2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【第三期】ダークファンタジーTRPGスレ【新規始動】

1 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 20:29:01.45 0.net
さぁやろう
ダクファン

2 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 20:31:59.66 0.net
うおおおおおおおおお

3 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 20:35:40.85 0.net
【キャラ紹介テンプレ】

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

4 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 20:43:43.98 0.net
そういやダークの始まりって今読み返すと結構適当だったな

5 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 20:45:42.82 0.net
最初のキャラが即FOした奴だし
立て逃げから適当に集まった5、6人で始まったからな
だがあの初期メンバーがTRPG界に革命を起こした訳で

6 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 20:52:17.06 0.net
じゃああの時のトレースをしてみるか

参加する気ある人どのくらいいる?

7 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:17:53.38 0.net
たとえばどんな世界観なのよ
ダークのことよく知らんから教えてくれ

8 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:25:11.30 0.net
広辞苑から持ってくるか

9 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:31:18.00 0.net
白兵戦中心なのがヘヴィ
黒魔術とか暗躍とか陰謀とかいう単語が中心なのがダーク
設定がファンタジックなのがハード

10 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:36:16.97 0.net
>>5
あのメンバーが集まったのは本当に奇跡に近いわ

11 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:38:10.23 0.net
>>6
ノシ

12 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:39:27.14 0.net
TRPGの最盛期を作ったのがシモンとミアとガチムチみたいなもんだからな

13 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:41:00.26 0.net
消えろ懐古厨
過去の遺物は所詮過去の遺物
今を楽しめないgmksなぞお呼びでない

14 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:41:03.61 0.net
>>7
http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/35.html

これが当時のまとめ

15 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:41:48.90 0.net
世界は混沌としていた。

昨日よりも今日は暗く

今日より明日は尚暗い

人々は日々に絶望を抱きながら

只、惰性で日常をすごしていた

道行く同胞の亡骸を一顧だにせず

誰もが生きる為に必死な世界。

16 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:42:27.05 0.net
第一期


世界は混沌としていた。

昨日よりも今日は暗く

今日より明日は尚暗い

人々は日々に絶望を抱きながら

只、惰性で日常をすごしていた

道行く同胞の亡骸を一顧だにせず

誰もが生きる為に必死な世界――――


不老の呪いを受け旅をする青年・ページは森の中で少女・ミアと盗賊・シモンに出会う。
何者かから逃げ続ける彼女たちと共に森を駆け抜けるうち、宗教結社『深淵の月』の狂妄なる陰謀を目のあたりにすることになる。
命からがら近隣有数の結界都市ヴァフティアにたどり着いた彼らは、人形師レノや破戒僧ディーバダッダの導く
『七年前』の過去、『ゲート争奪戦』から続く遺恨に再び翻弄されるのであった……


シリアス系ファンタジースレの金字塔。深大なシナリオ、緻密な世界観、重厚な人間ドラマが魅力。
『魔』に支配され、さりとて『魔』なくしては生きられない人々の脆弱で強靭な抗いの物語を描く。
師匠、ガチムチ、従士、フィオナなど四天王や五傑の有名株を輩出したスレとしても有名で、のちのTRPGに大きな影響を与えた。

17 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:43:05.45 0.net
第二期

人の思惑は大きな『潮流』となり、それが交わる時……『奔流』となって陰謀の大河となる。
その大きな『渦』は周囲を翻弄し飲み込んでいく!

その真相を知る為に人々は渦の『中心』を目指し、或いは引き込まれていく。
しかし渦は『中心』に近づくほど・・・苛烈に渦巻き、『深淵』へと加速していくのだ――!


ヴィフティアの南方。
帝国横断鉄道の南端鉄道都市【メトロサウス】――

水瓶に垂らした一滴のミルクが如き朝靄を切り裂き!
推進の魔力が散らす紫電を纏った『魔導列車』が到着した!

衝角の傷やヘコミは『大陸』を走破する力の象徴!
そして『都市』は人々が交錯する出発と到着の広場!!

折り返し『帝都』へ向かう魔導列車は大渦を切り裂く刃か、深淵へと引き摺り込む運命の糸か?
物語を紡ぐ旅人達は未だそれを知らない……!


都市一つをまるごと巻き込んだ降魔計画『ヴァフティア事変』を生き残った従士、レクストはこの件を報告し
『深淵の月』そのものに切り込まんと従士隊の本拠がある帝都エストアリアを目指す。同行者は聖騎士のフィオナ、ハンターのハスタ。
道中魔物の襲撃に遭いながらもたどり着いた帝都で、レクストは自分が更なる陰謀に巻き込まれているのを知ることとなる。
上位存在・魔族。その頭目ルキフェルの暗躍や、見え隠れする『地獄侵攻計画』の断片。地下に棲む人ならざる者たちの影。
都市そのものを一晩で滅消し去る魔導兵器『自壊円環』。憧れだったとある従士の死と、それに関わる妄執の螺旋。
そして彼自身に根ざす『七年前』の遺恨と因縁とが、糾える縄の如く重なり連なりあっていく……。


第一期の伏線、シナリオを引き継ぎ国家全体を巻き込む壮大な抗いを描いた第二期。
メインシナリオに従士、狂言回しにガチムチを据えた磐石体制で世界観は一気に広がった。
強大な力に翻弄され続けた一期に比べると人類の強かさをテーマに据えており、虐げられてきた者たちの『反撃』を力強く描いている。
伝説の武器や最強の英雄がいなくても、人類は魔族なんかに負けないという『王道の否定』を王道に乗せて打ち出した意欲作。
ラスボスを倒した武器が交通インフラを改造した兵器という異色ぶりを違和感なく落とし込むPL達の連携に注目。

18 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:46:05.92 0.net
上に貼られたテンプレより元に忠実なこっちのがよくないか?
短いしスリーサイズとかいらんやろ


名前:
年齢:
性別:
種族:
体型:
服装:
能力:
所持品:
簡易説明:

19 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:49:06.10 0.net
>>14
面白そうね
上がってたから何かと思って見に来たけど

20 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:49:20.76 0.net
いやスリーサイズはいるだろ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
性格:
特技:
所持品:
容姿の特徴・風貌:
簡単なキャラ解説:

これぐらいでどや?

21 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:52:38.66 0.net
一期・二期の細かい設定はいらんから
完全新規でやろう
銃とか機械とかは基本なしな方向で

22 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 21:54:39.01 0.net
FFのナンバリングみたいな感じでどうよ
ところどころの固有名詞だけリンクしてるとか

23 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 22:02:41.94 0.net
>>21
列車とかあったほうがよくね?
従士が途中で空気読まずにねじ込んできたものだけどさ
とはいえそれ含めてダークでしょ

24 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 22:12:56.53 0.net
列車とか入れたらファンタジーぶち壊しだろ
あれが周囲から見て許容範囲だったと思うか?
列車はなしな

25 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 22:20:37.89 0.net
>>20
そんなもんでいいんじゃね
男はスリーサイズなしでいいみたいに付け加えとけば

26 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 22:21:13.96 0.net
列車≠ファンタジーってどういう理屈だよ
ドラクエにすら出てくる時代だぞ

27 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 22:24:02.77 0.net
大きな動力さえあれば自然に思いつくものだからな
とか言いつつ従士のあれには萎えたクチだがw

28 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 22:26:47.74 0.net
いや完全に萎えてたよ
機械系はNGな、頼むから

29 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 22:30:35.15 0.net
まあ声の大きい人の機嫌損ねると面倒だから
出さないほうが無難かもね

30 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 22:33:31.20 0.net
とりあえず冒頭文書いてくれる人がいたらそれに乗って設定書くわ
俺含め数人で好きなように書いて一番いいの選択する方法でもいいが
正直恥ずかしいからできれば誰かに任せたい気分

31 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 22:43:28.40 0.net
DQに列車出たときは萎えまくったからわからんでもない

32 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 22:50:55.83 0.net
>>30
冒頭文だったらキャラとして出るのが確定の奴に酉付きで書かせないと
大変なことになるぞ

33 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 23:01:39.81 0.net
39 名前:ページ ◆p0UoX09u/I [sage よろしくお願い] 投稿日:2009/06/29(月) 23:38:13 O
その夜は蒸し暑かった。
夜風が吹いても生暖かく、服はべたつき飲み水も既にぬるくなっている
こんな事ならさっさと飲むんだったと、男は軽く後悔しながら水筒を煽り飲み干した。

「まず…」

悪態を付きながら水筒を投げ捨てる。どうせ使い捨てだ
鬱蒼とした森の獣道の隙間に、街の光が微かに見えた。今夜は久しぶりに野宿せずにすみそうだ。 男は安堵と共に一抹の不安を覚えた。

「金、あったかな…?」

上着のポケットを漁り、小銭を取り出す。一食はできるが一泊となると難しい といった具合だ。
全く、ため息が出る。 一体何故自分がこんな苦労をしなければならないのか?
愚痴のような疑問が頭を掠めるがそれ以上は考えない事にする。それについては何年、いや何十年考えても答えは出ず その答えを求め苦労しているのだから。
今考えるべきは、今日の宿の確保、それだけだ

「あ〜…、風呂入りたい…」


ちなみにこれがダーク初代の冒頭
適当過ぎてビビる

34 :ミカエル ◆5Ee1Upsxyk :2014/05/25(日) 23:04:58.60 0.net
名前:ミカエル・ヴィジテイル
年齢:37
性別:男
身長:175cm
体重:62kg
スリーサイズ:
種族:男
職業:賞金稼ぎ
性格:プライドが高く、口が悪いが根は優しい
特技:ギャンブル
所持品:片手剣、錫杖型の槍、比較的高貴な雰囲気の皮装備
容姿の特徴・風貌:金髪で前に垂らしており、やや癖がある。気品のある顔立ち、細マッチョ。
簡単なキャラ解説:貴族ヴィジテイル家出身の末っ子。成人すると僧侶になった後独立し、冒険者として転々とする。
         魔法の才能もあり、ただの冒険者に拘ることなく「賞金稼ぎ」を名乗る。
         年齢的にはおっさんだが、外見は20代でも通じるほど若い。現在独身で、遠くの街に子供がいる。

35 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 23:14:33.91 0.net
細かい設定はその場のノリで決めたみたいね
ただ列車みたいな機械が嫌な人もいるってことは覚えておいたほうがよさそう

36 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 23:19:27.12 0.net
嫌な人もいれば好きな人もいるよ
自分は大陸横断鉄道は結構好きだった

37 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 23:20:25.03 0.net
せめて続編のレギオン終わってからやれよこういうのw

38 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 23:23:55.10 0.net
列車がどっちに該当するんかしらんけど
機械出すのは絶対イヤっていう奴はどこまでが許容範囲なんかね

機械と一口に言ってもいろいろあるぞ
電子機器とか銃器みたいな精密機械もあれば
ゼンマイ仕掛けの大雑把な機械もあるし、それこそ時計や馬車だって機械じゃん

どの程度の文明基準かを明らかにしてくれんと困るよ

39 :ミカエル ◆5Ee1Upsxyk :2014/05/25(日) 23:28:30.63 0.net
「困ったもんだ」
冬のことだった。
大陸でも北に位置するこのクレーヴスの街は、すっかり雪に覆われ、
暖炉のある酒場「ホワイトナイト」には大勢の客で賑わっていた。
マスターの話では「いつものことだ」ということだが、
この光景を初めて見るミカエルにとっては、煩わしいことこの上なかった。
寒いのは嫌いだ。仕事や依頼は選ばなければいくらでもある。
彼の狙いは、短期間で一気に稼げるような仕事だった。
さらに雪が深くなる前に、さっさと南に出て、のんびりと暮らしたいものだ。
「困ったもんだ」
彼の口癖の二回目が早くも出た。持ち金も決して多くなく、身の振り方を考えなくてはいけない。
長く地元を後にしているので、今更戻る訳にもいかないだろう。既に父は亡く、
現在は長兄が領主に就いている。肩身はどんどん狭くなっていくばかりだ。

あたりを見渡すと、武器のような獲物を持った冒険者らしき人物が多くいるのが分かる。
長居したいのだろう。酒が回っている者が多い。冒険者というのはそういうものだが、
下戸のミカエルは酒を酒場で飲むことは殆ど無かった。
テーブルの相席でただ考えながら、干し肉をボリボリと齧っていた。

徐々に客も酒が回りヒートアップしていき、遠くの席では喧嘩らしき声も聞こえた。
あまり雰囲気の良い街ではないな、と思いつつ、宿に戻る準備をし始めた。

【よろしくお願いします】
【とりあえず冒頭の部分です。】

40 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 23:28:54.93 0.net
従士はファンタジーではご法度なのに
銃とか列車とか出してきたからな
魔法銃とか魔法列車とかいろいろ言い訳してたけど
常識を疑うわ

41 :名無しになりきれ:2014/05/25(日) 23:33:02.93 0.net
>>37
続編がまだ続いてるの?

42 :ハンス ◆LXkv5cXmPyY/ :2014/05/25(日) 23:44:09.15 0.net
名前:ハンス・レイク・トールヴ
年齢:23
性別:男
身長:201cm
体重:75kg
スリーサイズ:
種族:人間
職業:放浪騎士
性格: 義を重んじるが目的のためなら悪も辞さない矛盾を抱えている。
    自己を殺してでも全体を生かす傾向がある。
    親切で紳士ではあるが中立であることに拘る。
    が、お人よしのため大抵うまくいかない。
特技:水泳、格闘
所持品:斧、短剣、錆止めの塗られた黒い甲冑。
容姿の特徴・風貌: 肩幅は広く、顔が角ばったしかめつらの巨人。お世辞にも美形とは言えない。
            髪をほとんど剃っており、黒髪の短いモヒカン。
簡単なキャラ解説:パトロンを失ったため放浪する騎士。傭兵のように雇われで戦場へ赴き、小銭を稼ぐ。
            魔法はからきしだが常軌を逸した腕力を持つ。
            体格のせいもあり老けて見えるため40代に見られることを珍しくない。

43 :サゥヴェル ◆ow3/zGwEMbdk :2014/05/25(日) 23:57:17.31 0.net
名前: サゥヴェル・クラウズ
年齢: 23
性別: 男
種族: 人間
体型: 180強くらいの長身で細身の引き締まった筋肉を持つ若い青年。
服装: 胸元の開いた服とズボンに、黄土で染めたコートを羽織っている
    頭髪に当たる部分は焦げたように黒く、だらしなく伸びてうねっている。
性格:面倒くさがりで事なかれ主義。年の割に達観した性格。
能力: 先天性の雷属性持ち。所持する金属に雷属性が付く。また、跳躍等の身体能力が高い。
所持品: ナイフ、金銭、タバコと火打石のライター。
簡易説明: 各地の自警団を回り、雇われの使い走りをしている。荒事を取り扱う事が多い。
       現場を回る事が多いため、仕事上その辺の情報には詳しい。

44 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 00:19:25.93 0.net
>>41
それは無視しといて良いよ
無関係だから

45 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 00:25:42.11 0.net
>>38
西暦1200年ぐらいで良いだろ
多少の火薬ぐらいはあるが、銃をメイン武器として扱わない中世ファンタジーで

>>40
常識を疑うとか以前によく追い出されなかったなと思うわ
ファンタジー系やると必ず銃厨や機械厨が沸くからな
まずい設定が出たらノーと言える勇気も必要

46 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 00:31:06.85 0.net
その辺りの設定をゴリ押せる実力があったからだろ
むしろ成功事例じゃん

47 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 00:35:04.27 0.net
機械に対してアレルギーもってる奴がそもそも少数派なのであって
わざわざマイノリティの意見を無条件に汲み取る必要なんぞない
スレ主の裁量でレギュレーションを設定すりゃいいよ

48 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 00:39:59.55 0.net
>>46
いやいや、キモイキモイって今まで何度も言われてるやん
あとそいつ自演の常習犯だってのも分かってることやん
この話はもう終わりな 機械は要らんてことで

49 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 00:40:42.75 0.net
そもそも銃とか機械がタブー視されてる理由は、
過去にそういう設定を持ち込んだ奴が悉くクソコテだったからなのであって
銃自体が問題なわけではない

そのあたりの経緯も知らず、ただ一部の影響力の強い連中の発言を盲目的に信じてるだけのアホが
今でもキカイガージュウガーと繰り返してるだけ

50 :ハンス ◆LXkv5cXmPyY/ :2014/05/26(月) 00:40:50.04 0.net
まあまあ落ち着け。
何度同じ言葉を口にしただろう。
最早呪文と化したそれを幾度となく並べ立て、
潰れた鼻から血を垂らし唸る男を、後ろから羽交い絞めにする。

「そっちもだ、もういいだろう」

向かい合うようにして、こちら――正確には俺の押さえつけているこの男――を睨みながら暴れる太っちょは、
相当に力があるのか、組み付く野次馬を振り払い、また組み付かれを繰り返し余談を許さない。
太っちょの手は、時折カウンターに乗ったナイフへと伸びる。

誰かそいつをそこから除けろ、と。

叫ぶ前に太っちょはナイフをかっさらう。その腕を店員が必死に押さえつける。
グゥ。
俺が両腕で抑える男が、低い悲鳴を上げる。強く押さえつけすぎて、着たままの鎧の関節が、男の肌を噛んだのだ。
すまん、と謝る。
ここに来るなり、鎧を脱ぐ間もなく、いきなりこの喧嘩(>>39参照)に巻き込まれた。
外したのは兜のみ、こういった装飾にめずらしく、魚を模したそれが、カウンターに横倒しになり、虚ろにこちらをみつめる。
黒い鎧、先祖から伝わる。俺に残された、騎士としての唯一の誇り。

「――っぶねぇ!避けろ!!」

幽かに、気が逸れていた。
太っちょがついにすべての拘束を振り払い、ナイフを腰に構えて突進。
野次馬の警告でそれに気が付く始末/迂闊、守らねばならない。この男を。
この失敗を償わなければならない。禊がねばならない。
瞬時に判断/投擲、男を、左側はカウンター、空間がない。
右腕にすべての力をこめて、抱えた男を右に放り棄てる。
その軌跡を目の端に収めながら、男を一瞬目で追ってしまった太っちょへと、距離を詰める。
ガギン!と金属音。
鎧の腕の関節部に“すべり込ませた”ナイフの刃を曲げ折る。
腕に籠る熱さと、痛み。

なんて喜ばしい。俺は償った。この痛みはその証拠だ。

そんな思考は己の内に膨れ上がった獰猛さに瞬時に塗り替えられ、
あっけに取られた太っちょの喉元を掴み、持ちあげ、そのままカウンターに叩き付けて首の骨を――

俺は太っちょから、すんでのところで手を離した。
音が戻ってくる。シンとした店内。キイキイと軋む扉の音がやけに耳につく。
白い泡を吹いて太っちょがカウンターにうつぶせになって伸びている。

今のは一体。

一拍置いた野次馬たちの歓声に包まれ、胸を、肩を小突かれて称えられながら、俺の頭にあるのはそのことだけだった。
まるで――誰かに操られたようだった。この肥えた男を殺すように。
不快さが残る。
横倒しになった兜の魚の目だけが、すべてを中立に眺めていた。

>>39>>43ミカエルさんにサゥヴェルさんよろしくお願いします!】
【とりあえずキャラを紹介しつつ陰謀の匂いをば】
【次から本格的に絡むつもりですので、改めてよろしくお願いします】

51 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 00:48:11.10 0.net
>>48
そのキモいキモい言ってた奴がそもそも
お前みたいな声の大きい自演野朗だったんじゃない?
一人で喚いてたってなにも変わらないよ

名無しに発言力があると勘違いしてスレ主でもないのに仕切り出す馬鹿w

52 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 00:49:36.03 0.net
どちらにも言えるが
変えたかったら参加者にならないとな

53 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 00:54:13.51 0.net
宿便連中の糞の投げ合いと
まともなシナリオ進行が並行してて草生える

54 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 01:06:21.49 0.net
名前:ルデル・ボドリア
年齢:31歳
性別:男
種族:人間(オーガの血が僅かに混じっている)
体型:筋骨隆々、見上げるほどの体躯(2m半ほどの長身)、スキンヘッド
服装:質素な法衣
能力:身体能力及び肉体強度を10倍に強化する呼吸法
所持品:頑丈な手甲、脚甲
簡易説明:
強面に似合わず、温厚そうな人柄と人当たりのいい物腰が特徴な旅の僧侶
しかし、その実態は己の拳技を人で試すことを楽しみとする快楽殺人者である
普段は行きずりで雇われる一時雇用専門の傭兵業で日銭を稼いでいる

55 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 01:12:01.65 0.net
そろそろヒロイン的ポジションの女の子来ないかなぁ(チラチラッ

56 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 01:13:55.42 0.net
だってどっからエロール飛んでくるかわかんねーもん

57 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 01:24:10.77 0.net
大丈夫
ここ紳士多い
YESロリータNOタッチ

58 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 01:26:59.55 0.net
ミーもそう思うネ
インディアン嘘つかないアル

59 : ◆5Ee1Upsxyk :2014/05/26(月) 01:30:49.65 0.net
>>50
【よろしくお願いします!良い流れですね
 次のトリップ付けた方、順次投下よろしくです
 まずは冒頭なので 気楽にいきましょう
 世界観は、オーソドックスな中世ファンタジーでお願いします】

60 :サゥヴェル ◆ow3/zGwEMbdk :2014/05/26(月) 01:45:16.51 0.net
窓から見渡す雪景色のせいか、街の景色は幾らか心許無く見える。
が、そこそこ栄えている賭博場や、珍しい薬品を売る店などを見るに、周辺の農村よりはいくらか裕福な街である事は伺えた。
とにかく宿屋にまともなベッドが付いてさえいれば及第点。ズタ袋の上でシラミに食われる地獄はもう散々だった。
上の無茶振りで辺境に辺境を越え、遥か北の国まで移動させられていたサゥヴェルには、その程度でもこの上ない報酬だったのだ。

行き着いた酒場の暖炉のすぐ前に陣取り、煙草に火をつけこれでもかと足を伸ばしていると、隣の席で客が喧嘩を始める。
・・・・チンピラの小競り合いなど、本来意にも介さない。相手にしていたらキリが無いからだ。
が、それほど酒が回っていたのか、力の差が目糞鼻糞なのか、その客の喧嘩は中々終わらない。
終いにはナイフを持ち出して別の大男に組み伏せられ・・・・・いや、何か人間には『不自然なほどの勢いで』、その客は天板へ叩きつけられた。
気づけば、店はその華麗な闘技でお祭り騒ぎになっている。
カウンターには目を廻し、泡を吹いた肥満体型の男。と、ちょうどその喧嘩をねじ伏せた大男が野次馬に持て囃されていた。

「はぁ、ったく、元気なこった」

そう言いつつ、右手に一枚の銅貨を乗せる。
冷気で冷え切ったその銅貨を持った手で、目を廻したその客の首を鷲掴みにすると、客を起こすように持ち上げた。
そうしてその男を例の大男の前に引っ張ってくる。
―――直後、雷属性特有の紫電が、騒音と共に弾け飛んだ。

掴んだ首に無数の火花が飛び四散り、肥満男のわけのわからぬ悲鳴が上がる。
・・・・・指を離す。泡を吹いていたこの男も尻餅をつき、すっかり素面に戻って目を覚ました。
落ちた銅貨の高い音が店の中に響く。
そうして彼は大男を見るなりひぃ、と悲鳴を上げ、怯えるように後ずさりして、この暖かい酒場を飛び出していった。
少し黒くなった銅貨を拾い上げ、引きつつあった野次馬の、奇異の視線を一蹴する。
その焦げ付いたように黒い髪、寒さで一層締まった白肌のその男は巨漢を舐めるように見上げると、含んだ煙草の煙を一杯に吹かす。
そうして煙草を口から外すと、大して物怖じもせず言い放った。

「いやぁ、お見事な暴漢退治。是非感謝状を送りたい所ですな。
 月並みではございますが、貴殿ほどの方へ何とかご協力頂きたい『難件事案』がございます、ご協力頂けませんかね?
 おっと、私は《組合員》のサゥヴェルと申す者で御座います。どうぞ宜しく。」

そう流暢な口ぶりで話すその男は、口を止めるとその異様に長い指の手を差し出した。
目つきは眠そうではあったが、どこか妖しく、只ならぬ雰囲気を持ち、この寒さの中でやけに開いた胸元と相俟って一層不可思議に見えた。
そうして、周囲でその様子を見ていた野次馬に向かっても、煙草の煙を舞わせながら言い放つ。

「えーこの方のように体力に自身の有る方。
もしくはここ最近で何かしら「異常なもの」に悩まされている方は是非自警団支部へお越しください。
茶菓子とそれなりの報酬を用意してお待ちしておりますよ」

61 :サゥヴェル ◆ow3/zGwEMbdk :2014/05/26(月) 02:08:26.07 0.net
【あ、一応投下ってことで次どうぞ】

62 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 19:32:59.00 0.net
すまん、過去作の事全く知らないんだが参加しても良いのか?

63 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 19:47:57.03 0.net
どうぞどうぞ

64 :名無しになりきれ:2014/05/26(月) 19:59:21.12 0.net
了解っす
これから用事なんで帰ってきたら投下します

65 :クロウ ◆EtHzYLYZnU :2014/05/26(月) 23:13:43.99 0.net
名前:クロウ・クロック
年齢:14歳
性別:女
身長:152cm
体重:47kg
種族:人間
職業:暗殺者
性格:内面は同年代の一般人と大差ない、極一般的な少女。
但し基本的にその感情を表情として出す事はなく、人にも出来るだけ冷たく接している。
能力:〈暗殺術〉隠密行動や軽業、ナイフの扱いなど、暗殺に必要な技能を持っている。時間を掛けて観察する事で、対象に感知される位置の予想を視覚化出来る。
所持品:ナイフ、仕込みナイフ、フック付きワイヤー(5m)、ロープ、マスク
容姿の特徴・風貌:黒いコートに身を包んだ少年。職務中は常にフードを被っており、更にマスクを付けている。それらが無ければ、少し小柄で幼さが残る普通の少女。
簡単なキャラ解説:フリーで依頼を受ける暗殺者。善も悪も区別することなく、届いた依頼を片っ端から処理して行く。
情報屋などを通して依頼を受ける事が多く、更に本業中は常にフードとマスクを付けているので、裏の人間で素顔を知る者は少ない。彼女を女だと知ってる者も少ないとか。
実は街中に以外と一般人に紛れて居たりする。
能力は基本的に一般人の延長線上で、体格以上の身体能力を発揮できる。感知される位置を視覚化するものは暗殺者としての経験と錯覚によるものである。
それ故に五感以外を使用する者や敏感な者に対しては意味を成さない。

66 :名無しになりきれ:2014/05/27(火) 09:44:30.62 0.net
スリーサイズキボン

67 :ルデル ◆O2IScv7Izw :2014/05/27(火) 11:43:03.33 0.net
人通りがほぼ皆無な廃商店街
華やかな街中とはまるで雰囲気を異にする空間を作り上げていた
地下に空洞が見つかり、陥没する危険性が高いということで住民が避難し放棄された区画である
未だに手を加えられることはなく、一種のゴーストタウン状態と化していた
そんな廃商店街の裏路地には、二人の男の姿があった


男「あが…や、やめてくれ…命だけは…」

大男に頭を鷲掴みにされ、そのまま持ち上げられ壁に押し付けられている
鎧を着ていることから傭兵らしいが、その鎧はところどころ破損し最早使い物にならない
それどころか、男自身も全身アザと傷だからけでほぼ血まみれである
右腕と左脚も明後日の方向にひん曲がってしまっている
酷く痛々しい光景であった

ルデル「何をおっしゃられますか?
貴殿は拙僧の拳技の栄えある礎となられるのです
しかも、神の御許へ行くことも出来るというおまけ付きですぞ
もっと喜びなさい」

男「あぎゃあああぁぁぁぁぁっ!?」

大男は人差し指を傭兵の脇腹に突き立てると、そのまま捻り込むように圧迫する
激痛と肋骨が軋む不快感、肺が押し潰されるような圧迫感を同時に受けに思わず絶叫する
大男の顔は終始感情が感じられない不気味な微笑を浮かべていた
そして、ゴキンという不快な音と共に傭兵は吐血し、そのまま動かなくなった

ルデル「神の御許へ旅立たれましたか…
もう少し持ち堪えていただければ、試したいことを全て為し終えることが出来たのですが…
何れにせよ感謝いたしますぞ…せめてご冥福を祈りましょう…」

そう言うと、息絶えた男の死体をその場に寝かせ、見開いていた目を閉じさせる
おぞましい断末魔の苦悶の表情だったが、それだけで安らかに眠っているように見えた
両手を合わせ、祈るように何か呪文のような文言を呟く
そして、満足したかのようにその場を後にしていった
ルデルの表情は常に柔和な笑顔で、普段の強面が隠れ消えてしまうほどである
しかし、そこには考えていることを読み取れない不気味さが潜んでいる

ルデル「今日のこの時、この瞬間を神に感謝いたします…
我が拳技はより鋭く冴え、迷える者を救うことが出来たのですから…」

そう言いながら、ゆっくりとその場を後にし立ち去っていった
無論、気配を消すことを忘れずに…

【プロフ投下時に鳥を付け忘れましたが、参加希望の者です】
【よろしくお願いします】

68 :欄火 ◆Ff79MuO3Ug :2014/05/27(火) 18:20:30.22 0.net
>>65/忘れてた&半分以上適当
スリーサイズ:上から80,60,81

69 :名無しになりきれ:2014/05/27(火) 19:11:34.13 0.net
鳥変わってるぞ

87  54  85 ぐらいなんじゃないか?

70 :名無しになりきれ:2014/05/27(火) 19:12:03.32 0.net
鳥変わってるぞ

87  54  85 ぐらいなんじゃないか?

