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やみ の おうこく

1 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/02(木) 19:18:52.90 0.net
何だ、貴様…
地獄に来てしまったのか…宜しい、魔界皇子デスガイスト様が直々に
此処がいかに狂気に満ちた世界であるかを説明してやろう。
まず手始めに、この――――

何?腹が減ってそれどころではない?
しからば暫し待ってやるとするか、貴様らにも心の準備は必要であろう
では最後の晩餐を終えたら再び戻って来るがよい!
魔界皇子デスガイスト様のいる地獄へ入る為のパスワードを門番からしっかり聞いて
自由帳かちらしにでも書き留めておくのだ、間違えると地獄とは違う意味で酷い世界に送られるから注意しろ。
全く仕方のない人間であるな。

2 :名無しになりきれ:2014/10/02(木) 19:41:56.92 0.net
はい、お薬ふやしておきますねー

3 :名無しになりきれ:2014/10/02(木) 19:44:57.73 0.net
魔界の美味しいもんを馳走してくれよぉ王子ぃ

4 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/02(木) 20:30:50.67 0.net
貴様ら、晩餐は済ませたな?宜しい、では改めてこの魔界皇子デスガイスト様の創り出した
魔空間、名付けて”地獄”で私が何をしていく予定なのかを教えてやろう。

まず動機と目的だがね、一言で言ってしまえば自己満足の為だよ、自己満足!解かるかね?
貴様達地を踏みしめ天を仰ぎ運命に跪いている愚劣な生物も日々行っている事である。
馬鹿みたいだと考えただろう、そうだろう。だが、己の思ったままに行動するのが何が悪い!
他者から馬鹿馬鹿しい所業に見えても、自分が望んだ事あらば好きにすればよいのだ!
やりたいようにやって、やって、やり尽くす!それが魔族…貴様達が悪魔と呼ぶ闇の住人の美学である!
…失礼、話が脱線した。私が具体的に此処で何をするか、いわばコンテンツ内容だがな…

@魔界皇子デスガイスト様の外界からの迷い子とのふれあいコーナー
A魔界皇子デスガイスト様の666人の忠実で有能な配下紹介
B魔界皇子デスガイスト様のブログ
C東の魔界で大人気!『パンこれ』四方山話

基本は@で進めつつ、A〜Cの三本のうち一つを貴様達の時間の概念で一日!
魔界皇子の趣味として一日に一回どれかを選んで不定期にお送りしていこうと考えている。

5 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/02(木) 20:47:31.35 0.net
それぞれのコンテンツの説明だ。

まず@、【魔界皇子デスガイスト様の外界からの迷い子とのふれあいコーナー】
これは地獄へうっかり来てしまった迷い子共と他愛ない世間話をしたり、汚れた魂を持った者をブチ殺して
魔界少魔族問題解決の糧にしようというものだ。
実はこの私、魔界皇子デスガイスト様は故郷の東の魔界では何をする訳でもなく、特に役割を得て動いておらん…
貴様達の社会の言葉を借りれば、そう、ニートとやらになるだろう。
私の父であり東の魔族でとにか〜〜〜く偉い魔界貴族の一人、魔界四大公爵が一人エビルカイザーが
そうだな………解かりやすく言うと、ジャンジャン悪い人間をブチ殺せばお前の就職先をくれてやると
言ってきているので、貴様ら下界の人間をあの手この手で呼び、汚れた魂を持った者を殺害しまくるのが目的だ。
何故汚れた魂を持った者なのか?
汚れている、つまり心に善を抱かないような悪い人間は憎悪を募らせて死ねば、運が良ければ魔界に魂が辿りついて
悪霊として転生し、魔族として覚醒するやも知れんのだ。
昨今の東の魔界は魔族の絶対数が減っており、神の率いる天界に痛い目に合わされているし、魔族が豊富な
西の魔界に好き放題されてだんだん立場が弱くなってきている。
よって、一人でも多く悪い人間を魔族にしなければならないのだそうだ。私は興味ないのだがな。
まとめると、悪い奴は殺す、それ以外は適当に雑談してから見逃す。それだけだ。
因みに、善人を殺すと色々天界の仕事が増えて、魔界に苦情と嫌がらせが来ると父から聞いている。
だから善人は殺さんでそのままお帰りいただく。
善人は良かったな、地獄へ赴いておきながら無事に帰宅出来るのだからな。

6 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/02(木) 20:53:48.40 0.net
次にA。【魔界皇子デスガイスト様の666人の忠実で有能な配下紹介】
魔界皇子デスガイスト様は例え魔界のニートでも、まがりなりにも皇子なのだ。
父から誕生日の祝いとして私には勿体無い、優秀な魔族を送ってもらったり、兄の魔界皇子アークマスターから
そろそろいらなくなってきたからお前にやるよとお下がり感覚で私の元に送られてきて
なし崩し的に配下にしてしまった者を一人一人紹介していこう。
どいつもこいつも一癖も二癖もある奴ばかりで、これからリストを作るのが大変そうだが
私のちょっとした自慢なので冥土の土産に見ていくがよい。

7 :名無しになりきれ:2014/10/02(木) 20:55:54.21 0.net
テンプレの隙間に挟まる

8 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/02(木) 21:00:07.26 0.net
そしてB.【魔界皇子デスガイスト様のブログ】
私のその日の活動を記した、所謂日記を掲載していこう。魔界皇子が何をしているのか知りたくはないか?
おおっぴらにする機会などこれまでにはなかったのだ、その内書籍として販売する野望を視野に入れつつ
書き連ねていってやろうではないか。基本、私はこの地獄か東の魔界にいるのだが
気まぐれで別の世界、つまりお前達のいる地上界にダメ人間のふりをして出向く場合もあるだろう。
言っておくがいくら自由であけっぴろげな風潮がある魔界でも公開出来ない情報もあるから
時々文面に≪検閲不可≫の表記も出る場合がある。そこを理解した上で読んでくれたまえ。

9 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/02(木) 21:21:32.20 0.net
最後のC【東の魔界で大人気!『パンこれ』四方山話】

今、東の魔界でコンテンツ開始以来ユーザーがうなぎ昇りに増え続けている
仮想店内ウォーシミュレーションゲーム『パンやのこれくしょん』について何だかんだと語る、私の趣味全開のコーナーさ。
まず最初に説明するが、魔界には様々な思念を視覚や聴覚で捉えられる仮想空間が存在している。
『エレミヤ領域』と言ってな、貴様らの世界のインターネットとほぼ同じものと考えると非常に理解し易いだろう。
そこへ魔族はテレパシーを通じてアクセスし、エレミヤ領域上で様々な魔界仮想空間業者のサービスやコンテンツを
利用出来るのだ。その中で育成要素を併せ持った対戦遊戯系コンテンツの一つが『パンやのこれくしょん』なのだが
これがまた凄まじい人気を誇っている。
内容は人間界の画期的かつ代表的な食品のパンを…所謂萌え擬人化した美少女をプレイヤーが経営する
パン屋の中でパンを販売したり、レシピを入手して新たなパンを作って育てたり、他店とパンバトルを行って
自分の好きな美少女パンと店を育てていくのが目的だ。
この通称パンこれは人気すぎてコミック化・立体化など他の商売にまで手を伸ばしているのだとか聞いたぞ。
私も最近知ったばかりなのだが、すぐにはまってしまった。
なお、このコンテンツ利用は『エレミヤ領域』アクセスの為のテレパシー能力所有が必須条件となっているので
あまりにも位が低く特に能力も持たない魔族はやりたくても一生涯やれん。恨むなら、弱者に生まれた己を恨めよ。

10 :名無しになりきれ:2014/10/02(木) 21:29:52.72 0.net
長いっすよ皇子
三行に要約すると、つまりどういう事っすか

11 :名無しになりきれ:2014/10/02(木) 21:40:57.49 0.net
一族郎党の名前からにじみ出るこのご当地ヒーロー感

12 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/02(木) 21:47:39.42 0.net
説明はこんなところで終わりである。
さて、と。待たせたな、地獄へうっかり来てしまった迷える子羊共と戯れるとするか。

>>2
何が薬だ、魔族にお前達人間の施しが必要だと思っているのか。
それとも投薬が必要な病に冒される身であると貴様は考えての事なのか。
一見すると他人を気遣う善人に見えるな。素人はそう判断する所だが、貴様は魔族を理解していない上に
何よりも魔界皇子デスガイスト様を軟弱な下等生物並と考え、見下したな?そうだろう。
小悪党レベルだが殺せば悪魔になるやも知れん。死んでもらう。
では、どうやって殺すか―――


〜魔界皇子デスガイストが>>2を惨殺中です しばらくお待ち下さい〜


 o。    / ヽ  _      o。   _  ./ ヽ.
    /ヽ (  i/ ヽ 。o      / ヽ.i   i/ヽ.
    !  ヽゝi.人, -_.ノ       ヽ.ヾ人.i ノ ノ i
   ,.-‐ゝ_,,:'";;;;,゙':;,r''-‐、      ,.-‐、;:''゙゙;;;;;;.';._ノ‐ 、
.  <  ー;;' ..;;;;;;;;;; ,;一  >    < 一 ; ..;;;;;;;;;;. '; ー >
   `>-‐''';, ::;;;;' ,;'`ー-<      >-ー`';, ::;;;;'',;''‐-<´
   /   /"'ノ''!''゙、ヾ  >      ! ___,. /"i'''!''"ヽ` ヽ
   ー- 'i_,. 'i   iヽ、_,..'    。    .i   i`、_ノ` ー'
        ヽ ノ    o  o     ヽ,.ノ


―――なんだ、以外と地味な絶命だったな。
>>2を開きにして、配下達に双方の傷口へ塩を思いきり塗りたくって観察しようと思ったのに
もう死んでいるではないか。縦に真っ二つになった程度で死んでくれるな、面白くないだろう。

13 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/02(木) 22:06:02.88 0.net
書き忘れていたではないか、私のうっかり者め。
殺した奴は番号の横に【死】マークをつけておく

>>2【死】

こんな感じでな。残念だがこの地獄も魔界の一部分、死んだところでまともに成仏・転生は出来ん。諦めろ。

>>3
うん?魔界の旨い物か…それは難しいな
東西南北の魔界で食の好みも異なれば、口から食物を摂取して味や食感を楽しむ機能を持たない魔族の方が多いのだ。
魔族もその根本は悪霊であって生物ではない…生物の当たり前は我々の非常識だったりするのだよ。
だからと言って何も紹介しないのもつまらんから東の魔界で人気の食べ物をエレミア領域のグルメ情報で
無差別で選んで紹介しよう。少し待っているがよい。

―――最近の流行食はニュフリスサンドだな。
人間界の米を使ったパンに魔界生物のアピソチョルンをボロヘメンデ処理して4種類の香辛料で味つけしたものらしい。
味はうまい棒のとんかつソース味に激似で食感はういろうそっくりとの記述があったぞ。
旨いのかこれは?食べてみたいか貴様?

>>7
挟まるんじゃない、貴様は圧死したいのか。
私の邪魔をしたので死刑、と言いたいがこんな童子の悪戯程度の悪行をしている者が
汚れた魂の持ち主とは思いにくいな…おい、貴様。
もっと悪い事をしろ、貴様の母さんの財布から金を抜き取ってゲームを買う程度くらいやれ。

>>10
解かってるさそんな事…私だって長すぎて読むの面倒だろうなって思ったんだ。
三行?貴様も無茶を言ってくれるではないか。うむ、三行で貴様らの言葉を借りて説明すると

普通のなりきりスレと同様受け答えをしつつ
魔界皇子デスガイスト様が自分の喋りたい事を喋って
一人でも完走を目指す

そんな程度の認識で宜しい。よって私は一人でも孤独な戦いに身を投じる予定であり、貴様が以後書き込まなくても怒らぬ。

14 :名無しになりきれ:2014/10/02(木) 22:06:35.13 0.net
ありがとう吉田

15 :名無しになりきれ:2014/10/02(木) 22:10:30.05 0.net
父親が公爵なら、皇子じゃなくて公子ですよね
見栄張っちゃったのかしら

16 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/02(木) 22:22:31.99 0.net
>>11
ご当地ヒーロー?よく解からないが活動区域が限定された、人間の世界の戦士か?
人間と同程度のセンスとは…いや、人間が魔族のセンスに近づいてきているのだな!そう考えよう。
念の為に言っておくが私と兄、父上の名は本来の名ではない。そうだな、言うなれば魂の名、と言ったところだ。
本名を常に名乗っていると魔族や天界の眷属でも特に強い能力者となれば、対象の名を知っているだけで
何らかの魔術的攻撃を加える事が可能らしいので、用心の為でもある。
決してかっこよさそうな名前を自分でつけただけではないぞ。
どうでもよいが我が兄の魔界皇子アークマスターは当初父上のエビルカイザーから名をそのまま使って
エビルカイザーJr.と名乗る予定もあったそうだ。
兄のセンスは理解出来んな、貴様もちょっとダサイと思うだろう。

>>14
そんな事で感謝するな、苦難はこれから始まるのだ。
で、吉田とは誰だ。貴様の友か?
フッ、友のいる人間は珍しくないだろうが、我々魔族ともなればそうもいかん。
基本的に実力主義の上下関係しか作らない魔族は例え何者が対象であっても己自身と同格と考える訳には
いかないのだよ。何故なら自分に近しい存在がいると考えるだけでそれは自己同一性が揺らぐ事につながり
自分と自由を何よりも愛する魔族にあってはならん事だ。
魔族の死、つまり消滅は精神から始まるのでちょっとでも弱気になればいつポックリいくか解からない。
貴様達人間は魔族を長命で不老とか考えているのだろうが、案外簡単に滅びを迎える場合もある。
この宇宙に存在している限り、死という概念は必ず付きまとうのだ…む、また話が長くなったか。

17 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/02(木) 22:31:10.79 0.net
>>15
ああそうだ。端的に言ってしまえばそうだ。
見栄で父上は公爵などと言っているに過ぎない。実力による上下関係はあっても、公爵だの殿様だのの呼称は
単なる自己主張であって貴様らの文化程大きな意味を持たないのだよ。
私だって皇子と名乗ってみたものの、王族でも何でもないのだしな。
自宅が少しばかり大きいからって王宮とか言ってみてるのだぞ、それらしい気分を味わっているだけときっと考える事だろう。
言ったもの勝ちなのだよ!それが魔界だ。

今日は思ったより地獄への来訪者があったので>>4で紹介した3つのコンテンツのうちのどれか一つをやるのは
次回にするか。次回はA、配下紹介を予定している。
果たして666人紹介出来るだろうか。また次も見たければ好きにするがいい。じゃーんけーん…

18 :名無しになりきれ:2014/10/02(木) 22:38:05.13 0.net
可愛いね

19 :名無しになりきれ:2014/10/02(木) 23:59:42.19 0.net
なんだこいつ可愛いな

20 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/03(金) 18:31:16.68 0.net
>>18
私がか?何が可愛いものか、必要なさそうなのに硬い殻を持ち、肛門の穴から入り込んで
対象の内臓を食い散らかす下品な魔界生物グルモンテーロの方がまだ可愛いと学校の女子に
言われた事があるのだぞ。グルモンテーロは見た目は貴様らの世界で言うロップイヤーウサギを
小型化したような印象のある外見だから解からなくもないのだがな。
それにしたって母上からも言われた覚えのない言葉を人間から言われるとは
この21世紀の人間の美的感覚はどうなっているのだ?
ついでに説明しておこう、魔界の学校は教師の真似事をしたくて趣味で経営している者や
出会いを求めて教師と生徒というシチュエーションで淫らな行為に及びたいが為に来ているような
好き者がいる場所だ。私は後者に狙われる事は一度もなかったもてない魔族であったが
珍しくはないのだ、空き教室や体育館の倉庫で男と女が合体して
聞いている側は嫌な気分になるハーモニーを奏でている現場などはな。
貴様らの世界と異なり、義務教育など魔界のどこの誰にも存在せんから学校は任意で通う施設だ。
学校の気乗りしないものランキング上位の宿題や運動会だってないのだ、ちょっと羨ましいだろう。

>>19
貴様もか。地上界で専ら可愛く思われるものは小動物や小さい子供など
小ささがまず先立つと思っていたがどう言う事なのだこれは?私の何が小さいと言うのだ。
器か?魔族としての器が小さいのか?だが器が小さい事など会って数分で解かるだろうか。
解かるわけがないからわけが解からんぞ!どうしてくれようかこの謎の連鎖を。
謎が謎を繋げてさながらクラインの壷のようだ。
それでも、それでもだ。まさか兄が私が可愛いと言われているとは夢にも思うまいよ。
あの威張ってばかりでいつまでも長男を超えられない弟などと私を馬鹿にしていたが、今日。
兄ですら可愛いと言われた事はあるまい!つまり、先に可愛いと言われた私はその点においては
兄を超えたのだ!!ハッハッハッハッハッハ!…そう考えるとしよう。
魔族は実力主義だからね、超えられない壁がいる以上ポジティブな考え方をして強く生きないと駄目なのさ。

21 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/03(金) 18:33:38.34 0.net
◆魔界皇子デスガイスト様の666人の忠実で有能な配下紹介◆

続いて、魔界皇子デスガイスト様にもったいない者も多数と噂の素晴らしき配下達を
貴様達に紹介してやろう。もしかするとここで我が配下と会う日が訪れる場合もあるかも解からない。
後に作成する配下リストで気になる者だけでも覚えておくと後々得をするだろう。恐らくな。
ステータスなどの意味を先に話しておこう。

【性別】もそのまま。魔族の女性は男性と比較して幼く見え、肉体よりも精神の方が強靭の傾向がある。男性は逆だ。
【経歴】は我が配下に加わるまでの簡単な職歴だ。どんな仕事をしていたかを想像するのも一興だ。
【役割】は私が与えている主な任務。不満を漏らさずこなしている…筈だ。少々自信がない。
【位】は実力主義の魔界において、大まかにどの辺りに位置するかを示す、一つのバロメーターと考えてよい。
   特上・上・中・下の四種類表記。位が上以上の者は皆魂の名であって本名でないとも付け加えておこう。
【特性】はその者固有の能力、或いは最も自信があるっぽい能力。セールスポイントに当たる。
【資質】は☆の数が多いほどその能力が高い事を意味している。☆五個が最高、☆一個が最低だな。
    因みに、位が上の☆一個が中の☆五個より上とは限らないぞ。資質なので、上位を凌駕する可能性は大いにある。

22 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/03(金) 19:05:08.29 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その1  F・F

【性別】不明(無性?)
【経歴】派遣社員斡旋所テュートンネクスト→魔界公爵エビルカイザー配下→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・指揮官 非戦闘時・内職担当(宣伝用のぼり旗作り)
【位】特上
【特性】旗を使った精神操作及び空間掌握戦闘術、催眠無効、石化無効、地属性攻撃吸収
【資質】腕力☆☆☆☆ 体力☆☆☆ 魔力☆☆☆ 知性☆☆☆☆ 技術☆☆☆☆☆ 人格☆☆☆☆☆ 野心☆
【F・Fから一言】「自分、旗が好きですから…」


最初に紹介するのは、忠誠心が最も高く戦闘力ではトップクラスの鬼強激優秀魔族F・Fである。
F・Fは「フラッグ・フリークス」の略称であって、貴様らの世界の言葉の
激痛の果ての愉悦を意味する「フィスト・ファック」でなければ、暴力の祭典の意たる「ファイナル・ファイト」でもないぞ。
名の通り旗がやけに好きという魔族的にも変わった趣向の持ち主だ。
頭も切れて仕事も出来て何人をも受け入れる包容力で位を問わず他の魔族からも多大な支持を集めており
一つの街の市長に就任してもらわんとする動きがあると聞いた。私もF・Fの大物っぷりにはビビっている。
一たび戦闘になれば、大好きな旗を取り入れた独特の体術を使う。
旗を巧みに操って敵の行動を制限しつつも旗をなびかせて幻惑を見せ、戦闘フィールドと相手の精神を
同時に追いつめていくという頭脳プレーで完膚なきまでに叩きのめすのだ。
F・Fが他の者に遅れを取ったところを見た事がないしうっかり本気になってしまえば私ですらホントやべーと思う。
魔界軍に加われば、将軍クラスは間違いあるまい。
人望もあって能力もでたらめに優れている、それ程の者が何で私の元に来てしまったのだ?
いや、父上が誕生日の祝いの品代わりに私につけてくれたからなのだが…。
普段はする事が別にないので内職の旗作りで私の小遣いを稼いでもらったりしているよ。
私だってこれでいいのだろうかと思っているさ。でも本人が旗をいじるのが好き過ぎるから不満はないらしいんだ。
うーむ解からない魔族である…。解からない、と言えばF・F自身も不明瞭な部分がある。
占い師だか魔導師みたいにださくて地味な色のフード付きローブを着込み、羽根や尻尾を折り畳んでしまっている。
長い真紅の髪がフードからはみ出ている以外、ローブの下がどうなっているのかよく解からん。
素顔も大体隠れていて、最後にこの者の瞳を見たのは地上界時間で何百年前だったのやら?
食事は出来る系の魔族らしく、アメリカのやけにカラフルで食欲がなくなりそうなケーキが好物だそうだ。
ケーキを渡すと照れながら遠慮がちに食べるのが小動物みたいで面白く、月に三回は渡している。ハッハッハ。

23 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/03(金) 19:29:22.47 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その2  ドルギルス

【性別】雄
【経歴】株式会社チバビンタ組→ディスカウント垣内→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・地上部隊兵士 非戦闘時・庭の芝刈り係
【位】下
【特性】長い体毛を鋼質化・刃にして自らを回転ノコギリと化す、高い場所を怖がらない
【資質】腕力☆☆☆ 体力☆☆☆☆☆ 魔力☆ 知性☆ 技術☆ 人格☆☆☆ 野心☆
【ドルギルスから一言】「ガウガウガウガウ(翻訳不能)」


位の低いドルギルスは貴様達の世界で言う動物の範疇に入る魔界生物だ。
私は実のところペットのように考えながらも、一応配下としてカウントしている。
だって配下数を666っていうキリのいい数字にしたかったんだし、ドルギルスだってペットじゃなくて配下扱いの方が
いいと思っているだろう?どうだドルギルス?…だめだな、言語能力を持たないから解からない。
なぁに問題ないさ、解からないが私とドルギルスの心はいつだって通じ合っているものだ。多分ね。
ドルギルスはバトルギウスという名の種族で、貴様らの世界の…何だっけな?
あのトゲトゲで触れるものは皆傷つけるぜと主張している小さな動物。あれと似ている魔界生物だ。すまぬ曖昧で。
名前忘れてしまったよ私。…ゴホン!とにかく、そのバトルギウスは種族特性として地肌が完全に隠れてしまう程
やたらと長い体毛に覆われており、自分の意思でこの体毛を鋼並の強度にしたり
手触りのいいふさふさの毛並にしたりと、毛の硬さをコントロールできてしまうのだ。
魔族は体質変化系能力など何も珍しくはないが、ドルギルスはこの能力で自らを回転ノコギリに姿を変えるぞ。
どうだ恐ろしいだろう。ドルギルスが回転ノコギリ形態に変形して、貴様らの股間めがけて突進したら
息子と永遠のお別れをするどころじゃ済まないだろう。戦闘時はそんな感じで、戦陣きって敵に突っ込むのが役目だ。
その状態で近くにいると手を刻まれたりするだろうしな。
普段は私の邸宅の庭で日向ぼっこをしており、芝刈りを頼むと喜んで刈ってくれる。
最初この役目を頼んでみた時は庭の片隅に置いていた父上のゴルフセットをずたずたに切り裂かれ
それはもう大目玉をくらったりしたが、近年は何とか地面を深く掘ってしまう事がある程度まで上達したぞ。
貴様らも回転ノコギリ形態になっていない状態のドルギルスを見たら頭をなでたりしてみるとよい。わりと人懐こいぞ。

24 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/03(金) 21:04:09.65 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その3  スパイロボーイ

【性別】男
【経歴】ジョンバック高原→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・看護部隊兵士兼護衛 非戦闘時・花見などイベントの場所確保要員
【位】中
【特性】重くちょっとではビクともしない巨体、催眠無効、麻痺向無効、水属性攻撃耐性、やけに手先が器用
【資質】腕力☆ 体力☆☆☆☆ 魔力☆☆ 知性☆☆☆ 技術☆☆☆☆☆ 人格測定不可 野心☆
【スパイロボーイから一言】「わす 役に たちたい」


貴様らの世界にぬりかべとか言う、率先してみんなの盾になる巨体ののっそりした奴がいるだろう。
あれの魔族版とも言うべきなのが、このスパイロボーイだ。こちらはぬめり気がありそうな壁ではなくて
横幅のある大樹だからそこのところ間違えないように。
クリアートレントという木の種族で、元々はただの樹木が我ら魔族の偉大なりし始祖、サタンが照射した
命の種子を浴びて偶然生命体にと進化したと言われているぞ。気になるのは、サタンが何で
木の前で射精したかだな。あっすまん、話が妙な方向へ脱線するところだった。
クリアートレントは魔界の存在でありながら生来ののんき者かつ優しい奴で、でかい図体に反して
他者を傷つけない気質な為、魔界ではストレス解消の道具としていじめの対象になりやすい。
私はスパイロボーイらクリアートレントをいじめる事はしなかったが、ちょっとした縁あって配下に迎えた。
前述した通りの争いには向かない性格であるが故、戦闘においては攻撃能力の低さも相まって
味方を守る壁役しか果たせん。
…と、思っていたらでか過ぎる図体とはミスマッチな手先の器用さを
シークレット・タレントとして所有していた。お試しで医術を身に付けさせたら恐るべき手際で負傷者を治療する
看護兵に変身すると判明したのだよ!スパイロボーイの素晴らしい才能を開花させるに至った私も素晴らしいだろう!
そんな訳で今となってはいじめられっ子から戦場の頼れる看護士さんポジションが定着している。
普段はと言うと、花見の場所取りや、噂の新商品の発売日前から並ぶのが嫌なので
この者を並ぶスペースに一ヶ月前から配置しておく、といった場所確保の大役を任せているぞ。
役に立つ時は役に経つが、用がない場合はどこか出来るだけ邪魔にならない場所で光合成させておくしかないのが
ちょっとした悩みどころである。

