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歴代FE主人公が兄弟だったら 65章
- 337 :義姉として:2017/10/16(月) 18:13:30.61 ID:TGeiOL38.net
- 意外と、原作ヒルダもこんなんだったんじゃ、なんて妄想が駆けr(ボルガノン
ヒルダ「おいティルテュ! お茶の時間…………チッ」
ブルーム「……あの子が家を出て、まだ日が浅いからな」
ヒルダ「うるさいね……無駄飯食らいが居なくなって清々してるさ」
ブルーム「ふむ……」
ヒルダ「……だってのに……『ありがとう』なんて言いやがって……」
ブルーム「…………」
ヒルダ「あの男に会いたいって泣いている時も、病気で死にかけた時も、それ以来、前にも増して言動がガキ臭くなってからも、あいつにはツラく当たることしかしなかった……。
なのに……」
ブルーム「あの子は、あれで意外と聡い……とも言えないが、真意を見抜ける目はある。
お前がそういう態度でしか接することができないことも、分かっていたのだろう。
行ってしまえと言った後、既に次世代が育っている今、あの子の自由にさせるよう、父上とワシの説得を、お前がすることも、な」
ヒルダ「………………うるさいね……」
ブルーム「お前がどう思おうと、あの子にとって、お前は確かに『義姉』だったのだよ」
ヒルダ「……馬鹿馬鹿しいよ、本当に……」
ティルテュ「やっほー! 兄様ー! 義姉様ー! いるー!?」
ブルーム「おや?」
ヒルダ「な!? 何で帰ってきてんだい!? あの男、まさか追い出しやがっ……」
ティルテュ「日用品とか買いにバーハラのデパートまで来たから、遊びに来ちゃった! フィンはお仕事中!」
ブルーム「そうか。ちょうど、お茶の時間だ。上がって行きなさい」
ティルテュ「ありがと! 今日のお菓子、義姉様の手作り?」
ヒルダ「ふん! 客用に作った余りもんだよ!」
ブルーム「そうだな。『急な来客』用にな」
ティルテュ「やった! 義姉様のクッキー大好き!」
ヒルダ「残っても無駄になるんだ。勝手に食べて行きな!」
ティルテュ「はーい!」
ブルーム「…………まあ、今は、このままでも問題なかろう」
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