2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

長靴半ズボンその3

1 :夢見る名無しさん:2016/09/24(土) 17:17:27.34 ID:QMv8V5+VY
長靴半ズボン 長靴半ズボンU に続く3スレ

952 :サイバーバイオレンス:2019/07/22(月) 11:15:53.67
https://www.youtube.com/watch?v=yPr0e9R2q40&t=12s

953 :夢見る名無しさん:2019/07/22(月) 11:34:28.47 ID:Y5HhLuiuA
スレ違いですが

サスペンダズボーン。

954 :サイバーバイオレンス:2019/07/22(月) 13:16:37.85
https://www.youtube.com/watch?v=XCJvXX5blM8

955 :サイバーバイオレンス:2019/07/22(月) 13:19:51.42
https://www.youtube.com/watch?v=c6YFV0pQFX0

956 :サイバーバイオレンス:2019/07/22(月) 13:22:42.42
https://www.youtube.com/watch?v=CM4I-Iioud4

957 :夢見る名無しさん:2019/08/03(土) 15:12:50.33 ID:Dg0RhYPFe
スポ少か何かのサッカークラブ
男の子はオレンジのシャツにオレンジの短い短パンにオレンジのストッキング
女の子はオレンジのシャツに黒のブルマーにオレンジのストッキング
 その男の子と女の子は小3くらいだった。

 1対1でボールを取り合う練習。
 男の子がボールをキープして始める奇数回は女の子に取られ、
 女の子がボールをキープして始める偶数回は男の子は取ることができず、
 女の子がボールをキープして始める最後の回に、男の子はしゃがみこんで、グロッキーになってしまった。

 練習最後のコートの往復ダッシュでも、すべての回で、男の子は女の子に負けた。

 男の子はやや細めの普通の体格、女の子はもっと小柄だが全身バネ。
 男の子は坊ちゃん刈、女の子は肩くらいの短い髪。

それは9月か10月。

そして冬の雨の日、その男の子が本屋に来た。
 周りの大人も子供も着膨れているのに、
 男の子は、白と黒の横じまの半そでシャツ、黒の短い半ズボン、黒の長靴だった。

 冬でも半そで半ズボンで鍛えているのに、と思うと、萌えてきた。

958 :夢見る名無しさん:2019/08/24(土) 14:18:03.50 ID:Ra8rTcfJt
A樹姉のM代とB斗の姉のK子は高2の時、不愉快な事件に遭っていた。

入学した年からY東高校の校長にDQ1が着任した。
DQ1は県職員の出世頭で中央官庁に出向していた。出向から戻ると、中堅進学校のY東高校の校長に任命された。
DQ1の使命は、「教育正常化」である。
国旗を掲揚させ、国歌を斉唱させ、教育現場から「アカ」を一掃することだった。
入学式では昨年度までとは異なり、国旗が掲揚され、国歌が斉唱された。数人の教員が腕組みをして、斉唱しなかった。

K子の父親は小さな土建屋を経営していたこともあって、PTAの役員となった。
PTAの会合でDQ1の方針を聞いて、K子の父親は意気投合した。
DQ1は、そのころはやりだした管理教育をすすめ、生徒指導もきびしいものになった。
K子の父親はその方針にも大賛成であった。

959 :夢見る名無しさん:2019/08/24(土) 14:34:46.79 ID:Ra8rTcfJt
K子の父親とDQ1は、PTAの会合のたびに意気投合した。
そのころ、K子とM代はアイドルを志望しており、学校の方針と調和していなかった。
K子の父親は娘のK子をしっかり指導してほしいとDQ1に頼んだくらいだ。

M代もK子も本気でアイドルを狙っていたから、当時流行していた不良スタイルではダメだとはしっかり認識していた。
だから、表面だって校則に違反することはなかった。ただ、勉強に対する熱意は薄かった。

不愉快な事件は高2の冬、雨の日に起こった。
M代は赤の長い長靴、K子は白の長い長靴を履いて登校した。
M代とK子は生徒指導部に呼ばれた。校則では指定された短靴だけが許可されていて、長靴は禁止されていたのだ。

M代とK子としては、短靴が指定されているのは華美なものによって風紀が乱れることを防止するのが目的であり、荒天時の長靴が禁止されているとは思わなかったのだ。
むしろ、後者を汚さないためにも荒天時は積極的に長靴をはくべきだと考えていた。
厳しい指導で、M代もK子も泣き出してしまった。

960 :夢見る名無しさん:2019/08/24(土) 14:59:02.86 ID:Ra8rTcfJt
反省文を書かされ、DQ1の指導も受けることになった。
M代もK子も反省文に書いた、
校舎を汚さないためにも荒天時は積極的に長靴をはくべきだという趣旨に、DQは噛みついた。

勝手な判断をするんじゃない、
派手な長靴で風紀が乱れたらどうするんだ、
Y東高校をめちゃめちゃにしてもいいのか、
そんな了見でいると長靴を履いてする仕事にしか付けないぞ、
この学校は国公立を出すんだ、

などである。

校則違反による指導は、生徒指導部からM代とK子の家庭に連絡された。
M代の母親とK子の母親は、校則で長靴が禁止されていることをあまり認識していなかったが、普通に謝った。

