N子のチームの優勝である。3位でバトンを受け継いで、二人の男の子に走り勝って優勝した。

S木君は2位でゴールした。
すでに友達と談笑しているN子と違ってふらふらであった。
でも何とか立って入られたが、川原で足場も悪いこともあり、本当にふらふらだった。

T中君は3位でゴールした。
T中君はS木君と同じかもっとふらふらであり、川原で足場が悪いこともあり、まっすぐ立って歩くこともできなかった。
T中君には周りが見えなかった。
T中君は、同じく周りがあまり見えていないS木君にぶつかり、二人とももつれるように倒れてしまった。

532 :夢見る名無しさん:2017/11/28(火) 18:54:17.91 ID:KPqDO5YLP
二人の男の子はうつぶせに折り重なるように倒れてしまった。

先生は大急ぎで二人の男の子を起こし上げて、しばらくジョギングするように指示した。
抱き起こすときに体育服の半ズボンを強く持ったので、二人の男の子の半ズボンから白のブリーフが見えた。

二人の男の子は何とか自力でジョギングして息を整えることができた。
先生はN子、S木君、T中君のファイトをほめてくれた。

533 :夢見る名無しさん:2017/11/28(火) 19:02:54.63 ID:KPqDO5YLP
S木君とT中君は私服半ズボンに大長靴を履きランドセルを背負って二人で下校した。

「ぼくたち、N子に勝てるかなあ?」「あんなにがんばったし、強くなってきたのに……」
「中学になったら体育は男女別だろ?」「うん、部活だって別だよ。」
「小学校を卒業するまでに絶対に勝とうよ。」「うん!」

534 :夢見る名無しさん:2017/11/28(火) 19:09:01.69 ID:KPqDO5YLP
S木君は誰もいない所を見つけて行った。
今回は泣くつもりはなかった。
長靴半ズボンの脚を見つめた。

肉弾でN子に「失神KO負け」して保健室に連れて行かれたとき、長靴を脱いだが、再び履くときT中君の長靴を間違えて履いてしまった。
その日の帰りに気がついたが、お互いにそのままにしておくことにした。

T中君の長靴を履いてT中君とともにN子に勝ちたかった。それなのに負けてしまった。
S木君はKKNを意識した。CNPが硬くなってくるのを感じた。
泣くつもりはないけれど、泣いてしまった。

535 :夢見る名無しさん:2017/11/28(火) 19:10:11.82 ID:KPqDO5YLP
T中君は誰もいない所を見つけて行った。
今回は泣くつもりはなかった。
長靴半ズボンの脚を見つめた。

肉弾でN子に「失神KO負け」して保健室に連れて行かれたとき、長靴を脱いだが、再び履くときS木君の長靴を間違えて履いてしまった。
その日の帰りに気がついたが、お互いにそのままにしておくことにした。

S木君の長靴を履いてS木君とともにN子に勝ちたかった。それなのに負けてしまった。
T中君はKKNを意識した。CNPが硬くなってくるのを感じた。
泣くつもりはないけれど、泣いてしまった。

536 :夢見る名無しさん:2017/11/28(火) 22:31:54.37 ID:R7HWLbM1d
なんでかな


ことばづかいそふとにしてみたら?


すとーかーってこわいよ ちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

しつこい かずもおおいよ

なみかぜたてずにおんびんがいいよね

537 :夢見る名無しさん:2017/11/29(水) 18:35:52.12 ID:sFJp1DBYF
>>515 >>516 >>517 について、少し追加をして書き直しをします。
肉弾で、S木君とT中君がN子ちゃんに「失神KO負け」して、保健室に連れられて来た場面です。

保健室に到着して、先生はS木君とT中君に長靴を脱いで保健室に入るように言った。
S木君もT中君も、保健室の玄関で後ろ向きになり、保健室の床に腰を下ろしてしまった。
尻は保健室の床にあり、足は保健室の玄関にある。
2人の男の子は、立ったまま長靴を脱げなかったのだ。

2人の男の子の頭はどんどん下がり、長靴を脱ぐ動きも起こらなかった。
後ろから養護の先生が2人の男の子を抱えるようにして「だいじょうぶ?」と声をかけた。

538 :夢見る名無しさん:2017/11/29(水) 18:44:48.94 ID:sFJp1DBYF
2人の男の子の坊ちゃん狩りの髪は、光を反射して光った。刈り上げたばかりの耳の付近は肌も見えた。
ヘッドロックされて出て来た涎も光った。
黒の半ズボンからちらりと見える白のブリーフと、黒の大長靴からちらりと見える白のハイソックスに囲まれた、長い脚の太腿の裏のきめ細かい肌も、光を浴びて光った。
長靴は泥にぬれていたが、ぬれていないところは光を反射して光った。
先生が2人の男の子の長靴を脱がせた。シュポーッ、という音がそのたびにした。
白のハイソックスは上の縁に泥がついていたが、真っ白であった。というより、泥との対比で真っ白に見えた。ただ、足の裏は汚れてはいた。