25 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/03(金) 21:33:20.25 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その4  ガミルン

【性別】男
【経歴】チョボフラッシュ製作所→ゲゲルネレストラン・キャッペール→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・斥候 非戦闘時・母上からの言伝伝達役
【位】中
【特性】聴覚に優れる、単純なので一切迷わない、精神攻撃全無効
【資質】腕力☆ 体力☆☆☆ 魔力☆ 知性☆ 技術☆ 人格☆☆ 野心☆☆☆
【ガミルンから一言】「ほまえの体に流れる血の音も聞き分けるぞゲギャギャギャギャ!」


東の魔族には希少種指定を受けた種族もいる。ガミルンもその希少種指定を受けた種族、ノレドドの末裔だそうだ。
ノレドドは聴覚が異常発達しており、単純に耳がよいだけでなくリズム感や音感に優れ
音楽に関しては生まれながらにして魔族の中でも相当秀でた才能を持っていると言われているのだ。
だがどうも私の別の配下調べによると一族の中に盗み聞きを趣味もしくは仕事にしていた者がおり、その悪行が
過ぎたせいで先代の魔界公爵の一人の怒りを買い、種族滅亡寸前に追い込まれたらしいのだ。
どうも、魔界公爵がいい歳こいて寝小便をし続けていた事が公にされたからだと言われているが妙な話なのだ。
この公爵寝小便は周囲の者はノレドドの者が公にしてしまう以前から周囲は皆知っていたようでな…
八つ当たりで滅ぼされかけたと私は推測している。それとも、魔界公爵だけがばれていないと思っていたのだろうか。
そんな事はどうでもよいか。
耳の良さを活かし、戦場では斥候部隊の一人として敵地に乗り込んでいき、敵側の情報を集めるのが主な役目だ。
ガミルンのおかげで奇襲作戦阻止率が常に70%台と高水準を維持出来ており
戦力としては使えずとも、さり気なく活躍している縁の下の力持ちなのだ。
私の邸宅では遠くの部屋にいる母上からの伝言を伝達する、魔族レシーバー的役割を担ってもらっているぞ。
魔族が紙コップやテレパシーで一定距離以上離れた場所の仲間や家族と自分で直接会話する習慣はない。
その代わりに、配下に言伝を届けさせたりするのだ。
ガミルンは頭の構造が単純過ぎるが故に一語一句をストレートに伝えてくれるから実に無駄のない伝達役である。
この者と仲良くすればきっとお得だろうな。

26 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/03(金) 22:04:45.10 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その5  モニターキュースケ

【性別】無性
【経歴】ゲームセンタールシフェル→ロックオン喫茶赤鯖→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】ゲーム筐体
【位】下
【特性】地上界のゲーム媒体と交信可能
【資質】腕力☆ 体力☆ 魔力☆ 知性☆ 技術☆☆☆☆☆ 人格☆ 野心☆
【モニターキュースケから一言】「………」


この者はかなり変わった魔界生物だ。貴様らの世界で言うゲーム筐体そのもので、形も非常に酷似している。
が、生物故に生きている。生きているのに、自分の意思はないらしく他者にされるがままという一生を送る事が
約束されているという、道具みたいな魔族なのだ。
生態が未だに解明されておらず、種族名も付けられていないので果たして本当に生物の範疇で
考えてよいのかも解からない。解かっているのは、この者の液晶画面に当たる部分と
コントローラ接続コネクタに当たる部分を使って、地上界のテレビゲームを無料で遊べるところにある。
どういう構造なのか私にも解からぬが、地上界のゲームを何らかの方法で無差別に受信し取得しているのだ。
だから条件を揃えれば、普通に貴様らが自宅やゲームセンターでプレイしているのと全く同じ感覚で
モニターキュースケを介してテレビゲームが楽しめるぞ。
ただ、条件と言うのが少々面倒なのだ。
まずコントローラ接続コネクタの部分にコントロールパネルとなる魔界生物ジョイジョイバルーンの
コネクタ型尻尾を差し込まなければならんのだが、その魔界生物は特定の場所にしか出現しないし
捕獲するのが意外に難しい。デリケート過ぎる生き物だから、簡単に死んでしまうのだ。
しかも、モニターキュースケには貴様らのゲーム機に電力供給を常時行わなければ
遊べないように、活動エネルギーを頻繁に摂取させなければならん。
この活動エネルギーの元となるのが魔界の海に生息する魔界生物バツアンドテッリーの肝。
これを一つ摂取させてようやく一時間ゲームが遊べる寸法だが、貴様らだって一時間程度でゲームを
遊びきれるわけがないのは周知の事実だろう。ゲームが好きな魔族もそうで、モニターキュースケを
所有する者はゲームを長く遊ぶ為、バツアンドテッリーをやたらめったらに乱獲せざるを得ない運命にあるのだ。
解かるだろう?ゲームはやり込めばやり込むだけ面白さが増していくんだ!
地上界でゲームは一日一時間との金言が存在しているらしいがね、どだい無理に決まっているだろう!!
バツアンドテッリーには悪いが、モニターキュースケの糧になってもらわねば困るのだよ!
クリアするまで遊ぶべきなのがゲームなのだ!
…あと、モニターキュースケの欠点はまだある。好きな時に好きなゲームを遊べる訳じゃないのだよ。
地上時間換算で約36時間毎に新たに受信し直してゲームを入れ替えてしまい、次いつまた同じゲームを
遊べるのか解からん。私は野球拳とか言う、じゃんけんをして画面内の人間の女性の衣服を脱がせていくゲームが
好きなのだが、あれをもう一度遊びたくて待ち続けてもう69年になる。やられてくれよ野球拳。

27 :名無しになりきれ:2014/10/04(土) 03:07:33.60 0.net
こいつ、本当は人間じゃね?

28 :名無しになりきれ:2014/10/04(土) 13:18:26.29 0.net
>>26
そんなに待つくらいなら普通にゲーム買えよw

29 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/04(土) 17:41:14.36 0.net
>>27
たわけ!よくもまあ魔族相手に正面から冗談とも大真面目とも取れない言葉を吐けたものだな。
人間みたいで親近感が沸くの意にしろこの魔界皇子デスガイスト様の頭の中は人間レベルの意にしろ
見下された上に侮辱されていると踏んだり蹴ったりではないか。
たった一言で我が精神にじんわり効く傷を負わせる貴様ら人間も、善と悪の心の狭間で
常に揺れ動いているという中途半端な存在ながら、なかなかの悪意を持ち併せている。
宜しい、今すぐ殺して当たりくじが出るか出ないかの低確率で悪霊に変質するのを期待するより
>>27、貴様が悪逆無道の人間として目覚めて犯罪者となるその日を待つとしよう。
…それはさておき、うーむ…私のどの辺りに人間っぽく見えるところがあったのだ?
こんな場合はF・Fに相談だ。
何かねその訝しい目は…自分で解からない事で他者から知恵を拝借するのは魔族だって一緒なんだぞ。何がおかしい!

>>28
きっっっ様はそう言うがな!ゲームのタイトル忘れてしまった以上どうしようもないだろうが!!
ちくしょう…ちくしょおおぉーーーーっ!!!
…おっと失礼、取り乱してしまった。
あの野球拳のゲームは大体、家庭用でもなければ割と最近出荷されたゲームでなかっただろうし…
だが貴様の言い分も解かる話だな、待っていたって仕方がない事などたまにはあるさ。
これからはあの時遊んだ野球拳のゲームではなく、新しい野球拳のゲームを何とか探し出して…
なに、ゲームを買えだと?ともすれば、私は手始めに地上界に赴かねばならんじゃないか。
嫌だよそんなの。
魔界と地上界はそれぞれ別次元に存在していて、次元の隔たりを飛び越えるのは………
そうだな、理解し易い言い方をするとものすご〜〜〜く疲れるのだよ!
貴様らが1000Kmの距離をぶっ通しで歩いて移動するよりもずっとずっとずっとだ!
お隣りの友達の家に遊びに行くような感覚で地上界へ行くだとか言ってしまったけどさ
超疲れるだけじゃなくリスクもあるんだぞ。色々とな。

30 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/04(土) 17:54:03.86 0.net
†魔界皇子デスガイストのオフィシャルブログ デビルズサンクション†

■天無業炎歴71953-52-4 86:21:45 

大変ショックでした!!

テーマ:日記


お久しぶりです、初めての方は初めまして、魔界皇子デスガイストです。
今日は僕が趣味で造った地獄に、人間のお客さんが来てくれました。
そのお客さんの一人が、予想だにしない一言を仰ったのですよ。

「こいつ、本当は人間じゃね?」
って


なんというか、こういう事言われるものなんですね(苦笑)
初めてですよ、本当に。耳を疑いました。
聞き直すのが恥ずかしかったので、あの時こう言われた事にしています。


僕は僕なりに、自由で狡猾で、畏怖される魔族を目指してがんばっているつもりでした。


つもりなだけで、実際はまるでダメだった訳ですけど(泣)

兄が強引で図太い魔族だから、僕は、兄とはまた違った意味での
人間や天使にとって迷惑で邪悪な魔族になりたいです。
僕の父や兄は東の魔界でも名が知れていて、大きな存在だから、負けていられません。

まずは、追いつかなければ!


その為にはどんな努力をしたらいいでしょうかね(汗)

31 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/04(土) 18:02:52.28 0.net
とりあえず、自宅の物置にあった帝王学の本を読んでみようかと思ったんですけど
兄愛用の栞が挟まっていたからやめました!

あと、埃と手垢がすごかったです。何年前のだろう…


同じものを読んだら同じような考えに至るかも知れませんし、僕は僕で威厳ある魔族に
ちょっとずつでも近づいていくつもりなので
気長にがんばります!!(ガッツ)

地上界に行った時は、書架で歴史の偉人の本を読み漁ってみます。

あ、でも

人間の影響を受け過ぎたら、また人間みたいって言われてしまうかも…(汗)
ではまた。

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  ▽Re:大変ショックでした!!  投稿者:フラッグファイター

  それはちょっとしたショックですよね。
  魔族にとって屈辱ですから、その人間には制裁を与えるなり痛い目に合わせて
  おきましたか?その辺も抜け目なくやっておくと、デビルポイント高いですよ。
  デスガイストさんにはデスガイストさんだけの長所や美点、魅力が必ずあるはず
  ですので、焦らず、諦めずに努力して下さいね。
  もし壁にぶつかっても、魔界皇子たるあなたのそばに、頼れる部下が控えている
  でしょうから。
  というか頼って下さい。

32 :名無しになりきれ:2014/10/04(土) 19:24:14.60 0.net
チキタGUGU好き?

33 :名無しになりきれ:2014/10/04(土) 22:10:54.54 0.net
ぱんこれは、アレか
美少女が「お腹が空いたなら、わたしを食べてくださいっ!」って感じのゲームか

34 :名無しになりきれ:2014/10/05(日) 18:39:20.81 0.net
こっちでいうところの艦隊みたいなものじゃ

35 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/05(日) 22:43:42.65 0.net
>>32
チキタGUGUとはそもそも何だ?エロマンガか?エロくないなら別に用はないな。
私は自由に生きる魔族だよ、気楽なものだよ、それだけにマンガ等に求めているのは作品単位の面白さではない。
エロスだ!エロスとは即ち性欲、純粋なる欲望の一つである!
魔族はそういう欲望に塗れた人間の産物がね、大好きなんだ!
私が単純にエロティシズムを愛しているだけとも言う。
で、もう一度聞くがそのチキタGUGUってエロいのか?エロくないのか?エロくないならもういい。
はっきり言って最終的に性交に持っていかない癖におっぱいとかパンツを見せる程度の事はする
ちょいエロ作品はもどかしくて腹が立つぞ。何故そこまでやるなら全部を曝け出さないのだ!
想像力か?想像力で後は補えと言っているのか?それとも表現のナントカによる制約か?
何にしても許せん!私がマンガに求めているのはエロスなのだ!!
例外だってあるがね。美少女が出てくるならとことんエロくしてしまえよ。そう言いたい。

>>33
なに、美少女がムシャムシャと貪り喰われる様でも想像したのか?
ぱんこれのパンを擬人化した美少女達の柔らかい肌に購買者の歯が食い込み、肉を割引き千切られ
断面から出血し、内臓物や体液を撒き散らしながらバリバリと生生しい音を立てて捕食されるか…猟奇的だな
人間社会の言葉で言うカニバリズムだろう?…何だ、違うのか。
魔族にだってそういう趣味の奴は勿論いるし、エレミア領域上でそういうイラストを見た覚えがあるが
パン少女達自身が食される訳じゃあないぞ。
今日はパン屋のこれくしょんについて語るから、そちらで詳しく話そうじゃないか。

…ちょっと待て。パンのキャラクターが自らを食べろと言うのはどこかで聞いたぞ。
おお、地上界の図書館で見たアニメーションだ。
あのたかだかパンに意思と戦う力が備わっただけの生命体が黴菌や黴を単数人格化させた悪の権化を
毎回叩き潰す、子供の教育に適していると噂の勧善懲悪の物語のキャラクターだろう!
あれ嫌いってか、ムカついたなァー!
だってパン如きが黴菌や黴を倒すんだぞ!?普通そんな事、天地がひっくり返ったって出来る訳ないじゃないか!
パンが清潔を保っていられるのはパン職人の皆さんが衛生管理をきちっと行った上で出荷しているからだろうが!!
だのに何でパン如きがパンチ一発で黴菌を倒せるんだよ!!
パン自身は自浄作用なんかないから、黴菌にも黴にも屈してしまうのに!
おかしいでしょ!?作者何考えてんの、夢見すぎじゃないのか!?
…失礼、少々興奮してしまった。
人間が勧善懲悪の物語好きなの知ってるけどさあ、悪が必ず負けるのって魔族にとって超気分が悪いんだよ。

>>34
どうした?途中で言葉を切ったりなどして。
アレか?私が饒舌なものだから貴様が短くしてバランスを取っているとかか?
貴様ら人間は一定の形に保とうとする傾向があるな、それが芸術品や建造物などの製作物に
顕現している分には悪くはないのだが。
それから何を気遣ったのか、はたまたうっかりかは知らんが我が地獄は浮上させなくて良いぞ。
魔族は裏で暗躍するのが性に合っているし、貴様らが目立てば目立つ程私は陰に潜めてほくそ笑む事が出来る。
尤もそれを阻止しようと意気込むのであれば勝手にするが良い。
貴様の頑張りで他に泣きを見る者が出てくるとも限らぬからね。どちらに転んでも愉しい、愉しいぞ!
…なに、根暗だと?当然だ、魔族は闇の住民なんだぞ!陰険な奴なめるなよ!

36 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/05(日) 23:27:08.74 0.net
∽パンやのこれくしょん 四方山話 パン屋経営の基礎編∽


序章 パンこれとは?

今や東の魔界で人気過ぎて、釣りとどら焼きを組み合わせたゲーム「バスドラ」の限界を突破しそうな勢いで
支持されている「パンやのこれくしょん」、愛称パンこれの話をしよう。
このゲームではパン屋の店長となってパンの製造と販売を行いつつ、他店(=他のユーザー)との
販売競争で勝利を収め、パンのレシピや資金を入手して自分好みのパン屋にしていくのが目的だ。
店長に就任した直後…スタート時に出店可能なのは一つの街で1店舗のみ。
売り出せるパンはニ種類だけ、パンのレシピも所持していない状態だから非常に苦しい状態から始まるぞ。
その苦しい時期を乗り越えて、経営が軌道に乗ってくれば
まだ見ぬパン少女を獲得出来る機会が訪れるし、店を大きくして
売り出せるパンの数や種類を増やしたり新たな街への二号店出店も可能。
また、ゲーム進行中はデパートへの出店依頼や被災地への支援など様々なイベントも発生するのだ。
やりこみ要素は多く、末永く遊べるだろう。

とは言え、パンこれは初心者殺しのゲームである。前述した通り、最初から実に厳しい局面となっている。
開幕でつまづくプレイヤーが続出し、出回り始めた頃、それはもうクソゲー扱いされたものなのだ。
序盤を突破出来ずに諦めた者が多かった現実がある以上、のんびりとゲームを始める事は出来ないぞ。
しかし、近頃はパンこれの交流・攻略サイトでの上手な進め方の研究や
ガイドブックの販売が積極的に行われており、初心者でもシステムを理解すればいけると
見直されてきたおかげもあって、ユーザーが集まりやすくなったようだ。
勿論、パンを萌え擬人化した「パン少女」が可愛いから、も支持される理由の一つだろうね。
美少女要素を前面に押し出してはいるが、決してキャラクター人気のみでヒットしたゲームではないのだ。
対戦、育成、美少女。それらが組み合わさり、最後にほんの一握りの人情で成り立つのがパンこれである。

37 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/05(日) 23:35:36.83 0.net
第一章 いざ、パン少女選び

「パンやのこれくしょん」はユーザー登録を済ませた後、最初に行う事が
開店時、無条件でプレイヤーの店の所属となるパン少女の選択だ。
プレイヤーの店で愛らしさを振りまきながらパンを焼いたり、販売してくれるのが
このゲームの主役たる「パン少女」である。
何だ、パン少女自身が売り物で文字通りパンとして食べられるものと思ったか?ハッハッハ、そうじゃないぞ。
パン少女は自分がモチーフとなったパンを焼く事が可能なのだ。プレイヤー自身もレシピさえあれば
あらゆるパンを焼き上げられるが、パン少女に作らせれば低コストで製造可能だったり
慣れてくると高値で販売して利益を多めに獲得出来るなど色々利点があるのだ。

さて、話は戻ってパン少女セレクトである。
基本の3タイプに2種類ずつ、つまり6体のパン少女の中から始めに店に置きたい娘を2体選ぶ訳だが
ここのチョイスで既にプレイヤーのスタート直後の命運が決まると言っても過言ではないだろう。
ただし、いくら初心者殺しゲームでも難易度が変わるだけで、積みになる組み合わせは存在していない。
プレイヤーさえしっかりしていれば好みのパン少女を選んでもしっかりやっていけるぞ。
…それでも、初心者は販売に有利になりやすいパン少女をチョイスしておけば間違いはないのは確かだがな。

最初に選べるパン少女はこの娘達だ。

●ベーシックタイプ 
その名の通り、基本中の基本の種類のパンが揃う。主婦層に人気が高めで、派手さはないが
消費期限は他に比べて長く、コストは軒並み低めと安定したパフォーマンスを発揮。惣菜タイプに強い。
・食ちゃん
・ライムギ

▲惣菜タイプ
主食+主食、もしくは主食+おかずを実現した、画期的なパン。若者や働き盛りの世代に人気が高め。
保存はきかず、製造コスト・販売価格は高いが、一旦売れ出した時の利益が大きい一発屋。お菓子タイプに強い。
・コロッケちゃん
・タマゴ・さん・ド

■お菓子タイプ
パンをおやつ感覚で食べられるよう、大衆向けに考案されたパン。子供や女性に人気が高め。
時間帯を問わず売れやすい。焼き上がり時間が長いのが玉にキズ。ベーシックタイプに強い。
・しっとりメロン
・こしアン

38 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/06(月) 00:29:32.70 0.net
第二章 パン少女のスペックを知ろう

パン少女にはタイプが存在し、それぞれ相性や特性が異なるのは分かっただろう。
さらに、ここにパン少女のステータスと所有するアビリティなども存在するのだから全てを把握するのは大変だ。
パン少女は店で働かせれば経験値を得て、一定値に達するとレベルが上がる。
レベルが上がれば各能力がアップするし、新たなアビリティを覚える事もある。
つまり、初期のステータスで判断するのは早計だ!初期能力が低くとも、レベル上昇と共に能力が
ドンドン上がっていく者、能力は低くとも有用なアビリティを覚える者、能力値の上昇幅は小さいが最初から
高い能力を持つ者など、ステータス構成からして個性豊かだ。
攻略サイトにあったデータを掲載しつつ、ステータスを解説しよう。
サンプルはお菓子タイプのパン少女で何やら主人公みたいな扱いをされているしっとりメロンをチョイスした。


■しっとりメロン お菓子タイプ・晩成型
販売8(37) 製造8(37) 敏捷10(40) 魅力11(36) 技量14(40) 属性・愛
固有アビリティ お手軽感
習得アビリティ 販売の心得/LV9 要所要所/LV22 元気は取り得/LV37
隠しアビリティ ?????

まず、パン少女には成長タイプがある。能力値が上がりやすい晩成型
初期能力が高めな分上昇幅の小さい即戦型、そのどちらでもない特殊型の三種類だ。
各種能力値はいずれも重要だ。
販売は店に出て売っている時、この値が高い程品は売れやすい。
製造はパンを焼いている時、この値が高い程失敗が少なく、多くパンを焼き上げられる。
敏捷はあらゆる場面での行動速度に影響。基本的に遅くていい事はないぞ。
魅力はパンバトルの際、相手に与えるダメージが高くなると同時に客を引きつけやすくなる。
技量はこの値が高いと会心の出来のパンを作る確率とパフォーマンス成功率が高くなる。
属性は愛、冷、焦など複数存在するが詳細は伏せられている。アビリティの効果が高まる可能性があるとか…?

能力値の数字は()内が最大成長時の大まかな限界値、()のない方が初期値。
店舗状況や仲間の存在で上昇する値が少々変動するらしいぞ。
結論から言うと、しっとりメロンはパン少女としては平凡な部類のキャラだな。
獲得経験値が増えるお手軽感のアビリティのおかげで成長させやすいというメリットがあるが
能力値の最大値が50である事を考えると…高レベルメンバー同士のパンバトルを乗り切るのは厳しいだろう。
しっとりメロンパンに愛着がなければ、いつまでも使ってもらえるパン少女ではないな。
ちなみに、上位互換のメロンパンキャラもいるので彼女はパン少女としては不人気の部類だよ。不憫な…。
アビリティの解説などは次回にしておこう。

39 :名無しになりきれ:2014/10/06(月) 05:40:06.64 0.net
魔界の王子と話すスレなのか
架空ソシャゲTRPGスレなのか
もうこれわかんねぇなwww

40 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/06(月) 21:43:11.37 0.net
>>39
前回パンこれの話をしたので、そこにかけて「もうこれ」などと言ったな?こーのお茶目さんめが!
いずれまた説明する日が来るだろうと予想していたが早過ぎる!
自由にして宜しいと言ったが他人の話くらい聞いておけ、こーのあわてん坊の聞かん坊さんめが!
>>4に目を通せば即理解出来ると思うが敢えてもう一度言おう
ここは魔界皇子デスガイスト様と話せて私が喋りたい事を好きに喋る空間なのだよ。つまり、両方だ。
この超賢くてハイレベルな私が貴様ら平々凡々な輩を置いてきぼりにするのは目に見えていた。
そこで、一人でもやる気と根性さえあれば完走を目指せるスタイルを確立したのさ。
貴様ら普通に収まっている者共が普通でないものを受け入れる訳がないからねえ。
人間とはそんなものだ。
大方、私の事なんかこいついかれてるとか思っているだろう?
そうさ、いつだって新しい扉を蹴破って新しい風を呼び込んだ名も無き革命家は
珍しい色と形状のうんこを見るような目で見られるのさ…
表現が汚いだと?それは認めるが貴様だって幼少期にうんこうんこ口走って喜んでいただろう!!

