いつか行きたい！妄想サイクリング

1 ：ツール・ド・名無しさん：2015/05/19(火) 20:38:55.06 ID:PmljDPn7.net

いつか行ってみたいと思うサイクリングコースに思いを馳せて妄想サイクリングするスレです。
妄想で行ってみたサイクリングコース、起こった出来事、走った距離等を報告しましょう。

2 ：ツール・ド・名無しさん：2015/05/19(火) 21:15:05.75 ID:C1Uif6TU.net

コズミック＊サイクリング

3 ：ツール・ド・名無しさん：2015/05/19(火) 21:37:04.42 ID:I9bW9BUr.net

東京に住んでるけど荒川サイクリングロードに行きたい

4 ：ツール・ド・名無しさん：2015/05/20(水) 00:40:29.89 ID:aErx/ggg.net

横浜→ヤビツ→裏ヤビツ→宮ヶ瀬→相模湖

5 ：ツール・ド・名無しさん：2015/05/20(水) 06:27:01.25 ID:ua93iEt3.net

小田急線新宿駅、私は輪行袋を肩に掛けてホームの先頭で電車を待っている。
新宿で折り返す電車は、急行小田原行き。
朝のラッシュが始まり、ホームには人が降り立っているが、
通勤の逆方向になるこのホームの人はまばら。

6 ：ツール・ド・名無しさん：2015/05/20(水) 06:42:55.42 ID:ua93iEt3.net

>>5
誰もいなくなった列車に乗り込み、肩に掛けた輪行袋を降ろす。
運転席の後ろの手すりに輪行袋を括り付けると、私は振り向いて列車の中を見た。
平日の朝のこの時間は、特に乗車する人が少ない。
数名が席に腰掛け、それぞれ発車までの暇を潰していた。
「おはようごさいます」
急に声を掛けられた私は、驚いて声のする方を見た。

7 ：ツール・ド・名無しさん：2015/05/20(水) 06:53:34.22 ID:ua93iEt3.net

>>6
初夏に相応しい色の薄手のウインドブレーカーを上下に着込み、
自分と同じ輪行袋を持って、声の主は立っていた。
長い髪が暑いのだろう、無造作に三つ編みにして肩の後ろにおろしている。
小柄なせいか、やけに輪行袋が大きく見えた。
「そこに置かせてもらっても良いですか？」
「あぁ、すみません」
私は彼女が輪行袋を置くのに邪魔になっていることを漸く気づき
慌ててそこを退くと、近くの長椅子に腰掛けた。

8 ：ツール・ド・名無しさん：2015/05/20(水) 07:01:16.36 ID:ua93iEt3.net

>>7
彼女は自分とは反対側の手摺に手際よく輪行袋を括り付けると、
自分の隣に座った。
「どちらまで行かれるんですか？」
笑顔で尋ねられ、私は少しどきどきした。
褐色の肌が童顔の顔立ちに合っていて可愛らしい女性だ。大学生だろうか？
「いや、特に決めている訳ではないんですが、秦野辺りで降りて、ヤビツ峠を越えて相模湖にでも行ってみようかと思ってます」

9 ：ツール・ド・名無しさん：2015/05/20(水) 07:13:54.12 ID:ua93iEt3.net

>>8
「あら、奇遇ですね〜。私も同じコースなんですよ。今は新緑が美しいから」
彼女が笑うと褐色の肌が口もとから見える白い歯を引き立てて美しかった。

発車時間になり、列車はドアを閉めて走り出した。
踏切り越しに都庁が見える。
「どちらからですか？」
質問を思いついたように彼女が尋ねた。他愛のない質問だ。
「高円寺です。ヤビツ峠位だと自走でも良いんだけど、今日は特にルートを決めてなかったから、電車を使います」
私は貧脚なのに、女性を目の前に少し見栄を張った。

10 ：ツール・ド・名無しさん：2015/05/20(水) 07:23:25.50 ID:ua93iEt3.net

>>9
「あら、お隣の駅じゃないですか。私は阿佐ヶ谷なんですよ」
女性は目を丸くして答えた。
「学生さんですか？」
「えぇ。xx女子大の2年生です。サイクリング同好会に入ってて、今日はクラブランの下見なんです」
褐色の肌は、きっとサイクリングで焼いたものなんだろう。
「幹事さん？」
「ハイ。先輩から仰せつかりまして」
「女子大のツーリングって華やかなんだろうね」
私はその絵を想像してかおを赤くしていたかもしれない。