先生は二人の男の子の長靴を脱がすたびに、長靴を倒したまま、次々と長靴を重ねた。
というより、次々と投げて重ねた、と言ってもよいくらいだった。先生としても余裕がなかったのだ。

539 :夢見る名無しさん:2017/11/29(水) 19:05:10.09 ID:sFJp1DBYF
一番目は、S木君の左足の長靴だった。
たたきのコンクリートに跳ね返って、バン、という低い音を立てた。付着していた泥が乾いて剥げ落ちた。

2番目は、S木君の右足の長靴だった。
左足の長靴の上に乗っかり、ボン、という低い音を立てた。
ついで、底の縁がコンクリートに落ち、少し滑ってコンクリートと長靴のゴム底との間に、ゴソッ、という低い摩擦音を立てた。

3番目は、T中君の左足の長靴だった。
S木君の右足の長靴の上に乗っかり、ボン、と低い音を立て、S木君の重なった長靴の反発力に跳ね返されて立ち上がるようになったが、またS木君の長靴の上に落ちてしまった。
バン、という少しだけ高い音がした。
3つの長靴の筒はしばらく揺れていたが、しばらくすると、一番下にあったS木君の左足の長靴がつぶれてしまった。
下から2番目のS木君の右足の長靴もすこしつぶれた。

4番目は、T中君の右足の長靴だった。
折り重なった長靴の山にもたれかかるように斜めに立った。
パン、というもう少し高い音がしたと思ったら、コンクリートと長靴のゴム底が擦れ合う、ゴッ、と言う音もした。

540 :夢見る名無しさん:2017/11/29(水) 19:14:13.93 ID:sFJp1DBYF
長靴が折り重なるたびに、泥も落ちた。
長靴が揺れるたびに、外の日光や保健室の蛍光灯が、泥のついていない部分の黒のエナメル質に反射して、光を乱射した。

二人の男の子の4本の足から長靴を脱がすたびに出る、シュポーッ、という音と、長靴がコンクリートや長靴に当たるたびに立つ音が繰り返された。

二人の男の子の長靴を脱がすと、先生が立ったまま長靴を抜いた。
先生も無造作に脱いで、二人の男の子の長靴の山に覆いかぶさるように脱ぎ捨てた。
脱ぐときには、シュポーッ、という音はしなかったが、長靴の山に重なるときには、バン、バン、と低い音がした。
先生の長靴は古く、艶はなかった。

541 :夢見る名無しさん:2017/11/29(水) 19:23:52.87 ID:sFJp1DBYF
先生は、グロッキーになった二人の男の子から長靴を脱がせることに精一杯で、長靴を整理することができなかった。
先生の長靴が重なったとき、長靴の山は崩れて、6つの長靴の筒はばらばらになってしまった。

N子は脱ぎ捨てられた長靴を整理して、きちんと立てて並べようとした。
姉のC子なら必ずそうするはずだと思ったからだ。

先生、S木君、T中君の長靴を整理するとき、先生の長靴はN子にもすぐわかった。
少しサイズが大きいし、一番古いし、メーカーも違っていたからだ。
でも、S木君の長靴とT中君の長靴は区別できなかった。メーカーもサイズも同じで、両方とも新しく、いい艶をしていたからだ。
S木君もT中君も、長靴に名前を書くのを忘れていた。
左右の取り合わせだけは間違えなかった。泥のはね方によって区別できた。

N子は結果として、S木君が座った位置にT中君の長靴、T中君が座った位置にS木君の長靴を置いてしまった。

542 :夢見る名無しさん:2017/11/29(水) 19:38:17.47 ID:sFJp1DBYF
N子も立ったまま長靴を脱いで保健室に上がった。
脱ぐときには、二人の男の子のときと同じように、シュポーッ、という音がした。
N子は自分の長靴もきちんと整理して並べておいた。

S木君とT中君が長靴を脱いだときには、大長靴のゴムのにおいとともに、男の子のにおいがした。
N子が長靴を脱いだときには、女の子の長靴のゴムのにおいとともに、女の子のにおいがした。
保健室には、それぞれのゴムのにおいと、男の子と女の子のにおいが立ち込めた。保健室のストーブがいっそうにおいを引き立てた。

S木君を養護の先生が、T中君を先生が抱え上げて、保健室のベンチにつれてきた。

N子は6年前、N子年長組、姉のC子がN子と同じ小6のときに聞いた、C子の話を思い出した。
家でC子がうれしそうにしているのでN子がその理由を尋ねた。
C子は体育の肉弾で、男の子二人、A樹とB斗を同時に投げ飛ばして「失神KO勝ち」したことを語った。
二人の男の子とのツープラトンのタックルに一進一退の攻防に勝ち、同時に投げ飛ばしたこと、意識を回復した男の子に具合を尋ね、謝ったこと、男の子たちの健闘をたたえたことも語った。