71 : ◆EtHzYLYZnU :2014/05/27(火) 19:17:22.65 0.net
っと、全然変わってるね
実質一文字違いなのに

さっきサイトで出した大体の平均値に従ってるんだけどね
Bなのは仕方ry

72 :名無しになりきれ:2014/05/27(火) 19:59:13.34 0.net
ほう質雑スレもやってるのか
ま、FOはするなよ

73 :名無しになりきれ:2014/05/27(火) 20:00:52.86 0.net
名無しとキャラハンが馴れ合うスレじゃねーよ
自重しろ

74 : ◆EtHzYLYZnU :2014/05/27(火) 20:11:14.56 0.net
私の元には色々な「依頼」が入ってくる。要人暗殺は勿論、誰かの恨みを買った一般人の暗殺ーーー言わば復讐だーーーも含む。兎に角「暗殺」であればどんな冗談めいた依頼も不可能で無ければ受ける。
そう、例えば今回の様なーーー協力者を暗殺する様な物であっても。

「...で、今回の依頼は?」
『いつも通りさ、とあるブラックの幹部暗殺だ。依頼人はその上司だ』
「ふーん...まぁ、いつも通りか」
『そう言っただろう?』

渡された紙には、標的の詳細なデータが入っていた。
それを黒コートの内ポケットに突っ込み、隣を見る。
他にだれも酒場のカウンターで話す私含めた2人は、情報屋と暗殺者だ。
会話を聞かない限りとてもそうは見えないだろう。情報屋は良いとして暗殺者の方はただの少女なのだから。

「...ま、分かったよ」

そう言って、椅子を引いて立ち上がる。
一歩左に歩いて、情報屋の後ろへ。

「ついでにさ」
『...どうした?俺に愛の告白か?』
「そんな訳無いでしょ?別の要件さ」
『情報を買いたいのか?』
「そうじゃない、まぁもう分かるさ」
『...?』

疑問符を浮かべる標的の左肩に、手を置き、同時に、右手の袖に仕込んだナイフを握る。その間にも殺気は見せず、表情を変えぬままに。

「死んで欲しいのさ」
『なっ...!?ぐっ...あ...』

そのまま右手を振り上げ、斜めに首に当てがい、動脈を切り裂く。血が吹き出すが、それが付着しない様にすぐに身を引く。
証拠を残さないようにしつつ、直様店を出る。殺人犯となった直後であっても、表情は変えず、殺気も見せずーーー。

ミッションコンプリート
任務完了。そう心の中で言った。
これが私の日常。常に血生臭い、殺気に満ち溢れた、非平凡でいつも通りな日常。

【大まかなキャラの雰囲気を紹介する感じです】
【余り上手い訳でもありませんが...】

75 :名無しになりきれ:2014/05/27(火) 20:18:52.46 0.net
全員導入投下したな
さあどうなる

76 :ハンス ◆LXkv5cXmPyY/ :2014/05/27(火) 20:29:42.49 0.net
>>65>>67
【ルデルさんクロウさんよろしくお願いします!】
【名無しの方たちのこともありますし、避難所についてもそのうち考えないといけないかもしれませんね・・・】

77 : ◆EtHzYLYZnU :2014/05/27(火) 20:35:22.28 0.net
>>76
【此方こそです...避難所の件は余り自分が言えた事でも無いですが、何れ必要になるかもしれませんね...】
【このスレの世界観や進行方法もまだ掴み切れて居ないので、何かとご迷惑をお掛けするかもしれませんが、よろしくお願いします】

78 :サゥヴェル ◆ow3/zGwEMbdk :2014/05/27(火) 21:21:23.96 0.net
【見た感じ酉付きのGMもまだ見えないのでとりあえずミハイルさん待ち】

79 :名無しになりきれ:2014/05/28(水) 00:04:50.74 0.net
ルデルが悪役ポジ?
いいね楽しみ

80 :サゥヴェル ◆ow3/zGwEMbdk :2014/05/28(水) 01:06:39.99 0.net
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20240/1401206765/
【一応作っときました】

81 :監視役 ◆98RYwk/lK6 :2014/05/28(水) 16:36:20.23 0.net
折角人も集まってストーリーが進みかけてるところだ
ここは俺が監視役として常駐しようと思う
ウケミンや下手糞には容赦しないからそこんとこよろしく
こういう役を参加キャラハンが直接やると、いろいろとトラブルの元になるからな
ウザいと思う人も居るかもしれんが、ここの状況を鑑みて察してくれ
んじゃよろしく頼む

82 :名無しになりきれ:2014/05/28(水) 17:28:14.69 0.net
>>81
カチャ…

パァーン!!
>>81監視役 ◆98RYwk/lK6が肛門を撃たれ射殺される)

83 :監視役 ◆QS360x1VuM :2014/05/28(水) 20:33:02.96 0.net
いきなり鳥を紛失したんで変更する
とりあえず、客観的に各参加キャラハンの導入を評価していく

>>39 ミカエル
導入としてはいささかあっさりとし過ぎている気がする
もう少し華やかな登場にして印象を強めても良かったかと
ただ、短いなりに分かりやすく纏まってて内容理解はしやすい
描写力はこれぐらいが参加キャラハンとしては及第点だろう

>>50 ハンス
一見してTRPGに慣れていることがよく分かるな
正確だがしつこくない表現なので、臨場感を上手く表せている
読む者を楽しませることができるプレイヤーだ
更に、>>39の導入を拾うことで本編への繋ぎをしやすくしている点も評価できる
ストーリーの引っ張り手としては申し分ない描写力を持っていると思われる
キャラ設定をもっとヒロイックにしてみても良かったはず

>>60 サゥヴェル
ハンスほどではないが、こっちも手馴れた感じが強い
分かりやすく味気なさを感じさせない描写がきちんと出来ている
そして、ハンスが拾った導入を更に繋げるナイスコンボ
他の参加者が導入から本編に絡む余地を作り上げる下地作りはさすが
期待度はやはり大きい参加者といえるだろう

>>67 ルデル
まるで中学生の創作小説みたいな描写力
創意工夫の余地がいくらでもある
まだ慣れてないのだろうが、正直この程度で参加を決めた理由が分からない
しかも、それでサゥヴェルまで繋がれた導入を拾わない辺り
本編への絡みをどうするか考えられているのか不安
ストーリー開始までにせめて文章力を上げておくべき

>>74
描写力は及第点レベルで、問題は無い
ただハンスやサゥヴェルと比べるとあっさり感が強すぎるきらいがある
ミカエルとは違った意味でもう少し華やかにしてみてもいいかと
繋がれた導入を拾ってないが、ルデルと違ってこっちはきちんと絡めるだろう

84 :名無しになりきれ:2014/05/28(水) 21:28:16.08 0.net
評論家気取りの荒らしとか斬新
NG安定

85 :名無しになりきれ:2014/05/29(木) 08:06:27.05 0.net
NGにされるわけにはいかん
だから今後は名無しで書き込むことにしよう
ダークやヘヴィが何度参加者のFOとウケミンの跳梁で瓦解したと思ってる?
もう同じ過ちを繰り返してなんていられないんだよ
こういう役目もそろそろ必要だということだ
俺が今後のためにもモデルケースになろうと言うんだ

86 :フーバー ◆A93WH9IFbE :2014/05/29(木) 22:32:18.08 0.net
名前: フーバー・フリントストーン
年齢: 28
性別: 男
種族: 人間
体型: 中肉中背、低くも高くもない身長(173cm)
髪型: 黒の艶髪をオールバックにした髪型
服装: 平時は黒のパンツに、白いシャツ、黒いベスト。
   戦闘が予想される場合や依頼がある場合は、黒いフード付きマントを羽織る。
   腰には鉄くずと火薬、縄、火打ち石が満載されたベルトポーチ
   また、軍刀拵えの細剣を常に帯剣している
性格:承認欲求と劣等感が強い性格。また自分本位かつ打算的。
   自己の利益と名誉だけを求める筋金入りの利己主義者。
能力: 即興錬金術の使い手。金属加工の技術と精度は高く、鉄くずをその場で武器や道具に作り変える事ができる。
   また、細剣を振るいながら自在に形状を変化させることで奇想天外な軌道の攻撃を繰り出す剣技を得意とする。
   弱点は身体能力の低さ(体力、筋力に強く劣り、速度も特筆する点はない)
   手先の器用さと小回りの効く術による小技を得意とする小手先工作員
所持品: 細剣、鉄くず、火薬、縄、火打ち石、裁縫セット(毒の瓶と強度の高い糸つき)
簡易説明:
   没落貴族の生まれで、魔力と身体能力に恵まれなかった男。
   それでも国の為にと努力と鬱屈とした感情を重ね、間諜として一定の地位まで上り詰めた。
   特徴の薄い外見から、人の興味を集めづらい長所を活かし、あらゆる場所に入り込み工作を行う。
   雷撃や火焔などの派手な魔術に対する適性は微塵も無く、有ったのは地属性の派生たる金属性のみ。
   大地を隆起させるなどといった事を行えば容易く魔力切れを起こす為、
   手のひらサイズの細々とした道具や罠を作る程度しかできない。
   ただし、その金属加工の精度と速度だけは特筆するべきレベルであり、剣技も技術面だけでみれば中々のもの。
   現在は暗殺や工作活動などの任を与えられておらず、冒険者として平時は生活を送っているふりをしている。
   才能のある者、容姿に優れる者、貴族などに対する強い妬みや劣等感は筋金入りのもの。
   また才能の無い者や軽薄な女、賤民を見下す価値観も持ち合わせている為、基本的に自分を含めて全ての人間が嫌いな人嫌い。

87 :フーバー ◆A93WH9IFbE :2014/05/29(木) 22:32:44.00 0.net
酒場の喧騒。喧嘩や馬鹿笑い、女を口説く男、男を誘う娼婦、金を踏み倒そうとクレームをふっかける者。
なけなしの金で安酒一杯を買い、それで粘り続けようとする貧乏人。
対照的に大きな依頼を達成し、卓に山盛りの食事と酒を積み上げ宴を開く成金共。
老若男女、貧富善悪様々な人間模様が入り乱れるこの酒場。カウンター前の席に鎮座するそれは、いうなれば中間層だった。

(汚らわしい。汚ならしい……。酒は毒だ、おが屑のような肉だ。
客は煩く、馬鹿ばかり――。程度が知れる、だが我慢しなければならないのもまた事実)

居たのは、真顔で酒を啜り、干し肉を齧っている黒髪の男だ。
中肉中背、濃くも薄くもない印象に残らないだろう顔、地味な服装。
それらの要素は、すれ違いざまに男の姿を視界に収めたとて直ぐ後には忘れていると確約できる印象の薄さ。
本職が間諜であるこの男は、表向きは冒険者として生活している為、ここの酒場には良く通いつめていた。
冒険者の多い店は十把一絡げの彼らの同類として紛れ込み、情報を集めるには最適な場所だった。
不味い酒も旨味の無い肉も、全ては間諜としての職務を全うする為のもの。
そも、酒を嗜まず、美食を楽しまない男にとっては、食事も飲酒もただの作業にすぎない。
違和感なく己を酒場に埋没させる作業を済ませながら、男は酒場の喧騒に耳を傾けていて。

「――――、厄介な」

表情には出さないが、このような場ではままある事にうんざりして、つい言葉が漏れる。
そして、男の近くで小競り合い(>>50)が始まった時点で、男はゆっくりと立ち上がることとした。
その直後、カウンターにあったグラスと干し肉の皿は破砕し、伸びた男がグラスと皿の代わりに設置された。
尋常ならざる速度、鋭さ。それを認識し、男はそれを実行した男に目線を向けた。
人の様子を見てきたからこそ分かる、困惑、狼狽。隠し切れない不自然な気配が見える。

それから程なくしてやってきた大男が視界を遮る。
容易く太めの男を持ち上げる辺り、身体能力に『恵まれた』者であると理解する。
視線に粘性の感情が宿り、じわりと殺意や敵意ではない薄ら寒いもの――悪意――が向けられる。
それは、鎧の男にであり、大男にもであった。
鎧の男の卓越した体術、そして大男の体格と魔術と膂力。そのどれもが男の持ち得ないもの。
その持ち得ないものに対して男が抱く感情は、称賛でも羨望でもなく――嫉妬だった。

また、間諜としての勘が働く。この鎧の男は、怪しい。
先ほどの動作と、その後の僅かに呆けた表情。まるで、自分の意思とは関係なく体が動いたかのような様子。
探らねばならない。あらゆる脅威を調査することこそ男に与えられた役割の一つ。
その役割を全うする事こそが男の存在意義であり、職務であり、人生であるのだから。

>「いやぁ、お見事な暴漢退治。是非感謝状を送りたい所ですな。
> 月並みではございますが、貴殿ほどの方へ何とかご協力頂きたい『難件事案』がございます、ご協力頂けませんかね?
> おっと、私は《組合員》のサゥヴェルと申す者で御座います。どうぞ宜しく。」
>「えーこの方のように体力に自身の有る方。
>もしくはここ最近で何かしら「異常なもの」に悩まされている方は是非自警団支部へお越しください。
>茶菓子とそれなりの報酬を用意してお待ちしておりますよ」

「……いやはや、おふた方ともお強い。さぞかし高名な方なのでしょう。
それで、ですが。もし差し支えなければ、私にもその『難件事案』の話を聞かせて頂けませんでしょうか。
最低限以上の体力はありますし、……お恥ずかしい話ですがこの年まで冒険者を続けている身です。
あそこのような安酒と干し肉が精々の生活としては、日銭を稼ぐ切掛というのは喉から手が出る程欲しい物でして」

ゆっくりと、男は大男の近くに向かい歩いて行く。
恐らくだが、鎧の男はこの案件に関わるだろうと予測した結果の行動だ。
また、『難件事案』にも興味が有った。己に手が負えなければ迷わず引けば良い、不利も損もそこには無い。
印象に残らない顔に、とりたて語る所の無い笑顔を浮かべ、どこにでも居るそこそこベテランの冒険者のような言葉を発した。
また、男は無意識に安酒の飛沫で汚れたシャツを拭っていた。只管に、血痕や泥、汚物を削り落とすかの様に、執拗に。

【まだ参加してもよろしいのでしたら参加を希望します】
【よろしくお願いしますね】

88 :サゥヴェル ◆ow3/zGwEMbdk :2014/05/29(木) 23:06:08.93 0.net
【よろしくお願いします】
避難所は>>80

89 :ミカエル ◆5Ee1Upsxyk :2014/06/01(日) 00:04:10.07 0.net
ガキン!

「ん?こりゃ本格的にやるつもりだな。困ったもんだ」
ミカエルはすっくと立ち上がり、額に手を当てながら現場の様子を見に行くことにした。
亡き父、ユリウスから「まずは現場を見てから物事を言え」とは幼い頃から言われている。

見ると、どうやらこの倒れこんだ男が、刃物で鎧の大男にかかって、
返り討ちにあったらしい。
北の連中はやる事がなくなると喧嘩を始める、と聞いてはいたが予想以上か。

…しかし一瞬だが、ほんの一瞬だが、その男から殺気、のようなものがしたのだ。
いわゆるダーク・パワーというものだ。
そこにもう一人の男が追い討ちとばかりに倒れた男を起き上がらせる。
その男は一瞬で体格にも合わないスピードで酒場から逃亡した。
残った2人は、自分と同じぐらいの年代にも見える。

野次馬から歓声が上がる。こういう光景は何度か見たはずだ。
どこまでも北の連中は品がないな、そういう表情でさらに近づいた。
ミカエルがまさにその2人と接する前に、1人の男が躍り出る。

「いやぁ、お見事な暴漢退治。是非感謝状を送りたい所ですな。
 月並みではございますが、貴殿ほどの方へ何とかご協力頂きたい『難件事案』がございます、ご協力頂けませんかね?
 おっと、私は《組合員》のサゥヴェルと申す者で御座います。どうぞ宜しく。」
「『難件事案』…だと?」

ミカエルが間に入る前に、いかにも卑屈そうな顔つきの男がさらに割って入る。
「もし差し支えなければ、私にもその『難件事案』の話を聞かせて頂けませんでしょうか。」

依頼人に志願者、さらに近くにはそこそこ腕の立ちそうな男が2名。
男ばかりではあるが、歳も近いように見え、話しかけやすそうだ。
迷わずミカエルが割って入る。
「待て。その条件なら私も入るだろう。いや、入って当然のはずだ。
<体力に自信>、…まぁ、それなりだな。<悩まされている>?今がまさにそうだ。
退屈と喧騒に悩まされているよ。困ったもんだ。
報酬?報酬だ…報酬、良いだろう。文句無しだ。ちなみに…」

顔の前で指を立て、人差し指に小さな炎を出し、それを目の前で振って見せる。
「この通り、ハッキリ言って私は腕が立つ。名前はミカエルだ。
さぁ、報酬が減るからな。さっさと自警団とやらに案内してくれないか?」

さきほどの喧嘩に絡んだ2名と一瞬だけ目を合わせ、再び視線を外して言う。
名前も堂々と名乗った。「ミカエル」という名は自分でも気に入っている。
出身地の歴代国王もミカエルの名から3名輩出している。堂々と名乗れる訳だ。
「今のところ志願者は2人だろう?報酬の分け前が減ると困るのでね。
マスター、会計を頼む」

支払いを早々と済ませると、手をヒラヒラと振って、依頼主を外へ誘おうと扉を開けた。
ブワッ、と寒い外気が流れ込んで来る。やはり寒いのは嫌いだ。
「…!」
それと同時に不自然な悪寒もする。先ほどと同じ感覚だ。

90 :ハンス ◆LXkv5cXmPyY/ :2014/06/02(月) 21:33:52.96 0.net
≪組合員≫のサゥヴェルと名乗った男をしばし見つめる。

『難件事案』
その"冒険(クエスト)"に協力できるもの、あるいはその件について情報を提供できるものを自警団支部へ招待する、という言葉で彼の弁舌は締めくくられる。

お祭り騒ぎの空気を、サゥヴェルの魔法の派手さにはねのけられ、水を差されたことに戸惑っていた群衆たちも、彼が大声で語ったその口上の内容にどよめく。
彼らの会話の断片、その端々に聞こえるのは、香具師の大げさな物言いに踊らされた野次馬特有の熱気ではない。
そこにあるのは死の恐怖。

不安。妄想。錯誤。疑惑。不信。
劣等感。孤独。静寂。
苦痛。

                             「棄てられたあそこだよ、ほら
        「でっかい空洞」     「あの区画」
例の商店街」        「勝気な連中」 「ノミの勇気」
    「今更なにを「結局役人さんは」  「濡れ仕事」    「暗殺」
もどってこなかった」    「無駄」        「どうにもならない」
               「二の舞」                      「何かいる
  「触らないほうがいい」                「ほうっておいてくれ」


   「どうせ誰にも」
           「なにも」
                「できない」


目を逸らしていたおぞましい現実を突き付けられたような、あるいは、せっかく忘れていたのに、という湿った怒り。

それを前にしてなお、サゥヴェルは紫煙をくゆらせ、冷めた目で事態を俯瞰していた。

「黒騎士は騎士の誰よりも勇猛だ、ということわざがある」

衆目が集まるのを感じる。
俺はカウンターに横倒しになったままだった兜を拾い上げ、かぶり、目蓋を親指で持ち上げた。
俺はこれが一種の興業だと自覚している。同時に、俺は嘘を吐きたくない。俺の騎士道を貫いた結果として、今のこの屈辱的な身があるのなら、俺はくたばるまでこの騎士道を貫く頑なさがあった。

「その理由は食いっぱぐれるからだ!」

空気が幽かに和らぐのを感じる。くすくすと、忍び笑い。道化への笑いだ。

黒騎士とは、出資者のいない、首を切られた騎士の姿。
鎧を手入れする余裕もないから、どんなに鎧が美しくても、真っ黒な錆止めをべたりと塗り込むその惨めな有り様は、陰でどんなに笑われたか知らない。
だが、構うものか。

「だから必死に働く、死に物狂いで勇気を振るい、誰も成さない正義も成す」
「なにせ腹が減るからな、食い物はいつも欲しい。嫁も欲しいな!まあ、それはいい」
「――故郷が欲しい」
「家が欲しい。友人が欲しい。守るべき人々が欲しい……誇りが欲しい」

「慈愛で人を救う騎士道など信じられぬだろうが、俺ならどうだ?」
「俺は貴様らを救うぞ、断じて救う。神になど誓うものか、俺のこの強欲さにかけて誓おう」

和らいだ空気が、わずかに暖かなほうへ流れ出る。その確信を得てから、俺はサゥヴェルに向き合った。
やはり、彼にはこんな安い茶番は何の面白味もないのだろう、期待を含み始めた群衆の目と違い、どこまでも冷めた目で見つめかえす。
彼の話す『難件事案』。この凍てついた街にジッと伏して構える闇。
名を上げるにはいい機会だ。

「ぜひ参加しよう。
 その支部に招待してくれるかな?」

91 :シンシア ◆dCajEjvGE. :2014/06/05(木) 04:32:05.94 0.net
名前:シンシア・ローレンス
年齢:19
性別:女
身長:161
体重:50
種族:半魔
職業:医者
性格:争いを好まない優しい性格だが、自信家
能力:光魔法の使い手
所持品:杖とローブ、胸には赤いペンダント
容姿の特徴・風貌:肩までかかった長い銀髪が特徴。瞳は赤。
簡単なキャラ解説:使い手の少ない治癒魔法の使い手であり、その中でも類い稀な才を持つ。
主に貧民専門の医者、治療魔法だけでなく医学も囓っている。
人を癒すことが自分の宿命だと信じており、それこそが行動原理。
魔族と人間のハーフで、そのことは本人はできるだけ触れられたくないと思っている。

92 :シンシア ◆dCajEjvGE. :2014/06/05(木) 04:39:44.37 0.net
雪に覆われた街、クレーヴス。
北方に位置するこの街は、雪が頻繁に降ることから交通の弁が悪く、栄えているとは言い難い。
そんな街の中でも、一際雰囲気が重い区画――地下の空洞の問題で普通の住民に放棄された区画。そこを雪の中でも一際輝く銀色――シンシア・ローレンスが悠然と歩を進めていた。

「寒い……」

シンシアは白い息とともにぽつりと呟くと、左右のローブの袖をくっつけて、手に冷気があたらないようにする。
ここは普通の住民には放棄された場所であるが、当然街には普通じゃない住民もいる。
ろくな仕事もすむ場所もない住民である。そんな住民からしたら、ここ《スラム》は格好の住処である。
己の明日の生活すら怪しい人間にとって、地下の空洞の問題など些細なものだ。
それでも、廃れていることに違いはなく、人通りはほとんどない。

「おい、そこの女」
「私?」
「表から迷い込んだ女か? へへへ、久しぶりにやれるな」

下卑た笑みを浮かべながら、二人の男がシンシアへと近づいてくる。
《スラム》では身体を売る女は腐るほどいるが、なんだかんだで金がかかり、そこらの貧民では中々手が出せない。
そして、そうした商売を取り仕切っている人間がいるため、そうした娼婦に手を出して目をつけられるのはまずく、逆に身なりの良い表の人間は襲いやすいのだ。

「はぁ……女なら見境なく声かけるその頭は私でも治せないわね」
「って、こいつ……」
「シンシアじゃねーか」

当てが外れたとでも言いたげにがっくりと肩を落とす二人組。シンシアは、そんな二人を見て小さく笑う。
シンシアは見た目通り普通の女性と同じ身体能力しか持ち合わせておらず、二人どころか一人の男相手ですら押さえ込まれてしまうだろう。
それでも男達がシンシアを襲わなかったのは、シンシアが医者だからだ。ただでさえ医者という存在は貴重であるのに、こんな《スラム》に医者がいることは奇跡である。
下手に手を出していなくなられたら困るのだ。当然、他の住民も同じ認識であるため、もし何かしたことがばれれば、ただではすまないだろう。
シンシアもそれが分かっているからこそ、治安もなにもないこの《スラム》で一人歩いているのだ。

「私を抱きたいなら、そうね……一回死になさい。 そしたら、考えてあげる」
「せめて、骨折くらいにしてくれねえか?」
「馬鹿ね、それじゃあ治せちゃうじゃない」

そう言って、肩越しにヒラヒラとローブの袖を振って歩み去る。
暫く歩いていると、シンシアの顔に雪の交じった風が吹きつける。ローブで防ごうとした瞬間その風にのった血の匂いをかぎつけた。
血の匂いは《スラム》ではそう珍しいものではないが、無視するわけにもいかないため、匂いの元へと歩いていく。
そこには、一人の男が両足をあらぬ方向に曲げられたまま倒れていた。そして、その下の雪は男の血で紅く染まっていた。
シンシアは僅かに顔を歪める。《スラム》で死体を見るのは初めてではないが、これほど無惨な死体は初めてだった。

「酷い……」

シンシアは男の胸へと手を添える。案の定、そこから命の鼓動が聞こえることはなかった。
シンシアは男の死体の前で小さく祈ると、そのまま踵を返して立ち去る。死体を前に、シンシアができることは何もない。

(騒がしくなってきたわね、何も起きなければいいけど……)

人形のような死体を背に、シンシアは不吉な予感を拭い去ることはできなかった。

【よろしくお願いします】

93 :サゥヴェル ◆ow3/zGwEMbdk :2014/06/05(木) 05:19:23.62 0.net
黒騎士の体術に秀でた例の動作は気に掛かったが、事案の情報や風説とは外見も戦い方も微妙に違う。微妙に似ているというほど大きな異であるものだ。
此処の所戦争が減ったせいか、体術に秀でた者は方々へ散り、かつ何処にでも蔓延っている。
その辺の酒場を探せば玉石の如く湧いて出てくるだろう。――――その程度で疑念を解く理由にもならないが。

慣れない大声を吐き出した喉に再びモクを流し込み、呼吸を整える。舞い上がった煙が他の煙草の灰煙と混合し、身体に悪そうな色相を醸し出す。
鎧の大男が暫し思惑を巡らしている僅かな間ではあったが、その間に撫で付けた黒い髪がまず割って入ってきた。

>「……いやはや、おふた方ともお強い。さぞかし高名な方なのでしょう。
>それで、ですが。もし差し支えなければ、私にもその『難件事案』の話を聞かせて頂けませんでしょうか。
>最低限以上の体力はありますし、……お恥ずかしい話ですがこの年まで冒険者を続けている身です。
>あそこのような安酒と干し肉が精々の生活としては、日銭を稼ぐ切掛というのは喉から手が出る程欲しい物でして」

黒髪は北の人間としては少数派に属する、というのが常識なのだが。
しかしそれを完膚無きまでに叩き潰すほど、その男は群集に隠れる事において、無類とも言える非常に特徴の無い見た目をしていた。
東国の地平線まで黒髪の続く喧騒ならば、数秒で見失う自信がある。暗殺業と言っても十分通る技術・・・いや、ある種才能か、これは。

そのあからさまな作り笑いの奥には、印象とは乖離したそれ以下の何かを感じたが、まあそちらは余計な詮索だろう。
この舞台で踊る道化なら尚更の事。―――故に、短く即答した。

「ええ、いいでしょう。見たところ旅慣れた方と見受けられます、是非お話を伺わせて頂きたい。」
 
「・・・ああ、所で長く冒険を続けられているという事でしたら何か職能の類をお持ちなのでしょうか」

>「待て。その条件なら私も入るだろう。いや、入って当然のはずだ。
><体力に自信>、…まぁ、それなりだな。<悩まされている>?今がまさにそうだ。
>退屈と喧騒に悩まされているよ。困ったもんだ。 報酬?報酬だ…報酬、良いだろう。文句無しだ」

間髪入れず我もと言わんばかりにしゃしゃり出てきた若気滲み出る金髪の男も、この無駄にせっかちな言動からして何かしらの逸れ者と見る他無い。
しかし付け加えるように名乗った、ミカエルという名は相応の身分、もしくは過去そうであった事実を示していた。
服装から見当を付けてもその男の階級は伺える。―――役に立たせるとすればそちらを最大限生かすべきか。どうやら魔法も使えるらしい。

「歓迎します、早速「我々」と話を付けましょう。
 此処からは割と近場ですからね。大路地の外れの黒樫の建物ですよ」

自分で腕が立つと言うや否や、分け前が減るからという至極真っ当な理由で他三人をさっさと屋外へ連れ出そうとする。
まぁ、どうせ「過去そうであった」人間が今は報酬に目が眩む程度だという境遇なのだろうか。

94 :サゥヴェル ◆ow3/zGwEMbdk :2014/06/05(木) 05:21:01.58 0.net
―――さて、これほどの観客を、それも愚衆ばかり集めた舞台で今まさに持ちかけた名声を断るような男など、そう居ないだろう。自分のようなひねくれ者を除いて。
ましてや流浪の傭兵とあらば事態は生活に関わるというものだ。
かと言って件の『一部』だけを見た凡衆ならば、関与を希望するような人間はまず居ない。それは比較的安易に予想できる。
贅沢を言えばなるべく事情を知らぬ者と、逆に事情を知りすぎている者。
そういった連中を釣り上げるならば、こんな雑多な酒場から求人を掛けるしか無かったのが現状である。

>「黒騎士は騎士の誰よりも勇猛だ、ということわざがある」
>「その理由は食いっぱぐれるからだ!」

>「ぜひ参加しよう。
   その支部に招待してくれるかな?」

この大男も大分それを自覚してか、不穏な話題に困惑する大衆へ演説をかまし、その上で堂々と依頼を受けるという意思を表明した。
なるほど、寧ろ変にはぐらかした物言いをしない辺りには逆に好感を持てる。
欲と状況に付け込んだとはいえ、人手は幾ら有っても足りない。半ば協力を強制できるこの状況は願ったり叶ったりだ。

「ご快諾感謝します、黒騎士さん。
 話は早ければ早いほど良いものです。早速、場所を移しましょうか」

錆び止めを塗りつけた研磨もされていない漆黒の鎧、隠しきれない薄汚れた外見。少なくともこの街の人間でない事には初見で賭けた。
そもそも普通に隣席を取って交渉を持ちかけるつもりだったが、目星を付けるまでもなかったようだ。
我ながら野次に便乗した下衆極まりない思考ではあったが、その収穫もまた及第点と言って不足は無いだろう。口頭で三人も集まれば上出来だ。
後から自警団へ垂れ込む者にも期待しつつ、3人を急かすミカエルを尻目に、カウンターで強めの蒸留酒を一本買い付け、一寸送れて酒場の戸を開ける。
戸外は日が上っているのか沈んでいるのかもわからない暗澹とした雲が立ち込めていた。踏みしめる雪も一層硬く、冷たい。

「・・・全く、今日のような日は飲みながらでもないとやってられないな」

3人を連れて路地の外れにある「支部」へと真っ直ぐ、時折そのよく冷えた酒を少しずつ含みつつ、足を運ぶ。
雪は未だ、空から漏れるようにちらちらと降り、その寒さから周囲を歩く人間もほとんど居ない。
積雪のせいか、明かりこそあれど街は異様なほど静まり返っている。
状況を鑑みてか、サゥヴェルも特に事を隠した様子を見せず、依頼の詳細を歩きながら説明していく。

「斡旋したのは他でもありません、腕っ節を存分に生かせる仕事です。・・・早い話が、犯人を締め上げて教会にでも持っていけば解決なのです。案件の一部は、ですが。」
「此処の所かなり特徴的な殺しが方々で起きてましてね、人っ気の無い場所に連れ込んでの絞殺、撲殺、圧殺――貴方達のような、共同体に属さない傭兵や拳闘士が特に多く狙われています」
「私も殺しの起きた街を辿って行った結果、この袋小路のような果ての街に辿りついた訳です」

