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歴代FE主人公が兄弟だったら 65章

1 :助けて!名無しさん!:2017/10/02(月) 10:41:21.45 ID:xYSSMF1j.net
ここはファイアーエムブレムの歴代主人公が兄弟だったら、という前提で
彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。

前スレ
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1505223465/

旧保管庫
http://wikiwiki.jp/fe_family/?FrontPage

新保管庫
http://wikiwiki.jp/fe-brothers/

雑談・議論掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9373/

絵版
http://cat.oekakist.com/FE_heros/

265 :助けて!名無しさん!:2017/10/11(水) 23:04:24.99 ID:2ACcM67n.net
>>264
メイド1号「どどどどど、どうしよう……ゴミ出し…ゴミ出ししてたら…ご主人様が奥様方と愛し合いました時にご使用になった…ティッシュ…
      こ、これ…どうしよう…」
メイド2号「バカァ!」
メイド1号「きゃあっ!?」
メイド2号「それを持ち帰って匂い嗅ぎながら自家発電したら変態の領域!私たちメイドが自家発電に使って許されるのはシャツやタオルまでなんだから!」
メイド1号「ごめんなさいごめんなさい出来心だったんだよぅぅ!?」
メイド3号「…タオルとかもなんとかギリギリお目こぼしの領域なんだけどね…ほんとはちょっと…」

メイドA「…歳の低い娘ほど自制心に欠けるものですが…同時にご主人様の魅力は幼い娘ほどよく惹きつけるような気も」
メイドB「あの娘たち10歳ちょっと過ぎくらいでしょうし、奥様方のお歳を見るとね。でもそればかりでもないけれど」

266 :代理投下:2017/10/11(水) 23:27:30.42 ID:2ACcM67n.net
>>265
メイドC「……ちなみに、先輩方は……えっと……自家発電の時には、何を……?」
メイドB「あんまり人に聞くことじゃないわよ、それ」
メイドC「すいません! つい興味本意で!」
メイドB「まぁ……その……みんなと同じで……ご主人様関連で……色々……。
     先輩はどうなんですか?」
メイドA「………………御夜伽の後のシーツを、サラ様から御下賜いただきました……」
メイドB「……マジですか……」
メイドC「……うらやましい……」
メイドY「……欲しい…………あ、やばっ」
メイドA「今、誰か居ませんでしたか?」
メイドB「私たち以外にですか?」
メイドC「いえ、特には……」
メイドA「おかしいですね……」

メイドZ「あんたは! 任務中に! 何を! やってんの!」
メイドY「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! 我を忘れましたー!」
メイドX「一応、他のメイドには、我々が影で護衛や監視していることは秘密」
メイドZ「辛うじて気付かれなかったけど、サラ様には報告するわよ」
メイドY「ひぃぃーん」
メイドX「泣いても駄目」

267 :助けて!名無しさん!:2017/10/12(木) 01:36:08.09 ID:VpUT4hZV.net
マリア「うわわー…相変わらずの仕切り力だー、覇王家のまとめ役っぷり?」
サラ「みんなの生活が円滑に回るよう気を配っているだけの事よ。そういうマリアは絆英雄戦やったみたいね」
マリア「うん、姉さまと一緒にね。どうせなら兄様もいれて三兄弟インファナルでもよかったかも」
サラ「そこまで難易度あげたらユーザーが泣くから許してあげなさい」
マリア「いーじゃないのー、意地悪言わないでよー」
サラ「あら、私にそんな事言うだなんて。まだ躾が足りなかったかしら?」
マリア「///////」
サラ「前みたいにトラウマ発動すると思ったら何よその反応は」
マリア「あ…えーっと…お、お尻…サラにアレされてしばらく怖かったけど…その…
     そっちでも普通にするのと、お、同じようにできるかなあってマルス様に昨夜…その…よかったかも…」
サラ「……これは予想してなかったわ…」

268 :助けて!名無しさん!:2017/10/12(木) 07:13:49.11 ID:QikPKUJx.net
ベロア「はあ……昨日は幸せでした」
ンン「……それは何よりなのです」

サラ「っぅ……! はぁ……あ……兄様……また元気に……」
ノノ「丸一日我慢した後だからもう……何回でも元気にしちゃうからね」
サクラ「兄様……私……我慢しました……だからもっと……」
キヌ「エフラムぅ……お願い……もっと激しくしていいから……」
ミタマ「私も……動けなくなるくらいでお願いしますわ」
ヴェロニカ「一人でするの我慢してたんだから……責任取って……っ!」
エフラム「ああ……みんな満足するまで責任はとるからな」

ンン「昨日散々ベロアと愛し合ってたのにお預けされたみんなを相手にして平気ってエフラムさんおかしいのです……今更ですけど」
ベロア「ンンも動けなくされちゃいましたしね……素敵です。私も少し休んだらまた愛されたいです」
ンン「……えぇ……もう元気なんです……?」



メイドY「………………」
メイドZ「ちょ、どしたの? 幸せそうな顔なのに眼の光が薄くて怖いんだけど……起きられないみたいだし」
メイドX「実は……サラ様がね、『普段から溜め込んじゃうような任務ばっかりだし、特別に報酬あげちゃうから頑張って』って言われて」
メイドZ「え! ほんと!? な、何なの?」
メイドX「……エフラム様の……脇や鎖骨、胸周辺、太ももの内側を重点的に揉み解すマッサージ」
メイドZ「あっ……」
メイドX「私たちもして頂いていいみたいだけど……どうする?」
メイドZ「…………断る理由は無い、けど……」
メイドX「……一人ずつ時間を空けて行きましょう、全員動けないと任務に支障が出るから」
メイドZ「……了解」

269 :助けて!名無しさん!:2017/10/12(木) 12:14:31.56 ID:TFoV2Owk.net
メイドたちの忠誠心と士気の高揚に余念がないサラ様、流石
元々紋章町全土に強い影響力を持つ兄弟家でも、三傑は各々が一大勢力になってるなあ

>>267
サクラ「マリアさんもですか? ようこそ、こちら側へ」
アメリア「こちら側にあたしも含まれた!?」
サクラ「え? むしろ、アメリアさんが先駆者ですよね?」
アメリア「最初にちょっと試してみただけだから! サクラほど頻繁じゃないから!」
サクラ「ですが、昨夜、いえ、日付は既に今日でしたけど……。
    1日我慢した後に、さらに縛られ目隠しされ玩具を前後に挿れr
アメリア「わわわ! わー! わー! わー!」
サクラ「皆さんが致す声と音を聞きながらの放置ぷれい……私には真似できません……」
アメリア「言わないで! お願いだから!」
サクラ「でも、ようやく待ち焦がれた順番が回ってきて愛されている時のアメリアさんは、凄く気持ち良さそうで……。
    あの快感を味わえるなら、私も1度くらい、焦らされてみるのも……」
アメリア「やーめーてー!」

270 :助けて!名無しさん!:2017/10/12(木) 16:19:31.69 ID:hqYFTzdU.net
エマ「何かアメリアちゃんの部屋の掃除は後回しでいいって言われたから別の部屋を掃除しようっと…」

エマ「あ、チキちゃんの部屋にあった衣装って洗っていいやつだよね?可愛いよねああいうの、ステージ衣装とかなの?」
チキ「え?あ…その…そう…かな」
大人チキ(ステージ衣装には違いないけど、過去のライブで着たのを夜用にしてるとは言えないわよね…)

271 :助けて!名無しさん!:2017/10/12(木) 18:53:09.37 ID:QikPKUJx.net
チキ「ライブのときの衣装で……ってのはお兄ちゃんも喜んでくれるけど、私もお兄ちゃんだけのアイドルって感じがしてテンション上がっちゃう」
大人チキ「夜はエフラムだけのアイドル、なのがいいんでしょうね……私もまたグラビアの水着でも着てみようかしら」

272 :助けて!名無しさん!:2017/10/12(木) 19:12:58.76 ID:gkmiUZU6.net
リーフ「雑草も大輪の華も同じ植物なのにどうして僕の嫁たる雑草は忌嫌われるんだろう。華は好かれるのに…」

リーフは苦悩した。
ともあれその違いを考えるべく彼は暗夜区にあるエリーゼが務める花屋に出向いてみた。

エリーゼ「いらっしゃいませっ!…あれ、葉っぱ君?どうしたの?リーフ君がお花を買う用事なんてちょっと想像つかないけど」
リーフ「ちょっといろいろ考えてて。義姉さん。店を見てっていいかな?」
エリーゼ「うん、ゆっくり見ていってね」

エプロンを押し上げる爆乳が眩しい。
兄嫁ゆえ自重してチラ見に留めたつもりだがばっちり見抜かれていただろう。
それはともかく…
葉っぱは店内を彩る色とりどりの花を見て思った…
雑草との違いについて…

リーフ的に嫁にした雑草は例えるなら野に咲く逞しき花。
いわゆる巨乳庶民娘だ。タニアとかエフィとか、リーフが雑草に感じていた魅力は彼女らに感じる魅力。
それに対して店売りの華は高貴で優雅な華。カミラさんやミネルバさんみたいな爆乳王女なり。
しかしそれは個性の差。雑草もいいものだよねとリーフは思った。
だが店の華もまたよし。ここを葉ーレムにしたらエリーゼに迷惑なのでやらないが。
しかしこうして店の中にいるとカミラさんやミネルバさんに囲まれているのと同じときめきを感じて葉っぱはハァハァし鼻血を噴いた。
突然鼻血出したリーフにエリーゼは困惑しきりなのであった…

273 :助けて!名無しさん!:2017/10/12(木) 23:56:37.21 ID:WIbATfdM.net
葉っぱはもう火星にでも行ってテラフォーミングすれば良いんじゃないかな(溜め息

274 :助けて!名無しさん!:2017/10/13(金) 00:27:01.22 ID:FU2hFu8G.net
ベロアの誕生日が過ぎたと思ったら17日がセルジュの誕生日で20日がキヌの誕生日じゃないか
今月はアイクとエフラムは頑張らなきゃな(意味深)

275 :助けて!名無しさん!:2017/10/13(金) 00:33:40.06 ID:7xqbGKIt.net
まだ先だけど、
チキ&大人チキ2/28、アクア3/3、エリーゼ3/19、カザハナ3/28、ンン3/29、サクラ4/9
この一月半こそ、覇王の真の戦いか

276 :助けて!名無しさん!:2017/10/13(金) 00:40:52.73 ID:7xqbGKIt.net
カザハナとンンで、2日間お預けされた後の3/30が最大の激戦かも知れない

277 :ご卒業おめでとう:2017/10/13(金) 05:08:22.74 ID:mov6UFAs.net
ロイ「どうしたのリーフ兄さん。急に僕たちを部屋に呼んで」
セリカ「…あんたの部屋、変なにおいするしいやらしいものたくさんあるし、あんまり入りたくないんだけど…」
セリス「わぁ♪お人形さんが置いてあるよ。触っていい♪」
リーフ「お人形さんというか美少女物のフィギュアだけどね。さて、この四人で集まってもらったのはほかでもない」
ロイ「うん」
リーフ「我ら兄弟家に残されし童貞二人と処女二人、どうすれば初体験をクリアできるか語り合おうと思って」
セリカ「…バカ!変態!いやらしい!燃やし…」
リーフ「ち、ちょっと待った!待った!セリカだってアルムが嫁さんたちと愛し合うの見たり愛撫されたりして愛し合う素晴らしさを知ったんでしょ!いやらしくないよ!愛だよこれは!」
セリス「あ、こっちには可愛い女の子が映ったゲームがあるよ。やってみていい?」
ロイ「あの…それエロゲだからセリス兄さんはよしといたほうがいいかな…」
セリス「?」
ロイ(純粋な瞳できょとんとされるとどうしたものかと…)
リーフ「ロイも何か言ってよ。童貞卒業のためのアイディアを!」
ロイ「あ…えーっと…言いにくいんだけど…僕もう卒業したから…」
リーフ「なん…だと…」
セリカ「り、リリーナちゃんの婿の一人…っていうか婚約者に収まったのは聞いてたけど…」
リーフ「く、詳しく!詳しく!」
ロイ「う…うん…リリーナに部屋に呼ばれて…あとはリードされるがまま…気が付いたら終わってたというか食べられたというか…」
リーフ「…経験豊富な女王に未体験だったロイがかなうはずもなかったわけね…」
ロイ「ま…まあ…ちょっと男子としてはかっこ悪いかもだけど…リリーナ進んでたなぁ…それに幸せだったしいいかなって」
リーフ「僕も幸せになりてえ!」
セリカ「き、禁欲しろとはいわないけど…す、すごいわ…///////」
セリス「よくわかんないけどおめでと♪」
ロイ「ちなみに僕がダウンした後はリリーナはゴンザレスやガレットやボールスやバースやウェンディといたして愉しんでたよ。
   あんなに満ち足りてそして幸せそうでさらにNIKUにハァハァしててなおかつ慈愛に満ちてさらにさらに淫らな顔したリリーナ…ああいう顔するんだって不思議な気持ちに…
   本音も言うとちょっと妬けた…カムイ姉さんとこのお婿さんたちにそういう気持ちすら起こさせないほど魅入らせてるカムイ姉さんはすごすぎるや…」
リーフ「ブバアアアアアアア!なんて話するのさ!」
セリカ「リン姉さんやエイリーク姉さんもそういう世界に入っていってるのよね//////」
セリス「NIKUなら今日って特売日だっけ?」
リーフ「これでもう未体験は僕ら三人か…辛くても強く生きていこう…」
セリカ「わ、私は好きで禁欲してるんだから!?一緒にしないでよ!?」

278 :助けて!名無しさん!:2017/10/13(金) 11:52:19.36 ID:FU2hFu8G.net
リーフ「アイク兄さんは毎日爆乳お姉さんを好き放題してるというのに…せめて話だけでも!」
アイク「いや、言わないだろ…普通は」
リーフ「セルジュ義姉さん、誕生日にアイク兄さんとどうお楽しみするつもりで…」
セルジュ「困った子ね…そういのは秘密よ」
リーフ「カゲロウ義姉さん、ミコトさんからの知識でアイク兄さんに何をしてるのかとかは…」
カゲロウ「…滝行でもするか?少しは煩悩が鎮まるかもしれないぞ」
リーフ「シェイド義姉さん、夜もやっぱり教師なんですか?それとも一転して攻められる方ですか?」
シェイド「だ、誰が義姉なのよ!?まだ違うから!」

シグルーン「私はアイク様のものですけど、話だけなら聞かせて差し上げましょうか?」
サナキ「やめておくのじゃ、収拾がつかん」

279 :助けて!名無しさん!:2017/10/13(金) 14:10:49.65 ID:rhGEXW1k.net
>>277
しれっとセリスを女扱いしてるのはリーフが忘れたのか、はたまたセリスの神器を認めたくないのか…

280 :助けて!名無しさん!:2017/10/13(金) 17:21:33.66 ID:OiQ+IPrA.net
シグルド兄さんヒーローズ参戦おめでとう。

281 :助けて!名無しさん!:2017/10/13(金) 18:26:08.04 ID:36KdvSrH.net
ヴェロニカ「最速でゲットして最速でカンストして画像上げなきゃ……」
サラ「相変わらずね、あなた」

>>279
あまりにも強い衝撃で、記憶を失った可能性

282 :助けて!名無しさん!:2017/10/13(金) 21:31:37.62 ID:c45PO9At.net
>>278
エマ「まだ、ってことは将来的にアイクさんのお嫁さんになるつもりはあるんですか?」
シェイド「な、何言ってるのよ。あなたの方こそどうなのバイトは?」
エマ「あたしですか? 楽しいですよー、エフラムさんにも会えますし褒めてもらえますし。この前頭撫でてもらいました、えへへ」

シェイド「……何か、エマに上から物を言われた気がするの」
ニュクス「あなたも身体を張って誘惑するくらいしてみたら?」
シェイド「え、えぇ……いやそんな」
ニュクス「……それくらいの気持ちで行きなさいってことよ。私と違って恵まれた身体してるんだから」
シェイド(……何を言っても墓穴になる気がするわ)

283 :ハーレムプロデューサーの信条と友情1/2:2017/10/13(金) 23:09:46.46 ID:3XTYqShn.net
投下させていただきます。

コノヒトデナシー!!!

