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少女が地球侵略したいのですが?

1 :三代目ナナシ星人:2014/12/07(日) 19:50:11.98 0.net
学校の宿題で地球を侵略しに来ました。
最初は特撮板!で侵略活動していましたがあまりに相手にされませんでしたので移転を決意しました。現在の時点では韓国を滅ぼして中国の北京で怪獣ヤンガリーを用いて攻撃中です!同士になりたい人も敵になりたい人も大歓迎です。皆様でこのスレを盛り上げましょう!!

※特撮板!からの移転です!
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1413032470/

2 :名無しになりきれ:2014/12/07(日) 20:13:16.73 0.net
うおおおおおおお

3 :三代目ナナシ星人:2014/12/07(日) 20:30:48.40 0.net
とりあえず私のプロフィールです!

名前:ナナシ・アケミ(11歳)
性別:女
身長:140cm
体重:ないしょ
スリーサイズ:小学生にそんな事聞かないでください!
特技:宇宙CQC6段 IQ380の頭脳
所有戦力:ナナシ星から乗ってきた中型宇宙船にマッハ8で飛行できる戦闘機1機
所持金:日本円にして10億円ぐらい

4 :三代目ナナシ星人:2014/12/07(日) 20:33:45.23 0.net
次は宇宙船と所持している戦闘機のデータです!

名前:ロリータ・エンジェル
全長:120m
重量:75t
武装:主砲レーザー×2 誘導ミサイル×120門(1万発装備) 光波バリヤー標準装備
速度:制限なし(但しワープ無しでは光速を超えることは不可能)

次は戦闘機です

名前:コメットM18
全長:2.5m
重量:800Kg
武装:バルカン砲 ミサイル×6 小型ビーム砲×2
速度:マッハ8

後は天才ハッカーの綾が友達であり同士になっています。

綾「ケケケッ!宜しく頼むわっ」

5 :名無しになりきれ:2014/12/07(日) 21:20:15.53 0.net
死ね

6 :イカ娘:2014/12/07(日) 22:04:46.53 0.net
ライバルじゃなイカ?

7 :三代目ナナシ星人:2014/12/07(日) 22:07:59.62 0.net
>>6
貴方があの有名なイカ娘さんですか!
なんならそんなボロ店で働いてないで私の処に来ませんか?
今なら中国の兵隊相手に大暴れできますよ!

8 :名無しになりきれ:2014/12/07(日) 22:19:57.95 0.net
学校の宿題で地球を侵略しに来ました。
最初は特撮板!で侵略活動していましたがあまりに相手にされませんでしたので不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまう。後輩をかばいすべての責任を負った三浦に対し、
車の主、暴力団員谷岡に言い渡された示談の条件とは…。

9 :三代目ナナシ星人:2014/12/07(日) 23:03:54.25 0.net
>>8
あらら、宿題目的で地球侵略しに来たのが他にも……
しかし運の無い人ですね〜暴力団に絡まれるなんて気の毒に。

綾「そんな事より中国の状況を見ろ!ケケケッ、いよいよ北京陥落も時間の問題だな」

ありがとう綾、さーて中国落としたら次はどこ攻め落とそうかな?怪獣ヤンガリー頑張って!!

10 :名無しになりきれ:2014/12/08(月) 08:50:43.74 0.net
>>1
勝手に北京陥とすなよ、流石に酷いからCN側でJoinするわ。
(Type95にQSZ-92、AED、医療バッグで出撃する)

11 :名無しになりきれ:2014/12/08(月) 14:59:32.91 0.net
おっぱいもみもみ

12 :三代目ナナシ星人:2014/12/08(月) 20:02:44.46 0.net
>>10
アケミ「ううっ……やっと現れたよ。念願の邪魔者が出てきてくれたよ」
綾「ケケケッ特撮!板じゃまともに喧嘩売ってくる奴は皆無だったからな」
アケミ「ようし、始めての敵だっ!正々堂々と叩き潰してやるっ!」
綾「ヤンガリー戦闘開始だっ!クククッ……眼前の敵を叩き潰せっ!」
アケミ「ロリータ・エンジェル主砲発射!全力で倒すわよ!」

※こうして北京市内で>>10との戦闘が開始された!

13 :名無しになりきれ:2014/12/08(月) 20:32:30.80 0.net
CQCって地球侵略に必要なんですか?

14 :名無しになりきれ:2014/12/08(月) 22:17:23.75 0.net
>>12
(破壊の限りを尽くす怪獣と少女2人であったが、北京軍区所属の特殊部隊が突如現れる)
(それまで抵抗していた部隊とは違い、最新の装備を押し立ててくる)

戦闘機は空軍に任せて、我々は陸軍の守勢を支援する。敵は強力だが、機動力に劣る。
身を隠しつつ、常に攻撃を行えばいつかは倒れるはずだ。

(ビルや路地、四方八方からヤンガリーに銃撃・砲撃が浴びせられる)
(最新の携行式ロケット砲PF-98が火力の中核を成している)

15 :三代目ナナシ星人:2014/12/08(月) 23:17:06.96 0.net
>>14
アケミ「光波バリヤー展開!そんな装備ロリータ・エンジェルには通用しないわよ」
綾「ククク……しかしヤンガリーのほうは結構ダメージを受けている。このままでは」
アケミ「あちゃ!宇宙船はそんな攻撃ビクともしないけどヤンガリーのほうはやばそうね」
綾「ケケケッ、もう潮時だな。一旦ヤンガリー回収して退却するか。そろそろ就寝時間だし学校も大事だからな」
アケミ「今は戦力を充実させるのが先決だしここは退却ね」

※こうして北京攻略は断念してヤンガリーを回収後、短距離ワープで退却を余儀なくされるのであった。
 今はうっかりと戦力を失う訳にはいかないアケミ達であった。

16 :三代目ナナシ星人:2014/12/09(火) 22:59:12.25 0.net
アケミ「なんとか逃げ帰る事ができたわね!」
綾「ケケケッ、だが今の戦力じゃ地球侵略なんか夢また夢だ」
アケミ「とりあえず有能な人員を募集しないと話にならないわ!では早速ネットで求人してみますか」
綾「人が来たら早速面接だな。クククッどんな変人がくる事やら」

※人材募集いたします!誰か同士になりたい人は是非書き込んで下さい!!

17 :三代目ナナシ星人:2014/12/12(金) 22:41:18.59 0.net
アケミ「あれから数日経過したけど人がこないね」
綾「ケケケッ、こりゃ人材は期待できそうにないな。いっそ中国再進行するか?」
アケミ「そうね!ではヤンガリーを中国へ出撃!!」
綾「クククッ、その前に中国軍のメインコンピューターに強力なウイルスを仕込んでやるか」

※綾が仕込んだコンピューター・ウイルスにより中国全土は大混乱!指揮系統が狂っている内に怪獣ヤンガリーが再び北京に攻め込んできた!!

18 :中国首席:2014/12/13(土) 01:03:40.34 0.net
韓国、中国が攻撃されて一番喜ぶ国は日本アル
あいつらは日本が呼んだに間違いないネ
日本許せないアル …
中国が滅びるときは日本も一緒に滅びるアル
日本に核爆弾発射!

19 :三代目ナナシ星人:2014/12/13(土) 19:20:50.48 0.net
>>18
綾「クククッ、中国もヤキが回ったな。日本には世にも恐ろしい連中がウヨウヨしているのに」
アケミ「あらら核弾頭が怖いお兄さんとお姉さん達に処分されちゃったわ……恐ろしいわ」
綾「カカカッ!そのまま中国首席の息の根を止めてやろうぜ」
アケミ「ようやく中国も陥落ね!次は何処を攻め込もうかしら?」

20 :宇宙ヘンター ◆9tdzYO6a32 :2014/12/13(土) 21:47:52.91 0.net
宇宙のあらゆる星から忌み嫌われ、幾度も討伐隊を送られながらもそれ等をことごとく返り討ちにしてきた悪魔の星エロリータ。
そのエロリータ星には、意味もなく他所の星と文明を命がけで守るという奇妙な文化があった。

そして、また一人のエロリータ星人が他所の星とその文明を守る快感を得るため、出発した。
その名は、宇宙ヘンター!!

「あへへ…あへ、何か怪獣、暴れてるよ、あへ…よーし……。」

中国陥落寸前のその時、蒼炎と共に未知の巨人が襲来、怪獣ヤンガリーに襲い掛かった。
ちなみに、地球人にはウルトラマンっぽい黒い巨人のように見えるが、宇宙的には全裸の黒人にしか見えない。

「アヘッ!!」

問答無用であらゆる物体を切り裂く薄さ数ミクロンの光の剣を作りだし、7人に分身した後多方向から一斉にヤンガリーに切りかかる宇宙ヘンター、ここまで、わずか0.5秒。

21 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/13(土) 22:27:43.14 0.net
前主席の暴走により中国は諸外国からの不信を買い、そして綾のクラッキングにより政府と軍の指揮系統は完全に混乱した。
その最中再びヤンガリーによる攻撃が開始され、混乱の中で前主席は死亡した。

しかし、中国はしぶとかった。何度異民族に踏みにじられても国威を盛り返した国である。
宇宙の彼方から現れた助っ人が崩壊した北京を舞台にヤンガリーを押しとどめている間に金杰新国家主席のリーダーシップの下、
再び中国はコントロールを回復した。

北京は既にヤンガリーによって破壊の限りを尽くされた。しかし、中国が首都とするに相応しいのはこの地を置いて他に無い。
各軍管区から抽出された精鋭部隊が北京のヤンガリーを包囲していた……。

「同志宋紹清司令官、各砲兵大隊は既に砲撃準備完了、PHL-03は全てヤンガリーに向けられております」
「砲兵を守る為に自動車化歩兵部隊と機甲部隊が前方展開しております」
「WZ-10ヘリコプター部隊及びH-6戦略爆撃機部隊も近接航空支援準備完了」
「偵察部隊からの報告によれば、ヤンガリーは依然として謎の巨人と戦闘中です」
「よろしい、下命を達する。集団軍は国家主席命令312141に従い、14日00:00をもって北京市街地を奪取に向けて行動開始せよ」
「「「はい、集団軍は14日00:00をもって北京市街地を奪取に向けて行動開始します!」」」

22 :宇宙ヘンター ◆9tdzYO6a32 :2014/12/13(土) 22:48:40.81 0.net
「アヘ!!」

地球人の反撃計画に気づいた宇宙ヘンターは、自らの体を情報体に変えると、ネットを通じて中国軍の作戦司令部のコンピューター等司令機器に侵入させた。
ヤンガリーにヘンターは十二分にダメージを与えた。
今は、中国人を再び敵のサイバー攻撃から守るのが先決である。

星人が再び、中国軍のコンピューターに侵入した時、星人の身に恐ろしい事が起こるのだ。

23 :三代目ナナシ星人:2014/12/13(土) 23:33:58.68 0.net
綾「ゲゲゲッ!中国の奴等また反撃するらしいぞ」
アケミ「先程の全裸バカといい……とりあえず敵の戦力に対して先制攻撃を仕掛けるわよ!」
綾「クククッ、もう奴等の位置は特定済みだぞ……やるか?」
アケミ「ロリータ・エンジェル主砲レーザー連続発射!潜んでいる敵を全て殲滅するよ」

※正直変な奴の事が気になりますがまずは中国軍の生き残りを根絶やしにします!ちなみにヤンガリーは変人がいなくなった内に回収しました。

24 :宇宙ヘンター ◆9tdzYO6a32 :2014/12/13(土) 23:52:21.02 0.net
>>23
「オカス!!」

放たれたロリータエンゼル砲と中国軍残党の間に、軍のコンピューターの中から現れた宇宙ヘンターが割って入り、ヘンタービッグバン光線を右手から発射する。
ヘンタービッグバン光線はロリータ・エンジェルの主砲を簡単に押し返し、猛り狂う破壊エネルギーの荒波となって、ロリータ・エンジェルに襲い掛かる。

25 : ◆9tdzYO6a32 :2014/12/13(土) 23:53:23.08 0.net
*放たれた最初の一発目を押し返してるってことで。

26 :三代目ナナシ星人:2014/12/14(日) 00:16:27.67 0.net
アケミ「全力回避!」
※なんとか反射されたレーザーは回避成功する

綾「グググッ、ここは退却!」
アケミ「ああっ、また逃げるしかないの?やっぱり戦力増強不可欠か……」

※こうしてロリータ・エンジェルは短距離ワープで無事に逃げ切ったのであった。

アケミ「やっぱりテイルブルーみたいな鬼神でも雇わないと苦しいわ。またはヤンガリーとは別の巨大戦力も必要だわ」

27 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/14(日) 06:51:27.88 0.net
陥落寸前の中国。しかし戦局を一気に打開すべく、恐るべき人型ロボット兵器の
投入体制を整えていた…。
その名は…"先行者"!!

ttp://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/kikaku/kahou/kahou7.htm

28 :三代目ナナシ星人:2014/12/14(日) 20:35:01.69 0.net
>>27
アケミ「彼奴等まだ下品なロボット隠し持ってたの?恥知らずもいいとこね!」
綾「ケケケッ、だがヤンガリーだけでは正直キツイ。ここは別の戦力を確保するのが先決」
アケミ「大丈夫!ロリータ・エンジェルの内部工場で只今巨大ロボットを建造中なの。間もなく完成するわ」
綾「どれどれ……クククッ、これはすごいスペックだな」
アケミ「ナナシ星人の科学力の全てを投入して建造するスーパーロボットよ。多分完成は来週ぐらいかな?」

※後日ロボットのデータを書き込みます!今度こそ中国を陥落させるぞ!!

29 :三代目ナナシ星人:2014/12/18(木) 23:16:49.41 0.net
アケミ「う〜ん、まだ完成しないな」
綾「ケケケッ、とりあえずage+保守だぜっ」

30 :宇宙ヘンター ◆9tdzYO6a32 :2014/12/19(金) 15:13:57.70 0.net
「ケケケーーーーーー!!」

突然、宇宙ヘンターがどこからともなくナナシ星人のアジトに侵入してきた!!

「アヘへへへーーー!!」

宇宙ヘンターは奇声を上げながら壁をぶち壊し、まっすぐにアケミと綾に向かっていく

31 :三代目ナナシ星人:2014/12/19(金) 19:23:55.85 0.net
アケミ「あぁ後はOSをインストールするだけなのに発見されてしまったわ」
綾「非常防壁では奴を止められないな……クククッならば異次元ネットで捕まえて4次元に閉じ込めてやる!」

※宇宙ヘンターは基地内に仕掛けられていた異次元ネットに捕まり4次元に飛ばされていった!

綾「グググッ、だが奴の事だからすぐに出てくる筈だが時間稼ぎにはなるだろう」
アケミ「急いでOSをインストールするわよ!新機体が完成したらこの工場を放棄して外で奴を迎え撃つわ!」
綾「完成直後に実戦テストか。ケケケッそれも面白いな」

32 :宇宙ヘンター ◆9tdzYO6a32 :2014/12/19(金) 22:43:50.70 0.net
OSをインストール中だったアケミ等のコンピュータが突然フリーズした。
さらに、スピーカーから宇宙人の脳髄を狂わす狂気な声が響き始める。

宇宙ヘンターは突入前に工場の外に簡易サーバーを複数設置しており、外部につながっている回旋からアケミ等のコンピュータにウィルスを送り込んだのである。

「キ゚ーーー!!」
「ギギーー!!」

さらにどうゆう原理か知らないがウィルスがコンピューターワールド内で機会生命体を生成、現実世界に送り込んできた。
バグラーのようなデザインの戦闘員が複数名、アケミ等の前のモニターから出現、手にした刃物でアケミ達に容赦なく切りかかってくる。

「ケケケケケケ…」

そして、アケミ等のいる部屋の中に四次元世界から宇宙ヘンターの声が聞こえてくる。
まだこちらの世界に戻るのに時間がかかるらしく遠くから声は聞こえてくるが…。

33 :三代目ナナシ星人:2014/12/20(土) 10:51:54.61 0.net
ドカッ!バキッ!!

アケミ「ううっ頭が痛い……けどコイツ等は大した事はないみたい」
綾「クククッ、私は地球人だからそんなものは効かない……私がそんなフリーズ&ウイルス対策してないと思っていたの!
  こんな事もあろうかとOSインストール用のサーバーはネットワークから隔離してたから無事にインストール只今完了!ウイルスチェック完了した。
  奴のウイルスは入っていないのを確認」
アケミ「じゃ当初の予定通り工場を放棄して奴を迎え撃つわ!キング・ナナーシV起動」

※今、ナナシ星人の技術の結晶である巨大ロボットが起動して空高く飛び上がる。そして宇宙ヘンターも異次元から脱出しつつあった。

アケミ「さぁてあの変態め、このキング・ナナーシVの実験台にしてあげるわ!」

34 :宇宙ヘンター ◆9tdzYO6a32 :2014/12/20(土) 20:13:10.15 0.net
四次元から脱出した宇宙ヘンターが、巨大化してキング・ナナーシと対峙する。

「アヘ!!」

宇宙ヘンターはどこからともなく、出刃包丁のような刃物を出すと、キング・ナナーシに構えをとった。
全く隙が無い。

35 :三代目ナナシ星人:2014/12/20(土) 21:29:51.34 0.net
アケミ「ほう来たか!そんな包丁でこのキング・ナナーシVを倒すなんて」
綾「ゲゲゲッ!今あの包丁分析してみたがあれは一種の次元刀だ。いくらキング・ナナーシでもまともに切られたらひとたまりもない」
アケミ「ならばスピード&遠距離勝負!ハイスピードモード始動、超光速移動をしながらビームブラスターで連続射撃!」
綾「次元刀といえど直接当たらなければただの刃物!クククッ、しかし奴の事だから次の一手を出すに違いない」
アケミ「うん、場合によっては逃げるのも選択肢に入れるべきね。なにしろ今まで散々私達の邪魔をしてきたからね!」

※さーてこれで倒せるとは思えないし次の一手を考えておくか!

36 :宇宙ヘンター ◆9tdzYO6a32 :2014/12/20(土) 23:56:54.16 0.net
宇宙ヘンターはビームブラスターに平然と耐え乍ら、包丁にエネルギーを貯めている。

37 :三代目ナナシ星人:2014/12/21(日) 20:09:03.43 0.net
綾「ゲゲゲッ!アケミ撃つのはもうよせ。奴はビームのエレルギーを次元刀に集中させている」
アケミ「確かに刀の色が変わっていくのが解るわ。けど奴を倒すチャンスよ。今の奴はエネルギーの塊……少しショックを与えたら自爆確実!」
綾「クククッ、じゃあキング・ナナーシに装備されているペンシル爆弾を一発刀に当てたら……フフフ」
アケミ「今だっ!ペンシル爆弾発射!」

※発射されたペンシル爆弾が次元刀に命中!刀は大爆発を起こし宇宙ヘンターは何処かへと消えていった。

アケミ「さて、邪魔者は消えた。そのまま中国へ出撃!今度こそ中国に王手といくわよ!!」

38 :宇宙ヘンター ◆9tdzYO6a32 :2014/12/21(日) 22:16:02.81 0.net
>>37
幸いにも宇宙ヘンターは刀を装備していなかったので、刀が爆発して宇宙ヘンターが消える事は無かった。
そう、ヘンターの武器は包丁だ。

…っというのはあまりにも野暮である。

そう、ヘンターは消えた。
「消えた」のだ。

視覚に写っている間ならば、まだ何をしているか安心もできるだろう。
しかし、見えないだけで必ず、宇宙ヘンターは生きている。
そして、力を貯めているのだ。

39 :三代目ナナシ星人:2014/12/22(月) 20:14:16.57 0.net
アケミ「さて再び中国にやって来ました……早速キング・ナナーシで攻撃開始!」
綾「クククッ、ヤンガリーも出撃だっ」

※こうしてキング・ナナーシVとヤンガリーによる中国壊滅の総攻撃が開始された!
 もしこのまま明日の夜までに書き込みが無い場合は中国全土が更地になりますのであしからず!!

40 :名無しになりきれ:2014/12/22(月) 21:47:37.81 0.net
前回の教訓を受け、準備していた人民解放軍が総力を上げて猛反撃を開始した。
さらに国連義勇軍が到着、ミサイルと砲弾が雨あられとナナシ星人軍に降り注ぐ。

41 :三代目ナナシ星人:2014/12/23(火) 22:56:57.89 0.net
アケミ「ははは!そんな攻撃バリヤーを展開するまでもないわ。全然効かないわ」
綾「だがヤンガリーのほうは結構ダメージを受けてるみたい。グググッこりゃ下手するとやられる恐れが」
アケミ「流石に可哀想だからヤンガリーは退却!私達はキング・ナナーシでいよいよ中国に王手よ」
綾「問題はまだ例の中華変態ロボが出て来ないのが気になるな」

※いよいよ中国編も終盤ですね!果たしてどうなる事やら

42 :名無しになりきれ:2014/12/24(水) 00:36:38.91 ID:+0bBpE6mh
圧倒的な力を持つキング・ナナーシに手も足も出ず次々と撤退して行く人民解放軍と国連軍・・・
最早これまでかと辺りに絶望に打ちひしがれ始めたその時!一つの影が姿を現した・・・!
それこそ中国4000年の歴史と近代技術を融合させた最強の兵器であり中国政府最大の切り札
”先行者”である!

43 :名無しになりきれ:2014/12/24(水) 05:53:50.74 0.net
ついに巨大ロボット兵器が中国上空に現れたのに対し、
中国側も、温存していたワン大尉率いる先行者大隊を投入、
ついに総力戦の幕は切って落とされた。

ワン大尉「第一隊、中華キャノン一斉砲撃!! 第二隊は中華バルカンで第一隊を援護せよ!!」

先行者の股間から発射された砲撃が、次々とキング・ナナーシに殺到する!!

44 :宇宙ヘンター ◆9tdzYO6a32 :2014/12/24(水) 21:12:38.76 0.net
突然、キングナナーシの制御が効かなくなり、装甲がみしみしと劣化を始めた。

「ア…アヘェェア!!」

キングナナーシ内に鳴り響く、必死の宇宙ヘンターの奇声!
肉体を失った宇宙ヘンターがキング・ナナーシにとりつき、自らもろとも中華キャノンを喰らい、キング・ナナーシを葬り去ろうとしているのだ!!

同時、キング・ナナーシのコンピュータがジャックされ、そこからアケミ等のコンピュータがハッキングされ、中国、国連義勇軍への電子攻撃が妨害される!
さらにヘンターのオーラが国連軍と人民解放軍を包み込み、細菌兵器から彼らを守る光の膜を作りだした。

「チキュウハワタサン、キサマハアカテンヲトリ、ガッコウデワラワレルシカナイノダ!」

アケミの眼前のPCから響く、宇宙ヘンターの声。

…一応良識ある大人らしく、侵略者とはいえ小学生のアケミを殺すつもりも犯すつもりも無いらしい。
しかし、地球防衛の任につくものの目的が小学生をクラスの笑いものにするためというのもいかがなものである。

45 :三代目ナナシ星人:2014/12/24(水) 21:40:35.79 0.net
ビービービー……

綾「正に絶体絶命……万事休すか」
アケミ「……綾、後の事はお願い。早くキング・ナナーシの制御を取り戻して」
綾「!?ゲゲゲッ!よせアケミ、それを使うと命を縮めるぞ」

※綾の静止を振り切りキング・ナナーシから飛び降りるアケミ。手にした大きな水晶を取り出して空に掲げる!
 するとアケミは巨大な超人へと変貌した!そしてあっという間に中華キャノンを叩きのめす超人。
 一方なんとかキング・ナナーシの装甲の一部を切り離して宇宙ヘンターの支配から開放されるも一時撤退を余儀なくされる。
 更に切り離した装甲が変貌し宇宙ヘンターが肉体を取り戻して出現した。

超人アケミ「宇宙ヘンター!今度こそ最後よ」

※すでに中国軍は壊滅。残るは宇宙ヘンターを残すのみ!!

46 :宇宙ヘンター ◆9tdzYO6a32 :2014/12/25(木) 20:13:28.25 0.net
「アヘェ―ア!!」

宇宙ヘンターは超人アケミに進撃の巨人でサシャがコニーと対人格闘やってた時の構えをとる。
すると、ヘンターの体が光り輝きアケミの目をくらました。

「ヘンター!右ストレート!!」

そこですかさず、宇宙ヘンターは渾身の右ストレートをアケミの腹に叩き込む!!

47 :三代目ナナシ星人:2014/12/25(木) 20:49:13.92 0.net
ズドン!

アケミ「ううっ、やはり体格や身体能力が違いすぎる。大人と子供の差がでかすぎる」
綾「ケケケッ、まだ諦めるのは早いぜ!蒸着システム始動」

宇宙船ロリータ・エンジェルから謎の光が超人アケミを包み込む…・・・すると超人アケミが超強化スーツを身に付けた!
そして手にした光の剣が宇宙ヘンターの胴体を貫いた!

アケミ「いい加減貴方の顔は見飽きた!そろそろ往生しなさい」

48 :宇宙ヘンター ◆9tdzYO6a32 :2014/12/25(木) 21:20:14.82 0.net
「ヘッヘッヘッヘ、ワラワセルナ」

宇宙ヘンターがそう言った瞬間、アケミの強化スーツがバラバラと落ちた。
ヘンターの腕には、例の次元包丁が握られている。

蒸着する1ミリ秒の刹那、ヘンターはアケミの強化服を切り裂いていたのだ。

「コチトラキサマラノセイキグンヲマイシュウオッパラッテルンダ、ソンナコドモノドウグデヤラレルカ」

だが、ヘンターの腹にはしっかりと剣が突き刺さっている。

……ヘンターは加減したのだ。

「チキュウシンリャクニホンキデトリクムオマエノネツイヲミトメヨウ、ダガ、ウチュウニハホントウニテカゲンノナイヤカラガオオゼイイル、モットショウジンシロ」

言って、アケミの頭を軽く叩くヘンター。

「……本気で地球を侵略するつもりなら、日本をまず侵略しろ。日本を最後に残すと、日本に世界の人々のお前らへの憎しみと怒りが集まり、宇宙を脅かす強大な存在が生まれてしまう。
逆に日本を落とせば、スーパーヒーローの敵わなかったお前達に、世界は畏縮し、血を流さずに地球を侵略しやすくなる。
いたずらに大国を崩壊させて、無用な血を流すな」

真剣な口調で、腹に剣が刺さったまま、ヘンターは言った。
口から血が滴りだしている。

49 : ◆9tdzYO6a32 :2014/12/26(金) 03:04:07.77 0.net
このスレだけに言えた事じゃないけど、バトル展開は難しいな…。
特に、書き手と受け手で事の重大さの受け取り方が違ったり、展開の重要さの受け取りが違うと戦いがgdgdになってしまう。

50 :名無しになりきれ:2014/12/26(金) 09:24:13.77 ID:CQbJ/7cGC
そもそも国連軍壊滅させてるから次で世界各国からの一斉攻撃で打ち切りエンドか最終章突入やでこの侵略話

51 :名無しになりきれ:2014/12/26(金) 19:13:48.30 0.net
遼寧や轟炸6型、殲撃31型出す前に負けてしまったアル……

52 :三代目ナナシ星人:2014/12/26(金) 19:53:16.50 0.net
あれから数日……中国は完全に崩壊し宇宙ヘンターも倒された。
現在アケミは超人化の副作用で日本の病院で入院している。
確かに結果としては勝利した……だが宇宙ヘンターの言い残した事がアケミの心にひっかかっていた。

綾「アケミ、明日には退院できる……今度の初詣には一緒にいけそうだな」
アケミ「ねぇ綾、アイツの言った通り日本にいる化け物達と戦わないといけないの?」
綾「……確かに連中の誰かに勝てば私達の侵略は著しく進むのは間違い無い。だが当初の予定から逸脱してしまうぞ」
アケミ「私達に勝てるかしら」
綾「ケケケッ、まぁ一度連中相手に玉砕するのも悪くないわね」

とにかくひとつの戦いが終わった。とりあえず年末年始はゆっくりして今後の事を考えよう。地球の初詣は本当に楽しみだ。

53 :各国:2014/12/27(土) 20:45:24.17 ID:IEENGEOHZ
中国が意味不明な奴らにやられて崩壊したし
俺らの連合軍もやられてるから世界中大パニックで全然ゆっくりどころじゃないんですけど!

54 :名無しになりきれ:2014/12/28(日) 16:16:00.06 ID:KH1kcmtMg
会社をピンポイント攻撃して休みにするとか出来ないですかねぇ・・・

55 :三代目ナナシ星人:2014/12/28(日) 21:22:22.07 0.net
宇宙船ロリータ・エンジェル内にて

アケミ「さぁ今年中に本拠である宇宙船を掃除・整備するわよ!」

※今日は宇宙船やキング・ナナーシVの清掃・整備を戦闘員(消耗品)総動員で行っていた。
 だが思っていたよりも宇宙船の中は広く清掃は難航していた。

綾「ケケケッ、主砲のチェック完了!次はミサイルの補給に点検だな。あぁ忙しい忙しい!」
アケミ「艦橋の清掃は完了!次はキング・ナナーシの最終チェック……いけない!ヤンガリーの体洗うのを忘れてた!」

※今年も残り僅か!皆様大掃除は終わりましたか?まだなら急いで今年の汚れを落としましょう!!

56 :三代目ナナシ星人:2014/12/31(水) 19:45:28.01 0.net
綾の家にて

アケミ「うまい!これが年越しそばなのね」
綾「クククッ、ダシに昆布をたっぷり煮込んでたからな」
アケミ「さてお腹もいっぱいになったし神社に行きましょうか!」
綾「ケケケッ、一年の計は元旦にあり!来年こそは地球を征服するぞ!!」
アケミ「実はね……更地になった中国を民主主義による近代都市にする計画があるの」
綾「ほほう、これはデカイ計画だな」
アケミ「もう私の星の建築技師に来て貰って突貫工事で進行中よ!早ければ来週ぐらいに首都・ナナシが誕生するわ」
綾「今後はそこを拠点に活動する訳だ」
アケミ「ついでに学園都市も建設してるから来年4月からはそこの学校に転校よ。さぁこれから忙しくなるわよ!!」

※今年最後の書き込みです。では皆様良いお年を!来年も宜しく

57 :名無しになりきれ:2015/01/01(木) 01:17:25.15 ID:EXCqf8H0G
あけましておめでとうございます

58 :名無しになりきれ:2015/01/01(木) 01:21:11.72 0.net
あけましておめでとう

59 :名無しになりきれ:2015/01/01(木) 18:54:20.39 0.net
首都、ナナシの建設を行っていた建築現場に襲い掛かる正義の影!!

ラーメンマン「私の不在を狙って侵略に来るとは!許せん!!貴様等の思う通りにはさせんぞ!!」

そう、中国の守護神、ラーメンマンだ!!

ナナシ星人技師「ど…どういう事だ?迎撃システムが全く通用しない!」
ラーメンマン「超人はあらゆる兵器を超越した力を持っている!貴様等なぞ相手にはならない!」
インフラマン「ラーメンマン!助けに来たぞ!!」

そこに、科学研究所からインフラマンも駆けつけてきた!

インフラマン「体の調整がうまく行かなかったが、もう完調だ!」

しかし、そんな二人の前に自動操縦のキング・ナナーシVが立ち塞がる。
内蔵火器を乱射してくるキング・ナナーシ、さらに、亜光速移動でラーメンマンを攪乱しようとする。

インフラマン「何だこんなロボット!喰らえ!超人ビーム!」

だが、インフラマンの光線がキング・ナナーシを刺し貫き、動きを止める!

ラーメンマン「そら、とどめだ!レッグ・ラリアート!!」

そこに、ラーメンマンが必殺キックを見舞、キング・ナナーシの頭を吹き飛ばす!

ラーメンマン「キャメル・クラッチ!!」

さらに追撃、倒れたキング・ナナーシをキャメルクラッチで胴体真っ二つにする

インフラマン「とどめだ!雷電ビーム!!」

追い打ちでインフラマンが再び光線を見舞、キング・ナナーシVは原子レベルで分解された。

中国人「我らの英雄が俺達の自立と誇りを取り戻してくれたぞ!」
中国人「万歳!万歳!」

アケミ等が入院してる間に、中国は奪還された。

60 :三代目ナナシ星人:2015/01/01(木) 19:53:19.57 0.net
アケミ「新年早々やってくれたわね。量産型のキング・ナナーシ一体潰しただけで中国奪還したなんておめでたいもいいとこね」
綾「あけましておめでとうも言わない内にこれか?クククッ甘い甘い!」
アケミ「まだほんの一区画だけみたいだから今のうちに出た釘は打っておくか……キング・ナナーシ部隊出撃!狼藉者を殲滅せよ!!」
綾「ケケケッ、超強化戦闘員1000人出撃!侵入したバカを抹殺!!」

※新春早々好き勝手はさせません!ラーメンだろうがダーメンだろうが変人はさっさと退場してもらいましょうか!

61 :名無しになりきれ:2015/01/01(木) 20:56:11.18 0.net
ラーメンマンはキン肉マンに登場したまっとうな正義の味方なんだけど…

62 :名無しになりきれ:2015/01/01(木) 21:14:04.07 0.net
自分は平気で宇宙ヘンターを刺し殺したり中国ロボット軍団をワンターンキルして中国占拠したのに、奪還側が同じことやったら全力で切れるのは無いと思うわ

63 :三代目ナナシ星人:2015/01/02(金) 19:43:00.05 0.net
アケミ「新年早々キツイ事言われてしまった。確かにワンパターンね」
綾「大変だ!ラーメンマンとインフラマン相手にキング・ナナーシ部隊と超強化戦闘員が苦戦中だ」
アケミ「ん?私のプライベート回線に通信が……」
???「アケミか、彼奴等だったら俺に任せとけ!」

※一方首都ナナシではラーメンマンとインフラマンの前に一人の男が立ちはだかった!

ラーメンマン「誰だお前は!」
???「首都ナナシの平和を守る為に戦うヒーロー……ストライダー・ゼロ!」

※謎のヒーローストライダー・ゼロが姿を現した。中国を守る正義とナナシを守る正義……今、ふたつの正義が激突する!!

64 :名無しになりきれ:2015/01/02(金) 21:42:42.81 0.net
ラーメンマン(この男、只者ではない…!!)
インフラマン「ラーメンマン、我々は消耗した、今こんな強敵と戦って勝つ見込みはない、一度引こう」
ラーメンマン「…インフラマン、それはできない、私はヒーローであると同時に、超人格闘家だ。その格闘家の血が、ここで引く事をよしとしないのだ!」
インフラマン「ラーメンマン…」

ラーメンマン「ホアチャーーーーーー!!」

撤退するインフラマンと、一人残って戦いを挑むラーメンマン
ラーメンマンの必殺の隙の無いカンフーキックが、ストライダー・ゼロめがけて叩き込まれる

65 :三代目ナナシ星人:2015/01/03(土) 22:33:35.52 0.net
その瞬間、ストライダー・ゼロは腰に装備していた刀を抜きラーメンマンの足を切り裂いた!
ラーメンマンの足は見事に切断された後に失速して地面に落ちる。

「無念だ……さぁ殺すがいい」

だがゼロは切断した足を再びラーメンマンにつけて何やら治療装置を用いて治療してしまう。

「今はじっくり休みな。完治したらまた相手をしてやる」

そう言い残してゼロは去っていく。見事な完敗にラーメンマンは涙するのであった。

66 :名無しになりきれ:2015/01/03(土) 23:28:51.37 0.net
次はリングで戦うのか

67 :名無しになりきれ:2015/01/04(日) 15:19:59.52 0.net
戦いに敗れ、這う這うの体でラーメンマンは佐渡島まで非難した
佐渡には既にマジンガ―ZやコンバトラーVをはじめとするスーパーロボット大戦などで大活躍し、侵略者を蹴散らした日本のスーパーロボット軍団が待機し、大防衛線築いているのである

「ラーメンマン!無事だったか!」

戦いに敗れ、哀愁漂う姿で帰ってきたラーメンマンを、アメリカから応援に来たテリーマンや、ドイツから駆けつけたブロッケンJrが出迎える。
しかし、無事を喜ぶ二人に、ラーメンマンは何も返さない

「…!ブロッケン、今は彼を一人にしてやろう」
「ラーメンマン…」

しかし、二人はラーメンマンの様子を見て、今彼に何を言っても慰めにならない事を察し、押し黙った

ラーメンマンは宣戦布告も無く突然中国を襲い、大量の民衆を殺戮し、あまつさえ全土を更地に変えた上に勝手に国家を作りだした邪悪で卑劣な全く正義の無い侵略者に全く相手にならず負けた上、あまつさえ情けまでかけられたのだ
彼の悔しさ、惨めさは、言葉では言い表せないだろう

「…ラーメンマン!」

そんなラーメンマンに語り掛ける一人の老人がいた。
白いひげに、地球防衛軍艦隊の指揮官の制服を着たその老人は、ラーメンマンを見おろし、言葉をかける

「明日の勝利のために、今日の屈辱に耐えるのだ。今の君に、感情にとらわれている時間は無い、そうだろう?」

老人の言葉に顔を上げるラーメンマン
老人、沖田十三とラーメンマンの視線が合わさった

ラーメンマンは立ち上がると、どこかへと駆け去っていく

「ラーメンマン、俺は信じているぞ、お前がもう一度必ず、邪悪な侵略者の前に立ちふさがり、勝利する事を…」

テリーマンはその背中に、心の中でエールを送るのだった

68 :三代目ナナシ星人:2015/01/04(日) 21:46:27.68 0.net
アケミ「いよいよ明日は首都ナナシの開国式ね」
綾「クククッ、もう八割方都市は完成しているし、殆どの市民は歓迎している。やはり中国の圧政がひどかったんだな」
アケミ「それとマトモな識者が集まって新しい憲法を作ってるし国会も同時に作るから選挙も始まるわ」
綾「この中国も本当の意味で生まれ変わるんだな。ケケケッ今から楽しみだ」

???「すでに新しい軍や警察組織も新体制で始動している。治安も以前とは段違いに安定しているよ」

アケミ「あっ零!先日のラーメンマンとの戦いは凄かったわ」
零「ははは、僕が来たからにはこの拠点の治安は大丈夫だよ」
アケミ「貴方がナナシ星から来るなんてびっくりしたわ」
零「久しぶりアケミ。また会えて嬉しいよ」
綾「ゲゲゲッ!二人共大変だ。日本の佐渡島に最凶クラスのスーパーロボットや超人・ヒーローが集結しているみたいだぞ」
アケミ「そう……じゃあ隠密部隊を用意して。こっそり佐渡島に侵入して連中を大混乱させてやるの」

※明日は開国式が始まる中で佐渡島に隠密部隊が侵入する!間もなく佐渡島が大混乱になることは間違いないだろう

69 :名無しになりきれ:2015/01/04(日) 23:07:48.20 0.net
隠密部隊が佐渡で見たのは、すっからかんになった佐渡防衛線だった…
スーパーロボット軍団はどこに行ったのか…。

兜甲児「ブレストファイヤーーーーー!!」

マジンガーZの必殺の熱線が量産型キング・ナナーシをどろどろに溶解させる。
その隣ではアイアンキングが拳を振るって超強化戦闘員を撲殺し、グレートマジンガーが襲いくるナナシ星人の迎撃機をネーブルミサイルで撃墜する。

沖田十三はラーメンマン敗退の連絡を受けるや否や、佐渡に集結した大部隊を動かし、真っ向から首都ナナシに総攻撃を開始したのだ!
それは、防衛会議も参謀本部も通さず、沖田が独断で起こした事だった。
そんな物を通していては、敵に気づかれてしまうからだ!

沖田十三「短期決戦だ!ナナシ星人が地球でこれ以上兵器を製造する前に、奴らを倒す!」

沖田の指揮の元、上陸を開始したスーパーロボット軍団は、相対する軍隊を蹴散らし、首都ナナシの中枢へ迫る。

沖田十三「市街地は攻撃するな!無視して、ナナシ星人を見つけ出して倒すんだ!!場所はわかっている!!」

沖田の言葉通り、地球防衛軍の全ての探査機器は、倒すべき敵、アケミと、綾の場所をしっかりと映し出していた。
また、本来なら電子戦でかたずけられる地球のコンピューターは強力なプロテクトがかけられ、ナナシ星の科学では彼らの進行を電子戦では絶対に停められなくなってしまっている。
なぜか?
宇宙ヘンターだ!
宇宙ヘンターが一度消えたあの時、ヘンターは地球のコンピューターネットワークに己の半身を送り込み、電子的に彼らを加護しているのだ!

どうでもいいが首都と言うのは、その国の中枢となる都市の名前を指すのであって、国家の名前を指す物では断じてない。

70 :名無しになりきれ:2015/01/04(日) 23:44:03.07 0.net
ごめん、やっぱ版権ヒーロー無かったことにしてくれ。

ラーメンマン〜から、現在のとこまで。

パラレルワールドな、パラレルワールド
もしくは初夢。

71 :三代目ナナシ星人:2015/01/05(月) 19:49:46.70 0.net
※別に気にしないで下さい。一応何でもありのなりきり板ですから……という訳で攻めこまれていた処から再開!!

ストライダー・ゼロ「愚かなる者達よ!お前達はこれでもナナシ星人達を攻められるのか!」

なんと市民達がプラカードを掲げて抗議していた!

「中華主義撤廃歓迎!」
「独裁反対!歓迎民主主義」
「救世主ナナシ星人万歳!」

ストライダー・ゼロ「見よ、この地に住む市民は長年中国の圧政に苦しんでいた。それをナナシ星人がその独裁と圧政から開放した!」
市民「そうだ!ようやく私達は開放されたんだ!」
市民「やっと民主主義になって俺たちは幸せになれるんだ」
ストライダー・ゼロ「わかったか、お前達のやろうとしている事は以前の独裁・圧政体勢に戻して守るべき市民を虐げる事なんだぞ!果たして今のお前達に正義があるのか?そのの処良く考えてみるがいい!!」

※果たしてどうなるのかな?あくまでアケミ殺害して独裁復活?それとも?

72 :名無しになりきれ:2015/01/05(月) 21:27:44.33 0.net
版権キャラがナナシ星人にやられるのが嫌なんです。
なので無かった事にします、あしからず

73 :三代目ナナシ星人:2015/01/06(火) 20:15:16.05 0.net
※あれから数日後、中国後にナナシ国が誕生した。
 ナナシ星の技術による近代文明に民主国家体勢による新しい国の誕生である。

アケミ「いよいよ地球侵略の拠点ができたわね。ただ当面は内政が中心ね」
綾「カカカッ!今まで力を貸して良かったぜ!現在町中では暫定政府の議員選挙の選挙運動がやってるぜ」
アケミ「色々と変わるわね、この国も……最終的にはこの星の社会も変革していくわ」
零「大丈夫だ。この新しい世界は俺が守る!」
アケミ「頼りにしてるわ。それから綾、世界情勢を調べてほしいの。もしかしたら私達に牙をむく連中がまた出てくる可能性もあるし」
綾「クククッ、もう世界中にエージェントを派遣してる。これからは情報が全ての鍵を握る」
アケミ「とにかくまずはこの国を軌道に乗せないとね!」

※こうして古い体勢は壊され新しい国家が始まろうとしていた!

エピソード01 Fin

next エピソード02

74 :三代目ナナシ星人:2015/01/08(木) 22:14:31.03 0.net
※お知らせです。エピソード02の開始書き込みは来週頃の予定です。
 もう暫くお待ち下さい。

75 :三代目ナナシ星人:2015/01/12(月) 21:55:07.30 0.net
※あれから半年……ナナシ国の存在は国連に認められて立派な大国になっていた。
 そして暫定政府が設立され間もなく憲法も施行されようとしていた。
 そんな中で総統閣下であるアケミは学園都市にある小学校で勉学に勤しんでいた。
 だが、そんな平和も長くは続かなかった。

ニュースキャスター「次のニュースです。本日ナナシ国の首都で自爆テロが発生しました。彼等はイスラム国の……」
アケミ「またイスラム国?もう今月に入って二十軒目よ」
零「昨日もイスラム国の信者を数名捕まえた。最近異常だな」
綾「ケケケッ、こりゃ次はイスラム国に喧嘩売る事になりそうだな」

※そこへ暫定政府総理から電話が入る。

アケミ「はい総統ですが……って何だって!謎の巨大ロボットが現れて暴れてるって?」

エピソード02 VS イスラム国

76 :名無しになりきれ:2015/01/13(火) 05:08:24.56 ID:nSFEdxOti
相手になるわけが無いだろ!ナナシ星人よりぐんと弱いアメリカに全く歯が立たないテロ集団なんぞ…。
っつか世界中の政府にエージェントが侵入してるはずなのに、イスラム国を制御できてないのは…。

大体、国連がナナシ国認めた時点でもう、アケミの地球侵略は終わったようなもんじゃん。
宣戦布告も無しに突然中国を攻めてきて、怪獣とロボットで問答無用で現地政府の人間を皆殺しにした野蛮な宇宙人を認めるとか、もう降伏したも同然の行為。
制裁できないから認めます仲良くしましょうってな感じ…。

さらに言うなら、共産主義国だから独裁は無いはずの中国を独裁主義国家扱いして完全に崩壊させ、先祖代々の土地を更地に変えられ、
人間が大勢いるから下々に分け与える分が無いので格差が生まれる原因になってる資源を戦争の道具のロボットを1000体も作るのに使ってどう考えても過剰防衛の戦力を作って侵略意欲を見せてるのに、未だに正義とか言ってるのが…まさか本気じゃないよね?
ついでに言うなら、アケミの所持金が日本円で10憶しかないのに、技師だの兵器だのを次々用意できるのもおかしい

これらから結論付けられる事はただ一つ!!

77 :名無しになりきれ:2015/01/13(火) 05:13:15.38 ID:nSFEdxOti
すなわち、これは宇宙ヘンターの腹パンを喰らったアケミが最後に見ている夢物語、そうとしか考えられない。

78 :名無しになりきれ:2015/01/15(木) 09:53:51.76 0.net
国連の連合軍倒してるのにたった半年で国連に認められたって・・・
しかも街中破壊して回って市民にも確実に死傷者が出るレベルの被害を出した最悪の侵略者を半年も経たずに救世主呼ばわりとかもうね
まともに参加してくれてる名無しの扱いも雑だし僕の考えた最強の宇宙人を書きたいならSSでやった方がいいよ

79 :三代目ナナシ星人:2015/01/16(金) 20:31:06.36 0.net
>>78
※ふふふ……果たして国連が黙って見ているとでも思いますか?しかしようやく復旧したみたいですので一部訂正した上で再開いたします!!

アケミ「げげっあのロボット国連所属みたい。どうやら国連のタカ派が攻めてきたみたい」
綾「クククッ、やはり国連も黙っていなかった訳だな。どうやらイスラム国によるテロも国連が裏で手を引いてるみたいだな」
アケミ「上辺で認めておきながら裏では反攻作戦を企てていたとは性懲りも無く……そんなに中華思想がいいっての?」
綾「とりあえず防衛軍が出撃した。ケケケッ、とりあえずはお手並み拝見だな」

※進撃する国連のロボットにナナシ国の防衛軍が迎撃に入る!果たしてその結末は?

80 :三代目ナナシ星人:2015/01/19(月) 20:28:46.11 0.net
アケミ「現在国連のロボットとナナシ国の防衛軍が絶賛戦闘中です!」
綾「誰でもいいですから書き込みお願いします!!という訳でage&保守です!クククッ」

81 :名無しになりきれ:2015/01/19(月) 22:49:25.67 0.net
 ヒーローもヴィランも世界中にいる。
 今まで語られる事なく動きを見せなかったが、そろそろ動き出す頃合いだ……


 ブラジル在住、奇術師を表看板にするゲイのヒーロー、エスペランサさんもその一人である……

82 :三代目ナナシ星人:2015/01/20(火) 21:26:11.18 0.net
>>81
アケミ「面白そうだから呼んでみよう。案外騙されて力を貸してくれるかも知れないし」
綾「じゃ怪電波出してこっちに呼ぶとするか。ケケケッ、ホモ趣味なのも結構いいかも」

83 : ◆6EgzPvYAOI :2015/01/22(木) 21:43:53.92 0.net
 南太平洋のとある島に、一人の少年がいた。
 無人島から遭難した米国女性を救出したことで、彼はヒーローへの道を歩き始めた。

 ある時は密漁者を懲らしめ、またある時は過剰な活動をする環境保護団体と戦う。
 海賊や密輸業者とも争い、“シーホーク”の二つ名は知られつつあった……

>82
 エスペランサは激怒した。
 必ずや、この無知蒙昧なる輩に正義の鉄槌を下さねば為らぬと叫んだ。

「私はゲイのヒーローであって、ホモではない!!」

 チョッと、和解は難しそうだ。

84 :三代目ナナシ星人:2015/01/23(金) 21:51:39.45 0.net
>>83
アケミ「ホモもゲイも同じ意味なのに何逆ギレしてるのかしら」
綾「ケケケッ、シーホークって奴も面白そうだから怪電波出してこっちに来てもらおうぜ」
零「おっ俺の立場は一体……」

※一方国連のロボットはナナシ国防衛軍により殲滅寸前出会った!

85 : ◆6EgzPvYAOI :2015/01/24(土) 21:54:59.54 0.net
 カナダを代表するスーパーヒーローと言えば、キャプテン・カナディアンである。
 最近、スーパーヒロインのレディ・メイプルとの仲を隠さなくなってきた。というか戦闘中にいちゃつく。
 各方面より、「もげろ」「禿げろ」「畳の上で孫達に囲まれて安らかに死ね」との声が挙がっている。
 イギリスでも「二人が何時挙式するか」のトトカルチョにビッグベン・バイダーが賭けていた。
 マア、生暖かい眼で見ておいてやれ。

>84
「そもそもホモは性的嗜好であり、ゲイとは生きざまである。両者は(以下略)」

 溝が埋まる日は来ないと思った方が良さそうだ。

 一方シーホークは、ガープスで言うテックレベル、TORGで言う技術アクシオムが低くて電波を受信出来なかった。
 ボートや筏と竹槍、たまに脇差しや38式小銃がせいぜいのローテック・スタイルでは……

86 : ◆6EgzPvYAOI :2015/01/24(土) 22:16:46.26 0.net
 因みに、スーパーロボットを所有するヒーローたちもいるが、その……

 都市を蹂躙して余りある超巨大ロボット持ちを押し止めるので精一杯で……(顔を伏せて)

87 :三代目ナナシ星人:2015/01/25(日) 00:15:33.12 0.net
零「仕方がない。シーホークは俺が直接会おう!」
アケミ「行ってらっしゃい。ついでにキャプテン・カナディアンにも会って来てよ」
綾「たった今国防軍が国連のロボットを撃退したそうだ。クククッ、流石はナナシ国の精鋭だぜ」
アケミ「さて、騒動も落ち着いた事だしこのままヒーロー達集めて大会を開こうかな……そう、最強ヒーロー決定戦よ」
綾「ケケケッ、早速大抵のヒーローに招待状と怪電波で告知するかな」

※今ここに最強ヒーロー決定戦が開催されようとしていた!果たして最強のヒーローは誰か?

88 :名無しになりきれ:2015/01/25(日) 21:59:18.83 0.net
返答代わりにストライカー・零の生首が送り返されてきたのは、それから数時間後の事だった。

89 :名無しになりきれ:2015/01/25(日) 22:00:07.75 0.net
ミス、返答代わりにストライダー・零の生首が送り返されてきたのは、それから数時間後の事だった。

90 : ◆6EgzPvYAOI :2015/01/25(日) 22:14:55.51 0.net
 南太平洋、バーナビー島。
 我らがシーホークは今、この島に滞在していた。

>89
「首無しの死体?」
「ああ、ビーチに流れ着いていたらしい」

 この時この少年、自分が深くこの事件に関わるなんて思いもよらなかった。
 そりゃあ、近隣の平和を守ろうとするので手一杯の若造が、地球圏を揺るがす大事件に関われる筈……

91 :三代目ナナシ星人:2015/01/25(日) 23:14:26.85 0.net
アケミ「ぎゃーっ!?すぐにクローン再生措置を急いで!今なら脳がまだ生きてるわ」
綾「あと数時間遅かったら手遅れだったぞ。培養カプセル作動!クククッ、しかし復活には三ヶ月はかかるな」
アケミ「おのれシーホーク!同胞をこんな目にあわせたらどうなるか……奴の場所を監視衛星で探しだして誘導ミサイル発射!」

※零の仇シーホークに対して敵を仕留めるまで追いかける誘導ミサイルが発射された!もう奴の命は無いだろう。
 一方全世界からヒーロー達がぞくぞくナナシ国に集結しつつあった!目指すは最強ヒーロー決定戦優勝!!

92 :名無しになりきれ:2015/01/26(月) 03:20:18.96 0.net
シーホークめがけ放たれた誘導ミサイルは衛星軌道上で謎の爆発を遂げた・・・。
明らかに攻撃したのはシーホークではないのは間違いない

93 :三代目ナナシ星人:2015/01/26(月) 19:41:29.69 0.net
アケミ「ほほう……ならば凄腕のヒットマンにシーホーク殺害を依頼しよう」
綾「ケケケッ!ならば最強の男に依頼すべきだな。デューク東郷……ゴルゴ13なら間違い無いだろう」

※こうしてアケミ達はゴルゴ13にシーホーク殺害を依頼、キチンと真実を話した上でスイス銀行に金を振込を終え契約が成立した。
 数日中にもシーホーク殺害されるというニュースが舞い込む事だろう。その頃ナナシ国に数百人のヒーローが集結していた。

アケミ「さーてそろそろ参加受付を開始するわ。会場も準備完了したし、いよいよ大会開始ね」

94 : ◆6EgzPvYAOI :2015/01/26(月) 22:11:07.86 0.net
 キャプテンカナディアンとレディ・メイプルの二人は招待状を前に困惑していた。
 果たして、他国の事にヒーローが介入していいのか……特にキャップの正体は軍人なので……

 一方、イギリスのロンドンでも……

「こう言うのは、人を見て送って欲しいモノですね……」

 公務員の不正を暴く専門家であるザ・グラインダー父子が招待状を破り捨てようとしていた……

……其処に現れたのはレスラー崩れのヴィランであるビッグベン・バイダー。招待状に興味津々……
>91-93
 そんなことは全く知らず、シーホークは隠れ家にしている無人島に向かっている。
 その一方、ゴルゴ程の男なら、第三者が介入した事に気が付く筈だ。

 何処の誰かは知らないけれど……って、版権ネタ、使っていいの?

 【TRPGのルールブックを抱えて】

95 :三代目ナナシ星人:2015/01/26(月) 22:22:17.18 0.net
※原則としてそうゆう規制はございません!
 よって版権キャラ大歓迎です!!

96 :名無しになりきれ:2015/01/27(火) 19:09:41.62 0.net
ドイツのホテル・・・その一室に少年はいた。
「ヒーロー、ねぇ・・・俺の何処をどう見てそうなったんだか?」
鏡に映った自分の姿を見て、首を傾げる。
ボサボサの銀色の髪、全身を覆う黒い甲冑と手にした巨大な銃剣、止めに血を彷彿とさせる赤い眼。
はっきり言ってヒーローとは程遠い、どっちかつうとライバルキャラそのものな風貌をしているのだから。
「まぁ良いや・・・依頼も終わったし、行ってみるかね。」
空いてる手で弄んでいた銀色のコインを指で弾くと同時に、少年はズカズカと歩き出す。
主不在の空のワイングラス・・・その中でコインが乾いた音を立てた。

97 : ◆/l8T0pwV36 :2015/01/27(火) 20:47:33.12 0.net
余裕綽々のアケミの元に、花束と一緒にゴルゴの首が送られたのは、それから程なくしての事である。

98 : ◆6EgzPvYAOI :2015/01/27(火) 21:55:53.23 0.net
 その頃、ナナシ国に奇妙な集団が集まっていた。
 彼らは皆、消防士が着るような銀色の耐火服に身を固め、火炎放射器を装備していた……

 彼らは、コンバスターマン。元はアメリカでも知られたヴィランである。
 二代目コンバスターマンが引退後、コングフェイスと言うヴィランが一時的に名前とコスチュームを預かった。
 彼は世界中を周り、コンバスターマンの三代目を継げる者を探した。
 その途中で、これと目を付けた者に名と装備を貸し与えたり、或いは盗まれたり。

 そうして増えまくったコンバスターマン候補達が今、集まった。

 コンバスターマンの中のコンバスターマン。
 即ちコンバスターマン・ザ・コンバスターマンを決めるコンバスターマン・ファイトの開幕でもある。

>95
 では、柊蓮司でも下げますか……

 因みに、スパイディことスパイダーマンは、レオパルドンで除雪する前に格納庫の除雪をしていた……

99 :三代目ナナシ星人:2015/01/27(火) 22:36:33.39 0.net
美人の係員「各国から集まったヒーローの皆さん!受付はこちらですよ。一列に並んで参加用紙に書き込んでエントリーシして下さい」

※大会に参加したいヒーローは参加用紙に書き込む行動を行って下さい!さて、どんな連中が集まる事やら。
 ちなみに今週末ぐらいに締め切ります。

アケミ「くそっ、ゴルゴまでやられたか。今度は必殺仕事人でも依頼するかな」

100 : ◆/l8T0pwV36 :2015/01/28(水) 02:25:37.39 0.net
集まった300名弱のヒーロー達めがけ、衛星軌道上より物体消滅光線が雨あられと降り注ぎ、難を逃れたヒーローにホーミングする1兆度の火球が襲い掛かる

101 : ◆6EgzPvYAOI :2015/01/28(水) 06:06:55.01 0.net
物体消滅光線も一兆度の炎も、生成されると同時にそれ自身を消滅させるので、実質的に何も起きなかった。


 ように見えた。


それらを生成するためのエネルギーは亜空間に流れ込み……

102 : ◆/l8T0pwV36 :2015/01/28(水) 14:29:41.67 0.net
発射した当人を消滅させた。
彼の敗因は、この星の物理法則を知らなかったことだった。

103 :三代目ナナシ星人:2015/01/28(水) 19:28:07.54 0.net
アケミ「一体なんなのよ?この展開」
綾「ケケケッ、バカはバカ同士勝手にやってろってな!」
アケミ「それと引き続き大会の参加を受け付けてますので参加お待ちしております!」

※一方零の仇を撃つべく中村主水の子孫達(しかも現役の殺し屋)に依頼、シーホーク抹殺に向かった!

104 : ◆/l8T0pwV36 :2015/01/28(水) 20:20:07.25 0.net
ゴルゴや零の勝てない相手に、必殺仕置き人が勝てるはずもなく、即返り討ち…

にはならなかった。


そう、零等を撃破した真の主犯は、>>102で誤って死んだからだ。
誤解から命を狙われることになったシーホーク。
だが、ゴルゴは依頼取り消し不可能だが、仕置き人は可能である(多分)。
頑張れシーホーク、生きろ!