N子は大好きな姉のN子に近づけるチャンスをものにすることができたと、うれしくなった。

以後、>>518 に続きます。

543 :夢見る名無しさん:2017/11/29(水) 21:45:45.09 ID:bSNE2xZxL
すごいれんぞく7じかんくらいおきてる

544 :夢見る名無しさん:2017/11/29(水) 21:48:03.10 ID:bSNE2xZxL
ちょうにあってるね

545 :夢見る名無しさん:2017/11/30(木) 18:40:55.69 ID:3/bmevpNv
>>539>>540 の間に追加したいことがあります。

男の子たちの長靴が投げ捨てられ、そのたびに音を立てたり、泥が落ちたり、ゴムのエナメル部分に光が反射したり、ゴムのにおいや男の子のにおいがするたびに、
N子は、自分にヘッドロックされて、失神した、S木君とT中君の崩れ落ち方を連想した。

まず、脚でヘッドロックされたT中君、次に、腕でヘッドロックされたS木君が地面に崩れ落ちた。
二人ともうつ伏せにダウンして、反動で横向きにダウンした。

ダウンするときに、二人の男の子の長靴にはしわが寄り、しわの位置や形も変化して、泥にもゴムにも光が反射しながらきらきらとした。
髪の毛にも光が反射してきらきらとした。
ダウンした後は、1年中半ズボンでよく日に焼けた肌や、ヘッドロックされたときの涎もきらきらとした。

目の前で、投げられ、倒れたり、重なったり、跳ね返ったりする、自分に「失神KO負け」した男の子たちの長靴は、
その再現のような気がした。

N子自身の勝利の証でもあり、負けた男の子たちが見せた美しさでもあった。
その美しさは男の子たち自身では作り出せないものであり、自分の強さがあってこそ作り出せたものであった、と思った。

546 :夢見る名無しさん:2017/11/30(木) 18:50:35.01 ID:3/bmevpNv
長靴半ズボンの魅力は視覚だけに訴えるものではない。
聴覚、嗅覚、そして触覚にも訴えるものだ。

味覚については記述できることは思いつかないが、何らかの拍子に唇に触れることがあれば、
(もちろん触覚に分類すべきだが)、味覚にこじつけられるのかもしれない。

長靴半ズボンの魅力はは、まさに五感に訴えるものだ。

547 :夢見る名無しさん:2017/11/30(木) 18:54:09.26 ID:3/bmevpNv
1レスにつき、約10行を心がけました。
以前と違い、忍法帖が発動されることはなくなりましたので、結構好きなだけレス数を使うこともできます。

10行の倍近くになってしまうものもありましたが、私の表現力の不足のいたすところです。

もちろん、10行にこだわらず、最も読みやすいスタイルを研究していく所存です。

548 :夢見る名無しさん:2017/12/09(土) 17:57:02.64 ID:1E2MLyVHy
長靴半ズボン少年の復活を望む!

549 :夢見る名無しさん:2017/12/27(水) 18:31:15.00 ID:1osoEEcU6
>>220 >>221 >>222 >>223 >>224
A樹4年生のN祭りの少し前

N祭りでは子ども相撲がある。C子も出場する。C子に負けたくなかった。
A樹は、大学1年生になっていた姉のM代に、相撲を教えてもらうことにした。
C子のことは何も言わないでおいた。

約束の日は雨上がりで地面が濡れていた。人に見られないように、Z川の支流の川の川原で行うことにした。
A樹は真冬でも半ズボンである。その日、A樹は長靴を履いた。ハイソックスがちらりと見えた。
M代は、敢えて昨年A樹とショッピングセンターに自転車で行ったときと同じ半ズボンを生脚で履き、長靴も履いた。ハイソックスがちらりと見えた。
A樹は驚いた。そして「ありがとうお姉ちゃん。」と言ってしまった。

相撲の勝負は何回やってもM代の圧勝だった。
いつの間にか、M代がA樹に稽古をつける、指導する、という展開になった。
M代がA樹に押されていくといった稽古も行った。
A樹がM代に倒されることもあり、A樹の服や半ズボンは泥で汚れてしまった。
長靴やハイソックスの縁が汚れたのはいうまでもない。

「A樹、もっと低く構えて!」「A樹、もっと強く当たって!」「A樹、引かないで押して!」「A樹、ひじを閉めて!」

まぐれではあったが、A樹がM代に勝ったことが1回あった。M代の指導が実ったからといえる。
でも、その後はスタミナが切れてまったく勝てなくなった。
M代がA樹をつり出したとき、A樹がぐったりとしているのに気づいて、M代は相撲の稽古をやめることにした。