961 :夢見る名無しさん:2019/08/24(土) 15:07:59.45 ID:Ra8rTcfJt
K子が家に帰ると、弟のB斗の友達のA樹とC子が長靴半ズボンや長靴スカートで出てきた。
B斗の家つまりK子の家に遊びに来ていて帰るところだったのだ。
玄関にはB斗の長靴と父親の長靴と母親の長靴があった。

夕食時、父親が校則を守るように注意した。
なぜ学校に長靴を履いてきてはいけないのか、小学校では雨の日や雪の日は長靴を履いてくるようにと決められているのに、とB斗が不思議そうに聞いた。
小学校と高校は違うと、母親は答えた。

K子が突然泣き出してしまった。
K子はDQ1の言葉を繰り返した。
「わかった。」父親はそういうと、食卓を離れた。

962 :夢見る名無しさん:2019/08/24(土) 15:20:57.42 ID:Ra8rTcfJt
翌日、K子の父親は学校に校長を訪ねた、というより、怒鳴り込んだ。
会社の作業着に長靴を履いて。

校則違反であったことは申し訳ない、校則は守るべきだ。
ただ、雨の日や雪の日はむしろ長靴を履いて、校舎を汚さないようにするべきではないか、
まあ、それはいい、お宅の規則なら仕方がない。
だが、長靴を履くような仕事しかできないようになるぞ、とは何事か。
私は土建屋だ、長靴を履いて仕事をしている、
娘に、この学校の生徒に私のような人間になるな、と指導するのか、うちの会社の社員のような人間になるなと指導するのか、

という趣旨である。

DQ1は少したじろいだ。
K子の父親とは政治思想や管理教育的教育方針で意気投合したはずである。裏切られたような気がした。

DQ1は政治家志望だ。
長靴を履いて行う職業に対して侮辱を与えたという点について謝罪をした。
謝罪の仕方は的を射ていて、K子の父親の態度もK子の父親の態度も軟化した。

K子の父親はその日のことをK子には言わなかった。

963 :夢見る名無しさん:2019/08/24(土) 15:38:43.10 ID:Ra8rTcfJt
M代とK子がアイドル志望をやめて小学校教員を目指すようになったのは、Jとの出会いがあったからである。
Jとの出会いは高2の春、DQ1らに長靴着用が校則違反としてとがめられた少し後である。
その後のM代とK子は、地元駅弁大学の教育学部進学に全力を尽くした。

M代とK子は学力を着実に向上させてきた。
DQ1らは自分たちの指導の成果であると思い込んだ。

M代とK子が卒業すると、DQ1はX県で一番の進学校X高校の校長に着任した。
国旗、国歌のことをX高校でも徹底させた。
Y東高校では意に沿わない教員は暴力校に飛ばされた。
X高校の教員はプライドが高いが、権力の威光を受けたDQ1に逆らうことはできなかった。
Y東高校の教員よりも従順ではあったが、それでも意に沿わない教員は暴力校に飛ばした。

X高校のOBは灯台を出て官僚などになっていた。DQ1の方針はOBに大いに支持された。
M代とK子が大学4年生になると、DQ1はX県の教育長になった。
教育正常化に取り組み、中央からも高く評価された。

964 :夢見る名無しさん:2019/08/24(土) 15:52:46.37 ID:Ra8rTcfJt
その時、X県知事は、JM党と一部の野党の支持を受けた平凡な保守であったが、自治省(当時)の落下傘候補ではなく、地元の大規模な土建屋であった。

その県知事に汚職の疑いがかかった。
というより、その知事とJM党県連との間に、利権的かつ感情的な対立が生じたのだった。
JM党は一部野党と組んで、その知事を金権と呼んで非難し、対立候補としてDQ1を担いだ。
DQ1は、中央ともつながりのあり、X県の教育を立て直した功労者であると宣伝した。
現職、DQ1、KS党の三つ巴となった。

K子の父親は迷った。
K子の父親の会社は現職と深いつながりがある。
でも、時の流れはあまりにも現職に不利だ。DQ1に少しでも早いときに取り入っておかねばならない。
DQ1の「長靴を履いた仕事」に対する偏見には懸念はあったけれども、そろそろ考えを改めているはずだとも思った。

965 :夢見る名無しさん:2019/08/24(土) 16:04:09.68 ID:Ra8rTcfJt
K子の父親は会社ぐるみで、DQ1の選挙を応援することにした。
旗開きの日、DQ1に挨拶した。娘がY東高校でお世話になった礼も言った。
支持者が多かったためか、K子の父親に対する挨拶はそっけないものであった。
というか、挨拶すべき支持者が多いことにかこつけて、ぞんざいに扱ったという感じであった。

次の集会では、ある拠点に行くように指示された。DQ1本人はいない拠点である。
そこで、K子の父親は誠心誠意選挙運動を行った。

次の集会では本部に集まることになった。
その日、会社の仕事で少し出発が遅れ、事故による渋滞もあって遅刻してしまった。
すると、秘書が出てきて、「今何時だと思っているんです。あなたはもう来なくて結構です。お引き取りください。」と言い放った。
DQ1は選挙カーに乗って出て行ってしまった。