まとめると、貴様らは貴様らなりに私に付き合いたければそうするが良い。そんな所だな。

41 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/06(月) 21:48:31.31 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その6  ウラオニケル

【性別】男
【経歴】ハラミオニック養豚所→魔界公爵ギガントハンター→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・ビーストテイマー 非戦闘時・私設未確認魔界生物探索隊隊員
【位】下
【特性】魔界獣を意のままに動かし最大限能力を引き出せる
【資質】腕力☆☆ 体力☆☆ 魔力☆ 知性☆☆☆ 技術☆☆☆☆☆ 人格☆ 野心☆☆☆☆
【ウラオニケルから一言】「心を通わせられない獣はいないよ」


一応私の配下という扱いにしているが、かなりこの者の好きにさせてしまっている感があって
配下と呼べる程なのか怪しいもののそういう上下関係なのだから紹介しておくとする。
ウラオニクルは魔族らしからぬ魔族、と呼ぶに相応しい奴かも知れん。魔界に生息する存在の中でも
知能が低く凶暴で手がつけられないと悪評だらけの魔界獣を手なずける才能を持った者、所謂ビーストテイマーだ。
貴様らの世界なら、何だっけ…むつ五郎さん?だか言う人物に近いか。多分。
その辺の野良魔界獣と仲良くなるだけならまだしも、明らかにウラオニクル自身よりも強くて危険な魔界獣に
自分を主と認めさせ、怖いもの見たさで近づいたバカな上位魔族達を何百匹も惨殺した
危険度Aランク認定の暴虐魔界獣、ジンガライトサベージを我が子のように扱う様を見た時は
この私でもこいつすげーなと思わざるを得なかった。
戦闘になればウラオニクル曰く可愛いペット達を手足のように操り、魔界獣達を指揮する遊撃部隊の
リーダーの一人として立派な働きを見せるぞ。
まあウラオニクル自身の魔族としての戦闘力は下の下もいいところで、この者自身は
言っては悪いが美点はないな。人物的にも悪い奴でないにしろ、いい奴とも呼べないタイプだ。
心は魔界獣や魔界生物にだけ開くが信条なのだろうな、恐らく。
私も成り行きで配下に加えたけどそんなに話した事ないんだよ、実はさ。だってとっつきにくい奴だもん。
いつも仏頂面をしているし、口数が少なくて何を考えてるのか分からないが、魔界生物らと関わっている間は
めちゃくちゃイキイキしているから、現在は私が趣味で設立した未確認魔界生物探索隊に所属させている。
今日も東の魔界のどこか辺鄙な土地で魔界生物とふれあっているんじゃなかろうか。
そんな訳で普段の扱いに困るウラオニクルを探索隊に押し付けてしまった形になっているからか
探索隊のリーダーやメンバーからしょっちゅうウラオニクルについての苦情が多く寄せられるのだ。
何であいつは同じ魔族には冷ややかな態度取るのだろうか…暗い過去でもあるのか?
ああ因みにな、ウラオニクルの愛すべきペットの一匹となっている超危険な魔界獣ジンガライトサベージは
貴様らの世界のジャンガリアンハムスターとか言う小さくて可愛らしいクソネズミに見た目がとても似ているな。
ただし体躯は全長350メートルあり、金剛石をゆで玉子みたいに切り裂く爪と
素材にしたらすごい武器が作れそうな鋭利過ぎる牙を有しているのだ。おまけに動きも巨体に似合わず俊敏で
囲まれてしまったら並の魔族じゃ空を飛んだり地中に潜る以外五体満足のまま逃げる術はあるまいよ。
私なら指一本で倒せるけどね。ごめん嘘。

42 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/06(月) 21:54:41.16 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その7  フィヨルゲヒョッド

【性別】男
【経歴】魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・しょうがないから斥候 非戦闘時・とりあえず雑用全般
【位】特上
【特性】否定的な言葉を発すると本人に災難が降りかかる、光属性攻撃吸収、闇属性攻撃無効
【資質】腕力測定不能 体力測定不能 魔力測定不能 知性測定不能 技術測定不能 人格☆☆☆ 野心☆
【フィヨルゲヒョッドから一言】「すいません、特に……ないです、自信も……ありません」


F・Fと違った意味で解からないのがこのフィヨルゲヒョッドだ。私はヨルの愛称で呼んでいる。
何が解からないって、性格がスパイロボーイを更に弱気かつ自信をなくしたかの如く気が弱い、弱すぎる!
本当に魔族なのかよ?と貴様らも問いたくなるレベルで、もしかすると…いや、もしかしなくても人間に
言われたい放題されても一言も言い返せないのではなかろうか。
怒る、や悔しい、と言う感情が無いのだろうかと疑ってしまう次元にまで達している。
さすがに泣き出したりはしないが、誰に言い寄られても黙り込んでなすがままにされるのだから
本っ当に情けない。情けなさ過ぎる!こんな魔族がいていいのか!?
…それでも私の配下なのだよ、母上の言いつけでしょうがなく加えた、な。
能力的にもいかん。何をやらせても平凡か人並以下の結果しか出せないのである。
人柄も頼りないどころか普通に頼れないのに、能力まで頼れるものがない以上
重要な役目を任せられないのも問題だ。
その為戦闘においても日常においても、失敗の少なさそうな、誰でもできる役割をその時その時に
与えるようにしている程度なのだ。他の配下に戦闘術や技能をフィヨルゲヒョッドに教え込ませてみたが
現時点でも全く実を結んでいる様子がない。便利な能力も備わっていないみたいで、どこにも居場所がない。
私の配下以外の場所にはな。それでも母上が何故かこの者を傍に置いておくよう言ってきたのだし
フィヨルゲヒョッド自身は私の話はしっかり聞いてくれれば、何をさせても文句は言わない。
本音や真の姿をを隠しているのかと疑った事もあるが、色々調査させた結果そんなものはないらしく
私もあれやこれやと面白い報告が一切ない調査書に目を通している内に疑うのもバカらしくなったので
もうこういう奴なのだと割り切っているぞ。
フィヨルゲヒョッドの最大の謎は、魔族史上最高の劣等生と言って差し支えない程駄目な魔族なのに
位は特上、要するに私や兄と同格であるとする嘘みたいな事実がある所か。
どう考えても位は下、いや実際に下位の魔族と比較しても相当低い部類に値しそうなものだが
本当に特上位の魔族なのだそうだから世の中解せぬ事はあるのだなあ。
おっと言い忘れていた。フィヨルゲヒョッドの特性らしきものとして、この者が「辛い」「まずい」「困った」など
ネガティブな発言をすると、フィヨルゲヒョッド自身に何故か災難が降りかかるのだ。
この間も茶に誘って喫茶店で一杯飲んでいた際、私がここはお前の支払いだと冗談めかして
口にしたら「まいりましたね」と呟いたのだが、直後に横を通ろうとした店員が何もない所で
突然足を滑らせてフィヨルゲヒョッドの奴は頭からビーフステーキとソースをかぶって
火傷を負ってしまったぞ。損な能力?である。
…私の配下で変態的に頭の切れるギュフィティーエが最近フィヨルゲヒョッドに興味を持ち、
災難を被る度に何かが起きていると推測しているようで
各地に変わった事象が発生していないか観測し始めたと言っていたが、もし本当にこの者の発言が
事象に影響を及ぼすのであれば…。いや、推測の域を出ない以上は何も言えまい。

43 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/06(月) 21:59:54.30 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その8  アクション小十郎

【性別】男
【経歴】イーストデビルアクションクラブ→剣盗団→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・地上部隊兵士長 非戦闘時・フードプロセッサー兼スポーツ仲間
【位】上
【特性】剣など刃物全般の扱いに長ける、魅了無効
【資質】腕力☆☆☆☆☆ 体力☆☆☆☆☆ 魔力☆ 知性☆☆ 技術☆☆☆☆☆ 人格☆☆ 野心☆☆
【アクション小十郎から一言】「このところ良い掘り出し物の剣が見つからず、我意気消沈」


アクション小十郎はその名の通り運動能力に自信がある魔族でな
私の元に来る前の前はどうやら俳優業、アクション専門の仕事に携わっていたと言う。
本人曰くまだまだ修練が足りていないと評する剣技は東の魔界でも相当なもので
ズルやトラップ配置、ジャッジマンへの賄賂が当たり前の武装闘技会”オメガクルセイダー”の剣術部門で
三連覇を果たしている程の手練なのだ。それでも、東の魔界にはこの者以上の剣術家が犇いているらしい。
ともあれ私の配下では刃物の扱いナンバーワンで運動神経も抜群だから白兵戦闘で無類の強さを発揮し
普段も調理の際に食材を切らせると恐ろしい精度で注文通りに刻むぞ。おかげで母上からも重宝されているのだ。
私は体を動かしたい時、スポーツをしたい時にしばしば付き合ってもらっているよ。
素の身体能力だけで勝負するスポーツではさしもの私もアクション小十郎に遅れを取る事は珍しくもなく
他数名の特上位魔族数名だってこの者は特上の魔族に匹敵するだけの才能を持っていると認めている。
悔しいけどね。
アクション小十郎は武辺者を自称するだけあって普段は自らを鍛え上げる事ばかり考えている
魔族らしからぬストイックな奴だが、プライベートな時間がやってくると武辺者の仮面を脱ぎ捨てて豹変する。
遊ぶ、遊ぶ、徹底的に満足するまで遊ぶのだ!遊ぶって何してだと思う?
子供の玩具でだよ!!ベーゴマとかおはじきとか竹馬とかなわとびとかさ!
あとちびっ子魔族とままごとをしている場面も見かけたぞ!!
初めて見た瞬間、我が眼を疑ったよ…私や配下達の前じゃ絶対に見せない無邪気な表情で遊んでいたのだから…
因みに、アクション小十郎は女性陣からストイックな魔族と見られており、人気がある。ちょっと悔しい。
なので私は女遊びが激しい奴だと女性魔族の配下数人に言いふらしたりしてみたのだが
「アクション小十郎君がそんな事しそうに見えないけどねえ」とまるで信じない!本当なんだぞ…
剣を持っていないとまるっきり幼稚な奴なのになあ!

44 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/06(月) 22:03:08.57 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その9  オランスカッド

【性別】無性
【経歴】ボンボルボンボン樹海→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・空戦部隊兵士 非戦闘時・証明
【位】下
【特性】闇から光を再構築・生成する、精神攻撃全無効、光属性攻撃吸収
【資質】腕力☆ 体力☆☆ 魔力☆☆☆☆☆ 知性☆☆☆ 技術☆☆☆ 人格☆☆☆☆ 野心☆☆
【オランスカッドから一言】「キラキラ?キラキーラ、キラキキラーキキッキーラ。キッキッキーキララキラ。
キラキラキラキラ、キラッキラー。キラッ。キラキラッキラキラ。キキキ、キラ、キララララ!キラー!キッラーン!!キラーキラーキラー♪」


オランスカッドが何を言っているか解からず、困惑しただろう。私だって正確な翻訳は無理だ。
『紹介されてうれしいな、オイラの一族にもっとスポットライトが当たるとうれしいな。あと後藤は帰れ』…
みたいな旨の発言をしているのが辛うじて解かるくらいだな。誰なのだ後藤。
まず、オランスカッドが何者なのかを説明しなければあのように特殊な言語を何故使うのかが解かるまい。
一言で片づけるなら、魔界鉱物が意思を持った無機生命体だ。魔界は基本的にも応用的にも光の少ない場所で
光が貴重な世界であるが、オランスカッドは闇を取り込んで体?の鉱物内で
どういう原理で行っているのか解明されていないが、闇の成分を分解して光を再構築し、発する事が可能なのだ。
貴様らの世界の、暗闇で光る蛍光素材に似た感じの性質と考えれば解かりやすいか?
それとも生きている蛍光灯と言う方が相応しいか。
私の邸宅で照明の役目を担っている配下の一体であり、直径50cm前後の小柄な体に似合わず
貴様らが青春時代を過ごしたであろう体育館程度の広さなら余裕で隅々まで照らしきれるだけの
光量を長時間発せられる凄い奴だ。
戦闘になれば空中に浮遊した状態から光を一点に収束させて照射、一度に半径800mはビーーーっと
レーザーで薙ぎ払ってしまうぞ。鏡や光への耐性がない敵には地味に脅威となるだろうよ。
この者とのコミュニケーションは言葉が理解しづらい事を除けば容易いもので
好物でありエネルギー源の水分と火系の熱を与えると簡単になついてくれる。
気をつけたいのは、オランスカッドは何故か緑色を異常に嫌う性質がある点だ。
そのせいで、オランスカッドの一族が生息する場所には緑の草木が一切ない。一つもだ。
何故そこまで毛嫌いするのかこちらも判明していないが、ピーマンを持って近づけたりしなければ平気だぞ。
もしや、後藤は緑色の何かのせいでオランスカッドに嫌われてしまったのか?
迂闊な奴だ後藤。自業自得だぞ後藤。

45 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/06(月) 22:04:34.70 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その10  ラストパンチャトレック・オモデイラ]世

【性別】男
【経歴】ラクトボーイ造船所→イーハクエン農場→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・地上部隊兵士 非戦闘時・ミニトマト栽培当番
【位】中
【特性】言いたくない
【資質】腕力☆☆☆ 体力☆☆ 魔力☆☆☆ 知性☆ 技術☆☆☆ 人格☆☆ 野心☆☆☆☆
【ラストパンチャトレック・オモデイラ]世から一言】「我輩がまず真っ先に主張したいのは、デスガイスト様は
現場で働く者への配慮がなってないのである。作物栽培を任されるのは望むところであるが、何ゆえ必要な
(長過ぎるので以下全文削除)


え、こいつ?あんまり紹介したくないよ。
ああうん、無能とかそんなんじゃなくて、役に立ってるさ。でもこいつね、様々な仕事出来る分無個性でね。
それ以上に私は生理的に好きじゃないんだ。無駄にビッグドリーム持ってるし、小言うるっさいし。
だけども決して無能じゃないから置いておくしかない、認めたくないがこいつになら安心して任せられる事もあるから。うん。
ミニトマトとか作物栽培が上手な奴、そう覚えておいてくれれば良い。…おしまい。
おしまいと言っているだろう!!これ以上言わせるな、こいつ嫌いなんだから!!

46 :名無しになりきれ:2014/10/07(火) 00:00:55.80 0.net
親孝行もせずに、パンこれやブログで遊び呆けて……
お母さんも泣いてるよ

47 :名無しになりきれ:2014/10/07(火) 05:35:56.51 0.net
ハラミオニック養豚所の語感好き

48 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/07(火) 21:07:40.54 0.net
>>46
う…うちの家族は貴様のお宅と違って基本放任主義だし働かなくても死にはしないから良いのだ!
そ…それに迷惑だってかけてなどいない!
そ…そもそも誰かに迷惑をかける事を恐れて魔族なんかやってられるかってんだ!
久々に人間に呆れられたような目で見られて何なのだ…人間と魔族はまるっきり別な存在だと言うのに。
だがなあ、うむ…父上が魔界四大公爵の一人で、兄も次世代の公爵の地位に治まるであろうと
噂されている一方で私ときたら道楽息子、またはやれば出来るのにやらない特上位魔族などと
どう考えても馬鹿にされた二つ名で呼ばれている。でもって言っておく、母上は泣いたりなんかしてないぞ!?
本当にだぞ!?…ああ、だけどアレだ、泣かしたくはないものだ…母親だからね。
何故あのような気品に溢れ、何時までも可憐な方が私の母なのだ、母且つ既婚者でなければ口説いたものを…
おおっと今のは冗談だよ!?魔族なりの!本気にするなよな!ハーハハハ!
…コホン。親孝行も何も、父上の跡を継ぐのは兄だ。私は自宅警備総監を務めていれば良いのだ。
父上が近頃何を思ったのか、私に役職を与える的な話をしてきたので
とりあえずはやる気を見せている的な態度でいるが…
正直な所、父上達のやろうとしているのはただの侵略戦争である以上どうだって良い。
魔族はどいつもこいつも血を見るの大好き闘争大好きな乱暴者では決してないのだ、そこの所勘違いしてくれるなよ。

>>47
ハラミオニック養豚所か?あれは東の魔界の中で最も豚に優しい養豚所と言われている。
経営者はオニクックと言う名の豚の育成に生涯を注ぐと決めた変わり者で
地上界で食した肉の旨さに感動して独学で豚を育て、養豚所を経営し始めたらしい。
魔族のポークマニアからも高い評価を受けており、ハラミオニック養豚所から出荷された豚の肉は
常に高額取引されているのだ。はっきり言って旨い。とは言ったものの、魔族の好みの食感になるよう
十分な熟考と研究の下積みありきで育成されているぞ。貴様らが口にしている豚肉とは異なる訳だ。
貴様ら人間も同様に旨いという感想が出るものではないやも知れない。
そうだな…以前地上界で食べた豚肉と比較すると…魔界の豚の肉はやや身が硬い分骨ごと食べられるぞ。
骨はアイスのソーダバーみたいに最初はガリッ、そしてシャクシャクッって感じでな、口の中でとろけるのだ。
貴様らにはどうでも良い話だろうが、ハラミオニック養豚所は法なき魔界の養豚所だけあり
殆ど毎日育成中の豚を狙って襲撃にやって来る食いしん坊魔族がいる。
常に警備兵は募集中であり、私の配下からもアルバイト代に肉を貰う契約で送り込んでいる者がいる程だ。
…おお、貴様存じているか?
地上界のアメリカの豚や牛は一秒でも早く出荷するべく投薬を行って育てられているのだそうだ。
その為、健康体ではない人間の中にはアメリカ産の肉を食すると薬品の悪影響が出てしまう者もいると聞いたぞ。
嘘だと思うならば調べてみるが良かろう、貴様自身の健康に関わないとも限るまい。
利益が第一と言えど、育成で薬の力に頼らねばならんとは…人間も苦労が耐えぬものだな。

49 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/07(火) 21:29:03.44 0.net
†魔界皇子デスガイストのオフィシャルブログ デビルズサンクション†

■天無業炎歴71953-52-11 93:44:01 

家族とは…

テーマ:日記


こんばんは、お元気でしょうか。魔界皇子デスガイストです。
ブログ読者の皆さんは家族はおりますか?
大切にしているでしょうか?
魔族も魔界生物も親元から一旦巣立っていけば、そのまま最期まで
再び会う事もない方が殆どだと思います。

家族と最後に会ったのは50000年前、なんて事を言う知り合いがいますが
珍しくはないですよね。


僕の家族は、いつも傍にいます。
兄は父上が、僕は母上が近い場所にいるんです。


って言うか、自宅に一緒に暮らしてるんですよね。
毎日会っている訳でもないんですけど。



家族に関連した記憶を思い起こせば、一番思い出が多いのは
母上ですね。その次が兄。兄の嫁とその妹の二人の義姉もそれなりに会っているか。
最も少ないのは父上でした(汗)

父上は、つい最近配下を通じてやり取りした程度で
生まれてから直接会ったのは数える程だったりします。
10回もいってなければ、一緒に過ごした時間のトータルはきっと三週間にも満たない。

僕もそう遠くない内に生誕10000年を迎えるのになあ(苦笑)

50 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/07(火) 21:44:14.78 0.net
とにもかくにも、家族の中で特にお世話になっているのは母上です。
ほんの少し前…

人間のお客さんに母親が泣いている、なんて言われましたが
もし本当に自分の事で悲しんだら。


その時、僕はどうしたいだろうか?

父上や兄は当然
魔族なら人間みたいに
『家族の情』と呼べるものは持たないのが常識です。
周りで何が起きていようと自分のしたい事を最優先にするのが、魔族の性ですからね(笑)


僕自身、母上に頼ったり甘えたりしてきた訳でもないですし
母上も人間や子に餌を与える親鳥みたいに親の義務とやらで
世話を焼いてきたのでもないんですが…

もし、泣いているところなんか見てしまったら。

僕は、どうにかしたいと決意する。
最優先で。
そんな気がします。


子に助けられる親は情けない
その魔界の常識ありきの建前とか、母上に魔族のプライドがあるとしても
やりたいようにする。

だって、母上が「貴方の好きなようになさい」
いつもそう言っているのだから。
僕は父上並の立派な魔族になれる自信はあまりないし、兄とは全く違う魔族なのかも知れない。
自分の得たいものや失いたくないものがあるのは、皆と一緒ですけどね!

ではまた。

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51 :名無しになりきれ:2014/10/08(水) 07:37:46.98 0.net
魔界って観光名所とかある?

52 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/08(水) 20:28:20.81 0.net
>>51
ふむ…魔界に観光という概念はあれど、観光を娯楽として考える風習はない。
故に余所者から見れば物珍しい風景や建造物、地方限定の特産品が散在しているにせよ
それを売りにしようと言う発想もない以上、貴様らの日本のナントカタワーみたいな『これが見物にうってつけ!』は
自分の足で探すしかあるまい。観光協会?観光案内所?そんなものはない!
魔界自体、人間や天界の者が来るケースは珍しいからな…基本的に薄暗くて荒涼としているし、美しい景観が
存在する場所自体が…おお、それだ!
宜しい、せっかく魔界の一部たる地獄に来たのだ…特別に貴様を観光案内してやろう!私の配下達が!
ちょっと待っていろ、今テレパシーで司令を送る…
……………………………………………………………………………………………

今しがた、一日で東の魔界の観光名所をリサーチして二時間程かけて
お手軽に見物して回れる安全なルートを割り出しておくようギュフィティーエに話を通しておいた。
…ギュフィティーエとは誰だと?おっと失礼、あの者をまだ紹介していなかったか。
私の配下で最も頭の切れる、自称魔界参謀の…
そうだな、メガネが似合い過ぎる極めて有能な頭の堅いオフィスレディってところさ。
で、問題が一つある。
東の魔界観光ルート作成に丸一日かかる間をどうするか。うーむ…。

よし、
>>51貴様。うちに来て一泊していけ。いいって遠慮するな、宿屋に来たとでも思えば良かろう。
早速タクシー…ではなく、テレポートが使える配下を呼ぼう。
それで我が邸宅まで一瞬だぞ、どうだ凄いだろう。

53 :魔界皇子デスガイスト+魔界伏姫ピュリアシス ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/08(水) 20:54:50.05 0.net
〜魔界皇子デスガイストの館〜

ハッハッハ、驚いただろう。90階近い高層建築などなかなかお目にかかれるものではあるまい。
言っておくが、これは私個人の所有物件の一つではあっても私だけが使っているんじゃあないぞ。
我が配下の内200人と使用人ならぬ使用魔族300人と一緒に共同生活をしているのだ。
こんな建物、一人で使うには大き過ぎるだろう?決して一人じゃ寂しい訳じゃない、そこを勘違いするなよ!
「あら、その子が人間のお友達?」
あっ!!は、母上!何で私の邸宅に?
「ギュティちゃんから友達を連れて戻ってくるって連絡があったの。どんな子を連れて来たのか
 母さん気になっちゃってね」
…あ、あいつめ…>>51、紹介しよう。こちらが
「ウェルギリアン…いいえ、魔界皇子デスガイストの母の魔界伏姫ピュリアシスです。
 今日は遠路はるばる、こんな辛気臭い世界にお越しいただいて…ゆっくりしていって下さいね」
よ、よし、挨拶も済んだしさっさと私の部屋に行くぞ!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

………使いの者に貴様の部屋を用意させておいたぞ。
なに、心配はいらん。いくら魔界でも寝ている間に貴様が食われたり、サキュバスが来て
無理矢理性行為を迫ったりはせん。安心して寛いでいろ。
うん?お前の母さんずいぶん若いなって?…女子中学生みたいだ!?
き、貴様私の母上に向かってよくもまあ…若々しいじゃなくてガキっぽいと言うか!
ああ見えて貴様の数千倍は軽く生きているのだぞ!!
魔族の女は基本、男と比較して幼く見えるにしても…うちの母は特に若く見える気がするのは
私も思っている事だよ。うん。何故かは知らぬ。
では食事の前に風呂に入って汗を流してくるが良い。
因みに風呂場には湯沸し用の火の魔族がいるから、迂闊に近づくなよ。
赤くて黒い岩石みたいな奴だから、一目瞭然だろう。

54 :魔界皇子デスガイスト+魔界伏姫ピュリアシス ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/08(水) 21:26:07.29 0.net
〜魔界皇子デスガイストの館・客室〜

「なるほどねえ〜。人間の世界も魔界みたいに闘争を好む区域がまだあるの。
 おばさんこの最近はすっかり平和ボケしたかと思ってたわ。想像以上に騒がしいのねえ」
母上…そろそろ自分の所に戻ってくれないか。
「まあっ、しょうがない子ね。じゃあ母さん戻って、明日>>51くんに出す朝食の仕込みでもして来ちゃおうかしらっ」
そんなのいいから!!下っ端に全部やらせるようにもう言ってある!!早く出てけよな!!
「ウフフフ…それじゃごゆっくり」
全く母上ときたら、客が珍しいからって…。
時に>>51、貴様魔界が初めてだかたは解かるが随分と落ちつかない様子ではないか。
フッ、当然だろうな。
邸宅の壁、床、天井、そして家具が全部石か鉱物製で貴金属や木製の物はほぼない。
寝床も魔界生物の毛皮をそのまま使用していたりと、どこを見渡していても未知なるものばかりだからな。
私とて同じだったぞ。地上界に初めて赴き、人間になりすまして三ヶ月程アパートで暮らしてみた。
初日は落ち着かなかったものよ。部屋の中にいても、外の喧騒が聞こえてきたのもあるが…
その点魔界は静かだろう?夜は月もない。闇黒の宙空に広がる、小さな星々に見える数多の光点は
魔界に迷い込んだ生物だったモノの魂の輝きらしい。
貴様も死ねば、あの輝きの一つになるかも知れないぞ。ハッハッハ。
さて、寝るも寝ないも貴様の勝手だが邸宅から出た場合の命の保障は出来んぞ!
死にたくなければ明日まで大人しくしていろ!
「コンコン。>>51くん、魔界のお茶あるんだけれど、一杯いかが?」
母上ーッ!!私もう怒るよ!!?

<明日の東の魔界観光編に続く>

55 :名無しになりきれ:2014/10/08(水) 21:26:09.04 0.net
>魔族の女は基本、男と比較して幼く見える


まったく、魔族は最高だぜ!

56 :名無しになりきれ:2014/10/08(水) 23:23:03.88 0.net
パンコレ・・・・なんか携帯端末で遊べて基本無料ゲーみたいになってたら時間が光の速度で吸われそう

57 :名無しになりきれ:2014/10/09(木) 05:40:37.23 0.net
母上かわいいw
名前教えてください
できればメアドも

58 :魔界皇子デスガイスト+魔界参謀ギュティ ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/09(木) 23:42:34.38 0.net
〜魔界皇子デスガイストの館・玄関先〜

「お早うございます、デスガイスト様。ついでに下等にして些少な生物の分際でデスガイスト様の客人」
ハッハッハ、朝から不機嫌そうではないかギュティよ。
こちらが観光ツアーの案内役を務めてくれる、頼れる魔界参謀ギュフィティーエだ。
「機嫌が悪くて当然です!私の頭脳を久々に頼ってきたかと思えば、よりにもよって人間の好奇心を
 満たす為などと!お戯れが過ぎますよ、地上界に出向いた折におめでたい考えまで持ち帰ってきたのですか!?」
そう言う割に毎度毎度手下任せにせず、しっかりばっちりやってくれるではないか。
「このギュフィティーエが預かった仕事です、最後まで全うするに決まっております!」
…ところで何なのお前のスカートスーツルック。昨日オフィスレディと比喩したけどそのまんま過ぎるじゃないか。
これで魔族特有の角・尻尾・羽根の三点セットを隠しておけば、東京のビル街を歩いていても違和感ないぞ。
「観光案内するのに相応しい服装で来いとデスガイスト様の指示でしょう!?貴方ときたら…ッ!」
すまんすまん、フハハハハ。
普通、観光の案内役にはバスガイドみたいなそれっぽい服装を期待すると思うがね。そうではないか>>51よ。
「〜〜っ…は、早く行きますよ、二時間くらいあっと言う間ですからね!
 ボルスキニア、プランA開始地点への転移をお願いします!」

59 :魔界皇子デスガイスト+魔界参謀ギュティ ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/09(木) 23:52:27.86 0.net
√魔界参謀ギュティフィーエの『殺害される前にここを網膜に焼きつけよう!東の魔界特選観光ツアー』√

・プランA 魔界の面白景観巡り
*アレハンドロワーズ山道〜ルタオビブリポンの滝〜ダトクロン河
危険てんこ盛りの魔界でも静かで安全に行けるスポットを自分の足で見て回ろう!