「お姉ちゃん、ありがとう。」「A樹、すごくがんばったじゃない、これなら優勝も夢じゃないよ。」

M代もA樹ほどではないが泥まみれになったため、姉弟は母親に怒られた。

M代の指導もあってA樹はC子には負けたけれど、緒戦では勝ち進むことができた。

550 :夢見る名無しさん:2017/12/27(水) 18:40:46.09 ID:1osoEEcU6
B斗4年生のN祭りの少し前

N祭りでは子ども相撲がある。C子も出場する。C子に負けたくなかった。
B斗は、大学1年生になっていた姉のK子に、相撲を教えてもらうことにした。
C子のことは何も言わないでおいた。

約束の日は雨上がりで地面が濡れていた。人に見られないように、自宅の庭で行うことにした。B斗の家は小さな土建屋である程度の敷地がある。
B斗は真冬でも半ズボンである。その日、B斗は長靴を履いた。ハイソックスがちらりと見えた。
K子は、敢えて昨年B斗とキャッチボールをしたときと同じ半ズボンを生脚で履き、長靴も履いた。ハイソックスがちらりと見えた。
B斗は驚いた。そして「ありがとうお姉ちゃん。」と言ってしまった。

相撲の勝負は何回やってもK子の圧勝だった。
いつの間にか、K子がB斗に稽古をつける、指導する、という展開になった。
K子がB斗に押されていくといった稽古も行った。
B斗がK子に倒されることもあり、B斗の服や半ズボンは泥で汚れてしまった。
長靴やハイソックスの縁が汚れたのはいうまでもない。

「B斗、もっと低く構えて!」「B斗、もっと強く当たって!」「B斗、引かないで押して!」「B斗、ひじを閉めて!」

まぐれではあったが、B斗がK子に勝ったことが1回あった。K子の指導が実ったからといえる。
でも、その後はスタミナが切れてまったく勝てなくなった。
K子がB斗にさば折を決めたとき、B斗がぐったりとしたので、K子は相撲の稽古をやめることにした。

「お姉ちゃん、ありがとう。」「B斗、すごくがんばったじゃない、これなら優勝も夢じゃないよ。」

K子もB斗ほどではないが泥まみれになったため、姉弟は母親に怒られた。

K子の指導もあってB斗はC子には負けたけれど、緒戦では勝ち進むことができた。

551 :夢見る名無しさん:2018/01/21(日) 16:03:41.64 ID:GzNGXs5rd
>>275 >>276 >>277 >>278 >>279
N子ちゃん小3でのちゃんばらのエピソードに対して、小2でのエピソードを書きます。

N子小2の5月5日子どもの日、N子は姉の中2のC子とともに父親と母親に連れられて、県庁所在地のX市に遊びに来た。
朝まで雨が降っていたので、N子はC子とおそろいで、赤のスカートにピンクの長靴を履いて出かけた。
長靴をはいている人は多くはなかったが、長靴が好きなN子とC子にとっては長靴を堂々と履けるうれしい日であった。

N子一家はX市のデパートを巡った。デパートの食堂で食事を済ませると、商店街に出かけた。
商店街の近くの公園ではイベントをやっていた。

552 :夢見る名無しさん:2018/01/21(日) 16:12:51.21 ID:GzNGXs5rd
公園では地元青年会議所が子どもボクシング大会の参加者を募集していた。
小1から小6までの学年別の対戦で、勝ち抜き三人抜きをしたら商品がもらえる、というのである。
N子は出たいと父母に頼んだ。
父親も母親もN子が元気をもてあましていることは知っているので、承知することにした。
ここでもっと圧倒的にやられれば、もう少しはおとなしくなるかもしれないとも思った。
父親は主催者に、女の子でもいいのかと聞いた。主催者は、かまいませんと即答した。
手続きはちょっとした保険に入るだけでよかった。

553 :夢見る名無しさん:2018/01/21(日) 16:22:36.31 ID:GzNGXs5rd
小3の部は男の子3人と女の子はN子1人、計4人の子どもたちがそろった。
N子はピンクのトレーナーに赤のスカートにピンクの長靴、
男の子は、1人目が黒と白の横縞のラガーシャツ、2人目が青と水色と白の横縞のラガーシャツ、3人目が黒と赤と白の横縞のラガーシャツ、
男の子は3人とも、黒の半ズボンに黒の長靴を履いていた。

N子は身長が低いほうでもあり、どの男の子よりも身長が低かった。
C子が見たところ、それでも筋肉の発達はN子が圧倒的であり、N子の圧勝を疑わなかった。
N子は太っているわけでもなく、ムキムキの筋肉でもない。体重は男の子たちよりも軽いくらいだ。でも、C子が見ればバネの差がわかる。
N子は自分と同じ筋肉を持っているとC子は確信していた。

