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映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 12

1 :見ろ!名無しがゴミのようだ!:2012/03/17(土) 15:33:09.78 ID:QPdeo7fE.net
映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜を語るスレだピヨ。
12月7日にDVD&ブルーレイ発売だピヨ。

2011年3月5日公開

原作: 藤子・F・不二雄
監督: 寺本幸代
脚本: 清水東

◆公式サイト
http://doraeiga.com/2011/

◆前スレ
映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 11
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1323085455/

◆過去スレ
映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 10
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1306600458/
映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 9
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1302508662/
映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 8
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1301205779/
映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 7
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1300013991/
映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 6
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1299492286/
映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 5
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1299335675/
映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 4
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1298845382/
映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 3
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1296028582/
映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 2
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1287119974/
映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1278858865/

◆関連スレ
映画ドラえもん のび太と奇跡の島
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1320539799/
映画ドラえもん part11
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1288075865/
ドラえもんのびたと鉄人兵団で泣いた奴の数 11 ⇒
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1271192125/
映画ドラえもんのび太の人魚大海戦 2
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1267951950/
映画ドラえもん 新宇宙開拓史Part3
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1238595851/

560 :見ろ!名無しがゴミのようだ!:2012/03/26(月) 23:32:17.92 ID:hVnyB71L.net
NUインタビュー一部だけ抜粋

―まずは「鉄人兵団」に決まった経緯を教えてください。

オリジナルをやりたい気持ちがあって、最初はオリジナルの話も進んでいたんです。
「お菓子の国のお話」みたいな感じのお話だったんですけども、詰めの段階でOKが出なくて。
それでリメイクをやりましょうということになりました。
リメイクをするんだったら私の好きだった「鉄人兵団」か「宇宙小戦争」がいいです、
と意見を出したところ、製作委員会の方々と話し合いの結果これに決まりました。


―新たな要素が加えられましたが、そのあたりの構想などについてお願いします。

リメイクをする、という時に、旧作があれだけ素晴らしい作品なので、
そのまま作るんだったら旧作を見てもらえばいいですし、
逆に旧作にも失礼じゃないかと思って、新しい要素を入れようということになりました。
私が何となく頭に浮かんでいたイメージがあって、
最後にリルルが天使になって戻ってくるシーンの、
あの逆行のシルエットの絵がパーッと浮かんでいたんですね。
本当に天使になっている、とかではなく、鳥のキャラと重なって偶然そう見えた、
というのだと面白いな、と思って、鳥の形のキャラクターにしてもらいました。


―確かに羽を直接リルルに生やすんじゃなくて、重なって見えるっていうのは面白かったです。

リルルは天使のようなロボットになりたいって言って消えるじゃないですか、
本当にリルルは天使のようなコなんですけど、まんま羽が生えちゃうとちょっとやぼったいというか、
「天使」というものがあからさまになってしまうので、
天使のような心の女の子だっていうことをまんまじゃなく表したくて、
重なって偶然見えるという感じが、シルエットもきれいに見えるしいいんじゃないかと思ってそうしました。

561 :見ろ!名無しがゴミのようだ!:2012/03/26(月) 23:34:19.99 ID:hVnyB71L.net
(略)

―原作では、密かにツッコミを入れられている部分がありますよね。
たとえば、のび太が目の前にいるロボットであるドラえもんに「ロボットがほしい」って言ったりとか。
そういうところをさらっとケアされていたので、ニヤリとしてしまいました。

ロボットのツッコミに関しては私もツッコミたかったんで書いてみたんですけれども、
割と面白いやりとりになって書いていても楽しかったです。
ピッポの存在そのものもツッコミ的な一面がありますね。改造(おはなしボックス)されて出てくるところも。
その改造は旧作ファンの方からは賛否両論ありますけど、
それぞれの魅力があっていいとは思うんです。
新作なので、旧作とはまた別の感じを楽しんでいただけたらな、と思って今回は変えてみました。


―そういった変更は意識的にやっているというよりは自然になっていくものなんですか?

一応、意識はあるんですけども、ママがのび太がいなくなっているのを気にしてないとか、
そういうところは意識があっても尺の関係やテンポなどの関係で無視してしまうこともありますから、
意識してそれが面白く発展しそうだったら膨らませていく、というように割り振りをやっています。

562 :見ろ!名無しがゴミのようだ!:2012/03/26(月) 23:37:12.57 ID:hVnyB71L.net
―絵コンテ作業でのご苦労などは?

