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鬼神「そうだ、魔王倒そう」

1 :鬼神:2014/03/22(土) 19:34:19.51 0.net
俺は鬼神、このクッソ退屈な世界で輪廻転生を繰り返し、記憶を引き継ぎ、
かれこれ1億8000万年過ごしてきた。
普段は洞窟の中に住んでいるがたまに人間に化けて書物を読み漁り、
あらゆる知識を得た。
魔法もありとあらゆるものが使えるし、山も一撃で砕ける。
でも使い道がなかったから今までじっと暮らしてきた。
ところが20年前、大魔王とか名乗る馬鹿が出てきたから
ちょっと腕試しに戦いを挑もうとしていた。

2 :鬼神:2014/03/22(土) 19:55:00.65 0.net
まずは町の人間どもに聞き込み、
大魔王がどんな奴か知っておきたいしな。

町へ移動

まずは適当にそこらの人間に聞いてみる

「そこのお前、大魔王とはどんな奴だ?答えろ。」

「うおっ!でかいな、あんた…って大魔王も知らないのか、あんた。どっから来たんだ?
 よっぽどの田舎から来たんだろうなぁ、ハハハ。」

「…で、どんな奴なんだ。」

うぜぇ、俺を誰だと思っている。お前ら人間とは程遠い存在。そんな俺を
田舎者呼ばわりしやがって、まぁそこは抑えて、再び聞いてみる。

「そりゃあひどいもんさ。20年前いきなり現れたと思ったら世界中に魔物を放ち、
 世界は大混乱、長年平和だったこの世界も訓練もしてない兵士が戦いを挑んだが、全滅。
 王様がそこで17歳ぐらいの若者を勇者として旅に出したのが今の現状さ。
 あの血も涙も無い大魔王に勝てるなんて思ってもないんだろうに、可哀想になぁ…」

「…すまないな、情報提供感謝する。」

なるほど、魔王は血も涙もなく、背恋を混乱に陥れた、そこで魔王を倒すために
勇者を送り込んだ、と。
さすがにそれは理不尽だろう。17年しか生きていないガキが仮にも大魔王と名乗る奴を
倒すなど。
俺には余裕がある。もし大魔王が俺を殺しに来てもたぶん返り討ちにできるだろうし。
ということで勇者を探してついて行ってやろう。そうすれば少しは面白いことになりそうだしな。

3 :鬼神:2014/03/22(土) 20:24:03.19 0.net
町を出て、勇者を探す事にした。
外には広い草原地帯が広がっている。辺りには…お、なんか魔物いる。
ちょっと倒してみよっと

「ギシャー!」

魔物は奇声を発し、俺を威嚇、そして飛び掛かってきた。
遅い、それを余裕で避ける。次は俺の番だ。

「海よ、空よ、大地よ、宇宙よ、我に力を与えよ、邪なる者に裁きを与えよ、
 グラン・サンクションズ(偉大なる制裁)!」

ドゴオオオオオオオオオオ!

魔道書第128番2031ページ、グラン・サンクションズ。習得には1年ぐらいかかったっけ。
余裕で山3つ分破壊できる魔法だ。今まで生きてきた中で初めての生物による魔法の威力実験、
…どこにもいない。どこに行った、あいつは。テレポートでも使って逃げたのか?
実験は失敗に終わった。おっと、美しい草原に大穴を開けてしまった。
時間を戻して直しておこう。

さて、勇者はどこかな?




遠くで見ていた人「あ、あ…何が、なにが起こったんだ…凄過ぎて訳わかんないよ
         魔王の侵略が始まったのか?う、うわあああああああ!」

4 :鬼神:2014/03/22(土) 20:27:16.74 0.net
町を出て、勇者を探す事にした。
外には広い草原地帯が広がっている。辺りには…お、なんか魔物いる。
ちょっと倒してみよっと

「ギシャー!」

魔物は奇声を発し、俺を威嚇、そして飛び掛かってきた。
遅い、それを余裕で避ける。次は俺の番だ。

「海よ、空よ、大地よ、宇宙よ、我に力を与えよ、邪なる者に裁きを与えよ、
 グラン・サンクションズ(偉大なる制裁)!」

ドゴオオオオオオオオオオ!

魔道書第128番2031ページ、グラン・サンクションズ。習得には1年ぐらいかかったっけ。
余裕で山3つ分破壊できる魔法だ。今まで生きてきた中で初めての生物による魔法の威力実験、
…どこにもいない。どこに行った、あいつは。テレポートでも使って逃げたのか?
実験は失敗に終わった。おっと、美しい草原に大穴を開けてしまった。
時間を戻して直しておこう。

さて、勇者はどこかな?




遠くで見ていた人「あ、あ…何が、なにが起こったんだ…凄過ぎて訳わかんないよ
         魔王の侵略が始まったのか?う、うわあああああああ!」

5 :名無しになりきれ:2014/03/22(土) 20:27:49.98 0.net
よう、そこの田舎もの
草原には魔物がいて危ないんだ。早く町に入りな

6 :だいまおう(幼女):2014/03/22(土) 23:40:21.44 0.net
くくく…なんとも呆気ないものだ
我が軍の無双たる働きにより人間共の軍隊も瞬く間に壊滅
光の神の妨害で動きは鈍ったものの…二十年かけて漸く打ち倒し、石化の呪いを掛けて封印してやった
あとはじわじわと、世界を闇に染めて我が物にすればよいだけだ…くくく、魔族の時代の幕開けだー!

ああ、はらがへったぞ、わたしはアップルパイを所望する

7 :名無しになりきれ:2014/03/22(土) 23:40:50.75 0.net
>>5
っ!いきなり田舎者呼ばわり!まぁ否定はできない。
なぜなら俺はずっと洞窟の中に住んでいたからな…
田舎どころか人さえ住んでいない、洞窟で一人…

8 :鬼神:2014/03/22(土) 23:56:54.56 0.net
とりあえず、俺は忠告を無視。勇者を探す。
ん?人間が倒れている。こいつ、この独特な身のこなし、もしや勇者か?
書物で見た勇者の正装と一致している。
…泡を噴いて気絶している。おまけに白目を剥いている。
あっ分かった。さっきの魔法の振動で地震が発生。巨大な魔物の足音とでも勘違いし、気絶。
だとしたら真性の小心者だろうな、可哀想に…このような少年を一人で旅立たせるとは、
血も涙もないのは人間の王ではないか。だが、それでこそ面白い。
この勇者の仲間としてサポートしつつ、育成した結果、魔王を倒す。いい暇つぶしになりそうだ。
お、目が覚めた。俺は声をかける。

「おい、大丈夫か?」

9 :だいまおう(幼女):2014/03/23(日) 00:15:56.54 0.net
勇者か…昔じいやが話してくれた気がするぞ
世界に危機が訪れたとき、神に選ばれた勇者が闇を払い、邪悪を退け再び世界に平和をもたらすと
勇者が来たときのために、名乗り上げのセリフ、考えていたほうがいいだろうか…

10 :名無しになりきれ:2014/03/23(日) 18:11:37.72 0.net
>>8
ドシュ…
(鬼神が突然通り魔に心臓を刺されて即死)

11 :鬼神:2014/03/23(日) 20:04:11.87 0.net
>>10
そんな訳あるか、一つ言い忘れているが1億8000万年のも時間を生きていると
殺気も余裕で感じ取れる。さらに鬼神というものは真の姿は全身が黒く、とてつもない硬さの鱗で
覆われていてな。人型爬虫類みたいな感じだ。それを一部分のみに出すことで確実に防御できる。
さて、俺に喧嘩を売るようなら潰すぞ、出直してくるか、そのまま成す術もなく息絶えるか、
どちらか選べ。さっきは魔法を試したから次は鬼神格闘術だ。

12 :名無しになりきれ ◆q9p5VxUpgo :2014/03/23(日) 20:08:04.02 0.net
トリップっていうのをつけると本人確認がとれやすいよ
名前の後に#○○○みたいな感じで入力すればいいんだ!
○○○には好きな文字を入れてね!
僕の名前の◆なんとかってのがトリップだよ!

13 :勇者:2014/03/23(日) 20:29:58.40 0.net
「う、ううん…」
王様に勇者に任命されて2日目、魔物から逃げ回っていたらいきなり地震。
巨大な魔物が僕を殺しに来た!?そんなことを考えていたら怖くて意識を失って…
気づいたら人に起こされた。こんなところにいたら危ないですよ、と言いかけた瞬間その人を
後ろから人が刺した!と思ったらどうやら無事みたいなようでそしたら潰すとか、鬼神格闘術とか、
何の話をしているんだろう、訳わかんないよ〜(泣)

14 : ◆4VufuQE9Es :2014/03/23(日) 20:39:24.21 0.net
>>12
ありがとうございます。その◆なんとかのつけ方がよく分からなかったんです。
ちなみに13の勇者は鬼神の自作自演です。あとの勇者はお好きにどうぞ

15 :名無しになりきれ:2014/03/23(日) 21:17:53.47 0.net
>>14
ドシュ…

(◆4VufuQE9Esは勇者によって刺され殺される)

16 :ビルゴーネ星人 ◆1KhQWWZLxo :2014/03/24(月) 15:37:22.14 0.net
(空に巨大な黒い影が現れる)
愚かなこの星の人間ども!聞くがいい、我々はビルゴーネ星から来た宇宙人だ!
…っと言ってもこの星に宇宙だの何だの言って理解できるほど賢い奴はおるまい。
仮に理解できていたとしてもどうしようも無いがな。
ふん、で、我々ビルゴーネ星人はただいまよりこの地球を侵略する!
抵抗は無意味だ!
まずは挨拶代わりに我々の力を見せてやろう!怪獣アストロジャイラス、出て来い!!

(ビルゴーネ星人の雄たけびに応えて、空から全身銀色で牛みたいな角持った2足歩行のトカゲみたいな怪獣が現れる)

殺せ!!ビルゴーネ星人の恐ろしさを思い知らせてやれ!!

(怪獣アストロジャイラスは雄たけびをあげると、口からミサイル弾を連射して町を火の海にし始めた)

17 :鬼神 ◆4VufuQE9Es :2014/03/24(月) 21:56:19.20 0.net
「…お前もか。」

無論効くはずもない、そんな銅の剣で俺を倒せると思ったのか。
いや、こいつおびえているのか?俺を魔物と誤解しているのか。
そりゃあいきなり刺されたところの服の下に鱗があったら魔物と間違えてもおかしくない。

「おい、お前が勇者なことは分かっている。俺は魔物ではない。鬼神だ、信じてはもらえないだろうがな。
 俺は魔王をこれから倒しに行こうと思っている。だが、そのまま倒すのでは面白くはない。
 お前を一人前の勇者にし、魔王を倒させる。」

勇者はいきなりの会話についてこれていない。
――――その瞬間、近くの町らしき場所で激しい爆音、巨大な魔物が暴れている。
勇者が気絶しかけるが無理やり起こす。…いい機会だ、よし。

「ちょっと見ていろ、俺があいつを倒して見せる。よく見ておけ!」

そう言い放ち、俺はあいつを潰しに行く。

18 :鬼神 ◆4VufuQE9Es :2014/03/24(月) 22:18:08.50 0.net
町についた。町は火の海、逃げ惑う人々、五月蠅い!

「水の精よ、我に力を貸したまえ。大地を清める雨を降り注がせよ!
 『清めの雨』!」

別に清めるつもりは無い、とりあえず鎮火して騒ぎをおさめたかっただけ。
さーて、なかなか骨のありそうなやつだ、血が騒ぐ…!

まずは小手調べだ、一発拳を食らわせる。
ドゴォ!魔物は少しバランスを崩す。そこから跳躍!顔にさらに追撃する。
メキャ!骨がつぶれる音がする。ハハ、いいぞ。
その瞬間魔物は口を開け何か先のとがった筒を大量に発射してくる。
だが動きは遅い、余裕でよけて口の中に着地、とどめだ。

「煉獄の炎よ、ここにその姿を現せ、我に害成す者を焼き尽くせ!」

ゴォォォォォ!激しい炎を口の中に突っ込む。そしてすぐにその場を離れる。
浮遊魔法で空に浮きながら結末を見届ける。
魔物は光出す、そして爆発。え?爆発魔法は仕組んでないのだが。
すると魔物の陰に隠れていた謎の鉄塊が現れる。あれも新種のゴーレムか何かか?
ついでにそれも破壊、過程は省略。こいつも爆発。なんなんだこいつら。

倒した後は勇者の元に戻る。…っていねぇしどこに行った、あいつは。

勇者の行き場所
>>19 死んだ以外で頼む。

19 :名無しになりきれ:2014/03/24(月) 22:29:54.86 0.net
南アフリカ
駐屯地

20 :ビルゴーネ星人 ◆1KhQWWZLxo :2014/03/24(月) 22:44:09.62 0.net
(成層圏で待機しているビルゴーネ星人の本隊)

ビルゴーネA「馬鹿な!原子爆弾にも耐える我々の怪獣兵器アストロジャイラスがああも簡単に倒されるなぞ…」
ビルゴーネB「偵察隊の報告では我々が捕獲したサンプルをはるかに上回る身体能力と魔法能力を持つ正体不明の敵の攻撃を受けたらしい」
ビルゴーネC「偵察隊はどうした?」
ビルゴーネB「全滅だ!円盤も簡単に撃墜して見せた」
ビルゴーネA「まさか宇宙警備隊や宇宙警察機構の連中ではないだろうな?」
ビルゴーネC「ありえない!ここに奴等はあらわれない、絶対に現れない」
ビルゴーネB「……まさか、仮面ライダーか?」
ビルゴーネA「あ…あの仮面ライダー?そういえば次元を超越できる奴も多々いるらしいし…」
ビルゴーネC「とりあえず新手の怪獣を送り込もう!生物ならば毒だ!毒ガス怪獣ゼブラザウルスの猛毒なら、わずかでも吸えばこの星の生物は0、5で死亡するはずだ」
ビルゴーネA「よし、ゼブラザウルスを送り込め!」

(縞模様の毒ガス怪獣が現れ、無色透明なガスを撒き散らして魔物も人間も無差別に殺しまくる)

21 : ◆4VufuQE9Es :2014/03/24(月) 23:02:07.01 0.net
>>19
いやいやいやいや、それは勘弁。
一応この世界よくある剣と魔法のファンタジー世界設定だからさ…
つーことで>>20勇者の居場所よろしく

22 : ◆4VufuQE9Es :2014/03/24(月) 23:20:47.80 0.net
ごめん。>>22だった。

23 :名無しになりきれ:2014/03/24(月) 23:20:52.73 0.net
死んだ以外って言ってるのにこれ。
しかも安価ミス。

(^ω^;)

24 : ◆4VufuQE9Es :2014/03/24(月) 23:22:28.35 0.net
あっまた間違えた…ほんとにサーセン…
>>25じゃボケェ!(半泣き)

25 :名無しになりきれ:2014/03/24(月) 23:28:19.43 0.net
成層圏で待機しているビルゴーネ星人の本隊

26 :名無しになりきれ:2014/03/24(月) 23:36:54.65 0.net
>>24
ゴゴゴ…
(◆4VufuQE9Es が地割れに巻き込まれ即死)

27 :名無しになりきれ:2014/03/27(木) 01:29:49.53 0.net
鬼神も安価ミスには無力だったか

28 :だいまおう(幼女):2014/03/30(日) 20:46:52.55 0.net
(異空間にある居城から事の成り行きを見守っていたが毒ガス怪獣の出現によってしびれを切らしたように立ち上がる)
いかんいかん、異星人に侵略されては世界征服どころじゃあない
(探知魔法によって毒素を解析、瞬時に新たな術式をくみ上げていく)
これは…む。見たことがない毒素だな、解析…終了っと、こんなものか、うむうむ
(小さく呪文を呟くと怪獣の足元に巨大な魔法陣が浮かび上がり毒ガスが中和されていく)
(それと同時に無数の黒い雷が怪獣を次々と貫き内から外から肉体を蝕み最後には特大の稲妻で消滅させる)

さてと…勇者くんが死んでしまっては私の楽しみが一つ減ってしまう、殺戮者にはお帰り願おうかな
(成層圏に待機しているビルゴーネ星人の本隊の前に自身の姿を巨大な幻影として浮かび上がらせる)
我こそは大魔王、この星の真の覇者である
異星からの来訪者よ、我が領内で暴虐を働くというのなら容赦はしない
速やかに帰還すれば見逃してやるが、このまま侵略を続けるなら徹底的に叩き潰し根絶やしにしてくれようぞ

29 :名無しになりきれ:2014/03/30(日) 21:20:43.76 0.net
こども魔王が鬼神に勝てるわけないだろ

30 :だいまおう(幼女):2014/03/30(日) 21:39:26.59 0.net
>>29
子供いうな、この姿で成長が止まってしまったのだから仕方ないだろう。
自分で言うのも何だが、私は強いぞ?
どのくらい強いかと聞かれても困るが。

31 :名無しになりきれ:2014/03/30(日) 22:26:56.52 0.net
てst

32 :ビルゴーネ星人:2014/03/31(月) 15:39:41.65 0.net
(円盤の中にいる勇者に気づく)
ビルゴーネ星人A「ん?ぼーず、お前さっきの戦いの最中に間違って入ってきちまったのか」
ビルゴーネ星人B「気の毒にな、送ってやろう」

説明しよう、ビルゴーネ星人は戦争では平然と人殺しするが、プライベートはナイスガイなのだ。

(勇者を地上の元の場所に戻して)
ビルゴーネ星人C「まぁ、帰らせてもゼブラザウルスの毒がいずれこの惑星の蔓延して死滅するのだがな」
ビルゴーネ星人A「早く降伏するといいな、地球人」
ビルゴーネ星人B「あ!あれは何だ!!」
(魔王に気づくビルゴーネ星人達)

ビルゴーネ星人C「ああ!ゼブラザウルスが簡単に!!」
ビルゴーネ星人A「この星の魔法文明では我々には歯が立たないはずがどうしてこうも簡単に……あ、わかった」
ビルゴーネ星人B「え?何?どした」
ビルゴーネ星人A「こんな事できるのはインキュベーダーだけだ!!」
ビルゴーネ星人C「なるほど、すごく納得できる、あれ幼女だし」
ビルゴーネ星人B「相手が悪いな、帰ろう」

(円盤群は去っていく)

33 :だいまおう(幼女):2014/03/31(月) 22:18:57.66 0.net
>>32
ふぅ、人騒がせなやつらめ
辺境の星だと甘く見ていたら酷い目にあうぞ、なんてったってわたしがいるのだから
インキュベーダー?昔どこかで聞いたような名前だ…忘れたけど

さてさて、勇者くんは今どこに居るかな?ちょっとは旅は進んだか?
(切り分けられたアップルパイをかじりながら魔法の水晶を覗き込んで勇者の居場所を探る大魔王)

※勇者の居場所>>34

34 :ビルゴーネ星人:2014/04/01(火) 21:18:18.15 0.net
ビルゴーネ星人D「ほら君、ここまで来れば大丈夫だろう?」
勇者「うん、おじさんありがとう」
ビルゴーネ星人D「いやいや、こっちの転送ゲートの不手際がしでかした事だからね」
勇者「?」
ビルゴーネ星人D「じゃあ、俺はここで」

勇者「あ、ここ、最初の町の近くの野原だ」

35 :だいまおう(幼女):2014/04/05(土) 15:28:19.56 0.net
>>34
ビルゴーネ星人達、意外とナイスガイなのか…?
まあいい、勇者くんが無事でなによりだ
現在地ははじめの野原か、スライムくんでもけしかけて適当に揉んでやるぞー

36 :鬼神:2014/05/18(日) 13:43:31.63 0.net
2chに書き込めるようになったと聞いて戻ってきました。
んじゃ書いてくか…

************************************************************************************************

…どういうこっちゃ。いきなり町の方でドラゴン第二弾が現れたと思ったら
探知魔法で勇者の痕跡をたどった先は天の向こう。
俺の暇つぶしを誰かが捕まえていった…?少し怒りが込み上げる、
と思ったらドラゴンの真下に魔法陣、ふむ、魔法陣の色、毒煙?の変化といいあれは
回復魔法か?だれがあんなことを・・・?あ、勇者の痕跡が地表に瞬時に戻ってきた。
俺は勇者の方へ駆け寄りに行く。

37 :鬼神と勇者:2014/05/18(日) 14:22:22.90 0.net
鬼神「おい大丈夫か?何があった、話してもらえるか?」

勇者を気遣うように声をかける。にしても勇者の大移動は明らかな
以上現象。これは俺の知識の糧にできるかもしれん

勇者「いきなり謎の穴に吸い込まれたと思ったら変な場所に飛ばされて途方に暮れていたら
   変だけど優しいおじさん達に帰してもらいました。ところで、鬼神?さんですよね。
   あなたはいったい何者ですか?」

謎の穴、か。転送魔法か何かか?変なおじさん?…どこぞの魔法使いかな。
気にはなるがそのおじさんとやらには感謝しないとな。む、俺が何者かだと

鬼神「だから、俺は鬼神。どうやって生まれたかは覚えてない。鬼神は究極の硬度の鱗に包まれ、
   膨大な時間の記憶が可能で、その一撃は山をも砕く。それだけだ。」

勇者「じゃあなんで生まれた時の記憶がないんですか?矛盾してますよ。」

鬼神「確かに、生まれてからの記憶はないのにそれ以降は全てを記憶している。
   だがそれが俺なんだよ。ん?あれは…スライムか、よし、あれで戦闘の練習だ、来い!」

勇者「ま、待ってくださいよ〜!」

38 :スライム:2014/05/18(日) 14:34:27.36 0.net
いつからここにボクがいるのかはわからない。
なんのために生まれてきたのか、これからなにをすればいいのか、

そして…ボクはなぜふたつのなにかに近づかれているのだろう?

39 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ:2014/05/18(日) 15:19:17.59 0.net
〜ビルゴーネ星〜
キングビルゴーネ「何ぃ?地球侵略に向かってら魔法少女と変な怪人に倒されておめおめ逃げ帰ってきただと?」
ビルゴーネ星人A「キングビルゴーネ様、あれは間違いなく、インキュベーダーです!奴らに関わっては、さすがの我々も…」
キングビルゴーネ「バカめ!ゼントラーディ星人やバッハクラン星人、さらにはグレートアトラクターに勝るとも劣らぬ我がビルゴーネの国力と科学力は何のためにある!宇宙制覇のそのためだ!」
ビルゴーネ星人B「キングビルゴーネ様…」
キングビルゴーネ「全宇宙を武力統一し、絶対正義を打ち立て恒久の平和を作り上げる!それが我々ビルゴーネ星人、宇宙の覇者!白鼠に恐れを成していては、宇宙制覇などできるはずはない!
…まぁ、しかし、お前らの気持ちもわかる、話を聞く限り、想定外が過ぎる星だ、一度帰ってきて正解だっただろう」
ビルゴーネ星人A「それで、今後はいかがすれば…」
キングビルゴーネ「無論!侵略を続けるまでだ!今度はわし自ら指揮を執る!大艦隊を地球に差し向け、インキュベーダーのコアを見つけ出し、それを叩き潰して地球へ攻撃を行うのだ!」
ビルゴーネ星人C「わかりました!」

40 :だいまおう(幼女):2014/05/18(日) 15:53:27.76 0.net
はっはっは、スライム君に自我が生まれるとは予想外だった
研究の成果だな、とりあえず一発分殴ったら全力逃走だ、無理するんじゃないぞスライムくん

きな臭くなってきたな、大艦隊が接近中か…よしよし、私の精鋭たちを派遣してコテンパンにいためつけてやるー
愚かなビルゴーネ星人よーだいまおうさまを恐れ崇め奉れー

41 :鬼神と勇者とスライム:2014/05/18(日) 16:07:05.00 0.net
鬼神「さぁ、勇者まずはコイツからだ。その剣で潰せ」

勇者「い、嫌ですよ、こんな可愛いものを切り捨てるなんてできません!」

うわー…これがスライム…可愛いなぁ…こんな可愛い生き物が人間を襲うなんて考えられないなぁ
しかし鬼神さんはこの生き物を殺せという。

スライム「きみたちだぁれ?ボク、悪いスライムじゃないよ?」

鬼神「ん、こいつ喋れるのか、でも関係ない、勇者、早くしろ」

勇者「嫌です!」

スライム「ねぇ、ここはどこ?ボクはなにをしたらいいの?」

鬼神「ッ!こいつ、自分が魔族ということを理解していないのか?…なら
   コイツ、殺す必要はないな」

勇者「え?いいんですか」

鬼神「ああ、こいつを仲間にする。魔族の自覚がないのなら邪の心も無い。
   それと勇者、知っているか?スライムという生き物は特殊でな、一般には最弱と称されるが
   成長したスライムは口から灼熱の炎や、極寒の吹雪を放ち、仲間を癒す魔法や敵を滅する強力な
   魔法を覚える、可能性の卵なんだ」

勇者「え、えーと…どういうことか分からないんですが、とにかくこの子と一緒に
   旅ができるということですよね?」

鬼神「そういうことだ」

勇者「やった!さぁおいで!怖くないよ!」

スライム「えーとボクは君たちについていけばいいの?うん、ボク、行く!」


僕は一つの命を今、救った気がした。鬼神さんのこの子がすごく強くなるなんて考えられない。
そして僕は世界の平和のためにたくさんの命を殺すことになるのだろう。それが勇者の宿命、それを今思い出した。
そうだ、名前、付けてあげなくちゃ、そうだなぁ…スラリン、スライムだからスラリンでいいや!

勇者「君の名前はスラリン!さぁ行こう!」

42 :鬼神:2014/05/18(日) 16:15:20.69 0.net
…まさか邪の心のないスライムを仲間にできるとは、思わぬ収穫だったな。
スライムは成長すればそこらの生物など根絶やしにするぐらい強くなる。
過去の文献によると魔王とやらがこの星に現れる前の時代ではスライムが世界の
支配者だったというものが残されている。
にしてもさっきから妙な視線を感じる。上の方から感じるのだがどこにも何もない。

(おい、誰かは知らんがこちらを見ているのだろう?変に危害を加えるのであれば
存在を消してやるぞ…!)

視線の方向へ強い殺気を放つ、しかし一向に視線は止む気配はない
仕方ない、無視を続けよう…

43 :鬼神と勇者とスラリン:2014/05/18(日) 16:26:55.30 0.net
しばらく進むと見えてきたのは緑の肌、若干小太りな体型
手には棍棒、邪悪を感じるその顔つき、ゴブリンだった。
うむ、2体か、勇者とスライム…じゃないスラリンの相手にはちょうどいいな

鬼神「おいあいつを見ろ、ゴブリンだ。」(小声)

勇者「うわー怖い顔…」

スラリン「ぶるぶる…」

鬼神「あれ見ても可愛いから殺せない、なんて言えるk「いえ、全然。」

鬼神「じゃあ容赦なく殺れるな?あとスラリン、お前もだ」

勇者「はい!…ってスラリンもですか?駄目ですよ!」

鬼神「じゃあ何のために連れてきた?大丈夫、硬化魔法はかけておく。さ、行け!」

そう言うと俺は一人と一匹を押し出す。さぁ勇者、お前の腕前、見せてみろ。

44 :勇者とスラリン:2014/05/18(日) 16:52:09.92 0.net
スラリン「ぴきーっ!」 勇者「うわっ!」

ゴブリンA「お?なんだ?そこのスライム、お前が連れてきたのか?よこせよ

ゴブリンB「ひひひっこいつは美味そうだ…ひひっ」

スラリン「何のこと?」勇者「お前たちを倒しに来た!」

ゴブリンa「はぁ?笑わせる、お前みたいなひょろひょろ野郎に俺を倒せるわけn(ザシュ!

ゴブリンa「ギャアアアアアアアアアアアア!」

1切り、可愛くないゴブリンに対しては無慈悲で、容赦はなかった。

ゴブリンb「な、何しやがる!おい、スライムお前も手伝え!」

スラリン「なんで?ボクと勇者は友達だよ?」

ゴブリンa「ぎゅ、ぎゅうじゃ?ま、まざが!」

勇者「はぁっ!」ゴブリンa「グ、グギギ…」バタッ

ゴブリンb「よ、よくも!てめぇ、死ね!」

そういうと大きな棍棒を勇者めがけて振り落す

スラリン「勇者!危ない!」ドッ 勇者「うわっ!」

そこをすかさずスラリンが体当たりして何とかかわす。

勇者「ありがとう、スラリン。」スラリン「えへへ〜」

ゴブリンb「こいつ!裏切り者か!このやろ(スパァン! バタッ

一閃、横切りを食らい倒れた。

勇者「は、はぁ…倒した…」ガクッ スラリン「やったね!勇者!」

…強いじゃないか、それなりに。でも、死体のそばでよく平然としてられるな。
つーか意外と丈夫なんだな、硬化魔法をかけたスラリンの体当たりを食らってもピンとしている。

鬼神「おーい、死体漁っとけよー、ゴブリンとかは大抵薬草とか、金とか持ってるから」

45 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆xkQleWDISI :2014/05/18(日) 18:16:46.21 0.net
諸君、トリップの使い方を教えよう。
名前の後に、#←をつけて、その後に好きな文字を入れるのだ。
そうすると、偽物を防止できる。

46 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆xkQleWDISI :2014/05/18(日) 18:57:14.64 0.net
ビルゴーネ星人Q「旗艦より全ビルゴーネ艦隊へ、冥王星軌道上に待機し、指令を待て」
ビルゴーネ星人V「インキュベーダーの反応を調べろ、星系の外周に隠れているだろう母船を見つけるんだ」
ビルゴーネ星人S「宇宙警備隊に動きなし、いまだ、我々の動向はつかめていない模様」
キングビルゴーネ「よし、わしを中心とした偵察部隊を出す」
ビルゴーネ星人A「皇帝陛下自ら行かれるのですか?」
キングビルゴーネ「無論だ、ゼブラザウルスもアストロジャイラスも、宇宙警備隊の戦士でも苦戦するレベルの大怪獣。サイヤ人クラスの怪物が潜んでいることは間違いない、この軍団でそのレベルを確実に打ち倒せるのは私だけだ」
ビルゴーネ星人B「そんなに恐るべき相手が?」
キングビルゴーネ「うむ、科学技術におぼれたお前らにはわかるまいが、私にはひしひしと感じる。あの星には…猛者がいる。星系の外周にいても感じるようなすさまじい闘気と、魔力を持った者がいる」
ビルゴーネ星人C「それほどの…」
キングビルゴーネ「それも…最低でも2人…(額に汗が浮かぶ)。苦しい戦いになるやもしれんな」
ビルゴーネ星人B「何者でしょう」
キングビルゴーネ「決まってる。……神だ」

47 :だいまおう(幼女):2014/05/18(日) 20:54:04.10 0.net
〜魔王城〜

勇者くん達にはわたしの討伐に集中して欲しいからな、ビルゴーネ星人の迎撃は私が頑張らなきゃダメだよなぁ…
一応、今この星で一番偉いのって私だからな。
うむむ、数は…いちじゅうひゃくせんまん…数えるのもわずらわしい。
この規模で攻めてくるなんてなぁ、こんな辺境の星相手にそんな躍起にならなくてもいいのに。
ふむふむ…少数が地球に向かって接近中か…おお、大物がいるな。水晶玉にちょっぴりヒビが入ったぞ。
創造神よりも強そうだな…こやつは私自らが出迎えてやるか。

七つの大罪よー、我が元につどえー
(だいまおうの呼び声と共に集結する悪魔達、いずれも地獄の軍勢を率いる魔王である)
よしよし、お前達にしては集まりが早いな、けっこうけっこう。

これよりキミたちにはビルゴーネ星人の本隊を叩いてもらう。
目的は撹乱であり、ある程度かき回したら戻ってきてもいいぞ。
本土決戦を前に少しでも敵の戦力を削ぎ、こちらが防衛体制を整えるためだからな、殲滅させる必要はない。というか無理だ。
ベルフェゴールくん、戦うフリして帰ってきちゃお仕置きだから。うん、それでは諸君らの武運を祈る。
解散!