ナンナ「あぁ……リーフ様、お労しい……」
ミランダ「いや、全然労しくないでしょ」
ティニー「相変わらず巨乳の人にルパンダイブかけてはぶっ飛ばされてますねぇ」
ナンナ「でもここに、サラがいたらどうなってたんでしょう?」
ミランダ「何でここでサラが出てくるの?」
ティニー「あの子なら、今エフラムさんのところで幸せに居ますよね?」
ナンナ「ええ……ふと、思ったんです……2人共、今のサラの異名、知ってます?」
2人『?』
ナンナ「ハーレムプロデューサー、それが彼女が密かに呼ばれている異名です」
ミランダ「まさか……」
ナンナ「今のエフラムさんのハーレム、あそこまで大きくなったのは、彼女がエフラムさんを想う人を上手く引っ張って来たからなんです。
    それだけではありません、これは噂の域ですが、あのアイクさんをハーレムにしたのも、彼女だと言われてるんです」
ミランダ「……嘘でしょ?」
ティニー「でも……そうなると納得できます、フラグクラッシャーと言われたあの人が、あそこまでなるなんて」
ナンナ「だから、ふと思ったんです、もし今ここにあの子がいたら、リーフ様の為に他の人を連れてきて、今の様にはなってなかったんじゃないかって……」

サラ「残念だけど、それはないわ」
ナンナ「サラ!!」
ミランダ「あんたいつのまに来たのよ!!」
ティニー「相変わらず神出鬼没ですねー」
サラ「随分な言い草ね、友達のところに遊びに来るのが、悪いかしら?」
ナンナ「そんな事無いですよ、ごめんなさい、サラ」
ミランダ「ごめん、びっくりしちゃってつい……」
ティニー「ごめんなさい」
サラ「まぁ良いわ、それで、せっかくだから話の続きだけど」
ナンナ「あ、そうですね、サラはリーフ様の為にハーレムをプロデュースはしないのですか?」
サラ「ええ」
ミランダ「なんでよ」
サラ「はっきり言ってしまうとね、リーフ、ハーレムを築いたとして、平等に愛する事が出来る?」
ティニー「それは……」
サラ「仮に巨乳の、リーフを好きな人がいて、ハーレムメンバーに入れたとする、どうなると思う?」
ナンナ「…………」
ミランダ「間違いなく、巨乳の相手を優先するわね」
サラ「そうよ、彼なら、巨乳の相手を優先しナンナ達を蔑ろにするわ。
   でも兄様は違う、新しい相手も、元居た私達も、平等に相手をしてくれる、例え、その相手がより自分の好みでも」
ナンナ「……………」
サラ「だから私は兄様を好きになっている子を引っ張って居るし、アイク義兄様のほうもそう。
   それにエイリーク義姉様、マルス、リン、私の力が必要な時なら、他の兄弟の為にも動くわ
   彼らは、例え自分の好みを持っても、自分を愛してくれるなら、差別しないから」
ティニー「リーフ様は、違うんですね」
サラ「普段の様子を見れば解るわよね、自分の好みの相手なら相手が嫌がっても犯罪でも、セクハラ発言にルパンダイブ。
   好みじゃないなら平気で相手を傷つける発言や軽い扱い、態度が冗談抜きで差が大きいの。
   そんな彼がハーレムを作ったら、扱いに差を付けて内部の不和をもたらすわ」
ナンナ「そう、ですね……」
サラ「正直リーフに合うのはハーレムじゃなくシグルド義兄様やクロム義兄様の様な一対一、だけどそれももう遅いけどね」
ミランダ「あそこまで、悪評が広まってるとね」
サラ「だから、仮にあのまま私が残っていても私はリーフの為にハーレムプロデュースをすることは無かったわ……
    だから、ナンナ、ミランダ、ティニー、これからもリーフをお願い」

284 :ハーレムプロデューサーの信条と友情2/2:2017/10/13(金) 23:10:33.88 ID:3XTYqShn.net
ナンナ「え?」
サラ「はっきりいえば、もうリーフは崖っぷちよ、貴女達がいなくなれば、もうリーフに相手はいない、それこそ、本当に雑草だけだわ」
ミランダ「そ、そうね……」
サラ「早々に見限って離れた私が言うのも都合が良いと解って居るわ。
  だけど、以前追いかけてた彼がこのまま潰れるのを見るのは忍びないから……ただ………」
ティニー「ただ?」
サラ「だからと言って、これで貴女達の幸せが無くなってしまうなんて、本末転倒よ……だから、いよいよの時は、仕方ないわ」
ナンナ「それって……」
サラ「いよいよの時には、貴女達も私みたいに……」
ミランダ「………」
ティニー「………」
ナンナ「ありがとうございます、サラ、私達を思ってくれて」
サラ「え?」
ミランダ「ホント、あんたは相変わらず小さいのに人の気遣いばっかりで」
サラ「む……余計なお世話よ」
ティニー「でも、ありがとうございます、これからも、頑張って見ますね」
ナンナ「だからサラも、エフラムさんと、みんなのところで、幸せになって下さい」
サラ「……ありがとう、ナンナ姉様(小声)
   もし、いよいよ駄目だったら私に言って、兄様なら、優しく迎えてくれるわ。
   或いは、傷ついた人を受け入れるのはエイリーク義姉様の方が多いかしら?」
ミランダ「ありがとう、どうしても……本当にどうしても駄目なら、お願いするわ」
ナンナ「さて、真面目な話はここまでにして、せっかく4人集まったんだから、これからケーキでも食べに行きませんか?」
ティニー「いいですね、サラは時間大丈夫ですか?」
サラ「平気よ、一緒に行かせて貰うわ」
ミランダ「じゃあ、行くわよ」

285 :助けて!名無しさん!:2017/10/14(土) 00:17:36.58 ID:/V+6xlqu.net
リーフ「…サボテンもタンポポもワカメも平等に扱ってるつもりなんだけどな」
マリータ「そんなんどうでもええわ…あんたそれでええんかいな」
リーフ「いいに決まってるじゃん」(ハナホジ)
タニア「わけわかんねぇ…草の何がいいんだか…」
リーフ「その良さを僕と一緒に学んでみないかい?植物園でデートしようよ!そのまま触手緊縛プレイなんていかがハァハァハァ」
カリン(態度の差が違いすぎるけど…正直好まれる方が嫌よねこれ)

286 :助けて!名無しさん!:2017/10/14(土) 09:04:28.59 ID:7HUJGvDj.net
頑張ってるサラにご褒美をあげようのコーナー


サラ「……っ! ちょっ……兄様……!」
エフラム「安心しろ、今日は思い切り可愛がってやるからな」
サラ「……あなたたち、兄様に何か言った!?」
ミルラ「特別なことは何もないです」
ンン「サラは普段からみんなのために頑張ってるから今日はたくさん可愛がってあげて、って言っただけなのです」

ヴェロニカ「……いいの? あれ」
ミルラ「ヴェロニカは最近来たからまだ知らないかもしれませんけど……」
ンン「たまには悪戯し返したくなるときもあるのです」
ヴェロニカ「……分からないでもないかも」

サラ「……っふ……ぅ……っん!」

ヴェロニカ「でもあれ平気なの? 息してるのかどうか分からないくらいキスしてるけど」
ミルラ「全然大丈夫です、サラはキス大好きですから」
ンン「放っておいたら30分くらいしてるときもあるのです」
ヴェロニカ「……確かに、もう自分からエフラムを抱きしめてしてるし」
ンン「ご機嫌斜めでもエフラムさんにキスされるとすぐ機嫌直るのです」
ミルラ「続け過ぎて我を忘れるまでありますからね……」

サラ「はぁ……ふぅ……兄様……今度は私から……ね?」

ヴェロニカ「……確かに、目にハートが浮かびそうなくらい機嫌よくなってるわね」
ミルラ「ああなると普段と全然印象違いますからね」
ンン「……ああいう風に自分からご奉仕したがるのです」
ヴェロニカ「蕩けてる癖に勢いは普段より凄いわね……参考にしなきゃ」
ミルラ「……いつ見ても口、舌や手まで全部使いこなすのは凄いですね」
ンン「あれは全部受け止めるモードに入ってますね……」

サラ「兄様……大丈夫だから、遠慮しないで……」
エフラム「……分かった、じゃあ遠慮しないぞ」

ヴェロニカ「あれも大丈夫なの? 人のことは言えないけど、体力なさそうなのにあんなに激しく……」
ミルラ「……ああなると反応も凄くなるから確かにそれはありますけど」
ンン「……すぐ再行動するから大丈夫なのです」
ヴェロニカ「エフラムも本当に遠慮してないわね……胸も弄りながら弱点攻めてで凄い……」
ミルラ「声も出せなくなってますね……」
ンン「……最後にキスしながらで完全制圧ですねこれは」
ヴェロニカ「ところで……後でサラからやり返されたりしないの?」
ミルラ「……あれで本人喜んでるところもありますし」
ンン「どうせ何もしなくても悪戯されたり妙な企画立てられるのであんまり変わらないのです」

287 :助けて!名無しさん!:2017/10/14(土) 09:14:28.56 ID:9NmRAdnc.net
これはいいご褒美、後で三人ともエフラムから本気で愛されるように仕向けられる
サラからの「お礼」までセットですね…

288 :助けて!名無しさん!:2017/10/14(土) 12:39:50.54 ID:N24ACkHG.net
>>286
メイドX「サラ様……なんてお美しい……」
メイドY「ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア」
ロプトメイド衆『『『サラ様の艶姿……尊い……!』』』
メイドZ「休暇の連中まで集合してるし……あ、ちょっと頭下げて、見えない」

289 :助けて!名無しさん!:2017/10/14(土) 13:28:10.63 ID:7HUJGvDj.net
>>287
ミルラ「……あぅ……」
ンン「もう……無理……です」
ヴェロニカ「……駄目……起き……られ……」

エフラム「……良かったのか? これで」
サラ「大丈夫、喜んでるから気絶するまでしてあげて」

>>288
エマ「あれ、さっき休みの先輩方見たと思うんだけど……」
アメリア「そ、そうかな?」
エマ「ま、いっか。じゃあごしゅ……エフラムさんの部屋の掃除に行かなきゃ」
アメリア「ち、ちょーっと待った方がいいと思うなあ」

290 :助けて!名無しさん!:2017/10/14(土) 14:58:22.84 ID:cLMXDW1A.net
ノノ「4人相手したくらいじゃ、おにいちゃんまだまだ足りないよねー♪」
ベロア「欲望のままに……思いきり激しくお願いします……」
サクラ「うぅ……お昼からだなんて……」
キヌ「と言いつつ行くんだね」
ミタマ「お稲荷さまもですわね。わたくしは最後で構いませんわ。エフラムさんに抱かれながらお昼寝させていただきます」

サラ「色欲組は神出鬼没ね」
ンン「サラが……言うことじゃ……ありませんですよ……」
ノノ「あ! ンン回復した? じゃ、一緒に行こ!」
ンン「えっ!? ちょ、待って、まだ……!」
サラ「あらあら。流石は強色欲竜親子だわ」
ンン「その呼び名は不本意なのです!」
ノノ「親子の絆だね!」
ンン「聞いちゃいませんです!?」

291 :助けて!名無しさん!:2017/10/14(土) 19:04:43.56 ID:7HUJGvDj.net
ノノ「はぁ……まんぞく……」
ベロア「……激しかった……です」
サクラ「……はぅ……ぅ……」
キヌ「すご……い……よぉ……」
ミタマ「あ……ふぅ……よく……眠れそうですわ……」
ンン「ま、また……あぅ……」
サラ「…………ん……ぁ……」
ミルラ「いっぱい……なのは……いいですけど……動け……」
ヴェロニカ「……あつ……い……の……」

エフラム「……大丈夫か?」
セツナ「ずるい……私も……」
ファ「お兄ちゃん、ファもかわいがってほしいなあ……」


セルジュ「なるほど……夫にもっとついていきたい、と」
カザハナ「毎回動けなくなっちゃうのも……勝ち負けじゃないけど何か悔しいというか」
カゲロウ「分からないでもない。……私もミコト様から色々教わったりはしたのだが」
アクア「私も教わったわ。たまには動けなくなる前にエフラムを完全に満足させてみたいというのはあるかしら」
シグルーン「私は動けなくなるまでされるのも大好きですけど、教えられることは何でも教えますわ」
大人チキ「そうね……私ももっと頑張ってみようかしら」
イレース「私も……何度でもアイクさんとしたいですけど……本気のも……」

サナキ「……何を話しとるんじゃあいつらは」
ミコト「夜の充実は夫婦円満の秘訣ですから、大事なことですよ」
サナキ「どっから来た!?」

292 :助けて!名無しさん!:2017/10/14(土) 20:36:58.92 ID:3EJS2Abo.net
リーフ「ミコト様!是非僕にも手ほどきを!」
サクラ「母様に言い寄っちゃだめですー!」

293 :助けて!名無しさん!:2017/10/14(土) 20:38:05.81 ID:9NmRAdnc.net
ミコトさんは意欲のある嫁全員に指導してそう
成果も凄そう

294 :助けて!名無しさん!:2017/10/14(土) 21:04:52.11 ID:2L+mub7a.net
そして教えると同時に新しい知識も吸収して活かしてそう

シェンメイ「いつまで現役でいるつもりなのよ……」
ミコト「ガロン様がお元気な限り、ですので、当分の間は、ですね」
ガロン「ふむ。また子を儲けるのも良いか」

295 :トリセリデート編・転結 1/2:2017/10/14(土) 23:10:13.08 ID:2L+mub7a.net
『転』や『結』と言うには弱いですが、この2人はまだまだこれから、ってことで

誰かがトリセリグレーゾーンネタ書いてくれたら全力で便乗しますけどね! 我慢できなかったら自分で書きます
いくぞセリカ独身派ーーーーネタの貯蔵は十分か


「今日は楽しかったわ」
「それは何よりだ」
 夕日に照らされる帰り道。
 自然と車道側を歩くトリスタンに、家まで送られるセリカ。車道と言っても、町の中を走るのは主に馬だが。時々馬車、希に獅子舞。
「カムイ姉さんのところ、あんなに沢山お店があったのね……丸1日かけても回りきれないなんて」
「……良ければ、また行ってみるか? 今日行った店も、次に行けば新しい物があるかも知れん」
「そうね……その時は、またエスコートしてくれる?」
「もちろん」
 1歩1歩前へ。家路を歩く。
 緩やかな時間は、いつの間にか過ぎ去り、目の前には兄弟家。
 母屋より大きな離れ3つに囲まれた、セリカが生まれ育った家。
「……改めて……今日はありがとう。楽しかったわ」
「ああ。俺も楽しかった」
 夕焼けを背に振り向いたセリカの髪が、赤く赤く輝く。
 そして、その顔も、逆光でありながら明らかなくらいに、赤く染まっている。
「……だから……これは、あくまでも……ただのお礼だから……」
 頬に触れる一瞬の柔らかさ。
 離れていく、俯いたセリカの顔。
 目に染みるほど、夕日が赤い。
「〜〜……ま、またね!」
 トリスタンの反応も返事も待たず、セリカは玄関へ駆けていった。
「……ああ……また、な……」
 一人、ポツリと呟く彼の顔も、夕焼けに照らされて真っ赤だった。


「…………敷地周辺の警戒監視をしていたら……」
「青春……」
「甘酸っぱいわー……」
「少女漫画ね」
「マウストゥマウスで行けば良いのに」
「ああいう奥ゆかしさも、また乙なもの」
「この件は、サラ様に報告?」
「あの2名は調査対象のリストになかったけれど、目撃した以上はね」
「情報の取捨選択は任務に無い。得た情報を報告するだけ」
「それが必要なものか否かは、サラ様が判断なさること」
「サラ様があの2人の後押しを決められれば、その時は我々の役目」
「若いって良いわね……」
「我々もまだ若いはず」
「そう。主様が求めて下されば、いつでも応じられる」
「しかし、ご主人様はメイドにそういうことを命じない、と」
「……言うな」
「はー、青春したい」
「マッサージだけが救い……」
「あれはスゴすぎ……中毒になる……なった……」
「はいはい。その特別報酬をいただくためにも、仕事しましょ、仕事」