・プランB 魔界の施設見学
*デビルコロッセオ・マジカ=マジコスカライガーデン〜コリンヘハネ賭博場
これぞ血で血を洗う狂気の舞台の裏側!快楽で溺死しかねない魔界の大衆娯楽。

・プランC 魔界の特産品で(ウインドウ)ショッピング
*ブラッドローグ酒造〜アンテナショップソ=ルルァシド
喉どころか五臓六腑まで焼く東の銘酒を堪能した後は、三つの世界の品が集う終着点へ。

ルート構築 魔界参謀ギュフィティーエ
雑用 フィヨルゲヒョッド
協力 魔界測量士ホンダララギット 渡り鳥デューンマルゥ
    登山愛好会エル=フリマーマ=ケット代表 王 飛虎氏
    マジカ=マジコスカライガーデン職員の皆さん

「プランA→B→Cの順で2時間かけて周ります!記念撮影をする余裕はありますのでご心配なく!
 間に食事を挟まない為、やや忙しなくなる代わりに充実した時間を保証します!
 尚、この先移動は全て歩き!テレポートによる移動は観光の意図を外れるものであり
 利用致しません!泣き言あらば今の内に言っておく事をお薦めしますよ、下等生物!
 そして当ツアーのルート原案とガイドを担当、魔界参謀ギュフィティ−エです!何卒宜しくお願いします!」
だそうだ。では早速行くとしようか。
「えっ?何故、デスガイスト様がご同行なされるのです?」
観光を提案したのは私だぞ。最後まで>>51に付き合ってやろうと決めていたのだ。
あと、ギュティのプランがどれ程か身をもって確かめたいのもある。
ギュティの割り出したルート故に危険はないだろうが、もしもの際は私が護ってやる。
「よ、よ、余計な手助けなどっ…」
どうした?何か言ったか?
「何もございません!では行きますよこのお馬鹿様共!!」

全く、顔を真っ赤にして…あいつは昔からああなのだ、負けず嫌いの完璧主義者でね。
想定外の事態が起きればすぐ不機嫌になる。頭は超ウルトラに切れるのにどこか子供じみているのがな…
おっとそうだった、>>51。貴様にこのツアー中限定でギュフィティーエをいじる許可をくれてやろう。
「はぁ!?あの、それは…」
母上に余計な報告をした罰ゲェムだ!フハハハハ!!
と言う訳で、あいつの綺麗な髪を引っ張っても良いし、芸術品に仕立て上げてみるのもありだ。
やりたければスカートをめくっても…
「……………」ゴゴゴゴゴゴゴゴ‥
うむ、いじるにしても程々にな。少し話しながら行くとするか。

60 :魔界皇子デスガイスト+魔界参謀ギュティ ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/09(木) 23:59:42.09 0.net
>>55
ふむ…見た目が子供っぽければてっきり小便くさいとでも言うかと思ったのだが
好みと合致したようだな。貴様の国の女を基準に考えた場合、東の魔界の女は
10代中頃〜20代前半くらいに見える者ばかりがゴロゴロしている世界に見えてしまうのか。
私の母上は中学生くらいに見えたそうだが…では、ギュティはどうかな?
…ほう。高校の後輩みたい、とは意味深な表現だ。私も外見年齢は母上<ギュティだと思うぞ。
「要は見た目の印象で侮られているのですね!?」
馬鹿者、母上より色っぽく見える程度に考えれば良かろう。
「え、え〜っ…?いやあ、それ程でも…」
しかし、スリーサイズに関しては母上の方が上だよな。お前は…
「なっ…何なんですか上げたり下げたり!!はっきりと言って下さい!!」
無駄な肉がなくスラっとしている印象だ、と言おうと思ったのに…もういいよ。ギュティのメガネ石頭。
「……!!」

>>56
「仮想空間にアクセスする為の補助装置など普及どころか開発もされないでしょうね!
 テレパシーも使えない程低俗な魔族がエレミア空間を覗く価値も必要もありません!」
冷たい事言うがご尤もだな。下位の魔族は言語や文字、道具を扱えないくらいに知能が低い者だらけだ。
そんな連中がパンこれの良さを理解するもシステムを理解して遊び倒すも出来まい。
因みに、貴様の世界のモバゲだの課金ゲーだのと異なり、営利目的で作成されたゲームではないが故
金品的な代価は要求していない…つまり、無料だ。
代わりに金をつぎ込めば有利に働く任意追加要素も存在しないのだがね。
良いではないか、一から始めて自分の店と愛する少女達の為にパンを作って売る作業も!
「貴方の読み通り、デスガイスト様同様パンやのこれくしょんに熱中するあまり
 一日中、一週間、一ヶ月とゲームに興じているだけの日々を過ごす遊び人魔族は増加の一途を辿っています!
 いくら自分の欲望のままに動くのが魔族でも、ゲームばかりでどうするんですか、全くもう!
 児戯に満足していないで、もっと大望を持っていただきたいものですね!」
いいじゃん面白いものは面白いんだから。なあ?ゲーム貴様も好きだし楽しいだろう?
「くっ…貴方がそうだから何時までも…!」

>>57
「これだから人間は!外面上だけで判断して本質を見抜けないから魔族に誑かされるんですっ!」
母上が可愛いと言われてお前が何も言われてないからって嫉妬するんじゃない。ヒステリーはみっともないぞ?
「嫉妬じゃありませんっっっ!!!!」
ギュティはやっぱり人間にももてないとして…母上は普段はあんな感じでも本性は老獪で強かなのだ。
私ですら現在でも手玉に取られるのだから、人間の貴様では手に負える筈もない。諦めろ。
…なにっ、名前!?魔界伏姫ピュリアシスと名乗っただろうが!!
それとも何か、本名を知りたいと言っているのか!?烏滸がましいぞ貴様アァァ!!!
「落ち着いて下さいませ、母方様に頭の上がらない皇子様」
うるっさいよ!!メアドなんかあるか!!あっても教えるものかい!!

61 :魔界皇子デスガイスト+魔界参謀ギュティ ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/10(金) 00:06:44.97 0.net
〜アレハンドロワーズ山道〜

「ここがアレハンドロワーズ山道です。あと10分程道なりに歩けばルタオビブリポンの滝に到着します。
 道がある程度舗装されて見えるのは、魔界生物ゾリングアウターが明朝と共に山頂から駆け下りて
 自然と地ならしされているからです。もしこの道を歩いている折、ゾリングアウターの群れ爆走の時間帯と
 かち合ったら人間はミンチになる確率90%です。この山に生息する他の魔界生物は20分もすれば
 活動を開始しますが、その場合人間が生きて進むか戻れる確率は70%でしょう」
おいおいギュティ。もう少し楽しそうにガイド出来ないのか?
ちょうど今が安全に通れるで済ませれば良いだろうに、>>51が怯えてしまうぞ。
「だからっ!!普通の人間が魔界にいる自体がもうおかしいんですよ!!
 本当に何故私やデスガイスト様が下等生物にここまで世話を焼いてあげなければ…」
観光とは皆が楽しい気分を満喫してこそであろう。既にもう人間が何だかんだと気にしていたって
仕方ないと理解している筈だぞ?賢くて頼れる私の可愛いギュフィティーエならば…な。
「…!!わ、解かりましたよ、そのー…少々、大人気なかったですね。魔界参謀ともあろう私が。
 この先ははりきってガイドしていきますので、しっかり付いてきて下さい!解かりましたね!?」
うむ、頼んだぞギュティよ。
…やれやれだ。配下を持つのは便利な事ばかりでもないのだよ。

おっと、ギュティの代わりに言っておこうか。
湧き水には触れない方が良いだろう、ここに流れている水は魔界特有の瘴気に
当てられているせいで毒素が混じっている。人間の皮膚には悪影響を及ぼす恐れがあるぞ。
顔を洗うのも水を飲むのも、やめておけ。我慢しろ!2時間くらい辛抱出来るだろう?
「全く世話の焼ける軟弱な下等生物ですね!地上界とほぼ同質の水分で構成された水が
 この水筒の中に入っていますから、それでご自由に水分補給をして下さい!ふん!」
あんな感じで、機嫌を取っておくととても気の利く子になるのだ。
貴様も好感度アップに努めると良い。
やっぱりギュティフィーエは頼りになるなーっ!!
「…ふにっ!」ドシャ
とか不意を突いて大声で言ってやれば、動揺して面白いからな!ハッハッハ。

62 :魔界皇子デスガイスト+魔界参謀ギュティ ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/10(金) 00:12:40.93 0.net
〜ルタオビブリポンの滝〜

「右手に見えるのが、ルタオビブリポンの滝です。五箇所から滝壷の部分へ五芒星を描くように落ちゆく滝に
 それぞれ異なる色がついている様を見れば想像はつくでしょうが、水ではありません。
 液体ですらなく非常に微細な粒子がさも流れ落ちている液体に見えているだけなのです。
 粒子を端的に説明すると、紫と桃色と黄土色が毒ですね。どれも生物には有害です。
 輝く緑と明るい青は金属粒子で、これらを用いれば魔界唯一の特別な鉱物が精製可能である事から
 現時点で見物以外に用途を見出せている滝なのです」
魔界製のレア金属、ネルヴァナイトと死葬銀の材料があのキラキラグリーンの滝とシャインブルーの滝なのだ。
見た目が美しい滝ならば地上界にも存在するだろうが、水分で構成されていない滝などあるまい?
金属粒子は触れるだけなら無害なのだ、手を伸ばして触れてみたらどうだ。
「デスガイスト様がこう仰ってますけど、どちらの金属粒子も見た目以上に重く、触れたら手に衝撃が走ります!」
冗談だよ冗談、ハッハッハ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「キャッキャッ」
「わーいわーい!」
む、あれは…付近の集落に住む子供達だな。あの破廉恥で卑猥さ丸出しの出で立ちはサキュバスか…。
「あーっ!あんなところに人間の男がいるゥ!」
「ほんとだわ!すごーい、珍しい〜!」
おい>>51、貴様を見つけて魔族が寄ってきたぞ。気をつけろ、絶対に誘惑されるなよ。
この者達、見た目こそ貴様の世界の5、6歳児と言った年頃でも
ざっと見たところ600年は生きているだろうよ。貴様より遥かに年上だな。そして何よりも…
「ねーっ、人間は何回ヤれるの?」
「あたしと遊んで遊んで!人間のをあたしの○○○に入れるの!先っぽだけでいいから、おねがいだよぅ!」
サキュバスだけに性交の事しか考えてないぞ。しかもまだ子供だから容赦がない。
小さくて可愛いと思ったら次の瞬間犯されてるぞ。さあ、どうする?私に助けを求めるか?
「他人事だからって呑気に見てないで追い払って下さいデスガイスト様!
 私達は忙しいんですから、はい子供は散った散った!」
「なにさ、邪魔しないでよメガネブス!」
「お前処女だろー、そんな顔してる!やーい!」
「!?っ…この、言わせておけば!!私は許しませんよーっ!!」
ハッハッハッハッハ、女同士の修羅場が始まってしまったか。
この対決を見届けるのも面白そうではあるが、今の内に次の目的地へ向かうぞ。

63 :魔界皇子デスガイスト+魔界参謀ギュティ ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/10(金) 00:20:04.39 0.net
〜ダトクロン河〜

「お客さんかい、23年ぶりだねぇ…どちらまで?」
「下流の都市セルフェイットまでお願いします。ここからは船での移動ですので、足を休められますね。
 こちらの船漕ぎ専門の翁は趣味でタドクロン河を行き来している魔族です。
 頼めば種族や位など関係なく、誰でも希望する場所までこの通り運んで戴けるのです」
「…………」
船の事しか頭にないから人間の貴様を見ても何も反応を示さないのだよ。
人間は大多数が普段の景色と日常の中で見ないものを見つけると、珍しがるものだ。
しかし魔族は興味がないと目もくれない。反応が極端故、これから向かう場所で
数多くの魔族とすれ違うだろうが、貴様が注目の的になったりはせんぞ。
先程と打って変わり、反応が無くなって寂しいか>>51
「珍しがられるあまり、食べられたり連れ去られたりしないだけましでしょう。
 …暫く、都市部まで荒涼とした大地ばかりの殺風景が続きますよ。
 些か退屈になるでしょうし、>>51にこちらの包みを渡しておきます」
何だ?それは…。
「今朝、デスガイスト様の母方様から、客人に持たせて欲しいと頼まれた物です。
 中身は地上界の材料で再現した魔界の菓子と仰ってました。この調味料の香り、ルプルックですね」
ちょ…ちょ、待てよ!!何で母上がそんな物をわざわざこいつに…
「さあ?そこまでは存じません。ルプルックとは魔界の焼き菓子の一種でして
 地上界のにオールドファッションドーナッツに似た食感にカプレーゼの味がする食べ物、って所でしょうか」
ちくしょう…どんどん豪華な観光になっていきおって…魔界は本来は怖い所なんだぞぉぉ!!
「(自分でこの観光を思い立ったのでしょうに…)」


<東の魔界観光編Aに続く>

64 :名無しになりきれ:2014/10/10(金) 02:05:59.60 0.net
ギュティさん有能かわいい

65 :魔界伏姫ピュリアシス ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/11(土) 00:15:42.46 0.net
 -Break Time-

申し訳ないんだけれど、今夜はお休みの日なの…
うちの息子が迷惑をかけちゃって申し訳ないわねぇ…
あと>>57さん、おばさんの本名が知りたかったら、是非魔界まで会いに来て頂戴ね?
情熱的な子、好きなの!ウフフフ


*おまけ 魔界の豆知識*
魔界には人間社会での金銭に当たる通貨が存在していない。
買い物などは物々交換で行われる。

66 :魔界皇子デスガイスト+魔界参謀ギュティ ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/11(土) 22:34:23.63 0.net
〜都市セルフェイット〜

「宜しいですかデスガイスト様!緩めの気分でいるから、これまでの歩みを見直せば
 余分な字が入っていたり、私の名前がギュティフィーエ表記になっている部分が忽ち見つかるのですよ!
 私はギュ”フィティ”ーエなのに!」
う、うむ…誤字問題ならば勿論、気づいていたぞ。ほんの少し、訂正するのが面倒だったから
放っておいただけではないか。実は配下の一人ウラオニケルもウラオニ”ク”ルと
何度も誤表記していた事だって解かっていたさ。発表するタイミングを逃がしてしまってな…。
「しっかり訂正なさって下さい!!」
解かった解かった、この先あまりにも問題あれば訂正しようではないか。全く細かいんだからギュティは。
それよりも折角魔界の都市の一つ、セルフェイットに居るのだぞ。ほれ、ガイドガイド。

「…地上界と比較して街並が随分とまばらで隙間が所々に目立ちますけども、魔界では立派な都市なのです。
 魔界は建築物を密集させず、住民各自が好みで建てたい場所に建てる方式なので隙間風が通り放題の
 ご覧の有り様です。それから、建築の統一感の無さも魔界の魔族の奔放さが現れていますね。
 あちらはデスガイスト様の邸宅と同じ、石材や鉱物によるベタモン式高層建築。
 左手に見えるのは和洋折衷のウェーイスト式融合建築。その向こうは地上界のオランダの風車をリスペクトして
 いるのが見て取れますが、地理や気候の関係から実際には風車としての機能をほぼ果たしていないでしょう。
 趣味で取り付けてみただけの、通称バ家屋ですね」
地上界の言い回しでカオス、と呼ぶに相応しい魔界都市の景観であろう。
>>51はまとまりのない街並よりも、道往く多種多様な魔族の方が珍しいのか。
「女性の魔族にばかり目を向けているように見えますけどね!」
お前が見られなくなったからって不機嫌になるな、ギュティよ。ハッハッハ。
「なってませんっ!!お喋りをしていて結構ですけど、マジカ=マジコスカライガーデンへ行きますよ!!」

>>64
「ふん…そんなの人間に言われるまでもなく明瞭な事実かと!
 魔界参謀の私にとって、こ…この程度は寝ていても出来ますからねっ!」
ははあ…
有能ぶりを褒められる事は珍しくないにしても、普段かわいいと言われておらぬのだろうな。
魔族は頭が堅くて慎み深い奴は好かれんからなあ。
ギュティも少しは見た目をキュートorセクシーにしてみたら評価されるのではないか?
「馬鹿言わないで下さい!知恵を絞るのに身だしなみは関係ありま…ふに!」ドン
「おいコラア女ぁ!誰にぶつかったと思ってんだ!」
「あ、失礼致しました…って貴方こそ上位の魔族に対する礼儀がなっていませんよ!」
「え、うそォ!?お前中位魔族じゃないのかよォ!?」
やれやれ。東の魔界でも名が知れている程優秀な参謀なのに
意外にしょうもない事で冷静さを欠く弱点はいつになっても克服出来ぬようだ。
貴様も隙あらばいじってみるが良いぞ。ギュティの成長と私が愉しむ為に。

67 :魔界皇子デスガイスト+魔界参謀ギュティ ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/11(土) 22:47:16.85 0.net
〜デビルコロッセオ・マジカ=マジコスカライガーデン〜

「こちらが血気盛んで闘いや血を見るのを好む魔族向けの
 バトルファイト興業で日夜盛り上がる東の魔界最大の闘技場、マジカ=マジコスカライガーデンです。
 名前と造りからもうお解かりでしょうけど、古代ローマ発祥の円形闘技場を模した巨大建築です。
 マジコスカライガーデン建築担当方がイタリア現地に赴き、頑張って隅々まで構造を調べ尽くし
 図面の段階から作成しただけに、内部もオリジナルのコロッセオに近いそうです。
 最大収容定員数は凡そ60000万人、地上界の平均的な競技場より僅かに多い程度ですね。
 中には受け付け、エキシビジョンマッチ用の猛獣を押し込めておく地下牢、掃除夫など外部業者への
 貸し出しスペース、マッサージ室、雀荘、土産物屋や武具店などの各種施設も入っており
 至れり尽くせりなコロッセオです」
今の時間帯は設備屋によるコロッセオ内の破損箇所修復作業や掃除夫が観客席や闘技フィールドの
清掃を行っているので、施設は殆ど全て準備中だ。観客も魔族一匹だっておらんぞ。
特別に許可を貰って闘技フィールド内へ入れるようにしておいたのだ、感謝するが良い。
「手続きはこの私が!済ませた事をお忘れなく!」
ああうん、ギュティのおかげでグラディエーターでもないのに闘技場に入れるのだぞ。礼を言っておけ。
…貴様、闘っている所を見たいとか思っているな?ふむ、それもありだったか…まあ良い。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「グラディエーターや決闘用の魔界猛獣は地下に控えており、動力からして手動のエレベーターを用いて
 地上の闘技フィールドへと移動する仕組みになっております。今、私達が乗っている動く床がそれです」
何で私が動かさなきゃいけないのだ…全くもう。
地上に着いたぞ。見るが良いこの一面石畳の広大な闘技フィールドを。そして周囲を取り囲む
階段状の観客席を。本来ならばここに立った者は生きるか死ぬかせねば出られぬ二択の一方通行路だ。
貴様は本当に貴重な体験をしているぞ、ハッハッハ。
「決闘は最低人数5対5からで、最大100対100の混戦を行います。広いせいで最初から1対1の
 デュエル形式は人気がなく、余程の大物同士でなければ行われないのです。
 そして、これをご覧下さい」トントン
ガコン!
「闘技フィールドの至る地点に仕掛けられているトラップです。こちらは回転ノコギリで、戦闘中には
 当然回転…んー、手入れ前ですから汚れてますね。魔獣のものと思わしき肉片や体毛が絡み付いてます。
 他にもトラバサミや針床、飛び出し矢など様々ですけど、これらは罠担当者が買収されて
 故意に負けさせたい相手へ使う場合が殆どです。トラップが完全にグラディエーターの敵か味方の
 どちらかとして作動しない場合は何処も珍しくないのです」
闘いは賭けの対象としても非常に好まれている。罠係に賄賂を贈ってでも賭けたグラディエーターを
勝たせれば利益は案外大きかったりするのだ。それと>>51、貴様の立っている場所で三回飛ぶなよ。
脚用ギロチンが鮫の如く床を走り、貴様の両足を切断してしまうぞ。
「あのーすいません、そろそろその辺りの掃除をしたいんですけど…」
「解かりました。では次に行きましょうか。
 …>>51、この魔界水棲獣ドミナンタラの鱗を土産代わりに持っていくと良いでしょう」
ほう?魔界獣ドミナンタラみたいな水辺の生物まで闘いに駆り出されているのか…
ここに連れてくるまででもかなり大変だろうに。ドミナンタラは臆病な気質の水棲獣で
びっくりすると超危険な猛毒を全身から放出するぞ。…鱗自体に毒はないから大丈夫だ!安心しろって!

68 :魔界皇子デスガイスト+魔界参謀ギュティ ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/11(土) 22:53:54.65 0.net
〜コリンヘハネ賭博場〜

「この辺りは所謂盛り場ですね。道の左側の建物は見世物小屋や居酒屋などの店舗が、
 右側は博打関連の店舗が立ち並んでいます。ここに訪れては身包みを剥がされて帰っていく
 愚かな魔族を見るのも全く珍しくありません。あれがそうです」

                    ((┌(┌;(◎))┐ウーウー… カサカサ

あれは…アーリマン…だった者か?
「そのようです。魔界は貨幣が存在しませんから、賭け金代わりに様々な物を用います。
 自分の体の一部を賭けに出すのも珍しくなく、あの間抜けなアーリマンは
 自慢の翼を抵当にしたのでしょう。後先考えずに無謀な勝負を挑むとああなるのです」
┌(┌#(◎))┐<うるせー馬鹿!このクソアマー馬鹿にしてんじゃねーぞオラ! ペチペチ
「アーリマンは本来上位の魔族ですが、力の源でもある翼を失うとこうして這いつくばるだけの
 下等生物と化します。人間の貴方もせいぜい賭博で身を滅ぼさないように…」
┌(┌ (◎))┐<色気のない水玉パンツなんかはきやがって!ヘッ、面白くもねー!
「きっ…このッ、ドスケベアーリマンが!!」ゴシャッ
┌(┌;(×))┐<あべし!!
おい聞いたか?ギュティは水玉パンツなんだと…ちょっと子供っぽくない?イメージに合わないと言うか。
おっ!あれ見ろあのピンク色の店!魔界のストリップ劇場でもデスガイスト様イチオシの店なのだよ!
特にスピットマーメイドのキララちゃんが美人でおっぱいも大きくて声も超可愛いんだよ!かなり本気でいいぞ!!
生きている内に絶対見ておくべきだ!!行くか?行くよな、男なら!!
「デスガイスト様、そちらはツアーのルートに含まれておりませんっ!!はいはい行きますよ!」
あああ…くそう、見ていきたかった…

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「賭博は欲望のままに生きる魔族にとっても大人気の娯楽です。このコリンヘハネ賭博場での
 欲遊びはマジコスカライガーデンと常に人気を二分しています。これらプレイゾーンの盛況振りを
 見れば、魔族は楽しい事を何よりも求める者だと嫌でも解かるでしょうね。
 人気の賭博は順位を競わせて、1位を予想するレースタイプの賭博です。
 他には自分の勘を頼りに遊ぶ特殊な博打もあります」
あれなどがそうだな。巨大な秤の目盛りが隠されているだろう?
皿に宝石や高価な装飾品を乗せ、目盛りを設定された一定範囲内の数値に合わせられるかを競うものだ。
貴様もやってみるか?賭けられる持ち物があればここの博打はほぼ全部利用可能だ。
>>51は向こうのドームに興味がおありのようですね。あちらは野球賭博を行う特設球場です。
 この博打の為に、現在10の野球チームが登録されています。
 魔界にプロの野球は存在せず、リーグで順位を争って試合をしたりなどは行っていませんよ」
魔界には貴様ら人間社会でもお馴染の文化も存在しているが、意味や見識までは共通していないのだ。
少しは魔界への理解が深まったかね?退屈をしない為に退屈しのぎに真剣になるのが魔族である!

<東の魔界観光編Bに続く>

69 :名無しになりきれ:2014/10/11(土) 23:29:52.84 0.net
(――――おい、聞こえているか? 俺の心の声が)

70 :魔界皇子デスガイスト+魔界参謀ギュティ ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/12(日) 22:19:13.71 0.net
〜ブラッドローグ酒造〜

いよいよここからが観光の総仕上げである。土産用の品選びにはもってこいの場所巡りだ。
一歩立ち入っただけでアルコールの香りが充満しているここは…
「東の魔界で三箇所しかない、酒作り専門の醸造工場です。このブラッドローグ酒造では
 ここでしか行われていない特殊な製造方法で作られる酒があり、それが魔界で大層美味と評判です。
 製造過程の見物に訪れる魔族が西や北の魔界からも居る程なのです。
 …クエスチョンです。日本酒は米、ビールは麦芽、ワインは葡萄を原材料に製造しますが
 こちらのブラッドローグ酒造の主力製品『スマッシュ』は何で作ると思いますか?
 一杯試飲し、想像してみて下さい」
このスマッ酒…いやスマッシュは製造過程で不純物がかなり混ざり、ろ過に手間取るそうだ。
飲みごたえはアルコール度数のきつい酒特有の喉を焼く感覚がなく、存分に飲んで酔えるのに
茶の如く喉越しが優しいのが最大の特徴だ。…何を使っているのか当てられたら本当に凄いぞ。
ヒントはナマモノだ。
「答え合わせといきましょう。工場内部へ、いざ突入です!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

<キュンキュン            キュンキュン>

「正解はこちらです。洋牧場にそっくりな光景が広がっていますね。
 あのキュンキュン鳴いている、ふわふわして可愛らしい四足の魔界生物はペムタンスです。
 ペムタンスは面白い性質の体毛に覆われております。未解明の部分が多く、研究段階の生物ですが
 特定の物を摂取させると、体毛から色々と”何かが出てくる”当たりくじみたいな
 一風代わった特性があると判明しているのです。正解は『魔界生物ペムタンスから酒を作る』でした」
解かる訳あるまいよ、これは。羊そっくりの生物に、13種類の粉末状に加工した
鉱物を混入させた餌を与え続けて5年程放牧するなど普通はまず思いつく訳がない製法だろうなあ。
見るが良い、向こうではスマッシュの原液が文字通り絞り出されるぞ。

「準備はいいな!?」
「合点でさあ、親方!!あァどっこいしょーっ!!!」
<ギュウゥゥ〜〜〜!!!