105 : ◆6EgzPvYAOI :2015/01/28(水) 21:32:37.00 0.net
 そして……

 日本、東京、警視庁警備部に、一般から秘匿された部署があった。
 特殊能力犯罪対策課、通称“トクタイ”である。
 密かに、或いは大っぴらに活動するヒーローやヴィラン達の動向を把握し、適切化を目指すのが業務だ。

「仕事人?」
「ええ。それも、白子系じゃ無いですね。甲斐守系じゃないかと」
「ふぅん、国外から受けて国外へ、か……何処の誰かは知らないけれど……」
「追いかけますか?それともたどりますか?」
「ん、課長に報告してからにしよう」


 それはそうと、ナナシ国には更に色々集まっていた。

 平行世界の柊蓮司が集まって柊蓮司の中の柊蓮司、即ち柊蓮司・ザ・柊蓮司を決める柊蓮司ファイトであり、
 猿飛佐助の子孫が集まって猿飛佐助の中の猿飛佐助である猿飛佐助・ザ・猿飛佐助を決める猿飛佐助ファイトであり、
 若しくは火星からきた男、カーロス・マウリシオ・ダ・シルバの息子を名乗る者共がカーロス・マウリシオ・ダ・シルバJr.・ザ・カーロス・マウリシオ・ダ・シルバJr.を決める以下略

 エライコトになっているのだ。

106 :三代目ナナシ星人:2015/01/28(水) 22:16:41.23 0.net
>>105
受付嬢「すみません……同じ顔が沢山いますが?何方が大会に参加されますので?」

※平行世界の同一人物達を前に受付は対応に困っている模様。そこで彼等に関しては非公式に予選バトルロイヤルを開催し
 誰か一人だけを代表として大会エントリーしてもらう事になった。即ゴングが鳴り響き彼等による生き残りバトルが始まった!
 果たして生き残って代表となるのはどの柊蓮司か?どの猿飛佐助か?どのカーロスか?

107 : ◆/l8T0pwV36 :2015/01/28(水) 22:17:30.54 0.net
その頃、日本人科学者、不忍(しのばず)博士はナナシ星人のさらなる侵略拡大を恐れ、独自にスーパーロボットの開発を行っていた。
しかし、成果は全く芳しくなかった。
それもそのはず、中国が全技術力を結集して作ったスーパーロボット先行者が、アケミに物の数分で壊滅させられたのだ、如何に博士が天才でも、アケミを撃破しえるロボットを考えるのは難しい。

「……ナナシ星人は確かに今は大人しくしている、だが、いつまたなんどき、本格的に地球を攻撃するかわからない。
そうでなくても、地球は多くの侵略者に狙われている。
強力なロボットが必要なのだ…強力な…ロボットが…」

外部からのハックを恐れ、山中奥深くの研究所の地下作業室で、コンピューターではなく製図台に向かいながら、博士は必死に思案する。

「……そうだ、土地エネルギーだ、地球の、東京には、土地エネルギーという、霊的エネルギーがあふれている。
それを防衛力に発展できれば、攻撃には使えない、専守防衛の超兵器が完成する。
何者も、日本を侵略できなくなるのだ!
日本がナナシ国から絶対に侵略できなくなれば、地球もナナシ国に対して外交のカードが増える。
よおし!土地エネルギーの有効活用方法を考えるぞ!」

博士の苦難の研究の幕開けだった

108 : ◆/l8T0pwV36 :2015/01/29(木) 02:29:39.45 0.net
「土地エネルギーは無限の力だ、だが、ナナシ星人だってばかではない、すぐに土地エネルギーが自分たちにとって危険である事に気が付くだろう。
もし、ナナシ星人が土地エネルギーの存在に気づき、それを無力化しようとしたら…。
絶対無敵の防衛力を作る前に、地底深くの土地エネルギー網や、空中の土地エネルギー雲を破壊されたら…。
……そうしたら如何に最強の防衛兵器を設計しても、意味がなくなってしまう。
まず、元々の土地を守る兵器…いや、超人が必要だ。
………ナナシ星人は今はまだ大人しい、つまり、堂々と大量の兵器や物資で東京の土地エネルギー帯を破壊できないというわけだ。
ならば、目立たないように、また、万一察知されても言い訳できるように送れる戦力は限られる。
せいぜい、週に一体、二体、しかも。
そして、人類側で土地エネルギーの有効性を知っているのは私だけ、私も個人、大きな戦力は動かせない。
……砂漠上忍、古武羅丸をゴビ砂漠から呼び出して、東京の土地エネルギー防衛の任務につかせよう」

不忍博士は、かつて、地球をM98星雲の超人アルティメイトファイターと共に戦った防衛チーム、電波特捜隊の科学部門主任をやっていた。
電波特捜隊がアルティメイトファイター死と共に壊滅して以降は、日本のヒーロー達に独自に研究アイテムや知恵を授け、一部のヒーローからは絶大な支持と信頼を得ているのである。

「科学的な通信手段を用いては、ナナシ星人に悟られる、ここは伝書鳩を…怪獣の遺伝子を使って作った最高の伝書鳩、落雷丸、お前が、古武羅丸を日本に呼ぶんだ」

言って、博士は「来い」と書かれた紙をつけた白いハトを空に放った。
ハトは海を越えて、ロシア領からナナシ国上空を通らずにモンゴルに入り、ゴビ砂漠の古武羅丸のところへ行くだろう。

109 : ◆6EgzPvYAOI :2015/01/29(木) 15:49:26.75 0.net
>106
 ちょっと考えればなるほどその通りだと、平行世界の柊蓮司たちも国見以蔵たちも納得した。
 コンバスターマン達は他のヒーローから「誰が誰やら分からない」と指摘され、当人同士でも認めた。
 猿飛佐助の子孫やカーロス・マウリシオ・ダ・シルバの子らは老若男女のバリエーションが豊富だった。


 そんなこんなで、柊蓮司と国見以蔵は決まった。もちろんオリジナルなあの二人である。

110 :三代目ナナシ星人:2015/01/29(木) 21:34:18.82 0.net
アケミ「どうやらとりあえず二名エントリー完了ね」
綾「一応調査してみたけど魔剣使いに特異点とは変わった経歴の持ち主ね」
アケミ「では引き続きエントリー募集しますのでよろしく!それとシーホークの首はまだか!」

※まだアケミは零を襲った真実を知らなかった。

111 : ◆/l8T0pwV36 :2015/01/29(木) 22:25:43.04 0.net
不忍博士は古武羅丸到着を待たず、土地エネルギーによる日本防衛構想を立案し、残るは実証を残すのみとなった。
政府首脳の前で博士が土地エネルギーの存在を公開し、それの有効性を説明する事は、即ち、ナナシ星人のエージェントに土地エネルギーの存在を教える事になる。

「いよいよだ……」

博士は新エネルギーの説明をすべく、政府主要人物を集め、土地エネルギー実証実験を行った。
実験は東京地下の研究施設で防衛隊による厳重な警備の下始まる。

並ぶ政府高官の前で、博士は小型の都市エネルギー集束装置を起動させた。
すると、装置に太陽よりも凄まじいエネルギーが、無熱、無光で発生し、黒い球体を作りだす。
これまでの物理法則をガン無視した新しく、そして危険なエネルギーは、博士が装置を操作すると装置を離れ、近くに置かれた超合金ニューZαの塊に吸い付き、それを音も無く気化させてしまう。

「すさまじいエネルギーだ…」
「これがあればナナシ星人にも互角以上に対抗できる」

その威力に、政府は直ちにこのエネルギーを使った博士の防衛構想を実行に移す事を決定する。

112 :三代目ナナシ星人:2015/01/29(木) 23:03:04.07 0.net
>>111
綾「ケケケッ、これは面白そうな情報だな。どうする首領」
アケミ「よし、実用化される前に頂きよ。では早速隠密部隊出撃!」

※こうして不忍博士の研究を奪う&ロボット建造阻止の為、精鋭隠密部隊が出撃した!

113 : ◆6EgzPvYAOI :2015/01/30(金) 15:14:43.45 0.net
「下がる男・ザ・下がる男がナナシ国に入ったそうだぞ」
「そうか、下がる男・ザ・下がる男なら安心だな。アンゼロット様にも宜しく言っておかないと」
「後は、どの猿飛佐助が残るか、ですね」

 警視庁は彼らに任せるようだ。まあ他国だし。

>110
「そう言えば、イオリ君(シーホークの本名らしい)はどうしてる?」
「お尋ねのヒーローは電波の届かない所にいるか電源を切っています」

>111
「大変、大変!落雷丸が飛んでった!」
 トクタイのオフィスに飛び込んだ一羽の白い鳩が急を告げ、緊張が走る。
 密かな警戒の中で不忍博士の発表が始まり……

「土地パワーって……」
「我が国でも聖徳太子の時代に既に実用化してますよね……」
「しっ、言ってやるな……」

 トクタイには忍者もいるので、そう言う知識を持っていたのだ。
 居合わせた政府高官にも(何を今更)みたいに思って黙ってる人は多数いた。
 そう言う人は諸外国の関係各所に根回しをしていった。

 インドのダイバダッタだとか。

114 : ◆/l8T0pwV36 :2015/01/30(金) 21:35:21.66 0.net
幸いにして土地エネルギーの有効性を知っている政府高官たちが多かった事が、不忍博士に幸いした。
博士自身、オカルトな土地エネルギーが政府に受け入れられるか不安があったからだ。
だが、土地エネルギーの存在と有効性は知れており、すんなりと受け入れられた。
それ即ち、土地エネルギーの有効活用と防衛構想を行おうとしている人間が博士だけで無い事を現し、博士は安心する。
自分が死んでも、誰かが土地エネルギーによる日本防衛構想を実用できる事を意味しているからだ。

さて、博士は巨大ロボットを建造すべく、東京湾の地下にロボットの基地を建造開始。
同時に、自身は都内の防衛軍基地内の工場施設で、パーツの製造に取り掛かる。

ロボットの設計図と研究資料は常に博士が持ち歩き、博士の周囲は10名以上の武装兵士が常に守っていた。
また、今作っているパーツにはダミーを混ぜ、また、博士の手で日に一度、入念なチェックが入れられた。

博士はプラズマ攻撃に耐える基地内の機密性のシェルターに寝泊まりし、シェルターの扉は内側からしか開かず、入り口はレーザー突撃小銃と装甲強化服を装備した兵士10名が常に守っていた。
また、シェルター内は電波が通じ、携帯電話や無線機を、博士は複数個、違う周波数の物を置くようにしていた。

基地内の警備も万全で、赤外線センサーや、監視カメラが目を光らせ、通路には自動小銃で武装した兵士が監視の目を光らせている。
勿論、機甲部隊なども配備され、更に緊急連絡を行う事で周辺の基地から数分以内に航空隊やロボット部隊が応援に来るようになっていた。

115 :三代目ナナシ星人:2015/01/30(金) 22:56:13.32 0.net
>>114
アケミ「部隊からの報告だと潜入困難みたいね。さてどうしたものか?」
綾「ケケケッ、ならばコレを使って見るか?」
アケミ「何このフラフープは?私は真剣に悩んでるのよ!」
綾「クククッ!これはこう使うと……」
アケミ「フフフ、これなら侵入できるわ。ようし、やってしまいなさい!」

※数時間後、部隊は工場内部に侵入成功し工場の破壊に成功する!残念ながら博士と設計図の奪取には失敗したが
 とりあえず妨害には成功した!

116 : ◆/l8T0pwV36 :2015/01/30(金) 23:27:22.14 0.net
「やはり簡単には進ませてくれないか…」

破壊された工場を見ながら、歯ぎしりする博士。
幸いにして製造済みのパーツは無事であり、破壊も隠密性が重視されたためか、軽微で、復旧も容易である。

「しかし、敵の隠密部隊を倒さない限り、同じことの繰り返しだな…」

博士は製造されたパーツを、ネオ電光磁合金製のコンテナに入れて、コンテナの入り口を複数名の武装兵士達に守らせた。

「……基地関係者に変身しているのかもしれない、全職員、兵士を調べよう」

次いで、人間に光を屈折させて光学的に変身している場合と、細胞を変質させている場合を想定して、特殊カメラと、細胞採取と遺伝子チェックによる人材の確認を行う。

117 :三代目ナナシ星人:2015/01/31(土) 00:34:05.84 0.net
>>116
工作員「バカな奴等だ。実は検査している局員こそが我々が洗脳している工作員だとも知らず」
工作員「そして有能そうな局員を陥れて牢屋の中に入れてやる訳だ」
工作員「後は牢屋の局員をこっそり説得して機密を奪おうという訳だ。本当は博士を拉致したほうがいいのだがあの博士なかなか用心深い」
アケミ「それとコンテナの部品に関しては2キロ離れた先から洗脳カプセルを兵士に打ち込んで大混乱を起こした隙に……」

※こうして工作員による第二次妨害作戦が開始された!

118 : ◆6EgzPvYAOI :2015/01/31(土) 06:58:31.42 0.net
 そして、博士そのものが囮であり、彼が土地エネルギーと呼ぶものについては別の運用が成されていた。

 例えば、吉良上野介が本所松坂町屋敷換記念に建造させた大カラクリ、「マツザカオー」とか。
 いや、マツザカオー自体は未完のまま泉岳寺のモニュメントにされてるけどね。
 ついでに言えば福岡送りも検討中だけどね。

「……もう一度、葛城市と太子町の皆さんにご免なさいするか」
「イヤイヤイヤ、アカンでしょうそれは」
 トクタイも何か知っているような。

119 : ◆/l8T0pwV36 :2015/01/31(土) 22:13:00.46 0.net
不忍博士「…洗脳が原因だったか」

幸いにして、局員が誘拐される前に、不忍博士は不審な動きをする局員を自力で見つけ出す事に成功した。
検査記録の改ざんに、博士が気づけたからである。
洗脳された局員は洗脳を解くすべが無いため別の基地へ投獄され、とりあえずの危機は去った。


ー――ナナシ星人らしき宇宙人の手により、防衛隊員、洗脳される!
のニュースは、当然、世界中に飛び交った。
世界中の人々は人間の自由意志を奪う洗脳カプセルの存在に恐怖し、非道なナナシ星人が未だに地球侵略を諦めていない事を再確認した。
勿論、確固たる証拠が無いため、国連はナナシ国へ制裁を加える事はできなかったが、
民主主義を掲げ乍ら、機会による洗脳行為を行うナナシ星人の行いに、ナナシ国の人々が恐怖し、強い不信感を持ち、そして自分達の同胞を何の事前通知もせずに大量虐殺した星人の非道を思いだすのだった。
そして、彼らは洗脳カプセルが自分に使われるのでは?という強い恐怖の中で生活していくことになる。

120 :三代目ナナシ星人:2015/01/31(土) 23:23:12.74 0.net
>>119
アケミ「ほほうマスコミを使って孤立させる気か。今頃洗脳カプセルの効き目が切れる頃だからまともな証拠なんか残らないだろうがね」
綾「ケケケッ、しかも私達に関する記憶が消えるというおまけ付き!結局証拠隠滅は完璧だ」
アケミ「しかしあの博士相当な切れ者ね。いっそ暗殺したほうが早いんじゃないの?」
綾「残念ながら奴を消しても技術が多方面に流れている以上暗殺はもう無意味だな。そこでこのウイルスプログラムの登場だ」
アケミ「げげっ、そのプログラムは侵入したら最後、全てが真っ白になる代物だ。しかもいかなるファイヤーフォールやワクチンも通用しない」
綾「では早速判明している敵工場や施設にウイルスインストール!」

※こうして不忍博士の息のかかった施設や工場は一夜にして大パニックとなった!プログラムが動かない以上ロボットも制作できないだろう。

アケミ「そういえばヒーロー大会の締め切りは明日いっぱいだったわね。そろそろ予選の準備をしておかないとね」

121 : ◆/l8T0pwV36 :2015/02/01(日) 20:23:10.14 0.net
洗脳カプセルの効果が切れ、防衛隊員が元に戻った事に、不忍博士は素直に喜んだ。

「星人にも情けがあるのか、いや、今回は証拠隠滅に力を注いだだけかもしれん。
まあ、何にせよ、よかった。
最悪の場合、ナナシ星人に技術供与を申し出てでも、洗脳解除に取り組まねばならなかったからな」

そこに、施設の管理責任者が飛び込んでくる。

「博士!工場がウィルスによる攻撃を受けて作業が進行できなくなりました」
「狼狽えるなそんな事で、十二分に予想された、というより今更そんな方法で、程度な事だ」

博士はこともなげにそう言うと、紙の図面を取り出した。

「宇宙人相手に、我々の電子工学技術が通じない事などわかりきった事だ。
ここに、紙の図面がある、これに、必要なパーツの情報が書かれている。
これを手動作業で細々と生産してくれ」
「しかし、それでは効率が悪すぎます!時間がかかりすぎて…」
「今必要なのは、納期を達成する事ではない、いかなる手段をこうじられても、我々が屈しないという態度を示す事だ。
…だがそれでも、作業員が洗脳される恐れがあるな。
うーむ……。
まぁ、奴らの事だ、作業員を狙いつつ、作業員を護衛する人間を洗脳する等して作業員から情報を得ようとしてくるだろう。
どうしたものか」

ちなみに、パーツの設計図は燃やしても、図面の大元は博士が持っているので、何も問題ない。
ロボットそのものの設計やプログラムも、博士はアナログな方法で保存しており、再構築可能で今回の影響を受けていない。

とりあえず、博士はコンピュータは使わず、人間の手によって、パーツの再生産を始めた。
作業員にも護衛をつける他、作業員にも護衛達にも、パーツの用途等、必要以上の情報を全く伝えず、また、多くのダミーを生産させた。
そして、日に一度、作業開始前に洗脳、変装かのチェックを博士が行い、作業中は護衛をつけた。
勿論、出来上がったパーツの検品も、博士が行った。

出来上がったパーツも、さらなる襲撃を防ぐため、基地の地下へコンテナごと移し、洗脳、変装ではないと保証された兵士達に護衛させた。

さらに博士は2日に一度、東京湾のロボット基地を視察し、建造工程を入念にチェックした。
できた基地に妙な細工が施されるのを徹底して防ぐためである。

そのため、作業は遅々として進まず、博士もまた、疲労が蓄積していった。
だが、博士は負けない。
青い地球、そこに暮らす人々の、自由意志と権利、そして命を守るという強い決意が、博士の中で燃え盛っているからだ。

122 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/01(日) 20:59:05.19 0.net
 さてさて、一方でナナシ国にはヒーローやヴィランたちが集まっていた。

「妾はエジプトからやって来たプリンセス・バステト。こちらは友人のミストレス・アレス」
 ちんまい猫耳クレオパトラと、CV.小島めぐみの二人連れ。

「私は竜の巫女(Dragon Maden)。日本から来ました」
 エレキ琵琶を爪弾き、ヘッドアップディスプレイを掛けた巫女さん(身長148cm)。

「私の名は射亜。人呼んで三倍の射亜」
 メタルヒーローと仮面ライダーの中間くらいの赤いバトルスーツに身を固めた戦士。

「テキサスから来たスウィングス三兄弟だ!」
 元ネタはテリーマンであり遡ればファンクスのテリー&ドリー。

「トルコから来たコンクリートマン。頼む」
 どっちかと言うとゴーレムっぽい巨漢。

「アッポー(ケニアから来たグレート・ゼブラである。参加させてもらうとしよう)」
 あーうん、分かるかなぁ。

123 :三代目ナナシ星人:2015/02/01(日) 21:40:25.35 0.net
>>121
アケミ「こりゃ拷問作業だな。ザマミロと言いたいが敵に敬意を感じるな」
綾「ケケケッ、ここは情けをかけて差し入れを用意してあげたら?」
アケミ「ここは私自らあの博士に面会してやろうじゃないの!無論護衛付きだけどね」
零「その護衛俺に任せてもらおう!」
綾「本当は三ヶ月かかる筈だったのにもう復活したのか!すごい生命力だな」
アケミ「じゃ今から手作り弁当を博士のいる工場員分用意して行ってくるわ!」
綾「気をつけろよ」

※こうしてアケミは大胆不敵にも博士と直接会う事になった!工場の謁見室で不忍博士とアケミの対談が始まろうとしていた!
 ちなみに持参してきた弁当には毒や洗脳薬は入ってないのでご安心を!流石にそんなセコイ事はしませんので!

受付嬢「只今最強ヒーロー大会の受付が終了しました!最終的に参加人数は256人となりました。総統閣下が戻り次第大会を開催いたします」
綾「ケケケッ、参加者全員には大パーティーに招待したから今夜はゆっくり楽しんでもらってくれ」

124 : ◆/l8T0pwV36 :2015/02/01(日) 23:07:52.55 0.net
「ああ、どうも、こんにちは」

極秘のはずの基地施設の工員の分の人数分用意してくれたアケミに、頭抱えたくなりながらも、不忍博士は丁寧にアケミに頭を下げた。

「私に御用と言う事ですが、何かご用でしょうか?あ、お弁当おいしくいただかせていただきました」

博士はアケミから弁当が届いた際、率先して自分が食べた。
もし、毒や洗脳薬が入っていたら、それはもう、完全にアケミが犯人だとわかるからである。
そうなればもう国連は堂々とナナシ国に制裁を加えられるからだ。

「ちなみに我々は今日本を侵略者(ナナシ星人とは言っていない)から守るべく、スーパーロボットの開発を日夜行っております。
勿論製造工程はお見せできません、というかこの工場は本来極秘事項であり、何故あなたが国家の秘密を知っていたかについては問わず、また、この工場にあなたの来訪を許可したのは、
ひとえに日本国が不要な戦争を行わず、平和にナナシ国と外交を行っていきたいという心情の表れだと思っていただきたい。

しかし、日本がナナシ国と平和に外交を行う上で、私はどうしても気になる事がある。
……あなたは何故、突然問答無用で中華人民共和国を攻撃し、多くの中国人を殺したんですか?
どんな目的があって、地球に来たのですか?」

125 :三代目ナナシ星人:2015/02/02(月) 20:54:06.48 0.net
「まずはこれを見てください。中国の極秘プロジェクトの企画書です」
博士はその書類を見てみると恐るべきことが記されていた。

それは密かに中国が開発していた中華キャノン部隊による日本人虐殺計画であった。
更にその作戦時に捕らえた日本人全員に核爆弾を埋め込み世界各地で爆破させて
中国こそが世界でもっとも優れた種族だという事を証明する恐ろしい計画であった。

「私は確かに地球を侵略するべく派遣されました。しかし極力武力による侵略は避けて経済工作の類で進行、
最終的には宇宙に通用する新たな惑星政府を設立するのが目的です。
しかし中国や韓国みたいに自己顕示欲が激しい種族にはその思想は到底受け入れられないのは解っていました。
その上こんな恐ろしい計画を知ってしまっては今のうちに叩き潰してしまわないと取り返しのつかない事になる恐れがありましたので
中国と韓国には殲滅作戦で消滅させて貰ったわけです。もしこれでも私たちに歯向かうつもりでしたら正々堂々と叩き潰します」

それから少し話をした後でアケミ達は帰っていった。

「あっそうそう、この招待状を渡しておきます。最強ヒーロー決定戦が今度我が国で開催されますので宜しければ観戦してほしい」

126 : ◆/l8T0pwV36 :2015/02/02(月) 22:48:32.79 0.net
「………やはり相容れない相手か」

博士はアケミの言っている事がねつ造か、否かを判断せず、アケミとは相容れない存在であることは理解した。
仮に中国がそんな計画を立てていたとしてもアケミのやり方は容認できるものではない。
中国が正義も悪もひとまとめで中国として存在していたのだから、それをナナシ星人の基準だけで「叩き潰すべき」と判断して、世界に中国の悪事をあらかじめ広めるでもなく、一方的に自分たちの力を誇示するように武力で叩き潰す。
こんな恐ろしい事は許されない。
それに、アケミはやってる事は中国と変わらない、地球人よりも優れたナナシ星人が地球を統括すべきであり、それを否定する物は叩き潰すと言っているのだ。
如何に武力行使は使いたくないなどと言っていても、受け入れる事は出来ない。

博士は自分の見解は伏せて、アケミとの会話の内容をありのまま公表した。
当然、世界の人々がアケミが堂々と地球侵略を宣言している事と、はむかうのならば正々堂々と叩き潰すと明言した事に恐れおののいた。
これでは例えばナナシ星人の政策が間違っていると誰かが思っても、叩き潰される事を恐れてそれを主張できなくなるからだ。
では優れた政策をもって地球人の手で地球を運営させるなどとアケミが言っても、それは不可能だ。
もしそれができるのならば、明確なその政治の方法を、俺にわかるように、事細かにここに書いてほしい。

……つまるところ、所詮、侵略者に正義など無く、博士はアケミが再び武力行使に出た時のために備えるしかないのだ。

「……北海道と四国にいる古い知り合いたちにも手伝ってもらおう、今のままでは作業効率が悪すぎる」

博士は、作業能率を上げるべく、優秀な仲間達の元に集結要請を出した。

127 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/03(火) 02:07:36.20 0.net
「アッポー(居るわ居るわ、有象無象が……ヒーローだけでなくヴィランもいる辺り、主催者の魂胆は……)」
 パーティー会場では、既に前哨戦が始まっていた。
 例えば……

「あら、貴方はシドニーの種馬と名高いアイル・コンフォード少佐ね?
 夜明けのコーヒーとかナンパしようとして君の味噌汁とかプロポーズしちゃったと言う伝説の」
「グハァッ!!」

 その頃、日本では……

緋室灯「そう、柊蓮司が……それに敵も手作り弁当を用意したと言う……

 私も、何か、精の付くものを食べさせてあげよう……」

 コロシアム、逃げてェ……

128 :三代目ナナシ星人:2015/02/03(火) 19:38:34.39 0.net
>>126
アケミ「只今!あの博士やはり油断ができないわ。それとあの博士の頭は間違いなくカツラね」
綾「ギャハハハ!ズバリ奴の頭はピカピカって訳か!」
アケミ「あの博士めっ、明らかに徹底抗戦の意思丸出しみたい!ようし明後日から始まる最強ヒーロー大会に強制的に招待だっ!」
零「ではすぐに部隊を率いて奴を捕らえて連行します」
アケミ「あくまでお客様だから丁重に扱ってね!ではそろそろパーティー会場に行きますか」

※参加者全員がくつろいでいるパーティー会場に総統アケミが姿を現した!

アケミ「ここに集まった命知らずの諸君!私が主催者の総統アケミだ。今夜はゆっくりと最後の晩餐を楽しでほしい」
司会「では総統がおでましになった事で明後日行われる予選の内容を発表いたします。予選は大スタジアムで開催されます!」
アケミ「予選内容はズバリ全員参加のバトルロイヤル!会場外に出されるかKOもしくは死亡したら失格。残り人数が16人になったら終了!」
司会「その16人が決勝トーナメントに進みます。では皆様健闘を祈ります」

※こうして参加者にとっては最後の晩餐になるパーティーは終焉を迎える事になった!果たして予選バトルロイヤルを生き残るのは誰か?
 そしてその頃、不忍博士は手早く拉致されてVIP扱いで大会を観戦する羽目になった!

129 :三代目ナナシ星人:2015/02/05(木) 20:37:02.19 0.net
予選当日

アケミ「どうですか?不忍博士も食べたらどうです。最上級のステーキが冷めてしまいますよ」

※会場内にあるVIP観戦席でアケミと綾と不忍博士が一緒に食事をしていた。

司会「皆様大変な長らくおまたせいたしました!これより選手入場でございます!」
※予選スタジアムに全256人の参加者が入場してきた。そして全員集合後に零が選手宣誓をして開会式が行われた後に参加者は大型リング の上に上がった。
司会「では皆様!予選開始です、決勝参加者16人の座をかけて今ゴング!!」

※いよいよ予選バトルロイヤルが開始された!とりあえず来週末まで放置しますので生き残りたいのなら可能な限り書き込んで下さい!

アケミ「不忍博士、いよいよ開始されましたわ。ゆっくりと楽しみくださいな!」

130 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/06(金) 00:09:34.67 0.net
「アッポー(フフフ、流石に強者どもが揃っているな。久方ぶりによい戦いが出来そうだ)」
「しかし、もう少し予選に芸が欲しいものですな。これも主催者の魂胆が透けて見えそうだ」
 集まった中でも大人の部類に入る者たちは何か企んでいる風にしている。

「あ、水槽芸人のブルース・ガロンさん。チーッス」
「クッ、殺せ……」
 いい大人なのに弄られてる人もいるが。

 そして当日、スタジアムにて。

 予選の開始と共に各々パワーを振るい始めた。

 柊蓮司やアイアンマンのように空を飛ぶもの。
 アントマンやメガロマニアのように巨大化するもの。
 プラスチックマン(米)とプラスチックマン(水木しげる)のにらみ合い。
 エスペランサとフラットマンの微妙な雰囲気。
 犬溶接マンの仕掛けた罠から逃れようとするゾル大佐。
 明石家さんまが「シェー」の構えを見せているのはフランス人マンのつもりだろうか。

 そして、ネズミ男が盛大に屁をこいた。

131 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/07(土) 21:39:01.86 0.net
 その時、マルチプルマンが無限増殖して会場を埋め尽くし、簡単には16人にしないの構えを見せていた。
 スーパースリーのマイトも増殖して密度がエライ事になっていた。仮面ライダーナイトがいなくて幸い。

 身長148cmの巫女さんとして名高い(?)竜の巫女は、その名の由来たる霧の竜を召喚した。
 元ネタはFF4のミストドラゴンである……おおっと、ネズミ男の屁で黄色く染まってる。
「い、イヤァアアアアア……」
 悲鳴も黄色いぞ。

 そして、エスペランサのサイドキックであるウッドエルフは、客席にいた。
 一見してエルフの少女のコスプレにしか見えないが、中々どうして運動神経もいいし目端もきく。
 今だって数多のヒーローヴィランのデータを採っているのだ。

 コンフォード少佐は霞拳四郎と言う少年と相対している。でも声優は神谷明一人。
 プリンセス・バステトとミストレス・アレスはコソコソと……

 そんな中で、誰が火種だかよくわからないが、多分国見以蔵辺りかな?点火したの。

 たまたまその近くにいたキャプテン・アメリカが真っ先に吹っ飛んだのは彼のせいじゃない。
 柊蓮司のように飛んでいた連中はそれほど被害を被ってないが、全くの無傷でもない。

 そして、アントマンのような巨大化した者は……スタジアムが、その……

132 : ◆/l8T0pwV36 :2015/02/08(日) 14:18:01.61 0.net
不忍博士「……すまん、俺実は不忍博士じゃないんだ」

アケミの隣の不忍博士は、ステーキに手をつける前にあらかじめ誤っておいた。

不忍博士「帰っていいかな?」

言って、博士は入り口を指さす。

133 : ◆/l8T0pwV36 :2015/02/08(日) 15:53:16.16 0.net
ストライダー零「博士!偽物の振りして帰らんでください」
不忍博士「いや…、私こういう能力対決って見てて面白さ感じないタイプの人間でな…。知人も出てないし」
零「見てりゃ面白くなりますよ、きっと」
不忍博士「知らん高校同士の甲子園の試合を見てる気分だ…」

武力で科学者を拉致なんぞしたらそれはもう速攻戦争でもおかしくない大事件だ。
それを憂慮した零は、部隊を率いて不忍博士のところに行き、友好関係継続のために、どうか自分の意思で来てくださいと博士にお願いしたのだ。
博士の方もロボット開発に行き詰っていたので、せっかくなので行くことにしたのである。

不忍博士「しかしヒーローか疑わしい連中しか出てない気がするな…」

134 :三代目ナナシ星人:2015/02/08(日) 20:01:02.79 0.net
アケミ「しかし開始早々5分の1ぐらいがもう脱落か……幸い現時点で死亡者がいないのが救いね」
綾「ケケケ!しかし生き残りそうな奴等は次々と撃破してるぞ」
アケミ「現在暫定的に残りそうなのはこいつ等ね」

柊蓮司
アントマン
メガロマニア
プラスチックマン(米)
エスペランサ
ネズミ男
コンフォード少佐
国見以蔵
竜の巫女

綾「ケケケッ、他にも青いスーツのツインテール少女が次々と相手を血祭りにあげてるぞ」
アケミ「げっ、あれは凶悪蛮族として悪名高きテイルブルーじゃないの!大会に参加してたの?」
零「他にも通りすがりの仮面ライダーもいる。それに私立探偵の早川健まで……これはまだまだどうなるかわからないぞ」

135 : ◆/l8T0pwV36 :2015/02/08(日) 20:53:19.16 0.net
不忍博士「まあ、仮にもヒーローを名乗っているんだから、お互いの生命は尊重しているだろうに。
……早川健?いや、あれはフィクションだからおらんよ。
版権ヒーローは万一負けたら好きな人が嫌な思いするからこういう大会にだしたらいかん」

他にも版権がいるかもしれないが、博士は元ネタがわからないので今回はスルーした。

136 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/08(日) 22:17:27.34 0.net
 爆風が晴れて、会場は酷いことになっていた。

 アントマンとかの巨大化能力持ちは客席に倒れ込んで足は中だが身体は外である。
 プラスチックマンも熱で身体の具合が悪そうだし、そこらじゅうマルチプルマンとサンドマンだらけだ。
 まあ、彼らはあれだ、こう言う戦いには不向きだから仕方がない。

 あ、アントマンさん映画化されるそうですね。どうぞそちらで頑張って下さい。

 ネズミ男が黒焦げになって突っ立っている。
「鬼太郎……後は任せたぜ……(ガクッ)」
「むぅ、屁も臭かったが台詞も臭いな」
 でもまぁ、ヒーローっぽい……その鬼太郎はどこに?

 柊蓮司達が降りてきて、以蔵やコンフォード少佐等が瓦礫の中から立ち上がる。

 そして、不忍博士達がいる部屋の中に何処からともなく霧が……そして琵琶の音色。
「改めて御挨拶を。
 私、“竜の巫女(Dragon Maden)”こと九頭竜深雪ともうします。
 さて、早速ですが博士をお迎えに参りました」
 霧が独りでに渦を巻き、凝縮して148cmの巫女の姿をとる。
 ポロロンとエレキ琵琶を爪弾けば、周囲の兵士たちが無力化される。

「……流石は零。この程度ではあなたを破れませんか。
 それに、私は博士が拐われたと聞いて居たのですが、そう言うわけでも無かったようですし……」
 どうしたものかと小首を傾げた。

「……そうそう、元々中国出身のヒーローたちが、この大会に出ずに何やら企んでますわ」


【今回脱落した版権キャラはホラ、大会以外で活躍する方で】

137 :三代目ナナシ星人:2015/02/08(日) 23:16:38.43 0.net
アケミ「零……排除!」
零「行くぞっ!」

※九頭竜深雪と零の壮絶な戦いが今幕を切って落とされた!そしてVIP観戦室の外へ!

綾「クククッ、不忍博士ご心配無く。しかしネズミ男脱落か……別に版権ヒーローが活躍してもいいのに」
アケミ「他の中の人ビビリすぎ!しかし元中国の残党の動きが気になるわ。近衛隊及び全機動警察隊にS級警戒体勢を!」

138 : ◆/l8T0pwV36 :2015/02/09(月) 00:00:30.10 0.net
「わし?いや、待て、わしは別にさらわれたわけではないぞ!誰か知らんがやめなさい」

竜の巫女の勇敢な行為に、とりあえず零を制し、巫女の説得を試みる不忍博士。
上にある通り、アケミは誘拐しろと言っていたが、零は穏便に博士にお願いして、博士をここに連れてきている。

「わしは大丈夫だ、いざとなれば自力でも帰れる、だから、君は大会に戻りなさい、今、ここで日本国とナナシ国の間に無用な摩擦があってはいけない」

アケミ等に安全地帯に下げられながら、博士は巫女の説得を試みた。

139 :三代目ナナシ星人:2015/02/09(月) 20:03:23.29 0.net
※不忍博士の言葉に零は剣を収め巫女に停戦を申し出る。その頃会場では……

「俺は太陽の子!仮面ライダーBLACK RX!」

なんと歩くチートの仮面ライダーBLACK RXがいつの間にか出場しており次々と出場者を脱落させている!
これには柊蓮司等も彼には戦いを避けるのであった。

アケミ「誰よ!こんな存在自体反則な奴をエントリーしたのは。HP999999以上の化け物よアイツは」
綾「ゲゲゲ!魔王も土下座する鬼神が暴れてるぜ!果たして他の参加者はどうする気だ?」
アケミ「それとあの巫女さんいつまで居座るつもりかしら?博士、すみませんもう暫くご辛抱ください」

140 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/09(月) 22:26:35.49 0.net
「まあ、博士もそうおっしゃるのであれば」
 深雪も出しかけた霧の竜を引っ込める。
 消防用バイク“ミストドラゴン”を担いだ消防団の面々は出番無く引っ込む。

「……太陽の王子……緊急増刷王子では勝ち目が薄いですか。柊蓮司も信じる心がジャスティスですからね」
 さしもの犬溶接マンもちょっと太刀打ち出来ないらしい。
 どんな時でも取り敢えず酒瓶で殴れるシックスパックは来てないし……

「超巨大ロボットの持ち主に心当たりはあるんですが……(rrrrr)……はいもしもし……何ですって!?

 た、大変です!緋室灯が弁当箱ぶら下げてこっちに向かっているって!!」

 それを聞き付け、仮面ライダーブラックRXも恐怖を隠しきれないようだ……

141 : ◆/l8T0pwV36 :2015/02/10(火) 13:02:32.61 0.net
>>139
「言ってる傍から版権キャラが…しかも特撮ヤバイ四天王のひとりが…」

特撮ヤバイ四天王とは、レッドマン、ハヌマーン、アーマージャック、ブラックRXの四人に対して博士が勝手につけた呼び名である。

「あ…あんなもん出ると収拾がつかんぞ…」

こんなレス番号のはやいうちにチートマンが登場したら、後半天元突破グレンラガンとゲッターエンペラーが戦闘をおっぱじめるレベルで話が肥大してしまう。
って言うか版権キャラ出すなとあれほど…いや、もう言うまい

「……わし、すまん、気分が悪い、帰国させてくれ」

博士は大変疲れ切った顔でその場にへたり込んでしまった。

142 :三代目ナナシ星人:2015/02/10(火) 20:49:11.89 0.net
>>141
アケミ「えっ……そのヤバイ四天王のうちもう一人もう出てるんですけど」

※アケミが会場を指差すとなんと出場者の中にあのレッドマンが出場しておりレッドナイフで次々と参加者をSATUGAIしている!

綾「もしかしたら他の二人もこっそり出場してるかも……ケケケッ安心しな!全参加者リストを確認したが残り二人の名前はねえよ」
アケミ「それどころじゃないよ!先程乱入してきた緋室灯って奴が参加者に弁当を配ってる。しかも食べた人は全員倒れて生死の境を彷徨ってる」

※そして緋室灯は柊蓮司を見つけて弁当を食べさせようと追いかけ回していた!

アケミ「では引き続き予選をお楽しみ下さい。博士、お気を確かに!」

143 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/10(火) 22:18:17.94 0.net
「ええっと……今回の版権キャラ編は色々難しかった、と……」
 他人事みたいな口を利く深雪。TRPGで使ったキャラと言うその辺微妙な立場なのであれだが。

「しかし、あかりん弁当の恐怖はこんなものでは……ああ、とうとう……」

 灯が純銀の弁当箱を開けると、身の丈数メートルの得体の知れない昆虫を思わせる……幕の内弁当が。
 どう見ても化け物だが、それを目にした者は何故か幕の内弁当と認識してしまうのだ。

「オイコラ緋室。アレは、なんだ?」
「柊蓮司のために、精の付く物を用意した」
「あ・れ・は・“精霊獣”ってんだよ精の意味が違う!」

 精霊獣。
 彼らの出展元である「ナイトウィザード」及び姉妹作の「セブン=フォートレス」における最悪の魔物。
 基本的に成体は倒せる相手ではない。
 あるエピソードでは傷付き眠っている時代にタイムスリップすると言うやり方でなんとか。
 まあ、柊蓮司の目の前で突進を受け止めたら自重で自壊した事もあるが……

 そして、あかりん弁当ともなればその超☆怪物の相当品と言うのは稀によくある。

士官「い、いかなる戦いにも負けたことのないガッツ星人さんに救援を要請しますか?」

 しかし、
 一人の兵士が怪物としか見えない幕の内弁当の前に立ち塞がった。
 かつて密かに入手し、スペース科学で強化されたコンバスターマンスーツを纏い……

 即ち、スペースコンバスターマンである。

144 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/10(火) 22:24:16.03 0.net
 スペースコンバスターマンは、他のコンバスターマン達を叱咤激励し、幕の内弁当に立ち塞がった。

 そして、一斉に火を放ち、弁当を焼き払う……

「や、やったか!?」

 勿論、黒焦げになった体表の下から今度は松花堂弁当の第二形態が姿を見せた。

 今度はコンバスターマン達の火炎放射が全く効かない。
 何故ならば、“消火”堂弁当だからだ。

「うわー、ダメだーっ!?」

145 : ◆/l8T0pwV36 :2015/02/10(火) 23:00:53.30 0.net
「…便所行ってくる」

顔が土気色になった博士は、便所へと去っていった。

146 :三代目ナナシ星人:2015/02/11(水) 19:52:51.65 0.net
「リボルケイン!」

※大暴れして大会予選を無茶空茶にしていた松花堂弁当の第二形態をBLACK RXのリボルケインが貫く!
 そして木っ端微塵に大爆発して消滅する松花堂弁当の第二形態!

アケミ「やれやれ、とんだイレギュラーは消滅したか。審判に通達!緋室灯は失格よ。すぐに会場外につまみ出して」

※こうして緋室灯は審判達に捕まり哀れ超合金製の箱(魔法封じの技術込)に入れられて日本海溝の底へと沈められた。
 そして残る出場者は半分を切った。果たして生き残る16人は誰になるのか?

係員「脱落者の皆様お疲れ様でした。参加賞として治療費及び帰りの旅費全額負担にスポンサーの○ンダイから
    ○ンプラHDシリーズ一個差し上げます!」

アケミ「博士、スポンサーから○ンプラが届いています。どうです?気分転換に一体作ってみます?」
綾「HDシリーズならどれも揃ってるから好きなものを選ぶがいい……ケケケッ」

147 : ◆/l8T0pwV36 :2015/02/11(水) 20:39:21.66 0.net
「貴様!何て酷い事を…常識で考えろ!人間を箱に詰めて海に沈めるなど…。
………いや、しかし、アレは…うーん………。
……わしは何も見てない」

改めてここは凶悪宇宙人の巣窟なのだと博士は思った。
しかし、レッドマンは設定上はまともなヒーローなのだし、大会なんぞ参加するような輩じゃないはずなのだが…。

「………おかしい、仮面ライダーやレッドマンが自分の力を誇示するためや、商品のために動くなんて。
あれは……アレは紛い物か?」

清く正しいヒーロー像を信じる博士は、スレ主が鬼畜ヒーローへと変化させた二人のヒーローに疑念を抱いた。
二次創作のイメージで版権作品を出したら嫌な思いをする人間が大勢いる。
そう、これを書いてる奴とかだ。
特にファイヤーヘッドネタ出してゾフィー隊長を最弱扱いしたりネタ扱いしたら切れるのでそのあたり頼む。

「ガンプラ?わし現実でスーパーロボット作ってるんだぞ?どっかの何者かが機械設備を駄目にしてくれたためにアナログ作業で…。
今ロボット何ぞみたくない。
………って言うかバンダイ何やってるんだ。」

博士はもう突っ込みが追い付かなくなってきた。

帰ろう、ここは自分がいる場所では無い。

博士はこめかみを抱え、深いため息をついた。

「すまん、わし、帰る」

博士は普通に会場を出ると、タクシーを拾い、空港へ行って、直行便で日本へと帰国した。

148 : ◆/l8T0pwV36 :2015/02/11(水) 20:46:13.91 0.net
日本へと帰国した博士は、古武羅丸と再開。
彼から、モンゴル地底から日本侵略を企む勢力が日本へ向かっている事を知らされる。

博士はこの後アケミの伺い知らないところで土地エネルギー理論を完成させ、モンゴル地底から現れた巨大魔城から現れる怪人たちと日夜巨大ロボット江戸グレートと、それを操るパイロットと共に戦い続ける。
しかし、博士とアケミの世界観があまりにも異なっていたため、博士は地底人と一部の人間と共に、アケミのいないパラレルワールドへ消え、また、博士の存在も人々の脳裏から消滅した。

その後、別の、博士の常識の通じる世界で、博士は色々成し遂げていくのだが、もうこのスレとはかかわりが無いので、切ろう。

149 :三代目ナナシ星人:2015/02/11(水) 20:50:11.17 0.net
>>147
アケミ「おかえりなさい博士」

※不忍博士は帰国すべく飛行機に乗ったがイスラム国のテロでエアジャックされてしまい危機に陥る。
 だがナナシ国の有能な航空部隊により機内の人質は全員救助され不忍博士は無事にVIP観戦室に舞い戻った。

アケミ「ようやく3分の1まで人数が減りましたよ。これから面白くなるのに帰るなんて勿体無いですよ。
     それと大会が終わるまで博士の帰国は認めない事……というか現在国の全空港がイスラム国のテロ攻撃で使えない状況なんです」
綾「アイツ等全ての空港や港に時限爆弾セットしたらしく現在爆弾処理班が対処している最中だ」
零「申し訳ございませんが大会が終わるまでの辛抱です。何でしたら護衛付きで市内を観光してみてはどうです?」
アケミ「何ならナナシ国大図書館でもどうです?あそこなら博士の研究の役に立つ書物があるかも知れませんし(ニヤリ)」

150 :メフィラス星人・マーク ◆/l8T0pwV36 :2015/02/11(水) 20:56:38.44 0.net
「やあやあ、どうも、ナナシ星人のお嬢さん、私も一緒に見ていいかな?」

体系が初代メフィラス、体の黒い部分の内、頭以外が灰色のメフィラス星人が博士に代わって部屋に入ってきた。

「私はマーク、見ての通り、メフィラス星人。……の、ホームレスだ。本星で仕事が無くて宇宙を放浪していたら、地球があったのでしばらくここで現地の職についてゆっくりとしていた。
そこに君が学校の宿題で地球侵略に来たので、これはいいやと思って宿題を手伝いに来たというわけだよ。
はっきり言って地球の生活はあんまりいいものじゃない、衛生的でないし、私が暮らすのに適していない部分が多々ある。
で、君の宿題を手伝う代わりに、この星にメフィラス星人が住みやすい場所を増やしてもらおう、というわけだ。
こう見えて私は本星の大学出たから腕っぷしと科学力はそこそこある。
いざとなれば君にはそこのストライダー零もいるから私を恐れる事もない、どうだろう、私を仲間に入れてみないかい?」

要するに、道端で小学生にカブトムシとか売ってるホームレスのおっさんだ。

151 :三代目ナナシ星人:2015/02/11(水) 21:22:29.02 0.net
>>150
アケミ「たった今ナナシ星に問い合わせました……いいですよ。最終的には宇宙人も地球人も共存できる社会を作る事ですから」
零「ただし妙な真似をしたら即刻お前の首をはねてやるからそのつもりで」
綾「ところで博士は何処だ?」
零「護衛付きで図書館に行ってる。流石に殺伐とした大会は体に毒だったみたいだな」
アケミ「じゃとりあえず一緒に予選の観戦どうですか?ついでに宜しければ○ンプラでも一体作ります?」

※こうしてメフィラス星人・マークは監視付きで仲間になることになった。では引き続き予選をお楽しみ下さい

152 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/11(水) 21:32:34.09 0.net
「……そもそも緋室灯は参加者じゃ無かったのにね……」
「まあ、魔法を使わなくても彼女を救出する術は幾らでもあるわ」

 観客席の残骸の、一段高い所で、深雪とウッドエルフは他人事のような会話をしている。
 実際、この二人にもあかりんを何とかする術はある。
 そんなわけで、その手段を使って不忍博士を大体>147-148の通りになるように日本へ帰した。
 あかりんは柊蓮司が、もとい、柊蓮司と同じ声優の恋人が何とかした。

 そして、深雪は大学受験の続きがあるので帰国した。と言うか連れ戻された。

 そんな彼女らを、数羽の白い鳩が見守っていた……


 気が付けば、集まったヒーローたちもやる気が失せたのかいなくなっていた。
 だが……

 スタジアムの地下。
 あのどさくさに紛れて、何者かが人知れず潜伏していた……誰だかは中の人もまだ知らない。

153 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/11(水) 21:43:43.60 0.net
 版権ヒーローたちが取り敢えず居なくなったナナシ国。

 そんな中でも派生コンバスターマンの一人、ロシアから来たカムチャッカマンは地下に潜伏していた。
 中国崩壊とナナシ国建国の煽りで彼も色々苦労していたのだ。
 曲がりなりにもウラジオストクでヒーローをしている彼は、今後の方針を決めるため国内情勢を検分中だ。

 東南アジアの麻薬王の一人、ヘルマスターも着目していた。
 勿論、21世紀の阿片戦争の可能性を、そしてそれによる収益を見越してだ。

 一方、ヘルマスターの双子の兄弟である海賊と密輸業者の元締めダークマスターも動き出した。
 険悪な仲の兄弟を追い落とすため、ナナシ国と手を組むか、敵対する側に回るか……

「……あの二人だと、どっちがアケミを口説き落とすか勝負になりそうですね……ふふふ」

154 :メフィラス星人・マーク ◆/l8T0pwV36 :2015/02/12(木) 00:22:34.09 0.net
「…不忍博士?そんな人は最初からいません、存在もしていません。そう、していないのです」

不忍博士は「無かった事」にします。
いや、なんかこう、世界観が違ったというか、神が博士を別の世界にやりました。
詳しくは上記参照。
図書館にはいません。
勝手にも出さんでください、使わんで下さい。

「おお、そりゃよかった。まあ、よろしく。
あれ?ヒーローが大方いなくなっていますね…」

試合会場を覗いて、頭をかくマーク。

「私のせいじゃないですよ、念のためいうと」

手をぱたぱた振るマーク。

「……企画を変更してガンプラ大会にしましょう、ここは私がお客さんをなだめるので、あなた方は事件の原因を調べてください」

言って、会場に降りるマーク。
大ブーイングおきまくるが、急きょ大会内容をビルドファイターバトルに変更するというと、観客たちは黙り、ヒーローの大会なんだから当然集まっていたガンオタ達が狂喜乱舞。

マークは適当な部品を集めてその場でビルドファイターが可能なマシンを作り上げ、会場の参加の意思のあるオタ達にバンダイ産のHGUCのプラモを無償提供。
素組で早く作れた者から順に24人選抜し、彼らをメフィラス星の人事術で適切なチームに分配する。

(まずは、まあ、バンダイさんに技術を提供して、お金を儲けましょう、適当に資金を稼ぐのが、当面の仕事ですね)

マーク指揮の元、運営されていくビルドファイター大会

155 :三代目ナナシ星人:2015/02/12(木) 20:10:31.91 0.net
アケミ「ふふふ……私も参加させてもらうわ」

※アケミはRX-78のプラモデルを選択して会場の工作コーナーで制作を開始!
 数時間後、そのプラモデルは完成しその出来栄えはほぼ完璧に近い代物であった。
 そして会場ステージで早速バトルを行い数名のプラモをことごとく撃破していく。

アケミ「さぁ私に勝つ事ができたら賞金100万ナナシ円に私とデートできる権利を与えるわ!片っ端から掛かって来なさい!」
綾「総統!勝手にルールを決めないできちんと24人揃うのを待ったらどうだ!」

156 :メフィラス星人・マーク ◆/l8T0pwV36 :2015/02/12(木) 21:07:12.82 0.net
>>155
「アホですかあなたは!」

調子に乗ってガンプラバトルに参戦するアケミの頭を小突くマーク。

「ヒーローがいなくなったのはどー考えても何かしろの陰謀か、たくらみがあっての事です。
あなたはまずそっちを調べるのが先でしょうに!
大体人間相手に宇宙人のあなたが参戦して、別にプラモデルの精鋭を集めたわけでもないこの面子で勝負になるわけがないでしょう!」

そうだ、ここはもともと格闘の大会、プラモを作るのがうまいのがたまたま大勢いたというだけで、ガチのプロモデラーなどが揃ってるわけでもない。
マークだって本気で比べ合わせるわけでなく、宇宙の娯楽技術で観客のストレスを穴埋めするつもりで始めたのだ。
アケミが片っ端から対戦相手倒しても話は盛り上がったりは…。

「うおおおおおおおおおおお俺はやるぞおおおおお」
「幼・女とで――――――っと」

いや、盛り上がった。
ロリコンガノタが明日から頑張るとか言って貯めていた力を発揮し、凄まじいガンプラを作りだしていく。

「……ストライダー零さん、あなた、彼女に代わって調査をお願いします」

とりあえず司会進行に戻るマーク。
そうしてる間に24名の精鋭が集まっていた。

「とりあえず今回はこのマシーンのエキシビジョンです。今後、このビルドファイターマシンはナナシ国からバンダイに技術提供し、各国に広めていただきましょう」
「早く始めろ!」
「はいはい、では第一試合…」

帰りだす客もいたものの、一応ビルドファイター大会はそれなりの盛り上がりを見せ終了した。

…なお、アケミに勝っちまうプレイヤーが出たとかでないとか。

157 :三代目ナナシ星人:2015/02/12(木) 22:33:36.84 0.net
零「こちら会場の地下にいます。どうやら何者かによって壁に穴が開けられています」
アケミ「そう?こっちは今大会が無事に終了したわ。私、自分と同年代の女の子とデートする羽目になっちゃった」

※なんとガンプラ大会の優勝はアケミと同じぐらいの女の子であった。彼女はアケミを破り見事デート権を手にしたのである。

零「まぁ女の子なら問題無さそうですね。おや?どうやら向こう側で何やら人影が数名……今から捜索に向かう」
アケミ「うん、無理はしないでね。また首をはねれれたら……」
零「大丈夫だ。無理はしない」

※零は謎の人影を追跡する!果たして彼を待つのは?

158 :メフィラス星人・マーク ◆/l8T0pwV36 :2015/02/13(金) 00:10:50.52 0.net
「大会も終わりましたし、私も行った方が…いや、怪我したくありませんし、ここは本職の方に任せましょう」

レッドマンあたり出てきたらいやなマークは、零の応援に行かず、バンダイにビルドファイターの技術提供を行う準備を始めた。

「下手に高性能にし過ぎると地球人では作れませんからね…この辺のさじ加減が大事です。
……ああ、そうだアケミさん、こういう作業の人出がほしいので、作業用ロボットを作るプラントを作りたいのですが、作ってよろしいですかね?
生産するのはこいつです」

オーレンジャーに登場したバーロ兵のマイナーチェンジ版で、体色が白のマーク私兵バーロ兵の設計図と、生産プラントの図面を見せるマーク。

159 :三代目ナナシ星人:2015/02/13(金) 20:02:23.86 0.net
綾「うんうん、確かにいい出来だなコレ。クククッだが内部構造はともかく外見に問題有りだな。
  もっと親しみやすい容姿にしないと市民に嫌われるぞ」
アケミ「確かに外見が悪役丸出しイメージだから却下ね。外見デザインの再考を要請します」

※マークはデザインを愛嬌のあるものに変更を要求された。やはり悪人じみたものは売れないという結論であった。

零「ん?こんな処に隠しボタンが……」

※一方零は謎の施設の内部に深く潜入していた。果たしてここには何があるのだろうか?

160 :メフィラス星人・マーク ◆/l8T0pwV36 :2015/02/13(金) 22:38:14.48 0.net
「それもそうですね」

言われて納得するマーク。
そりゃあ一度地球を侵略した宇宙人の劣兵など皆嫌だろう。

「ならこれならギリギリOKではないでしょうか?」

フルフェイスの黄色いヘルメットに、体は薄い緑色の作業服着た全身タイツの外装をスケッチするマーク。

「人型であれど人間に似せるのはNGです、情がわくと使い捨てるべき時にできなくなる。
なるべく、デザインに嫌悪感はわかず、愛着がわかない感じがベストですね。
……あとこれは、「汚れ仕事もさせる前提」の奴ですから可愛いのもやめた方がいいでしょう。
作業用アンドロイド、ギョー・サンと名づけましょう」

161 :三代目ナナシ星人:2015/02/14(土) 20:16:56.40 0.net
>>160
アケミ「さて、そのヘルメットに猫耳を付けて……」
綾「クククッ、服も明るくて可愛い色彩に変更して……」

※アケミと綾によりギョー・サンのデザインに手直しが施される。そして見事に可愛らしくて愛嬌のあるロボットのデザインが完成した。

アケミ「これで行きましょう!ギョー・サンって名前もダサいから車のネーミングに習ってセルティって名前にしない?」
綾「ケケケッ、これなら一体40万ナナシ円で売れそうだな。ちなみにマークの考えたデザインは白黒の色彩にしてかつチューニングして警察及び軍隊仕様にすればいい」
アケミ「ではこのデザインを国会に提出してじっくり審議してもらって最終結論を出してもらいましょう!」

※こうしてマーク案とアケミ案が国会に提出されどちらを正式デザインとするかの審議が始まった!一方零はまだ捜索をつづけていた。

零「一体いつになれば帰れる事やら……トホホ」

162 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/15(日) 00:12:14.59 0.net
 そんな零の前に人影が……!

「あ、どーも」

 誰かと思えば、この国の兵士が変身したコンバスターマン、スペースコンバスターマンである。
 彼も独自に調査中であったのだ。

「ここから向こうは無人で、情報を取れるものもありませんでした。
 調べるなら、あっちの方ですか?」
 スペースコンバスターマンは情報を提供した。

163 :メフィラス星人・マーク ◆/l8T0pwV36 :2015/02/15(日) 00:54:22.99 0.net
「これは作業ロボットなんですがねぇ…」

結局、国会は悪乗りしてアケミ案をとった。
マークは不満げだったが、外装にそこまでこだわっても仕方が無いので、とりあえず納得する。

「じゃあ、私は宇宙人の外交ルートでも作りましょうか…。外貨は大事ですからねえ」

ナナシ国と宇宙の外交ルートづくりに、マークはとりかかった。
この作業はしばらくかかるので、マークはしばらく登場しない。

164 :三代目ナナシ星人:2015/02/15(日) 19:11:00.63 0.net
>>162
零「解った。なら一緒に行こう。どうせ来るなと言っても付いてくるつもりなのだろう?」

※こうして零はコンバスターマン、スペースコンバスターマンと行動を共にする事になった。そして捜索は継続される。

アケミ「じゃ私デートに行ってくるからね」
綾「気をつけてな」

※一方アケミは大会での約束を果たす為、自分を倒した少女の元へ向かう。さてどんなデートになる事やら……

165 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/15(日) 22:02:17.76 0.net
>164
 もうちょっと詳しく説明します。
 ヒーローヴィランの中に「コンバスターマン」と言う名前とコスチュームを共有した一群がいます。
 その中の一人、スペースコンバスターマンの正体がナナシ国の兵士だと言う事です。
 なので、この場にコンバスターマンが二人いる訳じゃありません。

 但し、この国の他の場所には少なくとももう一人。
 ロシアでヒーローをしているコンバスターマンであるカムチャッカマンがまだウロチョロしています。

「共産党の残党がいるのは確からしいんですが……」

166 :三代目ナナシ星人:2015/02/16(月) 19:37:26.28 0.net
零「!?何だここは」

※零達一行はとある大集会に迷い込んだ。それは旧中国軍の残党達による大集会であった。

将軍「我々はナナシ国に対して反抗作戦を決行する!我等は……」
兵士達「おーっ!!」

零「これは厄介な事になった。さてどうするか?」

※零達は隠れて集会を見ながら様子を見る事にした。果たして連中は何を企んでいるのだろうか?