48 :だいまおう(幼女):2014/05/18(日) 20:57:36.01 0.net
さてと、勇者くん&鬼神くんサイドは……お?スライムくんを味方につけたのか。
こんなパターンは初めてだな、人間の仲間が一人も居ない。
これも勇者くんの広い心がなせるわざだろう、すごいな。素敵だ。
旅は順調みたいだな、私の居場所を突き止めるのはいつになるだろうか…楽しみだぞ。

49 :鬼神:2014/05/18(日) 22:42:28.32 0.net
?なんだ、この魔力は?はるか上空、7つほど、それなりに大きな魔力の塊、
外の世界は何でもありかよ、次から次へと…ニヤリ

鬼神「おい勇者、ちょっと面白い用事ができた、ほら、この地図のこの町まで
   少しの間二人で行っておいてもらえないか」

勇者「え、ちょっと!僕たちだけで行くのは危険ですよ!」

鬼神「大丈夫、ほらこれをやる。「強化丸薬」だ。敵にあったらこれ飲めば絶対
   死なないから。じゃあな!1日たてば戻るからそれまで町の中にいろよ。」

そう言い残すと俺は天へと駆ける。星の外まで。さて、骨のある奴らがいないかな♪

50 :鬼神:2014/05/18(日) 23:13:17.44 0.net
宇宙へと来た俺は壮大な現実を目の当たりにする。
なんと、「魔力」を確認したのは7つ、しかしそこにいたのは1000万、いや、億単位の軍勢。
何やら武装をしている…敵だな!

「大いなる銀河よ!我に宿れ、我に力を与えよ!」

コオオオオオオオオオオ…

力があふれてくる。宇宙空間だから地上の何倍もの効果がある。

さて、お前ら全員、全滅だ!

「おりゃああああ!」

宇宙空間に渾身の蹴り、脚に集中した魔力と鬼神の蹴りの威力でとてつもない規模の
衝撃波が発生する。

ボボボボボボボボボボボボボボボ…

ハハハ、面白いようにあれだけいたのが10万体は減ったぞ、よしもっとだ…!

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」

秒間100回パンチを魔力と共に打ち放つ。壊れる、愉快愉快。

「アハハハハハハ!愚かな屑どもが!鬼「神」の力の前にひれ伏すがいい!」

俺の叫びが広い宇宙にこだました

51 :七つの大罪 ◆Blp8nurHEWAw :2014/05/19(月) 00:47:33.23 0.net
だいまおう「トリップとやらをつけてみた、みんな頑張れ頑張れー」

(悪魔達の大軍勢は大気圏を脱出し月へと向かう、月に魔物の軍勢を配置し来るべき決戦のため防衛基地とするようだ)

憤怒のサタン「今回の作戦は防衛基地の設立と敵本隊の撹乱だ、兵を月に降ろした後、我ら『七つの大罪』は敵本隊まで一気に飛ぶぞ」

貪欲のマモン「うひょーwww異星人のお宝略奪し放題ッスwwwやったぜwww」

怠惰のベルフェゴール「あー、めんどくせー…なんでもいいから早く帰りてー…でもバレたら減給だしなーやだなー」

魔王軍兵士「ナ、何者カガ地上カラ攻撃ヲシカケテキマス!ぎぇっ!?」

暴食のベルゼバブ「す、すごいんだなぁ、ペ○サス流星拳みたいなんだなぁ」

色欲のアスモデウス「え?え?何々?あんな強いヤツあたし達以外にもまだいたんだぁ!やだ、良い男じゃない///」

傲慢のルシファー「クックック…下がっていろ、貴様らが敵う相手ではない…」
(突如鬼神の眼前に神々しく輝く十二枚の翼を持った堕天使が立ちはだかり彼の連打を打ち払う)

嫉妬のレヴィアタン「キィィぃーっ!妬ましいっ!ルシファー?わたくしを差し置いて活躍するなんて許しませんことよ!」

傲慢のルシファー「雑魚は黙っていろ…申し遅れたな、我が名はルシファー…七つの大罪最強の悪魔王、魔神ルシファーだ」
(ルシファーの翼が光を放つと鬼神に流れ込んでいた力は完全に遮断されてしまう)

憤怒のサタン「最強かどうかは知らんがここはルシファーに任せろ、我らには我らの任務があるのだ。さあ、月へと急ぐぞ」
(ルシファーと鬼神が対峙している間に軍勢は移動を始める)

傲慢のルシファー「貴様が鬼神か…ククッ、疼く…疼くぞ…貴様のその目が、力が…我が内に眠りし破壊の本性を呼び覚ます…さあ、魂の宴を始めよう…」

52 :登場人物:2014/05/19(月) 09:44:10.70 0.net
鬼神 種族 鬼神

長い年月を鬼神の洞窟で過ごしてきた。その間、魔道書を読み漁り、肉体を究極にまで
鍛え上げた最強の生命体。また、鬼族事態がかなりの高位種族にも関わらずさらに
その上の鬼神ということで一応、神級の亜種種族。
覚えたい魔法は「時空間魔法」。覚えたら新たな空間を作り、そこで自由気ままに過ごしたいと
考えている。性格は結構自己中で自分の欲望(主に戦闘欲)に忠実。普段は人間の姿に化けている。

勇者 種族 人間

実は女神の血を引き継いでいる。なので幼いころから魔法の才能があった。
また、武術にも一段と長け、実はかなりの実力の持ち主。
しかし、結構なビビりかつ優しい性格で可愛いものに目がないという性格。
その優しい性格で本来魔族のスライム、「スラリン」を仲間にした。

スラリン 種族 スライム族

一般的には「ザコ」「最弱」のレッテルを張られる魔物。
しかし、成長と共に恐るべき変化を遂げる大器晩成型の魔物。
だいまおう(幼女)によって生み出されたが偶然にも邪の心を持ち合わせておらず
勇者一向の仲間となった。

だいまおう(幼女) 種族 魔王族

この星を支配し、星の王者になろうとたくらむ魔族の長。
魔王の血を引き継ぐ最強の種族だが、なぜか幼女のままで成長が止まっている。
だがその実力は本物で、7大罪の悪魔たちを従えるほど。
ちなみにアップルパイが好物。

ビルゴーネ星人

宇宙の彼方からこの物語の舞台となる星を征服しようと考える異星人たち。
しかし鬼神やだいまおう(幼女)などにコテンパンにやられるなど、扱いがひどい。
科学の力で必死に立ち向かうがやはり無限の可能性を秘める魔法には適わなかったようだ。
そこで躍起になって支配を絶対にしてやる!と再戦を臨む。

7大罪

だいまおう(幼女)の部下達。
7体全てが最強クラスの悪魔で、一体一体が一国を滅ぼす力を持つ。
リーダーは傲慢のルシファー。種族は魔神で悪魔を総べる王。
だが無謀にも鬼神に戦いを挑むのであった…

その他モブ

下級悪魔 鬼神にあったが運の尽き、瞬殺された。

通り魔 鬼神を殺そうとするが失敗、あえなく逃げる。

ゴブリン 勇者に瞬殺された。

53 :鬼神 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/19(月) 10:00:20.65 0.net
!?銀河強化が打ち消された、何者だ、こいつ。
突如目の前に現れたのは神々しくも禍々しい姿の悪魔、堕天使かな?なに、魔神?
そしてこいつはそれなりの魔力を帯びている。俺が確認した7つの魔力の
一つらしい。そしてこいつ、恐らくこの中で一番強いだろう。
まぁこのぐらいの魔力なら少し本気を出せば倒せるだろうがな。

「おい、俺の邪魔をするつもりか…?それとも俺の相手になるか?」

とびきりの殺気を放ちながら笑ってみせる。だが一瞬の揺らぎも見せない。
よっぽど自信があるのだろうな、この表情が絶望の底に落ちるのを見るのが楽しみだ。
そしてこいつ、「魂の宴」といったな、じゃあこうしよう。

「魂抜けろ、肉体からその身を離せ、虚空をむなしく漂い続けろ」

俺が詠唱すると俺と堕天使の体から力が抜ける。そして魂だけが空間に漂う。
はぁ、惨めだな、ここまで小さいとは、俺の魂の方がでかいだけか?

「じゃあ、お前が望んだ「魂の宴」、始めようか…!」

54 :傲慢のルシファー ◆Blp8nurHEWAw :2014/05/19(月) 16:23:04.80 0.net
だいまおう「宇宙なのになんで音が聞こえるの?とか素朴な疑問は抱いちゃダメだぞ、ファンタジーなのだから」

>>52
だいまおう「主人公目線の解説なのか、ふむふむ、コメントは差し控えさせてもらうぞ」

ククッ、このような狂犬が残っておったとはな…その力を失うのは惜しいが…飼いならせぬ犬は害獣と同じ、即刻駆除してやらねばなるまい…クックック…

……っく…な、なんだ…これは…
(鬼神の言葉によってルシファーはガクンっと首を落とし脱力した、やがて肉体が眩い光に包まれ丸い発光体となる)
(明けの明星の如く燦然と輝くその球体は、「神」と呼んでも差し支えの無い神々しさを見せていた)
驚いたぞ…この我を強制的に変異させるとは…暴れたいだけの単細胞と侮っていたが……
ククッ、何故に魂が抜けぬか教えてやろう…
かつて我は創造神による天地開闢の際、あやつの側近として役を負って生み出された…故にこの世で最も神に近い存在、肉体といった器には縛られぬ。
故に如何なる姿にも化身し、如何なる事象をも操れる…そう、神無き今、我こそが…世界の新たなる神なのだ!
(黄金の玉が人型を成し、やがて元の姿へと戻る。頬には慈愛とも嘲りともとれる笑みをたたえ、より一層神聖な光を放ち)
今はあのような小娘の下に甘んじておるが…時が来れば示してやる、この世のすべてを統治するのは我だということをな!

さあ、見せてやる…我が力、すべてを滅ぼす裁きの光を!
(黄金色に輝く翼から強大な閃光が放たれ四方八方から鬼神に押し寄せる)
(同時に腕を振るう、閃光が鋭い光刃となり衝撃波と共に鬼神を襲う!)

55 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆xkQleWDISI :2014/05/19(月) 17:05:32.34 0.net
この戦い方……ミスターNを思い出すな…。
今度は負けそうになったら相手の首領の正体を勝手にロボにすんのなしだぞ。

…トリップ(俺の名前の後ろについてるやつ)つけんのか?

>>54
(ルシファーと鬼神が戦う周囲、ビルゴーネ星人の大艦隊は全体の3割を削られたが、すでに奇襲より立ち直り、反撃の準備を終えていた)
ビルゴーネ星人Q「化け物共め!いきなり出てきやがって!撃ちまくれ!空間破壊砲だ!」
ビルゴーネ星人W「拡散波動砲!爆雷波動砲発射用意!撃て撃て撃て!全方位から浴びせてやれ!」
ビルゴーネ星人X「光子魚雷と次元爆雷をつかえ!空間ごと消し去るんだ!」
(突如現れたルシファーと鬼神に、ビルゴーネの大艦隊が持てる火器を総動員して総攻撃をかけようとした、その時だった)

キングビルゴーネ「やめい、馬鹿者共…敵が何者か、わからぬのか?」

今にも火力を動員しようとしていた数十万隻の大艦隊が一斉に謎の爆発をし、次いで、そこにキングビルゴーネが現れる。

ビルゴーネ星人D「キング!?何を…」
キングビルゴーネ「非常手段だ、あのまま攻撃していれば、全滅処の騒ぎではなかった。
…聞け、あそこの羽の生えた方はどうでもいい。問題はもう一人だ。
奴を攻撃してはいかん、特に、この星系にまだ無いような武器や魔法ではな」
ビルゴーネ星人S「なぜ!?空間破壊砲や、数光年先からの狙撃なら…」
キングビルゴーネ「倒すすべなら、ある、幾らでもな。だが、倒しては逆にまずい。倒せば奴は数年後、それ以上の力をもって、再び現れる、必ずな」
ビルゴーネ星人F「どういう事ですか?」
キングビルゴーネ「推測に過ぎなかったので言わなかったが、本人を見て確信した…。奴は…航海者だ」
(キングビルゴーネの言葉を聞いた途端、無数のビルゴーネの大艦隊が一斉にワープし、どこかへ逃げ去っていく、絶対に本星の場所を悟られないように、ランダムワープを繰り返しながら、はるか遠くへ…)
キングビルゴーネ「それでいい、航海者を倒せるのは…航海者だけだ。即ち私のみ…」
(キングビルゴーネは次の瞬間、掻き消えた。どこへ消えたのかはわからない)

56 :だいまおう(幼女) ◆Blp8nurHEWAw :2014/05/20(火) 00:11:45.99 0.net
>>55
〜ビルゴーネ艦隊〜

憤怒のサタン「敵艦に取り付き攻撃を加えるのだ!火力を無効化しろ!」

貪欲のマモン「なんスかこれwwww金目の物とか全然ないじゃんwwww砲門とか興味ネーヨwwww」

怠惰のベルフェゴール「だりー…まじかったりーわー…あっちの影で昼寝でもすっか…」

暴食のベルゼバブ「お、お、お腹が減って力が出ないんだなぁ」

色欲のアスモデウス「放射線に太陽風、直射日光でお肌カサカサ、マジありえないんですけど…」

嫉妬のレヴィアタン「水辺が無いと実力が発揮できませんわ!ましてや宇宙空間なんて論外!わたくし、帰らせていただいてもよろしいでしょうか?」

憤怒のサタン「バッカもーーんっ!!真面目にやらんか貴様らーーっ!!」


〜魔王城〜
うん、そんなに期待はしてなかった。やっぱりあの子達集団行動向いてないな。
個人個人の力は素晴らしいんだが、みんな揃ったら見事に足を引っ張り合ってしまう…
むむ…しかし予想以上に進軍速度が早い。
(幼い顔に険しい表情を浮かべて水晶玉を覗き込み戦況を見守るだいまおう)
鬼神くんの妨害もあって陽動も見事に失敗、後手後手に追いやられているな…仕方ない、地上戦まで撤退させるか。
おぉっ、これはいけない、こんなものぶっぱされたら地球がやばいぞ。
(艦隊の一斉射撃を察知し冷や汗を流しつつ立ち上がる)
やはりここは私が出るかな…ん?なんだ、仲間割れ…ではなさそうだ。
航海者…?どっかで聞いたような…うーん、思い出せそうで思い出せないこの感じ、気持ち悪い。
まぁいっか、みんな撤退しろー
(ルシファーを残し宇宙空間に出張っていた魔物達を地上に一斉転送する)

57 :鬼神 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/20(火) 20:16:07.78 0.net
あ、せっかく幽体離脱させたのに無駄に終わったじゃないか、魔力が無駄じゃないか。イライライラ
まぁ想定範囲内、魔神ってことは神級なわけだしこの手の変化はしてくるよなぁ…
そうこう考えているうちに無数の刃と化した閃光が俺に向かって飛んでくる。

「バーカ、魔の神が鬼の神に勝てるかよ」

すかさず鬼神の鱗を展開する。人間の姿に赤黒い鱗が張り付いた姿に変貌を遂げる
鬼神の強さはその圧倒的な力、そしてオリハルコンよりさらに硬いダイアオリハルコンの
数万倍の硬度を誇る最硬の鱗にある。

ガキキキキキキキキキキキキ!

全ての刃は鱗の前にあっけなく崩れ去り、消滅していく。
鬼神は楽しそうに笑みを浮かべる。

「弱い、弱すぎる。その程度の実力で俺に勝つなんて随分過剰な自信だな、若造。
 …そろそろ俺もまともに攻撃していいか?殺しはしない、魔力を持っているということは
 近いうちに俺の「暇つぶし」の前に立ちはだかることになるだろうし…ん?あれは…」

遠くに見えるのは膨大な数の光線、それもものすごい速さでこちら、そして背後の星へと向かっている。

「チッ、邪魔をするな…!」

バッと腕を振り、光線が星、そして「俺」と「魔神」に当たるのを防ぐ魔力壁を張る。
壁を張って数秒後、激しい爆発音が響く…残ったのは傷一つない魔力壁のみ。

「さて、そろそろ行くぞ…覚悟はいいな?あと、そっちが神聖なら、こっちは闇だ」
「常闇に巣食う絶望よ、我に従え、光を染めろ、永遠の闇に閉ざせ」
「ダーク・ディスペア」

詠唱と同時に手を魔神にかざす、俺の背後から宇宙の闇より濃い暗闇が魔神に襲いかかる
深い闇はじわじわと魔神を包む、おお、苦しんでるな、自信満々だったというのに闇に飲まれてもがいていく。

「安心しろ、1時間もすれば解けるから、それまで持てばの話だけどな…
 さて、次はあの光線を放ってきた方向へ向かうか、まだまだ楽しめそうだ」

58 : ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/20(火) 20:21:06.38 0.net
言い忘れてたけどこのスレを見てくださっている方々、
もしその気があれば自由に参加してくださって結構です。
だいまおう(幼女)さんとビルゴーネ星人さんはスレ主とは別の方々です。

59 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/20(火) 20:41:37.50 0.net
すんません、トリップ保存し忘れたので変えました。

60 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/20(火) 21:01:44.18 0.net
ビルゴーネ艦隊が放った光を防いだ鬼神を見て
(……しまった、私が鬼神を攻撃しようとした艦隊を潰す前に、艦隊から空間破壊砲のチャージの余波がすでに放たれていたのか。
まあ、しかし、所詮余波、奴にとって真新しい物はあるまいし、あの防護壁、まともに撃っていても効いたかはわからんな。
戦いはまだまだ序盤、こんなところで有効打を出せるなどと思ってはいない。)

ルシファーを圧倒する鬼神を見ながら
(やはり奴が勝つな。
そして、この星の侵略には奴がどうしても邪魔だ。
だが、今の私でも確実に勝てるとはいえないし、全力で私と奴が戦い、私が勝ったところでその時この星系がどうなっているかはわからない。
ならばまずは、もう一方の気配の正体を探るとしよう。
そのためにもまずは情報収集だ。)

魔王のいる大陸に降り立つキングビルゴーネ

(この大陸にもう一方がいる事は間違いない、少し挑発すれば先ほどの奴のように姿を現すかもしれんな)

キングビルゴーネは懐からカプセルを取り出して投げると、そこから銀色の首長竜のような怪獣が現れる。

「行けギャラクシーザウラー、この大陸を火の海にしろ!」

キングビルゴーネの命令で、首長竜型怪獣ギャラクシーザウラーは口からプラズマ熱線を吐きながら暴れ始める。
魔物の集落が一瞬で焦土と化し、熱線がかすっただけで森は大火災に包まれ、そこに住む魔物たちが炎にのまれていく。

61 :勇者 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/20(火) 21:04:43.40 0.net
鬼神さんがすごい勢いで空中を蹴って空へ飛んで行って4時間、僕らは無事に
町へ着くことができた。結局貰った丸薬は使うことがなかったけど怪しいし
使いたくもなかったから二重の意味でよかったと思う。

勇者「スラリン、町へ着いたよ。」

スラリン「ぴきーっ!これが人間の町かぁ…」

驚いてる。可愛い…♡おっといけないいけない、変な方向に意識が飛んでた。
さてこれからどうしよう?

?「おい、あんた、魔物使いかい?」

え?…ああ、そういえばそんな職業もあったな、スラリンを連れているから勘違いされたんだろう
だがあえて正体はばらさないでおく。

勇者「はい、この子と一緒に旅を始めたばかりです。それで、何か僕に用でも?」

?「実は…私、この町に訪れている魔物サーカス団の団長なんです。
  しかし、うちで飼っている「ファイアドラゴ」が機嫌を損ねていまして…
  魔物使いとあらば魔物にも慣れているはず、ぜひあなたにファイアドラゴの
  機嫌を直してほしいのです…報酬は弾みますよ?」

魔物サーカス団?ファイアドラゴ?…困ったぞ、第一僕は魔物に慣れていない。
魔物の機嫌を直すなんてできるかどうか分からない…でも困った人を見捨てては置けない。

勇者「できる限りのことはやって見せましょう。案内してください。」

団長「おお!引き受けてくれますか、こちらです、ついてきてください。」

スラリン「優しいね、勇s)勇者「しっ!今は僕のことは勇者じゃなくて魔物使いと呼んで。」(小声)

勢いで引き受けちゃった…もうどうにでもなれ!勇者お前ならやれる、ベストを尽くせー

62 :だいまおう(幼女) ◆Blp8nurHEWAw :2014/05/20(火) 22:26:49.50 0.net
だいまおうさんが良いことを教えてあげよう!
E-mail欄に半角で「sage」と打ち込むと、なんと!書き込んだ時にスレッドが掲示板のトップに上がらなくなるのだ!

>>57
ルシファー「クックックック……ハーッハッハッハッ!この光を受けて生きていたものは存在しない!鬼神よ、口先だけとはまさにこのことと……なにぃっ!」
(光線の残光が収まった後には無傷で立ちはだかる鬼神の姿があった)
ルシファー「あ、ありえん…この我の攻撃を真っ向から受けて無傷とは…きさま、一体何者っ…ぐっ、おおお!?闇がっ!我の美しき身体に纏わりついて…ぬおぉぉ!?」
(金色に輝くルシファーの身体に暗闇が纏わりつく、精一杯の抵抗も無駄な足掻きに終わり顔面蒼白で命乞いを始めた)
ルシファー「わ、われが愚かだった…降参しよう…貴殿の力は素晴らしい!どうだ、ここは鞘を収め我と組まぬか?貴殿と我ならば確実にだいまおうを仕留められる!共に理想郷を築こうではないかっ」
ルシファー「やめろっ!この我が!崇高で高貴なるこのルシファーが…こんな奴に消されるなど…う、お、ぎょえーっ!!」
(ルシファーの姿が完全に闇へと飲み込まれる、ルシファーを倒した!)

ルシファーくんがやられたか。不穏な発言満載につき回収しない、自力で戻ってきなさい。
小一時間もあそこに居れば少しは傲慢ちきな性格も治る……うん、無理だな。

>>60
やっぱり来たか…さっそく大怪獣を繰り出すなんて乱暴だな、侵略において非戦闘員の虐殺はご法度なんだぞ。
おきろー、フェンリルくん、仕事だー
(魔王の呼びかけに応じ世界に遠吠えが響き渡る、地の果ての牢獄からとてつもなく巨大な狼が解き放たれ魔大陸へと駆けていく)
(海を駆け抜け山脈を飛び越えあっという間に魔大陸に到着した巨獣は、ギャラクシーザウラーの首根っこへと食らいついた)
(そのまま体格差にモノをいわせ軽々と怪獣を空へと放り投げると天にも届かんとする大口を開けて飛び上がり、丸呑みにしてしまった)
はっはー、どうだどうだー、すごいだろー
前時代で太陽と月を飲み込んだ伝説の魔獣だ、宇宙怪獣にも引けをとらないぞー

さてと…向こうから来てくれるなら手間が省ける、どうせ私も大将のところに乗り込むつもりだったしな。
勇者くんには悪いが一歩早く私のお城に招待してあげよう。
(突如キングビルゴーネの眼前に重厚な門が出現、招き入れるようにゆっくりと門が開いていく。門の先は魔空間へと繋がっているようだ)
まだ名乗り口上も考えてないが仕方ない、というかいきなり攻撃してくるような無粋な輩には大仰なセリフを言ってやる義理もないか。
さあさあ、いらっしゃい。
(お花畑で彩られた一本道を抜けたその先は魔空間に浮かぶ大宮殿、パンデモニウムの最深部へと続いている)
(少し足を進めれば豪華な装飾のなされた椅子にちょこんと腰掛けた小さな魔王の姿が確認できるだろう)

63 :鬼神 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/21(水) 21:43:55.17 0.net
ビルゴーネ本隊まで11光年地点…

…?俺は光線の残した粒子の残像を追って流星魔法を使い亜光速で正体のわからない
何かの群れに近づいていた。俺の直感が告げていた。この先には俺を最高に楽しませて
くれる何者かがいると…強力な気を近づくたびに感じていた、しかし謎の現象が起こったことが
気の「消失」によって確認できた。

「…はぁ!?ここまで来ておいてありかよ!」

思わず叫んでしまう。この先には何も俺を楽しませる者はいない。そう確信していた、しかし

「これは…魔力?さっきの雑魚とは違う種類の魔力…宇宙空間に似合わぬ異質な感じ…
 まさか、地球に続いてる?」

これは面白そうだ、止めていた足を再び進ませる、さっきの20倍ほどの速さで。

64 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/21(水) 22:04:17.25 0.net
>>62
キングビルゴーネ、その姿は生ける黒い炎のようだ。
だが、それはキングビルゴーネの真の姿ではない、力を抑えておくための、かりそめの姿なのだ。
そんな生ける黒い炎の前に、巨大なオオカミ、フェンリルと、巨大な門が現れる。
それを見たキングビルゴーネは…。

「狼でか!?」

素直にフェンリルに感激していた。
フェンリルに興味が行き過ぎていて、キングビルゴーネは門に気づいていない。
そう、ビルゴーネ星人は戦争では果てしなく残酷だが、私生活ではナイスガイでさらに好奇心旺盛なのだ。

「うわ、すっげえなこいつ、かっこいいなでかいな、はっはっは、強さも文句なしだ。
よし!こいつはわしがもらう!そして宇宙怪獣に改造……。」

そこで門に気づくキングビルゴーネ。
とても気まずい表情になる。

「……ごほん、ずっとこちらを見ておったのか、あー…いかん、恥かいた」

頭をぼりぼりかく生ける黒い炎。
だが、すぐに上を向く。

「お招きのところ申し訳ないが、どうやら奴がこちらに気づいたらしい。
まずいな…。
そんなに俺と戦いたいのか。
効きそうな技は色々あるが…できれば使いたくない。
絶対に、何故なら即、奴はそれを覚えて使ってくるからな…。
航海者とはそういう存在だ。
見たところこの世界の理の延長線上の技しか使っていないから、まだ勝つ事ができるだろうが…。
む、来たな」

キングビルゴーネは相手の出方をうかがっている。

65 :勇者 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/21(水) 22:39:24.72 0.net
サーカス小屋にて…

ファイアドラゴ「ぐるるるる…ぎゃうぎゃう!」

団員「参ったなぁ、これじゃあ檻から出すこともできねぇや…あ、団長そちらの方は?」

団長「この方は魔物使い殿です。ファイアドラゴの機嫌をこの方なら直してくれるでしょう」

この魔物がファイアドラゴ…思ってたのより小さい、これなら頑張ればいけるかな?
赤い鱗でおおわれていて目は大きくてくりくりしている。小さい羽根が1対、
大きさはスライムより二回りほどおおきくて僕より小さい。
これはこれでありだね、可愛い。

勇気をもって檻の中に入る。
勇者「さぁさぁおいで、怖くないよ〜」

ドラゴ「ぐるるるる…」

こちらが近づくのを見てドラゴは後ずさる、でも様子が変だ。
まるで何かにおびえているような…僕やサーカス団じゃない、もっと別の何か…

勇者「どうしたの?ほら、おいで」

再び声をかける。しかし様子は何一つとして変わらない。それどころかさらに怯えている。
いったい何故?そう思った時だった



ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!



耳を劈く雄叫びが響く、そうかこれに怯えていたのか、なるほど。
一人で納得している間、周囲は大パニックに陥っていた。

「何の音だ!」 「もしかしてまた魔物が襲ってきたの!?」
「キャー――!」 「ママーッ!」 「スネちゃまー!」

世界へ響いた巨狼の叫びは人間を震撼させるには十分な威力があった、
その叫びの矛先が別のものに向いているとは知らずに、脆い人間は愚かに泣き叫んだのであった…

>>62
「勇者くんには悪いが一歩早く私のお城に招待してあげよう。」の一文が気になります。
大門を開いた方がいいか、勇者のストーリー展開を広げていった方がいいか…
ここはだいまおう(幼女)さんにお任せしてもよろしいでしょうか?

66 :だいまおう(幼女) ◆Blp8nurHEWAw :2014/05/21(水) 23:17:45.33 0.net
>>63
おっ、鬼神くんが戻ってきているぞ。
鬼神くんとキングさんがぶつかったらただじゃ済まないよな、地球が。うーん…
(頭を抱えるだいまおうの隣に現れた黒鎧を纏った屈強な騎士、七つの大罪筆頭のサタンである)

サタン「主よ、ここは私にお任せください。必ずや貴奴らの首級を上げて見せましょう」

サタンくんよ、確かにキミならあの二人と渡り合えるかもしれない。しかし絶対に勝つことはできない。
なぜかと言われたら説明が難しいが…住む世界が、次元が違うんだ。

サタン「……。」

まぁ…そうだな、私の見立てではキミならば、鬼神くん相手でもそこそこやり合ってくれると思う。
時間稼ぎに過ぎないが、私がキングさんと話を付けている間、鬼神くんを引き付けておいてくれないかな?

サタン「御意。」
(そう言い残すと魔王の間からサタンは姿を眩ました。向かうは鬼神の御前である)

>>64
ダメだダメだ、宇宙怪獣なんかにしたら素材の良さが失われてしまう。
かっこいいだろう?羨ましいだろう?あげないからな!
(役目を終えたフェンリルは一飛びでねぐらへと戻り再び眠りに就くのだった。世界の終焉のその時まで)
自慢の使い魔に見惚れてくれるのは嬉しいんだが、そろそろ…な?こっちも結構恥ずかしいんだぞ?

はっはっは、構わん構わん。今日は出血大サービスだ、私のプライベート空間に遠慮なく踏み込んできてくれ。
双方待ち、じゃ一向に事態は進展しないからな。さあ、おいでおいで。

>>65
ああ、特に深い意味はないから気にしなくてもいいんだぞ?
勇者くんや鬼神くんじゃなくてキングさんを招き入れようと思って門を開いたんだから。
もちろん、鬼神くんを乱入させても良いし、勇者くんのストーリーを広げていくのも良い。
もしも今現在鬼神くんが私かキングさんの元に向かっているって事情だったら、私が部下を派遣して足止めさせるのが一番平和だとおもうんだ。

67 :だいまおう(幼女) ◆Blp8nurHEWAw :2014/05/22(木) 00:05:48.19 0.net
ここで私の設定を大公開しておこう!
お話に上手く絡めてくれれば嬉しいぞっ!元ネタは悪魔の辞典やら何やらを適当にごっちゃまぜにした!