ハッハッハ、見たままの雑巾絞りだな。作業員が二人がかりでペムタンスを捻って、あのように
原液をしたたらせて抽出するのだ。面白いだろう。あのままでも飲めなくはないが
まともな酒として一升瓶に入れて出荷するまでに何度もろ過行程を繰り返し、不純物を取り除くそうだ。
「ペムタンスの体毛に蓄積された酒の原液を抽出するにしても、ああしてギュ〜っと搾られて
 ねじりん棒みたいにされる様を見るのはちょっと嫌ですね…よくあれで生きているものです」
ペムタンスに生まれなくて良かったではないかギュティ。
「そ、そうですね…酒の製造過程見物後は、ブラッドローグ酒造の製品販売コーナーに行きましょう。
 スマッシュ以外に地上界リスペクトの製法で作られた酒や、酒を使った土産用のお菓子
 酒粕を再利用して精錬されたアクセサリーも販売されているのです」
何をどうやって酒粕なんぞから金属に鍛え上げているのかはこの私も知らない。
魔界には地上界にはない独特の技術もあるのだ、凄いだろう。
「デスガイスト様自身が凄い技術を生み出したのではありませんけどね!」

71 :魔界皇子デスガイスト+魔界参謀ギュティ ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/12(日) 22:24:47.46 0.net
〜アンテナショップソ=ルルァシド〜

「いらっしゃい。君達は運がイイネ!掘り出し物があるのよ、これこれ!天界の陶器!こっちは地上界の不発弾!」
この店の商品ラインナップはいつ見ても変化に富み、訳が解からなくて面白い。ドキドキが止まらぬ。
「ここは品揃えに魔界以外の品が並ぶ謎多き雑貨屋です。どのような調達ルートが存在しているのかは
 企業秘密だそうですけど、地上界の品だけならばまだしも、魔族は本来行けない天界の品まで置いてあるのです。
 …何故天界の品だと解かるのか、ですか?品を通じて神の加護と形容べき神聖力を感じ取れるからですよ!
 心底忌々しく不快な輝きが天界の道具には宿っているのです…ああっもう壊したい衝動に駆られますね!」
「壊さないでくれよ姉さん、レアアイテムなんだからネ。天界の品はなかなか売れないんだけどネ」
よもや魔界に来て、他の異界の物を見られるとは思わなかっただろう>>51よ。
好きな物を土産に購入していくが良い。…ん?物々交換ならば問題なく出来るだろう。
マジコスカライガーデンで魔界水棲獣ドミナンタラの鱗を拾っておいたな?あれはそこそこ貴重な素材故に
…ふむ、この店の大抵の品ならば交換可能だな。それどころか、三つ四つは…まあ、好きに選べ。

「よいしょっと」ガサゴソ
おい、そこなアルバイト従業員。ダンボールにしまった箱は何だ?何故下げる。
「この品ですか?オレ、詳しい事知んねーんですけどね、これ店頭に出しておくと肖像権だか何だか
 まずい問題が起きるからって聞いてんですわ。処分予定ですんで、店長に内緒で価値8割引で
 交換してもいいッスよ」
ほほう、お買い得ではないか!>>51貴様、つくづく運の良い男だ!早速品を見せてく…
む?『コレクタブルフィギュア ヴァルハラの戦乙女シリーズ』…?
何だ、フィギュアじゃないか。知らんな…どこの世界から流れてきたのか知っているか貴様?
「仕入れ先は死後の世界だとか胡散くさい事ほざいてたらしいッスわ」
ふーむ…どこの何者か知らないが美少女フィギュアもこうして見るとなかなかだな。
特にこの黒髪の女がいけている。どれどれ、名前はアルヴィ…
「デスガイスト様、>>51。向こうに珍しいアイスクリームがありますよ!食べませんか?」
解かった解かった、そうはしゃぐな。>>51が買い物を終えてからだ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「人間に観光名所を教えるだけが、無闇に大盤振る舞いしちゃいましたねデスガイスト様」
そうだな。私は十分愉しめたので満足した。
>>51貴様はどうだ?魔界から一般人が生きて帰る事が既に超幸運なのに
安全にあちこちを見て周れたのだ、奇跡にも等しい体験をしてしまったぞ。
「最初はまるで気乗りしないツアーガイドの役目も割り切ってやってみると楽しいものでしたよ。
 今日の事は一生の思い出として心に刻んでおきなさいよ、下等生物!」
さて、気変わりせん内に地上界に帰るが良い。次も気まぐれでサービスするとは限らぬぞ。
「デスガイスト様、ただの人間が一体どうやって元の世界へ戻るのです?」
あ。…ね、ねえギュフィティーエちゃん?最後にいっこだけお願いがあるんだよ…
って

もういないではないかッ!!
お、おのれ…最後まで面倒を見れと、そう言いたいのか畜生め…
まあ良い!>>51を地上界に送り帰すついでに少し遊んで行くか!!

72 :F・F+魔界伏姫ピュリアシス ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/12(日) 22:30:55.80 0.net
-皇子主導の観光ツアー終了後・同時刻のデスガイスト邸-

あああ…心配、心配ですから…!
何事も無くデスガイスト様が無事お戻りになり、杞憂に終われば良いのですから…
自分にも御身を護る為にと同行を命じて戴きとうございましたのですから…!
「F・Fちゃん、もうちょっと右お願いね。やきもきしながら洗濯物干しを手伝って、本当にあなたって器用よねぇ」
お安い御用ですから。
ピュリアシス様が自ら家事をしているのは珍しいですから…何百年ぶりですから?
「まあ、失礼しちゃうわ。これでも最後に洗濯したのは49年前よ?ぷんぷん!
 息子のお友達に持たせてあげるお菓子作っていたら、連鎖的に家事がしたくなっちゃったのよ。
 うちの旦那と結婚してからは、こんな事する機会がずっきゅんと減っちゃってねえ〜」
「も、もうお止め下さい、奥様!お願いします!私達使いの者の仕事がなくなってしまいます!」
だそうです、ピュリアシス様はもうお戻りになって良いかと存じますから。
「F・F様もですわ!ここが宮殿でしたらどやされるどころじゃ済みませんよ〜っ…
 上位の方々に雑用をさせてしまっていては、私達の立場もへったくれもあったものじゃないですよ!」
ここは宮殿ではないですし、デスガイスト様も怒ったりはしないですから。大丈夫ですから。
しかしながらピュリアシス様、家事は十分堪能した筈ですから。そろそろ…
「え〜っ?まだまだし足りないんだけど〜…」ニコニコ
「(ひょっとして奥様は私達下っ端を困らせて楽しんでらっしゃるのでは…)」

>>69
「…!」キャラリラリーン

「(貴方はだあれ?心の声と言っているところと、魔族からは通常感知し得ない
 念導の波長を感じるんだけど…余所の世界から来た人かしら?)」
どうなされたのですから?
「今、遠くからテレパシーが来たの。F・Fちゃんは念導の波長を感じなかった?」
いえ、何も…?
「普段来ないようなお客さんが、ウェルギリアンが連れて来た子の他にも魔界にいるみたいなのね。
 これまた面白そうな予感…ウフフフフ!ちょっと会ってくるわね?」
そんな、さも散歩感覚で…!お一人ではいけませんから!
せめて護衛にドルギルスをお連れして戴かねばなりませんから!
「ガウガウ」
「もーっ、私だけでも平気なのに…それじゃあ行きましょ、ドルギルスちゃん。はい、抱っこして飛んでいこ?」
「ガウ♪」

ピュリアシス様、申し訳ございません。自分、デスガイスト様のお戻りを待たねばならない身ですから…
はて、魔界に来た余所者…物好きもいたものですから?

73 :名無しになりきれ:2014/10/13(月) 14:30:05.76 0.net
幼女サキュバスのところにもう一度行きた……げふんげふん

74 :魔界参謀ギュフィティーエ ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/14(火) 01:05:27.88 0.net
 -Break Time-

今夜はお休みの日となっております、次の夜までお待ち下さい!
私の上司がもたついている間に時間がなくなったのが原因です!
なお、当スレはフィクションであり、他のスレと一切関係はございません!


*おまけ 魔界の豆知識*
サキュバス・インキュバスら淫魔は魔界の住人の中でも極端なまでに欲望に忠実であり
位の上下関係には潔く屈する暗黙の了解が存在する魔界において
上位の魔族に決して従おうとしない自由魔族である。
その為、配下を従えたいタイプの魔族には完全に無視されている。
まぐわう相手の性欲を根こそぎ搾取するのが食事兼最大の悦びなので情事の際
どれ程乱暴に扱われても不快に思わない為、淫魔を好意的に考える者が人間・魔族問わずいるらしい。

75 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/14(火) 18:56:52.01 0.net
最初に言っておこう…今回はさり気なく三本立てである!

・デスガイスト、サキュバスはお断り
・パンやのこれくしょん 四方山話・第二回
・魔界伏姫ピュリアシスおばさんの散歩(>>72の続き)

の順番でお送りするぞ。私はこれまでに何をしていたかな?そうだった、魔界観光を終えて
わざわざわざ地上界へ人間を送り返すついでに私自身も地上界を見ていこうと考えていたのだ。
映画でも観て帰ろうかな?私がちょっと力を使えばチケットなど簡単に手元に転がってくるのさ。フハハハハ。
別に詐欺業者のアジトに乗り込んで、アブク銭を横取りしようとか考えておらんぞ。

>>73
魔界観光は楽しんできたか?宿泊、送迎付きで無料の異世界観光などまず余所では体験出来まい!
きっと自慢になるだろう、ハッハッハ。貴様の友人や家族に話して信じてもらえるかは別問題だがな。
貴様の事だ、魔界に住みたいと思うまいよ。それどころか、もう一度行くのも…
おい。ちょっと待て、待たないか!
子供サキュバスと会いたいと、そんな事を呟いたように聞こえたが私の気のせいか!?
こ…子供が好きなのとサキュバスが好きになったのとどちらだ?…ま、まあ良い。人それぞれだからね。
私も子供は嫌いではないぞ、館の使用人にも見た目だけなら人間の外見年齢で12、3歳の
可愛い奴がいる。ただし、人事担当が趣味で連れてきて、女装させて働かせている 男 だ。
私の邸宅の話はもういいとして、あれと会いたいのはサキュバスと
一夜を共にしたかった、などの性的衝動か?サキュバスは絶対に嫌だな、うむ。
やっぱりこう〜…簡単に股を開くのより、惚れるだけの価値があると直感した女を自分のものに
したいと思うわけよ、私は。サキュバスじゃそうもいかん、あいつらやれれば誰でもいいし。
ともかく、貴様の好みは何でも良いがサキュバスで身を滅ぼす結果になっても一切関知せんぞ!

76 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/14(火) 19:04:10.16 0.net
∽パンやのこれくしょん 四方山話 パン少女、通称パンむすの潜在能力編∽

第一章 アビリティとは?

久々のパンこれの話は前回に引き続き、パン少女関連について、だ。
数値表記の能力はレベルアップと共に引き上げられるのは常識中の常識。
その最大値がパン少女の性能の全てか?と言えばそんな訳がない。
表示スペック以上の働きを見せる可能性も出てくるのだ。そのファクターがアビリティである。
通常、敏捷や技量の数値能力は高いキャラクターで最大50まで育つ。
ところが、パン少女の数値能力に内部設定された限界値では倍近い98まで計算されるのだ。
その能力の引き出し方だが、システムをフル活用してようやく届く理論値が98だとされている。
まず素の能力を50と計算して、パン少女のその日の調子が絶好調だと能力が
10もしくは20プラスされる。能力がアップする固有もしくは習得アビリティで
最大20が更にプラス。そして後述するチーム相性ボーナスで最大8プラス。以上で98に届く寸法だ。
ここまでパン少女のスペックを引き出せれば、もはやパン少女マスター店長を名乗れるだろう。
何に最も優れた働きを発揮するのかを理解する為にもまず、アビリティの効果を把握するのである。
パン少女は最初から備わっている固有アビリティ1つ、レベルアップで覚える習得アビリティ3つ、
特定の条件をクリアさせて発現する隠しアビリティ1つの、全部で5つを身に付けられるぞ。
アビリティは本人だけに効果があるもの、一緒に動いているメンバーにも効果があるもの
常時発動型と条件限定発動型が存在する。そしてアビリティは任意でON/OFFは出来ないと考えて良い。
主なアビリティとその効果を紹介しておこう。

77 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/14(火) 19:07:55.91 0.net
第ニ章 よくあるアビリティ

アビリティを前述した系統ごとに分けて表記しておこう。
【】の固は固有アビリティ、習は習得アビリティ、隠は隠しアビリティで身に付く事を意味しているぞ。


棟時発動型 効果範囲・自分
・お手軽感  【固】 獲得経験値が30%上昇。
・当たり外れ 【固】 調子による能力値変動の上下幅が10上乗せされる。
・新味発掘  【固】 参加メンバーに入れると、会合画面に戻った時に所有していないレシピを一つ獲得。
・連携作業  【習】 担当した作業を共同作業にすると成功上昇率が2倍になる。
・噂の逸品  【隠】 FFが最大値の状態からスタートする。

棟時発動型 効果範囲・全員
・ペース配分 【固】 スタミナ減少速度が低下する。
・リーダー資質 【習】 全ての作業最終成功率が10%上昇。
・てきぱきさん 【習】 参加メンバーの敏捷が10上昇。
・出たとこ勝負 【習】 作業をマニュアルで行って成功させた場合、効果が上昇。
・統率力    【隠】 メンバー全員の調子とFFがアビリティ所有者と同一に変化。

東タ定発動型 効果範囲・自分
・販売の心得 【習】 販売作業に回った際、販売値が10上昇する。
・製造の心得 【習】 製造作業に回った際、製造値が10上昇する。
・負けず嫌い  【習】 パンバトルに参加した場合、全能力が5上昇する。
・気分転換   【固】 外回り販売に参加した場合、調子が良へ+1段階修正され、売り上げが20%上昇する。
・素敵な笑顔  【隠】 担当作業が成功する度、最終成功確率が上昇する。最高+35%の補正が掛かり、100%まで上昇。

東タ定発動型 効果範囲・全員
・癒し上手   【固】 パンバトルに参加した場合、メンバーのスタミナ回復速度が通常の2倍になる。
・瀬戸際営業 【固】 店売モードでの失敗回数に関わらず、利益リザルトが必ず赤字にならない。
・決めの一手 【習】 パンバトルでパフォーマンスを成功させて勝利すると販売合計利益が1.5倍になる。
・安心パパ! 【習】 プレイヤーが参加メンバーに加わっているとパン少女の調子が必ず絶好調になる。
・黒猫魔法   【隠】 パンバトルに参加した場合、相手メンバーの全能力が10低下する。

勿論、これ以外にも存在するぞ。
隠しアビリティは基本的に強力な効果を発揮するものが多いのも特徴だ。

78 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/14(火) 19:10:46.76 0.net
第三章 ここでちょっと寄り道、プレイヤーのスペック

店内でパンを製造or販売をし、パンバトル時に相手チームと競うのはパン少女だけに任せきりとなる訳でもない。
ゲーム開始前にメイキングしたプレイヤー自身もパン少女と同様、参加キャラクターとして
登録されているので一緒に大好きなパン少女と働く感覚も味わえるのだ。主人公はプレイヤーなのだからね。
実際にはパン屋のこれくしょん内のプレイヤー=プレイヤーの分身であるのだが。ん?ゲームだし解かっているか?
さて、プレイヤーはどんな性能を持ったキャラクターであるのか。
パン少女とは異なるメリット・デメリットとプレイヤー専用固有アビリティが三種類あり、その内一つを所持している。
気になる性能は、プレイヤー専用アビリティはどれも他のパン少女の補助としての意味合いが強いものばかり…。
キャラクター単体性能を考慮しても、中盤以降も主力メンバーとして数える事は出来まい。
しかし、安心するが良い。プレイヤーの利点はきちんとあるし、メンバーの揃っていない最序盤では
パン少女達の心強い味方となる事実は揺るがないぞ!
プレイヤーとパン少女、それぞれのメリットとデメリットをまとめておこう。

○パン少女のメリット○
・レベルアップによる成長と新アビリティ会得が出来る
・自分がモチーフのパンを低コストで製造可能
・作業時、FF(フレグランス・フォース)の増加と相性によるメリットが存在する
・三人揃っている状態で条件を満たすと状況を有利にする切り札『パフォーマンス』コマンド実行可能
・作れるパンの上位種、アレンジパンを独自に作り出せるパン少女もいる
・人気の高いパンに限って高性能じゃなかったりする

×パン少女のデメリット×
・参加メンバーに加えていないと経験値と好感度は一切上がらない
・新たなパン少女加入の為にレシピを入手する必要がある
・作業実行でスタミナが減っていき、残量50%以下からどんどん作業成功率や各種行動速度が低下していく
・作業時、FF(フレグランス・フォース)の減少と相性によるデメリットが存在する
・作れるパンは基本的に自分がモチーフのパン一種類のみ(アレンジパン含めて二種が限度)
・好きじゃないパン少女でも高性能なら使った方がお得

〇プレイヤーのメリット○
・最初から選択可能な参加メンバーの中で最も能力が高い
・レシピを持っていればアレンジパンを除く全てのパンを製造可能
・主人公専用の固有アビリティを持っている
・相性の概念が存在しない為、苦手とするタイプはいない
・スタミナの値が減少しない=実質無限なので、息切れを心配しなくてもいい
・ゲーム開始前にプレイヤーのビジュアルを性別、体型など6種類の項目をカスタマイズ可能

×プレイヤーのデメリット×
・経験値とレベルの概念が存在しない為、能力は一切向上しない
・パン少女が得られるメリットが何も得られない
・自ずから現場に立って仕事をするのが好きな人、「俺が成長しないだと?ふざけんな!!」と言う人は釈然としない仕様

79 :魔界伏姫ピュリアシス ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/14(火) 19:14:17.99 0.net
≪前回の魔界伏姫ピュリアシスさん≫

玉の輿に乗ったおかげで普段は家事を使用人に任せきりの日々をのほほんと過ごしていた
魔界皇子デスガイストの母、魔界伏姫ピュリアシス。息子の邸宅に実質初めてとなる人間の来訪で
もてなし気分(※)で菓子を作ってみたところ主婦らしい事がしたくなり、久方振りの洗濯を楽しんでいた。
そんな時、どこかから謎のテレパシーが飛んでくる。
テレパシーの発信主が魔族ではないと察したピュリアシスは新たな別世界からの訪問者を予感し
護衛と言うよりペットのドルギルスを連れてテレパシー発信元へと行ってみるのであった。

(※・魔界には基本客を手厚くもてなす文化はありません。人間の真似事)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

〜特に名前もない魔界の荒野(魔界サボテンつき)〜

んー…この辺かしら?
「ガウ!ウ〜〜〜…」
まあっ、ドルギルスちゃんが知らない生き物の匂いがするの?
向こうから?…もうちょっと西?じゃ、ここからは歩いていきましょうか!
「ガウ」

………
………………………

ドルギルスちゃん、匂いはもしかして〜…あの岩の裏から?
「ガウ?」
あらら…地面の下からするのはどういう事?地底人だったりするのかしら?

ンフ!いい事思いついちゃった!
誰か知らないけど、少し驚かせてみちゃいましょうか!
そ〜れクルクル〜っと!

80 :魔界伏姫ピュリアシス ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/14(火) 19:22:19.05 0.net
ヒョオオォォォォォ………
ボンッ!

「うわああ寒い、寒いマジで!なんだこれ!?
 うわあ!さっきまで無風だったのに何故吹雪が!?魔界の気候はどうなって
 るんだ!?」
あららあ、やっぱり人間だったみたいねぇ。冬眠はお嫌いだったのかしら?
「するか!俺は熊じゃない、人間だっ!
 …!?お、女の…悪魔!?ちいぃ、南無三!!」
なあに?闘るつもりなの?
こっちはただ、気になるテレパシーが発信された場所に来てみただけよ?
吹雪はほんのお茶目だから、気にしないでね!ウフフフ…はい、ぱんっと。

フッ…

「お茶目であれだけの魔法を使えるのか!?い、いや、俺の魔法に比べれば大したレベルでは…
 それよりもお前みたいな悪魔が何故、俺の通信魔法を傍受出来た?」
さあ?知らないわよぉ。
「(くそ…相当な魔力を感じるぜ。これまで倒した悪魔とは桁違いらしいな、こいつはまずい。
 だが幸にもこの悪魔…敵意はないようだ)」
ねえ、貴方…。
「うおわっ!?きゅ、急に寄ってくるな!」
足を怪我してるんじゃない?もしかして、それで地中に隠れていたの?
って事は…お仲間と一緒に魔界に来たんでしょ。どうかしら、当たり?
「…!
 俺は仲間達と共に魔界へあるものを探しに次元の壁を超えてやってきた人間…魔法使い。
 魔界に着いたのはいいが、負傷し仲間ともはぐれてしまった。ひとまず穴を作って身を隠しつつ
 仲間達と連絡を取ろうとしていたら、お前が来てしまった次第だ。ついてない事だらけだね、まったく」
ふうん、そう。人間を襲わない魔族と会ってもまだ不運なの?
「よく言う。今は襲わないだけかも知れないだろう」
む〜っ、貴方の方は可愛くないわねえ…今すぐ氷漬けにしちゃってもいいのよ?
それとも、この子に噛み噛みされるのがお望み?
「ガウッ!!」
「ぬ…す、好きにしろ!どうせもう、無事には帰れまい!だが…!
 (殺されるくらいなら貴様も、最後の力で道連れに―――)」
本当に好きにしていいのね?じゃ、はいっと。

カキーン

「こ、これは…足が凍りついている…が、冷たくない!?何だこれは…」
地上界で言うギプスって言うアレよぉ。骨が折れてるか知らないけど
普通に無茶して歩くよりは辛くはなくって?
「お前…俺をどうする気だ?」
それはこちらのセリフよ。応急処置してあげたんだし、何をしに魔界に来たのかを教えて欲しいわ〜。
「(悪い悪魔じゃないのか?一体、なんなんだよ…)
 フン、俺は伝説のアルダークロウの爪を求め、魔界まで来たんだ。


            タカノツメでも最上級の品と言われている、究極の香辛料をな!」

<どうやら続く>

81 :ガミルン ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/15(水) 23:15:49.89 0.net
 -Break Time-

よく来た。しかし、今日は休みの日だギャ!ゲギャギャギャギャ!
その内もっとペースがゆっくりになるかもしれないギャが、最初から最後までやる事を目標に
じっくり取り組む予定だからいいんだギャ!ギャーッギャッギャッギャッギャッ。


*おまけ 魔界の豆知識*
デスガイスト邸の使用人の位は一定ではなく、上から下位までが取り揃えられている。
ピュリアシスは趣味でそのように集めさせ、使用人内での下克上を公認し
優秀な働きをする者には相応の待遇をする事で、否が応にも複雑化する対魔族関係を眺めて面白がっているらしい。
その模様ははもしかしたら公開されるかも知れない新コンテンツ『使用人外伝(仮名)』にて。

82 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/16(木) 22:47:55.71 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その11  ネヴラツィ

【性別】男
【経歴】ヒカリンジャンケン葬儀場→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・工作部隊 非戦闘時・庭の景色変更係
【位】中
【特性】全くの無から特殊な霧を生み出せる、毒無効、風属性攻撃耐性
【資質】腕力☆☆☆ 体力☆ 魔力☆☆☆☆ 知性☆☆ 技術☆☆ 人格☆☆☆☆ 野心☆☆
【ネヴラツィから一言】「霧散無性!霧知も旨い!」


この者の言う事はたまに解からん。霧知とは何だ?それの何が具体的に旨いのか?
以前訊ねてみたら濃霧のように濃厚で味わい応えがあるものですと言っていたのだ。
濃霧は文字通り濃いにせよ濃霧のどの辺りに濃厚さと味わい応えとやらがあるのかさっぱりだ。
結果として謎が謎を呼んでしまったのでもう良い。もう私に理解不能な霧トークなんかたくさんだ。
…と、やけに霧に拘りを持つ魔族がネヴラツィだ。
ネヴラツィは魔界で霧が発生しやすいイプセンサム湿地帯の出身の者で、この地方の魔族は
空間に何らかの気候の変化を全くの無条件で引き起こし、実はさり気なく
自然の摂理を無視した現象を自らの意志一つで発生させられる能力を持っている。
その能力が魔族の力の証明に繋がらず位も中位な為、大した事のない魔族と考えられがちだ。
魔族でも自然の摂理を完全に無視してしまえるのは、特上位でもごく少数だと言うのに。
さり気なくとんでもない特技を持つ者っているよな。ネヴラツィもそんな魔族さ。
実際のところ、何でもない時と所に一自然現象の霧を広範囲に出せるくらいじゃ確かに凄い気はせんよな。
生み出せる霧のテリトリーに物理干渉力があるだの猛毒入りだの、攻撃的な性質があれば良かったのだが
そういう霧状の別な何かは出せないそうで、戦闘時においては工作部隊として相手の視界を悪くさせ
味方の作戦行動の手助けをさせるのが主な任務だ。ネヴラツィ本人の身体能力は中の中で
優秀でも劣っているのでもなく、普通に兵隊として戦わせられるだけましか。羽根はなく空は飛べないがね。
我が邸宅では、霧を見たくなった日に朝霧や夜霧を演出してもらい、見てくれに変化のない庭に
一時の変化を与えるのに一役買ってくれているぞ。
あと、ネヴラツィは基本的にいい奴で魔族ではイケメンの部類なので使用人の女衆から人気が高い。
ただしこの者と仲良くなると会話の内容が常に5割は霧に偏ってしまう。
おかげでネヴラツィと話していると聞く気もない霧の話や豆知識をどんどん覚えていってしまう。
これをいくらやめろと言っても癖のようで、自分でもやめられないらしいから何気に困ったものだ。
四日前なんか魔界志士いしだたかひろ君のブログの失敗談で談笑していたらいつの間にやら
ブロッケン現象の話になっていて、またやってしまった…と思ったね。
気がつけば霧の小話に耳を傾けていてやんなっちゃうよ。いい奴だけにこれは本当に勘弁してくれ。

