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MMT Modern Monetary Theory Part.148

87 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2024/02/08(木) 19:02:03.60 ID:eflaNGMDa.net
>>59
 MMT派経済学者のスコット・フルワイラーの13年前の研究とブランシャールの最近の研究の違いは、前者が債務の持続性の問題をMMTのレンズから分析していることだ。当面は長期金利rが経済成長率gを下回るので債務が持続可能とするブランシャールと異なり、フルワイラーは(米日英豪加のような)自らが発行する主権通貨建てで借金をする政府は、債務の持続可能性に不可欠な条件(r <g)を常に満たせることを指摘している。市場金利を受け入れる必要はない。ワルフラワーから見れば「ブランシャールの財政の持続性に関する考え方は、国債の金利という主要な変数が民間の金融市場で決定されると想定している点において誤っている」。
 つまり、債務の持続可能性に対してブランシャールの方が慎重な見方をしているのは、金利が最終的に跳ね上がり、ギリシャやアルゼンチンで起きたような債務危機に繋がる可能性を想定しているからだ。しかしアメリカは(ユーロで借り入れをしていた)ギリシャや、(米ドル建て財務をデフォルトしてた)アルゼンチンとは違う。アメリカが米国債の金利を自らコントロールできなくなることはあり得ない。フルワイラーの言葉を借りれば、国債の金利は「政治経済的要因」である。つまり政治家は常に市場金利に勝てるのだ。

Stephanie Kelton

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