だいまおう(幼女)
魔族主導の世界を目指す大魔王
20年前に突如として出現し瞬く間に人間の軍隊を壊滅させる
妨害してきた神の軍勢をことごとく打ち滅ぼしやっと統治に取り掛かれると思っていたが
鬼神の活躍やビルゴーネ星人の侵攻によって一向に仕事が進まない
容姿は12,3歳の少女で赤い瞳以外は人間と大差ない

七つの大罪
最上級の悪魔達
大魔王の出現以前は人間達を堕落させることに命をかけてきた
個々の実力は神にも引けを取らない筈だが、みんなが揃うと足を引っ張り合って弱い

憤怒のサタン
全ての悪魔の頂点に君臨していた地獄の総帥。だいまおうとの戦いに敗れて以来彼女に心酔し、忠実な部下となる
七つの大罪の取りまとめ役。他のメンバーの身勝手すぎる言動に苦労が絶えず、事あるごとに怒鳴り散らしている
普段は漆黒の鎧で身を固め長剣を携えた偉丈夫の姿を取る。真の姿は赤い竜

傲慢のルシファー
かつては天使の長だったが神に反逆した為、地獄へと落され魔神となった
うぬぼれが強く自信過剰、この世は自分を中心に回っていると思っている
中性的な顔立ちで黄金に輝く十二枚を持った熾天使

怠惰のベルフェゴール
人間のやる気を根こそぎ奪い取り、やがて国を滅ぼしてしまうという魔神
一日の大半を寝てすごし、命令が下った時も如何に上手くサボろうかと試行錯誤する
周りの悪魔達が皆だいまおうの配下になり、抵抗するのも面倒だという理由で魔王軍に加わった
二本の捩れた角をもち髭をボウボウに生やした姿。変化するのも面倒な為人間の姿には変化しない

貪欲のマモン
悪魔の中でも最強の力を持った戦士
だが、金目の物にしか興味がなく儲かりそうにない戦では適当にやり過ごす主義
見た目は遊び人風の優男でノリは軽い、真の姿は蛇の尾を持った大猿

暴食のベルゼバブ
魔神の君主と呼ばれる大悪魔でサタンに次ぐ実力者
頭の中の大半は食べ物のことで占められ、食べ物が尽きると駄々をこねて動こうとしない
普段は半裸の巨漢の姿をとっている、真の姿は巨大な蝿魔人

色欲のアスモデウス
東方の悪魔を統べる魔神で情欲と激情をつかさどる
感情の起伏が激しく一度機嫌を損ねると全く動こうとしない
普段は妖艶な美女の姿をとっているが真の姿は山羊頭の魔人

嫉妬のレヴィアタン
世界最大最強の魔物
見栄っ張りな上に嫉妬深く、たとえ味方でも手柄を取られそうになったら全力で妨害してくる
普段は煌びやかなドレスを身に纏い貴族の令嬢風の姿をとっているが真の姿は途方もなく大きな海蛇


フェンリル
大魔王の使い魔その一、巨大な狼。主神をワンパンで倒すくらいの強さ

ヨルムンガルド
大魔王の使い魔その二、巨大な蛇。戦神と相打ちになるくらいの強さ

68 :鬼神 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/22(木) 18:39:17.11 0.net
宇宙空間の大門まで100000q地点…

鬼神「近いぞ、魔力の塊までもう少しだ…」wktk

突如現れた魔力の塊までこのペースでいけば5分ほどで着くことができるだろう。
楽しみで仕方がない、戦うことと知識を得ることが俺にとっての生きがいだ。
地球中からあつめた魔道書、秘儀書を読んで時間を潰していたがもうやめだ
魔王を「勇者」で倒す、という暇つぶしが終わるまでは暴れまくってやる、ははははは

?「待て、貴様をここより先へは通させん」

声が聞こえるとともに目の前の空間がゆがむ。現れたのは屈強なK鎧。
さっきの慢心野郎とは違う、堂々とした感じで威圧感を感じる。

鬼神「また邪魔が入ったな、お前はさっきの馬鹿の仲間か?それとも別の刺客か?
   …前者なら何か事情があるのだろう、話を聞こう、後者なら容赦はしねぇ、
   お前よりもさらに強い者と勝負するまで帰りたくないのだよ。」

勝てない相手でないことは分かっているがこいつはさっきの馬鹿とは違う、強い。油断はできない
ここは対話を持ちかけて体力を温存したい。謎の光線、魔力の塊、聞き出したいこともあるからな。
話の内容によっては手を引くことも考えよう。魔力を持っている以上勇者の前に立ちふさがってくれる
可能性もあるからな。

69 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/22(木) 22:34:43.68 0.net
>>66
キングビルゴーネは魔王のメッセージに気づいた。

(む……テレパシーか、なるほど、この星にも高度な存在がいたのか…)

「いやお前の出方を伺ったんじゃなくて、奴の出方を……まぁ、いいか。
うん、しかし、お前がどんな奴かはわかった。
なるほどなるほど、我々と同等の存在のようだな。
そんな輩のプライベートゾーンに土足で踏み入るような真似は私もしない。
っというか、知らんこととはいえ、ぞんざいな宣戦布告だけで戦いを仕掛けた事は詫びよう。
家に上がるのは失礼だから、玄関先でお話しよう。

……それで、あの狼くれ…もとい、貴様は何者だ?
我々の艦隊に問答無用で攻撃しかけてきて数十万隻を轟沈してくれた輩とはどうも敵対しているようだが…。
まぁ、この星にいる時点で私の敵である事は間違いないだろう、私は侵略者、貴様は被侵略対象だからな。
しかし、お前と奴が戦っている理由がわからない。
ビルゴーネ星人が攻めてきているのだ、力を合わせて戦うのが世の道理だろう?」

70 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/22(木) 22:42:28.47 0.net
宇宙大皇帝キングビルゴーネ
侵略目的で宇宙へ進出し、数多の宇宙人や邪神と戦い、努力と根性で勝ってきた強い宇宙人。
自力で宇宙を作り出したす程度の力を持っている。
が、割と何も考えておらず、その場で勢いで行動したりする豪快な性格。

ビルゴーネ星人
キングビルゴーネ以外のビルゴーネ星人は、そこらの怪獣図鑑に載っているような平均的な宇宙人である。
が、キングビルゴーネが単身で侵略しまくった物の恩恵を受けてめちゃくちゃ勢力を肥大させた。
空間破壊砲や、惑星破壊兵器など、ごく標準的な宇宙の武器で武装した戦艦を、ガンジス川の砂の数程度保有していて、全宇宙に散っている。

71 :憤怒のサタン ◆Blp8nurHEWAw :2014/05/22(木) 23:43:18.18 0.net
>>68
……この門は我が主の御前へと続いている。
先日、奇怪な円盤が突如として我が星へと飛来し、魔族人間問わず虐殺を始めたことは知っておるだろう。
先程の空船の大軍はそやつらの本隊である。我が主は一早くそれを察知し、撃退しようと試みた。
しかし…何故か貴様の姿を見た途端に、あの大艦隊が忽然と行方を眩ませてしまった。
その上に皇帝キングビルゴーネが地球へと単身で乗り込んでくる始末だ。
あのような力をもった者と戦えば、大地は裂け、海は干上がり星そのものが死ぬとだいまおう様は判断された。
よって対話による解決を望まれている。

鬼神よ、貴様は猛者を求めて大門を目指していた筈…ならばここを通す訳にはいかぬ。
もしも貴様がキングビルゴーネと戦闘を始めてしまえば…地球は死の星へと変貌してしまうだろう。
それを阻止することが我に与えられた使命である。

72 :だいまおう(幼女) ◆Blp8nurHEWAw :2014/05/22(木) 23:44:47.51 0.net
>>69
うむ、少し言葉が足らなかったな。
キングさんは鬼神くんの出方をうかがい、鬼神くんは私の出方を伺い、そして私はキングさんの出方をうかがっていて…
つまり、誰かが一歩踏み出さないといけないってことだな。うんうん。

ちっ、そう簡単にはいかないか(小声)
あーはいはい、よっこらせっと、ちょっと待つのだぞ。
(椅子から立ち上がりてくてくと抜け穴を通って門の外へ踏み出し大きく伸び)
うーんっ、久々に外に出た。

キミがキングさんだね?ラスボスちっくで素敵な姿をしている、ちょっと羨ましいぞ。
わたしは見ての通りだいまおう様だ(ドヤッ)

鬼神くんのことだろう?
キングさん達の感覚で言うと、この星ではついさっきまで内戦状態だったからなー
まぁ、私がクーデターを起こしたんだが。
まだ事態が安定してないんだ、前統治者が未だ健在だって皆が信じてるくらいに。
鬼神くんはその辺りの事情は興味ないだろうが、私を倒そっかなーくらいは思ってるだろう。
早い段階で協力を持ちかければ面白そうだと応じてくれていたかもしれんがな。

さて、これからどうするつもりだい?この星を侵略し続けるのかい?

73 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/23(金) 00:31:37.53 0.net
>>72
「いや、わざわざこっち来なくてもあのまま話せば…。
…何か申し訳ないな。」

出てきた大魔王を頭の先から足の先まで見るキングビルゴーネ。

「…かわいいの出てきたな。
もっとこう…、まぁ、いいか。
口調から女だってことは想像してたがまさか…」

首をひねるキングビルゴーネ。
しかし、魔王の言葉を聞き、戦慄する。

「……読心術か?なぜ私の名前を…って、まぁ、この位できる魔法文明があれば、宇宙の噂位は知っているか。
いかにも私がキングビルゴーネだ」

キングビルゴーネ、まおうの話をおとなしく聞き、やがて腕組して何事か考える。

「あれは鬼神というのか…。
あれはな、宇宙では航海者と呼ばれている。
航海者というのは、宇宙のあらゆる現象に耐え、宇宙の如何なる場所へも行ける存在の事を指す。
更にいうならば自由に宇宙に種をまき、また摘み取り、善悪を超越して己でそれを打ち立てる者。
即ち神だな。
退屈しのぎに大暴れしても不思議ではない。」

腕組して考えるキングビルゴーネ。
やがて、手を開く。

「わかっていると思うが、私の連れてきた艦隊では、絶対に奴には勝てなかった。
いや、倒すことは可能かもしれなかったが、しかし勝っても採算が取れない、故に、私自らが前に出てきたのだ。
じゃあなんで艦隊連れてきたかというとまぁ…その、インキュベーダーがそれにはかかわってくるのだが…。
あ、念のため聞くが、こういうの、見てないよな?(例の白いネズミの絵を見せる)。
無いな?よし、ああ、気にするな、お前が見てないのなら、この星にはいないのだ。
で、話の続きだが私が奴を倒せれば、元手がただだしその方が確実だから損をしないと思ってやってきた。
だからお前の正体も分かったし、二人まとめて相手になりたい…。

のだが、私にはこの星で別の目的ができてしまった!」

そういうキングビルゴーネの声は、妙に弾んでいる。

「ポケモ…もとい、めちゃくちゃ格好いいあの狼みたいな怪獣がこの星には多々いるだろうから、片っ端から捕まえる事だ!
地球侵略もいいが、魔獣捕獲の方が私には今心惹かれている!
地球侵略してから魔獣捕獲してもいいのかもしれんが、やっぱし侵略戦争した後だといいのは大概死んでるわけでだな…。

…あーごほん!そういうわけで、私は魔獣マスターになる!!さらばだ!!私がこの星の格好いい魔獣をコンプリートして無敵の怪獣軍団を作り出したら、また会おう!!」

言って、消えるキングビルゴーネ。
あれだ、ふざけた事言ってるように見えるかもしれないが、この位欲望に忠実でなければ、宇宙の王者は務まらないのだ。

74 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/23(金) 00:41:07.80 0.net
そして、キングビルゴーネはそれはもう完璧に人間に擬態すると、格好いい魔獣の情報を求めて、とある街へと侵入してきた。

(ふん、まずはこの星の人間がどんな怪物を使役できるのか、参考までに見てやろう。
あのあの娘っ子はなかなか切れるようだからな、騒ぎを起こさないように、最初の頃は小規模に動くとしよう。
娘っ子や鬼神と争って、貴重な魔獣達が死に絶えたら目も当てられん。
一人の人間としてGETしていけば、そんなに目立つことはあるまいて…。
よし、あれがサーカスだな…。)

魔物サーカス団の人「今はまだ準備中だよ」

「む、そうか」

入り口から入ろうとしたら止められたので、キングビルゴーネは透視能力でテントの中を探る。
そこには、勇者たちの姿があった。

(ん?何だあの餓鬼は、あんな餓鬼が魔獣を操るのか?
しかしあの羽根つきトカゲみたいな魔獣も、あの小童の足元の液体型も、中々いいデザインだな。
ああいう小さいのからコツコツ集めて行っても楽しいかもしれん)

などとのんびり考えるキングビルゴーネ。

75 :鬼神 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/23(金) 21:11:14.58 0.net
>>71
「…地球が滅びる?だいまおう?ビルゴーネ星人?
 なるほど、かなりまずい状況なのか、これは戦いどころの騒ぎじゃないな
 地球が滅びたらさすがに帰る場所がなくなるし…よし、止めるよ戦うのは。
 …ただし、一つ条件がある。だいまおうに会わせろ。ついでに門をくぐらせろ。
 危害は加えるつもりは無い。強さを確かめたいだけだ。それにだいまおうを倒すのは
 俺じゃない、「勇者」だ。あと、門くぐって地球までの距離縮めないとさすがに勇者との
 待ちわせ時間に間に合わない。」

ずいぶん一方的にしゃべったな、つーかこいつが話が分かる奴でよかった。
あと馬鹿でかい気が門をくぐったのか、消えてしまった。
これでは戦えない、それも戦おうとするのを止める理由の一つだ。

「…まぁ戦うのは門をくぐらせようがくぐらせまいが止めるがな。判断はお前に任せよう
 あくまでだいまおうに会うのはついででしかないから…」

そんなことを口走ってみる。というかやばいって、1日で帰るって言ってるのに
フルスピードで帰っても間に合わないって、どうしようどうしようどうしよう…
 

76 :勇者 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/23(金) 21:23:08.96 0.net
謎の叫び声が響いて1時間ほどで騒ぎが収まった。

勇者「なんだったんだ、今のは…君、大丈夫?」

ドラゴ「ひゅんひゅんひゅん…」

震えは止まっている。どうやら落ち着いたようだ。怯えたファイアドラゴ可愛い…

スラリン「ぶるぶる…さっきの何だったの?ゆ、魔物使い…」

あっ、スラリンも可愛い、なにこの可愛さダブルパンチ…ハァハァ

勇者「大丈夫だよスラリン、ドラゴ、よしよし」

団長「あっはっはっは!さっきの轟音には驚きましたね、何だったんでしょうね?
   それはそうとドラゴ、大人しくなったようですね、ありがとうございます!
   そうだ、報酬を渡す前に私たちのサーカス見てもらいませんか?もちろんタダでどうぞ」

勇者「えっいいんですか?スラリン、サーカス見れるって!」

スラリン「やったー!サーカス、サーカス!」

77 :勇者 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/23(金) 22:09:30.72 0.net
サーカス小屋にて…

団長「さぁさぁやって参りました!魔物サーカス団へようこそ!
   皆さんに見てもらうため、喜んでもらうため、日々の成果をご覧いただけますと思っている始末で
   ございます!それではどうぞ!」

団長の元気なあいさつで幕を開ける。最初に出てきたのは蝶の魔物、フラワーフライ。
会場中を華麗に舞う。
続いて出てきたのは…えぇ!?とにかく強くて凶暴なことで知られる大きな獣の魔物
ストロングアニマル。その上には弓使いの魔物、アローハンターが乗っていて、弓矢を持っている。
「さぁ、この、アローハンターが今舞台奥の台座に置いてあるリンゴを貫きます!」
その声と共に弦を引き絞る。そして矢を放つ。
プスッ、見事にりんごのど真ん中に矢は命中する。湧き上がる歓声、
アローハンターもうれしそうだ。
次に出てきたのは…あ!ドラゴ!
「お次はこのファイアドラゴがこの輪に火をつけ、自分でその輪をくぐります!」
ドラゴは火を激しく吐き、輪に火をつける。そして小さい羽根を動かし、輪の中をくぐっていく。
それを何度か繰り返したのち、退場していく。

…このままサーカスの出し物考えるのは無理なのでカット。

サーカスは1時間ほどで終了した。いやぁ、楽しかった。
団長に報酬ももらい、一石二鳥。
宿でも探そうと小屋を出る。その時だった。

「きゅんきゅーん!」

どすっ、という音とともに僕の背中に重いものがのしかかった。
てか重っ!100s以上はある。体が潰れそうだ。

団長「ああ、ああ、いけない、大丈夫ですか!」

勇者「つ、潰れる…」

ドラゴ「きゅんきゅーん♪」

乗っかっているのはどうやらドラゴのようだった。見た目の重量を軽く超えてるぞ!
どうやら気に入られたようだ。離れようとしない。

団長「困りましたねぇ…ってそうでもないか…魔物使いさん!よければそのファイアドラゴ。
   差し上げます。」

勇者「え?…マジで?いいんですか?大事な魔物じゃないんですか?」

ドラゴを何とか押しのけながら答える。それにしても話の意図がつかめない。

団長「いやぁ…実はそのドラゴ、団員達にもなかなか懐かないわ、暴れだすわ、芸も地味だわって
   正直使いどころに困っていたんです。どうやらドラゴはあなたに懐いている様子。
   どうか、連れ出してはくれないでしょうか?」

勇者「え、ええ!もちろん喜んで!」

ドラゴ「きゅるるん!きゅるるん!」


…一日で2体も魔物を仲間にできるなんて思ってもみなかった。まだ冒険始めた初日だぞ?
いろんなことがありすぎて頭が回らない。でもうれしいな、仲間が増えるっていうのは。
でもどうしよう、鬼神さんに黙って増やしちゃった。どう話そうか…
そう考えながらも宿屋にチェックインを済ます。さて、まだ時間はある。どうしよう?

78 :だいまおう(幼女) ◆Blp8nurHEWAw :2014/05/24(土) 15:46:43.76 0.net
>>73
かわいい言うな、崇め畏れ奉れー
ふふん、この辺りはわたしの庭みたいなものだ、悪いがキングさんと部下達の会話も盗み聞きさせてもらったぞ。

航海者とはそーいう意味だったんだな。
あの子は地の底で進化し続けあそこまでの力を手にしたんだ、これから様々な経験を積みさらに強くなっていくことだろう。
今はまだ対処できるが、この先私でも相手にできるか分からなくなるだろう、恐ろしいものだな、まったく。

インキュベーダーな、その絵で思い出した。
人間達が現れた頃からこの星に飛来し、人間の娘さんたちをなにやら唆して魔物に変えていたぞ。
悪魔と仕事が被るからって駆逐したが潰しても潰しても新しい固体がにょきにょきと雨後のタケノコみたいに出てきて鬱陶しかった。
あ、今は一匹たりともいないから安心しなさい。
ふむふむ、私のことも調べに来たんだな…ま、私の目の前まで来てただで帰れると思ってちゃダメだからな。
(冗談交じりにはにかんで、腕をブンブン振り回す)
あっ…なんだ、えらく気まぐれだな。ちょっとやる気になっていたのに…

しかしキングさん、果てしなく欲望に忠実だな…
まぁ、魔物収集するくらいならば容認してやろう、人間でも魔物使いを志す者は多い。
ただしおかしな行動を取ったら直ちに強制送還してやるからなー
サタンくんよ、もうオッケーだ、戻ってきてよいぞー
鬼神くんも居るんだったな……ちょうどいい、交渉を持ちかけてみるか…

>>75
サタン「奇特な…勇者等という古びた伝承になぞらえだいまおう様を打ち倒そうというのか。」

サタン「その言葉に嘘偽りはないな?…どうやら会談も終わったようだ、地球まで送り返してやろう。」
(再び大門が登場してぽっかりとその門戸を大きく開く)
サタン「だいまおう様も謁見することをお許しになった。着いて参れ。」
(大門をくぐりお花畑空間を通ってだいまおうの間へと向う)
サタン「案ずるな、用件が済めばすぐに勇者の元へ送り届けてやる」
サタン「貴様と同じように、勇者の登場はだいまおう様にとってもよき楽しみなのだ。」
(少し歩くと大魔王の間へと辿り着く)

サタンくんお帰り、もう下がってよいぞー。
さて…良く来たな鬼神くんよ、私がだいまおうだ!
(えっへんと胸を張ったのは鬼神の背丈の半分にも満たない少女だった)

79 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/25(日) 00:19:03.65 0.net
>>77
【時間は少し遡る】
「え”!?き…来てたのか!?インキュベーダー!!??
あ、ああ、何だ、そうか、お前らが倒してくれていたか。
よかった。
そうだな、考えてみれば私に匹敵する存在がいるんだから撃破もできような。
艦隊、いらなかったな、ほんとに」

>>77
サーカスの人「はいそれではただいまよりサーカス、始まりまーす」
(おお、始まったか。割かし大きな町だけに、人の入りも中々いい。いい席を取られないようにしなければな)
サーカスの人「ちょっと待った、あんた、お金は?」
「あ!!し…しまった、わしとした事が金を…」

もうわかってると思うが、キングビルゴーネは頑張って働いている人に代価を払わずに力で脅して施させようなんてしないのだ。

「……あ…あとどれくらいで始まるのだ?」
サーカスの人「開演は2時間後ですね」
(2時間……私の超能力を持って2時間で金を稼がねば…。どうすれば…、無から金を作ったりしたらこの星にない魔法だから察知されて一発でこちらの位置を悟られるだろうし…。
うーん…うーん…仕方ない、その辺の奴に借りよう)

キングビルゴーネはなるたけ裕福そうな男の財布から、必要な額をスった。

(…許せ、サーカス見たら絶対返す、10倍にして返す!!)

この後、キングビルゴーネはサーカスを見たのだが、金をスった事への罪の意識が、心をチクチクと刺激し、イマイチ内容に集中できなかった。

80 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/25(日) 00:33:53.47 0.net
【サーカス終了後】
(よし、さっきの男に金を返そう、賞金首とかやっつければ簡単に必要な額手に入るだろう)
そんな気持ちでキングビルゴーネは冒険者ギルドに顔を出すと、必要な額処か、常人が一生遊んで暮らせるレベルの賞金首ばかりだった。
そう、人間には魔王軍と人間の力の差はすさまじい、自然、人間の力では逮捕できないような魔族の賞金首がわんさか出てくるようになったのだ。
(ぬう…ギルドの連中の顔は絶望に染まり切っておる。宇宙で人にこういう顔をさせていいのはビルゴーネ星人だけだ!よおし、わしが力になってやろう!この際少し目立って仕方ない!)
「おい!私があそこの賞金首共を片づけてやろう!報酬の用意をしておけ!」
ギルドの人「は!?はい!」

威勢よく言って飛び出すわれらがキングビルゴーネ、周囲の魔族の気配を次々察知し、猛烈ダッシュで賞金首のいる場所に飛び込んでいく!
魔族「な!誰だてめぇは!」
「ただの賞金稼ぎだ!くたばれい!!」
魔族「ほげら!」
宇宙CQCを使い、魔族を片づけるキングビルゴーネ。
そんなノリで片っ端から街の周囲の賞金首魔族を叩き潰していった。

しばらくして、麻袋に魔族の首をしこたま入れて戻ってきたキングビルゴーネにギルドの人達は泡吹いて驚き。
報酬を今即座に用意できる額だけでいいと10分の1も貰わずにさって行ったその男を見て、人々の間についに勇者が現れたという噂が広まっていくのだった…。

ちなみに、開運グッズもってたら財布の中身がいつの間にか10倍になったという噂も人々の間に流れるのだが、その話はいいだろう。

81 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/25(日) 00:46:29.67 0.net
(しまったな…こんなに簡単に賞金首倒せるならば、最初から金何ぞ借りんでよかったな)

ギルドを出てものの30分ほどで賞金首を片づけて回ったキングビルゴーネ。
後悔から頭をぼりぼりかきながら歩いていると、先ほどのファイアドラゴを連れた少年がいるではないか。

「む、さっきのガキか、あんなでかい竜つれて大変そうだな…。
よし、ここは私が力になってやろう」

キングビルゴーネは勇者の肩をたたいた。

「子供よ、お前は若いのに大きな魔物を連れて大変そうだな。
そんなお前にこれをプレゼントしよう、これはカプセルと言ってだな、中に魔物を捕獲する事ができるのだ。
使い方は…」

キングビルゴーネは勇者にカプセルの使い方と、中では時間が経過しない事を語った。

「よければ3個ほどあげよう。わし、大量に持ってるし、遠慮はいらん」

そう言って勇者の瞳を見たキングビルゴーネは、一瞬ときめいた。

(む…この瞳は…。何という、慈愛と勇気に満ちた瞳だろう…。
こんな素晴らしい潜在能力を感じる存在は、宇宙にも中々いない。
惜しむらくはこの子供が脆弱な人間である事…)

「君は…君は見た感じ冒険者のようだな?何のために旅をしているのかとか、詳しく私に話してくれんかね?
何だか君を気に入ってしまってな。
勿論、話したくなければそれでいい」

82 :鬼神 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/25(日) 13:15:04.25 0.net
「お前が魔王…」 

小さい。だがただならぬ魔力を感じる。もしかしたら俺と同等レベルの強さかも…
ところでここ、見たことあるな、なんだっけえーと…

思い出した、たしか大量の魔道書や秘技書があったからひとつ残らず頂いた場所だ。
あの時は何もいなかったというのにここまで改築しているとは恐るべし、魔族よ。

「予想以上に強そうで驚いた、見た目とは裏腹に…」

なぜこのような小さい者がここまでの魔力を持っている?まさか成長が止まっているのか?
仮に成長が止まっているとすればこいつの潜在能力はどれだけ計り知れないんだ?
それともこれが成長限界なのか?もしや呪いかなにかで小さくなっているとか…
頭の中が知識欲で満たされていく、ひょっとして俺が考える勇者でこいつを倒すというのは無謀ではないのか?

「…なかなか楽しめそうだ、勇者がお前のような猛者を倒すところなんて想像できないな、
 だが勇者にはお前を倒すだけの潜在能力がある。楽しみにしていろ」

「それはそうと呼びかけに答えてくれた以上俺に何か交渉したいとでも考えているんじゃないのか?
 話を聞こう、門を通してくれた礼もしたい」

83 :勇者 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/25(日) 14:35:56.28 0.net
なんか変なおじさんに話しかけられた…すっごい強そう…

そして渡されたはカプセルという物。
どうやらこれをつかうと魔物を捕まえておけるらしい
そしてその中にいる間は時間が止まっているらしい。でもそんなのって…

「いりません、そんな物必要ありません。中にいる間時間が過ぎないってことは
 一緒にいられる時間も短いってことでしょう。それでは友情も信頼も深まらない
 それにいきなり出されて何が起こったかもわからない。そんなの可哀想じゃないですか」

猛反発した挙句それを返す。すると今度は旅の目的を聞いてきた。
魔王を倒すために旅しているな言えないんてないし…

「特に意味もなく世界を旅しているだけです。しいて言うなら世界中の人たちと会って
 仲良くなりたい。人種、種族間を超えて…って何を言ってるんでしょう。すみませんね」

事実を隠したうえで本当のことを言う。本当は魔族も人間も関係なく平和に暮らせるはずなのに…

魔族は一方的に人間を殺そうとした。それに対抗して人間も魔族を敵だ敵だと言って争いを始めた。
戦争を止めるには争いの火種となった魔王を倒すしかない。というのが僕を送り出した王国の考え。

でも僕の考えは違う。魔王を倒すのではなく話し合い、種族間を超えて共存に道を歩みたいと思っている。
しかし魔王を説得だなんてできるはずがない。やはり人類だけの平和を望むなら魔王は倒すしかない。
だけど残された魔族はどうなる?人間に狩りつくされ、滅びる運命を辿ることになるだろう。
共存したい、できない、矛盾する二つの思考。考えれば考えるほど頭が痛くなる。

「…僕にまだ何か用がありますか?ないのなら部屋に戻ります。」

84 :だいまおう(幼女) ◆Blp8nurHEWAw :2014/05/25(日) 22:09:51.04 0.net
はっは、この城に足を踏み入れるのは部下以外ではキミが初めてだ、光栄に思うといい。
ま、一度だけ私がコツコツと書き記した魔法の本を盗まれてしまったことがあったけどなぁ…
(意味深な目線を鬼神に向けてクスクスと笑う)

見た目のことは言ってくれるな、生まれたときからこの姿なんだから仕方ないだろう?
それに姿のことを言い出したらキリがないだろう?見た目がまだヒトに近いキミでも天にも届くような巨大な魔獣を蹴散らしてしまうじゃないか。
それと同じことなんだよ、鬼神くんよ。

頑張って勇者くんを強くしてやってくれよ?
思い浮かべるだけでワクワクしてくるんだ、一人の少年が私に会うためだけに、幾多の苦難を乗り越えて高みを目指そうとしてくれる。
これは運命だと思わないか?
伝説では、世界が闇に包まれたとき神の加護を受けた勇者が巨悪を倒し、世界に光を取り戻すといわれている。
勇者に加護を与える神とは創造神でも光の女神でもなく、鬼神くん、キミかもしれないね。

ああ、忘れていた。今この星は外の住人から侵略の危機に遭ってる。
キミも感じていただろう?この世の理から外れた強大な存在が今、この星に滞在してるんだ。
きっとまた現れるだろうから、そのときは私と協力してほしい。
あの人達が現れた時まで争っていたら下手すれば共倒れになってしまう可能性もあるからね。
特に強制はしないけれど、頭の片隅に残しておいてくれると助かるぞ。
それじゃ、元の世界に返してあげよう。
もうショートカットサービスはなしだ、もう一度この空間まで辿り着きたかったら手がかりを探してくれ。
普通の方法じゃ絶対に辿り着けないけれど、「鍵」を見つけることができれば魔空間にもう一度入ることができるさ。きっとね。
さ、勇者くんが心配しているよ?ばいばいだ。
(鬼神の視界が歪み始める、気付くと鬼神は勇者が滞在する街に立っていた)

85 :だいまおう(幼女) ◆Blp8nurHEWAw :2014/05/25(日) 22:19:25.87 0.net
ふぅ、困った…キングさんめ、上手く雲隠れしたな、全然気配がつかめない。
(うーんと唸っているだいまおうの元に連絡用の小悪魔が現れる)
うん?なんだなんだ、部隊長クラスの魔族が次々と辻斬りに…?
勇者くんが覚醒したなら朗報だけれど、違うな、この頻度は異常だ。
やはりこれはキングさんの仕業だと考えるのが妥当か……

しかし手の打ちようがないな。
部下ではまず相手にならんし、私もうかつに城を離れることもできない。
各氏族に厳戒令を出しておこう。キングさんめ…尻尾を出したらすぐにひっとらえてやる。

86 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/25(日) 23:13:46.81 0.net
>>83
キングビルゴーネはわずかに驚いた。
まさかいらないとつっかえされるとは思わなかったからだ。
しかし、彼の言い分を聞いて、ああ、何だと納得する。
要は、彼はカプセルの使い方や、役立つ場面を想像する力が無かっただけなのだと。

そして、キングビルゴーネは彼の旅の目的を聞いた。
うんうんと頷きながら聞いていたキングビルゴーネは、そうかと優しく頷いた。
恐ろしく長い事生きてきたキングビルゴーネは、少年の嘘を瞬時に見抜いた。
彼は、何か後ろめたい、もしくは、人には言えない重要な使命を背負って旅をしているのだろうと。
だが、キングビルゴーネはそれを知っても、直接解決させる事はできない。
それは少年が自力で答えを探し出さなければ、ならない、少年の心の問題だからだ。
しかし、それでも、少年がこれから選択する人生の道、その一本を示す事位はできる。
少年の悩みは、会話の内容からおおよそ見当がついていた。

「少年よ、カプセルは受け取っておきたまえ。
君はさっき、種族も人種も関係なく、世界の人達と仲良くなりたいと言っただろう?
その世界の人々の中には、君の連れている怪物たちに恐れを抱いたり、敵意を抱いたりする者も決して少なくないはずだ。
そんな時、一時、その怪物たちが身を潜める場所が必要になる。
常時入れておく必要は、決してない。
確かに、君の理念に反する事かもしれない、しかし、世の中には時に、理念を曲げねばならん時が来るのだ。

……例え、数多の邪神を打ち取れる力を得て、広大な宇宙を制覇しても、人の心や考えを侵さずに、全ての人に平和と安息を与える事はできなかったようにな。
あの魔王とて、そうだろう。本当に地上を征服したいのなら、世界を洗脳魔法で包めばいい。
それをしないのは、奴が人の持つ自由意志や、感情に、未来を創る大きな力を感じているからだ。
だから結局は、力で新たな秩序を作る必要があるのだ…。
それにそぐわない、強い意志や欲望を持つ者を踏み散してな。
世界に多くの正義がある限り、相反する正義と正義はぶつかり、そしてどちらかが滅びるしかない。
曲がらない意思、揺るぎない信念、世界を動かすそれが新たな争いを生み、そして消えていくのだよ。
だから、自分の正義のために、あえて不正義を成さなければならない時はくるのだ、どうしても…。

だから、これを受け取りたまえ、君が、怪物たちを愛するのなら。」

そこまで語って、キングビルゴーネは見ず知らずの少年に語りすぎた事に気が付いた。
しかしそれは、キングビルゴーネが長い長い間、ずっとずっと戦い続けた、運命、世の理という名の敵についての、彼の考えだった。
キングビルゴーネとて、本心では全ての生物を殺さずに、宇宙を統一したい。
だが、それはキングビルゴーネの力をもってしてもできない。
早く勢力を拡大するためには、力技が最も効率が良いから、反抗する勢力を説得するよりも、力で従わせた方が圧倒的に早いから…。
……この宇宙には、宇宙を滅ぼそうとする邪悪で強大な航海者も大勢いる。
中には、キングビルゴーネをもってしても今の自分では勝てないと確信するような奴だっている。
そんな連中に対抗するためには、少しでも多く、少しでも早く勢力を拡大していく必要があるのだ。
だから、キングビルゴーネには全ての命を助ける事は出来ない。
宇宙に平和をもたらすまで、必要な犠牲を生み出していくしかないのである。

キングビルゴーネはいつか、そんな己の弱さを、妥協を、絶対に克服しようと心に誓ってはいるが、まだ、そのめどはたっていない。

87 :勇者 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/26(月) 09:17:10.36 0.net
話が終は去って行った、何者だったんだろう、あの人
結局カプセルは貰うことになった。そうだ、あとで鬼神さんに見てもらおう
…あの人も何か僕と同じようなことを考えている目をしていた。もしかしたら近いうち会うことがあるかもしれない
僕はそれを確信していた。それにしても考えていることのスケールが広い
同時にあの人が只者ではないことも感じ取れた。

うわっ!鬼神さん!?どこから出てきているんですか!?
一体何をしに行っていたんですか

88 :鬼神 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/26(月) 10:13:27.65 0.net
生まれた時からこの姿なのか、成長過程は無いのか、魔王族とは謎に包まれているな

フフ、お前も勇者が強くなるのを楽しみにしているか、結構結構。
は?神の加護?いや、確かに俺鬼「神」だけど亜種神族だし、
そもそもの目的は俺の永遠にも近い永い時間の一時的な暇つぶしだからな。

何?星間戦争!?…ありえない、だが戦況を見てしまった以上信じるしかあるまい
だがこの星の生物を見くびってもらっては困る。俺はこの星が生まれた直後から数年後に生まれ、
この星の歴史と共に生きてきた。だから俺はこの星の生態系をほとんど把握しているんだ、すごいだろう?