167 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/17(火) 21:31:39.16 0.net
>166
 ジッサイこうして目の前にしてみると、微妙にやりにくいスペースコンバスターマン。
 だって彼、元は人民解放軍の兵士だったから……

「アッチよりコッチの方がいいと思ったから鞍替えしたンですが……
 そしてそれと別にあのコングにたぶらかされてコンバスターマンやってるんですが……」

 そんな事を呟いているうち、壇上で三人の士官が何やら赤いアタッシェケースを手にしている。

「見よ!今回、米帝が気のきいた物を提供して寄越した。
 えー、何々……
 アルタネィティブ・インダストリアル・エンタープライズ社製、Type-401スニーキングスーツ、だ。
 これを使えばナナシ国との戦いが有利に進めるはずだ!」

 将軍がメモを片手に紹介すると、三人の手にしたアタッシェケースが変形し、身体を覆う。
 ビジュアルイメージは「仮面ライダー龍騎」の擬似ライダー・オルタナティブを赤くリペイントした物だ。

 そのヒーロー然としたスタイルに、兵士たちも歓声を挙げた。


「……どうします?この場で連中をやっつけますか?」
 スペースコンバスターマンが零の指示を仰いだ。

168 :三代目ナナシ星人:2015/02/17(火) 21:42:18.41 0.net
零「いや、もう少し味方のふりをして情報を引き出そう。俺達が暴れて殲滅させるのはそれからでも遅くはない」

※暫くは様子を見る事にした零ご一行。なんとか連中に溶け込む事ができたみたいだ。

将軍「我々はすでにあのアケミという小娘に暗殺者を差し向けた。憎き小娘の命が消える時、我々の決起の時だっ!」
兵士達「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!」

※一方、アケミはデートする女の子と合流していた。

アケミ「待った?今から何処に行こうか?」
明倫「はい……では映画に行きましょうか」

169 :名無しになりきれ:2015/02/18(水) 21:27:42.84 0.net
「将軍!無理だ!!アケミ暗殺など、どうあがいても不可能だ!馬鹿な真似はよせ!」

複数名の人民解放軍兵士にとっ捕まえられながら、別の将校が会場に乗り込んでくる。

「貴様も見ただろう!奴は容易に巨大化して、我が軍の最新鋭巨大ロボットを一蹴できる戦闘能力を有している!
それだけではない!奴はグランドキングを単身返り討ちにできると言われた、あの宇宙ヘンターを殺しているんだ!
暗殺は絶対に不可能!無駄な余力を使うべきではない!
それに現行戦力では奴らに勝つ勝ち目は万に一つもない!
決起してはいかん!今は屈辱に耐え、潜伏し、いずれ国連が本格的に反撃を開始する時を待つのだ!」

「黙れ!それでは、戦後国連に政治でいいようにやられてしまう!それに何だ、その宇宙ヘンターがグランドキング単身で返り討ちとか、どこ情報だ!
大体グランドキングとは何者だ!珍変大佐!貴様には人民としての誇りは無いのか!」

「将兵を無駄に死なせるのは、誇りではない!貴様のエゴだ!」

「黙れ!そいつを独房へ放り込め!」

「やめろ!将軍!!現実を見るんだ!誇りや、魂よりも、勝利を…勝利を掴む事を優先しろ!」

「黙れ!」

珍変大佐はどこかへ連れて行かれた。

170 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/18(水) 23:45:37.49 0.net
>168
「分かりました、ではこれを……」
 人民解放軍の制服を二着取り出したスペースコンバスターマン。
 兵士に変装して最後尾に。

「……どうしましょう?今すぐ戻りますか?」

>169
「ああ、あの大佐は割りとましな人だったんですけど……仕方がないですね」

171 :三代目ナナシ星人:2015/02/19(木) 21:28:46.63 0.net
零「もう少し暫く様子を見てみるか……だが放置するのも考えものだな。アンタ、ここをぶっ飛ばせるぐらいの破壊力の爆弾は無いか?」

※もう暫く様子を見る事にしたが計画の全容を知り次第殲滅を決意した零。更に零はこんな事を考える。

零「なぁ、珍変大佐を救出して見ないか?あの漢、殺すには惜しい。可能なら仲間に引き入れたい」

172 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/19(木) 22:26:04.59 0.net
>171
「すいません、コンバスターマンは火炎放射器以外の武器は装備しないことになってるんです」
 小声で、申し訳なさそうに。
「それに、壇上のあの三人がどれだけ戦えるのか……雑魚はまだしも」

「……大佐を、ですか。

 確かに、惜しい人材かも知れません。味方してくれるかは分かりませんが……」

 この元人民解放軍兵士としても、信頼出来る人をまた味方にしたいのは人情である。
 実際に味方してくれるかはともかく、敵でなくなるのは有り難い。

173 :名無しになりきれ:2015/02/19(木) 23:10:23.49 0.net
一方、珍変大佐は独房に入れられていた。

「お前ら、真面目に考えろ!敵は単身で人民解放軍全軍を壊滅させる力があるんだぞ!あんなちんけな服で、どう戦うというんだ!」

「大佐、正面から戦うばかりが戦いではない、正面から戦って勝てないのであれば、闇に乗じて…」

「それが愚かしいと言っているんだ!そこは本格的に奴らのテリトリー何だぞ!
敵は、宇宙から物資を輸送する事が出来ない、大戦力による波状攻撃をおいて、宇宙人を倒す事は出来ない!
世界各国が一丸となって…」

「世界の人々が一丸となって侵略者と戦う事なんか、できようはずがありません、愚かしい」

兵士はそう掃き捨てると、大佐の独房から去っていった。

「バカ共め……、が、仕方ない、こうなったらあの指揮官の指示に従う他ない」

珍変大佐は、アケミ暗殺の成功を祈るしかなかった。
まず絶対無理だが。

174 :三代目ナナシ星人:2015/02/20(金) 20:24:31.87 0.net
明倫「ふふふ……映画館の暗闇の中でこの毒針を……」
アケミ「ん?どうしたの」
明倫「いえ何でもありません。さあそろそろ時間ですよ」

※暗い映画館で暗殺者・明倫の毒針がアケミを襲う!今、総統に最大の危機が迫る!!一方零達は珍変大佐のいる独房の処にいた。

零「こんにちわ珍変大佐。私はナナシ国のエージェントのストライダー零です。単刀直入に言いますが貴方をスカウトしにきました。
  貴方程の漢がそんな扱いを受けているとはアノ連中も大義無き愚かな奴等です。もし良ければ我がナナシ国の為に戦ってみませんか?
  大佐はナナシ国の事を誤解しています。まずは私の話を聞いて下さい」

※零は大佐にナナシ国の方針とアケミ総統の最終目的・宇宙社会に通用する惑星国家設立の事を話した。果たして大佐の結論は?

175 :名無しになりきれ:2015/02/21(土) 21:04:02.43 0.net
零の眉間を珍変大佐はためらう事なく小銃で銃撃した。
さらに大声で叫び散らす。

「敵だ!誰か来てくれ!!」

直ちに兵隊が珍変大佐の元に駆けつけ、ストライダー零めがけ銃弾の雨を降らす、だが当然通じない。

「こうなればやむおえん、こいつと相打ちになろう!」
「大佐!何を!」
「死ね!人民の敵!」

大佐は隠し持っていたサターンZ爆弾で、施設ごとストライダー零ともども自爆し、蒸発した。
珍変大佐の勇ましい自爆攻撃で、ストライダー零は再生不能なまでに吹き飛び、人民解放軍の施設は本部施設から離れていたためほとんど無事。
見事、大佐は本懐をなす事ができた。

176 :三代目ナナシ星人:2015/02/21(土) 21:54:38.66 0.net
>>175
零「こらーっ!勝手に殺すな。とはいうもの大佐は自爆、こっちは連中に見つかるわ……こうなったら一戦交えるか!」

※サターンZ爆弾の爆発の直前、零は特殊繊維でできた迷彩マントを取り出しコンバスターマンと一緒にそれを身にまとい何とか爆発から身を 守った。だがその爆発により敵組織の衛兵に発見され完全に包囲されてしまった!

兵士「曲者めっ、問答無用で始末してくれる!命乞いなら例え寝返ると言っても無駄だぞ!」
零「やれやれ、コンバスターマンさん覚悟はいいですか?」

※こうして数百人VS二人の大激闘が始まった!果たして二人は生き残れるか?

177 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/21(土) 22:53:50.58 0.net
「ヒデェ、逆らって独房に入れられた、振りだったのか」
 出なければ、銃を持っていた理由が付かない。
「流石珍変大佐だ、我々が来るのを予測して自ら罠を仕掛けた、と……本当に惜しい人を亡くしました」

「……所詮、血塗られた道か」
 零と肩を並べ、両手の火炎放射器の具合を確かめつつ。
「この日が来るのを怖れていたような……止そう」

 もう、後戻りは出来ない。
 重火器や爆発物を装備した敵に目掛け着火した可燃物を放つ。
 引火し、誘爆を引き起こし、一気に蹴散らす。

「少し熱いですが、我慢してくださいね」

178 :三代目ナナシ星人:2015/02/22(日) 20:31:19.98 0.net
零「いい火炎放射器だな。ならば手はある!すぐに燃料庫か武器庫に行くぞ」

※二人は襲い来る兵士達を蹴散らして一路燃料庫か武器庫へ向かう!そしてなんとか燃料庫に到着した。

零「ようし、ここに火をつけて大爆発を起こそう。逃げる時間も欲しいから導火線を用意して……コンバスターマン、これに火を!」

※一方、映画館では……

明倫「あれ?毒針を刺したのに何故平気なの?」
アケミ「あれ?何処かチクチクするけど気のせいかな?」

※全てのナナシ星人は生まれた時にあらゆる毒や病原菌を予防する超ワクチンを摂取している。よってあらゆる毒は通用しないのである!

明倫「毒は駄目か……ならば次の手だ」

179 :名無しになりきれ:2015/02/22(日) 23:14:03.21 0.net
背後より、コンバスターマンに強烈なレッグラリアートがさく裂、これを昏倒させる。

中華マン「会いたかったぞ…」

そこに立っていたのは、中華マン!
ラーメンマンが原作キャラが云々という理由で無かった事になったため、ストライダー零登場時に負けて見逃してもらったのは、ラーメンマンのそっくりさんの彼という歴史になっている、ラーメンマン並の凄腕の超人だ。

「あの日の屈辱を忘れた日は無い、地球は地球の生き物の自然の流れで進まねばならない、それを無視し、勝手に手を加える事は許さない!」

言うや、中華マンの流れるような拳と蹴りが、濁流のように零に襲い掛かった。
零がそれを防ごうとした刹那、背後に強烈なキックが決まる。

「百戦百勝キック!!」

中華マンがいつの間にか後ろに回り、攻撃したのだ。

「今の私は貴様等のロボットを980体叩き潰した後ではない、体調は万全、全力で戦う事が出来る!」

凄まじいオーラと共に、零に立ち向かう中華マン。

180 :三代目ナナシ星人:2015/02/23(月) 20:36:13.03 0.net
零「すまねえな。今回はこっちが著しく消耗してるんだ……生きてたらまた会おうぜ!」

※零はコンバスターマンから火炎放射器を拝借しセットしていた導火線に火を付けた!更に煙幕を使いコンバスターマンを抱えてその場から立ち去る!そして中華マンが視界を取り戻した時、導火線が燃料庫に引火した!そして起こる大爆発!!

零「ふう、何とか脱出できたか……これで奴等も壊滅か。とりあえず世話になったコイツの治療を急がないと……おい綾聞こえるか!」
綾「ケケケッ、聞こえるぞ。(久々の出番か)どうやらやったみたいだな。今救助班をよこした」
零「ありがたい!処でアケミ総統は?」
綾「今デート中だが……どうした?」
零「気をつけろ!今総統の側にいるのは間違いなく暗殺者だ」

※零はコンバスターマンを救助班に任せて消耗した状態のままアケミの元へ急ぐ!

零「お願いだっ、間に合ってくれ」

181 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/23(月) 21:29:08.93 0.net
「ホイサっ、一気に吹っ飛ばしゲハァッ!?」
 中華マンの一撃で昏倒させられたコンバスターマン。
 辛うじて零に助けられて脱出出来た……

「……アツッ……あれが中華マンか……共産党の支配に立ち向かい逆らい続けた伝説のヒーロー……」
「でも、何でその共産党残党と一緒だったんだ?」
「どっちでも良かったんでね?アケミ様と敵対するだけなんだから」
 コンバスターマンと救助班がそんな会話をしている頃、映画館で……

「ゲコォ……」「bububu……」
 頭に雀蜂を乗せた一匹のヤモリが、人知れずアケミの席に近寄っていた……


……あ、三人のType-401は……生きてます。

182 :名無しになりきれ:2015/02/23(月) 22:09:48.57 0.net
中華マン「いいだろう、ならば勝負はおあずけだ」

爆発の炎を、両手足を振り回して作りだした真空状態で防いだ中華マンは、去りゆく零の背にそう言った。
再び、中華マンは現れるだろう。

「さて…私にはやる事がある」
「ゲー!お、お前は、中華マン!」
「何故ここに!!」
「中国共産党の残党共!私の取り戻したい美しく誇り高い、本物の中国に、貴様等のような下賤な輩はいらん!
私は貴様等を全滅させるためにここに来たのだ!」
「ええい、打ちとれ!奴をうちとれ!」
「アチャー!!」

基地に残る共産党の残党は、中華マンの手で駆逐されたのだった。
…うん、実は中華マンも同じ目的で忍び込み、で、燃料庫を吹っ飛ばそうとしたら偶然ばったり出会ったのだ。

183 :三代目ナナシ星人:2015/02/24(火) 19:49:54.91 0.net
ザクッ!

明倫「コイツは私の獲物だ。邪魔する奴は全て排除する」

※明倫が超合金製のナイフで雀蜂とヤモリを一閃!だがそれによりヤモリは怪人としての正体を現した!

アケミ「げげっ、こんな時に刺客かよ!皆避難して!」
零「良かった!どうやら間に合ったか。総統ここは私にお任せを」

※客が映画館の外へ避難する中で零とヤモリ怪人との一騎打ちが始まった!果たして零はアケミ総統を守りきれるか?

184 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/24(火) 20:59:20.94 0.net
「ゲゲェイっ!」
「bububububu……」
 ヤモリ怪人と言うか人間大のヤモリだが、ここで戦闘を始める気は全くなかった。
 雀蜂が何処かに飛び去り、この偶発的な戦闘を俯瞰する。

「ゲコォ……」
 ヤモリ怪人は何処からともなく巨大な十字手裏剣を取り出し、構える。
 投げつけるのかと言えばさにあらず、長い舌で保持して振り回しだした。

185 :メフィラス星人・マーク ◆/l8T0pwV36 :2015/02/24(火) 21:16:42.50 0.net
「アケミさんはいらっしゃいますか?」

数枚の書類をもって、マークが総督府に戻ってきた。

「あれ?綾さんだけですか?…ああ、そういえばデート行ってるんでしたね。
ナナシ国できてから遊びっぱなしですねあの人は」

マークの後ろを、頭の無いケムール人が数体、カバンもってついてくる。

「あ、これ、交渉先で買った補佐ロボットです。
アーナロイド買ってもよかったのですが、あっちは評判がよろしくないのでね。
ケムール星のロボットを買ったのです。」

186 :三代目ナナシ星人:2015/02/24(火) 21:58:44.62 0.net
零「うおおおおおおりゃああああああっ!」

※ヤモリ怪人は零の日本刀により一刀両断にされて絶命した。しかしもうデートをできる状況では無くアケミは明倫と別れて総督府へもどっていった。

明倫「しくじったか……まあいい、奴との連絡先は解った。いつでも殺せるか」

アケミ「只今!ってマークさんお帰りなさい。また悪趣味なロボット連れているわね」
綾「総統、早速だがケムール星から貿易に関する交渉がしたいらしい。三日後には使者が来るらしいから書類に目を通してくれ」
アケミ「いつもながら分厚い。しかし連中は何が欲しいのかな?」
綾「クククッ、どうも地球の改造人間の技術や改造装備が欲しいとか。代わりにケムール製の超金属等の輸入も許可するそうだ」

※突然のケムール人の使者の来訪……果たしてどんな貿易交渉になる事やら?

187 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/24(火) 22:36:30.73 0.net
 さて、回収されたヤモリ怪人の死体は、研究所で分析に回された。
 この手の怪人に有りがちな自爆や溶解は起きないようなので……

研究者「あ、コイツ……ヤモリとイモリの性質をあわせ持ってますね」

 早速、わりとどうでもいいデータが取れたようだ。

……一方その頃。

 共産党残党のアジトであった場所から延びた抜け道の出口。
 傷付いたType-401が一体、辛うじて脱出に成功していた。

「クッ、零に中華マン……覚えてろ……」
「ホホゥ、中華マンと戦って生還したか……見所のある奴」
「……だ、誰だっ!?
 俺を……貴様も、Type-401を……?」

「私は、ゼロマスター。偶々ゼロが被ったが、アケミの部下とは関係なくゼロマスターだ。
 安心しろ。お前がアイツらと互角以上に戦えるように、手助けしてやる……」

 赤と銀、二人のType-401装着者の運命は交わった。
 この先、彼らの戦いは……

……あ、ちょっと違うな……

188 :メフィラス星人・マーク ◆/l8T0pwV36 :2015/02/25(水) 21:59:35.04 0.net
マーク仲介の元、外惑星の使者が多数、ナナシ国へと降り立った。

「とりあえず、彼らには要求を「聞く」とだけ言ってあります、どの程度の規模彼らと貿易するかは…国会が決める事ですね」

ナナシ国の国会に降りる宇宙人達。
ワイルド星代表、ケムール星代表、ブラコ星代表、ユーリー星代表、そして惑星X代表と、R惑星バルタン星暫定政府代表。

ワイルド星代表「私達ワイルド星人が、若い命を必要としているのは、あなた方もご存じのはずだ」
ケムール星代表「我々の星も、地球人の臓器を多数、欲している、クローニングやレプリカではどうしても、ほてんできない、天然のオリジナルが絶対に必要なのだ」
ブラコ星代表「我々の星も、昨今、食糧問題が激しくなっている、胞子培養のための知的生命体の生贄が必要だ」

3惑星代表は、それぞれ、死刑囚の無条件引き渡し、および、希望者の臓器や肉体のドナーを要求した。
見返りとして、ナナシ星をはるかに凌駕する高度な医療技術の一部提供と、環境問題の改善協力、太陽石、反物質(これらは太陽系では採掘できない)の提供を唱えた。

ユーリー星代表「我々は死体の提供だ、具体的に言うと、生命活動の停止した人間の、魂を提供してもらいたい」

ユーリー星は肉体ではなく、地球人の魂の提供を要求してきた。
代償として、地球人はおろか、ナナシ星人も全く手つかずである、霊能力の法則性と、実用に関する技術を提供し、それに必要な物資を提供すると言ってきた。

惑星X代表「我々の目的は簡単だ」
R惑星代表「インベーダー、並びに、バルタン星人の、ナナシ国での住民権の確保、そして、投票権、政治介入権の実地だ、我々は安住の地がほしい」

インベーダーとバルタン星人は、地球、ナナシ星への移住を要求してくる。
どの位の規模のインベーダーとバルタン星人が移住してくるかはわからないが、彼らは見返りはそちらの要求を聞くと言ってきた。

「銀河系には人間以外ろくな資源がありません、まぁ、宇宙で地球と外交したい人たちなどこの位ですね」

189 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/25(水) 23:37:55.22 0.net
 そんなこんなで、東京都内、警視庁警備部特殊犯罪対策課。

「ナナシ国に外宇宙から多数の使者が訪れたらしい。
 これは色々由々しき事態である」
「それで、警視総監自らお出ましですか?
 具体的に何をしろとおっしゃるのでしょうか。アケミの暗殺は無理とお答えした筈です」
「そう言うな福良君。
 我が国の諜報部門が遅れを取っている中でも君の部下は国際級の優秀さだ。
 その能力を活かして情勢を探ってくれるだけでもいいんだよ」

190 :三代目ナナシ星人:2015/02/26(木) 20:56:52.80 0.net
アケミ「連れて来い!」
衛兵「ハッ!」

※なんとアケミが連れてきたのはナナシ国で凶悪犯罪を散々犯した死刑囚60名であった。

アケミ「とりあえずこの屑どもを差し上げよう。処刑するにも費用が掛かるから非常に助かる」
綾「だが後者の希望者による臓器提供は断固断る!流石にここまでやると国民の非難を受けるからな」

※すると死刑囚達を巡り使者達が醜い争いを始めてしまった!もはや殺し合いである。

アケミ「さてバルタンとインベーダーに関しては領土拡大に協力を願いたい。実は最近イス○ム国なるバカ連中が地球人達に迷惑をかけている」
綾「クククッ、そこで連中を殲滅するのを手伝ってほしいのだ。見返りは殲滅後、更地になった土地に貴方達の自治区を作ろうと考えてる」
アケミ「バルタン星人を対象にミクロ化を前提にした超巨大なミニチュアシティを計画している。あそこの土地全部使えば星1つ分のミニチュア都市を作成できるだろう。どう?悪い話じゃないでしょ?」

零「……死刑囚はそれでいいとしてイス○ム国に関しては上手くいくかな?噂じゃヤバイ兵器多数用意しているとか」

191 :メフィラス星人・マーク ◆/l8T0pwV36 :2015/02/27(金) 00:37:03.68 0.net
>>190
ワイルド星代表「いや、別に争わんし、って言うかお前らがそこは均等に我々に割り振るべきところだろう。子供じゃないんだから我々が殺しあうのはおかしいんじゃないか?」
ケムール代表「地球人にはドナー登録というのがあるというではないか、我々がほしいのはそういう物だ」
ブラコ星代表「とりあえず均等に20人づつ持ち帰ろう」

3惑星人はとりあえず死刑囚を連れて星へ帰投した。

バルタン星人「……そんな事お前らの許可でしていいわけがないだろうが」
マーク「イスラム国はテロリストの集団であり、国連は彼らの占拠している土地をイスラム国の土地だと認めていません、よって、イスラム国の占領地は、元々の国家の物であり、そこを勝手にナナシ国が宇宙人にあげるのは道理に反します」
インベーダー「話にならない、帰らせてもらう」

バルタンとインベーダーは飽きれて帰ってしまった。

192 : ◆6EgzPvYAOI :2015/02/27(金) 01:42:01.16 0.net
 そんな宇宙人たちの交渉と交渉決裂を、一羽の白い鳩が見ていた。

193 :三代目ナナシ星人:2015/02/27(金) 21:56:58.09 0.net
アケミ「チッ、折角連中利用してあの連中殲滅しようとしたのに」
綾「ケケケッ、他力本願なんかするからだ。しかしワイルド・ケムール・ブラコ星人等からの返事が来た。早速超物質等の輸入交渉が本格的に始まるみたいだ」
アケミ「後は死刑囚をスムーズに連中に引き渡すシステムを構築するのみね」
零「その件だがケムール人が総統閣下をケムール星に招待したいそうだ。正式な条約を締結したいそうだ」

※その後、国会で死刑囚の扱いに関する法律が成立した。またワイルド・ケムールブラコ星人の貿易が正式に開始される事になった。

アケミ「じゃ今からケムール星まで行ってくるね。綾に零、留守はお願いね!」
零「御意!」
綾「クククッ、間違っても死ぬんじゃないぞ!」

※こうして宇宙船ロリータ・エンジェルはアケミと数名の使節団に一個師団の護衛を乗せて一路ケムール星へと向かった!

194 :メフィラス星人・マーク ◆/l8T0pwV36 :2015/02/27(金) 23:02:05.85 0.net
まず、ケムール人達は、自分達の星が如何に絶滅にひんしているかを、アケミ達に見物させた。
ケムール人は年寄りしかおらず、生殖能力を失った星人達は滅びを待っている状況である。
人々の顔に生気は無く、皆絶望に打ちひしがれている。
それでも、動ける者はまだいい。
病院には動けなくなったケムール人が大量に横たわり、ただ死を待つありさまである。

然る後、ケムール人達は渡す超物質、太陽石と反物質についてや、今後の要望を語った。

ケムール人役員「死刑囚の引き渡しルートの設定、痛み入る、できれば、脳死判定患者の引き渡しもしてほしいところだが、多くは望むまい」
ケムール人外交官「反物質は惑星破壊兵器を製造できるだけのエネルギーだ、微量でも地球のスーパーロボットなら軒なき簡単に破壊できる」
ケムール人技術官「太陽石はエネルギーとしても非常に優秀かつ、クリーンだ、宇宙に通じる社会構築には、エネルギー問題の解決は必要不可欠であり、握りこぶし一つの太陽石で数十年、ナナシ国のエネルギーを支える事が出来る」

その後特殊再生臓器や、細胞の老化を遅延させる薬品などの医療サンプルをケムール人はアケミ等に提出する。

ケムール人「ナナシ国の勢力が拡大する事は、我々の星にとって非常に有益な事である、この調子でばんばん、地球で勢力を広げてほしい」

ケムール人は、多少色をつけて反物質、太陽石をアケミに送ると、彼女を帰国させた。

195 :三代目ナナシ星人:2015/02/28(土) 22:39:30.96 0.net
※ケムール星にいるアケミから通信が届いた……

綾「そうか……なまじ寿命を伸ばし過ぎると種としての生態系が衰えるという訳か」
アケミ「間違った科学が進むと衰退も進む。所詮私達は神様が決めた天命に逆らってはいけないのね」
零「過ぎたるは及ばざるが如し!ケムール人の件に関しては反面教師にするべきだな」
アケミ「実は医療科学技術に関しては障害者救済や理不尽な病気対策以外に使うべきじゃないと思う。それと別の代物を輸出したいのだけど」

※アケミと使節団はケムール星の土壌や自然環境を徹底的に調べあげてその結果地球の作物が十分に育てられるという事が判明した!

アケミ「どうですか?この星に再び天然の作物を育てて見ませんか。人工の食べ物は正直貴方達の生態を衰えさせる元のひとつでは?」
ケムール人「……」
アケミ「正直死刑囚のエネルギーだけでは追いつきませんよ。だからいっそ皆様の食生活を試しに改善してみればいいのでは?」

※アケミは地球の作物を育てて食べる手段を輸出する事を提案した。果たしてケムール人達の答えは?

196 : ◆6EgzPvYAOI :2015/03/01(日) 00:26:47.88 0.net
 一方その頃。
 フランスはパリにて。

 パリ市警殺人課のマリー・ルブラン警部とシャルル・ルパン刑事は殺人事件の現場にいた。
 被害者はロシア系フランス人、ウー・グリソム大佐。通称“陰謀大佐”である。

「ヒデェな、対物狙撃銃でヘッドショットか。頭蓋骨が殆ど残ってないぞ」
「今、想定される狙撃地点を洗い出しているが……軍の出動も要請するか?」
「後ろ暗い奴だしなぁ、動かないかもな」

 この事件が、地球の裏側のナナシ国に影響を及ぼすことを知るものはまだない。
 だが、何かが起きることは、大きな事件の引き金になることは確かであった。

 何故なら、
「自身が狙撃され、それによって世界が動くこと」
 これこそが大佐の異能(スーパーパワー)だからだ……

197 :メフィラス星人・マーク ◆/l8T0pwV36 :2015/03/01(日) 13:08:13.00 0.net
ケムール人「いや、生殖能力が衰えたのは、新種の伝染病のせいで、我々のせいではないんだぞ」
ケムール人「寿命を延ばしたのも、生殖能力が伝染病で無くなったから、今いる人間だけで、ケムールという種を守るための処置なのだ…」

アケミは根本的に勘違いしていた。
寿命が延びたから、生殖能力が無くなったのではない、生殖能力が無くなったから、寿命を延ばしたのだ。

ケムール人「非常に不愉快だ…」
ケムール人「まぁ、もらえる物はもらえるし、もういいだろう」

勿論、新種の病気のせいでそうなったのに、まるで自分たちが悪かったように言われたケムール人達が、アケミに対して非常に不快感をもったのは、言うまでもない。
戦争こそ仕掛けては来ないが、ピンチの時に助けてくれるような事はもう絶対ないだろう。

198 :三代目ナナシ星人:2015/03/01(日) 19:23:20.09 0.net
アケミ「……ぶっちゃけ生殖行為ができないって事はもう種族としては手遅れなのでは?」
零「全ての生きとし生ける物には必ず終わりというものがある。あの連中はそれを認めようとしていないだけだ」
アケミ「死刑囚の処理が楽だから引き渡しには応じてるけど正直枯れた池に数滴の水を入れてるのと同じね。彼奴等はいずれ滅ぶ運命ね」
零「連中は潔く無い!いっそ星の生態系を元に戻して一からやり直すべきなのだ」
綾「ケケケッ、こっそりと連中の遺伝子をケムール星の海にでも流しておけばいいんじゃねぇ?」
アケミ「長い目で連中の事を考えるとそのほうがいいのかもね」

※アケミはこっそりケムール人の遺伝子を生命スープにしてケムール星の海に流した……これで何百年後には新しい生命体が誕生して新たな進化を開始するだろう。無論その頃には現在のケムール人達は自然に絶滅しているだろうが。そしてアケミは一路地球へと戻っていった。

199 :メフィラス星人・マーク ◆/l8T0pwV36 :2015/03/01(日) 23:20:20.40 0.net
アケミが戻ると、マークは何者かに刺殺されていた…。

200 : ◆/l8T0pwV36 :2015/03/02(月) 20:11:14.06 0.net
ケムール人が死刑囚たちの生殖器を自分たちに移植し、適合させ、再びケムール人の精子と卵子を生成できるようになって新しい世代を生み出すようになり、
その新しい世代達が数百年後海から地上侵略を訴えて一方的に戦争仕掛けてきた上、相手国家が悪いから宇宙の平和のために滅ぼした俺達正しいとか言う連中と交戦状態になるのだが、それはまた別の話である。

201 :三代目ナナシ星人:2015/03/02(月) 20:57:35.37 0.net
アケミ「ううっ、マークさん」
零「恐らく殺したのは余程の手練れ……殺したのは多分交渉決裂した連中!」
綾「ケケケッ、バルタンとインベーダーって処か」
アケミ「マークさんのようないい人を殺すなんて最低よ!」

※だがその後マークの部屋を調べて見た結果意外な事が判明した。マークはメフィラス星からのスパイだという事が判明した。もっともマーク自身はその任務に葛藤していたらしい。そんな事が判明した事により皆はある結論に達した。

アケミ「そうか、マークさんは自分の星に反抗して殺害されたんだ」
綾「裏切り者は消せ!メフィラスの連中も物騒だな」
零「いずれにしても有能な交渉人を失った。今後他の宇宙人との交渉は難しくなるだろうな」

202 : ◆6EgzPvYAOI :2015/03/02(月) 23:07:23.55 0.net
 一方その頃、アケミの元に新たな宇宙人が二人(?)やって来た。

「ワタシはイカール星人のニコライと言うものである。
 イカール大学では宇宙軍事史学部降下戦術科の博士号を取得している。
 ワタシを貴殿の幕僚に加えていただきたい」

「おひけぇなすっておひけぇなすって。
 手前生国発しますところのギャラクティカ・フェデレーション・エンパイア。
 ギャラクティカ・フェデレーション・エンパイアと言っても些か広うござんすが、
 第七星域のヴィラ星系にて産声あげたる田舎者。
 ギャラクティカ宇宙賞金稼ぎを生業として、土地土地のお兄さんお姐さんに厄介をかけたる半端者。
 人呼んで、鉤爪のチャールズとなどと名乗らせて頂いた未熟者。
 本日御前に罷り越しましたのも何かのご縁、軒先三寸御貸しいただければこれ幸いでごんす。
 平に、平にお見知りおきのほどをばお願い奉りまする」

 とまあ、流れ者が二人と言うか二体と言うか、やって来たのである。

203 : ◆/l8T0pwV36 :2015/03/02(月) 23:21:06.71 0.net
地球防衛軍極東エリア。
ナナシ星人との戦いの最前線となりえるこのエリアでは、今日もまた、有事に対する演習が続いていた。

「突撃ぃーー!!」
「わあああああああああああああああああああああ!!」

しかし、それはおおよそ近代戦とは程遠い、凄まじい訓練だった。
突撃、陣地破壊、地雷原突破、空襲回避、嵐のような陸空自衛隊の攻撃と布陣を、軽装、少人数の歩兵達が突破し陣地に乗り込み、敵兵、戦車をなぎ倒していく。

「対空攻撃!戦闘機攻撃用意!」
「陣地確保!」
「戦闘機発見!目測距離極遠!ミサイル発射まで後5」
「抜刀!」
「ミサイル視認!!」
「そぉおい!!」

兵隊と戦車を蹴散らし、歩兵陣地を占拠した集団は、彼方から襲来した戦闘機が遠距離から放ったミサイルめがけ、装備していたアイアンベルトを展開する。
集団はミサイルをアイアンベルトでとっ捕まえ、戦闘機めがけて投げ返し、全機撃墜してみせる。

「どんなもんだ!!」

地球防衛軍通常戦力を全滅させ、誇らしげにする集団。
そこに、演習を監督していたヘリが降りてくる。

「よくやった、防衛軍強襲機動歩兵隊諸君、先の中国戦で君達が参戦できなかったのがまことに残念でならない」

そう言って、ヘリから降りるのは、地球防衛軍高級将校の一人、扶桑大将だ。

「いえ、侵略者は他にもいっぱいいますからね、戻るのが遅れて、申し訳なく思っています」
「うむ、君達は確かに強い、だが、諸君らでは、次のナナシ星人の大侵略を破る事ができないだろう」

扶桑大将の言葉に、苦い顔になる隊員達。
確かに、この場にいる隊員達は強い、だが、あのナナシ星人相手にどこまで戦えるかは未知数である。

「そこで、私は諸君らに匹敵する新たなチームを作る事にした、織田 武蔵、前に出ろ」

大将に呼ばれ、隊員達の中から、一人の男が前に出る。
眼光鋭く、動きに一切の無駄のない、一目で凄腕の兵士とわかる男だ。

「君を、新たなチームのリーダーに命じる、残り、4人のメンバーをそろえ、スーパー戦隊を編成しろ!残りの4人のメンバー選抜は、君に一任する!」
「は!」

織田の能力を知る隊員達が、その背を頼もしげに見守る中、織田は綺麗な最敬礼をした。

204 : ◆/l8T0pwV36 :2015/03/02(月) 23:45:38.23 0.net
恐山山中。

最初の仲間を連れてくるため、深い霧の中を一人、歩いていく織田。
やがて、その目の前に唐突に、古びた社が現れた。

「巴 卑弥呼だな?地球防衛軍の者だ!貴様を徴兵する!」

社に向かい、そう言う織田。
すると、社のふすまがすぅーっと開き、目元が髪でかくれた、陰気な長髪の巫女服姿の女性が現れる。

「…よろしゅぅ」

女性は小さな、しかし、なぜかしっかりと耳に残る声でそう言うと、織田の傍に寄ってきた。

「よし、後3人」

…ちなみに、この二人は初対面である。

205 : ◆/l8T0pwV36 :2015/03/03(火) 00:15:57.07 0.net
地底。

洞窟のような薄暗い場所に4mの巨体を持つ怪物の死骸があちこちに散らばる中、柔道着姿の男が一人、その中央で座り、瞑想している。

「舩坂 一郎だな」

そこに、死骸を踏み越え、織田と巴が暗闇の中から現れた。
それに対し、舩坂は手を前に出し、何も言わなくていいと態度で示す。

「ついて行きまする」

舩坂の対応に、織田がこくりと一度頷くと、背後めがけ、ナイフを一本、投げつけた。
弾丸異常の速度で放たれたナイフは、しかし、間一髪、避けられる。
追い打ちをかけんとする織田の手を、舩坂が抑えた。

「…お迎えが待ちきれず、手塚 五十六、こちらより参上いたしました。」

やがて、暗闇の中から、白いスーツ姿の青年が現れる。

「よく来てくれた」

それを見た織田は攻撃をやめ、深く、頭を下げる。

「後一人」

三人を見渡しながら、巴がぼそり、とつぶやいた。
…やはり、この三人は初対面である。

206 : ◆6EgzPvYAOI :2015/03/03(火) 10:52:56.85 0.net
「防衛軍が?」
「はい、あの織田武蔵をリーダーとする精鋭チームを編成するらしいです」

 例によって警視庁警備部、トクタイのオフィス。

「ああ、織田か……」
「早速恐山に行って、巴のお嬢を連れ出したそうですよ」
「巴の……ひ、卑弥呼さんを……デスカ?」
「アノフタリデちーむヲヘンセイスルトカオソロシイデス」
「君たち……」

 ましてや“あの”舩坂一族からも候補を出したとか聞いたら……
 考えるのも恐ろしい管理官の星見秀昭警視(演:及川光博)であった。

207 :三代目ナナシ星人:2015/03/03(火) 19:23:31.85 0.net
アケミ「ニコライさんにチャールズさんですか。わかりました、では採用試験を行いましょう」
綾「ケケケッ、ニコライよ!アンタにゃ今からこの部屋にある端末のオペレーションシステムの作成をしてほしい。アンタなら二時間ぐらいあればできる筈だ!」
零「チャールズは私に着いて来い。今街の銀行に強盗が立てこもっている。君は人質を傷つけずに犯人を捕らえるか殺して欲しい。やれるな」

※こうしてニコライとチャールズはそれぞれの採用試験に挑む事になった!果たして彼等の実力は?

208 : ◆/l8T0pwV36 :2015/03/04(水) 01:51:30.39 0.net
最後の仲間を求め、街を行く織田武蔵、巴卑弥呼、そして舩坂一郎と手塚五十六。
しかし、彼らの探す最後のひとりは、既に住んでいたアパートを引きはらい、どこかに消えていた。

「ここのはずだが…」
「……」

首を捻る武蔵の服の裾を、卑弥呼が引っ張る。
彼女は、何かを感じ取り、武蔵を導こうとしているらしい。

織田は彼女の顔を一瞥した後、周囲の仲間を見回し、頷きあうと、彼女の後に続いた。

―――――――

卑弥呼に連れられ、歩いていた男たちは、やがて町はずれを越え、山中奥深くにたどり着く一同。
そこには、さびれた一軒の廃屋があった。

「…ここなのか?卑弥呼」
「はい、ここが我々の基地となる場所であり、最後の仲間もここにいると、あのお方は仰っています」

そう言って、廃屋内に入る卑弥呼、一同がそれに続くと、卑弥呼は畳の一枚を引っぺがした。
すると、そこには真新しい金属の扉が出現する。

「ここです」
「なるほど、これならナナシ星人にも気づかれない、しかし…」

手塚はそう言うと、自分たちを見つめていた鳩めがけ、カード手裏剣を投げつけ、その首を切断した。

「何者かは見ていたらしい」
「……既に我々はマークされていたという事か」

そう言うと、武蔵はためらわず扉を開け、中に飛び込んでいく。
その後に、卑弥呼、手塚、最後に舩坂と続く。

209 :三代目ナナシ星人:2015/03/04(水) 21:44:52.28 0.net
アケミ「さて、零と綾は新入りのテストの為に留守だし暇だな」

※ニコライとチャールズの中の人の書き込み待ちです。果たしてどう動く事やら?

アケミ「そういえば最近おかしな連中が動いてるみたいだけど今度はどんな連中かな?とりあえず連中の実力を確かめて見て?」
ショッカー製改造人間三体「解りました!」

※こうしてギルガラス、地獄サンダー、エジプタスの三体の再生怪人はく織田武蔵、巴卑弥呼、舩坂一郎、手塚五十六の実力を図るべく襲撃する事になった!今、ナナシ国に楯突く連中に危機が迫る!

210 : ◆6EgzPvYAOI :2015/03/04(水) 22:19:01.34 0.net
>207,209
ニコライ「ふむぅ、オペレーションシステムか……専門外ではあるが……」
 ぶつぶつと呟きつつ、端末を十の腕でいじくり始める……あ、分解し始めた。そこか、そこからか。

チャールズ「よござんす。
 手前もギャラクティカ宇宙賞金稼ぎを生業にする以上、生け捕りも心得てござんす。
 この、ギャラクティカ・フェデレーション・エンパイア高規格対応のギャラクティカ停止ビームで……」
 二つ名は鉤爪のとか言っているが、あんまり引っ掻くキャラではない。
 海老の足みたいな爪の先から放ったビームでとにかく全員を停止状態に持ち込む。
 そして悠々と乗り込み、犯人だけを拘束した。

 一方ニコライは、電子頭脳に詳しい友人たちに宇宙電話で相談していた。

211 : ◆6EgzPvYAOI :2015/03/04(水) 22:33:44.30 0.net
>208
 トクタイのオフィス。
 とある警官のポケットから顔を見せた白い鳩が口を利いた。

鳩「やられました。あの手塚と言う人に見つかってズンバラリンです」
 鳩のサイズでカード手裏剣ではズンバラリンである。

「舩坂の家のものって時点で既に絶望的なのにな……」
「そんなのまで日本から離れるってわけか。この国の悪党どもが喜びの声をあげるな」
「まあ、この星の明日のための事ですから。我々は我々の仕事をするだけです」

「それじゃ、モッツァレラにはナナシ国の調査に専念してもらいますか。
 防衛軍の方は正規のルートで情報収集に当たってもらいましょう。課長に」

 この鳩たち、モッツァレラが何者かは「オリジナル変身ヒーローだ!」スレに詳細があります。

鳩「そのナナシ国ですが、新しい宇宙人が参加を希望しています。片方はイカール星人」

「イカール星人か……」
「アイツを呼びますか?“サクシュコトニのシャナオウ”を……」

212 : ◆6EgzPvYAOI :2015/03/04(水) 22:38:54.94 0.net
 そして、都内某所。

「マグマスター、いや、マグマコンバスターよ。仕事を頼みたい」
「それは、カムチャッカマンの事か?クリムゾンよ」

 語り合う二人のコンバスターマン。
 彼らの目論みはいずれあきらかにされる……

スペースコンバスターマンの中の人「……ブェッくしッ!!」

213 : ◆6EgzPvYAOI :2015/03/04(水) 22:46:40.29 0.net
 事態が進展を見せる中で、再び動きを見せる男がいた。

 オーストラリアのアイル・コンフォード元空軍少佐。
 或いはスーパー一人神谷明大戦とも呼ばれた武人である。

 シドニーで経営するカレーレストランで、彼は家族や友人たちと相談していた。
 話題は勿論、ナナシ国の事である。

「少佐には是非、このType-555バトルスーツを使って頂きたい……」

214 : ◆/l8T0pwV36 :2015/03/05(木) 01:02:04.60 0.net
織田等は例の廃屋の地下施設内を進んでいた。
中は複雑なダンジョンになっており、道を知らぬものは、まず、正しい道を進めないだろう。
そんな中を、4人は卑弥呼の案内で進んでいく。

やがて、4人は頑強に作られた宇宙金属の扉の前に到着した。
入り口には、四角い穴があり、そこに、4人は各々が出した四角形の金属プレートをはめ込む。
しかし、パーツが一つ足りない。

「……やはり5人揃わなければ、か」
「そら、これでいいだろう」

織田がぼそりと呟いたその時、後ろから手が伸びて、最後のプレートを板にはめ込んだ。
一同がぎょっとする中、卑弥呼だけが平然としている。

「ずっと彼は……一緒にいた……」
「君だけはごまかせなかったか…俺が、風魔 半蔵だ」

言って、織田に手を出す半蔵。
その手を、織田が握ると、卑弥呼、一郎、五十六がその上に手を重ねる。

「今から俺達は修羅になる、地球の平和を得るその日まで、共に戦おう」

一同は、織田の言葉に深く頷いた。

…なお、3怪人は織田等の行方を知る要素が何もないため、彼らを発見する事も、その行方に関する情報を得る事もできなかった。

215 :三代目ナナシ星人:2015/03/05(木) 20:22:12.31 0.net
アケミ「チャールズさん採用です!では早速零の元で任務についてください」
綾「クククッ、ニコライさんのほうはまだ手こずってるみたいだな。やはり専門外の事をやらせるのは酷だったみたいだな」
アケミ「流石に可哀想だから時間延長+助っ人は有りにしないとね」
綾「おいニコライよ!今電話している友人を直接呼んでいいぞ!仲良く新システムを開発頑張ってね!」

アケミ「それから貴方達!何処に目がついてるのよ。さっさと癖者を見つけて戦って来なさい」
三怪人「「「ははっ」」」

216 : ◆/l8T0pwV36 :2015/03/05(木) 21:50:49.80 0.net
5人が入った扉の先、そこは、金属のイスと、テーブルだけがある、簡素で広い空間だった。

「ここが…我々の拠点」
『よく来てくれた、地球の勇者達よ』

壁の一部が輝き、立体映像が投影される。
その姿は……

217 : ◆9tdzYO6a32 :2015/03/05(木) 22:14:19.31 0.net
『私の名は、宇宙ヘンター、諸君ら地球人の独立を願い、自立を信じる者だ』

そう、アケミに刺殺された宇宙ヘンターである。
しかし、ヘンターは自分がアケミに敗れる事を想定し、この地に秘密基地を作り、更に、自分が見込んだ5人の若者と、扶桑大将にテレパシーで有事の際にここの存在を教えていたのである。

『君達5人には、まず謝らなければならない、私が至らなかったばかりに、君達地球人に任せるしかなくなってしまった。
だが、私は君達が自分達の力で独立を守り、自分達の力だけで、宇宙に進出する平和な世界を作れると信じている。
これから君達に渡す武器は、私の星の技術の粋を極めた、強力な武器だ、君達ならば、必ず使いこなせるだろう』

ヘンターの言葉に合わせて、机の上に眩い光が集まり、5つのハチマキが現れた。

『君達の力でも倒せない敵が現れた時、そのハチマキを頭に巻くのだ、そうすれば、必ず、力になってくれる』

そう言うと、ヘンターの姿は掻き消えた。
代わって、壁の一部がすっと開き、年若いメガネをかけたバスガイドのような服の女性が現れる。

「初めまして、私は、皆さまの補助と、この施設の管理運営をしています、管理ユニット妖精の、「古根」と言います。
通信や、ライドメカの整備も行います」
「ライドメカ?」
「宇宙ヘンターは皆さまのために、強力なロボットも残していってくれました、そのメカです」
「なるほど、じゃあ、その辺の操縦訓練が必要だな…」
「一応、そのハチマキを装備すれば、操縦法が理解できるのですが…皆さんはそんな物には頼らないですね」
「とりあえず、シミュレーターだ!」

各々は古根の案内で、ライドメカの元へ向かった。



ギルガラス「…無茶な事言われても、わからない物はわからない」
地獄サンダー「街で暴れれば出るんじゃないか?」
ギルガラス「いや、宮仕えの身で街を破壊したらまずいんじゃないか?ってか別のヒーロー来そうだし…」
地獄サンダー「大体そのくせ者ってどこ情報だよ…」

三怪人はあてもなく日本各地をさまようのだった…。

218 :三代目ナナシ星人:2015/03/06(金) 21:07:09.30 0.net
零「困ってるから手助けしてこいと総統に頼まれた。確かに酷な命令だったな」
ギルガラス「本当に無茶ですよ。勘弁して下さい!」
零「だからこんな物を用意してきた。これさえあれば敵の地下アジトなど見つかる筈だぞ」

※零はドリル型の地底偵察機を500体用意してきた!

零「これで日本中の地底を隈無く探して敵の本拠を探るんだ。もし行方不明になったり明らかにおかしな施設が発見したら即知らせてくれる筈だからそこを調べたらいい訳だ」
ギルガラス「流石はナナシ国最強のエージェント!」

※こうして地底偵察機は日本中の地底を徹底的に調べるべく全て発進した!恐らく数日中には奴等の基地は発見されるであろう!

219 : ◆9tdzYO6a32 :2015/03/06(金) 21:12:41.32 0.net
500体の内、498体が悪の地下組織のアジトにたどりつき、残る2体は防衛軍の地下施設に落下した。
挙句、そのパーツからナナシ国で生産されている物が確認され、国連がナナシ国に猛抗議し、謝罪と賠償を求めた。

…が、未発見の悪の地下組織が発見されたので、結果的に感謝もされ、プラスマイナス0でお咎めなしになった。

220 : ◆9tdzYO6a32 :2015/03/07(土) 01:31:31.26 0.net
「これが宇宙ヘンターの残したライドメカ群です」

古根の案内で、5人は格納庫へ案内された。
かなり広い格納庫であり、東京ドーム位の広さはゆうにあるだろう…。

「こんなでかい基地を作って大丈夫なのか?地盤とか…」
「心配ありません、この基地は、科学的、および、魔法的処置により、空間を圧縮しています。
そのため、面積的には普通の住宅と変わらない大きさしかありません」

舩坂の質問に、古根は人差し指を立てて応えた。
ほーうと納得する舩坂の横で、腕組して話を聞いていた織田が次いで口を開いた。

「扶桑大将が口を割る以外に、ここにいる我々の存在が何者かに漏れる恐れは?」
「この基地は霊的、物理的、空間的に強固な迷彩を施されています。
こちらから動かない限り、発見される事はありません。
そして扶桑大将がここの存在を知っている事を知っている人間は、地球防衛軍の幕僚本部の人間と、彼らが絶対の信頼を置く、特別チームや、ヒーローだけです。
故に、扶桑大将がここの存在を知っている事を知る敵がいる事が、まず考えにくいですね。
しかし…」
「あの鳩、か…」
「襲撃者があった場合は、通常の廃屋として応対します、この空間と、廃屋との間の扉は、ドラえもんのどこでもドアのようにいったん消失し、
それに合わせて、廃屋に仕掛けられた通信設備から緊急連絡が発信され、扶桑大将の元に届きます。
その後、入り口の位置は変更可能です」
「我々の存在は徹底的に秘匿、というわけか…、一般人が入ってきた場合は?」
「入り口を消して、出て行くまで廃屋として対応しますね、仮に住まれても、この施設は完全なアーコロジーとして機能します。外に出る必要はありませんから、入り口は消えたままでも問題ありません、
防衛軍が対抗できないレベルの敵が現れた際、この基地は公開され、防衛軍の拠点として機能するようになっています」
「なるほど」

そう言って、下に置かれたライドメカを見渡す武蔵。

戦闘機型メカ、機関車型メカ、戦車型メカ、駆逐艦型メカ、そして、馬型メカ。

武蔵達は、一目見ただけで、誰がどのメカを操るのかを感じ取れていた。

「まぁ、ナナシ星人が武力行使に出ない限りは、これらの兵器も、俺達も、一応は出番がないんだがね…」
「敵はナナシ星人だけとは限らないぞ」

兵器を見おろし乍ら軽い口調でそう言った五十六に、武蔵が降り変える。

「地球を狙う侵略者は後を絶たない、常に訓練を怠らないようにしなければな」
「では、シミュレーターは各機の中に接地されています」
「よし!」

5人は、武蔵が戦闘機に、卑弥呼が機関車に、一郎が戦車に、五十六が駆逐艦に、半蔵が馬へと乗りこみ、それぞれ機体を作動させた。

221 : ◆6EgzPvYAOI :2015/03/07(土) 21:48:57.22 0.net
 警視庁警備部特殊能力犯罪対策課課長、福良蝶子警視36歳。

 上層部の評価は、
『ふっくらとして毒があったり無かったり。
 中身も有るんだか無いんだかはっきりしない昼行灯』

 そんな彼女が防衛軍の方にまで出向いてきた。
 いけしゃあしゃあと言ってのけたのが、
『うちの部下が飼っている鳩が帰ってこない。
 そちらの者が器物損壊及び動物愛護法違反の可能性があります』である。

 普段『河豚提灯』とか呼ばれて軽んじられていても警視の端くれ。
 ちなみに、忍術遣いの端くれでもある。
 あとなんか、肩にあからさまに白い鳩が止まっている。

222 :三代目ナナシ星人:2015/03/07(土) 23:01:51.30 0.net
兵士「総統!一大事です。すぐにメインモニターをご覧下さい」
アケミ「えっ?嘘でしょ!」

※遥か宇宙の彼方から数多の宇宙艦隊が地球に向けて進行している。そして全地球中に恐るべき通信が!

ミスターN「ははは!諸君久しぶりだな。別のスレで総統をやっていたミスターNだよ。早速だが今から地球の支配権は再び私が頂く!」
アケミ「ふざけんじゃないわ!なんでアンタがまた出てくるのよ」
ミスターN「最近生意気にもナナシ星の小娘がこの星を侵略しようとしてるそうだが正直言って甘いわっ!私が今から侵略のあり方を見せてやろう……まずは挨拶代わりに百体の宇宙恐竜ゼットンを差し向けよう!私は小娘みたいに甘くはないぞっ」

※その直後、世界各地に宇宙恐竜ゼットンが百体出現し破壊活動を開始した。ナナシ国にも三体出現して暴れまわる!

アケミ「キングナナーシ出撃!あのおっさんの好きにはさせないわよ!」

223 : ◆6EgzPvYAOI :2015/03/07(土) 23:19:11.92 0.net
「……エエィ!なんと言う……っ!?」

 この未曾有の危機に、遂に立ち上がった男がいた。

 例のトクタイに所属する、鳩の飼い主。星見勇一郎警部補23歳。
 国家一種に合格して警視庁入りしたばかりのぺーぺーのキャリア。
 先祖は南光坊天海に仕えたと言う代々の忍者。因みにCV.梶裕貴。

「ふぬぅんッ!」
 印を組み、真言を唱える。
 懐から取り出したのは、模型秘伝帳によってガンプラに見えるほど魔改造された仏像。
 法力と忍術の複合作用によって巨大化した仏像は現代で言うスーパーロボット。
 TRPG『メタリックガーディアン』で言うストライカー・スイーパー・ミスティック。

 本来使うべきでは無いとされていたが、事ここに至ってついに封を解かれた……

「怪獣め、これ以上暴れさせない!」
 操縦者である星見警部補の水遁の術がさらに強化される。
 巨大な冷気の塊が手にした三叉鉾より放たれ、東京を破壊するゼットンを飲み込む!

224 : ◆9tdzYO6a32 :2015/03/08(日) 10:42:30.28 0.net
…おま…やっぱお前かよ……。
似てるなぁ…似てるなぁと思ったら…。

星見警部補、気をつけろ、こいつはかつてビッグバンのエネルギーを吸収したり、邪神とタイマンはって打ち勝った事があるぞ。

後仲間に霊能力と呪術を完全にマスターしたメイドと、ミスターNと同等の力を持った側近の女がいっからそいつらは特に注意しろ。

…俺は抜ける。
これは無理。

225 : ◆9tdzYO6a32 :2015/03/08(日) 10:58:51.25 0.net
いや、「このスレなら」勝てるか

地上に現れたゼットン軍団には、防衛軍がペンシル爆弾を五月雨撃ちして瞬く間に全滅させた。
でかい事言っていたミスターNも、背後から何者かに心臓を貫かれ、息絶える。

エルザ「馬鹿め、貴様に忠義を尽くしていたのは、この時、貴様が」

226 : ◆9tdzYO6a32 :2015/03/08(日) 10:59:23.07 0.net
↑間違って送りました無しで。

227 :三代目ナナシ星人:2015/03/08(日) 19:54:50.39 0.net
※その後、なんとかキング・ナナーシを駆使して三体のゼットンを葬ったアケミであった。だが他の国では多くのゼットンに苦戦を強いられていた。

アケミ「諸君、我々は世界各地を廻り全世界で暴れているゼットン討伐に向かう!」
綾「ケケケッ、留守は任せて欲しい!思う存分やれっ」
零「では私もチャールズと一緒に国防軍を派遣してゼットン討伐に発ちます!では総統もご武運を」
アケミ「では総員出撃!」

※こうしてとりあえずアケミはキング・ナナーシで日本にいるゼットン討伐に向かい零達も一路ヨーロッパへ向かう!

アケミ「ミスターN!アンタの思い通りには行かないからね!」

228 : ◆6EgzPvYAOI :2015/03/08(日) 21:45:55.31 0.net
 ゼットンのバリアはビームに対して有効なものである。
 そして、それ以外の属性の攻撃に効果が薄いと言うのは割りと知られている。

 星見警部補こと普賢神将シンドゥーラの水遁術はまさに其処を突いている。
 第一エネルギー吸収能力ったって、氷点下から何を吸い取ろうと言うのかね?