554 :夢見る名無しさん:2018/01/21(日) 16:33:45.78 ID:GzNGXs5rd
ルールは1分1Rで、ダウンしたり血が出たり泣いたりしたらKO負け、判定はどれだけ有効だが出たかの差で決めるというるーるである。

N子はわくわくした。
住んでいるY市の近所では、どの男の子に対しても無敵である。手ごたえがあまり感じられない。
今、目の前にいる男の子たちには期待できそうだ。みんなラガーシャツに黒の半ズボンに黒の長靴だ。何か強そうに見える。
面白い試合ができそうだ。

くじ引きで、N子は1番目で、黒と白のラガーシャツに黒の半ズボンと黒の長靴を履いている男の子と対戦した。

555 :夢見る名無しさん:2018/01/21(日) 16:50:53.36 ID:GzNGXs5rd
フットワークもパンチのスピードもN子の方が上だった。
男の子のパンチはかわされるかブロックされた。
N子のパンチは男の子の腕やボディに入っていった。男の子のガードは下がっていった。
N子のパンチが男の子の顔面に決まった。

ううぇーーーーん、ううぇーーーん、ううぇーーーん、ううぇーーーん

男の子は泣いてしまった。
レフェリーはそれでも攻撃しようとするN子を止めた。レフェリーはN子の腕を高々と上げた。
係員は泣いている男の子からグローブを脱がせて、テントの中の椅子に座らせた。
N子のパンチが決まったのは顔面でも正面ではなくほっぺただったので、鼻血は出ていないようだった。
父親が男の子の肩をたたき、母親が男の子の涙を拭いてやっていた。

556 :夢見る名無しさん:2018/01/21(日) 17:06:26.63 ID:GzNGXs5rd
グローブは、青と水色と白のラガーシャツに黒の半ズボンと黒の長靴を履いた男の子の両手にはめられた。
N子が2番目に対戦する男の子である。

女の子であるN子が勝ったとき、会場からは大きなどよめきとともに、盛大な拍手が起こっていた。
男の子はこの上なく緊張した。
男の子のセコンド係の係員が「ボク、女の子に負けるな!思い切って行け!」と告げると、男の子にもスイッチが入ったようだった。
N子としばらくは対等の打ち合いができた。
でも、フットワークもパンチのスピードもN子の方が上だった。

男の子の手数はどんどん少なくなり、足の動きも止まった。
N子にパンチを浴びせられた男の子はN子に背を向けてうずくまってしまった。
しくしくと泣いている。
レフェリーはN子を止めようとした。N子はそれでも止まろうとしなかった。
「N子、やめなさい!」C子の声にN子はやめた。
レフェリーはN子の腕を高々と上げた。

係員はうずくまっている男の子を抱き起こしてからグローブを外し、次の男の子の両手にはめた。
男の子の母親が男の子に近寄り、抱きかかえるように観客席に戻った。
男の子は母親に抱かれてしくしくと泣き続けた。

557 :夢見る名無しさん:2018/01/21(日) 17:22:06.33 ID:GzNGXs5rd
会場からはどよめきと盛んな拍手が続いた。

黒と白と赤の島のラガーシャツに黒の半ズボンと黒の長靴を履いた男の子がN子の最後の対戦相手だ。

男の子はなかなか仕切り線まで進もうとしなかった。係員に促され、背中を押されて仕切り線に近づいた。
男の子の顔はおびえている。目は大きく見開き、口は半開きになっている。
男の子は父親と母親の方を振り向いた。父親も母親も厳しい目で男の子を見るだけで何も言わなかった。
男の子は仕方なくN子の方を見た。

N子は今にも飛び掛りそうだった。レフェリーが制止しているのでそれ以上進めなかった。
男の子の目から涙が出始めた。男の子の脚が内股になった。長靴の角度が変わったため、光がきらきら反射した。涙の反射が見える観客席もあった。男の子の坊ちゃん狩りの髪の反射が見える観客席もあった。
男の子の半ズボンから脚を伝って液体が流れ出した。
男の子は崩れ落ち、内股の正座になり、泣き出してしまった。

レフェリーはN子の腕を高々と上げた。
係員は男の子をとりあえずテントに連れて行った。

558 :夢見る名無しさん:2018/01/21(日) 17:29:08.02 ID:GzNGXs5rd
男の子は恐怖のため、失禁して泣いてしまったのである。
係員は男の子をその父親と母親とともに商店街の服飾店に連れて行き、その家のトイレで半ズボンとブリーフを脱がし、塗れた股間や脚を拭き、新しいブリーフと同じような黒の半ズボンを無料で履かせた。