83 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/16(木) 22:54:51.57 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その12  マットロン

【性別】男
【経歴】オケアンネムバ山→コサジ少将@東魔界戦闘訓練センター→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・地上部隊親衛兵団 非戦闘時・壊したい粗大ごみの解体及びごみ出し
【位】上
【特性】頑強な腕部、戦闘においてほぼ確実に先制攻撃が可能、麻痺無効、魅了無効
【資質】腕力☆☆☆☆☆ 体力☆☆☆ 魔力☆ 知性☆ 技術☆☆☆☆☆ 人格☆☆☆ 野心☆☆☆☆
【マットロンから一言】「シュッ(気合の篭った掛け声)」


地上界には人間でありながら人間を超えつつあった格闘家がいたそうだな?
マットロンは『オオヤマ』とやらに大変影響を受けて格闘家を志した、人間をリスペクトする肉体派の魔族だ。
この者は身長や体格こそ魔族の平均的な女とそれ程変わらぬが、特定の部位が鉱物や金属並に
頑強な肉体を有する山岳地帯限定種ペトリアンの若者であり、見かけによらず丈夫でよく鍛えられた
戦士…いや、魔族の格闘家と呼ぶのが相応しい男だ。ペトリアンは魔族の中でも肉体の強さに特化しており
テレパシーや飛行など、上位魔族の基本能力をほぼ持たない代わりに身体面でのスペックが優秀だ。
過酷な山岳地帯で生きているだけでも魔族として強さを証明しているのに、マットロンは欲に忠実が当たり前の
魔族のくせに禁欲的に自らを鍛え上げ、ただでさえそこらの魔族よりも優位に立てる長所を持っているのに
地上界の武術を自得して鍛錬を欠かさぬ為、純粋な白兵戦闘においては特上位の魔族ですら食いかねない
強さを得てしまっている。私の配下でも腕の立つアクション小十郎やF・Fらがマットロンを「伸び盛り」と
言っていた程なのだから将来有望、今後の成長が楽しみな魔族である。ただ、優秀なのは肉体面だけで
魔術、精神や空間そのものに作用する特殊能力を持つ魔族に対して非常に弱い。
戦闘での頼みは自身の肉体と格闘術だけであり、純粋な物理戦闘能力と瞬発力で魔界の猛者とどう渡り合うのか…
その辺、私はマットロンの将来と戦局における投入タイミングで些か難しいものがあると考える。
私はこの者のノリにノッた時の爆発力ある戦いぶりは爽快で気分が良く、今後も重用する予定だけどね。
普段は近辺で解体作業に従事させたり、我が家の粗大ごみを壊してはごみ出しをしてもらっている。
実は私の邸宅は解体→新しく立て直しを…地上界時間で約二年ペースで行っていて
建て直し時期が来たらマットロンに一人で破壊し尽くさせているのだ。一日かからずにやってくれるぞ。
マットロンの人となりは極めてストイックで、他者との衝突上等満員御礼な魔界の住人なのか?と疑ってしまうくらい
つっかかられても敵意を以って相対せず、この者は本っ当に!問題行動や諍いを起こさない。
まるで熟睡しきった虎か孔子の如しである。しかし、僻地の種族の者だからか対人関係ではまだまだ未熟で
人見知りをしてしまう、女や子供の扱いは苦手、などの弱点もある。これが若さ故の弱さかな、ハッハッハ。
魔界皇子デスガイスト様がやがて大成すると思っている魔族の一人だ。

84 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/16(木) 23:05:24.73 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その13  ケルビステン

【性別】無性
【経歴】ランファム平原→ピポルシタスナ領域→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・後方部隊のどこか 非戦闘時・押し花作りの内職と園芸担当
【位】下
【特性】再生能力、周囲の味方に謎の癒し効果、水属性攻撃吸収、精神攻撃全無効
【資質】腕力☆☆☆ 体力☆☆☆ 魔力☆☆☆☆☆ 知性☆☆☆☆☆ 技術☆☆☆☆ 人格☆☆☆☆☆ 野心☆☆☆☆☆
【ケルビステンから一言】「自然保護にご協力、お願いします〜。僕にできることは、なんでもしますので〜」


魔界において、単なる植物が個の種族として進化した事例は一つや二つではない。
スパイロボーイのクリアートレントのように植物がそのまま進化した種族もあれば、植物と魔族が融合して
全く新しい種族へと変質したパターンもある。それが花魔族と呼ばれるプカー・ラ・ヴィス族のケルビステンだ。
体の一部が植物、主に花で構成された半花半魔族固有の面妖な魅力と魔力を兼ね備えた見た目をしており
無性との事なのだが雰囲気や所作は雅味に溢れ、中性的。
ケルビステンが普通に歩いているだけでしゃなりしゃなりと擬音が聞こえてきそうな程優美なのだ…
この者を見ているとどこか魅惑された気分になる!どうなっているのだ、フェロモンか!?
最初、そういうオート発動型のチャーム能力でもあるかと疑ったが、当人曰くそんな便利な能力はないそうだ。
ギュティはそんなケルビステンを『天然の天使』と結論付けている。うーむ意味深…。
外見の印象から脆弱そうに見えるが、下位魔族としては体力、肉体の丈夫さ共に平均レベル。
内包した魔力や賢さにおいては、中位の魔族以上のものを感じるな。この者の種族も位に反比例した
能力を有していると言えるだろう。尤も戦闘時には本人の希望で後方部隊に配置し
これまた正体不明の癒しの力で、いるだけで何故か周囲が少しずつ元気になっていく特性を活かして
積極的に働いてもらわねばならない部隊に同行させ、疲労を和らげさせるのが主な役目だ。
普段は押し花作りをさせているが、基本的に母上や使用人が園芸で花を取り扱う時
花のプロフェッショナル・アドバイザーとして働く事の方が多い。
因みにケルビステンは下位魔族にしてはビッグドリームを抱いている、なかなか見上げた魔族なのだ。
東の魔界から行ける異世界ピポルシタスナ領域は元々魔界内にあったが、遥か昔
ある魔族らの趣向によって魔界から切り離されたと言われている異空間の一つだ。
ここは花や木々など緑溢れる場所で、魔界の植物の始まりの地と推測されているのだが
年々徐々にピポルシタスナ領域から緑が失われている。ここをどうにか護っていこうとケルビステンは
考えているのだ。下位の魔族が異空間をどうにかしようなど、大きく出たものだな。
まぁ私は身分に合わぬ大望もケルビステンも嫌いではない。寧ろ好きだ。
実は私、口が堅い一部の配下と共にピポルシタスナ領域の永劫保護に着手する計画をこっそりと進めているぞ。
いや、ケルビステンに頼まれると何だか断わりにくくてさ…私好みの女でもないのに
どうもこの者には甘い気がするなあ。母上とは違うのだが似たような意味で弱い相手だ…うむ。

85 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/16(木) 23:11:20.11 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その14  シゥーフィイー

【性別】女
【経歴】ポタ=ポタヤキ文明→魔界皇子デスガイスト配下(仮)
【役割】戦闘時・遊撃部隊兵士 非戦闘時・昼寝とピクニックスポット捜索担当
【位】不明
【特性】柔軟というか突飛な発想、火属性攻撃耐性、催眠無効
【資質】腕力☆☆☆☆ 体力☆☆ 魔力☆☆☆☆ 知性☆☆ 技術☆☆☆☆ 人格☆☆☆☆ 野心☆☆☆
【シゥーフィイーから一言】「誰でもいいから、私を元の場所に帰して下さいよ〜っ!!」


私の配下の中には魔界出身者か疑わしい者もいれば魔族なのかどうか定かではない者も密かにいたりする。
その一人がシゥーフィイーと名乗る女だ。魔族の角は大多数が牛の角やマンモスの牙のように
湾曲しつつも先端が鋭いものだが、この者の角は青白く甲殻類の体や甲冑の如く
装甲を貼り合せたかのような見てくれをしている。羽根も蝙蝠系ではなく鳥に近い形状だ。
魔族らしい部分と言えば長めの八重歯があるが、そんなのは人間の娘にもある奴はあるから
魔族専用の特徴とは言えん。ただ、この者から感じる力自体は魔族の魔力のそれに極めて近しく
本人も魔界の者だと公言して憚らない以上、魔族として扱って良いのだろうと思う。
そんなシゥーフィイーは、実はここ何万年かの間に魔界に生まれた魔族ではなく、気が遠くなる程
古の時代の魔界で僅かな間存在していた幻のポタ=ポタヤキ文明の魔族だそうだ。
‥事情は不明だが、タイムスリップして我々の時代の東の魔界に流れ着いたのでは、と語っている。
ところがだ。私の配下の歴史探究が趣味の者や古文書収集癖のある者、ギュティらに
ポタ=ポタヤキ文明について仔細に調査して報告するよう言い渡してみれば
ただの一つもポタ=ポタヤキ文明に関する文献や歴史が発見出来なかったのである。
‥訳が分からない。
この者の正体について知性派の配下数名からシゥーフィイーは記憶を改竄されて送り込まれた
天界や他の魔界のスパイ説が浮上したが、ギュティだけは並行宇宙の魔界からやってきた異邦魔族説を提唱した。
結局、根拠や有力な証拠は一切なかった為、密かに監視を付けて探りつつ現状維持という
無難な選択がされたようなので私も気にするのを止めた。
このままではシゥーフィイーの人となりだけで終わりそうなので魔族としての能力も説明しておこう。
特に秀でたものはない。武器を持って戦わせても、魔術を行使させても、そこそこの働きをし
苦手とする分野はあっても弱点になる程苦手でもないのだ。
没個性と称した方が手っ取り早いな。潜在能力的にも上位か中位だろうか?
だが、この者を凡雑な魔族と結論づけるのは早計である。
独特の思考展開をする事こそが、シゥーフィイー最大にして最凶の強みなのだ。
発想や導き出す結論がこいつ狂っているのか天才のどちらかだろうと言わんばかりで規格外である。
常に自分のペースで考え、思考と行動が連動していない時すらあるおかげで手玉に取ろうとしてきた
相手の調子を徹底的に狂わせ、読心能力を持った相手までも行動を読みきらせなかった事があったのは驚いた。
さり気なく厄介で凄いぞ‥。戦闘で遊撃部隊に配置してみれば予想通り、神出鬼没の兵と化したのも面白く
研究や運用次第で非常にトリッキーな立ち回りが期待出来そうな者だ。
ポタ=ポタヤキ文明の魔族とやらは皆、こうなのだろうか?
未だに正体が不明で考えもよく解からんがとりあえず、異次元じみた何かと可能性を感じるのは確かだね。

86 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/16(木) 23:12:03.72 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その15  ストライクへい助

【性別】男
【経歴】魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・追跡部隊 非戦闘時・漫画描き
【位】下
【特性】金髪のポニーテールが死ぬ程好き、行動力のある女が好き、ボサボサ髪が好き
【資質】腕力☆ 体力☆ 魔力☆☆☆ 知性☆☆ 技術☆☆ 人格☆☆☆ 野心☆☆
【ストライクへい助から一言】「レミィは俺の嫁」


こんな奴いたっけ‥?知らないぞこんな奴。
手元の飼料によると地上界に名前がそっくりな売れない漫画家(笑)がいるそうだが全く無関係らしい。
大体レミィって誰だよ。

87 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/16(木) 23:14:14.84 0.net
配下リストまとめ 1〜15まで (>>22-26>>41-45 >>82-86


001: F・F
002: ドルギルス
003: スパイロボーイ
004: ガミルン
005: モニターキュースケ
006: ウラオニケル
007: フィヨルゲヒョッド
008: アクション小十郎
009: オランスカッド
010: ラストパンチャトレック・オモデイラ]世
011: ネヴラツィ
012: マットロン
013: ケルビステン
014: シゥーフィイー
015: ストライクへい助

こうして見るとトレーディングカードのリストっぽく見えるものだな、ハッハッハ。
カードダスで販売する際もばっちりだ。あと651人分の自慢か…先は長い!

88 :名無しになりきれ:2014/10/16(木) 23:19:39.36 0.net
しかし、ここまでで127 KB
1スレで部下全員の紹介は無理だな

89 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/17(金) 21:26:14.02 0.net
現在並行連載中の母上のSSS(スピンオフ・ショート・ストーリー)が終わるまで私のブログは休載とするぞ。
やろうと思えばいつだって掲載出来るし別に良かろう。

>>88
このままでは全員どころか200人も紹介出来ないのではと思っているさ!危惧している、ではなく
最早決めつけている!容量完走は確実だろうよ。だってしょうがないじゃないか!
数行でまとめる方が私にとっては難しいし、短くしたら配下の長所や短所を良く見ていないと思われるに決まってる!
いや、うん…中には嫌いだから、あまり知らないからで全然紹介になってないのもいるけどね!
無理矢理全員紹介する手段はあれど私なりに悔いなくやって行こうと決めた以上、このまま最後まで
突っ切ってみせようではないか。好き勝手してなんぼの自分のテリトリーだからな。
現在放送している方ではないドラゴンボール改が始まる前にやっていたテレビアニメのゲゲゲの鬼太郎だって
凄まじく中途半端な所で終わってしまったのだ。綺麗に完結するだけが物事の終わりとは限るまい。
…ようし、さすが私だ。うまく責任転嫁しつつまとめたぞ。

90 :魔界伏姫ピュリアシス ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/17(金) 21:32:06.43 0.net
≪前回の魔界伏姫ピュリアシスさん≫

気の向くまま勘の働くままドルギルスの鼻が利くままにテレパシーを発した主を探しに出てきた
魔界伏姫ピュリアシスは地面に穴を作って隠れていた人間の魔法使いの男と出会う。
珍しい人間の来訪者にリスクを冒してまで魔界へ来た理由を訊ねてみれば、『究極の香辛料』?
人間界で伝説とされているアルダークロウとは…?

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

〜特に名前もない魔界の荒野(魔界サボテンつき)〜

伝説の爪?
それに、究極の香辛料…?
「知らないのか?怪鳥アルダークロウの雛鳥の爪が文字通りのタカノツメなんだ。最高の逸品さ。
 そしてアルダークロウは、今や俺達の世界では絶滅し、一匹も存在しちゃいない。
 現存している可能性があるとすればここ、魔界だけと聞いている」
へぇ〜。タカノツメって?
「香辛料の一種だよ。唐辛子。見た目が鷹の爪に似ている、だからタカノツメだ。
 アルダークロウの爪は本物のタカノツメって事になるな」
魔法使いの貴方に必要なのが、香辛料なの。変わってるわね。
「違う、究極のカレーライス作りに必要なのがアルダークロウから手に入るタカノツメ、ってな。
 魔法使いの前に料理人なんだよ俺は」
やけに究極にこだわるのね。それが料理人なの?
「旨さを際限なく徹底的に求めるのが人間の味覚の意味だと思っている。
 もういいか?アルダークロウの手がかり探しをしなくちゃいけない」

ゴトッ
「おおっと…」
つれないじゃない、ちょっとお待ちなさいってば。
人間一人が魔界をフラフラしていたらたちまち魔界生物の餌になっちゃうわよぉ。
「じゃ、あんたはどうする」
究極のカレーとおバカな魔法使いさんに興味が湧いてきちゃったし、一緒に行ってみようかしら?
「バカとは何だ!」
料理に自分の命を捧げるような子が賢明な判断してるとどうして言えるのよぉ。
人間が魔界に来てる事が、本当に解かってるの?
「あんたは自分と天秤にかけるだけの価値があの最高のカレーにあると知らないからそう言える!
 たった一度だ、一度しかアルダークロウのタカノツメのカレーを食べていない!
 その一度で虜になってしまったんだよ!再び、あの味と出会える可能性があれば諦めたくなかった!」
私にも、最高のカレーの味を教えて欲しいわ〜。初めて知る最高がどんなものかしらねぇ?
「探し当てたら、教えてやるよ。俺の中での最大究極のカレーをさ。…あんたの名は?」
魔界伏姫ピュリアシス!こっちがドルギルスちゃんね。
こう見えても夫と息子がいるんだから、惚れちゃダメよ?
「このフサフサの犬コロにか?それこそ無茶な注文をだな」
「ガウ?」
私よわ・た・し!貴方って以外とおとぼけ?無鉄砲なだけじゃなかったのねぇ、ウフフフ。
「余計な世話だよ!」
さ、話は決まったんだし、美味しいカレーの手がかりを探しましょ?
「アルダークロウの爪だ。…何か手立てが?」
聞き込みをすればいいのよ。魔族は貴方が考えている程、凶暴じゃないんだから。
私とこの子を見ればとっくにご存知よね?
「堂々と言えるあんたを尊敬する気になれるよ」

91 :魔界伏姫ピュリアシス ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/17(金) 21:37:38.32 0.net
〜魔界の森〜

貴方達はアルダークロウって怪鳥をご存知かしら?
「知っているがもうずっと見ていないぜ」
「あの鳥は卵もうまくないし、狙う価値は一つもない鳥よ。追うだけ損だぜ」
最後に見たのはどこか、覚えてる?
「水辺にしょっちゅう姿を見せる鳥らしく…」

「(魔界にも常識や秩序は一応あるらしいな。血肉に餓えた獣みたいな醜い悪魔どもが
 わんさかいる地獄絵図を想像していたが、魔界の奴らは会話も出来てモンスターよりよっぽど大人しい)」
あの子達がアルダークロウをよく知っている物好きさんをご親切に教えてくれたわよ。
…何か考えごと?
「現状を見て初めて知る事もあると思ったぐらいだ」
貴方達人間も言葉を毎日交わすじゃない。魔族だからと珍しくはないんじゃなくって?
「そうだな、人間と魔族…大きな差は案外ないのかもな」
言っちゃ悪いと思うんだけど、魔族の方が人間よりずっと強いと思うわよぉ。ウフフフ。
「なら、人間の俺の方が魔族のあんたよりも美味い食べ物を作る自信がある」
威勢があって宜しい!…遠慮せずにピュリアシスって呼んでもいいのよ?
「いや結構。あんたの旦那に会って、馴れ馴れしくするなと言われても困る。
 (…?)」
「ガウ?」
………………。
「(急に表情が硬くなった。どうしたんだ?)
 おい、アルダークロウの手がかりはあるんだろう?」
え?…と、当然じゃない。
ねえ魔法使い君。貴方が惚れ込んだって言うカレーを、私にご馳走してくれるんでしょ?
「材料と、一番必要なタカノツメが手に入れば。俺は約束は守る。女に貸しを作ったままなどごめんだぜ」
魔族、じゃなくて?
「俺も男なんだよ。…女を女として見て何が悪い」
ふぅん…。これから行く場所は少し遠くて怖いわよ?それでもいいの?
「危ない場所に連れて行く気か」


          魔界四大公爵が一人、バスターサンシャイン様の元に…ね。

<どうやら続く>

92 :スパイロボーイ ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/18(土) 21:55:00.69 0.net
 -Break Time-
やすみ 必要 すこし 時間 必要。


*おまけ 魔界の豆知識*
魔族個人の位格付けは比較対象がいる事で初めて解かる。
他の魔族と出会った瞬間、本能的感覚で相手が上なのか下なのかを感じ取るのである。
その的中率はDNA鑑定並に高確率らしい。しかし、格上の相手に対して跪き屈するとは限らない。

93 :名無しになりきれ:2014/10/18(土) 22:21:50.54 0.net
ギュティさんのプロフィール下さい

94 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/23(木) 21:29:31.62 0.net
待たせたな。
ちょっと良さげなエロ同人CG集を購入しようか検討している間に時間が過ぎてしまっていたぞ。ハッハッハ。
勿論嘘だぞ?冗談だから本気にするんじゃない。

>>93
ギュティの事をもっと良く知りたいのか、ほう…。
普段から重用しているとは言えども、地上界の某妖怪時計の地縛霊猫や
緑髪のネット売春婦…ああいや、ツインテール歌姫みたいに”特定の人物だけ推し”はしたくはないが…
今回は特別に!なぁんと!(裏声気味に)
紹介する配下リストに加える以外にもギュティの個人情報を貴様にも教えてやろうではないか。
他に知りたい事があれば個人的に質問してみると良いだろう。

ギュティの年齢:私より1200歳程年下
ギュティの現在の家族構成:姉・シャムティーナ、祖父・アンヴァリスタス、魔界蜥蜴・サッキー(両親と弟は既に死去)
ギュティの好きな食べ物:青魚
ギュティの苦手なもの:神聖力
ギュティの利き腕:両利き
ギュティの経験人数/彼氏いない歴:0名/年齢と一緒
ギュティの趣味:演劇鑑賞(コミックが原作のものを好む)
ギュティのスリーサイズ:75・53・78
ギュティの気にしている事:≪検閲不可≫
ギュティの将来の目的:≪検閲不可≫

95 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/23(木) 21:35:19.49 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その16  近未来勇者団勇者くしぃ

【性別】男
【経歴】カーレネ学校→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・遊撃部隊 非戦闘時・肉体労働全般担当
【位】下
【特性】決して折れず挫けないハート、光属性攻撃耐性、闇属性攻撃耐性
【資質】腕力☆☆☆☆☆ 体力☆☆☆☆☆ 魔力☆☆☆☆ 知性☆☆☆ 技術☆☆☆☆☆ 人格☆☆☆☆☆ 野心☆☆☆
【近未来勇者団勇者くしぃから一言】「魔界の勇者になってみせる!!」


野心もなく日々気楽にやっているだけの私にもったない程の配下が幾人もいるとは度々話してきた事だが
この魔界皇子デスガイスト様の元では他の特上位の魔族の下について働くのとは異なり、地上界で言うところの
「まったり」気味でやれる雰囲気を良しとして集まってくる、アルバイト感覚の連中もいる。
それが自称”次代を担い、新たな道を切り開く近未来派”を自称する若い魔族達だ。
と言うとさも才気と若さに溢れる俊英達の如く聞こえるだろう?…どうだかな。
若いではなく幼いと表現した方が適切な通称近未来派は困った事に、学校のクラブ活動気分が抜けきっていないまま
我が配下に数グループが入り込んでいる。近未来勇者団勇者くしぃ、愛称・勇者くしぃも
自身の近未来派派閥を持つ者の一人だ。名の通り勇者を自称し
”近未来勇者団”なる小学生が考えたみたいな名前のチームを率いているぞ。
勇者くしぃは下位魔族。能力的には何一つとて優れた魔族と言える水準には達しておらず
頭も悪くて毎回誰かの足を引っ張り失敗を繰り返してしまっている有り様だ。勇者団の構成員他二人に
おんぶでだっこをされているだけの、典型的担ぎ上げられ型ヘボリーダーである。
他の構成員らが上位魔族である所から考えると、勇者くしぃはバカで扱いやすい
それだけの面白半分な理由でリーダーにされているのだろうな。…しかし。
下位・バカ・功績何も無しの三拍子揃った名ばかり勇者の勇者くしぃであるが、努力家で常日頃から本物の勇者になろうと
特訓を繰り返し、極めて強い向上心を持っている事が窺える。頭の構造が単純だからなのか、同じく努力家のマットロン曰く
勇者くしぃは少しずつながら日々着実に進歩している、発展途上の魔族だそうだ。
…言われてみるとそうだ。配下に加えた当初は間違いなく最底辺にいる役立たず配下だったのに
次第に任せられる仕事が増えてきている。魔術を使わせればデスガイスト様配下随一の魔界術士ウォルセリエに
数年前から教えを乞うていて、最近ようやく初歩的な魔術が戦闘で使えるレベルになったらしい。
ウォルセリエも「飲み込みは悪いがあれ程ひたむきに修練を重ねる者は実に珍しい」と評していたな。
試しにこの者へ自由時間を多めに与えるよう言い渡してみると、自己鍛錬に励んでいる所を毎日見かけるようになったぞ。
まだまだ下位魔族の域を出ない能力しかないが、やがて上位魔族に匹敵するレベルの力をつけて
真の勇者となり、この者をバカにしている者達がこぞって青ざめる日が来るやも知れん…と私は考えている。少しだけね。

96 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/23(木) 21:40:51.65 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その17  近未来勇者団戦士らむだ

【性別】男
【経歴】ブラスィン学校→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・遊撃部隊 非戦闘時・使用人のおしおき担当他
【位】上
【特性】馬術に長ける、野戦や悪路に強い、火属性攻撃耐性
【資質】腕力☆☆☆☆ 体力☆☆☆☆ 魔力☆ 知性☆ 技術☆☆☆ 人格☆☆ 野心☆☆
【近未来勇者団戦士らむだから一言】「のらりくらりと一発を狙うのが信条でさァ」


近未来グループの一つ、近未来勇者団の構成員の一人で力と体力を担当するのがこの戦士らむだだ。
ラムダダではないぞ。同グループの勇者くしぃよりは年上であれど、我が配下の中では
若年で経験が浅いが、畏れを知らず勢い重視な気風が取り得であり危うい部分でもある若き魔族だよ。
戦士を自称する魔族だけに体力・戦闘技能はなかなかのもので、武器の扱いと馬上での戦にかけては
配下の中でも上位入賞確定レベル、この先も伸びしろがあると思われる。故に、一つの部隊を任せられる
指揮官の器でない事が悔やまれるな。戦士らむだは自ら率先して動くタイプではなく、他者に同調して動く気質で
自分の望まない仕事以外にはやる気を出さない故、どれだけ優れていても一兵卒以上の地位には出来ない。
本人も一団の長を務める気がないと堂々と言っているし、無理に任せる必要もないので
私も戦士らむだの希望する立場に置いてやっている。
優秀な者には相応の地位にいてもらいたいのだがね、如何せんこの者は前述した問題の他、性格に一癖ある。
…戦士と言えば、どんな性格を想像するだろうか。恐らく大多数が豪快・剛毅・真っ向勝負上等の
脳みそ筋肉気味な暑苦しい奴を考えるのではないか?戦士らむだに関しては、それは当てはまらぬ。
マイペースで独自の美学を持ち、相手を煙に巻くような態度で周囲までをも自分イズムに染めあげていく割に
どこか消極的だから考えが読めない変わり者だ。が!そこが戦闘においては相手の虚を突くという
面白い形で活きてくるのだよ。俊敏さに劣り小回りが利きづらい自らの欠点を上手くカバーした
戦い方をし、不利なはずの相手とも渡り合える。頼りにしたい者ではないにしても、任せておけば
最低限の役目は果たしてくれるのだ。妙な所で信頼出来る、それが戦士らむだだ。ラムダダではないぞ。
勇者くしぃも本能でそれを理解しているみたいで、戦闘時は背中をこの者へ常に預けている。
戦士らむだは周囲から一歩下がった立ち位置から冷めた眼で見ているだけのようでいて
信頼されればきっちりと答えてくれる義理堅さを秘めているのだろうな。まぁ、この者は隠れた良い部分は
指摘して欲しくないだろうし正面から褒めてもあまり言葉通りに受けとらないので、どれ程仲良くなろうと
普段の人当たりは良くはなるまい。距離を置いておく方が上手に付き合えるタイプだな。