>224-226
【結局どういう事になります?有効なレスはどれ?】
>227
チャールズ「よござんす。このチャールズ、及ばずながら御一緒させていただきやしょう」
 そう言って番傘をさしかける……何処の池部良だよ器用な奴め。

ニコライ「あ、お言葉に甘えて知人に来てもらいます……」

 まあ、例えばシンシア・ハウザーとか言っても通じないだろうけど。

229 :三代目ナナシ星人:2015/03/09(月) 20:31:45.51 0.net
アケミ「あー2ちゃんねるの広告がうざいわね」
零「仕方がありません!これも時代の流れです」
アケミ「それよりそっちはどう?」
零「只今フランスに到着しました。予想通りゼットン相手に地元の防衛軍は苦戦しているみたいです」
アケミ「こっちも日本に到着したみたいだけど見た事の無いヒーローが出てきてゼットンと戦ってるみたい。でも明らかに素人みたいだから今回は加勢する事にするわ」

※ちなみにそのヒーローはニンニンジャーであった。

アケミ「素人ヒーローさん!今から私が戦いの見本って奴を見せてあげるわ!」

230 :三代目ナナシ星人:2015/03/10(火) 19:29:04.61 0.net
※とりあえず他の人の書き込み待ちとさせて頂きます!
 果たしてゼットン軍団相手にどう対処するか楽しみです。

231 : ◆6EgzPvYAOI :2015/03/12(木) 22:16:20.86 0.net
>229
 そんなわけで、アケミが着いてみると忍者由来のロボット二機がゼットン軍団相手にまあ善戦していた……

 ……それ以上を求めるのも酷である……

 シンドゥーラが水遁術でゼットン達を凍り付かせて動きを止める。
 シュリケンジンがその隙に攻撃を仕掛ける。

 しかし、状態異常攻撃に特化した『警視庁のMAP兵器』と未だ未熟な戦隊ロボではまだまだのようだ。
 実質的に根比べである以上、そうそう終わらない……

 一方オオサカでは、太陽の塔が苦戦中らしい。

232 :三代目ナナシ星人:2015/03/13(金) 21:58:20.41 0.net
アケミ「とりあえずここは終わったみたいね」
零「こちらもフランスは何とかしました。次はドイツです!」
アケミ「解ったわ。しかし本当にきりがないわね、ミスターN!今度会ったらギッタギタにしてやるんだから」

ミスターN「ほほう、今の地球はゼットンでも役不足という訳か。そろそろ次の手を考えるかな?」

233 : ◆6EgzPvYAOI :2015/03/15(日) 14:02:08.17 0.net
 マア、アケミの救援で助かった国々としては、なんとも言いがたいモノである。
 自国内で何とかなったのは、ヒーロー大国アメリカやイギリスなど。
 旧英国植民地の幾つかの国々も割りと何とかなってる。
 コンフォード少佐のスーパーロボット『グランドスタリオン』が大活躍のオーストラリアとか。

 フランスは“ルパンの仔”などの知能犯が多いので、怪獣退治は苦手である。
 一部「彼方肉体労働、此方頭脳労働」「戴くものは同じです」と開き直るヒーローがいたり。

 そしてドイツでは、拠点防衛用スーパーロボット『ネーヴェル・トゥルム』が頑張っていた。
 強力な荷電粒子砲を四門装備、装甲厚も分厚いけど、動きは遅い。
 結果として、ドツキ合いでしかない。

234 :三代目ナナシ星人:2015/03/15(日) 19:36:41.43 0.net
アケミ「流石にアメリカやイギリスに関しては私達の加勢は必要なさそうね」
零「しかしドイツのロボットは何処か頼り無さそうですから加勢しようと思います」

※思わぬ地球人の抵抗とナナシ国の活躍によりゼットンは殆ど全滅してしまった。全滅も時間の問題だろう。

綾「ケケケッ、ミスターNも大した事は無いな。地球人もナナシ軍ももう少しだ!頑張って壊滅させてよね!!」

ミスターN「さて、例の物も用意できた。後は連中がゼットンを全滅させて油断している時を待つばかりだな」

235 :三代目ナナシ星人:2015/03/18(水) 23:02:24.91 0.net
※それから数日後……なんとかゼットン軍団は世界のヒーロー達の協力でなんとか全滅させた。

アケミ「ひー疲れた。こんな日はぐっすり眠りたい」
綾「ケケケッそうはいかないぞ。明後日の夜はゼットン退治に協力してくれたヒーロー達を招待して大パーティーを開催する事になったぞ」
零「もう数名のヒーローがナナシ国入りしている。会場も確保して目下準備中だ」
アケミ「やれやれ、支配者暇無しね」

※こうして協力してくれたヒーロー達を招待して大パーティー開催となった!果たしてどんなパーティーになる事やら?

236 : ◆6EgzPvYAOI :2015/03/18(水) 23:14:39.84 0.net
ニコライ「それはそれとして、出来ました。
 此方は協力してくれた友人です。

 チブル星人のゲイツ君とセイバートロン星人のスタースクリームさん」

 このイカール星人が指し示した先には、どや顔で人型に変形した端末が……

237 :三代目ナナシ星人:2015/03/21(土) 21:46:13.03 0.net
※ナナシ国で盛大にパーティーを行っていた頃、あのミスターNが再び行動を開始した!

ミスターN「デットマンガスを世界中に散布せよ!世界各地で殺し合いをさせるのだっ!」

※なんとミスターNは多数の小型戦闘機を発進させてかのショッカーが作ったデットマンガスを散布し始めた!

市民「死ね死ね!」
市民「くたばれっ!」

※今、世界中の人間が狂いだして互いに殺し合いを始めている。そしてナナシ国も同様の被害が続出!アケミ達もパーティーを取りやめて対処しているがデットマンガスに対する策が無い故に狂った市民達を隔離するのが精一杯であった。

アケミ「ミスターN!最低よ。綾、あのガスの解毒剤はまだなの?」
綾「グググッ、これはショッカーが開発したものより強力な代物だ。これは厄介だぜ」

※果たしてこの卑劣な作戦に打ち勝つ事ができるのか?
Think different? by 2ch.net/bbspink.com

238 : ◆6EgzPvYAOI :2015/03/22(日) 21:07:00.99 0.net
>237
スペースコンバスターマン「ちょっ、なんと言う……ギルガラスさんを呼んでこないと!」

 幸い、コンバスターマンスーツは完全密閉出来るので、デッドマンガスに冒される事はなかった。

チャールズ「よござんす、できる範囲で何とか……停止ビームっ!」

 ナナシ国の中で取り敢えず時間稼ぎ程度ではあるが。

ニコライ「ワタシ達が造り上げたこの“ダウントン1号”に解析を手伝わせましょう」

 そう言えばこの宇宙人たちもガスにヤられてないな。

239 :三代目ナナシ星人:2015/03/26(木) 19:50:56.68 0.net
※とりあえず保守します!只今中の人が多忙ですのでまともに書き込めない状況です!

アケミ「現在デットマンガス編は凍結状態です。もし何方かネタ投下してくれるなら大歓迎します。中の人が大変な状況ですのでもう暫くお待ちください!」

※このスレを楽しみにしている皆様、今しばらくお待ち下さい。少々荒らしみたいなネタでも結構ですので何方か投下願います!

240 : ◆6EgzPvYAOI :2015/03/28(土) 21:30:49.14 0.net
>239
【では、適当に振りますね】


 このスレにおける日本の現在の総理大臣は、異相の人である。

 吉見貴明総理は若い頃交通事故にあい、車椅子の使用を余儀無くされた。
 しかも感染症に掛かり左目を失明、残った右目の保護のためサングラスを愛用。
 おまけに未承認薬の過剰摂取で髪の毛がまるでドレッドヘアのようにチリチリに。

 そんな彼は政界において福祉政策を鬼のように進めた。
 有り体に言えば、彼が「これは不便だ」と言えば国民を代表して不便だと言った事になった。
 角界入りした息子が折に触れ父の介護を手伝う姿にも後押しされ、彼は登りつめた。

 そして今、総理官邸。

「クッ、ここもガスが……」
 完全密閉されたType-401で防護されたトクタイの三人が見たのは、壮絶に殺しあったSPたちだ。
 最早ダメかと思いつつも内部を探索。すると……

「……ホゥ、生き残りがいたか」
「そ、総理!?よくぞご無事で……」
「あのガスを吸わなかったのですか?」

 過去に様々な投薬を受けたがために、総理はデッドマンガスの影響を受けない体質となっていたのだ。

 空気より重いデッドマンガスは、地下街に流れ込みやすいが高層ビルにはそれほど行っていなかった。
 また、その効果の持続時間もそれほど長いものでは無かった。

 ここから、地球人の逆襲が始まる……

241 :名無しになりきれ:2015/03/31(火) 23:20:20.70 0.net
とりあえず保守アンドage!

242 :ミスターN:2015/04/06(月) 20:56:54.83 0.net
※大変お待たせしました!ようやく時間が取れましたので再開いたします!

???「吉見貴明総理、まさか貴方にデットマンガスが通用しないとは思いもしませんでしたね」
総理「貴様、何者だっ!」
ミスターN「お初にお目にかかります。私の名前はミスターN、貴方を迎えに参りました」
総理「貴様があのガスをまき散らした張本人か!」
ミスターN「そうですよ総理。早速ですが貴方を捕らえて洗脳させていただきます!」
総理「何っ、洗脳だと?」
ミスターN「そうです。貴方さえ洗脳及び改造してしまえば日本は私の思うがままです。そうすれば日本は総て私のモノとなる訳です」
総理「誰が貴様の思うどおりになるとでも思ってるのか!」
ミスターN「残念ですが貴方の配下は全員死んでもらいました……では連れて行けっ」

※こうして吉見貴明総理はミスターNに拉致されて即改造手術を受ける羽目になった!果たして日本はこのままミスターNのモノになってしまうのか?

ミスターN「ははは!これで日本は私のモノだっ」
総理「ぎゃああああああああああっ!(バリバリ、スパッ、埋め埋め)」

243 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/07(火) 00:33:23.44 0.net
「ふっ、ミスターNとか言いましたね……貴方はこの国がどういう国かまるで分かっていない」

 彼の、ミスターNの足元から聞こえる声。立ち上がる影。
 それは、Type-401スニーキングスーツに身を固めた一人の戦士。
 特殊能力犯罪対策課管理官、星見秀昭警視35歳。

 よく手入れされた井上真改の脇差を音もなく鞘に納め、総理に近寄った。
「開頭手術の最中でしたか……大丈夫です、もうそろそろ新しい総理が決まっています」

 ミスターNも気が付くまい。

 その胸に深々と付いた傷跡も、「取るに足らない短刀術」を振るわれた事も、傷の深さも。
 つまり、自身が最早死んでいる事も……

244 :ミスターN:2015/04/07(火) 19:51:57.18 0.net
ミスターN「ふふふ、なかなかやるではないか。だがこんな傷すぐに!」

※警視が傷つけた場所がすぐに癒えていく。しかしその間に総理が奪回されてしまう。

ミスターN「逃げたか……しかし代わりの総理をすぐに用意できるとは……これは日本を裏で操っている奴がいるな」

※ミスターNは数百名の精鋭諜報部隊を日本の各中枢に派遣させてベールに包まれている日本の黒幕を探るべく調査を開始した!

ミスターN「ふふふ、絶対に私が引きずり出してやるぞ!」


アケミ「ううっ、そろそろ出番が欲しいよ」

245 :三代目ナナシ星人:2015/04/10(金) 20:25:31.54 0.net
※一方ナナシ国ではギルガラスの血液からデットマンガスの解毒剤を作成して何とか事態を沈静化させていた。

アケミ「やれやれ、しかしあのミスターNめっ、どうしてくれようか?」
綾「大変だ。ミスターNのやつ日本で何やら動いているみたいだぞ」
アケミ「そうね……日本との関係も出来る限り修復したいし日本政府をこっそり助けてやるか」
零「では私が日本に向かい日本政府と接触してきましょう」

※こうして零は一路日本へと向かった。果たして日本政府の対応は?

246 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/10(金) 23:51:09.22 0.net
>244
 別に、特別な黒幕が居るわけでもない。
 日本とか或いは中南米のバナナ共和国のように、国家元首のすげ替えが容易い国は多い。
 これで実は黒幕がいたりしたらある意味凄い。

 さて、北海道大学の構内にて。

 アイヌっぽい装束を纏った女剣士がミスターNの諜報員と切り結んでいた。
 彼女は“サクシュコトニのシャナオウ”を名乗る、いわゆるご当地ヒーローである。

247 :名無しになりきれ:2015/04/12(日) 16:34:20.06 0.net
合衆国は協議の結果、ミスターN艦隊に対する報復処置として、核弾頭を多数発射した。
ロシア連邦並びに、オーストラリア等国連各国も、直ちに核弾頭による報復処置を行う。

248 :三代目ナナシ星人:2015/04/12(日) 21:59:04.48 0.net
>>246
シャナオウ「!?誰」
零「あんたが北海道のご当地ヒーローか。なかなかやるではないか」
シャナオウ「確かアンタはナナシ国のエージェントだったっけ。アタイに何か用か?」
零「すまないがその諜報員を引き渡して欲しい。コイツを締め上げて奴等のアジトを探りたいんだ」

※諜報員を捕えたシャナオウと接触した零。果たして彼女の対応は?

>>247
ミスターN「ほほう、我が宇宙艦隊に核弾頭とはな……いいだろう、久々に軽く運動するとするか」

※なんと核弾頭の群れにミスターNが宇宙服も無しで単身立ちふさがり核弾頭を掴んでは投げ返す行為を繰り返す。そしてその投げ返された核弾頭の群れは一路合衆国へと戻っていく。

 そして、合衆国は核の炎に包まれて跡形も無く消滅した。

ミスターN「ははは!私に逆らうからこうなるのだっ!」

249 :名無しになりきれ:2015/04/14(火) 23:05:29.55 0.net
ミスターNが跳ね返すのをうっかり忘れたオーストラリアとロシアの核弾頭が艦隊にさく裂し、ミスターN艦隊はほぼ全滅した。

250 :名無しになりきれ:2015/04/14(火) 23:06:18.28 0.net
すまん、ちゃんと跳ね返してたね。

251 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/15(水) 06:48:11.16 0.net
>247-248
…………

「……というのが、我々の算出した予測結果です」

 ペンタゴンの一室、合衆国大統領は核攻撃の結果を予測せよと命じた部下から報告を受けていた。

「つまり、我々は、勝てぬ、と?」
「我々だけでは、ですね」

 その部屋には予測に必要なデータを提供した宇宙人、顔の真ん中に縫い目のあるメトロン星人と宇宙人ジョーンズ、なんか人間大の顕微鏡もいた。

「ところで、この銀河系にはその名も“銀河系警察機構”なる組織がいるそうでして……直接攻撃以外の手段を模索中だそうです」


 一方北大構内。

「ん〜〜、いいよ?こっちも襲われたから身を守っただけだし」

 シャナオウはわりとノンポリだった。

252 :三代目ナナシ星人:2015/04/15(水) 21:03:16.37 0.net
零「さて、こいつをどうするかな?」

※零が捕虜を移送しようとした時だった。アケミから緊急連絡が届く!

アケミ「零!大変よ、とにかくテレビを見て」
零「テレビね……って何っ!?」
シャナオウ「嘘でしょ!」

国会議事堂内

ミスターN「はははっ、ここは私が乗っ取った!という訳で今日から私がこの国の総理大臣だっ」

※なんとミスターNが新しく就任した総理大臣を血祭りにして総理大臣の席に座っている。しかもその場にいた国会議員は全員洗脳されてしまっていた!

ミスターN「という訳でこの日本は俺のモノという訳だ。早速だがこの国の国民は総て改造して戦闘員にしてやるぞ」

※すると日本国民は多数のミスターNの配下により囚われ片っ端から改造手術をされていく!このままでは全国民は全て核弾頭内蔵の戦闘改造人間にされるのも時間の問題であった!もう日本は終わりなのか?

253 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/15(水) 21:19:05.87 0.net
>252
「……頭痛い……」

 あまりの無意味さにフリーズしかかるシャナオウであった。

「ねぇ、このミスターNって、何がしたいのかなぁ?
 戦闘員が欲しいのなら、この国よりも容易く人集めが出来る国はいっぱいあると思うの。
 それも、もっと身体能力とかサバイバリティが高い人がいる国が。

 それに、この、日本の価値は戦闘力じゃなくて生産力だよ?
 せっかく手に入れた資産をドブに投げ捨てて何がうれしいんだか」

 ノンポリでも何でも、プライベートでは国立大学に学ぶ学級の徒なので、その程度は考えられる……


 その頃。

「あ、無事に都内の大学に入学しました、“竜の巫女(Dragon Maden)”です。
 実は私、某TRPGで言うところの『エンジェルハイロゥ/ソラリス』でして」

 というわけで、『ダブルクロス』でいうところの《ワーディング》、自身の異能の発露である神秘の霧を散布し、一般人を無力化する竜の巫女であった。

「ほら、ミスターNが日本全土を対象にしてくれたので、私もそれに則って《対象:シーン》でやってみたら出来ました」

 則ったというか、乗っ取ったというか……

254 :名無しになりきれ:2015/04/16(木) 10:03:30.06 0.net
我が聖剣は太陽の写し身
その輝きに夜は退き、虚飾を払うは業火の理
エクスカリバー・ガラティーン!

255 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/16(木) 22:12:26.67 0.net
>253
 さて、“竜の巫女(Dragon Maden)”九頭竜深雪のパワーである霧は日本中に行き渡った。
 そして、人々はミスターNを無視し、知覚しなくなった。

 たとえばNが何か命じたとしても、かつて部下であったものたちは自分たちがNの部下であったという認識を失っていた。
 それどころか命令を聞き取ることすら出来なかった。

 だから、彼自身が執刀するのでない限り人間爆弾を作り出せなかった。

 しかも、せっかく作った人間爆弾も遠隔操作による起爆を受け付けず、そのうちただの人間に戻っていった。

 ならばとNが街に出て人々を虐殺しても、その他の人々は事件を知覚できず、報道もされず、被害者は最初からいないことにされた。

 こんな無茶苦茶なパワーを使い続けたら彼女が大変なことになる、と、トクタイは居場所を探した。
 彼らが見たのはNに胸板を貫かれたように見えて霧か霞かと文字通り霧散した深雪であり、貫手に彼女のブラとか巫女服を絡ませたNだった。

 そうそう、Nが吉見総理をさらったとか次の総理をどうとかという事件もなかったことにされていて、吉見総理は何事も無かったかのごとく復職していた。


 世は並べてことも無し……だが、ミスターNの逆襲はこれからだ!

256 :ミスターN:2015/04/17(金) 20:21:41.56 0.net
>>255
ミスターN「ぐぬぬぬっ、まさかあんな能力の持ち主がいたとは……どうしてくれようか」

※思わぬ強敵・九頭竜深雪に撤退を余儀なくされたミスターNだったがすぐに次の手を模索していた。

秘書エルザ「閣下、あの能力に対抗できるのはあの女しかいません」
ミスターN「そうか、いよいよあの女に動いてもらう事にするか」

???「ヒヒヒ!お呼びですか閣下」

ミスターN「来たか、異次元魔女・ミスキトリ」
ミスキトリ「話は全てわかっております……あんな小娘の抹殺なら赤子をひねるよりも簡単でございます」

※ミスターNは最強最悪の異次元魔女・ミスキトリを呼び寄せ九頭竜深雪抹殺の命を受けて行動を開始した!

……そして、その夜から九頭竜深雪は絵にも書けない悪夢にうなされ始めた。

257 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/17(金) 22:41:46.41 0.net
>256
  ぺたり。

  ぺたり。

  いつ果てるとも知れぬ霧の中、深雪は何処かへ歩いていた。

  素足になり、袴の紐が解け、白い衣は脱げ落ちる。

  やがて、静かな水面を湛える湖畔に出た。

  その水鏡を覗き込むと、リアルタイプはんぎょどんと呼ぶべきものが写っていた……


……

…………

「……っ!ゆ、夢……最近は見なかったのに……」

 この、深雪が以前より度々見ていた悪夢は、ミスキトリにさえも良からぬ影響を及ぼしかねない。
 具体的にいえば、正気度は減るのに侵食率は上がる、そんな悪夢。
 深淵を覗き込むものは、深淵からもまた見られているのだ……

 もっとも、夢など見ることのなさそうなミスターNがそれをどれだけ理解できるかは別問題だが。

258 :ミスターN:2015/04/18(土) 19:26:20.07 0.net
>>257
ミスキトリ「ケケケッ、どうだいアタシの作った悪夢であの小娘が苦しんでおるわ」
ミスターN「しかしやけに地味な作業だな。さっさと倒してしまえばいいのに」
ミスキトリ「残念ながらあの小娘かなりの力を持っている。だから精神から攻めこむ訳さ」
エルザ「しかしあの女結構しぶとそうだぞ」

ミスキトリ「では今度は触手でいたぶってやろうかしら?」
ミスターN「お前ひょっとして俺よりえげつないんじゃないか?」

※その夜、九頭竜深雪は夢の中で無数の不気味な触手により陵辱される悪夢を見る!そして毎晩エスカレートしていき九頭竜深雪の精神は徐々に崩壊していくのであった!

ミスキトリ「ケケケッ、奴が自滅するのも時間の問題だわさ!」

259 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/18(土) 20:42:02.35 0.net
>258
 毎夜毎夜、深雪は夢の中で魚人へと変貌を重ねていく。
 それとともに触手がまとわりつき、ついには触手の生えた半魚人に変貌していく……

 そしてある夜、ミスキトリの前に深雪の変じた怪異が現れた。

「……あなたですか。
 私に、私の触れられたくないところに擦り寄った、触れてしまった可哀想な人は」

 そう、いつの間にかミスキトリ自身も怪異の姿に変貌していたのだ。

 夢の中で。

 たぶん……



 一方、現実の深雪はまったく別の怪異、『霧妾(Mistless)』に変貌しそうになったり、普段疎遠な母親がサルベージに来たりしていた。
 これだから、“死して夢見るもの”に縁の深きものどもは面倒くさくて……

260 :ミスターN:2015/04/19(日) 21:29:26.40 0.net
ミスキトリ「ほほう、夢の中で抵抗するとは面白い奴」
ミスターN「どうする気だ?あいつまだ死ぬ様子がないぞ」
ミスキトリ「さあて……今度はどうするべきかしら?」

※ミスキトリは思案した末に深雪の精神に直接攻撃を決行!夢を喰らう宇宙バグの大群を深雪の精神に送り込んだ!すると突然、深雪が発狂して深雪の屋敷を破壊して回る。召使達が取り押さえようとするが全く歯が立たない。

ミスキトリ「閣下、水晶をご覧下さい。面白い見世物が楽しめますよ」
ミスターN「ははは!これは面白い。このまま自滅してしまうがいい!」

※発狂して暴走した深雪は屋敷を崩壊させた後に東京に出現して破壊の限りを尽くす!そして東京中のヒーロー達が深雪を倒すべく戦いを挑んで来た。

261 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/19(日) 22:05:56.54 0.net
【すみません、そもそも深雪の屋敷なんてありません。実家は福井県ですがもう何年も戻ってないですね】
【それに、物理的に破壊する能力も無いです。あくまでも精神に干渉するだけです】

>260
「……ミキストリ、おい、しっかりしろ!」
 脂汗を流してのた打ち回っていたミキストリの精神を浄化するミスターN。
 どうやら、深雪の背後に控える“得体の知れない何か”が過度の精神深部への干渉を嫌ったようだ。

 九頭竜深雪は本来、この“得体の知れない何か”と対決する宿命をもったヒロインである。
 そんな彼女から見ればナナシ国やミスターNとの戦いはサイドストーリーにしか過ぎない。


 一方その頃、かつて中華人民共和国と呼ばれた国、ナナシ国。

 人民軍残党であったその兵士は、ゼロマスターなる怪人の手で更なる力を与えられていた。

「お前は今日より悟紅仙を名乗るがよい。そして、あの忌まわしき異星人に一矢報いるのだ……」

262 :ミスターN:2015/04/20(月) 20:55:32.72 0.net
>>261
ミスキトリ「おのれ……今まで私をここまでコケにした奴は初めてだ」
ミスターN「奴がここまで恐ろしい奴だったとは……ならば仕方がない、奴には極上の結界を用いて閉じ込めてやるか」

※こうしてミスターNはこっそりと深雪の周囲に特殊な結界を張り巡らせる。この結界に閉じ込められるとあらゆる精神能力が著しく封じられるのである。もう命を狙われる事し行動の自由は失わないが無いが能力を自在に使う事もできないだろう。

ミスターN「奴は下手に手を出すよりもこのほうがいいな。さて、今度はあっちの方に首を突っ込むかな?」

※なんとナナシ国襲撃を目論む悟紅仙の眼前にミスターNとエルザが姿を表した!果たしてこれはどうゆう事なのか?

263 :名無しになりきれ:2015/04/21(火) 19:51:34.86 0.net
ガッシャーーン!!
ミスターNの作りだした結界は、ミスターNが作りだし、その場を離れた刹那、木端微塵に破壊された。
ハヌマーン「はっはっはっはっは!!ミスターN!お前の好きには俺がさせんぞ!!」
謎の能力で深雪の危機を知った白猿ハヌマーンが、丁度深雪の元に救援に来ていたのだ
ハヌマーン「深雪、ミスターNはお前を恐れている!この調子でやっつけてしまうのだ!」
ハヌマーンは深雪に偉そうにそう言うと、その場から飛び去った。

264 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/21(火) 21:37:23.72 0.net
>262
 メタな事を言えば、彼女はゲーム的には<精神>よりも<社会>の能力値が高くて使うキャラで云々。
 ただまあ、学生が<学問>系使えないと痛いけどね。

 一方その頃、悟紅仙は邪仙化の過程でいい感じに馬鹿になっているので、ナナシ国とミスターNの区別がついていなかった。
>263
「あ、えーと……」
 これ以上パワーを使うと人間捨てそうなので、絡んでこなくなるのは丁度良かったとか思っていた深雪だった。

「……私は色々忙しいので、ハヌマーンさんにお願いします。

 後、滝川羊先生か火浦功先生に仕事しろ続編出せって伝えてください」

 特に火浦に仕事させるのは、ミスターNをしても無理だというのはわかってるけどね。

265 :ミスターN:2015/04/22(水) 20:02:37.91 0.net
ミスターN「では早速だがナナシ国を襲って欲しい。道先案内はエルザ君がしよう」
エルザ「では悟紅仙様、こちらへ」

※エルザは超音速ジェットでとある都市へと悟紅仙を案内した。その場所は日本の首都・東京。

エルザ「ここがナナシ国ですわ。では思う存分暴れてその使命を果たして下さい」
悟紅仙「うおおおおおおおおっ!」

※エルザに騙されて悟紅仙は東京中を破壊して回る!とんだ勘違いにより東京は壊滅状態に陥る!果たして彼を止められる者はいないのか?

ミスターN「ははは!バカな奴、このまま私を侮辱した日本を潰してしまえっ!!」

266 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/22(水) 21:06:18.67 0.net
>265
 悟紅仙を掻っ攫われたゼロマスターは、謎の黒幕に叱責を受けていた。

??「貴様がついていながらなんという……まあ仕方がない、日本を担当する者に処置を頼もう」

 まあ、誰が出てきても“彼”を止める事は出来ないのであるが……

 ……

星見警部補「まあ、同じType-401ですから……」

 警視庁が保有するType-401三体で押し包み、何とか悟紅仙の動きを止めることに成功した。
 そこに、ゼロマスターが手配した新手のType-401装着者、マグマスターとティラトーレが参戦!

マグマスター「止まれ、悟紅仙(犬笛を吹く)!」
悟紅仙「ぬ、ぬおおぉぉ……は、これはいったい……」

267 :ミスターN:2015/04/23(木) 20:41:48.00 0.net
※マグマスターの犬笛により悟紅仙は正気を取り戻そうとした時だった!

♪ピーローピーッ、ピーローピーッ、ピーローピーッ♪

※突如、邪悪な音色が東京中に響き渡りその音色により悟紅仙は再び発狂し東京中を破壊して回る!

ミスターN「ふふふ……この悪魔の笛の音色を聞いた者は狂気に支配されて凶暴になる、さぁ暴れて日本を更地にしてしまえっ」
エルザ「笛の出力を200%アップだっ!」

※更に悪魔の笛の出力アップにより東京都民が互いに殺し合いを初めてしまった!果たしてこの地獄絵図を止める者はいないのか?

268 :三代目ナナシ星人:2015/04/23(木) 20:51:40.03 0.net
アケミ「あらら東京は大変な事になってるわね」
綾「クククッ、零は大丈夫かな?」
アケミ「ここは零を信じるしかないわね。とにかく日本政府の信用を取り戻して統一国家構築の礎にすることよ」

※ここで零から連絡が入る

零「閣下、今東京が大変な事になっている。俺は国会議事堂に向かい要人を保護する」
アケミ「救援欲しい?」
零「今得体の知れない奴が暴れている。巨大戦力を派遣してほしい」

※こうしてアケミは零の要請を受けて怪獣ヤンガリーを日本に向けて射出した!果たして混乱している東京を救う事ができるのか?

269 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/23(木) 21:21:15.89 0.net
>267
ティラトーレ「仕方がないな……あんまり気が進まないけど」
 超合金製.44マグナムリボルバー“ストームシーカー”を引き抜き、悟紅仙を撃った。
 悟紅仙のヘルメット部が弾け、黒髪が舞う……

 そう!
 誰も「彼は止められない」と言っているのに止めた事とか突っ込んでくれなかったけど、悟紅仙は女なのだ!

 そして、悪魔の笛を無効化するために呼び寄せられたのは……

「おーれはジャイアン、ガキ大将♪」

 かくして、悪魔の笛はこの天下の悪声に耐えられず、出力2351%アップ(当社比)で自壊した。

>268
「あはははは!
 ミスターNとやら、貴様の保有する巨大戦力を投じてみろ!
 この私、“接続された悪夢(I dreamed of wired)”エヴァ・シンクレアと儀夜龍(ギャロン)が捻り潰してくれるわっ!!」

 髑髏のついた錫杖を携えた黒ゴス少女に操られた、大型龍脚類型宝貝「儀夜龍」が東京に現れた!

 儀夜龍(ギャロン)
  河北省、横山(オウザン)に住まう仙者、光輝(コウキ)が記したとされる小説『鉄人弐拾八號』に登場する、
  竜骨を以って夜間の儀式により造られし巨大宝貝。
  作中で描写されたその姿は現在で言う大型草食竜脚類、あるいは首長竜に似ており、
  件の竜骨と言うのが(作中には無いが)発掘されたそれの化石をさす物と思われる。
  巨人型宝貝である弐拾八號を遥かに上回る巨体を誇り、また体節ごとに分割して飛行する事が出来る。
  無敵を誇るも分割時に体の一部に被害を受けた事が災いして体内に海水がしみこみ、敗退した。

      民明書房刊 『書の鉄人・光輝の書〜ロボットから魔法少女まで〜』 より抜粋


 本来ヒーローの側に立っているはずだけど、余計混乱させてるよこのロリババア。

270 :三代目ナナシ星人:2015/04/24(金) 20:35:23.53 0.net
零「お前達何をやってるんだっ!お前達は東京市民を虐殺したんだぞ!!その意味がわかっているのかっ」

※怒りに震える零がマグマスターとティラトーレとエヴァに怒りをぶつける!
 ふと冷静に戻った三人が周囲を見てみるとなんと東京市民の殆どが頭が壊れて死んでいるではないか!
 先程のジャイアンの増幅された歌声が殺人音波となって東京市民をほぼ皆殺しにしてしまったのである。

零「お前達に正義を名乗る資格は無いっ、天に変わって成敗してくれるわっ!」

※そこへ怪獣ヤンガリーが到着、怒りに燃える零が愚かな三人に鉄槌を下すべく魔の忍者刀・黒鉄を手に特攻を仕掛ける!
 更にヤンガリーも儀夜龍に攻撃を開始した!

ミスターN「ははは!これはいい、互いに無益な殺し合いをするがいい」

271 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/24(金) 22:13:32.27 0.net
>270
 その声にマグマスターとティラトーレは顔を見合わせ、
「「いや、俺たち悪役だから」」

 あと、エヴァが来たのはジャイアンの後です。

「あー、うん、ここまでひどい歌声とはねぇ……」
 警部補たちもこれは予測できない、止められない。

 そして、今度はミスターNの背中から心臓を貫く刃。
 星見警視が今度は長いのを突き立てたのだ。
「秘剣“鬼の爪”でも殺しきらないのであれば、死ぬまで殺すしか!」
 そう言って、何度も、何本も、刃を突き立て、切り刻み、引き裂き、解体する。

 相棒、儀夜龍に乗り込んだエヴァはヤンガリーを迎え撃つ。
 ただし、これの全力攻撃は無数のミサイルをばら撒く事なので、遠慮して。

 マグマスターはさらにマグマコンバスターのオーバーボディを装着、金棒型火炎放射器で零と激しいつばぜり合い!

272 :三代目ナナシ星人:2015/04/26(日) 19:46:11.47 0.net
零「馬鹿め、そんな鈍器で相手など笑止!」

※零の魔の忍者刀・黒鉄がマグマスターの金棒型火炎放射器を真っ二つにしてしまう。
 更に鮮やかな剣さばきでオーバーボディをバラバラにして只の鉄屑にしてしまう。
 裸当然となったマグマスターは絶体絶命!

零「さぁ、これで終わりだな。このまま首をハネられたくなかったら大人しく降参するがいい」

※一方、儀夜龍の放つミサイルをヤンガリーは軽快なフットワークで回避していく。
 しかし儀夜龍の装甲は思った以上に固くヤンガリーの能力では致命傷を与える事ができず膠着状態になっていた。
 だがそこへ今度は魔女ミスキトリが悪魔の笛を手に東京タワーに出現、その恐るべき音色を鳴らし始めた。

悟紅仙「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」

※再び悟紅仙が発狂して暴走、儀夜龍とヤンガリーに襲いかかってきた!

273 :ミスターN:2015/04/26(日) 19:52:43.11 0.net
ミスターN「ははは!そんな物が私に通用するとでも?」

※星見警視に切り刻まれたミスターNだったがなんと体の破片が再構成されて数十名のミスターNが姿を表した。
 そして数十名のミスターNは情け容赦無しに星見警視に襲いかかる。
 無論こうなれば多勢に無勢、星見警視の命は風前の灯であった。

ミスターN「この私を切り刻むだと?馬鹿な、それこそ私達が貴様を切り刻んでくれるわっ!」
ミスキトリ「到着が遅れました閣下」
ミスターN「おお、来たか。では早速だが悪魔の笛を鳴らして東京の人間を根絶やしにしてしまえっ」

※こうして悪魔の笛の音は東京中に響き渡り僅かに生き残っていた人々が発狂して自滅していく。
 果たしてこのまま東京は死の都市となってしまうのか?

274 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/26(日) 22:19:35.98 0.net
>272
マグマコンバスター>マグマスター「ぬぅ、斬鉄剣か」

 特殊合金の金棒を切り捨てられ、オーバーボディを破壊されてType-401に戻る。
 しかし、裸同然と裸には大きな差がある……

「コンバスターマンの制約が無くなった以上、仕掛ける手段はいくらでもあるぞ!」

 見れば、黒鉄の刀身には火炎放射器の燃料である特殊ナパーム液がべっとりとこびりついている!
 これでは刃物としての切れ味はないも同然……拭えばいいんだけどね。

「……仕掛ける手段は星の数ほどもあるんだが、彼女を回収する仕事を先に済ませたい」
 そう言って、悟紅仙を手際よく制圧した。そういないと、怪獣大決戦に無駄に踏み潰されるから。

 一方のエヴァと儀夜龍。
 ミサイル攻撃は早々にあきらめ、ビームとかレーザーとか火炎放射や冷凍液とか手を変え品を変え。

 そして、殴られたところにカウンターパンチのように長い首をねじ込み、脇から股へ。
 同時に尻尾の先からロケットアンカーを後方に射出。
 ヤンガリーの腕が伸びきったタイミングでウインチを巻き上げると同時に首を跳ね上げ、上空に投げ飛ばした!

 一瞬だけ全身のミサイルハッチが展開し誘導用レーザーを照射するも結局は撃たない。
 他にするべきことを優先するという意図があってのことだが、果たして伝わるか。

275 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/26(日) 22:34:52.17 0.net
>273
 数十名のミスターNを見て、警視は黙って紙を切るように切り捨てる。

「一人分を数十に分割したら、そりゃ密度も数十分の一でしょうに」

 刃の通る相手を斬る分にはほぼ全自動で切り殺せるのが剣客である。

 ミスキトリが再び悪魔の笛を手にしたのを見て、星見警部補とティラトーレは共闘することにした。
 まず、警部補の水遁の術で笛の中に水を貯め、音が出ないようにする。
 そしてティラトーレが彼女を撃つ。

エヴァ「さて、そろそろ禅師にお目覚め願おうか」

 彼女が手にする髑髏のついた錫杖、これこそ平安時代の僧、一級宗純の頭蓋骨であり、彼が正月に練り歩いた時に所持していたものである。
 禅師の末期の言葉、「死にとうない」の通り、彼はあらん限りの頓智を振り絞り、この姿になって生き永らえた。
 そんな積年の頓智を呼び起こし、東京に生じた今回の被害を回復すべく働きかける。

 そして、我々凡人には及びもつかぬ一休禅師の頓智は、悪魔の笛の被害者の約6割を救う事に成功したのであった。

「さすがに、ここまでか……」
『これ以上はワシでも無理じゃ……』

「そうそう、星見警視。ミスターNがミスターNになる前のことは調べたのか?」
「そ、それ以前なんてあったんですか!?」

276 :ミスターN:2015/04/27(月) 20:47:39.21 0.net
ミスキトリ「悪魔の笛が使えなくなったか。では仕方が無いわ……我が下僕よ、我に従い眼前の敵を駆逐するがいい」

※ミスキトリは言葉にならない呪文を唱える。
 すると天空に雷鳴が鳴り響き黒い雲が出現する。
 そして、その黒い雲の中から巨大な獣が姿を表した……その全長はなんと800メートル!

ミスキトリ「ホホホ!さぁ行くがいい雷獣鵺よ……その雷撃で奴等を木っ端微塵にするがいい!」
ミスターN「ミスキトリめ、とうとう五体の下僕の一匹を出してしまったか。巻き込まれる前に退散するとするか」

※分裂していたミスターNは再び一体化してミスキトリの元へ。
 そして超巨大雷獣鵺は零を始めとする連中に10億ボルトの電撃を放出しながら襲ってくる!

零「とんでもない奴だっ、ヤンガリー一旦退却だ。俺は意識を取り戻した人々を避難させる。お前達もさっさと逃げるがいい」

277 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/27(月) 23:49:07.14 0.net
>276
エヴァ「ぬぅっ!?落雷攻撃か!

 ええいっ、高々10億Vとはいえ、広域カバーリングにも限度がある。
 早いところ何とかしろ!」

 億単位だと凄そうに聞こえるけど、落雷としては普通の数字である。
 周囲にレーザーを照射して大気をイオン化、放電に指向性を持たせて自身に集中させた。

 ただ、それが連続して続けば……そういうことだ。
 儀夜龍には落雷を吸収してどうとか言うような機構は備わっていないしな。

警部補「しかし、それでもあのサイズは……なぁ?」
ティラトーレ「的はでかいけど……ねぇ?」

 状況のインフレ傾向に辟易しているような。

278 :名無しになりきれ:2015/04/28(火) 00:04:27.42 0.net
その時、今まで状況を知らずに誰もいない東京でここぞとばかりに遊んでいた電一(でん はじめ)が、東京の現状に気が付いた。
一「よおし」
一はビールを飲み、気分を高揚させた。
一「ぷはぁー」

電一は気持ちがよくなると、身長2000mの巨人、電エースに変身するのだ!

電エース「ジャ!シュシュ!シャ!」

電エースはおまけに名前に電なんてついているので雷なんかびくともしない。
雷獣鵺につかみかかり、上空から引きづり落とし、東京タワーを凶器にしてめった刺しにする!

279 :ミスターN:2015/04/30(木) 20:13:33.06 0.net
ミスキトリ「ほほほ、世の中私の鵺より大きい存在がいるものね」
ミスターN「しかし、これ以上やりあっても不毛なだけだな」

ミスターNはミスキトリに鵺を撤退させてから自分達もその場から立ち去る……
だがミスターNは去り際に万年筆ぐらいの物体を投げた。
そう、その物体こそは俗にいう反物質!

ミスターN「東京よ、消え去れ!」

小さな反物質が地面に落ちた時……音もなく光が東京中に広がっていく。
そしてその光が消えた時、東京という都市は跡形も無く消滅し巨大なクレーターだけが残された。
恐らく電エース、ティラトーレ、エヴア、マグマスター、頓智は反物質の光で消滅したと思われる。
幸い零と避難した人々は無事だったが跡形も消え去った東京を見て零と人々は恐怖する。
その様子を監視モニターごしに見ていたアケミはただ唖然とするのみであった。

アケミ「宇宙兵器法で禁じられている反物質を使うなんて……やはりアイツはクズだわ!」

280 : ◆6EgzPvYAOI :2015/04/30(木) 21:52:57.51 0.net
 そして、亜空間。

>279
×:頓智
○:一休禅師

「やれやれ、情報は正しく受け取らねばの」
「おかげで何とかなってますがね」
「だいたい、頓智という概念を物理的な手段で消し去れるわけがない。
 消し去ろうという意思があれば、その意思の中に常に頓智はあるものだ」

 かつて、南光坊天海と名を変えた明智日向守光秀が江戸城を中心として張り巡らせた呪術結界。
 今、その術式が反物質と直接的に作用した。

 そもそも、反物質というものは闇雲に対消滅するわけではない。
 もしそうなら、それを所持していたミスターNが反物質の質量と同じだけ消滅しているはずだ。

 それを制御するテクノロジーと結界が作用した結果、現世からは消えたように見える東京は亜空間に移動したのだ。

「時に禅師、我々は勝手に帰還しますが……」
「おお、勝手にせい。
 そもそもお主らが最初から本気でおれば、エヌとやらもアケミとか言う小娘も雑魚同然であろうに」



ニコライ「でも、この星にも『反物質ライフル』なる武器があるとか?」

 あー、それは『サイバーパンク2020』というTRPGに登場する劣化ウラン弾頭の30mm対物狙撃銃の商品名だから。

281 :名無しになりきれ:2015/05/01(金) 21:28:52.68 0.net
クレーターになった東京に、しかし53mまで小さくなった電エースは平然と立っていた。
こいつだけ、普通に直撃に耐えたのだ。
電エース「電びーむ」
電エースが手から光線を発射した。
光線は成層圏を突破し、ミスターNの艦隊に襲い掛かる。

ちゅどどどずごーーんずばばばばーんずがーんずばばばば

大轟音と共に次々塵に変わるミスターNの大艦隊。
ミスターN「おい!ちょ、ふざけんな!」
慌てて東京に戻ってきたミスターNは、渾身の力で電エースを攻撃する。
しかし、その一撃は中学生がふざけて同級生をはたいた程度しかダメージを与えられない。
なんか物体消滅させる変な力やら呪力やらあらゆるエネルギーをどうとかする変なパワーやらでミスターNは必死に電エースを攻めるが、電エースは物ともしない。
ついでに、ミスターNが本気を出せば簡単に吹っ飛ぶはずの地球も全くびくともしていない。
ミスターN「何故だ!?何故何だ!?何が…一体何が起きたというのだ?何が?」
全く動揺して狼狽えまくるミスターN。
そうしている間にミスターNの連れてきた艦隊は全て全滅した。
慌てふためいてミスターNは秘密結社ハゲタカやら、自分より上等な何とかとか言う邪神に助けを求めるが、誰も応答しない。

秘密結社ハゲタカは自己進化するダリーの培養に失敗していた。
正義の心に目覚めたダリーによって、全ての構成員と大幹部、邪神、怪獣が食い殺され、ダリー達も役目を終えるとさわやかな笑みと共に自害して原子の塵に変わった。
邪神の方はハヌマーンに一方的にボコられた末、駆けつけた仏が完膚なきまでに消し去った。
エルザも艦隊全滅の際電ビーム喰らい、不死身細胞の再生が全く間に合わず、電ビームに耐性ができる前に原子の塵に変わって二度と再生できなくなった。
ミスキトリ?部下の魔獣?原子の塵になった。
残るはミスターNただ一人である。
電エース「宇宙のパワーバランスを乱しまくるお前は、過去と未来、全ての宇宙、全ての世界にいる資格は無い!」
ミスターN「ふざけんなおい!電エースがこんな強いわけねーだろ!てめぇ何者だ!」
いつもの尊大な喋りをする余裕もなくなったミスターNが無様に叫ぶ。
電エース「電(いなずま)エースだ」
ミスターN「……」
バカバカしすぎてもう声も出ないミスターN。
それならばとミスターNは紫色のクリスタルを取り出して最終形態にチェンジしようとするが、電エースはミスターNの察知できない速度で動き、素早くミスターNの四肢を切断して案山子にする。
不死身細胞は機能しない、不死身細胞が機能しなくなるように、電エースは攻撃したのだ。
電エース「お前のような奴は、過去と未来、全ての宇宙、全ての時間、世界から消してやる!電アタック!」
人智の及ばない一撃が放たれ、ミスターNという存在は全ての時間軸から消滅した。

こうして、ミスターNの存在は無かった事になり、スレはニコライとチャールズがテスト受けてる>>209まで展開が戻る。
迂闊に昔のキャラを出すと、際限なく最強合戦する事になるのだ。

282 :ミスターN:2015/05/02(土) 20:12:59.88 0.net
※ニコライとチャールズがテストに合格してから数日が経過したある日。

アケミ「さて、国連本部に到着した訳だけど確か会議は明日だったわね」
ニコライ「はい、今回は次世代エネルギー技術に関する会議でした。我がナナシ国もエネルギー効率98%の太陽光発電システムの公開する予定です」
アケミ「今後は無茶苦茶な戦争仕掛けないで可能な限り技術を提供して地球人達の意識を宇宙人との交友を中心にした考えにしないとね。全ては私の最終目的の為に」
零「一応我々ナナシ国忍者部隊も護衛に当たってますが気をつけて下さい」
チャールズ「最近イスラム国という連中が各地でテロをしてますからね。今回公表される数々の技術を狙って来る恐れがありますから」

※そして次の日、国連本部で次世代エネルギーのレギュレーション会議が開始された。果たしてどんな技術が出てくる事やら?

アケミ「そういえば誰かヤバイ奴がいた気がしたけど気のせいかな?」

283 :三代目ナナシ星人:2015/05/02(土) 20:17:07.74 0.net
アケミ「ミスターN?そんな奴いたかしら?」

※名前の表示間違えました。この場を借りてお詫びいたします。

(誤)ニコライ「はい、今回は次世代エネルギー技術に関する会議でした。我がナナシ国もエネルギー効率98%の太陽光発電システムの公開する予定です」

(正)ニコライ「はい、今回は次世代エネルギー技術に関する会議です。そして我がナナシ国もエネルギー効率98%の太陽光発電システムを公開する予定です」

※そしてこちらも訂正です!

284 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/02(土) 21:28:51.69 0.net
※だからって、時間軸を巻き戻すやり方はどうなんでしょう?

 そして、東京。
 一般の人々にはわかる筈もないが、時空の歪みや綻びが生じつつあった。

 亜空間に落ちた東京を戻す前に時間の巻き戻しを行ったツケが出始めたのだ。


一休「そして、ワシの頓智はミスターNをなかった事にする事を許してくれぬでのォ」
エヴァ「禅師、それ、悪役の台詞」


 はたまた一方その頃。

 南太平洋のとある漁村。

 かつて、とある時間軸の中でミスターNと呼ばれたこともある男が流れ着いていた。
 とはいえ、彼が今ここでもミスターNであるかは定かではない……

285 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/02(土) 21:34:53.82 0.net
ニコライ「それはそれとして提案があります。
 イスラム国は今後、『反イスラム教団体・イスラムの方から来ました』と呼びましょう」
チャールズ「待てぃ、それはさすがに無理やりでござんす。秋津透でもやらないレベルでござんす」

 この二人の漫才もどきは稀に良くある光景であった。

ニコライ「まああれですな、開戦はすでに政治家の敗戦を意味しているって言葉もありますし」
スペースコンバスターマン「戦う前に負けてるよっ!?」

286 :三代目ナナシ星人:2015/05/03(日) 22:55:59.64 0.net
>>285
アケミ「そんな下らない話してないでさっさと行くわよ」

※こうして国連本部にて次世代エネルギー技術に関する会議が始まった。

アケミ「という訳でこの超効率の太陽光発電システムを用いれば地球の地下資源に頼る事無く世界中の人々に電力を供給する事が可能なのです」

※この超効率太陽光発電システムは予想通りほぼ全ての国の注目を集めていた。確かにこれが広まればエネルギー問題が大幅に改善されるはずである。

チャールズ「お疲れ様です総統」
アケミ「とりあえず皆興味を持ってくれて嬉しいわ。さて他の国の次世代エネルギーはどんなものかしら?」

※アケミは席に座り他の国の次世代エネルギーを見てみる事にする。果たしてどんなものが出てくる事やら?

287 :三代目ナナシ星人:2015/05/04(月) 23:31:05.81 0.net
アケミ「次はソビエトのプレゼンか」

※ソビエトの技術者が説明を開始する。なんとソビエトの次世代エネルギーは人力エネルギーであった!
 全ての蛮族を奴隷にしてくたばるまでひたすら発電機を動かして発電するものであった。
 そして、そのサンプルが会場内で起動していた。数名のチベット人奴隷がひたすら発電機を動かす。

エルザ「なぜ私がこんな目に……私はテイルブルーじゃないわよ!」
警部補「何故私がこんな目に!私は警視庁の……(ビシッバシッ)」
ティラトーレ「これは何かの間違いよ!死ぬ、私は死ぬまでこれを回し続けるの?」

アケミ「あらら、何処かで見たような面々がいるわ。まっ、以前から気に入らない連中だったから死ぬまで放置しとくか」

288 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/05(火) 13:41:27.26 0.net
※色々と、矛盾があります。

 *>165でロシアと言っているのにソビエト?

 *(星見)警部補もティラトーレも男で、一人称は「俺」になります。

 *チャールズは渡世人口調なので>286は「総統、お疲れ様でござんす」などのようになります。

これらのうち最初の二つの矛盾を、時間を巻き戻さず解消してご覧に入れましょう。

>287
 警視庁にて。

星見警視「本庁装備課の赤崎早苗警部補が?」
星見警部補「何故か、ソビエト重化学工業の人力プラントに奴隷として捕まっています」

 マグマスター達のアジトで。

ティラトーレ(二代目)「大変だ親父……じゃなかった首領、先代のティラトーレが……」
マグマスター「ほぅ、ソビエト重化学工業といえば、我々と敵対する組織の表看板。挑戦状か……」

289 :名無しになりきれ:2015/05/05(火) 21:57:06.60 0.net
国際条約で人身売買および、奴隷は禁止されているため、国連代表たちは直ちにソビエト代表を逮捕した。
しかも蛮族を奴隷とか問題発言をしこたましているので、マッハで国際問題に発展する。
アメリカ代表「って言うかこれはナナシ星人がソビエトと我々を争わせようとしている罠じゃないのか?」
ドイツ代表「怪しいな、おい」
違う事を証明するには、ソビエトの蛮族奴隷計画をナナシ国が潰すしかない。

一方、ナナシ国軍基地はイスラム国のテロ行為で軒並み壊滅していた。
武器は最新鋭だったが、使うのが全て元中国人だったため、扱い切れず、自滅したのだ。

290 :三代目ナナシ星人:2015/05/06(水) 20:28:13.90 0.net
アケミ「チャールズ、少しキツイかも知れないけど精鋭部隊を率いてソビエト重化学工業をぶっ潰してくれる?」

※チャールズは即、精鋭部隊を率いてロシアにあるソビエト重化学工業本社を潰すべく出撃していった。

アケミ「零、最近イスラム国相手に負けが続いてるそうね。貴方が直接現地の部隊に出向いて性根叩きなおしてやりなさい!」
零「御意!」

※零はイスラム国に敗走している部隊の元へ……その目的は部隊の再訓練であった!

アケミ「さて、次のプレゼンはどこかしらって今度はアフリカは南アフリカ共和国?」

※なんと南アフリカ共和国の次世代エネルギーは俗に言う魔法であった。
 正確には古の種族に伝わる黒魔術を現代科学でエネルギーに変換させるというものであった。
 ただエネルギーの行使にはある問題があった。
 それはそれなりの儀式と生贄が必要であった。

南アフリカ大使「では先日捕えた生贄をここへ!」
エヴァ「たっ助けて!」
アケミ「また人道無視の展開か。あれ?貴方はニコライさんでは?」
ニコライ「おおっ貴方がナナシ国総統ですか」
アケミ「貴方の友達が生贄にされそうよ。速く助けに行ってあげてはどう?」

291 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/06(水) 21:30:24.51 0.net
※イカール星人ニコライは、ビラ星人チャールズと一緒にアケミの配下になりました。
 エヴァとは関係ありませんよ。

 そして警視庁。

星見警部補「いいぞ、やれやれ!早くあの女を……」
福良課長「いや、無理でしょう……」

 そうしている間にも、プレゼン会場に設えた魔法陣に黒ゴスの少女が捧げられ……

エヴァ「え、いや、そんな……

 こんな、質の悪い魔力……流し込まれても……あんまり美味しくないのよねぇ」

 いつの間にか拘束が解かれ、手には髑髏のついた錫杖。
 イメージCV.小暮英麻、いやさ小暮英魔様な少女が、三日月のような笑みを浮かべる。
 南アフリカの武官と兵士が取り押さえようとするも、片手で弾き飛ばす。

福良「彼女も人が悪い。完全義体のパワーを持ってすれば捕まることすらないというのに……」
警部補「俺としちゃ、あれはとっとと何とかして欲しいんですがね」

 そうこうする内に、“接続された悪夢(I dreamed of wired)”の二つ名を持つ女戦士は南アフリカの人員をあらかた制圧していた。
 ご自慢の宝貝を使って会場ごと粉砕しないあたり自重してくれたのだと感謝していただきたいくらいらしい。

ニコライ「やれやれ、他人に何かする時は、自分がその相手に何かされる可能性を考慮するべきですな」
 有識者の端くれであるニコライには、エヴァの身体の事も魔力を御していることもお見通しなのだ。
 まあ、事前に相談があれば、彼女とそれなりには戦えるだけの準備を始められるのだが。


※やはり、他人のキャラで何かする時は、相談の一つもあるべきかなぁ?

292 :名無しになりきれ:2015/05/06(水) 23:18:09.68 0.net
アフリカ代表もやっぱり御用となった。

アメリカ代表「アホと犯罪者しかいないのかこのプレゼンは!」
ドイツ代表「しかし堂々と国際条約破る奴多いな…」

頭抱える常識ある国の代表たち。

北朝鮮代表「まだ我々がいる!」
アメリカ代表「おい、もう逮捕の準備しておけ…」

293 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/07(木) 01:40:28.71 0.net
 英仏独はそれぞれ別個に常温プラズマ核融合炉を用意してきていた。
 日本でも研究はなされているが、今回は見送った技術である。

 アメリカは発電ではなく送電に関する新技術を発表した。
 一方日本は常温超伝導による新型蓄電池を持ってきた。

 これらを組み合わせればこの星の電力事情は大幅に改善される日が近い、かもしれない。


 そして、産油国は焦りを隠せない国とあせる必要はないと考える国に割れた。
 石油を燃料と見るか原材料と見るかの違いである。


 イスラミックステートはどちらにせよ、資金源の一つが力を失いつつあった。

294 :名無しになりきれ:2015/05/07(木) 20:58:12.09 0.net
北朝鮮代表「我々は?我々のプレゼンは?」
アメリカ代表「今逮捕の準備してっから待ってろ」
ドイツ代表「拉致被害者動力にするとか言うんだろ?」
北朝鮮代表「言わん!我が国が開発したのは、宇宙人のエネルギーを奪ってエネルギーにする、侵略者発電だ!」

(逮捕の準備がされる)

北朝鮮代表「え?何で、すっげえ画期的じゃね?」
ドイツ「今ナナシ星人攻撃するのは条約違反だから…」
北朝鮮代表「しないしないしない!そうじゃなくてこう、別の侵略者が来た時にだな…」
ブラジル「こねえよ!早々来てたまっかよ!」
スペイン「また変なの湧いてくるぞ…」

295 :三代目ナナシ星人:2015/05/08(金) 21:03:52.97 0.net
>>294
※その時、何処からバルタン星人とケムール人が出現して北朝鮮代表をフルボッコにして何処かへと連れて行ってしまった。

アケミ「あーあっ、迂闊に宇宙人敵に回そうとするからよ。多分あの人達臓器抜かれてモルモットにされるのは確実ね」

※次はアメリカの番であった。まさか核を使ったものでは無い事を祈るのみであった。
 だが、一方で恐るべき敵が蘇ろうとしていた!

ミスキトリ「総統閣下、お迎えに参りました」
名も無き男「???」
ミスキトリ「どうやら記憶を失っている様子……では我が魔力で記憶を復活させましょう」

※先日遭難していた所を救助された男は記憶の無いまま奴隷として働いていた。だがあの魔女が姿を表した時……

296 :三代目ナナシ星人:2015/05/09(土) 00:41:21.66 0.net
失礼しました!

※次はアメリカの番であった。 ×
※次は南アメリカの番であった。○

度々申し訳ございません!

297 :名無しになりきれ@牛番長:2015/05/10(日) 14:00:35.42 0.net
その次は日本?狙うなら永田町と霞が関に蔓延る政治家と官僚を綺麗に大掃除してください。
* 暴ド○えモンから巨大化する銃 掃除機と雑巾、バケツを<289に渡す。

298 :三代目ナナシ星人:2015/05/10(日) 22:31:23.84 0.net
>>297
アケミ「あんまり他国の内政干渉はしたくないのよねえ」
綾「ケケケッ、そんなにやりたきゃ自分達で勝手にやりな。私達は会議で忙しいんだよ」

※その頃、南アメリカのプレゼンが始まった。

「我々南アメリカ諸国はサッカーを始めとするスポーツによる情熱をエネルギーにするシステムを開発しました!」

アケミ「確かにサッカー大国にはうってつけのエネルギーの確保手段ね」
綾「しかし正直売れるのか?他の国だとスポーツなんてダルいという所もあるハズだしな」

※こうして国連本部の会議が終わりを告げた。だが一方で恐るべき男が完全なる復活を遂げていた!

ミスターN「ははは!よくも私をこんな目にあわせてくれたな。ミスキトリ、まずはアメリカはワシントンを乗っとるぞ」
ミスキトリ「かしこまりました閣下!」

299 :三代目ナナシ星人:2015/05/12(火) 20:37:50.45 0.net
※国連本部の会議が終わった直後、アメリカから緊急通信が入る!

アメリカの将軍「たっ、大変です!巨大な化け物がワシントンを襲撃しており我軍は壊滅寸前です!至急応援を!」

※モニターには真っ赤に燃え上がる大巨人がワシントンを襲っている!その全長は約1000メートル!

ミスキトリ「我が下僕イフリートよ、アメリカ中を炎で焼き尽くしてしまえっ!」
ミスターN「目指すはホワイトハウス!そして大統領の命を奪うのだっ、進めイフリートよ!」

アケミ「……ようやく思い出した。あいつは確か電エースに倒されたハズじゃなかったの?」
綾「ケケケッ、彼奴等かなりロックしてるじゃねえか」
アケミ「零に連絡、再訓練中の阿呆共引き連れてアメリカへ出撃よ!」

300 :三代目ナナシ星人:2015/05/15(金) 19:38:13.81 0.net
※中の人からのお知らせ

「いい加減なんでもいいから書き込んでもらわないと話が進まないんですがね。正直ネタでもいいですから書き込みをお願いいたします!」

※何方様でも結構です!何か面白いネタを書き込んで下さい。このままでは話が進みません!!

301 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/16(土) 23:00:20.56 0.net
 ワシントン近郊の米陸軍は壊滅的被害を受けていた。

 そこで、空軍は総力を挙げてイフリートに挑み、スピンドルを炊いて巨大な魔法陣を空中に描いた。
 イフリートを取り囲むように構築された三次元魔法陣は、見事に巨大な魔術的存在を封印してのけた……

……その効果の限定的なことには、幾人かの魔術を使うヒーローヴィランも安堵した。

ニコライ「あ、あの魔法陣は……!」
チャールズ「何、知っているのかニコライ!」
ニコライ「知っているのか、じゃないだろうに。チャールズ。あれは……


……お前もご存知のギャラクティカ・フェデレーション・エンパイアの術式だ」

 まあ、地球外の力を借りてもアケミとナナシ国の力は借りたくないアメリカであった。



メガロマニア「……お、オレの出番は?」

 あ、忘れてた。

302 :三代目ナナシ星人:2015/05/17(日) 17:31:24.31 0.net
アケミ「あらら、こりゃ出撃する必要無かったみたいね」
零「流石はアメリカ、見事な手際であった」
アケミ「とりあえず軍を引いたほうがいいみたいね」
零「了解!」

※だが、あのイフリートは陽動であった事には誰も気づいてはいなかった!そう、現在ホワイトハウスでは!?

