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【マンガ・アニメ】ろんぐらいだぁす! Part10【Comic REX】

131 :ツール・ド・名無しさん:2016/11/29(火) 12:14:12.26 ID:0f9F4fsi.net
日曜の朝、神奈川県内某所
サイクリストたちが集まる小さなサイトのオフが開かれようとしていた。
集合時間10分前、既に来ているメンバーは4人。
その輪の中へ、私は愛車のポンティアックファイアーバードFDB166で乗り付けた。
「おはよう!倉田亜美です!今日はよろしく!」
元気よく自己紹介する。
「....あ、おはようございます」「亜美さんって中学生なんですか?若いですね...」
なぜか皆の視線が泳いでいる
「遅くなってスイマセ〜ン!」
高そうなロードに乗った女の人が大きな声を出しながらやってきた。
「幹事の西條雛子です。今日は皆さんよろしくお願いします」
この人が今回のオフの主催者であり、サイトの管理人でもある西條雛子さんだ。
「あ、どうも!倉田亜美です。よろしく」
私が挨拶をすると、雛子は眉間にシワをよせて、私とポンタくんをジロジロと見てきた。
「え〜っと...亜美さんだっけ?君さぁ、今日どこに行くか知ってる?」
「え...?渋峠ってとこまでツーリングするっていうオフですよね?」
「ツーリング…。で、君のバイク、それ折り畳み自転車だよね?」
何が言いたいのかわからない。愛車を馬鹿にされた気がしてイラっときた私は言った。
「何が言いたいんですか?」

「みんなロードなんだけど…その折り畳み自転車じゃ無理だと思うよ?」
「…大丈夫ですよ!この子とならどこまでも行けますし!」
爆笑の渦が起こった。そして雛子は苦笑いしながら言った。
「渋峠まで250km走って2000mまで登るんだよ。山も幾つも越えるし。」
「それに君は輪行袋も持ってないみたいだけど、帰りも自走するつもりかい?」
「平均30km/hくらいで走らなきゃいけないからね。その自転車じゃついて来れないよ(苦笑」
私は泣きながら家に帰ると、そのまま枕を濡らして眠ってしまった。
翌朝目を覚ますと、パソコンの電源を入れてあのサイトを覗いてみる。
そこの掲示板には、昨日のオフを楽しそうに振り返るメンバーたちの書き込みがあった。
私は偽ハンドルネームを使って『まな板合法ロリキモんだよ!死ね!』と書き込む。
すぐに管理人からのレスがあった。『亜美だね。当サイトのルール通り、君をアク禁にします』

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