97 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/23(木) 21:44:31.47 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その18  近未来勇者団魔法使いおみくろん

【性別】女
【経歴】ブラスィン学校→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・遊撃部隊 非戦闘時・魔道具開発部精製担当
【位】上
【特性】三つの魔術同時行使可能(未完成)、魔力自動回復、催眠無効、水属性攻撃耐性、風属性攻撃耐性、闇属性攻撃耐性
【資質】腕力☆ 体力☆ 魔力☆☆☆☆☆ 知性☆☆☆☆ 技術☆☆☆ 人格☆☆ 野心☆☆☆
【近未来勇者団魔法使いおみくろんから一言】「第三の眼で何でもお見通し…なわけないない♪キャハッ♪」


近未来勇者団第三の構成員も結論から言ってしまえば伸び盛りの若者である。
同グループでは後方支援・魔術担当の魔法使いおみくろんは火・水・地・風の四大元素を操るのは勿論
上位魔族ではレア過ぎて洒落にならない”三つの魔術同時行使”が出来るのだ。通常、魔族は中位までなら
どちらかの片手のみで魔術を使うが、上位には両手で魔術を使い、二つを同時に出せるものも全体の37%程の割合で
存在している。三つ同時の魔術行使を可能とする者に至ってはほぼ0%。特上位でも僅かしか存在しない特性持ちな為
魔法使いおみくろんは特上位に近づいている、これまた稀有で将来有望な魔族なのだ。
完全な形ではないにせよ、魔術の三つ同時行使は本当に凄いんだぞ。
私やギュティ、F・Fや母上にだって不可能なのだからな。さて、ここで両手で二つの魔法を使うのなら
三つめはどこから使うのか?と疑問に思うだろう。@尻AおっぱいB第三の眼C口の四択から当ててみるが良い。
…正解は額にある、第三の眼だ。普段は魔法使いの定番ファッションであるとんがり帽子を被り
前髪を下ろしているので解からないが額に眼があり、これを開眼させる事でもう一つ魔術が扱えるようになるのだ。
尤も本人は大変集中力が要るし疲労も凄まじいなどの理由から、あまり額の眼を開こうとしないがね。
現時点で扱える魔術に関しては、一応優れている部類の方か。上位魔族内での中の上、贔屓目に見て上の下。
そこに関しては特筆すべき程優秀ではないな、魔法使いおみくろんより威力があり効果範囲も広い魔術を扱える者は
同じ上位に数多く存在している。冷たい言い方をしてしまえば、魔術の三つ同時行使の特性と魔力の総量以外は
特上位に匹敵する才覚は無さそうだ。魔法使いおみくろん自身、この素晴らしき特性にあぐらをかいて
天狗になっている節があり、同じグループの勇者くしぃを見習って頑張らなければ、上位止まりの
魔族で終わりかねんだろうな。その辺りを我が配下の魔界術士ウォルセリエも不安に思っているようだ。
魔法使いおみくろんは地上界で言うコギャルみたいなお洒落好きでチャラい性格をしており
普段も魔術や魔力を用いる役割を与えてはいるが、しばしば不真面目な態度が目につくと同じ部署の者から
人事担当を介して報告が届いている。別に珍しくはないぞ、こういう者は。

98 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/23(木) 21:50:14.95 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その19  ギュフィティーエ

【性別】女
【経歴】介護保健施設プレフルァッド→?→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・作戦参謀及び指揮官 非戦闘時・頭脳労働全般(自称内政担当)
【位】特上
【特性】変態的に聡明、複数の能力を隠し持っている、混乱無効、魅了無効、全属性攻撃耐性、闇属性攻撃無効
【資質】腕力☆☆ 体力☆☆ 魔力☆☆☆☆ 知性☆☆☆☆☆ 技術☆☆☆ 人格☆☆☆☆ 野心☆
【ギュフィティーエから一言】「私あってのデスガイスト様なのです!」


魔界皇子デスガイスト様配下のお役立ち度トップ3に必ずランクインする事間違いなしの
頼り甲斐があり過ぎるどころか最早居てもらわなければならない魔族がギュフィティーエ、愛称ギュティである。
ファッションとしてのメガネがトレードマークで実は水玉パンツを着用している、可愛げがないと評判の知能派魔族だ。
私所有の敷地内に用意させたギュティ専用執務室で毎日毎日山積している書類に目を通しつつ
邸宅内の人事及び作業内容と効率チェック、我が配下の各首脳陣と会合、新しい戦術や陣形の開発、魔界情勢の調査等…
数多くの仕事をこなしている。とは言ったが、それらをギュティが一人で全て捌いているのではなく
お眼鏡に適った者を手下として自由に使っても良いと許可しており、現在では実質我が配下の内50人以上が
ギュティ直々の指示で動く専用指揮系統の中に組み込まれ、無駄なく効率的に働いているぞ。
他者の長所と才覚を見抜いてプロデュースする才能も持っており、上に立つ者としての資質も十二分に備わっているのだ。
内政面で大いに支えてくれているギュティは戦闘においてもその叡智を遺憾なく発揮してくれるのは
言うまでもあるまい。本人は戦闘に向かないなどと謙遜しているが、自らが戦ってもバリエーション豊かな魔術と
相手の弱みに付け込む情け容赦ない戦法で無敗を誇っているそうだ。さすがに腕力と体力での勝負は苦手だがね。
以上が皆が知っているギュティである。

ここでの話は私と数名だけが知り得ているシークレット情報なので、他言はするなよ。
元々は下位の魔族で、現在のように超ウルトラに賢くなければ取り得など一つもない、非常に目立たん存在だったらしい。
それが…うーむ…。私にも信じ難いエピソードがあったおかげで、特上位としての超エリート魔族道を歩む事に
なったそうだ…。ギュティから聞いた話を要約するとだな、その昔のある日ギュティと姉のシャムティーナは
我らが魔族の始祖サタンの意識の欠片と交信し、ひょんな事から復活の儀を執り行う事になって姉と共に
儀式に必要な素材を指示通り8つのステージを競い合いながらクリアして収集し
最終的にギュティの方がサタン復活に成功して感謝の意を示された後、気がついたら力と才気が漲っていたのだとか。
…解からないのは何故サタンが復活の儀の素材集めをギュティと姉・シャムティに競わせながらやらせたのかだな。
仲違い推奨の対戦型アクションゲームじゃあるまいし。意識だけの希薄な存在となっていたサタンと何故
ギュティらが交信出来たのも解からん。はっきりしているのは、ギュティの特上位としての魔族の能力は
”サタンの願いを叶え、一生懸命働いた報酬として受けとったもの”である可能性が高い事だな。

そんなこんなで不思議体験直後にメガがつきそうな程の大進化を遂げたギュティであるが、私にすら語っていない
空白の1000年間を経てから、配下にさせろと自ら志願してきた。1000年の間何をしていたのか気になるんだけど
どうしても話してくれないのだ…気になるがしょうがないよ。因みに並外れて有能なんだし、東の魔界だけでも
名が知れていそうだと思うだろう?特に目立った行動を起こしていない私の元で働いているのだ、無名のままさ。
ギュティが言うには魔界公爵や一部の特上位の魔族には私が賢い配下を従えている、程度に
おぼろげな存在感だけは感知されているそうなのだがね。
有力な魔族の元で働けばすぐにでも名が知れ渡るだろうに、それをしないのだから
ギュティの真の狙いが何なのか見当もつかない。どうして私の元を選んで今も居続けるのか解からんのだが
この事を訊ねても「配下に志願した時に言ったでしょう!」と怒ってなーんにも教えてくれないのだ。
果たして有能魔界参謀は最終的に何になる予定なのだろうな。

99 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/23(木) 21:52:58.26 0.net
魔界皇子デスガイスト様の頼れる部下・その20  GENKI

【性別】無性
【経歴】デグナーメンツコーポレーション→コトリモエ運送→秘密結社ファッキンダム→魔界皇子デスガイスト配下
【役割】戦闘時・不確定(その時その時で配置が変わる) 非戦闘時・米から刃物まで、研ぎ係
【位】中
【特性】水を介して触れた物が活性化する、石化無効、水属性攻撃吸収
【資質】腕力☆ 体力☆☆☆ 魔力☆☆☆☆ 知性☆☆ 技術☆☆☆ 人格☆ 野心☆☆☆☆☆
【GENKIから一言】「名前で我輩を判断しないでいただきたい」


名前はゲンキと読むし特性においても元気にすると言っても過言にはならないが
当人は別に元気ではないといつだって主張する。名前と性格が不一致なばっかりに
他者には解からぬ複雑な想いを背負って今日も生きている魔族がGENKIだ。
自身も嫌いらしい名前に反逆するかの如く性格は非社交的・天邪鬼・根暗な部類と
友達にはなりづらい条件三点セットを揃えており、一人ぼっちでいる事が多い。
独り者のGENKIであるが水に手を浸した状態で何かに触れると、触れたものが有機・無機を問わずに活性化する
いわば共鳴系能力の持ち主なのだ。一種のヒーリング効果をもたらし元気にさせる、と言えば理解し易いだろうか。
水を介する仕事を課すと、他の者ではまず起き得ない嬉しい副次効果が期待出来る。
洗面器に水を入れておしぼりを作らせると石鹸を使わずとも手の汚れや黴菌が驚く程に落ちるスペシャルおしぼりが
出来上がり、米を研がせてみればGENKI以外の者に研がせて炊いた米よりもふっくらもちもちの食感でありながら
弾力が程よくある食べ応え十分のご飯へと大変身を遂げるぞ!胚芽米並に栄養価も増しているおまけ付きだ。
どんな安物の米でも金芽米と同等の優良ご飯がGENKIの手を借りただけで炊けるようになるのだ、凄いだろう!
他にも刃物を研がせれば良く研磨されて切れ味が増す、怪我をした者の手当てをさせれば湿っぽくなるのと
引き換えに自然治癒力が強化されて傷が癒えるのが早くなる、毒の水に手を入れるだけで大抵の毒素は消える
など、今後の研究次第で多様な分野に応用出来そうだと私他数名は考えているぞ。
それだけにもっと心を開くようにしてくれれば、GENKIは他の者達からも頼りにされるだろうし
話しかけづらい雰囲気も少しはなくなるかも知れないのだがなあ。
今日までどんな半生を過ごしてきたのか知らんが閉じこもり気味で卑屈な部分があるから
勝手に自分で「自分は特性しか評価されていない」とひねた考え方をし、せっかく近寄ってきた者を
拒絶してしまう。そんなだから”自分が必要不可欠な世界を創る”とかしょうもない野望を持つようになるのだろうに。
将来が不安な配下の一人である。

100 :名無しになりきれ:2014/10/25(土) 05:32:46.42 0.net
100は頂いたぞ、皇子!

101 :魔界皇子デスガイスト+配下ら ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/29(水) 20:25:10.35 0.net
いや〜地上界のコリアン料理とやらは辛くて美味だなあ!ハッハッハ。
…とか旨い飯の話をしている場合ではないぞ私、自分のスレへの書き込みが一週間に一度気味のペースへと
移行し始めているではないか。いかんいかん…完走が冬の予定から初夏頃に伸びてしまうぞ。
大体一週間に一度では少年ジャンプ状態ではないか…いやしかし私が張り切ったところで
コミックス8巻分くらいの活躍をしてもアニメ化するとは限らぬし…ん?アニメ?アニメか…
もしこのやみ の おうこく がアニメ化したらキャストはどうなる…
ギュティは釘なんとかだか言う小うるさい感じのキンキン声の女性を所望したいものだな、フフフフフ
なんかこう、ウインク一つで射抜く、みたいな決め台詞言いそうな。よし、今日も迷える人間が来ているみたいだな。
今出て行ってやるぞ!鼻つまんで宅急便でーすとか言ったってこの魔界皇子デスガイスト様は絶対引っかからないもんね!!

>>100
何ィ!?おい待てい、待たないか!それ私が来た時用に取っておいたんだぜ!?
キリバンゲットも人間の出入りが極端に少ないここならではの好きなタイミングで取りに行ける自由さが
こんな形でアダになるとは…!!!
「わ、私も計算外でした…奪取に来る下等生物はいないと読んでいたのですが」
ん?ギュティ。何だよ計算外とは。
「デスガイスト様が特定の数字を欲しがる収集癖がある事は私もよく存じております。故に私が先に頂戴して
 有事の際の取引材料の一つとして確保しておく手筈でしたが、人間に出し抜かれるなど夢にも思っていなかったのですっっ!」
あ、ああそう…ってギュティ!お前なあ!!!有事の際の取引材料って何だ!?
賢いお前の事だもん、対私用の脅しのネタみたいなものを用意しているだろうと考えていたが
まーだ集め足りないのか!まーだ!!
「なっ!?し、心外ですよデスガイスト様!脅迫の為になど使う訳が無いでしょうに!
 それどころか私をそのように見てらしたんですか!?怒りますよ?怒っちゃいますよ!?」
言うな!!私の100取ろうとしたくせに!ギュティの性悪メガネ!

「キラキーラ、キララキラー。キラキラッ♪」
「オランスカッド曰く、しょうもない光景が広がっているけど次!行ってみよう!だそうですから」
「自然保護も、よろしくお願いしますね〜」
「せっかくだから、君が>>100を取れた景品として、少し霧についての豆知識を伝授しようかなと…」

102 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/29(水) 20:33:41.79 0.net
∽パンやのこれくしょん 四方山話 ゲームシステムを理解せよ編∽

第一章 ゲームの進行

パン屋を経営するゲームなのだから、初歩的かつ最大の目的は何と言っても店を大きくしていく事にある。
物語仕立てでストーリーが展開されるメインシナリオをクリアしてエンディングを見届けるにしても
他のユーザーとのパンバトル対戦によるオンライン販売競争を愉しむにしても
まず利益を上げながらパン少女を育成していかねば話にならない。
パンこれで最も繰り返す作業になるのが販売モードでのパンの製造と販売であろう。まぁ当然か。
地上界を舞台にしたゲームであるが故、ゲーム内でも地上界と同様の時間の概念が適用されており
このゲームの1ターンと呼ばれる概念は即ち、地上界で言う一週間である。では、1ターン…一週間の中で何をするのか?
6日を店舗でパンを製造・販売する『通常営業日』、残り1日がアドベンチャーモード的にイベントが発生したり
店の外での行動が可能になる『休業日』として割り当てられる。通常営業日と休業日ではプレイヤーのする事は全く違うぞ。
今回は通常営業日の内容を語っていこう。

■通常営業日の基本的な流れと説明■
@セットアップ画面→A会合画面→B店へ(店売モードに移行)→C会合画面→Dリザルト確認画面→E次の日へ


1・セットアップでまず準備と確認
ここでは、登録しているパン少女の各種ステータスを確認すると共に店に出して働かせる
”参加メンバー”を6人選ぶのだ。6人以下でも店を回す事は可能と言えば可能だが、人数を少なくしておくメリットは
一つもない。6人を選ばない場合などメンバーが足りていない序盤くらいだろうな。さて、ここで気をつけたいのが
参加メンバーの内実際に働かせて経験値を稼げるのは3人ずつである事だ。
店売モード解説でも説明するが、一度に働けるのは3人が限度となっている。残り3人はパン少女の
スタミナ残量や状況に応じて交代させる、いわば控えメンバーなのだ。多人数スポーツならベンチスタートと言ったところか。
また、この画面でプレイヤーの所持するパンのレシピリスト閲覧やパン少女があとどれ程でレベルアップするかも確認可能。
見逃していけないステータスの項目の一つ『パン屋ランク』はここと一部の画面でしか確認出来ないのでよく見ておけよ。
なに?パン屋ランクとは…?慌てるんじゃない、それはまた今度だ。

2と4・ミーティングを愉しむ
基本的にはサウンドノベルか恋愛アドベンチャーゲーム風味の画面で参加メンバーに選んだパン少女達が
出てきて会話してくれるだけのシーンである。毎回同じセリフを喋る…と見せかけて、Aでは好感度や販売する場所
特定の参加メンバーの組み合わせなど、その日その時のシチュエーション次第でテキスト内容は勿論、パン少女の
表情も変化するので見ていて飽きないのだよ!!また、Cの後半の会合画面では販売が上手くいき
経験値と利益共に稼げれば大好きなパン少女の喜ぶ顔も見られてプレイヤー自身の嬉しさと達成感は軽く三割増だろう!
このシーン見たさの為にゲーム本編を頑張るのも立派な目的の一つだね。ハッハッハ。
因みに条件を満たせばここで新たなパンのレシピかアレンジレシピを入手する事がある。見逃さないようにな。
この後いよいよ店売モードに移る訳だが、その前に『販売方針』を選択するのだ。
これは簡単に言えば難易度選択で、難易度を上げれば上げるだけパン少女のスタミナ消耗が早くなり
各種作業の成功率にも下方修正のマイナス補正が掛かる代わりに売り上げは高くなる。
販売方針は三種類あり、”ぼちぼち”・”しっかり”・”きりきり”の順に難易度と売り上げはアップするぞ。
ゲーム開始時は”ぼちぼち”しか選択出来ないが、パン屋ランクの上昇と共に他の二つの販売方針も解禁されていく。
販売方針はプレイに慣れてきた頃には選べるので最初の内は特に意識する必要はないぞ。

103 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/29(水) 20:36:39.05 0.net
3・パンこれで頑張らなければいけない場面
店売モードに移行したらまず、働く三人を担当させたいポジションに配置だ。
パンを焼く『製造』、パンをレジ前で売る『販売』に、それぞれ2人/1人か1人/2人置くのが基本形となる。
ポジション配置とその人数、控えメンバーとの交代は店売モード時ならば任意のタイミングで可能であり
製造か販売のどちらか一方のみに3人配置させたりも可能となっているので、店内での状況を見つつ
臨機応変にポジションとメンバー替えを行いながら、営業終了時間までパンを焼き、売り尽くすのだ。
ここでは書き切れん、詳細は第二章で。

5・結果発表
店売モードが終了すると、ここでその日の成績が表示される。
販売と製造の成功率、参加メンバーの獲得した経験値や総売り上げが見られるぞ。
失敗が多く、パンが売れ残れば利益項目が赤字=マイナス表記になり、経営資金がただ減ってしまうだけの
日もあるだろう。店の経営は苦難も伴うものだからね。
もし失敗が続いて資金がゼロになればそこでゲームオーバーとなってしまう…が!逆に言えば、赤字になっても
ゼロにさえならなければゲームは続行出来るし、パン少女の取得した経験値は無駄にはならないのだ。
プラスの利益が出ない日が何度かあったとしても、諦めるには早いぞ!

6・いざ、新たな光を求めて
Dでゲームオーバーにならなければ時間を進めるぞ。
リザルトで赤字が出る場合、Cの会合画面でパン少女がプレイ内容についてのアドバイスをくれるので
聞いておけば次の営業日に活かせるだろう。これはバージョンアップによって追加された、製作側からの
ちょっとしたヘルプ機能だそうだ。…どうも製作側は経営の厳しさを表現したいらしく、本格的な初心者救済措置は
何時までも導入する予定はないと公式に発表している。この手のゲームは遊び易さを重視した作りで
快適なプレイ環境が基本なのだから珍しいな。

104 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/29(水) 20:39:42.62 0.net
第ニ章 店売モードの遊び方・製造の巻〜前編〜

最初にゲームだから遊び方、と表現したが経営は遊びではない!…と製作側は言うかも知れんが
パン少女とのハートフルコミュニケーションもハードワークもパン屋経営も全部まとめて愉しんでこそゲームであろう。
店売モードでプレイヤーはポジション配置、メンバー交代、パフォーマンス、パンの製造など各種コマンドが並ぶ
メニューウィンドウを呼び出し、選択すればコマンドは実行される訳であるが…開店直後、スターティングメンバー3人に
何を担当させ、働かせるべきか?まず、パンを焼き上げ店頭に並べる事から始めなくてはいけないぞ。
もっとも、営業時間終盤のように新しく製造しても売れ残りとなって終わる可能性が高いタイミングもあるがね。

パンとは製造した日に売り尽くさなければならない、消費期限の短い食品である。
それはパンこれにおいても同様で、日持ちするベーシックパン以外、前営業日からの持ち越しや作り置きは不可能。
開店したての店内に売れるパンはほぼない状態と考えろ。現実的にパンが並んでいない状態で店を開くなど
あってはならんがね、そこはゲームだ。本作ではどれだけ売れっ子パン屋になろうとも
開店と同時に客が押しかけて来たりはせんぞ。現実での飲食店や食品販売店とこれまた同じく
営業時間中には客の来やすい時とそうでない時が存在している所も、頭に入れておくべきゲームシステムの一つだ。

店売モードでのパン作りは、コマンド入力一つで始めてくれるぞ。
メニューウィンドウを呼び、『パンの製造』コマンドを選択・決定するだけだ。簡単だろう?
この時、パンの製造の仕方は”マニュアル製造”と”オート製造”の二つの方法が存在する。
これこそがパンこれのキモその1である。デフォルト設定ではオート製造となっており、これは一定の時間をかけて
最初から最後まで製造担当メンバーが自動で行ってくれる。パンの焼き上がりを待てば良いだけなのでとても楽だな。
対してマニュアル製造の方は自分で必要な操作をしなくてはいけない。やる事自体は単純だが
上手くやるには慣れが必要となる。気になるマニュアルでの製造についてはこの後。

105 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/10/29(水) 20:47:03.81 0.net
第三章 店売モードの遊び方・製造の巻〜後編〜

■パン作りでまず覚えておきたい事
パンの製造はステータスの製造の値が高いメンバーに行わせるのが基本中の基本であるが
いくら売れ易いパンでも、一種類のパンだけで一日を通して売り上げを出し続けるのは厳しい。
パン少女のスタミナがどう考えてももたないのもあるが、売れ行き補正なる隠しステータスが存在する。
これは同じパンが売れた一定数毎に乗算されていく数値で、売れ易さが少しずつ下がっていってしまう。
そもそも作業を行わせるだけで経験値は入るし、製造の能力が低くても他のメンバーにも行わせるべきなのだ。

■パンは一回の作業で一つずつ作る!
製造速度はパンによって異なり、一度に複数のパンを一括して焼く事は出来ない。
一つを作ったら次を作る、を繰り返すのである。製造難易度もパンのタイプによって多少異なるが
上位クラスのアレンジパンでもなければ大きな差はなく、気にする必要はないぞ。
製造難易度に大きく関わってくるのは、ステータスの製造の値と”共同作業”にしているか否かだ。
共同作業とは同じ担当へ複数人配置する事。これを行うと作業効率にプラス修正が加わり
製造は素早く、上手くいき易くなるぞ。当然、1人より2人、2人より3人と人数増加に伴い作業効率は良くなっていく。

■マニュアルでの製造作業
マニュアルで製造を開始すると画面上に新たなウィンドウが表示される。
これはABW(アクティブ・ベーカリー・ウィンドウ)と呼ばれる特殊なウィンドウで
店売モードでのゲーム進行は基本リアルタイムで行われるが、これが表示されている間のみ時間進行は停止する。
【製造開始!】と出たら、ABW上に表示されたコマンドを時間内に入力するタイピングゲームをクリアするのだ。
コマンドはテンキーに対応しており、数字の1〜9までを画面に表示された通りに次々入力していくだけの
簡単な作業だ。この行程に突入するとゲーム進行時間は止まっていても
コマンドを入力する時間には制限があり、格ゲーやら音ゲーみたいに素早く正確な入力が要求されるぞ。
マニュアル製造作業の難易度は共同作業人数と製造の値で変動し、製造の値が低いキャラで
1人作業時にマニュアルにしてしまうとかなりの高難易度タイピングをクリアしなければならなくなる。
製造の成功判定ラインは製造の値が高い程下がっていき、ミス回数がある程度あってもパンはしっかり焼き上がるぞ。
当然、成功判定ラインに届かなければパン作りは失敗となる。経験値が入る以外にメリットはほぼなしだ。
また、マニュアル製造成功時、タイピングの失敗回数が少ない程、パンは会心の出来のパンになる確率が上昇する。
会心の出来のパンは通常のパンより1.3〜1.8倍利益と売れ易さが上がっており、成功に見合った見返りは齎される訳だ。
とは言ったものの、ステータスが低い内はバクチも同然だ。オート作業にしておいた方が無難だろう。
なお、成否を問わず作業が終了すると一定時間が経過するが
オート時より作業で消費する時間が少ないメリットもあるぞ。

■オートでの製造作業
オートで製造作業を行わせると、パンが焼き上がるまでプレイヤーがする事は何もない。
この間は担当メンバーの作業風景を眺めたり、販売の方やメニューウィンドウを見ていられるだけの
十分な余裕が約束されるぞ。一旦オート製造が始まると、途中でマニュアルに切り替えられない点に注意しろ。
オート製造での成功判定は完全にステータス+作業人数依存による確率任せの運任せになり
こちらでもパン作りに失敗しても経験値は入るが成功した方が少し多めに経験値は入るぞ。当たり前だな。
入手経験値の量はマニュアルとオートで差はなく、どちらでもパン少女はしっかり育ってくれるので安心だ。
マニュアルのABW上での操作が苦手なプレイヤーはこちらだけを使う方針でも良いかもな。