大統領「こっ、殺さないでくれっ!」
ミスキトリ「無能な大統領など不要ですわ……さっさとこの世から消滅しなさい!」

ミスターN「ゴミの処分は終わったかね」
ミスキトリ「全ては閣下の意思のままに」
ミスターN「次は国会だな……今度は日本のようにはいかんぞ!アメリカ全土は私のものだっ!」

※ホワイトハウスを占拠したミスターNはこのままアメリカ乗っ取りを企てる!誰か奴を止められる者はいないのか?

303 :名無しになりきれ:2015/05/17(日) 21:14:09.36 0.net
ミスキトリ「す…べて…は閣下の…いし…い…」
ミスターN「どうした?ミスキトリ」
ボンとミスキトリが弾け飛ぶ。
そして、血肉の中から快活な笑い声が聞こえてきた。
大統領「多少は骨のある相手だったな…」
ミスターN「何!?」
大統領「何を驚いている、私はアメリカ合衆国大統領だぞ、貴様自身なら兎も角、こんな雑魚が相手になるとでも、本気で思っていたのか?」
ミスターN「いや…えーと…(頭をかくミスターN)」
大統領「さて、親愛なる合衆国国民のために、貴様にはここらでご退場願おう」

ミスターN「ふざけんぐぼはっ!?」

狼狽えるミスターNの胴を、大統領の拳が貫通する。
ミスターNの反応できる速度ではなかった。

大統領「そら、どうした」
N「おのれええええええ」

反撃に光線を放とうとするミスターNだったが、それより早く、大統領はミスターNを投げ飛ばし、体にエネルギーを貯める。

大統領「消えろ!!」
ミスターN「そんな!そんなばかなあああああああああああああああああああああああああああ」

第二次世界大戦で、幾多の超兵器を持つ日本が、なぜ負けたか。
応えは簡単だ。
大統領がそれらの超兵器よりも、輪をかけてずっと強いからだ。

大統領のアメリカ波という光線で、ミスターNの体は原子の塵に物質転化された。
その精神は暗黒物質に変わり、例えアストラル生物だったとしても、蘇る事は無いだろう。
ミスキトリの方は、大統領が平衡世界のミスキトリ全てに向かってアメリカ波を放ち、片っ端から消し去っておく。

大統領「ナナシ星人とか言う面白い小娘と私は遊んでいたのだ、貴様のようなゴミに邪魔はさせんて」

ホワイトハウスの屋上へ出た大統領は、はまきをふかした。
しかし、大統領が実はすごぶる強い事は、国家の最重要機密である。

大統領「私が倒したのがばれるとまずい、ミスターNの代役をたてて、そいつを適当なヒーローに倒させよう」

翌日、ミスターNがワシントンに現れ、駆けつけた銀河最強の英雄、ストレッチマンのストレッチ・パワーによって断末魔と共に消滅した。
しかし、それが偽物である事を見抜ける者は、銀河の中にはいなかった。
こうして、ミスターNは、最強のラスボスであるアメリカ合衆国大統領の手で倒された。
地球を侵略し、宿題を達成するには、アケミはこの最強の存在と戦わねばならない。
果たして、彼女は勝つ事が出来るだろうか…。
大統領「副大統領、日本の諸君に、そろそろ宇宙人の作った国を国連がとり潰しにするから、ナナシ星人を懲らしめるようにおふれを出したまえ」
副大統領「は」
大統領「それから、ピンク板への移動の準備だ、こんなスレ、エロも無ければやる気も無い、ここからは小学生の侵略者が返り討ちに合って犯されまくる話にシフトさせていく」
何かの長官「素晴らしいアイディアです、大統領」
アケミ、危うし。
しかし、アケミって言うのは俺の母と同じ名前なので萎えるため、もっぱら標的は綾になるだろう。ぐへへ

304 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/17(日) 22:05:50.86 0.net
 しかし、もうじき大統領選である。

 現大統領に戦いを挑み、最凶の、もとい最強の名を得んとする戦闘馬鹿に事欠かない合衆国である。
 あんたらって、ホント、バカ。

「大統領選の時だけ、現大統領もアメリカ波は使えないからな」
「別に、アメリカ波があってもなくても私は強いわ」
「ふんがー(オレ、ワシントンで一番強い)」
「休んでいる暇はないぞ、出撃だ!」
「ぶるぁあああああ」

……バカ。

「……え?」
 あまりの展開に、出馬を見合わせることを検討し始めたレックス・ルーサーであった。
 彼の出展である「スーパーマン」の中では実際にアメリカ大統領にまで上り詰めているのだが……
 というか、ルーサーなら普通にアケミ程度どうにでも出来るのにもったいない……小娘過ぎたか。


 そして、日本。
 このスレでは安倍内閣はないので、それほど好戦的ではない。

305 :名無しになりきれ:2015/05/17(日) 23:41:26.62 0.net
ストレッチマン「やあ、皆、吾輩、昨日悪党を消し去ったのだが、何だが違和感を感じておるのだ」
まいどん「えー?どうしてー?ストレッチマン」
ストレッチマン「うーん、何だかこう、手ごたえがなさ過ぎたというか…。まあ、些細な事だな!
それより、今日も、ストレッチだ!椅子に座って両手をまっすぐ前に伸ばして、その中に頭を入れて、おなかを見るようにしよう。そのままずーっと頭を落としていくよー、さあ、数を数えてみよー!
いーち!
にー!
さんー!
しー!
ごーーーーーーーー!!

うわっはっはっは、ストレッチ・パワーが、背中に、溜まってきただろう!!」

ピカピカと警報を鳴らしながら、モニターが飛んでくる。

ストレッチマン「地球からのメッセージだ」

アケミ「私は、ナナシ星人、アケミだ!地球を侵略してやるぅ!」
この機械は地球のピンチをわかりやすく解説するためにバーチャル映像を作っている、アケミが実際にしゃべってるわけではない。

ストレッチマン「ぴーーーーーーんち!!」

しかし、ストレッチマンが飛び立つ前に、画面が切り替わる。

ストレッチマン「これは、アメリカの大統領殿」
大統領「ストレッチマン、まだ君の手助けは借りない、こいつは地球人の手で倒す」
ストレッチマン「わかりました、では吾輩は、今回は休みましょう!」

アケミの明日はどっちだ

306 :三代目ナナシ星人:2015/05/18(月) 21:50:10.32 0.net
アケミ「何がピンク板だっ!(怒)子供相手にそんな事考えるなっ!!今の一部始終は監視モニターで見てたわよ」
綾「ケケケッ、だがこれで今度こそミスターNもご臨終だな。だがあの大統領のパワー洒落にならんな」
零「あの力の源……間違いなく秘密が」

???「それは我々の種族に伝わる秘石の力だ」

アケミ「貴方いつの間に!」
零「曲者め、名を名乗れっ」

「私の名はアルフォンス。太古よりアメリカの地に住まう住人だ」

アケミ「貴方もしかしてインディアン?」

※突如としてアケミ達の前に現れた謎のインディアン・アルフォンス。彼は何故にアケミ達の前に現れたのか?

307 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/18(月) 23:14:58.18 0.net
エヴァ「え、ピンク板に帰るのか?」

 こいつとか幾人かはそっちで使うようにデザインされたキャラだが、別に帰らなくてもいい。
 というか、帰ってもいいし、帰ってもらいたいと思ってるのもいるし。


 それはさておき、その頃の上海。

巨大チャールズ「悪い子いねぇがぁ?」

 何かを探すように町をうろつくビラ星人。
 ビルの向こうに姿が消え、その壁面の上の方から虚無僧がつーっと滑り降りる。
 ひょい、チャールズが一歩下がり、虚無僧を発見。

「みぃつけたぁ!」
「むむっ!」

 ガラスを割らない程度の停止ビームを乱射する星人と、ガラスの壁面を走って回避する虚無僧。
 たたたっっと駆け回り、ぴょんと隣のビルに飛び移り、正面に回りこんだスペースコンバスターマンを踏ん付けて道の向こうのビルへ。

「ど、ドーモ、虚無僧サン、スペースコンバスターマン、デス」
「ドーモ、スペースコンバスターマン=サン。“三眼法師”デス」
 挨拶は大事、トテモ大事。

「……というわけで、オレを踏み台にしたなぁ!」
「踏み付けられずに一人前になった奴はいないでゴザルよ、ニンニン」

308 :三代目ナナシ星人:2015/05/19(火) 19:40:21.46 0.net
アケミ「それでアルフォンスさん、あの大統領の能力はあなた方の先祖が守っていた秘石の神通力という訳ですか」
アルフォンス「かなり昔、白人共が我らの大地を侵略した際に太古から守り続けてきた秘石を卑劣な手段で奪ったと聞く」
アケミ「それで私達にその秘石をどうしてほしいの?」
アルフォンス「我が一族の誇りを守る為にあの卑劣な白人共から秘石を取して欲しいのです。もし無理でしたら破壊してくれても結構です」
アケミ「あのね、私達も朝鮮・中国を滅ぼした侵略者よ。いわば彼奴等アメリカ白人達と同類なの!なのに何故私達にそれを依頼する訳なの?」
アルフォンス「貴方達は奴等とは違う。中国・朝鮮は滅ぶして滅んだだけにすぎない。それに秘石を所持している屑に対抗できるのは貴方達だけです」

※インディアンのアルフォンスから恐るべき神通力を秘めた秘石を奪取もしくは破壊を依頼されたアケミ達。
 果たしてその依頼にアケミ達はどう決断する?

アケミ「零、結論出す前に裏をとったほうがいいわね。ちょっとホワイトハウスまで行って秘石の場所を探ってくれる」
零「御意!」

309 :名無しになりきれ:2015/05/19(火) 20:00:18.55 0.net
???「そいつは前世魔神だ!」
どこからか快活な声が響き、アルフォンスの前に格好いい影が立ちはだかる。
アルフォンス「貴様は!スティーブン・セガール!」
セガール「アケミ!騙されるな!こいつは君をだまして合衆国と戦争させようとしている前世魔神だ!」
アルフォンス「う…アケミ!騙されるな、考えてみろ、一国の大統領が馬鹿みたいに強いわけが無いだろう?秘石があるから…」
セガール「ミスターNだって人間なのに強いだろう、大統領は大統領になるためにミスターNよりはるかに努力した、それだけだ!大体、ミスターNが生まれた地球で、ミスターNだけが飛びぬけまくってすごいというのが、そもそもおかしいのだ!」
アルフォンス「ええい!そんな理屈が通用するか!うぎいーーー!」
怪物に変身するアルフォンス、スティーブン・セガールはしかしひるまず、拳法でこれをボッコボコにする!
セガール「セガール真拳!奥義!無数手刀!」
アルフォンス「ギャーーーー!」
セガール「滅んでいない朝鮮や、頑張っていい国にしようとしていた者もいるのに滅ぼされた中国をさして、滅ぶべくして滅んだなどとほざくな」

この時、零も、アケミも、セガールとアルフォンスの戦いがあまりにも高次元の格闘戦だったため、割って入る事ができなかった…。

セガール「さて、私は入国審査に違反しているな、逮捕してくれ」

セガールはそう言うと、両手を差し出した。

セガール「それから大統領からメッセージだ、君のプレゼンやイベントは素晴らしかった、だから、今の調子でやる分には、私は君の侵略を容認しよう、そしてもうすぐ大統領選、次は大統領選で会おう!だそうだ」

翌日、アメリカ合衆国は、大統領選へのアメリカ人以外の出馬を認めた。

310 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/19(火) 22:50:07.18 0.net
>309
 その通達を受けて、北米土着のドラゴンであるダンケルザーンが大統領選に立候補した……
 やめて、TRPG「シャドウラン」であなた、当選後に爆殺されるのよ!?

 後、アーノルド・シュワルツネッガーも立候補を表明した。
 滅茶苦茶やる気だし人気もあるしなんかなって当然みたいな下馬評。

 普通に共和党から立候補予定だったアルギット・リューネ空軍退役中将は頭を抱えた。
 大統領選に関わる限りアメリカ波でふっ飛ばされる心配だけはないので、乗り込んで文句の一つも言おうか。


 一方、リューネ将軍の息子である外交武官のディオール・リューネ少佐がセガールの身柄を引き取れないかご機嫌伺いに来た。

311 :名無しになりきれ:2015/05/20(水) 20:08:37.13 0.net
現大統領「戦闘のテンションで幼女を犯すとか言ったのはマジで反省せにゃな…」
長官「俺は大統領が必ず反省するって信じてました」
副大統領「アメリカくさってないっすよ」
大統領「よっしゃあ!俺は再当選するつもりはない!そこで俺はこの命尽きるまでにやる事がある!」
副大統領「大統領!どこ行くんです!」
大統領「NASAだ!宇宙行ってくる!」

こうして、大統領は宇宙へ消えた。

312 :三代目ナナシ星人:2015/05/23(土) 21:16:58.77 0.net
アケミ「アメリアの大統領選ねえ……合法的にアメリカ奪取の絶好の機会だけど私はここの総統やってるからダメ」
零「では誰か代表を選出して立候補させればいいでしょう」
アケミ「……」
綾「なんだか嫌な予感(逃げる準備)」

アケミ「じゃ綾が立候補ね!早速アメリカに立候補っと」

綾「ゲゲゲっ、私に拒否権は無いのか!?」

アケミ+零「「そんなものは無い!!」」


※こうしてナナシ国からは綾がアメリカ大統領に立候補する羽目になった。即綾は護衛と選挙のプロフェッショナルを引き連れて一路アメリカへ!

綾「綾です!ぜひ私に清き一票を!!」

313 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/24(日) 00:44:14.20 0.net
>311
 しかし、そう簡単に宇宙に行けたものでもなかった。

NASA担当者1「お待ちください!我々にも意地とか誇りとかあります!」
NASA担当者2「基本的に我々は宇宙行きの片道切符を発券しません!」
大統領「妙に細かい……基本的に?」
担当1「昔、スペースシャトルが運航を開始した頃に片道切符のリストを作成したことが……」
担当2「なんでも、宇宙嫌い、NASA嫌いの著名人を対象にしたと、ボブ・ウォードの『The Lightstaff(邦訳:宇宙はジョークでいっぱい)』に」

 日々、宇宙飛行士を無事帰すことに粉骨砕身する彼らの苦労も考えて欲しいものです。

>312
 なんか、ダンケルザーンさんが嬉々として遺言状になにやら書き加えている……

注!
 繰り返すが、彼はTRPG「シャドウラン」の世界において二番目ぐらいに超古代から復活したドラゴンである!
 彼は、かの世界では非常に人気者であった。テレビ番組だって持ってた。
 初の非人類のアメリカ大統領に当選したその晩に何者かに爆殺されたが、その遺言状は残っている。
 その幾つもの項目は様々な人物や団体への遺贈、或いは課題を達成した者への報酬などである。

 下馬評によっては、シュワちゃんとの一騎打ちだとも……

314 :名無しになりきれ:2015/05/24(日) 04:14:25.32 0.net
大統領「帰りは送ってもらうから」
NASA担当者1「駄目です」
大統領「遅くなるようなら連絡入れるから」
NASA担当者2「泊まりに行く学生じゃないんですから駄目です!」
大統領「じゃあ同盟国日本にでも頼むか…」
NASA担当者1「やめてください!アメリカは大統領一人宇宙に行かせれないのかと笑いものになります!」
大統領「じゃあエアフォース1改造してだな…」
NASA担当者2「どこ行く気ですか大統領!」
大統領「地球の危機を救いに行くのさ…。もういい、こうなったら友人に頼む」
NASA担当者1「誰呼ぶんです!?あんまり変なのを…」
ストレッチマン「やあ、皆!吾輩が大統領を宇宙に連れていくぞ!」
NASA担当者2「……」
大統領「やあ、ストレッチマン」
ストレッチマン「だいとーりょー!ないすとぅうみーとぅゆー!」
大統領「はっはっは、ないすとぅーみーとぅーとぅー!」
担当者1「めまいしてきた…」

315 :三代目ナナシ星人:2015/05/24(日) 19:50:34.61 0.net
エルザ「現大統領!いい加減にして下さい!」
大統領「うわぁ、最近雇った秘書ではないか!!」

※ミスターNの完全消滅と共にエルザの洗脳が解け色々とあって大統領の秘書に収まっていた。

エルザ「さあ帰りますよ!帰ったら早速選挙運動始めますよ」
大統領「私は再選する気は……」
エルザ「もう私が立候補出しておきました。観念して我がアメリカの為に働いて下さい!」

※その頃、ブラックホールの中から不気味な存在が出現する。その存在は不気味な光を放ちながら地球へと降り立った!

黒崎勝「ぎゃははははははは!俺は帰って来た。再びこの星を欲望に満ちた世界に再構築してやるわい!!」

316 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/24(日) 23:19:09.14 0.net
>315
 この、未知にして邪悪なる精神生命体を捕捉した銀河系警察機構は、早速行動を開始した。

「ストレッチマンは?」
「地球です。丁度やつの向かった先です」
「オートボット族も何人かいたな」
「バカめ、ウォーレンは死んだわ」
「クル・ミロール中尉が早速飛ぶそうです。ギンヌンガ・ギアの射出準備完了しました」
「ウー・グリソム大佐もいるはずですね?」
「フォースゲート、オープン。フォースゲート、オープン」
「オメガ11、イジェークト!」
「やあやあ、スモークチーズはないかい?」
「こちらキャスター3、出撃許可を求む」
「窓に!窓に!」
「ギャラクティカ・ハイウェイ、業務用パスが発給されます。ボン・ボヤージュ!」
「半鐘はおよしよ。おじゃんになるから」
「ルートクリア、ハイウェイオンライン・アクセス、システムオールグリーン。キャスター3、出動せよ」

 こうして、地球の衛星軌道上に1機の機動兵器が入り込み、デブリエリアに身を潜めた。

317 :名無しになりきれ:2015/05/25(月) 23:34:41.14 0.net
黒崎「もう悪い事しません、どうか…許してください…ゆるし…」
ストレッチマン「だめだー!」
黒崎「ひでぼごほ!」

地球に降り立ち、悪さを始めようとした矢先、黒崎はストレッチマンに補足され、馬乗りになってボッコボコにされていた。

最初、黒崎は超能力やら浸食やら能力コピーやらそれはもうこれでもかと超能力を使って頑強にストレッチマンを攻撃していたが。
全てストレッチマンは平然と耐え、ストレッチパワーを使わず、素手で黒崎を凹った。
例え黒崎が物理攻撃が無効な存在だったとしても、そんな事も構わずストレッチマンは凹った。

黒崎「もう…もうやだ…ブラックホール帰る」
ストレッチマン「いーち!」
黒崎「やめで…ゆるし…」


ストレッチマン「ストレッチ・パワー」
黒崎「バカめ!この瞬間を待っていた!お前の力を吸収して、俺の物に…」
ストレッチマン「お前のその技を、吾輩も待っていた」
黒崎「何!?」
ストレッチマン「ストレッチ・パワーが、間も無く貴様の体に行きわたる」
黒崎「何が…何が起こるんだ?何が…うび!?うびゃあああああああああああああ」

ぶちぶちぶしゃああ。

黒崎は「伸び」た。
何がどう「伸び」たのかは、筆舌にしがたい。
だが、黒崎は伸び、そして二度と悪事は働けない存在へと変わってしまった…。

子供「あ…あわ…あわわわ…あわ…あひゃ…あひゃは」
ストレッチマン「む、吾輩の戦いを見られてしまったか。吾輩の戦いは、精神年齢の幼い子供が見ると、あまりのあれっぷりに発狂してしまう。かわいそうな事をしてしまった」

兎に角、偶然居合わせたストレッチマンの手で、事態は何かが起こる前に鎮静化した。

大統領「エルザ君、わし大統領やめて宇宙で戦わなければならんのだけど」
エルザ「何故です!」
大統領「恐怖の大王が来るんだよ」

318 :三代目ナナシ星人:2015/05/26(火) 21:06:42.95 0.net
エルザ「恐怖の大王?何寝ぼけているのですか!」
大統領「しかし……」
エルザ「問答無用!」

※大統領はエルザにオリハルコン製の拘束器具を付けられ強制的にワシントンへ戻された。

エルザ「皆様、我らの大統領は健在です!今回も清き一票を」
大統領「誰か助けて!早くしないと恐怖の大王が!!!」

※大統領が強制的に選挙運動をしている中で黒きマント姿の男が遠くから見ている。そう彼こそが大統領の言う恐怖の大王なのであった!

恐怖の大王「相変わらずアホばかりがウジャウジャいる星だな。なにすぐに害虫駆除して更地にしてやる」

319 :名無しになりきれ:2015/05/27(水) 20:48:49.31 0.net
恐怖の大王「行くぞおらああああああ!!」
??????「待ちやがれ!!」
恐怖の大王「貴様は!」
??????「俺がいる限り、お前達の好きにはさせねえ!!」
恐怖の大王「貴様は死んだはずだ!金・正日!!」
金正日「恐怖の大王!!ぉ前を倒すため、地獄からよみがえったんだ!!」
恐怖の大王「小癪な!返り討ちにしてくれる!」
???「おおっと、待った、俺達を忘れてもらっちゃ困るぜ!」
恐怖の大王「お前らは!徳川15大将軍!!」
徳川家康「北の将軍にだけいい格好はさせないぜ!」
恐怖の大王「いいだろう!まとめてかかってきやがれ!!」

宇宙の彼方で、北の将軍と東の将軍達が力を合わせ、恐怖の大王と宇宙の運命をかけた大決戦を開始した。
次元は裂け、物理法則は崩壊し、空間は歪み、宇宙の形がゆがみ始める。

徳川慶喜「父さん達、こうなったら皆で合体して、徳川フィフティーン将軍になりましょう!」
徳川家重「うむ!もうそれしかない!」
徳川家茂「合体じゃ!」

徳川将軍達は合体し、徳川フィフティーン将軍になり、正日と協力して恐怖の大王に再び挑む。
だが、必殺の印籠も、正宗もあまり効き目は無い、勝負はじり貧だ!
そうしている間にも崩壊する宇宙。

ストレッチマン「これはぴ―――――ンち!吾輩が宇宙の崩壊を止める人柱になるしかない!とう!!」

ストレッチマンは宇宙に飛び、自らが物理法則と化す事で、宇宙のゆがみを伸ばし、強制して、崩壊を防ぐ。

大統領「む…宇宙の彼方で仲間達が戦っているのに、わしはここでこんな作業をするしかない…何て歯がゆいんだ…」
エルザ「もう当選計画もできています!この計画で行けば、100%当選します」
大統領(今わしが宇宙へ行かなければ、人類は滅んでしまう、北の将軍も、徳川フィフティーン将軍も確かに強い、だが、奴を倒すにはあまりにも力不足、このエルザもわしのエネルギーを使ってミスターNの復活を企んでたりするんだろうし、このままではいかん!
…そうだ、こういうときこそ、日本人に丸投げしよう)

大統領は、日本に恐怖の大王を討てとおふれを出した。

320 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/27(水) 22:49:19.02 0.net
吉見総理「お触れかよ!」

 言い回しに思わず突っ込みが入ったが、誰かがやらねばならぬ。
 が、誰が行くのかというと……

福良警視「目には目を、歯には歯を。土は土に、灰は灰に。
 恐怖の大王には悪夢をぶつけましょう」

 相変わらずでっかいからと言う理由でエヴァ・シンクレアが呼び出された。
 メカ戦で追随できるからと星見警部補もだ。
 それに、それっぽいことが出来る人材なので九頭竜深雪に声がかかった。

 それだけでは不安なので、カナダのキャプテン・カナディアンとオーストラリアのアイル・コンフォード少佐にも。


 ところで、慶喜の実父は将軍ではなかったはずですが?

321 :三代目ナナシ星人:2015/05/28(木) 20:02:18.00 0.net
※一連の連中が恐怖の大王の対処に追われる中で綾はアメリカで地道に選挙運動をしていた!

綾「しかしアメリカ中を飛び回って演説三昧なんて……あぁニコニコ動画が愛おしい」
秘書「そんな弱腰でどうするのです。まだまだ回る場所が沢山ありますよ!」
綾「ゲゲゲッ!私はこれで死ねそうな気がする……日本の深夜アニメが恋しいよ」
秘書「サクサク歩けっ!この後はニューヨークで生放送の演説だっ」
綾「たーすーけーてー」

※だがその成果もあって綾は大統領選のダークホースとして注目されつつあった。意外と現実的なマニフェストと丁寧で適切な演説が好評だった事もあった。

秘書「このまま行けば大統領選で勝てるハズです」
綾「そんな事よりパソコン使わせて!2chが閲覧したいよ!!」

322 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/28(木) 21:38:35.34 0.net
 みんな、自分が当選すると信じているものである。

 この、二大政党制が崩壊しつつあるこのスレのアメリカ大統領選挙は、混迷を極めていた。

 ダンケルザーンは爆死Tシャツの売り上げで選挙費用が潤っていた……落ちたら生き残って超☆恥ずかしい。

 シュワちゃんはカリフォルニアなど西海岸で優勢である。何しろケネディ一族を嫁にしているし。

 一方東海岸、いわゆるニューイングランド地方では地元の名士であるリューネ将軍が強かった。

 で、綾と現大統領は満遍なく支持を集めている。

323 :名無しになりきれ:2015/05/29(金) 21:24:38.67 0.net
*徳川将軍達は、血を超えた絆で結ばれているため、互いを父さん、息子と呼ぶのである。

恐怖の大王「ちょっこざいな!悪夢ごときで怯む恐怖の大王だと思ったか!」
徳川フィフティーン将軍「駄目だ!奴は物理法則を捻じ曲げて、悪夢を無力化している!」
金正日「おのれ何て奴だ!」

恐怖の大王「誰もかかって来い!わしの物体消滅波とビッグバン濃縮破壊光線で消してくれる!」
金正日「物理法則を超えた存在の恐怖の大王には、普通の兵器は意味をなさない!宇宙を濃縮した力で物理法則を作りだせるほどの存在がいるんだ!」
徳川「今の日本に、そんな事ができる存在がいただろうか…田中角栄は死んでしまったし…」
金正日「和田アキ子は?」
徳川「それだ!!地球の皆!東京湾の海底にいる和田アキ子をよみがえらせるんだ!しかし、失敗したら宇宙が滅ぶ!慎重にやってくれ!」

324 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/29(金) 22:32:10.89 0.net
星見警部補「うーん、南光坊天海に使えた忍びの末裔として、徳川将軍のフォローはしないと」

 とはいえ……

エヴァ「何、“接続、された悪夢”の二つ名の意味を、レベルを上げて物理で叩き込んでくれるわ!

 この星見勇一郎が!」
警部補「オレがかよ!えーと……」

 エヴァも警部補も対集団攻撃が得意なので、ぼっちの恐怖の大王にはあんまり効果的な攻撃が出来なかった。

警部補「……と言うか、神君家康公がおられるじゃないですか!東照大権現様の御威光で!!」

 それもそうだと超時空時代劇TRPG「天下繚乱RPG」でいう奥義《徳川家康》が炸裂。
 さすがに恐怖の大王を消し去るまでは行かなかった。
 が、星見秀昭警視のクラス:秘剣使いのレベルを30にして<もはや秘剣抜くまでもなし>を習得させた。
 この特技の効果により、戦わずして恐怖の大王を下すことが出来た。

 こうして、戦いは終わった……
 実際にリプレイであった手順なので問題ない。

325 :名無しになりきれ:2015/05/30(土) 15:58:12.91 0.net
恐怖の大王「大王!リフレイン!!」

大王は下された…だが、大王はどうやったのか知らないが、ルールを超越する事で、この世に再び存在した!

徳川フィフティーン将軍「くっそお…まるで醒めない悪夢の様だ」
金正日「ば…化け物め…、倒されたってかかれたのに平気で蘇って来やがる!」
徳川フィフティーン将軍「このままでは本当に宇宙が終わってしまう…」

恐怖の大王「その通り!宇宙は終わるのだ!この私の手でな!!」

≪謎の声、アケミー、アケミ起きなさーい≫

326 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/30(土) 22:38:30.62 0.net
吉宗「……成敗!」

 星見警視が、シャナオウが、コンフォード少佐にディオール少佐が次々と斬りかかる!
 エヴァ・シンクレアと儀夜龍がその全火力砲門を一点に集中させる切り札を切る!

……

九頭竜深雪「恐怖の大王よ、千年紀の終末を掌る者よ。

 あなたがあるべき時代はすでに過ぎ去った。
 あなたの仕事はすでに終わった。

 あなたは、次の千年紀のためにも今ここにいるべきではない……」

 何かそれっぽい事を言って鎮撫しようとした!

…………

イカール星人ニコライ「ふむぅ、宇宙の終わり、か……ならば、あの神をもって」

………………

327 :三代目ナナシ星人:2015/05/31(日) 13:10:12.61 0.net
※恐怖の大王との激戦が続く中、アケミが搭乗しているキング・ナナーシが飛来して来た!

アケミ「恐怖の大王とやら!これを見るがいい」
恐怖の大王「げえぇぇぇっ!そ、それは!!」

※キング・ナナーシが抱えて持っているのは超巨大な電子ジャーであった!

アケミ「これぞナナシ星で有名な凶悪な存在を封印する電子ジャーよ。今からお前をこの電子ジャーに封印してやるわ」
恐怖の大王「封印されてたまるかっ!」

アケミ「ところでそこにいる皆さん、封印の儀式を手伝って欲しいんだけど誰か法力とか魔力の強い人はいない?」

※封印の電子ジャーを起動させる為には強力な法力か魔力を必要としていた。果たして恐怖の大王を封印する事ができるのか?

328 :名無しになりきれ:2015/05/31(日) 16:42:35.49 0.net
恐怖の大王「やられる前に本気を出してやる!」
金正日「させるかああああああああああああああああああ」

ビッグバンを起こそうとする恐怖の大王に、金正日が抱き付く。

恐怖の大王「ぐううう放せえええええ」
金正日「今だ!私ごと封印しろ!急げ!!」

329 : ◆6EgzPvYAOI :2015/05/31(日) 22:00:51.49 0.net
警部補「いや、恐怖の大王とか金正日とかそんな雑魚はどうでもいいからこのロリババアを!」
 必死の形相でエヴァの方を指差している!

「たのむからこの女を、別に全ての事象の地平から消し去れとかそんな無茶は言わないから!
 せめてこの、今我々がいるここからだけでもなくしちゃって!」

 後でどうなっても知らないよ?

……

 そして、現状でジャーを起動出来るのは、エヴァが手にした杖の正体である一休禅師ぐらいであったり。

「そんな、ひどい!」

330 :三代目ナナシ星人:2015/05/31(日) 22:43:42.42 0.net
アケミ「では一休禅師さん起動お願いします。大丈夫です!コレの元ネタみたいに命と引き換えではありませんから」」
一休禅師「ううっ、仕方があるまい」

※一休禅師が力を込めて念じると電子ジャーの蓋が開き恐怖の大王を吸い込み始めた。

恐怖の大王「おのれっ、封印されてたまるかっ!」
アケミ「それから大王にしがみついている誰かさんはすぐに離れて下さい。予定外の不純物が入ると封印の効力が著しく低下して僅か数年で封印解除になってしまいますから」

※恐怖の大王を封じるべく電子ジャーが起動!いよいよ恐怖の大王もここまでか?

331 : ◆6EgzPvYAOI :2015/06/01(月) 21:49:49.26 0.net
>330
 そんなわけで、髑髏のついた錫杖が突き刺さった巨大電子ジャーが恐怖の大王或いはミスターNことMr.Negaを吸い込む!

アイル・コンフォード少佐「あ、そーゆーことだったの?」
サクシュコトニのシャナオウ「あー、なるほど。奥が深い」

星見勇一郎警部補「ところでアケミさま。あのジャー、もう一つ用立てては頂けないでしょうか?」
 こいつはどうあってもエヴァ・シンクレアを封じてしまいたいらしい。

九頭竜深雪「いえ、それでしたらこちらにも一つ……」
ディオール・リューネ少佐「ん、そういえば……いや、ウー・グリソム大佐はすでにいないか……じゃあ」
ダークマスター「じゃあ、ヘルマスターを」
ヘルマスター「じゃあ、ダークマスターを」
キャプテン・カナディアン「よし、そういう時は……」

 封印用電子ジャー、大人気!


……その頃、その電子ジャーから足と大砲が生えようとしていた。

エヴァ「日本よ見よ!これが“悪盤滅苦(アーバンメック)”だ!」

 元ネタはボードゲーム「バトルテック」シリーズの戦闘用ロボット。
 同クラスと比べて鈍足だが重装甲大火力。
 英語版では「大砲の生えた炊飯器」と称されるイラストが添えられていた。

332 :三代目ナナシ星人:2015/06/02(火) 20:52:06.81 0.net
恐怖の大王「愚か者めっ!!」

※恐怖の大王は電子ジャーの封印を振り切り再び自由になり眼前にいた悪盤滅苦(アーバンメック)に戦いを挑む!

アケミ「あ〜あ、封印する為の再チャージが必要になった上に東京を破滅に導く大乱闘が始まっちゃった!」

※恐怖の大王VS悪盤滅苦(アーバンメック)の激闘は続く中で東京は廃墟となっていく!キング・ナナーシは巨大電子ジャーの再チャージを開始する。

アケミ「一休禅師さん、もう少し魔力供給をお願いします。次が最後のチャンスですよ」

※今度は失敗は許されない!!

333 :名無しになりきれ:2015/06/03(水) 20:32:45.11 0.net
激闘続く東京に、海の彼方から怪光線が飛来する。

恐怖の大王「もげら!」

アメリカ波だ!大統領がホワイトハウスからアメリカ波を放ったのだ。

恐怖の大王「もう怒った!これで全部終わりだ!!大王!ビッグ・バン!!」

恐怖の大王がそう叫んだ瞬間、大王を中心に空間が虚無へと変わっていく。
漆黒の闇より黒い虚無はあっという間に地球を、太陽系を、銀河系を飲み込み、全てを無へと変えた。

「ストレッチ・死者蘇生!!」

しかし!宇宙の法則となったストレッチマンが、全ての人間をよみがえらせた。
大王は自爆したのだ!

しかも、新たな地球にはもうナナシ星人もエヴァ・シンクレアも、おおよそ人類の脅威となりえる存在は全て消え去っているおまけつきだ!

334 :三代目ナナシ星人:2015/06/04(木) 20:44:46.43 0.net
※だが世の中そんなに甘くは無い!!

アケミ「こら大統領!馬鹿らしい次元操作してやがる。そんな無茶が通用する訳が無いでしょう」

※次元の裂け目からキング・ナナーシが出現、当然ナナシ国も復活していた。

アケミ「どうもそれだけでは無いみたいよ」

※他にも次元の裂け目が出現し、そこから恐怖の大王が飛び出して、更に別の裂け目からミスターNが出現した!

アケミ「大統領さん……結局無理やり次元を無茶苦茶にした結果こうなったんだよ。こんな事態を起こしたのは貴方だよ!」

※アケミはその後は沈黙したままキング・ナナーシを動かして恐怖の大王に戦いを挑もうとしている。今度こそ封印する為に!

335 : ◆6EgzPvYAOI :2015/06/04(木) 22:52:20.70 0.net
「ふ、ふはははは、世界よ混沌にのまれるg」

「大変だ!ウー・グリソム大佐がまたヘッドショット喰らったぞ!」


 まあなんだ、“悪盤滅苦(アーバンメック)”になった電子ジャーのどすこい張り手が恐怖の大王とかに降り注ぐ。

 その間に新たな増援、サイバー僧兵集団“機構羅漢”がやってきた。
 彼らはTRPG『TORG』でいうところの「肉の罪」を唱えている。
 つまり、生身の肉体が人の罪を産むので、出来るだけ機械化したり電脳の中で暮らしたりすべき、という異端仏教徒だ。
 彼らの多くは武蔵坊弁慶のコスプレをしたドラム缶や一斗缶や郵便ポストや電信柱といった体のロボットに乗っている。

 エヴァと一休宗純の求めに応じて彼らは大王の周りを取り囲む。
 星見警部補の持つ魔改造仏像などの力も借りて十二神将による結界を張った。

「何のこれしき……!」と、大王が破ろうとすると、
「仏様を大事にしない奴は死ぬが良い!」と、タイからハヌマーンがやってきた。

336 :名無しになりきれ:2015/06/05(金) 21:23:01.48 0.net
恐怖の大王「もう駄目だ!こうなっららお前も道連れだ!」
ミスターN「まて!何で俺元に戻ってるんだ?状況がイマイチつかめな…」

ハヌマーン「仏罰を受けろ!とあああああああああああああ」

2人「ほぎゃあああああああああああああああ」

ハヌマーンの活躍で何とかなった、終

337 :三代目ナナシ星人:2015/06/05(金) 22:41:45.66 0.net
アケミ「あのねえハヌマーンさん……ミスターNはともかく恐怖の大王は掛け値なしの不死身だよ」
ハヌマーン「うぬぬ!奴め、凄まじい速度で再生していくではないか!」

※ミスターNは決して不死身では無かった故に今度こそ倒されたが恐怖の大王の再生能力は半端ではなかった!

アケミ「だからコイツに関してはこの電子ジャーで封印しないと話にならないの。悪いけど貴方の魔力を使わせて」

※アケミはハヌマーンに協力を要請、ハヌマーンの強力な魔力により再び巨大電子ジャーは再び起動する。

アケミ「さぁ完全に再生しない内に今度こそ封印してやるわ!恐怖の大王、覚悟!!」

338 : ◆6EgzPvYAOI :2015/06/05(金) 23:09:14.93 0.net
ハヌマーン「では行くぞ恐怖の大王!

 今、必殺の!ナパーム・ストレッチ!」

 大王を抱えて跳躍し、両手両足を極めて急降下!
 猛烈な気圧差で大王の胸に魔封じの×印が焼き刻まれる!
 そしてそのまま、カパリと蓋を開いた電子ジャーの中に叩き込んだ。

 蓋を閉じ、上に刺さった髑髏の杖をくりっと回して鍵をかけ、封印を確かなものにする。
 そして杖を抜いてあーんと……

エヴァ「い、いやいやいやいや!」

 横から儀夜龍が首を伸ばし、ぱくりとかさらってゴックンと……

339 :三代目ナナシ星人:2015/06/08(月) 22:01:58.84 0.net
※なんとか恐怖の大王を封じる事に成功し電子ジャーを今後どうするか緊急の国連会議が開催された。

アケミ「という訳であの電子ジャーは二度と我々の手の届かない場所へ捨ててしまうべきです」
綾「異次元の間かブラックホールとかはどう?」

※その後も電子ジャーの処遇をどうするか審議は続いたが決定的な事は決まらなかった。

綾「そういえば選挙はもうすぐだったな」

※そんな中でアメリカの大統領選が始まろうとしている。果たして綾は見事アメリカの大統領になれるのであろうか?

340 :名無しになりきれ:2015/06/08(月) 23:41:37.85 0.net
恐怖の大王「やったぞおおおおおおおおおお!!当選じゃあああああ!!」

恐怖の大王が選挙に当選した。

…何を言ってるかわからないって?

恐怖の大王がアメリカ大統領選挙に当選した。

封印された?票なんて入るわけないだろ?
そんな理屈は相手が恐怖の大王だからの一言で消し飛んでしまう!
終わらない悪夢だ、物理法則を超越しまくった存在だ。
確かに起こった出来事である、大王封印と言う事実を消滅させて、大王は蘇り、因果律を操って、0%を100%に変えたのだ。

元大統領「時間を!時間を巻き戻せ!!」
恐怖の大王「はっはっはっはっはっはっは、終わらない、絶望は終わらないのだ!!」


――――――

っというところで綾は副官に起こされた。
流石にそれをやったら洒落にならなかったのだ。

大統領選?

和田アキ子が当選した。

341 :三代目ナナシ星人:2015/06/13(土) 00:10:58.20 0.net
アケミ「あーあ、こんな処にヒビが入ってる。ここから妖気が漏れてたから幻覚を見てたんだ」

>>340は電子ジャーに封じられていた恐怖の大王の最後の悪あがきであった。
アケミは電子ジャーの僅かな隙間を見つけて塞いだ処、無茶苦茶な幻覚はあっけなく消え失せた。

アケミ「では引き続きコイツをどうするか審議したいと思います」

※こうして国連本部の審議が再開された。恐らく次のレスまでに結論が出るであろう。

綾「さて、私はアメリカに戻って選挙運動を再開するか」

342 :三代目ナナシ星人:2015/06/16(火) 20:38:02.91 0.net
※とりあえず保守&age!

いよいよ選挙編も佳境、果たして誰が次のアメリカ大統領になるのか?

綾「この私に清き一票お願いします!!」

343 :名無しになりきれ:2015/06/16(火) 23:32:51.18 0.net
国連は恐怖の大王を厳重に封印する事を決定した。
しかし、どう封印すればいいのか、皆目見当もつかない。

ストレッチマン「吾輩があずかろう」

そこに、一発解決する救いの手が現れた。
こうして、恐怖の大王はストレッチマンの手でストレッチ星雲に封印された。

一方アメリカ大統領選挙は白熱した演説合戦が続いていた。
中でも、拉致問題を強く取り上げ、イラクの悪党どもを成敗するマニュフェストを掲げる徳川家光を支持する意見が強く……。

…ああ、うん、そう、帰ってないのである。

家光「天下泰平の世を築くために、諸君の強力が必要である!!私が大統領になった暁には、イスラム国を裏で操る組織を見つけ出し、完膚なきまでに叩き潰して見せよう!」

鎖国政策等で徳川200年の太平の世を作った家光に、アメリカの民草は心を許し、票は自然と彼に偏っていった。
しかし、綾の方も恐怖の大王を倒した事で、負けていない。
だが、綾は政治家としての実績が無いのだ。

家光「合衆国の皆さん、この家光と、太平の世を作りましょう!」

344 : ◆6EgzPvYAOI :2015/06/17(水) 00:42:15.69 0.net
>310や>322で選挙の大まかな流れが示されているが、さらに>343である。

 パックス・アメリカーナの現大統領。
 パックス・ドラゴーナのダンケルザーン。
 パックス・トクガワーナの徳川家光。

 この三人(?)に綾やシュワちゃん、リューネ将軍らが猛追している。


そろそろ、タイムスタンプで決めてみようか?
このレスの末尾の数字が1と2なら現職再選、3と4でドラゴン大統領、5と6で徳川大統領。
7が綾、8でシュワちゃん、9で将軍、0なら和田アキ子。

345 : ◆6EgzPvYAOI :2015/06/17(水) 00:48:14.92 0.net
>344
投稿日:2015/06/17(水) 00:42:15.69 0

あ、一番最後に単独である0はシステム上自動的につくものだから時間の勘定に入らないですよ?

そんなわけで、アルギット・リューネ空軍退役中将が僅差ながら当選した。
彼は元軍人だが、大軍勢でISISやナナシ国を攻めると言うつもりはない。

 では、どうするかと言うと……

「とりあえず、ダンケルザーンは爆破するか」
「そこから!?」

 すっかり爆破ネタでいじられるキャラのダンケルザーンであった。

346 :三代目ナナシ星人:2015/06/17(水) 21:40:02.73 0.net
アケミ「残念だったわね。折角合法的にアメリカを手にする事ができたハズなのに」
綾「わーい、やっぱり深夜アニメは最高だわ!!」
零「無念でござるな。だが厄介な恐怖の大王を始末できたのは幸いだった」
綾「やはりニコニコ動画は楽しいわ!あっこの動画笑える!!」
アケミ「しかしあの偽インディアンの言った秘石……私には全て嘘とは思えないのよね」
綾「うふふ、2chバンザーイ」

アケミ「綾……(涙)」
零「完全に抑圧されていた欲望が開放されてるみたいでござるな」

※こうしてナナシ国にも平穏な日常が戻って来た。だが次なる危機が再び迫りつつあった。

347 :名無しになりきれ:2015/06/17(水) 21:55:39.76 0.net
ストレッチ星雲

ストレッチマン「馬鹿な!何故だ!?何故君達がこんな愚行を…」

物理法則に肉体を転身できるまでに生命体として昇華したストレッチマンはその時、凄まじくぼろぼろになっていた。
銀河系最強の英雄とまで言われた彼が、苦戦しているのである。

???「理由?そんな物は簡単さ」
ストレッチマン「しま!?」

ノストラダムス「運命のレールを正しい位置に戻すのだ」

この日、恐怖の大王は再びこの世に解き放たれ…

ストレッチマン「てめえ吾輩が下手に出てればつけ上がりやがって!オららららら!!」
ノストラダムス「ひでぼ!」

無かった、世界平和継続だ。

348 :三代目ナナシ星人:2015/06/18(木) 20:52:55.55 0.net
※あれから数日後の事……就任したばかりのアメリカ大統領の元に一通の予告状が送られた。

親愛なるアメリカ大統領、3日後の午前0時に代々大統領に伝えられるエンシェント・アメリカという秘石を頂きに参上する!

ルパン四世

大統領「なぜあの有名な怪盗がエンシェント・アメリカの事を知っているんだ?あの秘石は代々のアメリカの大統領に神通力を授ける我が国の秘宝!こそ泥ごときに渡せるか」

※最上級極秘機密の秘石・エンシェント・アメリカを世紀の怪盗ルパン四世が狙う!果たして大統領は秘石を死守できるのか?

349 : ◆6EgzPvYAOI :2015/06/18(木) 22:34:47.40 0.net
 新大統領、アルギット・リューネは空軍パイロット上がりである。
 パイロットというのはえてして、
「サルが木から降りて唯一の進歩は、飛行機を作ったことである」と信じていることが多い。
 この大統領もその手合いである。

「というわけで、ワシはしばらく機上の人になる」

 そう言い残し、自家用のP−47サンダーボルト攻撃機で飛んでいってしまった。
 第二次世界大戦の頃の軍用機なので、ハッキングとか受けることの出来る部分はない。
 ろくなアビオニクスもGPSすら積まず、そもそも大統領の気まぐれでどこに飛んでいくか分からない。

 時折小さな地方空港に降りて燃料とか補給してまた飛んでいく。
 優れたテレポーターとテレパシストがコンビ打ちしてようやっと補足できるかどうか。
 おまけにエンシェント・アメリカの力でかなりの精度のステルスや燃料節約が出来るので、滅茶苦茶神出鬼没。

350 :三代目ナナシ星人:2015/06/19(金) 20:51:56.93 0.net
いよいよ飛行を始めてから数日が経過しルパン四世が予告した時間が近づいていた。
先程とある小島で燃料を補給して再び大空へ飛び立って数分後、異変が起こった!

「バカなっ、操縦が効かない!」

突如飛行機に異常が発生した。
大統領は必死になって操縦するが制御不能になったP−47サンダーボルト攻撃機はとある小さな島へと不時着する。
そしてその様子を見ていた男がいた。
その男の名はルパン四世。

「くっくっくっ、整備士に化けて燃料補給の時にこっそり細工をしてやったのさ。さて後は大統領を探して秘石を奪うだけだな」

だがルパンも予想外だった事がある。不時着した場所は俗にいう怪獣島、凶悪な怪獣が多数生息している魔の地帯であった。
果たして大統領は怪獣島から脱出して秘石を守り通す事ができるのか?

351 :名無しになりきれ:2015/06/20(土) 19:12:18.23 0.net
前大統領「どうやって大統領の着陸する先を予見できたかを書かずに結果だけ書く糞ったれめ!アメリカの平和は俺が守る!!」
ルパン四世「ゲ!ぜ…前大統領!貴様どうやってここへ!?」
前大統領「選挙終わったその後、ずーーーっとお前の後ろにいたのさ!」
ルパン四世「ぐ…、何だそれは、そんなことができるわけが…だ…だが、大統領でないからエンシェント・アメリカの恩恵を受けられぬお前など…」

前大統領「ストレッチ・パワー―――――――――――!!」

ルパン四世「ぎゃああああああああああああああああああああああああああ、そうか、お前はそれが…」

こうして、ルパン四世は見るも無残な姿へと変わった。
そう「伸び」たのだ。

前大統領「よし、現大統領、これはアメリカ大統領になった者が必ず味わう試練だ。強いアメリカ、世界の警察アメリカ、そのリーダーとなる者は、強くあらねばならん、石の力無しで、この試練を乗り越えろ」

ルパンを成敗した大統領は、深く頷いた。
強いアメリカ。
事由の国アメリカ。
そのリーダーたる男が、怪獣如きに屈してはならないのだ。
頑張れ、現大統領!

352 :三代目ナナシ星人:2015/06/21(日) 00:24:59.01 0.net
ルパン四世「あぶねえあぶねえ、奴の気配を察した時に身代わりのロボットを用意して良かったぜ」

※ちなみに先程自家用戦闘機の位置を特定できたのは仲間の魔術師が大方の位置をサーチしていたからであった。

ルパン四世「そして奴に逃げられない内に魔術師ミスキトリに頼んで転送してもらった訳よ」
ミスキトリ「ケケケッ、ミスターN亡き後コイツに拾われて仲間になったのさ。さて四世、怪獣島に向かいましょう」

※しぶといルパン四世一味が秘石を狙って怪獣島へ……一方、大統領はレッドキングの群れに追いかけられていた。

大統領「あれ?しまった!秘石を落としてしまったぞ」

353 :名無しになりきれ:2015/06/21(日) 14:54:10.10 0.net
その頃、アメリカ大統領の力が弱まった事を知ったTSTSは、邪魔者がいなくなったのでナナシ国攻撃を開始した。

ISISの作りだした戦闘ロボットや怪人がナナシ国へと降下し、人間の脳を…。

…え?何でどこでそんな物手に入れたかって?
そりゃあ…あれだ、こう、皆が恐怖の大王と戦ってる間に頑張って開発したのだ、ISISが。

しかも恐怖の大王のエネルギーの余波を吸収したISISの戦闘力は著しく、珍変大佐とかまともな軍人が全部反乱軍に行った後で、零の特訓もまともに効果を及ぼさなかった中国人しかいないナナシ国軍は各戦線でぼろ負け。
あっという間に国土の8分の1を占領されてしまった。

354 : ◆6EgzPvYAOI :2015/06/21(日) 21:36:16.16 0.net
 【ここだけの話】

 大統領選の後はルパン三世がナナシ国の管理下にあるお宝を盗もうとするエピソードを考えてました。
 が、ルパン四世が出てきたのでなかった事にします。
 ルブランの原作にはアルセーヌ・ルパンの孫まで出ているので、そちらの系統でしょう。
 モンキー・パンチの作品とは金田一秋彦と金田一一の関係のようなものではないかと消息筋は見ています。

 なお、>196のマリー・ルブラン警部とシャルル・ルパン刑事。
 マリーの先祖であるモーリスにシャルルの先祖が親戚のアルセーヌを引き合わせたという方向で。

>350-352
 そんなわけでひどい目にあっているリューネ大統領。
 せっかくの秘石も残念なことに。

某アンソン・マンソン「秘石に頼らない国造りを!」
リューネ大統領「卓ゲ板に帰って尻で水道管でも壊してろ!!」

 とにかく大変なので、影の中から三人のメイドが顕現した。

「フフンだ、この“野伏せり”にお任せ♪(金髪ツーテールが吸血マンモスに変身)」
「では、この“闇舞い”が閣下のために働きましょう(黒髪眼鏡が死人コウモリに変身)」
「ヘヘンだ、アタイこそが“漁り火”様よっ(赤毛ショートがザリガーナに変身)」

 幹部級とはいえ怪人三人で何をするのかと思ったら、そこだけシステムがスーパーヒーロー作戦みたいだった。
 まあとりあえず追い払い、四人で帰還のための相談が始まった。

355 :三代目ナナシ星人:2015/06/24(水) 20:47:21.98 0.net
>>353
アケミ「このバカにしやがって!よし、これで最後よ!!」

※キング・ナナーシを駆るアケミが占拠した区域を奪還すべく強襲!占拠して僅かに油断していた連中の隙をついて襲いかかる!

ISISの兵士「バカな!たった一体のロボットだけで……うわああああああああああああああああっ」

※こうして奪われた国土は一夜にして奪還、すぐに施設復旧班に精鋭部隊が残存戦力の殲滅に駆けつける。

アケミ「やれやれ、やっぱ彼奴等根絶やしにするべきかしら?」
綾「作戦成功おめでとうと言いたい処だが大変だ!アメリカの大統領が大西洋にある怪獣島付近で行方不明になったそうだぞ」
アケミ「あらら、ようしこちらの件が落ち着いたら捜索班を派遣しよう。あの新しい大統領に借りを作るのも悪くないわ」

※それから数時間後、零率いる精鋭部隊(無能な中国人はいません!)が怪獣島へ出撃した。その目的は大統領の救助である!!

356 :名無しになりきれ:2015/06/24(水) 22:46:48.55 0.net
しかし、突如キングナナーシが核爆発を起こし、ナナシ国総督府は消し飛んだ。
首都ナナシには放射能が溢れ、熱線で焼かれた中国人がうめき声をあげ乍ら死の行軍を繰り返す。

戦闘中、ISIS軍はキングナナーシに核時限爆弾を取り付けていたのである!
そして、元中国人のナナシ国民はいい加減なチェックしかしていなかったため、核時限爆弾を察知できず、首都ナナシは核の脅威に晒されたのだ。
え?ISISが何故核持ってるかって?
宇宙人の仕業だ。
ナナシ星人による地球人の宇宙進出を恐れたシルバー仮面に出てくるような宇宙人が、ナナシ国と敵対するISISに核武装をさせたのだ。

次いで、首都機能の麻痺して混乱するナナシ国にイスラム圏から大陸間弾道ミサイルで核弾頭が飛来。
あっという間にナナシ国の各国主要都市が壊滅し、1億人のナナシ国民が核攻撃で死亡、更に9億人が放射能汚染を受け、医療機関や警察組織、軍も機能しなくなった。

トドメとばかりに再びISISが襲来、大怪獣マンティコアを引き連れたISISロボット軍が、核の傷跡生々しいナナシ国各地を攻撃し、ナナシ国民を駆逐していく。

ストレッチマン「ストレッチ・死者蘇生!」

だが、見ていられなくなったストレッチマンが核汚染を除去!同時にナナシ国民も次々と生き返った!
野郎やりやがったなと中国人も遂に奮起して猛反撃し、予想外の反撃にISISは大混乱。
遂に壊滅し、組織として機能しなくなったところを、トドメとばかりにISIS本拠地を国連軍が強襲。
忌まわしい、イスラム国はここにその最後を遂げたのだった。

357 :三代目ナナシ星人:2015/06/27(土) 00:18:22.04 0.net
アケミ「あのねえ、このキング・ナナーシが核爆弾ごときで吹っ飛ぶ訳が無いでしょ!」
綾「ケケケッ、だがそのおかげであの化け物ストレッチマンの所業を一部始終見る事ができたがな」
アケミ「正直アイツが神のごとき化け物ね。だけどあまり調子に乗ってるとアイツを快く思ってない地球人が抹殺してきそう」

※一方、怪獣島へ大統領救出に向かった零はある不思議な石を拾う。

零「すごい輝きを放つ石だな。とりあえず特殊ケースに入れて回収しよう。我々の任務はあくまで大統領の保護だからな」

※零はまだ知らなかった。まさかそれこそがあの秘石・エンシェント・アメリカだったのだから!

358 : ◆6EgzPvYAOI :2015/06/27(土) 02:44:08.18 0.net
 そんな零の前に、米軍とかアメリカ在住のヒーローたちによる混成チームが現れた!

「な、なんでこいつが……」「まさか、あのルパンとかいう奴は……」

 とんだ誤解である。

「アベンジャーズ・アッセンブル!」
「点に輝ける星々よ、汝らが輝けるその恩寵を持って……」
「第一小隊格闘戦装備!残りは閣下たちの捜索だ!」
『了解!散れ!』
「あぁあぁ、」
『第一小隊、かかれっ!!』

 まあそんなわけで、ヒーローや兵士たちが襲いかかってきた。
 腕利きを集めたので、精鋭の時のように簡単には全滅しないぞ!

359 :三代目ナナシ星人:2015/06/27(土) 20:26:23.45 0.net
零「明らかに誤解でござるが問答無用なら仕方がない!」

※こうして零とその精鋭達は混成チームと壮絶な戦闘を開始した!両者の実力は互角であり一進一退の攻防が続く。

ルパン四世「おやおや、秘石の反応を探して見れば面白い事になってるじゃないの?」
ミスキトリ「ここは我が下僕で一気に奴等を殲滅した後で秘石を戴くとしましょう……いでよバハムート!!」

※突如、遥か上空から全長500メートル程の黒き巨大龍が飛来、口からとてつもなく巨大な火球を数発発射した。零達の部隊はとっさに超加速で加速、被害は最小限に抑えたが……

零「うぬぬ、今の攻撃で襲ってきた奴等は半数程やられたか。お前達!ここは一時休戦といかないか?あの化け物を一緒に倒そう」

ルパン四世「さて、連中が争ってる内に秘石をこっそり頂きますか」

※零が混成部隊と共闘してバハムート打倒を願う中で卑劣にもルパン四世は秘石を狙う!果たしてこのままルパン四世の思うままになってしまうのか?

360 : ◆6EgzPvYAOI :2015/06/27(土) 22:58:04.84 0.net
>359
「うわー、ダメだー」

 だから、尻で水道管を壊すような事をするなと……

ウルヴァリン「55tのロボットに割り箸で遺跡を掘れってか?」

 ともかく、ヒーローたちは零たちと協力して巨龍と戦う!
 映画の「アヴェンジャーズ」みたいなもので、やってやれないことはない!
 特に、スーパーマンとマイティ・ソーがタッグを組んでいる今なら……

……今回だけですよ?

 一方その頃、ナナシ国では、合衆国大使館の新大使にして新大統領の息子のディオール・リューネ(>310参照)がアケミに会談を申請していた。

361 :名無しになりきれ:2015/06/28(日) 00:37:34.66 0.net
>>357
キングナナーシの表面で核爆弾が爆発したってだけだから問題ない。

362 :名無しになりきれ:2015/06/28(日) 00:46:32.34 0.net
元大統領「あれ?ルパン生きてね?」
徳川家継「そんなもんどうでもいいではないか」
徳川家茂「そうそう、我々はもうやれるだけのことはやったんだ、後は若い人たちに任せよう」
元大統領「うむ、で、これからどうする?」
徳川秀忠「ナナシ星人倒すか」
元大統領「そうだな、奴らの所業、許すわけにはいかない」
徳川家斉「しかし、如何に我々でもナナシ星人に勝てるかどうか…」
徳川家慶「だが、いつかはやらねばならぬこと…」
元大統領「……まずは海を渡る船を手に入れなければならないな」
徳川家光「坊の岬沖に丁度いいのが沈んでいる、あれを使おう」

363 :三代目ナナシ星人:2015/07/01(水) 23:06:27.22 0.net
アケミ「ディオール・リューネ様、ようこそナナシ国へ!」

※大統領の息子のディオール・リューネがナナシ国にやってきた。アケミ総統等に手厚く歓迎されるディオール。

アケミ「ところで貴方がここに来られたには何か理由がある筈です。もし協力できるのでしたら出来る限りの支援をさせていただきます」

※その頃、怪獣島では!