966 :夢見る名無しさん:2019/08/24(土) 16:21:34.04 ID:Ra8rTcfJt
K子は地元駅弁大学の教育学部を卒業して、東京都の教員採用試験に受かって小学校教諭となっていた。
X県の小学校教諭採用試験も受けたが、こちらは落ちていた。
K子が社会人2年の年、B斗が中3の年、DQ1はX県知事に当選した。圧勝だった。
大手マスコミも、金権対良心の戦いで、両親が勝利したと報じた。

B斗はY市3番手の進学校(なあんちゃって進学校)Y西高校に進学した。

その年、ついにDQ1はK子の父親の会社に牙をむいた。
DQ1はK子の父親を許してはいなかった。
公共事業から外されたために、K子の父親の会社は倒産した。

K子の父親の会社の社員には正社員はほとんどいなかった。
ただ数少ない正社員からは恨まれた。
DQ1が牙をむいた原因は、娘の長靴の問題でDQ1に怒鳴り込んだことだということは周知のことであった。
仕事でミスをして評価を下げられた正社員からは殴られた。

967 :夢見る名無しさん:2019/08/24(土) 16:35:06.47 ID:Ra8rTcfJt
倒産に伴い、自宅兼会社の地所も含めて銀行に差し押さえられた。
同情した同業者たちの紹介で、K子の父親はトラックの運転手として働くことになった。寮に住むこともできた。

K子とB斗の母親の実家はY市を流れるZ川の上流のZ川町にある。
母親とK子とB斗は母親の実家に身を寄せることになった。
Z川町には、Z川高校がある。
かつては田舎ののんびりした高校であったが、少し前から暴力校になっていた。
Y市だけでなくX市からも成績が極めて回の者たちが通ってくる。
B斗はZ川町からY西高校に通うが、かつての同級生の中にはY市からZ川高校に通う者もいた。

自転車ですれ違っていたが、いつか向こうが変形バイクに乗ってくるようにもなった。
しばらくすると、知り合いの全員が退学してしまった。
Z川高校にはDQ1が飛ばした教員が結構いた。

968 :夢見る名無しさん:2019/08/24(土) 16:51:20.92 ID:Ra8rTcfJt
B斗が高2の年、DQ1は米国の某州に出張した。
X県の工業地帯の空き地に進出してくれる企業を探すためである。
なぜわざわざ米国、しかも当時の米国は不況、そんな批判もあった。やはり、外国で遊びたかったのだろうか。

某企業の社長(当時はCEOというものはない)と会談した。
結局、進出できる条件が整わなかったが、DQ1にとって心地よい歓談ができた。

話が盛り上がってくると、
米国は素晴らしい、WW2に日本が負けてよかった、ソ連ではなく米国に占領されてよかった、原爆投下には感謝している、
などと米国礼賛を繰り返した。
相手も機嫌がよかった。

さらに相手が共和党員であることがわかると、
米国はWASPが素晴らしい、占領政策がユダヤではなくWASP主導になったのがありがたかった、
WASPや英国は日本と国民性が匂ている、
WASPは西欧文明の精華だ、
西欧は世俗と宗教を分けて合理主義と民主主義育てて素晴らしい、ロシアなど東欧の源流となったビザンチンは政教一致でダメだ、
などと、差別的発言を吐いた。

969 :夢見る名無しさん:2019/08/24(土) 17:04:29.90 ID:Ra8rTcfJt
DQ1は意気揚々と引き上げてきた。

DQ1は気づかなかった。
社長の妻はユダヤ系で、社長はギリシャ系だったのだ。
社長の妻の旧姓も社長の姓も、ユダヤ系やギリシャ系に見えず、アングロサクソン系に見えたからだ。

社長による復讐が開始された。

その年、X県に水害が起きた。
DQ1が視察に出ることになった。
DQ1は長靴を忘れた。DQ1はX県の職員になっていた、長い長靴を履いたA樹に背負われて視察した。

その写真は全国紙に出た。
世間の非難はごうごうたるものだった。県知事たる者、水害に対応するために長靴は当たり前ではないか、使命感に欠けると。
それでもDQ1は、「これで長靴メーカーが儲かるねえ。」などと軽口をたたいた。

ユダヤも動いた。
DQ1の暴言が欧米に広がった。
日本の検察も動いた。DQ1の汚職が暴かれた。
日本のマスコミも同調した。
DQ1は逮捕された。

970 :夢見る名無しさん:2019/08/24(土) 17:18:36.68 ID:Ra8rTcfJt
新知事は自治省からの落下傘候補だった。
DQ1がやってきた過激な路線が改められた。

X県の工業地帯の空き地に進出してくれる企業として、A樹はB斗の勤務している製靴会社を考えてみた。
B斗たちは長靴の復権、長靴の改良に力を尽くしている、材料レベルで改良を試みている、
ジリ貧のX県を回復する起爆剤になる、と考え始めたのは、そんな事件があったからでもある。


959
>不愉快な事件は高2の冬、雨の日に起こった。

とありますが、

 不愉快な事件は高2の春、雨の日に起こった。

に訂正します。

この事件の後に、ショッピングセンターに来た歌手としてのJに会うという設定にしたいからです。


長靴があまり出てこないし、半ズボンが1回しか出てこないのは自分としても不本意ではありますが、
A樹君B斗君たちが長靴復活、長靴半ズボン復活に動いていく背景としてぜひとも設定したかったのです。
この小説はもう少しで完結します。