N子は表彰を受けた。
観客はN子の強さを褒め称えた。
商品としてお菓子をもらった。

559 :夢見る名無しさん:2018/01/21(日) 17:40:37.56 ID:GzNGXs5rd
この企画は青年会議所の軽いノリで行われたものである。
ひょんなことから子供用のボクシンググローブが手に入ったことと、保険代理店の若旦那が青年会議所にはいったことで成り立った。

書くのが遅れたが、ボクシングのリングはまったく用意していない。
公園の芝生に石灰で線を引いただけだ。

とにかくその年の青年会議所は軽いノリの連中に仕切られていた。
保険代理店もいい加減なことを企画書に書いていた。

子どもボクシングは新聞のX市版にだけ載った。だからN子たちY市の人々は読んでいないいない。N子もN子に負けた男の子も名前は出ていない。

子どもの日、子どもたちのすこやかな成長を願って、X市銀座公園で、X市青年会議所主催、子どもボクシング大会が催された。
中には3人の男の子を次々に泣かせて会場を沸かせた強い女の子もいた。

という記事を保険会社が目に付け、その若旦那はこっぴどく油を絞られた。

560 :夢見る名無しさん:2018/01/21(日) 17:43:45.60 ID:GzNGXs5rd
1レスあたりの行数は12行に抑えると読みやすいようですね。

561 :夢見る名無しさん:2018/01/31(水) 18:47:54.33 ID:087fbrblx
B斗の家は小さな土建屋である。自宅の敷地は広く、事務所や資材置き場もある。
B斗の父親はほとんど、作業着に黒の大長靴である。母親は野良着に白は紺の長靴である。

幼稚園児か保育園児の時からB斗は一年中半ズボンだった。
自宅兼会社の敷地も自宅の回りもあまり舗装されていなくて、晴れの日でも長靴半ズボンのことが多かった。
園児の頃は黄色い長靴を履いていた。普通の豆長靴よりも長かった。家の周りは泥が多かったのだ。

B斗は長靴半ズボンで外でよく遊んだ。

562 :夢見る名無しさん:2018/01/31(水) 19:02:22.78 ID:087fbrblx
資材置き場に砂利の山やさば土の山が築かれた。請け負った工事のためのものだ。
B斗は長靴半ズボンで家から外に飛び出し、山を登ったり、山から飛び降りたり、ダンボールを敷いてそり遊びをしていた。

少し離れた所にいた父親が血相を変えて飛んできた。
父親はB斗を摘み上げると、B斗にビンタをした。B斗は泣いてしまった。
「B斗、仕事場で遊ぶなと言っただろ!どんだけ危ないかわかっているのか!?」
母親も近づいてきた。
「お父さんはB斗のことを心配して言ってるのよ。危ないからもうおうちに入っていなさい。」

B斗の泣き声を聞いて姉の中学生のM代が出てきた。このころのM代はまだアイドルになろうとは考えていなかった。
M代は短いスカートに白の長い長靴を履いて出てきた。
M代はB斗を連れて資材置き場から離れた。

563 :夢見る名無しさん:2018/01/31(水) 19:13:55.54 ID:087fbrblx
M代とB斗は玄関に長靴を履いたまま腰掛けた。
「B斗、痛かった?」「お父ちゃんなんかもう嫌いだ!」B斗は激しく泣き続けた。
M代はB斗を横から抱きしめ、やさしく頭や背中をなでた。

B斗は次第に落ち着いてきた。
「お父さんを許してあげてね。あの山は遊ぶところじゃないの。お父さんの大切なお仕事の場所なの。それに本当に危ないわ。B斗が怪我をしたら、お父さんもお母さんも私も悲しいわ。」

B斗の生脚には、M代の生脚とM代の長靴のゴムが触れていた。
泣いているときも泣き止んだときも、姉の生脚と長靴のゴムを自分の生脚に感じていた。
M代の胴体と手や腕の感触も全身で感じていた。
後者は暖かく柔らかいというものだったが、前者からはもう少し違うものも感じた。

B斗は長靴半ズボンがますます好きになった。

564 :夢見る名無しさん:2018/01/31(水) 19:25:12.54 ID:087fbrblx
「B斗、お父さんに謝れる?」「うん!」

夕食時にB斗は父親に謝った。父親もビンタしたことをB斗に謝った。
B斗は二度と資材置き場で遊ばないことを誓った。

しばらくすると、家の脇で工事が始まった。父親は何の工事かしばらく言わなかった。
B斗もM代も仕事関連のものだと思っていた。

工事が完成した。
大きな砂場だった。半分は平面で半分は大きな山だった。
手間はかかるが山は移動変形させることもできるし、そのまま山登りやそりすべりもできる。
園児にとってはちょうどいい大きさだ。

