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【新田たつお】 静かなるドン act.6
- 994 :愛蔵版名無しさん:2021/06/02(水) 07:16:59.46 ID:???.net
- あなたを愛しつづけることよ
生涯をかける仕事がわかったという秋野は、そう付け加えた
そして戸惑う静也をよそに彼女は彼の肩に頭を預け、自身の甘やかな匂いを静也へと届けた
窓の外に広がる東京の夜の喧騒は、ここへは届かない
沈黙を破ったのは秋野だった
華やかなネイルで彩られた彼女の手が、静也の腕を伝い、彼の耳元で止まった
その意図を確かめようと開きかけた彼の唇に、彼女の吐息が触れる
触れては離れ、離れては触れる
離れる度に彼女はサングラスの奥にある彼の瞳を見つめ、触れる度に、吐息は激しく、強くなっていく
幾重にも重なった秋野のパールのネックレスが、一層艶を増したかのように妖しく光っていた…
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