971 :夢見る名無しさん:2019/08/24(土) 17:19:13.82 ID:Ra8rTcfJt
959
>不愉快な事件は高2の冬、雨の日に起こった。

とありますが、

 不愉快な事件は高2の春、雨の日に起こった。

に訂正します。

この事件の後に、ショッピングセンターに来た歌手としてのJに会うという設定にしたいからです。


長靴があまり出てこないし、半ズボンが1回しか出てこないのは自分としても不本意ではありますが、
A樹君B斗君たちが長靴復活、長靴半ズボン復活に動いていく背景としてぜひとも設定したかったのです。
この小説はもう少しで完結します。

972 :夢見る名無しさん:2019/08/30(金) 22:25:17.60 ID:vcDt2CGGI
>>958~>>961下記の文章も付け加えたら面白そうですが……
M代もK子も長靴だけでなく、白いハイソックスも履いていた。
当初は白い短いソックスだったが、長靴が脱ぎ履きしにくいのでハイソックスにした。
当然校則違反なので生徒指導部にハイソックスの件も咎められた。
弟のA樹やB斗のようにはいかなかった。

973 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 14:04:56.72 ID:zadhIAR4P
>>972
大変失礼いたしました。早速、書き直しに入ります。

974 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 14:11:31.65 ID:zadhIAR4P
A樹姉のM代とB斗の姉のK子は高2の時、不愉快な事件に遭っていた。

入学した年からY東高校の校長にDQ1が着任した。
DQ1は県職員の出世頭で中央官庁に出向していた。出向から戻ると、中堅進学校のY東高校の校長に任命された。
DQ1の使命は、「教育正常化」である。
国旗を掲揚させ、国歌を斉唱させ、教育現場から「アカ」を一掃することだった。
入学式では昨年度までとは異なり、国旗が掲揚され、国歌が斉唱された。数人の教員が腕組みをして、斉唱しなかった。
DQ1は普通の好調と違って特別な立場にあった。
それらの教員は校長室に呼び出されて地獄を味わわせられただけでなく、暴力校に飛ばされた。

975 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 14:17:29.16 ID:zadhIAR4P
K子の父親は小さな土建屋を経営していたこともあって、PTAの役員となった。
PTAの会合でDQ1の方針を聞いて、K子の父親は意気投合した。
DQ1は、そのころはやりだした管理教育をすすめ、生徒指導もきびしいものになった。
K子の父親はその方針にも大賛成であった。

K子の父親とDQ1は、PTAの会合のたびに意気投合した。
そのころ、K子とM代はアイドルを志望しており、学校の方針と調和していなかった。
K子の父親は娘のK子をしっかり指導してほしいとDQ1に頼んだくらいだ。

M代もK子も本気でアイドルを狙っていたから、当時流行していた不良スタイルではダメだとはしっかり認識していた。
だから、表面だって校則に違反することはなかった。ただ、勉強に対する熱意は薄かった。

976 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 14:29:12.20 ID:zadhIAR4P
不愉快な事件は高2の冬、雨の日に起こった。
M代は赤の長い長靴、K子は白の長い長靴を履いて登校した。
いつもは学校指定の白の短いソックスだったが、長靴を脱ぎ履きしにくいので、その日は白のハイソックスを履いた。
学校に到着して長靴を脱ぐと、白のハイソックスを短く折った。

M代とK子は生徒指導部に呼ばれた。
足首あたりがかさばっていたため、ハイソックスであることがばれたのだ。
校則では、学校しての短い白のソックスだけが許可されていて、それ以外は禁止だったのだ。

ハイソックスを履いてきた理由を問い詰められたので、長靴を履いてきたので、着脱が容易にでき、玄関が混雑しないようにするためだと答えた。
K子とM代は玄関に案内した。
長靴は幾重に追っても靴箱に入らなかったので、靴箱の上に置いてあった。

977 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 14:36:00.31 ID:zadhIAR4P
校則では指定された短靴だけが許可されていて、長靴は禁止されていたのだ。

M代とK子としては、短靴が指定されているのは華美なものによって風紀が乱れることを防止するのが目的であり、荒天時の長靴が禁止されているとは思わなかったのだ。
むしろ、後者を汚さないためにも荒天時は積極的に長靴をはくべきだと考えていた。
長靴を履き、長靴をスムーズに脱いだり履いたりして周囲に迷惑をかけないためにも、むしろハイソックスを履くべきものだと考えていた。
それらの言い分は生徒指導部に全く聞き入れられず、勝手な判断としてますます叱られてしまった。

厳しい指導で、M代もK子も泣き出してしまった。

978 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 14:37:57.98 ID:zadhIAR4P
反省文を書かされ、DQ1の指導も受けることになった。
M代もK子も反省文に書いた、
校舎を汚さないためにも荒天時は積極的に長靴をはくべきだという趣旨に、DQは噛みついた。

勝手な判断をするんじゃない、
派手な長靴で風紀が乱れたらどうするんだ、
違反ソックスを履くための言い訳だったのだろう、
Y東高校をめちゃめちゃにしてもいいのか、
そんな了見でいると長靴を履いてする仕事にしか付けないぞ、
この学校は国公立を出すんだ、