そこまで言い終えると、僅かに表情を変え、軽快に雪を踏み潰していたその足をはたと止める。
その真っ黒く、うねった髪から覗いた大きな金色の目には、《此方へ向かってくる巨人と見まごうほどの体躯の僧侶が映っていた。》

95 :名無しになりきれ:2014/06/05(木) 07:42:41.72 0.net
>>91-92
スリーサイズキボン

96 :ルデル ◆O2IScv7Izw :2014/06/05(木) 08:54:04.47 0.net
これは、ルデルがサゥヴェルたちと遭遇する少し前のやり取りである
ここは、この地でのファーデル教の活動を統括する支部である
現在、ルデルはここに出入りしながら布教活動と奉仕活動を行っていた

???「ルデル、おまえの気持ちは分からんでもないが、ここでの過激な活動はもう控えてくれんか?
最近、おまえが起こした殺人事件の調査の手がこの支部にも伸びている
確実に目星をつけられているぞ…万が一のことがあれば教会の名に傷が…」

そう言って不安げな表情を浮かべながら、ルデルの巨躯を見上げる男が居た
上質な布で造られた美しい司祭服に身を纏い、禿げ上がった頭に豊かな金色の髭
この男は、支部の責任者を務めるデリウスという教長であった

ルデル「だからこそ、支部の支援と庇護が必要なのです
それにデリウス教長、貴方がこの地で行っていた不正こそ教会の名に傷を付ける背信行為ですぞ
活動に託けて信者たちからの尊いお布施を着服するなぞ、断罪は免れません
これを教団本部に報告すれば、直ぐにでもあなたを処断する許可が下されるでしょうな」

怒りに満ちた目をデリウスに向け、着服の証拠と思しき書類一式を見せ付けるルデル
ルデルがそもそもこの地を訪れた切っ掛けは、デリウスの不正を暴くという教団本部の密命を受けてのものだった
善行という名の殺戮を行っているルデルこそ処断されるべきかもしれないが、
実際のところ、彼の行為は一部の教団幹部も知るところであり、敬虔なる信徒の彼の行為を庇ってひた隠しにしているのである
デリウスもそれは知っており、逆にルデルを密告しても無意味なのは分かっていた

デリウス「うう…わ、分かっている…
だが、私の権限でもおまえを庇い切るのには限界があるのだ
この地では、ファーデル教の影響力はそれほど強いとは言えんからな」

ルデル貴方のような不心得者が責任者であるならば当然でしょうな
ともかく…、この罪深き地で数多居る迷える者を救うためには致し方のないこと
拙僧はこれから奉仕活動の上、宿代を稼ぐために一仕事こなしてくるつもりです
調査の手を撹乱し、神を恐れぬ者どもの跳梁を防いでおいてください…それでは…」

旅の途上で奉仕活動と布教活動を行う際、教団からの支援は基本的に一切受けない
このスタンスも、ルデルが敬虔な信徒として教団本部からも信頼されている理由の一つであった
しかし、彼が行っている「裏の善行」を行う場合は別の話となる
一部の教団幹部の根回しによって、彼の足取りや活動記録は同地の支部によって変えられてしまうのである
大胆な犯行、特徴的な手法、目撃証言にある大きな特徴、今まで逃げ果せたのはそこが大きかった
ルデルは巨体を翻すと、支部を出て廃墟の貧民街へと向かって行った

97 :ケレブルム ◆MM666FJUb7o3 :2014/06/05(木) 13:50:48.23 0.net
名前:ケレブルム
年齢:???(精神年齢は幼児並み)
性別:女
身長:156cm
体重:羽根のように軽い
スリーサイズ:91/60/93
種族:指環に宿る女
職業:無職
性格:明朗快活、無邪気で奔放、人懐っこい。
能力:指環の所持者の能力を増幅し強化する。逆に無力化させることも可能。指環は所持者の命を吸い取り、その輝きと力を増す。
所持品:ペトリファイの指環(白銀製に見えるが材質は謎。右手の人差し指にはめている)
容姿の特徴・風貌:外見は二十歳前後の女性。足首に届きそうな程の長髪、緑青色。服装は白いワンピース一枚のみで靴や下着すらもない。
簡単なキャラ解説:
指環に魂を宿す女性。人間の姿をしているが本質的には精霊や妖精に近い。
直接触れ合うことは可能だが、指環が実体であるため感覚は全くない。
指環の担い手に相応しい強い人間を捜している。
世間知らずなため小さなことにも感動を示したり、好奇心も非常に旺盛。

98 :ケレブルム ◆MM666FJUb7o3 :2014/06/05(木) 13:55:51.08 0.net
一面の銀世界だ、真っ白だ。ケレブルムは見たままの感想を声に出して歓喜した。
白銀の絨毯の上を裸足で踏みしめながら、ちらちらと降りしきる雪を右手で払ってみたり、鳥のように両腕を広げてそれを全身で受け止めてみたり。
そんな動作を無邪気に何度も繰り返すケレブルムを制すように、老齢の男が皺の刻まれた掌で彼女の頭を優しく包んだ。

「これ、落ち着きなさい」

「だっておじいさん、雪よ? これが雪なんでしょう? わたし初めてなんだもの!」

すごいすごい、そうはしゃぎながら雪の上に飛び込んで全身を埋もれさせた。
男は呆れてため息をつく、だが彼女を見守る瞳にははっきりと慈愛が満ちていた。
その光景は、まるで仲の良い親子のように微笑ましいものだった。

クレーヴス、雪に覆われた北方の街。そこが二人の目的地だ。
西の遠い村からようやくここまで来た。街はもうすぐそこだというのに、ケレブルムは雪に夢中でその場から離れようとしない。

「日が暮れるぞ」

そう諭す男に空返事をして身を起こすと、今度は雪を口でキャッチする遊びを始めた。
だが、これがなかなか難しい。何度やっても上手くいかず自然に苛立ちが募り、だからこそ意地になる。
いつの間にか男の制止の声も消えた、諦めたのだろうか。
そんなことも意に介さず、数えるのを忘れた何度目かの挑戦。
舞い散る雪の一粒をようやく口の中に取り込んだ。
唇を真っ直ぐに閉じたまま、その場で声にならない喜びを表すように跳ねて見せる。

「おじいさん! ねえ、見てた? 今の…」

ケレブルムが振り返ると、そこに男の姿はなかった。
いや、正確には男の左手だけが、ケレブルムへ差し伸べるようにして積もる雪の中から覗いていた。
それに気付き、男の元へ慌てて駆け寄ると、埋もれた体から雪を払う。

「おじいさん、おじいさん、平気?」

うつ伏せに倒れた男の肩に手を置き、耳元で声を掛けると、重く閉じられた瞼が眩しそうに僅かに開いた。

「……すまん、儂はもう一緒には行けんようだ……。ついにお迎えが来てしまった」

もう何も見えていないのだろう、男の左手が空を彷徨う、ケレブルムの姿を求めて。
それに答えるように、男の手を取り、両手で強く握り締める。
男の人差し指にはめられた指環がその輝きを増していく、消えゆく灯火は最後の力を振り絞り、より一層に熱く燃え盛るのだ。

99 :ケレブルム ◆MM666FJUb7o3 :2014/06/05(木) 13:56:57.12 0.net
「おじいさん、もう一歩も歩けないの? クレーヴスはすぐそこよ」

「……最期に、お前に、見せることが出来て……良かった。この……雪を……やくそくを……はたし……」

もう声すら届いていない、この手の感覚すらも既に消えかかっているのだろう。
約束。『二人でクレーヴスに行って雪を見たい』、西の山村を離れたのはケレブルムのそんな我が儘がきっかけだった。
彼女にとってはたった一つの我が儘だったが、男にとってはこれが最期の約束事のつもりだったのだ。

男の名は、ブラディカ・ウッズ・ウィンデロフ。
この世の全ての力を理解し、あらゆる魔法を行使する高名な大魔術師だった。
ある日からその傍らには常に一人の女性が控えるようになり、彼の力は更にその強大さを増した。
だが、そんな男も年老いた己の身に巣食う不治の病に打ち勝つことは叶わなかったのだ。

ブラディカは震える手で懐から一枚のストールを取り出して、ケレブルムに差し出す。

「……かぜを……ひく……」

それを最後に、ブラディカは事切れた。虚ろな瞳にはもう何も映していなかった。
冷えていくブラディカの人差し指から指環を抜き取り、自分の人差し指にあてがうと指環は瞬時に形を変えてピタリとはまった。


ケレブルムがクレーヴスに着いたのは、それから数十分後のことだった。
彼女の右手の人差し指で輝く『パトリファイの指環』。
それを雪の舞う空に向かって翳してみる。

「一緒に来ようって言ったのに…。もう、おじいさんのうそつき」

子供のように頬を膨らませて、独りごちる。

「やっぱり強いだけじゃだめなのね…。今度はもっと長く生きられそうな人にしなくっちゃ!」

指環に落ちた雪をさっさと払い落して、そこでふと振り返る。

「おじいさんったら、わたしが病気になんてならないこと知ってるのに。変なの」

屈託のない笑顔を浮かべてくすくすと声を上げると、街の奥へと足を踏み入れた。


動かなくなったブラディカの体に雪が被さり、その手を、その手に握られたストールを、白く白く覆い隠していく。
そうして、独りの男の全てが一面の銀世界の中へと姿を消した。

100 : ◆MM666FJUb7o3 :2014/06/05(木) 13:58:11.48 0.net
【宜しくお願いします】
【流れを崩さず、機会を見て入りたいと思います】

101 :ルデル ◆O2IScv7Izw :2014/06/05(木) 15:51:17.17 0.net
>>94
>「斡旋したのは他でもありません、腕っ節を存分に生かせる仕事です。・・・早い話が、犯人を締め上げて教会にでも持っていけば解決なのです。案件の一部は、ですが。」
「此処の所かなり特徴的な殺しが方々で起きてましてね、人っ気の無い場所に連れ込んでの絞殺、撲殺、圧殺――貴方達のような、共同体に属さない傭兵や拳闘士が特に多く狙われています」
「私も殺しの起きた街を辿って行った結果、この袋小路のような果ての街に辿りついた訳です」

ルデル「ほほう、それはそれは実に面白い話でございますな
拙僧にもその腕っ節が存分に生かせる仕事とやら、一枚噛ませていただけますかな?」

そう言って、サゥヴェルの目の前に現れたのは身長2m半を超える長身を持つ大男であった
胴体、腕、脚、掌など、肉体のどの部分も常人を凌駕する太さ、長さ、大きさである
質素な法衣から覗く素肌には、多数の痛々しい古傷が走っていた
ルデルは柔和な笑顔で一行を見下ろし、自分もその話に乗りたいと求めた

ルデル「おお、これは失礼しました
先に自己紹介をすべきでしたな
拙僧、名をルデル・ボドリアと言い、ファーデル教の信徒をしておる者です
教義に従い、この廃墟のスラム街で奉仕活動を行っていたのですが、資金が底を尽きかけておりましてな…
それを用立てるための仕事をずっと探していたのです」

笑顔を崩さず、照れくさそうにそう続ける
雰囲気は如何にも温厚そうで、心優しい慈善活動家といった様子である
しかし、そこにはそれ以外読み取れそうな感情や雰囲気といったものは皆無であった
言わば、純粋そのものとでも言うべきだろうか

ルデル「聞けばこの廃墟で何やら不穏な事件が起こっているものと見受けました
スラム街に住む迷える者たちの安全のためにも、是非拙僧にも助力の許可をいただきたい
…なに、少々拳術をかじっておる身ゆえ、足手まといにはなりませぬ
それに、ここの廃墟に関しては裏道に至るまで知り尽くしております
いかがですかな?」

笑顔のまま、一行にそう尋ねるルデル
どこまでも純粋な様子のまま、感情を窺い知ることができない

ルデルは支部と人伝の情報を頼りに、支部に調査に来た人物の中で最も厄介そうな相手を既に割り出していた
彼が目星を付けた厄介な相手とは、正しくサゥヴェルであった
最後に「裏の善行」を行い、そして今正に自らが奉仕活動を行っているこの廃墟に足を踏み入れたのがいい証拠である
おそらく、サゥヴェルという男はほとんど確信を得ていると見て間違いないだろう
だからこそ、ルデルは廃墟の中で最も人気が無く、スラムの住人ですら近寄らないこの場所を通るまで待っていたのだ

だがしかし、ルデルはサゥヴェルという男の顔まで知ることは出来なかった
何かしら人を集め、「難件事案」とやらの対処に乗り出そうとしているということだけは分かった
その中には、ルデルがしでかしたであろう殺人事件の件が含まれているということは想像に難くない
カマ掛けを兼ねて接触を図り、予想通りなら一行諸共始末しようという算段である
始末するのならば、地面を踏み抜き陥没させ、廃墟地下に広がる空洞に叩き落そうしてやろうと考えていた

102 :クロウ ◆EtHzYLYZnU :2014/06/05(木) 21:33:30.33 0.net
この街の『闇』を生きる私にとって、『情報』という名の兵器を味方に付ける事は、生き延びる為の策略であり、最優先事項とも言える。
自分にとって有益な情報ーーー依頼や標的の素性などーーーは勿論、世間情勢や、各組織の動きなどもリアルタイムで把握出来るかが運命の分かれ目である。
ーーーそう、「組合」なんてそしきの情報も。

ーーー数分前、大通りから一本外れた路地裏で男に出会った。彼は俗に言う「情報屋」で、私が最も付き合いの多い職業だ。

「『難件事項』?」

私は目の前に立っている男に対して聞き返した。どうにも聞き慣れない、序でに仄かに嫌な臭いがする言葉だ。

『そう、「難件事項」らしいぞ』
『因みに情報源は、組合員だ』

その組合という組織自体は知っている。だが、何故自分にそんな情報が飛んでくるのだ。

「はぁ...なんでまた暗殺者の私にそんな情報を?」

一種の倦怠感を感じて、大きくため息を吐く。そしてその情報を自分に教えた意図を探る。

『アンタだって、裏の世界の人間だろ?一応気を付けておけ、って事だよ...今回の情報には、「街の裏」が絡んでくるからな」

そう言って彼は私の横を通り過ぎて行った。その時点で数分間の短いやり取りは終了し、男は別の目的地へと向かう。

それにしても、嫌な予感はするものの、どうにもその「難件事項」という言葉が引っ掛かる。どうやら、只事では無いらしい。

「やっぱ、軽く情報集めはした方が良さそうだね...一度、ここの近くの組合支部に忍び込んで見る...か」

そこまで意見が纏まった所で、前方から人が歩いてきた。体長は1m70cm前後、大柄な男だ。見たところ武装は見当たらない、おそらく安全だろうーーー。そう思っていた。「何よりも危険な存在が自分であることも知らずに」

男は横を通り過ぎようとしている。だが、私は体が何かに誘導されているような、そんな感覚を覚えながらーーー

「ーーーー冥界送りよ」

ナイフを一突き。男の首に突き刺した。飛び散る鮮血が身に降りかかり、黒いコートに掛かる。
その時点でもう体は自分の物では無かった。二回、三回、四回、五回。自分でも数えきれない程の回数、私は無言で男の首を抉る様にナイフを振るっていた。
自分がやっている行為に気付いた時には、男の首は原型を留めて居なかった。血に濡れた手とナイフ、肉が剥き出しになった男の死体。

「...ひっ」

軽く悲鳴を上げ、目を見開いた。自分がやった事の意味を、理由を、道理を、全く理解出来なかった。
誰の、依頼でもなく、自分で、人を、殺した。何故だ、何故、ナゼ、なぜ?

...そんな事は分からないが、ただ1つだけ分かる事がある

「絶対に...私がしたかった事じゃない...」

そう呟いたことも分からぬまま、ただ路地を歩き始める。
体には血の跡が付いている為、可能な限り隠密に、バレないよう。
出来れば皮膚に付いた雪溶け水が、その血を、先ほどの記憶ごと洗い流してくれれば良いのだが。

ふと前方を見てみれば、何やら4人組の男達が通り過ぎて行く。
異常に存在感のあるその集団に見つからぬ様に気配を殺し、一定の距離を保って後を付ける。
別にストーカー紛いの事をしたいわけではない、自分の目的地がそちらの方向に存在するだけだ。
物陰に身を隠し、4人の行方を見据えるーーーーと

「何...あれ...」

呆然と呟いていた。視界に映ったのは推定2m半程度の大男。先程から居た4人も自分にしてみればデカいが、こいつは規格外とかそういう問題じゃない。人間であるかも疑われる様な巨体に、数瞬の戦慄を覚えた。

その場から逃げ出す事も、向こうの場に突入する事もなく、暗殺者らしく物陰から気配を殺して観察する。一応15mは離れているし、いざと成れば離脱できるだろう、そう考えている。

103 :ミカエル ◆5Ee1Upsxyk :2014/06/08(日) 01:15:44.13 0.net
ミカエルは酒場を後にした。冒険者らしき男たちを一通り見下ろすようにして、
<これで締め切りだ>とばかりに、バタン、と酒場の扉を閉める。
暖炉の温もりが遮断され、いっそう寒さが強くなった。

サゥヴェルとそこに合流したフーバー、ハンス、そして僧侶ルデルとミカエルの5人は、
路地の外れにある「自警団支部」という黒樫の建物を目指し進んだ。

歩きながらルデルの話を聞く。
<ルデル・ボドリア><ファーデル教><スラム街の奉仕活動>…
寒さと吹雪の音の中、ミカエルはそれらの単語を反芻していた。

祖父の時代の頃、王国軍は北方民族らとの戦いで悲願の大勝利を収め、
クレーヴスを含む北部領土を征服した。
クレーヴスの西にあるメデリオトは特に東西南北へのルートが開けており、
王国側としては交易の重要拠点となり得る。
しかしながら、北方民族の統治は上手くいっておらず、生活水準や治安に大きな乱れがある。
いずれ北方民族が蜂起をする日も近いという。
だが、近いうちにメデリオトに王国の軍勢が送られ、城を建てて城下町として発展させ、
北方民族を纏めることになる。その際は、ファーデル教会の力が不可欠だろう――
と、いうのが兄・レオンから聞いた話だ。
「ミカエルという者だ。しかし、凄い体格だな。それも神のご加護というものか?」
皮肉たっぷりにルデルに話しかける。

(面倒なことにならなければ良いが…)
放蕩の身であるミカエルは領主の兄と違い、政務には大して興味はなかったが、
幼い頃から教会を通してカネの流れを見ている身としては、やはりルデルは胡散臭く映った。

>>102と、その時、後ろで只ならぬ気配に気付く。
この街に来てから、あまりにも不明確な「闇の波動」が多すぎるのだ。
「はぁっ!」
ミカエルは錫杖を高らかにかざすと、光球を発動させ、「闇の波動」がしたあたりで
爆発させる。威力の割に光の爆発音は小さく、すぐにあたりは静まりかえった。
人の気配は無いようだ。

「気のせいか…行くぞ」
錫杖を降ろし、斜めに傾けると右手の人差し指を立て、建物を指差す。
丁度王国を反映させた名君であるミカエル1世の肖像画にある、有名なポーズである。
気取り屋のミカエルはこういう「演出」が好きなのだ。

支部に到着し、黒樫の扉が開くと、サゥヴェルが招くと同時にミカエルは嬉々として
中へと入って行った。やはり寒いのは苦手なのだ。

104 :ハンス ◆LXkv5cXmPyY/ :2014/06/08(日) 06:39:05.30 0.net
「そのうちメデリオトに城ができる」

秋のころ、戦場近くの宿だった。
俺は入口の広間に据えられた暖炉を眺めて、
同じ戦場を共にし、共に生き延びた仲間との別れまで、しばしの閑談を楽しんでいた。
次に行く当てもない。
戦場に身を預ける楽しさにおぼれ、『騎士を忘れるべきだ』という言葉が、頭の隅でいつ
も燻っていた。
そんな折に、俺はその話を聞いた。

「北方か」
「知恵のない蛮族どもが荒れて、移民が苦労しているらしい。
 領主を立てて、体裁が整うまで、国が軍を派遣して治安管理だとよ」

国の軍。
その単語に、傭兵たちは一種独特の苦い表情を見せる。
ゾッとするほど『無感情な暴力』に特化したそのコンセプト。
ほかの誰よりも戦に長けた傭兵たちは、自分たちの職業の破滅に感づいていた。
相手は、今までの商売敵とは違う。
奴らは『国のため』に戦い、自分たちは『金のため』に戦う。
かかるコストが違う。
おまけに奴らは傭兵のように背を向けて逃げはしない。
誇りがあるから。命を投げ捨ててでも達成すべき職務だから。

抗いようのない不幸な未来への予感の中にいる傭兵たちの弱音まじりの雑談の中身は、自
然とこれからどう生き延びるかに集中した。

そんななか、ふと湧き出たその情報は、『騎士の出来損ない』になりかけていた俺の魂に
火をくべた。

「領主は騎士を雇うかな」
「さあな、けど国がいつまでも領主のお守をするわけもない。
 血筋と歴史と……それを証明する書類があるなら、可能性あるんじゃないか」

俺たちも、偽造でもして潜り込むか?
そんな冗談ともつかない言葉に、沸く笑い声。
それに背を向けて、俺はもう歩き始めていた。
わずかにあった別離の寂しさもどこへやら、足にはかつてのような力が戻っていた。

「おい、どこ行くんだ」

声を掛けて初めて、離れたことに気づいた彼らが、振り向いて俺のほうを見る。
俺はただ一言、
北へ。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

105 :ハンス ◆LXkv5cXmPyY/ :2014/06/08(日) 06:42:20.67 0.net
凍えるような寒さが身を貫く。
先ほどつけられた腕の傷も凍り付き、塞がるような寒さ。
血は流れないが、代わりにじくじく痛む。
熱のこもった、傷周辺の肉。
刃に毒でも塗られていたか、あるいは単に不潔な刃物だったか、
ともかくそのうち治療をする必要がありそうだ。
その痛み/寒さすら意識の外に置いて、俺はこの土地へ来た経緯を思い返しては、
クレーヴスで名を上げる意味と方法を考えて、そして行き着いたある悩みに惑っていた。

ここはメデリオトほどの要所でなくとも、今は人口で圧倒的に勝る。
もちろんそれこそがここへ来た理由だが、あの謎のテロリスト集団の拠点があるらしい、
という与太話への意識がなかったとは言えない。
大きな手柄の事を考えていると、時たま子供のころ聞いたあの話を想起し、ゲン担ぎのよ
うなものとして、結局はこちらを選んだ。
謎、というのはそのテロリスト集団の母数も正体も、その活動目的すら不明なところにあ
るので、
彼らのことを『北方領独立を掲げる集団』という現実的でありながら事実に則さない推理
をする者もいれば、
『地獄からの使者』とかわけのわからない予想をする声もあり、人によってその像は様々。

この世にその名が知られるのは、
模倣者でなく、確かに彼らが起こしたと確定できる、ただ一つにして歴史に名を刻む事件。
半世紀以上前、北方へ国王軍が侵攻する最中に起きた"ペトリファイ事変"とそれに伴う国
王誘拐。
テロリスト側のあまりに奇妙な要求と、それにおとなしく従った王国。
返還されても、妻に対してすら頑なに口を閉ざした国王。
その結末まで含めて、王国がその顛末の詳細すべてを、テロリストの要求通り文章にして
民衆に公開したこと。

それら、あまりに謎めいた事態の進行。
その中心に立つ、ほとんど『おとぎ話』に近い、"彼ら"。
その"彼ら"がなんという名前だったか、どうしても思い出せない。

ああ忌々しい、あれほど有名なものを。

その悩みのせいで、我ら一団に加わった自分より頭一つ大きな男も、ミカエルの不思議な
行動も、瞬間的に気になりはしたが深くまでは思い至らなかった。
しつこく考えながら、自警団支部の敷居を跨ぎ、顔を上げて、そこでようやく俺は思い出
す。
例の、王国が発布した事件の顛末についての文章、その最後に書かれた“彼ら”の有り様
を表すらしいとも言われた短い文。
やや間の抜けた印象を受けるその文章は、半世紀の時を経て、含蓄ある格言というよりは、
空いた侘しい空間を埋めるためのある種の飾りとして、時たまこの自警団詰所のような場
所に張り付けられていた。

曰く
『われら 大地を支える 庶民の味方
           地の底より あなたを 見ている』

思い出し、思わず悩みの答えが声に出た。

「ああ、そうか。
 『従士隊』だ」

106 :フーバー ◆A93WH9IFbE :2014/06/09(月) 22:59:56.74 0.net
>「黒騎士は騎士の誰よりも勇猛だ、ということわざがある」
>「俺は貴様らを救うぞ、断じて救う。神になど誓うものか、俺のこの強欲さにかけて誓おう」

(――救う? 救えるものか、救う必要があるものか。
……このような馬鹿は嫌いだな。度し難い程に醜い。――どうせその腹の中はその鎧と同じように黒いのだろう?)

男は、目を細めて、黒騎士に目線を向ける。
黒騎士。己の正義を貫く、その愚直な様。尊い意思ではある。
しかし、この地において、この場において。その尊さは何の価値も持ち得ない。
特にこの男、フーバーにとっては何よりも無価値で、唾棄すべきもので。
微笑みを崩さぬ男の目は、先ほどから僅かも喜怒哀楽のどの感情も宿してはいなかった。

>「ええ、いいでしょう。見たところ旅慣れた方と見受けられます、是非お話を伺わせて頂きたい。」
>「・・・ああ、所で長く冒険を続けられているという事でしたら何か職能の類をお持ちなのでしょうか」

「一応ですが、多少の金属加工術と剣技の心得程度は。
と言っても、こうしてまんまと儲け話に食いつく程度の者でしかありませんが。
足を引っ張りはしません。その点だけはご安心下さい」

謙遜を交えながら、腰から下げる冒険者のそれにしては華奢な細剣を示し。
その他にも、腰に巻いたポーチの群れには、幾つかの工作道具などが入っていた。
武闘派というよりは、罠の解除などの小手先の技術に長けたタイプだということが一見して印象づけられるかもしれない。

「……寒そうですね。すいません、マントを取ってきます」

外の様子を見て、フーバーは近くにかけておいたマントを手にとった。
フード付きで、防寒性のあるそのマントは、防水と防火加工を施された一級品だ。
身体を覆うそれは、地味ながらも質実剛健な――冒険者の道具としての存在感があった。
そのマントに身を包み、フードを目深にかぶれば雪国の冬の寒さであっても、さほど気になることはなかった。
迷いなく歩む。そして、思考は回転する。今共に歩む、利用するべき存在についてを。

(人気のない場所での殺人。噂では聞いていた、死体を私も見た。
――さて、狙われているのは後ろ盾のないものばかり。理由は、差別か、憐憫か。
どちらにしろ、碌な輩が為す物事ではないのは間違いない。……情報が足りんな。判断するにはまだ時期尚早か)

サゥヴェルの話を聞きながら、酒を好まぬ男は黙したまま後ろを歩む。
今の状況。そして、他のものの様子。これからどうするべきか。
そして、サゥヴェルが歩みを止める。視線の先には何が有るのか、巨体の僧侶が写っていた。

「――ああ。私としましては、仲間が増えるのは心強いばかりです」

現れた僧侶の発現に対して、フーバーは迷いなくそのような言葉を口にする。
崩さない笑顔。しかし目だけは笑わないまま。
どこと無く、フーバーは目の前の僧侶に己と似た気配を感じていた。
――要するに、決して信用出来ない、決して信用してはいけない人間だということ。
ベルトポーチに右手を伸ばす。鉄くずをひとつかみ。手のひらの中に握りこんでいた。

その警戒の中で、フーバーは感じた。己と似たもの。気配を消している気配≠セ。
つい、と右足を半歩後ろへと動かし、身体を半身として、視線を滑らせた。
目が合う。黒色の淀んだ目が、少女を無感動に観察≠オていた。その観察は程なくして終わる。
そして、目線を僧侶に戻す。そして、この男を殺すならばどのような術が居るのか。
この場のうち、他の全員を犠牲にしてでも自分だけは生き残る術は無いか。
思考する。全ては己のため、己の名誉と命――利益の為に。

「……まあ向かいましょう。その服装ではさぞかし寒いことでしょうし」

フーバーは、ルデルを促した。
ミカエルが先を歩き、フーバーは一行の一番後ろをとぼとぼと歩いて行く。
いかにも冴えないその様。しかしながら、それもどこまでが演技なのかは定かではない。
兎角、暫く歩けば支部へと辿り着き。皆が中に入るのを確認し次第、一番最後に支部の中に潜り込んでいくのだった。

107 :シンシア ◆dCajEjvGE. :2014/06/10(火) 03:30:25.11 0.net
「絶対なめられてる、やっぱり人間ってありがたみを常に感じさせなきゃ図々しくなるわね」

誰に聞かせるでもなく、一人呟く。シンシアは先ほど見つけた男の死体の前まで、戻ってきていた。
というのも、死体があったという報告を、シンシアが日々世話になっている《スラム》の元締めに話したところ、
その死体からなにか殺人者の手がかりが得られないか調べてみて欲しいと頼まれたのだ。
自分は医者であり、死者には関与しないといった旨を伝えたが、これ以上被害者を出さないためと言われ、仕方無く一人で戻ってきた。
幸か不幸か、死体はまだ残っていたが、寒気に晒されていたため、身体は冷えきり、殺されたおおまかな時間すら分からない。

「にしても、どうすればこんな風になるのかしら」

男の両脚である。高いところから落ちたような場合だと、折れると言うより砕けるためここまで綺麗にはならない。
これは、強い力で折られた折れ方だ。

「肋骨と肩の方も……って、どこもかしこも折れてるわね」

手の感覚と魔力を頼りに、損傷箇所を探っていく。
骨の折れている箇所を探すより、折れていない箇所を探すほうが大変というくらいに酷い損傷だ。
シンシアは冷え切った手をローブの中に入れ、暫く考え込む。この死体の状態から、何が分かるのか、ということである。

(全身の打撲痕から考えて、何か固いモノで叩かれたっていう線が強いわね)

そんなこと分かってもしょうがないけどね、とため息と共に吐き出す。
意味のない情報が手に入ったところで結局何も分からなかったのと同義だ。
最後に男の顔を見る、何の変哲もない顔。凄まじい激痛により死んでいったはずなのに、その顔はどこか安らかに眠っているように見えた。
よく見ると顔の両側にうっすらと細い痕がある。強い力で圧迫された時に付く痕。

「これって……指?」

痕の細さ――細いと言ってもシンシアの指の倍以上はあるが――からして、指で間違いないだろう、とシンシアは考える。
そして、顔の両側についているということは、殺人者はこの男の顔を手で掴んだということになる。
死んでいる男は、シンシアが今まで見てきた男の中では間違いなく大きい方だ。

「この顔を掴める手というと、相当手が大きくなきゃ無理よね」

自分の手を広げて、男の顔の前にかざす。シンシアは背も手も大きくないため当然ではあるが、倍近い大きさがなければ掴むことはできない。
例外はあるとはいえ、このレベルで大きい手を持つ人間は身長も大きいはずで、それも180cmや190cmではすまない。

「こんなところかな、とりあえず報告しちゃいますか、っと先に支部にいかなきゃ」

本来支部は《スラム》にはあまり関与しないが、このところの殺人については自警団の支部も見過ごせないようで、
《スラム》の元締めと協力体制で犯人を捕まえるべく情報を共有しあっている。
そのため、シンシアはここで得た情報を双方に伝える必要があり、この場所から近い支部に先に知らせようと思ったのだ。

108 :シンシア ◆dCajEjvGE. :2014/06/10(火) 03:32:22.55 0.net
>「おお、これは失礼しました
先に自己紹介をすべきでしたな
拙僧、名をルデル・ボドリアと言い、ファーデル教の信徒をしておる者です
教義に従い、この廃墟のスラム街で奉仕活動を行っていたのですが、資金が底を尽きかけておりましてな…
それを用立てるための仕事をずっと探していたのです」

特に聞き耳をたてていたわけではないが、支部に向かう道中で聞こえてきた会話にふと足を止める。
声の元をたどると、むさくるしい男の集団の中にいる一際大きい男が目に入る。

(あんな男いたかしら?)