まずは俺とお前。そして魔王群、人間群にも属さない種族がいることも分かっているな?
たとえばここ3000万年前辺りに生まれた「幻獣族」
そして1億年前ほどに生まれた「竜族」そして俺の旧友にして竜族の長「竜神王」
他にも「幻魔」「精霊」「不死鳥」「神獣」「神族」などがいるが
神族は戦闘亜種族以外あてにならんな、あいつら弱いし。創造神レベルぐらいじゃないとまともに戦えないぞ。

おお、転移魔法で送ってくれるのか、助かるな
「鍵」ねぇ…俺はそんな物なくても空間を察知して境界線を破壊すれば余裕でやってこれるのだがなw
まぁ空間の境界を人間が超えることは不可能だから手がかりを探すことに変わりはないのだが。

じゃあな、今度は勇者を連れてくる。その日まで楽しみに待っていてくれよ?
星間戦争開戦時は10秒で飛んできてやるよ、そちらも楽しみだしな。
(別れを告げると鬼神のいた空間を勇者のいる街へ飛ばされる)

飛ばされた先は勇者の目の前
…お前こそその竜はなんだ。竜族なんてかなりのレア種族だぞ。
何?かぷせる?何だそれは。

これ、この星には存在しない粒子が含まれている。どこで手に入れた。
変なおじさん?まぁいい、もう夜更けも近い、この宿で休息を取ろう。

(変なおじさん…魔王が言っていたキングビルゴーネか、人間にでも化けているのだろう。
会う機会があれば話をつけておこう。フフフ、この時代はなかなか楽しめそうだ)

89 :設定追加 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/26(月) 10:30:32.47 0.net
幻獣
3000万年前ほどに生まれた伝説的種族
全部で4種おり、どれも芸術的な美しさと共に戦闘力は
そこらの神を余裕で超える。

竜族
1億年前ほどに生まれた当時世界の支配者だった種族。
現在は数が激減しており、激レアの種族。ファイアドラゴはこの種族に属する。
竜族の長の名は「竜神王」鬼神の旧友で、今もなお、最強の竜として
存在している。

はぁ、一人二役疲れる、誰か勝手に参加しちゃってくれないかなぁ…
この設定、キングビルネーゴが魔獣狩り始めるらしいから追加したんだぞ。
ストーリー中にもそのうち登場されるつもりです。

90 :だいまおう(幼女) ◆Blp8nurHEWAw :2014/05/26(月) 12:11:30.38 0.net
人間からしたら元々人知を超えた存在は皆「神」なんだ。
ま、厳密に言えばこの世界を作り出した創造神が唯一の神ともいえるかもしれないけれど…
キミは暇潰しのつもりでもね、勇者を守り、鍛えてあげるなんて加護以外のなにものでもない。
気まぐれも受ける側からすれば神の奇跡や加護になりうる。
それにさ、キミが勇者を導く神だって考えたほうがロマンがあると思わないかい?
はっはっは、ご教授ありがとう鬼神くん。
この星の上位種族なら大怪獣や兵器群とはある程度戦えるだろうね、だけどあそこの首領は別格なんだ。
鬼神くんの協力が必要不可欠なんだよ。
ダメだダメだ、私の許可なくプライベート空間に立ち入ることは許さないんだからな。
せっかく仕掛けを用意したんだから、まー楽しんで冒険をすすめてくれ(手をひらひら)

(鬼神を送り出した後)
はふぅ……少し眠るか。
(だいまおうはだらーっと椅子に腰掛けてまどろみはじめた)

91 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/26(月) 20:14:07.80 0.net
>>89
キングビルゴーネは橋の下で、ファ・ブルー昆虫図鑑を読みふけっていた。

「この星の昆虫めっちゃ格好いいな。でもちっこいからな…。
保存用と直接使用用と増やす用と怪獣化する用で…各種4匹づつ、雄雌捕まえていかにゃならんな。

……一人だときついから怪獣に手伝わせるか?
あー…駄目だ、魔王なり鬼神なりがすっ飛んでくる。

他の動物は海の中のがいい感じのデザインだが…何と言っても魔物だな!
どれもデザインが素晴らしいな!
これ、誰がデザインしたんだろうな…。
神か?あの娘っ子か?
娘っ子じゃねえだろうなー…あの娘デザイン画とかかけなそうだし…。

……えーと…人間でもとっ捕まえられる奴をまずは片っ端から捕まえよう」

キングビルゴーネは虫取り網で武装すると、魔物が出ると評判の森に足を踏み入れて行った。

「怪獣づくり、いいのができたら魔王の大陸に送り付けてモンスターバトルしよう!
ぜってーあの狼を俺の作った怪獣で倒してやるぞ!見てろよ!」

92 :鬼神と勇者 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/28(水) 09:57:10.77 0.net
てぃーらーたったてっとてー♪

…という音楽が流れて一瞬で時が過ぎて体力全快なんて事はない訳でw

勇者「すやすや…」
スラリン「すぴーすぴー…」
ドラゴ「ぐーきゅるる…」

カチカチカチ…

何なんだこのカプセルとやらは?全く原理が理解できん…
分子レベルで分解しているのか?いやいや、こんな小さいのに入れるには質量が
でかすぎて入らん。何らかの方法で物体を小さくしているのか?
いや、縮小魔法を使っているわけでもない、そもそもこの道具には魔術が一切使われていない。
「科学」というやつだ。この星にも多少の科学的知識はあるが機械とやらのレベルも非効率でまだ進歩してない。
こんな物は見たことがない。知りたい、原理を隅々まで解明したい。

結局解析できなかった。それどころか一個壊してしまった。転移装置の可能性も考えたがそのようなものはなかった。

勇者「ふぁぁ…よく寝た、鬼神さん一晩中それ調べてたんですか?」
鬼神「あぁ、でも解らなかった、理解不能だ。…で、これからどうする?まずはその
   装備を買い替えないとな、それじゃすぐ壊れる。」
勇者「そうですね、せめて鋼の剣とか、バックラーレベルの武器は欲しいです。」

武器屋

武器屋「へいらっしゃい!糞きたねぇ武器屋へようこそ!それなりの品ぞろえしかないけど
    まぁ見てってくだせぇや」
勇者「うわっ、ひどい言いよう。自分の店なのに愛着も無いんですかね…」
鬼神「まぁ見てみろ、ほら、お求めの鋼の剣もあるぞ。バックラーは…無いな代わりに鉄の盾ならあるぞ」
勇者「えー…鉄の盾は丈夫だけど重いんですよねー僕の腕力ではまだ扱える代物じゃないです。」
鬼神「ふむ、じゃあこれなんかどうだ?青銅の盾、今装備している皮盾よりはマシだろ」
勇者「そうですね…まぁこれでいいですか。そういえば鬼神さん、武器とか持ってるんですか?」
鬼神「ある、とっておきのがなここでは見せられないがこの後見せてやる」

93 :鬼神と勇者 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/28(水) 09:57:58.43 0.net
会計を済まし、町の外へ…

勇者「結局そのとっておきってなんですか?」
鬼神「見せてやろう、ほら」

そう言って出されたのは真っ黒な、猫の装飾がされた20cm程度の棒切れだった。

勇者「これがとっておきには見えませんけど…」
鬼神「これは昔俺が全魔力を注ぎ込んで作った「鬼神器・黒猫」だ。ただの棒切れじゃない、どんな形にも
   変形する。また、重さも300gから2Ttまで変えられる。それだけじゃない、
   これは思考をもっている。」
勇者「思考?それ、生きてるんですか?」
鬼神「生きている、というよりは俺の魔力の副産物だな、魂が宿っちまった。
   こいつはどんな形にも化けられるが持っている間自ら動き出すことは無い。ただし例外としてなぜか「猫」に化けて
   動き出すことができる。」
勇者「もう何でもアリですね…というか見ていたいです!猫!ぬこ!」
鬼神「うーん…まっいっか、おーい、自由に動いていいぞ『ミア』」

鬼神が棒に話しかける。すると棒が震えて宙に浮かび上がった。そして高速で回転したと思ったらしだいに猫の姿が浮かび上がる。

猫「みゃー」
勇者「か、可愛い…」ハァハァ
鬼神「おっと手出しはするなよ?こいつは俺の仲間だからな」
勇者「どうやってこの子作ったんですか?」
鬼神「俺の鱗を押し固めて棒を作った。それに主に変形魔法を中心とした俺の全魔力を注ぎ込んだ。
   そしたらできた。」
勇者「ああ、あの鱗ですか、初めて見たときは驚きましたよ…っとそろそろ行きません?」
鬼神「そうだな、魔大陸に行くには…この先にある禁断の森を抜けてヘレクラの町に行く、そこから魔翼の谷を越えて
   オーケンス国の国境を越える…まずはそこからかな」
勇者「となると次の目的地は禁断の森ですね、行きましょう」



町とかダンジョン名とかネーミングセンスのない頭で適当に考えていくつもりなんでそこのところよろしく

94 :鬼神と勇者 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/28(水) 10:49:03.80 0.net
禁断の森
20年前までは普通の森だったが魔物の出現によって危険な森と化し誰も近寄らなくなった…

戦闘難度☆★★★★★★★ ダンジョンの深さ ☆☆★★★★★★
生還難度☆☆★★★★★★ ボスの強さ    ☆☆☆★★★★★

目の前に広がるのは生い茂る森、入り口には`この先危険!死にたくなければ入るべからず!、と書かれている。

勇者「ここが禁断の森…ゴクリ…」
鬼神「魔物の気配がするな、かなりの数だ、頑張れよ
   大丈夫だって、お前にはもう二人の仲間がいるじゃないか」
スラリン「勇者、いこう!」
ドラゴ「ぎゃおー!」
勇者「鬼神さんは戦わないんですか?」
鬼神「馬鹿、俺がこの森の雑魚相手に戦うと思うか?お前らがやばくなったら助けてやる程度だ。」

入り口で喋っていたら魔物が飛び出してくる。出てきたのは、フライングビートル。
体長60p、横幅65pぐらい、宙を飛んで襲い掛かってくる。

勇者「うわっ!危ないなぁもう少しであたるかと思った…」
鬼神「気抜いてると怪我するぞー」
勇者への攻撃に失敗し、勢いで10m先まで飛んで行ったフライングビートル。すかさず旋回し、再び勇者に向かって突撃してくる。
鬼神「剣立てて受け止めろ―そのあと弾いて切りかかれ―」
勇者「無茶言わないでください!実戦経験ほとんどないんですよ!?」
フラビー「ぶーーーーん!」
スラリン「えいっ!」
そこにスラリンが飛んでいたフライングビートルに横から体当たりを食らわせる。バランスを一瞬崩した。
さらにドラゴが火を噴く。
ドラゴ「ぎゃおおお!」ボオオオオオオ・・・
フラビー「ギギャギャギャギャァァァァ!」
鬼神「おお、ナイス、勇者とどめさせ」
勇者「でやぁ!」
勇者の叫びと共に渾身の一振りがフライングビートルを一刀両断する。

勇者「よし!勝った」
スラリン「ねぇねぇ勇者、ボク頑張った?」
ドラゴ「ぎゃおー!」
鬼神「たかが雑魚一体相手に勝っただけなのによくそこまで喜べるな…」

入り口での戦闘を終え、森の中へと入っていった勇者一向だった…


ダンジョン攻略までってどう書けばいいのー戦闘の度書いてたらマンネリ化するんだけど…

95 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/29(木) 11:20:49.82 0.net
キングビルゴーネは、首から数十個の虫かごを下げて、禁断の森の中を歩いていた。

「ええい…次々いい虫が出てくる故に、どんどんかごが溜まってしまう。
この星の生物の種の多さとデザインのすばらしさは語りつくせない物があるな」

そんな事をいいながら歩いていると、背後からキラーマンティスが忍び寄ってきて、キングビルゴーネに喰らいついてきた。
しかし、キングビルゴーネは後ろ向いたままひらりとかわすと、目にもとまらぬ速さでキラーマンティスの後ろに回り、懐から光線銃を出して、何やら青白い光線を発射する。
光線はキラーマンティスにあたると、もやのようになってその体を包み込み、次の瞬間、キラーマンティスはそのままの姿勢で動かなくなった。

「ふん、物体の時を止める静止光線は便利だな。私の力ではないから娘っ子にも気づかれんし、もってきてよかった」

そう言いながら、キングビルゴーネはキラーマンティスをカプセルで捕獲する。
ふと見れば、森の中に昨晩の子供がいるではないか。

「おお、君は昨日の少年、この森は危ないぞー、迂回した方がいいんじゃないか?」

そう言いながらのこのこと姿を現してみれば、そこには少年の他にも男が一人。

「…ん?誰だ君は、保護者か用心棒か…。まぁ、いいか」

キングビルゴーネは鬼神形態の鬼神しか見ていないので、鬼神の正体がわからなかった。


雑魚戦とか必要ないとこはダイジェストで書くか、とばしてしまってOK。
ここを描写したいってとこだけ書けば、読んでる方もテンポよく読める。

96 :鬼神と勇者 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/29(木) 17:40:49.81 0.net
森のなかでしばらく虫族を倒しまくっていた俺たちだった、勇者もなかなか飲み込みがいい
着実に防御してるし、剣術もなかなかのものだ。ちょっとアドバイスしただけでかなり伸びる。
あと、スラリンとドラゴとの連携も見事だ、スラリンは見よう見まねでなんと火の息を吐けるようになった。

しばらく歩いていると男が一人。なかなか屈強そうな男だ。…?あれ、持っている箱の中のあれってカプセルじゃないのか?
もしかして、コイツ…!だがここで戦闘は絶対に避けなければ、星が滅ぶ。
え?昨日の少年?

「なぁ、コイツと知り合いなのか?」
「はい、昨日いろいろと話してくれた人です。」
「…おい、勇者、今から俺のことは鬼神と絶対に呼ぶな(小声)」
「え?じゃあどう呼べば…」
「『ウルフ』。そういえば勇者、お前の名前聞いてなかったな、なんて名前なんだ?」
「『ブレイブ』です。」

勇者と話していると俺に話しかけてきた。

「いや、俺は保護者でも用心棒でもない。こいつの仲間だ。俺のことは「ウルフ」とでも呼んでくれ。
 ところであんたはここで何をしているんだ?」

言えるはずがないだろう、魔物狩りをしているなんて。ここは隠してもらって折れたたちの目の前から去ってもらおう。
…あと貴重な竜を横取りされても困るしな。こいつは今の勇者の旅に必要不可欠だ。

97 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/30(金) 00:30:59.85 0.net
>>96
キングビルゴーネの聴力は人間をはるかに凌駕する。
だから、鬼神と勇者の会話も筒抜けだった。



(彼はキシンと言うのか。なるほど、きっと、本名を人に知られてはいけない文化のある村の出身何だな。
もしくは、誰かに追われてて私を追ってだと思ってるとか…。
よし、そっとしといてあげよう)

勘違いして全然気付かなかった。

「仲間、か。
いいな、そういう関係は。
志を共にし、同じ目標に向かって歩む者は、いつの時代もどんな世界でも頼もしいものだ。
年の差何て何てことはない。
ん?私か?私はな、これを読んで、虫を捕まえに来たんだ。
それから、ついでに魔物も捕獲して回っているな。」

そう言って、ファ・ブルーの昆虫図鑑を見せるキングビルゴーネ。
ちなみに例の賞金首の件で、キングビルゴーネには予算に余裕がある。

「虫はいいな、小さな体に生きるための機能が無駄なく詰まっている。
魔物はそこにさらに、新たな力が加わっていて、大変に素晴らしい。
それらを、雌雄4対づつほど、収集するつもりでいるな」

普通に世間話をする調子で、キングビルゴーネは言った。

「ああ、そうだ、君は昨日確かドラゴンを仲間に加えていただろう?
後で調べたんだが、あれはかなり珍しい生き物だそうじゃないか。
私も、同じ種類の物を捕まえに行きたいんだが…。
できればどうやって捕まえたかを教えてくれないだろうか?
勿論、ただとは……。
……いや、失礼」

キングビルゴーネは、この優しい少年が、密猟者の味方をするわけが無い事を思い出した。
そして仮に自分が催眠術や読心術で龍の手に入れ方を探れば、それがわかった時、少年は自分のせいで、と深く傷ついてしまう。
それはやめよう、キングビルゴーネはそう思った。

「竜の巣は自力で見つけ出すよ。君に、友達の仲間を売るような真似はさせない。
失礼したね。
じゃあ、私はこれで」

頭を下げて、キングビルゴーネは去って行った。

その後、この森の主だとか、凶暴なモンスターの群れの長だとかが森から次々と消されていくのだが、それはまた別の話。

98 :鬼神と勇者 ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/30(金) 21:02:14.94 0.net
こいつ、さらっと言ってのけやがった、密猟者だってこと。
「おいあんた、忠告しておくぞ、密猟は過度にするのは生態系が崩れる。魔物もできるだけ狩らないでもらいたい。
 特に虫族はピンからキリまで希少価値の高い者も多いんだ。絶滅の危険性もある。」

俺たちが狩ってきた虫族は主に個体数の比較的多い少しなら狩っていい種類だ。
勇者にもそのことを言ってある。虫族には「黄金虫」とか、「金剛虫」とかもいるし
絶滅危惧種を狩られちゃひとたまりもない。壮大な進化の歴史を踏みにじるような真似をされるのは
この星の誕生と共に見守ってきた俺にとって心底腹が立つ行為だ。

ん?これって…ああ、ファ・ブルーの昆虫図鑑か、結構値が張ったよな…
の割には実は俺の知っている物は書かれていないものも多い。安心した。

「え?ドラゴがどうしたんですか?同じ種類って…あぁ、ドラゴはサーカスにいたものを懐かれてしまって
 気のいい団長さんがくれました。…あと、密猟は犯罪ですよ、早期にやめてください」

…え?竜の巣探す?マジで?まずい、まずいぞ…コイツの戦闘力は計り知れない。竜神王でも勝てるかどうか分からない
竜の里に住むドラゴンはこの星の生態系の戦闘力でも俺や魔王を入れなければ間違いなく最強だからたぶん大丈夫だと思うけど…たぶん。
あと、竜族は同じ個体は4体ほど。コイツの目標に沿えば全滅するじゃないか。
(思考回路に念のためプロテクトを何重にもかけて)

「ブレイブ行くぞ、目指すは森の主「タナトスビートル」だ。」

99 : ◆I1Aa92THxS7G :2014/05/30(金) 21:25:31.18 0.net
100いったーーー!
正直「糞スレ建てんな氏ね」とか書かれるんじゃないかと思ったけど
これも勝手に参加してくださったお二人のおかげですね、いやほんと。

と、無駄話はここまでにして僕の思い描く鬼神とゆかいな仲間たち?の外見を文章で説明。

鬼神
人間形体
黒髪 緋色の目 身長187p 体重80s 
鬼神形体
↑+全身に真っ黒な鱗がへばりついていて、角が生える。鱗の間からは赤い光が漏れている
あと、空中戦ではでかい羽根が1対生える 体重が500sになる。

勇者
金髪 青い目 身長165p 体重52s
穏やかな顔つき、可愛い系の男子。
服装はDQ3みたいな奴は想像しないでいただきたい。

スラリン
ドラクエ。

ファイアドラゴ
真紅の鱗 緑の目 体長100p 体重120s
幼生なのでまだ小さい。ちっこい羽が生えている。4足歩行。
羽の色は赤紫。角が2本生えている。


こんなかんじ、服装は各自ご自由に想像してください。
だいまおうとか、キングビルゴーネとかも知りたい。想像の幅が広がるからね。

100 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/30(金) 23:08:32.21 0.net
>>98
きし…ウルフ君と少年は、私が大量に虫を捕まえて生態系を壊す事を恐れていたが、雌雄4匹づつしか捕まえていないと言ったら安心した。
流石に8匹採っただけで滅ぶ種はおらんだろう。
仮にわしが採ったのが全部でも、その後わしがその種を採った虫をベースに増やしていくから問題ない。

問題は、この後、わしが魔物採集を終えた後に、鬼神とだいまおうと本格的に戦った時だ。
間違いなくこの星の自然環境は壊滅するだろう。
最悪、星その物が消滅する。
そのさい、この星の優れた生物の遺伝子と姿を保存していなければ、二度と、これらの生物を見る事が出来なくなる。
私の使命は重大だ。

……あのまおうの方ならもしかしたら話し合いで解決できるやもしれない。
鬼神の方は何考えてるかわからんから、まず戦うしかないと思っておこう。
どっちかと共闘してどちらかを倒せれば一番いいが…。
私とて、この星の生物を無暗に滅ぼしたくないからな。

考えながら、網を振るって効率よく虫をとらえていくキングビルゴーネ。
時たま魔物が襲ってくるが、それも難なく捕えていった。

と、そんな感じで群れを二つ三つ全滅させていると、やがて何やら周囲から動物の気配が一切無くなってしまう。

「ん?大物か?飛んで宇宙船のメインエンジンに入る虫だな」

余裕で、キングビルゴーネは来るべき大物を待った。

101 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/05/30(金) 23:14:41.22 0.net
キングビルゴーネ
正体は生ける黒い炎。
しかし、それは第一形態。
本気を出すとどんな姿になるかはお楽しみ。
人間形態は眼光だけで人を殺せそうな筋骨隆々の男。
服装はありふれた布の服。
密漁をやめる気はさらさらない。

ビルゴーネ星人。
緑色の光沢のある全身スーツ着た、頭が紫色の炎に包まれた人のような外見。
巨大化して頭から光線出したりできる。

ビルゴーネ星人戦艦
多種多様。
書いてたらきりが無いので、また出てきたらその時重要な奴だけ説明する。

102 :タナトスビートル ◆8hZoLAouaw :2014/06/02(月) 21:51:28.12 0.net
タナトスビートル、それは処刑者
タナトス(死の神)を現したその名前の通り、森を荒らす侵入者を処刑する
また、処刑するだけでなく本来の姿は森を守り森の調和を生きがいとする森を愛する
虫の長である。ゆえに虫族の中で抗争が起きようものならそれを容赦なく裁く

ある日、森がざわめき虫の悲鳴が絶えない日があった、無論タナトスビートルが動かないはずもない。
体長15m、高さ5m。角は太さ半径1m、長さは5m。その角を振り落した瞬間、衝撃波が地を走るだろう。
森への侵入者、排除せねば…!

タナトスビートルがたどり着いた先は屈強な肉体をした眼光鋭い人間だった。

「ギギギ…コノ森ヲ荒ラス者ヲ許スベカラズ、荒ラス者ニハ裁キヲ、死ヲ…」

タナトスビートルは言い終えると角を振り上げる。無数の空気を裂く衝撃波がキングビルゴーネに襲い掛かる…!

103 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/06/02(月) 23:58:47.30 0.net
>>102
「おお、大きくて活きのいいカブトムシだはっはっは」

殺気立って襲ってくるタナトスビートルに、しかしキングビルゴーネは全く余裕だ。
やがてタナトスビートルは空気を切り裂く衝撃波を放つが、キングビルゴーネは全く動じず、ただ平然としている。
無論、衝撃波は直撃するが、キングビルゴーネは避けも防ぎもせず、それに耐えた。
周囲の木々は派手に斬り飛ばされていくが、キングビルゴーネは服にも傷がついていない。

「うん、中々面白い技を使うな。だが、それで終わりではあるまい?この私にお前の力をぶつけてこい」

言って、キングビルゴーネはタナトスビートルを手招きした。

104 :タナトスビートル ◆8hZoLAouaw :2014/06/03(火) 21:47:57.19 0.net
タナトスビートルは驚愕した。
森への侵入者を全て排除してきた自分がこうもあっさり確実な負けを悟るなど。
まず勝てる相手でないと即座に理解した、しかしこのまま引き下がるわけにはいかない。
森の主としての誇りが死んでもコイツを排除せよ、と叫んでいる。

タナトスビートルは衝撃波を発するだけではない。マッハ3の速度で飛行可能で、
角に魔力を集め、纏うことができる。
角に集めた魔力は「闇」それも生物の命を刈り取る「死」の系統のだった。

「ギギギ…コノ森ハコノ私ガ守ッテミセル!死ネェェェ!」

叫び、キングビルゴーネに渾身の突撃。しかしそれは片腕ひとつで受け止められてしまう。
そこからカウンターを食らい、気づけば一瞬にして暗闇の中に閉ざされてしまうのであった…

105 :鬼神と勇者 ◆I1Aa92THxS7G :2014/06/03(火) 22:15:26.77 0.net
禁断の森奥地…

鬼神「」

いない、森の主が消えちまった。あいつぐらいなら勇者のいい相手になると思ったのだが…

勇者「どうしたんですか?随分広い所に出ましたけど、何かあるんでしょうか?」
鬼神「逆だ、本来ここに「居る」ものがないんだ。」
勇者「居るって…何が本来いるんですか?もしかしてでっかい虫とか…」
鬼神「あたり」(タナトスビートルについて説明する)

勇者「そんなんと戦わせようとしてたんですか!絶対死にますよ!」
鬼神「羽の下を切って弱らせれば勝てるはずなんだが…そうだ、ここで俺が稽古をつけてやろう」

そう言うと服の裏から50pほどの竹の棒を差し出した。

鬼神「これは変形竹刀、どんな形にも形を変えられ、さらに無茶苦茶しなるから稽古にはぴったりだ。
   ルールは簡単、俺に一発打ち込むこと。それじゃ、始め!」
勇者「…はい!そりゃ!うら!」

いつかは当たってやるつもりだが竹刀の速度が一定速度を越えていてかつ、それなりに熟練した武道家レベル
を先読みできる程度じゃないとあたらんぞ。

鬼神「スラリン!ドラゴ!お前たちも来い!相手してやる」

タナトスビートルの心配?大丈夫、あいつがやられても幼虫はまだたくさんいた。
子孫が途絶えることは無いだろうからな、hahaha!

106 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/06/04(水) 21:54:18.58 0.net
軽々とタナトスビートルをとっ捕まえたキングビルゴーネ。
しかし、本来勝てない相手がいれば逃げるのが生物という物。
喋る程度の知識もある事だし、キングビルゴーネはその辺の事情を聞いておくことにした。

先ほど停止光線とカプセルで捕まえたタナトスビートルをカプセルの中で覚醒させ、話を伺ってみる事にする。

「起きろカブトムシ、お前の行動の理由について尋ねたい」
「理由トハ?」
「うん、つまりだな…」

キングビルゴーネは、今更抵抗しても無駄とわかっているので素直に話してくれるタナトスビートルに話を聞いた。

「なるほど、森のバランスを守るため、と…、よし、わかった」
「ナ…何ヲスル気ダ…?」
「うん、お前の代わりの主をわしがここに残しとこう、で、森のバランスを維持できる程度に、魔物は放逐していく、それでいいだろ?」
「……」
「もしかしたらこの星の生物が近々滅び去るんじゃないかと思って余分に回収したんだが…。まぁ、わしが頑張って滅びんようにすればいいわけだし」
「ハ?今ナ…」

タナトスビートルの時間を止めて、キングビルゴーネは森の中を歩き回って、魔物達を必要な量放逐していく。
これで、森はタナトスビートル以外元通りになるだろう。
さて問題は代わりの魔物をどうするかだが……。

……それはあれだ、だいまおうに聞いてみよう。
下手に違うの置いとくと問題あるからな。
よし、お返事くださいキングビルゴーネと書いた手紙と、サルでも使い方のわかる通信機、そして怪獣デメギララのコアを小包に入れて、と。
後はこれを魔王のいた大陸に送り付ければいいな。

「宇宙増殖怪獣デメギララ、魔王のいた大陸に行って、だいまおうを見つけ出し、この小包を届けるのだ!」

出目金みたいな目をした全長100mの怪獣が入ったカプセルを、キングビルゴーネは魔王のいた大陸に投げつけた。
デメギララはキングビルゴーネがテレパシーで教えただいまおうを、恐ろしい勢いで繁殖しながら探し回るのだ。
もし、小包がだいまおうに届かなければ、大陸はデメギララであふれるだろう。
そして、小包の強度はデメギララをはるかに上回る。
仮にデメギララが撃破されても、小包は残るのだ。
そして、小包が健在な限り、デメギララは復活するようにできている。

107 :名無しになりきれ:2014/06/04(水) 23:33:13.80 0.net
鬼神の斧剣

108 :鬼神一行 ◆I1Aa92THxS7G :2014/06/07(土) 21:07:40.34 0.net
最近投稿できない日がいているな…

勇者「はぁはぁ…何度やっても一発も当らない、これがあなたの実力ですか…」
スラリン「つかれたー」ドラゴ「ふしゅううう…」
鬼神「当たるはずがないだろう、そんな攻撃。」

稽古開始から数時間後、もうすっかり夜になった。
連携は見事だがまだ隙を抑える部分が甘い、俺が何度も隙を与えても気づかず打ち込み続けるだけ。
これじゃあタナトスビートルも倒せたかどうか危ういな…
というか絶対あいつが動いてた、間違いない。何かが高速で動き回っていた時点であいつが魔物を狩りまくったのがすぐに分かった。
勇者は気づいていなかったようだが…ていうか生態系の過度な破壊やめろおおお!

鬼神「…仕方ない、今日は終わりだ、明日はどうする?ここで俺と稽古を続けるか?
この森には食料も豊富だし、飢えはしのげる。時間もまだ十分にある。
それか、この森を抜けてヘレクラの町方面に行くか?
勇者「うーん…どうしよう、手加減している鬼神さんに当てられないままヘレクレ方面に行ってもあっちは
   魔物の進行が進んでいるからこのまま行っても意味がないから…しばらく稽古を続けます。
   せめて一発は当てられるようになりたいです。」
スラリン「ボクもこのまま当てられないなんて悔しいよ!絶対当ててやる〜!」
ドラゴ「ぐるぐるぐる…」(勇者の役に立つためにももっと強くなってやる…!)
鬼神「よし決まりだな、今日はもう遅い、もう飯食って寝よう。」

今日の晩飯
大牙イノシシの丸焼き(大半は鬼神とドラゴが食った。骨は鬼神が作ったリュックに取っておくようだ。)
薬草とゴマの和え物(ゴマは勇者の持ってたやつ。薬草はそこらにあったやつを鬼神がとってきた。)
芋の煮っ転がし(そこらに群生してたのを勝手に抜いて簡単な味付けをしたもの)

鬼神「…ふぅ、3人とも寝たか、さて、黄金虫の抜け殻でも探すか、売って金にしないと町についても身が持たない(勇者たちの)。
   金剛虫とかキラースネークとかの抜け殻も採っておきたいなぁ…他にも魔鉱石とかも見つけておきたいな…」

この森、実は自然資源がとても豊富なのだ、魔鉱石などの鉱脈もこっそり見つけてるし、
「抜け殻」「角、牙」「獣の皮」、「高級きのこ」「良質な薬草」「珍しい木の木材」…
生態系だけでなく、資源まで刈り取られたら少量ならまだしも大量に採られれば森がガチでやばい。
となるとやはり戦闘は宇宙空間になるか…星荒らしは許さん、機会を待ち、その時が来れば即刻排除してやる…!

>>107
斧剣…?ああ、鬼神器の話か。
あれはなんにでも形態を変えれるが、俺が使ったことがあるのは
大剣、双剣、槍、斧、槌、鎌、弓矢、鞭、鉄球、そしておっと今は秘密の武器が…っとぐらいしか使ったことないからな…
もっと武器について研究してみるのもいいかもしれんな、って俺はどこに向かって一人で話しているのだ…?

109 :鬼神一行 ◆I1Aa92THxS7G :2014/06/10(火) 21:32:36.04 0.net
翌日…

鬼「さて稽古つけてやるぞ、っとその前に…」

勇「なんですか?何か訓練メニュー考えてたりするんですか?」

鬼「いや、お前、魔法はいったい何を覚えてる」

勇「えっと…炎、水、風、土、光、闇、氷、回復魔法が中の下辺りまで一通り使えます。
  あと、力の弱い精霊程度なら召喚術もできます。」

鬼「へぇ…種類に特化してんのな、得意な魔法は?」

勇「水、風が得意です。」鬼「使用魔力の削減は?」

勇「それはちょっと…」

鬼「なら一通り魔力を節約してかつそれなりに威力のある魔法を教えてやろう。」

今日の稽古〜新しい魔法を覚える、魔力の節約を覚える。

鬼「じゃ、まずはその得意な魔法を見せてもらおうか」

勇「はい、…リーフィアブラスト!」

勇者が魔法を唱えると、勇者の手から竜巻が発生する。大気を刻む鋭い刃の風だ

勇「よし次は水…!アクアポール!」

さらに唱えると勇者の5m先辺りに水の柱が噴き出る、この上に何か生物がいれば水圧によって吹き飛ばされるだろう。

鬼「…威力はあるが、魔力の消費が激しい。実戦で使えば体力が持たんぞ。
  そうだ、雷魔法なんてどうだ?ほら、こんな感じの」

魔法の詠唱もなしに腕を横に振る。すると雷の針が一瞬にして向こうの木を貫通して飛んで行った。

鬼「サンダーニードル。素早く出せる上に魔力の消費も少ない。極めればさっきみたいに何mも飛ばせる。」

勇「すごい、でもどうやって覚えるんですか?」

鬼「よしじゃあまずは空気中を漂う雷エーテルに集中して…」

勇「よっ!はっ!」シュ!シュ!