などである。

校則違反による指導は、生徒指導部からM代とK子の家庭に連絡された。
M代の母親とK子の母親は、校則で長靴が禁止されていることをあまり認識していなかったが、普通に謝った。

979 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 14:51:00.88 ID:zadhIAR4P
K子が家に帰ると、弟のB斗の友達のA樹とC子が長靴半ズボンや長靴スカートで出てきた。
A樹の長靴にもC子の長靴にもあまり乾いていない泥がついていた。
A樹もC子も白のハイソックスがちらりと出ており、ハイソックスの出ている部分には少し泥がついていた。外で元気に遊んだのだろう。
B斗の家つまりK子の家に遊びに来ていて帰るところだったのだ。

玄関にはB斗の長靴と父親の長靴と母親の長靴があった。
どの長靴にも泥がついていた。
父親と母親の長靴はたぶん仕事のため、B斗の長靴はたぶんA樹やC子との遊びのためだろう。

M代は長靴を脱いで家に上がった。
M代の長靴も泥が付いていた。悲しみのあまり、河原に降りて川の流れを見ていたためである。

「お姉ちゃん、お帰り。」
B斗が元気に言った。さっきまでの遊びが楽しかったのだろう。
半ズボンとハイソックスに挟まれた脚で家の中を走り回っていた。
白のハイソックスの上のほうには、A樹やC子と同じように泥が付いていた。

980 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 14:55:34.54 ID:zadhIAR4P
夕食時、父親が校則を守るように注意した。

なぜ学校に長靴を履いてきてはいけないのか、小学校では雨の日や雪の日は長靴を履いてくるようにと決められているのに、とB斗が不思議そうに聞いた。
小学校と高校は違うと、母親は答えた。
するとB斗は、長靴を履くからにはハイソックスを履くほうがいいじゃないかと食い下がった。
お姉ちゃんの高校ではハイソックスは禁止されている、と母親は答えた。
B斗は、「お姉ちゃんの学校、絶対、変(へん)!」と言った


K子が突然泣き出してしまった。
K子はDQ1の言葉を繰り返した。
「わかった。」父親はそういうと、食卓を離れた。

981 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 14:57:56.75 ID:zadhIAR4P
翌日、K子の父親は学校に校長を訪ねた、というより、怒鳴り込んだ。
会社の作業着に長靴を履いて。

校則違反であったことは申し訳ない、校則は守るべきだ。
ただ、雨の日や雪の日はむしろ長靴を履いて、校舎を汚さないようにするべきではないか、
ハイソックスの禁止もわかるが、長靴の着脱で周囲に迷惑をかけないためならいいではないか、
まあ、それはいい、お宅の規則なら仕方がない。
だが、長靴を履くような仕事しかできないようになるぞ、とは何事か。
私は土建屋だ、長靴を履いて仕事をしている、
娘に、この学校の生徒に私のような人間になるな、と指導するのか、うちの会社の社員のような人間になるなと指導するのか、

という趣旨である。

982 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 14:58:34.95 ID:zadhIAR4P
DQ1は少したじろいだ。
K子の父親とは政治思想や管理教育的教育方針で意気投合したはずである。裏切られたような気がした。

DQ1は政治家志望だ。
長靴を履いて行う職業に対して侮辱を与えたという点について謝罪をした。
謝罪の仕方は的を射ていて、K子の父親の態度もK子の父親の態度も軟化した。

K子の父親はその日のことをK子には言わなかった。

983 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 14:59:16.72 ID:zadhIAR4P
M代とK子がアイドル志望をやめて小学校教員を目指すようになったのは、Jとの出会いがあったからである。
Jとの出会いは高2の春、DQ1らに長靴着用が校則違反としてとがめられた少し後である。
その後のM代とK子は、地元駅弁大学の教育学部進学に全力を尽くした。

M代とK子は学力を着実に向上させてきた。
DQ1らは自分たちの指導の成果であると思い込んだ。

M代とK子が卒業すると、DQ1はX県で一番の進学校X高校の校長に着任した。
国旗、国歌のことをX高校でも徹底させた。
Y東高校では意に沿わない教員は暴力校に飛ばされた。
X高校の教員はプライドが高いが、権力の威光を受けたDQ1に逆らうことはできなかった。
Y東高校の教員よりも従順ではあったが、それでも意に沿わない教員は暴力校に飛ばした。

X高校のOBは灯台を出て官僚などになっていた。DQ1の方針はOBに大いに支持された。
M代とK子が大学4年生になると、DQ1はX県の教育長になった。
教育正常化に取り組み、中央からも高く評価された。

984 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 15:00:36.05 ID:zadhIAR4P
その時、X県知事は、JM党と一部の野党の支持を受けた平凡な保守であったが、自治省(当時)の落下傘候補ではなく、地元の大規模な土建屋であった。

その県知事に汚職の疑いがかかった。
というより、その知事とJM党県連との間に、利権的かつ感情的な対立が生じたのだった。
JM党は一部野党と組んで、その知事を金権と呼んで非難し、対立候補としてDQ1を担いだ。
DQ1は、中央ともつながりのあり、X県の教育を立て直した功労者であると宣伝した。
現職、DQ1、KS党の三つ巴となった。