 黄昏時の誰そ彼に、物陰に潜む影が十数。
 警戒任務は、異状が無いと暇である。
 休憩中の者のみならず、付近に居た者まで覗きに集合するくらい暇である。働け。

296 :トリセリデート編・転結 2/2:2017/10/14(土) 23:10:59.39 ID:2L+mub7a.net
結と言うかオマケ


セリカ 「………………よし、顔が赤いのは戻ったわね……。ただいま」
シグルド「お帰り。少し遅かったが、どこかに出掛けていたのかい?」
セリカ 「そう言う兄さんは随分と早いわね」
シグルド「最近、残業が少なくなってね。今日なんて、定時前に仕事が済んでしまったよ」
セリカ 「その調子なら、前よりは家族サービスできそうね。ラケシス義姉さん、言葉にはしないけど、寂しそうだったわよ?」
シグルド「そうだな。これからは、もっと一緒の時間を作れるよう頑張るよ」
セリカ 「私も、もっとミラ様の教えを広めるためにも、布教を頑張らないと……」
シグルド「熱心なのは良いが、無理はしないように。今日はまた白夜地区かい?」
セリカ 「? ああ、今日は布教じゃないわ。……ちょっと、デートにね」
シグルド「なにぃっ!?!? い、いやしかし、KINSHINセンサーに反応は……!?」
セリカ 「アルムは奥さんたちと過ごしていると思うわよ」
シグルド「な、なら! いったい誰と!?」
セリカ 「んーぅ…………秘密。と言うか兄さん、KINSHINでさえなければ何でもいいんでしょ?」
シグルド「しかし……だが……セリカはまだそういうことは早いんじゃないかとか……」
セリカ 「私より年下の義姉義兄が大勢いる我が家で、それを言うの?」
シグルド「ぬぐぅ……!」
セリカ 「それじゃ、夕飯まで部屋にいるから」
シグルド「ぬぐぐぐぐぐ……!」

ラケシス「シグルド様、まるで娘に彼氏ができた父親みたいですね」
ミカヤ 「長兄と末妹っていうのと、KINSHIN関連で口うるさくしていたのがあって、シグルドとセリカは父娘みたいなものだからねー」
ラケシス「妹に彼氏ができたかも、で、あの調子では、本当に娘が嫁ぐ時はどうなることか……」
ミカヤ 「あはは……よろしくお願いするわね、ラケシスちゃん」
ラケシス「はい、ミカヤ義姉様」
ミカヤ 「とりあえず、シグルドが心配する対象になる『娘』が早く見たいなー、なんて」
ラケシス「そ、それについては継続して努力していく方向で!」
ミカヤ 「まーまー。焦んなくてもいーわよー。きっとあと数年以内だろーし、あっという間よ」

297 :助けて!名無しさん!:2017/10/14(土) 23:53:12.21 ID:2L+mub7a.net
楽しそうなサラ様が脳内に御光臨あそばせなされたので


「……そう……セリカとトリスタンが、ね……」
「動かれますか?」
「あの2人は、ゆっくり進んでいる間は急かさないつもりだったけど……そうね、情報を集めなさい。
 まずは現状の掌握よ。ベルクローゼンの動員を許可するわ。徹底的に秘密裏に調べ上げて」
「御意」
「それから……アルム村とノーヴァ修道院に、噂を流してみようかしら。そっちがどう動くかも調査対象よ」
「全てはサラ様の御心のままに」
「ふふ……これからどうなるのか……楽しみね」

 クスクス、クスクス、クスクスと、楽しげに愉しげに、幼女は笑う。

「誰もが幸福なんて夢物語だとしても、幸せになれる人を幸せにするくらい、許されるでしょう?」

 ずっとずっと、独りで寒くて寂しくて、やっと幸せになれたから、もっともっと幸せが見たくなる、欲しくなる。

298 :姫王子攻略作戦・始動の時1/2:2017/10/15(日) 00:03:03.84 ID:m7S3TlCQ.net
皆さん乙です、ロイの卒業、セリカの進展、残りの組みもどんどん動いて来て嬉しい限り。
せっかくなので更に動かそうと思います。

ミネルバ「すまない、待たせたか?」
ユリア「いいえ、時間通りです」
ラナ「突然の呼び立てに応じて頂き、感謝します」
ミネルバ「大丈夫だ、ちょうど都合もついたからな、えーと……」
ユリア「ああ、そうですね、先に自己紹介させて頂きます。私は竜王家のユリアと申します」
ラナ「私はユングヴィ家のラナ」
マナ「ラナ様にお仕えしているシスターのマナと申します」
ミネルバ「そうか、呼び立てた以上知っていると思うが私はマケドニア家のミネルバだ、それで、私を呼んだ理由だが……」
ユリア「そちらで働いております、セリス様の事です」
ミネルバ「セリスの……君達は一体……」
マナ「私達は……セリス様の、学友です」
ラナ「単刀直入に聞くが、ミネルバさんはセリス様をどう思っておられますか?」
ミネルバ「成程……あの子は、素直で、優しく、働き者でとても良い子だ……私個人の感情で言えば、妹にしたい位だな」
ユリア「妹……ですか」
ミネルバ「む……何かあったか?」
ラナ「そうだな……セリス様を妹に、流石に無理な話です」
ミネルバ「それはわかっている、あの子には大切な家族がいるのだから」
マナ「それもありますが、問題はそこでは無いんです」
ユリア「セリス様は妹にはなれません、セリス様は……男性ですから」
ミネルバ「は?」
ラナ「混乱するのも無理はない……確かに可愛いらしいお方だが、あの方は、歴とした男性だ」
ミネルバ「え……な……?」

 混乱しながら色々考える、だがその内に脳裏に浮かぶものがあった。
 大元はとある事情から此方からの依頼で雇った彼だが、形式として履歴書は書いて貰っていた。
 その履歴書の性別欄……よくよく思い出せば男性に○がついていた。それにそのため始めは男性用の制服が支給されてたのだ、それが変わったのはいつの頃からか……
 ………思い出した、丁度その頃、エストがおふざけで可愛らしい彼に女性用の制服を着せたのだ。
 そしてその頃に店を視察し彼と顔を会わせたため勘違いしてしまいそのまま続いてしまったのだ。
 そのように考えが纏まってきた頃……

299 :姫王子攻略作戦・始動の時2/2:2017/10/15(日) 00:04:18.60 ID:m7S3TlCQ.net
ユリア「気持ちは落ち着かれましたか?」
ミネルバ「待っていてくれたのか」
ラナ「あの方の性別を知った者は大抵混乱するか貴女の様によくよく記憶を探るか、或いは頑なに現実を認めぬ愚か者も多くいる」
ミネルバ「成程……取り敢えず纏める時間をくれたことを感謝する」
マナ「いいえ、それでそれを知っての結論は出ましたか?」
ミネルバ「そうだな……」

 目を閉じ再び考える、彼女……いや、彼が男性と言うことは確かに驚いた。
 だが、それが彼の見方を変える理由になるだろうか?……いやない。
 彼が素直で優しく、働き者で気遣いもできる可愛らしい少年……いや、言ってしまおう、マリアとはまた別の天使であることには変わりが無いのだ。

ミネルバ(………あれ?)

 そしてそれを自覚した途端生まれた想い……再び思い出す。
 笑顔で働く彼、お客にナンパされ赤面し戸惑い、それでも一生懸命対応しようとする彼、そして疲れ、荒む自分に気遣ってくれる彼。
 そんな彼の姿を思いだし考えていくうちに自身の胸が暖かくなる、同時に顔が熱くなっていくのを自覚した。

ミネルバ「こ……これは……この感じは……///」
ユリア「ミネルバさん……やはり、貴女も、セリス様を?」
ミネルバ「そ……そんな……」

 信じられない思いが強い、先程彼の性別を自覚したばかりなのだ。
 今まで妹扱いしていた、そんな相手に?自分は、そんなチョロい女だっただろうか?

ラナ「無理もありません、突然のことでしょうから」
マナ「それでも、その想いは、私達は自然だと思いますよ?」
ミネルバ「そ、そうなのか?」
マナ「はい、今までセリス様を妹にしたいと思っていた……それは自分のものにしたい思いがあったのですよね」
ミネルバ「そ、そうだな」
マナ「それが男性相手に変わったならば……それは弟扱いに変わるか、その想いが好意に変わるかだと、私は思います」
ミネルバ「そうか……だが、事実なのだろうな、私は、あの子が、好きだ」

ユリア「……やはり、大人としての余裕でしょうか?
    素直に、想いを出せるのですね」
ミネルバ「む……それは、君達も?」
マナ「はい、私達も、セリス様をお慕いしております……しかし……」
ラナ「あの方を前にするとちゃんと想いが出せずに……そのためあの方からは友達としてのまま進展できませんでした」
ユリア「その結果、以前はお互いで争う事も多く、その間に、私の兄の方がセリス様に近かった程です」
ミネルバ「成程………それで、何故それを私に聞かせるんだ?」
ユリア「お願いです……私達と共に、あの方への想いを伝えて下さい」
ミネルバ「………何故だ?君達にとってみれば私はライバルだろう?」
ラナ「先程話した様に争うだけでは最早不毛な段階に来ています。
   私達もそこから脱却するつもりであの方に想いを伝えようと思っていました。
   その際、貴女の噂を聞いたのです、そして、できるなら、共に伝えられるよう、話をさせて頂いた次第です」
ミネルバ「そうだったのか……………好きな人を共有する……か、マリアも、こんな気持ちだったんだな」
マナ「やはり……ダメ……ですか?」
ミネルバ「いや、すまない、しっかり考えていたんだ……
     君達の提案、受けよう、私も、君達と共に、あの子への想いを伝えよう」
ユリア「い………良いのですか!?」
ミネルバ「ああ、今回君達と話し合って、君達となら、あの子を共に愛しても良いと思った。だから、これからもよろしくたのむ、ユリア、ラナ、マナ」
ラナ「あ、ありがとうございます」
マナ「ありがとうございます、ミネルバ様」
ミネルバ「ああ、そうなると機会だな、近い内にまた彼を食事に誘うとしよう、その際にみんなで告白することで良いか?」
ユリア「は、はい、そこまでして頂いて、ありがとうございます」
ミネルバ「構わない、代わりに君達も、しっかりと伝えるんだぞ」
3人『わかりました』

 想いを留めていた者達が今動き出す。

300 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 00:13:46.88 ID:5sSo5UI3.net
乙乙の乙。
セリカもセリスも今まであまり動きがなかっただけにこの展開はすごく嬉しい。
自分たちのペースでゆっくり幸せを掴んでほしい。
この2人がもつのほほんとした雰囲気に癒される。書き手さんありがとう。

301 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 00:13:47.76 ID:XIgkEFCA.net
ついに……ついにセリスキターッ!!(歓喜
長らくマナより出番がなかったユリアラナがとうとう手を取ったー!

セリスもセリカも、これからどうなるか!


リーフ「僕もそろそr(除草剤

302 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 00:25:36.77 ID:XIgkEFCA.net
竜族の血を飲んだ戦士が聖戦士になったなら、神竜や魔竜やその他複数の体液(意味深)を取り込んでいる覇王の子孫は、凄まじい成長補正を受けるのではあるまいか……なんてふと思う今日この頃

サラ「ディープなキスとか、あとクンn
ンン「言わせませんです」
サラ「…ンンもされてるくせに」
ンン「何を暴露してくれてますですか!?」


代理投下

子孫の補正もだけど、覇王自身もマムクートの唾液及び甘露()で夜毎強化されてそうな予感

303 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 00:46:57.40 ID:XIgkEFCA.net
>>298-299に便乗

サラ「え!? セリス義姉様の方も動いた!?」
メイドX「はい。竜王家メイドが、ユリア様がミネルバ様を呼び出された件を噂しており、調査したところ」
サラ「あの3人が……特に、ユリアとラナが手を組むなんてね……。
   周りがどんどん先に行って、覚悟を決めたのかしら」
メイドX「おそらくは。……ファ様や、同じ争い合う状況だったソフィーヤ様、ニニアン様の進展も大きいかと」
サラ「何にせよ、この機を逃す手はないわね。不安要素は全て排除しなさい。
   告白当日にユリウスがフォレオと会うよう調整を急いで。リーフがミネルバ目当てで近付いたら、実力行使で構わないわ」
メイドX「武装及びスキルの制限は、如何いたしますか?」
サラ「当然、無制限よ。錬成クリスナイフ四牙蛇毒死の吐息滅殺、全て許すわ。
   失敗は再訓練、と総員に周知しておきなさい」
メイドX「全力を以て任務完遂いたします!」

304 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 01:53:25.68 ID:jB9FDktk.net
あちこちに動きが出たので意外なこの人を動かしてみる


リーフ「ああ……こうして何も無いのは僕ばかりだなんて…」

葉は悶々としながら一縷の望みにかけてナンパしようと街を徘徊していた。
そしてフラれること100人を超えた。精神的にタフな葉っぱでもさすがに堪える。
でもめげずに精神を立て直し…そして前の方を歩いていた女子三人連れにナンパしようと駆け出した。
焦っていたためか相手が誰か確かめもしないうちに…
そして…

バナナの皮を踏んでつんのめって図らずもダイブしてしまい……
センター歩いてた娘のお尻に顔を埋めてしまったばかりか両脇の二人の尻までとっさに掴んでしまった
つんのめって突っ込んだのは純粋に事故だったが掴んでしまったあとに揉んだり頬を擦り付けたのはどさくさ紛れ&本能である。
リーフ「ごめんっ、バナナがすべて悪いんだ。ところでこれも何かの縁だし、僕とお茶でも…」

顔を上げた彼が見たのは…
振り向くジェミーとベルカとピエリだった……
葉っぱ被害担当だったりアンチ葉っぱトリオとでもいうべき連中だ。
特に真ん中歩いてて尻に顔突っ込まれたジェミーはこめかみに血管浮かべてる。
尻揉まれたベルカとピエリも傍目にもわかるくらいお怒りだが。

ジェミー「……どーやら命がいらねーようね…」
ベルカ「葉っぱは…殺す…!」
ピエリ「ぐさーっとしてどばーってしちゃうのよ!」
リーフ「え…ちょっと待って!?なんで君らつるんでるのさ!?」
ジェミー「偶然知り合ってあんたの悪口で盛り上がったらなんか気が合ったし」
ベルカ「葉っぱ対策で協力できる。カミラ様には近づけさせない」
リーフ「それにせっかくのラキスケなのに貧乳だなんてないよ!ひどいや!
     あ、でもピエリはお胸ふかふかだよね。是非触らせてハァハァ」
ピエリ「き、キモいのー!?」
ジェミー「テメー!人にセクハラかましといてそゆこと言う!?」
ベルカ「………これほどの怒りを私は知らない」

よくも悪くも本音が全て出てしまう葉っぱはいらん事言って三人からリンチされた。
殺し屋と悪役不良虐めっ子とシリアルキラー
そのリンチは凄惨を極めたという。

コノヒトデナシー

アンチ葉っぱ三人娘でござったの巻

305 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 02:17:24.37 ID:u6uoSUjo.net
>>304
ミンチよりひでぇや……と書いた直後、脳裏に、ウゴウゴと再生する挽き肉葉っぱがががががが(SAN値減

306 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 03:50:53.11 ID:XIgkEFCA.net
レヴィティルアゼティルレクティル以外認めん方はスルーしてください
クロティルアーティル派の方は、縛りプレイ頑張ってください


フィン「リーフ様……流石に、近頃の言動は目に余ります」
リーフ「……分かってる……分かってるよ……でもどうしたらいいか……。
    なんて、独り身仲間のフィンに愚痴っても、仕方ないか……」
フィン「実は……これまで黙っていましたが……」
リーフ「へ? も、もしかして……。
    いやいやいや、ラケシス義姉さんはシグルド兄さんに嫁いだし……まさかエーディンさんの逆ハーレムに!?」
フィン「いえ……ティルテュです」
リーフ「うぇぇぇぇ!?! え、これまで十年間、アーサーとティニーの母親とはネタにされても旦那不明だったティルテュさん!?
    て言うかいいの!? 聖戦カプ論争は地獄だよ!?」
フィン「筆者曰く、長年触れられなかった部分なので、突貫することにしたそうです」
リーフ「命知らずな!?」
フィン「リーフ様には言われたくないと思いますよ。
    何でも、『紋章町のフィンって後半かトラ7のイメージだし、アーサーたちの父親でも年齢合いそう』だとか」
リーフ「って言うか、何で別れたのさ? あ、ごめん! またデリカシーない発言を……!」
フィン「……いえ、大丈夫です。……キュアン様×私の執筆協力を拒んだ結果、フリージ家から追放を……」
リーフ「腐リージ怖っ!?!
    ん……? 待てよ……『アーサーたちの父親』ってことは……」
フィン「はい。ティニーも私の娘です。父としては会えませんが」
リーフ「重いよ……紋章町にあるまじき重さだよ……」
フィン「ですので、私としては、アルムさんに嫁いだジャンヌはともかく、ナンナや、娘であるティニー、そして彼女たちと仲の良いミランダと、せめて誠実に向き合っていただきたいのです」
リーフ「う……。だけど、僕なんか、彼女たちには……」
フィン「それを決めるのは、リーフ様ではありません。
    想いに応えろと強制はいたしません。ですがどうか、目を背けることはないよう、お願い致します」
リーフ「…………フィンはいいの? もしティニーを選んだら、僕、義理の息子だよ?」
フィン「何度も申し上げた通り、私も、貴方の良さを知る者と自負しております」
リーフ「はぁ……そうだね……そうだった……」