零「なんだコイツ、恐るべき化け物だ!我が刀をもってしても傷ひとつ付けられないとは」
配下「隊長!もしかして奴の目的は」
零「恐らく先程回収した石が狙いであろう。しかしあれは一体なんなのだ?」

※恐るべき巨龍バハムートを前に零達は苦戦、このままでは全滅する恐れがあった。果たして行方不明の大統領は今何処に?

大統領「誰か!誰か助けてくれ!!」

364 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/01(水) 23:46:52.31 0.net
>363
「はじめまして、レディ・アケミ」
 そう言ってアケミの前にひざまずく。
 といっても忠誠を誓うわけではない。彼女の手をとり、手のひらに口付けて親愛の情を示そうというのだ……

 あ、一応言っとくけど手の甲だと忠誠を誓うのね。

 さすがにどうかと思ったので、イカール星人ニコライが後ろから羽交い絞めにした。
「大使閣下、戯れは地獄だけにして下さい」
「君も男に触手使ってどうするのさ。もっと違うやり方考えようよ」
「いやなら巻き付かれるような事しないで下さい」

 どうやら、ディオールとニコライは旧知の間柄らしい。
 だからか、普通なら失礼なやり取りをしても平気なようだ。

「まあ、それはそれとして」
「ああ、そうそう、私が来た目的ですね?それは……」

 その内容は……来週に続く!

365 :名無しになりきれ:2015/07/02(木) 22:32:39.35 0.net
その頃、我らが元大統領と徳川将軍一行は、坊の岬に沈んでいた軽巡洋艦、矢矧を永い眠りから覚ましていた。

徳川家継「この艦に最新鋭技術を結集して、我々の乗艦としよう」
徳川家茂「徳川の家紋をこの辺に掘りこんでだな…」

金正日「お前ら、楽しそうな事してるな、俺も混ぜろよ」

どっかの無人島で、矢矧の改造が進んでいく。

366 :三代目ナナシ星人:2015/07/05(日) 20:02:20.68 0.net
※零達とバハムートとの死闘は続く!だが僅かながら零達が劣勢であった。

零「うぬぬ、化け物め!?どうすれば倒せるんだ?」
ルパン四世「ははは、いい気味だな。いい見世物だったぜ」

※突如として現れたルパンとミスキトリ。そしてルパンの手には石が収められた特殊ケースが!

ルパン四世「悪いな、丁度予告した時間だ。約束通りエンシェント・アメリカは頂いたぜ」
ミスキトリ「お前達はバハムートの餌食になりな!ではこれにて失礼するわ」

※ルパン四世とミスキトリは風のように姿を消し、予告通りにエンシェント・アメリカを奪われてしまった。そしてその情報は即、アメリカ中に響き渡る。

零「おのれルパンめ、拙者は銭形警部か!!もう許さん、拙者は必ず貴様を捕まえてくれる」

※だが零の眼前には恐るべき巨龍バハムートが立ちふさがる。果たして零はバハムートを倒しルパン四世を捕まえる事ができるのか?

367 :名無しになりきれ:2015/07/06(月) 23:28:03.99 0.net
徳川家康「仕方のない奴だな、代わりにこのエンシェント・トクガワをやろう」

話を聞いた徳川家康が、現大統領に代わりの石をくれたので、万事解決した。
ちなみに、アメリカの一般人はエンシェントアメリカの存在なんぞ知らんので、何のこっちゃとなった。

368 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/08(水) 01:25:00.34 0.net
 ※ 此処迄之粗筋 ! ※

「懸命なる読者諸君はお気付きかと思う」
「このスレの世界ではDCコミックのヒーローとマーベルコミックのヒーローが共存している」
「いわゆるアマルガムだ」
「勿論、他にも数多の版権世界の住人たちがこの世界には存在している」
「そして、版権に属さない諸々も……」

「……とまあ、そんなわけで2大ユニバースで起きたはずのイベントを一部無視したり改変したりしているからな。
 この世界では夢見たいな共演が起きちゃったりしちゃってんのよ?
 そこんとこ、中の人たちはどう捉えてんのかね?ああっん!?」

 ぺしぺしと中の人たちの頭を小突いたりしながら絡むデッドプール。
 止めようとした兵士たちは逆にぼこぼこにされたり、ディオールが愛刀を持ってこさせて斬り合いを始めたり。

ニコライ「……えー、ウェイドが乱入してなんかアレですが、分かったような気はします」

 大使閣下の持参した書類には、アフリカの幾つかの国の情勢が……

……希少金属ヴィヴラニウムを産出するワカンダ王国、滅んだミュータント国家ジェノーシャ、そしてアボメー王国……

369 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/08(水) 02:32:20.64 0.net
>366-367
 それほど秘石を重要視していない現大統領とはいえ、泥棒の被害にあったことは屈辱である。

 捜索隊と合流した大統領は、アベンジャーズのメンバーの一人クロークの力で帰還。
 ルパン一族の末裔の一人であるパリ市警殺人課のルパン刑事(>196、>354参照)を呼びつけたりもした。
 国際警察機構科学特別捜査隊を招聘したりもした。

 それはそれとして。

 エンシェント・アメリカとエンシェント・トクガワ。

 この古の秘石が二つきりということはないだろう……


ダンケルザーン(興味深そうに見つめるデップーさんから目線を逸らす)

370 :名無しになりきれ:2015/07/08(水) 19:18:09.81 0.net
徳川家康「いや、あれわしが勝手に作った」

秘石が無ければ作ればいい、まさしく逆転の発想だった。

一方、矢矧の改造は着々と進んでいた。

371 :三代目ナナシ星人:2015/07/11(土) 20:15:36.14 0.net
アケミ「フォトンブラスター発射!!」

※突如、凄まじい光の束がバハムートを貫く!バハムートは大量の出血と共に怪獣島の外の海へと落下していった。

零「総統閣下、かたじけない!」
アケミ「貴方の隊員からSOSが届いたの。だからキング・ナナーシで来てみればって訳」
零「では拙者は大統領を」
アケミ「その必要は無いわ。先程大統領は自力でここから脱出してニューヨークで保護されたらしいわよ」
零「ならば憎きルパン四世を追うまで!」
アケミ「零、ここはひとまずナナシ国に戻りなさい。これは命令!」

※こうして怪獣島の一件は終わりを告げた。後は待たせている大統領の息子との対談をするのみである。

アケミ「さて、あの坊っちゃんは何しに来たのかしら?」

372 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/11(土) 22:19:45.54 0.net
>370
ダンケルザーン「ほぅ、どれどれ……有無、実によく出来ている」

 なんか、凄く納得している。

「昔、ワシの同類がヨリミツとか言うのに与えた秘石によく似ておる。
アイアンマンで言うとMk42とMk43くらいの差だな」

 なんか、さらっとひどいことを言い出した!
 これを聞いているのは家康と現大統領くらいしかいないのが実に惜しい!

>371
 そういうわけで、ヒーローたちや捜索隊はアメリカに帰国した。
 彼らには彼らの仕事や日常や倒すべき敵が待っているのだ。

 そして、改めてディオール・リューネ少佐30歳である。
 設定上は妻と5歳の息子がいてナナシ国の大使館にいるけどたぶん出てこない。

「つまり、>368で示唆してみましたが、次はアフリカ編です」

 ワカンダ王国のティチャラ王はブラックパンサーというヒーローでもあり、2017年には映画化も予定されている。
 ジェノーシャはアベンジャーズの幾つモノエピソードの中で栄え、再生し、滅びた。一度は“磁界王”を君主に迎えたが……
 アボメー王国はラノベ作家賀東招二ことガトンゴ・ウル・ショジジ王子の故郷であり、このスレではASの先行配備が始まっている。

「後、分裂と内乱がいまだ継続中のネロンガ共和国とか、ゲルダム団の陰謀とか、アフリカ開発相互支援互助会機構とか……」

373 :名無しになりきれ:2015/07/15(水) 00:26:58.73 0.net
家康「アイアンマン見てない、知らん、まあ、今度は無くすなよ」

その頃、矢矧は遂に完成していた。

吉宗「よし、じゃあ、行くか」
金「いや待て、一隻じゃ寂しい、せっかくだしもっとたくさん作ろう」

その場のノリで、艦隊をこれくしょんしだす将軍達。

374 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/16(木) 03:10:58.78 0.net
>373
 別にアイアンマンはここではどうでも良くて、似たようなものがあることが大事なのだが。
 あと、このスレのトニーは……まあそのうち。

 そして、再生された矢矧にて夜な夜な乗員たちがあるものを見る。

「いや、俺見たンですよ」
「ああ、オレも見たで」
「なんか、山田悠希みたいな声しててさ……」

375 :名無しになりきれ:2015/07/16(木) 19:51:23.66 0.net
家康「気にするな!!」

家康は某大魔王並の寛容さで全てを受け入れた。
かつてない大戦の前、些細な事など気にしている余裕は無いのだ。

かくして家康率いる将軍軍団は、新たに砲艦、トンブリとスリ・アユタヤを再生する。

金「後3隻ほどほしいな…」
家重「日本、タイと来たから次はオーストラリアとアメリカの艦を増やそう」
大統領「アメリカ1のオーストラリア2で行こう」

夏イベの報酬艦はタイの艦がいいなあと筆者は思っている。
枢軸国だし。

376 :三代目ナナシ星人:2015/07/16(木) 20:16:01.75 0.net
アケミ「へぇ、リューネさんには奥さんと子供がいるんですか」

※一連の騒動が一応終わってから数日後、アケミはリューネとナナシ国の官邸レストランで会食を楽しんでいた。だがそこへアメリカから連絡が入る!?

アメリカからの使者「大変です!我が国が一大事であります」

※アケミは巨大スクリーンでアメリカの様子を映してみる。すると……

アケミ「嘘?ニューヨークがまるで昔の日本の時代劇みたいになってる」
零「うぬぬ、ホワイトハウスがまるで江戸城みたいに変貌しているでござる」
アケミ「これと同じ現象がアメリカ中に起こってるみたい。しかもアメリカの人たち皆ちょんまげ頭になってるわよ!」

※何故かアメリカ大陸中が江戸時代の日本みたいになってしまっていた!これは一体どうゆう事なのだ?謎が謎を呼ぶ!!

377 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/16(木) 22:17:21.27 0.net
>375
 気にして欲しいのは他にもエンシェントストーンがあることなのだが。
 でも、ダンケルザーンは他の秘石がどこにあるのかを語らない。知らないだけかもしれない。
 筆者の予定ではアフリカのどっかで出てくる可能性があるけど……誰も探しに行かないかもしれない。
>376
ディオール「まあ、いわゆる成り行きですね……」

 本当に、ふとした気まぐれでお付き合いが始まっちゃったからなぁ、あの時は……

……まあ、実話シリーズはさておいても……

ディオール「……ちょんまげ……まさか!」

 彼がとっさに想起したのは、実父すなわち大統領である。アルギット・リューネ大統領はスキンヘッドなのだ。
 その頃ゴッサム・シティでは窓から投げ捨てるマンが障子の向こうに投げ捨てる男になった。
 あるいはジン・ジェニーがどぶろく女になり、キャップは米国大尉という味も素っ気もない名前になった。

 一方、西洋ファンタジーの典型的ドラゴンであるダンケルザーンは日本式の蛇系な竜の姿になってから気がついた。

『エンシェント・トクガワのせいだっ!』

 なお、国外にいるうえに元から辻無外流とか色々サムライスタイルをたしなむディオールはそのままだった。

星見秀昭警視「わたしは無関係ですよ!」
 おかげで彼の出番が早まった。

378 :名無しになりきれ:2015/07/17(金) 19:45:55.33 0.net
徳川連合艦隊は新たにシドニーとキャンベラを建造。
さらにアメリカの巡洋艦フリントも建造する。

いよいよ、ナナシ星人攻撃の準備が整った!!

元大統領「徳川の諸君!正日!我々の持てる全てをもって、宇宙の悪魔、ナナシ星人を永遠に過去の物にしよう!」
徳川家康「全艦抜錨!!」

こうして、徳川連合艦隊は発進した。
艦隊は成層圏を越え、一気に火星軌道に到達、ワープに入る!

そして、艦隊は遂にナナシ星本星へと現れた。

徳川家光「惑星破壊砲用意!!」

敵が艦隊を出す前に、ナナシ本星を包囲し、惑星破壊砲を向ける徳川艦隊。
周囲にはもうこれでもかこれでもかと精神波、通常波、光波、ワープ波、エーテル波の監視網がしかれ、絶対に艦内に奇襲などできない。
そして、惑星破壊砲は一撃でナナシ本星を守るバリアーを貫通し、惑星を消滅させる事が出来る。
これが6門、ナナシ本星に6隻の艦から向けられているのだ。

金正日「ナナシ星人!我々に全面降伏せよ!然らずんば攻撃する!!」

高らかに、金正日の声がナナシ本星に響き渡った!

379 :三代目ナナシ星人:2015/07/17(金) 20:31:13.78 0.net
>>378
アケミ「アメリカが大変な事になってるのに馬鹿な事やってくれたわね」
零「地球人も愚かな奴もいたものでござる。あの連中は今から悪夢を味わう事になるであろう」
綾「???地球人の私には理解できない。今から何が起こるの?」

※そして、アケミの言う通り悪夢が具現化した。突如、何処かから多数の流星が襲来、ナナシ本星を包囲していた艦隊に襲いかかる。

船員「大変です!い、隕石が……うわぁぁぁぁっ!!」

※突然の隕石により戦艦六隻の内、五隻が爆発して消滅していった。これぞナナシ本星が誇る防衛兵器・流星爆弾であった。

ナナシ本星首相「ははは!下手にこの星を攻撃する為に自分達の防御バリヤーを張らなかったお前達が愚かなのだ。全滅したくなかったらさっさと帰るがいい!!」

アケミ「流石は本星の科学力。中途半端な兵器で私の故郷を潰そうとするからよ」
零「理念無き侵略は虚しく失敗するのみ!これでも最低レベルの防衛システムでござる」
アケミ「私の故郷を甘く見るからよ!」

※こうして愚かな戦艦一隻は辛うじて生き残った乗組員を回収して一目散に逃げ帰るしかなかった。

380 :名無しになりきれ:2015/07/17(金) 21:04:06.26 0.net
徳川家光「…?何を言っているんだ?」
金正日「ふん!!」

正日が気合を込めると、5隻の戦闘艦は直ちに復元、同時、一斉に惑星破壊砲を発射する。

光線は一撃で地殻を貫通し、星は崩壊を開始した。

徳川家光「科学技術の部分はお遊びにすぎない、どうした?早く反撃して来い、ほら、ほら」

381 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/17(金) 23:36:17.18 0.net
>380
 惑星破壊兵器が出てきては仕方がない。

『……こちらキャスター3、使用を確認しました……はい、了解……』

「地球艦隊に告ぐ。
 こちらは銀河系警察機構である。

 お前たちの使用した兵器は星間条約で禁止された惑星破壊兵器だ。
 よって、お前たちを逮捕、拘束する。
 速やかに武装解除し、こちらの指示に従うように。

 また、お前たちには黙秘権がある。
 お前たちの供述は、法廷で不利な証拠として用いられることがある。
 お前たちには弁護士を呼ぶ権利があり、公選弁護人を要求する権利がある」

>316の機動兵器のパイロット、クル・ミロール軍警察中尉が艦隊に追いつき、事態を観測していた。

 彼の観測した惑星破壊砲の発射プロセスは、徳川艦隊の有罪を立証するに足るものである。
 すでに観測データは超空間通信で警察機構本部に送信済み。
 歴戦の猛者である中尉を撃墜するのは困難だし、そうすればよりいっそう罪が重くなる……

……徳川将軍、もはやこれまで。

382 :名無しになりきれ:2015/07/18(土) 14:27:20.71 0.net
金正日「ふっふっふっふっふ…」

不敵に微笑む金正日。
その横で、元大統領がどさりと倒れ伏し、息絶えた。
次いで、徳川将軍達も倒れ伏し、灰となっていく。

金正日「ワラワセルナ」

ためらう事なく、金正日は乗艦矢矧の主砲を銀が警察艦隊に向かって連射した。

艦隊は次々と苦も無く貫かれ、灰へと変わっていく。
応戦せんと艦隊は攻撃態勢に移行しようとするが、その前に正体不明の赤いベールが艦隊を包み込んだ。

次の瞬間、艦隊に乗りこんでいた警察官たちは、光の粒子へと変わり、精神エネルギーも肉体も分解されて、矢矧に吸収される。

金正日「見たか、北朝鮮の開発した侵略者発電装置の威力を」

不気味にほくそ笑む金正日。
吸収したエネルギーをもって、矢矧は再び惑星破壊砲を惑星ナナシにぶっ放した。
ナナシはあっという間に崩壊を始め、そこにトドメとばかりに赤いベールが矢矧からかぶせられる。
脱出船団がそのベールの餌食となり、罪もない数億のナナシ星人がエネルギーに変換されてしまった。

金正日(にやにやと笑っている)

383 :三代目ナナシ星人:2015/07/18(土) 21:02:35.87 0.net
※恐るべき妖術で壊滅寸前のナナシ星……だが金正日はナナシ星人をまだ甘く見ていた!?

ナナシ星人配下「首相、民間人の避難完了しました。戦闘要員も数千名程敵の霊的エネルギーに変換されてしまいましたが生き残った戦闘部隊は全員配備完了しました」
ナナシ本星首相「ようし、奴等にこの星の本当の姿を見せてやろう!トランスフォーム発動!!」

※突如としてナナシ星の大地が変貌を開始する!蒼きナナシ星が鋼の星へとみるみると変貌していく。

金正日「なにっ、そんな馬鹿なっ!!」
ナナシ本星首相「ハハハッ、見たか。これこそがナナシ星の真の姿・ダイダロスプラネットだ」

※ダイダロスプラネットという真の姿を表したナナシ星は何やら特殊な波動を発し始める。

ナナシ本星首相「これで霊的な大道芸は使えないぞ。よし、一番から五番までの機動部隊出撃!」

※特殊波動によりオカシな能力を封じられた金正日艦隊に多数のロボット部隊が襲いかかる!そして一隻を残してアッと言う間に撃沈された。もう今度は復活は不可能だっ!

ナナシ本星首相「……王手、飛車取り!これで終わりだ」

384 :名無しになりきれ:2015/07/18(土) 22:50:28.69 0.net
金正日「さて、そろそろ本題に入ろうか、私はずっとこの宇宙で一つの種族を探していた」

攻撃態勢に入るナナシ本星の前で、語りだす金正日。

構わず、ナナシ本星は正日を攻撃しようとするが、中途、その動きがぴたりと止まった。

首相「どうした!?何故動かん!?」
技官「わ…わかりません!波動防壁は働いているはずなのですが…」

金正日「数億年の時を生き、完全な宇宙の神となったはずの私は、しかし、宇宙の物理法則を完全に破壊できずにいた、それは、宇宙の物理法則が結集している種族が宇宙のどこかにいたからだ。
それも、ただ二つだけ、それがどこにいる何者なのか、私はこの数百万年探していた」

首相「ロボット部隊!攻撃しろ!奴を倒せ!!」

だが、矢矧を攻撃するロボット軍の攻撃は見えない壁に遮られ、正日に届かない。
それどころか反射され、逆にロボット群の方が犠牲になっていく。

金正日?「私は必死に探した、徹底的に宇宙の種と言う種を滅ぼして回り、どこに私の力の及ばない一族がいるのかを探した。
神よりも宇宙に愛された存在をね。
そして、見つけた。それはナナシ星人と、地球人だ。
お前達を滅ぼせば、私はこの宇宙の神になる」

ナナシ星で零と並び称される勇者が遂に矢矧に肉薄し、その戦隊を剣で両断し破壊した。
正日の体も真っ二つにされ、爆発四散する。

勇者「やった!!」

????「幾多の種を滅ぼした私は、いつしかこう呼ばれていた」

ナナシ星人パイロット「おい!上だ!」
勇者「え!?」

上からの凄まじく強力な一撃で、原子のレベルで塵になり、更にその塵が燃やされて完全に消される勇者・

その塵と煙の中から、奴が現れる。



恐怖の大王「恐怖の大王とね」

385 :名無しになりきれ:2015/07/18(土) 23:05:13.01 0.net
恐怖の大王「諸君、既に宇宙崩壊は始まっている、私の忠実な四天王が、今頃銀河連邦を機能不全にしている頃だろう」
首相「何だと!?」

――――――――

銀河連邦警察本部。

戦闘服姿の宇宙警察官と、宇宙戦艦が炎に包まれ、躯の山になってあらゆるところに転がっている。
その山の最も高い処で、身の丈2mのホッケーマスクの男が、不気味な呼吸音を発している。

恐怖の大王「ジェイソン!」

―――――――

銀河連邦加盟惑星最大の国。

その国の最高権力者はこの日、初対面の相手のために、何のためらいもなく銀河連邦との宇宙戦争の火ぶたを切って落とした。
何重にも厳重に封印されていたはずの大量破壊兵器が銀河連邦の主要惑星めがけて発射され、それらを数秒後に消し炭へと変えていく。

最高権力者「お…終わりました…、あなたのおおせの通りに…」

恍惚とした表情で、自らの前に立つ者の前にひれ伏し、ひざまずく最高権力者。
彼は、完全にそれに「魅了」されていた。

恐怖の大王「九尾の狐」

――――――――

変形したナナシ星本星、避難所。
突如、避難所のモニターと言うモニターに、「井戸」が現れた。
ナナシ本星の張った霊的なバリアーがあるにも関わらず、それを上回る呪いの力で介入してきたそれに、全ての住民たちは言いようもない恐怖にとらわれる。
そして、その井戸の中からその女は現れた。
超人的な力があるナナシ星人達は必死にその女に抵抗したが、結局、全ては無駄なあがきで、皆、その女の前に取り殺されていく。
本星の主要な全ての避難所は瞬く間に殲滅された。

恐怖の大王「貞子」

自信満々で口上を垂れる恐怖の大王。
だが、その後ろに銀河最強のシルエットが現れた。

首相「来てくれたか!ストレッチマン!!」

そう、ストレッチマンだ!
ストレッチマンは無言でストレッチ・パワーのポーズを恐怖の大王に向ける。
そこに、これまで見た事もないようなストレッチ・パワーが凝縮し…。


ナナシ星へと放たれた。


ストレッチ・パワーを受けたナナシ本星は「伸び」「伸びすぎて」そして遂に「ちぎれ」「ちぎれにちぎれ」「小さくなり」「さらに小さくなり」「ずっとちぎれ続けていく…」

恐怖の大王「ストレッチマン、以上4人だ。」

恐るべき恐怖の大王とその四天王の手で、銀河連邦は大きなダメージを受け、ナナシ本星は壊滅した。
そして、その魔手は地球へと迫っていく。

恐怖の大王「余計なエネルギーを使いたくないから艦で来たが、帰りは自力で戻るとしよう、貞子、ジェイソン、お前達は地球へ迎え、九尾は宇宙戦争を起こしまくって宇宙を戦国時代に変えろ、ストレッチマンは私と来い」

386 :名無しになりきれ:2015/07/18(土) 23:10:37.84 0.net
金正日「って言う夢を見たから辞めよう!!!ナナシ本星襲撃!!」

某無人島。

徳川の将軍達と一緒にご飯を食べるために食堂に降りてきた金正日は、開口一番にそう言った。
元大統領と徳川の将軍達はそれを聞いて、考える。
金正日が自分達が矢矧でナナシ本星に武力で挑む前にそんな夢を見るなんて、とても縁起が良くない。
搭載していない惑星破壊砲だとか、正日本人が恐怖の大王に変身しているだとか、色々突っ込みどころはあったが。
兎に角縁起が良くない。

元大統領「やめとくか」
徳川慶喜「やめ…ときましょうか、時期じゃないんですよ」



そう、>>378のシドニーとキャンベラ完成のあたりから、ずっと正日の夢だったのだ。
決して、かいてて引っ込みがつかなくなるまえに何とかしたとかではない。

387 :三代目ナナシ星人:2015/07/20(月) 17:46:31.58 0.net
アケミ「>>386のような妄想癖のある年寄りは無視して今はアメリカの異常事態をなんとかするべきね」
零「どうやらもう最悪の事態が発生したみたいでござる」

※江戸時代化したアメリカに謎の大艦隊が大西洋から攻めてきた!奴等は中国と韓国の軍隊の生き残りであった。

中国人「時がキタ!今こそアメリカを乗っ取って我々の新たな故郷にするあるよ」
韓国人「ニダ!今日からアメリカ人は俺たちの奴隷だニダ!!」

※江戸時代化した現状のアメリカの戦力も江戸時代当時までレベルが下がっていた。銃は火縄銃、戦艦は帆船、大砲は射程距離の短い旧式。明らかに戦力に差がありすぎていた!

アケミ「大統領の息子さん、明らかに旗色悪そうな雰囲気だよ。何なら助けてあげようかしら?」

388 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/20(月) 22:25:07.01 0.net
>387
「ちゃらりらん、
 トーグ基本ルール〜〜♪」

 やけくそをこじらせて絶版ゲームを取り出した!

「コズムによる世界法則のルールが適用され、江戸時代の船団が日本刀を持って襲い掛かるでしょう」

 米国に撃ち込まれたICBMが烏天狗に変化した!
 というか、江戸化したアメリカ領内では江戸から江戸に行くだけなので猪牙舟にのった侍しかいない!
 飛行機械も無いので大統領は凧を上げている!
 江戸時代の武士って結構馬に乗ってないんだよ?
 やはり、エンシェント・トクガワはきちんとした武士が手にしていなくては暴走するだけだ。

 あと、トーグで言うと猪牙舟にならなかった軍艦はただの鉄の塊になり、かろうじて浮いています。
 何とかして江戸の領海から離れれば使えるようになるでしょう……

バラク・カー「この土地、われらのモノにする!」

……あ、タクタ・カーという異世界からトカゲ人間エディーノスが攻めてきて、アメリカを原始世界リビングランドに変えようとしている!

 エディーノスの長バラク・カーは強力なので江戸に染まらないどころか自分色に染めてくる!

389 :名無しになりきれ:2015/07/21(火) 19:44:47.92 0.net
襲いくる中・韓国連合軍!
迎え撃つは変身忍者蝙蝠丸率いるメリケンヒーロー軍団。

アメリカ軍士官「ミツルギに化身するぞ!」
アメリカ兵「智!」
アメリカ兵「仁!」
アメリカ兵「愛!」

アメリカ軍も魔神ハンター部隊が出動だ!

アメリカ士官「地雷神部隊も発進!奴らを倒せ!」

アメリカの資源と工業力は、魔神ハンターミツルギと、聖徳大使作成のスーパーロボットの量産を可能にしたのだ!
主力がやられてろくな戦力の無い中国軍と、便乗した韓国軍等ひとたまりもない。
…そういや韓国はまだナナシ星人に侵略されていなかった気もする!

トドメとばかりにアメリカの要請を受けてブラジルとオーストラリア、日本の自衛隊が太平洋で中・韓連合艦隊を包囲した。

日本のイージス艦隊のミサイルを喰らって中国がスクラップから作った空母は大破轟沈。
残るフリゲート艦とかも別に悪い事してないので返してもらえたスティーブン・セガール率いる忍者隊が敵艦を乗っ取り、単艦奮戦して次々沈めていく。

わずか一日で、アジアの悪党艦隊は全滅した。

390 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/21(火) 23:08:43.10 0.net
 聖徳太子のスーパーロボットらめぇ!

 という、中の人の事情なんか知ったこっちゃ無い。

 一方その頃。
 キャプテン・アメリカはトカゲどもがアメリカのリアリティを侵食するのを見て、自身がアメリカの象徴であることを思い出した。

 バラク・カーたちのやり方は自分たちのリアリティに侵略先を書き換えて都合の良いようにするものだ。
 だが、キャップの盾はそういう効果をキャンセルできる超合金なので十分戦えた。
 神であるソーもそういう影響を一切受けないので、エンシェント・トクガワを鷲掴んでバラク・カーに叩き付けた。

 トクガワのリアリティとトカゲのリアリティが対消滅しそうでしなくて猛威を振るう!

 そして今でも、
 元のあるべき姿を取り戻したアメリカのとある砂漠の真ん中あたりで、
 何時果てるとも知れない大嵐が渦を巻いているのです。


 そして、
 エンシェント・アメリカを手にしたルパン四世は、

  きっと、

  今日も、

 繊細なフランス料理にソースとケチャップをぶっ掛けて食っているのです。

391 :三代目ナナシ星人:2015/07/23(木) 20:46:29.63 0.net
アケミ「こりゃ私達の出る幕は無かったみたいね」
零「結局あの馬鹿連中が勝手に自滅しただけでござったな」
綾「しかし結局ルパン四世からエンシェント・アメリカを奪回しないと根本的な解決はありえないな」
アケミ「そういえば昔はここ中国だったわね。もしかしてエンシェント・チャイナがあったりして」

※そんな時、アケミの手のひらが光り出し秘石らしい物体が出現した。

アケミ「ま、まさかね」
零「これは正にエンシェント・ナナシという秘石が誕生した事でござるな」
綾「どうやらこの星で文明が誕生すると不思議な力を宿した秘石が生まれるみたいだな」
アケミ「という事は私達のナナシ国も地球の一文明として認められた訳ね」

※アケミの手に秘石エンシェント・ナナシが生まれた。果たしてこの秘石にはいかなる力を宿しているのであろうか?

392 :名無しになりきれ:2015/07/24(金) 19:08:32.58 0.net
一方その頃、遂に韓日併合がなされていた。
朝鮮半島は日本の領土となり、「大韓県」に改められ、学校教育で日本語が教えられる事になる。
先日の太平洋戦争でぼろ負けして主力を失った韓国は、ナナシ国に吸収される前に日本に吸収されたのだ。


徳川家康「あ!メリケンがどえらい事になってる!」
徳川吉宗「矢矧抜錨!!アメリカをトカゲ人間から救うぞ!」

こうして、徳川家康率いる幕府艦隊がアメリカ合衆国救援に登場。
トカゲ人間に戦いを挑んだ。
そこにセガール忍者隊とアメリカ合衆国家老の一人、シュワルツネッガー将軍率いる軍団も到着。
ワシントンで壮絶な合戦が始まった。

徳川家康「我こそは徳川家康也!バラク・カー!この家康と一騎打ちせい!!」

トカゲ共を切りつけながら、叫ぶ家康。
そこに素晴らしい援軍が駆けつけた!

坂本龍馬「待てぇい!おっさん共!トカゲをぶっ殺すなら俺達に任せな!」
武蔵坊弁慶「聖徳大使がトカゲや鬼と戦う時のために開発していたこのロボの力を見せてやる!」
ライガー「ぐあおん!(アメリカは俺達が守る!)」

聖徳大使が侵略者の襲来を予知して日本に残していた月太ロボと、ロボに選ばれてパイロットとして長い眠りについていた下駄衆の面々だ!
月太ロボの猛攻で、トカゲの首が空を舞い、月太ロボから出る月太線の影響で月太線に弱いトカゲ達はドロドロに苦しみながら溶けて死んでいく。

393 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/24(金) 22:43:26.04 0.net
>391
ディオール「エンシェント・イングランドは英国王室ががっちりとガードしてるはず」

 たぶん、あの石のことだろう。

「エンシェント・フランクはもう、かつてフランクと呼ばれた土地にはなくて、一説には北極圏に消えたとか」

 分かるかなぁ?ワカンネェだろうなぁ。

>392
吉見総理「ああ、次は半島抜きでやろうねって約束したのに……」
 とりあえず、あまりというか絶対韓国日本化計画には力を入れないよう厳命した。
 いつでも切り捨て、もとい再独立できるように。

× 聖徳大使
○ 聖徳太子

 さらに残念なことに、今回のトカゲ人間は月太線に弱いとかそういうトカゲではなかった。
 そもそも弱いのは恐竜人間だ。

平均的エディーノス「げったせんて、なんだべ?」

 ま、そういうわけで、エディーノスの中でもゴタックというバラク・カーに忠実な連中はほぼ全滅した。
 バラク・カーに忠実でない、オプタントと呼ばれるエディーノスたちは、何とか元の世界に帰る事を望んだ。
 たまに、移民として移り住む仲裁と慈悲をダンケルザーンに願うものもいた。

 ……

キャップ「ソー、今度はラグナロクに向かうって!?」
アイアンマン「俺たちも加勢するぞ!」

ソー「……いや、君たちはこの星を守れ……」

 と、一連の事件の後でほぼ原作どおりのソーの物語の最終回展開だった。

ソー「あ、いや、そちらのトクガワの方々も来ないほうが……貴殿らが来られても、我等の敵に回るのでな」
 ラグナロクでソーたちの味方になれるのは、戦死したものと決まっている。
 家康以降の徳川家で戦死した人っていないよね?

394 :名無しになりきれ:2015/07/25(土) 19:56:31.67 0.net
坂本龍馬「俺に任せろ!」
武蔵坊弁慶「新たな戦いが俺を呼んでいる!」
ライガー「ガウ!」

月太線はは恐竜人間では無い、「爬虫人類」に効くのだ。
応援に来た連中は全員戦死して復活組だ!
月太ロボの新たな戦いの膜が開く!!

395 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/25(土) 21:14:29.14 0.net
【じゃあそれで】

 ラグナロク。

 神の戦士(アインヘリアル)たちは選ばれた戦死者の魂である。
 彼らの主な敵は戦場で死ねなかった戦士の魂である。
 彼らは毎朝オーディンの館を出撃し、一兵士として戦って死ぬ。
 夕方には皆帰館し、壮大に飲んだり食ったりのどんちゃん騒ぎをする。
 そして翌朝には前日死んだ者も生き返って再出撃の繰り返しである。

 慈悲はない。他の選択肢も輪廻転生もない。1+1が何故2なのかも分からない。
 もはやこのスレのメインストーリーにもサブストーリーにも関わる事はない。

 そして、彼らは皆考えることをやめるのだ。

 そうそう、
 厳密に言えば地球の爬虫人類が月太線に弱いのは、進化の過程で影響を受けたからである。
 今回のエディーノスはそういう影響を受けたことがないので、強いとか弱いとかはない。


 だから、とっととアフリカ編(仮称)なりなんなりの次のシナリオをはじめるがよろしいか?

396 :名無しになりきれ:2015/07/25(土) 23:03:47.41 0.net
坂本龍馬「偉そうにしくさって気に喰わねえ!神だか何だか知らねえがてめぇもまとめてぶっつぶしてやる!」
オーディン「ええい、神を恐れん月太ロボ!返り討ちにしてくれる!」
弁慶「神様なんかいねえ!いるのは仏様だけだ!!てめえみてえな神はクソ喰らえ!!」
ハヌマーン「よく言った!仏教徒よ!」
オーディン「なんか猿が来た!?ええいソー!ソーよ!こいつらをぶっ殺せ!」
ソー「ウガー!」
ライガー「ギャオー!」、

駄目だ、変な物混ぜたせいで歴史がねじ曲がっていく。
よし、見なかったことにして先に進めよう。

エンシェント・ナナシ生まれるの報は、さっそくアメリカ大統領の極秘情報を簡単に入手できるルパン四世の耳に届いた。

ルパン四世「よし!盗もう!!」

こうして、ルパンはナナシ国にエンシェント・ナナシを盗みに向かった。

397 :三代目ナナシ星人:2015/07/25(土) 23:37:35.01 0.net
>>395
※アフリカ編楽しみにしております!

>>396
銭形警部「という訳でルパンの奴がそのエンシェント・ナナシを狙っております」
アケミ「わかりましたが……あれ?」

※なんとエンシェント・ナナシが光り輝きゆっくりとアケミの体内へと入っていく。

アケミ「あれ?秘石が私の中に」
銭形警部「ハハハッ、これは傑作だな。これでルパンの奴は秘石を盗むのは困難になったという訳だ」

※だが念には念を入れアケミは銭形警部に警護を依頼、常時ナナシ国官邸にはのべ300人の警官が配備された。さあルパンはどうするのか?

398 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/26(日) 00:09:02.40 0.net
>396
 勿論ラグナロクなので、参戦者は全員神である。仏だって悪鬼羅刹だって神である。
 そして、最終的に神は死ぬ。参戦者もみんな死ぬ。
 神も仏も人も獣も機械も鬼も悪魔も死んで世界は生まれ変わる。

 具体的には、このスレが1000に到達した時。

 【役に立つ情報が1ビットも含まれていない】

>397
 このスレでは「ルパン三世」は日本の漫画家が実在したフランスの怪盗へのパスティーユとして発表した漫画である。

 で、おそらくこのスレの銭型警部はルパンと関係なく「銭形平次」のモデルとなった岡っ引きの子孫と思われる。

ディオール「しかし、アルセーヌ・ルパンといえばフランスを代表する紳士でもありますからね。
 もしもその子孫なら、おそらくは閣下にそうへんな真似はしないでしょう。

 逆に言えば、彼女に変な真似をしたなら奴は偽物です」

 と、刀の鯉口を切りながら。

 でも、パリ市警のルパン刑事はナナシ国にまでは来ない。

399 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/26(日) 11:24:09.53 0.net
 そうそう、このスレの銭型警部は実は女性でした、みたいな展開もありですよ?
 なんなら、アケミのロボメイド妹とか。

 【卓ゲネタです。流して流して】


ディオール「さて、警部。ルパン四世はエンシェント・アメリカを所持しています。

 ということは、過剰なアメリカ人っぽさを振りまいているはずです。
 やたらめったら写真を撮ったり料理にケチャップやらソースやらぶっ掛けたり騒がしくやってきて騒がしく帰るやつが怪しいです」

 それじゃフランス人マンだ。

400 :名無しになりきれ:2015/07/27(月) 21:26:35.39 0.net
エンシェント・ナナシを狙うルパン四世はナナシ国に入ろうとしたところを国境なき徳川連合艦隊に包囲されていた。

ルパン「ヤベ!?」
家光「ボコれ!」

モンゴルのあたりでルパンは徳川将軍達にぶちのめされた末に刑務所に送られ、秘石、エンシェント・アメリカは奪還された。
合衆国はこれでかつての科学文明を取り戻し、さらにエンシェント・トクガワの力で江戸の超秘術も加わって大いにパワーアップした。
アメリカ軍、セガール忍者隊、アメリカ磁雷神部隊、何とかリーグ、強い、アメリカ、世界の警察アメリカ。
地球の平和は、アメリカ合衆国がこれからも守り続ける事だろう。

401 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/28(火) 01:57:26.15 0.net
>400
大統領「いや、無いから無いから」

 そう、エンシェント・トクガワは>390でバラク・カーと(正確には彼の所有する秘石と同格の黒曜石の森と)互いに封印しあっているのだ。

 あ、そうそう。
 みなさんも「TORG」について調べて、ネタにしてくれて構わないですよ?

 まあ、エンシェント・トクガワとかそういうものが無くても米軍は地球最強を希求し、そうあり続けてきた。
 マーベルコミックの世界観を導入しているので、センチネル部隊が治安維持に一役買っていた。
 DCコミックスも入っているので、ヒーロー達がさらに増える。

 でも、米国内の刑務所は容易く脱獄されえるという一種のエンシェント・アメリカが支える世界法則。

402 :名無しになりきれ:2015/07/28(火) 20:49:42.65 0.net
徳川家康「もう一個作っておいた!」

家康は太っ腹だった。

403 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/28(火) 22:50:56.11 0.net
>402
大統領「No Thank you.
 どうぞそのままお持ちになってお帰りください」

 だが、そうはいかない事態が起きた。

 2個目のエンシェント・トクガワの存在により、1個目のパワーが半分になった!
 バラク・カーが現世に復活しそうになったので、慌ててフラッシュが2個目を持って行って投げつけて再封印してきた。

キャプテン・アメリカ「これ以上エンシェント・ストーンを作り出すの禁止!」
バットマン「どうしてもというのなら、そうだな……
 ルパン4世が初代アルセーヌ・ルパンから受け継いでいるはずの、エンシェント・ウェストアフリカを用意するとか」

 アルセーヌがモーリタニアの皇帝だった頃の話です。
 まあ、4世が本物ならば、の話ですが。

 後、ワカンダの王ブラックパンサーあたりも欲しがっていそう。

404 :名無しになりきれ:2015/07/28(火) 23:44:13.21 0.net
徳川家康「二つの力を一つに合わせなければ、敵には勝てん!」
吉宗「いや、勝たなきゃならん敵がおりませぬ」

正日「…もしものために作っといたこれは預かっといてくれ」つエンシェント・ノースコリア

405 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/28(火) 23:52:01.01 0.net
>404
アイアンマン『いや、それ息子に渡せよ』

 うっかりスーツを着たまま突込みをいれそうになったトニーであった。

ハンク・マッコイ「ふむ、朝鮮戦争において二つに分裂したといわれるエンシェント・コリアの片割れか」
グリーン・ランタン「確か、エンシェント・アメリカも南北戦争の頃は分裂したとか?」
ハンク・ピム「エンシェント・アイルランドも欠けてるよね」

 エンシェント・ストーンはどこにでもあるが、価値あるものかどうかとはまた別の話である。

406 :名無しになりきれ:2015/07/29(水) 19:41:11.33 0.net
正日「息子はおじさんを殺したから、罰として石を渡しません!」

407 : ◆6EgzPvYAOI :2015/07/31(金) 02:02:51.65 0.net
それで、>372後半部の続きはどうなるんでしょう?

このスレの主役であるアケミさんの裁定でこちらから提示するストーリーは分岐しますが。

408 :三代目ナナシ星人:2015/08/01(土) 19:41:42.50 0.net
アケミ「(>>406までの状況を確認した後)こりゃ迂闊に秘石に頼るとろくな事にならないみたいね」
零「大変でござる!ルパン四世が脱獄したみたいでござる」
綾「ケケケッ、しかもこんな予告状をアメリカ大統領に送ってきたみたいだな」

前略アメリカ大統領様

この間の礼をするべく今回は2つあるエンシェント・トクガワを戴く事にする。

今回は前のようなヘマはしないから楽しみにして欲しい。

ルパン四世


アケミ「そういえばこの前アフリカ政府からエンシェント・ウェストアフリカを取り戻して欲しいとの依頼があったわね」
零「そうと決まれば拙者がルパン四世を捕らえてくれようではないか」

※こうしてルパン四世を捕らえエンシェント・ウェストアフリカを取り戻すべく零は精鋭部隊を率いて一路アメリカのワシントンへと向かった。

零「ルパン四世め、怪獣島での屈辱必ず晴らしてみせるぞ!!」

409 :名無しになりきれ:2015/08/01(土) 22:05:37.85 0.net
家康「エンシェント・トクガワは何か封印するために消えたんじゃ無かったかな?」
家茂「だった気がします」

一方ラグナロク

龍馬「神社員すぱああああああああああああああく!!」
フェンリル「グギャアアアアアアアア」
オーディン「龍馬、何故わしを助けた!」
龍馬「オーディン、俺は神だ人だと壁を作るのが嫌いだって言っただろう!お前は人間ならイカす奴だ!さあ、一緒にロキの野郎をぶっつぶそう!」
オーディン「ふん、龍馬…お前と言う奴は…」
ロキ「バカめ!強力な助っ人がいるのがお前達だけだと思うな!」
ゴッドマン「…」
龍馬「な!何!ゴッドマンが敵に!?」

410 : ◆6EgzPvYAOI :2015/08/01(土) 22:17:44.50 0.net
>408
アルギット「……誰が取りにいけるんだ?」

 エンシェント・トクガワとバラク・カーの黒曜石の森『ラック・パッケン』はそのほぼ同等のパワーを持ってせめぎあっている。
 そんなところにのこのこ出かけていっても、相当なスーパーパワーの持ち主でもなくば消し飛ぶだけだ。
 現に、スーパーマンやDr.ストレンジといった超一流のヒーロー達が回収を諦めた。

 おそらく、ルパン4世が秘石を回収し、復活したバラク・カーを打倒出来る頃には、彼はエンシェント・ルパンを手にしているだろう。

 それはそれとしてワシントン。
 大統領はルパン4世やその他諸々に対処すべく、著名な実業家達を招聘していた。
 国連の諜報機関「S.H.I.E.L.D.」の外部顧問理事就任を依頼するためである。

 ※トニー・スターク(アイアンマン)
 ※ブルース・ウェイン(バットマン)
 ※レックス・ルーサー(スーパーマンの仇敵)
 ※ノーマン・オズボーン(スパイダーマンの仇敵グリーンゴブリン)
 ※オリバー・クイーン(グリーンアロー。現在ドラマ化)
 ※ダニエル・ランド(アイアンフィスト。ドラマ化が予定)

 なお、大統領が「もう一つの姿」を知っているのはトニーだけである。

 興味のある方は各自で調べるように。


【ところで、秘石を求めているのはアフリカのどの政府ですか?】

411 : ◆6EgzPvYAOI :2015/08/01(土) 22:19:08.20 0.net
>409
【つまり、ゴッドマンも本筋には関わらないという解釈でよろしいですね?】

412 :三代目ナナシ星人:2015/08/01(土) 23:19:39.97 0.net
>>410
※南アフリカです。悪行高きアパルトヘイトをやってた国です。

零「貴殿がアイアンマンのスターク殿か。貴殿の活躍はナナシ国に響き渡っているでござる」
銭形警部「しかしこれ程のメンツでもあのルパンの事です。下手をするとまんまと盗まれる恐れがあります」

※そうこうしている内にルパン四世が予告した時間まで後一時間となった。ホワイトハウスに緊張が走る!

413 :名無しになりきれ:2015/08/01(土) 23:35:35.18 0.net
ゴッドマン「所詮俺は出来そこないのクローンに過ぎなかったのさ…」
龍馬「何を言うんだ、お前は…お前は誰が何と言おうと…」
ゴッドマン「言うな龍馬、もういいんだ…」
ハヌマーン「来るぞ!龍馬!こいつを倒せば、この戦いは終わる!」
ウェスカー「グオオオオオオ!」
龍馬「行くぞ野郎ども!俺達の戦いは、これからだ!!」

未完

414 :名無しになりきれ:2015/08/03(月) 00:49:57.69 0.net
家康「だからエンシェント・トクガワは異世界にあるからホワイトハウス守っても仕方が無いんじゃないのか?」
家茂「これでルパン来たら皆で笑ってやりましょう」

ちなみに、将軍達は矢矧でホワイトハウス上空を守っている。

415 : ◆6EgzPvYAOI :2015/08/06(木) 23:04:13.56 0.net
>412
【南ア了解。ニコライあたりは無視を勧めるでしょうね】

 現在アメリカ大統領が手配した戦力は……

 ※アイアンマン
 ※ルーク・ケイジ
 ※フラッシュ(2代目)
 ※ナイトウイング
 ※“少年探偵”ルーライス・フォックスティース
 ※フェニックスキラー[不死者殺し]

「皆さんはじめまして、僕はルーライス・フォックスティース、探偵です。
 駆け出しで至らぬところもあるでしょうが、よろしくご指導お願いいたします」
 小脇に怪しげな革の装丁の本を抱えた少年が挨拶する。

「元ゾンビバスターズのフェニックスキラーだ。
 念のためのバックアップという話でここに来ている」
 こちらは先を尖らせた丸太を抱えた赤紫のマスクのマッチョ女。

>414
大統領「奴の事だ、このエンシェント・アメリカのほうを再び狙うことは大いに考えうるからな……」
 そう、ホワイトハウスに集めた理由を説明した。


 それはそれとして、アトランティスの王アクアマリンは激怒していた。

416 :名無しになりきれ:2015/08/09(日) 16:07:28.69 0.net
※突如ホワイトハウス中に笑い声が響き渡る!!

ミスキトリ「ケケケッ、エンシェント・トクガワを異次元に隠すなんざ私に盗んで下さいと言ってるようなもんさ」
零「現れたな魔女め……!?それはエンシェント・トクガワ」
ミスキトリ「次元を越えて行動するなど私にしてみれば簡単な事よ。ついでにエンシェント・アメリカをまた戴くとするとしますか」

※ミスキトリが呪文を詠唱すると多数の等身大のゴーレムが出現、零や大統領達に襲いかかってきた!その数はなんと三千!

零「ゴーレムごときが!(カキッ!!)馬鹿な、私の刀で切れないなんて」
ミスキトリ「その兵士ゴーレムは只のゴーレムじゃないわ。そいつ等の体を構成しているのは超金属オリハルコン!」
一同「なんだって!!」

※なんと、いかなる攻撃も通用しない超金属オリハルコン製のゴーレムが三千体も零やアイアンマン達に襲いかかる。無論ヒーロー達の攻撃は一切通用しない。
しかもオリハルコンの拳は全てを粉々にする為アイアンマンのスーツも只の紙切れ当然であった。今、零達に危機が襲いかかる!

ルパン四世「さーて、その隙にエンシェント・アメリカを頂戴するとするかな?」

417 : ◆6EgzPvYAOI :2015/08/09(日) 21:53:33.61 0.net
>416
フェニックスキラー「憤怒うっっ!」

 ゴーレムといえば魔法生物。
 死者殺しのプロ、フェニックスキラーの受けた加護により、その丸太がゴーレムたちを傷付ける!

フェ「ゾンビなら、確実に破壊できるのだが……粉!粉!粉!」

 どう見ても物理攻撃にしか見えないが、彼女の丸太による攻撃は魔法攻撃扱いである。
 故に、種族的に魔法攻撃に弱い(byアリアンロッドRPG)ゴーレムには有効なのだ。

アイアンマン「ならば……こうだ!」

 かつてトニーが入手した『インフィニティ・ジェム』の力で、≪神≫属性の攻撃を繰り出し、ゴーレムを攻撃する。
 これなら、神の領域に達したものでない限り属性防御を無効化できる。
 もちろん、これを奪い取るのも神の御業レベルでやらなくては触れもしない。

ルーク・ケイジ「これなら、どうだぁっ!」

 オリハルコンを破壊できるのはオリハルコンのみ。
 幸運なことに、武器に使えるオリハルコンがここには三千個もあるので、攻撃回数には困らない。

 で、ナイトウイングとルーライスは今回外れ?いえいえ……

 ちなみに、ミスキトリの手にはもうエンシェント・トクガワはない。
 フラッシュが亜光速で奪い取り、バラク・カー封印に持って行ったのだ。

フラッシュ(二代目)「……半分だとばかり思っていたけど」
フラッシュ(初代)「15将軍というだけあって、15個に分裂してるな」
フラッシュ(三代目)「価値も15分の1か」

418 :名無しになりきれ:2015/08/09(日) 22:24:37.29 0.net
上空で待機していた徳川将軍達がここぞとばかりに降下してきた。

徳川家継「ゴーレムは俺一人で十分だ!お前達はミスキトリとルパン四世を討て!!」

自信満々にそう言った家継に、さっそくゴーレムが襲い掛かる。
だが、家継はその拳を受け止めると、ゴーレムの体を振り回し、別のゴーレムにぶつけて、砕いていく。

家継「硬度が同じなら、速さがある方が破壊力がある!」

ゴーレムを無双する徳川家継。

家康達はルパン四世の討伐にかかる!

家康「凹れ!」

家康のコークスクリューブローがルパンの顎を捉えて昏倒させ、そこに家光が腹めがけてキックを見舞う。
家茂と秀忠はミスキトリに襲い掛かり、正宗で胴体と頭を叩き切り、印籠を取り出して光線発射、頭と胴体を炎上させた。

家康「やったか?」

419 : ◆6EgzPvYAOI :2015/08/12(水) 02:06:33.29 0.net
「徳川……滅ぶべし……」

 悍ましき殺気が満ち満ちる。
 爆炎の中に人影が、そしてその手に白刃が……

アイアンマン「ぬ、あれは……いかん!」

 咄嗟に近くにいた綱吉と慶喜をつかんで引きはがすと、二人のいた場所を剣閃が通過した。
 ルークが投げつけたオリハルコンゴーレムが切り裂かれた。
 ルーライスが発砲したが、拳銃弾など当然切り払われた。

フラッシュ「速い……!」
ナイトウイング「斬鉄剣……刀でなく、技法の方の……」
フェニックスキラー「そして、徳川将軍たちの動きが明らかに鈍った……まさか!?」

アイアンマン「ああ、おそらくあの刀は……千住院村正……」

 徳川に祟り滅ぼすと謂われた、呪われし刃。
 魔剣に魅入られ名も魂も誇りさえ喪った剣鬼が一匹、そこにあった。

ルーライス「奴は、徳川家に対して特に恐ろしいまでの力を発揮します。

 が、逆にいえば徳川家以外にはただのよく切れる刀!
 皆さんは奴の前から離れてください!」

420 :名無しになりきれ:2015/08/12(水) 21:26:09.96 0.net
徳川家康「呪われた宿命に負ける徳川将軍では無い!!」
秀忠「合体だ!!」

十五将軍は剣鬼に対抗すべく合体し、フィフティーン将軍にパワーアップする。

フィフティーン将軍「鎖国パワー!!」

見えない鎖が剣鬼を縛り、締め上げる。

フィフティーン将軍「一揆粉砕拳!!」

動けない剣鬼を民衆の反乱を叩き潰してきた圧倒的国の力でぶん殴り、ホワイトハウスの外へ飛ばした。

フィフティーン将軍「トドメだ!!踏絵キック!!」

将軍は飛び上がり、神を踏み砕く必殺キックで上空から剣鬼へ急降下していく。

421 :三代目ナナシ星人:2015/08/12(水) 22:50:01.42 0.net
ミスキトリ「ホホホ!全て囮とも知らずに……ん?これはルパン様」
ルパン四世「全て上手くいった。エンシェント・アメリカはまた頂いたぜ」
ミスキトリ「では撤収前に奴等に一泡吹かせてやりますか」

※大方オリハルコンゴーレム軍団を殲滅できた零達であったが彼等の疲労は限界に達していた。だがそこへ!

零「なんだと!!!あれはあの時の!?」

※ホワイトハウス上空にあの巨大龍バハムートが襲いかかってきた!フィフティーン将軍がバハムートに攻撃を仕掛けるが先程の戦闘で消耗していたフィフティーン将軍に勝ち目は無かった。

ミスキトリ「我が下僕バハムートよ、ワシントンを焼き尽くせ!」
ルパン四世「悪いな大統領、エンシェント・アメリカは今度こそ俺が頂いたぜ!」

※バハムートがホワイトハウスを滅茶苦茶にしている中でルパンとミスキトリは大空へと飛び去っていいった。

零「オノレ!ルパン、今度会ったらこの刀の錆にしてくれる。だが今はこの化物を!」

422 : ◆6EgzPvYAOI :2015/08/12(水) 23:11:30.29 0.net
>420
ナイトウイング「……どうあっても力押ししかないのか」
 すごく、アメリカンな戦いであった。

>421
ルーライス「よし、今だ!」
ナイトウイング「おう!」

 二人がエンシェント・アメリカに仕掛けた爆弾が起動!
 ルパンにダメージを与えられたかどうかはともかく、秘石は完全に砕け散った!

大統領「これでいい。我が国は秘石によって建つにあらず。我が国があり続けたからこそ秘石に価値が生まれるのだ」

 いいらしい。
 まあ、今まで秘石の事を知られずともやっていけたんだし?

フェニックスキラー「つまり、あのでっかいドラゴンは一度倒したのに蘇ったのか。

 なら、私の出番だ」

 ゾンビ狩りのプロ、フェニックスキラーが魔法の丸太を打ち込むと、蘇ったはずのバハムートは滅び去った。


フェニックスキラー「つまりだ、これからの戦いは無粋な力押しではない」

423 :名無しになりきれ:2015/08/13(木) 23:35:14.17 0.net
その頃、上空に逃げたルパンとミスキトリを追う巨大な影があった。

元大統領「私を忘れてもらっては困るな」

そう、上空には元大統領駆る矢矧が待機していたのだ!!

ミスキトリ「ええい!!しつっこい!!だが、貴様のデータはこれまでの戦いで散々手に入れている!もうお前など怖くない!!」
矢矧艦長「大統領!攻撃準備できています」
元大統領「トンブリとスリ・アユタカにも伝えろ、ルパンを仕留めろとな」
矢矧艦長「逆ストレッチパワー、放射!」

矢矧と、ルパンの進路上に伏せていたタイ艦2隻から、逆ストレッチパワーが放射された、これは本来体を伸ばし健康にするストレッチ・パワーを逆転させ、相手を動けなくするストレッチ星雲の技術を用いた兵器である。

ルパン「ぐええ、う、動けない!」
ミスキトリ「己元大統領め、またしても…」

元大統領「主砲!螺旋エネルギー砲発射!!」

動きの封じられたルパンとミスキトリに、超エネルギー弾が次々放たれ、大爆発!
両者は完全に木端微塵に消し飛び、原子の塵一つ残さず消え去った。

矢矧艦長「やりましたね、元大統領」
元大統領「いや、まだだ、私の予想では、奴は死んでも蘇る謎の宇宙の法則で守られている、それを何とかしなければ…」

金正日「心配ない、奴らの魂は私が封じ込めた」

元大統領「おお、正日、どうやって!」

金正日「私の作った、エンシェント・ノースコリア、これの拉致能力を使って奴らの魂を永遠に帰国できないエンシェントノースコリアの魂の監獄につないだのだ」
元大統領「そうか、奴らの魂なら、拉致被害者の会とかも作られないし、我が国も返せと文句も言わない、魂が北朝鮮色になるまで、もしくは死ぬまで、ずっとずっと、エンシェント・ノースコリアの中で臭い飯を喰い続ければいい」

ミスキトリ「いやだあああああ出せ!ここから出せええええええ」
ルパン「うわああああああ出れない!出れないよおおおお」

秘石、エンシェント・ノースコリアが捕えた魂は、その魂の帰還を祈る多くの清い者の声が無ければ絶対に変える事ができない永遠の無と暗黒と絶望の空間を作りだし、そこに魂を閉じ込める力を持っている。
例えノースコリアが壊れても、その空間が消える事は無い。
ルパンとミスキトリ、世界に迷惑しかふりまかなかった二人の帰還を望む清い者など、いるはずがなかった。

今ここに、また一つ、悪は滅びたのである。

424 : ◆6EgzPvYAOI :2015/08/14(金) 01:35:48.87 0.net
ニコライ「やあ、これでよかったよかった」

 無粋な力押しに世界を導き破滅に導くルパン4世とミスキトリがいなくなったので、これからは軍師軍略知恵比べの時代である。

フラッシュ(二代目)「死んだはずの奴が生き返るってのもよくあるけどな」
キャプテンアメリカ「そうだな、困ったことだが」
スーパーマン「ああ、よくあるな」
ノーマン・オズボーン「どういう理由にせよ、な」

ジーン・グレイ「うんうん」
ワスプ「よくあるわね」

スパイダーマン「おまえらー」


【7人とも死んだはずが生き返った過去があります】


ニコライ「ともかく!アケミ様がこの星を征服するために!」

425 :名無しになりきれ:2015/08/14(金) 04:25:16.32 0.net
一方、アケミはナナシ国の民主的な選挙で政治家の立場から降ろされ、中国人が新たに首脳の座についた。
その後普通にナナシ国は自然に中華人民共和国に国名を改め、無能な政治家と軍人が一掃され、口減らしも適度に終わっているため、有り余る資源と技術で復興していく。

当たり前だった。
宣戦布告なしで怪獣送り込んでくる輩をいつまでも首脳に置いておくはずなどない。

ナナシ星の技術も破棄され、日中米国交正常化が図られ、中国は平和的に元の姿を取り戻した。
北朝鮮は健康になった中国の恩恵を受けて国の機能を回復させ、金正恩の独裁政権に近い政権は崩壊、日本(大韓県)と中国にそれぞれ併合され、消滅した。

いろいろあったが、アケミのおかげで、東アジアは世界の進歩と発展、人類の歩む道の道しるべのような美しい場所となったのだった。


一方、ナナシ国を解散され、ただの中国人になったアケミには、別のところからぜひ指導者になってほしいという声がかかっていた。

イラク人「ぜひ我が国に来て、ナナシ国を復活させてください!!」
イラン人「いえぜひ我が国に」

426 :三代目ナナシ星人:2015/08/14(金) 20:35:58.78 0.net
>>425
※しかし正直困りますね。そんなことするのであればこちらにも考えがあります。

それから二ヶ月後、イランとイラクはキング・ナナーシと零率いる特殊部隊により一気に占拠されて統一された。

そして、周辺諸国を抱き込んで中東地区最大の文明国が誕生した。
新しい中東の国家の名は「エターナル」
アケミはそのエターナルの初代大統領に選出された。アケミ達はエターナル国の整備を開始、国は瞬く間に安定していった。
残念ながらキリスト派とイスラム派が時折小競り合いを起こしているが事あるごとに鎮圧し比較的治安が安定していた。

アケミ「ねえ中国首相さん。もっと貿易の件優遇してくださいな」
中国首相「アケミ総統閣下!勘弁してください」

※実はナナシ国総統閣下の座を降ろされたのは表向きで実は今の中国首相はアケミの傀儡であった。
そう、現中国は現在もアケミの支配下にあるである。

アケミ「さーて、この国も徹底的に建て直してやりますか!」

※今、アケミの新たなる挑戦が始まる!!