シンシア自身《スラム》で起きていること全てを把握しているわけではないが、自分と同じように奉仕活動をしている人間がいるならば耳に入ってもおかしくない。
ましてや、あの大きさである。一度見たら、一生忘れられそうにない。
現にシンシアは、活動を始めてすぐに《スラム》中で話題となり、元締めと知り合ったという過去がある。

(どうでもいいわね)

しかし、シンシアの頭の中では、些細な疑問より、早く支部に行って暖をとりつつ茶菓子を食べることのほうが重要であると判断された。
支部に入ると、外のこごえるような寒気は嘘のように消え去り、代わりに暖かい空気がシンシアの肌に赤みを帯びさせる。
ローブについた雪を軽くはらうと、支部のカウンターへと向かう。
支部の男が近づいてきたシンシアを見つけると、顔を綻ばせて声を掛けてくる。

「おお、シンシアちゃん!」
「ちゃんはやめてって言ってるでしょ。 それと、馴れ馴れしく呼ばないで」
「はいはい」

シンシアは職業柄度々支部に呼ばれることがあるため、自警団の人間とは面識がある。

「それで、今日はどうした?」
「《スラム》の殺人のことで分かったことがあるの」

それを聞いた途端、自警団の男は緩んでいた顔を引き締め、そのまま黙ってシンシアの次の言葉を待っている。

109 :シンシア ◆dCajEjvGE. :2014/06/10(火) 03:32:50.58 0.net
「私がこの寒い中、たった一人で検死してきたことについてどう思う?」

“寒い中”と”たった一人”を殊更強調して問いかけると、自警団の男は呆れたように肩をすくめる。
張り詰めていた空気は一気に四散し、シンシアの目の前には暖かい茶と茶菓子が置かれた。
一旦話をやめ、もらった茶菓子を食べていると、シンシアは首筋に僅かな寒気を感じる。
何事かと振り向けば、支部の扉が開き、先ほど見た男達が入ってきたようであった。
シンシアはすぐに興味を失い、再び茶菓子をほおばった時、入ってきた男の中の一人が腕に怪我をしているのを目聡く見つける。
普段は隠れている場所だが、腕を曲げるとちょうど見えるようになっていた。

「ふぉっふぉ!(ちょっと!)」

茶菓子をほおばっていたためか、シンシアの口から出た言葉は言葉の体をなしていなかった。
回りの人間の視線を一手に受けたシンシアは顔を赤らめつつ茶菓子を飲み込む。
そして、小さく咳払いをして

「ちょっと、いいかしら。
その傷どうしたの?」

男に近づくと有無を言わせずに鎧を手早く脱がせていき、傷口に触れる。
傷口は凍り付いていているが、見たところそこまで深くはないようだ。
ただ手当をしていなかったため、あまり良い状態ではない。

「この程度の傷なら、怪我した直後に処置すればなんてことないのに。
いい年して自分の身体も面倒みられないのはまずいわよ、身体が資本でしょ?
それで、どんな感じ? 今も痛む?」

そう言いながら、暖炉の近くまで連れていき、凍り付いた傷口を溶かしていく。
そして、水で軽く傷口を洗い流す。
本人に聞くと、傷口の周りが熱を持ったように痛むということだったが、おそらく凍り付いたせいで凍傷に近い症状が出たのだろう。
シンシアはこの様子なら、わざわざ魔法を使うまでもない、と判断した。

「あとは傷口保護すれば大丈夫。もし、悪化するようだったら私に言って。
それと、くれぐれもそのまま外に出て『悪化した』なんて言わないように!」

そう締めくくると、今更になって頼まれたわけでもないのに、
何故こんなことをしてしまったのか、という後悔の念が沸いてくる。

「私はシンシア・ローレンス、この街で医者をやってるの。
職業柄そういう怪我を見ると黙ってられなくて、お節介だったならごめんなさい。
これからは気をつけるわ」

そして、カウンターに戻ろうとして、思い出したように振り返る。

「あ、それと、その鎧。こんな寒い中着てると身体壊すわよ」

110 :ケレブルム ◆MM666FJUb7o3 :2014/06/10(火) 19:19:19.94 0.net
「それって、つまり連続殺人ということ?」

ケレブルムは驚いてテーブルの上に身を乗り出す。
その向かいに座ったふくよかで恰幅の良い女性も同じようにして顔を近付け、耳打ちする。

「ああ、そうさね。しかも聞いたところによると狙われてるのは大抵腕に覚えのあるヤツばかりらしいじゃないか」

「“腕に覚え”って?」

「早い話が傭兵かなんかだろ。まあ中にはかよわい民間人も殺られてるそうだけどねえ、例えばアタシみたいに?」

女性のおどけた態度にケレブルムが楽しそうに笑うと、女性もそのぽっこり膨らんだお腹を抱えながら声を上げて笑った。


目の前の女性はこの酒場『ホワイトナイト』で働く店員の一人だ。
竹を割ったような性格という表現がこれ以上に当てはまる人間はそうはいない、酒場の活気が大変よく似合う女性だった。
マスターに惚れ込みこの店で働いているというもっぱらの噂だが、実のところはその逆だとか何だとか。
ともかく、雪の降る中、酒場など気にも留めずにその前を通り過ぎようとしたケレブルムを無理やり店の中に連れ込み、暖炉の前まで引きずってきたのがこの女性だ。
雪国には到底似つかわしくないケレブルムの格好に驚き、つい世話を焼いてしまったらしい。
そんな格好でなにやってんだい、早く中へお入り、ほら早く! と、それは凄い剣幕だった。
そして二人でテーブルを囲み談笑に耽りながら、今に至るというわけだ。

「その殺人犯ってきっと凄く強いんでしょうね」

「そりゃあわざわざ自警団が動くほどだからねえ」

「“自警団”ってなに?」

「正義の味方ってやつさ。アタシらを守ってくれる、ね」

お偉いさんよりよっぽど頼りになる、女性はまた大きな声を上げて笑った。

「自警団の人はその殺人犯よりも強いの?」

「アンタさっきから質問ばっかだね、ったく! そりゃ強いさ、バカが悪いことしようもんならキュッと一捻り」

そう言って右腕で首をへし折るような動作をして見せる、この太い腕ならそこらの男の細首など容易いものだろう。

111 :ケレブルム ◆MM666FJUb7o3 :2014/06/10(火) 19:20:56.96 0.net
「そういやアンタが来る少し前さ。ちょいと店の中で擦った揉んだあってね、いつものことだ。そこで自警団のお方が高らかに声を上げて営業して帰ってったよ、腕っぷしの強そうなヤツらを連れて」

「そう……」

じゃあ今回はそれにしようかしら、ケレブルムはどこか遠くを眺めるようにそっと呟いた。
その呟きは酒場の喧騒にまぎれて掻き消され、女性の耳には届かなかったようだ。

「オバチャ〜ン、酒持ってきてくれ酒〜!」

客の男の一人が大きく手を振りながら声を掛けると、女性が勢いづいて席を立って男に怒号を飛ばす。

「だれがオバチャンだって? アタシはまだピチピチの35歳さっ!」

女性の威勢の良いツッコミに客達の笑い声がこだまして店中を包む、外の雪景色など記憶の彼方に消えてしまうほどに暖かい光景だ。

「さあて、そんじゃあアタシはそろそろ仕事に戻るかねえ」

「ええ、お話をありがとう、おばさん」

「舌引っこ抜いてやろうかい?」

「ふふふ。お話をありがとう、おねえさん」

「よろしい! ……あっと、あの客まぁ〜だ寝てやがんのかい」

ほんとにもう、呆れて愚痴をこぼしながらカウンターに突っ伏して顔を埋めている客にずかずかと歩み寄っていく。

「ちょいとアンタ! ここは宿屋じゃないんだ、酔いつぶれんのもいい加減にしとくれっ!」

肩を軽く揺さぶってみるが、全く反応がない。
余程深く眠り込んでいるのか、もしくはカウンターに頭が張り付いてでもいるのか。
さっきよりも少し強く――女性にとっては少しだったが、一般的にはかなり乱暴な力で――肩を揺さぶる。
すると男の体はぐらりと傾き、そのまま――

「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁっ!?」

蛙を踏み潰したような女性の悲鳴が轟き、先程までの酒場の雰囲気は一変した。
酔い潰れて眠っている……ように見えた男の体は床に倒れ、斜めにぱっくり切り裂かれた頸元からはどくどくと鮮血が溢れ出してその場に真っ赤な水溜まりを作っていた。
見ればカウンターにも、男が腰掛けていた椅子にも、その下の床にも、血、血、血。
談笑や飲み食いを止めた客達も集まって、一定の距離を取りつつも死体を囲みながら口々に何事かを囁く。

「おばさん、その人死んでるの?」

いつの間にかケレブルムは女性の背後に立って、その横から顔を覗かせて暢気に死体を眺めていた。
女性は慌ててケレブルムを抱きしめた、その巨体で視界を奪って何も見せないように覆い隠す。

「若い娘が見るもんじゃないよ。……きっと例のヤツの仕業だ」

早いとこ自警団に報せた方がいいんじゃないか、客の一人が口に出すと他の客達も我先にとそれに同意し始める。
だが、誰も自分から動こうとはしない。誰かが行くだろう、誰もがそう言いたげだ。

「――その“自警団の人のおうち”ってどこにあるのか分かる?」

そんな中、屈託の無い声でケレブルムが女性に問い掛ける。

「……アンタ、まさか行く気じゃないだろうね」

「ええ、行くわ。誰かが行かないと」

どうせわたしもそこに行きたいんだし、ついでに伝言してあげましょうっと。

112 :ケレブルム ◆MM666FJUb7o3 :2014/06/10(火) 19:25:54.46 0.net
その建物は路地の外れに位置していた、黒樫で形作られた風貌からはどことなく物々しい雰囲気を感じさせる。
渋る女性をなんとか説得した為、大分遅れながらも『自警団支部』の場所を聞き出してここまでやってきた。
周囲には誰もいない、話に聞いた人間達はもう皆あの中に入ってしまったのだろうか。

「……やっぱりこのまま行ったら変かしら?」

寒空の下をワンピース一枚、裸足で歩くのはどうやら物凄くおかしなことのようだ。
それをケレブルムは、先程女性に酒場に連れ込まれる時に言われた言葉で多少なりとも学んだ。
しかし服はケレブルムにとっては重いのだ、酒場を出る時に女性に強引に押し付けられた暖かなローブさえも路地裏に捨ててきた程だ。

「うぅん、そうね。じゃあ、こうしましょう!」

誰かが投げ棄てたのだろう、隅に落ちている空のワインボトルを手に取る、やはり自分には重い。

「『突然扉を開けて飛び込んできたのは着の身着のままの傷ついた可哀想な女』…それならどうかしら? ちょっとしたお話みたいで素敵ね」

両手で細い口の部分を掴んでようやく持ち上げたそれを、全身を使って振り上げ、傍の壁面に思いきり叩き付けた。
割れてそこら中に破片が飛び散り、ワインボトルは特徴的な形状をした鋭利な刃物に姿を変えた。
それを前に構えて壁に押し当て、尖った部分を向けて、そして――体当たりするように思いっきり腹を押し込む。
柔らかな皮膚を、肉を突き破っていく、感覚はない。だが、大量の血液が積もった白い雪を赤く汚しているのでそれなりに傷は付いているはずだろう。
念の為、少し抉っておいてから深く刺し込まれたそれを引き抜くと、じゅぽりと音がして、次にびちゃびちゃと血がとめどなく流れ出し、ぶよぶよとした肉片が零れ落ちた。
血に塗れたワインボトルをその場に落として、腰を曲げて傷を覗き込んで確認する。

「ああ、少しやりすぎちゃった」

間抜け面のように口を空けて真っ赤な涎を垂れ流す腹部を両手で覆い隠すと、その場で踊り子のように爪先を立てて一回転する。
次の瞬間、傷は痕すら残さず幻のように消え去っていた。
残ったのは腹の部分が破れた服を着た無傷の女性と、その場に不自然に残る大量の血の跡と肉片。

「あそこまでやってしまったら普通は死ぬはずよね、やっぱりちょっと切り裂くだけにしましょう」

ワインボトルを構え直し、割れて尖った先端を今度は直接腹にあてがうと、そのまま一文字に引いた。


黒樫の扉をトントンと叩く音が支部の中に小さく響く。

「おねがい…っ、たすけて…! 痛くて死にそうなの…!」

苦痛に歪む表情を思わせる女の悲痛な声が、扉を挟んだ向こう側から聞こえた。

「ああ、あぁぁ…! お腹から血が…止まらないわ…。たすけてっ、このままじゃわたしも、あの人みたいに…殺されてしまう…!」


もう、いったいなんなのかしら…? この扉あまりに重すぎるわ、さっさと開けて入ってしまおうと思ったのに。
ああ、手で叩くだけじゃきっと聴こえないのね、勢いをつけて体当たりしましょう。
えいっ、えいっ! さあ、誰かここを開けてちょうだい。わたしは可哀想な人間よ。


再度、扉を叩く音。今度はまるで全身を叩きつけているような。
ドン、ドン、ドンドン、そんな乱暴な音が何度も、何度も。

「あぁ、嫌っ、痛い、苦しいわ…っ! うぅぅ…!」

痛いってこういう感じでいいのかしら、そんな迫真の演技を続けながら扉に攻撃を繰り返す。

113 :サゥヴェル ◆ow3/zGwEMbdk :2014/06/11(水) 22:23:08.18 0.net
>「拙僧、名をルデル・ボドリアと言い、ファーデル教の信徒をしておる者です
>教義に従い、この廃墟のスラム街で奉仕活動を行っていたのですが、資金が底を尽きかけておりましてな…
>それを用立てるための仕事をずっと探していたのです」

思わず腰のナイフへ手を伸ばしかけたほど、その遭遇は唐突であった。
度を越した大きさの図体、丸太と見紛うほど太いその腕、その他目に見える何もかも全てが、追っていた男の情報と寸分違わず一致する。
今すぐにでも喉元に電撃をかましたい勢いだったが、まだ手は出せない。捕らえるにも物証が存在しないのでは話にならない。
煙を吐き、それで動揺を紛らわす。

「心強いお言葉感謝します、歓迎しましょう。
 他にも話すべき事は多々御座います故、まずは自警団支部まで」

まずは屋内へ連れ込む。話によっては味方になるという希望的観測もあるが、せめてもの対策として。
あの図体だ、スピードも桁違いであろうその動きを構造物の中で少しでも緩慢にさせるためにはその方がいい。
元々管轄外であった支部なのだから心配をする必要も無いだろう。万が一の場合は建物の一つや二つは犠牲になってもらうしかない。

彼の言った「支部」は本当に近場で、大路地を挟んで斜向かい、酒場とは目と鼻の先の距離であった。
すぐ隣はスラム、地盤沈下だとかで放棄された地区が広がる。支部の窓からも見える陰惨な光景だ。
説明通りの質実剛健さを見せる、黒樫を幾重にも組んだ二階建ての屋敷。その頑丈な扉を4回、緩急をつけて叩く。

「サゥヴェルか」
「野暮用からの戻りだ。客も居る」
ギィーー・・・と鈍く軋んだ音を立てて扉が開き、さあお寒いでしょうと4人を先へ招き入れた。
最後尾で入ったサゥヴェルは扉を閉めると、再度その重い扉へ鍵を掛ける。
全員が真っ先に暖炉の方へ向かっていく中で、支部の番をしていた男が話しかけてきた。

「役に立つ連中なんだろうな」
「酒場で集めた面子だがな、・・・それとも男ばかりじゃ不満か?」

その男に向けたのは、営業トークとはまるで毛色の正反対なフランクな言葉遣い。
相変わらずの冷めた視線とはいえ――微かに楽観的な雰囲気が、その男の会話からは伺える。
また余裕の表情で、呆れた表情の男の顔に、今度は紫煙を吹きながら放った。

「・・・はあ、ユーコフ、暫く見ない間に仕事しながら女と垂れ込めるようになったか―――”ずいぶん偉くなったな”」
「シンシアちゃ・・・シンシアさんだ、この辺じゃ有名な医者だ。件の事で来てくれたまでだ」
「やれやれ、北の連中は色欲にゃ厳しいと聞いてたんだがな」

話題を切り上げつつ雪を擦り落とし、ユーコフと言うらしいその男を玄関から連れてくる。
支部1階の内装はいたってその辺の民家と変わらず、隙間こそ埋めてはいるものの、材木打ちっぱなしの味も素っ気もない造り。
別段自警団らしさと言ったような雰囲気も無く、その空間を埋めるように格言やら刀剣やらが、申し訳程度に壁に飾られている。
暖炉の周辺には長机といくつかの椅子があり、その一つでシンシア――スラムの医者だというその女が、長椅子で無邪気に茶菓子を頬張っていた。

「――ああ、そこに掛けて下さい」

サゥヴェルは吸殻を纏めると暖かな光を放つ暖炉へ投げ込み、暖炉の上に置いてあった簡素なポットを掴む。
少々低めのそのテーブルには、質素ではあるものの、酒場などではそもそも作られない、小洒落た茶菓子の類が籠に入れられていた。
発酵させたレモンバームの葉を含ませた程よい酸味のその茶を、不揃いなティーカップに注ぎ、テーブルの新たな来客へそれぞれ並べる。

114 :サゥヴェル ◆ow3/zGwEMbdk :2014/06/11(水) 22:25:03.36 0.net
>「この程度の傷なら、怪我した直後に処置すればなんてことないのに。
>いい年して自分の身体も面倒みられないのはまずいわよ、身体が資本でしょ?
>それで、どんな感じ? 今も痛む?」

鎧の男を見るなり、腰掛けて暖を取っていたシンシアが椅子から飛んでくる。
あの取っ組み合いの最中に随分な怪我をしていたようだ。全く、傭兵と言うのは我慢強いのか鈍いのか理解に苦しむ。
その凍傷への応対を見る限り、シンシアが医者であると言う話もどうやら本当のようだ。
治療を待って一段落すると、サゥヴェルも椅子の一つに深く腰掛け、新たな煙草に火を灯し、同時に口火を切った。

「まず報酬を用意して差し上げましょうか―――”これ”です。」

サゥヴェルは小さな麻袋から、そのごく小さな青黒い宝石を机上へ転がす。
―――その手に精通している者ならば、それは名を聞いただけでも竦み上がる代物。
よく見ると微かに淀んだ色の斑紋が見える、ある意味毒々しいとすら言える色彩のその石を軽々しく摘まみ上げ、手のひらで弄ぶ。

「”ペトロニウム”という名を聞いた事がありますか?「かの石は主を蝕みてその意を狂わせ、果てた主もまた石となる」
 ・・・有名なおとぎ話の一句です。私も真相は定かではありませんが、これはその結晶と言われているモノ。・・・この石はまだまだ低純度ですがね。
  はっきり言ってこれが取れるだけでも驚きなのですが、ここの所、裁判所や教会に突き出した連中の多くがこいつの高純度結晶を所持していたのですよ。
   いや――正確には「埋め込まれていた」とでも言いましょうか」

その石は一部が円錐状に鋭く尖っており、今にも肌へ食い込みそうな不自然な尖り方をしている。それを机へ突き立てると、サゥヴェルは何かの呪文を詠唱し始める。

「我ラ大地ヲ支エシ ??ノ?? ?ノ底ヨリ貴方ヲ見テイル。
  貴方ガ望ムノナラバ 我々ハ??ノ契リニ従イテ??ヲ与エン」

所々聞き取れないその呪文が終わると、石は黒く艶のある硬い木目の間へ生き物のように入り込んでゆく。
それは完全に埋まったかと思うと、直後、その切れ目から数発、どす黒い煙を噴出した。

「この鉱物は素でもなかなかの毒性ですが、この精錬物や結晶は<あるいくつかの術式や魔法陣に反応する>と言われています。
 独特の非常に強い覚醒魔法を起こし、副作用として突如の破壊衝動やそれによる快楽。
  「一部種族を除けば」周囲へ闇属性をバラ撒くのですぐ解かり、その"致死量”もかなり高い。
 こんなものの結晶を首の根に埋め込みでもすれば、容易く貴方達も<狂戦士>へと豹変出来るでしょう。事実、彼らの殆ども「首」からその結晶を産出したのですから。」
  ですが、同時に各地の錬金商では薬品となり相当の値を張るものとして重宝されます。交易街であるほど値も付く筈ですよ」

「さて、貴方がたへの要点はいたって簡潔です。
  貴方達はこの石に犯された者を見つけ出し、仕留めてそれを取り出さなければならない。
      しかしその結晶を自由に売り捌く事は構わない――――如何です?」

言い終わって、先刻鍵を掛けたあの玄関の扉を叩く音に気が付く。
音の割にドアの揺れは妙に小さいが、新たな来客ということは間違いない。
失礼、と席を立ち、その重厚な扉の止め具を外す。
勢いよく開いたそのドアから、恐らくは体当たりでもしていたのだろう勢いで、来客は玄関先から室内へ突っ込みその身を床へ投げていた。
そしてその来客の様子を見て、サゥヴェルは淡々とした口調でそう放つ。

「・・・シンシアさん、急患みたいですよ」

115 :名無しになりきれ:2014/06/14(土) 18:35:12.17 0.net
そういえば監視員は消えたのかw

116 :名無しになりきれ:2014/06/14(土) 21:03:15.27 0.net
ダークもこのままFOが相次いで終了かな?

117 :名無しになりきれ:2014/06/14(土) 21:08:16.65 0.net
終わってクレクレ

118 :名無しになりきれ:2014/06/14(土) 21:18:13.54 0.net
終わってクレクレ

119 :名無しになりきれ:2014/06/16(月) 20:33:27.22 0.net
今日の22:30になった時点でルデルはFOとみなす
クロウに投下権が移る

120 :クロウ ◆EtHzYLYZnU :2014/06/17(火) 00:09:33.53 0.net
距離を置いて動向を見守る少女には、複数の感情が渦巻いていた。
見つからずにやり過ごせた安堵。
あの人間達への好奇心。
そして、何よりも強い高揚感。

ーーーあの人達に付いて行けばきっと面白い事になる。
そう少女の勘が告げている。

121 :クロウ ◆EtHzYLYZnU :2014/06/17(火) 00:30:22.05 0.net
>>120/途中送信すいません

ならば、それに従わない訳がない。
無論、リスクも多少負うが、そんな物で戸惑う程この「欲望」とも言える感情は弱くない。
距離の所為で声は聞こえない。然しあの集団の目的地は大体予想が付いている。
幾つかの情報が頭の中でパズルのように形成され、嵌め込まれる。

「難件事項」「組合」「街の裏」「目の前の集団」「組合支部」

先程の恐怖に陥った自分は何処にも居なかった。
頭の中で組み上がった一枚の絵に、完全に意識を奪われ、魅了されている。

ーーーこの少女に、引き返すという意思は欠片も無かった。

後ろから距離を保って後を付ける。
その行動はやはり暗殺者と言うべきか、実に洗練された、迷いのない動き。
そして、組合支部に着いた所で、近場の建物の影から覗くように様子を伺う。

全員が入り終わり、更に鍵を閉める音が聞こえた。このままではどうする事も出来ないが、中に居る人物と一度話をしたい。
となれば、後は簡単だ。

「見た所は黒樫か…まぁ、ノックは盛大に…!!」

地面を踏み切り、一歩二歩と地面を駆ける。凡そ2秒後に、少女はその扉に向けて、全力で蹴りを入れる。
本来ならば暗殺で標的のバランスを崩す為に使うのだが、その威力はそこそこ。

扉を貫通ーーーという訳には当然行かないが、ドンッと言う大きな音と共に、ミシミシと音を鳴らして扉が軋んだ。
中の奴らも流石に気づかない訳がないだろう。ノックが聞こえるのにこれで聞こえないのはおかしい。

唯一の懸念は敵だと思われて問答無用で捕縛される事かーーー

122 :名無しになりきれ:2014/06/17(火) 00:41:41.66 0.net
ミカエルからクロウに攻撃魔法が飛んだはずだが、それはどこ行った?

123 :名無しになりきれ:2014/06/17(火) 19:27:21.25 0.net
a

124 :クロウ ◆EtHzYLYZnU :2014/06/17(火) 21:27:11.67 0.net
//指摘ありがとうございます
//>>121に挿入
ーーーこの少女に、引き返すという意思は欠片も無かった。

だが、そんな事よりも大問題。
暗殺者たる者、自分に対しての殺気には敏感に反応する。特に、それが手練れとなればーーー。

「ーーー...」

本来なら息を止めて瞬時に回避するべきなのだが、こちらに攻撃を撃ってきたということは薄々だが気配を察知されているという事。下手に軽業を使って離脱しても気づかれる可能性が高い。
光球を確認した瞬間、後ろにそのまま倒れ込む。その勢いで背中から地面に激突…せずに、背中を丸め、後ろに1回転。更に立ち上がりつつ1度後ろに跳ぶ。
これだけで爆発からは逃れられる。
下手な動きを見せるのは悪手だ。

そして、後ろから距離を保って後を付ける。
気配を察知されているということは、更に気配を押し殺せば良いという事だろう。

125 :ミカエル ◆5Ee1Upsxyk :2014/06/19(木) 23:33:36.13 0.net
>「かの石は主を蝕みてその意を狂わせ、果てた主もまた石となる」
サゥヴェルの言葉にミカエルが反応する。
「知っている」

ミカエルの声に、周囲が耳を傾けた。
「知っている。 ”ペトロニウム”とは、これの事であろう…?」
ミカエルが懐から茶色の小瓶を取り出し、同じ色で塗られた武器の先端部を取り出した。
「『ペトリファイ事変』そう、あの時、北方の遊撃隊が使っていた剣の一部だ。
これを食らうと、たとえ掠り傷であっても、その兵は発狂する…!恐ろしいものだ
教団がやはり、北方と絡んでいるということか」
持っておけ。何かの役に立つかもしれん。これは私の国、いや…故郷にもいくつか保管されている」
そう言ってミカエルはその先端部を小瓶ごとサゥヴェルに渡した。

「して、仕事は…むっ…?!」
バタン、と扉が開き、不思議な少女、ケレブレムが現れる。
「何だこの娘は… 何っ、怪我をしているではないか」
ミカエルが慌てて倒れるケレブレムを抱きかかえ、床に寝かす。
「…!!」
軽い、と瞬間的に分かった。こいつは人ではない。
「おい、そこの医者。こいつを治してやってくれ。”タダの怪我”ではないぞ
やはりこの街、おかしい、おかしい事だらけではないか…」
抱きかかえ、シンシアへと引き渡す。

「して、結晶の件は引き受けよう。他に報酬は…? むっ!」
サゥヴェルに再び向き直ったとき、窓が突然割れ、一話の小鳥が飛び込んできた。
緑色に輝くその鳥はハミング・レターと呼ばれる魔法生物で、ミカエルの長兄、レオンから宛てられたものだと直感する。
「私に、か… 中身は…どれどれ?」
その鳥は瞬く間に羊皮紙へと変化し、ミカエルの手に渡る。
内容は次のようなものだった。


<シメオンが行方不明。北方四旗の一人、オユンゾルが周辺部族を率いてメデリオト付近に移動。
国王陛下と私はそれぞれ兵を率いてメデリオト付近まで出陣する故、ミカエルには急ぎ城の居留守を任せる>


「…また戦争か…そして次兄上は行方不明と。何やら面倒だが、戻る以外に選択肢はあるまい」

サゥヴェルら数名に向き直り、すぐに仕事抜けることを宣言する。
「すまぬ…急用ができてな。やはり私はこれから故郷に帰ることにする。
また機会があれば会お、ぐぼっ!!」
扉に手をかけた途端、ミカエルはクロウの勢いのある蹴りによって弾き飛ばされた。

「おい!曲者だ、こいつを何とかしろ!」
どうやらスマートには立ち去れなかったようだが、この日ミカエルはクレーヴスを後にした。

126 :ミカエル ◆5Ee1Upsxyk :2014/06/20(金) 00:01:17.94 0.net
メリヴィア王国の歴史は長く、元々は大陸の北西部に位置し、
王都セントメリヴィアを中心にリルゼス川の周辺で数百年にわたり栄えてきた。
100年以上前から、大陸中央にある、広大な「中央湖」の沿岸へと進出し、
湖の北西部を治め、一気に豊かになっていった。
近年はヴィジテイル公爵領からさらに北の「北方方面」へも領土を拡大し大陸でも有数の勢力である。

中央湖沿岸では都市同盟勢力と対立しており、小競り合いが続いていたが、現在は大きな戦闘はない。
南からは帝国軍が中央湖南岸へと勢力を拡大しており、間には湖畔の中立都市リフティスを残すのみだが、
現国王がリフティスを仲介役として不戦同盟を結び、後顧の憂いは絶ってある。

つまり、王国側としては北方方面へと勢力を拡大する絶好の機会である。
王国北部のヴィジテイル公爵家を先鋒として、交易都市メデリオト周辺への開発部隊および外征が行われようとしていた頃だった。

北方軍がついにまとまった部隊を集結させたのだった。
国王ガブリエル3世は、ヴィジテイル公レオンに命じ、自らも出陣し、
本国からおよそ20000、公爵領から7000もの兵力を動員した。
そこにメデリオトの傭兵部隊も合わせ、兵力は3万あまりにも膨れ上がった。
北方四旗と呼ばれる将軍オユンゾルはメデリオトの北西の森に陣を構えており、両軍は対峙する。