鬼「そうそう、そんな感じ。それをさっきの水魔法に組み込めばより高威力になるぞ、あと、お前が得意な魔法同士の
  相性悪すぎ、もう少し他のも上手くなって魔法の力を最大限に引き出せ」

勇「魔法同士の相性…たとえば水+炎で広範囲に水蒸気とか、炎+風で炎竜巻おこしたりとか…それはそうと魔力の節約の方法も教えてくれるんじゃないんですか」

鬼「そうだったな、お前の場合魔法に余分な力が入っているんだ。たとえばさっきの風魔法、威力はあるが軸がぶれてる、
  これでは当たりにくいし、魔力がたくさんいる。だからこうしてだな…」

110 :だいまおう(幼女) ◆Blp8nurHEWAw :2014/06/13(金) 17:59:36.79 0.net
ふわぁぁ…あんまり眠れなかったな、まだ二週間しか経っていないじゃないか。
んんっ、胸騒ぎがする…

>>106
なんだなんだ!?巨大なバケモノが大量発生だって?
うむむ、さてはキングさんの仕業だな…わたしの睡眠を邪魔するものはたとえ誰であってもゆるさんっ!
数は……大陸全土で200体ほどか、部下達だけでは手が回っていない……
そりゃそうか、一体だけでも一個大隊でようやく張り合えるくらいなんだから…なんて言ってる場合じゃないな。
よし!いくか!
(大陸全土に探知魔法を発動する、だいまおうの魔力が波紋状に広がりデメギララの痕跡を辿っていく)
んむむ…ドクロ平原に高エネルギー反応…ここが発生源か…
(空間跳躍で現地まで移動すると小包が一つ落ちていた、包みを拾い宛先を読み上げる)
なんだこれは…「だいまおうへ」か。やっぱり…キングさんの仕業…ん、急に暗くなったような
(ふと見上げたら全長100メートルの巨大な足が大魔王を今にも踏み潰そうとしていた)
邪魔だ。(しかしだいまおうが虫を払うかのように手を振ると、デメギララは潰れた紙コップのようにひしゃげて吹き飛ぶ)
私は今猛烈に機嫌が悪いんだ、さっさと駆除して寝よう。
(だいまおうが右手を空に掲げる。一筋の閃光が遥か上空へと昇り四方八方へと広がって各地のデメギララに降り注いでいく)
(光線を受けたデメギララは石化してボロボロと崩れ去ってしまった)
ふぅっ、全滅全滅。はぁ、久々に頑張ったな。偉いぞ私。
(居室へと戻り椅子に腰掛けて小包を開くと見たことがない物体が入っていた)
なんだこれは…オモチャか?
(マイク部分に向かって喋る、通信機がキングビルゴーネに通じているならば大魔王の声が聞こえるだろう)

>>107
伝説の武具だな、世界には色々な武器が存在するんだけれども、結論、素手が一番強い。
すぐに壊れちゃうから加減して使わないといけないしね。
最高の金属で作られた武器とか、神々が力を込めた神聖な剣とか…今まで戦ってきた敵は大抵、名の知れた武器を持ってたな。
まぁ、今まで見た武器の中で一番強かったものといったら、サタンくんの持ってる剣だな。
アレは彼の牙から作られてるから折れてもまた作れるし。
ビルゴーネの大砲が武器としては一番優れてると思うんだけどね。

111 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/06/13(金) 20:15:10.70 0.net
>>110
お、つながったつながった。
だいまおうか?オレオレ、キングビルゴーネ。
いや、突然すまん、実はな、森でこう、魔物を獲ってたんだが、そこの主捕まえたら森のバランスが崩れてしまう言われてな。
わしとしても森の生態系をぶっ壊したくないから、代わりの奴を何かしろおいておこうと思うんだよ。
それか、もうすぐこの星滅び去るかもだし、なるべく一杯魔物や虫や動植物をわしがもっていくかで行こうと思ってるんだわ。
最初に言った代わりの奴おいてく場合さ、わしだと何置いたらいいかわからんから、だいまおうに何とかしてもらいたいんだが…駄目か?

あと、魔物ってこれ、誰がデザインしたんだ?
いや、元の生態系からはこんなんうまれんだろうと思うんだが…。
だいまおうか?これデザインしてるの?

112 :鬼神一行 ◆I1Aa92THxS7G :2014/06/13(金) 21:55:35.44 0.net
鬼「…どうだ、何か変わった実感あるか?」
勇「はい…何というか、無駄な力が抜けて体が軽くなった気がします。」

勇者には魔力節約の方法、魔力の吸収効率の上げ方、そして簡単に戦況の起点に素早く使える
魔法を教えてやった。にしても呑み込みが早すぎる、異常だ。俺でさえコツコツ練習を続けて魔法は覚えていったのに
余裕で覚えやがった、なんか腹たつなぁ…
勇者は3日前とは見違えている、明らかに強くなってる。この森の虫や魔物は軽く潰せるだろう。

鬼「よし勇者、稽古はいったん終了してそろそろヘレクレいくぞー…と言いたいところだが、
  俺たちには金がない。だからこの辺りの資源をこのリュックにできるだけ詰め込んでから町に行くぞ。
  町に行ったら売り捌く。」
勇「それって結構時間かかるんじゃ…」
鬼「ドラゴやスラリンもいるだろ、なっ!」
スラ「がんばるよ!で、なにをすればいいの?」
鬼「まずは…鉱石の採掘かな、魔鉱石と鉄鉱石、銀を掘る。そのあとは森中をレア虫の
  抜け殻とかを探す、鉱脈の場所には連れて行ってやるから手伝え。」

113 :鬼神一行 ◆I1Aa92THxS7G :2014/06/13(金) 21:56:03.88 0.net
最初に訪れたのは魔鉱石脈。ところどころに黄色の土魔石、緑色の風魔石などが輝いている。

勇「…ってどうやって掘るんですか、つるはしなんて持ってませんよ」
鬼「え?掘るのは俺でお前たちは出てきた魔鉱石をリュックに詰めるだけだ。」

鬼神は両腕を鬼神化させる。鋭利な爪で鉱脈を掘っていく。その様はまるで機械などで一気に掘っていくようで、
それでいて魔石を傷つけない繊細さを持ち合わせている。そして、すっごい騒音。

ガガガガガガガガガガガガ…

勇「よいしょっと…」スラ「えっほえっほ…」ドラゴ「ぐるるるる…」

1時間後…

鬼「次銀と鉄な。」勇「ちょっと休ませてくださいよ…」

さらに一時間後…

鬼「次は森中を探していくぞー」勇「まだやるん…ですか…」

3時間後…

勇「もう無理…立てない…飯…水…」
鬼「よく頑張ったな、そろそろ飯にしよう。腹減ってんだろ?」


収穫
土魔石 20s 風魔石 16s 銀 5s 鉄20s
牙 20本 角 17本
レア・黄金虫の抜け殻 1個 …etc

今日の昼飯

薬草のお吸い物 ※ビッグホーンの焼肉 きのこのシチュー

※ビッグホーンとは、
 二足歩行のヤギ系の動物。魔物ではない。体長2,5m、どでかい。
 鬼神が瞬殺した後、みんなで食べた。大半は鬼神が食べるのだが鬼神の体のどこに
 そんなに大量の食物が入るのかは謎。


鬼「さて、いくか!森を抜けるぞ!」
スラ「おー!」ドラゴ「きゃうーん!」
勇「…おー…」(疲れた…もうちょっと休みたい…)

114 :鬼神一行 ◆I1Aa92THxS7G :2014/06/17(火) 20:30:31.26 0.net
禁断の森〜ヘレクレ

勇「はっ!やっ!」
スラリン「くらえ!炎の息!」
ドラゴ「ぐるるるるぁぁ!」

えー、ただいま戦闘中、絶対絶命にならないと俺は手を出すつもりは無い。
しかしその心配はない。勇者はこの辺りの敵なら圧倒できるレベルまで成長していた。

敵さん「グゥウェイヤァア!」

敵さん「死ねや!糞人間+α!」

勇者「遅い!」

勇者の方がはるかに速い、俺との訓練で動体視力も上がっている。そこらの魔物の動きなど
相手ではない。

敵さん「グ…グエェェ…」

勇「…ふう」

鬼「強くなったな、だがもっと強くなれる、というか強くならないと魔王は99.99999999%勝てない。」

勇「ですよねー…ていうか魔王ってどんだけ強いんですか」

鬼「すげー強い。俺の方が強いがな!」(…実は互角レベルなんだがな…)

勇「うわー自信満々に言いますね、まぁその強さは僕もわかってるんで何も言えないんですがね…」

鬼「その言い方ムカつくな、って見えてきたぞ、ヘレクレの町。」

115 :だいまおう(幼女) ◆Blp8nurHEWAw :2014/06/18(水) 00:50:12.25 0.net
>>111
うおっ、何だ…この声は…キングさん?どういう原理か知らんがこれは念話用の道具だったのか。
後で解析してみよう。
あー、はいはい、此方だいまおうだ。私のお昼寝の邪魔をしたのは貴様かー。
森の主をとっ捕まえただって?本気でなるつもりだったのか…魔物マスター…
んー…キミに任せてしまったら、それこそ生態系ブチ壊しそうな生き物を置いていきそうだ。
そのまま放置してくれればいいよ。
基本的に私は放任主義だからね。その森で一番強かった奴が勝手に主を名乗りだしたんだろう。
トップが消えたなら自然とまた新しい者が台頭してくるだろう、それが自然な流れだと思うよ。
滅ぼそうとした張本人がそれを言うか……まぁ、私もそこまで馬鹿じゃあない。星が滅ぶまで戦うつもりはないよ。

魔物のデザインだって?そうだな…基本はマナの影響を受けた動植物が進化したものなんだが…
魔族とか上位の魔物は地獄から連いてきた子たちだな。元は神だったが色々あって落ちぶれた者多数だ。
ドラゴン達とか、こないだのフェンリルくんとかは星が生まれたあたりから元々そういう姿をしていたんだ。
あ、私が生み出した子達もいるんだぞ?スライムくんとか、ビビバンゴくんとか、ぶもーくんとか……
私が言うんだから間違いはない。うんうん。
わたし?私の正体は秘密だ。なに?聞いてないだって?

>>114
だいまおう「んおっ、勇者くんたちはもうヘレクレについたのか。あの辺りはあの子の縄張りだから…そろそろ出てくるはず」

禁断の森を抜けようとしていた勇者一行。漸く街が見えて一息ついた彼らに最後の試練が訪れようとしていた…!!

???「ブモォォォォォォォ!!!!」

突如暗く深い森に獣の雄叫びが鳴り響く。木々の隙間から差し込んだ光が照らし出したのは猪と牛を足して割ったような巨大な怪物だった!

魔物の名はブモー。気性が荒く凶暴で、今まで幾度も討伐隊が差し向けられたがことごとく撃退していた。
長い牙に捻じ曲がった角、十メートルはゆうに超える巨体には幾つもの傷が刻まれ彼が歴戦の猛者であることを物語る。
ブモーは鋭い眼光で勇者を見据えると足を踏み鳴らし突進の体勢をとって力を溜めはじめた!

116 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/06/18(水) 21:28:08.69 0.net
>>115
そうか、ほっといてOKか。
まぁ、一匹化け物がいなくなっただけで滅ぶわけでないわな。

……いや、一匹でなくて数十匹だが。
まぁ、滅んだら滅んだだな。
根性がたらんって事だ。

あ、何?寝てた?
そりゃすまんかった。
だがな、ほら、連絡手段無いと色々困るだろ。
直接渡しに行くわけにもいかんから、怪獣送った。

…あ、そうだ、怪獣な、あれ、コア潰してないならまだ生きてるぞ。
あれな、お前なら洗脳上書きできるだろうから、あげる。
こっちにはあのクラスの怪獣なんかそういないだろう、手間賃として受け取っといてくれ。
それからその携帯な、宇宙特許法で守られてないから、構造解析して増やしていいぞ。
それも手間賃でくれてやる。

うん、デザイナーおらんかったのか…。
いやな、もうすぐ宇宙創造生物デザインコンテストが近かったからな、お前の許可貰って出品しようかと思ったんだよ。
だが、自然になったんじゃしょうがないな……。

お、何かでかい怪獣が暴れている!!すまん、それじゃ切るわ、またなんかあったら電話くれ。
こっちからもなんかあったらかけるから、じゃああな!


おお!!さっきの子供と街が襲われているではないか!
よおし、地球の平和はわしが守る!
だがわしはお忍びの身、ここはカプセル怪獣の出番だ!
行け!透明生命体キュウラス!光子魚雷(核ミサイルより強力なミサイル)にびくともしない巨大な宇宙戦艦も襲って食ってしまうお前の力であの怪物を食い殺せ!
んでもって村と子供の命を救うのだ!

(キングビルゴーネは懐からカプセルを出してクラゲとウツボカズラの中間のような巨大生物を出現させた。
巨大生物は透明になってふよふよと飛びながらブモーに接近、突如その眼前に現れると、素早く宇宙金属(オリハルコンより丈夫な金属)も飴細工のようにへし曲げるその怪力の触手をもってブモーを絡め取り、頭に溶解液をびちゃびちゃかけて、頭からブモーを溶かしていく。)

街人「おお!なんか別の化け物が現れたぞ!」
街人「村を襲ってきた化け物と戦っているぞ!」

街の皆の衆!

街人「誰だおめえは?」

私などどうでもいい!それより、あれは山の神だ!何も心配いらん!山の神がお前たちを救ってくれる!

街人「ほ…ほんとけ?」
街人「おお!頑張れ神様!」

うんうん、これでこの街もあの子供も安心だな!
ん?何か子供の付き添いのウルフ君がこっちにらんでるぞ。
あれか、私、何か悪いことしたのか?

117 :鬼神一行 ◆I1Aa92THxS7G :2014/06/20(金) 20:54:07.00 0.net
ブモ―――!とかいうだっせぇ叫び声をあげて俺達の前に現れたのはミノタウロス的な魔物。
でかいが魔力量、気量共に見た目ほどではない。
…にしてもコイツの角は武器に加工して売れそうだ、パパッと狩って終わり!

鬼神「さぁ勇者、ちょっとだけ俺も手伝ってやる、あいつはいい素材になる!
   って勇者?おーいゆーしゃー」

勇者「ブクブクブク…」
スラリン「チーン・・・」
ドラゴ「ぐるるる…ぎゃうぎゃう!」
鬼神「だめだ、気絶しちまってる、スラリンに至っては効果音が出てる。仕方ない、ドラゴお前の出番だ、 
   勇者の敵(かたき)(?)を取ってやれ!

俺とドラゴが襲い掛かろうとしたその時…
なんだあれ、地球にはあんな生物はいなかったはず、深海にも絶対いないはずだが…
ん?あいつもしかして牛を溶かしている?待て待て待て!それ俺の獲物おおおおお!
てか今気づいたけど近くにいるあいつキングビルゴーネじゃねぇか!

5分後、汚い溶解液と牛の体液の混ざった液体と、クラゲもどきのみがその場に残った。

街人「うええ…気持ちわりぃ…」
街人「こんなの子供に見せらんない…」
街人「臭ぇ…」

街人からは苦情の声、ざまぁみろ、これで奴もここには居られないはず!
心の中でそんなことを考えつつ、仕方ないので勇者を介抱する。
おっさらに追い打ちがかかるようだぞ!

町長「みなさん!それは山の神などではありません!私は一度山の神に会ったことがある、
   山の神の真の姿は美しい女性の姿をした精霊だ!」
街人「じゃああれは一体…」街人「おいあんた、いったい何者だ?」

そんな会話が続き、終いには大ブーイングが起こる事態となったが、そんなことも知らず
まずは宿屋へ向かう鬼神一行であった…

118 :ちょっと設定:2014/06/20(金) 21:06:15.32 0.net
ヘレクレの街

伝説の英雄、ヘラクレスの故郷と呼ばれることが町の名前の由来になっている。
街の中央にはヘラクレス像が堂々と置かれ、実際にヘラクレスの子孫も住んでいる。
また、武器製造や、商店が盛んに活動しており、店舗同士の競争が絶えない。

119 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/06/20(金) 22:08:27.27 0.net
>>117
何?そうなのか?じゃあ、あれは神じゃないんだな。
いや、わしもな、奴が神だと言ったからそう言っただけで詳しくはわからんのだ。

街人「なるほど」
街人「じゃあ、神に擬態して俺達を喰う化け物だ!」

馬鹿野郎!!

街人達「はへ!?」

姿形が醜ければ、自分を救ってくれた輩を貴様らは敵視するのか!
それでいいと思っているのか!

街人「い…いや、しかし、あんな戦い方をする輩が正義なわけ…」

あれが山の神でないのなら、きっと宇宙から我々を助けるために来た正義の味方なのだ。
で、俺達に変に騒いでほしくないから神だととりあえずなのったんだよ。

街人「そういわれれば」
町長「まぁ…納得できなくは…」

そうだろう。
まぁ、どのみち襲ってくるような様子はないんだし、街を守ってくれたのだから、手を振ってお別れしようではないか。

【町長たちはイマイチ納得できなかったが、とりあえずその通りなので、皆でどこかへふよふよ去っていく宇宙怪獣を見送った】

120 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/06/20(金) 22:54:30.47 0.net
さて、人間の町に用なんか無いのでさっさと出て、山三つほど行ったところで透明になって俺の元に戻ってきた宇宙怪獣を回収。
次の目的地へと向かう事にした。

さて次、どうしよう。
適当に捕まえて回るよりも、こいつがほしいって奴を見つけて、そいつを追っていく方がいいわな。

どっかの城とかなら、モンスターに関する資料を多く保有しているに違いない。
統治者の居城とかならいいのがあるだろう。

王様の居城…さっきの村で聞いて来ればいかったな。
失敗した。

そうだ、せっかくだしその城を乗っ取って研究所を作ろう。
私の超エネルギーを注ぎ込んで魔物を作り直すより、細部まで作る事が出来るからな。

よし、そうとわかれば、聞き込みだ!

121 :だいまおう(幼女) ◆Blp8nurHEWAw :2014/06/21(土) 01:01:10.25 0.net
>>116
連絡用に怪獣送ったって……はぁ、キングさんよ、侵略者にこんなこと言うのもなんだがな
もうちょっと穏便にことを運んで欲しいものだな。
寝過ごしてしまってたら魔大陸が怪獣だらけになってたかもしれないじゃないか。

んー、コアかどうかは分からんが力の中心は潰してしまったんだ。
ま、貰っても扱いに困るのは必至なんだがな。
宇宙の環境でも平気で耐えて伝説の魔獣並の力を持ってる生き物なんて、この星で飼うわけにはいかない。
そうだなぁ…この通信機はありがたく貰っておこうか。みんなに配ろう。

コンテスト?ダメだダメだ、こんなご時勢に他所からの観光客が増えたらめんどくさい。
中にはキミ達みたいに侵略を試みるやからがいるかもしれないし……
私の星の生き物でキミが表彰されるのも癪に障るから、どっちみちアウトだ。アウト。
慌しいやつだな……こうでもないと宇宙皇帝なんて務まらないのかもしれないけれど…ちょっとなぁ…

(ブモーくんはどろどろに溶けて消滅した!その様子を水晶で眺めていた大魔王は一つの確信を得ることになる)
あの怪物…間違いない、キングさんのペットだ。
モンスター対決ね…面白いじゃないか、こっちもとっておきの子で相手になってあげよう!

>>117
(一悶着あったがヘレクレの街に着いた鬼神一行、宿屋に向かう彼らは街の様子がおかしいことに気がつく)
(昼間だというのに商店は軒並み閉まり、街の住人達は皆無気力に座り込んだり寝そべったりしていた!)
(その影響か街全体がどんよりとした陰湿な空気に包まれ勇者達の気力までも削いでいく)
(強烈な無気力オーラは街の中心に近づくにつれて段々と色濃くなっているようだ)
ベルフェゴール「ああ…めんどくせぇー、侵略なんてめんどくせー…ねむ、みんなさぼろーぜー」
(街の中心の広場、ヘラクレス像の前に無精ひげを生やし痩せこけた悪魔が体育座りしている、どうやらコイツが原因のようだ)

>>120
*「北の山脈を越えた先の永久凍峰にすごく強いドラゴンがいるらしいよ!」

122 :鬼神一行 ◆I1Aa92THxS7G :2014/06/21(土) 12:38:46.16 0.net
勇者「あーだるい、体が重い…」

この町に着いてから勇者の様子がおかしい。別に熱があるわけではない。
異常なまでの倦怠感があるようだ。しかもそれは町全体に広がっている。
えっ?俺?全然平気。ちなみにドラゴもピンピンしている。

???「おい皆!いったい何をしているのだ、元気を出せ元気を!」
街人「えー、だりーしー動きたくねーしー」

やけに熱い奴がいる、あいつはどうやらこの症状にかかっていないようだ。
話を聞いてみる。

鬼神「おい、この町は一体どうなっている?何が原因だ?」
???「しらん!突然皆こうなってしまったのだ。」
鬼神「心当たりは?」
???「無い!」

ダメだコイツ、ちょっとは期待したがどうやら期待外れのようだ。
仕方ない、俺とドラゴだけでも原因を突き止めてやる!
そう思い立ち去ろうとした時だった
ガシッ、腕を掴まれた。

???「あんた今から原因を探りに行くんだろ?だったら俺もついていくぜ!
俺の名は「ヘラクレス」!よろしくな」
鬼神「へ?ヘラクレス?」

おいこいつ、もしかしてヘラクレスの子孫かよっ!
道理で一人だけ無事なはずだよ!つーか子孫の代までずっと同じ名前!?馬鹿げてる…

街を歩いているとどうやら町の中央に向かうにつれて人の倦怠感が重くなっているようだ
それを辿り街の中央にたどり着いた、そこに居たのはだるそうなおっさんだった…

123 :名無しになりきれ:2014/06/21(土) 21:26:41.57 0.net
>>120
止めときな、行くだけ無駄だぜ。
あそこは氷魔力の密度が半端じゃない、見たところあんたは魔力への耐性が低そうだ
近づいた瞬間氷漬けになるのは確定的だ、せめて真紅のマントとかを身に着けてから行くことを推奨するぜ

124 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/06/21(土) 21:36:30.71 0.net
北の山脈を越えた先にすごいドラゴンがいる。
その情報を聞いた私は、とりあえず北の山脈へと向かう事にした。

徒歩で。



………数分で私は遭難した。



いかんな、ここがどこだか全くわからん。
山に登って、雲より高いとこまで来て雪があたり一面降り積もってるとこまで来たのはいいが、そっからふぶいてきて視界がゼロだ。
まぁ、餓死したり凍ったりはしないからいいんだが……。

しかしこう、あれだな、こう、視界を奪われるとだんだん不安になってくるな。
昔読んだ怖い話とか思い出すぞ…。

……。

だいまおうに電話かけるか?
いや……流石に吹雪の中一人で歩いてると怖くなったんで電話しましたってのは迷惑だな…。

………いや、あいつ敵だな。
すっかり志を同じくする仲間の気でいた。
いかんいかん、あいつ敵だ。

………私は今まで敵対する奴に不意に電話かけたり、迷惑な問い合わせしたりしてたんだな。
悪い事したな…。


……ああ、しかし、山のどこにいんだろうな、ドラゴン。
ドラゴンどころかまともな生き物がいないぞ。
こういう生物のいない静寂しきった世界って怖いなぁ…。
幼少期に母星の大陸が殺人菌類でいっぱいになって私以外生存者がいなくなった時思い出すわ…。
あん時はなぁ…ゾンビがなぁ…。
夜がやばかったな、夜が。
まともに寝れないんだもんな。

【ぶつぶつと何事かどうでもいい事呟きながら、キングビルゴーネは吹雪の降り注ぐ雪山をうろついた】

125 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/06/21(土) 21:47:15.12 0.net
>>123
≪時間は遡り、キングビルゴーネと、街の親切な青年の会話をお楽しみください≫

【キングビルゴーネは、親切な青年の肩に手を置くと、彼のやさしさに目に涙すら浮かべながら、語りだした】

青年、見知らぬ人間に対するその優しさ、生涯忘れないでくれ。
だがしかし、この私にはその心配は無用。
何故なら、そんな寒さに倒れる程度の男は、魔王と戦う資格は無いからだ。

魔王とモンバトで戦ってる最中に、攻撃に巻き込まれて間違いなく死ぬからな。

だから、心配はいらん!
それにほら、服着てる。
全裸よりましだ!!
そして私がもし、死んだら、指を指して笑ってくれ。
頼むぞ!
アディオス!

126 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/06/22(日) 16:17:29.74 0.net
>>122
ベルフェゴール「あ?なんだよおめーら、暑苦しい…」

だるそうなおっさんは顔を上げて濁った瞳を鬼神一行に向ける。

ベルフェゴール「んー、お?どっかで見た顔だな…誰だっけかな、誰でもいっか…うるせーから黙っててくんね?」

おっさんの全身から濃密な真っ青なオーラが湧き出てくる、そのオーラに触れた石床や壁は徐々に朽ちていく

>>124
雪山を彷徨うキングビルゴーネ。吹雪はなお勢いを増し彼の視界を完全に奪ってしまう。
しかし猛吹雪の彼方で山かと思っていた影が動いているように見えるのは気のせいではなさそうだった。
大きな影は冷気の息吹を吐き出し力強いはばたきで巻き上げ山全体を猛吹雪で覆っているようだ。

「グオォォォンッ!!!!」

伝説に語られる悪竜、ファフニールは鎌首をもたげ咆哮を上げる。
自らの領域に土足で踏み込んできた不埒者を撃退しようとその巨体を怒りで震わせキングビルゴーネの前に姿を現したのだ!
古来より圧倒的猛威をもって生態系の頂点に君臨してきた竜種、その力は天災にも例えられる。
かのドラゴンの力はまさに天災、彼が一声上げれば氷の嵐が吹きすさび全てを氷の中に閉ざしてしまうだろう。
ドラゴンが姿を露にした時点で吹雪は既に極冷温の魔力の波動と化してしまいキングビルゴーネに纏わりつく。

127 :通りすがりの青年?:2014/06/23(月) 19:28:35.09 0.net
あーあ、だから言ったのに…

キングビルゴーネは凍りついた。意思はあるのだろうがこれでは動けまい。
ククク…ざまぁみろ俺は忠告したぞ?

「母さん、コイツどうする?」

巨大な竜は言う
「永久凍峰の外へ転がしてきなさい。こんなのあっても邪魔よ」

母の命を受け、俺はコイツが入ってきたであろう草原へと氷塊を蹴り飛ばした。

128 :鬼神一行 ◆I1Aa92THxS7G :2014/06/23(月) 19:58:00.53 0.net
ヘラクレス「うっはー!こりゃあ面白い、こいつが原因か!よっしゃかかって来いやああああ!」

暑苦しい、五月蠅い、うざい。ヘラクレスってのは代々こんな奴ばっかなのか?
おっさんはどうやら相当できるようだ。楽しいなー

鬼神「てめぇは下がってろ!俺がやる…っておい!話を聞け!」

俺が止めるよりも先に殴り掛かった。おっさんは吹っ飛び、遠くの家屋の壁にめり込んだ。
ってあれ?強くね?馬鹿だけど強くね?
あーあ怒ってるよ、さっきまでやる気なさそうにしてたのに殺る気満々だよ…

おっさんのオーラは青色から赤色に変わっていた。そのオーラに触れていたものはすさまじい速さで朽ち、
周囲には朽ちた者の欠片が浮いている。

鬼神「ドラゴ、お前は逃げてろ死ぬぞ。俺は…本気を出したあいつと遊んでくるよ。
後ヘラクレス!てめぇは邪魔だ!出しゃばんな、どいてろ!」
鬼神「ちょっとだけ本気を出してやろう、「吸収纏“竜神王”」

鬼神の体に周囲の魔力が集まる、大気が揺れる…!
鬼神の頭には二つの黒き角が生え、口には大きな牙、爪は鋭く長く黒くなる。
そして体中には鬼神の鱗とは違う種類の真紅の鱗で体が包まれ、背には3mほどの巨大な翼が生える。

鬼神「俺に一発当たれたらいいってとこかな、さぁ、遊ぼうぜ…!」

129 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/06/24(火) 20:58:32.21 0.net
ベルフェゴール「ぐべあっ」

ヘラクレスの拳が悪魔の顔面に突き刺さる。悪魔は地面と垂直に吹っ飛び家屋に激突しめりこんだ!
ベルフェゴール「いつつ…あ、こ、こんのガキャァァァッ!ぶっ殺してやる!」
起き上がった悪魔は曲がった長い鼻を元に戻し憤怒の形相を浮かべて赤いオーラを放つ。
悪魔の放つオーラを受けた物体は一瞬で朽ち果て砂となっていく。

ベルフェゴール「や・る・き・しゅうちゅうぅぅ〜〜っ!!」

悪魔は腰を落とし力を溜める、人間達から吸い取ったやる気を脚部に集中させ華奢な脚が膨張していく
ベルフェゴール「どぉぉうっ!」
掛け声と共に飛び立つ、砲弾のようにヘラクレスに飛び掛り強烈な頭突きを見舞った!

ベルフェゴール「なぁ〜にがヘラクレスの子孫だぁ?こちとら現役で伝説級なんだよぉ!」
ヘラクレス(子孫)に追撃を加えようと足を振り上げるが空気が変わったことに気付きピタッと動きを止め、ゆっくりと鬼神の方を振り返る。

ベルフェゴール「あー…?んだてめぇ、ルシファーとやりあってた奴じゃねぇか…めんどくせぇ」

コキッコキッと首を鳴らし鬼神を睥睨する。
ベルフェゴール「あんたが居るってこたぁ、勇者のガキンチョも居るんだろ?いいのかよ、こんなとこで本性見せちまってよ」
悪魔の周りを漂っていたオーラが肉体に吸収されていく
痩せ細っていた体躯がみるみるうちに筋肉で覆われ邪悪な魔力を撒き散らす

ベルフェゴール「遊ぶだってぇ?ふざけんな、俺ぁ休みたいんだよ、邪魔すんじゃねぇよっ!!!」

ベルフェゴールは蝙蝠のような羽を広げ超高速で鬼神に肉薄しこめかみへと蹴りを放った

130 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◇/k0Z8I9ZA6:2014/06/24(火) 22:48:57.10 ID:s4UMIUI3a
そういえば昔、しろこさんって言う怪談が宇宙艦隊で流行ったな…。

この宇宙には、しろこさんという恐ろしい存在がいて、未開の惑星に一人で降り立った航海者の前に突然白い霧を起こすんだ…。
で、しろこさんの霧が現れたら、すぐに逃げないと、しろこさんに「質問」されるんだよ…。
もし、その質問に正しい答えをできなかったら…。

>「グオォォォンッ!!!!」

うおわぁああああああああああああああああああああああ!?
うわぁ!うわぁあ!!うおわぁあああああああああああああああああああああ!
ああああああ!!あああああああああああああああ!
うんおわああああああああああああああああああああああああああ!!
女!女の声したあああああああああああああああああああああああ!
しろこさんじゃあああああああああああああああああああああ!!

【突然のドラゴンの出現にめさくさびびるキングビルゴーネ】

あ…あぁ、何だ、ドラゴンか、めさくさびっくりした。
ああ、しろこさんかと思った…あぁ、あー…めっちゃくちゃ怖かった。
泣きそうになった。

【氷の嵐に吹かれながら、しかし、ドラゴンを意に介さずに別の事で怖がるキングビルゴーネ。
航海者は真空の宇宙空間で、絶対零度の中を全裸で何千万年も飛び続ける事が出来るし、恒星に突っ込んでも死なない。
こんなドラゴンに氷漬けにされるような軟な体ではないのだ。

が、彼は今人間に化けているため、その表層部分はがちがちと凍り付いてしまった】

ん!?
しまったな、油断した。
仕方ない、魔王にはこちらの位置を感知されてしまうかもしれないが、一度元の姿に戻って…

>>128
【しかし、元の姿に戻ろうとしたキングビルゴーネの前に、何と龍の息子らしい何かが出現
更に、龍本体もしゃべりだしたではないか】

むむ!!こいつ…高度な知性をもった生命体だったのか…。

【龍親子の会話を黙って聞いていたキングビルゴーネは、おとなしく蹴られて、元の草原へと飛ばされた】

ふう……みてくれがモンスターの様だったからてっきりモンスターだと思ったら…。
現地住民だったのか。
危ない危ない、危うく誘拐をしてしまうところだった。

【解説しよう、ある程度の知力を持った生命体は、ビルゴーネ星人からは見てくれや能力がどうであれ、現地住民として扱われる。
タナトスビートルは喋るゴリラ的な認識で問題が無いが、明らかに知性を感じるファフニールは人間として認識され、何してもいい畜生であるモンスターには分類されない。
故に、キングビルゴーネはファフニールを捕まえる事をやめた】

親子息災に暮らせよ!アディウス!!