427 :三代目ナナシ星人:2015/08/14(金) 20:55:03.59 0.net
※お詫び

誤 現中国は現在もアケミの支配下にあるである。
正 現中国は現在もアケミの支配下にあった。

誠に失礼しました!

428 :名無しになりきれ:2015/08/15(土) 18:30:27.17 0.net
アケミによる中東諸国の武力統一は、当然、国民達に凄まじい不満を感じさせるに十二分な物だった。
ナナシ星の技術で自爆テロの原因になっている飢えと、貧富の差を破壊する事をせず、圧倒的な武力をもってのイラン・イラク統一は彼女の根本にある残虐さを世界の人々に再び思い出させるに十二分な物だった。

エターナルの人々は表向きナナシ国に従ってはいたが、それはアケミの圧倒的強力な力ととりあえずの身の安全を確保してもらえたからに他ならない。

しかし、そこに中国の人々から、勇気を出して民主的に首席を変えるのだという声がエターナルの人々に届く。
そう、地球には幾多のヒーローも、徳川十五将軍もアメリカもロシアもいる。
ナナシ星人なんか怖くないのだ。

されど、エターナル統治に関しては、アケミにはまだチャンスがあった。

民衆を貧困から救いつつも、一番最初に政治家としてやった事が世界中のヒーロー集めての殺し合い大会(仮面ライダーやレッドマンが人殺しても止めない)だったり、
新エネルギーの開発とかしながらも国内の政治に手をつける描写ができないまま恐怖の大王やアメリカの選挙に介入する事をしていて、国民の信頼を得る事ができなかった今までとは違い、まだチャンスはある。

国連はナナシ星人がいつでも倒せるとわかってるので怖がって味方したりなんかしないし、裏で操る事もしない。
下手すれば中国もすぐに国連側に味方するだろう。

力押しや裏工作でないアケミの平和的な統治が、エターナルには必要だった。

しかし、当然ながらISISがそれを許しはしない。

毎日のようにエターナルの庁舎や食料プラントがISISに爆破され、主犯を捕えようにもバハムートより強いISISの大神獣マンティコアがエターナル特殊部隊を食い殺し、うまく行かない。
さらにISISはエターナルのあちこちでバイオハザードを起こし、世界各国はゾンビとウィルスの侵入を防ぐため、エターナルとの国交を途絶するしかなかった。
エターナルに駐屯していたナナシ星の技師たちもこのウィルスでやられてバタバタと死亡。
ナナシ本星から新たに技師を呼ぶにも、アケミにはもうその小遣いは残されていなかった。
恐怖の大王を封印したあの炊飯器がべらぼうに高かったのである。

かくして、エターナルはゾンビと怪獣と爆発が毎日荒れ狂う地獄のような場所だった。

429 :名無しになりきれ:2015/08/15(土) 18:31:31.50 0.net
5行目
ナナシ国×
アケミ○

430 :三代目ナナシ星人:2015/08/15(土) 20:56:46.09 0.net
アケミ「ISISめ、余計なことをしやがって」
綾「ケケケッ、技師達の命ならもう大丈夫だ。皆死ぬ寸前だったがワクチンが完成して助かったぞ」
技師の一人「本当に助かりました。早速国民の救済活動を再開します」
アケミ「急いで、今は国民の救済を第一にね」

※こうしてエターナル国の復旧は瞬く間に行われ僅か一週間で人々の暮らしが安定していった。

アケミ「残る問題は連中が飼っている大神獣マンティコアね。正直キング・ナナーシでもキツイなぁ」

※そこへISISの動向を偵察していた忍が思わぬ朗報が!

忍者「報告致します、大神獣マンティコアの所在を確認、しかも現在大神獣マンティコアはあのウルトラマンゼロと交戦中!」
アケミ「えっ?あのヤンチャで有名なウルトラマンが?こうしてはいられないわ。キング・ナナーシ出撃!!」

※こうしてウルトラマンゼロに加勢するべくキング・ナナーシが出撃していった。その頃留守番中の零はというと。

技師「零殿、例のバイオハザード騒ぎで完成が遅れましたがロールアウト完了です!」
零「!?ついに拙者の愛機が完成したか」

※果たして零専用の兵器とはいかなるものなのか?

431 :名無しになりきれ:2015/08/15(土) 21:06:51.12 0.net
ウルトラマンゼロ「宇宙警備隊は地球の政権争いの戦争には関与しないからそのゼロは偽物だ!」

ゼロの警告時すでに遅く、ゼロの張りぼてをつけていたISISロボがキングナナーシを抑え込み、マンティコアがコクピットを削り取ってむき出しにし、そこにISIS兵が侵略者発電機を向ける。

ISIS兵「死ぬがいい」

アケミめがけてISISの侵略宇宙人エネルギー化装置が発動。
見る間にアケミの体は萎れて戦闘能力を失い、そのエネルギーはISISのマシンに移される。
そこから、エターナルの医療施設めがけてアケミのエネルギーで充電された破壊光線が放たれた。

ズガガ―ン

大音響と共に全滅するエターナル医療機関。
これで、エターナルが新たなウイルス兵器に対抗する事はできなくなった。

ISIS兵「さあマンティコア!より強力なウイルスをばら撒け!そしてナナシ星人を食い殺すのだ!!」

萎れたアケミに喰いかかるマンティコア、更にその尻尾からさらに凶悪なウイルスがエターナル全土にばら撒かれる。

432 : ◆6EgzPvYAOI :2015/08/15(土) 22:30:33.97 0.net
 そんなISISを、イカール星人ニコライはひたすらイメージ戦略で締め上げていた。

 いわく「ISISがしているのは布教ではない、破壊だけだ」

 シンプルかつ、妥協も言い訳も効かない方策である。
 文句があるなら建設的な活動をしてみろというのだ。


フェニックスキラー「バイオハザード……ゾンビが産まれる……いや、ゾンビは死んでる……」

 国連の動向がどうこうとかそういうのを抜きにして、彼女はゾンビを全滅させるために暴れまわっていた。
 彼女が丸太を振り回して、当たり判定があればゾンビなのでゾンビでない人には被害は出ない。
 というか面倒くさいので、チグリスユーフラテス川を氾濫させて一気に丸太を流してゾンビを駆逐した。

 そうでない人にも少なくない被害を出したけど、生きてる人の事は割と考えない。


 後、北朝鮮の一部を押し付けられた日本は、ドイツに「次は半島抜きでって言ったのに!」と泣きつかれた。
 もちろん、韓国を改めて独立させて切り離した。切り捨てたともいう。


 場面戻って中近東。

 大物ヴィランであるコンクリートマンがついに立ち上がった。
 自分のテリトリーをこれ以上荒らされてたまるかと、ISISの主要施設を片っ端からコンクリート漬けにした。
 後、資産の類は伝手を頼んで塩漬けにしてやった。
 調子に乗って「ぶぶ漬けを食え」とか言い出した。

433 :三代目ナナシ星人:2015/08/15(土) 23:13:28.70 0.net
※エターナルの医療施設は破壊されたかに見えた……だが医療施設は強力なバリヤーに包まれて無事であった!

綾「ギャハハハ!そんなチャチな攻撃でエターナル国が壊せるか!」
零「綾殿、ここはお任せするでござる!」

※一方エネルギーを吸収され動けない筈のキング・ナナーシ。だがそこはナナシ星の科学力を結集して作られたスーパーロボット、これで終わる訳が無かった。

アケミ「ビック・アンカーモード起動、この化物め木っ端微塵にしてやる!」

※再びキング・ナナーシにエネルギーが満ちマンティコアの拘束を振り解き大空に飛び上がった!

アケミ「くらえっ、宇宙最強……いえ宇宙最凶の突撃を!!」

※キング・ナナーシはとてつもなく巨大なイカリへと変貌し凄まじい速度で落下、マンティコアの体を貫いた!!

ドドドドドドドド!!!

※マンティコアは木っ端微塵に大爆発!そしてマンティコアの体内にあったウイルスは周囲に撒き散らされISISの兵士達に感染していく。
続々とゾンビ化する敵兵士達、しかしゾンビ達も殆どコンクリートマンにより壊滅していった。

アケミ「コンクリートマンさん、ご協力ありがとうございます!」

434 :名無しになりきれ:2015/08/16(日) 19:17:10.43 0.net
ISIS兵「そ…そこは…ピンチのところに……零専用ロボに…来て…ほし…かった」

死ぬ手前に宇宙の真理を見てそう呟くISIS兵。
その後、国境なき徳川艦隊と元大統領、金正日が全滅と引き換えにISISの神々を打ち倒し、エターナルに平和が戻った。

435 : ◆6EgzPvYAOI :2015/08/16(日) 21:57:51.60 0.net
>433
コンクリートマン「なに、あいつらは昔っから気に食わなかったんだ」

 今のコンクリートマンはセメントを使い切って、ごく普通のアラビア系の青年にしか見えない。
 逮捕するなら今のうちではある。

ニコライ「そういえば、イスラムの教義にのっとれば人型のロボットを建造するなんてもってのほか。
      やはり、あいつらはイスラム教徒ではなかったな」


 一方中国。

 梯子を外された感のあるアメリカ大使ディオール・リューネはまだ何か企んでいた。
 日本の大使館に勤務する星見秀昭警視もまた、その陰謀に巻き込まれていく……

436 :三代目ナナシ星人:2015/08/18(火) 22:12:19.23 0.net
零「閣下、ご無事で!」
アケミ「もう全部終わったわ。頼もしい協力者のおかげってもういないわ」
零「とりあえずゾンビウイルスのワクチンが完成しております。これで捕らえられている人達を」

※壊滅したISISのアジトの収容施設に零率いる一個師団が完全装備で入っていく。そこにはなんと無残にもゾンビにされた捕虜・民間人達がいた。

零「慌てるな、ワクチン発射!」

※一個師団のライフルからワクチン弾丸がゾンビ達に打ち込まれる。するとゾンビ達は次々と元の人間へと戻っていく。

アケミ「!?どうやらレスキュー班が到着したみたいね。とりあえず助けた人達を収容して徹底的に治療して。それからこの辺一帯を消毒してから再開発開始よ」

※こうして愚かなISISの野望は完全に潰えた。アケミは配下達に任せて一路エターナル国へと帰還していった。

アケミ「綾、帰ったら風呂と美味しいジンジャーエールをお願いね!」

437 : ◆6EgzPvYAOI :2015/08/20(木) 22:41:43.12 0.net
【此処迄乃粗筋 : アメリカ・マーベル系:ディスアッセンブルド〜ブレイクアウト迄】

*スカーレット・ウィッチのの暴走によりジェノーシャ壊滅(>368,372参照)。
 メンバーの幾人かを失い、アベンジャーズ解散。
*東欧の小国ラトヴェリアの首相ルシアが、アメリカでのテロを支援していたことが判明する。
*S.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリーが極秘にヒーローたちとルシアの暗殺を画策。
*暗殺計画が露見し、フューリー失脚。
*(独自展開)外部理事たちが長官人事に介入、キャップを推薦するエリートエージェントたち。
 スーパーマンやバットマンを推す声もあったが、正体を晒したくない彼らは拒否。
*色々あって、エリートエージェントの一人、マリア・ヒルが長官に就任。
*ニューアベンジャーズ、結成。(今ここ)

>436
コンクリートマン「あ、帰っていいんですか?捕まえないんですか?」
ニコライ「我が国の、エターナル国の危機を救ってくれたヒーローをそんな。
 大々的に表彰される気もないでしょうし、まあこっそり報奨金でも」

 イベントに乗ってくれないので、適当に処理される。

ニコライ「さて、このスレが終わる時に『ハウス・オブ・M』と『フラッシュポイント』をクロスオーバーさせて消化したいですね」

 と、さらに無茶を言う。
 その辺読んでいただけるとありがたい。

 後、この二つは歴史改変物でヒーローたちが本来と異なる在り様を見せています。
 もし、このヒーローヴィランの改変された姿が見たい、というリクエストがあれば考えます。

438 :名無しになりきれ:2015/08/20(木) 23:57:36.80 0.net
アンパンマン!

439 :三代目ナナシ星人:2015/08/22(土) 23:41:08.06 0.net
※その後、エターナル国は平穏な日々が過ぎていた。キリスト教とイスラム教との争いも沈静化し近代化も進んでいた。

綾「あれから随分緑が増えてきたわ。流石はナナシ星の科学力」
アケミ「そりゃそうよ!正直作物が育たない砂漠なんかさっさと普通の土に変えて作物植えたほうがいいじゃないの」
零「確かに農業ができるようになれば雇用も潤うでござるな。そして自然に景気が上がり国は潤う訳だな」
アケミ「自給自足は自立した国の基本!何処かの馬鹿政治屋ばかりいる日の丸集落とは違うわよ」
綾「じゃ次のターゲットはその日の丸集落か?」
アケミ「まだあの集落は放置していいわ。あんな国ではない場所に侵略価値は無いからね。」
零「今はエターナル国の国民を豊かにするのが先決ですな」
アケミ「日の丸集落は金持ちに金集中させてるからドンドン駄目な状況になってるのよね」
綾「ケケケッ、だからある程度国民に富を与える必要がある訳だ。もっとも与えすぎても働かなくなるから加減が必要だがな!」

※今は国家の礎を築くのが最優先!今日もアケミ達の奮闘が続く!

440 :三代目ナナシ星人:2015/08/25(火) 22:33:34.24 0.net
とりあえず保守します!

441 :名無しになりきれ:2015/08/25(火) 23:57:54.92 0.net
>>440
おっぱいもみもみ

442 : ◆6EgzPvYAOI :2015/08/26(水) 03:17:47.15 0.net
 砂漠が緑化して、桜エビみたいになりかけてたチャーリーや熨斗烏賊になりかけてたニコも息を吹き返していた。

「いやぁ、それでもまだまだ乾いて候でござんす」
「紅海、しょっぱいし」

 波打ち際でちゃぷちゃぷしている30m級の小型イカボンは、公海から汲んできた新鮮な海水でちゃぽちゃぽしていた。

「……狭いでござんす」
「一人用に二人が詰まってりゃあ、な」

>439
 ニコライはここのところ、何やら策を練っている。
 チャールズが私用で帰ったので、手数が足りてないせいもある。

「多少塩害で壊れやすくてもいいので、海砂利も混ぜてコンクリートを作ってトーチカを……」
「高島礼氏をお呼びしたので、イスラーム富士派の教義と我が国の方針のすり合わせを……」
「ああいや、サンドワームを放し飼いにしてスパイス採集とかないわ〜〜」

443 :名無しになりきれ:2015/08/26(水) 21:08:32.92 0.net
技師「このまま緑を増やすのは危険です。環境操作による植物の発展を行うと、突然変異でナナシ星を一度滅ぼしかけた殺人植物群が生まれます。
殺人植物が生まれないように地球の土とナナシ星緑化機器を微調整していくと、殺人植物が生まれずにエターナルが十分に緑化されるまで600年かかります。
計算とか云々ではなく、自然と自然をくっつけ合わせるにはこれ位の時間がかかり、下手にエンシェントストーンとかで補うと、物凄い化け物とかわんさか生まれます」
技師「地球の風土機構をいじれば何とかなりますが、アメリカ合衆国他世界各国が異常気象で甚大なダメージをこうむり、こっちが百パーセント悪者になって大統領とか何とかリーグと戦う事になります」
技師「中国の支援を受けて緑化を促進すると、中国側が傾き、国家が転覆してしまいます、それをやると中国はエターナルから国連側につくでしょう」
技師「幸い今地球上に我々に敵対する勢力は全く皆無です。差別発言等を控えて、ぼちぼちと足場を固めましょう」

444 :三代目ナナシ星人:2015/08/27(木) 22:29:48.51 0.net
アケミ「……やむなしか。幸いこの国の緑は充分になったし今後は緑開発をゆっくり目にするとして」
綾「ケケケッ、今度は資源開発だな。この地は原油の産地だがもう少し調査して別の物資も調べるか」
零「それと軍事の増強もするべきでござる。幸い中国の連中とは違い兵士の資質もいいでござるからな」
アケミ「今は地道に開発あるのみね!それと零、各国の現状を調べてきて」
零「御意!」

※こうしてエターナル国は大国に近い国力を備えつつあった。

だがアケミ達は知らなかった。何者かがナナシ国の自然改善システムのデータを盗んだ者がいた事に

445 :名無しになりきれ:2015/08/28(金) 00:13:34.77 0.net
エターナル内政官「敵がいないのに軍備増強を測るエターナルに、国連から「戦争始めるつもりですか?軍備増強やめなさい」とお叱りの言葉が届きました。
テロ対策とか怪獣対策とか言う言い訳は、散々神々を自力でぶっ潰してきた今までの戦力で滅茶苦茶十二分だと判断されているため通りません。

資源を開発する公共事業を行えるほど、国力が上がっていません。
国力の増強には食料自給率の向上が必要です。
食料自給率の増加には、荒れ果てた中東の緑化が必要です。
現在の緑化率は不十分であり、食料需給率が十分に渡り、大掛かりな開発が行えるようになるにはあと120年かかります。

開発には資源、資材が必要です、エターナルは現在これまで散々国連とバトルしてきたのと、ISISをぶっ倒した事、そして強力な零専用ロボを制作するのに莫大な予算、資源を使ったため、開発に必要な資源、資材が足りません。
また、これらの入手には国民からの税収が必要ですが、食料自給率が低く、治安が低く、教育が行き届いておらず、やたら軍事を強化し続ける我が国で税収を上げた場合、国民の不満感情が高まります。
我が国の内政、経済能力でこのまま回していった場合、パンクします。しばらくは中国との連携で持つでしょうが、中国は我が国と縁を切りたがっているので、おんぶにだっこでは無理でしょう」

エターナル内政官「ストライダー零氏より報告です、各国は現在国家間の貿易ネットワークを作り、アメリカ、日本を中心に経済の回復を図っています。
特に、一度韓日併合すら成し遂げた日本の回復力はすさまじく、科学技術の開発、発展を行えるまでになっています。
また、これまでの戦いであまりダメージを受けなかったロシアやオーストラリアは資源を他国に売って貿易の回復に活躍し、勢力をのばしています。
アメリカは平常運転です。」

エターナル内政官「宇宙技術をアフリカおよび中東各国に普及させる事を条件に、アフリカ、中東諸国から資源の供給を求めてはいかがでしょうか?」

・資源、資材がいきなり政治指導者の立場から降ろされない程度に毎回供給されるようになります。
・中東、アフリカ各国が宇宙的技術の基礎を手に入れ、エターナルに対抗できる能力を得ます。

446 : ◆6EgzPvYAOI :2015/08/28(金) 01:20:30.10 0.net
チャールズ「ただいま戻りましてござんす。あ、これお土産のカプセル怪獣」

 ※テレスドンx3、クレージーゴンx4、ガバドンx6、サドラーx2

ニコライ「ウルトラマン倶楽部かいっ」

 わっかるかなぁ、わっかんねぇだろうなぁ。

ニコライ「こう、もうちょっと……ゲドー社雇うような……」
チャールズ「ああ、シャレコベリースと契約結ぶとか?」
ニコライ「お前、どこで何してたんだ」
チャールズ「古い知り合いとね。でまあ、スコタコ乗りを雇いたいなら口聞けるよ?」

 なんか、外宇宙から戦力を手配する選択肢が出来たようだ。

447 :三代目ナナシ星人:2015/08/30(日) 20:54:49.05 0.net
アケミ「すぐにアフリカ各政府に我が国の宇宙開発技術の一部を開示すると打診して」
零「時は金なり!善は急げという訳でござるな」
綾「上手くいけばアフリカからの資源提供も可能だ」
アケミ「あと軍事に関しては当面消耗品を除いては生産を自粛して兵士の訓練のみに専念するとして
問題は農業ね」
綾「下手に自然開発すると例の副作用が怖いから悪戯に増やせないし」

三人「う〜ん、どうしようか?」

※そこへナナシ星本星から使者が現れる!

使者「アケミ君、しばらくだね」
アケミ「あっ、貴方はハテナ先生」
ハテナ「ナナシ星政府が与えた課題を順調に進めてるみたいだね。そして現在抱えている問題もね」
アケミ「というと?」
ハテナ「今回私が来たのはナナシ星で開発された新しい技術……改良自然回復システムを教えに来たんだよ」

※恩師ハテナ先生から思わぬ朗報が!こうして再びエターナル国の自給自足計画が始まろうとしていた!!

ハテナ「それと当分私も地球に滞在するから宜しく。早速だがこの国の学校に赴任させてほしいんだが」

448 :名無しになりきれ:2015/08/31(月) 20:53:53.55 0.net
ナナシ星連邦警察「そこまでだ!ハテナ!貴様を逮捕する!」
ハテナ「ちい、もうわかったか!!」
ナナシ星連邦警察「確保!犯人確保!!」

優秀なナナシ星連邦警察の手で、ハテナは唖然とするアケミ等の前で緊急逮捕された。

ナナシ星連邦警察A「この男は自然改良システムの問題が改善されたと嘘をついて、この星で植物兵器の実験を行おうとしていたのです!もう少し遅かったら、この星は滅び去るところだった」
ナナシ星連邦警察B「本星はこの男の作った植物怪獣の殲滅作業でとても大変な事になっています。恐らく、こちらを混乱させておいて、ここに潜伏するつもりだったのでしょうが、そうはいきません」
ハテナ「己ぇ、ナナシ星警察め…俺の野望がもう少しでかなうというところで…」
ナナシ星連邦警察A「そういうわけで本星の危機だ!ストライダー・零!直ちに本星に帰還して、植物怪獣軍と戦ってくれ!!」
ストライダー零「わかった!!強力な敵はもういないし、小学生の宿題の手伝いをいつまでもやっているわけにはいかないからな、本職のヒーロー業に専念しよう!あ、ロボは残していくから、こっちで使ってくれ」
ナナシ星連邦警察B「この男の持っていた資料は、証拠物件として全部押収しておきますね、それから、この技術を覚えていたとしても、大変危険だから絶対に流用して自然改変とか行わないように」
ナナシ星連邦警察A「もしこの技術を地球でわずかでも近い物を使ったら…宇宙でも類を見ない強力で凶暴な植物怪獣が生まれてしまう、絶対に手を出すんじゃないぞ!」

こうして、ハテナの悪魔の野望は事前に砕かれ、ストライダー零はナナシ星連邦警察と一緒に本星に帰っていった。
ちなみに、どう頑張っても彼の今度の任務が終わるのは十年以上先になるらしい。
…まぁ、元々、アケミの小学校の宿題なのだ、計算では小学生でもできる事のはずなので、大の大人が手伝いに来るのがおかしいのである。

技師「俺達は?」

雇われてるならいいのだ。
ちなみにだからと言って中東から仕入れた資金では、宇宙人は雇えない。

中東諸国はアケミから開示された情報で、水路の整備や、道路交通網の発展を行った。
また、砂漠化の防止に努め、アケミの行った行動は国連でも賞賛された。
2chにも「こういう事だけしてればいい娘」だの「これで後は黙ってさえいれば可愛い」だのと書き込まれる。

・中東諸国の友好度が上がりました。

449 :三代目ナナシ星人:2015/09/03(木) 22:28:56.45 0.net
※零が別任務で地球を去ってから数日後……

アケミ「もしもし……校長先生お久しぶりです」
校長「とりあえず中国と中東諸国を手中に収めたそうだね」
アケミ「もっとも中国は手放す羽目になりましたが」
校長「報告は受けてるよ。あくまで地球人の意思を尊重する方針だから私もやむなしと思う」
アケミ「しかし校長先生。それだけが要件とは思えませんが」
校長「実は学校の生徒を一人別の宿題を出してそちらに行ってもらったんだ。合流して一緒に頑張ってほしいんだ」
アケミ「それで誰をこっちに?」
校長「じゃ頼んだよ(ブチッ)」

アケミ「切れちゃった。一体誰が来るんだろう……そういえばナナシ星のクラスメイトに会うのは久しぶりだな」

※そんな中、一隻の宇宙船が地球に飛来してきた。宇宙船はそのままエターナル国の某所に着陸した。

???「アケミの奴、元気にしてるかな?じゃ早速会いに行くかな」

450 : ◆6EgzPvYAOI :2015/09/03(木) 22:58:37.45 0.net
チャールズ・ニコライ「「宿題っ!?」」

 肝心なことを聞いていなかったらしい。

ニコライ「まあ、仕方がない。ワタシも色々あってイカール星のレイオニクスであることを諦めざるを得なかったのだ」
チャールズ「あっしなんか、グリーンランタンになり損なってギャラクティカ宇宙賞金稼ぎ」

 実に意味のない裏設定であった。


酔って酒瓶でぶん殴るマン「そんな君たちィ、伝統あるセクション8の一員にならんかねぇ……ヒック」

「「ゴッサムに帰れ」」

 なんか、今リアルタイムでそういう話をしているらしい。
 バットマンはいうに及ばず、現役グリーンランタンにもたぶん断られているであろうが……

451 :名無しになりきれ:2015/09/04(金) 21:23:05.65 0.net
こうして、地球はアケミの手に落ちたのだった、終

452 :三代目ナナシ星人:2015/09/06(日) 19:53:51.18 0.net
>>451は異次元の彼方へと追放された。そんなにあっさり終わってはこのスレを楽しんでいる人達に失礼でしょう!

エターナル国政府官邸に一人のナナシ星人が来訪していた。

アケミ「そうか……貴方が来てくれたんだ」
ナッシング「久しぶりだねアケミ。本日付けで貴方の元に配属されましたナッシングです」
綾「ケケケッ、これは美しい美少年だな」
ナッシング「貴方が綾様ですね。宜しくお願いします」
アケミ「ところでナッシングの宿題って何?」
ナッシング「実はある男を追って来たのだ」
アケミ「そしてその男は?」
ナッシング「この男です」

アケミ+綾「えっ!この人は日本の内閣総理大臣じゃないの!」
ナッシング「宇宙警察の捜査によればどうもこの男は凶悪な宇宙人だという疑いがあるそうだ」
アケミ「で、この人が危険な宇宙犯罪者だったらどうするの?」
ナッシング「無論抹殺あるのみ!」

アケミ「ああっ、折角訪れた平穏な日々が壊されそうな予感が……」

※新しい仲間・ナッシングが加わった。だが日本の総理大臣に凶悪宇宙人の疑いが!果たして真相は?

453 :名無しになりきれ:2015/09/06(日) 22:53:59.60 0.net
ナッシング「ところでアケミのこっちでの活動の記録とかってある?」
内政官「ございますよ」
ナッシング「…あれ?中東手中に収めてないじゃん」
綾「ああ、校長先生勘違いしてたけど、話の中で訂正するタイミングが無かったな」
ナッシング「友好的になっただけで支配下じゃないもんね」
綾「内容訂正したレポートをアケミが明日あたり送っておくってさ」
ナッシング「うん、その辺間違うと大変な事になるかもだからお願いね」

454 : ◆6EgzPvYAOI :2015/09/07(月) 23:54:29.28 0.net
【募集:ザ・フラッシュ(二代目)及びウルヴァリンを担当していただける方、各一名】
【「フラッシュポイント」と「ハウス・オブ・M」をクロスオーバーさせたイベントを予定しております】
【フラッシュの人は「フラッシュポイント」を、ウルヴァリンの人は「ハウス・オブ・M」を読んでいることが望ましいです】
【また、このスレではDC世界とマーベル世界が混在していますが、二人は自分たち以外の世界を知らない態で】
【「お前誰だ」的なギャップを楽しんでいただければ幸いです】
【もちろん、それ以前からの参加もお待ちしております】

>452
 日本国内閣総理大臣、吉見貴明(>240参照)。
 まさか、自分が宇宙人扱いされているとか夢にも思っていない。

455 :名無しになりきれ:2015/09/09(水) 20:45:18.68 0.net
さらに言うなら、吉見はミスターNのとこにも忍び込めるクソ優秀な忍者刑事に守られてるから途中から入れ替わってるっていうのは通用しない(入れ替わってれば忍者刑事はわかる)。
つまり、宇宙人は別にいる!!

ここで、怪しい各国代表をピックアップしてみよう!

中国=ナナシ国の下の国なので入れ替わってればアケミがわかる
ロシア=別に怪しくない
アメリカ=無理、大統領倒せるなら武力で地球統一できる。
オーストラリア=別に怪しくない
北朝鮮=大韓県と中国に吸収された、今はもう無い
中東各国=そんなのが頭にいたらアケミの技術なんぞいらん

つまり、ナッシングの任務はここで完了した。

456 :三代目ナナシ星人:2015/09/09(水) 20:51:54.22 0.net
綾「アケミ!すぐにテレビを見ろ!」

アナウンサー「臨時ニュースです。本日未明頃、首相官邸に宇宙人らしき集団が侵入し吉見貴明首相を人質にして立てこもっています。現在宇宙人達の要求は……」

アケミ「まさかナッシングの仕業じゃないでしょうね」
ナッシング「僕はここにいますが……ほほう、これは面白い事になってきたな。もしかしたら奴の正体を暴くことができるかも」

※一方、首相官邸では

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッ……」
吉見貴明「何っ、私に乗り移るだと?ふざけるな……うっ、うわああああああああああああっ」

吉見貴明「……ははははははははははは!!今日から私がこの国の首相だ。手始めにアメリカに宣戦布告してくれるわ。他の皆も各自国会議員に乗り移るのだ」

他のバルタン星人「「「フォッフォッフォッフォッ……」」」

※哀れ日本の総理大臣はバルタン星人の傀儡となり数日後にアメリカに宣戦布告を行った!あぁこれで再び世界に戦乱が訪れようとしていた。だがバルタン星人の仕業だとはアケミも知る由も無かった。

457 :名無しになりきれ:2015/09/10(木) 01:29:05.01 0.net
そうは問屋がおろさなかった。
首相官邸に響き渡る快活な笑い声。

ストレッチマン「ふは、ふは、ふわーーっはっはっはー、宇宙の平和を乱す凶悪宇宙人め!ストレッチマンが成敗してくれる」

バルタン吉見「出たなストレッチマン!かかれ!こいつを討ちとれ!」

ストレッチマンに襲い掛かるバルタン星人。
しかし、バルタンごときがストレッチマンに敵うはずがない。

ストレッチマン「ストレッチパワー!拳に込めて殴る!!」
バルタン「めげら!」

ストレッチマンに襲い掛かるバルタン星人はその拳の前に欠片も残さず消滅する。

バルタン吉見「ぬう…やはり武力行使で勝てる相手ではないか…」
ストレッチマン「さあ、ストレッチの時間だ」
バルタン吉見「バカめ!お前の能力は計算済み!我々にストレッチパワーは効かん!」
ストレッチマン「私が言っているのは、ぉ前に出は無い、政治家の皆さんに対してだ」

その時、政治家たちの目に光が戻り、ストレッチの体制をとった!

バルタン「ば…馬鹿な!確かに乗っ取っていたはず!」
ストレッチマン「これが人間の意思の…命の…そして、ストレッチの力だ!!さあ、椅子に座って、なるべくあさ座りになり、踵を地面につけたまま、なるべく足を伸ばそう、そして、つま先をなるべく自分の方に引きつけるよ
そして、つま先に向かって自分の指をのばしてみよう!
さあ、のびーるのびーるストップ!!数を数えてみよー!」

吉見「いーーーち!」
菊田真紀子「にーー!」
鳩山「さーーーん!」
橋本徹「しーーーー!」
松田公太「ごーーーーーーーーーーーーーーーー!」

ストレッチマン「はっはっは、ストレッチ・パワーが、背中に、溜まってきただろう、そして、もう皆は大丈夫なはずだ」

政治家「はい!もう大丈夫!!」

政治家の体から、バルタン星人が苦しみもがき乍ら這い出てくる。

バルタン星人「ぐあああ…馬鹿な…地球人に…人間の政治家に…こんな…意思の力があるなんて…」
ストレッチマン「政治家になるためには、凄まじい意思の力が必要なのだ、宇宙旅行しててたまたま助かってクローンで増えた貴様等等、問題にならん!ストレッチ!」
人間一同「パワーーーーーーーーーー!!!」

バルタン星人「うぎゃあああああああああああああ馬鹿な!ばあああかああああなあああああああ」

バルタン得意のクローン再生でも復活できないレべルで消滅するバルタン星人達。

ストレッチマン「もう大丈夫ですねー」
吉見「ありがとうございます、ストレッチマンさん、おかげさまで、国難を乗り越える事ができました」
ストレッチマン「いや、皆さんの強い意思の力の賜ですよ、では、吾輩はこれで」

政治家たちに手を振られ、ストレッチマンは宇宙に帰っていった。
当然、宣戦布告が取り消され…いや、事情を知っている国連の手で無かった事にされた宣戦布告の事は、皆で忘れ去り、今日も平和は続いていく。
ありがとう!ストレッチマン!

458 :バルタン星人:2015/09/10(木) 21:07:04.26 0.net
(おのれ地球人にストレッチマンめ……こうなったら地球総攻撃だっ!)

※突如、地球各地にガラダマが飛来!世界の主要都市に落下してガラダマの中からガラモンが出現した。

バルタン星人「フォッフォッフォッフォッ!さぁチルソナイトで覆われた無敵のガラモン達よ。地球の文明を更地にしてしまうのだっ!」

※無論科特隊を始め世界各地の防衛軍が出撃するが全身チルソナイトで構成されているガラモンにはあらゆる兵器が役に立たない。

アケミ「ぐぬぬぬっ、フォトンブラスターもビック・アンカーも通じないなんて何て頑丈なのよ!」

※当然エターナル国にもガラモンが現れアケミがキング・ナナーシで応戦するがガラモンにはキング・ナナーシの超兵器が全く通用しなかった。

綾「ケケケッ、世界各地のヒーロー達も戦っているがチルソナイトの前では無力みたいだ」
ナッシング「あっ、ストレッチマンも血まみれになってガラモンに踏みつけられている。例のストレッチ戦法もこいつ等には通用しないみたいだな」

※とりあえずアケミはガラモンの進路上に巨大な落とし穴を作り見事ガラモンを落とし穴に落とす事に成功する。

アケミ「総員埋め立て開始!生き埋め状態にして奴の進行を食い止めるのよ」
綾「やはりチルソナイト製の電子頭脳を探しだして壊すなり電波遮断するなりしないと根本的に解決しないわよ」
ナッシング「その役目私にお任せを!」

※こうしてナッシングを筆頭に精鋭のヒーロー達は地球の何処かにある電子頭脳の在り処を探すべく捜査を開始した!さぁ果たして地球の運命は?

459 : ◆6EgzPvYAOI :2015/09/10(木) 21:28:51.45 0.net
>455
 いや、その時の星見警視は……あ、帰国してるのか。
 じきに中東に飛ぶんだけど。
>456-457
 ストレッチパワーのおかげで、前より少し健康になった吉見総理。

……いやぁ、政治家の意志力は盲点でした。

 で、ビッグヒーローシックスとかビッグサイエンスアクションとかのヒーローチームの出番はなかったけど別にいいよね?

>458
 地球の危機に“ビースト”ハンク・マッコイとか“ミスター・ファンタスティック”リチャード・リードとか“アントマン”ハンク・ピムとか、優れた頭脳を持ったヒーローたちが結集した。
 日本でもビッグヒーローシックスのリーダーである高千穂比呂博士らが怪電波キャッチ装置の開発に取り組んだ。

「よし、出来た!」

 あっという間である。

ワイマール星人「……しっしっし、チルソナイト違いだ」

 どうやら「草薙の剣(デイジーカッター)」の出番らしい。誰か、シルバーサムライ先生かサンファイアさんを呼んで来い。

460 :名無しになりきれ:2015/09/11(金) 00:57:12.83 0.net
ストレッチマン「物理法則を捻じ曲げる吾輩を超合金程度でねじ伏せようとは片腹が痛い、遊びは終わりだ」

話は、アケミ達がストレッチマンを観測する少し前まで戻る。

ガラモン「だからストレッチは我々には通用しないと…」
ストレッチマン「ストレッチ・パワーが何を基点とするエネルギーかわかるか?」
ガラモン「?」
ストレッチマン「生命力だ」

めきめきという効果音と共に、ストレッチマンの筋肉が隆起し、次元も素手で割るような完璧な肉体があらわになる。
如何なる超金属も物質も、ストレッチで鍛えられた肉体の前には無力に等しい、モロボシダンがトンカチで怖したチルソナイトでできたガラモンなど物の数ではないだろう。

ガラモン「ア…アワワ…」
ストレッチマン「如何なる物質だろうと、次元を割ってしまえば断裂されるのだ…が、ここであえてそれはしない、素手で引き裂いて貴様等の科学力の限界を示してやる、さあ銀河最強の戦士の恐ろしさを…」

いざ反撃にしゃれ込もうとするストレッチマン、だがそこに、例の緊急通信のテレビ台みたいなロケットが飛んでくる。

ストレッチマン「銀河連邦からのメッセージだ…?何?直ちに地球防衛を中止せよだと!?」

唐突な命令に面食らうストレッチマン。

ストレッチマン「何故だ!!今まさに、地球では多くの人間が虐殺されようとしているんだぞ!それを何故!」
メッセンジャー「ストレッチマン、地球は今、自力で自惑星を守れるかどうかのところに来ている、宇宙人がこれ以上手を出してはいけない」
ストレッチマン「ナナシ星人は戦っているではないか!」
メッセンジャー「奴は地球で自治権を得ている、ナナシ星人の自治権を認めたという事は、地球は突然虐殺行為を行う非道な侵略者を認めたという事になる、それ即ち、バルタン星人もまた、地球人に認められたと銀河連邦は判断する」
ストレッチマン「だから目の前で苦しむ人を見逃せというのか!吾輩にはできん!人として、できん!!」
メッセンジャー「ならばお前は何故、ナナシ星人が中国で怪獣を暴れさせた時、駆けつけなかった、何故、早急にナナシ国を叩き潰さなかった」
ストレッチマン「……相手が小学生だからだ」
メッセンジャー「お前のその情けが、地球人を殺したのだ、ぉ前にこれからできるのは、ナナシ星人が地球を救うか、人類が自力でこの苦境を乗り切る事ができるように、願い、祈る事だけだ」
ストレッチマン「ぐう…ううううう…うぬぬぬ……わかった…やむおえん!…己…己ぃ」

ストレッチマンは歯噛みした、口から血を流し、握った拳から血を流し、目から血涙を流しながら、何もできない自分を悔やんだ。
だが、ナナシ星人の行っている行為が、人類にとって決してマイナスなだけでない、むしろ、大きな飛躍を生んでいるのも又事実である。
何もできず、悔しさに血を流すストレッチマンを、アケミの偵察カメラが映していった。
彼女には彼がガラモン如きに遅れをとったように見えた事だろう。

ストレッチマン「バルタン星人…悪には悪の報いが必ず訪れる、必ずだぞ…」

そう言って、ストレッチマンは去っていった。

461 :名無しになりきれ:2015/09/11(金) 01:13:31.82 0.net
一方その頃、バルタンの本拠点であるR惑星では、バルタンたちが既に祝勝会のムードだった。

バルタンA「チルソナイトで身を固めたガラモンは無敵よぉ!無敵ぃ!」
バルタンB「間も無くチキュウハ我々の物になる」

バルタンC「レーダーが突如使用不能になりました!」
キングバルタン「何ぃ!?敵か!全周囲警戒!」
バルタンB「あ…あれは!敵です!敵宇宙軽巡洋艦および、重巡洋艦確認!」
キングバルタン「あれは…矢矧、それに、徳川連合艦隊!徳川や金正日はイスラムの神々との戦いで死んだはず!一体何者があれを操っているんだ!?」

エルザ「全艦!ミノフスキー粒子戦闘濃度で散布!ガラモンを使わせない状態を作りだしつつ、攻撃開始!」
矢矧艦長「了解!発光信号!全艦、攻撃開始!!」

元大統領の意思を次、徳川連合艦隊の指揮を執ったエルザが、地球の平和のために、6隻の戦闘艦艇をもってバルタン本拠地を攻撃したのだ!

エルザ「この報復行為は、銀河連邦憲章に基づく、正式、かつ正当な行為である!地球のガラモンはどうする事も出来ないが、宇宙に、地球人がやられてばかりのなめられてばかりに星で無いという事を見せてくやる!」
矢矧艦長「スぺシウム魚雷、発射!!」

R惑星各所に命中し、スぺシウム弾がバルタン星人達を撃ち滅ぼしていく。
まさか本星が攻撃を受けるなどと夢にも思わず、臨戦態勢を整える事ができなかったバルタン側は瞬く間に大きなダメージを負った。
それは、もし地球のバルタンの侵略が失敗すれば、再度進行するには数十年を要するほどのダメージである。
ちなみにバルタン星人は統一された意思を持ち、民間人とかそう言う概念は無い、全てが同じバルタンで、全てが侵略者で、全てが軍人だ。
銀河連邦もその辺知っているので、この行為でエルザが世間から後ろ指さされる事は無い。

エルザ「頃合いを見て引きます、R惑星を滅ぼす必要はありません」
矢矧艦長「全艦、撤退」

バルタン本拠地に重大なダメージを与え、颯爽と去る国境なき徳川艦隊。
家康の地球の平和を願う意思は、未だにしっかりと生きていた。

462 :名無しになりきれ:2015/09/12(土) 20:38:01.36 0.net
アケミに落とし穴に落とされたガラモンは、必殺技を放って反撃を開始した。
ガラモンの誘導波に誘導され、宇宙からチルソナイト製の隕石が次々とエターナルに落下してくる。
ガラダマ落とし攻撃だ!

エターナル士官「ワー!撃て!撃ち落とせ!」

ナナシ国の各種兵器が隕石を迎え撃ち、進路を変えようとするが、ガラモンに誘導されるチルソナイトの隕石は進路を変えてもすぐに向きを戻し、また、破壊する事は出来ない。
降り注ぐガラダマのためにガラモンを埋め立てようとした舞台は壊滅してしまう。
部隊が壊滅したのを確認すると、上空から透明化したバルタンの宇宙船が降下し、ガラモンを牽引ビームで引き上げて、再び消えた。
活動を再開したガラモンは、エターナルの主要施設を次々たたき壊していく。

463 :三代目ナナシ星人:2015/09/12(土) 21:01:02.68 0.net
アケミ「畜生!味な真似しやがって!!」

※落とし穴から解放されたガラモンに再びキングナナーシで戦いを挑むアケミ。だが正直勝算は皆無であった。一方、高千穂比呂博士の元を訪れたナッシングは思わぬ朗報を聞く。

高千穂比呂博士「おおっ、たった今、電子頭脳の逆探知装置が完成したぞ」
ナッシング「本当ですか?」
高千穂比呂博士「では早速スイッチオン!」

※逆探知装置が記した座標はニューヨークであった。すぐにナッシングを始めビックヒーローシックスのメンバーは一路ニューヨークへ!

ナッシング「おい、こいつの中に電子頭脳が」
高千穂比呂博士「うむ、残念ながら電子頭脳はあのガラモンの中じゃ!」

※なんと電子頭脳はニューヨークにいた金色のガラモンの中にあるという。これでは迂闊に近づけない!

綾「ケケケッ、お前等……先程落下してきた隕石を集められるだけ集めろ!もしかしたら……」

※一方、綾は手下にチルソナイトの隕石を集めるように手配した。更に全宇宙ネットワークに接続してチルソナイトに関する検索を開始した!

綾「待ってろアケミ……すぐにあの化物に対抗できる手段を編み出してやる!!」

464 : ◆6EgzPvYAOI :2015/09/12(土) 21:26:41.72 0.net
※高千穂比呂ことヒロ・タカチホは、映画「ベイマックス」にも登場した天才少年です。
 マーベルコミックスの作中に登場する日本のヒーローチーム、ビッグヒーローシックスの現リーダーでもあります。

 ちょっとは調べてほしかったな。


Mr.ファンタスティック「おお、ヒロ君か!」
トニー・スターク「そうか、あそこに……どうやって?」

ハンク・ピム「大丈夫だ!」
スコット・ラング「俺たちに任せてくれ!」
エリック・オグレディ「……おれたち?」
カサンドラ・ラング「そう、私たち!」
ジャネット・ヴァン・ダイン「私達が行くの!」

 この五人は体を縮小出来るヒーロー、順にアントマンの初代から三代目と、二代目の娘であるスタチュー及び初代の妻ワスプである。
 彼らはつまり、小さくなって体内に侵入して何とかしようというのだ。
 ピム博士はタイム誌のマン・オブ・ザ・イヤーを受賞できる天才科学者だし、スコットは博士を出し抜いたこともある電気技術者である。
 これならちょっとは期待できるかな?もう来週には映画「アントマン」が公開されるし。

 ちなみに、この時期ピム博士はイエロー・ジャケットを名乗っています……クリント・バートンが死んでて今のゴライアスは誰だっけ?

大統領「アントマン“とか”が多すぎる」
オズボーン「ホークマンよりましです」
ウェイン「あれと比べるな」

スパイダーマン「と、とにかくあれだね、小さくなった彼らをあの金ぴかの中に入れて……よぉし、マーベラー!」
 宇宙船マーベラーが巨大ロボットレオパルドンに変形し……

「ソードビッカー!」

……いわゆる東映版「スパイダーマン」だと、巨大化した敵をいきなり必殺技で倒すだけの簡単なお仕事ですが。

グリーンアロー「そろそろ訳が分からなくなりそうだ」
デッドプール「目の前の機械で検索してくださいな?」

465 :名無しになりきれ:2015/09/13(日) 01:23:31.27 0.net
必死に研究を進める綾。
だが、その研究施設にも、無慈悲なバルタンの魔の手が迫っていた。
綾はバルタン星人の地球侵略にアメリカの次に邪魔なエターナル、そのアケミの次の最大の攻略対象である。

エターナル兵「ギャー!」

綾のいる研究室の正面を守っていた兵士が、白色熱線の餌食になって爆散した。
綾が降り変えると、そこには、宇宙忍者の高い隠密能力をもって、ガラモンに対抗するため落ちていた警備システムをすり抜けて侵入してきたバルタン星人の姿があるではないか!
しかも、ただのバルタンでは無い、あの悪名高いネオバルタン、メカバルタン、サイコバルタン、そしてダークバルタンの4人、バルタン星人でも屈指の実力者たちである!

ネオバルタン「殺せ!こいつを殺せば、アケミは後ろ盾を失う!」
メカバルタン「研究設備も徹底的に破壊しろ、跡形も残すな!」

4人のバルタンの手から白色熱線が、重力嵐が連射され、まず綾の手がちぎれとび、燃え尽き、足が、胴が、穴が開き、潰れ、血に染まり、そして全てが燃え尽きてしまう。

ネオバルタン「やった!」
ダークバルタン「偽物とすり替わるような暇も、準備する用意も、隙も無かった」
サイコバルタン「エターナルの重鎮、綾は我々バルタン4戦士が討ちとったぞ!!」

勝ち名乗りを上げるバルタンたち。
だが彼らは気づけなかった。
綾が最後の瞬間、アケミに見つけ出したガラモンへの対抗策を送信していた事に…。

466 :名無しになりきれ:2015/09/13(日) 01:30:38.93 0.net
黄金のガラモン内部に突入したアントマン達。
まず、その先頭を行くスコットが重力嵐を見舞われて態勢を崩され、白色熱線を喰らわされて殉職した。

バルタン星人「小賢しい真似をしてくれるな、地球人共」

その声と共に、ガラモン内壁から、バルタン星人がワラワラと出現する。

バルタン星人「ミクロ化できる我々バルタン兵士が各ガラモンにナノマシン代わりに入っているのだ」
バルタン星人「そんなスーツで我々バルタンに対抗できると思うか?お前達もこの男のようにしてやる」

唸る白色熱線。
核ミサイルをもろに喰らっても即復活するバルタン星人が相手では、アントマンでは分が悪い。

467 :名無しになりきれ:2015/09/13(日) 01:33:36.29 0.net
ガラモンに対抗するため落ちていた警備システム→研究所がバタバタしているため、普段より若干警備能力が落ちていた事を指しています。
ちなみに、ガラダマを回収している怪しい部隊をおっかけて、バルタン軍団は研究所を発見しました。

468 :名無しになりきれ:2015/09/14(月) 23:55:59.49 0.net
?????「馬鹿め!!お前達の野望など先刻承知、綾は助けさせてもらったぞ」

勝ち誇る4バルタンに、勇ましい声が中空から降り注ぐ。
驚き、空を仰ぐ4バルタン。
そこには、綾を抱えて立つ、中華マンの姿があるではないか!!

中華マン「東洋極意!幻影擬態!!」
ダークバルタン「ち…中華マン!貴様、何故ここに」
ネオバルタン「いや!お前はナナシ星人と敵対していたはず!それが何故…」

中華マン「ストライダー零が去り際、二人にもしもの事があった際守ってくれと私を頼ってきていたのだ!!それに私はナナシ星人の敵ではない!貴様等のような邪悪な侵略者の敵なのだ!!中国を破壊した事は、私は今までのナナシ星人の行為から水に流す!!
さあ来い!中華マンが相手だ!!」

サイコバルタン「小癪な奴め!重力嵐だ!」
メカバルタン「白色熱線を喰らえ!!」

バルタンの手から放たれる熱線に重力嵐、しかし、中華マンはウルトラマンを上回るキン肉星人と同等かそれ以上の存在の超人だ!
パワードスーツ着た人間とはわけが違う!
中華マンは重力嵐をひらりとかわし、白色熱線を蹴り飛ばす。

メカバルタン「ゲー!そんな馬鹿なー!」
中華マン「レッグ・ラリアート!!」

メカバルタンの頭がへし折られ、地面に叩きつけられてメカが停止する。

サイコバルタン「ひい…」
逃げようとするサイコバルタンを中華マンは足払いで転倒させる。

中華マン「キャメル・クラッチ!!」
サイコバルタン「ぎぎーーーー」

残酷!サイコバルタンは真っ二つになる。
だが、今中華マンが倒したのは4戦士最弱としたから二番目だ。

ネオバルタン「少しはやるようだが…」
ダークバルタン「我々とそいつらでは実力はモーターマンとマンモスマン位違うぞ」
中華マン「綾よ!ここは私に任せて逃げるのだ!!」

ウルトラマンコスモスやマックスを大苦戦させるような相手に一人立ち向かう中華マン。
そこに、綾の危機を察知したエターナル兵達が駆けつけてきた。

エターナル兵「さあ、今の内に逃げましょう!!」

自分等の武器では2大バルタンに敵わないと知っている兵達は、その場を中華マンに任せて、綾を退避させる。

469 : ◆6EgzPvYAOI :2015/09/15(火) 00:34:10.23 0.net
>466
スタチュー「と、父さんっ!?」

 人間としてアレな連中が揃っていることで定評のあるアントマンの中では比較的ましな方である二代目が戦死。

イエロージャケット「くっ、縮小技術は向こうが上か……」
三代目「こうなっては……帰ろう」
ワスプ「待ちなさい!」

 今のバルタンたちは、1.5cm程に小さくなったアントマン達の更に手のひらサイズ、しかし脅威はそれ以上である。

イエロージャケット「まあぁ待て、こうしよう」

 なんと、このわずかなスキにピム博士はバルタン星人が嫌う波長を割り出し、その音波を発生させてみせた!
 その瞬間、わずかに星人たちがひるむ!

470 :三代目ナナシ星人:2015/09/15(火) 22:54:40.64 0.net
※中の人よりお知らせ※

只今現実が忙しいのでもうしばらくお待ち下さい。しかし綾が生きていてよかった!

471 :三代目ナナシ星人:2015/09/20(日) 20:01:13.53 0.net
綾「処で例の物はできてる?」
兵士「先程転送してもらったデータを元に特設ラボで目下作成中です」

※とりあえず綾は兵士達を率いて施設内にある特設ラボに入る。中にはとてつもない剣らしい物体が作成されている!

綾「……そこの方、すみませんがこれを中華マンに届けてくれないか?」

※綾は護衛の兵士の一人に一振りの太刀を手渡した。

綾「あの巨大刀の試作品だ。中華マンの技量にこの太刀を持たせれば恐らくガラモンに遅れをとらないだろう」
兵士「まさかこの太刀とあの巨大刀は……」
綾「ケケケッ、そうだ。目には目を……チルソナイトにはチルソナイトだ」

※兵士の一人はチルソナイト太刀を中華マンに届けるべく一路戦場へと戻っていく。そして巨大刀のほうも完成が近かった!さぁ果たして間に合うのか?

472 :名無しになりきれ:2015/09/20(日) 21:29:31.18 0.net
中華マン「レッグ・ラリアート!!」

中華マンのレッグ・ラリアートを、しかしネオバルタンは分身してかわす、そこを、すかさずダークバルタンが背後から攻撃。

中華マン「ぐは!何の!」

反撃にダークバルタンを蹴り飛ばす中華マン、キックがダークバルタンの体を貫通する。
しかし、ダークバルタンは無数のミニバルタンになって逆に中華マンを弾き飛ばした。

中華マン「ぐわぁ」
ネオバルタン「とどめだ!」

ネオバルタンの腕から無数のハサミ型光線が連射され、中華マンに命中する。

中華マン「ギャーー」

無念、中華マンはバルタン二大戦士に撃破されてしまった。

ダークバルタン「小娘を追撃するぞ」
ネオバルタン「まだ遠くまで行けておるまい」

兵士(まずい…このままではこの施設は全滅してしまう!)

慌てて、綾の元に戻る兵士。

473 :名無しになりきれ:2015/09/21(月) 14:06:37.98 0.net
アントマンの波長攻撃に、苦しむバルタン軍団。
頭を抱えてその場から逃げ出し始める。
代わりに、バルタンはダリーを差し向けてきた。
エメリウム光線の直撃にも耐えるダリーはイエロージャケットに喰らい付くと、その強靭な上顎で胴体を引きちぎりにかかる。

どうでもいいが、ダリーと外人のパワードスーツ複数名が戦うと、単なるモンスターパニックにしか見えない。

474 :三代目ナナシ星人:2015/09/21(月) 22:57:23.01 0.net
※中華マン敗北を目撃した兵士は一目散に退散を試みるが不幸にもダークバルタンに発見されてしまった!

ダークバルタン「貴様ここで何をしている」
兵士「ぐぐぐっ、もはやこれまでか!」

※兵士の命が風前の灯火……彼が死を覚悟した瞬間……突如ネオバルタンの首が切り落とされた!

兵士「あっ、貴方は!」
ダークバルタン「げげっ、貴様が何故ここにいるのだっ!」

ストライダー零「我が主君に仇名す愚か者共め、先程ナナシ星の化け物植物をせん滅して舞い戻ってきた。ただそれだけだ」

ダークバルタン「厄介な奴が戻ってきた。ここは撤退だ」

兵士「零様、本当に助かりました……そうだ!本来中華マンに渡すハズだったこの刀受け取ってくれませんか!」
零「御意!大方の事情は理解している」
綾(おおっ、零殿帰ってきていたのか。なら話は早い!そのチルソナイト太刀でガラモンをかたっぱしから切り捨てて欲しいのだ」

※ガラモンせん滅の任を受けた零はすぐに敵中枢のあるアメリカへと向かう。そして、特設ラボで作成中だった巨大刀が遂に完成した!

綾「すぐにこれをキングナナーシに転送するんだ!これなら奴等に勝てるぞ!」

475 : ◆6EgzPvYAOI :2015/09/22(火) 02:24:54.83 0.net
>473
o ┣┯┫ジャーン!
(゙ヽ―◎┃  ジャーン!!
/> .┃  ┃    ジャーン!!!

476 : ◆6EgzPvYAOI :2015/09/22(火) 02:37:00.84 0.net
>475
【おっと、途中で送信してしまったのでやり直し】

>473
 o ┣┯┫ジャーン!
(゙ヽ―◎┃  ジャーン!!
/> .┃  ┃    ジャーン!!!