リーフ「ちなみに、ティルテュさんとの馴れ初めは?」
フィン「海賊に襲われていたところを助け、家出中とのことでお世話していたら、その3日後に……」
リーフ「妬ましいほどラブロマンスッ!!」
フィン「アーサーがまだ幼い頃、ティルテュは実家に連れ戻され、私は追放されました……。
    せめて、ティニーが生まれる時には、立ち会いたかったですね……」
リーフ「……妬ましいとか言って、本当に、ごめんなさい……」

307 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 08:02:19.43 ID:rPvX56Ep.net
ブルーム「な…なぁ…ワシ、思うんだけど。ティルテュとフィンの事、許してやっても…」
ヒルダ「あんた…今まで何冊BLの題材になったっけ?」
ブルーム「ん?…最初のがワシが11歳の時、仲良しのドズル家のダナン相手のを母上に描かれたのだったから…今まで…いちいち数えてないがコピー本入れると1000冊超えるんじゃないか?」
ヒルダ「レプトール義父上は幼年から老齢まで数えきれず…アーサーだってアミッドだって文句ひとつ言わずネタになってる…あいつだけイヤだなんて我儘、許されるはずないだろう!」
ブルーム「そ、そりゃそうだが…」
ヒルダ「わかったらさっさとトーンでも張りな!」
ブルーム「……はい……」

308 :凍った歯車に落ちる雷 1/2:2017/10/15(日) 08:19:59.19 ID:XIgkEFCA.net
ちょっと>>307さんとネタ被りましたが


 ティルテュ母様は、まるで幼い子供のようだ。
 私が覚えている限り、最も古い記憶の中でも、変わらない。

 まるで、ずっとずっと、時が、心の歯車が、凍り付いてしまっているよう。

「ふんふんふふ〜ん♪」
「お絵描きですか、ティルテュ母様?」
「うん! 見て見て! おとーさんだよ!」
 無邪気に、子供のようにクレヨンで描いた絵を私に見せる母様。
 そこに描かれていたのは、おそらく母様と、小さな兄様と私、そして、もう1人。
「お父さん……? いえ、でも、レプトールお祖父様には……」
 青い髪と瞳の青年。
 母様の父親なら、お祖父様のはずなのに、描かれたその人物は、まったくの別人。
「ティルテュ! あんた、また下らないものを!」
「ひっ!」
「ヒルダおば様?」
 またしても不可解なこと。
 その絵を見た途端、普段は母様を放置しているおば様が、怒鳴り声をあげて絵を奪い取った。
「…………私の、お父様、なんですか?」
「……チッ」
 そして、ずっと疑問だったこと。
 私は、父親の顔も名前も知らない。
 その話題を口にすると、いつだっておば様たちが不機嫌になるから、聞かずにいたけれど。
「うん! フィンがアーサーとティニーのおとーさん!」
「…………フィンさん、が……?」
 今、目の前に、その答えがある。
 手を伸ばせば、すぐ届くところに。
「……どうするつもりだい、ティニー」
「……フィンさんに、会ってみます」
「会ってどうするんだい。あの男はフリージ家に入ることを拒んだんだ。
 恋人と子供と、まだお腹にいたあんたを、主君への忠義とやらと天秤にかけて、忠義を取ったんだよ」
 忠義を選んでフリージを拒んだ……。
 こう言うと、何だかフィンさんにキュアンさんを殺させようとしたみたいに聞こえるけど……。

309 :凍った歯車に落ちる雷 2/2:2017/10/15(日) 08:21:03.96 ID:XIgkEFCA.net
「えっと……同人誌を描かなかった、ってことですか?」
「そうだよ。製作に携わらず、エピソードの提供だけで良い、とまで妥協したのに、それも拒否しやがった!」
 うーん……どうなんだろう……。
 正直、生粋のフリージ育ちである私には、感性が違いすぎて、何が嫌かも分からない問題だ。
 アーサー兄様にも分からないだろう。セティ×アーサーとかのアシスタントでも、頼めばしてくれるし。リバも可。
 流石に、アーサー総受けはちょっと嫌そうだったけど。それでもトーンは貼ってくれたけど。
「とにかく、1度、娘として会ってみます。
 フィンさんがそれも拒絶するのなら、諦めます」
「……会って、その後は?」
「話を、したいです」
 具体的に何を、と聞かれたら、分からない。でも、話してみたい。話だけでも、させてほしい。
 そう思って、フィンさんに連絡を取ろうとした、その時。

「フィンに……会えるの……?」

 その言葉を発したのが誰か、私には分からなかった。

「ヒルダ義姉様。フィンと会って、良いの?」
「…………なんだい……十何年かぶりにマトモに喋ったと思えば……」
「え……ティルテュ、母様……?」
 目に、確かな光を宿した、見たこともない、いや、今まで私に見せたことのない表情の、母様。

「行っちまいな。……ティニーはフリージに残ってもらうが、あんたは唯の無駄飯食らいだ。
 もしもあの男が、とっくに別れた昔の女を養ってくれるってんなら、くれてやるさ。うちの男どもには、私から言っとくよ」
「……ありがとう、ヒルダ義姉様」

 凍っていた歯車が、回り出す。

310 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 13:27:15.60 ID:XoQVC9H4.net
セティの対リーフ逆転、ティニーと結ばれるための道

BLのネタになることを受け入れる 支援 C → B
BLのアシスタントをする 支援 B → A
ネタのため実際誰かとホモる 支援 A → S

311 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 16:40:36.82 ID:jIFTKRLz.net
その支援S、ホモった相手と点灯してるんじゃ……

312 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 17:27:13.26 ID:EMmJjnhC.net
>>302

ノノ「お兄ちゃんと唾液交換なら毎日やってるけどなあ」
ンン「もっとましな言い方はないのですか…」
イドゥン「エフラムのキスは…情熱的…」
ソフィーヤ「…とけちゃい…ます」
ミルラ「じゃあ…私たちがもっと…い、色々した方がお兄ちゃんのためになるってことでしょうか?」
大人チキ「胸ならいつも吸われてるんだけど…」
チキ「うん…あとキスとかの他に…な、舐めてもらったりとか」
ノノ「ノノは舐めるのも吸うのもしてあげる方が好k」
ンン「やめれなのです」
ファ「ファもお姉ちゃんたちみたいにもっとお兄ちゃんを喜ばせたいなあ。もっと上手にごっくn」
ンン「英才教育の成果がぁ!です!」

ベロア「竜でなくて獣の場合はどうなるのでしょうか?」
キヌ「さあ…アタシも…べろちゅーは毎日してるけど…さ」
ベロア「他にも…この前私がエフラムさんの上になったときに、我慢できなかったキヌがエフラムさんの顔に」
キヌ「わー!ちょ!?やめて!」

313 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 17:53:45.09 ID:GbGXOuib.net
サクラ「りゅ、竜や獣の因子を持つ方は、激しいですね……」
カザハナ「それサクラが言う? あ、そっか、サクラも竜の血を受け継いで……」
ミタマ「本当に関係があるかも知れませんわね」
サクラ「ミタマさんだって、色欲組なんて言われているじゃないですか!?」
ミタマ「わたくしは、単純に好きなだけですわ」
カザハナ「堂々と言い切った!?」

314 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 17:54:56.10 ID:GbGXOuib.net
歯車に 雷落ちて モーターに

モーターにはコイルとか磁石とかが必要? 細かいことは気にしない!
高速回転で押し進める! 自重は無い!


ティルテュ「フィーンーッ!!」
フィン「ティルテュ!?」
ティルテュ「フィンー! フィンフィンフィンフィーンーッッ!!!」
フィン「えーっと、ティルテュ、状況の説明……は、無理そうだから、申し訳ないが、頼めるかな、アーサー、ティニー」
アーサー「……そうですね」
ティニー「はい、お話させていただきますね……父様」
フィン「っ!? ……いや、そうか……。知ったんだね」
ティルテュ「ふぃん〜」
フィン「うん、ティルテュ、抱きついたままで良いから、少し静かにしていてくれるかい?」
ティルテュ「フィンフィン?」
フィン「ああ、離れろなんて言わないから」
ティルテュ「フィン!」
アーサー「すげぇ、会話が成立してる」
ティニー「やっぱり、父様が私たちの父様なんですね」
フィン「そこで判断されてもね……。一先ず、このままだと、喫茶店で話を、という訳にもいかないだろう。私の家に来てもらえるかい?」
アーサー「まあ……そういうことなら……」

  一行、レンスターへ

ティルテュ「フィンの家だー! 久しぶりー!」
フィン「狭いところですまないな」
ティニー「あ、いえ、お気になさらず」
アーサー「母さん……即行で寝室に行っちまったぞ……」
フィン「ティルテュはしばらく寝ていると思うから、こっちはこっちで話をしようか……と言っても、何から話すかな……」
ティニー「では……ヒルダおば様からの伝言を……」
フィン「…………頼む」
ティニー「ティルテュ母様については、父様に任せる、と」
アーサー「俺とティニーは、フリージに残るように言われた」
フィン「そうか……分かった。ティルテュのことは、私が責任を持つ」
ティニー「……父様は、母様を愛しておられるのですね……」
フィン「そうだね。君たちからすれば、捨てたくせに何を、と思うだろうが、私は今も昔も、彼女と君たちを愛している」
アーサー「……っ、だったら! どうして……!」
ティニー「父様にとって、それほどまでにフリージは受け入れ難かったのですか?」
フィン「……私がそういう対象に描かれるだけであれば、目を瞑ることはできた。
    トラバントだろうとロプトマージだろうと、好きに描いて構わない」
ティニー「トラバント×フィン……鬼畜調教すれ違い純愛……湧きました」
アーサー「今ちょっと自重しようか?」
フィン「しかし、私が語った主君との思い出を、そういったモノとして描かれることだけは……絶対に認められなかった」
アーサー「……その結果、俺たちを捨てることになっても、か」
フィン「そうだ。だから、アーサーが私を父親と認めないなら、それはアーサーの自由だ」
ティニー「兄様……? そうなんですか?」
アーサー「…………俺は、父親が誰なのか、知っていた」
ティニー「え!?」
フィン「やはりか……占い屋かい?」
アーサー「ああ。だけど、あんたが名乗り出ないなら、母さんとティニーがあんたに会いに行くなんて言わなきゃ、来るつもりはなかったよ」
ティニー「兄様……」
フィン「……私に育てられた覚えはない、と思うだろうが、母と妹を大切にする男になってくれて、嬉しく思うよ」
アーサー「…………ふん……」
ティニー「……父様……私、父様のお話が聞きたいです。母様と出会った時のことや、今日までのことを……」
フィン「……ああ。私も、君たち……いや、お前たちがこれまでどう過ごしてきたのか、聞きたい」
アーサー「…………そのくらいなら、な」
ティニー「はい……! たくさん、お話しましょう……!」

315 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 17:55:18.61 ID:GbGXOuib.net
「ふわぁ……おはよぉ……」
「もう夕飯の時間だよ、ティルテュ」
 とっくに日が沈み、辺りが暗くなった頃、少女ーーにしか見えない二児の母が、ようやく起き出した。
「アーサーとティニーは?」
「フリージに帰ったよ。あの子たちは、フリージ家の者だからね」
「そっか……ねえ、フィン?」
 ベッドから上体を起こしたティルテュがフィンの腕を引き、その頭を胸に抱き締める。
「寂しかったら、泣いて良いんだよ?」
 慈愛に満ちたその表情は、さながら聖母のように。
「……寂しいはずがない。初めてあの子たちと、親子として会話できて、今こうしてティルテュと一緒に居る」
「でも、あの子たちはこっちに残れなかった……やっと会えたのに……ごめんね……」
「…………ティルテュが謝ることじゃない」
「うん……それでも、ごめん……」
 言葉は少なく、ただ抱き合うだけの時間が、十五年間の二人の空白に染み渡る。


「……温め直したが、やはり出来立ての方が良かったかな」
「んー! それでも美味しーよ! フィンって料理もできるんだね!」
「独り暮らしの手慰みだよ」
「美味しいから何でもオーケー!」
 ずっと独りだった食卓に、十五年ぶりに、二人の声が響く。
「あ、でも……今度から、フィンが仕事の日は私が作らなきゃなんだ……練習しよ……」
「今まで自分で作っていたから、二人分作るだけなら私が……」
「ダメダメ! 私はフィンの奥さんなんだから! ね!」
「……そうだね……お願いしようかな」
「よーし! がんばるよー!」

 氷を溶かした歯車は、雷を帯びて、勢い良く回る回る。

「あ、そうだ! ご飯作りも大事だけど、せっかくまた一緒に居られるんだから、三人目の子供も作りたい!」
「ブハッ!?」
「食べ終わったら、コンビニでEドリンクっていうの買いに行こ!」
「…………ああうん……こうなったティルテュは止められない、か……」

 停滞も空白も巻き込んで、超高速で回り出す。

316 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 18:50:57.71 ID:XoQVC9H4.net
シグルド「50ターン以内にシャガール倒してシルベールまでは攻略せんといかんな。スキルは追撃祈り怒りか…」
アーダン「いいじゃないッスか。そういう無味乾燥な事は。愛があればいいですよ」
シグルド「そうだったそうだったついクセで…どうだアーダンお前の方は?」
アーダン「漢アーダン!一世一代の決心です。次のデートでプロポーズを!」
シグルド「そうか…うん、お前はいい男だ。セシリア先生とうまくいくよう祈ってるぞ」


サザ「まさかの涙目グリーンから幸せになるカプが誕生しそうなんよ」
ウォルト「いいじゃないですか。いつまでも涙目ではいられませんし」
セティ「彼らの前途を祈って…カンパイといこう…」

317 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 19:24:26.47 ID:GbGXOuib.net
セリス「物理系父でも追撃があれば、ティニーは自前で連続取れて魔力はそれなりだから、問題はアーサーの運用かな。
    幸運の回避率とそこそこの力を活かして、怒り状態で相手に合わせて魔法と剣を使えば……できればマジックリングが欲しいなぁ。
    祈りは使いどころが難しくて……」
オイフェ「戦略はよろしいのですが、セリス様は、誰か女性との話などはありますかな?」
セリス「僕? うーん、何かね、ミネルバさんがまた食事に誘ってくれたよ! ユリアとラナとマナも来るんだって!」
オイフェ「ほう……それはそれは……」
セリス「せっかくだし、ユリウスも、って思ったんだけど、用事があるらしくて……」
オイフェ「なるほど。では、紳士として女性4人をエスコートなさらねばなりませんな」
セリス「うぅ……できるかなぁ……」
オイフェ「それもまた、男子の務めですよ」
セリス「男子の……男らしさ……うん! 頑張るよ!」

オイフェ(ユリウス殿の用事……間違いなく、暗躍している者らが居るのでしょうが……。
     セリス様たちに害が無いのであれば、黙認しましょう)


アー様がんばれ、超がんばれ
セティは生命力以外ほぼ全ての面で葉っぱに勝ってるのに、どうして勝つビジョンが見えないんだろう……

318 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 20:00:07.87 ID:XoQVC9H4.net
ヴァネッサ「世の中にはダメんずウォーカーという人種がいるのです。ダメ人間や変態に萌えてしまい立派な人、かっこいい人、優れた人には食指がそそられない人々です。
       その観点からはセティさんは不利です。ステラさんやナンナさんたちからは私と似たオーラを感じるようなそんな気が」
ナンナ「い、いえ!?たしかにリーフ様はダメですけどいいところもあるんですから!?」

対決 三人娘対アンチ葉っぱトリオ

学校の校舎裏。
不良がタバコ吸ったり喧嘩したり、カップルがこっそりイチャつく定番スポット。
そこで6人の少女がにらみ合っていた。
ナンナ、ミランダ、ティニーとジェミー、ベルカ、ピエリである。
一触即発のこの空気。なぜこうなったか?