そうですね、尺に収めるのがとにかく大変でした。
もともと旧作が一時間半くらいの作品なんですけど、
今回はピッポというキャラを足した上で一時間半にまとめなくてはならない訳ですから。
すでに脚本の段階で厳しかったので、コンテを描きながら切れる部分は泣く泣く切りました。
それと、私は基本的に頭から書いていくのですが、
Bパートまで描いた時点で時間が足りなくなってしまったので、
Cパート(注2)から、矢嶋(注3)さんというフリーの演出さんに手伝ってもらっています。
私はキャラクターの心情を描くのがすごく好きなので、心情面は自分で書きたいと思って、
戦闘シーンとかそういうタイプのところを主に担当していただきました。
上がってきたコンテに対して私が流れを修正したり組み直したりして、まとめていったという感じです。
矢嶋くんに手伝ってもらわなかったらこの映画は完成しなかったので本当にありがたいです。


―カットした部分がありましたら教えてください。

細かく切っていったので大きなところはないのですが、
金属探知チョークのくだりは尺の関係でどうしても入れられなくて残念でした。
スーパーのシーンはなくても話がつながるシーンではあるんですけど、
あれは私が子供のころ見てすごく記憶に残っていたし、作画さんでもあれがすごくうらやましかった、
と覚えている方も多くて、やっぱり子供はああいうシーンは楽しいだろうな、と思って。
最後まで切るか切らないかモメたんですが、結局残してほかの細かいところを切っていきました。
裏山でリルルがしずかに襲いかかるシーン(次項左参照)は描いてはみたんですが使っておりません。
首まで絞められた人間(しずか)が、その後、その相手(リルル)と友情を育むのには、
もう一つエピソードを入れないとうまく繋がらない、と悩んでしまって…。
スッパリあきらめてなくしてしまえば、そういったジレンマもなくなるし…。結果、このシーンは無しになりました。
余談になりますが、シナリオ会議の段階では、「メカトピアを未来の地球にしてみよう」とか、
「博士を未来の地球にしてみよう」とか、そういうSF的な案もあったんですよ。

563 :見ろ!名無しがゴミのようだ!:2012/03/26(月) 23:39:57.60 ID:hVnyB71L.net
―監督が担当されてきた2作品は、「のび太が主役」というのがしっかり込められていて、
表題の「のび太の」「のび太と」にウソがないな、と感じました。

やっぱり少年漫画で男の子主人公、というのもありますし、
一本の映画として見たときに最初主人公だった子が最後に絡まなくなる、
というのは作劇法としてどうかと思ったので、
最後までなんとかのび太をきちんと主役として絡めたいな、と思って。
ただ私はリルルがすごく好きだったので、リルルの影が薄くなっちゃうと困るな、という葛藤はあったんです。
なんとかリルルの影が薄くならないように、と思って作ったんですけれど、
微妙にのび太とピッポのほうが立っちゃったかなと思って、ちょっとそこは自分でも心残りです。


―リルルとピッポが心で会話できる、というのもよかったですね。

そうですね、それが本当にうまく働いて。いい感じに戦闘シーンでもつながりができて。
でも、原作のあれはあれで全然理由を知らない男の子たちがワーッて喜んでいるところにしずかが来る、
というあのギャップもすごく私は好きなんです。
まあ、それは旧作で楽しんでいただいて、今回はまた別のものをという感じで作りました。


―(地下鉄の)階段のシーンも敵と味方同士のふたりが対峙しているところに味方が入る、
ということで前作とは意味合いがだいぶ違っていると感じました。

そこはピッポが入ったことでだいぶ変わってしまって、
のび太とリルルの二人だけの結びつき、みたいなものが弱まってしまうというのはありました。
でも前のシーンでのび太とピッポは心が結びついていて、リルルとの間で揺れるピッポの心情とか、
そういうものをなしにしてしまうとピッポを入れた意味がなくなってしまうので、
そこはピッポを入れて、三者三様の心情を描こうと思いました。