バルタン「げぇっ、ピム博士!」
三代目「追っ払ったな、帰ろう」
スタチュー「まてぃ」

 みんなでこんな感じなので、ジャイアントロボの最終話で三人で太鼓を叩いてバリアを張ってる時のような絵面である。

アトム(DC二代目)「助けに来たぞ!」
 もう一人、小さくなれるヒーローが助けに来た。というか、こっちも科学者キャラなのでこういう時でないと前に出てこれない。

 ちなみに、DCコミックのアトムの初代は、単に背の低いおっさんなのでここには来ない。
 もちろん、手塚治虫のアトムとは全く関係ない。
 あと、ドラマ「ARROW」のアトムはこの二代目の方のはずだけど本来のアトムとまるっきり違うので参考にするな。

 まあ、そんなわけで五人がかりでダリーを引っぺがしてタコ殴りである。
 特にアトムは重量を制御できるので重いパンチが飛んでくる。

三代目「さあ、畳んだところで帰ろう」
アトム「アンタそればっかだな!」

477 :名無しになりきれ:2015/09/24(木) 23:34:52.90 0.net
零はアメリカに向かった…はずだったが、普通に綾のいる研究室に兵士に続いて入ってきた。

ストライダー零「……」
綾「零?は!そういえば、ストライダー零は別にアケミの従者じゃない!それに、植物怪獣は零がどう頑張っても向こう十年は倒せないはず!お前は何者だ!」
ストライダー零「気づいてももう遅い」
兵士「綾殿、危ない!」

刀を零に渡した兵士が、綾を突き飛ばした。
そこに、零の手から白色熱線が発射され、兵士は丸焼きになってしまう。

綾「お前、バルタンだな!」

ストライダー零の姿がぼやけ、ネオバルタンに変身する!

ネオバルタン「ふん、分身の術と変身では貴様はごまかせなかったか…、しかし、これで終わりだ」

ネオバルタンは刀を持ったままジャンプすると、完成している巨大刀をチルソナイト刀で切り付けまくり、破壊してしまう。

綾「ああ…チルソナイトの刀が…」
ダークバルタン「フフフ、お前も拉致してくれる」

ダークバルタンは綾に赤色寒波光線を喰らわせ、綾を凍結して捕獲した。
研究所もバルタンの手で破壊され、データも施設も全滅した。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


やがて、キングナナーシでガラモンに抵抗するアケミに、バルタンから通信が入ってきた。

ダークバルタン「アケミ!我々は貴様等の幹部、綾を凍結して喋ったり余計な事ができない状態で人質にとっている!返してほしければ、徳川連合艦隊を問答無用で攻撃して殲滅しろ!」

綾をミクロ化させて凍らせ、見せつけ乍ら、アケミに言うダークバルタン。
その通信にあわせるように、各国を援護すべく、エルザ率いる徳川連合艦隊が帰ってきて、ガラモンと戦い始める。

ダークバルタン「さあアケミ!徳川連合艦隊を沈めるのだ!全滅させたら、綾を返してやろう」

478 :名無しになりきれ:2015/09/24(木) 23:36:47.74 0.net
>>476
アケミのチルソナイトの刀が失われ、最後の希望になったアントマン達だが、バルタンに追い立てられて逃げるしかない。
だが、力の差は歴然、もう地球に希望は無いのか…。

479 :三代目ナナシ星人:2015/09/25(金) 20:42:21.31 0.net
※勝ち誇るバルタン達!アケミは究極の選択を突きつけられ窮地に立たされる!

……そんな中、ただ一人膝を落として落胆しているストレッチマンの姿があった。
神に等しき宇宙の意志に逆らえずただガラモンに蹂躙される世界を見ている事しかできなかった。

「俺は、俺は一体どうすればいいんだ。あの悪鬼共を眼前にして何もできないのか」

そんなストレッチマンの元に一人の少女が歩み寄ってきた。少女はストレッチマンの手を握り訪ねてくる。

「おじさんも大切な人を失ったの?」
「!?」
「私……お父さんもお母さんもお兄ちゃんも……みんなあの化け物に殺されちゃったの」
「!!!」
「おじさん、私どうすればいいの。このままじゃ私ひとりぼっちになっちゃうよ」

※その時、彼等の眼前に一体のガラモンが襲い掛かる!そして何もできないストレッチマンを庇って少女は……

「!?」
「……大丈夫だった?おじさ……ん」
「!!!!!!!!!!!!!!!!!」

※ガラモンに踏みつぶされた少女はストレッチマンの腕の中で息を引き取った。命令により何もできないストレッチマンに大粒の涙が零れ落ちる!

480 :名無しになりきれ:2015/09/25(金) 21:26:26.37 0.net
ストレッチマンは既に星に帰っています。
去っていったは別に地球のどこか別所に行ったのではなく、星に帰ったという意味です。
わかりにくくてすいません。
あと一人称あの人は吾輩です。

481 :三代目ナナシ星人:2015/09/27(日) 20:40:30.73 0.net
※今、アケミは苦しい決断をしようとしていた。例えそれが愚かな決断であろうと……だが、その時だった!

アケミ「あれはロリータエンジェル!それになんか巨大な刀が接続されている」

※その時、バルタンのアジトにあった綾のミクロカプセルが大爆発を起こした!大混乱するバルタン一味!!

綾「ケケケッ、まんまとバルタンどもに一杯食わせてやった。中華マンに助けられた時にあらかじめ偽物と入れ替わったのさ」
アケミ「綾!」
綾「アケミ、反撃開始だっ!この刀を受け取れ」

※ロリータエンジェルから巨大な刀が射出されキングナナーシに接続される。

綾「そのチルソナイト太刀ならガラモンなんか敵じゃないぞ」
アケミ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!行けっ」

※キングナナーシの刀は無敵だったハズのガラモンを一刀両断に切り裂く。そして機能停止して大爆発!!

綾「アケミ、ガラモン達を統率している電子頭脳はアメリカにある。すぐに行って電子頭脳を破壊しろ」
アケミ「ようし、キングナナーシ、アメリカに向けて発進」

※こうして対ガラモン兵器チルソナイト太刀を装備して一路キングナナーシはアメリカはニューヨークへ!

482 : ◆6EgzPvYAOI :2015/09/27(日) 21:27:39.37 0.net
>478
三代目「仕方がないな、帰ろう」
イエロージャケット「お前本当にそれしか言わんのな」
ワスプ「まさか、録音して繰り返しているだけじゃ……」
三代目「もう帰ろう」

 もう何にも言わずエリック・オグレディのライフモデル・デコイ(要するに身代わりロボット)を引きずって行く一行。

アトム「こう、チルソナイトの固有振動数をだな……」
イエロージャケット「うん、ヴィヴラニウムの振動制御を持って……」

スタチュー「今ここで新兵器を発明しようとかしてるよこの人たち!」

ゴライアス「助けに来たぞ!」
 ピム博士の助手、ビル・フォスターが、アントマンと同等のスーツをまとってやってきた!

スタチュー「ああ、助かった……」
ゴライアス「こんな事もあろうかと、ヴィヴラニウム素子の……」
スタチュー「しょせん、科学者か……」

>481
星見警視「ほぅ、チルソナイ刀、か……」

 だが、彼の専用ロボット“アヴァンテ”は5m級。持てたものじゃない。

483 :名無しになりきれ:2015/09/27(日) 23:44:58.11 0.net
洋上を進撃するキングナナーシを、そうはさせじとバルタンの大軍団が迎撃してきた。
バルタンはナナシ星人と同等かそれ以上の科学力がある宇宙人だ。
強い刀で武装したからと言って、キングナナーシで無双できる相手ではない。

ダークバルタン「こいつさえ倒せばもう脅威は無くなる、撃ちまくれ!」

白色熱線が、重力嵐が乱舞され、あっという間にロリータエンジェル号が撃墜。
キングナナーシにも無数の殺人的な猛攻撃が撃ちこまれる。
さらにその間隙をぬってネオバルタンがキングナナーシに高速で斬撃攻撃を喰らわして態勢を崩し、ダークバルタンが超強力な光線を連射してキングナナーシの腕を破壊し、チルソナイト刀を大西洋に落下させた。

ダークバルタン「そら、このまま押し切れ!」
ネオバルタン「こいつさえ倒せばもう地球に脅威となりえるヒーローはいない!殺せ!殺せえ!!」

新たな安住の地を得るために、必死で猛攻撃してくるバルタン、反撃の好きが全くない。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

黄金ガラモンの中でなすすべのないアントマン達。

その時、不思議な事が起こった…。

バルタン兵「?何か水が奴らの足元に湧いているぞ」
バルタン兵「待て…アレは…アレはまさか…」

バイオライダー「俺は怒りの王子!RX、バイオライダー!!」

バルタン兵「で…出たあああああ!」
バルタン兵「しまったこいつがいたんだった!」

形勢逆転!アントマン達に反撃の時が来た。

484 : ◆6EgzPvYAOI :2015/09/28(月) 23:25:39.98 0.net
Dr.ドゥーム『ええい、不甲斐ない奴らめ!』

 ヨーロッパの小国ラトヴェリアの王にしてファンタスティック・フォーの宿敵、世界有数のヴィランが、何故かアントマン達の応援に!

『我が国にもガラモンが攻めて来たからに決まっておるではないか!』

イエロージャケット「というか、アントマンサイズのドゥームボットだね」
ゴライアス「流石にピム粒子までは用意できなかったか」
アトム「十分すごいけどね」

『こんな事もあろうかと、チルソナイトの固有振動数の一覧を打ち出しておいたわ!
 これをもとに我らが知恵を絞れば、バルタン如き一ひねりよ!』

スタチュー「やっぱりマッドサイエンティストだったぁっ(泣き)」
三代目LMD「やっぱり帰ろう」

>483
イエロージャケット「よしっ、ちょうどこの対チルソナイト用高速振動剣が完成したところだ」
アトム「これで斬りまくれ!」
ワスプ「」
スタチュー「」

『ただ斬るのではない、今から指示する通りに切り開いてこい』

 バイオライダーがドゥームの指図する通りにガラモンの内部を切り開くと……

……

 黄金ガラモンのそこかしこで雷光が迸る。
 そして、口の中でとりわけ大きな稲光が生じ、爆発。

 バイオライダーが切り開いた道筋は魔法陣であった。
 そして、ソーと同等のパワーと精神とハンマーを持つ宇宙の戦士、ベータレイ・ビルが招来されたのだ。
 星をも砕く風雷の戦士は散々にガラモン内部を踏みにじり、アントマン達ミクロ戦士を手に乗せて悠々と脱出。

 安全なところに一同を降ろすと、その背後で大爆発が巻き起こったのでそっと庇った。

485 :三代目ナナシ星人:2015/10/04(日) 19:59:56.09 0.net
アケミ「馬鹿ね、その太刀は普通じゃないのよ!」

※突如、海底からチルソナイト太刀が大空高く飛び出して次々とバルタンの大軍団を切り裂いていく。

アケミ「どうやら不意を突かれて混乱してるみたいね」
綾「ケケケッ、ロリータエンジェルの応急修理が完了した。一度キングナナーシを艦内へ」
アケミ「じゃあチルソナイト太刀も戻して。すぐに太刀に乗り換えるから」

※墜落されて海上で浮かんでいたロリータエンジェルに戻ったアケミはすぐにチルソナイト太刀にあるコクピットに搭乗する。即刻発進するチルソナイト太刀!
そして狼狽えるバルタン一味の眼前にチルソナイト太刀は人型のロボットに可変した。

アケミ「これぞ私専用の新型ロボ・スラッシュクイーンよ。あんた達なんか全員バラバラにしてやるわ!」

※アケミの操作により光速を超えたスラッシュクイーンは瞬く間にバルタン軍団を殲滅した!

アケミ「これで邪魔者はいないわ。後はコイツでニューヨークにある電子頭脳を破壊すれば全ては終わるわ!」

※一方、黄金ガラモンを倒したアントマン達だった。だが中から光輝く物体が出現した。

RX「間違いない。あれが電子頭脳だ」

※RX達は電子頭脳を破壊しようとするが突如電子頭脳に恐るべき変化が!

アントマン「電子頭脳が……人型に!」
電子頭脳「我はTHEブレイン……全知全能の存在」

※謎の存在と化したTHEブレイン。果たしてRX達に勝機はあるのか?

486 :名無しになりきれ:2015/10/07(水) 00:15:59.23 0.net
RX「リボルケイン!!」

勝った、終わり。

487 :名無しになりきれ:2015/10/07(水) 00:19:10.83 0.net
大気圏内でアケミが光速移動をしでかしたため、地球はその衝撃波で地層が崩壊。
地殻津波が世界各地を襲い、地球は瞬く間に死の星と化した。

そして、地球を滅ぼしたアケミは後に地球をほしがっていた宇宙人達恨みを買い、その手によって拉致されて両手足をもがれ。
永遠に肉便所として宇宙の片隅で生き続けるのである。


                           完

488 : ◆6EgzPvYAOI :2015/10/07(水) 00:39:42.08 0.net
「おいおい、超光速程度で惑星はおろか孫衛星だって壊せないって」
「近ごろの若いもんは光速の価値を過大評価しおるわ」
「ふぉっふぉっふぉ、どうせ音速も越えられん未熟者じゃよ」

 なんか、引退したヒーローたちが余裕でお茶会してる。
 まあ、週一で滅びそうにはなるが、そう簡単に世界は滅びない。

>485-486
 もうちょっとプロセスを詳しく記述すると、

ベータレイ・ビル「よし、ちょっと待っていろ」

 RXに神のハンマー“ストームブリンガー”の風の力を込め、対チルソナイト用高速振動剣には雷の力でたっぷりと充電した。
 そのうえで、RXは二刀流でTHEブレインを十文字斬りである。

 その様子を眺めるしかなかったアントマン達。

 だが、背後から一体のバルタン星人が忍び寄り、スタチューに憑依しようと非実体化して……

『そうはさせん、彼女にはもう指一本触れさせんぞ』

 復讐と救済の精霊、スペクターが非実体化したバルタンを掴んで絞殺した。非実体の状態で。
 はっと気づいて振り返り、スペクターの正体を察したスタチュー。

「パパ?パパなの?死んだんじゃなかったの?」
『娘よ。俺は今、訳あって生きても死んでもいない状態でここにいる。
 死の女神デスとの契約で、幾つか仕事をしなくてはいけないのだ。
 だが、それをこなした暁には生き返ることができるという。その時までまっていてくれ……』

 それだけ言い残してその場を去った亡父の物語は、ここでは語られない。

アトム「で、このちっちゃいままのドゥームボットは?」

『おめでとう諸君、なお、このドゥームボットは自動的に消滅する。君を守るのは君自身だ、健闘を祈る』
(爆発)

489 :三代目ナナシ星人:2015/10/07(水) 22:39:55.69 0.net
>>487
零「愚か者め、この刀の錆にしてくれるわ!」

※一方、ようやくアケミがニューヨークに到着したがもう全てが終わっていた後であった。

アケミ「あらら、もう終わったのって……あの人はまさか史上最凶のヒーローの仮面ライダーBlackRXじゃないのよ」

※アケミはRXとアントマン達に事情を伺い事件の終結を悟った。

アケミ「RXさんとそのお友達の皆様、もしよろしければ今夜ニューヨークのレストランを予約しますから一緒に祝勝会を兼ねて食事でもどうでしょうか」

※一方世界各地で暴れていたガラモンの大群は電子頭脳の破壊により全て全機能を停止したと綾から連絡が入った。こうして一連のガラモン事件はこれにて一件コンプリートと相成ったのであった。

アケミ「では今から予約しますので何がいいですか?フランス料理?それとも和食とか?」

490 :三代目ナナシ星人:2015/10/10(土) 23:09:32.75 0.net
アケミ「もうRXさんもアントマンの皆様も何を食べたいのか答えてくださいよ」

※一方宇宙船ロリータエンジェルとキングナナーシはエターナル国に戻り修理とオーバーホールを兼ねて大改修が行われていた。

綾「こりゃ暫くスラッシュクイーン以外は巨大戦力の出撃できないわね。バルタンの連中無茶苦茶やってくれたものね」
技師「幸い資材に関してはガラモンの残骸で困りませんからあまり予算を削らずに済むのが救いです」
綾「とりあえず保守を兼ねてageだ!」

491 : ◆6EgzPvYAOI :2015/10/12(月) 23:27:27.75 0.net
>489-490
結局アントマン達は食事の誘いを辞退した。

ここらへんにはまあ色々とあるのだが言うとネタバレ。

492 :名無しになりきれ:2015/10/14(水) 00:21:09.92 0.net
こうして、アケミはただの剣でいいところをわざわざ巨大ロボットにしたために莫大な国家予算を失い、国の維持ができなくなってしまった。
挙句その剣とロボは世界平和に何にも貢献できず、勝負を決めたのはアントマンとRXである。
野党から滅茶苦茶叩かれた。

おまけにアケミがいるせいでストレッチマンやウルトラマンが地球を助けてくれなくなったので地球が狙われまくる事が判明。
で、アケミ本人は国家予算を垂れ流していらないロボを作るような輩である、こんな奴に地球の平和は守れない。
って言うか小学生に地球の平和を守ってなんかほしくない、不安しかない。
今回はバルタンに油断や慢心があったからかろうじて勝てたが、もっと強い奴が来たらウルトラ兄弟やストレッチマンの助けは必須である。

国連は協議の結果エターナルを国家として認めず、アケミは侵略者だと発言を改めた。
これに伴い、銀連は地球の保護を再開。

とーぜん、今まで静観していたウルトラ戦士とサンダー連邦とストレッチマンとネビュラの星とファイヤーゴッド星とその他もろもろ正義の味方が地球に飛来。
エターナル解体され、先の戦いでぶち壊れたキングナナーシの修理も資材が無いのでできず、応急修理したロリータエンジェルとヤンガリーぐらいしかもう武器の無いアケミは生身で戦うしかなかった。

こうしてアケミは銀河連邦警察にとっ捕まり、刑務所で自殺し、獄死する事になる。

綾は普通にエジプト警察に逮捕された。
エジプトの法で裁かれて、死刑が決まった。

その頃ナナシ星は植物怪獣によって滅ぼされ、ナナシ星人は零含め、意思の無い樹木へと変えられた。
勿論、銀河連邦は地球と同じ理屈で助けなかった。
植物たちはそれで満足し、外惑星へ進行する事は無い、この星で彼らは尽きるのだ。
横暴で上から目線で勝手に文明に介入してきた彼らの滅亡を知り、ある中国人はこういった。

「ざまあみろ、滅ぶべくして滅んだんだ。」

ナナシ星人の残した技術は人類には過ぎた物だとしてヒーロー達に回収された。
それはもう完璧に全て回収された。
矢矧だとかその辺も、作ったのはチートな徳川幕府なので、平和のためにこれも処分された。

こうして、地球に平和と静かさが戻った。
めでたしめでたし。



                                  完

493 : ◆6EgzPvYAOI :2015/10/14(水) 00:40:06.83 0.net
ベータレイ・ビル「そういえば、銀河の彼方でハルクと出会ったんだが。
           あいつ、何があったのだ?」

 その一言は、新たな地球の危機の予兆に過ぎなかった。

 ギャラクティカ宇宙賞金稼ぎに復職したビラ星人チャールズ。
 彼がゴッサム市の場末のバー・ヌーナンで一杯ひっかけていた時の事である。

「エンシェント・ムーン?」
「おおっ、この太陽系の、どっかの衛星にオリオン腕でも指折りの宝石の謎が隠されているってよ」

 この会話も、予兆でしかない。

 ムー海底王国。
 イカール星人ニコライは、この国に雇われていた。
 ムーの王アクアマリンは地上人とのハーフであり、海運財閥海王グループの少年当主海王辰馬という名も持っていた。

「ニコライ君、ボクは、もうすぐ海上を全て支配する。
 その後、海底と地上も順次支配するつもりだ」
「なるほど、そのためにワタクシを呼び込んだのですネ」

 地球は、狙われているのだ。

494 :三代目ナナシ星人の中の人:2015/10/14(水) 19:34:11.55 0.net
>>492
こうなってしまっては私は黙って去るしかありません。
もう物語の修正は無理になりました。
皆様これでお別れです。

なお、この後の物語は残った皆様の手で作り上げて下さい。
私はもう書き込みませんがスレが1000を終えるまで見守っております。

それでは皆様お元気で……

495 : ◆6EgzPvYAOI :2015/10/14(水) 22:33:52.23 0.net
>494
いえ、

「アケミは刑務所で獄死することになる。はずだった」

出来ますよ?

後、アケミの中に実は地球人の血が流れてたとかいないとか?
回収したけど処分していないナナシ星テクノロジーの行方とか?

アケミのクローンでも用意しますか?


グリーンスキン(fromウォーハンマー40K)「植物惑星ナナシ、食イ尽ス」

496 :三代目ナナシ星人の中の人:2015/10/14(水) 22:39:02.29 0.net
確かにそれはそれで面白そうですね。
ですが少し時間を下さい。
新展開にするとしてもキャラの一新は避けられそうにないみたいですし。

さて、復帰を望むのでしたら今度は鬼畜な奴にしてみようかな?

497 : ◆6EgzPvYAOI :2015/10/14(水) 23:31:32.78 0.net
前々から言ってましたよね?
アメコミの「フラッシュポイント」と「ハウス・オブ・M」を組み合わせたイベントがしたいって。

 まあそんなわけで、二代目フラッシュかウルヴァリンをロールしたい人を募集してみたり。

フラッシュの人は「フラッシュポイント」を、ウルヴァリンは「ハウス・オブ・M」を読んでいることが望ましいですね。
それらの作品の改変された世界がここでは同一という趣向で。

でも、フラッシュはDC側の、ウルヴァリンはマーベルの方の事情だけ分かっていればいいし、別の社の事は知らない方がいいかも。
それで「お前誰だ!?」的な反応を楽しんでいただけたら、と、思います。

498 :名無しになりきれ:2015/10/18(日) 23:22:55.05 0.net
※ここは地球の地底奥深くにあるアバン大陸。ここには太古から地底人と呼ばれる人々が暮らしていた。

???「ふふふ……よくも私の友達を虐殺してくれたわね。もう故郷の星も滅んでしまい帰る場所は無い」

※アバン大陸は数日前に現れた一人の少女により侵略されて完全に独裁支配を受けていた。

???「今までの私が甘すぎたわ。地球人と仲良くしようなんてホント馬鹿みたいだったわ。結局連中は自分達の事ばかりの屑ばかりじゃないの」
地底人「閣下、地底マグマミサイル及びテレスドンを始めとする怪獣軍団の準備完了しました!」
???「ふふふ……さぁ史上最大の侵略の始まりよ!私を受け入れなかった上に大切な友達を虐殺した恨み今こそ晴らす時が来たわ!」

※それから数時間後、日本列島は地底マグマミサイルによる攻撃を受けて事実上消滅した。果たして地底国家を乗っ取り地球を侵略しようとしているのは何者なのか?

499 : ◆6EgzPvYAOI :2015/10/18(日) 23:39:30.88 0.net
>498
だがしかし!
地底人たちの更に地下に!
そう!あの!
恐るべき最低人たちが蠢いていたのである!

「さぁ、地底人たちに今日も攻撃するでー」
「「おぅ!」」
「せぇの〜〜」
「「「あほ〜〜!!、あほ〜〜!!」」」

500 :名無しになりきれ:2015/10/19(月) 19:19:13.73 0.net
地底マグマミサイルの攻撃で日本が壊滅、巨大な穴が地球のど真ん中に開いた。
これに伴い巨大な津波と地震が各地を襲い、地上文明は全滅した。
当然地底のアバン大陸も地殻変動で全滅。


無人の野となった地球にはバルタンの残党が降り立ち、地球を第二の故郷とした。


こうして、人類は滅亡し、バルタン星人の奴隷となったのでした。


                             fin

501 :名無しになりきれ:2015/10/19(月) 21:52:31.57 0.net
>>500
???「その男、どうも頭がおかしいみたいだ。そのぐらいでこの地底国家が崩壊するなどありえない」
地底人「ハッ、すぐに処理します!!」
>>500「た、助けてくれ!!」

※その後、>>500を見た者は誰もいない。

???「さて、日本は壊滅させたし今度は地底マグマミサイルを三百発アメリカ大陸に打ち込め」
地底人「マグマミサイル発射!」

※今度はアメリカ大陸が消滅の危機!このままでは地上は謎の女により壊滅確実。これで終わりなのだろうか??

502 : ◆6EgzPvYAOI :2015/10/19(月) 21:54:29.74 0.net
>500
なりません。色々と。

そもそも、なぜ、宇宙人が地球を侵略するかご存知ですか?
それは、けっして地球の地下資源を狙っての事ではありません。それならば、無人の惑星を破砕して取り出した方が手っ取り早いです。

 地球人という種族が宇宙の中における人的資源としてすこぶる優秀だからです。
 こんなちっぽけな惑星上で多種多様な言語を創造したり、比較的短時間で衛星軌道まで到達したり、そういう点が評価されているのです。

なので、今までほとんどの宇宙人は地球木っ端微塵爆弾の類で丸ごと破壊するような簡単な手段を使わないのです。

 ああ、ヴォゴン人は別です。

後、マグマミサイルは穴を開けません、むしろ穴埋め系です。

それに、ほら、聞こえてきませんか……


(……ほぎゃあ、ほぎゃあ……)

503 : ◆6EgzPvYAOI :2015/10/19(月) 22:04:43.37 0.net
ジェノーシャ。ミュータントの国。

マグナス王の次女、ワンダ姫はたった今、無事に双子を出産した。
家族に見守られ、医師として立ち会ったDr.ストレンジの手から彼女に赤子が手渡され……

「それは、夢なのだ夢なのだ夢なのだ……」

…………

ニューヨーク、アベンジャーズタワー。

アベンジャーズ、X-MEN、ジャスティスリーグの面々が揃い、頭を悩ませていた。

プロフェッサー・X「……子供を失ったワンダの見る夢は、次第に現実を侵食しようとしている。
 私の力で抑えるのももう限界に近い……」

そう、ワンダ・マキシモフ、別名スカーレットウィッチの現実改変能力の恐ろしさは底知れず。
ひょっとしたら、眠らせているうちに殺してしまった方がいいのかもしれない、と、悩んでいるのです。

結局結論の出ないまま、彼らは崩壊したジェノーシャへと飛び、そして…………


【いい機会なので、ここから『フラッシュポイント+ハウス・オブ・M』編を始めようと思います】
【予告したと思いますが、かなり厳しい現実改変の嵐です。しばらく見守っていてください】

504 : ◆6EgzPvYAOI :2015/10/19(月) 22:35:38.35 0.net
“スパイダーマン”ピーター・パーカーは不安な目覚めを迎えた。
何が不安なのかわからないが、傍らの妻が金髪をなびかせながら寝返りを打つのを見ると、どうでもよくなった。

セントラルシティ、市警察鑑識課。
法医学者バリー・アレンが転寝から目覚めると、何もかもが変わっていた。

スティーブ・ロジャース大尉は年老いて、日々欝々と過ごしている。

ゴッサム市。
“世界一の軽業師”ディック・グレイソンとウェイン・コーポレーションの御曹司にして世界一の冒険家ブルース・ウェインは無二の親友である。
ブルースの妻セリーナの胎内には新たな生命が宿っている。

そして、“ウルヴァリン”ジェームズ・ハウレットが目覚めると、傍らに仇敵ミスティークが同衾していた。


【アメコミのキャラばかりで何が何やらよく分からないでしょうが、ご容赦を】

505 : ◆6EgzPvYAOI :2015/10/19(月) 22:48:03.81 0.net
アケミ・ナナシの身体に流れる血の半分は、ナナシ星人のものである。

父が星の彼方よりもたらしたものは沢山あるが、肉体的成長を著しく遅らせる効果はいらなかった気がする。
つまり、見た目は子供のまま何年も過ごしてきたのだ。

もうじき、次の国連事務総長を決めるための重要な会議が始まる。
長年の親友にして部下である綾や零たちはきっとなれると信じているが、自分が今その地位に付けるかどうかは不安だ。
何事も、マグナス王の指先一つで決まるのだから。

ポスト・ヒューマン論において彼とはうまくやっていた、つもりだ。
だが、世の中いつも思い通りにはならない。そういうものだ。


【世界は、ここまで改変されました。地底王国はマグマミサイルを撃つとか持つとかする必要がなくなりました】
【アケミは貴種流離譚の主役として出世し、次期国連事務総長候補の一人です】

【アケミが改変前の世界を覚えているかどうか、戻したいかこのままが良いか、そこはお任せします】

506 :名無しになりきれ:2015/10/20(火) 20:19:24.46 0.net
舞台はアケミが獄死した世界へと戻る。


謎の女の攻撃で、日本は壊滅した。
そして、アメリカも300発のミサイルを受け、全滅する。


ここで謎の女も流石に人類が一方的にやられすぎているんじゃないかと思い、念のため地上の様子を確認した。
そこで、彼女は気が付いた。
もう、地上に地上人など一人もいなかったのだ…。

そう、人類は…

人類はとっくに宇宙に文明圏を移していたのである!!!

そう、アケミは獄死した、何故獄死したか、無期懲役を喰らって獄中で老衰したのだ!!
ナナシ星人が老衰するのには数千年かかる。
当然、人類はその間に飛躍的に進歩する。

アバン大陸を占拠した謎の女は怨念ばかりに頭を支配され、時間の感覚を完全に失っていた、失いすぎていたのだ!!


勿論、人類はもうナナシ星人どころか、全員がミスターNを上回る超人ぞろいであり、もう銀河の覇者になっていた!!!
その頂点に立つのは、数千年の時を生きる、最も優秀な人物である。


≪宇宙朝鮮民主主義人民共和国・首都惑星「超平壌」首都「正日」≫
全宇宙の覇者、朝鮮民族の最高指導者、金正恩の元に、地球で異変が起きているという連絡が入ったのは、この惑星の午後一時だった。

正恩「地球?あそこにはもうホモ・サピエンスは残っていないはずだが…」
執事「地底のアバン大陸から地上への攻撃があったようです」
正恩「アバン大陸が?よし、宇宙の平和を守る朝鮮民族としてこの事態は放置できない、すぐにウルトラマンを呼ぶんだ」

この時代、人類=宇宙朝鮮は圧倒的な力で銀河連邦を吸収し、宇宙警備隊もその傘下に収めていた。

ウルトラマン「ウルトラマン、参上しました」
正恩「地球で異常事態が起こっているらしい、ただちに調査に向かってくれ」
ウルトラマン「は!」

こうして、ウルトラマンは地球へ向かった。

507 :三代目ナナシ星人:2015/10/20(火) 20:26:34.49 0.net
※よろしいです。当面のストーリー展開をお任せいたします。

アケミ「エターナル国首相をやめて今じゃ私も次期国連事務総長候補か」
綾「もし落とされても今後は国連本部の重役が約束されている。今後は内部から地球の価値観を変革すべきだろうな」
アケミ「もしなれたら国連本部を人類政府の中枢にして各国家は統治権を除いて解体、代わって国連直属の地球統合政府と統合地球軍を設立しようと考えている」
零「もし実現すればアケミ殿の宿題も無事完了、地球はようやく宇宙ルールに通用する星になりアケミ殿は故郷に帰還できるでござる」
アケミ「今時肌の色が黒い白いなんかで争うなんてナンセンスだからね。じゃそろそろ時間だから」

※こうしてアケミは国連本部の会議へと出席していった。

508 :三代目ナナシ星人:2015/10/20(火) 20:32:11.84 0.net
>>506
もう物語は修正済みです。
さて今回の国連役員編はどうなる事やら?

509 :名無しになりきれ:2015/10/20(火) 22:54:23.92 0.net
金正恩「しまった…、アケミ自殺したって上に書いてあった【ガバッ】」
秘書「おはようございます、総書記、今日の公務を始めましょう」
金正恩「夢か、宇宙朝鮮…はかない夢だったなぁ…地底からミサイルとか来てないよな?」
秘書「はぁ?」
金正恩「…アケミって死んだよね?」
秘書「アケミ?あぁ、エターナルの首相やってた宇宙人でしたら銀連にしょっ引かれて自殺したじゃないですか」
金正恩「あー、ああ、うん…世界はいっぱいあるよね?ちなみにあれだ、ナッシングっていたじゃん」
秘書「あの人はあれですよ、ナナシ星人の少ない種子として銀連に保護されましたよ」
金正恩「うん……あー…よし、公務すっか」
秘書「はい」



おしまい

510 : ◆6EgzPvYAOI :2015/10/20(火) 23:19:42.98 0.net
>507
アケミたちが国連安保理の理事国代表たちを回って選挙活動に勤しんでいる頃。

 世界が変容したことを認識している漢がたった二人。

そのうちの一人、ウルヴァリンはかつてのアベンジャーズやX-MENの所在を、プロフェッサーXの影を求めて走り出した。

 盗んだバイクで。

もう一人、バリー・アレンは自身が持っていたはずのスピードフォースを、フラッシュとしてのアイデンティティを見失っていた。

 代わりに、何よりも取り戻したいと願っていたもの……殺されたはずの母が生きていた。

>506

>正恩「ウルトラマンを呼ぶんだ」

 その命令を受けて地球に向かったのは……実は、ウルトラマンではなかった……道理でなんか黄色っぽかった。


???「……くくくっ、この時代の正恩がたとえどんなに優秀であっても……

     この時代でただ一人のスピードスターを掌握できるものか……」

 そして、偽ウルトラマンはその仮初の姿を置き去りに走り出す。
 過去へ、全ての起点にして終点へ。

 歪んだ世界の時間軸を遡り、踏み砕き、唯一である自分の存在を確定させるために……っ!

>509
世界は書き換えられる……!

正恩「……アケミかぁ。あいつ、宇宙人ハーフのくせに国連事務総長かぁ……くそっ!」
秘書「でも、彼女のおかげで朝鮮半島を統一できたじゃないですか」
正恩「それが奴の出世の踏み台にされたのがなお悔しいんじゃないか!」

…………書き換えられる…………っ!世界が、世界に……っ!!

511 :三代目ナナシ星人:2015/10/22(木) 21:59:21.18 0.net
※今日もアケミは国連の重役・役員に地球政府構想を訴え対話をしていた。

アケミ「意外とアメリカやヨーロッパ各国は受け入れていいと言ってくれたけど中国辺りは頑な態度ね」
綾「アメリカとかは地球政府誕生してもそれなりの地位を保てそうだから応じてくれそうだが中国はまぁ民族的にあれだからな」
アケミ「噂じゃ世界が変容したとかで……私にはピンと来ないけど」
綾「今は自分にできる事を模索して実行するのが先決。さぁそろそろ食事の時間だ」
アケミ「今日はステーキなんかいいわね」

512 : ◆6EgzPvYAOI :2015/10/22(木) 22:47:32.54 0.net
 アケミたちはなんだかピンと来ていないようだが、世界は変わっている。


事の発端は約30年前、
当時まだメタヒューマン問題の活動家だったエリック・マグナス・レーンシャーを、ミュータント・ハンター・ロボット“センチネル”の大群が襲ったことである。
彼は多くのミュータントやその他のメタヒューマン、同調者らとこの危機を乗り越え、逆に陰謀を告発した。
すなわち、「一部のホモ・サピエンス主義者が人類の進化を拒んでいる」と。

この事件を契機としてホモ・スーペリアは市民権を獲得。
エリックはのちに国連より、ミュータント虐待の実験場だった島国ジェノーシャの支配権を与えられた。
エリックは生き別れの子供たちと再会、マグナス一世として即位する。

今や、ホモ・スーペリアは世界の人口の約半分を占め、マグナス王の権威は高まり続けている。

宇宙人のハーフであるアケミが地球で受け入れられ、高い地位にいるのも、彼のおかげだ。
ポスト・ヒューマン論の中で異星人は後天的ミュータントと同じくらい重要な位置付けなのだから。


 と、まあ、歴史は、世界は、常識は、こんな風に書き換わっている。

ひょっとしたらアケミたちはそれ以前の世界を覚えているのかもしれないし、忘れてしまうのかもしれない。
いずれにしても、自分自身をしっかりとつかんでおくことだ……


……そうそう、何度か触れたが、“改変前の元の世界”を覚えている人物は三人いる。

513 :名無しになりきれ:2015/10/24(土) 00:06:06.93 0.net
ストレッチマン「……いかん、寝てた。うおお!!何か現実が書き換えられているではないか!!そんな事をしてはいかん!!」

ストレッチマンは椅子に座った。

ストレッチマン「椅子に座って、手を後ろに回し、片方の手をもう片方の手でもって、引っ張ろう、そして、引っ張った手の方向に、首を傾けるよー」


地球・日本
「あれ?え?何で地球に普通に宇宙人のハーフがこんなにいるんだ!!」
「アケミが国連の重要人物!?ふざけんな!地球が終わっちまう!」
「おい!頭の中に声がするぞ!皆!椅子に座るんだ!腰かけろ!」


英国
「椅子だ!ありったけの椅子を街道に並べるんだ!!」
「座れ!座って後ろに手を回して、片方の手をもう片方の手で引っ張るんだ!!」

アメリカ
「くっそおお!俺達は操られていたのか!」
「何かおかしい気がしてたんだ!もう好き勝手にはさせないぞ!!」

インド
「皆!ここに、ここに座りなさい」
「老師、あなたにも聞こえたんですね!」
「滅びるべきものが蘇り、世界をむしばんでいる、私達はそれに抗わねばなら無い」

アバン大陸
「例え…私達の存在が消えても…」
「世界を…あるべき姿に…」
「首を引っ張っている方に傾けるんだ!」

イラク
「かつて世界を滅亡へと傾けた過ちの償いを…今…」
「のびーる!のびーる!ストップ!!」

ウルトラの国
ウルトラの父「数をかぞえてみよーーーーーー!!」

R惑星
バルタン星人「いーーーーーーーーーーち!!」

北朝鮮
金正恩「にーーーーーーーーー!!」

海底
ノンマルト「さーーーーーーーーーーーん!!」

東京
南光太郎「しーーーーーーーーーーーーーー!!」

ストレッチマン「ごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

55555555555SSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSS!!

514 :名無しになりきれ:2015/10/24(土) 00:07:20.48 0.net
ストレッチマン「うわーーっはっはっは!ストレッチ・パワーが、肩と首の間に…貯まって、きただろう」

そう言って、現実を改変した何者かにストレッチ・パワーをありったけぶつけて過去と未来、全ての宇宙、全ての世界から生まれる前に消し去ろうとするストレッチマン
だが…

ストレッチマン「……しまった、吾輩も老いたな」

彼の足が、さらさらと砂になっていく。

ストレッチマン「こんなところで老衰を迎えるとは……うむ、やむおえん、寿命だしな」

自分の人生に頷くと、ストレッチマンは粒子となって消えたもはやストレッチマンが蘇る事は無いだろう。

人々の記憶も、時間と共に元に戻ってしまう。
後に残ったのは、よくわからん世界だけである…。

515 : ◆6EgzPvYAOI :2015/10/24(土) 00:19:14.08 0.net
>513-514
???「……ふぅ、危なかった。まさかストレッチマンが覚えていたとは」

 時空の狭間の方で、何者かが冷や汗を拭っていた。

「しかし、スピードフォースで奴の寿命を加速させる事が出来て良かった。
 後は、アケミたちがはっきり思い出して俺の、俺たちの邪魔をしないことを祈るか」
「なに、あの小娘どもが元に戻す動機はないさ。あいつ以外にとって世界はうまく回っている」
「そうだな、『皆が幸せになれる世界』になったんだからな……」

「……しかし、妙だな。
 本当なら、徐々に切り替わるのではなく、初めからそうであったはずなのだが」
「何かが、アンカーのように引っかかっているのか?
 例えば……デッドプールか?奴は超次元を知覚できる」
「いや、今の奴はただの陽気で健康なおっさんだ」
「では、バットマイトは?あれは容赦なく介入し“カイゼン”を始めるだろう」
「それらしい痕跡はない」
「とすると……」

516 :三代目ナナシ星人:2015/10/27(火) 23:17:55.22 0.net
アケミ「ああ今日も忙しいわ!」
綾「とりあえず保守です!!」
アケミ「それにしても次の展開はまだ?」

517 : ◆6EgzPvYAOI :2015/10/27(火) 23:28:27.38 0.net
>516
そちらが今後、どういう方向性に持っていくか、で、分岐します。

 改変された世界を、戻すか、そのままか。
 原因を突き止めようとするか否か。

ああ、疑問があればどうぞ。随時お答えしますんで。

>438
この世界にアンパンマンはいないと思うんですよ。
でも、やなせたかし先生は生きてるし、水木しげる先生は左腕があります。

518 : ◆6EgzPvYAOI :2015/10/28(水) 01:14:29.54 0.net
あ、そうそう。

国連事務総長を決める前に、マグナス王の誕生記念式典が開催されます。
アケミも式典に招待されていますよ。

今のマグナス王は地球の実質的な支配者あるいは指導者。
彼の信頼を確実なものにできれば、それは栄耀栄華への一歩。

519 :EU軍兵士(cv大塚明夫):2015/10/28(水) 19:03:33.78 0.net
そこまでして長生きしたいのか?兵士なら出てきて戦え!

520 :名無しになりきれ:2015/10/28(水) 20:13:20.31 0.net
金正恩「ここで、世界は並行して進んでいるアケミが獄中で死んだ世界に戻る」

宇宙の覇者となった総書記のお言葉と共に、舞台は一度平衡世界に戻る。

地底マグマミサイルの調査に向かったウルトラマン(正体は別人だったのはアケミが自殺した世界)は、マグマミサイルの発射地点である地底にウルトラコンバーター片手に飛び込んだ。

ウルトラマン「この気配…数千年前に滅んだナナシ星人の感覚に似ている」

ウルトラマンはミサイルの軌跡を追跡し、遂にアバン大陸に到達した。

ウルトラマン「地底に大陸があったなんて…」

狼狽えるウルトラマン。
果たして彼を待つ者は…。

521 :名無しになりきれ:2015/10/29(木) 20:01:19.50 0.net
>>520
侵入してきたウルトラマンの前に無数の赤い巨人達が完全に包囲する!
そして巨人達は赤い炎をウルトラマンに向けて次々と発射!ウルトラマンは地底の底へと落下していく。

522 :名無しになりきれ:2015/11/01(日) 03:11:18.18 0.net
ウルトラマンは態勢を立て直すと、高速回転、必殺のウルトラセパレーションを放った。
20人に分身したウルトラマンは高速移動で包囲を突破しつつ、回転しながらスぺシウム光線を乱射した。
爆発し四散していく赤い巨人たち。
同時、ウルトラマン一個分隊が地上への脱出を図る。

523 :三代目ナナシ星人:2015/11/04(水) 19:14:20.57 0.net
アケミ「ここがマグナス王様の屋敷……というか大きなお城ね」
綾「ものすごく迫力がある城だな」

執事「ようこそマグナス城へ。国連大使のアケミ様とその秘書の綾様でございますね」

綾「うわぁ、いかにも一流の執事様がお出ましですか」

執事「私はセバスチャンと申します。これから皆様を客間へとご案内いたします」
アケミ「ありがとう」

※こうしてアケミ達はセバスチャンに案内されて一路客間へと案内される。そこには各国のVIPが多数出席していた。


???「くくくっ、世界中のVIPが沢山いるな。さて、コイツラの命を奪って世界を大混乱に陥れてやるかな?」

524 : ◆6EgzPvYAOI :2015/11/05(木) 21:54:48.54 0.net
>519
 兵士じゃないから。

>520-525
 分身ウルトラマンが地上に出た時、そこにいたのは……

「くくくっ、懐かしい顔が並んでいるな……」
「いやまったく、こんな時にはとても頼もしいでござんす」

 機械仕掛けの巨竜、儀夜龍を操るサイボーグ少女、エヴァ・シンクレア。
 鉤爪の一本に緑色の指輪をはめたビラ星人、チャールズ:ザ・クロー。

 義体の少女は滅び去った世界を見守るものとして時の狭間を行ったり来たりしていた。
 ギャラクティカ宇宙賞金稼ぎは長年の研鑽と努力が実を結び、グリーンランタン・コアに迎えられていた。

「過去の時間軸の変容と崩壊についてだったな?」
「時はまさに世紀末、Time to comeであるがゆえに時を越えて、でござんす」

>523
 東欧の小国ラトヴェリアの王、ビクター・フォン・ドゥーム。
 海底王国アトランティスの王、アーサー・ザ・アクアマンとその息子ネイモア・ザ・サブマリナー夫妻。
 地底帝国モールピアの帝王モール・キング。
 ワカンダ・アフリカ連邦の“ブラックパンサー”ティチャラ国王。
 ケニアの“ストーム”オロロ皇女。
 イングランドのブラドック国王夫妻。

 スターク・テックグループの御曹司、トニー・スターク。
 ウェイン・コーポレーションの後継者、ブルース・ウェイン。
 銀河帝国クリーの使節団。
 クリプトン星の大使、カル・エル。
 ルーサー・コープのレックス・ルーサーCEO。

 ざっと上げただけでもこれだけのVIPがいて、そのうちの一人でも殺せるなら全世界を滅ぼせるのと同義である。

 そして、彼らに囲まれてもアケミの立ち振る舞いは負けていなかった。物理的なサイズはともかく。


【そして、この会場に故あって殴り込みをかける連中の事は、この次に】
【で、アケミは改変された世界をどう認識しているのか、あるいは認識していないのか、そこをぜひ聞かせてください】

525 :三代目ナナシ星人:2015/11/15(日) 20:54:32.01 0.net
遅れて申し訳ありません!

質問に答えますとアケミは世界改変の件は特に意識しておりません。

アケミ「しかしすごいVIPの皆様ね」
綾「本当にすごいメンツだわ。もしコイツラが全員死んだら世界は大混乱だろうな」
アケミ「しっ!縁起でもない事言わないで」

※そこへ会場内にアナウンスが流れる……

「マグナス王様のおなーりー!!」

※ついにアケミ達も前に姿を表す世界の黒幕マグナス王様!果たしてその正体は?

526 :名無しになりきれ:2015/11/15(日) 22:09:46.66 0.net
ウルトラマン「お前は!エヴァ・シンクレア!それとビラ星人!今回の事件の黒幕はお前達か!」

現れた凶悪宇宙人二体に、構えをとるウルトラマン!
地底からマグマミサイルを撃ってきたのがこの二人だとウルトラマンは思ったらしい。

ウルトラマン「今度は一体何をたくらんでいる!」

527 : ◆6EgzPvYAOI :2015/11/16(月) 00:54:07.02 0.net
>525
 ジェノーシャの王、マグナス一世ことエリック・マグナス・レーンシャー。

 本来の世界では“マグニート”の通称で知られた大物ミュータントである。
 (「X-MEN」の、ヘルメットをかぶった磁力使いの敵役の彼である)

 パーティー会場に姿を見せたマグナス王の傍らには、ローナとワンダの二人の姫、ピエトロ王子、ワンダの二人の子供。
 この一家のうち、ワンダだけがホモ・スーペリアでないホモ・サピエンス(この世界では旧人類扱いされる)であるのは公然の秘密である。

 さて、マグナス一家のお出ましの直後。
 会場を警護していた巨大ロボット兵器センチネルが一機、コントロールを外れて墜落してきた。
 それも、王のいる会場中心めがけて。

 マグナス王とローナが磁力を操ってそれを宙に留める。
 だが、その中から現れた襲撃者たちが、マグナスめがけて襲い掛かってきた!

>526
「「なんでやねん」」

 エヴァは(一応)地球人だし、このビラ星人は宇宙の平和を守るグリーンランタンの一員である。

「まあ、今更この次元で何が起きようとも私の存在には誤差の範囲でしか無い筈なのだがな」
「僅か0.00031%とはいえ介入できるお方がいるのであれば、グリーンランタン・コアとしてもご助成願え、と」
「この数値でわかると思うが、この現象の全体から見ればマグマミサイルなんか何も起きてないに等しい。
 過去の大改編なのだよ、問題は……まあ、定義付けの問題でもあるな」
「おかげで、コアの存在の方が揺らぎを抱えているのでごザンス。
 大分裂期の記憶とか記録とかが混乱を抱えていて、その特異点がこの星だったのでごザンス。
 宇宙で二番目のコンピュータ、ディープ・ソートのいうことだから間違いないでごザンス」

 結局、彼らも何が何だかわかってないのであった。

528 : ◆6EgzPvYAOI :2015/11/16(月) 01:29:18.67 0.net
 ここで、時間を襲撃の少し前に巻き戻そう。

 ゴッサム市、ウェイン・マナー。
 館の主トーマス・ウェインは息子夫婦の友人たちを歓待していた。

 カル・エル大使やセミッセラのダイアナ皇女。
 エンターティナーのディック・グレイソンにサイモン・ウィリアム、オズワルド・コブルポッドら。
 ビジネス上はライバルだがプライベートでは親しいトニー・スタークやオリバー・クイーンたち。

 大盛況のパーティーに、不意に謎めいたマントの男が姿を見せた。
 そのマントの下から現れた少女の目が光り、一同は残らず昏倒した。

「みんな、ゴメンね。ボクも苦しんだからおアイコ、ってわけにもいかな……」
「黙れスパイディッ!!」
 そう叫んだ“バットマン”と、それに反応して首を絞めかけた“クラーク・ケント”だが、“スパイダーマン”の深い悲しみをたたえた瞳と流れる涙に手を緩める。

「知ってる顔も、そうでないのもいるな」
「ああ、僕が知っているのは彼と彼女と彼と……」
「で、やっぱりお前が知らないのをオレが知っている、と……」
 そんな言葉を交わすのは“ウルヴァリン”と“フラッシュ”である。

 喪われた仲間たちを求めて全米を走り回る覚悟であったジェームズ・ハウレットであった。
 が、自分の知らないことを知り自分の知ることを知らない男、バリー・アレンと出会ったことでやり方を変えた。
 再びニューヨークへ向かったジェームズは、二人の知ることを共に知る少女、レイラ・ミラーと出会う。
 彼女や彼女を保護していたルーク・ケイジたちと合流し、レイラのパワーによって仲間たちの記憶を取り戻して回っているのだ。

 その中でも特にスパイダーマン、それに今回のバットマンとスーパーマンは、とてつもなく辛いことになっている。
 彼らはみな、この改変された世界で「失われた筈の家族」とともに暮らしていたのだから。

 だが、結局彼らは立ち上がる。“願いの叶った世界”を振り捨てて。
 世界を変えた元凶と目される、マグニートを倒すため。

529 :名無しになりきれ:2015/11/16(月) 19:57:23.02 0.net
>>527
ウルトラマンから見ればエヴァは宇宙人だし、ビラ星人の方は過去にアケミに味方している。

ウルトラマン「…?ああ、そうか、わかった」

またよくわからない事を言う二人に、ウルトラマンはとりあえずわかったふりをして去っていく。
マグマミサイルと関係ない事さえわかれば、用は無いのである。

ウルトラマンは地底の大陸の事をウルトラサインで超平壌の総書記の元へ連絡する。
すぐに、地底大陸を探査すべく宇宙朝鮮の艦隊が地球へ来て、この謎の反乱を鎮圧する事だろう。

宇宙の平和はこうして、朝鮮民族の手で守られていくのだ。

おしまい。

530 : ◆6EgzPvYAOI :2015/11/18(水) 01:01:18.42 0.net
>529
 と、思ったのだが……

 宇宙朝鮮艦隊が来て地球内部を探査したが、地底大陸の痕跡すら発見できなかった。
 マグマミサイルが使用された痕跡はあったのだが、どう見ても地表からマントル層を通過して別の地点に出たとしか思えなかった。

 一方、超平壌にはゴジラが表れてプルガサリと激闘を繰り広げた。
 町の一角を吹き飛ばした挙句双方海に消え、消息は途絶えた。
 見失ったというより水に溶けたといった方がいいような調査結果だった。

 場面は再び地球。
 エヴァとチャーリーは宇宙一のコンピュータ『ディープ・ブルー』即ち地球の再起動を諦めるしかなかった。
 先のマグマミサイルは惑星内部の演算機構の致命的な部位を連続的に破壊していた。
 これにより、「人生、宇宙、その他全ての究極の疑問」もまた永久的に失われたのだ。

 仮初の平和は潰えようとしていた。
 というか、宇宙とは平和の対義語なのだから、ありもしない宇宙の平和など守れるはずがない。

 だから、敢えて言うなら、宇宙の政治的に秩序だった状態は崩れ去ろうとしていた。
 首謀者など初めからいない。秩序が自ら崩壊し混沌を生み出していた。
 文化文明は衰退し、星々の行き来は途絶え、忘れ去られた。

 銀河帝国に崩壊の時が来たのだ。

531 : ◆6EgzPvYAOI :2015/11/18(水) 03:33:57.91 0.net
>528
 そして、収まらない男が一人。

コブルポッド「な、なぜこのわしがバットマンどもと仲良くなど……こ、このペンギン様がっ!?」

 本来の世界ではバットマンの宿敵の一人なのが、この世界では友人扱いなのだから。
 この屈辱を晴らすため、さらにバッツたちと行動を共にする必要があるのがまた。

 なお、ジョーカーを探す試みは端から放棄している。
 いったい誰がジョーカーになったのか元の世界でもわかってなかったし、この世界だと大惨事な展開になりかねないし。

 イオンパワーを使う“ワンダーマン”サイモン・ウィリアムスが仲間になったので、バリーはあることを頼んだ。

「……本当に、君に落雷を誘導するのか!?」
「ああ、やってくれ。僕が“フラッシュ”になるために……大丈夫、その時も僕は生きてた」

 ゴロピカドーン。

「……気分はどうだい?」
「……これが、スピードフォース、か……」

 バリーがパワーを取り戻したついでに、サイモンもお零れに預かっていた。

「ところでワンダーマン、この世界のワンダの子供たちの父親って……」
「……すまん、そのあたりが良く思い出せないんだ……」
「……子供……ああっ!」

 大事なことを思い出せないワンダーマンと、厄介なことを思い出したウルヴァリン。
 ちょうどその瞬間に現れたのが諜報機関S.H.I.E.L.D.のエリート部隊レッドガード。
 その部隊を率いているのはこの世界でのウルヴァリンの交際相手ミスティークことレイヴン・ダークホルム。
 そして、隊員の中にいたのは……
「パパ!戻ってきて!」「いい加減にしやがれくそ親父!」
 ウルヴァリンのクローン体である少女、“X-23”ローラと、不肖のモヒカン息子“駄犬”アキヒロであった……

……例によってレイラのパワーで改変前の記憶を取り戻したミスティーク隊だが、どのみちアキヒロは父を殺そうとしていた。
 で、血みどろの親子喧嘩は“妹”ローラに二人揃って制圧されるのが何時もの事である。

 とにかく、頭数は揃った。
 ブルースたち招待組は別行動でジェノーシャに乗り込み、主力はS.H.I.E.L.D.のヘリキャリアを乗っ取った。
 そして、>527の襲撃につながるのである。

532 :名無しになりきれ:2015/11/18(水) 19:34:13.78 0.net
>>530
金周恩「よくわからんがなんか我が宇宙朝鮮の秩序が乱れ始めている、これはゆゆしき事態だ」

周恩は虚空に手をのばし、一振りした。
するとどうだろう、偉大なる総書記の壮大な力により、星々の行き来は戻り、文化文明は輝きを取り戻し、各惑星の政治的秩序は優れた朝鮮民族の手で再び強固な物へと整えられた。

周恩はその偉大な力を持って、宇宙の物理法則を宇宙朝鮮の人々に都合のいいように塗り替えたのだ。

周恩がいる限り、この宇宙の…いや、もう宇宙ではない、宇宙朝鮮の未来に一辺の暗がりも訪れる事は無いのだ。

かつてギレン・ザビが言った「人類は我々優れたジオン国国民に管理運営されることによって初めて永遠に存在する事が出来るのだ」が、ジオン国民が朝鮮人民に変わって実践されているのである。

別にもう本編にかかわる事もないのだし、宇宙朝鮮は平和で、差別の無い幸せな世界がこれからも続くでしょうでいいのだ。
めでたしめでたし。

533 :三代目ナナシ星人の中の人:2015/11/23(月) 20:45:03.12 0.net
※最近本当に忙しいです……

 ろくに書き込みできず誠に申し訳ございません。

 とりあえず保守します。

534 :三代目ナナシ星人:2015/11/29(日) 20:20:22.60 0.net
アケミ「ふっ、」

※突如として襲ってきた輩はアケミと綾の影に潜んでいた零により瞬殺された。
 だが、部屋の扉の向こう側から不気味な笑い声が響き渡る!

ミスターN「ふはははははははは!私の兵隊を瞬殺するとは大したものだな」
アケミ「あれ?貴方は確か??どうしたんだろう……記憶が混乱してる」

※時間の改変の影響は史上最悪の存在の復活を果たしてしまっていた!あのミスターNが復活してしまったのだ。

ミスターN「さーて世界の王様よ、今から死んでもらうよ。そして他ならぬ私がこの地球の王となるのだっ!」

※ミスターNから著しいエネルギー反応!どうやらマグナス王を本気で消すつもりだ!果たしてアケミはどうするのか?

535 : ◆6EgzPvYAOI :2015/11/29(日) 21:37:46.24 0.net
>534
【あ、>527の式典会場は屋外です。この辺り「ハウス・オブ・M」をなぞってますので】

 結果として露払いの役目をはたして消えたミスターNの私兵の後から、本来の襲撃者が……ヒーローたちが飛び出す!

ウルヴァリン「今のは何だったのかしらねェが、やっちまえ!」
 マグナス王の近辺を守るエリート中のエリート、レッドガードたちと激しい戦いが始まった!
 そして、>524のVIPたちの中の数人もそれに呼応してアクションを起こす……

 まず、トニー・スタークとブルース・ウェインが秘かにその場を離れていた。
 レックス・ルーサーは離れた場所に控えていた妻ロイス(正史ではクラーク・ケントの妻ロイス・レーンだが「スーパーマン:レッドサン」準拠)に指示を出す。
 ティチャラとオロロ、アトランティス王家が戦いに加わり襲撃者と戦いだす。

 そんな中で、大使カル=エルが礼服の胸元をはだけると、中に見えるは『S』のマーク!
 すなわち、“スーパーマン”がその姿を顕わにして、一気にマグナス王を捕まえんと飛び出す!
 立ちふさがった“メガロマニア”ベリントン・カーネギーを鎧袖一触に吹き飛ばし……
 超高速で飛び出した“クイックシルバー”ピエトロを“フラッシュ”バリー・アレンは追いついて押しとどめる!

ピエトロ「なっ……!スピードスターはもういないはず……貴様がバリー・アレンか!」
バリー「僕の事を知っている……お前も、リバース・フラッシュの仲間かっ!?」

 スーパーマンの前に立ちはだかるレックス・ルーサー。
 ちょうどそんなレックスの上にコンテナが降ってきて、流石のスーパーマンも思わず立ち止まる。
 だが、弾けたコンテナの中から出てきたのは、ルーサー・コープで開発中のパワードスーツ“メタルウルフ”であった。

ルーサー『HaHaHa! Let's Party!!』
ロイス『レックス、ついでだからこの無駄に煌びやかなマグナス城も吹き飛ばしましょうよ』

536 :名無しになりきれ:2015/12/01(火) 23:52:40.88 0.net
誰も話についていけていない…。

537 :三代目ナナシ星人:2015/12/18(金) 22:19:56.44 0.net
私も同感ですね。

しかしすっかり人がいなくなったね……

とりあえず年末ぐらいは放置してから年始になって落ち着いてから新シリーズでもはじめようかしら?

538 :三代目ナナシ星人:2015/12/30(水) 17:51:00.50 0.net
保守を兼ねて今年最後の挨拶を……

今年も色々とありました!
来年は正直マシなご時世になるといいですね。

前にも書いた通り新シリーズは来年開始の予定です!

では皆様良いお年を

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