319 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 20:02:04.77 ID:XoQVC9H4.net
それはジェミーたちがリーフをボコボコミンチにしていたためである。
それならいつも自業自得と三人娘も気にしない…むしろ率先して制裁するのだが。
だが凶悪なジェミーや残虐なピエリやターゲットには冷酷なベルカのはちょいとやりすぎじゃね?とさすがに思ったために止めに入り、
その結果…
ジェミー「はぁ?こんなゴミ虫庇うつもり?」
ミランダ「り、リーフは変態だけどゴミ虫じゃないわ!葉っぱよ!」
ジェミー「…あんたさぁ…こいつの事好きだって評判よ。ゲッロ、趣味最悪、頭沸いてるんじゃねーの?」
ミランダ「な、なによ無礼者ーっ!不良!底辺!あんたなんかに何がわかるってのよ!」
ジェミー「なんだとコラー!」

売り言葉に買い言葉。
短気な二人はたちまち大喧嘩をはじめ…そしてトコトンやったろうと校舎裏と相成った。
なお、原因のリーフはぼろ雑巾にされたまま忘れ去られて放置である。コノヒトデナシー

ティニー「さて、このままボコり合うのもいいのですが…勝負方法!交互にリーフ様のいいところと悪いところをぶつけあい、
      ネタ切れた方の負けです」
ミランダ「ちょっと!?そんなルールだったらこっちが不利でしょ!?正直リーフは欠点まみれなんだから」
ナンナ「何を言うんですか。そこもまた愛しいと思えば長所」
ベルカ「なんでもいい。早く始める」
ピエリ「ふふー、とことん受けてやるのよー!」

ナンナ「じゃあ私から……お優しい!」
ジェミー「キモい」
ミランダ「え、えっと…器用」
ベルカ「器用貧乏」
ミランダ「カウンターすんな!」
ティニー「画力があります。トーンも晴れます」
ピエリ「自家発電ばっかしててイカ臭いの」
ナンナ「なんかほっとけない!」
ジェミー「最悪の変態じゃん」
ミランダ「んーっ…つ、使える武器が多い!」
ベルカ「神器使えない」
ミランダ「使えない奴の方が多いわ!」
ティニー「ドMです。根は受けです。掘られる方ですハァハァ」
ピエリ「それ…長所なの?デリカシー皆無でずけずけ人を傷つけるの」
ナンナ「側にいるだけでドキドキします」
ジェミー「そんなのお前だけだボケ!んーっと、童貞!」
ミランダ「す、スキルは攻撃的でけっこういい感じ…!」
ベルカ「指揮官のくせして指揮レベル0。星2つはアウグストとドリアス効果。二人ともいない時は0の無能指揮官」
ティニー「ポークピッツです。これすなわち楽に受け入れる事が可能です」
ピエリ「…欠点なの!それ欠点なの!ラズワルドのもそんなに大きくないけど!」
5人「「「「「え」」」」」
ジェミー「あ…あんた…経験済み?」
ピエリ「なの/////」
ジェミー「う、うっそ…こんなガキっぽいのに…」
ベルカ「経験なら私も。カミラ様と」
ミランダ「そっちのグループじゃあんた一人だけ未体験のようね。やーいガキ」
ジェミー「う、うるせー!!!そっちは全員ガキでしょうが!この処女!」
ティニー「童貞っていうとネガティブなイメージ強いですし男性のプライド割りますけど処女はそうでもないですよね」
ナンナ「リーフ様に差し上げたいしリーフ様の童貞もほしいです」
ミランダ「さらっと何言ってんの!?」
ベルカ「植物相手に胞子まいて交合したのは童貞喪失のうちに入る?」
ミランダ「知らんわ!?」

対決はうやむやになり、6人はリーフという奇っ怪な人物の不可思議な生態に思いを巡らせつつ帰るのだった。

320 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 20:32:15.10 ID:3W6b7tIU.net
>>314便乗です。

アーサー「……………」
フィー「どうしたの、 アーサー、随分落ち込んで」
アーサー「フィー……何でも……無いよ」
フィー「そんな筈無いじゃない、明らかに落ち込んでるわ……
    私じゃ、力になれないかな?」
アーサー「フィー……実はさ……」


フィー「……そうなんだ、まさか、アーサーのお父さんがフィンさんだったなんて、それで……」
アーサー「俺はあの人が、ずっと身勝手に母さんや俺達を捨てたって思ってた。
     でも……会いに行って知った、家の仕来たりと、あの人の守りたいもの、そして、俺達家族、それを秤にかけて、必死で悩んでいた事。
     そして、母さんは解ってたんだ、それでも家族を愛してくれてた事……
     それを目の当たりにしたら、俺はこれからどうすれば良いのかなって……」
フィー「……………」ギュ
アーサー「フィー?」
フィー「あのね、私の家、私が小さいうちに両親がいなくなって、それから私達を育ててくれたの、レヴィンお兄ちゃんだったの
    信じられないけど、あの頃のお兄ちゃん、凄く厳しくってね、私、レヴィンお兄ちゃんが、苦手だったの」
アーサー「……………」
フィー「私がお兄ちゃんに怒られて泣いてると、セティお兄ちゃんが慰めてくれたの。
    でも、ある時堪りかねて言っちゃったんだ
   『いつも怒るレヴィンお兄ちゃんなんて嫌、セティお兄ちゃんしかいらない!』
    ってね……その時、レヴィンお兄ちゃん、泣きそうになってるの見えたの……それから、セティお兄ちゃんが言ってくれたんだ」

セティ『兄さんは厳しいけど、それは僕達が立派に生きられる様になって欲しいからなんだよ。
    解り難くても、ちゃんと、愛してくれてるんだよ、僕達は、家族なんだから』

アーサー「家族……か」
フィー「それからセティお兄ちゃんはそれを証明するように頑張って、学生をしながらも会社を継いだの。
    ただそれから気が抜けちゃったらしくってレヴィンお兄ちゃんああなっちゃってね。
    その変化には流石にびっくりしちゃった。でも、厳しくてもしっかり育ててくれたレヴィンお兄ちゃんと、涙目でも必死で頑張ってるセティお兄ちゃんには感謝してるんだ」
アーサー「そうなんだ……ありがとうな、フィー、お陰で色々吹っ切れたよ」
フィー「そう?」
アーサー「ああ、そうだな、母さんが父さんの元に行ったいま、俺が兄としてティニーを守らないと。
     こんなところでウジウジしてられないよな」
フィー「そうそう、そんな底抜けに明るくてシスコンな方がアーサーらしいよ」
アーサー「シスコンって……まぁティニーは大切だから仕方ないけど、でもフィーも俺にとっては大事だぜ」
フィー「もぅ……でもありがとう」
アーサー「さしあたってそれからすべきは」

リーフ「今日はいい天気だよ、絶好のナンパ日和だ、待っててね僕のお嫁さんとなる巨乳さん達♪」

アーサー「兄として、今後ティニーを泣かせる筆頭をぶちのめしに行こうか」
フィー「やれやれ、でも、女として許せる言動じゃ無いから、私も手伝うよ」

コノヒトデナシー!!!

フィー(取り敢えず葉っぱはBL完全否定派みたいだし、理解を示せれば、可能性あるかもよ? セティお兄ちゃん……)

321 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 21:31:16.99 ID:ug6DPiVt.net
アーサーは良い兄ちゃんだなぁ……なのに妹をこんなんに書いてすまない
でも、アーサーならこんなティニーでも愛してくれる、きっと


ティニー「あ、そうです。みんなにも話しておかないと……」
ミランダ「話?」
ナンナ 「何かあったの?」
ティニー「私事ですが、父様ーーフィン父様が私と兄様の父親ということが分かりました。母様は今、父様の家に住まれています」
ミランダ「ブーッ!?!」
ナンナ 「突然の爆弾発言!? え、父親? フィンさんが、ティニーの?」
ティニー「私もびっくりしました」
ミランダ「ゲホッゲホッ……驚きすぎてお茶吹いたわ!」
ナンナ 「はい、ハンカチ」
ミランダ「ありがと……。で、何で急にそんな話が?」
ティニー「つい先日、色々とありまして……」
ナンナ 「その『色々』の結果、ティルテュさんがフィンさんの家に住むように?」
ティニー「はい。翌日、改めて挨拶に行ったところ、Eドリンクってスゴいね! と言っていました」
ミランダ「娘にんな話するな母親ぁっ!?!」
ナンナ 「フリーダムだわ……」
ティニー「近いうちに弟か妹が生まれるかも知れません。
     今構想中の父様×兄様本と、どっちが先になるでしょうか……」
ミランダ「あんたも業が深すぎるわ!?」
ティニー「私には見せないツンツンした態度を取る兄様を見て、つい受けに……。母様から、父様の勇者の槍について、詳しく教えてもらえますし」
ミランダ「母娘揃ってフリーダム&クレイジーね……」
ナンナ 「フィンさん、振り回されすぎて倒れないかしら……」
ティニー「出会って三日で母様に押し倒され、実家に連れ戻されて十五年間会えなくても愛しておられた父様ですから、大丈夫です、きっと」
ミランダ「ダイジェストがカオス!?」
ナンナ 「もう振り回され慣れているんですね、フィンさん……」

322 :助けて!名無しさん!:2017/10/15(日) 23:40:10.32 ID:ug6DPiVt.net
キュアン「うぉっしゃー! 宴だ宴だー!」
エスリン「フィンが……何年も『もう再婚していいんじゃない?』って言い続けても絶対にしなかった、あのフィンが……!」
キュアン「シグルド! エルトシャン! お前らも飲め! 飲め!」
シグルド「もう飲んでるよ」
エルトシャン「キュアン夫婦の盛り上がりが、凄まじいな」
グラーニェ「お二人のフィン殿に関する逸話は、レンスターでも有名ですから」
ラケシス「そうなのですか?」
グラーニェ「何年か前、シグルド様が冤罪で解雇されかけた際、『党の全てをフィンに預ける』と言って駆け付けたこととか」
シグルド「その節は本当にお世話になりました」
エルトシャン「俺のところに、『妹をフィンにくれ!』と言いにきたこともあったな」
シグルド「何故か周囲が、フィン派とベオウルフ派に別れて騒動になったっけ」
グラーニェ「ラケシス様の『兄様のような人でなければ好きになれないわ』発言で終息したんですよね」
ラケシス「…………話が脱線しています。今は、フィンについてでしょう?」
キュアン「そうなんだよ! そんなフィンが、まだ十五、六才の時に、事情により籍は入れられませんが、ってティルテュを紹介に来て!」
エスリン「あ、私がまだシグルド兄さんと遊んでた頃の話ね! 聞きたい!」
シグルド「エスリン? ちょっと飲み過ぎだよ?」
キュアン「アーサーが生まれて、幸せそうで良かったなー、って思ってたのに……! なのに……! フリージがぁぁぁぁっ!!」
エルトシャン「キュアン、お前も飲み過ぎだ」
キュアン「お前の幸せのためなら俺のホモ本くらい何百万冊描かれても良いわぁーっ!!! なに絶縁されてんだテメェッ!!
     たとえキュアン様の命令でも聞けません、って! お前のその台詞あの時と再婚関係でしか聞いたことないわーっ!! アホーッ!!!」
グラーニェ「……どうしましょう、この酔っ払い」
ラケシス「キュアン様、そのフィンも、今回幸せになれたのですから」
キュアン「う……うぅ……あの時フリージの要求を認めていれば、十五年も待たずに済んだのに……。
     馬鹿野郎……幸せになれバカヤロー……」
エスリン「そうだー! 子と孫と曾孫に囲まれて老衰で死ねバカヤロー!」
シグルド「本当にもう飲むの止めなさい、エスリン」
エルトシャン「おいシグルド。こいつら適当な部屋に放り込むぞ」
ラケシス「でしたら、アイクさんかエフラムさんの部屋が空き部屋になっています。掃除はしているので使えるはずです」
エルトシャン「分かった。ほら行くぞ、キュアン」
シグルド「エスリンも。酒瓶は置いて行って」
キュアン「ばかやろー」
エスリン「ばかやろー」
グラーニェ「エルトシャン様とシグルド様が戻られたら、仕切り直しね」
ラケシス「今の間に、何か軽く摘まめる物を用意してきます」

323 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 00:10:00.87 ID:FODtXx2P.net
グレイド「そうか…フィンがなあ…あいつもやっと…なあ…」
セルフィナ「長い長い年月でしたね…お祝いにシューターに突撃してきます」
グレイド「よしなさい。プレイヤー泣かせの突撃はよしなさい」


ミカヤ「…アイクとエフラムとカムイの部屋が空いてちょっと経つかしら…」
エリンシア「寂しいとお思いですか?」
ミカヤ「んーん、分家たって歩いていけるすぐそこだしね。それほどでもないけど、ただちょっと感慨感じちゃって」
エリンシア「そうですわねえ。三人のお部屋をお掃除してると私もいろいろ思い出されて…」
ミカヤ「そこにいた人を思い出すから空き部屋は感慨深いのよ。私なんて昔住んでたところの様子見に行こうと思わないもの。一人だったしわざわざ見にいってもね」
エリンシア「1万年前の洞窟住居とか竪穴式集落跡地の遺跡でしたかしら。今は歴史遺産として保管されてますわね」
ミカヤ「人んちを学者先生が研究したり監察したりしてるって思うとちょっとくすぐったいわ。ふつーに住んでただけだしね」

324 :少しだけ未来のトリセリ:2017/10/16(月) 00:40:45.62 ID:m2i8KhnR.net
流れ切ってお邪魔します

最後のやり取りが書きたくて書きました
改めて文字にすると、スゲー重いですねコレ


セリカ「一人前になった神官及びシスター等には恋愛と結婚を許す……」
トリスタン「ノーヴァ修道院で落丁していた部分、だったか」
セリカ「よく知ってるわね。読んだの?」
トリスタン「いや、セリカから聞いて覚えていただけだ」
セリカ「……まるで、私が話したことは全部覚えてる、みたいに聞こえるわよ、その台詞」
トリスタン「ん? その通りだが?」
セリカ「ぅぐ……改めて言われると、何か恥ずかしいわね……」
トリスタン「そうか?」
セリカ「そうよ。……それはともかく……えっと、ね……私、自分ではそろそろ一人前になったかな、と……思うのよ」
トリスタン「そうだな。信心深くない俺が言うのも何だが、セリカは立派な神官だと思う」
セリカ「だから……一人前に、なったから……その……」
トリスタン「……もしも、俺の自惚れであれば、笑ってくれて良い」
セリカ「え?」
トリスタン「好きだ、セリカ。お前を愛している」
セリカ「ふえっ!?」
トリスタン「正直、俺がそこまで強くはない……いや、お前よりも弱いことは、自覚している。
      それでも、俺はお前を支え、お前と生きたいと願う」
セリカ「…………人の告白を横取りした上に、一段飛ばしでプロポーズって、ズルい……」
トリスタン「俺にも、惚れた女性に告白させるより告白したいくらいの意地はある」
セリカ「……何よそれ……ほんとに、もう……」
トリスタン「返事を聞かせてくれ」
セリカ「…………私、ずっとアルムが好きで、AKJに加盟していたわよ?」
トリスタン「知っている」
セリカ「ミラ教が絡むと、強引になって暴走するわよ?」
トリスタン「それも含めて、お前だ」
セリカ「子育てとか全然分からなくて、きっと迷惑かけるわよ?」
トリスタン「俺も分からん。一緒に頑張ろう」
セリカ「はあ……本当に……まったくもう……」
トリスタン「お前を見てきた。お前の美点も欠点も知った。
      俺はお前が好きだ」
セリカ「…………健やかなる時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しい時も」
トリスタン「お前を愛し、お前を敬い、お前を慰め、お前を助け、命の日の続く限り、真心を尽くすことを誓おう」
セリカ「……私も、誓います……」


この未来のセリカ娘は、グレはしなくても「父さんはアタシが守ってやるよ」系のファザコンに育つ予感
……あれ? どっちにしろ、母とは喧嘩してそう……喧嘩友達的な?