K子の父親は迷った。
K子の父親の会社は現職と深いつながりがある。
でも、時の流れはあまりにも現職に不利だ。DQ1に少しでも早いときに取り入っておかねばならない。
DQ1の「長靴を履いた仕事」に対する偏見には懸念はあったけれども、そろそろ考えを改めているはずだとも思った。

985 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 15:01:16.45 ID:zadhIAR4P
K子の父親は会社ぐるみで、DQ1の選挙を応援することにした。
旗開きの日、DQ1に挨拶した。娘がY東高校でお世話になった礼も言った。
支持者が多かったためか、K子の父親に対する挨拶はそっけないものであった。
というか、挨拶すべき支持者が多いことにかこつけて、ぞんざいに扱ったという感じであった。

次の集会では、ある拠点に行くように指示された。DQ1本人はいない拠点である。
そこで、K子の父親は誠心誠意選挙運動を行った。

次の集会では本部に集まることになった。
その日、会社の仕事で少し出発が遅れ、事故による渋滞もあって遅刻してしまった。
すると、秘書が出てきて、「今何時だと思っているんです。あなたはもう来なくて結構です。お引き取りください。」と言い放った。
DQ1は選挙カーに乗って出て行ってしまった。

986 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 15:07:10.99 ID:zadhIAR4P
K子は地元駅弁大学の教育学部を卒業して、東京都の教員採用試験に受かって小学校教諭となっていた。
X県の小学校教諭採用試験も受けたが、こちらは落ちていた。
K子が社会人2年の年、B斗が中3の年、DQ1はX県知事に当選した。圧勝だった。
大手マスコミも、金権対良心の戦いで、両親が勝利したと報じた。

B斗はY市3番手の進学校(なあんちゃって進学校)Y西高校に進学した。

その年、ついにDQ1はK子の父親の会社に牙をむいた。
DQ1はK子の父親を許してはいなかった。
公共事業から外されたために、K子の父親の会社は倒産した。

K子の父親の会社には正社員はおらず、全員がX県や近県からの出稼ぎの人であった。
社長として、次の就職先は知り合いのつてと使って最善を尽くした。
DQ1の利権にうまく乗れた同業者は快く引き受けてくれた。

それにもかかわらず、今回の事件の発端が社長の娘のことだという噂はすでに知られていたので、社員は社長に冷たかった。

987 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 15:08:25.09 ID:zadhIAR4P
倒産に伴い、自宅兼会社の地所も含めて銀行に差し押さえられた。
同情した同業者たちの紹介で、K子の父親はトラックの運転手として働くことになった。寮に住むこともできた。

K子とB斗の母親の実家はY市を流れるZ川の上流のZ川町にある。
母親とK子とB斗は母親の実家に身を寄せることになった。
Z川町には、Z川高校がある。
かつては田舎ののんびりした高校であったが、少し前から暴力校になっていた。
Y市だけでなくX市からも成績が極めて回の者たちが通ってくる。
B斗はZ川町からY西高校に通うが、かつての同級生の中にはY市からZ川高校に通う者もいた。

自転車ですれ違っていたが、いつか向こうが変形バイクに乗ってくるようにもなった。
しばらくすると、知り合いの全員が退学してしまった。
Z川高校にはDQ1が飛ばした教員が結構いた。

988 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 15:09:13.92 ID:zadhIAR4P
B斗が高2の年、DQ1は米国の某州に出張した。
X県の工業地帯の空き地に進出してくれる企業を探すためである。
なぜわざわざ米国、しかも当時の米国は不況、そんな批判もあった。やはり、外国で遊びたかったのだろうか。

某企業の社長(当時はCEOというものはない)と会談した。
結局、進出できる条件が整わなかったが、DQ1にとって心地よい歓談ができた。

話が盛り上がってくると、
米国は素晴らしい、WW2に日本が負けてよかった、ソ連ではなく米国に占領されてよかった、原爆投下には感謝している、
などと米国礼賛を繰り返した。
相手も機嫌がよかった。

さらに相手が共和党員であることがわかると、
米国はWASPが素晴らしい、占領政策がユダヤではなくWASP主導になったのがありがたかった、
WASPや英国は日本と国民性が匂ている、
WASPは西欧文明の精華だ、
西欧は世俗と宗教を分けて合理主義と民主主義育てて素晴らしい、ロシアなど東欧の源流となったビザンチンは政教一致でダメだ、
などと、差別的発言を吐いた。

989 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 15:10:54.90 ID:zadhIAR4P
DQ1は意気揚々と引き上げてきた。

DQ1は気づかなかった。
社長の妻はユダヤ系で、社長はギリシャ系だったのだ。
社長の妻の旧姓も社長の姓も、ユダヤ系やギリシャ系に見えず、アングロサクソン系に見えたからだ。

社長による復讐が開始された。

その年、X県に水害が起きた。
DQ1が視察に出ることになった。
DQ1は長靴を忘れた。DQ1は、長い長靴を履いた職員に背負われて視察した。

その写真は全国紙に出た。
世間の非難はごうごうたるものだった。県知事たる者、水害に対応するために長靴は当たり前ではないか、使命感に欠けると。
それでもDQ1は、「これで長靴メーカーが儲かるねえ。」などと軽口をたたいた。