127 :ミカエル ◆5Ee1Upsxyk :2014/06/20(金) 00:50:32.52 0.net
ミカエルは、メデリオトを経て、セントメリヴィアの東にある故郷リザンに入った。
彼は急務が嫌いだった。

聳え立つリザン城に背中を向け、暢気にも娘たちが暮らす城下町へと入っていった。
いくら火急の用事とはいえ、面倒なのはなるべく避けたい、だが状況だけは知っておきたい。
それがミカエルのポリシーのようなものだった。
彼は若年時代にファーデル教会の一員として「洗礼」を受け、ヴィジテイル家の三男として僧院で修行を
積まされた。
しかし、素行はお世辞にも良いとは言えず、ナタリアという修道女に手を出してしまい、あげくの果てに
子供を授けてしまった。子供は二人とも娘でベラとミラと名付けられ、そのまま修道院に預けられた。
ミカエルとナタリアは厳しく罰せられ、ナタリアは追い込まれて自殺を図るが、ミカエルは当時の父が
僧院に”力添え”をすることで赦してもらったのである。
僧院を実質追放されるような形で出た後もミカエルはこの街に何度か住んでいたこともあるが、
領主の息子ということで持ち前の弁舌と風貌から人気はあったが、また一方では「ノヴォー」(この地域で”アホ”の意味)
もしくは「ノヴォー様」などと言われ、あまり宜しくない評価も受けていた。

長女ベラと次女ミラは、まるで庶民の子のように自由にこの街で暮らしていた。
「ベラか、久しいな。…相変わらず商人の真似事をしているのか?」
街の一角で雑貨商人をしているのはベラ。すっかり商売人としての風格が出ている。
「あらお父様、レオン様が出払っているのに、行かなくても良いの?
風格とか言わないで貰えるかしら?私は商売のプロなんですもの!
年商はなんと200000!そういうお父様はどれだけ稼いでいて?」
「おのれ…父を馬鹿にしたな!私だってなぁ…」
その二人の姿は、若く見えるミカエルのこともあって、まるでじゃれ合う恋人のように見えなくもないが、
そこに一人の若い男がやってきた。

(あ…!あれは…ネロ王子…殿下!)
「ちょっとネル!あんたどこ行ってたの?早く手伝わないとお客さん来ちゃうよ!」
それは紛れも無く国王の嫡男であるネロ王子であった。生まれの遅い男児ということで、
まだ16歳程度ではあるが、とにかく放蕩癖があり、よく城を抜け出す問題児と聞いている。
ミカエルは見たことはあったが、どうやら娘は知らないらしい。偽名も使っているようだ。
「あぁ、ごめんごめんベラ。ちょっと美味しいものがあったからさぁ!」
(ダメだこの方は、軽すぎる!しかし、娘と仲が良いのならば…)

「おい、ミラ。あ、すみません、ちょっとこの娘を借りますぞ」
誰とは知らぬような顔でミラを呼ぶ。
「…」
「なに?商売の邪魔しないでくれる?」
「ミラよ、ちょ、ちょっとしたプレゼントなんだが…」
「え?」
「まぁ受け取ってくれ。ま、まあ良く分からんが、誕生日プレゼントってことで!ところであの男とは付き合っているのか?」
「…!!な、何言っちゃってるの?!そ、そんなのじゃないってば!」
ベラが明らかに顔を赤らめ、ミカエルに殴りかかる。こやつめ。
ミカエルが長女に渡したものは、長い旅の間に見つけた”魅力を最大限に引き出す”貴重な香水であった。
(これも家のためだ。幸せにな)

ミカエルは長女の商店を後にし、酒場へと向かった。
「お、ノヴォー様じゃん。チィーッス!娘さん来てるぜ」
「慣れ慣れしいなおい、領主様代理だ、って、アイツが来てるのか?」
この男は、ミカエルの悪友と言ってもいい、幼馴染で、酒場を経営しているジョンという男だ。
あちこちでこの”あだ名”を言いふらしているらしい。

128 :ミカエル ◆5Ee1Upsxyk :2014/06/20(金) 01:02:53.36 0.net
「うぃっす。親父、来たの?もう領主様とか言われてるけど、マジ?」
「ミラよ。その喋りはどこで覚えたんだ?何だその格好、ちょっとこっちに来なさい」
ミラはいかにも冒険者、という風体で、腹部や脚部が大きく露出する服装をしていた。
どうもミカエルは、次女に対しては親馬鹿らしい。
「ちょっと、引っ張んなって!こっちの方が動きやすいから良いの!」
「おいおい…ここなら良いが、外で男に襲われたらどうするんだ。良いか?男ってのはな…」
「だから、もう結構危ない目に遭ってるし、そういう男は全部ノしてるってば!」
確かにミラは、小さい頃から武芸の才能があった。今も相当の腕前と見る。
しかし父としては悔しい。
「そんな事言って、じゃあ私と腕相撲勝負するか?」
「良いけど?」
「え?」
娘の即答に慌て、すぐに何か言い訳を探す。
「あっ、お前、昼から酒など飲んで、だらしないぞ!」
「良いじゃーん、自分の稼ぎなんだし。親父もどう?飲む?奢るよ」
結局、館に帰るのを目前にして、散々飲まされた。
「何かあったら私を呼んでね。すぐ行くから♪ただし、お金は多少貰うけど!」
次女も次女らしくなったもんだ。安心してミカエルは館へと向かった。

名前:ベラ・ヴィジテイル
年齢:18
性別:女
身長:162cm
体重:50kg
スリーサイズ:87/59/89
種族:人間
職業:商人
性格:積極的で好奇心旺盛
能力:商売の才
所持品:基本的に武装は護身用のナイフ程度である
容姿の特徴・風貌:普通の街娘の町人の格好。ウェーブぎみの金髪や顔立ちに気品が残る。
簡単なキャラ解説:
ミカエルの長女。貴族の一族であることは一部でしか知られていない。
ガブリエル国王の長男、ネロ王子とはかなり親密な様子。

名前:ミラ・ヴィジテイル
年齢:17
性別:女
身長:164cm
体重:55kg
スリーサイズ:92/64/93
種族:人間
職業:冒険者
性格:血気盛んで無邪気で酒好き
能力:剣術
所持品:ロングソード、ブレストアーマー
容姿の特徴・風貌:あどけなさが残る傭兵風の少女。金髪と気品は父親譲り
簡単なキャラ解説:
ミカエルの次女。血縁については一部では有名である。しかし、冒険者としても名前を上げつつある。
父親にはかなり将来を心配されている。魔術の才能もあり、剣術では父親以上と思われる。

129 :ミカエル ◆5Ee1Upsxyk :2014/06/20(金) 01:24:26.19 0.net
北方では国王軍が本陣を構え、その両翼を諸侯、特に左翼にはヴィジテイル公レオンが構えた。
以前の北方との戦闘では武器に特殊な物質が塗られていた、という情報から、長らく王国では作戦が練られていた。
敵の槍兵に苦戦したため、今回は多数の弓兵と魔法兵を、交互に繰り出せるような手筈になっている。
前線兵力はあくまで防衛に努め、敵を引き付けて飽和攻撃を加える。そんな手筈であった。
「敵は機動力に優れております。少しでも動きがあればすぐに攻撃のご命令を」
<猛将>と呼ばれているグスタフ将軍が国王に耳打ちし、躍起になる。
「兵も疲れているでしょう。たまには休息を入れるとよろしいかと」
今回はファーデル教の司教も加わっていた。魔法部隊の一部で参加している。
地の利は明らかにこちらにあるように見えた。
森の中から「彼ら」が現れるまでは…
そう、今回は始めから敵は正面からの攻撃を狙ってはいなかったのだ。
それが後の悲劇に繋がった――



ミカエルが城館に戻ると、入り口では早速多くの兵たちが出迎えた。
「ミカエル様、お帰りなさいませ」
「領主様!お待ちしておりました!」
「ノヴォー様!」
「その呼び方はやめろ」

政務室では、兄に仕えていた文官が恭しく頭を下げ、
現在の状況について詳しく説明をはじめた。
やはり、放蕩弟としての不信からか、たどたどしさがあり、どこか不安げな感じではある。
しかしながら、ミカエルはその良い意味で悪いイメージから畏れられることはあまりなく、
恐怖心のよなものは配下にはなかった。そういう意味ではやりやすい。
放蕩の日々のおかげで、敵の意図はある程度読めてきていた。頭が冴える。
「良いだろう。兄上が戻るまで、しばし私に任せておけ」
かくして、彼は”一時的に”という形で、ヴィジテイル公爵代理となった。

  
 ―― この男こそが、後のメリヴィア国王ミカエル4世”開放王”である ――

130 :ミカエル ◆5Ee1Upsxyk :2014/06/20(金) 01:25:31.24 0.net
【ミカエル・ベラ・ミラをNPC化します、ありがとでした、途中抜けすみません】

131 :ハンス ◆LXkv5cXmPyY/ :2014/06/22(日) 00:38:40.81 0.net
「『これを体の一部の如く着こなせ』とは我が家の家訓でな」

シンシアの呆れ混じりの忠言にそう返しながら、とは言えことあるごとに機会を逃しただ
けなんだが、と道化ぶって付け加える。
だが、今こそその機会だ、と兜を持ち上げて小脇に抱えた。
途端に暖炉の熱が顔を照らし、寒さでこわばった頬を溶かす。視界が広がる。

「感謝するよ
 ただ……君のような若い、それも女の医者がいるとはな。
 いいや、皮肉じゃあない純粋に驚いただけだ」

マントルピース、暖炉の上の棚、に兜を。診て貰うため外していた小手も立てかける。
背後からサゥヴェルとユーコフ、はじめから支部にいた男、が語り合う声。
説明までしばらく掛かりそうと踏み、その間に手を握り、開きを繰り返し、傷の具合を確
かめる。
診てもらって楽になったからか、痛みも気にならない。
まったく、『病は気から』とはよく言ったものだ。
己の体の現金さに呆れつつ、座るのに邪魔な腰の部位も取り外す。

「こんなナリでも、魔を断つとまで称された逸品なんだ。
 あまり貶してくれるな」

その間にも、シンシアの揶揄が背後から突き刺さる。よっぽど、家訓、などという瀟洒な
言葉が今のこのみすぼらしい身に似合わなかったらしい。
そこに被せるように横から質問、俺は声の元を見る。

「ただの例えだよ、あー。
 フーバーか、いい名前だな。よろしく頼む」


目深に被ったフードを脱いで、質問を投げかけてきた男が近づく。
艶のある黒い髪の、どこか影のようなあやふやな印象を受ける男。フーバー。一行の最後
尾にいた男だ。

「……調べさせたが、学者によるとそのような機能は無いらしい。
 錬金術師としては、やはり気になるかな?」

彼にとって、ふと沸いた好奇心を満たすため、程度の質問だったのか、自分の名前を答え
たきり、それ以上何も言わなかった。
愛想のない奴だ、と少し呆れる。補足の言葉が宙ぶらりんになった気がして、すわりが悪
い。

「フムン、腹が痛いなら彼女に診て貰うといい。
 ついでにスカウトしてくれよ。美人な医者がいると捗る」

シンシアの胡乱げな視線をかわして、暖炉に背を預け、自警団支部全体を見回す。
仮にも治安を預かる施設らしく、あばら屋というわけではない。雪に耐えられるよう太い
梁が張り巡らされた堅牢なつくり。
暖炉を中心としたこの広場には、不特定多数が暖をとれるよう扇状に配置された、形も質
も不揃いな椅子やソファー。
そのあたりで、一行のめいめいは好きなように、大抵は椅子に腰かけてくつろぐ。
そんななか目につくのは、巨大、という修飾がよく似合う男。坊主らしくかしこまって、
律儀に直立して待っている。それだけなら木偶の坊のような印象。
しかし、同じく格闘を嗜む者として、すぐにわかる。鍛え抜いた体幹。立つ、という意識
を介するのが難しい運動に際して、一切のゆらぎがない。
不躾に眺め過ぎたか、俺の視線に気づいて、ルデル・ボドリアはこちらを向きにこやかに
ほほ笑んだ。

132 :ハンス ◆LXkv5cXmPyY/ :2014/06/22(日) 00:39:37.64 0.net
「何か悩みでもおありかな?」
「いいや、俺よりデカい奴が存在することに驚いていたんだ。
 むしろアンタのほうが、俺に何か言いたいことでもあるようだな」
「ほほう、それはなかなか面白い見解ですな。フム、では一つだけ」

俺はこの男の視線の動きを見逃さない。傷、この男は俺の腕の傷を見た。――なぜ?

「あなたは正義の人のようだ。少なくともそれを自認しておられると踏んだ。そしてそれ
はあなたの誇りでもある。
 ――その意識は変わらぬまま、悪道に身を委ねることがあるのなら、如何にか?」
「作麼生に説破とはな。坊主らしい問答だが、生憎おれは正義の人じゃあない。買い被り
だ。
 正義と観られたのなら俺はここにはいないが、現に俺はいまここにいる。それは正義で
なかったからだ。ならそんなものは、糞くらえ、だよ」
「私が問うたのは公共の正義ではないのだが」ルデルの眉が少しだけ歪む。
「……まあいい、言葉足らずだったようだ。
 あなたが騎士たる主体を己とみなすなら、公を主とする騎士らしい答え、それの歪んだ
もの、それこそがあなたなのだろう。
 『深淵の月』はすべてを見そなわす。貴方が貴方の悪道に堕ちたのなら、それはきっと……」
「悪いが宗教に興味はないんだ。
 俺の神は海の底で眠っている。これまでも、これからも」

たちの悪い勧誘につながる気配を読んで、それ以上の会話を打ち切る。まったく、ファー
デル教徒が月、月と五月蠅く言い始めたらこの手に限るというものだ。
ルデルは笑みを崩さないまま、「問答での救いは難しいですな」とつぶやき、その鍛えら
れた腕をすっと撫ぜた。
問答以外で坊主がどう救いをもたらすのか若干気にはなったが、
今は同僚との会話を終えて、椅子の一つに腰かけようとしているサゥヴェルに注意を払う
べきだろう。
俺も手近な椅子に座り、勧められた茶菓子には手を付けずに傾聴する。
シンシアのみ、他人事らしく菓子と茶に重きを置いて、食い漁り、貪り飲んでいた。

>「まず報酬を用意して差し上げましょうか―――"これ"です。」

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

133 :ハンス ◆LXkv5cXmPyY/ :2014/06/22(日) 00:40:23.46 0.net
「それでこの傷は大丈夫なんだな?
 このペトリファイだかとは関係ないんだな?」

シンシアに再度確認する。うなずく彼女は、同じ確認を何度も繰り返され、すでにウンザ
リした様子だったが、こちらからすれば気が狂わされる瀬戸際なのだ。
正直に言って、なりふりは構っていられない。
まったく、『悪道に身を委ねることがあるなら』だって?心底『糞くらえ』だ!

「それにしても、どうしてこうも立て続けに子供が。
 そういう祭りでもあるのか?」

戸口に立ってお菓子をおくれって、そいつは秋にやるものだろう。

「まあ、こいつはその程度の行儀もなってない糞ガキだが」

足首を捉えられ、逆さに吊られた『それ』を片手で軽く持ち上げて見せる。突如としてこ
の支部に飛び込んできて、すばしっこく逃げ回ったあとようやく捕えられた、いまだに一
本釣りされた魚さながらの暴れっぷりを見せる『それ』。
名前を吐かせたところクロウ・クロックというらしい"少年"。
その向かい側では、シンシアが首を傾げてしげしげと、クロウとは対照的に真っ白な少女
(今は血まみれだが)の『存在しない傷』を探している。彼女の言っていることはどこか
世間ずれしており、個人的にはあまり相手にしたくない。嫁に出された妹を思い出す。
彼らと入れ違うように、報せを受けて去ったミカエルの独り言に含まれた「戦争」という
単語も気にはなったが、なにしろ事が複雑になってきて、それ以上の気が回らない。

「――祭りは、ある。地の悪霊を仮装して鎮める祭りだ。
 しかしこのことには関係はないだろう、今日じゃない。
 あれは明日だ……だよな?シンシアちゃん」

散々な目に逢ってか、大分立てつけが悪くなった入口の扉を修理するユーコフが、片手間
にそんなことを言う。

「祭りの最中に例の気狂いどもが暴れるかもしれんのか。嫌な話だな」

言いながら、だからサゥヴェルはこんな荒い手で人を集めたのか、と納得する。人を選ぶ
余裕などはじめから無かったというわけだ。
姑息な手を使って逃れようとしたクロウの両足を捕えなおしてから、俺はサゥヴェルに向
きなおった。

「サゥヴェル、さっきの提案だが、俺は受けるよ。
 だがこいつらの処遇はどうする?このガキも素人じゃないし、そこの寒そうな格好のお
嬢さんも訳ありのようだ。
 それに、俺は聞き逃しちゃいないぞ。あんた、ここに来る途中、今の依頼すら『案件の
一部』と言ったな。
 裏でどんな大事が起こっているかしらないが、この程度の"深さ"に関わっただけで終わ
りにする気はない」

これは興業なのだ、と俺は再度認識する。悪党を数人倒したところで名声は広がらない。
仕えるに値する領主に認められることもない。
俺は名声を欲している。単なる自己顕示欲ではない、必要なものとして。

134 :名無しになりきれ:2014/06/22(日) 00:49:55.82 0.net
よう従士
機械だけは出すなよ

135 :名無しになりきれ:2014/06/22(日) 11:36:00.02 0.net
ハンスにイエローカード、です。

136 :名無しになりきれ:2014/06/22(日) 23:26:21.26 0.net
47 :こいよwwww:2014/06/22(日) 22:43:40.95 0
http://hiezan.chatx.whocares.jp/

137 :名無しになりきれ:2014/06/23(月) 01:43:30.11 0.net
イエローカードです(キリッ)

138 :名無しになりきれ:2014/06/23(月) 01:50:17.49 0.net
もうキムチカードに近いけどな(笑

139 :名無しになりきれ:2014/06/23(月) 13:46:32.40 O.net
ミカエル×ベラ&ミラの近親相姦フラグ

140 :名無しになりきれ:2014/06/23(月) 17:57:00.77 0.net
どうやったらその流れになるんだよ?

141 :名無しになりきれ:2014/06/24(火) 07:51:38.56 0.net
マルコシアスを呼べばそうなるだろ
もし従士が原因でここ潰れたら
結構な確率で見てると思われるマルコシアスにエンディング書いてもらおう
奴ならできるはずだ

142 :名無しになりきれ:2014/06/24(火) 22:47:37.41 0.net
もういねえだろ

143 :名無しになりきれ:2014/06/24(火) 23:15:59.75 0.net
真面目な話マルシコアヌスは責任感のようなものからエロ文章書いてるから
FO者が出て崩壊しても絶対に自スレ以外でそんな事はしない
ただし読んでいる可能性はあるので、頼めば完全終了後に書いてくれる可能性も微レ存

ところで俺はここにいずれ評価を下す予定だが
最低点は出しゃばった上で無責任にFOしたルデルでほぼ確定で
20点以下と算出できる
ミカエルは場を動かした上、抜ける際に宣言しある程度の行動を施したので50点以上は行くと思われる
あとは頑張れとしか言いようがないな
お前らの行動にかかっている

144 :名無しになりきれ:2014/06/24(火) 23:22:59.62 0.net
余計なお世話だチンカスやろー

145 :名無しになりきれ:2014/06/25(水) 00:06:23.70 0.net
>>144
貴様のチンカスを寄越せ

146 :名無しになりきれ:2014/06/25(水) 20:18:09.43 0.net
>>145
お前のチンカスは何色だ?

147 :名無しになりきれ:2014/06/25(水) 21:12:23.93 0.net
>>146
不敬であろう!
まずは貴公が先に答えるべきだ!

148 :名無しになりきれ:2014/06/26(木) 08:00:57.63 0.net
恥ずかしいけど言うよ…白なんだ。
でも凄く臭いよ。

149 :名無しになりきれ:2014/06/26(木) 09:09:28.54 0.net
恥ずかしい奴だな

150 :名無しになりきれ:2014/06/26(木) 09:10:40.94 0.net
ダクファン

151 :名無しになりきれ:2014/06/26(木) 09:11:47.26 0.net
シキシド

152 :名無しになりきれ:2014/06/27(金) 00:33:54.09 0.net
はいフーバー終わり

次シンシアな
さっさと書けよ
マジでダーク終了するぞ

153 :シンシア ◆dCajEjvGE. :2014/06/27(金) 22:07:58.38 0.net
>「感謝するよ
 ただ……君のような若い、それも女の医者がいるとはな。
 いいや、皮肉じゃあない純粋に驚いただけだ」
「若くて女ってだけでなめられるのはなれてるから、別に良いわ」

シンシアはそれだけ言って会話を打ち切ると、再び茶菓子を食べ始める。
ハンスを含んだ一行が何かを話している声が、途切れ途切れながらもシンシアの耳に届く。
それから推察するに、最近多発しているスラムでの殺人についての話らしい。
暫くすると、ハンスがやってきて、シンシアへ執拗に傷のことを問いかけてくる。

>「それでこの傷は大丈夫なんだな?
 このペトリファイだかとは関係ないんだな?」
「同じ事を何度も言わせないで、”多分”大丈夫よ。
絶対大丈夫って言葉が聞きたいなら、他の人に聞いて。
こういう仕事やってると、絶対って言葉は使えないから」

>「・・・シンシアさん、急患みたいですよ」

ハンスとの会話に一区切り付いた時、扉から白いローブのようなものを纏った女――ケルブレムが倒れ込んできた。
シンシアはどうせ酔っぱらいかなんかだろう、と高をくくっていたがケルブレムの服についている大量の血を見て目の色を変える。

「ちょ、ちょっと、大怪我じゃない!」

慌てて駆け寄ると、ローブに忍ばせていたナイフを使い、服を切り裂いていく。
男ばかりの場所で服を切り裂くのはどうかと思ったが、この状況でとやかくいっている暇はないと判断した。

「あれ?」

ケルブレムは確かに怪我をしていた。
ただ、それは服についている大量の血から、シンシアが想定していた怪我より遥かに浅いモノだった。
軽い怪我ではないが、一刻を争うほどの怪我というわけではない。
シンシアはケルブレムの腹部に手を当て、傷がずれないように固定して治療魔法を使う。
シンシアの治療魔法は少々特別で、傷を即座に治すというより、
生物の持つ自然治癒能力を極限まで高めることによって治療する。
ケルブレムの腹部の傷は徐々に塞がっていき、数分後には完全に塞がった。

「これでよし、と。
何があったかはあそこらへんにいるおじさん達に言ってあげて」

ケルブレムはシンシアの言葉を聞くと何も纏わずに起き上がる。
周りの男の目線が、豊かなケルブレムの肢体へと向かっているのを見て、ためいきをつくと

「服くらい着て、それと靴はきなさい」

先ほど切り裂いた服を、強引にケルブレムへと巻き付けた。
もういいだろうと一息つくとカウンターに戻る。
出された茶菓子は殆ど食べたはずだが、先ほどより茶菓子が増えていた。
シンシアへの一仕事終えた報酬なのか、それとも支部に来た人達へのもてなしなのか。
どちらか分からなかったが、とりあえずシンシアは茶菓子を食べることにした。

154 :シンシア ◆dCajEjvGE. :2014/06/27(金) 22:08:58.00 0.net
>「――祭りは、ある。地の悪霊を仮装して鎮める祭りだ。
 しかしこのことには関係はないだろう、今日じゃない。
 あれは明日だ……だよな?シンシアちゃん」
「同じ事を何度も言わせないで、って何度言えば分かるの?
馬鹿らしくなってきたから、もういいわ。
祭りは……そうね、確かに明日よ、大した祭りじゃないけどね」
「それでちょっと提案なんだけど」
「お断りするわ、今日はもう疲れたの」
「こいつらに、スラムを案内してくれないか?
殺人が起きた場所とか」
「あの、私の話聞いてた?」
「シンシアちゃんが案内してくれないと、調査がはかどらなくて明日の祭りで被害者がでるかもなあ。
結局仕事が増えちゃうかもなあ」

わざとらしいユーコフの言葉に、シンシアは手元の茶菓子をユーコフの顔に投げつけることで応えた。

「私が怪我したら、貴方が責任もって患者を診なさいよ」

シンシアは立ち上がり、支部を見渡す。
かなり屈強な男達が揃っており、よほどのことがない限りシンシアへと危害が及ぶ可能性はなさそうだ。

「何か起きたら全力で私を逃がすように。
付いてきたい人は勝手についてきて」

そういって、サゥヴェルの連れてきた一行を引き連れ、支部から出る。
少し前に検死した死体のある場所へと一行を案内する。
かなり雪に埋もれていたが、まだ死体は残っていた。

「見て分かる通り、これがおそらくペトリニウム?に蝕まれた人間による殺人よ。
外傷の具合から見て、快楽殺人である可能性は極めて高いわ」

そこまで言って、シンシアは自分が支部に行った理由を思い出した。

「そういえば、この死体から推測すると、犯人はかなり大柄で力のある人間ってことが分かったわ、まず男でしょうね。
だから、スラム付近で見かけられた大男が怪しいってこと」

一行にしたり顔で説明していたシンシアは、ふとルデルに目を向ける。
今までシンシアが見たことのないほどの巨躯、大きな手、そして体中が筋肉でもりあがっている。

(この人くらいの手の大きさなら……大きいだけで疑っちゃ失礼よね。
待って、そういえばこの人スラムで奉仕活動をしてるって)
「そこの大きい人、いや貴方じゃなくてもっと大きい方」

反応したルデルとハンスの両者に対してシンシアはルデルの方を指差す。

「貴方、スラムで奉仕活動をしていたって言ってたわよね。
よかったら詳しい内容を教えてくれない?
私も貴方と同じようにここで奉仕活動をしているから、ちょっと気になって」

ルデルは更に笑みを深めていく。
一見すると柔和そうな笑みではあるが、どこか言葉にしがたい違和感がある。
シンシアはそれを見て一歩二歩とルデルから距離をとっていく。
ほぼ間違いなくルデルは犯人であると確信したからこそ、襲われない位置へと下がっていく。
そうしてハンスの後ろまで下がると、両手でハンスを前へと押した。

「もし大怪我してもただで治してあげるから」

155 :名無しになりきれ:2014/07/02(水) 02:18:57.04 0.net
お疲れ

156 :名無しになりきれ:2014/07/02(水) 03:19:41.99 0.net
はいここも終了

157 :名無しになりきれ:2014/07/02(水) 08:28:36.32 0.net
分かってると思うが
ケレブルムも今日10時時間切れな

次のハンスはさっさと構えとけ

158 :名無しになりきれ:2014/07/02(水) 12:30:37.57 0.net
時間切れだオラ

159 :名無しになりきれ:2014/07/02(水) 13:21:24.71 0.net
>>157
毎度偉そうに書いてるお前は何様なんだよ
参加者じゃないなら黙って見てろ

160 :157:2014/07/02(水) 13:44:25.16 0.net
>>159
あ?俺様は神だ
俺様の言葉は絶対の法だ糞野郎

161 :名無しになりきれ:2014/07/02(水) 20:04:25.29 0.net
>>157
なぜハンス?
偉そうなこと言う前にターン確認しろカス

162 :157:2014/07/02(水) 20:10:15.63 0.net
だまって俺様に従ってりゃいいんだよ雑魚どもが

163 :名無しになりきれ:2014/07/02(水) 20:17:22.86 0.net
頭悪すぎて草

164 :157:2014/07/02(水) 20:24:25.39 0.net
貴様らがどれだけ喚こうとも現実は何も変わらない
あー愉快愉快

165 :名無しになりきれ:2014/07/03(木) 07:55:55.66 O.net


166 :名無しになりきれ:2014/07/03(木) 14:37:58.35 O.net
オワタ?

167 :名無しになりきれ:2014/07/03(木) 15:44:00.82 0.net
終了

168 :名無しになりきれ:2014/07/04(金) 08:42:31.82 O.net
or2ホ

169 :名無しになりきれ:2014/07/05(土) 01:05:05.75 0.net
はい、ケレブルム終了
次はサゥヴェルか? さっさと書けよ

書かなければ壮絶なエンディングを俺が書き下ろしてやる

170 :名無しになりきれ:2014/07/05(土) 12:02:56.30 0.net
>>169
頼む

171 :名無しになりきれ:2014/07/07(月) 20:44:16.92 0.net
ミカエルさっさと後方支援しろよ
口だけかよ

172 :名無しになりきれ:2014/07/08(火) 10:48:16.81 O.net
今更何を言ってんだよ。ミカエルは口だけの飽きっぽいヤツだろ。
ヘヴィー、ハードも続かずにこのスレ立ててんだから。

173 :名無しになりきれ:2014/07/08(火) 10:52:04.25 O.net
ホントにやる気あったら自キャラをあんな風に殺したりしない

174 :名無しになりきれ:2014/07/08(火) 10:53:47.14 O.net
ミカエル「もう飽きた寝る」

175 :名無しになりきれ:2014/07/08(火) 21:07:10.90 0.net
>>173
ミカエルいつ殺たし

176 :名無しになりきれ:2014/07/09(水) 00:18:41.43 0.net
次クロウだな
もう既に推定3名しか残っていない

177 :名無しになりきれ:2014/07/09(水) 08:42:43.00 O.net
もうキャラハンは誰もいないと思う

178 :名無しになりきれ:2014/07/09(水) 08:43:44.28 O.net
さようなら

179 :名無しになりきれ:2014/07/09(水) 10:38:13.77 O.net


180 :名無しになりきれ:2014/07/10(木) 00:44:37.80 0.net
もうミカエル書いちゃって良いんじゃね?