565 :夢見る名無しさん:2018/01/31(水) 19:32:00.33 ID:087fbrblx
「B斗、ちょっと外へ出てみろ。」父親がB斗を促した。
晴れの日が続いて地面がからからなのでB斗が短靴で出ようとしたら、「長靴を履いて!」と言われた。
B斗は喜んで長靴を履いた。堂々と長靴を履けることはうれしかった。
母親も姉のM代も長靴を履いて出てきた。

「B斗、誕生日おめでとう!誕生日のプレゼントだ。この中でなら好きに遊んでいいぞ。ただし、怪我をしないように気をつけてな。」
B斗は飛び上がって喜んだ。
今までこの工事は仕事関連で自分とは無関係だと思っていたからだ。
「お父ちゃん、ありがとう!」B斗は目を輝かせていった。これからの楽しい日々が輝いて見えた。
「B斗、よかったね。」M代も言った。

566 :夢見る名無しさん:2018/01/31(水) 19:42:49.69 ID:087fbrblx
家の砂場にB斗はA樹やC子も招いて一緒に遊んだ。
どんなに晴れた天気の日でも、A樹は長靴半ズボン、C子は長靴スカートだった。
ここなら長靴を履くのが当たり前といえるので、A樹もB斗もC子もうれしかった。
B斗は青の長靴、C子はピンクの長靴だった。長さは普通豆長靴より長かった。
この砂場では長い長靴である必要があった。
A樹の姉のK子もA樹と一緒に来ることもあった。短いスカートに赤の長い長靴である。
長靴半ズボンと長靴スカートの5人がそろうこともあった。

砂場での遊びは小2のころまで続いた。
小2になると砂場も手狭になるし、飽きてもきた。
そんな様子を見計らって、B斗の父親はA樹やC子にも声をかけて、砂場をつぶした。
事業に展開のため、新しい機器や資材をを入れる必要が生じたのだ。

567 :夢見る名無しさん:2018/02/10(土) 18:30:43.28 ID:79ybDt3aU
長靴半ズボン少年の復活を期する。

568 :夢見る名無しさん:2018/02/23(金) 17:41:16.12 ID:qfSIrztSR
A樹の家は普通のサラリーマン家庭である。
A樹の父親の会社は現業にも関わっていたので、A樹の父親は大長靴を履くことも多かった。
玄関には父親の大長靴があることが多かった。A樹は父親の大長靴にあこがれていた。

幼稚園のころのA樹は、父親の黒の大長靴をまぶしく見ていた。
A樹自身は青の豆長靴を履いていた。
まだ脚の短いA樹には結構長かったが、相対的な比率でも父親の大長靴のほうがはるかに長かった。

A樹は晴れた日でも長靴半ズボンでよく遊んだ。

569 :夢見る名無しさん:2018/02/23(金) 17:48:33.30 ID:qfSIrztSR
A樹はB斗やC子ともよく遊んだ。
晴れた日でも、B斗は長靴半ズボン、C子は長靴スカートであることが多かった。

そのころは、C子はA樹やB斗より特に背が低いというわけではなかった。
ただ、身体能力はそのころからC子が抜群だった。
B斗の家に作られた巨大砂場兼砂山での遊びでも明らかだった。

そのためか、C子はA樹やB斗の姉のような存在になった。

570 :夢見る名無しさん:2018/02/23(金) 17:59:14.41 ID:qfSIrztSR
ある日、A樹はB斗の家に行った。B斗の一家は留守だった。C子の家にも行った。C子の一家も留守だった。
A樹はしょんぼりとして家に帰ろうとした。でも、どうしても遊びたかった。
A樹はそのとき長靴半ズボンであった。

帰りに用水の工事現場を見た。行きはまだ工事が始まっていなかったが、帰りには始まっていた。
作業員たちが行き来と働いているのを目撃した。全員、黒の大長靴を履いていた。父親の大長靴に似ていた。
A樹は工事を手伝いたい衝動に駆られた。声をかけたくなってしまった。
実際には声はかけられなかった。その迫力に圧倒されたからだ。

A樹は結構長い時間、工事を見ていた。
最後まで見ることとなってしまった。
工事が終わると作業員たちは手早く機材をトラックに載せ、自分たちもトラックに乗り込んで帰ってしまった。

571 :夢見る名無しさん:2018/02/23(金) 18:10:14.37 ID:qfSIrztSR
A樹は退屈になった。
そこでA樹は冒険に出ることにした。

近くを流れるT川の土手を登り、河川敷に下りて、下流へ下流へと行こうとした。
下流へ行くと大河Z川と合流するのだが、そのときのA樹はまだそのことを知らない。
T川の風景がA樹にとって魅力的に見えたのだ。