325 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 01:21:11.41 ID:FODtXx2P.net
兄弟の子供ってどんなやつらだろ、と妄想して書いたネタ思い出した…
ならば便乗、オリキャラ要素含むんで注意

トリセリが結婚して13年後……

セリカ「髪の毛染めるなんて不良みたいな真似ゆるさーん!母さん似の赤毛の何が不満なのよ!」
セリカ娘「以前のネタでそれでキャラ立てたんだからしょーがねーだろ!だいたい兄弟家でまだいない髪色だし貴重だろが!」
セリカ「アイク兄さんとこのエルフィさんとの子供とか金髪でしょ!もうキャラ被るのよ!」
セリカ娘「うるせー!!!細かいこといちいちごちゃごちゃと!」
トリスタン「何を騒いでるんだ?」
セリカ娘「あっ、父さん!…な、なんでもねーよ。それよりさ。今日休みだろ?連れてってほしいとこがあるんだけど」腕ギュッ
セリカ「こらあ!?その腕と腕組んでしがみついていいのは私だけだってば!?娘でもそこだけは譲らないわよ!」
セリカ娘「ちっ…うぜーなー…」
トリスタン「コラ、母さんにそんな口聞いちゃだめだぞ」デコピン
セリカ娘「はぁい…」
セリカ「怒られてやんの。べー」
セリカ娘「ぐぎぎっ!」
トリスタン(セリカも娘相手だとすっかり童心に戻ってしまうな…もう三十路すぎた大人なのだが)
セリカ娘「それより行こうよ父さん。買ってほしいものあるんだ」
トリスタン「あんまり高いものはだめだぞ」
セリカ「もう!そうやって甘やかして!…それに盛り場みたいなとこはガラの悪い人も多いでしょ!トリスタンがボコられたらどうすんのよ!」
セリカ娘「父さんがクソ弱い事くれえ聖戦代替プレイやった奴ならみんな知ってんだろ。心配無いよ。アタシが守ってやるもん。レベルだってンン長男と稽古したり実戦であげたりしてんだから」
トリスタン「……orz」
セリカ「実戦?」
セリカ娘「あっ…やべっ」
セリカ「またあんた街で喧嘩したな!ミラ様は平和を愛する、倒していいのは異教徒だけってあれほど教えたでしょうが!」
セリカ娘「うるせーババア!関係あるか!」
トリスタン「…そこは詳しく。お出かけはとりやめだな。父さんと少し話をしようか」
セリカ娘「う…うぐぐ…はあい…」
セリカ(私にはめちゃくちゃ反発するのにトリスタンには素直なのよね…なんでかしら…orz)

326 :覇王さんの一日〜大人チキといっしょ〜:2017/10/16(月) 01:30:30.09 ID:aOCZIAwT.net
>>302便乗
粗があったらごめんなさい

居間

大人チキ「ねえ、エフラム……ううん、おにいちゃん。今ちょっといい?」
エフラム「ん? どうかしたのか?」
大人チキ「最近、体調面で変わったことはない?」
エフラム「……そうだな。いつもより疲れを感じない、ということはある」
大人チキ「やっぱり、そうなのね」
エフラム「……すまない。説明してくれるか?」
大人チキ「おにいちゃんの体から神聖な気を感じるの……といっても、まだ微弱だけど。
     少なからず、私達が与えている影響はあるみたい」
エフラム「そういえば、そんな話を聞いたことがある。たしか聖戦士伝承だったか。
     しかしそうなったら、今度こそアサマ義兄上にヘクトルのような現人神として祀られそうだな」
大人チキ「……でも、私が一番影響を与えているわ」

327 :覇王さんの一日〜大人チキといっしょ〜:2017/10/16(月) 01:31:15.02 ID:aOCZIAwT.net
エフラム「どういうことだ?」
大人チキ「だって、私の知る過去に大人の私は居ないもの。
     その違いがあったから、最後までおにいちゃんから神聖な気は感じなかった。
     成長した私が加わったことで、ようやく表面化したみたい」
エフラム「つまり、チキはキヌのような神気を得ていたのか?」
大人チキ「私はアイドルを引退してから、神竜の巫女として活動していた時期もあったから、そのせいかも。
     でも、結局疲れちゃって寝てばかり。果てには過去に戻りたいだなんて思ってた。
     ……他の皆は、前に進んでいたのに」
エフラム「それに関して俺に言えることはない。置いていく側だからな。
     だが、チキが過去に戻りたいと願って、それを恨むような家族だったか?」
大人チキ「……いいえ。そうは思わない」
エフラム「なら大丈夫だ。寂しがりだなと笑って許してくれるさ。
     チキが立ち止まったままの方が、皆は嫌だからな」
大人チキ「うん。ありがとう……おにいちゃん」

328 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 01:32:43.84 ID:m2i8KhnR.net
お父さんモテモテww
「べー」ってやる三十路セリカを想像したら、やたら可愛かったです、まる

329 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 01:38:40.34 ID:m2i8KhnR.net
>>326-327
ンンといい大人チキといい、覇王家はタイムパラドックスとかややこしい……幸せならそれで良いですね!←結論

神々と交わった、と表現すると、余計に神聖な感じ
寿命延びたかも?

330 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 06:30:52.04 ID:UpH9l0NT.net
エフラム「……っ……チキ……!」
大人チキ「……んぅ! っ! ……はぁ……はぁ……あ……まだ元気……」
エフラム「……悪い、全然収まらん」
大人チキ「いいのよ……もっと…………やっぱり影響が強くなってるのかしら」
エフラム「その話か……それなら気にするな、俺は多少普通の人間から外れたとしてもお前たちを離したりはしない」
大人チキ「ふふ……じゃあ本格的に私の血でも飲んでみる?」
エフラム「……こんな風にか?」
大人チキ「あん!? そんなに強く首噛んじゃだめぇ……」
エフラム「じゃあ唾液から頂くことにするか……」
大人チキ「んん! ……っ……ふ……ちゅ……」

ノノ「ふぅ……ぅあ……しゅごい……」
ンン「うぅ……前から絶倫な人でしたけど最近もっと凄くなってませんです……?」
サラ「……はぁ……っ……ここまで凄いと私たちにも兄様からの影響ありそう」
ノノ「もっと凄くても……あーでもいくらノノでもお兄ちゃんに自分の血を飲ませるプレイはちょっと」
ンン「そういう話じゃねーですよ!?」
サラ「じゃあ一応神様のキヌがもっと……」
キヌ「ごめ……もう少し休ませて……きゅう」


ユンヌ「アイクもガチ神様の私とらぶらぶでどろどろに思いっきり交われば更なる力が得られるかも!? ということで……」
ミカヤ「何が、ということで……なのよ!?」

331 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 08:06:37.05 ID:pTlYLRa5.net
母乳って血液から作られるらしいっすね(小声

332 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 08:36:29.61 ID:fOMYNNaZ.net
>>323
エリンシア姉さんが鷹王と結婚したらエリンシア姉さんの部屋が空き部屋になるのか、それとも一緒に住んじゃうのか
鷹王様なら近くに家ぶっ建ててくれそう……とかも思うが葉っぱの海底火山の損害が……

333 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 09:58:26.52 ID:IrlDBGcA.net
>>331
ノノ「それ本当?」
ベロア「いいこと聞きました」
ユンヌ「重要な情報だわ」

ンン「…何を言ってるんですかあの人たちは」
サナキ「…聞くだけ無駄だと思うぞ」

334 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 11:44:24.23 ID:TGeiOL38.net
ルーテ 「毛細血管から乳腺に取り込まれた血液を材料に、母乳は生成されます。
     赤血球等は取り込まれないため色は異なりますが、血液に含まれる成分が人体に影響を及ぼすなら、母乳にも同等の効果が見込まれるでしょう。
     したがって、マムクート、妖狐、ガルー或いは竜の子孫の母乳を飲むことで、何らかの変化が生じる可能性は、極めて高いです。
     また、母乳には牛乳等より多量の乳糖が含まれるため、成人が飲むと消化不良を起こすことがありますが、エフラムさんなら問題ないですね。
     どんどん飲んでください。そして経過観察させてください」
フォルデ「なんでそんな解説してんだあんたは」
ルーテ 「リオンさんよりも私が解説した方が興奮する、とのことです。よく分かりませんが」
アスレイ「ちょっと筆者絞めてきます」


じゅにゅーぷれーが覇王家を救うと信じt(イーヴァルディ


ノノ「つまり! 大人のチキ、イドゥンおねえちゃん、キヌ、チキ……うん! もう面倒だから全員!
   早くおにいちゃんとの赤ちゃんを産んで、赤ちゃんと一緒におにいちゃんにも飲んでもらえばいいってことだね!」
ンン「雑いのです!?」

サラ「そうして人の枠を外れた兄様の精を受けていたら、私たちもやがて人を超えていき……」
アメリア「あたしは……それで師匠と長く一緒にいられるなら!」
ネフェニー「そうじゃねえ……長い時間を独りぼっちは嫌じゃけど、エフラムさんやみんなとならなあ」
ミタマ「長生きの秘訣を聞かれたら、夫との愛に満ちた性活と答えますわ」
カザハナ「何か今、生活の発音おかしくなかったかな?」
ヴェロニカ「ある意味あってるでしょ」

335 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 12:53:39.79 ID:IrlDBGcA.net
嫁との関わりの中で自分と嫁全員の運命が変わるとか何かのシナリオみたいっすね

ベルベット「ベオク以外となると…私たちも?」
レテ「ま、まあ…あいつがそうしたいと言うならさせてやらんでも…そもそも今も吸われ…」
リアーネ「…こど…も…」
ユンヌ「神様だけどアイクと子作りして母乳吸われたい」
ミカヤ「直球すぎるわ…」
シグルーン「私も今からでも」
サナキ「座ってるのじゃ」

336 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 17:48:45.00 ID:TGeiOL38.net
神以上に、ミカヤの体液()の方が効果ありそうな気がする

337 :義姉として:2017/10/16(月) 18:13:30.61 ID:TGeiOL38.net
意外と、原作ヒルダもこんなんだったんじゃ、なんて妄想が駆けr(ボルガノン


ヒルダ「おいティルテュ! お茶の時間…………チッ」
ブルーム「……あの子が家を出て、まだ日が浅いからな」
ヒルダ「うるさいね……無駄飯食らいが居なくなって清々してるさ」
ブルーム「ふむ……」
ヒルダ「……だってのに……『ありがとう』なんて言いやがって……」
ブルーム「…………」
ヒルダ「あの男に会いたいって泣いている時も、病気で死にかけた時も、それ以来、前にも増して言動がガキ臭くなってからも、あいつにはツラく当たることしかしなかった……。
    なのに……」
ブルーム「あの子は、あれで意外と聡い……とも言えないが、真意を見抜ける目はある。
     お前がそういう態度でしか接することができないことも、分かっていたのだろう。
     行ってしまえと言った後、既に次世代が育っている今、あの子の自由にさせるよう、父上とワシの説得を、お前がすることも、な」
ヒルダ「………………うるさいね……」
ブルーム「お前がどう思おうと、あの子にとって、お前は確かに『義姉』だったのだよ」
ヒルダ「……馬鹿馬鹿しいよ、本当に……」

ティルテュ「やっほー! 兄様ー! 義姉様ー! いるー!?」

ブルーム「おや?」
ヒルダ「な!? 何で帰ってきてんだい!? あの男、まさか追い出しやがっ……」
ティルテュ「日用品とか買いにバーハラのデパートまで来たから、遊びに来ちゃった! フィンはお仕事中!」
ブルーム「そうか。ちょうど、お茶の時間だ。上がって行きなさい」
ティルテュ「ありがと! 今日のお菓子、義姉様の手作り?」
ヒルダ「ふん! 客用に作った余りもんだよ!」
ブルーム「そうだな。『急な来客』用にな」
ティルテュ「やった! 義姉様のクッキー大好き!」
ヒルダ「残っても無駄になるんだ。勝手に食べて行きな!」
ティルテュ「はーい!」
ブルーム「…………まあ、今は、このままでも問題なかろう」

338 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 22:00:16.44 ID:dbJIq62d.net
ヒルダさんは高度なツンデレ

339 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 22:13:11.09 ID:ZDORG5dv.net
明日はセルジュの誕生日ですね。
紋章町最強夫婦の祝い、物凄いことになりそう……

340 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 22:25:55.64 ID:4wClOcLE.net
>>337
なにこのBABA可愛い
あれ?なんだか熱いなこの部屋…

341 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 22:27:39.23 ID:4QUyDkXh.net
聖戦実装で声優ネタ※キャラ崩壊あり

シグルド「絶望を望むなら・・・送ろうか」
エリウッド「思い出の中でじっとしていてくれ!」
アルヴィス「シグルドが某片翼の天使になってしまった・・・」
プリシラ「あの長刀でブッサシ・・・!ガクブル・・・」

アイラ「もう二度と会う事はないでしょうけど、
     もし、またこうなる事があったら…」
カミュ「その時、先に引き金を引くのは…俺だ」
シャナン「なんだなんだ、妙に寒気と殺気が漂ってるのだが」
クロム「あの二人の関係は昔あんな状態だったって金狐が言っていた」

ディアドラ「ディアドラ17才です」
ユリア・ユリウス「おいおい」


おまけ
シグルド「ボルッテッカアアアアアアアアアアアア!!」
グランベル組(((∩xдx)))

342 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 22:37:40.38 ID:pUrNbacD.net
エフラム「ヴェロニカはどうしたんだ? 夕飯にも姿を見せなかったが……」
サラ「新規実装の個体値厳選中、ですって」
ミルラ「本当に相変わらずですね……」

343 :助けて!名無しさん!:2017/10/16(月) 22:45:40.60 ID:pUrNbacD.net
ヒーローズティルテュ持ってないが!


ティルテュ「でねー、昔は体力半分くらいになったら、テンション上がって必殺連発できたのに、何かできなくなっちゃって……。
      その代わりに、フィンの速さを上げたり長持ちさせたりするのは得意になったんだけど……やっぱり年かなー」
シグルーン「あらあら。その若々しさでお年だなんてそんな……」
サナキ  「何をやっとるのじゃお前は」
シグルーン「お散歩中の奥様とお会いしたので、情報交換をしておりました。
      ティルテュ様、こちらはサナキ様です。私の主であり、共にアイク様を愛する御方ですわ」
ティルテュ「こんにちは! 可愛い子だね! うちの娘よりちっちゃい!」
サナキ  「む……ティルテュ殿の娘は、何歳なのじゃ」
ティルテュ「中学三年生! 上の子は高校生だよ!」
シグルーン「え?」
サナキ  「は?」
ティルテュ「? どうしたの?」
シグルーン「……ティルテュ様、失礼ですが、ご年齢はおいくつでしょうか?」
ティルテュ「三十過ぎです!」
サナキ  「…………ミカヤ義姉上と同じ印付き……あるいは竜の混血か?」
ティルテュ「トードの末裔だけど、人間だよ?」
シグルーン「若さの秘訣は!?」
ティルテュ「毎日楽しく!」
サナキ  「良かったのぅ、お前ならできそうじゃぞ、シグルーン」
ティルテュ「最近、十五年ぶりにフィンと暮らせるから、もっと楽しい!
      毎晩Eドリンク飲んでがんばってるよ!」
サラ   「ご愛顧に感謝するわ。初めまして、ティニーの友人のサラよ」
ティルテュ「わー! 可愛いー! よろしくね! サラちゃん!」
サラ   「ええ、よろしく……ティルテュ、姉様? おば様とは言いにくいわね……」
サナキ  「……さらりと重い話題が出た気がするのじゃ」
シグルーン「もしもアイク様と十五年会えなかったら……想像するだけで発狂しそうですわ」
サナキ  「言わんでも分かる」
シグルーン「ところで、ティルテュ様ならセーラー服も着こなせるのではないでしょうか?
      旦那様との夜を盛り上げるためにも、是非お試しください」
ティルテュ「えぇー? いくらなんでもムリがあるよー」
サラ   「大丈夫、余裕でいけるわ」
シグルーン「さあさあ是非是非」
ティルテュ「うーん……そんなに言うなら……ちょっとだけ……」
サラ   「他には何がいいかしら」
シグルーン「スタイルも良いので、バニーガールやメイド服も」
サラ   「ありね。さすがはシグルーン義姉様」
サナキ  「おい、重い話どこに行ったのじゃ」


あの外見で『上の子は高校生』って言わせたかっただけのネタ

344 :助けて!名無しさん!:2017/10/17(火) 00:36:16.45 ID:eSgTWIBf.net
たしかにティルテュの見た目からは高校生くらいの子どもがいるなんて想像できない…

>>334
授乳プレイネタに若干便乗

ルフレ♀「実はルキナにそろそろ離乳食をつくってあげようと考えているんです」
クロム「離乳食? まだ早くないか?」
ルフレ♀「でも、このまえ白夜の風習のお食い初めをしたときに食べ物に興味を持ったみたいですし、少しづつなら大丈夫かと思います」
クロム「そうだな。それなら少しづつ与えていくことにするか」
ルフレ♀「そうなると味が心配ですね…私が作った鋼味の離乳食を食べさせるわけにもいきませんし」
クロム「俺も料理はさっぱりだからな」
ルフレ♀「エリンシアさんにお弁当だけじゃなくて離乳食の作り方も教わらなければいけませんね」
クロム「俺も手伝えるように姉さんに習うとするか」


クロム「ところで…だな、離乳食を始めるとはいえ…その…」
ルフレ♀「だからダメですよ」
クロム「ぐっ…なぜわかる」
ルフレ♀「クロムさんの妻ですもの。あなたの考えていることくらいわかります」
クロム「しかし事故だったとはいえお前の母乳の味が忘れられん!」
ルフレ♀「堂々と宣言しないでください!」

345 :助けて!名無しさん!:2017/10/17(火) 01:02:14.82 ID:SYYCS9m2.net
ついに従者まで、若々しくスタイル良く無邪気かつ時々大人な表情を見せる嫁と、毎晩Eドリンク飲んで今後は色々な衣装でオタノシミするようになった、葉っぱの明日はどっちだ!?
……フリージ家の遺伝子的に、将来ティニーも育ちそうだけど、誠実に向き合えるかどうかが決め手か

ところでクロム兄さん、結婚以降、ムッツリからフルオープンに進化してません?