181 :名無しになりきれ:2014/07/11(金) 00:47:22.33 0.net
書いていいよ
俺が許可する

182 :名無しになりきれ:2014/07/11(金) 10:44:15.56 0.net
俺は許可しない
諦めろ

183 :名無しになりきれ:2014/07/11(金) 11:44:56.59 O.net
飽きっぽいミカエルが続けられる筈がない

184 :名無しになりきれ:2014/07/11(金) 20:06:31.16 0.net
やってみないとわからんだろ
やらせてみろ

185 :名無しになりきれ:2014/07/12(土) 21:35:20.61 O.net
出来るもんならさっさとやれ
できもしないで大口ばっか叩いてんな

186 :名無しになりきれ:2014/07/19(土) 02:52:23.90 0.net
どうなんだここ

187 :名無しになりきれ:2014/07/19(土) 09:31:55.74 O.net
ご覧の通り終わっております

188 :名無しになりきれ:2014/07/22(火) 07:10:53.51 0.net
もはやミカエルが動かないとどうにもならないんだよなぁ・・

189 :名無しになりきれ:2014/07/22(火) 08:49:08.73 O.net
ミカエルは死にました

190 :名無しになりきれ:2014/07/22(火) 15:47:59.62 0.net
ダークファンタジースレとは悲劇なのか

191 :ミカエル ◆5Ee1Upsxyk :2014/07/31(木) 23:59:06.68 0.net
国王ガブリエル、レオン公爵の戦死が確認された。
陣をメデリオトから引き離し過ぎた結果、伏兵に後方から奇襲され、一気に崩されたのだ。
挟み撃ち。前方のオユンゾルの本隊は多くがフェイクだった。
さらに弓兵や魔法兵には速度の高い遊撃兵が使用され、毒によって多くが命を失った。
レオンの斥候が放ったハミング・バードにより伝えられた。
既に北方側はメデリオトを包囲しているらしい。攻略されるのも時間の問題だった。

ミカエルは兄からのかねての相談通り、斥候を中心とするありったけの1500の兵を率いてメデリオトに向かった。
また、次女・ミラにはヴィジテイル領の孤立を防ぐため、傭兵団を終結させるよう、頼んでおいた。

ミカエルがメデリオトに着く前に、高速で斥候たちを放ち、一気にメデリオト城内に侵入させた。
もちろん、メデリオトの実情に詳しい者が多く含まれている。

「もはやメデリオトは落ちたも同然…一気にいくぞ」
オユンゾルは、騎馬の上から随伴する妻・オユンゾラに話しかけた。
その時だった。
「な。何だあれは…!」
メデリオトを包囲していた北方兵が駆逐され、いつの間にか城から兵たちが
飛び出してきたではないか。
さらに、南からはミカエルの軍が攻め寄せた。
そして笛の音が響きわたる!

オユンゾルの部隊に投降したメリヴィア兵が再び寝返り、
彼の部隊は3方向から攻められることとなった。
「馬鹿な!すぐに体制を立て直せ!敵は少数だ…!」

ミカエルは既に予知していた。
オユンゾルの本隊はまだ2万近くおり、ミカエルの1000、メデリオトからの2000、
寝返った2000ではせいぜい5000程度。兵力では圧倒的にオユンゾルが有利であった。
しかし、遊撃兵の一部は作戦から離脱しており、北方兵はまさかの挟撃に浮き足立ってしまっていた。

北方軍はミカエルの王国軍に次々と討ち取られ、
あっという間に四散し、オユンゾルは妻とともに捕らえられた。
ミカエルの前に再び、ハミング・バードが現れる。
ミカエルの目が変わった。もはや覇者の目つきであった。

192 :ミカエル ◆5Ee1Upsxyk :2014/08/01(金) 00:20:11.18 0.net
ミカエルは同時に王都の動向についても斥候を放っていたのだ。
外出していた長男は免れたが、王位継承者として高い位置にいた次男・三男が、
国王の妹婿であるダラス公爵によって暗殺され、ダラスが次代国王になる宣言を出した。
これに反発した旧重臣たちの一部が兵を挙げ、内乱が起こっているというのだ。
王都は騒然としているという。

オユンゾルは処刑され、妻のオユンゾラは解放されたが、オユンゾラは
「自分をミカエルの妻にしてほしい」と懇願してきた。
しかしながら、メデリオトでは既に有力貴族の娘をミカエルに嫁がせる動きがあったため、
ミカエルは苦笑いし、オユンゾラをメデリオトに置き去りにしたまま南へと向かった。
帰ったら忙しそうだ。

家臣の一部をメデリオトに残し、5000の兵力で南のリザンに向かったミカエルは、
次女・ミラたちが募集した傭兵団1000とともに西の王都へと向かった。
既に王都セントメリヴィアの重臣派たちはダラスの軍によって打ち破られていた。
遠くに見える旗で一発で分かった。

5000弱と思われる義弟軍と向かい、ミカエルは兵を3手に分けた。
まずは豪勢な旗や装備に身を包んだ、ミカエルの本隊。
そして次女ら率いる傭兵部隊が、森側から。
最後に精鋭の斥候部隊(こちらが本命である)を山側から。

「我こそは、”ミカエル4世”である!」
ミカエルはしばしばこの声を高らかにしながら、ダラスの軍を迎えうった。
ダラスは騎兵隊を中心としており、錬度では大差ないにせよ、勢いはあった。
ミカエルは周囲を鼓舞し続け、何とか「持ちこたえ」、遅れて出した山側からの
斥候隊によって「主にダラスを暗殺」することを目標として攻撃した。

ミカエルの声によって士気が下がったダラス隊はミカエルらを追い詰めるも決めてに欠け、
次第に傭兵団やらに挟撃を受け、やがて斥候の中のアサシンがダラスの首に深々と刃を突き刺し、
ダラスは討ち取られた。

―― オォォォォオオオオ!!!!

メリヴィア王国の歴史の変化に、兵たちは沸いた。
ダラスが倒れると一気に兵たちは投降し、ミカエルの傘下についた。
こうして、「ヴィジテイル朝メリヴィア王国」がミカエル4世のもと、再建された――

193 :名無しになりきれ:2014/08/01(金) 00:25:17.34 0.net
途中で抜けた理由ってなに?

194 :ミカエル ◆5Ee1Upsxyk :2014/08/01(金) 00:59:00.63 0.net
ミカエルによって王都はリザンに遷され、「メリヴノーヴァ」と呼ばれることになった。
一方でセントメリヴィアは「リルゼス」という川に因んだ昔の都市名に戻された。

「親父ー、いつまでこの格好すんの?もう恥ずかしいったら!」
ジョンの酒場で一種の”お披露目”をしているのは、次女のミラだった。
いわゆる正装のドレスに身を包んでいる。
すっかり件の戦から「傭兵王女」「メリヴィアの戦乙女」などとチヤホヤされている。

「父上、と呼んでもらいたいな。と、いうより、お前は王女なのだから、
いい加減自覚を持ったらどうだ?しばらくは私が認めるまでは傭兵活動は禁止だ」
と、いつものように窘めつつも、ミカエルは自由奔放な次女が哀れでならなかった。
いずれは政略結婚… 相手は都市同盟か、北方か、それとも帝国…?

「なあ、ノヴォー国王陛下さんよ。忙しくなんのは、あんたも一緒じゃないか?
これから”子作り”で忙しくなんだろ?精のつくモン、一杯作ってやるからよ。
今日は遷都記念で奢りだ!」
「むっ…!」
言われてみれば、ミラなどよりも、自分自身もそうだった。
最終的にはミカエルの判断に委ねるとして、まずは「正妻」にあたる相手が
宛がわれるのが普通だろう。政略によっては多妻もあり、何より
政略のために自分の子がもっと必要となってくる訳だ。

「ふぅ…」
ミカエルは一旦息をついた。決して疚しい想像からではない。
彼はすぐに北方に戻る必要がある。
間違いなく言えることがある。今回の戦は、全てファーデル教が、「教会」が絡んでいる。
例の”ダーク・パワー”も今回の戦で感じ取っていた。
ダラスの腹心と思われる者の死体からは、教団に関わる持ち物が見つかっている。
兄・シメオンの行方が未だに分かっていないのも不気味だ。

少し前まで居たクレーヴスや、メデリオトには、立派な教会の支部がある。
そしてオユンゾル率いる北方軍は教会のバックアップを受けていた。というより
”ファーデル教化”していた、というのが今回、明らかになった。
メデリオトとクレーヴス、このあたりをもう一度調査する必要がある。

食事をしながら思案に浸っていると、外から男女の二人組が入ってきた。
「あ、どーも」
晴れて王女となった長女のベラと、”廃嫡”と言われてきていた放蕩王子のネロだった。
手を繋いでいることから、もう関係は一定以上と見て良いだろう。
それにしても、気楽なものだ。
「父上、この度はどうもおめでとうございます。
ということでー、もう少し、外で”お仕事”しててもよろしいですか?」
「あのー、ネロです。国王陛下、ご機嫌うるわしゅう。
僕からもお願いして良いですか?」
「はぁ…少しの間だ。多めに見よう。ただし、自覚を忘れぬように」
ミカエルの声に、二人はバカップルのように手を叩きあったり、抱きあったりする。

徐々に野次馬のように国王謁見の客が多くなってきた。ジョンがふざけて呼んだのだろう。
ミカエルはジョンに礼を言うと、屋敷にある玉座へと向かった。ここもいずれ改築するだろう。
しばしの休息の後、ミカエルは次女のミラと家臣たちを引き連れ、メデリオトへと向かっていった。

195 :名無しになりきれ:2014/08/01(金) 23:49:50.13 0.net
ミカエルの怒涛の国盗りに世界は沸いた

そしてミカエルはと続く野心家の存在を危惧した

世界は…変わる?!

196 :名無しになりきれ:2014/08/02(土) 05:51:37.00 0.net
スレタイが懐かしすぎる。
二期でFOしてごめんね。

197 :名無しになりきれ:2014/08/02(土) 07:27:13.45 0.net
>>196
許せるぞオイ!
今からでも参加しようぜオイ!

198 :名無しになりきれ:2014/08/03(日) 10:03:48.70 O.net
やるなら男キャラでやったほうがいいよ

199 :名無しになりきれ:2014/08/03(日) 18:09:26.74 0.net
なんでや?!

200 :名無しになりきれ:2014/08/05(火) 06:52:31.12 0.net
ミカエルが有能すぎて胸が痛いです
もう支援するしかないですか?

201 :名無しになりきれ:2014/08/05(火) 08:15:52.58 0.net
やめとけ
一度でもケチが付いたスレは大抵復旧などできん
おそらく荒らしにも目を付けられてるだろうしな
ミカエルには悪いが、今から頑張っても無意味になる可能性大
せめてしばらく放置してほとぼりが冷めてからじゃねーと

202 :名無しになりきれ:2014/08/06(水) 00:19:41.65 0.net
>>201
やあニート君

203 :名無しになりきれ:2014/08/06(水) 11:32:51.16 O.net
変態仮面参上

204 :名無しになりきれ:2014/08/07(木) 16:10:12.95 O.net
一球入魂

205 :名無しになりきれ:2014/08/18(月) 10:38:35.37 O.net
ふぐり♂

206 :名無しになりきれ:2014/08/25(月) 02:18:00.08 0.net
ダーク巻き返しに向けて ミカエル

207 :バター犬ケルベロス:2014/08/25(月) 11:00:47.90 O.net
ペチャペチャ…クチュクチュッ
(ミカエルのデカマラを一心不乱に舐め回す)

208 :名無しになりきれ:2014/09/10(水) 11:01:05.74 O.net
男の娘をおいしく食べる(性的な意味で)

209 :名無しになりきれ:2014/09/12(金) 18:21:36.64 O.net
股関節柔軟性に

210 :名無しになりきれ:2014/09/16(火) 08:48:24.05 O.net
ふぐり玉

211 :名無しになりきれ:2014/09/16(火) 14:38:02.36 0.net
w

212 :名無しになりきれ:2014/09/16(火) 18:50:54.58 O.net
わ、わらうんじゃねえ!
俺を…俺を見るなあああああああああああああああ!

213 :名無しになりきれ:2014/09/16(火) 20:14:57.63 O.net
かゆいうまい

214 :名無しになりきれ:2014/09/17(水) 09:06:58.96 O.net
尻毛

215 :名無しになりきれ:2014/09/18(木) 19:37:41.78 O.net
ボンバー

216 :名無しになりきれ:2014/09/30(火) 03:33:37.36 0.net
バーガー

217 :名無しになりきれ:2014/09/30(火) 13:33:01.27 O.net
何故ageたし

218 :名無しになりきれ:2014/10/04(土) 21:32:00.16 O.net
すかとろ

219 :名無しになりきれ:2014/10/09(木) 10:56:46.96 O.net
四肢切断

220 :名無しになりきれ:2014/10/13(月) 16:15:50.35 O.net
あかさたなはまやらわまやあきさたなは

221 :名無しになりきれ:2014/10/27(月) 13:02:26.71 0.net
いつ再開するんや?

222 :名無しになりきれ:2014/10/27(月) 15:15:51.60 O.net
>>221
あんたが主役(笑)になって大暴れすりゃいいだろ

223 :名無しになりきれ:2014/10/31(金) 20:15:09.46 O.net
何のスレかはっきりしようよ

224 :名無しになりきれ:2014/11/11(火) 20:19:24.95 O.net
ミカエルの中の人が俺TUEEEEEEするために立てたスレだろ

225 :名無しになりきれ:2014/11/17(月) 11:07:03.47 O.net
陰茎

226 :名無しになりきれ:2014/12/21(日) 15:20:05.67 0.net
え?何の陰茎?

227 :名無しになりきれ:2014/12/23(火) 17:11:18.06 0.net
誰の陰茎が一番強いのよ?

228 :名無しになりきれ:2015/02/01(日) 09:54:26.42 0.net
ミカエル

229 :名無しになりきれ:2015/03/25(水) 14:22:57.24 0.net
なんで?

230 :名無しになりきれ:2015/03/31(火) 11:32:04.73 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀

231 :名無しになりきれ:2015/05/11(月) 00:39:26.62 0.net
誰か書けや

232 :名無しになりきれ:2015/05/11(月) 01:30:12.67 0.net
名前: ソン・ヤム
年齢: 20代後半ネ
性別: 男ヨ
身長: 190高いデショー?
体重: 70普通すぎてネタに困るネー
スリーサイズ:男じゃけえ
種族: 中国人アル
職業: 工場の作業員ヨ
属性: 格闘ダヨー少林寺すごいネー
性格: ノーテンキって言われるヨー
利き手: 奥義発動時の第5の手
魔法: レベルを上げて物理で殴るため問題ない
特技: 頭の上で箸とお皿を使って芸をすること
装備品: 約束されし勝利の剣(エクスカリバー)
所持品: ボロボロの靴
髪の毛の色、長さ: おさげで前髪短め
容姿の特徴・風貌: 怒ると髪色が金髪に目が緑になる。最近は青いオーラまとって目と髪の色が青色になるようになった
趣味: 鶏のえさやり
将来の夢(目標): 4皇に入ること
簡単なキャラ解説:ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

233 :名無しになりきれ:2015/05/14(木) 12:31:41.05 0.net
冒頭部分書けや

234 :名無しになりきれ:2015/05/16(土) 12:10:27.90 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

235 :名無しになりきれ:2015/05/19(火) 11:30:59.36 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


236 :名無しになりきれ:2015/06/01(月) 22:50:58.80 0.net
おい

237 :名無しになりきれ:2015/06/02(火) 13:14:17.09 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

238 :名無しになりきれ:2015/06/02(火) 13:25:47.69 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

239 :名無しになりきれ:2015/06/02(火) 13:53:33.48 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


240 :名無しになりきれ:2015/06/02(火) 16:26:46.26 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


241 :名無しになりきれ:2015/06/02(火) 18:57:33.20 0.net
†悔い改めて†

242 :名無しになりきれ:2015/06/03(水) 09:53:32.90 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

243 :名無しになりきれ:2015/06/03(水) 10:30:22.62 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

244 :名無しになりきれ:2015/06/03(水) 10:35:51.91 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


245 :名無しになりきれ:2015/06/03(水) 11:14:46.50 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


246 :名無しになりきれ:2015/06/20(土) 22:07:34.94 0.net
王国暦556年 夏
辺境伯を中心とした王国からの離反運動は大規模な戦火を招き多くの都市が焦土と化した
止まらない内戦とそれを待っていたかの如くに疫病が牙を剥く
祈る聖者は血に染まり屠る戦士は病魔と踊る

世はまさに暗黒時代

247 :名無しになりきれ:2015/06/22(月) 10:02:53.97 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

248 :名無しになりきれ:2015/06/22(月) 10:11:32.00 0.net
GM有りのスレには数日で6人も7人も集まるのに、立て逃げスレの再利用はめっきりされなくなったな……

249 :名無しになりきれ:2015/06/22(月) 10:35:09.77 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


250 :名無しになりきれ:2015/06/22(月) 10:39:34.54 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


251 :名無しになりきれ:2015/06/22(月) 21:42:24.66 0.net
そもそもこの殺す気の無い埋立て君が居る限りこのスレに未来は無いよ
埋め立てるならとっとと埋め立てて消せばいいじゃん

252 :名無しになりきれ:2015/06/23(火) 09:45:14.19 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

253 :名無しになりきれ:2015/06/23(火) 09:47:14.70 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


254 :名無しになりきれ:2015/06/23(火) 10:34:06.41 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


255 :名無しになりきれ:2015/06/23(火) 10:59:25.08 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


256 :ユリウス ◆GW.5l42V.s :2015/06/23(火) 15:19:05.75 0.net
キャラ紹介テンプレ

名前: ユリウス・マカベウス・グレゴリオ・メロス4世
年齢:32
性別:男!
身長:206
体重:108
スリーサイズ:教えない!
種族:かろうじて人間!
職業:フルプレートウォーリア(傭兵隊長)
属性:なし!
性格:剛毅
利き手:右
魔法:使えんが武器が魔法武器!
特技:マカベウスクラッシャ
装備品:巨大なハルバード
所持品:さまざま
髪の毛の色、長さ:茶色で癖があり長め
容姿の特徴・風貌:筋肉の塊のような肉体
趣味:体の鍛錬、配下の鍛錬、女遊び
将来の夢(目標):自分の国を作る
簡単なキャラ解説:巨体を持つウォーリア。 傭兵隊長をしているが、
         冒険者をやったりと自由。

257 :ユリウス ◆GW.5l42V.s :2015/06/23(火) 15:23:46.71 0.net
「フゥゥゥゥ…」
酒場「リユニオン・ジャック」は2階が宿になっている。
そこで男は女を抱いていた。
男の名はユリウス。この城下町の傭兵団の1つ、ヘヴィ隊を率いていた。
しかし今はプライベートすなわち自由。たしなみとばかり女を抱いている。
女の方はユリウスの肉体にすっかり酔いしれてしまっているようだ。
呆けた女を放置して、そのまま薄着で1階へと向かうユリウス。
どうやら彼はまだまだ飲み足りないようだ。
ハルバードは2階に置きっぱなしだが、彼はやろうと思えば何でも武器になる。
戦いで彼は男は自分の配下とし、女は自分の兵としていった。
この国のあちこちにユリウスと関わった者がいる。
不幸になるか、幸福になるかどちらかだ。

さて、今夜も酒場にいる面々には、ユリウスに絡まれるメンバーがいるようだ。
ユリウスはゆっくりと端の席へと腰を落ち着けると、ビア樽を注文した。

(プロローグ 参加どうぞ)

258 :名無しになりきれ:2015/06/24(水) 17:59:04.04 0.net
援護しよう!

259 :名無しになりきれ:2015/06/24(水) 18:29:21.00 O.net
マルコシアスは一人で公開オナニーを続けてればいいじゃない

260 :名無しになりきれ:2015/06/24(水) 19:38:13.77 0.net
とりあえず期待あげ

261 :名無しになりきれ:2015/06/24(水) 22:49:28.46 0.net
マンコシコシコアヌスさんがまた公開オナニー始めたのか

262 :名無しになりきれ:2015/06/25(木) 00:01:06.36 0.net
この投下見て参加したいと思う奴おるんか?

263 :名無しになりきれ:2015/06/25(木) 06:31:31.07 0.net
マンコ!

シコシコ!!

アヌス!!!

264 :名無しになりきれ:2015/06/25(木) 10:59:27.11 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

265 :名無しになりきれ:2015/06/25(木) 11:19:02.02 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


266 :名無しになりきれ:2015/07/05(日) 02:03:25.58 0.net
真面目な話
マルコシアスの人って
良い意味で雄臭い男を描くの上手いよな
ただの女抱きまくりの直結野郎をさ
空気が出てるんだよな
女は犯せば勝手に惚れるよ的な

267 :名無しになりきれ:2015/07/12(日) 00:35:16.93 O.net
うんこ

268 :名無しになりきれ:2015/07/12(日) 00:38:42.95 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


269 :名無しになりきれ:2015/07/12(日) 00:42:30.53 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


270 :名無しになりきれ:2015/07/12(日) 01:24:14.55 O.net
キャラ紹介テンプレ

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

271 :名無しになりきれ:2015/09/24(木) 07:51:39.46 0.net
おう

272 :名無しになりきれ:2015/10/07(水) 19:28:26.83 0.net
ん?

273 :名無しになりきれ:2015/10/14(水) 11:24:31.25 O.net
トイレの花子=サン
手洗い
化粧室
便所紙
発展場
トイレ
幼女的な花子尻
痛い
きつい
締まる
薄いな
頭なでる
怪しげ
パティ
の人形店
に客人が
訪れるが、そこは闇
に覆われ客を飲み込
恐怖だ
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

274 :名無しになりきれ:2015/10/14(水) 11:32:15.72 O.net
トイレの花子=サン
手洗い
化粧室
便所紙
発展場
トイレ
幼女的な花子尻
痛い
きつい
締まる
薄いな
頭なでる
怪しげ
パティ
の人形店
に客人が
訪れるが、そこは闇
に覆われ客を飲み込
恐怖だ
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

275 :名無しになりきれ:2015/10/14(水) 11:38:03.54 O.net
トイレの花子=サン
手洗い
化粧室
便所紙
発展場
トイレ
幼女的な花子尻
痛い
きつい
締まる
薄いな
頭なでる
怪しげ
パティ
の人形店
に客人が
訪れるが、そこは闇
に覆われ客を飲み込
恐怖だ
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

トイレの花子=サン
手洗い
化粧室
便所紙
発展場
トイレ
幼女的な花子尻
痛い
きつい
締まる
薄いな
頭なでる
怪しげ
パティ
の人形店
に客人が
訪れるが、そこは闇
に覆われ客を飲み込
恐怖だ
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


276 :ユリウス王 ◆uz4Pq9DihA :2015/10/31(土) 13:46:37.72 0.net
うむ

277 :ユリウス王 ◆uz4Pq9DihA :2015/10/31(土) 13:50:59.73 0.net
名前: リフティス王ユリウス・マカベウス
年齢:53
性別:男!
身長:206
体重:111
スリーサイズ:教えない!
種族:かろうじて人間!
職業:国王
属性:なし!
性格:剛毅で大胆で卑猥で残虐、しかし優しい部分あり
利き手:右
魔法:使えんが武器が魔法武器!
特技:マカベウスクラッシャ
装備品:巨大な大剣
所持品:王冠風の兜などさまざま
髪の毛の色、長さ:白髪交じりの茶色で癖がある
容姿の特徴・風貌:筋肉の塊のような鋼の肉体
趣味:体の鍛錬、配下の鍛錬、女遊び
将来の夢(目標):リフティスを強国にして後継者を育成
簡単なキャラ解説:巨体を持つ国王。 リフティス周辺を統一したが、国力・人材・将来に悩んでいる。

278 :ユリウス王 ◆uz4Pq9DihA :2015/10/31(土) 14:17:18.60 0.net
ユリウスは行方不明になってから8年、リフティスへと凱旋した。

リフティス教会の崩壊後、ユリウスは類稀なる生命力により生きていた。
教会の瓦礫の中に到着したのは、リフティスの繁栄を求める組織の一員であり、
彼らは瀕死のユリウスを、ヤオリ村へと搬送した。
その中にはラクチュウという東方系の少年もいた。彼はユリウスの子である。
ユリウスが犯した東方系の女の子孫なのだ。
彼を中心とした勢力によってユリウスは世話を受け、着々と勢力を伸ばしていた。
既にリフティスから移った難民がヤオリの開拓をはじめており、
3年後にはユリウスが傭兵団を束ね、既にリフティスを大きく上回る戦力となっていた。
ヤオリは街になった。兵は正規兵として鍛えられた。
殺戮をやめたユリウスはすっかり村に馴染み、多くの女と子をもうけた。

そして今から2年前、ヤオリから出たユリウスの兵団は、リフティスへと侵入、
ユリウスがいることを知ると、ほぼ戦力を持たないリフティスは領主が降伏に応じ、
金品を差し出してほぼ無血で開城した。ユリウスは金品を拒み、演説を行った。
これによって統一リフティスが完成した。

以前の経験で懲りたのか、女の配下を重要な位置に置かないユリウスは、
「息子」と言われる18歳のラクチュウを「養子」として重用し、さらに配下を多く置いた。
リフティスの建て直しはあっという間に完成した。
さらにリフティス軍はトバを攻め、海女を中心とする精鋭「アマ・チャン」を破り、
彼女たちを手篭めにして「兵」とした。そのままラタキアへと侵攻し、陥落させる。
これによってリフティス王国は港を持ち、王都から湖、海への交易ルートを手に入れた。
しかし、勢力拡大はこれ以上は困難を極めた。現在の版図は海に面しており、
守り難い領土になりつつある。東にはスグァ諸島があり、タヌアからスグァに向けて都市が存在するが、
周囲の脅威を考えると遠征をするメリットは無いようだ。

ただでさえ異種族勢力との関係が悪化しつつあるリフティスの最大の脅威は教会であり、
破門されている以上、北の教皇庁の勢力圏エリアに狙われる可能性が充分にあった。
特に、つい去年統一を果たしたミカエル4世率いるヴィジテイル朝メリヴィア王国は脅威だった。
教会に影響力を持ち、メリヴィア単体でも実に10000程度の兵力を出すことができる。
対してこちらは常備軍がせいぜい1000、緊急徴兵をしても2000が限度だ。
さらに、身の潔白は晴れたものの、教皇庁が援軍を出せばその限りではない。
南にはファーデル帝国の領土が徐々に拡大し、海軍兵力が接するのも時間の問題と思われる。

「うーむ…」
玉座の周囲には世話役の女たちが半裸でユリウスの慰安をしている。
その中の一人を膝の上に座らせ、腰を振りながら、ユリウスは決断の時を迫られていた。

279 :ユリウス王 ◆uz4Pq9DihA :2015/10/31(土) 14:35:44.08 0.net
「父上、我が国には既に周辺の強国と戦うだけの戦力がありません。
どこかの大国と不戦同盟を結ぶしかないかと」
ラクチュウがユリウスの前に現れ、恭しく頭を下げた。

リフティス・マカベウス城の玉座の前に立つユリウスは、鎧の乱れを直しながら息子に向き直った。
以前に比べるとだらしなさもようやく無くなりつつあった。
扉がノックされている間に、侍女たちとの行為も無事に終え、彼女たちもユリウスから離れるなり、
汚れた床を掃除するなりしている。
ラクチュウ…この男は20歳になるという。年齢的には確かに、ユリウスが侵入して略奪をした時と合う。
血を分けた息子とはいえ、顔が似ているとはいえ、東方系の人間を母親に持つ彼は、信用して良いのかと未だに思うが、
信頼できることは確かだった。配下としても指示が出しやすい。
偏にこの男のお陰で、ユリウスは王としての自負を持ったともいえる。
こいつは俺に恨みを持っているのだろうか?既に病死したという母親については…
既に軍師となりつつあるラクチュウに対してそこまで熟考するのも馬鹿馬鹿しいと思った。

そこに伝令が現れた。ラクチュウがメリヴィアに向けて放ったと言われている偵察だ。
「ミカエル王の次女についての情報が… 国境近くの街まで来ていると思われます」
情報をラクチュウを経てユリウスは耳に入れた。
ミカエルの次女、ミラ・ヴィジテイルは今年で18歳になるという。
放蕩癖があり、それを父王も諦めているようだ。
そして、好奇心旺盛で、戦好きでもあり、傭兵としても活躍しているらしい。

「それだ」
ユリウスは頷くと、指示を出した。
「ミラという娘をつかまえて伝令を。リフティスのユリウス王から直々に招待状が出ていると伝えておけ。
『楽しい武闘会』も用意している、とな。あとは奴の自由に任せる。腕前を披露したくなるように上手くやれよ」
ラクチュウは文章を認める準備をした。リフティスの正印はユリウスが来る前からあるものが残っている。
良く残っていたものだと感心するが。

そして、およそ半月後…ミラ・ヴィジテイルが配下たちを連れてリフティスを訪れた。

280 :ユリウス王 ◆uz4Pq9DihA :2015/10/31(土) 14:59:39.88 0.net
玉座の二つ下のフロアにいる「敵」を全て打ち負かし、ミラは現れた。
ここまで予想通り、そして玉座の一つ下の特設フロアにてユリウスとミラは対面する。
ユリウスは王様仕様の豪華絢爛な鎧で登場だ。

「ようこそリフティスへ。俺がリフティス王のユリウスだ。催し物はいかがだったか?」
ミラに訊ねる。「凄く楽しかった!」と、汚れたブレストアーマーを着たミラが、汗を流しながら無邪気に応える。
「貴女はお父上、つまりミカエル王に、許可は取られたのかな?」
「親父?いや、取ってないよ。取る訳ないじゃん。楽しそうだから来ただけだし」
予想以上に破天荒で頭が弱いことに、ユリウスはほくそ笑んだ。
「そうかそうか、では…もっと強い敵をお望みかな?」
「もっちろん!全然歯ごたえなかったし、もうちょっと強い人と戦いたいかな!」
ここまで予想通りだ。

「では、この俺が相手しよう。武器は貴女が持っているものと同じものだ」
「喜んで!」
ミラの武器は訓練用の剣、つまり鉄の板のようなものだが、ユリウスにも同じものが渡された。
部下たちが完全にフロアから出て、扉が閉められる。

「では、来なさい」「はい!はああああ!!」
最初は激しい剣と剣のぶつかり合いになる。しかし、かなり器用なミラは、
フェイントを駆使してユリウスの剣の内側へ徐々に当てこんできた。
そこでユリウスはわざと、大きくタイミングをずらし、ユリウスの鎧に打ち込ませた。
「ぐっ…!」
ユリウスは当てられたまま勢い良くミラの腕を捕まえると、なるべく一瞬で済ませるように、剣を握る腕を曲げた。
あっという間に剣が床へと落ちる。それを蹴り、そのままユリウス本人も剣を壁へと放り投げた。

「ふぅん…」
ユリウスがさらに鎧を脱ぎ、ほぼ下着で軽いパンチを繰り出すと、ミラもそれを受ける。
痛みをこらえながらも、ミラはユリウスの意図を掴み、笑みを浮かべると、ユリウスの格闘戦に応じる。それが罠だと知らず。
ミラは格闘も結構いけるようだった。しかし…!

