2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

パ オ ラ

153 :助けて!名無しさん!:2007/09/02(日) 23:25:24 ID:Wlarij9X.net
マケドニア王国の年頃になる少年少女達が大人の仲間入りをするために必ず行わなければならない神事がこの「山立ち」だ。
王国の中心にそびえる神の山に単身入り一晩過ごす事で成人として認められるというこの儀式。
それだけならそう難しい事ではないのだが国の未来を背負って立とうとする志高き少年少女達が
一人前を超える力量を回りに示すためにもう1つ成し遂げなければならない事がある。
それこそ自身が騎乗する竜なり天馬なりを見つけそれに跨り頂きに立つ。これこそ「山立ち」と呼ばれる由来の1つである。

男として戦で名声をあげるならばならば竜だ。
1人で乗り込んだ若者が独力で山に闊歩する竜に力を示し背中を預けさせる事は容易ではない。
「山立ち」は伝統ある神事だが力のある貴族や領主などがあらかじめ竜を飼育し子息になつかせさせ
儀式で彼が山に入った後頃合を見計らってそれを放ち面目を保つような事は当たり前に行われており
また表立ってこれを非難する声も上がらない。神事といっても実際は子息のお披露目を兼ねたお祭りという性格が強いのだ。
ただ中には何日も山に篭り野生で生まれ育った屈強な若竜の背中に跨り頂を制覇して国中の喝采を浴びる若者もいる。
近い所ではマケドニアの英雄アイオテとその配下達。そして再来と呼ばれたミシェイルと
女性ながら赤い竜騎士と称されるミネルバの兄妹。その後の活躍はここに記すまでもない。

一方話が変ってくるのが天馬の方だ。
ご存知の通り天馬は若く純潔な乙女しか傍に寄せる事がなくさらに大変臆病なうえ人間を嫌う性質を持っており
また神に祝福された天馬を竜のように人間主導で飼いならして心通わせる事は不可能だ。
自然になつかせようものなら何年も天馬が暮らす山に篭り慈愛を尽くす必要がありこれも事実上無理といえる。
現在世の男性の羨望を浴びるパオラカチュアエストの三姉妹に代表される
マケドニア白騎士団属する女性達が。さらにこの儀式にて箔をつけ国内外の良家の子息に見初められ
女としての最高の幸せを掴んだ伯爵公爵夫人達が「山立ち」儀式時いかにして天馬を手なづけたか。
そこには純潔の乙女が大人へと成長する過程が
「山勃ち」というもう一つの隠語が示す禁断の由来があったのだ。

総レス数 916
186 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200