>>339
セルジュさんの誕生祝いは、夜戦も激しいだろうけど、夫婦で有休取って日帰り秘境巡り(他人から見たら修行)とかもありそう

346 :勇者の槍☆1000:2017/10/17(火) 02:35:17.58 ID:SYYCS9m2.net
セーラー服ティルテュを想像して、脳が爆ぜました、フィンも弾けました
ラグネルやジークムントは、☆何桁だろう……


「ど、どう、かな……?」
 それは、必殺トローンを超えていた。トールハンマーでも、敵わないだろう。
「……似合っているよ、ティルテュ」
 全身を衝動という雷撃が駆け巡る中で、フィンはにこやかに微笑み、妻を抱き寄せる。
「そう? えへへ……よかったぁ……」
 腕の中の感触に香りにこちらを見上げる表情に恥じらう仕草にその声に、更に痺れが増す。
「年甲斐もなくこんな格好とかキツい、なんて言われたら、どうしようかと思った……」
「まさか。とても魅力的だ。出会った頃を思い出すね……あの頃から、君は変わらず美しい」
「うわ!? どうしたのフィン!? そんな台詞言えたんだ!?」
 ここに来てようやく、ティルテュもフィンの様子がおかしいことに気付くが……時既に遅し。遅すぎた。
「そうだね……私らしくはないだろうけど、仕方無いか」
 今のフィンに、Eドリンクは不要。
「えーと……何だか、笑顔が怖いよ?」
 そしてティルテュには、最早、Eドリンクを飲む暇は無い。
 抱き寄せられた時点で詰んでいたのだから。
「年甲斐も無く、と言うなら、私もかな。自制できないなんて、本当に久し振りだ」
 獲物を目の前にした肉食獣そのものの笑みで、男が笑う。
 勇者の槍は、必殺率100%でスタンバイ。
「ま! 待って待って! この服! 友達から借りたやつだから! よ、汚したら!」
「大丈夫。汚さないように気を付けるから。
 その友達も、こういう用途として貸してくれたなら、クリーニングに出せば許してくれるさ。いや、いっそ買い取ろう。今後も使う」
「えーっとえーっと……先にシャワー浴びたい!」
「無理だね」
「えぇーっ!?!」
 追撃のみならず、連続と突撃まで覚えたかのような怒濤。
 いつの間にか抱き上げられていたティルテュは、そのまま寝室へ拐われていった。


 その後、宣言通り汚しはしなかったものの、皺が付いたからという理由で、セーラー服は買い取った。


「次はバニーガールですわね」
「セーラー服に食い付いたなら、ブルマもいいと思うわ」
「スパッツにして、スポーティーに行くのも……」
「ここは、学生っぽさを演出して、チアガールもありだと思うな!」
「テーマは部活動?」
「ちょっと衣装探してみるね!」
「それはそれとしてメイドだよメイド。文化祭も学生らしさでしょ?」
「白夜風はいかがでしょう?」
「常に新たな魅力で夫を魅了することも、大切ですわね」
「露出度が低い方が燃えるタイプかしらね?」
「やっぱりマイクロビキニかな!」
「話を聞いてませんですね!?」
「もうこの連中に突っ込むだけ無駄なのじゃ……」

 三傑家女性陣協力。
 その内の何着が買い取られたのかは、当事者と関係者だけが知っている。

347 :助けて!名無しさん!:2017/10/17(火) 06:32:25.92 ID:cKnzgZrX.net
カムイ様は30人越える婿のそれぞれ好む多彩な衣装持ってそう
毎晩趣の異なる夜を楽しんでそう

348 :助けて!名無しさん!:2017/10/17(火) 07:15:06.49 ID:CY+Fvlt9.net
本日のセルジュさんの誕生日は色々と凄いことになりそう(意味深)

349 :助けて!名無しさん!:2017/10/17(火) 20:17:24.48 ID:304SREG/.net
セシリア「まずは…ヒーローズ参戦おめでとう…そして…カンパイ」
アーダン「おう、ありがとう!召喚はまだみたいだが、戦禍とか何かしらの形で自軍入りできるんだろうな」
セシリア「そうね。そうすれば私と一緒に戦ったり…支援組んだりもできるのね」
アーダン「不思議なものだよな。地区も作品も違う俺たちがこの街で出会ったみたいに…原作でも一緒に肩並べて戦えるんだから」
セシリア「あら、意外とロマンチストなのね?」
アーダン「似合わないか?よく言われる」
セシリア「そうじゃないわ。可愛いところもあるのねって」
アーダン「…よしてくれ。ガラじゃない」
セシリア「ふふふふ」
アーダン「……なあ」
セシリア「なぁに?」
アーダン「ヒーローズとか…戦うとか、だけじゃない…俺と一緒にいてくれないか。ずっと…」
セシリア「………」
アーダン「俺はこんな見てくれだし、あんたみたいな美人には似合わないってわかってる。だが守る事はできるつもりだ」
セシリア「…もう、遅いのよ。待ってたんだから。あなたがそう言ってくれるのを」
アーダン「そっか……俺はこんな時も遅かったか。すまねえ」
セシリア「いいわ。言ってくれたもの。許してあげる」
アーダン「もう一つ言わせてくれ。セシリア…愛してるぜ…」



セティ「………」
ウォルト「………」
サザ「………」
セティ「なぜ…なぜ涙目グリーンの居酒屋でプロポーズなんだろう…」
ウォルト「お二人が出会った思い出の場所だから…だそうです」
サザ「ちくしょー幸せになっちまえーなんよー!」

350 :助けて!名無しさん!:2017/10/17(火) 20:21:37.55 ID:V46fxzqw.net
>>349
アーダン、セシリア先生遂に、おめでとう。
そんな暖かな話の直後に申し訳無いが>>346便乗です。

ティニー「母様がサラ達と奥様友達になって様々な情報交換してくるようになったのですが……」
ミランダ(絶句)
ナンナ「あはは……」
ティニー「サラ達から衣装を買ったことでコスプレでスル事に目覚めたと言われて私はどうすればいいのでしょう?」
ナンナ「それは……なんと言いますか……」
ミランダ「流石に笑えないわね……」
ティニー「まぁそれで父様からお詫びとして戦いのエピソードを聞きましたのでフィン×ケンプフとかフィン×ベルクローゼンとか色々わいたので良かったのですが」
ミランダ「あんたそれでいいの!?」
ナンナ「やっぱり母子揃ってフリーダムですね」
ティニー「と言いますかこのエピソードを持っていけば父様フリージ家に入れるんじゃ。
     父様キュアン様とリーフ様が絡まなければ自身に関して寛容ですし」
ミランダ「それでいいのフリージ家!!」


リーフ「相変わらずあの3人仲いいねー」
フィン「そうですね、ティニーもナンナも、楽しくやれてる様で何よりです」
リーフ「フィンはどうなのさティルテュさんとは」
フィン「ええ、お陰様で仲良くできています。愛する人との共に生きる事の幸せを、再認識できました」
リーフ「フィンが幸せなのはいいけどやっぱり羨ましいよ、僕にもそんな相手が……」
フィン「そう願うのでしたら、お早目に彼女達の想いを受け止めて下さいませ」
リーフ「ぅ……でもさぁ」
フィン「できればリーフ様を優先したいところですが私も父として、彼女達の幸せを願っております。
    何時までも答えを見つけられぬのならば別の可能性もありうると言うことを、肝にお命じ下さいませ」
リーフ「わ、解ったよ」

351 :助けて!名無しさん!:2017/10/17(火) 22:42:16.97 ID:9Dfy9+pr.net
シグルーン「ティルテュ様は、今夜はブレザーでオタノシミでしょうか?」
サナキ「すっかり本人も楽しんで着ておるようじゃな……ところで、」
シグルーン「何でしょう?」
サナキ「アイクをセルジュに独占されているからといって、コスプレ衣装を持って私ににじり寄るのをやめろ!」
シグルーン「いえいえサナキ様。日付が変われば、今度は私たちの番ですもの。
      入念な『準備』は欠かせませんわ」
サナキ「どうせ着替えさせながら身体中ベタベタ弄り回すつもりじゃろう!」
シグルーン「サナキ様の成長を確かめるのは私のライフワークです」
サナキ「せめて否定せんか!」

>>349
アーセシおめでとうございます! 緑に幸あれ!

352 :姫王子攻略作戦・進撃:2017/10/17(火) 23:44:54.38 ID:V46fxzqw.net
お祝いムードに乗ってこちらも成立させます。

セリス「ごめんなさい、遅くなりましたか?」
ミネルバ「いや、呼んだのはこちらなのだ、それに約束の時間には間に合っているぞ」
セリス「そうですか、でもいいんですか?こんなに何回も食事に誘ってもらって……」
ミネルバ「ああ、前にも話したが、お前は有望だ、そんな相手とは交流を図っておきたい、自然だろう?」
セリス「ありがとうございます♪ それで……これなんですが……」ゴソゴソ
ミネルバ「? なんだそれは?」
セリス「いつも誘ってくれるのでお礼のクッキーです、召し上がって下さい」
ミネルバ「ひょっとして、これはセリスの?」
セリス「あ、はい、お菓子作り得意なんです」
ミネルバ「そうか、本当に優しい子だな、君は」
セリス「そうですか?」
ミネルバ「ああ……丁度他の者も来たようだな」
セリス「え? 他に呼んでたんですか?」
ミネルバ「ああ、来てくれ、此方だ」
ラナ「失礼致します」
ユリア「こんにちは、セリス様、ミネルバさん」
マナ「こんにちは、よろしくお願いします」
セリス「ユリア! ラナにマナも、ミネルバさん、3人と知り合いだったんですか?」
ミネルバ「ああ、少し前に仲良くなったんだ」
セリス「そうなんですか」
ミネルバ「それで本題なのだが、まずはセリス、今まですまなかった」
セリス「え!?何でいきなり謝るんですか?」
ミネルバ「彼女達から聞いた、少し前まで、私はお前を女の子と思っていたんだ」
セリス「あ……そうだったん………ですか」
ミネルバ「男でありながら女の子扱いされるのはとても悔しかったと思う、本当に申し訳ない」
セリス「いいえ、気にしないで下さい……もう、よくある事ですから。
    それに、僕、顔がこんなだし、可愛い物大好きだし、間違われても仕方ないなって思うところ、よくあるんです」
ミネルバ「しかし……」
セリス「それに、今とても嬉しいです」
ミネルバ「何?」
セリス「間違っていたと言っても、それが間違っていたことに気付いて、訂正して、謝ってくれたの、ミネルバさんが始めてなんです」
ミネルバ「そうか」
セリス「だから、ミネルバさんの謝罪、受け入れます。
    そして、ありがとうございます、僕に気付いてくれて」
ミネルバ「私の独力じゃない、この3人が教えてくれた事だ」
セリス「それでもです、それとみんなもありがとう」
ユリア「いいえ、セリス様の正しい姿が見られるのは嬉しいですから」
ミネルバ「それで、お前を男として、伝えたい事があるんだ」
セリス「? 何ですか?」
ミネルバ「私は………お前が男として、好きだ!」
セリス「……………え?」
ミネルバ「突然何をいっているかと思う、だが、私のこれは私の偽りなき想いだ」
セリス「……ど、どうしてなんです?」
ミネルバ「お前は常に一生懸命に働いていて、気遣いもできる子だ。
     勝手ながら、お前の事を我が店の天使だと思ってた、そしてお前を男性だと知ってから、お前が欲しい、お前の側にいたいと思ったんだ……」
セリス「そ、その……」
ユリア「その、私達からも良いでしょうか?」
セリス「え? 何?」
ユリア「セリス様、私も……いえ、私達も、セリス様の事、好きです!」
セリス「え……ええ!?」
ユリア「今まで幼馴染として、ずっと側にいました。
セリス様は妹の様に見られていましたが、私は……時を経る毎に、男性として貴方への想いを募らせていました」
ラナ「私もです、常に頑張っている凛凛しい姿にずっと惹かれておりました。」
マナ「私も……私みたいな地味な平民娘が思っては迷惑と思っていますが、抑えることはできません。
   セリス様、私も貴方を、愛してます」

353 :姫王子攻略作戦・進撃:2017/10/17(火) 23:46:16.37 ID:V46fxzqw.net
ミネルバ「突然で戸惑っているかもしれない……お前は、どうだろうか?」
セリス「……………」ポロポロ
ユリア「せ、セリス様!?」
ミネルバ「セリス……その、泣くほど嫌だったのか?」
ラナ「そ、そんな……」
マナ「……セリス様」
セリス「ヒクッ……ご、ごめんなさい……嫌じゃなくて……僕、嬉しいんです。
    さっきも言ったけど、僕、こんなだから、女の子に見られてばかりで、彼女なんて絶対にできないって思ってたから……」
ラナ「そんな……」
セリス「だから僕、男同士の友達と遊ぶ方をしようと思ってたけど、男の子もそう見てきて……唯一ちゃんと男として見てくれたの、ユリウスだけだったから……」
ユリア「だからお兄様と……」
セリス「だから、こんな事言われたの始めてでつい……ごめんなさい、こんな泣き虫な情けない姿を見せて……」
ミネルバ「セリス……頑張ったな」ギュ
セリス「ふぇ!?」
ミネルバ「お前の深い悩みを誰にも言えず一人で考えて、自分なりにやれることをやって、頑張ったな」
セリス「ミネルバさん……」
ユリア「それに、セリス様が情けないなら、私もそうです」
セリス「え?」
ユリア「さっきも言ったように、私はずっとセリス様が好きだったのに、言い出せずにいた弱虫です。
    それで、セリス様をずっと苦しめてしまいました」
ラナ「この際ですから告白しますが、私達はそんなユリウスに嫉妬しており、貴方に好かれる彼に八つ当りすることもありました。
   その醜さと比べれば、セリス様はずっと清らかです」
セリス「そう……だったんだ……ごめん、僕が勇気を出せなくて」
マナ「セリス様のせいではありません、私達が……」
セリス「でも……」

ミネルバ「みんな、少し落ち着け、話がずれて来てるぞ、目的は謝り合うことじゃないだろう」
4人『あ……』
ミネルバ「改めて言おう、セリス、私達はお前が好きだ、私達の事をどう……思っている?」
セリス「その……さっきも言いましたけど……僕、みんなにそう言ってもらえて嬉しいです。
    でも、僕は誰か選ぶことは……」
ユリア「セリス様、私達は、セリス様に思って頂けるなら、4人みんなでも構いません」
セリス「そ……それって兄さん達みたいに……みんなは、それでいいの?」
ミネルバ「セリス、私の妹のマリアのことは、知ってるだろう?」
セリス「あ……その、彼女は、マルス兄さんに……」
ミネルバ「今になって、あの子の気持ちが解ったよ、本当に好きなら、何をしてでも側にいたい、だから私は、お前の側にいられるなら、5人で一緒でも構わない」
ユリア「私もです。私も、みんな一緒でも、愛する貴方の側にいたいです」
ラナ「私も、そう思っています」
マナ「私も、ミネルバ様と、ユリア様と、ラナ様と共に、セリス様のお側に……」
セリス「みんな……ありがとうございます……
    ミネルバさん、ユリア、ラナ、マナ……僕も、みんなが大好きです、どうか、僕と、お付き合いしてください」
ユリア「セリス様……喜んで、お請けいたします」
ラナ「ずっと、その言葉を待っておりました。」
マナ「貴方の事、永久に、愛し続ける事を誓います」
ミネルバ「私も、側にいて、お前を守ろう、セリス」

 4人より愛の言葉を受けた彼は、必ず彼女達を守り通すと誓った。その顔は、誰よりも凛凛しい、男の顔であった。

終わり

354 :助けて!名無しさん!:2017/10/17(火) 23:54:12.82 ID:9Dfy9+pr.net
エフラム「そうか……とうとうセリスが……男として、な……」
サラ「あら兄様、ちゃんと弟だって分かってたのね?」
エフラム「……ああ。お前たちと結ばれて、これまで俺が、男らしくありたいと願うあいつを傷付けていたことを、ようやく理解した」
サラ「そうして、今はもう向き合えるんでしょう? なら、それでいいじゃない。
   セリス義姉様……いえ、セリスも、きっと分かってくれるわ」
エフラム「そうだな……機会を見て、俺もセリスと、兄弟として、話してみよう」