【今自分が吹っ飛ばされた山に向かって普通に話す程度の声で一方的にさわやかに挨拶すると、キングビルゴーネは新たな目的地を目指して旅を再開した。
目指すは、この国の王の住む城。
城を乗っ取り、研究ラボを作るのだ!】

131 :名無しになりきれ:2014/06/25(水) 02:47:02.57 0.net
すいません、桜が咲いてて書き込めません

132 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/06/25(水) 02:47:45.40 0.net
あ、私、キングビルゴーネです。

133 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/06/25(水) 02:55:07.47 0.net
あれ?書き込めるように戻ってる…。
何がいけなかったんだろう。

>>126>>127
【大人しく蹴っ飛ばされ、草原に戻ってきたキングビルゴーネ
体についた氷を無造作に払い、ぽりぽりと頭を描く】

「……ドラゴンって…モンスターじゃないんだな…。
いかんいかん、危うく誘拐をしてしまうとこだった。」

【説明しよう、ビルゴーネ星人から見れば、ある程度の知性を感じたら、それは何してもOKの畜生から、戦争中以外は丁寧に扱わなければいけない現地住民(除く犯罪者)に分類される。
故に、モンスターマスター、いわゆる畜生集めを目的とするキングビルゴーネは、ファフニールを捕まえるのをやめた。
なお、タナトスビートルは喋るけど、知性を感じないので喋るゴリラ的な認識で、ギリギリOKの部類に入っている。】

「親子息災に暮らせよ、チャオ!」

【雪山に別れを告げ、キングビルゴーネは新たなモンスターを目指して再び旅立つ。
はたして次は、どんなモンスターがその前に立ちふさがるのか!】

134 :鬼神 ◆I1Aa92THxS7G :2014/06/25(水) 19:01:03.00 0.net
鬼神へ向かい渾身の蹴りが炸裂する!しかしそれをとらえ切り、いともたやすく避ける鬼神。

「遅ーい、そんな速度じゃどれだけやっても無駄無駄。それにいまは鬼神の力を使っていない。竜神王の力程度なんだ。
 これならもっと弱くなっても問題ないかな?吸収纏“ライトジャガー”」

ライトジャガー、それは光の速さで動ける程度の獣だ。これと俺の本能的な反射で避けきる。
弱くし過ぎて当たればちょっとお仕置きするだけだがなニヤニヤ

「休みたいなら休めばいいさ、その時点でお前の負けだから。負けの代償は…自由でどうだ?」

自由を奪う。要するに俺の許可なしには出れない最悪の空間、「何もない空間」に放り込むことだ。
その空間の体感時間はこっちの1秒がその中では10年。そしてその中では死ねない、寝れない。常に健康。そんな場所に放り込めばどうなる?
精神が壊れる。フフフ、俺に一発当てたら魔大陸辺りまで蹴り飛ばす程度ですませてやるつもりだがコレの方がマシだよなー

鬼神の腹黒オーラがベルフェゴールにも感じ取れていた。殺気でもない。怒りでもない。底なしの毒沼のような…
ドラゴは怯えまくっている。ヘラクレスは馬鹿だから懲りずに殴り掛かりに行こうとしている。

135 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/06/25(水) 20:35:28.92 0.net
>>133
ドラゴンは魔物じゃない?なんだ、意外と細かいのだな、キングさんは…
捕まえる気がなくなったらあっさり引き下がる点は好感度アップだ。竜種は貴重だからね。

*「樹海には巨人の化け物が居て、通りがかった人間は嬲り殺しにされてしまうそうです。ああ、怖ろしい…誰か退治してくれないか…」


>>134
必殺の意を込めて放った渾身の蹴りがいとも容易くかわされる。
悪魔は驚愕に目を見開くが着地した瞬間に即座に切り替え拳をマシンガンのように打ち込んでいく。
悪魔の拳は徐々に加速して音速の域まで達して鬼神へと襲い掛かるがことごとく空を切り、拳から生じた衝撃波で背後の建物ばかりが破壊されていく。

ベルフェゴール「ぜぇ…ぜぇ…んっだよコイツ…ぜんぜんあたらねぇ…」

全力の拳打が全く通用せず悪魔は息を切らして両腕をだらんと垂らしている

ベルフェゴール「竜神王つったらおめぇ、最強のドラゴンじゃねぇか、それでもくっそつえぇよ十分。」

目の前の怪物に勝てる要素が全くみつからない。
己の全力を、まるで子供のだだっこをあやす大人のような余裕をもって受け止めている。
これほどまで圧倒的な実力差を見せ付けられたのは、上位の悪魔として生を受けた彼にとってははじめての経験だった。

ベルフェゴール「こんなバケモン相手にやってらんねー、俺ぁ降りる。」

筋骨隆々の体躯は元の痩せ細った華奢な体へと戻り、両手を挙げて降参のポーズをとる。
嬉々として自分に対する制裁を語る鬼神をいつもながら濁った瞳で睨み、悔し紛れに鼻で笑ってみせた。

ベルフェゴール「しょうもねぇ…無駄に長生きしてる癖に、ネチネチネチネチ、鬱陶しいやつ。あん?んなもんいーらね」

掲げた両手の間に世界中の人間や動物、魔物から少しずつ集めたやる気や生命力が集まり巨大なエネルギー体となっていく

ベルフェゴール「俺からもプレゼントがあんだよな…ほぅら、やる気玉!!」

悪魔は卑屈な笑みを浮かべると、秘めた光の玉を引き伸ばし巨大ハンマーに変えて鬼神の頭にぶちかました

136 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/k0Z8I9ZA6 :2014/06/25(水) 22:22:25.31 0.net
>>135
「わしはモンスターの話をしとるんだ!何故犯罪者の話が出てくる!」
「いや…だから巨人…」
「巨「人」だろ?巨「人」。貴様等から見れば化け物かもしれんが、わしから見ればおんなじ地球人だ」
「そんならあなた、解決してくださいよ!巨人がモンスターで無いなら倒せるでしょう?」
「わかった、大きな事を言ったからには、やってみせねばなるまい!!任せておけ、そいつをとっ捕まえてビルゴーネ星の国際犯罪者裁判にかけて法の下にさばいてくれる!」
「だから犯罪者じゃ…」

【こうして、キングビルゴーネは樹海に犯罪者退治に向かった。】

137 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/06/26(木) 22:43:29.37 0.net
やあ、ナレーションのだいまおうさんだ。
今日も頑張って台本読むぞー。

>>136
アッカード地方に広がる暗く、深い森、樹海。
聖域の森とも呼ばれるそこは、濃密なマナが蔓延し樹齢数万年の巨木が入り組み、外界の侵入を拒んでいるように見える。
犯罪者確保の義憤に燃えるキングビルゴーネは、その森の入り口に立っていた。
人間の開発も魔物の侵攻も受け付けず、変わらない姿を保ち続ける太古の森は野生動物にとっては楽園とも呼べる場所である。
少し歩を進めれば、色とりどりの珍しい花々や可愛らしい小動物があちらこちらに見て取れるだろう。

「グゴゴゴ…止マレ…ココハ…神ノ森…近寄ルモノ二…命ハナイ…」

木々のざわめきに紛れて地の底から響くような唸り声が聞こえる。
天高く聳える巨樹の合間から巨大な怪物が姿を現す。

“獣王フンババが現れた!”

彼の名はフンババ、神の森、樹海の守護神である。
その姿は二足歩行の牛頭の怪物で身長は約100mと見て取れる。
力士のようにずんぐりとした体躯は深緑の鱗に覆われ、捻じ曲がった巨大な角は常に帯電しているようだ。
八本の尾は蛇の頭になっており、それぞれが独立してキングビルゴーネを威嚇していた。

森に近付く者は全て排除する。それが彼に与えられた使命であり、本能でもある。
主たる創造神を失った今でも彼は忠実に役目を遂行し続ける。
その対象は誰であろうと…鬼でも、悪魔でも、異星人でさえも例外ではなかった。
フンババは口から毒気と炎を漏らしながらキングビルゴーネを赤く光る目で睨みつけている。

138 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/stfJvdBzE :2014/06/26(木) 23:57:55.69 0.net
*またまたまたトリを消失してしまったので変えました、たびたびすいません。

>>137
うっそうと生い茂る木々に囲まれた森。
前回の雪山では周りに何もいなかったので淋しさに耐えられず大魔王にいたずら電話しそうになっていた情けないキングビルゴーネだったが、今回は元気よくずんずん進んでいく。

「いやぁ、やっぱこう、命溢れる場所はいいな。
こういう穏やかな場所を歩いていると、絶対にこの星を手に入れてやろうっていう思いがあふれ出るな!」

陽気に歩くキングビルゴーネの前に、うねり声と共に現れる巨大な獣。
獣王フンババ!
巨大なその姿を見たキングビルゴーネは…。

「何?私有地?それはすまんかった、私はこの辺で暴れているらしい人食いの悪い巨人を捕まえに来たんだ。
怪しい奴はこの辺に来なかったか?」

素直に謝った。
で、情報を求めだした。

説明しよう、フンババはキングビルゴーネから見たら喋るゴリラ的なあれだが、自分で神ノ森云々言っているという事は、飼いフンババである事がキングビルゴーネにも推測できた。
当然ビルゴーネ星人は戦時中以外はナイスガイなので、他人の私有地に勝手に入ったり、飼いフンババ誘拐するような真似は(以下略

そして、キングビルゴーネの探しているのは巨「人」なので、巨「獣」のフンババとは別もんだと思ったのである。
進撃の巨人中学に出てくるような奴をキングビルゴーネは想像してるのだ!
まさか現地の人が、巨獣も巨人も同一視してて、しかも神の森は神様の物なんだから素直に立ち去るような輩じゃないなど、想像もつかんかったのだ。

139 :鬼神 ◆I1Aa92THxS7G :2014/06/28(土) 20:53:37.15 0.net
ベルフェゴールの集めた気の光が鬼神の頭にかまされた、だが鬼神はこれを避けずに受け止める。
強い力は一度体で受け止めたい、という鬼神の癖である。あと当然ながら傷一つ負っていない。

「ふんッ!効かねぇ、これがお前の全力かよ、これなら勇者でも強くなれば倒せるぐらいの強さだと俺は思う。
はっきり言っててめぇは修行不足!潜在能力は十分にあるのになぜ強くなろうとしない?
 …あ、よく考えたらさっきの攻撃当たってたな。俺の負けか…じゃ、お仕置きなッ!」

言葉を言い終わると亜光速でベルフェゴールの背後に回り込み渾身の蹴りをケツに向かって放った。

「魔大陸まで吹っ飛びやがれぇ!」

ケツを抱え悲鳴を上げながら空へ飛んでいくベルフェゴールを見送った後は勇者を置いてる宿屋へと戻る。
ん?そういえばさっきの光が町中に降り注いでいく…そして徐々に人々が活気を取り戻していく!
よっしゃ!これで一商売できる!

140 :鬼神一行 ◆I1Aa92THxS7G :2014/06/28(土) 21:30:14.64 0.net
鬼「勇者ーいるかー?」
勇「あ、おかえりなさい。しばらく休んでたら元気になりました。迷惑をかけましたね。
…?後ろにいるこの人は一体?」
ヘラ「俺か、俺はヘラクレス!かの偉大なご先祖の子孫だ!hahaha!」
勇「え…マジっすか、鬼神さん」鬼「マジだ。」

勇者に再起不能の時に何があったかを説明する。ヘラクレスに出会ったこと、そしてこいつが戦闘バカだということ。
魔族のおっさんが町中の人間のやる気を吸い取っていたこと…
そしてこれから市場で店を出すこと。

勇「この人があのヘラクレスだとは思えないんですが…」
鬼「これが真実というやつだ。しょうがない」
ヘラ「そういえば君の名を聞いていなかったな、何と言う名前だ」
勇「ブレイブです。1度名前を言っても鬼神さんは勇者としか呼んでくれないけどね」
鬼「話は後だ。今は商売に専念するぞ!」

活気を戻した町市場。競争の絶えないにぎやかな街へと戻っている。

鬼「さぁさぁいらっしゃい!そこのお客さん!少し見ていってはどうでしょう?
  魔石、武器、鎧、薬草!何でも取り扱っております!今なら魔石に魔法陣を組み込んで魔石の耐久力分は
  強力な魔法を使えるようにするサービスも取り扱っております!」
客「ほう、こりゃあいい、この魔石埋め込んだ剣、一つ!」
客「ん…こりゃ黄金虫の抜け殻じゃねぇか!いくらだ?」
勇「28万Gです。少々値段が張りますがコレクターとしてはのどが出るほど欲しい一品では?
  こちら一点ものでして早い者勝ちになっておりますよ…」

***************************************************************************************************************************************************************

☆完☆売☆!総収入85万G!

鬼「まさか完売するとは…」
勇「鬼神さんの商売上手には思わず驚きましたよ。いつの間にか敷物敷いただけの店に
  行列が出きてましたよ、これでしばらくお金には困りませんね。というか武器が作れるのなら
  僕も作ってほしかったんですけど」
鬼「」
ヘラ「で、これからどうするのだ、俺はお前たちについていきたい!お前たちと一緒に居れば
   もっと強くなれる気がするのだ。」
鬼「…ま、いっか。」

次の目的地→>>93から行くと魔翼の谷→オーケンス国→?

?の先を少しずつ考えないとなー、ネーミングセンスのない頭で。

141 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/07/04(金) 07:56:46.44 0.net
>>138
フンババは困惑していた。目の前の珍妙な男はこれまで撃退した者達とは全く違った反応を見せていたためだ。

フンババ「巨人…見テオラヌ。我ノ目ヲ欺キ、森二踏ミ込ム事ハ不可能デアルカラナ。」

うろたえる様子もなく、素直に謝って誠意を見せる者を攻撃するほどフンババも鬼ではなかった。
キングビルゴーネに事実のみを伝えると森の木々に溶け込むように姿を眩ます。

フンババ「分カッタナラ立チ去レ、ココハオマエノ様ナ者ガ来ル場所デハナイ……」

>>139
(鬼神一行の頭上に微妙にやる気の感じられない大魔王の声が鳴り響く)
ベルフェゴールくんがやられたか。しかしあやつは我ら魔王軍の中でも一番の小物
七つの大罪の、真の恐ろしさをみせつけてくれるわー

142 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/stfJvdBzE :2014/07/05(土) 19:59:22.53 0.net
>>141
「うむ!わかった!!協力に感謝する!」

【素直にお礼を言うキングビルゴーネ、しかし、大事な事に気が付いた。】

「……しかしお前これ、どこからどこまでが立ち入り禁止か、素人ではすぐにわからないぞ!
余りにも不親切だ!!!
これでは目の悪いお年寄りや子供が誤って私有地に入ってしまう!!」

【キングビルゴーネはそういうと、ロープと棒を出し、一歩踏み入るとフンババが出てくるところと、そこから下がるとフンババ的に問題ない処を確認しつつ、神の森をロープで囲んだ。
そして、子供にもわかるように記号を交えつつ、「この先は私有地です、許可の無い立ち入りはできません。神」と立札を立てて回った。

その後、キングビルゴーネは結局巨人を発見する事が出来なかった。

なのでめちゃくちゃ焦った。
航海者たる自分が発見できない凶悪な巨人がいる森があるのだ!
きっと物凄い強敵に違いない!!と判断したキングビルゴーネは所有する無敵の怪獣軍団を次々と出現させた。

雄たけびをあげて森中を巨人探して駆け回る怪獣たち。
中途、何事かとフンババが慌てふためいて出てきたが、誠意あるキングビルゴーネの説得で納得してもらい、神の森周辺の森の探索は終わった。

大怪獣達は絶妙な加減で森を歩いたため森の被害は小規模で済み、キングビルゴーネはフンババに「巨人が現れてピンチになったら大空に向かってキングビルゴーネ!助けて!と叫ぶんだぞ!!」と言って、森を後にした。
巨人の件はキングビルゴーネの中で、フンババが巨人を倒した、で、街の人間から見れば巨人だが、フンババから見れば小さかったんだろうという結論に至る。

なお、怪獣がわんさか出現し、この世のものではないような光景が展開された森は周辺の村々からもしっかり見えており。

「すさまじい化け物がわんさか出るから絶対にあの森に近づくな!!」

が周辺の村や町で徹底され、フンババの被害者は皆無になり。
キングビルゴーネの、「巨人の化け物は巨大怪獣に倒された、もう出てこない」も、「あんだけ化け物が出て来れば、そりゃあ巨人も殺されるだろう」と情報提供者の方も納得してくれた。

こうして、また一つ、モンスターに出会ったキングビルゴーネ。
しかし、「ひとのものをとったらどろぼう!」今回もゲットはできなかった。
だが、この星にはまだまだ魅力的な畜生があふれている。

キングビルゴーネの旅は、続くッたら続く!】

143 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/stfJvdBzE :2014/07/05(土) 22:40:43.52 0.net
「あ、もしもし、キングビルゴーネだ、聞こえてるかね?」

ある日、だいまおうの元にキングビルゴーネから電話がかかってきた。
後ろの方では、何やら爆発音やら悲鳴が聞こえている。

「私今、こう、あれだ、お前のとこの軍勢が戦争してるとこにいるんだが…。
聞き忘れてたが、お前何で世界征服しようとしてるんだ?
うん、理由も聞かんで一方的にお前の軍を攻撃するのはよくないと思ってな」

戦場のど真ん中で電話するキングビルゴーネ。

144 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/07/06(日) 00:27:48.72 0.net
世界最大の軍事国家として世界情勢に多大な影響力をもっていた国、シリウス帝国。
大魔王が現れた際、真っ先に参戦を表明し、そして最後まで抵抗を続けた国でもある。
かつての大帝国も魔王軍の攻撃により壊滅状態となり、残る要所は帝都ラングースを残すのみとなっていた。
そして今夜、帝都ラングースに魔王軍による最後の攻撃が行われようとしている。

シリウス皇帝は残存兵力を全てかき集め帝都の守護にあたらせる。
対する魔王軍は大悪魔アモンを総大将に荒々しく邪悪なる軍勢が集結し帝都をぐるりと取り囲む。

アモン「ヒャッハーwwwww汚物は消毒だぁぁぁwwwww」

アモンの甲高い笑い声と共に撒き散らされた炎が防護結界を突き破り、街を、人を飲み込んでいく。
それを皮切りに数十万の悪魔が一斉に帝都へと殺到した。

アモン「お宝は全部頂いてwwww後は全部灰にしてやるッスwwwwwみなぎってきたwwww」

そんな光景の真っ只中、この世界では見慣れない機具を耳に当て会話をする男が一人。
キングビルゴーネである。


>>142
フンババ「気遣イ…カンシャ…スル…」

甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる目の前の男にフンババは好意的な印象を抱いていた。
森に未知の生物を侵入させるのは些か不本意だったが、双方に利益があれば断る理由も無い。

フンババ「ウム…きんぐ、びるごーね…ト…名ヲ呼ボウ…サラバ…」

かくしてキングビルゴーネの活躍により神の森の平和は守られることとなった。
ありがとうキングビルゴーネ、負けるなキングビルゴーネ!

>>143
もしもし、だいまおうだ。
おお、キングさんか。こちらも丁度会いに行こうと思っていたところなんだ。
妙なところで気があうね、お互いに立場が違っていれば友達になれたかもしれない。
魔物収集ははかどっているかな?

ん?私が世界征服をする理由か……私は、私を慕ってくる民を守りたかったんだ。
キミ達からしたら皆同じなのかもしれないけど、この世界で魔物と呼ばれる存在はひどく迫害されていてね。
生み出されたときから創造主に疎まれ、世界の裏側に閉じ込められていた。
ま、それでも力を蓄えてみんなから一目置かれるくらいには影響力があったんだけどね。
そんなある時、あいつが魔物を滅ぼす、なんていうものだから……
私も我慢の限界が来てね、できれば傍観者で居たかったんだけれど、実力行使に出させてもらったよ。

だんだんとキングさんも大胆になってきたね。居場所を隠す気がゼロじゃないか。
(最後の言葉はキングビルゴーネの耳元で直接語られた。横を見るとだいまおうが悪戯を成功させた子供のように笑っている)
こんにちは。今の姿はどこからどう見ても人間だね。

145 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/stfJvdBzE :2014/07/06(日) 20:35:34.90 0.net
>>144
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!びっくりしたあああああああああああああああああああああああ!!!」

【だいまおうに戦闘が一瞬停止する位大声でびっくりするキングビルゴーネ】

「お前こら!生命活動が止まるかと思ったぞおい!!」

【言いながら、肘でまおうをコツコツ叩くキングビルゴーネ。
周囲では魔王軍も帝国軍も固まっていて、何事かとこの二人を眺めている】

「ああ、諸君、うるさくして悪かった、気にせず、続けてくれ」

【そんな周囲にひらひらと手を振ったキングビルゴーネは、どっからともなくちゃぶ台を取り出し、魔王と向かい合う位置に座った】

「まぁ、腰かけてくれ、突然電話してすまんな、あんましお前のとこの軍が一方的かつ、残虐に戦争してるから、見ててブチ切れそうになって手を出そうとしてしまった。
しかし、お前方にもそう言った込み入った事情があるなら、奴ら一人一人の怒りも分かるという物よ。
自然、やられたら必要以上の力でやり返してやりたくなるもんだからな」

【言って、天を仰ぐキングビルゴーネ、少し考えた後、口を開く】

「しかし、私は私の軍が起こした以外の戦争はさっさと終わらせたい。
そこで提案だ、私、お前に援助してやっからさっさと勝て、んで戦争終わらせた後、私のとこのビルゴーネ星連合に入って、文化レベルあげて奴隷制度とか迫害とか差別とかとおさらばしろ。
あの鬼神が邪魔なら私が殲滅する。

…少々強引だが、綺麗な食べ物と寝床を与えれば民衆は一応納得して戦争は終わる。
後はお前が私んとっから適当に文明の器具をもってって適時提供して平和維持に努めれ。」

146 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/07/07(月) 10:34:18.59 0.net
>>145
うるさい!今のは本気で心臓止まりそうになったぞ!
(額を小突かれて頭をぐらぐらさせながらむくれる)
一々反応が大げさなんだ、まったく……
(ぶつくさ文句を垂れつつキングの用意したちゃぶ台に着く)

アモンくんは少々やり過ぎてしまうところがあってね。
彼が暴れたあとにはペンペン草のひとつも生えない。
まぁ、悪魔とは元来そういうものだから止めさせる気もないんだが。
(どこからともなく湯のみに入った熱いお茶を持ってきてズズッとすする)
(目を閉じてじっとキングビルゴーネの話に耳を傾ける。少しの沈黙の後湯のみをちゃぶ台に置き目を開く)

うむ、民のことを思うならばその提案を受け入れるのが統治者としては正しい判断なのかもしれない。
……しかし、残念だが首を立てに振ることは出来ない。
本来ならキミ達はこの世界に居てはならない存在だ。常識や世界の法則も、この世界とキミ達の星では違いすぎる。
よってこの世界のことは内輪で完結すべきであり、外部からの干渉は受け付けてはならないと私は考えている。
それにだ、今の私は世の理を司る始原のマナなどではなく、だいまおうなのだ。
私が愛するのは平和と秩序などではなく、破壊と混沌。
他者から与えられた優れた文化、平和と平等……そんなものに何の意味がある?
強者が弱者を淘汰し、果て無き戦乱の行き着く先こそ、この世界の真にあるべき姿がある。
鬼神や勇者が私を倒したとしても構わぬ、それも強者が己が欲求を成す為に邪魔者を排除した、というごく自然なありふれた出来事となるのだから。

これ以上話し合っても無駄だな。
それでもキミがこの星に干渉したいというなら、実力行使に出ればいいと思うぞ。
最後まで勝ち残ったものが正義なのだから。

147 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/stfJvdBzE :2014/07/07(月) 11:48:42.83 0.net
>>146
「与えられた平和はいらん、私は私の道を行く、よそ者は消えろ、か…。
……それがお前の考えなら、私は何も言わん。
だが、お前と私が組めば、宇宙の数多の航海者を撃破する事ができたろうに、それを考えると惜しい…。

それになにより、お前の言うている事は即ち、私による地球侵略をも肯定している」

腕を組み、考えるキングビルゴーネ。
この娘の言う破壊と混沌は、実は多くの物をこの世界にもたらす事がわかっていたからだ。
だが、それはあまりにも多くの血が流れる。
しかもだいまおうの力を考えれば、世界を滅ぼしかねない。

だからと言って、キングビルゴーネが手を出すのはどうだろうか。
それは、自力で立ち上がろうとする子供に、大人が手を出すようなものだ。
今この幼い文明は急速に発展しようとしている。
そこに手を出せば、文明の発展を阻害し、人々を堕落させて価値の無い物にしてしまう。

それにしても…と、キングビルゴーネは目の前の幼女を見た。
しばらくじっとだいまおうを見ていたキングビルゴーネは、おもむろにだいまおうを抱きしめた。

「……大変だったろうにな、創造主に裏側に追いやられて、強くあらねばならずに、強さしか頼るものも信じられる物も無く、並ぶ物も無く。
寂しかったろうにな……お前は一人で頑張ってきたんだろうに……。
ここまで苦しかったろうに……、お前のこれまでの頑張りを考えれば、私は今この星の戦争に干渉しようなどとはとても思えなくなった」

それは、親に捨てられ、暗闇の中で幼い仲間達を世話しながらあがいてきた少女に、対する、素直なキングビルゴーネの想いだった。
もし神がこの娘を愛していたならば、世界はもっと穏やかで、そして、堕落していただろう。

「わかった、だが、私はこの星が惜しい……、貴様の命が惜しい。
しかしお前はこの星の者に倒されるならば命は惜しくないと言った。
ならば、私がこれ以上この星の戦争に介入するのも、地球侵略もやめよう!!
地球の問題は、地球人の手で解決してくれ!それがお前の望みなら、存分にやれ!!!

その間、地球を狙う航海者とは、キングビルゴーネが戦おう」

だいまおうを胸の中から解放したキングビルゴーネは、ちゃぶ台を片づけ、手を振りながら、あっけにとられる兵隊たちの中を歩み去っていく。

「ちなみに、『キングビルゴーネとしてではなく、一人の地球人として』はこの戦争に介入する。
覚悟しろ、だいまおう!貴様の思惑通り、戦争なんぞ長引かせたりはしない。
この世界には間違いなく堕落した平和を愛する者もいるはずだ。
そう言った連中に私は力を貸し、平和のためにこれからは戦う。
この世界の理の外の航海者の力で平和を掴むのはお前に敬意を表してやめよう、だが、この世界の理の中の力を存分に振るって、この戦争を終わらせる!!
……そして貴様等を捕虜にとって、宇宙に連れ出して悪の航海者退治をさせるなり怪獣に改造するなりしてこき使ってやるから覚悟せい!!
嫌なら戦争やめろよ!
手始めにここにいる貴様の軍勢を私が殲滅してくれる!!!」

またしても勝手な事を言うとキングビルゴーネはその辺にあった帝国兵の死体の剣を拾いあげると、われに返ってキングビルゴーネに切りかかってくる魔王軍に襲い掛かって行った。

148 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/stfJvdBzE :2014/07/07(月) 11:59:58.07 0.net
つまり。

1何でもいいからとりあえず平和と安定を目的にしている国家に人間の力だけ使って加勢するお
2魔王軍を殲滅して大勢が決したら、全滅させるには惜しい力だから魔王軍をビルゴーネ星の軍に強制的に合流させるお、敗者に権利はねえ!
3地球は人間の手で平和にさせるお、適時キングビルゴーネが政治介入して世界をよくしていくお

っつー事です。
要するに、単にキングビルゴーネがハンデつけてるだけでやってる事は侵略と変わんないっすね…。

149 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/07/08(火) 07:55:14.82 0.net
はてさて、鬼神くんやら勇者くんはどこで何をしているのやら。

>>147
はっ…えっ…やめてくれ、さすがに恥ずかしい……
(だいまおうもいきなりの抱擁は予測できなかった、唐突に向けられたキングビルゴーネの優しさに戸惑い赤面する)
ふぅ、キミという人はほんとにその場の感情で行動するんだね。
部下達の前でこんなことされたら敵わない、この場で私に滅殺されても文句を言ってはいけないよ?
(やっとキングビルゴーネの腕から解放されると困ったようにはにかんで立ち上がる)
(そして小さな胸にいっぱい空気を吸い込んで、沈黙し呆気に取られている部下達に号令を掛ける)

皆の者!こやつは我らに仇名す者……神のシモベである!我ら魔族を脅かす不倶戴天の仇敵だ!
さあ、武器を取れ!魔族の誇りに掛けて、この者を討ち取ってみせい!!そしてこの世界を、我らの理想郷へと、力と混沌の満ちた大地へと変えるのだ!!
(だいまおうの号令に数十万の軍勢は歓声を上げる。鎧に身を包んだ悪鬼は手にした武器を振り上げ、空を翔る竜は炎の息吹を吐き出す)
(醜く残酷で誇り高い魔の軍勢が、自慢の獲物を振るい、一人の「人間」へと襲い掛かった!)

(だいまおうは宙へと浮かび事の成り行きを見守りながら一人思案に耽る)
……この世界の発展、文明や文化だけではなく、魂のレベルでの進化を望むならば私は倒されるべきだ。
一つ上の段階へと移行するためには、古の理……魔法文明とは決別しないといけない。
私が倒れれば、この世界に満ちている魔力の源…マナは消えてなくなるのだから……



アモン「あ、俺様国宝貰ってくるわwwwあと頼んだww」

150 :鬼神 ◆tLCGz4CurI :2014/07/09(水) 22:26:54.89 0.net
トリップ消えたので変えました。あと長期間の書き込みをできず申し訳ありません…
さてなりきるか!まずは過去から一つずつ片づけていくか…

>>141

鬼神「ですよねー、あんな雑魚がナンバー5以上とかありえませんよねー…と言いたいところだが魔王、
   もっと奴を鍛え上げろ!あいつは潜在能力はやけに高いくせしてなまけ癖で損してる。次に会うときは
   さらなる強敵に仕立て上げておけ!」

いきなりの魔王の声にも動じず、しかも文句までいう鬼神、戦自己中の鏡のようだ。
しかし実は隠しているが勇者が強くならないと七大罪を倒すなど不可能だということに焦りも感じてたりする。
自分の「ひと時のお遊び」の為に…

鬼神「それはそうと聞きたいこと二つ、今あのおっさんどのあたり飛んでる?あと3時間もすれば
   そっちに帰ってくると思うけど、今どれだけ苦しんでるか中継してもらいたいものだなw
   もう一つ、宇宙空間で戦ったナルシスト小僧の「ナンバー?」かを教えてもらいたいのと今あいつが
   俺のことどう思ってるか知りたいんだ、俺のことがトラウマにでもなってたら戦えない。」

>>144

「シリウス帝国跡地」という名のダンジョンとして後で登場させてもいいかな?

>>148

キンビルさんは結局どのまとまりに着く気なんだ?次のうちから選んでくれないか♂
1魔王軍 2地球の人々 3ひたすら侵略あるのみッ!