106 :名無しになりきれ:2014/10/30(木) 20:25:53.06 0.net
皇子もうこれどっかに企画持って行けよw

107 :名無しになりきれ:2014/11/12(水) 18:52:53.54 0.net
どうした

108 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/11/12(水) 20:14:20.13 0.net
>>106
ハッハッハ、只のお遊びで考えた事を企画として持ち込むなど考えておらん。と、言うか…タイトルからして
パクリ丸出しなものを持ち込んだら一生の恥として私の人生の履歴書に不名誉な項目が増えてしまうだろ!
仮に持ち込んでみて通ってしまったりしたら私はジャァパニーーーズモバゲェーの未来に一抹の不安を感じるぞ。
お前達の暮らす日本国に限った話ではないが、『便乗商法』というものが存在している。
それは一つ大ヒットする何かがあったら、それを模倣して申し訳程度に別物にしただけのデッドコピー作品が
氾濫してしまう現象の事でもある。現在、その偉大なる先駆者の考えたゲームを模倣したゲームが世に氾濫しているだろう?
例えそれが売れたのだとしても、市場に良い影響が出るとは限らぬ。
残念ながら私の考案したパンこれもその模倣作品の範疇に留まっている程度の代物だろうな。
そんなものが企画として通り、マスターアップされるような事が万一にもあるようなゲーム業界なら…
日本国のゲーム業界も堕ちたものだ、と私は落胆するよ。うむ。
一から斬新なアイディアだけを盛り込んだゲームなど作るのも困難で、ましてや真新しいゲームを発売しても
ウケるかどうかも分からない以上確実に利益を上げられる手段に走るのは景気の思わしくない
昨今の世界情勢では止む無しなのだろうがな。
話が横道に逸れまくったが企画として持っていきたくはないと言っていると理解してくれればそれで良い。
大体私がゲームを企画するならやっぱりエロスが…いやどうしようかな…。
安易なエロを売りにするゲームは駄萌えゲーになりかねんし…やっぱり難しいじゃないか。

>>107
ま、まあ…何だ。一言で言い表すならば、停滞している今はモチベーションが維持出来なくなっていると言ったところか。
暇ではなくなってきたからでもあるが…私だってやろうやろうと思ってるんだけどね、なかなかやる気が
出ない日が続いているんだよ!密かに私がライバル視していた、同じく長文を駆使するスレにはもう先を越されているし!
本当暇を持て余していた間のダラダラ出来る時間って誰にも束縛されなくて最高だったのだなあと痛感しているぞ。
言い訳などしたくないがまあしょうがない。
のんびり完走を目指していくと言った以上、のんびりやっていこうではないか。
少し前にスレが立ってから2〜3年してようやく完走したスレがあるらしいし、それに比べればここはまだ距離が短いと言えよう。
貴様も気が向いた時にレスをするが良い。私もこれまでやってきた事を妙な所で投げ出したくはないのだからな。
続けようじゃないか、我が闇の王国ワールドを。…ん?何か今おかしな言葉になった気がするが…まあ良い。
一応、スレ進行の為の新たな企画も考えてあるのだ。
私が部下を自慢しているのはここまで読んでいれば知っているだろう?ある程度の人数が揃ったら
部下同士に対談させるコーナーでも設けてみようと考えている。その前にまだ自慢していない部下の紹介文を
作成せねばならないがな…やる事は多いな。うむ。

109 :名無しになりきれ:2014/11/12(水) 20:59:20.01 0.net
っときめきメモリアル

110 :名無しになりきれ:2014/11/19(水) 16:02:08.78 0.net
斬新さと高難度を併せ持つゲームは売れにくいからどちらかを妥協した方がいいと思うが

111 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2014/11/21(金) 21:10:12.00 0.net
この時期は何かと忙しいと言われているものだが、魔界では何にも関係ないもんね!!
忙しいと思ったらその時忙しいし、暇ならまさに暇なだけである。どうだ、単純明快だろうが!ハッハッハ。

>>109
ほう?それは…お前達の時代においては少々古めかしくなりつつある伝説の恋愛シミュレーションゲームではないか。
高校生活三年間を過ごしながら女子を口説くゲームであり、所謂ギャルゲーのハシリと呼べるものだそうだな。
このゲームがPCエンジンのCD-ROMだけでなく、PSでも販売してみたところ大ヒットし、その後ギャルゲーが世の中には
溢れるようになった…と私は考えている。この頃はギャルゲーも単純に選択肢だけを決定して進めていく
アドベンチャー方式ではなく、主人公のパラメータなどを気にしていかなければならなかった故に
ただ女子を口説けば良い訳でもなかったのが難しくもあり楽しいシステムだったのだろうな。
ときめきメモリアルの最終目的はやはり女子から告白される事にあるが、パラメータが多彩で
どの部活に入部するかなどのゲーム進行上の選択も豊富だから恋愛しなくても面白いのが凄いところだ。
ゲームの目的ははっきりさせつつも、多方面に渡るゲームの楽しみ方が追求出来る作品は素晴らしい。
末永く遊べる、ナイスなゲームは得てして愛されるものだ。ときめきメモリアルがヒットしたのもうなずける話だな。
私も人間界に行ったらゲームオタクの奴を洗脳して少しゲームを遊ばせてもらおうか…フフフフフ。
口説くのは誰がいいか、虹野さんか…いや古式さんも悪くないし…朝比奈…
おおそうだ、ときめきメモリアルと言えば実写映画もあったではないか。
尤もあれはヒロインの名と伝説の樹の設定を使っているだけで内容的にはゲームとほぼ無関係のようだがな。
スパルタンXじゃあるまいし。訳の分からん事をするものだ。

>>110
さもありなん、と言う奴だぞ人間よ。貴様なかなか、昨今のゲーム傾向を理解しているようじゃないか。
言い方は悪いが近年は難易度が低めでサクサク遊べる、”ゆとり向け”のゲームが好まれると聞いた事があるぞ。
無論私だって実際にゲームを作るなら売れなさそうな作品よりは売れ行きを考慮して作るに決まってるじゃないか!
同人ゲームでも何でも売り物にするとあれば採算度外視でやるなどチャレンジャーもいいところだ!
そもそもの話、21世紀以前から手ごたえがあるゲームとは評判が両極端だったりするものだしな。
例えばアーケードの有名なシューティングゲームの「グラディウスV」や「R-TYPEU」、「ストライカーズ1999」などは
玄人向けを意識し過ぎて高難易度にした結果、売れ行きが悪くなってその発売した各社は損害を引きずる羽目に
なったのだしな。手ごたえがあり過ぎたって一般受けはしなくなるからダメなのだ。
よって貴様の意見は現実的かつ正しいぞ。だが、ちょっと待ってもらおうか。
別に私はパンこれを本当にゲームとして売りたいんじゃなーい!!
それだったらこのデスガイスト様の配下666人を紹介する本でも出版した方が…いや、それこそ誰が得するのだ…
結論 売り物を作るなら大衆に向けて売れるものを作れ

さて、次来る時にはまた部下の紹介文を作成しておかねばならんな。
こういう事は他者任せに出来ん。何てったって自分の価値観で書くものを自分以外の者に任せたところで
反映されない訳だし…そう言えば、貴様ら人間社会では学校の宿題を代行する業者なんてものが存在するそうだな?
人間も楽と金儲けがしたいが為によくよく考えるものだ。悪どさに感心しちゃうぞ私。

112 :名無しになりきれ:2014/11/24(月) 04:50:55.54 0.net
おっさんくさいスレだな

113 :名無しになりきれ:2014/11/25(火) 18:30:28.04 0.net
FPSは高難度だがゲームシステム自体はどこも同じようなものだから分かりやすいのか売れてるよな

114 :名無しになりきれ:2014/11/29(土) 00:50:35.93 0.net
ひかり の おうこく……は存在しますか?

115 :名無しになりきれ:2015/01/19(月) 16:30:40.91 0.net


116 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2015/01/30(金) 22:20:28.03 0.net
うーむ…いつの間にやら私が来られん内に地上界では新たな年が始まっているじゃないか…
準備が整い再びここが動き出すまでまだ一ヶ月以上はかかりそうだ
まだ見ている者がいれば言っておくぞ、私は必ず帰って来るとな。
それまで宿題を提出しなかったり、アルバイトばっくれたりわざと遅刻するなどして悪い子にしているのだぞ。

117 :名無しになりきれ:2015/01/31(土) 09:44:57.47 0.net
つ「脱法エリクサー」

118 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2015/03/22(日) 21:07:40.57 0.net
やみ の おうこく 密かに再始動!ハッハッハ、おかえりはどうした?聞こえんぞう?
…うん?おみやげだとぅ?そんなものあるかい!!土産渡す気なら出かける前に普通一言聞いていくだろうが!!
貴様の父さん母さんは旅行へ赴く際何の土産が欲しいかと訊ねてこないのか!!
沖縄に行くんだけどちんすこうでいい?とか言ってこないのか!!

>>112
何だ貴様…お子様向けの遊び場へ行きたかったのにここへ迷い込んでしまったのか?全く仕方のない奴だ。
ポケモンスレならちょっと探せば出てくるだろうが。それとも他人の悪口でも書き込む根暗な遊びがしたいのか?
ここはそんな先生や両親に怒られるレベルの悪事を隠れて行う場所ではないぞ。
ほれ、いるだけ無駄と理解したのならさっさと右回れして自分の居場所探しに戻れ。

>>113
なに、FPS?聞き慣れぬ単語が出てきたものだ…少し調べてみるから待っていろ。
………ファーストパーソンシューティングだと?擬似3Dのシューティングゲームか、ファミコンで言うところの
スターラスタータイプのゲーム、という認識で良いのだなこれは。
ふむ、確かに似たようなゲームは悪い言い方をしてしまえば模倣やパクリに値するのだろうが
基礎が同じならば入っていきやすい利点があるな。つまり、売れるジャンルは余程低クオリティでなければ
確実な需要が見込める訳だ。高難易度なら手ごたえがある、低難易度なら初心者向けと言い張れば
いいだけだしな。そうなると、需要が見込めるジャンルのゲームで売れ行きに差が出る部分は操作感覚や
グラフィック面であろうか。当然だろうなあそれも。例えば欲しいものはたった一つなのに種類だけが
十も二十もあるとしよう。ならば何を選ぶか?コストによる取捨選択もあるが、まず大多数は高品質を
求める筈だ。似たり寄ったりなものが多い中、人が流れて行きやすいのはやはり良い方である。
売り上げを伸ばしている作品には、必ずと言って良い程製作スタッフのただならぬ努力と研究に
費やされた時間がユーザーの見えないところに存在しているのだろうよ。私はそう考える。
勿論どれだけ頑張っても結果が出ない事もあるのが世の無常さなのだ。
何故突然売れ出したのかも分からん品が売れている場合など特別珍しいケースでもあるまいよ?
私は製作側には売れるものを作るより、作りたいものを作る気概で作ったものを世に送り出して欲しいぞ。

>>114
良いか>>114貴様、魔族に伝わる言葉ではないのだがな。
この世は表裏一体、ありとあらゆるものに対となる”それ”が存在している。
私の地獄、通称やみ の おうこくを模倣したのか何なのか知らんが天界にも同じように
他世界と繋がるようにして空間的に独立した領域があるぞ。その名も「ひかり の こきょう」!!
…あれかな、「おうこく」にしたら私のと被ると意識して故郷などと言ったのかな。どうでもいいよそんなのは。
で、だ。ひかり の こきょうについて詳細を調査させたところ…
管理者は甲翼天使シャントリエル、約10000人の人間が収容可能の広さを誇っているそうだ。
この甲翼天使シャントリエルはな、ひかり の こきょうに時折地上界の人間を呼び出して
天界の知識や武具を与えたり、世間話や悩み相談日々頑張って生きていると認めた者には
金品を贈呈して援助したりと何やらいい子ぶって調子に乗っているっぽいぞ。
やはり天使のやる事はうちらきれいな善良市民主張ばかりでいけ好かないね!!貴様もそう思うだろう!?
…おいちょっとそっちの方に行ってみたいとか思ったか!?
そりゃこの地獄に来ても別に得する事ないだろうけどさあ!!だからってお得なクーポン券とか配ったところで
ルンルン気分で帰れる訳じゃないだろう!?大体私、貴様達人間をもてなしたくてここ造ったんじゃないしな!!
因みに、人間ではない者が人間を呼び込んで楽しんでいる特異なりし領域は他にも存在しているのだ。
何でも死後の世界に相当する場所で、戦う美少女ばかりがいると…
ん?何だよギュティ?
……あっすまん、今ギュティからテレパシーで触れたらまずい事になる話題を出すのはよせと…。何なのだ一体?
うむ、この話は終わりだ。最後に言っておくが、天界の天使どもは一見人の良い連中だが
あいつら結構打算的だから貴様ら人間が考えている程イイ奴らじゃあ断じてないぞ。せいぜい気をつけるがよい。

119 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2015/03/22(日) 21:14:59.11 0.net
>>115
まあ、何だ…言語を用いてのコミュニケーションが基本たる知性体であっても、無言だからこそ
言わんとしている事が伝わってくるケースはあるのだな…貴様が敢えて何も語らない意味が
嫌と言う程解かるぞ。うん。だからもうやめろ!何この飲食店などで見知らぬ奴と相席になった時みたいな
気まずさは!!…私が今日まで留守にしていたからだもんね、うん。
約二ヶ月ぶりに来てみれば何も変化がないようだ、と思いきや密かに覗き見していた
どきっ!!女子だらけの場所(スレ)も主が来られなくなったとかで終わってしまっていて
デスガイスト様は地味に残念な気持ちになったものだが貴様どう?変化あったか?
…そろそろ何か言ったって良いのだぞ。いいじゃないか。

>>117
ほう、貴様気が利くではないかーっ!わざわざこの地獄までデスガイスト様の為に差し入れを持って
くるとはなーっ!!…おっと珍し過ぎる事例だったのでつい興奮してしまった。ゴホン。
死んで魔族になったら私の部下として迎え入れてやっても良いぞ、フハハハハ。で、この小瓶の中身何?
一見するとエリクサーなんだけど。
「ん、それ?ハーフエリクサーじゃんよ。普通の方法では手に入らない非合法のブツー♪」
知っているのかみくさん!!!
「あのさー、なんで上司のデス様があたしのコトさんづけで呼ぶの?
 なにそれ新密度の低さアピール?て、ゆーか…おみくろんと呼んでくれないのも嫌がらせ?」
嫌がらせの類ではないぞ、みくさんよ。お前は知らないかも知れんが、地上界では
みくと名前のつくキャラは一部でさん付けで呼ぶ習慣があるそうでな。要はちょっとした茶目っ気であるぞ。
「まっ、いいけどねー♪んで、このハーフエリクサーは?これ成分を『理解』して正しい用法と用量で飲めば
 頭がチョ〜〜〜スッキリすんのよね♪…あたしが何言いたいかわかる?わかるよね?」
えぇー…これ私がもらった差し入れだから神棚にでも置いて大切に保管しようと思ったのに…まあ、良い。
薬の知識があるみくさんが服用するべきなのだな?宜しい、持っていき…
「こくこく……っぷはー!あ〜〜〜効くぅ〜〜〜!」
――ってもう飲んじゃってるだろうが!!本当この娘言う事聞いてくれないよな…私へこんじゃうぞ。
「くは〜ははは!ゲヒャヒャヒャひゃ☆」
おまけにみくさんがプチハイになってるではないか?なーに愉快な品を差し入れにしてくれたのだ>>117貴様?
お返しに貴様が入院でもした際にこっちも厳選した魔界土産の差し入れ持っていくからな、覚悟しておくがよい!
おいギュティ、ハーフエリクサーとやらの効果を説明せよ。それから貴様が今口にしたいものは何だ?教えなさい。
「ハーフエリクサーは失われた魔力を即座にフルの状態にまで回復させます。…私が食べたいもの?
 そうですね…えと、甘いもの…チョコレートでしょうか、きのこの里みたいなサクサク感も楽しめるものですね。
 しかし何故そんな事を?」
いや、大した意味はない。説明ご苦労、仕事に戻れ。
では>>117、次回の差し入れはきのこの里を頼むぞ。それにしてもきのこの里とはどんな食べ物だ?知らんな…。

120 :名無しになりきれ:2015/03/24(火) 17:16:26.51 0.net
つ「エーテルスーパー」

121 :名無しになりきれ:2015/03/29(日) 23:23:38.97 0.net
お風呂上りの幼女の体をバスタオルで拭く仕事とか、無いかなー
時給は500円くらいでいいんだが

122 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2015/04/04(土) 21:47:20.12 0.net
よし、再開したぞ頑張るぞと意気込んだのも束の間、地上界に遊びに行っている間に今度は4月に
なっていたと言う…。花見ではしゃぎ過ぎたあまり、警察沙汰の騒動を起こしている人間達を見るのが
面白くてな。普段、規律や法といった秩序にがんじがらめにされた生活を送っているからこそ
堅苦しさに満ちた仮面を脱ぎ捨ててバカをやる間は清々しく猛々しい…そう思うのだ。
人間にとって自由とは劇薬に等しいものらしいな。

>>120
おおっ、またしても差し入れ!!…は良いのだがまた頭がシャッキリしそう系の薬ときたか。
普段から魔力を使わない私には地上界の人間達がやってるような、もしもの時用の非常食みたいに
どこかに常備しておくくらいしか出来んなあ。言っておくがな、もらった物は売ったりなんてしないぞ私!!
地上界の女には貰った贈り物を売り払う奴がいるんだそうだな?ひどくないそれって?
時々魔族以上に狡猾で酷な人間がいるもんだから面白いね!!けどやられる側は気の毒だね、マジで!!
それはさておいて貴様の差し入れ飲んで使うアイテムであろう?何味なのだ?みそ味?
グレープフルーツ味が好ましいぞ。あの酸味が心地良いではないか!

>>121
ふーむ…貴様の希望する仕事はタウンワークに載ってないのか?ハローワークにもなし?
地上界が不況の嵐でろくに仕事を選べない現状はまだまだ続いているか…何してんの厚生労働省は。
しかしお子様をふきふきするだけの簡単なお仕事は楽過ぎてダメじゃないのか。金もらってやるレベルでは…
むっ、解かったぞ貴様の考えが!
楽して働きたいのではなく幼女の体を合法的に触りたいのだな!?
ああそうか!なぁんだそうか!良いではないか情念丸出しで!!貴様のような奴は大好きだぞ!!
…幼女、幼女か。お子様は私の許容範囲外だが案外こう…よく育った女とは違う味があるやも知れん。
レアステーキの如くしっかりこんがり焼かない半焼けならではの味がある的な…。
どれ、私も一つ体験してみるか。まずは美がつく程度の幼女を見つけ出さねば。
「話は聞かせてもらってましたギャ、デスガイスト様!幼女探しをするのならお手伝いしますギャ」
話を聞かせてもらってたって…また盗み聞きかガミルンよ。
「ち、違いますギャ!別に意識して聞いていたわけじゃありませんギャ!ただちょっと、幼女がどうとか…」
何だ貴様そういう趣味の奴だったのか。いかにもスケベそうな顔をしていると常々思っていたが
ロリ属性が弱点だったとはな。…幼女探しに同行しても一向に構わんが、アテでもあるのか。
「もちろんマークしているのがおりますギャ!ただ、上位魔族だからオレには手が出せなくて…そのう」
ほぉー…上位をつけ狙うとは大した度胸よ!宜しい、期待させてもらう。
「ではさっそく案内しますギャ。ウフヒヒヒヒ…」

123 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2015/04/04(土) 21:59:26.40 0.net
〜都市アゲ・マスタ 自由型空間ロンドベルリカミングボーフスツナッバ・通称ローリングボンバー公園〜

ワイワイ ガヤガヤ ペーチュンチュン
「おれのターン!どろー!天空戦騎けんじ!これでおれのターンはしゅうりょうだ!」
「ヒーローごっこしよ!きみがわるものね!」
「まけないでっ ボーー」
いつ来ても東の魔界の未来(あす)を担う幼き魔族達で賑わい、活気に満ちているな、ここは。
ベンチで寝ている年老いた者、菓子やアクセサリを広げて商売している者もいるが…さて。
「で、デスガイスト様、おりましたギャ!うほぉ♀♪噴水で水浴びして…服がすっ、スケスケ…エロォ…!」
ふむ。あれならば7000年もすればそこそこに良い女になりそうだ…が。
ガミルンよ、前を抑えている場合ではないぞ。よく見ろ、噴水の所に二人いるではないか。
「双子のようですギャ。まさか姉妹だったとは知らなんだギャ」
ならば都合が良い、両方連れて行くとする。
ここまで案内した褒美として、貴様にも幼女の体を拭く権利を与えよう。ただし片方だけだぞ。
「ほ、ほほっ…ホァーイ!!本当ですかギャ!!!やったギャ!!!!」
じゃあ私、金髪で形のいい尻をしている左の子ね。貴様右の銀髪の子な。
「ん?………ギャッ!?で、デスガイスト様、左のはよすギャ!」
貴様も左の子目当てだったのか?ダメだダメだ、譲ってやらんもんねー!!
私あの子って決めたもんねー!!
「ちゃいますギャな、そういう事ではありませんギャ!左の、あいつ…」
右だって十分可愛いだろ!文句言うなバカ!では行くぞぉぉ!!

〜魔界皇子デスガイストの館・廊下/大浴場〜

「なーなーおじさん、なんでフロ入っていけなんてゆーンだよ?」
(銀髪の方は生意気系か…服装もボーイッシュだし)ハッハッハ、私の館を見れば解かるだろう。
時折こうして東の魔界随一と自負する我が大浴場を一般市民の為に解放して自慢したいのさ。
貴様達だって良いものを所有していれば見せびらかしたくなるな?それと同じなのだよ。
「ふーん。おじさんってばけっこうガキっぽいンだね」
ハハハ…おじさんではない、お兄さんと呼びなさい(やはりこの子は…ないな。これはない)。
「トリニスタぁ、だめだよぉ…お兄さんは魔界公爵様のご子息なんだよ。
 あんまり無礼にしているとお仕置きされちゃうって…」
「ちぇっ。ピルグリムの言う通りにしておくか、しょーがないなあ」
銀髪がトリニスタで金髪の奥ゆかしい系の子がピルグリムか…良い名だな。
さあ、扉の向こうが風呂場である。ゆっくり湯船に浸かってゆくが良い。体もしっかり綺麗にするように。
「はい、皇子様ぁ」
「泳いだらダメ?」
うむダメだ。泳いだら風呂上がりの一杯は無しだぞ!何故子供は浴槽で泳ぎたがるのだ…?

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124 :魔界皇子デスガイスト ◆VWhZ4EV7mM :2015/04/04(土) 22:07:09.89 0.net
「…………」
どうしたガミルン。そろそろお楽しみタイムだぞ。そんなにもトリニスタの方では不服か?
「いえ、そんな事ないんですギャ…今さらながら申し上げますギャ、実は…そのう…」
カラカラ…
「ふわァ〜〜〜〜!いいおフロだったなぁ〜」
「あっ!!…さぁさぁこちらへどうぞギャ、体をふきふきしましょうギャ!」
何を言いかけたのだあいつは?まぁ、良い。しかし…
「ちょ、ちょっと待ってよ!そんなのいいってば、自分でできるから!ひゃ…」
「これもサービスの一つだギャ!ウヒヒヒヒヒ…!」
「うぅ、しょーがないなあ…くすぐったいし…」
ふむ。
いつ見ても幼女の体は…未成熟の果実そのものだな。膨らみかけてすらいない胸に
イカっ腹と呼ばれる腹、細い足とスカスカの股…で、スジか。ああこれはいかん、まるでエロさを感じない。
ガミルンや>>121はこのくらいが寧ろ美味しい頃合いのようだが。
カラカラ…
「ふぅ…バスタオルバスタオル。あれぇ、トリニスタ…何してるの?」
「さ、サービスで体ふいてもらってるだけだよ!う〜恥ずかしいから見んな!」
ピルグリムよ、貴様の体は特別に私が拭いてやるぞ。
「ええっ!?皇子様が!?どうしてそんな…」
フフフ言ったろうサービスと。貴重な体験が出来て良かったではないか。もっとも貴様が
立派なレディに育ったら、我が配下に迎えてやる日が来るとも知れんぞ?ハッハッハ。
「レディだってぇ?ぷっ。おじさーん何言ってンの?」
何もそに子もあるか、私の見立てではピルグリムは将来さぞかし…
「あの、皇子様…」
ぬ!今、股間に柔らかくも嫌な感触、が……ンーーーーッ!?!?!???


うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
”ついてる”じゃないかあっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!


                  〜魔界皇子デスガイスト 魂の叫び〜
                               ※・心の声なので他の者には聞こえていません



「ピルグリムは男の子だよ、バァカ。あたしは女の子だけどーっ」
…は。ハハハ…これはこれは、皇子一生の不覚である。
「ご…ごめんなさい…?」
ガミルン!!貴様、知っていたなッ!!
「だから最初に止めたんじゃないですギャ!」

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まー何だ、>>121…貴様が幼女の体を合法的に触れる仕事がしたいならそれも良かろう。
私は別にやりたいとは思わぬ。子供が好きな訳でもないのでね。
時に貴様、見た目は幼いが実年齢はかなりいっている、通称ロリババアはどうなのだ?
我が配下にも屡見た目をからかわれている者がいるぞ。いずれ紹介してやろう。
さあて、気分転換に何か一杯飲むか…こういう時は超苦い珈琲が良さげであろうなァー…。

125 :名無しになりきれ:2015/04/10(金) 04:06:17.24 0.net
あれ、帰ってきてたの?

126 :名無しになりきれ:2015/04/10(金) 13:29:22.92 O.net
なんか以前と感じちがくねーか?

127 :名無しになりきれ:2015/10/03(土) 15:00:31.15 0.net
やみ の おうこくは、従軍慰安婦に謝罪していない。

128 :名無しになりきれ:2016/02/06(土) 21:49:13.86 0.net
この魔界皇子デスガイストを作ったのは誰だぁ!?女将を呼べ!

129 :名無しになりきれ:2016/02/06(土) 22:45:34.49 0.net
あげてんじゃねえよ

130 :名無しになりきれ:2016/02/06(土) 22:46:48.84 0.net
>>128
てめーみてえなのがいるから放置スレなくならねえんだよ。
よく考えろ

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