Butter-Fly

名無しさん＠ログイン中

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自分が高校3年生だった頃、（当時）3学年生徒達の受験前に学校で行われていた｢受験への決意表明式」という式の最中に起きた出来事。

式は学校のホールで3学年の生徒達を集めて行われており、先生達が｢生徒達の受験｣に対する自身の想いをホールの壇上で語っていた。そして式の最後に3学年の生徒代表として生徒会長が壇上に上がりホール中央に向かって｢受験への決意宣誓」をするのだが、ホールの隅で待機していた生徒会長が自身の名前を呼ばれて壇上へと向かおうとした瞬間に初代デジモンのOP『Butter-Fly』が流れた。

最初は先生達がサプライズで流してくれたものだと思い、そのまま生徒会長がButter-Flyをバック音にしながら颯爽と壇上に上がり｢受験への決意・宣誓」を行うものだと想像・期待した生徒達は、一気に生徒会長に視線を向けた。だが生徒会長は、なぜか固まって動かない。それに先生達と一部の生徒達が異様に騒つきながら（生徒会長とは別の）一つの方向に視線を向けているのに気付いた。しばらくしてホール内に響いているこのButter-Flyが学校側の意図で流れているものではなく、とある生徒の着信音だという事に気付いた。だがその生徒は、極度に緊張してしまったせいか微動だに動かない。しかもこのButter-Fly、「Solo Vocalで通常とは違う歌詞からSlow Tempoで始まる」特別仕様のButter-Fly。

静かなホール内で生徒会長の名前が呼ばれ、｢決意宣誓」をする為に生徒会長が壇上へと向かおうとした瞬間に和田光司がSolo Vocal（Slow Tempo）で

『無限大な夢のあとの〜　何もない世の中じゃ〜　そうさ愛しい〜　想いも負けそうになるけど〜　Stayしがちなイメージだらけの〜　頼りない翼でも〜　きっと飛べるさ〜』

そして『On〜my〜Love〜』を和田光司が言い切った所で生徒が着信音を切った。
その後は、ホール内が少しどよめいたが生徒会長の｢受験への決意宣誓」を何とか行い、式を終える事が出来た。