564 :見ろ!名無しがゴミのようだ!:2012/03/26(月) 23:42:52.26 ID:hVnyB71L.net
(略)

―ピッポの泣きのシーンについてお願いします。

原画は浦上さん(注6)という方が担当してます。
どうしてもここでのび太とピッポの心のわだかまりみたいなものをといておかないと後々の流れがスムーズにいかないな、
と思ってこのシーンを描きました。ピッポ役の声優さんを決める時も、
私が前に小林さんとご一緒した「ふぉうちゅんドッグす」(注7)という作品があって、
その作品での泣きの演技が素晴らしくてそれが頭に残ってたんです。
それで私がプロデューサーさんに「小林由美子さんがいい」とお伝えしたら、やってもらえることになりました。
思っていた以上に素晴らしい演技で泣かされちゃいました。
色も背景もきれいな感じにしていただいて、私的にも気に入っているシーンです。

(略)

―予告編ではクライマックスらしきシーンでしずかとのび太が「リルルーっ」「ピッポーっ」と絶叫していて、
また叫ぶのかな、と思っていました。本編での反応が意外にもあっさりしていて、良い意味で裏切られたと感じました。

あの二本目(注8)の予告は演出の山岡さんという方に作っていただいたんですけれども、
予告って(制作工程上)コンテが上がる前に作らないと間に合わないものですから、
シナリオを元に膨らませて別進行で制作されるんです。
これに、予告会社さんの「こういうカットを入れてくれ」などの注文も加わりますから、どうしても本編とは変わっちゃうんです。
まあ、予告と本編では、役割も違いますから、見せ方が違って当然なんですけども。
なにしろ短時間で(お客さんに)アピールしなければならない訳ですからね。
私の好みとしては、あまりそういう悲しいシーンで叫ぶとか、すごく盛り上がらせるというのよりは、
静かに、逆にあっけないぐらいに終わらせたいっていう好みがあるんです。
これは自分が師匠だと思っている、「ペリーヌ物語」とか「あらいぐまラスカル」とか、
名作劇場をやっていらした斉藤博監督の影響で。
斉藤監督はあんまり悲しいシーンをアオらないで、すごくあっさりと描くんです。
それを「あ、いいな」と思って。それで本編ではああいう形にしました。

565 :見ろ!名無しがゴミのようだ!:2012/03/26(月) 23:46:49.45 ID:hVnyB71L.net
(略)

―「鉄人兵団」は原作から対象が高めに描かれていて、子供には難しいところも多かったと思うのですが、
その中で、子供たちに特に伝えたかった部分はありますか?

私は子供向けに作りたいと思っていたんですが、確かに難しい部分が多くて。
ただ難しい話でもキャラクターの気持ちの部分とか、戦いの部分とか、
一か所でも心に残る、好きになってもらえれば、
ほかのところは感覚的になんとなく感じてもらえればいいかなと思って。
それで大きくなって見返してみてわかる楽しさというのもあると思うし。
変にやさしく説明的になりすぎるよりは、感覚でとらえてもらったほうがいいな、
と思って作ったので、結構難しいところも多かったかもしれません。
ただ、この映画のテーマとして「思いやりの心」というのがあるのでそういう人の気持ちになって考えるみたいな、
のび太やしずかたちの優しい気持ちを感じていただければうれしいな、と思います。


―今後、劇場版ドラの監督をされる際に、やりたい構想や企画などをお聞かせください。

そうですね、リメイクだとどうしても旧作と比較されてしまうので、オリジナルで挑戦していけたらなと。
内容的には、全編ギャグみたいな、はっちゃけた感じのものをやってみたいです。
泣かせるより笑わせるほうが作り方としては難しいので、相当大変なものになると思うんですけど、
これまでに「新魔界」「新鉄人兵団」と感動もののでかいものをやらせていただいたので、
次にやらせていただけるとしたら「笑い」に挑戦してみたいです。



ないしょ話
リルルのサービスシーンについて

こんな時代なのでハダカを出すのはどうかとか、製作委員会でも話題に上がりましたね。
でも、リルルが、スパイとして地球に送り込まれているのであれば、
当然どこまでも人間そっくりに作られているだろうなあと。
それで絶対出しますと私が突っぱねてハダカは出しました。
だからあれはサービスではなくて必然なんですよ(笑)。

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