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【本格】フラットバーロード 総合スレ part2【25c】

772 :ツール・ド・名無しさん:2014/04/19(土) 18:57:22.46 ID:jcaxl4ON.net
>>770
車種による
「剛性」は、カーボン繊維のグレードやフレーム断面形状の太さに大きく影響されるが、
「対破断強度」や「振動吸収性」は、樹脂の含有量の影響が大きい

・軽いカーボンフレーム
引っ張り強度の高い高弾性率カーボンを使うことで同じ剛性出すにもより少ない積層数ですむので軽くなる
その代わり、単位面積当たりに大量の繊維密度=1本あたりの繊維が細く切れたり捩れたりしやすいので
繊維が切れない限りは高剛性だが接合部など形状が複雑な箇所でヨれて切れると強度を保てなくなる
つまり、破断に対して弱く、一般に「カーボンフレームは扱いが繊細」というイメージがもたれるのはこのタイプ
また繊維密度が高いと繊維と繊維の間に入り込む樹脂の量も少なくなるので樹脂含有量が少ない
樹脂が少ないと振動吸収性が悪くなる
なので、一般イメージの「カーボンフレーム=振動吸収性が高い」とは裏腹に乗り心地が悪いフレームになる

・重いカーボンフレーム
単位面積当たりの繊維数が少ないので、積層して多数のシートを重ね着で補って剛性を確保する
繊維密度が低い=1本1本が太い繊維なので繊維の隙間の樹脂含有量が多くなる
この為、同じ剛性を出すにも重量が増えて重いフレームになる
逆に重量を抑えようとすると、剛性が低くj「踏んでも進まない」フレームになりがち
その代わり、繊維1本1本が太いので切れ難く、仮に切れても積層してるので他の層が無事なら持ちこたえる
つまり、破断に対して強くなる
また樹脂含有率が高いので乗り心地も良くなる傾向があり
一般イメージの「カーボンフレームは乗り心地が良い」のイメージ通りの性質になりやすい

このように軽いフレームにも長所と短所があり、重いフレームが悪いとは限らない
フラットバーロードの性質上、乗り心地の良さや街乗りでも使える破断し難さは重要な要素なので
どちらかと言えば後者のフレームが選ばれる傾向がある
ロードジオメトリでなくディスクブレーキや30C以上のタイヤなどでクロスバイク寄りのジオメトリの場合は
ホイールベースが伸び各パイプが長くなるのでフレーム重量が増えるのは致し方ない

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