ユダヤも動いた。
DQ1の暴言が欧米に広がった。
日本の検察も動いた。DQ1の汚職が暴かれた。
日本のマスコミも同調した。
DQ1は逮捕された。

990 :夢見る名無しさん:2019/09/14(土) 15:46:28.37 ID:zadhIAR4P
>>972さん、本当に大変、お待たせしました。
レスを見たのはずっと前でしたが、体が空きませんでした。今日、ようやく体が空きました。

ハイソックスの描写を追加しました。
県知事DQ1を背負うのを以前は県職員となったA樹君としましたが、この時、A樹君はまだ大学生でありますので、まったくの別人としました。
その他、細かな習性があります。

K子ちゃんB斗君のお父さんはその後、土建屋として復権させるつもりですが、苦難の時代の設定については、また変更するかもしれません。

ハイソックスを楽しみにしている方がいらっしゃることは重々承知しておりましたが、疲れのため、つい、手を抜いてしまいました。
ごめんなさい。

実は私の好みとしては、ハイソックスは必ずしも必需品でなないのです。
もちろん、ハイソックスがあることに抵抗はありません。あるがために失望することはありません。
ただ、長靴からハイソックスが少し見えているのが好みです。
長靴が短くてハイソックスが長々と見えているのは好みではないのです。

これはあくまでもワタクシ個人の好みであり、どなたにも強制できるものではありません。
ココを訪れる方がご自分の心を偽ってこちらに合わせることを望むものではありません。
ただ、ワタクシも心を偽らず楽しみたいのです。
もちろん、皆様からの刺激によってワタクシの世界が広がるなら、それはワタクシの望むところでもあります。
その辺のバランスを考えながら今後も取り組み、精進してまいりたいと存じます。

991 :夢見る名無しさん:2019/09/16(月) 12:19:10.87 ID:1uRKuF0C6
>>972です。
M代お姉ちゃんとK子お姉ちゃんの白いハイソックス追加の件、有難うございます。
雨の日、雪の日、実用面を考え長靴を履く、また長靴の脱ぎ履きをスムーズに行う為にハイソックスを履く。
いずれも周りに対する配慮を考えた行いだったのに校則違反だと片づけられるのは如何しがたい事ですね。

もうじきスレが1000に達しそうですが、長靴半ズボンその4は立てられるのですか?
私もファンなのでこの小説の続きを楽しみにしています。

992 :夢見る名無しさん:2019/09/21(土) 13:13:13.19 ID:o5cNq5A49
>>991さん >>990などです。
温かいお言葉をいただき、感謝に堪えません。
他の霜にしていただける人がいらっしゃることは、本当にうれしいことであります。

レスが切れるまでみ1000+αアルマスので、そこまでは新しいストーリーを出していきたいと思います。
そこで完成するかもしれませんし、まだ完成しないかもしれません。
いずれにしても「その4」は立てるつもりです。

「その4」は、「その3」のストーリーを拾い、順を整え、修正を加え、誤字脱字を直し、「その3」で書けなかった新しいストーリーを加えながら、完成作品にしたいと思います。

レスが遅れて申し訳ありません。
拝見したのはもっと前でしたが、体が空いたのが今だったので、このように遅くなりました。

993 :夢見る名無しさん:2019/09/21(土) 13:59:26.69 ID:o5cNq5A49
>>374 >>375 >>376 >>377 >>378 >>379 >>380 >>381 >>382
C子が高1の時、中学校のレスリング部の顧問のZZが逮捕された。
中学校のレスリング部は廃部となった。

レスリング部員男子は中2の秋まで、私服では半ズボンが強制されていた。女子は短いスカートである。男子も女子も生足である。
ただ、ハイソックスは認められていた。
ZZのレスリング部は厳しく、ついていくだけでも大いに誇りだった。
だから、レスリング部員は喜んで半ズボンをはいた。レスリング部以外でも半ズボンをはく男子もいたくらいだ。
レスリング部の河原でのトレーニングでは、長靴の着用が義務付けられていた。
A樹やB斗のように、中3の秋まで長靴に半ズボンをはき続ける子もいた。

レスリング部が廃部になると、半ズボンの姿は全くなくなってしまった。長靴をはく子も見かけなくなってしまった。

994 :夢見る名無しさん:2019/09/21(土) 14:31:11.64 ID:o5cNq5A49
C子たちが卒業した中学校は荒れてしまった。
生徒指導はZZの力に頼り切っていたのだ。

C子が高2になると、DQ2が校長として赴任してきた。
その頃はやりだした管理教育によって、立て直しにかかった。
体育と体育的行事と清掃を除いて体育服の着用が禁止された。ハイソックスも禁止された。

DQ2の強権によって、教員から退職者1名、精神病院入院者1名を出して、学校は立ち直った。

C子の妹のN子が中1になったのは、DQ2が校長になって3年目だった。
長靴は禁止されていなかった。
雨の日、C子は長靴にハイソックスをはいて登校した。
N子は姉のC子にこの時は強くあこがれていたのだ。C子が中学校に登校したときのスタイルである。
でも、N子は生徒指導部に呼び止められて、厳しく指導されてしまった。
ハイソックスをはいてきたのは長靴の着脱の時間を節約し混雑を避けるためであり、長靴を履いてきたのは後者を汚さないためである、
と主張したが、まったく聞き入られなかった。