A樹は河川敷を下流に向かって歩き出した。草が茂っているし、でこぼこも多くて非常に歩きにくかった。
でも、A樹は堤防の道ではなく、野生的な河川敷を歩きたかった。

しばらくすると県道がT川に架かる橋があった。A樹もそこまでは来たことがある。
県道は交通量が多く、大型車も猛スピードで飛ばしている。父親も母親も姉のM代も県道を横断しないように、向こうに行かないように、と行っていた。

572 :夢見る名無しさん:2018/02/23(金) 18:20:15.37 ID:qfSIrztSR
A樹は橋の下をくぐろうとした。
コンクリートの斜面が川の水面まで延びている。

のっぺらぼうではなく、くぼみのあるブロックが規則正しく並んでいる上体であった。
A樹がくぼみのふちに沿って伝っていった。
でも、隣のくぼみに進むためにはA樹の脚はまだ短かった。
橋の向こうに出ることには成功したが、かなり時間がかかってしまった。

せっかく外に出たのに、日が傾き始めたので、温かみが感じられなかった。
A樹の半ズボンの脚にも冷たい風が吹き付けてきた。
ただ、長靴を履いていたので結構温かかった。
ぬかるんでいるところもあったが、長靴なので平気だった。

573 :夢見る名無しさん:2018/02/23(金) 18:25:50.36 ID:qfSIrztSR
A樹は不安になってきた。
登りやすいところを見つけて堤防に登った。そして家に帰ろうとした。
県道はまだ見えた。県道までは歩いていけた。
県道は車が轟音を立てて左右両方向から猛スピードで走っていた。
右が収まったかと思うと左、左が収まったかと思うと右から猛スピードの車が何台も来た。

A樹が渡ろうとすると、猛烈なクラクションが鳴った。
A樹は疲れと恐怖と不安のために涙ぐんでしまった。

574 :夢見る名無しさん:2018/02/23(金) 18:33:50.69 ID:qfSIrztSR
一方、A樹の家ではA樹が帰らないので心配になった。
母親が家に残り、父親と中学生の姉のM代が探しに行くことにした。
M代はスカートにハイソックスだったが、赤の長い長靴を履いていくことにした。
A樹が長靴半ズボンで出かけたことを知っていたのだ。長靴にふさわしい場所にいるかもしれないと思ったのだ。

父親とM代はまずB斗宅、次にC子宅を訪れた。両方とも一家そろって留守だった。
父親とM代は手分けして探すことにした。

父親はT川の上流方面、M代は下流方面を探すことにした。
A樹が川に興味を持っていることに着目したのだ。

575 :夢見る名無しさん:2018/02/23(金) 18:42:51.63 ID:qfSIrztSR
M代は堤防沿いに下流へと向かい、河川敷や水面を見た。

県道が見えてきた。A樹の姿はまだ見えない。
県道には車が猛スピードで走行し、向こう側があまり見えない。
M代は視線を河川敷に落とした。

半ズボンに青い長靴で蟹のようにブロックを伝っている男の子がいるではないか。
一番最初に目に飛び込んだのは、少し汚れているけれど鮮やかな青の長靴だった。
次に目に飛び込んだのは汚れていたけれどすべすべした生脚だった。
同時に飛び込んだのは、半ズボンと生脚に間からちらりと見えた白いブリーフだった。

576 :夢見る名無しさん:2018/02/23(金) 18:54:51.78 ID:qfSIrztSR
M代はすぐに堤防から河川敷に下りた。
堤防から声を掛けるとA樹がびっくりして川に落ちてしまうのではないかを心配したからだ。

A樹は最後のブロックに差し掛かった。
「A樹。」
M代は声を掛けた。車の轟音でA樹には聞こえなかった。
M代はA樹に慎重に近づいた。A樹は気配で気づいた。振り返ると姉のM代がいた。

A樹は涙目だった。
「A樹、今、助けてあげるわ。お姉ちゃんの手を握って。」
A樹は足元に気をつけながら姉の手を握った。
M代は河川敷の安定した足元で踏ん張りながらA樹を引き寄せた。

577 :夢見る名無しさん:2018/02/23(金) 19:02:26.27 ID:qfSIrztSR
A樹はM代に引き寄せられ、ブロックから脱出した。
M代は少しバランスを崩し、A樹とともに河川敷の草原に倒れてしまった。

A樹はM代に抱きついて泣き出してしまった。

A樹が泣き終ると、M代はA樹を連れて家に帰った。
A樹は母親からしっかりと絞られた。
「A樹、お母さんがどれだけ心配してしてたかわかる?もう、勝手に遠くに行っちゃ行けないよ。」
M代もA樹を再び抱きしめた。

翌日、M代はA樹から冒険の話を聞いた。
県道の橋の下を一人でくぐったことも聞いた。
M代はこっそりとA樹の勇気をたたえた。

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