【台湾にゅ～すo(^-^o)(o^-^)o】日本時代の要塞司令部、修復始まるレジャー要素備えた文化パークに [ひよこ★]

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2020/05/07 12:00

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「基隆要塞司令部」修復工事の着工式に参加する基隆市政府関係者ら＝同市政府提供

（基隆中央社）日本統治時代に北部・基隆に建設された軍事指揮機関「基隆要塞司令部」の修復工事が5日、着工した。総工費は1億3542台湾元（約4億8000万円）。着工式に出席した林右昌市長は、完成後は民間業者に運営を委託して再活用すると説明し、歴史・文化とレジャーが融合した新たな経済モデルを創出したいと意欲を示した。

文化部（文化省）や同市政府文化局の資料によれば、基隆要塞司令部が設置されたのは1903（明治36）年で、現在残る建物は1929（昭和4）年に竣工した。現地の気候に合わせ、強い日差しを遮れる広い廊下や大きめの排水口、通気口などが設けられている。2010年に同市の古跡に登録された。

同市は基隆港東岸に点在する文化財5カ所の修復・再活用を目指す基隆市のプロジェクトを進めており、基隆要塞司令部は最後の1カ所。このほかに対象となっているのは、「基隆要塞司令官邸」（市定古跡）、旧日本軍の士官宿舎「基隆要塞司令部校官眷舎」（同）、旧日本軍重砲兵連隊の「旭丘指揮所」（歴史的建造物）、水産ビルを前身とする「漁会（漁協）正浜大楼」（同）など、明治から昭和にかけて建設された建物。

全ての修復が完了した後には、地元の文化クリエーティブ産業との融合を図り、文化パークとして運営される予定で、マルチメディア展示やワークショップなどが実施される。交通の利便性を高めるため、305台の車が駐車できる立体駐車場の建設も2億台湾元（約7億1000万円）を投じて進められるという。

基隆要塞司令部の工期について同市政府は、来年の旧正月前の完成を目指したいとしている。

（王朝ギョク／編集：塚越西穂）

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