355 :助けて!名無しさん!:2017/10/18(水) 00:24:31.05 ID:s2S0rwKU.net
ついにセリスにも進展が
遅れた上に短いですが投下

「アイク、今日一日は私に付き合ってくれるんでしょう?」
「ああ……だが、それだけでいいのか?」
「あなたと秘境巡りも悪くないけど、たまにはのんびりとしたデートもいいものよ?」
「分かった。あまり詳しくはないがな」
 そう言って彼は私の手を握った。
 優しく、固く繋いだ手を離す事は無い。
 今日の誕生日もいい日になりそうね。
 


シグルーン「という訳で、昼間はショッピングだったそうです」
サナキ「誰に言っておるのじゃ」
シグルーン「もちろん夜は……」
サナキ「やめんか」

356 :助けて!名無しさん!:2017/10/18(水) 01:17:46.41 ID:G4ZcE72c.net
>>349
乙です!
幸せいっぱいなアーセシに便乗させていただきまして・・・

アーダン「せ、セシリア・・・!」
セシリア「ふふ、声が上ずってるわよアーダン。それに顔まで真っ赤だわ」
アーダン「す、すまねえ・・・!その・・・お前みたいな美人な女性と面と向かって、
増してや2人だけで話すなんて経験上なくてさ・・・!
こんな時、アレクみたく自然な言葉が出てきたらって思うんだけどな」
セシリア「別にいいのよ。そんな事気にしなくって。アーダンらしく振舞ってくれれば、私はそれで十分だわ」
アーダン「・・・・・・今夜はぐっと冷え込んで、星が綺麗な夜だよな!
そんな星々を写したお前の瞳は・・・もっと、ずっとずっと綺麗だけど」
セシリア「・・・」
アーダン「す、すまねえ。やっぱガラじゃないよな・・・。
シグルド様みたく、たまにはカッコイイ口説き文句の一つ言ってみたいなんて思ったけど
いきなり上手くなんて言えねえや。ははは」
セシリア「・・・ねえ、アーダン」
アーダン「な、なんだ?」
セシリア「今夜は寒いから、もっと傍にいってもいい?」

ウォルト「・・・さ、さっきからあんなに寄りそって・・・!」
サザ「正直目のやり場に困るんよ」
セティ「こらこら、そんなに横目で見るものではない・・・」

涙目グリーンのそれぞれの夜がこうして更けてゆく。

357 :助けて!名無しさん!:2017/10/18(水) 01:51:45.00 ID:G4ZcE72c.net
リーフ「セリスやアーダンさんまでもが…セリカもトリスタンといい感じだし…みんなリア充に…
     なーんて嫉妬すると思った?ねぇ思った?僕には世界中の雑草がいるもんね。超リア充って呼んでほしいな」
マリータ「あかん…もう突っ込む気もおこらへん…」
アトス「ワシすら言葉に困る」


ミシェイル「なにいいっ!?セリスと付き合うって…お前レズだったのか!?」
ミネルバ「落ち着けバカ者。あの子は男だぞ。ほら履歴書。よく読み返してみろ」
ミシェイル「あ、ほんとだ…信じられん…だが!だが女装はやめさせんぞ!あれでどれだけ売り上げに貢献してると思うのだ!」
ミネルバ「…思うところが無いとは言わぬが…あの子も可愛い格好する事自体は好きだというからそこにはこの際何も言わぬ」
ミシェイル「しかしお前…百合じゃないとしてもショタコンだったとは…中学生を彼氏にするとは思わなかったぞ」
ミネルバ「う、うるさいな。た、多少歳の差はあるが…さ、些細な事だ!」
パオラ「…せ、セリスちゃん男の子だったのね…」
カチュア「全然わからなかった……なんにしてもおめでとうございます」
エスト(…スカートの下に隠したあの巨大な…立派な…み、ミネルバ様どうなっちゃうんだろう…)
パオラ「こういうとき一番騒ぎそうなエストがさっきからぼんやりしてる件」


ユリウス「………………」
フォレオ「どうしました?ユリウス君?」
ユリウス「いや、さっきな。セリスからな。彼女ができたって教えてくれたよ。一番の大親友の僕にまっさきに教えたかったって」
フォレオ「せ、セリス君って女の子だったんじゃ…」
ユリウス「しょっちゅうそう錯覚はしたがあいつ男だぞ」
フォレオ「そう…ですか……ユリウス君、ちょっとショック受けてますよね」
ユリウス「そ、そんなわけないだろ!?」
フォレオ「いえ…男でも女でも…人を好きになっていい。そう思いますよ。僕の家のカムイ兄さん見てますと」
ユリウス「……うん、そっか…認める。僕、心の中のどっかであいつにそういう気持ちもあった…んだろうな…」
フォレオ「…胸…貸します?」(これ…男子としての台詞…になるんでしょうか)
ユリウス「うん、すまん」
フォレオ(…僕…ユリウス君に嫌われるのが怖くって男だって言い出せないできちゃいましたけど…付き合うなら…打ちあけなきゃ…ですよね…)

358 :助けて!名無しさん!:2017/10/18(水) 06:12:55.43 ID:zbZ0bAkT.net
マナは既に知っているけど、セリスの神器とご対面した時、ユリア、ラナ、ミネルバは、どんなリアクションだろうとニマニマ(愉悦

トリセリ、フィンティル、アーセシ、セリスと嫁四人と、人間関係が目まぐるしいですわー
ユリウスも、そろそろ動きが……イシュタルも頑張れー(棒

359 :助けて!名無しさん!:2017/10/18(水) 10:05:25.22 ID:gjV2/vsc.net
これでユリラナの八つ当たりが減ると思うとユリウスは気楽なんじゃないかな?
それでもセリスはベタベタしてきそうだけど

360 :おねショタもいいよね:2017/10/18(水) 18:28:28.33 ID:7QHvnNuP.net
ミネルバ「これとこれとこれ……ふむ」
セリス「リボンはこれっ、ハンカチはこっち、あ、ぬいぐるみさんだ!」
ミネルバ「…ファンシーショップなど入った事も無かったが…セリスは詳しいのか?」
セリス「うんっ、ぬいぐるみさん可愛いんだもんっ」(キラキラ)
ミネルバ(……ああ…癒される…なんという天使……)

店の外

セリス「今日は付き合ってくれてありがとっ」
ミネルバ「何、構わないぞ。私とお前は…その…恋人なのだからな」
セリス「恋人…かあ…じゃあ…その…」
ミネルバ「え…あ、ああ…こう…か?」
セリス「ん……」
ミネルバ「………」


ヒノカ「体育教師たる者、生徒に体力で後れを取るわけにいかん。らんにんぐらんにんぐ…む?」
ヒノカ(ぬわわ!?せ、背の高い大人の女性と年端もいかぬ少年が接吻してる!?
    少年は背伸びして…女性は屈むようにして…あ…離れた…短い接吻だったようだが…)
セリス「じゃあっ、また明日マッケで!」
ミネルバ「いや、私の飛竜で送ろう。帰り道に不埒者がいてはいかんからな」
セリス「むー、僕、そんなのやっつけるもん」
ミネルバ「すまんな。セリスを信頼してないわけではないがこれも私の性分だ。買い物に付き合った礼と思って私に君を守らせてくれ」
セリス「ミネルバさんは一度言った事は絶対引っ込めないからね。よくお兄さんからも頑固って言われるでしょ」
ミネルバ「ああ」
セリス「いいよ。じゃあ乗せてくれる?」
ミネルバ「無論だとも」

ヒノカ「行ってしまった。なんて仲睦まじい……愛があらば相手が子供でも少年でも…おーけーなのだろうか…
    少なくともあの二人…幸せそうだったし歳の差がどうこうなど気にもしていなかったしようだし…私は…」


なんかふと浮かんだので書いた
セリスとミネルバさんの身長差キスシーンを書きたかったんだ…

361 :助けて!名無しさん!:2017/10/18(水) 21:12:54.21 ID:x7l9JXzi.net
乙!男らしく振る舞いたいセリスとそれに応えるミネルバ様が微笑ましい。
…ヒノカ先生もそろそろ進展してみてはいかが?

362 :助けて!名無しさん!:2017/10/19(木) 00:20:44.54 ID:AuG/uitq.net
リーフ「これで喪なのは僕とミカヤ姉さんだけか…」
ミカヤ「やー、私、今はフリーだけど経験はあるし」
リーフ「じゃ僕だけじゃん。喪」
ミカヤ「そうね。セリスもセリカももういい感じだし近いうちにお赤飯かしら」
リーフ「僕、いつになったら童貞卒業できるんだろう…」
ヘクトル「無理だろ。もう」
ユンヌ「あんたはそれですっかりキャラ立ってるしね」
リン「ああ…リョウマさん今日も素敵だったあ…白暗家でバイトできてもう幸せ…」
ヘクトル「いやお前彼氏いるじゃん。5人も」
リン「し、仕方ないでしょ!素敵な男の人見るときゅんきゅんしちゃうんだもの!」
クロム「喪脱出しても貪狼らしさは抜けないなー。あわよくばイケメン増やそうというね」
リン「悪いんかい!…い、今いるみんなの事は大事にするもん」
カムイ「軽い部分がより深くなれば公から王になるかも。エイリークを見習おうっ!」
エイリーク「あ…あはは…」
マルス「支援相手の多さは主人公の伝統みたいなものですし、みんな人たらし力高いなあ」
エフラム「お前もな」
アイク「お前もだぞ」

セリス「ただいまー!…あれ、みんな何を騒いでるんだろ?」
ロイ「セリス姉…兄さんに彼女たちができたことを祝福してるのさ。僕もリリーナのハーレム婿の一人になった時にはああして騒いでもらったよ」
セリス「報告しようと思ったんだけどさすがにみんな耳が早いなあ」
エリウッド「ミネルバさんも露出度低いけどカミラさんに匹敵するレベルの100センチオーバー爆乳…じゃなくて!おめでとうセリス」
セリス「あ、うん…」
ロイ「兄さん…エロウッドなのはわかるけどちゃんとオブラートに包めるんだから。普段。それじゃクロムッツリ兄さんだよ」
セリカ「そうよ!不潔だわ!いやらしい!」
エリウッド「わ、悪かった!だからライナロックとかやめて!」
アルム「そうそう、よしなよ。セリカだってトリスタンといい感じなんだから。そのうち、ね?」
セリカ「はう………」
シグルド「それならば兄妹でディープキスとかイチャイチャ愛撫とか控え…」
アルム&セリカ「兄妹愛は別口」
シグルド「言い切りおった…」
エリンシア「さ、ごはんですよ〜」

リーフ「…僕の恋人は右手と雑草…ううん、世界中の何億本という雑草が僕を愛してくれる超葉ーレムさ!リア充さ!」
リン「負け惜しみにしか聞こえんわ」

363 :クロルフ一家のハロウィンパーティー:2017/10/19(木) 02:06:04.66 ID:QtVzbNqy.net
シグルド兄さんの気苦労はまだまだ続きそうだ

場面変わってクロルフ一家
クロムがもはやムッツリでななくなってる


クロム「ルキナが生まれて初めてのハロウィンということで、みんなでコスプレパーティーでもやろうと思う」
ルキナ「家族の思い出が増えるのは嬉しいです!」
マーク♂「コスプレって楽しそうですね!衣装もカムイさんが
『ハロウィンのコスプレグッズはカムイグループをよろしく!』ってことで格安でレンタルしてくれました!」
ルフレ♀「赤ちゃん用の衣装もあるみたいですね」
クロム「とりあえず各自好きなものを選んで着てみるか」


クロム「みんな着替えたみたいだな」

クロム 狼男
ルフレ♀ 魔女
ルキナ ヴァンパイア
マーク♂ ミイラ
子ルキナ ジャック・オ・ランタン

マーク♂「赤ちゃんの姉さんはジャック・オ・ランタンですか!かわいいですね〜!」
ルキナ「我ながら完璧なかわいさです!」
子ルキナ「きゃっ♪まう〜♪」

ルフレ♀「子どもたちのコスプレってなぜあんなにもかわいいんでしょう」
クロム「……」
ルフレ♀「クロムさん?」
クロム「なぜだ…」
ルフレ♀「えっ?」
クロム「なぜルフレは露出の全くない魔女のコスプレなんだ!!せめてもう少し肌を見たい!!!」
ルフレ♀「い、いきなり何を言い出すんですか?!」
クロム「俺はもっと露出するおまえを見たい!ミニスカポリスはないのか?!」
ルフレ♀「嫌ですよ!それにミニスカポリスってハロウィン関係ないじゃないですか?!身体を冷やしたくないんです!」
クロム「かくなる上は…剥ぐ!!」
ルフレ♀「きゃー?!何するんですか!クロムさん?!」

ルキナ「お父さま…何も中身まで狼男にならなくても…」
マーク♂「僕が生まれる日もそう遠くないかもしれませんねえ…」
子ルキナ「むう?」

364 :とある休日の流星軒:2017/10/19(木) 04:21:43.64 ID:PTziQlUB.net
投下させていただきます。

アイラ「ふぅ……」

 今日の仕込みは完了したし店内の掃除も完璧、割り箸や胡椒等の補充も完了した。
 午前11時、早目の昼食を求める人々が動き始めるこの時間帯、暖簾を揚げ我が店、流星軒は開店する。

 今日は休日故に開店後そこそこ客が入る、また普段ならこの時間だとサラリーマン等だが今日はカップルや家族連れが多い、そんな中やって来たのが。

シグルド「失礼するよ、席は空いているかな?」
ラケシス「お久しぶりです、アイラ」
アイラ「ああ、シグルド殿、ラケシス、久しぶりだな。カウンターになるが構わないか?」
ラケシス「ええ」
シグルド「すまないな」
アイラ「それにしても夫妻で来るなんて珍しいな、突然どうしたんだ?」
シグルド「どうしたと言っても今日は久しぶりにデートだったんだよ。
     それでこの店の事を話したらラケシスが行きたいと言ってな」
アイラ「そうだったのか」
ラケシス「アイラは昔から料理が上手でしたから、期待していますわ」
アイラ「まぁ、できるだけ頑張ろう」

 シグルド殿とラケシス夫妻、学生時代からの友人であるが始めて結婚を聞いたときには驚いた物だ。
 学生時代この2人は仲が悪かった、KINSINアレルギーで自身もKINSIN嫌いのシグルド殿と実兄への狂的なブラコンの示すラケシスの意見は真っ向から対立し、ことある毎に争っていた。
 そんな2人の結婚はとても驚いた……だが良く良く考えてみると納得できる部分があった。 確かに当時は喧嘩ばかりだったが何らかで協力するときはかなり息があっていたのを覚えている。
 そして2人には以外と共通点も多い、失礼ではあるが『破れ鍋に綴じ蓋』とは当に2人の為にあるような言葉では無いかと感じた。


レヴィン「よう、アイラ、席空いてる?」
フュリー「お邪魔いたします」
シルヴィア「アイラ、元気そうね」
アイラ「お前達か、そっちのテーブルが空いてるから座るといい」
レヴィン「あいよ、アイラの愛情たっぷりのラーメン、期待してるぜ」
アイラ「私を口説くのはいいがな、お前の嫁達が睨んでいるぞ」
レヴィン「げ……いや、俺にとって一番大切なのはお前達だよ、だから機嫌直して……な?」

 レヴィンは昔から言動が軽く、女癖が悪かったがハーレムブーム到来と同時に手を出していた女全員と結婚するとは思わなかった。
 始めは彼女達全員にタカってのヒモ生活かと思ったがあいつ自身も酒場での唄歌いをしたり細々ながら稼いでいるらしいし、あの様子から見て嫁の扱いは上手い様だ。
 とは言えその言動の軽さは相変わらずだから必要なところでは彼女達に締めて貰えるよう期待したいが。

エーディン「こんにちは〜、アイラ、何か食べさせて貰える?」
アイラ「ああ、夜勤明けか? 随分疲れてるな」
エーディン「ええ、ここで食べたらゆっくり寝るつもりよ」
アイラ「仕事も頑張っているんだな」
エーディン「まぁね、それで疲れて帰ってから寂しさを感じてたけど、いまはミデェール達が必要な時助けてくれるから本当に有り難いわ」
アイラ「成程な」

 レヴィンがハーレムを築いたとすれば彼女、エーディンは逆ハーレムを成立させた。
 彼女は元々シグルド殿に好意を持っていたが彼が結婚した事でしばらく落ち込んでしまっていた。
 その彼女を慰めたのが今彼女の回りにいる男達でありそこから今の関係に発展したそうだ。
 思うところが無いわけでは無いが本人達は幸せな様だし私が口を出すことではないだろう。

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