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エースをねらえ!

355 :愛蔵版名無しさん:2020/04/17(金) 16:06:25 ID:???.net
お蝶様、妹に弱い尾崎の優しさにも気づいてたのにね。
でも桂大悟のほうが宗方の親友だし、お蝶様の格にふさわしいと作者が思ったんだろうね。
テニスプレイヤーひろみの疑似父と疑似母のつもりで。
孤高の人だったから平民の尾崎が慕ってくれることを憎からず思えたのは確かで、
海へのドライブで尾崎にほんの少しだけ弱さを垣間見せたこともあった。
でも結局恋愛対象になったのは、自分を特別扱いせず尊敬の気持ちを抱かせてくれる桂大悟。
岡ひろみを可愛がったあたり、お蝶様は大胆で明るい相手がお好みなんだと思う。最初藤堂にも惹かれてたし。
尾崎がお蝶様を「ぼくがいてもあなたはひとり」だと、「あなたの強さが悲しい」と言えば言うほど、
彼女を高いところに祭り上げて降りられなくさせてしまう。
海で手を取らせた時ですら尾崎から見えるお蝶夫人の瞳は「白目」で、感情を図ることが許されない。
お礼を言われただけで、3年間の片思いの総決算だと満足してしまう。
妹に見せてた顔を遠慮なくお蝶様に向けたらよかった。お蝶様はそういう顔が欲しかったのかもしれないし。
でもそれができないのが尾崎とお蝶様の関係なわけで、信仰の対象以外のお蝶様を尾崎は受け入れられたか。
永遠の女神であれと、お蝶様を振ったのは尾崎のほうかもしれない。

「あの海が支え」は尾崎どうこうじゃなくて、千葉に撮られた岡の成長を見に行き、自分の心に渦巻いた荒ぶり
(先輩として成長を喜ぶ気持ちと同時に湧いた個人的な嫉妬や挫折)を、波を見て落ち着かせたことを指すのかも。
ひろみを支えることに全力を尽くした私の強さは、あの海が支えたのだ、と。

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