「…あっ」
ユリウスは強烈な突きや蹴りを何発浴びても平気そうだった。それどころか徐々に笑顔から真顔になっていく。
そしてついにミラの身体がユリウスによって捕らえられた。

まさか、とミラは思った。「そのようなこと」は今まで一度もなかったのだ。
しかしブレストプレートなどの装備はユリウスに力を加えられ破壊され、痛みとともに飛び散った。
ミラは下着でほぼ裸の姿となった。その背中にユリウスのモノが押し当てられる。
不安は恐怖に。疑いは確信に変わった。ミラの顔がどんどん曇り歪んでいく。

「ミラよ、お前はもっと人を疑った方がいい」
腹に一撃が入り、ミラはユリウスによって犯された。
ミラの股間は鮮血を流し、この日ミラは女となった。

281 :ユリウス王 ◆uz4Pq9DihA :2015/10/31(土) 15:17:06.69 0.net
ラクチュウは下のフロアで、父王の唸り声が聞こえ、やがてそれは
男女の獣のような唸り声となっていることを知った。
もちろんこの男にも女は宛がわれており、既に子、つまりユリウスにとっての孫がいる。
しかし、ユリウスのように性欲が特別に強い訳ではない。父はやはり異常だ、と彼は思った。

ミラは何度も絶頂を迎えた。既に焦点が定まっていない。
「おぉぉ… ミラ、もう俺もそろそろ出す、抜くぞ」
ユリウスは本能の中で、既に目的が達せられたことを知り、行為を切り上げようとした。
手篭めにできれば充分なのだ。種を植え付ける必要はない。
しかし、ミラはその意思に反して、足を絡めようとしてきた。ユリウスはその気持ちを受け入れることにした。
「おぉぉ…」
ゴクリ、ゴクリ…と男根が脈打ち、ヴィジテイル家の器へと、マカベウスの子種が流入していった。
この種が後に大きな波乱を引き起こすことも知らずに…
欲をくすぐられたユリウスは、さらに腰を突き上げるようにして、獣のような雄叫びを上げながら欲望を吐き出していった。

このまま適当にリフティス見物をして帰ってもらうつもりだったが、
予定に反してミラは一晩泊まることを望んだ。
そして、次の日にはラクチュウらに用意させた大量のリフティス土産、
ー宝石・薬や海産物の干物などー がミラや部下に手渡され、リフティス・メリヴィア間の友好の証とした。
相手は大国、一応下手に出るのだ。
ミラは出ることを拒んだが、また会おうというユリウスの約束を受け入れ、
大勢のリフティス民によって何事もなかったかのようにリフティス領を去った。

この一月後、リフティスはメリヴィアと不戦・友好の同盟条約を取り交わす。
教会にも口利きをし、今後関係を回復をしていき、いずれはリフティスに支部ができる運びとなった。
これによって小国リフティスは北側の脅威をほぼ克服した。

そして、次に注目したのは、もう一つの脅威である南のファーデル帝国である。
ここは数万という兵力を動因でき、その気になれば1年もあればリフティス全域を支配できるだろう。
幸運はまだリフティスが攻略目標に入っていないことであった。

ラクチュウが度々放った伝令による報告で最も注目したのは、皇帝の娘、皇太子の妹となる
ウルスラ第一皇女の存在であった。ウルスラは特に皇族内部でも武闘派で知られ、
白翼騎士団という無敵の騎士団を率い、反乱軍などを容赦なく殺戮しているという。

「帝国も、なかなか美味そうな弱点を持ってるじゃねえか」
まだ24歳という彼女にユリウスは着目し、舌なめずりをした。

282 :ユリウス王 ◆uz4Pq9DihA :2015/10/31(土) 15:17:58.01 0.net
【ユリウス王の野望に付き合ってくれる方、敵も味方も募集します】
【楽しくやりましょう!】

283 :名無しになりきれ:2015/10/31(土) 19:14:04.21 O.net
ファン()はいるだろうけどお前とTRPGやりたいやつはいないから安心して独りでここのスレ埋めろ

284 :名無しになりきれ:2015/11/01(日) 11:11:31.34 0.net
ユリウス頑張れ荒らしに負けるな

285 :名無しになりきれ:2015/11/01(日) 22:00:30.03 O.net
いや、だから独りで頑張れって応援してやってんだろ?

286 :名無しになりきれ:2015/11/01(日) 22:03:37.96 0.net
付き合ってやったところで引き立て役にしかされないんだから、参加者には何の旨味もないわな

287 :名無しになりきれ:2015/11/01(日) 23:47:34.99 0.net
過去のレス見てみ
それなりに引き立てられて活躍の場をもらってるだろ
男キャラも女キャラも

288 :名無しになりきれ:2015/11/02(月) 00:26:30.23 0.net
越境クソコテは消え失せろ

289 :名無しになりきれ:2015/11/02(月) 07:57:41.34 0.net
死んだスレ復活させようとしてる意気を感じる
タヌア行ってたなら叩いたがな
とりあえずユリウス頑張れ

290 :サトシ:2015/11/02(月) 08:36:37.02 O.net
ラクチュウ、十万ボルトだ!

291 :名無しになりきれ:2015/11/03(火) 12:31:13.95 0.net
>>282
テメーとやるのだけは絶対にごめんだ
時給1万円出ても絶対に嫌だ

292 :名無しになりきれ:2015/11/03(火) 12:53:23.10 0.net
時給1万も貰えるならやるだろ

293 :名無しになりきれ:2015/11/03(火) 23:36:51.67 0.net
実はドキドキしながら次の展開待ってるユリウスファンです

294 :名無しになりきれ:2015/11/04(水) 12:29:19.21 O.net
名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

295 :名無しになりきれ:2015/11/05(木) 00:22:21.83 O.net
名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説: 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


296 :名無しになりきれ:2015/11/09(月) 20:59:29.29 0.net
頑張れユリウス!
次が楽しみ

297 :名無しになりきれ:2015/11/12(木) 08:07:47.25 0.net
例えこの応援が自演じゃなくても、
シコリアスくんの今までの所業を考えたら煽りにしか見えない不思議

298 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/14(土) 17:16:19.64 0.net
その日、リフティスの王城は突如現れた集団によって混乱した。
全ての混乱が収拾したとき、国王ユリウスは玉座で思案に耽りながら腰を振っていた。

暗殺部隊。
それがついに現れたのだ。「偉くなったものだ」とユリウスは思った。
初め、侍女の悲鳴からそれは顕現化した。侍女の中に敵が紛れ込んでいたのだ。
ユリウスが不特定多数の女を侍らせていたことの欠点が明るみに出た。
そして、同時に多くの男たちがユリウスの王室になだれ込み、ユリウスを襲った。

ユリウスはその人並み外れた運動能力を持つ敵を自慢の大剣で次々撃退していった。
暗殺部隊はその全員が、黒髪に独特の顔つきをした東方の民族で構成されていた。
東方の暗器が次々投入され、それを避けたり剣ではじいたりしながら、
一人、また一人と暗殺部隊を分断していった。
目を見開いた黒装束の東方人の亡骸はある意味で恐怖であった。
侍女たちが武装して駆けつけ、次に城兵たちが駆けつけた頃、既にユリウスは暗殺部隊の多くを屠っていた。
玉座付近のカーぺットは瞬く間に血や脳漿や臓腑に塗れてしまった。

男が十数人、女が二人が敵だったが、ユリウスらは男を皆殺しにし、女二人を捕縛すると、
拷問を開始した。しかし、片方の女は舌を噛み切って死亡したため、
もう一人に猿轡を噛ませ、城兵たちに犯させた。
驚いたことに、その女は秘所に暗器を忍ばせており、城兵の男はその犠牲になり股間は二度と使えなくなった。
ユリウスは女の身体からそれを取り除くと、ゆっくりと犯し始めた。

「怪我人の手当てをしろ。おぉぉ…」
腰を振れば振るほど締め付けは強くなっていく。やはりそういった「技術」を持った女なのだろう。
この戦いで侍女3名と城兵2名が犠牲になった。
こういった襲撃を起こさないためにも、守備体制を万全にしなくてはならない。
(タヌアなどのスグァ諸島に進出し、東方とも交流を取る必要があるか…)

女は快楽のためか、それとも苦痛のためか、何度も身体を仰け反らせているが、
ユリウスはいよいよ絶頂を迎えた。「ウッ…!」
その瞬間、ラクチュウの母親だった女を犯したことを思い出した。
リフティスは国際的な街で、様々な地方から人間が入り込んでいたのだ。
市街地の整備はラクチュウらに任せよう。

精を女の胎内に注ぐと、引き抜いて残りの飛沫を掃除中の侍女の顔面めがけて飛ばした。
そして、短刀をうつ伏せになった女の背中から心臓に向けて突き刺すと、死体を侍女に放り投げた。
「おい、これも一緒に片付けておいてくれ」

ユリウスは残りの侍女を呼び、受けた傷の手当をさせると、再び思案に耽った。
まずは近年になって「ファーデル帝国」を自称しているイル帝国に少しでも打撃を与えることを考える必要があった。
勿論、標的はウルスラ第一皇女だ。

299 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/14(土) 17:37:07.53 0.net
10倍、いや20倍以上の兵力を動員できるというイル帝国に対し、
「リフティス軍」として動くことはもはや自殺行為だ。
少しの敵対行為も帝国は見逃さないだろう。

ファーデル教の聖地があるというピラコーナという帝国領の街は、
つい20年ほど前までは独立した自治領として栄えていた。
「湖の街」と呼ばれている。
ラクチュウらが放った偵察部隊によれば、この街には今でも帝国に対抗する「反乱軍」がいるという。
その名も「アールヴ隊」といい、ピラコーナ元来の地形を利用した戦い方で知られている。
湖と森の街には、これらの同盟に加入する「有志」が500人以上はいる。
組織の代表であるグレイという男と、この付近の生まれで現在、「湖の騎士」と呼ばれている流れ者がいた。
名を、ハンス・レイク・トールヴという。細身ながら背丈はユリウスにも引けを取らず、肩幅もしっかりとしている。
こいつらに反乱を引き起こしてもらう戦術だ。

ユリウスは少数の馬と物資、そして金目のものを密かに提携を結んだ帝国領付近の自治都市、カピタに運びいれ、
ピラコーナへと少しずつ援助を行っていった。
ユリウスはカピタにいる間、極力紳士を装った。領主など一部の者にだけ自分の身分を伝える。
勿論、女遊びも自前の女たち以外には手を出さない訳だから、なかなかに苦痛だった。

グレイ、ハンスらは泳法や独自の武器を駆使し、湖の街ピラコーナから次々と帝国兵を抹殺していった。
地元の鎮圧部隊が集まったところにさらに組織的な攻撃が加えられ、アールヴ隊率いる反乱軍はあっさりと帝国の駐留部隊を駆逐した。
その軍は1500人程度にまで膨れ上がり、街も彼らを受け入れた。
敵を撃退したという報告が、カピタの宿で腰を振る真夜中のユリウスに報告された。
白翼騎士団はこの近くまで来ている。真っ先に報告が入るはずだ。

ユリウスの性欲の高ぶりは異状を極め、既にユリウスの腰の上で一人の女が犠牲になった。
彼の欲望はウルスラへと向けられており、射精しながらも頭の中では彼女のことを考えていた。

300 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/14(土) 18:14:31.03 0.net
翌朝、ユリウスは数十騎の部下を連れてカピタを出、一気にピラコーナへと向かった。

ピラコーナでは前夜は勝利を祝福するお祭りムードだったが、
偵察が帝国の精鋭の接近を報告すると、一気に厳戒態勢へと入った。
アールヴ隊やハンスら傭兵部隊は、満場一致で市街戦を避けた。
ユリウスらによって提唱されたように、湖と森に挟まれた小高い丘に陣取り、
敵を迎え撃つ構えを見せた。
「…敵を発見! 敵は帝国のウルスラ率いる白翼騎士団だ!」「何だと?!」
帝国でも特に好戦的で強いと知られるウルスラの部隊がいることに驚き、ピラコーナ軍は浮き足たった。
「迎え撃つ!得意の先方を見せてやれ!」帝国軍はおよそ騎兵5000、それに対しピラコーナ側は歩兵を中心とした1500程度だ。
今までは寡兵で大軍を破ってきた。今回もできるとグレイは思った。
その頃、ユリウスがピラコーナを出発し、顔に笑みを浮かべていた。

強力な南方馬に跨り、馬にも白銀の鎧を纏わせた白翼騎士団は、物凄い機動力で現れた。
純白と白銀の全身鎧に身を包んだウルスラは、その最前線で指揮を執っていた。
大柄な体格は男たちに混じっても尚目立ち、ボディラインに合わせた特注の鎧は湖畔の光を浴びて輝いていた。
しかし、その鎧の無数の傷は前線で戦ってきた証でもある。
ウルスラは、兜から流れるように出た金髪を靡かせ、凛々しく美しい顔で周囲に号令を飛ばす。
「突撃!敵の罠に注意しろ!」

かくして戦闘が始まった。ウルスラの槍部隊をピラコーナの重装歩兵が受け流し、そこを遊撃隊や猟兵などで押し返す作戦だ。
戦いは拮抗した。勿論、ウルスラは槍で次々とピラコーナの歩兵をなぎ倒していった。
「ウルスラなんて怖くないぜ!」「まだ互角だ!このまま森に誘い込め!」
徐々に帝国軍が森へと入っていき、一部の騎兵が湖へと転落した。グレイやハンスが叫ぶ。
戦いは一見、ピラコーナ有利になるかに見えた。

「今だ!」
ウルスラが号令をかけると、火薬の音が鳴り響き、同時に帝国騎兵が後退を始めた。
そしてウルスラを含む多くの騎兵の槍から黄色い光が放たれ、それが森の内外にいるピラコーナ軍に降り注いだ。
 ギャァァァ!!
魔法部隊だった。一瞬でピラコーナの軍勢は吹き飛ばされる。グレイは脳天を二つに割られて即死、
さらに重装歩兵も落雷が連鎖していくかのように金属と血の破片へと変わっていった。
そして、湖付近の森がまたたく間に焼け焦げ、焦土と化していった。これによって
数百人が犠牲になり、森の仕掛けも全て無意味になった。

「行け!殺せ!」
ウルスラが血走った目で騎兵に号令をかける。いわゆる全軍突撃だ。
よろけたピラコーナ軍は士気も下がっており、逃げるのが精一杯である。
ウルスラや彼女の部下によって次々殺害されていった。
半数近くが戦闘不能と思われ、既に魔法や矢で重傷を負ったハンスは撤退を指示した。
「−さぁ防衛線だ、生きて帰るぞピラコーナに。グレイたちには悪いがプライドに意味はないんだ。
 俺たちの闘志はまだ湖の底に眠っている。これまでも、これからも…グァっ…!!」

「これから、ってのはねえんだよ、ゴミが」
仲間を率先してピラコーナに逃そうと先陣を切っていたハンスは、目の前から来た騎馬隊の一番先頭の男の
巨大な武器によって、上半身を吹き飛ばされていた。
丁度ハンスの心臓は黒い甲冑ごと真っ二つになり、大量の血飛沫を花火のように上げながら、
上半身は木の幹に直撃し脳漿をぶちまけ、下半身はしばらく馬とともに走っていたが、ズルリと崩れ落ちて臓腑とともに湖に落下していった。
これが放浪騎士ハンス・レイク・トールヴの最期の姿だった。

ユリウスはそのまま数十騎の部下とともに突撃し、ハンスの後ろにいる反乱軍も切り伏せていった。
追撃中の白翼騎士団は突然の新手に困惑している。
高速と高速のぶつかり合いはあまりにも早く、帝国兵の死骸が宙に舞うまでそう時間はなかった。
「おのれ!あの男が新手のリーダーだ。殺せ!」
その声とともにユリウスは森の方へと向かっていった。

301 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/14(土) 18:52:29.43 0.net
予想通り、最初にユリウスに追いついたのはウルスラだった。
馬も特別に速いのだろう。魔法馬の可能性もある。
「よし、作戦Bだ!予定通り合流しろ」

勢いづいたウルスラは余裕の笑みさえ浮かべていた。
「作戦も予定もない。我々が踏み潰すまでだ!」
ウルスラの後ろには白翼騎士団のメンバーが当然大勢いるはずだが、
森ともなれば、付いていける者は決して多くはない。そこにユリウスの部下たちが割りいった。
同時に遊撃隊がこちらが本隊だとばかりに湖のすれすれの場所を走る。

ユリウスは死をも恐れず森の中を突っ切った。ユリウスの馬もまた、特殊な魔法馬なのだ。
しかしいずれは限界が来る。激突が確定したと見たユリウスは、馬を乗り捨てて飛び上がり、
勢い良くウルスラの馬のへと騎乗しに行った。大槍と大剣が一度ぶつかり合い、音を立てる。
ユリウスがウルスラの後ろに乗り込んだ。一瞬、ユリウスの腕がウルスラの鎧の腰に触れる。
勿論鎧であるから硬い訳だが、それでもユリウスはウルスラに触れたことを実感した。
二人は馬から崩れ落ち、森の中で孤立する。
「おのれ!父上以外で私の腰に手を触れたのは、貴様が初めてだ」
ウルスラは槍を構えた。ユリウスも大剣を構える。
「皇帝ヴィクトールの娘か。お前、親父を愛しているのか?」
「当たり前だ」とウルスラは答えた。

「お前の親父のペニスと、俺のペニス、どっちがでかいと思う?」
「ふざけるな!」
ユリウスの質問に、ウルスラは激高し、鋭い突きを放ってきた。
すぐにユリウスが受け流すも、すぐに次の攻撃が入る。根本的にユリウスよりも動きが速いのだ。
これだけの重装備でこのスピードだ。恐らく100人の武装した男でも敵うまい。
攻撃が当たれば勿論一撃であの世行きだ。

ついにユリウスの鎧に一撃が入り、痛みとともに仰け反った瞬間だった。
ウルスラは槍から光を放ち、それはユリウスの顔面を襲った。
(魔法か!)
目を奪われまいと顔を背けると、背後に激しい痛みが入り、それが全身を襲う。
さらに槍による一撃が背中から入るのが分かった。
血を流し倒れるユリウスに間髪を入れずウルスラが乗り、大剣ごと組み伏せると腰から剣を抜いてユリウスの首に当てた。

「貴様を殺すのは惜しい。名前だけ聞いておこう」
十中八九ウルスラはユリウスを殺すつもりだったが、一瞬これだけの男を殺すのは惜しい、という気の迷いがあったのも事実だった。
ユリウスから返答は3秒は待つつもりだった。しかし…
「グッ…!」
ウルスラの頭に衝撃が走る。それは兜と鎧の間のあたりに落ちた。ユリウスが魔法が放たれた瞬間投げた鉄球だった。
慌てて剣を握ろうにもユリウスに奪われ、さらにユリウスのガントレットによる一撃が脳天を襲った。

「お馬鹿だね〜 よく言われない? しかし頑丈だってのも困りモンだよな
一思いに死ねねえんだからよ!」
ユリウスはさらに、ウルスラの槍をも奪うと、柄で腹のあたりを殴り突き倒した。
「俺はユリウス。リフティスで国王をしている」
「貴様が、あの、ユリウスだと…?!」
あぁ、とその顔と見上げる巨大な鎧に包まれた肉体で確信した。
噂には聞いていた。悪魔のような筋肉と性欲の塊のような男があのリフティスの王になったと。

「ぐぁ!ぐぁ!グッ…」
拷問のようにユリウスは鎧の上からウルスラを何度も殴る。
「皇帝に、パパに、会いたいか…?」
ウルスラはただ、自分が人生で初めての敗北を味わっていることで、既に心はそこに無かった。
鎧を粉々に粉砕され、裸にされて、ユリウスが鎧を脱ぎ、馬のようなペニスを露出してもまだ呆然としていた。
そして、帝国第一皇女ウルスラはついに、ユリウスによって犯された。

302 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/14(土) 19:19:38.21 0.net
ユリウスはウルスラの全てを犯した。優しく、そして執拗に。
無抵抗の唇を奪われ、ユリウスの巨大な手で握ってもなお余る巨大な乳房を揉みしだかれ、
その下の鍛え上げられた腹筋や臍を撫でられ、舐められた。
そして鎧からは想像もできないような果実のような尻を撫で尽くされ、
獣のように胎内を掻き回されて溢れるほどのマカベウスの子種を、イル・ファーデルの器へと注がれた。
胎内を犯し尽くしたユリウスは口を犯した。ユリウスの濃厚な精はなおも勢いを止めず、
僅かに甘いそれをウルスラがゴク、ゴクと嚥下すると、今度は尻を掴み、
肛門にもペニスを突き入れた。そしてユリウスの精はウルスラの直腸内をも汚した。
再び上に跨り、もう一度秘部に突き入れる。そして二人の最高の肉体は森の中で獣のような声を上げながら
交わり続けた。そしてもう一度精を放つと、引き抜いて残りの全てを腹や胸にぶちまける。

白翼騎士団長ならぬ白濁騎士団長となったウルスラを抱きすくめたユリウスは彼女の耳元で囁く。
「これでお前を解放する。ちなみに、 俺には王妃がいない… 」
最期の部分を強調し、倒れたウルスラに槍を返しマントを裸体に被せると、
ユリウスは馬に跨り颯爽とその場を去っていった。

その後、捜索に来た白翼騎士団員をすれ違いざまに殺害していき、その日の夜にはピラコーナへと到着した。
部下の半数が戦死したとのことだった。それに対し追悼の意を簡単に話すと、一泊してピラコーナの領主に例を言ってリフティス領に引き上げた。

この戦いは「ピラコーナ湖畔の戦い」と言われ、合計帝国軍に1500、ピラコーナ側に1000の被害を出し、
ピラコーナの英雄死亡と反乱失敗という形に終わった。
しかし、イル・ファーデル帝国はその後、リフティスに友好使節を送ったという。

303 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/14(土) 19:29:15.98 0.net
「タヌア…ですか…?」
リフティスの城内、ユリウスは腰を振りながら息子のラクチュウと話をした。
「うむ、東方の動きを探る。その上で『戦華祭』とやらの様子を見るとしよう」

その次の月、タヌア侵攻へ向けてトバへとユリウスは軍を進めた。
再びトバ在留の海女部隊がユリウスによって汚されることとなったが、
トバは国王ユリウスを快く受け入れた。交易がより活発になりそうだからだ。

3000の兵をもってタヌアを攻めようとしたユリウスだったが、
その結果はタヌアの降伏と従属という形であっさりと幕を下ろした。
タヌア領主との間で文書のやり取りが成され、タヌアはリフティス領土ではないが、
リフティスの支配下という扱いになる。

北と南の脅威が無くなったユリウス国王は、これより再び一人の冒険者として
一部の部下を連れて旅に出ることとなった。
ラクチュウは優れた行政手腕を発揮し、これにてリフティスは交易と平和の街となった。
「さて、どうしたものか」
ユリウスは次の目的へと思いを馳せていた。



【ダークファンタジー 第四期   完】

【ユリウスの世界制覇への冒険はまだまだ続く…?】
【ありがとうございました!】

304 :名無しになりきれ:2015/11/14(土) 20:41:29.81 0.net
GJ!
三期がアレだったからまさかユリウス登場で盛り返すとは思わなかったぜダーク!

この世界観で次期やるときはまた入ってくれ
タノムゥ(^人^)!

305 :名無しになりきれ:2015/11/15(日) 00:27:47.10 0.net
展開の急ピッチやべぇ
怒濤の構成力
ユリウスからもはや目が離せない…!?

306 : ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/17(火) 07:56:34.74 0.net
その頃、リフティス周辺諸国では「魔物」によって人が襲われる事件が相次いだ。
人の顔をした虫のようなそれは、「リフティスの悪魔」と呼ばれた。
辛うじて兵たちによって退治されているものの、徐々にそれは人間に近い姿となっている。
以前よりも苦戦しているという話も入っている。

リフティスから離れた森の中で…

女がその「魔物」たちによって服を引き千切られていた。
顔は人間のようだが鋭い歯を持ち、胎児のように膨れた感じで、上半身には鍵爪がつき、
肉体は人間の男そのものだが、両脇からは節足動物のような脚が生えている。
下半身には二本の後ろ足があり、以外に貧弱だが、股間部分には人間そっくりのペニスが隆々と生えていた。

既に「魔物」たちによって彼女の冒険者仲間と思われる二人の男は鍵爪と歯によって殺害されている。
脇のあたりから出てきた触手が彼女を絡め取る。武器を落とした彼女は抵抗を諦めた。
まるで人間のように乳房と股間を愛撫していくそれらは、ペニスを突きたて、腰を振ってきた。
一体が射精すると、残りの「魔物」が順番待ちをはじめた。
それはまさに性欲の…ユリウスの権化のようだった。
「あの日」、リフティスの城門から逃げた「胎児」は、次々と女を襲って子孫を増やし、既に大陸に散らばっていた。


ある施設で、この魔物が捕らえられていた。何かの実験をするところだろうか?
複数の男たちが語る。
「我々と、『これ』と『器』があれば、国を統一することなど容易いだろう」
「いや、目的はそれだけではないだろう」
「そして正当な種も再び我が手にできれば」
「獲れるか…? 世界を…」
「うむ、頂く…、世界を…!」
極寒の地で、笑い声が蠢いていた。

307 : ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/17(火) 07:58:05.44 0.net
【次へのちょっとした伏線です。勿論途中乱入、勝手に開始も可。
再開時期は未定です。】

308 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/24(火) 11:55:08.57 0.net
タヌアという島国より大陸に戻り、リフティスの城に戻ったユリウス王は、
息子のラクチュウから不吉な話を知らされた。

城はあれからさらに強固になり、かなりリフティスの軍事力が高まったのが分かる。
ユリウスは全裸になり、半裸の侍女たちに薬を塗られていた。
巨大な肩や鋼のような胸板、腹筋は無数の傷ができており、塗られると浸みて痛む。
しかし、女たちのうっとりした表情に囲まれて手当てをされるのも、ユリウスには至福の時間だった。
膝の上にはトバの海女の一人で、船の上でお気に入りになったレナという女が腰を振っている。
まだあどけない顔だちに対し、その乳房は大きく、何より性欲が旺盛である。

「うぉ…、手短に頼む」
ユリウスの声よりもレナの嬌声の方が大きかったりするが、息子の報告を聞くユリウス。
「はい、父上… それが例の「魔物」による軍の被害が増大しています。
若い婦女子が襲われるとの被害も…」

(あぁ、アレが残っていたのか…)
ユリウスは自分の「子孫」があちこちで種をばら撒き、大きな被害を与えていることを心苦しく思った。
「討伐隊は?」
「討伐隊の被害は抑えていますが、徐々に北へと向かって逃げているとのこと…
一部の民が「ユリウス王に似た顔」と言いふらしているのも聞き捨てなりません
また、最近の奴らは集団行動を取り、手に負えないのが実情です」

「何だと…?!」
確かにその通りだった。彼らはユリウスの血を確実に引いているのだから。
しかし、集団行動とは、彼らはそんなに知能の低い連中なのだろうか?