>>149

魔翼の谷へと移動中の鬼神一行、そんな中鬼神のみがここより少し離れた土地にて莫大な量の殺気を感知した。

(この魔力…もしや魔王?なぜこんな近い場所まで来ている。その周りには雑魚の殺気と…その矛先は一つの魔力を持たない
生命体、それも馬鹿でかい生命力の持ち主に向かっている、なるほど理解した。)

魔王はキンビルを敵と認識したのか、じゃあ魔王と協力してあの環境大破壊野郎を潰せるんじゃないのか?
と思う鬼神。しかし鬼神は動けない。なぜなら勇者と戦馬鹿と子竜と最近出番が少ないというかほとんどなく使い道も分からないスライム
と一緒に行動を共にしているからだ。

(野郎ぶっ殺すぶっ殺すぶっ殺す…二度とこの星に干渉できないように心をへし折ってやる…!
あっでもまだ奴の力を吸収してないな…)

151 :鬼神 ◆tLCGz4CurI :2014/07/09(水) 22:28:18.68 0.net
中途半端なところでちょっとだけ解説。
・吸収纏
 鬼神の編み出した、生命体の力であれば少し吸収するだけで体内でその力を増幅させ
 自分のものにする奥義。ちなみにこの星が生まれてからというもの現代以外のほぼ全ての生命体の力を宿している。

・ヘラクレス
 人間の仲間がさすがに一人は欲しいと思い無理やり加入させた仲間。
 先祖代々戦闘マニアで馬鹿で正義感だけは人一倍強い。
 得意技は魔法は苦手だが、拳や脚にさまざまな種類の魔力を宿し破壊力を上げる攻撃。

152 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/stfJvdBzE :2014/07/10(木) 01:40:35.56 0.net
>>149
【キングビルゴーネはひたすら手を振った。
彼が手を一振りするだけで、巨大なかまいたちが起き、次々魔王の魔物達が吹き飛んでいく。
ドラゴンが、兵隊が、怪物が、風に舞う木の葉のように、蹴散らされ、肉塊へと変わる】

魔王!!

【キングビルゴーネは懐から例のカプセルが大量に入ったホルダーを出すと、魔王に投げて渡した】

万一私が負けたらそいつらを頼む!無理なら宇宙に抛り棄てろ、そうすれば適当な部隊が感知して拾いにくる。
ふちが黒いのは触らない方がいい、仲間数人と必死になって封印した化け物たちだ、あかないようにできてるが、復活すれば宇宙が滅びかねんから扱いに注意しろ。
残りは好きにしていい!

【言って、キングビルゴーネは敵の兵隊を蹴散らす作業に戻る】

>>150
ずーっと3から変わってませんよ。
ただ、キングビルゴーネに侵略された時、地球人類が文明がすさまじく発展するので人類文明(含む魔物文明)的には大きなプラスになるけれども、「畜生」達に待つのが地獄以外の何物でもないってわけです。

まぁ、地球の環境は完膚なきまでに変えられるでしょうね。

さて、今150レス、全体の5分の1、アニメで言うと今1クール終わったくらいか…。
そろそろキングビルゴーネ退場の時が来たようですな…。
もしくは、鬼神さんの方が退場になるか。

殺りましょうか、キングビルゴーネ対鬼神。

153 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/07/10(木) 02:54:25.66 0.net
魔翼の谷へと向かう鬼神一行、彼らは先に滞在していたヘレクレの街で不穏な話を耳にしていた。

*「あの怖ろしいオーク兵団を知っているかい?街や村を襲う悪豚鬼の集団さ。」

住人の話によるとオーク兵団はこの近辺を荒らしまわる魔物の盗賊団らしい。
悪辣なオーク鬼に襲われた街や村は収穫物や特産品を根こそぎ奪われ、住民は必ず皆殺しの憂き目に会うそうだ。

*「ああ、誰か退治してくれないだろうか…この街からヘラクレスがいなくなってしまったら、夜も安心して眠れやしない。」

やけに演技がかった武器屋のオヤジの言葉が耳に残る。
オーク兵団が根城にしているのは鬼神達の次の目的地でもある魔翼の谷のどこか。
キミ達は腕試しにオーク共を討伐してもいいし、無視して先に進んでも構わない。
もしくは一旦保留にして、暇な時に挑戦してみるという選択もあるだろう。

>>150
(時間は少しさかのぼって魔王城、だいまおうは水晶玉を通して鬼神一行に話しかけていた)

私の可愛い部下を雑魚呼ばわりとは失礼なヤツだな。
あの子はだな、人間を堕落させることにかけては右に出る者のいないすごい悪魔なんだぞ?
ん?むだむだ、怠惰が彼の性質だし存在そのものだから、アレは死んでも直らんよ。
今は…ちょうど大洋の上空か、えらい勢いで飛んでいるな。
(鬼神の脳裏に海原の上をぶっ飛んでいくベルフェゴールの映像が流れ込んでくる)
(短身痩躯の悪魔は元々情けない顔をさらにクシャクシャに歪めてお尻を抑えながらかっとんでいた)
(涙と鼻水とよだれで顔を汚したその様は、空の旅を楽しんでいるようにはとても見えない)

ルシファーくんのことかい?彼は全宇宙で自分が一番強くて美しく、高貴な存在だと思っているからね。
うぬぼれにかけてはぶっちぎりでナンバーワンだ、強さ的な意味で言ったら…七つの大罪のでは中堅あたりか。
大丈夫だ、安心してくれ。
彼の記憶は常に彼の都合の良いように書き換えられているらしい。
そういう頭の構造をしているんだよ、まったく羨ましいことだ。
あ、そうそう、私が適当に出した地名や街は共有してもらって構わないよ。
帝都跡地をダンジョンとして出す案は、喜んで賛成しよう。

>>152
戦場に暴風が吹き荒れる。
宇宙に名だたる航海者の中でも際立って強い力を持ち、宇宙大皇帝とも呼ばれる侵略者は、未開の惑星にてその剛腕を振るった。
対するは“力こそ全て”の信念を持ち、苛酷な環境の中で肉体を、異能を進化させてきた魔の戦士達。
しかしその力も遥か外宇宙から訪れた異界の皇帝の前では微風の如し、数多の人間共を震撼させた魔の軍勢は、たった一人の規格外生命体によって全滅の危機に瀕していた。
だが魔物達は突撃を止めない、己の矜持を失うくらいならば名誉の戦死を選ぶ。
強くなければ生きられぬ魔界で生まれ育った彼らにとって、それは当然の価値観であった。
憎き敵の喉元を食いちぎるまで、最後の一兵が力尽きるまで、魔軍の進撃が止まることはないだろう。

だいまおう「……力を限界まで抑制してこれか……まったく、怖ろしい奴だよ、キングビルゴーネ。」

自らの子も同然である魔物達が虐殺される様を眺めるだいまおう。
混沌の中から生まれ、悠久の時の流れ中でこの星系の理を管理してきた彼女は、この凄惨な光景に今までに無いほど胸を高鳴らせていた。
兄妹同然である創造神や光神を消滅せしめた時よりも、星の寵愛を一身に受けた鬼の子が目覚めた時よりも……。
しかしだいまおうは、己と対等な存在を前に芽生えた欲求を胸にしまい込む。
自らに課した使命を全うすべく、だいまおうは踵を返す。
だいまおうには分かっていた。あの者と死闘を演じるべきは自分ではないと。

だいまおう「了解したよ、キミの可愛い怪獣達、確かに預かった。ははっ、忠告はしかと受け止めておくよ。」

キングビルゴーネからホルダーを受け取っただいまおうは闇夜に溶けるように姿を眩ました。

154 :鬼神 ◆tLCGz4CurI :2014/07/10(木) 23:01:18.55 0.net
>>152
まだ殺り合う気はありませんよ。まだスレのバイト数には余裕もあるし長引いたら
part2のスレを立てるだけです。part2ができればの話ですが…

>>153
【鬼神の脳内に情けないベルフェゴールの姿が映る】
鬼神は腹を抱えて笑っている!
鬼神「ぎゃははははは!ひーっひーっ!もう駄目腹筋壊れる!あははははは!」
ヘラ(あいつは一体何故何もないところで馬鹿笑いしておるのだ…!?」
【ルシファーの件を聞く】
「そりゃぁ良かった、また強くなった奴と戦えるのか。だが負けを認めず美化するその頭は腹が立つな…
 今度は絶望の闇よりもっと恐ろしい心にへばりついて離れないトラウマを植え付けれるように考えておくよ」

あと、鬼神一行の誘導ありがとうございます。一人で突っ走って物語を紡いでいくのは難しいですからねぇ…助かります。

じゃ、鬼神サイド

鬼神(戦いが終わった…?魔王が退いたのか、魔族の生体反応が大幅に減っている、キンビルの野郎、前にも生態系の破壊は控えろと言ったのに…)

魔王とキングビルゴーネの精神的な戦いを知るわけもなく、ただただ魔族の減少=生態系の衰退を心配する鬼神であった…

勇者「あ、見えてきた…あれが魔翼の谷…」
ヘラクレス「hahaha!登り甲斐のありそうな崖だ!」

鬼神一行の前に姿を現したのは切り立った高い崖。ここをどうにかして登りきらないとオーケンス国の国境にすらたどり着けないだろう。
空には魔鳥や翼の生えた悪魔や魔獣が空を覆っていてギャーギャーと鳴き声が聞こえる。

鬼神「一応、崖には道が作られている。そこを通れば2,3日で越えれるんじゃないのか?」
勇者「三日も!?ということはあの中で野宿するんですか、大丈夫なんでしょうか…」
ヘラ「俺達に襲い掛かる無謀な輩などいるまい!hahaha!」
鬼神「結界を張って寝るから野宿は問題ない。さぁいくぞ!」

?「ボス、また馬鹿な奴がこの谷へ忍び込んできましたぜ…」
?「へぇ、そいつら何かいいものを持っていたのか?」
?「大量の金とどでかいリュックサックを持ってましたぜ、あと黒髪の男がなにやら猫の彫刻を施した棒をもってましたぜ」
?「なるほど…よしてめぇら!そいつらをまとめて相手して根こそぎ持ち物を強奪してこいやぁ!」
?×いっぱい「yes!boss!]

155 :鬼神一行 ◆tLCGz4CurI :2014/07/10(木) 23:29:13.19 0.net
魔翼の谷
魔鳥を始めとした多くの翼をもつ生物が空を覆い尽くす危険地帯。
現在はオーク兵団がアジトを構えており、だれも近寄る者はいない。

鬼神「おい、その程度か?俺に喧嘩を売っておいて楽に死のうなんて考えは捨てるんだな」
魔族「ひ、ひいぃぃ!もう、もうやべてぐだざい…」
勇者「うわぁ相変わらず腹黒オーラ全開…っと!」
魔族「てめぇの相手はこっちだ糞人間共!」
ヘラクレス「チェスト―――!」
魔族「へぶしっ!」

谷へ入ってから真っ先に出迎えてきたのは人間に飢えた翼をはやした悪魔、フライングデビル3体。
会ってそうそう鬼神に喧嘩を売ったものだから一体は完膚なきまでに叩きのめされ、一体はヘラクレスに渾身のとび蹴りを食らわされ一発KО。
勇者は普通に魔法を駆使して普通に倒した。

勇者「ふぅっと、入って早々お出迎えか、疲れるなぁ」
ヘラ「ブレイブ、俺は全然疲れなど感じないぞ!」
勇者「ヘラクレスは元気すぎるんだよ、もっと体力は温存しないと。」
鬼神「あースッキリした―♪生意気な奴の心折るの最高!」
勇者(-_-;)

?「おい、止まれ!」
鬼神「あ゛あ゛ん?」
勇者「ちょっ!囲まれてる!?」

しばらく足を進めているとオーク兵団の群れに囲まれた鬼神一行だった。
オークたちはにやにやと笑い息を荒げている。

ヘラクレス「戦うしか…なさそうだな」
勇者「そうだね、正直鬼神さんがいるだけでもう勝敗はついてるけど。」
鬼神「俺はピンチになった時にしか手は出さないから。」
勇者「ええええええええ!この数を二人と二体で相手にするのは無理ですって!」
ヘラクレス「何を弱気になってる!いくぞ!」

156 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/stfJvdBzE :2014/07/11(金) 20:58:54.64 0.net
「あーーーーー、くそ!飽きてきた!!」

魔王軍10万の内、6万8900までを無傷で殲滅したキングビルゴーネは、敵の巨人を叩き潰して地面に転がしながら、大きな声で悪態をついた。

「魔王!あれだ、戦闘中のミュージックに限ってこの世界の以外の技術を使っていいか?これじゃあれだ、あまりにもあまりにもだ」

喋りながら、キックで魔物を蹴っ飛ばして高速で吹きとばし、その衝撃はで数百人を吹っ飛ばしてしまう。

「まぁ、駄目だわな…、しかし素手だとなぁ…時間かかって時間かかって…」

なぜか最初に拾った時より切れ味が増している剣を構え、大きく振りかぶって薙ぎ払うキングビルゴーネ、すると、大竜巻が起きて、迫りくる魔法や矢を蹴散らし、敵の魔物達を飲み込んで全滅させる。

「あ、そうだ、活法とかならありだろう、こっちの兵隊に使って戦力にしよう」

魔王軍の陣営の中を連続爆発のように中途の兵を吹き飛ばしながら突っ走り、帝国兵達の残存陣地に姿を現すキングビルゴーネ。
現れた謎の男に、絶望的な戦いを強いられ、逃げに入っていた兵士たちは、逃げるのも忘れて硬直してしまう。

「働け!」

そんな兵士たちに、鎧の上からマナを刺激するツボを押しまくるキングビルゴーネ。
すると兵隊たちは次々と魔物のような筋肉を持つ狂戦士に変身、転身して魔王軍に襲い掛かり、バッタバッタと蹴散らしていく。

「あと私、魔法は駄目だが、霊能力は使えるからこれもありだろう、はあああああああああああ…ぶつぶつぶつぶつぶつぶつ」

キングビルゴーネが空に向かって念を送ると、死者の国から帝国兵の魂が次々帰還、周囲の魔物の肉を取り込んで合体、巨大化し、帝国死霊怪獣「シリウスザウルス」として蘇生。
生前魔法使いだった者たちの魔力をエネルギー源に口から魔法火炎を放射、帝国軍のドラゴンを100mの巨体で踏み散し、蹂躙する。

「はっはっはっはっは!!はーーーはっはっはっはっは!これでだいぶ楽になったぞーー!」

魔王軍は8割が死亡、残る2割も強化兵とシリウスザウルスとキングビルゴーネの前になすすべもない。

「敵の大将はどこだ!!わしと一騎打ちしろ!!」

絶対無茶な事をいいながら、魔王軍本陣に到達して大暴れするキングビルゴーネ。
特攻まがいな攻撃を既に魔王軍は行っているが、爆発だろうが呪いだろうがキングビルゴーネは爆発を鍛えられた肉体で、呪いを気合で吹きとばし、物ともしない。

157 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/07/12(土) 01:22:34.60 0.net
>>156
鬼神達を取り囲んだオークの数は20体、同一のスパイクメイルで身を包み手には槌矛が握られている。
リーダーと思しき一体が号令を掛けるとオーク鬼達は分散し、鬼神達へと攻撃を仕掛けてきた。
一人につき四体で取り囲み各々が獲物の頭蓋をカチ割るべく襲い掛かる!!


〜オーク兵団のアジト〜

魔翼の谷に無数に点在する横穴は内部で繋がり迷路のような様相を見せている。
自然が生み出した迷宮の最深部、岩をくりぬいて作られた椅子に一際大きく、醜悪なオークが腰掛けていた。
どこから手に入れたかは知れないが、禿げ上がった頭には立派な王冠が被せられている。
オーク兵団の首領、オークキングは手下からの報告を受け、野卑な笑みを浮かべる。

オークキング「グヒヒ……俺様にもツキが回ってきたぜ。」

オーク側近「ボス!何言ってんですかい!アイツらはとんだバケモンでびぶばっ!!」

オークキング「バカヤロウ!陛下と呼べっつってんだろうが!!奴らは勇者様の御一行だ、討ち取りゃ俺様の地位もうなぎ上りよ。」

だいまおうの出現以前から地上を荒らしまわっていたオーク達は、魔王軍に編入された後も下等で野蛮な種族として他種族から見下されていた。
そんなオークが人間達の希望の星である勇者の首級を上げたとなれば魔物の中でも一目置かれる事は間違いない。
手下を殴り飛ばしたオークキングは大戦斧を手にして立ち上がる。

オークキング「てめぇら!!今回の獲物は絶対に逃がすんじゃねぇぞ!!何がなんでもぶっ殺せぇぇ!!」

オークキング自らが先陣を切り、新たな一団が勇者一行の元へと駆けて行った。

>>156
キングビルゴーネの参戦により戦況は覆され魔王軍の全滅は必至かと思われた。
魔物達の特攻も意味を成さず、新たに現れた謎の狂戦士と魔獣の前に魔王軍は蹂躙されていく。
その時、静寂に包まれていた王宮が巨大な火柱と共に吹き飛んだ。

アモン「ヒィ―――ヤッハ―――ッ!!国宝ゲットだぜwwwwwついでに皇帝討ち取ったりぃwwwwww」

爆炎の中から一人の青年が飛び出し空中で静止、戦場に哄笑が響き渡る。
青年は一頻り笑った後、呼気を整えながら眼下の光景を見下ろす。

アモン「やべーじゃんwwww負けそうwwwwこのままじゃだいまおうさまに怒られちまうッスwwww」

青年は青い輝きを放つ宝玉を異空間にしまいこみ、首を鳴らして手首のストレッチを始めた。

アモン「おれっち久々に本気出しちゃうッスよwwwてめーら覚悟しやがr」

青年が前を向くと眼前にはシリウスザウルスの巨大な口が広がっていた、次の瞬間には魔法火炎が青年を飲み込む。

アモン「死人は地獄へお帰りくださいwwww帰りたくない人は消えるッスwwww魔招煉獄www」

しかし異変が起きたのは死霊の集合体であるシリウスザウルスの方であった。
黒炎が魔獣の巨体を包み込み塵へと変え、帝国人民達の魂もその存在を抹消されていく。
青年の手から放たれた地獄の火炎がうねり、地上を覆い尽くす。
炎は崩落した建造物を蒸発させ、強化兵と生き残った帝都民、魔王軍の残り二割を完全に消滅させた。
焼け野原と化した大地に残るはキングビルゴーネただ一人である。

アモン「結局全滅wwwwお仕置き確定wwwwお前のせいだかんなwwww」

青年は楽しくて仕方がないといった笑みを浮かべながら地上に降り立つ。
かくして魔王軍大将、強欲を司る大悪魔アモンはキングビルゴーネと対峙した。

158 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/stfJvdBzE :2014/07/12(土) 13:33:09.69 0.net
「何!?くっそ!!」

突如空から降り注ぐ地獄の炎。
キングビルゴーネはとっさに気力のバリアーを張り、自分と、周囲の強化兵達を守るが、彼が救えたのはほんの1小隊程度の人数だった。
しかし、残りの敵、味方すべては、アモンの炎の前に消滅しまっている。

焼け野原の中、アモンの声も耳に届かず、キングビルゴーネは茫然とたたずむ。
余りにも余りにも凄惨なアモンの行いと、帝国の人々を助けられなかった自らの無力さに、キングビルゴーネの心の中はすさまじい感情の嵐が吹き荒れていた。
それはもはや形をなし、キングビルゴーネの周囲に猛る黒い炎となって現れ、周囲を真っ暗に染める。

「おおおおお…おおお、お前、殺す、すっげー殺す、殺す、殺す!」

だいまおうとの約束を守るため、変身はしない、できない。
だが、約束を守るために人間の姿を維持しようとするキングビルゴーネの体が、荒ぶる感情でぐねぐねと不気味にうごめく。

「殺す、殺す殺す、ころすころすころす…ころしゅ!ころしましゅ!」

次の瞬間、アモンの前に小さな子供が現れた。
あんまり感情があらぶったので、幼児退行を起こしたらしい。

しかし、そこからあふれ出るのは、無邪気が故の文字通りあふれる残虐さ…。
そして、テレポートだろうが空間転移だろうが、自殺しても文字通り地獄の底まで追っていく、逃れられない恐怖…。

「それ!」

幼児は闘気の鎖を空に張り巡らせてアモンをとらえ、地面にたたきつけると、笑顔でそこに神速で接近、脳の一点を小指でぶすりとつきにかかる。
幼児が狙うのは、脳の首から下の運動機能をつかさどる部分だ。
アモンの動きをまずは封じようというわけである。

159 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/07/12(土) 16:38:30.02 0.net
>>158
アモン「ギャハハハッww怒ってるっすかぁ?w他人が死んだくらいでフツーそんな怒んないッスよwww」

キングビルゴーネの身を引き裂くばかりの怒りを浴びてアモンは心地良さに包まれていた。
生物の絶望を啜り、血の涙で喉を潤す彼らにとって、キングビルゴーネの凄まじいまでの感情の爆発は極上の美食に感じられたのだ。
その性質はキングビルゴーネが今まで戦ってきた邪神や悪の宇宙人の類に非常に酷似していた。
しかしキングビルゴーネの体が蠢き、幼い子どもの姿に変わると青年の笑いは止まる。

アモン「スンゲェなオマエwwwオマエを殺したらwwwだいまおうもぶっ殺せるようになるッスかねwww」

幼児の姿をとったキングビルゴーネが発する纏わりつくような殺気と狂気。
彼から感じ取れる狂気は上位の悪魔をも上回り、アモンの動きを否が応にも鈍らせる。
しかしアモンの顔は歓喜に歪んでいた。

アモン「最高ッスねwwww何も考えずにぶっ殺しあうッスwwwwヒャッハァァーッ!!」

青年の姿をした悪魔は端正な顔に狂気的な笑みを浮かべ幼児に突撃を敢行する。
しかし幼児の放った闘気の鎖によりうつ伏せになって地面に磔にされ、頭に指が突き刺さる。
脳の一点を突かれたアモンはビクビクと全身を痙攣させる。

アモン「ぼうやwwwwよい子で寝んねしなwwww」

突如アモンの頭がグルリと180度回転し、割れんばかりの笑顔を浮かべていた顔は文字通り破顔した。
口は耳元まで裂け、眼孔が顔の半分を占める程に巨大化。
アモンを縛り付けていた鎖は千切れ、二股の蛇の頭が幼児の両腕に噛み付き、異形の手が顔を掴んで地面に叩きつける。

アモン「ヒャーッハッハッハwww最高のお宝みーつけたwww俺様とオマエwwwどっちが先に死んじまうッスかねぇwww」

全力を発揮したアモンの力は、航海者と呼ばれる存在に迫る勢いであった。
キングビルゴーネが叩き付けられた衝撃により地盤は捲れあがって宙に舞い上がり、隕石が激突したような巨大なクレーターが出来上がる。

アモン「触っちゃアツいじゃ済まないッスよwww超w新w星wwww」

半獣の魔人と化したアモンの全身が太陽の中心と同等の温度、1000万度の炎に包まれる。
地面はドロドロの溶岩と化し大気中の水分は急速に失われていく。

160 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/stfJvdBzE :2014/07/12(土) 21:50:11.18 0.net
「ああ!?うあああ!やられた!」

すさまじい勢いで地面にぶつけられたキングビルゴーネ。
頭の上でひよこと星が回転し始める。

「いってぇ……え?俺とお前のどっちが先に死ぬって、お前に決まってるよーだ!!
俺をなめるなー!」

半泣きで反論するキングビルゴーネ。
しかし、アモンの全身がすさまじい温度になると、その表情に焦りが浮かぶ。

「わー!!た、大変だー!!ふん!!」

キングビルゴーネはバリアで生き残った兵士たちを囲むと、どこか遠くへテレキネシスで避難させた。
ちなみに、狂戦士化は時間がたてば元に戻るし、普通に意思疎通できるし自我も残ってるので何ら問題ない。

「これでよし!でも流石に人間の力だけだとこの温度じゃ10分くらいしか…。
……あ、そっか」

ふっと何かに気が付くキングビルゴーネ。
次の瞬間、キングビルゴーネは闘気でおのれの分身を100人位作り出す。
各々が強力な闘気のバリアーをまとい、1000万度の炎を物ともしない。

「痛めつけるとか考えないでさっさと殺せばいいんだ」

神速でアモンを360度包囲するキングビルゴーネ。
しかる後、同じ速度で一斉に、アモンめがけて突っ込んでいく。

「惑星砕☆キック!!!」×100

足に全脚力と闘気とエネルギーと霊能力を籠めた惑星を一撃で打ち砕くキックが100発、1000万度の炎を切り裂きながら100方向からアモンに次々叩き込まれる。
ちなみに、本来ならここに宇宙エネルギーやら次元エネルギーやらビルゴーネ魂やらさらに色々宇宙的な力がこもり、星を砕くどころの威力ではなくなるのだが、地球にあるだけの力で撃ってるので威力は大幅に落ちている。

「おまえなんか、消えてしまええええええええええええええええええええ!!」

161 :死神タナトス ◆tLCGz4CurI :2014/07/12(土) 22:36:07.97 0.net
「あのーすいませーん」

突如気配も無く二人の肩に手を当てる何者かが現れた。
その姿は白き長い髪、金色の瞳の美しい女性だった、そして彼女は黒装束に身を纏い片手には刃渡り3mほどの巨大な鎌を持っている。

「戦うのは別に構わないんですけどこれ以上死人が出るとこっちが困ります。そちらのあなたは魂を一まとめにして魂の回収が非常に困難になってるし
そっちの魔人さんはそれを全て消滅させてしまった。これは世界の魂のバランスが崩れるギリギリの範囲なんです。魂達をこんなにするなんて…ちょっとだけお仕置きしないといけませんねぇ…」

突如現れた死神タナトス。死神とは絶対なる死の神にして魂の道先案内人。ただでさえ仕事を大幅に増やされたことに重ねて
魂を消滅されてしまっては堪ったものではない。本来は霊体としてしか活動しないのだが怒りによってこの場に姿を現したのだ。

「まずはそこの魔人さんから、少し生気を頂きます。」

瞬間、音も、気配も無くアモンの体を鎌で切り裂く。外傷は見当たらない。しかし生気だけが刈り取られみるみる衰弱していく。

「次はあなたです。」

さらに反応する隙を与えずキングビルゴーネにも鎌を当てる。アモン同様に生気を刈り取られ、衰弱していく…

「こんなもんですかね、こんな多くの犠牲を含んだ戦闘なんてとっとと止めてください。さもないと今度は首を頂きますよ。
 それでは私はこれにて…はぁ忙しい忙しい。冥王様にどれだけおしかりを受けることか、始末書何枚書くことになるんだろ」

笑顔で二人に言葉を残し、再び魂の回収を部下の死神たちと急ぐ。これで戦いによる被害は最小限に抑えられるだろう。
次に彼女を怒らせたならキングビルゴーネの命は一瞬で刈り取られてしまうだろう…

162 :鬼神一行 ◆tLCGz4CurI :2014/07/12(土) 23:19:56.20 0.net
オークたちに囲まれる一行、一人4体を同時に相手にする非常事態だ。

鬼神「俺をぶっ殺す?へぇー」
オークa「死ね!」
オークb「必殺、トルネード・コンビネーションだ!行くぜぇ!」

鬼神の周りをオークたちが取り囲み、四方八方から鎚が振り下ろされる。が、立ったままビクともしない鬼神。
表情はどす黒い笑みを浮かべている。

鬼神「俺に危害を与えるものを永久に縛れ、二度と自由を与えはさせず、『インフィニティ・ボンテージ』」

鬼神が唱えると4体のオークを黒い鎖がぐるぐる巻きに縛り、手足も丁寧に拘束する。

オークc「う、うごけねぇ、苦しい…ムギャ!」
オークd「締め上げられるウウウウウ!」
鬼神「おっと、そう簡単には殺さないぜ、もっと苦しめて、後悔をさせ、苦しみあがいた末に殺す」
オークa〜d「嫌だあああああああああああ!」

勇者「くっ…4体、勝てるかな…考えるよりも先に行動あるのみ!」
  「水よ、我の剣に纏え、雷よ、我の剣に宿れ!」

勇者の剣に電気を通した水が纏わりつく。その魔法剣でオークたちの間をすれ違いざまに切り付けていく。

オークa´「ぐ!ま、まだぁ!」

切り付けた1体目のオークが突進してくる。その瞬間跳躍し頭を踏み台にしてさらに2体目の頭をたたっ斬る。
そして着地した隙を突こうと3,4体目のオークが同時に鎚を振り下ろした。それを後転によってかわし、堅実に一体の心臓めがけて渾身の突きをお見舞いする。
それに気づき最後の一体が鎚を振り下ろす。剣を抜く際の隙があったが盾で受け止める。若干腕がしびれはしたがすぐに剣を抜き、今度は5連続で斬りつけた。
ドサッと音を立て、すべてのオークが倒れた。

オークd´「が、あがが…こんなに強いだなんて、聞いてな…」
勇者「はぁはぁ…終わった…皆は?(鬼神さん以外)。」

ヘラクレス「4人同時か!どれ、相手をしてやろうか!」
オークe「調子に乗ってんじゃねェ屑が!死に晒せ!」

オークが無駄にしゃべっている間、ヘラクレスは拳に魔力を集中させていた。
さらに脚にも魔力を込める。属性は炎、氷、雷、風。
喋り終えた瞬間から華麗なるフットワークで炎と風の合わせ技を2体同時に食らわせる。
さらにあっけにとられる残り二体の背後に素早く回り込み頭を掴み、凍らせる。
とどめとばかりにさらに4体が倒れた中心地に雷パンチを叩き込み4体を同時に雷で焦がした。

ヘラクレス「うん?貴様らの力はそれほどか?オーク兵団もたいしたことないな!hahaha!」

163 :宇宙大皇帝キングビルゴーネ ◆/stfJvdBzE :2014/07/13(日) 13:50:20.68 0.net
やめます。
バカバカしくなりました。
では。

164 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/07/13(日) 20:02:08.26 0.net
来るもの拒まず去るもの追わずだ。
縁があればまた遊んでくれると嬉しい……達者でな。

>>160
アモン「さあwww来るッスwwwみーんなみーんな灰にしてやるっすからwww」

アモンは周囲を見渡し声を張り上げる。
最強の鎧であり、矛でもある炎の衣にアモンは絶対の自信を持っていた。
たとえ幾千億の軍勢に囲まれようと、宇宙艦隊が相手であろうと勝利に対する確信は揺るがない。
キングビルゴーネ達が一斉に突っ込んでくると同時に、その分身を穿ち焼き払うべく炎の衣から光条を伸ばす。

アモン「ぐぼっガハッギガガガッごぶばはっびぎゃぁぁぁっ!!」

しかし、キングビルゴーネの強さは彼の想像を遥かに上回っていた。
星を砕くほどの威力を秘めた蹴りが1000万度の炎を突き破り、悪魔の体に突き刺さる。
初めの数発はなんとか耐えしのいだものの、嵐のような蹴りの連打に悪魔の肉体がボロボロと崩れ去っていく。
最後の一撃が炸裂した時にはアモンの首は胴体から離れ遥か上空に打ち上げられていた。

アモン「ぐぎぎぎっwwwやべぇwwwマジで死にそうwww」

しかし強靭な生命力を持った大悪魔は首だけになっても生きながらえていた。
耳の辺りから鳥の翼を生やして、自らの窮地も楽しむかのようにケタケタと哄笑を上げている。

>>161
アモン「なんスかwww邪魔すんなしwww」

首だけとなったアモンの体は急速な勢いで再生を始めている。
黒々とした筋肉が蠢き既に肢体の形を成し初め、まだ皮膚の形成されていない手を死神らしき人物へと向ける。

アモン「こーんなとこで油売ってていいんスかぁ?www早く魂回収しないと俺っちが消しちまうッスよwww」

猛炎が手の平に集う、全てを無に帰す地獄の炎が死神に放たれようとした時、彼の者の鎌が悪魔の体を切り裂いた。

アモン「お……ん?いつの間にwwwでも痛くねぇwwwアレwあ、ちから……はいんね……」

生命力を奪われたアモンは力を失い地に伏せる。
未曾有の惨劇を招いた罪深い悪魔の生死は死神の手に委ねられる事になるだろう。
その頃、一部始終を居城から見ていただいまおうは、深く嘆息する。

だいまおう「はあぁぁ〜〜……死神さんにおしかりを受けるとはな、色々と面倒なことになりそうだ。」

まさか死神が現世の出来事に介入することはあるまい、とだいまおうは高をくくっていた。
これより冥王の勢力が関わるようになればだいまおうの野望の達成はより困難になるだろう。
だいまおうが目指すは破壊と混沌に満ちた世界である、そうなれば魂のバランスも大きく崩れ死者の国も大混乱に陥ることは想像に難くない。

だいまおう「まぁよい、私の邪魔をする者は滅ぼすだけだ。冥王の勢力に対しては暫し様子見としよう。」

だいまおうは新たな問題を頭の片隅に追いやると、アップルパイを齧りつつ鬼神一行の旅路に目を向けた。

165 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/07/13(日) 20:05:57.61 0.net
>>162
オークリーダー「ひぃぃえっへっへっへ!俺達のコンビネーションにド肝抜かしやが……れ?」

棘付き鉄球を手にしたオークリーダーは信じられない光景に呆然とする。
オーク兵団の錬度は高く。オーケンス王立騎士団が相手でも遅れを取ることはなかった。
勇者といっても所詮は脆弱な人間、一斉に掛かれば多少の犠牲はあるだろうが負けることはないだろうと考えていた。
しかし結果はどうか、勇者一行を牙を向けたオーク鬼達は僅か数秒足らずで殲滅させられたのだ。

オークリーダー「畜生が!!舐めんじゃねぇぞ人間がぁぁぁっ!!」

周りの味方全てを倒されたオークリーダーはモーニングスターを振り回し鬼神の前に躍り出る。
棘付き鉄球が風を切りながら鬼神の顔面に放たれた!


