●●●俳句草庵３●●●

649 ：詠み人知らず：2017/01/29(日) 22:56:22.80 .net

　　「氷面鏡」

大寒の風が張りつく切通し

ストーブの灯油の匂ふ定食屋

鮮やかにして荒れ肌の寒卵

金剛の寒の水なら尚更に

日に蒼し雑木の山の氷面鏡

寒晴の瞼の裏の緋毛氈

冬の凪かつて祠の置かれしと


※氷面鏡（ひもかがみ）

私は「う」さんではありません。もちろん６４６でもありません。