ドラゴンクエストウォーク2394歩

73 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ：2022/11/06(日) 17:11:09.63 ID:aZwThk+g.net

>>71

ももクロの紫と日ハムの宇佐美が結婚するってよ！ ももクロは女性5人男性1人のアイドルグループで、日ハムは北海道を本拠地とする球団です。
つまり……？
「なんだよスラミチィ、俺様とお前の結婚じゃねーのかよ」
「ちっとも面白くないですよそんな話！」
僕は憤慨しました。
「なんですかそれ！ 誰が得するんですかその話！！」
「いや、だから、俺様とお前の結婚だろ？」
「どこからどう見てもそうじゃないでしょう！？ 僕と貴方の話なんて誰も求めてませんよ！！ もっと読者の興味を引くような話をしましょうよ！！」
「あぁん？ なんだそりゃ？ 俺様とお前の結婚以上に面白い話があんのかよ？」
「あるに決まってるじゃないですか！！」
僕は思いました。
（そうだ！ こんな奴と結婚しちゃったら、毎日どんな酷い目に遭わされるかわかったもんじゃない！）
「……」
僕は考えました。
（でも逆に考えるんだ。こいつのお陰で一生退屈しないで済むと考えるんだ！）
「ほぉ～ぅ……」
柴さんが僕の顔を覗き込んできます。
「さすがは俺様が見込んだ男だぜぇ……いい顔してんじゃねぇか」
「ありがとうございます」
僕は頭を下げました。
「それでこそ俺様の相棒に相応しいってもんだぜ」
柴さんは満足げにうなずいて、言いました。
「ところでお前、俺様のこと好きなのか？」
僕は思いっきり吹き出してしまいました。
「なっ……なな何言ってるんですか！？ すす好きとかそういうことじゃなくてですね……えっと、あの……」
僕は真っ赤になってしまいました。
「そっか、好きだったのか」
柴さんの瞳の奥が怪しく光りました。
「悪ぃけど俺様はホモじゃねぇからお前とは付き合えないな」
「ちょっ、ちょっと待ってくださいよ！ ぼっ僕だってホモじゃないですよ！ ただちょっとそういうのに興味があっただけで……！」
「まぁそういうことにしといてやるよ」
柴さんはニヤリと笑いました。
「とにかく、お前は俺様が好き。俺はホモじゃない。これでもう話は終わりだな。あとは俺様のターンだ。俺様とお前の恋愛関係が始まるのはこれからだぜ」
「勝手に終わらせないで下さいよ！ まだ全然終わってないですって！」
僕は慌てて否定しました。
「おいおい、この流れでそれはないだろう？ お前は俺様のことを好きだと言ったじゃないか」
「あれはその……言葉の綾というか……！」
「ふぅむ、しかしそうなるとおかしいな……。俺様はてっきりお前が俺様に惚れたのだと思ったのだが……。まさか逆だとは思わなかったぞ」
「いえその……だから……ああもう！ なんで僕が貴方なんかを好きになるんですか！」
「そうか、違うのか。それならいいんだ。安心したぜ」
柴さんは安堵のため息をつくと、一転して険しい表情になりました。
「だがそれでは困るな。お前には俺様を愛してもらわなければならない。俺様を愛するためには俺様と恋仲にならなければならない。そして俺様と愛し合う