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映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 12

767 :見ろ!名無しがゴミのようだ!:2012/08/19(日) 15:12:55.16 ID:lJAP5wBg.net
あの場面のしずかの心境を深く考察したことない奴には眉唾物かもな

あれは典型的な「いまわの際に真実とは異なる願望を叶えてやる」シーンだ
死ぬ寸前に眼が見えなくなった相手に、誰々が側に居るとか嘘をつくのと同じ

あの場面で、しずかはしがみついて止めようとはしない。「他の方法を探しましょう」と提案すらしない
自分達のために、自分の利益になることは何一つないのに、自らの存在をかけて行動してくれる
それに頼らなければいけない状況だったし、だから止めることができない
完全にしずかのエゴ。別に親しい友達でもなんでもない、さっき知り合ったばっかの女の子
その子に散々無責任に「人間は良い生き物。あんたらロボットは駄目だ」って吹聴しておいて
その結果があれなんだよ。そんなロボットが助けてくれないとお終いだって状況
だからリルルは最期に「お友達になってね」と言う。友達ですらないという自覚があるんだよ

天使になんかなってない、自分達のために消えゆく少女のために、笑顔で残酷な嘘をつく
あのシーンは、双方が互いの距離感を適切に把握してて、そこまでの関係でもないのに
相手のためを思って行動する姿が感動的なのに、これを否定する奴はあの映画のなにを見てたんだ?
名実共に天使になったと認めて晴れやかな顔でしずかが見送ったか?
天使様のご威光に感動して号泣したのか?違うだろ
罪悪感と後悔の念で泣いたんだよ。完全に自分が吹き込んだ結果なんだからな
それを否定も肯定も出来なかったから泣くしかなかった

ちなみに、だからこそのあのラストなんだぞ?
のび太がリルルの幻影を見て「そうさ、リルルは天使さ!」と叫ぶ
あそこでこの物語は完結するわけ。しずかだけ「どこ?!どこ?!」って異様な反応見せてるのもそう
最後にリルルが「天使」になることで人間側の罪悪感を減らし、リルルの願いを叶えてる
今作もしっかりその流れは汲んでる。消滅のシーンは現実的に見ても天使でもなんでもないが
最後に学校に現れたところでちゃんと「天使」になってるじゃないか

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