オークキング「バカ共が、俺様の領地に足を踏み入れて生きて帰れるとおもうんじゃねぇぜ。やっちまえ!!」

休む間もなく勇者達の前にオークの増援部隊が現れた。
崖から大岩が転がり落ち、それに続いてオークの一団が雪崩れ込む。
崖の上では王冠を頭に載せた巨大なオークがニヤニヤと笑っていた。

166 :名無しになりきれ:2014/07/14(月) 00:43:31.07 0.net
ビルゴーネ星人がうん百万、戦艦ごと鬼神に殺された時は何もしなかったくせに、魔王軍との戦いだと平気で介入してくるなんてあんまりにも都合がよすぎて…。

167 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/07/15(火) 23:25:47.41 0.net
はっはっは、まぁまぁ色々あるさー。

>>166
あいつら……神、と呼ばれる存在は昔からそのようなものさ。
普段は傍観を決め込んでいる癖に、いざ不都合があれば我が物顔でうつつの出来事に介入してくる。
同じ土俵に立つなら構わない、だけどあいつらは絶対に安全な場所から、絶対にあらがえない方法を使ってくるからね。
まるで世界の管理者の如き……なんて腹立たしいことだろう。
だから、私は消してやったんだ。この手で、完膚なきまで。

……まだ、この世界にあんな存在がいたとはね。
死神タナトスさんよ、もしも聞こえているならキミの主人に伝えてくれないかな。
いらぬ仕事が増えたー、なんて其方の事情。
私達からすれば知ったことじゃない。イヤなら放棄しちゃえばいいじゃないか。
そうすれば弱い魂は消え去り、強い魂だけが残る。こっちのほうが自然だと思うよ。
魂のバランスが崩れるとどうなるのかも興味があるしね、少なくともキミ達に管理されるよりはずっとマシにはなるだろうから。
それでも邪魔をする、というなら……実力行使に出させてもらうからね。

168 :名無しになりきれ:2014/07/16(水) 01:03:19.76 0.net
>>167
……あなたがそれでいいなら構わない。
ただ、こういう都合のいい神々の登場がこれからも続きそうで…。

……まぁ、いざとなったら今度は地獄の奥底に封印されている連中なり、ビルゴーネの残してったもんなり使って応戦すればいいすし…。
っていうか、あなたの技量ならこれ以上都合のいい神々が出てくる事は無いでしょうな。

キンビルは衰弱させられた状態から回復するために帰った事にでもすれば、話がスムーズに進むと思いますよ。

169 :鬼神一行 ◆tLCGz4CurI :2014/07/16(水) 21:34:20.39 0.net
【オークリーダーの鉄球が鬼神の顔面に叩き込まれる】

ぐしゃっと音がした、しかし鬼神の顔は潰れてなどいない。潰れたのは鉄球

鬼神「あのさぁ…さっきの戦い見てた?明らかに俺が一番強いの見てて分からなかったのか?鎚も効かないわ瞬時に縛るわ
   そんな一番強い圧を真っ先に狙ってどうする訳?馬鹿なのか?」

勇者「ですよね、弱い奴から一気に仕留める。戦術の基本です。あと近接攻撃の連携は相当熟練してないと足を引っ張りやすい。訓練で習うレベルです。
   と言っても僕らの中で一番弱い、というのはいませんけどね。最強はいますけど。」

ヘラクレス「何の話しとるかさっぱりわからんが弱いってことだけは分かった!」

オークリーダー「て、てめえらぁ!馬鹿にしやがってえええええええ!いいからとっとと死にやがれえええええ!」

怒り狂って冷静さを失ったオークリーダーが鉄球を振り回しながら鬼神一行に襲い掛かってくる!だがそんな単調な動きを見切るのは容易い。
ヘラクレスがスライディングで転ばせ、勇者が頭を突き刺しとどめをさす。躊躇はもうしない。

鬼神「さて、親分のお出ましだ。こういう時勇者ならどうする?」
勇者「ここは崖。一体ずつ冷静に突き落とします。その役は僕、ドラゴ、スラリン。
   ヘラクレスはある程度上の数が減ったらオークキングまで素早く登ってもらい一対一で相手してもらいます。分かった?ヘラクレス。」
ヘラクレス「だいたい分かった!って岩が降って来るぞ!」
勇者「スラリン砕いて!」 スラリン「久しぶりの出番!修行の成果を見せてやる、スラ・ストライク!」

スラリンが楕円状にへこんだ次の瞬間、空へと弾丸のように飛び上がり降ってきた大岩を砕いた。
スラ・ストライクとはひそかにスラリンが練習してきたスライム族の必殺技である。かなり威力は高い。

勇者「作戦変更!スラリンは大岩砕きに専念して!ドラゴは僕と一緒にオークを落とすんだ!」

オークa「何をごたごた言ってやがる!潰れ…)ドンッ!(うわっ!落ちるウウウウウ!」
オークB「やべぇ!落とされるぞ!)ドンッ)ぎゃああああああああ!」

170 :死神タナトス ◆tLCGz4CurI :2014/07/16(水) 22:05:43.55 0.net
>>167

「げっ!大魔王!これ以上仕事増やすなー!」

現れた大魔王の影に鎌を振る。しかし魂を刈り取った感覚はなく虚空を鎌がすり抜けるだけだった。

「やっぱり…思念体だとは思ったけど当たりか…え、私が冥王様の命令に背く?やだなぁ私、冥王様に命を一度救われてるんです。冥王様は私の命の恩人、忠誠を誓っているんです。
 って魂が命を失うってのもおかしな話なんですけどね、正確には魂が消滅すると同義ですがね。
 魂のバランスが崩れたらどうなるかって?えっとまず冥府と世界の境界線がゆがみ、繋がります。そしてあらゆる生きとし生けるものを生死の狭間へと
 導くっていう大変なことになっちゃいます。無論それはあなたにも影響を及ぼすはずだし、そもそも私たちは管理してるんじゃない。
 世界がマジでガチでやばいことになるのを防いでるだけ。別に縛るつもりなんて全然ない訳なんですよ!
 べつに生き物が死ぬのは自然の摂理だし問題ないけど消滅はやめてほしいです、新しい魂の生まれるのには時間がかかるの。
 そろそろ私仕事に戻ります。部下に任せきりじゃあ私の始末書が増えるばかり。とにかく私が言いたいのは
「魂の消滅はこっちの世界にも冥府にも影響がでるから後悔する前にやめなさい。」ってことだけです。
 ささ、そこの魂さん、消えたくなければあの世で罪の審判しましょうねー」

一方的にまおうに返事をした後は数百の魂を一人で受け持ち冥府へと魂を導いていく。
愛する主君の為に、主君の愛する世界の調和のために…

171 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/07/17(木) 16:59:24.52 0.net
はーっはっはっはー!傲慢不遜!極悪非道!だいまおうさまの登場だー!

>>168
ふぅ……キングさんめ、ホントに変なところで律儀だね……。
本来の力を発揮したなら死神の妨害なんて屁でもないだろうに。
(だいまおうは午後のおやつを楽しみながら遠い銀河の果てへ去っていった好敵手に思いを巡らせる)
……この怪獣達はしばらく預かっておくか。
あんな堂々と喧嘩を売られたんだ、私の手でキングさんを一度ギャフンと言わせてあげないと気が済まないからね。
これは人質ってやつさ。
さてさて、勇者くんたちはどこまで進んだかな。
(だいまおうは鼻歌交じりにキングビルゴーネから預かったカプセル入りホルダーを部屋に飾り、魔法の水晶玉を覗き込んだ)

>>169
オークリーダー「てめぇら……にんげんじゃ、ねぇ……ぐふっ」

オークD「た、助けてくだせぇボスゥゥゥ!!」

オークF「スライムのくせに強すぎィ!うぎゃぁぁっ!!」

オークキングにとっては会心の奇策であった岩攻めも難なく攻略され、手下は次々と倒されていく。

オークキング「チッ、役立たず共が!!人間如きになに手こずってやがんだ!!」

そんな状況にオークキングは苛立ちを隠そうとせず手にした大斧で足下を叩く。
するとオークキングが立っていたあたりに亀裂が入り崖が崩落、オークキングは崖下へと投げ出された。

オークキング「うぉぉぉっ!?ぐはっ!いててて……て、てめぇら……どこまでも俺様をコケにしやがって……。」

尻餅をついて地面に落下したオークキングは立ち上がり、巨大な斧を振り回して勇者達を睨みつける。

オークキング「がぁぁぁっ!!てめぇらの相手なんか俺様一人で十分よ!!勇者ぁ!俺様の出世の為に死ねぇぇっ!!」

オークキングが大戦斧を振るうと衝撃波が発生し、地面を砕きながら勇者達に突き進んで行く。

>>170
お、なんだ来たのかタナトスさんめ、いきなり斬りつけてくるなんて、やっぱり私に喧嘩を売っているのかい?
はっはっは、思念体ではないさ。今の私はだいまおうだからね。ラスボスに即死攻撃は通じない、それは常識じゃないか。一部除いてだが。
おおー、世界がガチでマジヤバイな状態になるんだね。
冥界と現世が合体してモヤモヤな混沌状態……素敵だ。
時間は掛かるだろうがそこから新たな理が生まれ、まったく新しい未知の世界が出来上がるよ。
うんうん、まったく考えてなかったけれど、それも楽しそうだ。世界滅ぼしちゃうぞっ!
……おっと、危ない危ない。また悪い癖が出てしまうところだったな。
やるなと言われたらやりたくなるのが人情というものだからね、ノリで世界破滅させたら確かに大変だな。
せっかくここまで育った世界が全て白紙に戻ってしまう。
だが、私は命令されるのはキライだ。お願いしてくれるなら聞き入れてあげてもいいぞ!

そしてタナトスさんよ、キミは私からも力を奪おうとしたね?ちょっと泣かしてもいいかな?
(だいまおうは小さな拳にはーはー息を吹きかけてニヤリと笑う、しかしタナトスはさっさと帰っていく)
なんだなんだ、慌しいやつだな……。
まぁ……私の目的は世界滅亡じゃなくて世界征服だしな、魂の消滅もアモンくんがヒートアップした結果だし、私の望むところではない。
これからは気をつけるようにするか……。

172 :鬼神一行 ◆tLCGz4CurI :2014/07/21(月) 08:41:29.81 0.net
リアルで疲れているとなかなか更新できないね、やれやれ…

鬼神「尻もちついてやがるwだっせぇw」
勇者「あんたってそんな言葉使うキャラだったけか!?」
ヘラクレス「ブレイブも突っ込むキャラだったけなぁ…」

オークキング「どこまでも馬鹿にしやがってこいつらぁ…絶対許さねぇ!死にやがれぇぇぇ!」

ガチギレしたオークキングが勇者たちに大戦斧を振り回して直進してくる、というか勇者めがけて直進している。
他の連中などはっきり言って出世にも何ともならない、勇者さえ倒せば大出世できる、それだけしか考えていない。
だがオークキングは他のオークに比べて桁違いに強い。

勇者「やば…避けれない…がッ!」
スラリン「勇者!」

勇者は避けきれないと察し盾でガードした、しかし圧倒的な力技で軽々と吹っ飛ばされてしまう。
落ちた先は崖すれすれの場所

オークキング「へっ勇者もたいしたことねぇなぁ!死ねェ!」
ドラゴ「ぐるるるるるるぁぁぁぁああぁぁ!」

勇者が吹っ飛ばされたのをみてドラゴがキレた。我を忘れて猛スピードで突進する。

オークキング「うぉっ!なんだコイツ!邪魔すんじゃねぇ!」

一瞬よろめいたがすぐに体勢を立て直すオークキング、大戦斧を振り回しドラゴをはねのけた。
その瞬間確かな隙が生まれていた。勇者はその隙を使い立ち上がりオークキングを斬りつける。

勇者「はぁ!」
オークキング「ぐっ!てめぇ、調子に乗ってんじゃねぇ!」

斬られても少々怯んだだけでものともしない、勇者に気付いたオークキングは勇者に大戦斧を振り下ろす
今度は避ける。そして崖のそばから離れる。追撃よりも一番危険な場所から離れることを優先して考えたのだ。

鬼神「おーちゃんと状況判断できてるな、内心焦ったぞ、結構傷深いぞあれは…
   後ドラゴも大丈夫か?さっき攻撃直撃したけど。まぁこの調子でいけば俺が加勢する必要もないかな?」
オークキング「さっきからてめぇは何様のつもりだ!戦闘に参加する気も無い、ただ眺めてるだけじゃねぇか!
       仲間が傷ついてるのを見てなんとも思わないのかよ、えぇ!?」
鬼神「俺に意識を向けてもいいのかなぁ?後ろ見てみ、後ろ。」

鬼神のほうに意識が向いているとき、スラリンがスラ・ストライクの構えを取り、ヘラクレスは拳に魔力を集中させている最中だった。
オークキングはあわてて動きが硬直してしまっている。

オークキング「参った!降参だ、頼むからこれ以上の攻撃はやめてくれ!なっ、なっ?」
ヘラクレス「仲間を駒としてしか見てない奴を許しておく義理は無い!それに…」
スラリン「勇者とドラゴを傷つけた!絶対許さない!」

無防備となったオークキングを二人は容赦なく叩きのめした。慈悲は無いッ!

173 :鬼神一行 ◆tLCGz4CurI :2014/07/21(月) 10:46:07.55 0.net
勇者「痛ッ…めまいがするよ…血を流し過ぎたかも…」
ドラゴ「ふにゅううぅぅ…」
ヘラクレス「大丈夫…じゃないよな…歩けるか?」

オーク兵団との戦闘で勇者たちは傷を負っていた。特に勇者とドラゴは重傷だ。
オーク兵団はボスがやられた事を知ると一目散に逃げていった。

鬼神「結構無茶したな、自分で治癒できるか?無理なら俺がしてやる。」
勇者「このぐらい…自分で治癒できます。僕よりもドラゴを治癒してあげてください。」
鬼神「分かった。ドラゴ、今楽にしてやる…」
スラリン「ピキーっ!その言い方、なんか危なく聞こえるからやめて!」

各々傷の治療を回復魔法で行う。お互いがお互いを心配し合う、勇者はこれが理想とする本物の仲間だと実感していた…
予想外の出来事で谷越えが遅れてしまった勇者一向、まだまだ谷を越えるには時間がかかりそうだ…

鬼神「そういえばさっきオークキングが持ってたあの斧、頂いてしまおうか」
勇者「盗賊から強奪ですか…でもそんなでかいの僕使えませんよ」
鬼神「ヘラクレスなら使える。素手だけでは戦いに不便を感じないか?」
ヘラクレス「ふーむ…素手の方が俺はしっくりくる、必要と感じたら使わせてもらうか」

オークキング「おい!俺様の斧、勝手に奪ってんじゃねぇ!というか早く開放しやがれこの野郎!」

オークキング、実は叩きのめした後縛り上げて放置している。鬼神が笑いながら脅しをかけて…
オークキングは半泣きだったそうな。

勇者「あなたにはオーケンス国に引き渡した後罪を償ってもらいます。今までに自分がやったことを反省しながら生活してくださいね。」
鬼神「俺はまだまだいじめ足りないんだけどなー」ニヤニヤ
オークキング「ひぃ!それだけはそれだけはぁ…」ガクガクブルブル
勇者(一体何言ったんだこの人!)

174 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/07/22(火) 15:48:41.23 0.net
(オークキングを倒し一息つく勇者一行の頭上に、またまただいまおうの声が響いた)
オークキングくんがやられたか……勇者くんたちも随分と実力がついてきたね。
しかしまだ……まだまだ足りない。
オーケンス国につけば更なる試練がキミたちを待ち受けていることになっている。

このあたりでキミ達を阻む魔物はもう誰も居ない。
さあ、安心して谷を抜けたまえよ。
(魔翼の谷に住まう魔物達は勇者達の強さを思い知ったのか、その後は殆ど姿をあらわそうとしなかった)
(次の目的地、オーケンス国はもうすぐだ)

175 :勇者一行 ◆tLCGz4CurI :2014/07/23(水) 23:24:08.90 0.net
勇者「うわっ!いったいどこから声が…?」
鬼神「おう、魔王。だろーなかなか強くなったの思うだろ〜」
勇者「鬼神さん…?今なんて?魔王?」
鬼神「そ、魔王。実はお前らがギリギリで成長できるよう裏で手をまわしてるんだ。」
勇者「そういう話じゃなくて!なんであんた魔王と知り合いなんだよ!まぁあんたなら何があってもおかしくないけど
   僕の旅の目的が普通に話しかけてくるってどうなってんだ!あと魔王がなんか想像してた声と違うんだけどこれ女の子の声だよね?
   もっとこう…「フハハハハ!我こそは魔王なり!」とか言ってそうだったのにイメージ丸崩れだよおい!」

初めて、それも何の拍子もなく魔王との会話をしパニックになる勇者、それをやれやれという感じで見る鬼神。
そして勇者一向も口をぽかーんと開けている。

鬼神「言っとくけど魔王クッソ強いからまだお前には勝てんよ。」
勇者「誰もそんなこと聞いてないよ!まだ旅立ってから数日しかたってないのに魔王なんて勝てるかコノヤロー!」
ヘラクレス「お、落ち着け!そんなことより谷越えだ谷越え!」
勇者「う…ごめん取り乱してしまって…まさか魔王が直接話しかけてくるなんて思いもしなかったから…
   さ、いっこか。」
オークキング「助けてえええええ!魔王様あああああああ!この鬼畜な鬼神に殺されるううう!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

魔翼の谷を3日かけて無事に越えた勇者一向、オーケンス国にたどり着く。
しかしオーケンス国には魔王も予期せぬ「人間」による勇者たちにとって非常に危険な脅威が迫っていた…


オーケンス国

*「キャー――――――――!」ブスっ!
*「…」ダッ…

*「あ、あ…まただ、これで何人目だ?」
*「糞ッ!いつになったら「ナイトブラスト」は討伐されるんだ!」

夜に潜む人影ひとつ、黒いフードで頭を覆い、腕には仕込み短刀。
颯爽と闇夜を駆ける男が一人、そう彼こそがアサシン「ナイトブラスト」またの名を『殺意の突風』
オーケンス国は今、このたった一人の暗殺者による連続殺人が絶えない危険な国と化している。
そんなことも知らず、勇者一向は死への危険へと一歩ずつ歩んでいく…

って感じの中二病的な脅威を出してみたり…

176 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/08/03(日) 19:19:21.73 0.net
ふぅ、ちょっと眠ってしまった……なんだ、まだ二週間しか経っていないじゃないか。
最近眠りが浅いな、これは身の危険が近付いているということなのだろうか……。

>>175
勇者くんから感じる力は確かに光の女神と同質なものだからね。
私に攻撃が当てられるくらい強くなったなら私も命が危ないな。あー怖い怖い。
勇者くんが鬼神くんや私と同じくらい強くなったら、楽しみだね。
私もギリギリの命のやりとりというものを一度やってみたかったんだ、死ぬんじゃないよ、またね。
……イメージが違うって……んー、私って厳密に言えば魔王じゃないからなぁ、仕方ないかもしれない。
まぁいい、それじゃがんばってねー。

ああ、オークキングくんよ、負けたんだから潔くやられなきゃダメだよ。
助けてあげない。


さてと、そろそろオーケンスに着くころだな……あそこはあの子が支配しているようなもんだからなぁ……。
さてさて、どう切り抜けるか見物だね。
ん?ナイトブラスト……?初めて聞く名だ、ふふっ、私の知らない闇があるとはねぇ。
ま、お手並み拝見といこうか。

177 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/09/14(日) 03:06:43.70 0.net
びっくりするくらい平和だなぁ……

178 :名無しになりきれ:2014/09/14(日) 15:14:21.26 0.net
ハハハハ

179 :名無しになりきれ:2014/09/14(日) 20:49:25.83 0.net
  Λ
(*゚ー゚) <人間を食べると美味しいよ、ピキー
   ̄ ̄

180 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/09/14(日) 21:37:57.85 0.net
>>178
高笑いなら負けないぞ?悪の親玉には必須スキルだからね。
それ、あっはっはっはっはー!
うーん、イマイチ、ピンと来ないな……。

>>179
もう怖い勇者も軍隊もいないから安心して食べてもいいんだぞ。
よしよし良い子だなあスライム君よ、こっちにおいで。
こう、誰も抵抗してくる奴がいないと暇で暇で……ちょっとぷにぷにさせてくれないかな?

181 :名無しになりきれ:2014/09/16(火) 00:17:03.26 0.net
  Λ
(*゚ー゚) <ぷにぷに攻撃に抵抗するよ、ピキー
   ̄ ̄

182 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/09/16(火) 00:49:10.31 0.net
>>181
スライムくんが抵抗してくれるのかい?なんて健気……いや、生意気なスライムくんめ!
ならばそのぷにぷにの身体で精一杯抵抗してみるがいいー!
とう!ぷにぷに、ぷにぷに……ははっ、こうしてると時間が経つのも忘れてしまうな。

183 :名無しになりきれ:2014/09/16(火) 21:15:37.00 0.net
  Λ
(*゚ー゚) <人間に家族を皆殺しにされたけど逞しく生きてるよ、ピキー
   ̄ ̄

184 :キングビルゴーネ:2014/09/17(水) 00:02:39.16 ID:M1x2aoH3K
おう、まだ生きておったか。

185 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/09/17(水) 01:43:29.88 0.net
>>183
そうか、すまなかったなスライムくん。
変に猶予期間なんか与えずに一気に攻め滅ぼしてしまえば、こんなことにはならなかったのに。
キミは強いよ、これから先、何があっても立派に生きていけるだろう。
幸せになるんだよ、キミの家族もそれを望んでるよ。

186 :王様:2014/09/17(水) 12:44:49.09 0.net
わしは人間と魔物が仲良くくらせる世界を作りたいと思っておるんじゃ

187 :大臣:2014/09/18(木) 08:35:26.29 0.net
魔物との共存など決して許されない

188 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/09/18(木) 13:08:39.50 0.net
>>186
王様じゃないか、はじめまして、わたしはだいまおうだ。
魔物にも人間と仲良くしたいって思ってる子は少なからずいるからね。
やろうと思えばできるんじゃないかな?
国は残してあげるし、王様も王様のままで居てもいいよ。
執政官を送るから、キチンと言うことは聞いてね?
そうしたら、魔物も人間も仲良く暮らせる世界ができあがっていくよ。

(対等に暮らせるとは言ってないけどね。)

>>187
キミは魔物と共存できないって考えてるんだね。
それじゃ、どちらかが滅ぶまで戦い続けるかい?私はそれでも構わないけれど……。
ま、王様は仲良くしたいって言ってるのだし、ここは大人しく降参したほうが身の為だよ。

189 :王様:2014/09/19(金) 01:34:47.95 0.net
えぇい、勇者を100人呼べ!あのくそ生意気なまおうを八つ裂きにしてくれるわ!

190 :名無しになりきれ:2014/09/19(金) 06:52:02.51 0.net
だいまおうの好きなタイプはどんな奴なの?
王なら、しっかりお世継ぎは残さなきゃだよ

191 :名無しになりきれ:2014/09/19(金) 08:03:22.71 0.net
ここが魔族の跋扈する土地「群魔圏(ぐんまけん)」か・・・

192 :マリオ:2014/09/19(金) 12:47:10.16 O.net
イヤッホォオオ
ピーチ姫を返せ

193 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/09/19(金) 13:24:49.26 0.net
>>189
下手な鉄砲数撃ちゃ当たるってことかい?
勇者と名乗れる人材がそんなにいるなら100人でも1000人でも送ってくるといいよ。
丁度退屈していたところだし……。
それでもし、私を倒せなかったら、今度は数百万の魔物が王様を倒しにやってくるよ。
さあ、かかってらっしゃい、私は何時でもうけてたつぞー。

>>190
私の寿命はとても長いから、世継ぎは残す必要はないんだ。
こんな小さな体じゃ子どもを作ることも出来ないしね。
それでも、ずっと一緒に居たいって思うような人なら……そうだね、優しい人がいいかな。

>>191
とても怖くて強そうな響きなんだけど、なんだろう、ちょっとバカにされてるような気がするよ。
本当は取るに足らないって思ってるのに、わざと大げさに怖がって、笑いものにするような……。
ま、いっか。
ここは群馬県でも群魔圏でもグンマーでもないしね。
文献によると、グンマーは聖地だったっていわれてるし、こことは関係ないよ。

>>192
素敵なお髭に赤い帽子、オーバーオールのつなぎ……間違いない、キミはマリオさんだね?
ピーチ姫はここにはいないよ?残念だけど、大魔王違いだったね。
それで、その……よかったら、サイン、もらえないかなぁ?

194 :名無しになりきれ:2014/09/19(金) 19:11:06.99 0.net
大魔王よ!
喰らえ、東方に伝わる魔よけの儀式を!

(間違った知識に基づいて、ねばねば納豆をだいまおうに投げつける)

魔王はーーそとっ! 福はーーうちっ!

195 :チンパンジー:2014/09/20(土) 12:20:20.47 0.net
魔王にうんこを投げつける

196 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/09/20(土) 14:05:15.76 0.net
>>195
くさっ!うわ、ねばねばする……。
随分と悪質な嫌がらせだなぁ、正体不明の食べ物?を武器にするなんて。
あーあ、手掴みで投げるもんだからキミの手からも糸が引いてるじゃないか。
仕方ない、今回は退散しよう、お風呂に入りたい……。

>>195
おっと、そうなんども同じ手は食らわないよ。
ちちんぷいぷいほにゃらららら〜
(指をくるくる回すとう○こが花びらに変わる)
これはキミたちなりの抵抗かい?それともふざけてるのかい?
……痛くない分、なんだか複雑な心境になるね。

197 :アントニオ猪木:2014/09/21(日) 13:33:33.79 O.net
馬鹿になれ とことん馬鹿になれ 恥をかけ とことん恥をかけ

かいてかいて恥かいて 裸になったら見えてくる 

本当の自分が見えてくる

本当の自分も笑ってた それくらい 馬鹿になれ

198 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/09/21(日) 17:11:32.62 0.net
>>197
あなたは……別の世界で、とても有名なスポーツ選手だよね?
失敗や恥を恐れずに、とことんやってみたら本当の自分が分かってくるってことでいいかな?
あなたの言葉は、とても輝いている。
やりきった人の清々しさというか、爽やかさを感じるよ。

あ、ビンタはいらないからね。
あなたのことを必要としている人は、他にもっといるはずだから。
その人たちのために働いてね?

199 :勇者:2014/09/21(日) 17:52:16.04 0.net
今日は戦いに来たんじゃない
お前に面白い遊びを教えに来たんだ
まずこのコーラという飲み物を口の中に溜めろ
次にこのミントスを口の中に入れてみろ

200 :勇者:2014/09/21(日) 17:53:53.66 0.net
ミントスじゃねぇ
メントスな

201 :名無しになりきれ:2014/09/21(日) 20:08:21.44 0.net
王制は廃止して、共和制を敷こう(小声)

202 :名無しになりきれ:2014/09/22(月) 00:17:58.53 0.net
一番になるっていったよな?
日本一なるっつったよな!
ぬるま湯なんかつかってんじゃねぇよお前!!
100回叩くと壊れる壁があったとする。
でもみんな何回叩けば壊れるかわからないから、90回まで来ていても途中であきらめてしまう。
諦めんなよ!
諦めんなよ、お前!!
どうしてそこでやめるんだ、そこで!!
もう少し頑張ってみろよ!
ダメダメダメ!諦めたら!
周りのこと思えよ、応援してる人たちのこと思ってみろって!
あともうちょっとのところなんだから!
本気になれば自分が変わる!
本気になれば全てが変わる!!
過去のことを思っちゃダメだよ。
何であんなことしたんだろ…って怒りに変わってくるから。
未来のことも思っちゃダメ。
大丈夫かな、あはぁ〜ん。
不安になってくるでしょ?
ならば、一所懸命、一つの所に命を懸ける!
そうだ!今ここを生きていけば、みんなイキイキするぞ!!
もっと熱くなれよ…!!
熱い血燃やしてけよ…!!
人間熱くなったときがホントの自分に出会えるんだ!
言い訳してるんじゃないですか?
できないこと、無理だって、諦めてるんじゃないですか?
駄目だ駄目だ!
あきらめちゃだめだ!
できる!できる!
絶対にできるんだから!
よく、時間が解決してくれると言うけれど、そうは思わない。
でも、行動した時間なら解決してくれるはずだ。
わがままではなく、あるがままに。
悔しがればいい、泣けばいい、喜べばいい。
それが人間だ!
君が次に叩く1回で、壁は打ち破れるかもしれないんだ!
真剣に考えても、
深刻になるな!
反省はしろ!
後悔はするな!
勝ち負けなんか、ちっぽけなこと。
大事なことは、本気だったかどうかだ!
心の底から好きなことに本気で取り組めるなら、それは幸せ。
何よりも大切なのは、あなた自身がどうしたいかだ。
家族は史上最強の味方だ!
一所懸命生きていれば、不思議なことに疲れない。
勝敗を分けるのは
いつでもたった一球だ。
だが、プレーをしているときは、
どれがその一球か分からない。
偶然にもうまく
返せたように見える一球。
しかし、僕にとっては
何千球と練習をしたうちの一球だ。

203 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2014/09/24(水) 23:09:55.42 0.net
>>199
よく来たな勇者よ。
私がだいまおうだ。
単身我が居城に乗り込んできたその勇気と武勇を称え、この私が自ら相手をしてやろう。
さあ、かかってくるがよい!!
…………うん?戦いに来たわけじゃない?
変な勇者くんだな、今まで何人もの勇者くん達を見てきたけれど、遊びに来たなんて言う子は初めてだ。
くんくん……おお、この飲み物、甘い香りがする!それもしゅわしゅわだ!気に入った!
こっちの丸いの、メントス?飴玉みたいなものなのかな?
コーラを口に含んで、メントスを食べればいいんだね。
どれどれ、せっかくだしだいまおうさんが遊びに付き合ってあげよう。

――ブフ――――ッッ!!げほっ、げほっ!!
こ、これは……メントスによってコーラの水分子が乱れ二酸化炭素の気泡が急激に溢れ出し圧力の上昇によってコーラがぶしゅーって……
勇者くんよ、食べ物で遊んじゃダメだよ?

>>201
その必要があるなら人間達が王制を打倒して共和制を敷くだろうね。
共和制になっても世界の本当の支配者は私に変わりはないけどね。
それが嫌なら私を倒してしまえばいいよ。

>>202
途中からやけに冷静になってるのが笑うところなんだろうか……。
色々伝えたいことがあるんだろうけれど、長すぎるよ、もうちょっと短く纏めてくれると嬉しいな

204 :女騎士:2014/09/28(日) 16:51:19.45 0.net
(両手を後ろ手に縛られた状態で、大魔王を睨みつける)

クッ、殺せ……!

205 :名無しになりきれ:2014/10/03(金) 20:59:52.15 0.net
宇宙人「代表5人出してどっちが多く勝つか勝負しようぜ!」

206 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2015/02/02(月) 22:59:04.43 0.net
ふぁぁ……ねむい……今何年の何月だ?
うむ、二月か、ぼちぼち寝れたな。

>>204
おーおはようだぞ女騎士。
どうだ、さすがに捕虜生活もなれただろう?

>>205
別に構わんが、だけど鬼神くんとなんとか皇帝のせいでみんなボロボロだしなー
ちょっと代わりに私がでてもいいかい?眠気覚ましに軽く運動しようかね。

207 :名無しになりきれ:2015/02/02(月) 23:20:11.22 0.net
闇の天下に立つ鬼神さまのアンダーホーンが心配だぜwww

208 :だいまおう ◆Blp8nurHEWAw :2015/02/08(日) 22:10:47.45 0.net
>>207
世界の半分、闇の世界をやろう。
という伝統的な方法で調伏できそうだね。意外とあっさりと。

209 :名無しになりきれ:2015/07/04(土) 18:39:03.03 0.net
鬼神も魔王も従軍慰安婦に謝罪していない。

210 :名無しになりきれ:2015/07/04(土) 18:40:50.61 0.net
鬼神「従軍慰安婦の方々、済みませんでした」
魔王「従軍慰安婦の方々、済みませんでした」

211 :名無しになりきれ:2015/08/01(土) 10:57:30.99 0.net
鬼神も魔王も従軍慰安婦に謝罪した。

総レス数 211
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