山形の老舗が妖怪「アマビエ」の和菓子　酒店とのコラボ新作も [ひよこ★]

ひよこ ★

https://mainichi.jp/articles/20200429/k00/00m/040/090000c
毎日新聞2020年4月29日 16時49分(最終更新 4月29日 16時50分)

https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/04/29/20200429k0000m040092000p/9.jpg
＜食べ物編６＞山形市の老舗和菓子店が製造・販売している和菓子の「アマビエ」＝日高七海撮影

　新型コロナウイルスの感染が拡大する中、山形市十日町3の老舗和菓子店「乃し梅本舗佐藤屋」が疫病を鎮めるとされる妖怪「アマビエ」の和菓子を作った。佐藤慎太郎社長（40）は「必要としてくれる人がいるなら、それを作るのも仕事。これを機に和菓子のおいしさを再発見してもらえたら」と話す。【日高七海】

　アマビエは海中から現れ、人々に豊作や疫病を予言するといわれる半人半魚の妖怪。くちばしのような口を持ち、首から下はうろこにおおわれ3本の足があるとされる。ツイッターなどのSNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）で新型コロナの終息を願い「♯アマビエチャレンジ」といったハッシュタグを使い、アマビエの絵やグッズなどを投稿する人が増えていることや周囲からの声も受け、制作した。

　子供たちに親しみを持ってもらえるように配色は淡い紫やピンクなどを使い、キャラクター感を演出。また、頭部に金粉をつけることで水の中から光り輝いて出てくる様子を再現するなど、細部にまでこだわった。購入者からは「コロナを少し忘れられる」と好評という。

　アマビエと和菓子3種が入った商品は1セット1300円（税抜き）。事前予約制。問い合わせは、同店のツイッターのダイレクトメッセージや同店（xxx・xxx・xxxx）などで受け付ける。

https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/04/29/20200429k0000m040093000p/9.jpg
純米酒専門店「LaJomon（ラジョウモン）」とコラボレーションした和菓子「星降る夜に」＝2020年4月24日午後3時47分、日高七海撮影

　佐藤屋は純米酒専門店「LaJomon（ラジョウモン）」（同市平清水）とタッグを組み、星空をイメージしたようかん「星降る夜に」も手がける。佐藤屋の商品「空ノムコウ」にコクを出すために純米酒「にいだしぜんしゅ　めろん3・33」と金箔（きんぱく）を加えたもので、純米酒専門店の開店3周年を記念し、2日間限定で販売予定だったが、ツイッターで人気に火が付いた。現在は予約販売のみで、6月21日が最終受け付けとなる。LaJomonの熊谷太郎代表（50）は「和菓子と日本酒が合うと知ってもらいたい。また、きれいなものを味わうことで明るい気持ちになってほしい」と話している。問い合わせは、同店のホームページか同店（xxx・xxx・xxxx）。

山形の老舗が妖怪「アマビエ」の和菓子 酒店とのコラボ新作も [ひよこ★]

山形の老舗が妖怪「アマビエ」の和菓子　酒店とのコラボ新作も [ひよこ★]