N子はC子にあこがれていたから、自分が間違っているとは全く思わなかった。
校長DQ2の退任式の時、N子は一切拍手しなかった。

995 :夢見る名無しさん:2019/09/21(土) 14:46:20.32 ID:o5cNq5A49
DQ2は「教育正常化」の功績を認められ、Y市の教育長に昇進した。
教育長を退職すると何とかという天下り財団に天下りした。
DQ2はかねてからJM党の政治家とつながりをつけ、様々な利権にも通じるようになった。
「教育正常化」はその時の大きな売りになった。

県知事DQ1がスキャンダルの末、逮捕されて、JM党の県会議長がSK党とKS党と無所属の候補者を破って、新知事となった。
その知事は与党JM党の多数派の議員と対立し、レームダック状態になった。
業界内部の対立である。
その知事は心身がぼろぼろになり、辞任した。

JM党から白羽の矢が立ったのはDQ2だった。
DQ2はKS党の候補者に圧勝して県知事に就任した。

996 :夢見る名無しさん:2019/09/21(土) 14:57:29.58 ID:o5cNq5A49
DQ2が県知事になってからX県に水害が起こった。
DQ2が視察に出ることになった。
DQ2は長靴を忘れた。DQ1は、長い長靴を履いた職員に背負われて視察した。
その時、DQ2を背負うことになったのは、X県職員になったA樹だった。

その写真は全国紙に出た。
世間の非難はごうごうたるものだった。県知事たる者、水害に対応するために長靴は当たり前ではないか、使命感に欠けると。
それでもDQ2は、「これで長靴メーカーが儲かるねえ。」などと軽口をたたいた。
DQ2は内部告発によって収賄が明るみに出、逮捕された。



DQ1とDQ2の水害でのエピソードが瓜二つになってしまいました。
10年以内に同じ失態ではDQ2があまりにアホになってリアリティがなくなってしまいます。
DQ1の方を変えてみます。
DQ1の尊大さを生かすために、水たまりに木道か絨毯のようなものを設置するように県職員に強要する場面にしようかと思います。

レスが打てなくなるまで、エピソードを加えたいと思います。

997 :夢見る名無しさん:2019/10/02(水) 17:49:31.25 ID:MHBr3wKyj
https://userimg.teacup.com/userimg/9213.teacup.com/candyboys/img/bbs/0018258.jpg
洋物ですが、半ズボン、ハイソックス、長靴です。
半ズボンは現代のものにしては短いです。短さとしては一応合格です。
長靴は長く、形もよろしいです。
非常に珍しい状況ですので、うpします。

998 :夢見る名無しさん:2019/10/05(土) 17:37:37.80 ID:+DnQWKiJR
>>203
DQ1がK子やM代が通うY東高校の校長になってから、奉仕活動というのが学校行事に加わった。
Z川の支流のT川の川原に公園がある。学校から歩いてすぐのところだ。
利用する人が少なくて、整備もおろそかになっている。
Y東高校には典型的な不良はほとんどおらず、その公園にたむろしてよからぬことをするのは他行の不良か有職少年や無職少年の不良だった。
DQ1は「ブロークンウインドウ」の理論を職員に常に吹聴していた。だから、掃除の指導も厳しいものになった。
だからこそ、その公園から不良を一掃したかったのだ。

999 :夢見る名無しさん:2019/10/05(土) 17:44:23.52 ID:+DnQWKiJR
生徒の取り組みは熱心とは言い難く、教員の怒号と罵声が飛び交っていた。
それでも少しずつ公園はきれいになっていき、不良の姿も少なくなっていった。
DQ1はマスコミに自分の考案した奉仕活動を知らせて、報道もいてもらった。
県や教育委員会のDQ1に対する評価はますます高まった。
国旗掲揚国歌斉唱の断行も保守層から大いに支持された。
組合の弱いX県ではDQ1に逆らえる雰囲気はなかった。

1000 :夢見る名無しさん:2019/10/05(土) 17:57:18.63 ID:+DnQWKiJR
3年生の1学期の奉仕作業の日の数日前、
体育用ジャージーと軍手を絶対に忘れないこと、部活のジャージーは絶対に許さないこと、その他、汚れに対する対策を各自でしっかりと立てること、
が連絡された。
違反者には毎回、罰作業があったのだ。
今回は、その他、汚れに対する対策を各自でしっかり立てること、という指示が新たに加わった。

K子とM代は迷うことなく、長靴を用意することを決意した。
K子は赤の長い長靴、M代は白の長い長靴である。
弟のA樹もB斗も、A樹とB斗の小学校に教育実習に来たJも気に入ってくれた長靴である。
赤は赤、白は白の単色であり、何の装飾もない。

奉仕活動当日、K子とM代は長靴を袋に入れて登校した。
本当は履いて登校したかったが、ハイソックスに長靴で不愉快な事件が起きたことがあったのだ。

1001 :1001★:Over 1000 Comments
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

総レス数 1001
917 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★