「国境付近に砦を立て、奴らを領内からとりあえず追い出せ…うっ!!」
指示を出すと同時にレナが絶頂を迎え、ユリウスは唸り声とともに精を吐き出した。
ジョゼットのような不妊の術式を受けている者は少なく、既にユリウスの子孫は100人を超えているとの話だ。
女として使えないほど腹が大きくなったら子を産ませ、次の女を補充する、それが大王となったユリウスの日常だった。

そのとき、伝令が現れた。侍女のジョゼットだった。顔色は悪い。
「ユリウス様、東の海岸に東方の軍が攻め込んだとのことです」
ジョゼットはそう言いながら、周囲の侍女たちを睨んだ。戦闘能力が高い自分が逆に性の相手にされないのが腹だたしいのが悔しいのだろうか。

「分かった。ラクチュウ、お前ならどう対応する?」
「はっ、敵は大軍。まずは有利な地上を固め、海側の敵になるべく被害を与え、
近くに増援を置き、陥落の危険があれば支援に向かい挟み撃ちにするのが良いかと」
「俺もそう思う。ラクチュウ、お前に前線の指揮は任せる。それとお前の部下を念のため
帝国とメリヴィアに送っておいてくれ。援軍を要請する」
「ははっ」

「お前は城の侍女部隊を率いてリフティスの警備に当たってくれ、ジョゼット」
「はいっ」
ジョゼットのタヌアでの活躍はめざましく、彼女のおかげで多くの兵が助かった。
そういう意味で女とではなく、部下としてユリウスは彼女に信頼を置いた。

ユリウスは再び玉座へと戻り、女を次々と抱きながら、次の作戦を練っていた。
彼には秘策があったのだ。そのために他の都市を放置してまで、リフティスを徹底して発展させてきた。

大陸を股にかけた決戦の日が迫っていた。

309 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/24(火) 12:28:44.70 0.net
戦いはリフティス有利で始まった。

東方軍はおよそ8000、スグァ・タヌア植民地軍を中心とした海軍部隊が、トバに上陸しようと攻撃を仕掛けたところ、
ラクチュウの弓を中心とする部隊2000、トバの漁師部隊アマーダ率いる1000程度の地元軍、
そしてラタキアからの援軍1000程度の戦いは、ラクチュウの陽動戦術により、
東方の部隊は矢や爆薬の雨を受けて大きな被害を受け、わずかに残った上陸部隊がアマーダらによって
討ち取られ、東方軍は一時撤退を余儀なくされた。

さらに、夜のうちに停泊していた東方軍は夜襲を受け、瞬く間に混乱に陥り、
壊滅した上にアマーダらによって追撃すら受けた。

これで東方軍はほぼ侵攻ができないと思った矢先のことである。
嫌な知らせが二つ入った。

まず、リフティスに戻った伝令のうち、メリヴィアのミカエル4世からだった。
伝令は青ざめながらこう伝えた。拷問の跡が生々しく残る。
「ミカエル王は第二王女のミラが妊娠したことに腹を立て、「ユリウスによってミラは犯された。同盟を近いうちに
破棄し、軍事制裁を行う」とのことです」
ユリウスは驚愕し、汗をかいた。
「なんということだ…よりによって、あの「種」が… あの時、我慢さえしていれば」

さらに帝国に向かった伝令の死体が帝国側の傭兵によって送り返され、
爆発した死体や毒によってリフティス兵10人ほどが死亡した、とのことだ。
捕まった傭兵によると、「帝国の第一皇女ウルスラがユリウスによって汚され、
屈辱を受けた。不戦条約は破棄とする。ただしユリウスの男根を切り落とせば不問とする」
これがヴィクトール皇帝からの通達だった。
ユリウスは震え上がった。周囲を一気に敵に回してしまった。

信じられないことに、次の侵攻はリフティス領北東部の海沿いから陸周りに行われた。
東方軍は20000人はいるものと思われる。つまり、メリヴィア領を抜けることをミカエルが許可したということだ。
海軍の援護を受けられず、早くもトバが降伏し、その南の海洋都市ラタキアが包囲された。ヤオリも激しい攻撃を受け、陥落した。
リフティス軍は内陸部へと部隊を撤退させ、王都リフティス周辺の砦へと軍事力を割いた。

ラクチュウは他都市とリフティスの大半の部隊を出し、計10000の部隊で、
東方の連合軍25000以上を迎え撃った。ユリウスも前線に馬で出陣し、緻密な戦術と罠で敵を圧倒した。
一日でリフティスの損害1000に対し東方側に5000以上もの損害を出し、会戦は勝ったものと思われた。

――しかし、その流れは変わった。
多数の北方の有翼部隊が現れ、北方軍は本隊である陸軍と合わせて40000にも膨れ上がった。
ここには東西メデリオト軍、北方四旗軍などの精鋭も加えられている。
(これだけの部隊がいるということは、つまりは総力戦、リフティスを滅ぼすつもりだ。)

ユリウスは250人程度を屠りながら傷だらけになり、
4000以上もの被害を受けて、要塞化したリフティスの街へと撤退していった。
リフティス最後の作戦を発動させるために。

「ユリウス様!大変ですっ!」
ジョゼットからの伝令だった。南のドクーラ城塞付近に20000程度の帝国軍が駐留し、
リフティス軍の退路を絶っているとのこと、それと、北からはさらにメリヴィアの軍隊が10000以上の援軍を出したとのこと。
リフティスは退路を絶たれ、東方・北方・メリヴィアの計7万以上の軍勢に包囲されてしまったのだ。

ラタキアが降伏した、との情報が入った。これでリフティスは完全に孤立してしまった。

310 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/24(火) 13:46:41.45 0.net
北に7万、南に2万の連合軍に囲まれた水の都は、いよいよ窮地に陥った。
東方の将軍タイ・シン率いる軍と北方四旗の一人で、ファーデル教会の枢機卿である
ギョルギヨスが攻撃を開始し、そして南からは帝国第三皇子のルカが封鎖を続けている。

いよいよ攻撃が始まった。東方は忍術兵という隠密兵が先行し、さらに重装備の鎧武者が突撃を開始した。
さらに北方のグレイトホーン騎兵隊、ファーデル教会の魔法部隊にワイバーン、龍騎士などが空から襲った。
既に住民は遠く離れた村々に避難しており、残るは多くが戦闘のできる者だ。

忍術には魔法部隊が対抗し、隠密兵にも機動力のある漁師部隊、海女部隊が対抗するが、
徐々に押されていく。城壁は堅く、なかなか突破できずに連合軍は被害を出したが、
北方軍の空中からの攻撃が相次ぐと、徐々に士気を落として屋根にいる兵たちは姿を消していった。
屋根の弓やバリスタ、投石器などが次々破壊され、夜は夜で重爆撃が続けられた。
ユリウスは既に曳いてから時間が経っており、降伏の時は真近と思われた。
連合軍では既に宴会が開かれていた。

いよいよ無抵抗の城壁に大きな梯子が取り付けられ、突入が行われた。一気にリフティス城を陥落させ、ユリウスを討つ。
「俺たちと戦うリフティス軍は果たして残っているのか?」こういう噂話が連合軍に飛び交った。
しかし、その目論見は誤っていたということを、突入後に連合軍は大いに知ることとなる。

311 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/24(火) 14:12:22.09 0.net
「かかれ!」というタイ・シン将軍の声が響く。
まず東方の地上部隊が一斉になだれ込んだ。多少の弓兵や爆薬などものともしない屈強な制圧部隊だ。
さらに、隠密、魔法部隊の順に入り、北方の占領部隊がまるで東方軍と競走するかのように侵入する。そのときだった。

一斉に地下から現れたと思われるマスクをしたリフティス軍が、毒薬を仕掛け、街に火をつけた。
真っ暗になった市街は入り組んでおり、連合軍は分断され、次々爆薬や毒薬の餌食になっていった。
毒を吸い込むと皮膚はどんどん剥がれ、苦痛が襲う。そこを水路に隠れていたリフティス兵が槍や弓で次々止めを刺していった。
水路は東方兵や北方兵の死体で埋め尽くされていき、青い水はどんどん紫に、そして血の赤になっていった。
ワイバーン兵たちも無理に救援を行った結果蜂の巣にされ、さらに毒の混乱で落ちていった。
マスクをしたユリウスとその配下の兵たちは次々生き残った敵兵をなます斬りにしていった。
この日だけで連合軍側の死者は8000人を数え、ユリウスは300人ほどの敵を殺害した。

これだけではなかった。連合軍が撤退して再度の侵攻の準備をすると、ユリウスはまずラクチュウらの遊撃隊に背後を突かせ、
驚いたところにユリウス率いる3000の精鋭が地下の隠し通路を使って、一気に敵陣へと夜襲、突撃を行った。
ここはユリウスが初めて王となり、立ち去ったときに使った思い出の場所だった。

ただでさえ敗戦の責任を押し付け合い、士気の下がっていた東方・北方の連合軍はいよいよ総崩れになり、
この夜だけで5000人以上が討ち取られていった。
リフティス側も500人程度の被害を出したが、東方の将軍、タイ・シンの首をついにユリウスが取った。
だが、まだまだリフティス側の不利は覆りはしない。

このときだった。
北からミラ・ヴィジテイル率いる傭兵部隊5000がリフティスの援護を行い、様子を見ていたミカエルは
メリヴィア軍を撤退させた。これにてメリヴィアは完全にリフティス寄りとなり、連合軍の退路を絶った。
さらに、南からはウルスラ率いる白翼騎士団を中心とする帝国の援軍が10000ほど現れ、ルカの駐留部隊を奇襲した。
これにより帝国は内乱になり、軍をリフティス側から引かざるを得なくなった。

結果的にユリウスはミラ、ウルスラという二人の女の心を掴み、それによって完全に世界を股にかける王として君臨することとなったのだ。
東方軍はさらに10000人ほどの戦死者を出して壊滅し、多くがリフティス・メリヴィアの捕虜となっていった。
北方軍は今回の敗北を「東方軍の責任にある」とし、早くも同盟を破棄したギョルギヨスは東方軍を適度に蹴散らし、
そのままメリヴィアの西側を通って本国へと帰っていった。

「追撃の指示を。好機です、父上」
このラクチュウの進言に乗ったユリウスは、リフティス諸国軍15000、リフティスについた東方軍5000、
ミラ率いるメリヴィア軍5000、ウルスラの白翼騎士団の一部である5000の計およそ3万の軍を、
北方軍の追撃に当たらせた。ラタキア、トバ、ヤオリはあっさりと解放された。


ある遺跡にて――

「リフティスが、勝ったようだな。大勢の手駒が死んだ」
「うむ…どうやら我らの計算が謝っていたようだ。ユリウスはまだ生きておる」
「ギョルギヨスは…どうする?」
「処分だ」
「うむ、処分だな」
「近いうちに【あやつ】が来るだろう」
「うむ、利用してやろう。今のうちには」
「今のうちには、な」
「フフフ、世界は、まだ…我らのものか?!」
「そうだ。頂く、世界を…!

312 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/24(火) 14:45:57.12 0.net
「寒いな…」
ユリウスの軍がギョル河を超えようとする時だった。
このあたりは緯度でいえばメデリオト、つまりメリヴィアの最北のあたりになる。
完全に北方の地ということだ。

30000ほどいるユリウスの軍は、目の前に妙なものを見た。
――それは紛れも無くあの「胎児」たちだった! それも武装しており、5000体はいる。
「胎児」たちの先頭にはあのギョルギヨスがいた。鎧兜に身をまとっているが、彼の顔や腕からは
妙な触覚や角や触手のようなものが大量に生え、既に人ではなくなっていた。
寒気がした。しかし、ここで曳くわけにはいかない。
(俺はユリウス大王、全ては世界を獲るためだ…!)

戦いが始まった。ユリウスは最前線に立って大剣を振るい、見方を奮い立たせた。
緑色の液体のようなものや茶色の臓腑のようなものをぶちまけながら、彼ら「ユリウスの仔」は
首を斬られてもかぶりついた。兵がどんどん食われていく。
あまりの壮絶さに失禁する者、逃亡する者もいたが、何とか切り裂き、半数ほどを屠ると彼らはまるで
船蟲のように逃亡していった。ギョルギヨスは奮戦したが、5人ほどを巻き添えにして爆発四散した。
この戦いで5000人ほどが殺され、逃亡するなどして失った。兵の士気も大分危険だ。

ユリウスは慰安のために全ての戦闘ができる侍女たちを連れてきていた。
キャンプで腰を振りながら、ユリウスは遠くに見える丘と塔について語った。
「この奥にティンダ・ノラという北方軍の聖地がある。詳しい話は分からんが、
そこはファーデル教の連中もいるらしい。あそこが全ての元凶だろうな…おぉ…」
ユリウスは精を放つと、次の女を抱きはじめた。こうしていると身体が温まる。
昼は敵を殺し、夜は女を抱く。これがユリウスのいつものサイクルだ。もう止められない。
最後にユリウスはジョゼットを抱いた。ジョゼットは顔色が優れなかったが、腰を振っているうちに
徐々に回復しているような気がした。
「ユリウス様、私、赤ちゃんができたみたいなんです」そう途中まで言ったところでだった。
「お前に敵の霍乱・篭絡を任せる。お前はできる「兵」だ」
そう言うとユリウスはジョゼットから陰茎を引き抜き、ホースのようにテントの内側に精を放った。

予想以上にティンダ・ノラは大きく、そしてこちらの動きも完全に監視されているようだった。
正面に見えるのは体長10mほどの獅子の魔物、それが10体ほどだった。鼻息は炎になっている。
ガーゴイルだろうか、と話すと、ラクチュウは「「トウテツ」という向こうの魔物です」と語った。
その後ろにワーバーン隊、フードを付けた魔法兵が1000人程度控える。

予定通りにユリウスはラクチュウやジョゼット、ウルスラ、ミラなどを率い、
およそ100名の少数精鋭部隊で後方から不意打ちをする算段を取った。
残りの20000人程度は正面から防御をしながら接近する。最低限の時間稼ぎだ。

ユリウスらは塔の裏口から衛兵たちを殺し、足早に登った。
途中、「胎児」の強化されたものや罠などが足を阻み、半数の50人程度が犠牲になった。
しかし、ユリウスはその進軍をやめない。世界を取るためだ。
この先には「全てを手に入れるための何か」があり、今まで自分の人生に立ちふさがってきた「何者か」がいる。
その存在が、自分を苦しめ、そして大きくしていった。
今は王であるが、あまりにも大きな重責と後悔の念に苦しめられている。
それを紛らわすため、ユリウスは殺し、犯し、支配した。
(本当は俺だって平穏に生きたい。だが「奴」がいる間は平穏は絶対に戻らぬ)

最後の扉を開けると、そこは黄金の間だった。
天井は高く、あらゆる金銀装飾が散りばめられ、世界の摂理などがそこかしこの壁に描かれていた。
奥のかなり高い祭壇の上に、因縁の人物がいたのだ。

ユリウスと、後ろから彼の「兵たち」やウルスラ、ミラ、そしてアマーダら精鋭が続いた。

313 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/24(火) 15:07:09.27 0.net
―「我は世界の王」
その人物は言った。高い位置にいるが、顔がはっきりと見える。赤い巨大な宝珠を首にぶら下げ、脇には二名の人物が控えている。
年齢は自分と同じぐらいに見えた。しかし、遥かに威圧感と、聞いたことのある声質だ。
―「我が名はシメオン。シメオン1世。メリヴィアの創始者で王の中の王。そして、」
左脇の人物がまるで茶番のように言葉を発する―「私はファーデル。ファーデル教会の創始者そしてイル帝国の支配者」
ウルスラが目を見開いた。続いて右側の人物が言葉を発する。―「余はシュレン。北方民族の永遠の長にして支配者…」

「分からぬか、ユリウスよ」
ユリウスは頭を痛めた。物凄い耳鳴りがユリウスを襲う。
この人物が何者なのか…知っている。
知りえない情報が頭の中を交錯した。それはシメオンが女を襲い、犯しているところだった。
次に、女が処刑され、女の腹の中から赤子が生まれるシーンが蘇った。
それはユリウスだった。「胎児」にも似ているため、ユリウスはさらにトラウマに陥った。
ユリウスはメリヴィア王朝の創始者の息子だったのだ。それも強姦により生まれている。
彼は、自分が女を犯すことに理由はないと思っていたが、そんなことは無かったのだ…!

「…お前が俺の親父か…で、だからってどうしたってんだ」
シメオンが応える
―「お前をいつも見ていたが、お前はどうやら失敗作だったようだ。何故なら、
私の思い通りにお前は動いてくれない」
良く響く声、しかし確実にイカれていた。とても正常な神経を持った人物の発する台詞ではない。
この男が横の二人の男とともに世界情勢を国家・宗教・軍事力をもって操り、弄んでいたのだ。
ユリウスは自分が中心に世界が回っていたと思っていたが、心の奥底にあった疑問がようやく解けた。

―「まあいい。私は世界の支配者となって永遠の命を得たが、お前はいずれは死ぬ。愚かな息子よ。
このまま帰してやってもいいが、とりあえずお前の軍隊には滅んでもらう。
そして、お前にはこいつらと戦ってもらおうか…?」

シメオンが両手を挙げると、宝珠が光り、ユリウスらに異変が起こった。
まず、ユリウスはかつてのヘルヘイムの魔物に取り付かれ、毛が深くなり、頭は狂気で満たされた。
そしてウルスラとミラに異変が起こった。苦しみ出したと思えば、突如「胎児」の姿になった。
そう、教会の力を受け、この二人には既にギョルギヨスと同じ力が宿っていたのだ。

人間ではなくなったウルスラとミラによって早くもアマーダは殺され、他の兵たちも太刀打ちしたがとてもかなわない。
「ふざけやがって!」
ユリウスは叫んだ。外では相当に激しい殺し合いがこんな奴らのために行われ、大勢の命が失われているのだろう。
―「さぁ、殺しあえユリウス。殺すのは好きなのだろう?」

そのときだった。

314 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/24(火) 15:35:29.11 0.net
ー「お前たちか、良くやってくれた」しかし、次の瞬間、シメオンの言葉は悲鳴に変わった。
ー「おい、やめろ!」
ガシャーン、と大きな音が上で響いた。
高い舞台の横に取り付けられた古代のものと思われる装置が突如破壊され、
頭を抑えてうずくまったシメオン、ファーデル、シュレンが倒れこんだ。
そこにラクチュウ、ジョゼットから容赦ない突きが浴びせられる。

「アァァーー!!」「ギャアアア!!」「助けて…くれェェ!!!」
ピラミッドを鋭くしたような舞台の上から力をうしなったシュレンが首から血を流して
滑り落ち、頭から脳漿を垂らして絶命した。そして、次にファーデルが帽子を落とし、次に血飛沫を上げながら
真っ逆さまに床に投げ捨てられ、即死した。最後に命ごいをしたシメオンだったが、
宝珠をラクチュウに奪われると、早くも用済みとばかりに首を深々と刺され、死体はそのまま三度ほどバウンドして
下に落ちて潰れた。
その三つの死体は落ちた後、一気にシワに包まれて最後は砂になった。
延命術の結果だろう。

「ラクチュウ!それにジョゼットか…!」
既に下では全ての兵が無残な死骸となっており、ユリウスがミラとウルスラの攻撃を避けながら
剣で確実にダメージを与えていた。
「よくやった。すぐにそれをこっちに渡してくれ」
まるでシメオンと同じような台詞だが、そう言う以外になかった。

「嫌ですね」
「何故だ?」
「あなたは父、つまり私の祖父を憎んでいた。しかし、私も同じく父であるあなたを
憎んでいます。同じことですよ…
だから、ジョゼットと一緒にこの方々と組む振りをして利用してあげたんです。
全ての世界情勢は筒抜け、という訳ですね。タヌアもいずれ私が支配し、七色の谷の財宝もいただきます。
これから私が「調停者」となって世界を支配します。もう暴力的な王は必要ない。
ユリウスよ、あなたはもう必要とされていないのだよ」

そこまで言ったところだった。
「グォッ…」
首に鋭い剣が突き立てられた。何かを発しようとするも、再び引き抜いて、
もう一撃が首に入り、ラクチュウはそれで息絶えた。ジョゼットだ。

「ジョゼット…お前…」
「ユリウス様…!」
「それを渡すんだ、さぁ」
「私はユリウス様のためなら命をも捧げます。このような男には協力しません。
どうか私を唯一絶対の后に。それを約束してくれればこれはお渡しします」

 「断 る」

ユリウスのその声にジョゼットは目を見開き、真っ赤な宝珠を地面に叩きつけた。
ジョゼットの肉体が光り、みるみるうちに舞台を衝撃波で破壊していった。
ジョゼットは真っ赤な鎧を身に付けた女神のような姿になり、その身体は今までの5倍、
体重にして125倍の大きさになっていた。
巨大な剣と盾を持ち、実に剣は長さ5メートル、盾は50cm以上の厚さがあると思われる。

「さぁ、ユリウス様、遊びましょう」
身体そのものも以前より強化されているようだ。
ビキニアーマーに覆われた乳房は張り詰め、片方だけでユリウスの体重ほどありそうだ。
腹筋も鍛え上げられている。尻から伸びるすらりとした脚は頑丈で片方でユリウスの身長の倍ほどある。
剣が禍々しいオーラとともに振り下ろされ、まず目の前にいた「胎児」化していたウルスラとミラが犠牲になり、上半身を鎧ごと吹き飛ばされた。
同時に地響きが起こる。 ユリウスは震えていた。

315 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/24(火) 16:08:11.86 0.net
建物の中では不利すぎる、と思ったユリウスは塔から降りた。
暴れるジョゼットが塔を破壊していくようだが、脱出は何とかいった。

「ユリウス様…」
後ろを振り返ると、驚いたワイバーンを突き刺して踏みつけ、殺しているところだった。
外の戦闘が気になり、トウテツがいるあたりを見ると、既にトウテツが粉々になり、
多数の犠牲者を出して、リフティス軍は撤退し始めた頃のようだった。

魔法兵の生き残りがジョゼットの姿を見て狼狽する。「バケモノだ!」
魔法を放つも、ジョゼットにとっては蝿のようなものだった。
「ちょっと熱いかも」
そう言うと剣の衝撃波と盾であっという間に兵たちを粉砕し、生き残った者は
容赦なく踏み潰していった。
兵たちも逃げ、文字通り「二人きり」の状態になった。

「ユリウス様、逃がさない」
狂気に似た目線でユリウスを追うジョゼット。歩くだけで地面がゆれ、まともに逃げることもできない。
(殺される…!)
ユリウスは恐怖した。とりあえず一気に間合いを詰めないと衝撃波だけで粉々だ。

316 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/24(火) 16:09:06.26 0.net
突如引き返すと、間合いをつめ、ユリウスは巨大な左脚に一撃を放った。
「マカベウスクラッシャ…」
膝下あたりの皮膚を切り裂き、血が流れた。
「くっ、はあっ!」
ジョゼットの一撃が入る。辛うじて避けるも、衝撃波が当たり、かなりの痛みが伝わった。
かつてドラゴンと戦い勝利したこともあったが、これほど恐ろしくはなかった。
よろめいたユリウスに、今度は盾の一撃が入った。
鎧がひしゃげ、とうとうユリウスは地面に倒れた。

「つーかまーえた!」
何かが上から来る。それはジョゼットの尻だった。
「グォォォ…!」
心臓は免れたが、下半身をジョゼットのヒップに巻き込まれ、鎧を砕かれた。
「くそっ!」
ジョゼットが体勢を立て直す前に尻に大剣を突き刺したが、大きな傷にはならなかったようだ。
「ユリウス様、抵抗はやめまちょうね〜」

尻と脚から血を流しながらも、ジョゼットは文字通り赤子を捻るかのように、
ユリウスを捕まえようとした。持ち上がったところで剣で抵抗する。
「この…!」
掌から血を流しながら、ユリウスを地面に叩きつける。

再び腕でつかまれると、既にユリウスに抵抗の手段は無かった。
抵抗するも、手足を捻られて間接を折られてしまう。
そこからはジョゼットのされるがままだった。
ジョゼットはユリウスをぐったりさせると、剣を置き、鎧兜を脱いで、
まずは巨大な乳房でユリウスを挟んだ。
それはあまりにも大きく、乳首でも小さな蜜柑の実ぐらいはある。
片方でユリウスの体重を超えるようなそれで、ユリウスはしごかれた。
「おぉ…う…」

不覚にも、それでユリウスは勃起した。我慢できなくなったジョゼットは、
赤い光を纏った手でユリウスのそれをしごくと、さらにそれは大きくなった。
ヘタな短小の男よりもジョゼットにとっては大きい。
ジョゼットはユリウスに挿入させると、自ら身体を掴んでいわゆる「逆駅弁」で強制ピストンをした。
ビク、ビクとジョゼットが痙攣する。
「こういうのイイわぁ…新しい。ユリウス様が、私のしもべ…」
肛門まで弄られたユリウスがやがて絶頂を迎え、巨大な穴にビュービューと精を流し込んでいく。

それだけでは満足はいなかかったようだ。今度は再び手で扱き、勃起させると
ユリウスに覆いかぶさり腰を振った。
「グァ!グァ!ぐぁぁ…」
ユリウスはあまりの重みに苦しんだ。瀕死になったユリウスだが、何とかジョゼットが絶頂を迎えることで解放された。
ジョゼットはユリウスを巨大な秘所から引き抜くと、放り投げた。

「ぐぁ、あぁぁ…」
ユリウスはあまりの痛みに気を失いそうになった。
もう何本骨が折れているか分からない。
ジョゼットに犯しつくされてしまったのだ。

「あれは…」
倒れるユリウスの視界に入ったのは、味方が置いていったと思われる火薬の塊と、
ジョゼットが落とした剣だった。
ジョゼットは行為の余韻に浸り、うつ伏せになっている。

317 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/24(火) 16:31:14.71 0.net
「あぁぁ…」
ジョゼットは恍惚とした表情でユリウスの方を見た。
ユリウスは完全に自分の支配下にある。これでもう一生自分のものだ。
邪魔する者は殺せばいい。

だが、そこに目に入ったものは…
「…!」
ドォーン!!
ユリウスはありったけの火薬に火をつけた。それも5mにもなる巨大な魔剣の真横で。

剣は勢いよく直進し、そのままジョゼットの左目を貫いた。

「ギャァァァ!!!!」
ジョゼットがのた打ちまわる。横たえたままだから全体が的のようなものだ。
全裸のユリウスは、大剣を持ち、気を取り直すと、まずは巨大な剣の柄を打ちつけ、ジョゼットに大きな衝撃を与える。
そして倒れたまま朦朧としたジョゼットに大剣を次々突き刺した。
まずは両の手足に思い切り剣を振り下ろし、大きな傷を与える。
大量の血液が溢れ、失血によりさらにジョゼットは動きを弱めた。
そして首に剣を突きつける。一撃が入れば巨大なジョゼットの命も無くなるだろう。

観念したジョゼットは目を閉じた。
「やっぱり、貴方は強い…」

弱っていくジョゼットを、ユリウスは犯した。やられたらやり返すのは義務だろう。
うつ伏せに近い今の状態でもやりたいが、いかんせん巨大過ぎて挿入が難しい。
そこで力を振り絞り、仰向けにした上で上からいきり立ったモノを挿入した。
「おぉ、入っていくぞ、ジョゼット…!」「アァ、アァァ…!」
分厚い腰に跨るユリウスはまるで赤ん坊のようだったが、そのピストンは力強かった。
ジョゼットの大きな声が耳をつんざくように響く。
「うぉぉぉぉ…」「アァァァ…!」
雪原の中を男と巨大な女の嬌声が響きわたった。まるで新しい時代の再来でもあるかのごとく。

一度射精すると、ユリウスは乳房のところまで這い、巨大な乳房を弄り回した。
そのボリュームは凄く、しかしユリウスが乳首を舐めるとジョゼットは喘ぐのだった。
「…んん」
ジョゼットがもう片方の乳房を顎で指差す、もう片方も舐めてということだろう。
ユリウスはそれを蹂躙すると、そのまま乳肉に腰を打ちつけ、精を吐き出した。
そしてもう一度秘所に腰を据えると、再びピストンを開始した。
三度目の絶頂を迎えたあたりで、ジョゼットは声を出さなくなった。

「ジョゼット…ありがとな」
ユリウスはジョゼットの巨大な手を取った。まだ暖かかった気がした。
ユリウスはそれを、ジョゼットの肉体が冷たくなるまで握っていた。
ジョゼットの死体が降雪で覆われていった。
せめてということで、近くにあった布で乳房と股間を覆ってあげた。
そして、ユリウスは大剣を墓石代わりに近くに突き立てた。勿論ジョゼット以外に父親や息子への墓標でもある。

適当な大き目の武器と食料を拾い、ユリウスは北方の地を立ち去った。
例の「胎児」の化け物には、二度と会うことはなくなった。
そしてユリウスは、リフティスに帰ってきた。

318 :ユリウス ◆ZoJjQX8PBM :2015/11/24(火) 16:42:34.86 0.net
ユリウスは「大王」になった。
北はメリヴィアと国境を接し、南は帝国と国境を接し、
東はタヌア島までを領土としている。

後継者がはっきり決まらないのがやや問題だが、
侍女の生き残りを鍛え、海女部隊やメリヴィア出身の傭兵、東方の特殊部隊などを
「兵」として、今日も王政と子作りに励んでいる。
以前のような「虚しさ」や「迷い」はもう無い。
世界を揺るがす黒幕たちとの因縁を断ち切ったユリウス大王は、今後の動向が期待されている。

「おぉ…」
今日もユリウスは朝から腰を振っていた。
黒光りする体は無数の傷跡があり、女たちはユリウスを慕っている。
今朝2度目の絶頂を迎え、女からモノを引き抜くと、ユリウスはいつもの鎧と大剣を持ち、
街へと繰り出した。

「さて、今日は何をしよう…」
街の酒場にお忍びで入るも良し、街の外にちょっとした冒険に行くも良しだ。
無数の人間を殺し、大勢の女を犯したこの男は、この頃はちょっとばかり表情が穏やかだ。

ユリウスは世界の闇と戦い、とりあえずは勝利を収めた。

交易が発展しており軍事力もあり、偉大な王を持つリフティス王国。
物語は、まだまだ始まったばかりだ。



〜fin〜


【ありがとうございました。】
【一緒にプレイしてくれた方には感謝です。】
【ユリウスはこれでTRPGのキャラとしては卒業します。】
【また別のスレでご一緒する機会があればよろしくです。】

【ではではノシ】

319 :名無しになりきれ:2015/11/24(火) 17:27:11.66 0.net
GJ!!!
相変わらずあなたの展開は面白かった!
TRPG界から一人の名キャラが消えるのは惜しい!
残念です

320 :名無しになりきれ:2015/11/24(火) 17:56:33.75 0.net
ユリウスはダークの、いやなな板TRPGの誇り
王者の中の王者

321 :名無しになりきれ:2015/11/24(火) 18:30:28.67 0.net
もうちょっと表現を丁寧にやったら完璧だな。
構成力、確かに勉強になった。
続きはピンクで。

322 :名無しになりきれ:2015/11/26(木) 10:35:16.30 0.net
ユリウスはプロの器

323 :名無しになりきれ:2015/11/26(木) 21:21:17.92 0.net
世界観は超一流
構成力は超一流
プレイスタイルは

324 :名無しになりきれ:2015/11/28(土) 21:11:22.21 0.net
お土産が贈られてきた

つ【ユリウス王物語】 
http://yuriusuoudenn...fc2.com/yuriusu.html

325 :名無しになりきれ:2015/11/28(土) 21:13:31.01 0.net
http://yuriusuoudennsetu.web.fc2.com/yuriusu.html

326 :名無しになりきれ:2015/11/29(日) 06:29:43.69 0.net
お疲れ様ユリウス
酒場でも困難に負けずに頑張ってね!

327 :名無しになりきれ:2015/12/02(水) 07:24:34.11 0.net
ユリウス様の行った偉大な行為一覧
・いきなり初回のレスで街娘をレイプ
・酒場を開放したと思ったらそこにいた女二人を奴隷化しハーレムセックス
・自分の部下の女の服装を自己流ににコーディネイト
・戦闘をし、人を殺しながら女に挿入
・教会の女を奴隷化し、組織を操る
・FOした初期キャラを犯して殺す
・反乱軍を起こし、強姦を繰り返しながら100人以上を殺して王になる
・女を愛しすぎて嫉妬した女に別の女や家族を殺される
・射精の後、王の身分をあっさり放棄
・あまりの伝説のため、街で男根ごと銅像にされる
・殺されても男根から復活するという伝説級の再登場
・あまりにの巨根でセックスで女を殺害
・レイプや兵士殺害を繰り返しながら無一文から街の一部を占拠
・雑魚を脅して自分の女を犯させる。その女はその後死亡
・自分のミスで部下の女を含む十数人の女を殺害
・しかもその死骸をグールに食わせる
・助けた女にフェラをさせ、さらに精液を全部飲ませる
・捕まった女を助け、女を一列に並ばせ、次々犯す
・妊婦(人妻)の身篭った子を掻き出し、種付け、そのまま家ごと乗っ取る
・実の娘であるとも気付かずセックス、そのまま中出ししてその後殺してしまう
・故意に魔物を発生させるため、十人以上の女を十秒ペースで犯してそのまま見殺し、さらに毒を撒く
・敵対した女を犯し、口に毒物と火薬を詰めて殺害、それをさらに爆破
・廃墟の街に現れ、再び王になる
・隣の国の王女を友好使節を使って誘い出し、闘技に見せかけて犯し、孕ませる
・隣の国の皇女を犯すだけのために反乱軍を起こし、1000人ほどの犠牲者を出す
・皇女を徹底的に犯し、強制フェラどころか、アナルプレイまで強要し、後に部下にしてしまう
・島国を視察すると言いつつ、臣従させ、両側の女を使ってハーレムプレイ
・街に部下の女と一緒に練り歩き、その間に女の前で関係ない街娘をレイプ
・しかも近くにいた男にその罪をなすりつける
・アルラウネとの異種間セックスをも達成してサーバント化する。
・彼氏の前で女を犯す。しかも闘技場で
・闘技場で大量の精液を撒きながらセックス。しかも二回目には隠すのも失敗し観衆から行為を見られる
・乱闘の際に相棒のアルラウネをあっさり見殺しにする
・敵に操られたとはいえ、女の部下数十人を殺す
・ラストに巨大女とも戦い、打ち負かすと体格差セックスを行ってから殺すという神業
・国王だが最後までまともな妃をもうけず、子供や孫だけは百人単位でいるらしい

328 :名無しになりきれ:2016/01/07(木) 10:51:20.42 O.net
名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

329 :名無しになりきれ:2016/01/07(木) 13:22:02.87 O.net
名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

330 :名無しになりきれ:2016/01/07(木) 13:49:14.83 O.net
名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
属性:
性格:
利き手:
魔法:
特技:
装備品:
所持品:
髪の毛の色、長さ:
容姿の特徴・風貌:
趣味:
将来の夢(目標):
簡単なキャラ解説:

総レス数 330
227 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200