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【IDあり】別館★羽生結弦&オタオチスレpart48
- 322 :名無し草:2022/11/15(火) 12:09:57.67 ID:dBeMljg9.net
- >>321
入場する人たちもまた、とても静かで礼儀正しい人たちばかりだった。きっちり並び検温、大声でしゃべったり、はしゃいだりはしない。予約制ゆえに他の上映中の映画とは少し違う扱いで案内放送や誘導がなされたため、モール内にいる他の方々から「あ、羽生結弦これからなんだ」みたいな感じで少し目立つ形となった。「目立ちますね」そんな話を彼女に向けてみると、小声でこう答えてくれた。
「だからちゃんとしてないとね。結弦さんのご迷惑になるでしょう」
人生の大先輩に正しい「推し」の姿を教わった。なんだか始まる前から感動してしまった。長い人生、たくさんの良いことも悪いことも経験して、いま羽生結弦を観て「幸せになるの」だという彼女、とても素晴らしい声なき声に出会えたこと、筆者も幸せだ。
本稿、文量も限られるため内容については各報道の通り、いまさら細かいプログラムや技術面の紹介は割愛させていただくが、まず6分間練習を模した冒頭からのSEIMEIにはアスリートとしての矜持を見た。アイスショーを90分以上一人で滑り切るという覚悟と自信なのか。転倒すら、羽生結弦という「ドキュメンタリー」のエッセンスだった。もう競技会ではない。羽生結弦という芸術であり、そのドキュメンタリーの軌跡である。筆者は逆に、あの北京の「天と地と」を終えた後の言葉「報われない努力だったかもしれない」「でも、一生懸命頑張りました」を思った。そして先の女性の「一生懸命でしょう」もまた思い返された。羽生結弦はもう、羽生結弦そのものが芸術であり、成否含めたそのすべてが「ドキュメンタリー」なのだ。
また、とくに映画館を一瞬、賑わしたのがライビュやCS放送(CS朝日2)のカメラを一生懸命探す姿だった。広い会場でわかりにくかったのだろう。結局、少々違う方向に挨拶、という状態になってしまったが、映画館のファンたちも微笑ましく銀幕に向かって手を振り返していた。
こんなに横浜からは遠くて、決して大きいとは言えない映画館も気にしてくれている。
場内の人たちはきっとそう思ったに違いない。42都道府県の映画館の方々も、CS放送で観ていたファンのみなさんも同じ思いだったろう。また、ファンから力をいただく、演技をすることが恩返しと語ってきた羽生結弦だからこその、誰一人漏らすことなき「恩返し」だろう。
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